JP2003056114A - 天井吊りボルト用ハンガーと止め具とその施工方法 - Google Patents
天井吊りボルト用ハンガーと止め具とその施工方法Info
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- JP2003056114A JP2003056114A JP2001244908A JP2001244908A JP2003056114A JP 2003056114 A JP2003056114 A JP 2003056114A JP 2001244908 A JP2001244908 A JP 2001244908A JP 2001244908 A JP2001244908 A JP 2001244908A JP 2003056114 A JP2003056114 A JP 2003056114A
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 長い吊りボルトの所望位置にハンガーをワン
タッチで簡単に装着しうるようにし、10kgの大きな
外力にも耐えうるようにした、ハンガーと止め具とその
施工方法の提供を課題とする。 【解決手段】 天井吊りボルト1に装着するための穿設
孔5を有する上端の水平杆6と下端の天井骨組み材2支
持用の釣り杆7と繋ぎの垂直杆8とからなるハンガー3
において、該穿設孔5は前方を開口9させ後方内面に雌
の螺子溝10を刻設し、前記水平杆6と垂直杆8の屈曲
角11を上方に突出させて折返片12を付設し、該折返
片12と垂直杆8の上端に止め具4を嵌合させるための
嵌合孔13を穿設した天井吊りボルト用ハンガー3を構
成するものである。
タッチで簡単に装着しうるようにし、10kgの大きな
外力にも耐えうるようにした、ハンガーと止め具とその
施工方法の提供を課題とする。 【解決手段】 天井吊りボルト1に装着するための穿設
孔5を有する上端の水平杆6と下端の天井骨組み材2支
持用の釣り杆7と繋ぎの垂直杆8とからなるハンガー3
において、該穿設孔5は前方を開口9させ後方内面に雌
の螺子溝10を刻設し、前記水平杆6と垂直杆8の屈曲
角11を上方に突出させて折返片12を付設し、該折返
片12と垂直杆8の上端に止め具4を嵌合させるための
嵌合孔13を穿設した天井吊りボルト用ハンガー3を構
成するものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、天井吊りボルト用ハン
ガーと止め具とその施工方法に係るものであり、更に詳
しくは、天井骨組み材支持用のハンガーと長いボルトへ
の装着を容易にした止め具とその施工方法に関するもの
である。
ガーと止め具とその施工方法に係るものであり、更に詳
しくは、天井骨組み材支持用のハンガーと長いボルトへ
の装着を容易にした止め具とその施工方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】軒天井等の建築下地における野縁を取り
付けには、従来は図11に示すように天井骨組み材Fを
支持させるためのハンガーHを、天井の吊りボルトVに
取り付けるが、吊りボルトVは2m近くと非常に長いの
で、目的の位置まで上下のナットN1,N2を繰り返し
回さなければならないことが最大の欠点となっている。
そのため、実公平2−35045号の先行技術は、板ス
プリングによって圧接する方式を提案している。然し吊
りボルトには10kgの大きな外力が加わるので、板ス
プリングでは位置ずれをして実用化することができなか
った。
付けには、従来は図11に示すように天井骨組み材Fを
支持させるためのハンガーHを、天井の吊りボルトVに
取り付けるが、吊りボルトVは2m近くと非常に長いの
で、目的の位置まで上下のナットN1,N2を繰り返し
回さなければならないことが最大の欠点となっている。
そのため、実公平2−35045号の先行技術は、板ス
