JP2003055794A - 染色アルマイト塗装物 - Google Patents

染色アルマイト塗装物

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JP2003055794A
JP2003055794A JP2001244093A JP2001244093A JP2003055794A JP 2003055794 A JP2003055794 A JP 2003055794A JP 2001244093 A JP2001244093 A JP 2001244093A JP 2001244093 A JP2001244093 A JP 2001244093A JP 2003055794 A JP2003055794 A JP 2003055794A
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Japan
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paint
coating
dyed
weather resistance
clear
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Kunihiro Yamada
邦博 山田
Daisuke Tsukamoto
大輔 塚本
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NAGOYA ALUMITE KK
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C23COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
    • C23CCOATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
    • C23C28/00Coating for obtaining at least two superposed coatings either by methods not provided for in a single one of groups C23C2/00 - C23C26/00 or by combinations of methods provided for in subclasses C23C and C25C or C25D

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 耐候性の悪い有機染料を用いる染色法により
着色を行った場合においても、他の着色法で着色を行っ
た場合に近い耐候性を得ることが可能な染色アルマイト
塗装物を得ること。 【構成】 アルミニウム基材の表面に陽極酸化皮膜を形
成し、次いで染色法により着色を施した後、さらに耐候
性を付与可能な添加剤を1種又は2種以上含有してなる
クリヤー系塗料を塗布して、表面をコーティングしたこ
とを特徴とする染色アルマイト塗装物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、耐候性を有する染
色アルマイト塗装物に関する。なお、「アルマイト」と
は、アルミニウム基材を陽極酸化して、耐食性を有する
陽極酸化皮膜を形成する方法若しくはその製品を意味す
る。
【0002】本発明の染色アルマイト塗装物は、例え
ば、サンルーフ、カーテンレール、バンパー、ビレット
グリル、サイドステップ、ルーフレール等の自動車部
品、サッシ、手摺り、照明ポール等の建材部品、海上コ
ンテナ用フレーム、ヨットマスト、ジェットスキー、キ
ャリア、ハッチ等の船舶部品、額縁、ショーケース、モ
ール、ウインドウケース等の装飾部品、その他、宴会用
椅子、車椅子、電気部品、電子黒板、表示板、スポーツ
用品、工作機械、印刷機、仏壇、遊具等、の各種用途・
形状に適用可能である。
【0003】
【従来の技術】アルミニウム基材は、軽量で加工性がよ
