【書類名】 明細書
【発明の名称】 地下構造物用蓋
【特許請求の範囲】
【請求項１】 地下構造物の開閉口を塞ぐ蓋であって、手かぎに設けられた係止部を差し込む開口を蓋本体の縁部上面に有しており、開口は手かぎの係止部を受け入れる袋穴に通じており、袋穴は開口幅よりも拡がった左右側部を有し、そこへ、開口に差し込んだ手かぎの係止部を受け入れて係止可能であり、さらに、手かぎの係止部を開口から袋穴内に差し込み蓋本体を取り外す際に支点となる支持部を開口の縁部よりの袋穴部に突設したことを特徴とする地下構造物用蓋。
【請求項２】 手かぎはほぼＴ字型の係止部を有しており、開口は、蓋本体の縁部から中心方向へ向かうほぼＩ字型又はＴ字型の平面形状を有し、かつ上記係止部を差し込み可能な大きさを有している請求項１記載の地下構造物用蓋。
【請求項３】 支持部は、袋穴の底部から開口へ向かって突出し、かつ開口及び蓋本体の縁部において側面に位置する切り欠き状の切欠口のどちらをも塞ぐことなくそれらとの間に隙間を保っている請求項１記載の地下構造物用蓋。
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は地下構造物の開閉口を塞ぐ蓋に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
地下構造物に用いられている蓋はマンホール蓋などと呼ばれ、重量物のため開蓋には手かぎ、或いはバールなどと称される開蓋用の工具が使用される。開蓋用工具には様々な種類のものがあるが、Ｔ字型の係止部を持ったものについては実公昭５８−５７１２号に示される考案があった。同考案の場合、係止部を差し込む孔の両側に相対した張出し上縁部を設けてＴ字両端の引っ掛けを可能にしている。しかし同考案の構造を実施した場合、受枠に食い込んでいる蓋をバールでこじるときにバールの位置が定まらず、バールが逃げて力が入りにくいという問題があった。さらに、バールをバール孔に挿入して蓋を引き上げるときにはバールが滑ったりがたついたりするという問題があった。
【０００３】
受枠に食い込んだ蓋をこじって開くためには特許第３０４４４３１号に示されているような開閉具を用いることが有効である。しかし同発明の開閉具のようなものは工具として特殊であり、作業上も蓋の縁を跨いで受枠に係止する必要があるなど不便で作業性が良くないという問題があった。また同発明におけるバール孔は上面のみ開口する袋穴状のため、土砂やごみなどが内部に溜まりやすく、しかも掻き出しにくいという欠点があった。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
前記の点に着目した本発明は、安定した開蓋作業を可能にする地下構造物用蓋を提供することを課題とする。また本発明の他の課題は、土砂やごみなどを掻き出しやすい袋穴を有する地下構造物用蓋を提供することである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
前記の課題を解決するため本発明に係る地下構造物用蓋は、手かぎに設けられた係止部を差し込む開口を蓋本体の縁部上面に有しており、開口は手かぎの係止部を受け入れる袋穴に通じており、袋穴は開口幅よりも拡がった左右側部を有し、そこへ、開口に差し込んだ手かぎの係止部を受け入れて係止可能であり、さらに、手かぎの係止部を開口から袋穴内に差し込み蓋本体を取り外す際に支点となる支持部を開口の縁部よりの袋穴部に突設するという手段を講じたものである。
【０００６】
【発明の実施の形態】
本発明に係る地下構造物用蓋は、地下構造物内へのアプローチのための開閉口を塞ぐいわゆるマンホール蓋などを含む蓋が対象である。この種の蓋は開閉口の形状等に応じて円形や三角形或いは長方形の蓋などがあり、また材質としてはダクタイル鋳鉄製のものを主として金属製が大部分を占めている。開閉口は受枠に設けられており、開閉口即ち受枠側には蓋本体を受け支えるための構造が設けられている。
【０００７】