プリングによって圧接する方式を提案している。然し吊
りボルトには10kgの大きな外力が加わるので、板ス
プリングでは位置ずれをして実用化することができなか
った。
【0003】そこで、この点を改良した特開平5−14
9318号公報や特開平6−66307号公報、および
実開平3−45017号公報の支持具も提案されてい
る。しかし、これ等の技術は、部品の数が多く、取り付
け時に落ちやすかったりするために吊りボルトへの固着
が今一つで煩雑さがあり、これ等も実用化することがで
きずに今日に至っている。
9318号公報や特開平6−66307号公報、および
実開平3−45017号公報の支持具も提案されてい
る。しかし、これ等の技術は、部品の数が多く、取り付
け時に落ちやすかったりするために吊りボルトへの固着
が今一つで煩雑さがあり、これ等も実用化することがで
きずに今日に至っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の事情に鑑み本発
明は、長い吊りボルトの所望位置にハンガーをワンタッ
チで簡単に装着しうるようにし、10kgの大きな外力
にも耐えうるようにした、ハンガーと止め具とその施工
方法の提供を課題とする。
明は、長い吊りボルトの所望位置にハンガーをワンタッ
チで簡単に装着しうるようにし、10kgの大きな外力
にも耐えうるようにした、ハンガーと止め具とその施工
方法の提供を課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を達成
するために、天井吊りボルトに装着するための穿設孔を
有する上端の水平杆と下端の天井骨組み材支持用の釣り
杆と繋ぎの垂直杆とからなるハンガーにおいて、該穿設
孔は前方を開口させ後方内面に雌の螺子溝を刻設し、前
記水平杆と垂直杆の屈曲角を上方に突出させて折返片を
付設し、該折返片と垂直杆の上端に止め具を嵌合させる
ための嵌合孔を穿設した天井吊りボルト用ハンガーを構
成するものである。
するために、天井吊りボルトに装着するための穿設孔を
有する上端の水平杆と下端の天井骨組み材支持用の釣り
杆と繋ぎの垂直杆とからなるハンガーにおいて、該穿設
孔は前方を開口させ後方内面に雌の螺子溝を刻設し、前
記水平杆と垂直杆の屈曲角を上方に突出させて折返片を
付設し、該折返片と垂直杆の上端に止め具を嵌合させる
ための嵌合孔を穿設した天井吊りボルト用ハンガーを構
成するものである。
【0006】また、本発明は上記課題を達成するため
に、天井吊りボルトにハンガーを装着するための止め具
において、該止め具が基部とクリップ部の一体物からな
り、該クリップ部は基部から突出したU字形状で平行と
並列の四弾性嵌合片からなり、該嵌合片は先端にハンガ
ーの嵌合孔に嵌合させるための凸部を有し、前記U字形
付け根の内面に雌の螺子溝を刻設した天井吊りボルト用
ハンガー止め具を構成するものである。
に、天井吊りボルトにハンガーを装着するための止め具
において、該止め具が基部とクリップ部の一体物からな
り、該クリップ部は基部から突出したU字形状で平行と
並列の四弾性嵌合片からなり、該嵌合片は先端にハンガ
ーの嵌合孔に嵌合させるための凸部を有し、前記U字形
付け根の内面に雌の螺子溝を刻設した天井吊りボルト用
ハンガー止め具を構成するものである。
【0007】更に本発明は上記課題を達成するために、
天井吊りボルトにハンガーを止め具で装着するための施
工方法において、天井吊りボルトの所望位置にハンガー
の穿設孔を挿入する工程と、クリップ部が基部から突出
したU字形状で平行と並列の四弾性嵌合片からなる止め
具にて嵌合する工程のみでハンガーを装着しうるように
し、該装着がハンガーの嵌合孔に止め具の四弾性嵌合片
先端の凸部を嵌合させるとともに、ハンガーと止め具に
刻設した雌の螺子溝をボルトに嵌合させるようにした天
井吊りボルト用ハンガーと止め具の施工方法を構成する
ものである。
天井吊りボルトにハンガーを止め具で装着するための施