く、かつ耐食性があるため、上記の如く各種用途に使用
されている。通常、アルミニウム基材は、耐食性向上の
ために陽極酸化処理が行われて、表面に陽極酸化皮膜が
形成されている。この陽極酸化皮膜は、金属地金の白色
系の色合いであるため、意匠性向上のために、さらに着
色処理が施されることが多い。
【0004】アルミニウム基材への着色処理法として
は、通常、以下のものが挙げられる(JIS H 0201 参
照)。
【0005】染色法…陽極酸化皮膜の多孔性を利用し
た、染料の吸着による皮膜の着色方法である。
【0006】自然発色法…陽極酸化処理だけで発色さ
せる方法である。素材の組成・材質によって発色させる
合金発色方法と、電解浴・電解条件によって発色させる
電解発色法がある。
【0007】電解着色法…多孔性皮膜(陽極酸化皮
膜)を生成後、金属塩を溶解した液中で電解を行って、
金属又は金属化合物を皮膜の微細孔内に析出させ着色す
る方法である。
【0008】上記のうち、電解着色法()は、主とし
てSn、Ni、Fe等の金属塩を析出させて着色皮膜を
得るため、耐候性を確保することができるが、ブロンズ
〜黒系の色しか付与させることができなかった。一方、
染色法()は、主として有機染料を使用するため、多
様な色調を付与することが可能である。しかし、有機染
料は一般的に耐候性が悪く、他の着色法に比して色の劣
化(退色等)が激しいという問題点を有していた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、耐候性の悪
い有機染料を用いる染色法により着色を行った場合にお
いても、他の着色法で着色を行った場合に近い耐候性を
得ることが可能な染色アルマイト塗装物を得ることを課
題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するために、鋭意研究・開発に努力する過程で、
下記構成の染色アルマイト塗装物に想到した。
【0011】アルミニウム基材の表面に陽極酸化皮膜を
形成し、次いで染色法により着色を施した後、さらに耐
候性を付与可能な添加剤(以下、「耐候性付与剤」とす
る。)を1種又は2種以上含有してなるクリヤー系塗料
を塗布して、表面をコーティングしたことを特徴とする
染色アルマイト塗装物。
【0012】クリヤー系塗料中に耐候性付与剤を含有す
ることで、染料の退色が進行し難くなり、染色アルマイ
ト塗装物の耐候性を高めることができる。
【0013】上記構成において、クリヤー系塗料として
は、溶剤塗料、粉体塗料、ハイソリッド塗料、水性塗料
等を好適に使用することができる。
【0014】また、クリヤー系塗料における耐候性付与
剤の含有量は、約0.01〜10%とすることが望まし
い。含有量が少なすぎると、効果が不十分であり、逆に
多すぎると塗膜表面性の低下、クリヤー性の低下が見ら
れる。
【0015】そして、上記耐候性付与剤としては、光安
定剤を好適に使用することができる。染料の退色は主と
して太陽光の照射により進行するからである。
【0016】上記光安定剤としては、紫外線吸収剤及び
/又は紫外線安定剤を使用することが望ましい。そして
紫外線吸収剤としては、ベンゾトリアゾール系、ベンゾ
フェノン系を、紫外線安定剤としては、ヒンダードアミ
ン系を好適に使用することができる。
【0017】上記構成において、クリヤー系塗料は、静
電塗装により好適に塗布される。さらに上記構成におい
て、クリヤー系塗料としてアクリル系クリヤー塗料を使
用するとクリヤー塗料の相溶性及び耐候性が特に良好と
なる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
詳細に説明を行う。なお、本明細書において、配合量を
表す「%」は、特に断らない限り質量基準とする。
【0019】また、本明細書において、「アルミニウム
基材」とは、アルミニウム、アルミニウム合金を意味す
るものである。具体的には、純Al(1XXX系)の
他、Al−Cu−Mg(ジュラルミン)(2XXX
系)、Al−Mn(3XXX系)、Al−Mn−Mg