蓋本体を開閉口から取り外すために手かぎが用いられる。手かぎはバールと称されるものと同様の開蓋工具であり、その端部に係止部が設けられている。手かぎは棒状の部分を有し、その先端部などの一端に係止部を有しているが、この係止部はほぼＴ字型の平面形状を有していることが望ましい。ほぼＴ字型の係止部を有する開蓋工具は、受け枠に食い込んでいる蓋本体をこじり上げる作業に引き続いて、受枠から引きずり出すような場合にも適している。
【０００８】
蓋本体は、その縁部上面に、手かぎに設けられている係止部を差し込むための開口を有している。開口は係止部を差し込むための口であり、それ以上のものでもそれ以下のものでもない。そして開口が手かぎの係止部を受け入れる大きさと形態を有し、かつまた開口内は袋状の穴であることによって、係止部は開口の下側において蓋本体に係止可能となる（請求項１記載の発明）。
【０００９】
手かぎがほぼＴ字型の係止部を有している場合、開口は、蓋本体の縁部からほぼＴ字型係止部を差し込み可能な幅の直線状に、即ちほぼＩ字型の平面形状に形成することができる（請求項２記載の発明）。このときほぼＴ字型の係止部を縦にして開口へ差し込み、袋穴内で９０度向きを変えて蓋本体に係止させることになる。開口はまた、蓋本体の縁部から中心方向へ向かうほぼＴ字型の平面形状に形成しても良く、そのときには手かぎのＴ字型を蓋本体のＴ字型の開口に合わせるようにして係止部を差し込み、蓋本体に係止させることができる。平面形がＴ字型の係止部を有する手かぎであっても、工具本体には直状のものや首がやや曲がったものなどの変形があり、それらのどれも本発明の蓋に使用可能であることが望ましい。
【００１０】
このような構成において、手かぎの係止部を開口から袋穴内に差し込み、蓋本体を取り外す際に、支点となる支持部が開口の縁部よりの袋穴部に突設される。開口は袋穴に通じているので、請求項１記載の支持部は、袋穴部分の底部から開口へ向かって突出するように設けることができる。支持部を支点として開蓋する場合、力点は手かぎの他の部分であり、作用点は蓋本体即ち開口の内方のどこかということになる。開口は、さらに、蓋本体の縁部において側面に位置する切り欠き状の切欠口にも通じることができる（請求項３記載の発明）。これは、袋穴が切欠口と通じていると言っても良いので、袋穴に土砂やごみが溜まった場合に切欠口から掻き出すことを容易にする。前記の支持部は、開口及び切欠口のどちらをも塞ぐことがなく、かつそれらの間に隙間を保つように設けられることが望ましい。この隙間により、袋穴に溜まっている土砂やごみなどを掻き出すことが容易になる。
【００１１】
【実施例】
以下、図示の実施例を参照して本発明をより詳細に説明する。図１は、蓋本体１０の縁部の上面に、縁部から蓋本体中心方向へ向かうほぼＩ字型の平面形状を有する開口１１を有する実施例１に関する。開口１１は、手かぎ５０の先端の係止部５１を受け入れるべく拡大した空間から成る袋穴１２に通じており、かつまた外方は縁部に達していて側面に位置する切欠口１３にも通じている。
【００１２】
袋穴１２は、開口１１と切欠口１３以外では外部に通じていない袋状の穴であり、袋穴１２の底部１４は外方１４′が１段高い段状になっており、高い方の底部がそのまま切欠口１３の下端部となっていて、外部から土砂やごみ、水などが侵入しても地下構造物内へ通過させない構造である。袋穴１２の左右側部１５、１６は開口幅よりも拡がって、ほぼＴ字型の係止部５１の横棒部分を受け入れて係止可能となり、また袋穴１２の先端１７は蓋本体１０の中心方向へ拡がっていて、ほぼＴ字型の係止部５１の差し込みを可能としている。
【００１３】
支持部１８は、底部１４の外方１４′の部分に開口１１へ向かって突出するように設けられているが（図３（ｂ））、しかし開口１１よりも幅が小さく、隙間１９が形成されるようになっている。開口１１及びそれよりも幅広の袋穴１２との間に隙間１９を保つ支持部１８は、開口幅を拡大した切欠口１３とも通じている（図１（ｂ））。支持部１８は上端部にて手かぎ５０を支えるのに適した高さを有し、またそれ自体の強度を増すとともに、手かぎ５０を袋穴内で取り扱う際のガイドとなり、また土砂やごみを掻き出しやすくするための傾斜状又は段状に形成された基部２０を前面（内面）に有している（図２（ａ）、（ｂ）参照）。