工方法において、天井吊りボルトの所望位置にハンガー
の穿設孔を挿入する工程と、クリップ部が基部から突出
したU字形状で平行と並列の四弾性嵌合片からなる止め
具にて嵌合する工程のみでハンガーを装着しうるように
し、該装着がハンガーの嵌合孔に止め具の四弾性嵌合片
先端の凸部を嵌合させるとともに、ハンガーと止め具に
刻設した雌の螺子溝をボルトに嵌合させるようにした天
井吊りボルト用ハンガーと止め具の施工方法を構成する
ものである。
【0008】
【発明の実施の形態】次に本発明の天井吊りボルト用ハ
ンガーと止め具とその施工方法を、以下図面に基づいて
詳述する。
ンガーと止め具とその施工方法を、以下図面に基づいて
詳述する。
【0009】図1は、本発明の天井吊りボルト用ハンガ
ーと止め具とその施工方法の一実施例を示す分解斜視
図、図2は、本発明の天井吊りボルト用ハンガーの止め
具の一実施例を示す正面図、図3は、同止め具の一実施
例を示す平面図、図4は、同止め具の一実施例を示す右
側面図、図5は、図3をA−A線で切断した断面図であ
る。図6は、本発明の天井吊りボルト用ハンガーの一実
施例を示す正面図、図7は、同ハンガーの一実施例を示
す平面図、図8は、同ハンガーの一実施例を示す左側面
図、図9は、図7をB−B線で切断した断面図である。
図10はスプリングの正面図である。
ーと止め具とその施工方法の一実施例を示す分解斜視
図、図2は、本発明の天井吊りボルト用ハンガーの止め
具の一実施例を示す正面図、図3は、同止め具の一実施
例を示す平面図、図4は、同止め具の一実施例を示す右
側面図、図5は、図3をA−A線で切断した断面図であ
る。図6は、本発明の天井吊りボルト用ハンガーの一実
施例を示す正面図、図7は、同ハンガーの一実施例を示
す平面図、図8は、同ハンガーの一実施例を示す左側面
図、図9は、図7をB−B線で切断した断面図である。
図10はスプリングの正面図である。
【0010】先ず図1で、本発明の概要を説明する。天
井吊りボルト1は天井骨組み材2を支持させるためのハ
ンガー3であり、ハンガー3をボルト1に装着させるた
めに本発明の止め具は4を用いるものである。ハンガー
3は、ボルト1に装着するための穿設孔5を有する上端
の水平杆6と、下端の天井骨組み材2支持用の釣り杆7
と、水平杆6と釣り杆7とを接続する垂直杆8とからな
っている。
井吊りボルト1は天井骨組み材2を支持させるためのハ
ンガー3であり、ハンガー3をボルト1に装着させるた
めに本発明の止め具は4を用いるものである。ハンガー
3は、ボルト1に装着するための穿設孔5を有する上端
の水平杆6と、下端の天井骨組み材2支持用の釣り杆7
と、水平杆6と釣り杆7とを接続する垂直杆8とからな
っている。
【0011】そして穿設孔5は、前方を開口9させ後方
内面に雌の螺子溝10を刻設している。また水平杆6と
垂直杆8の屈曲角11を上方に突出させて折返片12を
付設し、折返片12と垂直杆8の上端には、止め具4を
嵌合させるための嵌合孔13,13,13,13を四個
穿設している。
内面に雌の螺子溝10を刻設している。また水平杆6と
垂直杆8の屈曲角11を上方に突出させて折返片12を
付設し、折返片12と垂直杆8の上端には、止め具4を
嵌合させるための嵌合孔13,13,13,13を四個
穿設している。
【0012】一方、止め具4の方は、基部14とクリッ
プ部15の一体物からなり、クリップ部15は基部14
から突出したU字形状で平行に並列した四個の弾性嵌合
片16,16,16,16からなっている。そして嵌合
片16,16,16,16は、先端にハンガー3の嵌合
孔13,13,13,13に嵌合させるための凸部1
7,17,17,17を有している。またU字形の内面
には、雌の螺子溝110を刻設している。
プ部15の一体物からなり、クリップ部15は基部14
から突出したU字形状で平行に並列した四個の弾性嵌合
片16,16,16,16からなっている。そして嵌合