(3XXX系)、Al−Mg(ヒドロナトリウム)(5
XXX系)、Al−Mg−Si(6XXX系)、Al−
Zn−Mg−Cu(7XXX系)、Al−Zn−Mg
(7XXX系)等の加工用合金、Al−Cu(AC1A
系)、Al−Cu−Si(ラウタール)(AC2系)、
Al−Si(シルミン)(AC3A系)等の鋳物用合金
等が挙げられる。
【0020】本発明は、まず、上記アルミニウム基材の
表面に陽極酸化皮膜を形成することを特徴とする。な
お、上記アルミニウム基材は、陽極酸化皮膜形成前に、
常法による前処理が行われる。例えば、通常、切削、曲
げ、プレス、溶接等により望みの形状に加工されたの
ち、ラッキング、脱脂、水洗、エッチング等が行われ
る。
【0021】そして、前処理後のアルミニウム基材への
陽極酸化被膜の形成は、汎用の陽極酸化処理法、すなわ
ち電気分解により行う。陽極酸化処理に使用する電解液
としては、シュウ酸水溶液系、クロム酸水溶液系、硫酸
水溶液系、スルホン酸水溶液系のいずれを使用したもの
であってもよい。
【0022】この際、陽極酸化皮膜の厚みは約2〜50
μm、望ましくは約5〜15μmまで、用途に応じて任
意に設定することができる。
【0023】そして、次に、上記陽極酸化皮膜形成後の
アルミニウム基材(アルマイト)を、染色法を使用して
着色を施すことを特徴とする。上記陽極酸化皮膜は、表
面に微細孔が形成されているため、染料が微細孔内に吸
着され、染色が可能となる。
【0024】染色法としては、染色液に処理物を浸せき
して染色する浸せき染色(dip dyeing)、染色液を処理物
に吹き付けて染色する吹付け染色(spray dyeing)、はけ
又は布等を使用して染色液を処理物に塗りつけて染色す
る塗布染色(daub dyeing)、スクリーン印刷、オフセッ
ト印刷などによって染料を含有したインキで直接印刷す
る印刷染色法(direct printing) 、等があるが、いずれ
も使用可能である。
【0025】また、染色法で使用可能な染料の種類とし
ては、例えば下記のものが例示できる。
【0026】Sanodal Gold 4N, Aluminium Fast Gold
L, Sanodal Yellow 3GL,Sanodal Yellow S 3LW Liquid,
Alminium Golden Orange RLW,Aluminium Orange RL, A
luminium Orange G, Sanodal Orange 3LW,Aluminium Fa
st Bronze L, Aluminium Bronze 2LW, Aluminium Bronz
e G,Aluminium Yellow-Brown 2G, Aluminium Brown GS
L, Aluminium Brown R,Aluminium Olive Brown 2R, San
odal Red B3LW, Aluminium Red GLW,Aluminium Red RL
W, Aluminium Fiery Red ML, Aluminium Bordeaux RL,A
luminium Violet CLW, Sanodal Blue 2LW, Sanodal Blu
e G,Sanodal Turquoise PLW Liquid, Aluminium Green
LWN, Sanodal Green 3LW,Aluminium Grey NL Liquid, S
anodal Black GL Paste, Sanodal Black 2LW,Sanodal D
eep Black HBL Liquid, Sanodal Deep Black H3LW,Alum
inium Black CRO, Sanodal Deep Black MLW, TAC YELLO
W-SLH,TAC YELLOW-RBL, TAC YELLOW-RHM, トップシュウ
テツアン、 TAC ORANGE-SLH,TAC ORANGE-LH, TAC ORANG