【００１４】
実施例１の場合、手かぎ５０は首の曲がったＴ字型の係止部５１を有し、その係止部５１を縦にして開口１１へ差し込み（図４（ａ））、袋穴内にて９０度軸周りに回転させて（図４（ｂ）、（ｃ））、蓋本体１０に係止させることになる。開蓋方法については、後で実施例２とともに説明する。なお、当然のことながら袋穴１２の先端１７から支持部１８の前面までの距離はＴ字型の係止部５１の幅よりも大きく、袋穴１２の内部の高さは係止部５１の差し込み方向の寸法よりも大きくなっている。
【００１５】
図５はほぼＴ字型の開口３１を有する本発明の実施例２について示しており、開口３１は、Ｔ字型の係止部の幅よりもやや大きく形成された横長部３１′を前方（内方）に有している。この横長部３１′の幅は袋穴部３２の幅とほぼ同寸であり、開口３１も外方ではやや幅を拡大して切欠口３３に通じている。袋穴３２の底部３４とその外方３４′、外方の左右側部３５、３６及び先端３７の態様は実施例１の場合と同様である。そして底部３４の外方３４′の部分に支持部３８が左右壁部との間に隙間３９を形成するように設けられており、支持部３８は傾斜状に形成された前面（内面）を有する基部４０を持ち得る。
【００１６】
実施例２の場合手かぎ５０′は真直な工具本体の先端部にほぼＴ字型の係止部５１′を有するものとして示されており（図７及び図８）、ほぼＴ字型の係止部５１′を同様にほぼＴ字型の開口３１、横長部３１′に合わせて差し込み、そのまま後方へ手かぎ５０を傾ければ良い。従って実施例２の蓋本体１０の場合、手かぎ５０の差し込みが容易であり、実施例１のときのように差し込む方法を考えるとか、差し込み後に９０度向きを変えるというような操作が不要になる。
【００１７】
開蓋方法について説明する。実施例１の場合には、図９に示すように開口１１から袋穴１２に係止部５１を差し込み、手かぎ５０を後方へ傾けることによって係止部５１を袋穴先端１７の掛け止め部４１に突き当て（図４（ｃ）も参照のこと。）、手かぎ５０の首の曲がり部付近を受枠４２の上端を支点４４として、てこ作用により蓋本体１０をこじり（図９（ａ））、受枠４２に対する食い込みを外す状態にする。受枠４２に対して動かし得る状態となった蓋本体１０に対して手かぎ５０の向きを変えたのち後方へ引き、係止部５１を袋穴１２の左右側部１５、１６に係止させ、内方突部４３と支持部１８とによって蓋本体１０を支え（図９（ｂ））、手かぎ５０を外方かつ上方へ引き上げ（図１１（ａ））、受枠４２の外へ引きずり出すようにする（図１１（ｂ）参照）。
【００１８】
実施例２の場合には、図１０に示すように開口３１、横長部３１′から袋穴部３２に係止部５１′を差し込み、先端３７の掛け止め部４１に突き当て（図８も参照）、手かぎ５０′を後へ傾けることによって、受枠４２の上端を支点４４として蓋本体１０をこじり（図１０（ａ））、受枠４２に対する食い込みを外す。次いでそのまま手かぎ５０′を後へ引き、係止部５１′を袋穴３２の左右側部３５、３６に係止させて、内方突部４３と支持部３８とによって蓋本体１０を支え（図１０（ｂ））、手かぎ５０′を上方かつ外方へ引き上げ受枠４２の外へ引きずり出すようにする（図１１（ａ）及び（ｂ））。これらの作業の際に、手かぎ５０、５０′で蓋本体１０を押すときは掛け止め部４１に突き当たり、蓋本体１０を引くときには係止部５１、５１′が袋穴１２、３２の左右側部１５、１６、３５、３６に安定に係合し、さらに支持部１８、３８がストッパーの役目も果たすので手かぎ５０、５０′を粗略に扱っても抜け出すおそれがない。
【００１９】
実施例１の場合は勿論のこと、実施例２の場合においても開口１１、３１、横長部３１′に通じた袋穴１２、３２の内部は手かぎ５０、５０′の係止部５１、５１′を自由に動かせるだけのスペースをもっている（図１２（ａ））。また袋穴１２、３２は外方の切欠口１３、３３にも通じているので、袋穴１２、３２の中に土砂やごみなどが溜まっていてもこれらを支持部１８、３８の両側の隙間１９、３９から掻き出すことが容易にできる（図１２（ｂ）、（ｃ））。また上記の操作に準じた作業を逆の順に行うことによって、蓋本体１０を受枠４２に嵌め合わせることも当然可能である。