片16,16,16,16は、先端にハンガー3の嵌合
孔13,13,13,13に嵌合させるための凸部1
7,17,17,17を有している。またU字形の内面
には、雌の螺子溝110を刻設している。
【0013】本発明の止め具4の詳細は、図2乃至図5
に示している。即ち、止め具4は合成樹脂製であるが、
ボルト1とハンガー3に強固に嵌合する方式にしている
ので、要求される10kgの耐荷重に十分耐えることが
できる。止め具4は、基部14とクリップ部15の一体
物からなっているが、図3と図5に示すように、基部1
4は、長方形で中抜き18,18,18の外形のみから
なっている。基部14の先端は連接して突出したクリッ
プ部15を形成している。
に示している。即ち、止め具4は合成樹脂製であるが、
ボルト1とハンガー3に強固に嵌合する方式にしている
ので、要求される10kgの耐荷重に十分耐えることが
できる。止め具4は、基部14とクリップ部15の一体
物からなっているが、図3と図5に示すように、基部1
4は、長方形で中抜き18,18,18の外形のみから
なっている。基部14の先端は連接して突出したクリッ
プ部15を形成している。
【0014】クリップ部15は、上からみると図3のよ
うに、U字形付け根の基部14に接する中央部分が半円
弧状19で、嵌合片16,16がU字形状に二本略平行
に突出している。略平行にというのは、正確には図3に
示すように、先端が若干開き加減20にしているからで
ある。また横からみると図2に示すのように、基部14
と接して嵌合片16,16が二本略並列状に突出してい
る。ここで略並列状にというのは、正確には図2に示す
のように、上列の上端と下列の下端は平行に突出してい
るが、上列と下列の間の間隔は、先端が若干開き加減1
20に狭められているからである。
うに、U字形付け根の基部14に接する中央部分が半円
弧状19で、嵌合片16,16がU字形状に二本略平行
に突出している。略平行にというのは、正確には図3に
示すように、先端が若干開き加減20にしているからで
ある。また横からみると図2に示すのように、基部14
と接して嵌合片16,16が二本略並列状に突出してい
る。ここで略並列状にというのは、正確には図2に示す
のように、上列の上端と下列の下端は平行に突出してい
るが、上列と下列の間の間隔は、先端が若干開き加減1
20に狭められているからである。
【0015】この平行と並列に突出した四本の嵌合片1
6,16,16,16は、図3に示すように、基部14
から傾斜状21に先端を薄く形成22しているので、弾
力を有する弾性体となっている。そして最先端には、左
右に張り出した凸部17,17,17,17を有してい
る。この凸部17,17,17,17は、ハンガー3の
嵌合孔13,13,13,13に嵌合させるためのもの
である。
6,16,16,16は、図3に示すように、基部14
から傾斜状21に先端を薄く形成22しているので、弾
力を有する弾性体となっている。そして最先端には、左
右に張り出した凸部17,17,17,17を有してい
る。この凸部17,17,17,17は、ハンガー3の
嵌合孔13,13,13,13に嵌合させるためのもの
である。
【0016】そしてU字形付け根の基部14に接する中
央部分の半円弧状19内面には、雌の螺子溝110を刻
設している。この雌の凹状螺子溝110は、吊りボルト
1の螺子ピッチと同一で、吊りボルト1に嵌装しうるよ
うになっている。さらに、半円弧状19に続くU字形の
内面には、図5に示すように、山状の突起23,23,
23,23を付設するようにしてもよい。この山状突起
23,23,23,23は、雌の凹状螺子溝110に嵌
装した吊りボルト1がカチット填まって、抜け止めの役
目を果たすことになる。
央部分の半円弧状19内面には、雌の螺子溝110を刻
設している。この雌の凹状螺子溝110は、吊りボルト
1の螺子ピッチと同一で、吊りボルト1に嵌装しうるよ
うになっている。さらに、半円弧状19に続くU字形の