E-CL, TAC ORANGE-RCH, TAC RED-GD,TAC FIERYED-GBM,
TAC RED-SCH, TAC RED-BLH, TAC VIOLET-SLH,TAC SKYBL
UE-GLH, TAC BLUE-SLH, TAC BLUE-ROC, TAC GREEN-GM,T
AC GREEN-SBM, TAC BRONZE-GM, TAC BRONZE-GR, TAC BR
ONZE-RH,TAC BLACK-GLH, TAC BLACK-GRLH, TAC BLACK-S
G, TAC BLACK-SLH,TAC BLACK-GBLH, TAC BLACK-GNB, TA
C BLACK-NBLH, TAC BLACK-BLH,トップ ADD-500等。
【0027】これらの染料は、単独で用いることもでき
るし、複数を組み合わせてもよい。なお、上記以外の染
料であっても、染色法に従来使用されている染料等を、
適宜選択して使用可能である。これらの多彩な有機染料
が使用可能であることにより、アルミニウム基材に赤、
青、黄色、紫、オレンジ等、多様な色調を付与可能とな
る。よって、染色アルマイト塗装物の意匠性を高めるこ
とができる。
【0028】そして、着色後のアルマイトには、さらに
表面にクリヤー系塗料がコーティングされる。この際、
上記染料の劣化(退色等)を防止するために、クリヤー
系塗料中に耐候性付与剤が1種又は2種以上含有される
ことを特徴とする。
【0029】耐候性付与剤としては、酸化防止剤、光安
定剤、熱安定剤等種々存在するが、染料の退色を防止す
る観点からは、特に光安定剤を使用することが望まし
い。
【0030】使用可能な光安定剤としては、波長約25
0〜400nmの紫外線を吸収可能な紫外線吸収剤及び
/又は紫外線安定剤が望ましく、下記のものが例示でき
る。
【0031】紫外線吸収剤:2−(5−メチル−2−ヒ
ドロキシフェニル)ベンゾトリアゾール 2−(3,5−ジ−t−ブチル−2−ヒドロキシフェニ
ル)ベンゾトリアゾール、2−(2−ヒドロキシ−3,
5−ジ−t−アミル−フェニル)−2H−ベンゾトリア
ゾール、イソ−オクチル−3−(3−(2H−ベンゾト
リアゾール−2−イル)−5−t−ブチル−4−ヒドロ
キシフェニルプロピオネート、2−[2−ヒドロキシ−
3,5−ジ(1,1−ジメチルベンジル)フェニル]−
2H−ベンゾトリアゾール、2−[2−ヒドロキシ−3
−ジメチルベンジル−5−(1,1,3,3−テトラメ
チルブチル)フェニル]−2H−ベンゾトリアゾール、
メチル−3−[3−t−ブチル−5−(2H−ベンゾト
リアゾール−2−イル)−4−ヒドロキシフェニル]プ
ロピオネート/ポリエチレングリコール300との縮合
物 2(2’−ヒドロキシ−3’5’−ジ−t−ブチルフェ
ニル)−5−クロロ−ベンゾトリアゾール、2(2’−
ヒドロキシ−3’−t−ブチル−5’−メチルフェニ
ル)−5−クロロベンゾトリアゾール、等のベンゾトリ
アゾール系2−[4−[(2−ヒドロキシ−3−ドデシ
ルオキシプロピル)オキシ]−2−ヒドロキシフェニ
ル]−4,6−ビス(2,4−ジメチルフェニル)−
1,3,5−トリアジン、2−[4−[(2−ヒドロキ
シ−3−トリデシルオキシプロピル)オキシ]−2−ヒ
ドロキシフェニル]−4,6−ビス(2,4−ジメチル
フェニル)−1,3,5−トリアジン、等のトリアジン
系、2−ヒドロキシ−4−n−オクトキシベンゾフェノ
ン、等のベンゾフェノン系。
【0032】紫外線安定剤:コハク酸ジメチル−1−
(2−ヒドロキシエチル)−4−ヒドロキシ−2,2,
6,6−テトラメチルピペリジン重縮合物、N,N'''
−1,2−エタンジイルビス[N−[3−[[4,6−
ビス[ブチル(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4
−ピペリジニル)アミノ]−1,3,5−トリアジン−
2,4,6−トリアミン]、ビス(1,2,2,6,6
−ペンタメチル−4−ピペリジニル)−[[3,5−ビ
ス1,1−ジメチルエチル]−4−ヒドロキシフェニ