【００２０】
【発明の効果】
本発明は以上の如く構成されかつ作用するものであるから、手かぎを用いた地下構造物における開蓋作業を非常に安定に行うことができ、またほぼＴ字型の平面形状を有する手かぎを用いて、ほぼＩ字型又はＴ字型の開口形状を有する蓋本体に対する開蓋作業を実施することができる、一方では、袋穴を側面の切欠口にも通じさせることにより、袋穴内に溜まった土砂やごみなどを掻き出すことも容易である等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図１】
（ａ）本発明に係る地下構造物用蓋の実施例１を示す部分平面図。
（ｂ）同じく部分側面図。
【図２】
（ａ）図１（ａ）の中央部横断面図。
（ｂ）支持部の変形例を示す同様の横断面図。
【図３】
（ａ）図１のＡ−Ａ線断面図。
（ｂ）図１のＢ−Ｂ線断面図。
【図４】
（ａ）実施例１の開口に係止部を差し込む状態を示す説明図。
（ｂ）差し込んだ係止部を袋内で回転する操作を示す説明図。
（ｃ）回転した係止部を後方へ倒す状態を示す説明図。
【図５】
本発明に係る地下構造物用蓋の実施例２を示す部分平面図。
【図６】
同じく中央部横断面図。
【図７】
実施例２の開口に係止部を差し込む状態を示す平面図。
【図８】
差し込んだ係止部を後方へ倒す状態を示す説明図。
【図９】
（ａ）蓋本体をこじ開ける状態の１例を示す説明図。
（ｂ）こじ開けた蓋本体を引き上げる状態を示す説明図。
【図１０】
（ａ）蓋本体をこじ開ける状態の他の例を示す説明図。
（ｂ）こじ開けた蓋本体を引き上げる状態を示す説明図。
【図１１】
（ａ）蓋本体を引き上げる状態を示す外観図。
（ｂ）さらに蓋本体を引きずり出す状態を示す外観図。
【図１２】
（ａ）袋穴内に配置された係止部の関係を示す断面図。
（ｂ）袋穴内の土砂を係止部で掻いている状態を示す断面図。
（ｃ）さらに土砂を係止部により掻き出している状態を示す断面図。
【符号の説明】
１０ 蓋本体
１１、３１ 開口
１２、３２ 袋穴
１３、３３ 切欠口
１４、１４′３４、３４′ 底部
１８、３８ 支持部
１９、３９ 隙間
５０、５０′ 手かぎ
５１、５１′ ほぼＴ字型の係止部
【Document Name】 【Description】 【Title of the Invention】 Underground Structure Lid 【Claims】
1. A lid for closing the opening and closing opening of an underground structure, the lock having an opening provided on the hand key having an opening on the upper surface of the edge of the lid body, the opening being an opening for holding the hand parts and through the blind hole to accept, blind hole has a lateral side that has spread than the opening width, there to, and lockable to accept the locking portion of the key hand plugged into the opening, further A lid for a subterranean structure characterized in that a support portion serving as a fulcrum is inserted into a blind hole from the edge of the opening when the locking portion of the hand-held key is inserted into the blind hole from the opening and the lid body is removed.