内面には、図5に示すように、山状の突起23,23,
23,23を付設するようにしてもよい。この山状突起
23,23,23,23は、雌の凹状螺子溝110に嵌
装した吊りボルト1がカチット填まって、抜け止めの役
目を果たすことになる。
【0017】本発明のハンガー3の詳細は、図6から図
9に示している。ハンガー3は、前方上端の水平杆6
と、下に垂れた垂直杆8と、後方下端の釣り杆7とから
なっている。釣り杆7は、上向きコの字状の鍵形で、天
井骨組み材2を上から挿入して支持させるものである。
そのため図6に示すように、その先端には抜け防止の突
出片24を設けている。水平杆6は、図7に示すよう
に、先端にボルト1を装着するための円形の穿設孔5を
有している。そして、本発明の穿設孔5は、ボルト1の
下から通すのではなく、前方からボルト1を入れるよう
に、前方を開口9させた開放口にしている。
9に示している。ハンガー3は、前方上端の水平杆6
と、下に垂れた垂直杆8と、後方下端の釣り杆7とから
なっている。釣り杆7は、上向きコの字状の鍵形で、天
井骨組み材2を上から挿入して支持させるものである。
そのため図6に示すように、その先端には抜け防止の突
出片24を設けている。水平杆6は、図7に示すよう
に、先端にボルト1を装着するための円形の穿設孔5を
有している。そして、本発明の穿設孔5は、ボルト1の
下から通すのではなく、前方からボルト1を入れるよう
に、前方を開口9させた開放口にしている。
【0018】穿設孔5の後方円弧部には、図9に示すよ
うに、下向きの舌片25を有しており、その内面には雌
の螺子溝10を刻設している。雌の螺子溝10は、吊り
ボルト1の螺子ピッチと同一で、吊りボルト1に嵌装し
うるようになっている。円弧部の両端には、図7に示す
ように、切欠部26,26が設けられている。この切欠
部26,26は、吊りボルト1に嵌合させた際、抜け止
めの役目をするようになっている。
うに、下向きの舌片25を有しており、その内面には雌
の螺子溝10を刻設している。雌の螺子溝10は、吊り
ボルト1の螺子ピッチと同一で、吊りボルト1に嵌装し
うるようになっている。円弧部の両端には、図7に示す
ように、切欠部26,26が設けられている。この切欠
部26,26は、吊りボルト1に嵌合させた際、抜け止
めの役目をするようになっている。
【0019】本発明のハンガー3は、図9に示すよう
に、水平杆6と垂直杆8の屈曲角11を上方に突出させ
て折返片12を付設している。このように折返片12を
設けたのは、止め具4と一体に嵌合させるためるためで
ある。そのために、折返片12には図8と図9に示すよ
うに、左右に嵌合孔13,13を二個穿設している。ま
た垂直杆8の上端にも、図8と図9に示すように、左右
に嵌合孔13,13を二個穿設している。
に、水平杆6と垂直杆8の屈曲角11を上方に突出させ
て折返片12を付設している。このように折返片12を
設けたのは、止め具4と一体に嵌合させるためるためで
ある。そのために、折返片12には図8と図9に示すよ
うに、左右に嵌合孔13,13を二個穿設している。ま
た垂直杆8の上端にも、図8と図9に示すように、左右
に嵌合孔13,13を二個穿設している。
【0020】図10に示すように、ハンガー3の水平杆
6に載置するスプリング30は、穿設孔5の内周を彎曲
部31で囲み、嵌合孔13に向かって屈曲させて両側に
挿入部32,32を形成し、嵌合孔13に挿入する際、
係合片33,33を外方に突出させ、更に挿入後、係合
片34,34を内方に突出させて、スプリング30を嵌
合孔13に挿入した後に安定して嵌合孔13に係合でき
るように形成されている。
6に載置するスプリング30は、穿設孔5の内周を彎曲
部31で囲み、嵌合孔13に向かって屈曲させて両側に
挿入部32,32を形成し、嵌合孔13に挿入する際、
係合片33,33を外方に突出させ、更に挿入後、係合
片34,34を内方に突出させて、スプリング30を嵌