ル]メチル]ブチルマロネート、デカンニ酸ビス(2,
2,6,6−テトラメチル−1−(オクチルオキシ)−
4−ピペリジニル)エステル、ビス(1,2,2,6,
6−ペンタメチル−ピペリジニル)−セバケート及び1
−(メチル)−8−(1,2,2,6,6−ペンタメチ
ル−4−ピペリジニル)−セバケート、ポリ〔{6−
(1,1,3,3−テトラメチルブチル)イミノ−1,
3,5−トリアジン−2,4−ジイル}{(2,2,
6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)イミノ}ヘキ
サメチレン{(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピ
ペリジル)イミノ}〕等のヒンダードアミン系。
【0033】そして、上記耐候性付与剤(光安定剤)の
クリヤー系塗料中の含有量は、約0.01〜10%、好
ましくは約0.1〜5%とすることが望ましい。耐候性
付与剤の含有量が少なすぎると、染料の劣化の防止がし
難くなる、すなわち効果が不十分であり、逆に多すぎる
と塗膜表面性の低下、クリヤー性の低下等が起こる。
【0034】また、クリヤー系塗料としては、溶剤塗
料、粉体塗料、ハイソリッド塗料、水性塗料等が好適に
使用可能である。
【0035】使用可能な塗料用合成樹脂としては、 熱硬化性樹脂…アルキド、エポキシ樹脂、不飽和ポリエ
ステル、熱硬化性アクリル樹脂、メラミン樹脂、尿素樹
脂、ウレタンプレポリマー、シリコン中間体、フェノー
ル樹脂、キシレン樹脂、マレイン酸樹脂、ポリブタジエ
ン、石油樹脂、ウレタンポリエステル、ふっ素系熱硬化
性樹脂等、 熱可塑性樹脂…熱可塑性アクリル樹脂等のアクリル系、
塩化ビニル−酢酸ビニル共重合樹脂、ふっ化ビニリデン
樹脂等のハロゲン化ビニル系、塩素化ポリプロピレン等
のポリオレフィン系、塩素化ゴム等のゴム系、ポリビニ
ルアルコール、ポリビニルアセタール・ブチラール等の
ポリビニルアルコール系、ニトロセルロース、セルロー
スアセテートブチレート等の繊維素系、酢酸ビニル系、
アクリル系、スチレンブタジエン系等のエマルション
系、高分子ポリエステル、ナイロン等の高分子系、ふっ
素系熱可塑性樹脂等が例示できる。
【0036】上記クリヤー系塗料のアルマイトへの塗装
方法としては、圧縮空気等によって塗料を霧状にし、塗
装を行うスプレー塗装(spray coating) 、被塗装物及び
噴霧装置を電極とし、直流高電圧をかけて静電気を帯電
させた噴霧状の塗料を品物に電気的に引きつけて塗装を
行う静電塗装(electrostatic coating) 、水又は溶剤に
溶解した塗料中に品物を浸漬して塗装を行う浸漬塗装(d
ip coating) 、解離可能な水溶性塗料中で、被塗装物を
陽極又は陰極として直流電圧を印加し、電気泳動によっ
て塗装を行う電着塗装(electro deposition coating)
、溶媒、水等の助けを借りないで乾式で粉体微粒子を
被塗布物に付着させ、加熱溶融して塗膜を被覆する粉体
塗装(powder coating)、等いずれでもよいが、特に静電
塗装を好適に使用できる。
【0037】上記塗装法により形成されるクリヤー塗膜
の厚みは、例えば粉体塗装の場合、約20〜500μ
m、望ましくは約30〜150μm、溶剤を使用する塗
装方法では、約3〜50μm、望ましくは約5〜30μ
mとすることができ、用途に応じて適宜設定することが
できる。
【0038】なお、上記クリヤー塗装前に、常法によ
り、沸騰水浸漬等による封孔処理等を行ってもよい。
【0039】本発明において、上記の如く得られる染色
アルマイト塗装物は、耐候性(耐光性)が非常に良好と
なる。なお、後述の実施例に示す如く、クリヤー塗料と
してアクリル系クリヤー塗料を、光安定剤として、ベン
ゾトリアゾール系紫外線吸収剤及びヒンダードアミン系
紫外線安定剤を併用すると、特に塗料の相溶性が良好
で、耐候性もよりすぐれたものとすることができる。
【0040】
【発明の効果】本発明の染色アルマイト塗装物は、アル