2. The handle has a substantially T-shaped locking portion, and the opening has a substantially I-shaped or T-shaped planar shape extending from the edge of the lid body toward the center, The lid for an underground structure according to claim 1, wherein the lid has a size capable of inserting the locking portion.
3. The support portion projects from the bottom of the blind hole toward the opening, and between the opening and the notch-like cutout located on the side of the edge of the lid body without closing the opening The lid for the underground structure according to claim 1, wherein a gap is kept in the space.
Detailed Description of the Invention
[0001]
Field of the Invention
The present invention relates to a lid for closing the opening and closing opening of an underground structure.
[0002]
[Prior Art]
The lid used for the underground structure is called a manhole lid or the like, and a tool for opening the lid which is called a key for opening the lid or a bar or the like is used because of a heavy load. There are various types of opening tools, but there is a device shown in Japanese Utility Model Publication No. 58-5712 for those having a T-shaped locking portion. In the case of the same device, the overhanging upper edges are provided on opposite sides of the hole into which the locking portion is inserted to enable hooking of the T-shaped ends. However, when the structure of the same invention is implemented, there is a problem that the position of the bar can not be determined when the lid biting into the receiving frame is squeezed with the bar, and the bar escapes and the force is difficult to enter. Furthermore, there is a problem that when the bar is inserted into the bar hole and the lid is pulled up, the bar may slip or rattle.
[0003]
In order to pry open the lid which bites into the receiving frame, it is effective to use an opening and closing tool as shown in Japanese Patent No. 3044431. However, the opening / closing tool of the present invention is special as a tool, and there is a problem that it is inconvenient and the workability is not good, for example, since it is necessary to straddle the rim of the lid in operation. In addition, since the burls in the present invention are in the form of blind holes that open only on the upper surface, there is a disadvantage that dirt, dirt and the like are easily accumulated inside and it is difficult to scrape them out.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
An object of the present invention focusing on the above points is to provide a lid for an underground structure which enables a stable opening operation. Another object of the present invention is to provide a lid for an underground structure having a blind hole which is easy to scrape dirt, dirt and the like.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-mentioned problems, the lid for the underground structure according to the present invention has an opening for inserting a locking portion provided on the key on the upper surface of the edge of the lid body, and the opening is for locking the key parts and through the blind hole to accept, blind hole has a lateral side that has spread than the opening width, there to, and lockable to accept the locking portion of the key hand plugged into the opening, further , in which took measures that projecting support portion serving as a fulcrum engaging portion of the hand hook from opening when removing the lid body inserted into the blind hole in the blind hole portion than the edge of the opening.
[0006]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
The lid for the underground structure according to the present invention is a lid including a so-called manhole lid or the like which closes an opening / closing opening for an approach into the underground structure. This type of lid has a circular, triangular or rectangular lid according to the shape of the opening and closing, etc., and the material is mainly made of ductile cast iron mainly made of metal. The opening and closing opening is provided in the receiving frame, and the opening and closing opening, that is, the receiving frame side is provided with a structure for receiving and supporting the lid body.