合孔13に挿入した後に安定して嵌合孔13に係合でき
るように形成されている。
【0021】本発明の天井吊りボルト1にハンガー3を
止め具4で装着する施工方法は、次の工程で行なわれ
る。先ず天井吊りボルト1の所望位置に、図1に示すハ
ンガー3の穿設孔5を挿入する。その際、天井吊りボル
ト1の螺子溝がスプリング30の彎曲部31に係合する
とともに、穿設孔5には、雌の螺子溝10が刻設されて
おり、これが同一ピッチの、天井吊りボルト1の雄の螺
子溝に嵌合して天井吊りボルト1にハンガー3を仮止め
する。
止め具4で装着する施工方法は、次の工程で行なわれ
る。先ず天井吊りボルト1の所望位置に、図1に示すハ
ンガー3の穿設孔5を挿入する。その際、天井吊りボル
ト1の螺子溝がスプリング30の彎曲部31に係合する
とともに、穿設孔5には、雌の螺子溝10が刻設されて
おり、これが同一ピッチの、天井吊りボルト1の雄の螺
子溝に嵌合して天井吊りボルト1にハンガー3を仮止め
する。
【0022】この状態で、止め具4の基部14から突出
したU字形状のクリップ部15の嵌合片16,16,1
6,16を嵌合させる。右の嵌合片16,16と、左の
嵌合片16,16で、ボルト1を挟むようにする。また
上の嵌合片16,16と、下の嵌合片16,16で、ハ
ンガー3の水平杆6を挟むようにして嵌合する。
したU字形状のクリップ部15の嵌合片16,16,1
6,16を嵌合させる。右の嵌合片16,16と、左の
嵌合片16,16で、ボルト1を挟むようにする。また
上の嵌合片16,16と、下の嵌合片16,16で、ハ
ンガー3の水平杆6を挟むようにして嵌合する。
【0023】嵌合片16,16,16,16は、先端が
薄く22、しかも弾力性を有する合成樹脂製であるの
で、先端は屈曲し復元しうる弾性体からなっている。こ
の四本の弾性嵌合片16,16,16,16を、ボルト
1から、ハンガー3の四個の嵌合孔13,13,13,
13へと挿入する。四本の嵌合片16,16,16,1
6は、左右に開き加減20になっているので先端はボル
ト1に入りやすく、また上下に開き加減120になって
いるのでハンガー3の水平杆6にも入りやすくなってい
る。
薄く22、しかも弾力性を有する合成樹脂製であるの
で、先端は屈曲し復元しうる弾性体からなっている。こ
の四本の弾性嵌合片16,16,16,16を、ボルト
1から、ハンガー3の四個の嵌合孔13,13,13,
13へと挿入する。四本の嵌合片16,16,16,1
6は、左右に開き加減20になっているので先端はボル
ト1に入りやすく、また上下に開き加減120になって
いるのでハンガー3の水平杆6にも入りやすくなってい
る。
【0024】このハンガー3を止め具4にて、ボルト1
に装着する嵌合工程は、嵌合片16,16,16,16
の先端の凸部17,17,17,17が、ハンガー3の
嵌合孔を突き抜けて、両側に広がって掛止されることに
よって嵌合させる。この時、止め具4のU字形の半円弧
状に刻設されている雌の螺子溝110がこれが同一ピッ
チの、天井吊りボルト1の雄の螺子溝に嵌合する。即ち
本発明の施工方法は、止め具40を嵌合させる工程のみ
で取り付けは完了する。
に装着する嵌合工程は、嵌合片16,16,16,16
の先端の凸部17,17,17,17が、ハンガー3の
嵌合孔を突き抜けて、両側に広がって掛止されることに
よって嵌合させる。この時、止め具4のU字形の半円弧
状に刻設されている雌の螺子溝110がこれが同一ピッ
チの、天井吊りボルト1の雄の螺子溝に嵌合する。即ち
本発明の施工方法は、止め具40を嵌合させる工程のみ
で取り付けは完了する。
【0025】本発明のハンガーと止め具は、必ずしも全
てに適用しなくてもよい。例えば、5m長に対して1m
間隔で天井吊りボルトがある場合、両端の吊りボルト
は、ハンガーを従来のナットで微調整して位置決めし、
中四本の吊りボルトに本発明の止め具を使用するように
してもよい。