ミニウム基材の表面に陽極酸化皮膜を形成し、次いで染
色法により着色を施した後、さらに耐候性付与剤を1種
又は2種以上含有してなるクリヤー系塗料を塗布して、
表面をコーティングすることで、染料の退色が進行し難
くなり、耐候性が良好となる。
【0041】
【実施例】以下、本発明の効果を確認するために行った
実施例について説明を行う。
【0042】<比較例1>前処理により表面を洗浄した
アルミニウム合金 A1100H14材(2×70×1
50mm)を用い、17%硫酸液中(液温20℃)にて電
流密度:1.0A/dm2 ×電解時間:20min の印加
条件で陽極酸化処理を行い厚さ10μmの陽極酸化皮膜
を得た。なお、陰極には、鉛を使用した。
【0043】この陽極酸化皮膜を青色の染色槽(Claria
nt社製Sanodal/Blue G 0.5g/l) にて5分間浸漬して染
色を行い、青色の陽極酸化皮膜を形成した。
【0044】<比較例2>比較例1の青色陽極酸化皮膜
上に、アクリル系クリヤー塗料(大日本塗料製)を静電
塗装により塗布し、クリヤー塗膜厚10μmの皮膜を得
た。
【0045】<実施例1>比較例1の青色陽極酸化皮膜
上に、紫外線吸収剤(アデカスタブLA34 旭電化工
業株式会社製)を2%添加したアクリル系クリヤー系塗
料を静電塗装により塗布し、クリヤー塗膜厚10μmの
皮膜を得た。
【0046】<実施例2>比較例1の青色陽極酸化皮膜
上に、紫外線安定剤(アデカスタブLA62 旭電化工
業株式会社製)を2%添加したアクリル系クリヤー系塗
料を静電塗装により塗布し、クリヤー塗膜厚10μmの
皮膜を得た。
【0047】<実施例3>比較例1の青色陽極酸化皮膜
上に紫外線吸収剤(アデカスタブLA34 旭電化工業
株式会社製)2%と紫外線安定剤(アデカスタブLA6
2 旭電化工業株式会社製)2%とを添加したアクリル
系クリヤー系塗料を静電塗装により塗布し、クリヤー塗
膜厚10μmの皮膜を得た。
【0048】<比較例3>比較例1と同様の陽極酸化処
理を行って得られた陽極酸化皮膜をゴールドの染色層
(Clariant社製Aiuminium Fast Gold L 0.2g/l)にて5
分間浸漬して染色を行い、ゴールド色の陽極酸化皮膜を
形成した。その後、アクリル系クリヤー塗料(大日本塗
料製)を静電塗装により塗布し、クリヤー塗膜厚10μ
mの皮膜を得た。
【0049】<実施例4>比較例3で得たゴールド色陽
極酸化皮膜の上に、紫外線吸収剤(アデカスタブLA3
4 旭電化工業株式会社製)2%と、紫外線安定剤(ア
デカスタブLA62 旭電化工業株式会社製)2%とを
添加したアクリル系クリヤー系塗料を静電塗装により塗
布し、クリヤー塗膜厚10μmの皮膜を得た。
【0050】<比較例4>比較例1と同様の陽極酸化処
理を行って得られた陽極酸化皮膜を赤色の染色層(Clar
iant社製Aiuminium Red GLW 0.5g/l)にて5分間浸漬し
て染色を行い、赤色の陽極酸化皮膜を形成した。その
後、アクリル系クリヤー塗料(大日本塗料製)を静電塗
装により塗布し、クリヤー塗膜厚10μmの皮膜を得
た。
【0051】<実施例5>比較例4で得た赤色陽極酸化
皮膜の上に、紫外線吸収剤(アデカスタブLA34 旭
電化工業株式会社製)2%と、紫外線安定剤(アデカス
タブLA62 旭電化工業株式会社製)2%とを添加し
たアクリル系クリヤー系塗料を静電塗装により塗布し、
クリヤー塗膜厚10μmの皮膜を得た。
【0052】<比較例5>比較例1と同様の陽極酸化処
理を行って得られた陽極酸化皮膜を緑色の染色層(Clar
iant社製Sanodal/Green 3LW 1.0g/l)にて5分間浸漬し
て染色を行い、緑色の陽極酸化皮膜を形成した。その
後、アクリル系クリヤー塗料(大日本塗料製)を静電塗
装により塗布し、クリヤー塗膜厚10μmの皮膜を得
た。
【0053】<実施例6>比較例5で得た緑色陽極酸化
皮膜の上に、紫外線吸収剤(アデカスタブLA34 旭
電化工業株式会社製)2%と、紫外線安定剤(アデカス
タブLA62 旭電化工業株式会社製)2%とを添加し