[0007]
A key is used to remove the lid body from the opening and closing. The key is a lidding tool similar to what is referred to as a bur, with a stop at its end. The handwheel has a rod-like portion and has a locking portion at one end such as the tip, but it is desirable that the locking portion has a substantially T-shaped planar shape. The lid-opening tool having the substantially T-shaped locking portion is also suitable for the case where it is pulled out from the receiving frame following the operation of prying up the lid main body biting into the receiving frame.
[0008]
The lid body has an opening on the upper surface of the edge for inserting a locking portion provided on the key. The opening is a port for inserting the locking portion, and is neither more nor less than that. And since the opening is sized and configured to receive the hook of the hand and the inside of the opening is a bag-like hole, the hook can be locked to the lid body on the lower side of the opening ( The invention according to claim 1) .
[0009]
In the case where the handle has a substantially T-shaped locking portion, the opening is a straight line having a width that allows the insertion of a substantially T-shaped locking portion from the edge of the lid body, that is, substantially I-shaped. It can be formed in a planar shape (the invention according to claim 2) . At this time, a substantially T-shaped locking portion is inserted vertically into the opening, turned 90 degrees in the blind hole, and locked to the lid body. The opening may also be formed in a generally T-shaped planar shape from the edge of the lid body towards the center, in which case the hand-keyed T is aligned with the T-shaped opening of the lid body The locking portion can be inserted and locked to the lid body. Even if the planar shape is a hand key having a T-shaped locking portion, the tool body has deformations such as straight and slightly bent necks, any of which are used for the lid of the present invention It is desirable to be possible.
[0010]
In such a configuration, when inserting the hooking portion of the hand into the blind hole through the opening and removing the lid body, the supporting portion serving as the fulcrum is protruded in the blind hole from the edge of the opening. Since the opening communicates with the blind hole, the support according to claim 1 can be provided to project from the bottom of the blind hole portion toward the opening. When the lid is opened with the support as a fulcrum, the point of force is the other part of the key and the point of action is somewhere inside the lid body or opening. The opening can also lead to a cutout in the form of a notch located laterally at the edge of the lid body (invention as claimed in claim 3). This may be said that the blind hole is in communication with the notch, so it is easy to scrape from the notch if dirt and dirt or debris accumulate in the blind hole. It is desirable that the above-mentioned support part is provided so as not to close both the opening and the notch and keeping a gap between them. This gap makes it easy to scrape out dirt, dirt, etc. accumulated in the blind hole.
[0011]
【Example】
The invention will now be described in more detail with reference to the illustrated embodiments. FIG. 1 relates to Example 1 having an opening 11 having a substantially I-shaped planar shape from the edge toward the center of the lid body on the upper surface of the edge of the lid body 10. The opening 11 leads to a blind hole 12 consisting of an enlarged space for receiving the locking part 51 at the tip of the hook 50, and also to the notch 13 which reaches the edge and is laterally located. I am connected.
[0012]
The blind hole 12 is a bag-like hole which does not communicate with the outside except the opening 11 and the notch 13. The bottom 14 of the blind hole 12 has a step-like shape with an outer side 14 'one step higher. The bottom part is the lower end part of the notch 13 as it is, and it is a structure which is not made to pass in the underground structure, even if earth and sand, refuse, water, etc. invade from the outside. Left and right side portions 15, 16 of the blind hole 12 spreads than the opening width, engaging possible and becomes almost accept crossbar of the T-shaped engaging portion 51, also the tip 17 of the blind hole 12 lid body 10 In the direction of the center, the insertion of a substantially T-shaped locking portion 51 is made possible.