てに適用しなくてもよい。例えば、5m長に対して1m
間隔で天井吊りボルトがある場合、両端の吊りボルト
は、ハンガーを従来のナットで微調整して位置決めし、
中四本の吊りボルトに本発明の止め具を使用するように
してもよい。
【0026】
【発明の効果】本発明のハンガーと止め具を使用して、
長い吊りボルトにハンガーを取り付ける施工をすれば、
ハンガーをワンタッチで簡単に装着することができる。
長い吊りボルトにハンガーを取り付ける施工をすれば、
ハンガーをワンタッチで簡単に装着することができる。
【0027】本発明のハンガーと止め具を使用して、長
い吊りボルトにハンガーを取り付ける施工方法は、嵌合
が完全で弛むことがない。
い吊りボルトにハンガーを取り付ける施工方法は、嵌合
が完全で弛むことがない。
【0028】本発明の止め具を使用したハンガーは、1
0kgの大きな荷重にも十分耐えることができる。
0kgの大きな荷重にも十分耐えることができる。
【図1】本発明の天井吊りボルト用ハンガーと止め具と
その施工方法の一実施例を示す分解斜視図である。
その施工方法の一実施例を示す分解斜視図である。
【図2】止め具の一実施例を示す正面図である。
【図3】同止め具の一実施例を示す平面図である。
【図4】同止め具の一実施例を示す右側面図である。
【図5】図3をA−A線で切断した断面図である。
【図6】天井吊りボルト用ハンガーの一実施例を示す正
面図である。
面図である。
【図7】同ハンガーの一実施例を示す平面図である。
【図8】同ハンガーの一実施例を示す左側面図である。
【図9】図7をB−B線で切断した断面図である。
【図10】スプリングの正面図である。
【図11】従来の天井吊りボルト用ハンガーと止め具を
示す斜視図である。
示す斜視図である。
1 天井吊りボルト
2 天井骨組み材
3 ハンガー
4 止め具
5 穿設孔
6 ハンガーの水平杆
7 ハンガーの釣り杆
8 ハンガーの垂直杆
9 ハンガーの穿設孔の開口
10 ハンガーの螺子溝
110 止め具の螺子溝
11 ハンガーの屈曲角
12 ハンガーの折返片
13 ハンガーの嵌合孔
14 止め具の基部
15 止め具のクリップ部
16 止め具の嵌合片
17 止め具の嵌合片の凸部
18 止め具の中抜き部分
19 止め具の半円弧状
20 止め具の左右列の開き加減の状態
120 止め具の上下列の開き加減の状態
21 止め具のクリップ部の傾斜状
22 止め具のクリップ部の薄い弾性体
23 止め具のクリップ部の山状突起
24 ハンガーの釣り杆の突出片
25 ハンガーの穿設孔後方の下向き舌片
26 ハンガーの穿設孔左右の切欠部
30 スプリング
F 天井骨組み材
H ハンガー
N1,2 ナット
V ボルト
Claims (5)
- 【請求項1】 天井吊りボルトに装着するための穿設孔
を有する上端の水平杆と下端の天井骨組み材支持用の釣
り杆と両者を接続する垂直杆とからなるハンガーにおい
て、該穿設孔は前方を開口させ後方内面に雌の螺子溝を
刻設し、前記水平杆と垂直杆の屈曲角を上方に突出させ
て折返片を付設し、該折返片と垂直杆の上端に止め具を
嵌合させるための嵌合孔を穿設したことを特徴とする天
井吊りボルト用ハンガー。 - 【請求項2】 前記ハンガーの水平杆に前記穿設孔を囲
み前記嵌合孔に係合する係合片を設けたスプリングを載
置した請求項1記載の天井吊りボルト用ハンガー。 - 【請求項3】 天井吊りボルトにハンガーを装着するた
めの止め具において、該止め具が基部とクリップ部の一
体物からなり、該クリップ部は基部から突出したU字形
状で平行と並列の四個の弾性嵌合片からなり、該嵌合片
は先端にハンガーの嵌合孔に嵌合させるための凸部を有
し、前記U字形付け根の内面に雌の螺子溝を刻設したこ
とを特徴とする天井吊りボルト用ハンガー止め具。 - 【請求項4】 天井吊りボルトにハンガーを止め具で装
着するための施工方法において、天井吊りボルトの所望
位置にハンガーの穿設孔を挿入する工程と、クリップ部