たアクリル系クリヤー系塗料を静電塗装により塗布し、
クリヤー塗膜厚10μmの皮膜を得た。
【0054】<比較例6>比較例1と同様の陽極酸化処
理を行って得られた陽極酸化皮膜をグレー色の染色層
(Clariant社製Aiuminium Grey NL Liquid 0.5g/l)にて
5分間浸漬して染色を行い、グレー色の陽極酸化皮膜を
形成した。その後、アクリル系クリヤー塗料(大日本塗
料製)を静電塗装により塗布し、クリヤー塗膜厚10μ
mの皮膜を得た。
【0055】<実施例7>比較例6で得たグレー色陽極
酸化皮膜の上に、紫外線吸収剤(アデカスタブLA34
旭電化工業株式会社製)2%と、紫外線安定剤(アデ
カスタブLA62旭電化工業株式会社製)2%とを添加
したアクリル系クリヤー系塗料を静電塗装により塗布
し、クリヤー塗膜厚10μmの皮膜を得た。
【0056】<比較例7>比較例1と同様の陽極酸化処
理を行って得られた陽極酸化皮膜を黄色の染色層(Clar
iant社製Sanodal/Yellow 3GLA 0.2g/l)にて5分間浸漬
して染色を行い、黄色の陽極酸化皮膜を形成した。その
後、アクリル系クリヤー塗料(大日本塗料製)を静電塗
装により塗布し、クリヤー塗膜厚10μmの皮膜を得
た。
【0057】<実施例8>比較例7で得た黄色陽極酸化
皮膜の上に、紫外線吸収剤(アデカスタブLA34 旭
電化工業株式会社製)2%と、紫外線安定剤(アデカス
タブLA62 旭電化工業株式会社製)2%とを添加し
たアクリル系クリヤー系塗料を静電塗装により塗布し、
クリヤー塗膜厚10μmの皮膜を得た。
【0058】<比較例8>比較例1と同様の陽極酸化処
理を行って得られた陽極酸化皮膜をオレンジ色の染色層
(Clariant社製Aiuminium Orange G 3.0g/l)にて5分間
浸漬して染色を行い、オレンジ色の陽極酸化皮膜を形成
した。その後、アクリル系クリヤー塗料(大日本塗料
製)を静電塗装により塗布し、クリヤー塗膜厚10μm
の皮膜を得た。
【0059】<実施例9>比較例8で得たオレンジ色陽
極酸化皮膜の上に、紫外線吸収剤(アデカスタブLA3
4 旭電化工業株式会社製:ベンゾトリアゾール系)2
%と、紫外線安定剤(アデカスタブLA62 旭電化工
業株式会社製:ヒンダードアミン系)2%とを添加した
アクリル系クリヤー系塗料を静電塗装により塗布し、ク
リヤー塗膜厚10μmの皮膜を得た。
【0060】<比較例9>比較例1と同様の陽極酸化処
理を行って得られた陽極酸化皮膜を黒色の染色層(Clar
iant社製Sanodal/Deep Black MLW 10g/l)にて5分間浸
漬して染色を行い、黒色の陽極酸化皮膜を形成した。そ
の後、アクリル系クリヤー塗料(大日本塗料製)を静電
塗装により塗布し、クリヤー塗膜厚10μmの皮膜を得
た。
【0061】<実施例10>比較例9で得た黒色陽極酸
化皮膜の上に、紫外線吸収剤(アデカスタブLA34
旭電化工業株式会社製)2%と、紫外線安定剤(アデカ
スタブLA62 旭電化工業株式会社製)2%とを添加
したアクリル系クリヤー系塗料を静電塗装により塗布
し、クリヤー塗膜厚10μmの皮膜を得た。
【0062】上記各比較例、実施例で得られた染色アル
マイト塗装物について、それぞれ同一条件で促進耐候性
試験を行った。促進耐候性試験には、JIS H 8685に記載
の「サンシャインカーボンアーク灯式耐候性試験機(ス
ガ試験機(株)製)」を使用した。なお、試験時間は7
50時間行った。
【0063】結果を表1に示す。なお、表中のΔE(色
差)は、ハンターダイヤグラム法により求めたもので、
測色計(ミノルタ製)を用いてサンプル片と試験片との
色の変化を測定することにより得られる値である。ΔE
の値が大きいほど色の変化が大きい、すなわち退色が激
しいことを意味する。
【0064】
【表1】
【0065】表1における比較例1,2、実施例1,
2,3より、クリヤー塗装を行わなかった比較例1、光
安定剤を含まないクリヤー塗膜を形成した比較例2は、
光安定剤を含むクリヤー塗膜を形成した各実施例と比較