[0013]
The support portion 18 is provided on the outer portion 14 'of the bottom portion 14 so as to protrude toward the opening 11 (FIG. 3 (b)), but the width is smaller than the opening 11 and the gap 19 is formed. It is supposed to be The support 18 which maintains the gap 19 between the opening 11 and the wider blind hole 12 also communicates with the cutout 13 whose opening width is enlarged (FIG. 1 (b)). The support portion 18 has a height suitable for supporting the hook 50 at its upper end, and increases its own strength and serves as a guide for handling the hook 50 in the blind hole, and also dirt and dirt An inclined or stepped base portion 20 for facilitating scraping is provided on the front surface (inner surface) (see FIGS. 2A and 2B).
[0014]
In the case of the first embodiment, the hook 50 has a bent T-shaped locking portion 51 of the neck, and the locking portion 51 is vertically inserted into the opening 11 (FIG. 4 (a)). Then, the lid body 10 is locked by rotating it about a 90-degree axis (FIGS. 4B and 4C). The lid opening method will be described later together with the second embodiment. As a matter of course, the distance from the tip 17 of the blind hole 12 to the front face of the support 18 is larger than the width of the T-shaped locking portion 51, and the height inside the blind hole 12 is the length of the locking portion 51. It is larger than the dimension in the insertion direction.
[0015]
FIG. 5 shows the second embodiment of the present invention having a substantially T-shaped opening 31. The opening 31 is formed in front of a laterally long portion 31 'formed slightly larger than the width of the T-shaped locking portion. Inward). The width of the laterally long portion 31 'is substantially the same as the width of the blind hole portion 32, and the width of the opening 31 is slightly expanded outward and is communicated with the cutout 33. The aspect of the bottom portion 34 of the blind hole 32 and its outer side 34 ', the left and right side portions 35, 36 of the outer side, and the tip 37 are the same as in the first embodiment. And the support part 38 is provided in the part of outward 34 'of the bottom part 34 so that the clearance gap 39 may be formed between the left and right wall parts, and the support part 38 has the inclined front surface (inner surface). It can have a base 40.
[0016]
In the case of the second embodiment, the handle 50 'is shown as having a substantially T-shaped locking portion 51' at the tip of the straight tool body (Figs. 7 and 8). Similarly, the stopper 51 'may be inserted into the substantially T-shaped opening 31 and the horizontally long portion 31', and the handle 50 may be inclined rearward as it is. Therefore, in the case of the lid main body 10 of the second embodiment, the insertion of the handle 50 is easy, and in consideration of the insertion method as in the first embodiment, the operation such as changing the direction by 90 degrees after the insertion becomes unnecessary. .
[0017]
The lid opening method will be described. In the case of the first embodiment, as shown in FIG. 9, the locking portion 51 is inserted into the blind hole 12 from the opening 11 and the locking portion 51 is hooked to the tip 17 of the blind hole by tilting the handle 50 backward. With the upper end of the receiving frame 42 as the fulcrum 44 , the lid main body 10 is pricked by leverage (FIG. 9 (a)). ), Remove the bite into the receiving frame 42. After changing the direction of the handle 50 with respect to the lid main body 10 in a movable state with respect to the receiving frame 42, pull it backward to lock the locking portions 51 on the left and right sides 15 and 16 of the blind hole 12 , The lid main body 10 is supported by the inward projection 43 and the support portion 18 (FIG. 9 (b)), and the hand 50 is pulled up outward and upward (FIG. 11 (a)) and pulled out of the receiving frame 42. (See FIG. 11 (b)).
[0018]
In the case of the second embodiment, as shown in FIG. 10, the locking portion 51 'is inserted from the opening 31 and the laterally long portion 31' into the blind hole 32 and abuts against the hooking portion 41 of the tip 37 (see also FIG. 8) ), The lid 50 is pricked with the upper end of the receiving frame 42 as the fulcrum 44 by tilting the handle 50 'backward (FIG. 10 (a)), and biting into the receiving frame 42 is removed. Then it 'pulls backwards the locking portion 51' hand key 50 by engaging the left and right side portions 35 and 36 of the blind holes 32, the lid body 10 supported by an inner projection 43 and the support portion 38 ( 10 (b), the hook 50 'is pulled upward and outward so as to be pulled out of the receiving frame 42 (FIGS. 11 (a) and (b)). During these operations, when pushing the lid body 10 with the handwheel 50, 50 ', it strikes the hooking portion 41, and when pulling the lid body 10, the locking portions 51, 51' are on the left and right sides of the blind holes 12, 32. The parts 15, 16, 35, 36 are stably engaged and the supporting parts 18, 38 also serve as a stopper, so that there is no risk of falling out even if the hand grips 50, 50 'are roughly treated.