が基部から突出したU字形状で平行と並列の四弾性嵌合
片からなる止め具にて嵌合する工程のみでハンガーを装
着しうるようにし、該装着がハンガーの嵌合孔に止め具
の四弾性嵌合片先端の凸部を嵌合させるとともに、ハン
ガーと止め具に刻設した雌の螺子溝をボルトに嵌合させ
るようにしたことを特徴とする天井吊りボルト用ハンガ
ー用止め具の施工方法。 - 【請求項5】 前記天井吊りボルトの所望位置にハンガ
ーの穿設孔を挿入する工程において、前記スプリングを
ボルトに係合する請求項4記載の天井吊りボルト用ハン
ガー用止め具の施工方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001244908A JP2003056114A (ja) | 2001-08-10 | 2001-08-10 | 天井吊りボルト用ハンガーと止め具とその施工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001244908A JP2003056114A (ja) | 2001-08-10 | 2001-08-10 | 天井吊りボルト用ハンガーと止め具とその施工方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003056114A true JP2003056114A (ja) | 2003-02-26 |
Family
ID=19074763
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001244908A Pending JP2003056114A (ja) | 2001-08-10 | 2001-08-10 | 天井吊りボルト用ハンガーと止め具とその施工方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003056114A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100865088B1 (ko) * | 2007-10-25 | 2008-10-23 | 김남영 | 천정 패널 고정용 행거 |
KR101009466B1 (ko) | 2010-10-19 | 2011-01-19 | 주식회사 유신건축종합건축사사무소 | 천정용 보드 고정장치 |
CN110081125A (zh) * | 2015-08-26 | 2019-08-02 | 株式会社东全 | 悬吊式隔振器 |
-
2001
- 2001-08-10 JP JP2001244908A patent/JP2003056114A/ja active Pending
Cited By (6)
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WO2009054704A2 (en) * | 2007-10-25 | 2009-04-30 | Nam-Young Kim | Hanger for fixing ceiling panel |
WO2009054704A3 (en) * | 2007-10-25 | 2009-07-02 | Nam-Young Kim | Hanger for fixing ceiling panel |
KR101009466B1 (ko) | 2010-10-19 | 2011-01-19 | 주식회사 유신건축종합건축사사무소 | 천정용 보드 고정장치 |
CN110081125A (zh) * | 2015-08-26 | 2019-08-02 | 株式会社东全 | 悬吊式隔振器 |
CN110081125B (zh) * | 2015-08-26 | 2021-06-15 | 株式会社东全 | 悬吊式隔振器 |
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