して、耐候性(耐光性)が悪いことが分かる。また、光
安定剤として、紫外線吸収剤と紫外線安定剤とを併用し
た実施例3は、他の実施例に比して耐候性(耐光性)が
良好であることがわかる。
【0066】さらに、比較例3〜9、実施例4〜10よ
り、染料を各色に変更した場合においても、光安定剤を
含有しないクリヤー塗膜を形成した各比較例に比して、
光安定剤を含むクリヤー塗膜を形成した各実施例は、耐
候性(耐光性)が良好であることがわかる。
【0067】なお、上記実施例において使用した光安定
剤は、下記構造式を有するものである。
【0068】
【化1】 アデカスタブLA34
【0069】
【化2】 アデカスタブLA62
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C09D 5/03 C09D 5/03 7/12 7/12 133/00 133/00 201/00 201/00 C23C 28/00 C23C 28/00 Z C25D 13/00 C25D 13/00 P Fターム(参考) 4D075 BB67X CA32 DB07 DC02 DC08 DC13 DC19 DC38 EA02 EA06 EA43 EB22 EC17 EC47 4F100 AA19B AB10A AH03D AH03H AK25 AL05D AT00A CA07 CA30 CB01D CB10D CC00D EH46 EH462 EH71 EH712 GB07 GB31 GB81 GB87 HB00C JB09D JL09 JL10C YY00D 4J038 BA021 CA021 CD001 CE001 CF001 CG001 DA001 DB001 DD001 DG001 DL031 JA33 JB30 JB35 KA06 KA12 MA02 MA08 MA09 MA10 NA03 NA19 PA03 PC02 4K044 AA06 BA13 BA21 BB03 BC09 CA17 CA53

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アルミニウム基材の表面に陽極酸化皮膜
    を形成し、次いで染色法により着色を施した後、さらに
    耐候性を付与可能な添加剤(以下、「耐候性付与剤」と
    する。)を1種又は2種以上含有してなるクリヤー系塗
    料を塗布して、表面をコーティングしたことを特徴とす
    る染色アルマイト塗装物。
  2. 【請求項2】 前記クリヤー系塗料が、溶剤塗料、粉体
    塗料、ハイソリッド塗料、水性塗料のいずれかであるこ
    とを特徴とする請求項1記載の染色アルマイト塗装物。
  3. 【請求項3】 前記クリヤー系塗料における耐候性付与
    剤の含有量が、約0.01〜10%であることを特徴と
    する請求項1又は2記載の染色アルマイト塗装物。
  4. 【請求項4】 前記耐候性付与剤が、光安定剤であるこ
    とを特徴とする請求項1、2又は3記載の染色アルマイ
    ト塗装物。
  5. 【請求項5】 前記光安定剤が、紫外線吸収剤及び/又
    は紫外線安定剤であることを特徴とする請求項4記載の
    染色アルマイト塗装物。
  6. 【請求項6】 前記紫外線吸収剤が、ベンゾトリアゾー
    ル系、ベンゾフェノン系であることを特徴とする請求項
    5記載の染色アルマイト塗装物。
  7. 【請求項7】 前記紫外線安定剤が、ヒンダードアミン
    系であることを特徴とする請求項5記載の染色アルマイ
    ト塗装物。
  8. 【請求項8】 前記クリヤー系塗料が、アクリル系クリ
    ヤー塗料であることを特徴とする請求項1、2又は3記
    載の染色アルマイト塗装物。
  9. 【請求項9】 前記クリヤー系塗料が静電塗装により塗
    布されることを特徴とする請求項1記載の染色アルマイ
    ト塗装物。
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