[0019]
In the case of the first embodiment, as a matter of course, also in the case of the second embodiment, the insides of the blind holes 12, 32 communicating with the openings 11, 31 and the laterally long portion 31 ' It has enough space to move freely (Fig. 12 (a)). In addition, since the blind holes 12 and 32 also communicate with the outer notches 13 and 33, even if earth and sand and dust are accumulated in the blind holes 12 and 32, the gaps on both sides of the support portions 18 and 38 It can be easily scraped out from 19, 39 (Fig. 12 (b), (c)). Further, it is also possible to fit the lid main body 10 to the receiving frame 42 by performing the operation according to the above operation in the reverse order.
[0020]
【Effect of the invention】
Since the present invention is configured and operates as described above, the opening operation of the underground structure using the hand key can be performed very stably, and the hand key having a substantially T-shaped planar shape Can be used to perform a lid opening operation on the lid body having a substantially I-shaped or T-shaped opening shape, while also making the blind hole open also in the blind hole by making the blind hole also open It is easy to scrape the accumulated earth and sand and waste.
Brief Description of the Drawings
[Fig. 1]
(A) The partial top view which shows Example 1 of the lid | cover for underground structures which concerns on this invention.
(B) The same partial side view.
[Fig. 2]
(A) The center part cross-sectional view of Fig.1 (a).
(B) The same cross-sectional view which shows the modification of a support part.
[Fig. 3]
(A) The sectional view on the AA line of FIG.
(B) The BB sectional drawing of FIG.
[Fig. 4]
(A) Explanatory drawing which shows the state which inserts a latching | locking part in the opening of Example 1. FIG.
(B) Explanatory drawing which shows operation which rotates the latching part inserted in the bag.
(C) Explanatory drawing which shows the state which falls over the rotation latching | locking part back.
[Fig. 5]
The partial top view which shows Example 2 of the lid | cover for underground structures which concerns on this invention.
[Fig. 6]
Similarly, a central cross-sectional view.
[Fig. 7]
FIG. 10 is a plan view showing a state in which the locking portion is inserted into the opening of the second embodiment.
[Fig. 8]
Explanatory drawing which shows the state which falls to the back the latching part inserted.
[Fig. 9]
(A) Explanatory drawing which shows one example of the state which pry up a lid | cover main body.
(B) Explanatory drawing which shows the state which pulls up the lid | cover main body opened.
[Fig. 10]
(A) Explanatory drawing which shows the other example of the state which pry up a lid | cover main body.
(B) Explanatory drawing which shows the state which pulls up the lid | cover main body opened.
[Fig. 11]
(A) The external view which shows the state which pulls up a lid | cover main body.
(B) An external view showing a state in which the lid body is further pulled out.
[Fig. 12]
(A) Sectional drawing which shows the relationship of the latching | locking part arrange | positioned in a blind hole.
(B) Sectional drawing which shows the state which has scraped the earth and sand in a blind hole with a latching | locking part.
(C) Sectional drawing which shows the state which has scraped out earth and sand by the latching | locking part.
[Description of the code]
DESCRIPTION OF REFERENCE NUMERALS 10 lid main body 11, 31 opening 12, 32 blind hole 13, 33 notch 14, 14 '34, 34' bottom 18, 38 support 19, 39 gap 50, 50 'hand key 51, 51' substantially T-shaped Locking part