JP2003054794A - リール巻取り方法 - Google Patents
リール巻取り方法Info
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Abstract
めのリール巻取り方法に関し、リールに巻く時にエンボ
ステーピング品の抜けが低減でき、かつリールの共用化
が図れるリール巻取り方法を提供することを目的とす
る。 【解決手段】 エンボステーピング品4の先端をリール
11に設けた貫通溝部12の溝部11D内に挿入すると
共に、その貫通溝部12に、リール11の側板部11B
側方から押さえ治具21を挿入し、この押さえ治具21
を移動させてエンボステーピング品4の先端を溝部11
Dの壁部に押さえ込むように係止させ、上記係止状態を
保ちつつリール11と押さえ治具21とを同期回転させ
て巻き取るようにしたため、エンボステーピング品4の
抜けが少なくでき、かつ押さえ治具21の移動量を調節
することによりリール11の共用化を図ることもでき
る。
Description
続的に包装したエンボステープを、リールに巻き取るた
めのリール巻取り方法に関するものである。
覚しく、それに搭載される電子部品についても、実装時
に取り扱い易い表面実装タイプの電子部品が好まれて使
用されるようになっており、この表面実装タイプの電子
部品の包装形態は、通常リールを用いたものが主流とな
っている。
用いて包装した状態を図5に示す。
部品1は、通常は、絶縁フィルムからなるエンボステー
プ2において、エンボス加工して連続的に形成された凹
状部2A内に個々に入れられ、その凹状部2A上を覆う
ように、カバーテープ3がエンボステープ2上面に貼り
付けられたエンボステーピング品4とされ、このエンボ
ステーピング品4がリール5に巻かれて包装されたもの
となっている。
斜視図に示すように、円柱状の軸芯部5Aの円形側面に
側板部5Bがそれぞれ固着されて構成されている。
Cから中側に伸びる溝部5Dが設けられている。
ーピング品4の高さ寸法より若干大きいものとなってい
る。
ーピング品4を巻き取る方法は、まず、エンボステーピ
ング品4の先端を、リール5の溝部5D内に挿入し、そ
の状態でリール5を回転させることによって、エンボス
テーピング品4の先端部を溝部5Dと円周外周部5Cと
の角で折り曲げて係止させて巻き取っていくものであっ
た。
のリール巻取り方法においては、リール5への巻き始め
には、エンボステーピング品4が係止されていない状態
で、リール5を回転させるものであったため、溝部5D
からエンボステーピング品4の先端が抜けてしまうこと
もあった。
けを低減するためには、エンボステーピング品4の高さ
寸法に応じた寸法の溝部5Dを有するリール5を適宜選
択して使用しなければならなかったが、近年エンボステ
ーピング品4は多岐に亘り、そのエンボステーピング品
4の高さ寸法としても様々なものが使用されるようにな
り、都度それに応じたリール5を使用すると管理が煩雑
になってしまうという課題もあった。
るものであり、リールに巻く時にエンボステーピング品
の抜けが低減でき、かつリールの共用化を図ることがで
きるリール巻取り方法を提供することを目的とする。
に本発明は、以下の構成を有するものである。
の軸芯部の円形側面に側板部がそれぞれ固着されて構成
されたリールにエンボステーピング品を巻き取る方法で
あって、そのリールは、軸芯部の円周外周部から中側に
伸びる溝部およびこの溝部に対応する側板部の位置に孔
を有し、側面視で上記軸芯部の溝部および上記側板部の
孔により構成される貫通状態の貫通溝部を有し、まず、
このリールの貫通溝部内に上記エンボステーピング品の
先端および押さえ治具を挿入させ、上記押さえ治具で上
記エンボステーピング品の先端を係止した後に、上記押
さえ治具と共に上記リールを回転させて上記エンボステ
ーピング品を巻き取るようにしたリール巻取り方法とし
たものであり、先端を係止した状態でエンボステーピン
グ品をリールに巻き取るため、巻き始めにおいてもリー
ルからのエンボステーピング品の抜けが低減でき、安定
した生産状態が実現できるという作用を有する。
発明において、押さえ治具をリールの側板部の側方から
貫通溝部に挿入するようにしたものであり、押さえ治具
が、リールの側板部の側方に位置するようにできるた
め、エンボステーピング品の巻き始めから巻き終わりま
で押さえ治具が邪魔にならず、エンボステーピング品の
巻取りが連続してスムーズに行えるようにできるという
作用を有する。
発明において、押さえ治具をリールの周方向に移動可能
に構成し、エンボステーピング品の先端および押さえ治
具を上記リールの貫通溝部内に挿入させた後、上記押さ
え治具を移動させて上記エンボステーピング品の先端を
上記貫通溝部の周方向の壁部に押さえ込むものであり、
押さえ治具でエンボステーピング品を確実に押さえるよ
うにでき、エンボステーピング品の抜けを少なくできる
と共に、高さ寸法が異なる数種類のエンボステーピング
品であっても押さえ治具の移動量を調整することによっ
て、一つのリールに対してそれらを確実に係止させて巻
き取ることも可能となり、リールの共用化も図ることが
できるという作用を有する。
発明において、角部を有する押さえ治具を回動可能に構
成し、エンボステーピング品の先端および押さえ治具を
上記リールの貫通溝部内に挿入させた後、上記押さえ治
具を回動させて上記角部で上記エンボステーピング品の
先端を上記貫通溝部の周方向の壁部に押さえ込むもので
あり、回動した押さえ治具の角部で部分的に高い圧力で
エンボステーピング品を確実に押さえるようにでき、エ
ンボステーピング品の抜けを少なくできると共に、高さ
寸法が異なる数種類のエンボステーピング品であっても
押さえ治具の回動角度を調整することによって、一つの
リールに対してそれらを確実に係止させて巻き取ること
も可能となり、リールの共用化も図ることができるとい
う作用を有する。
発明において、エンボステーピング品がリールに所定の
巻き状態となった時、上記リールの回転を停止させるこ
となく、押さえ治具が、上記エンボステーピング品の先
端の押さえを解除すると共に、上記リールの貫通溝部か
ら抜かれるものであり、エンボステーピング品の巻き終
わりの際に、リール交換が迅速かつ容易にでき、生産効
率が向上できるという作用を有する。
て、図1〜図4を用いて説明する。
一構成の部分には同一符号を付して、詳細な説明を簡略
化する。
本発明の請求項1〜5記載の発明について説明する。
巻取り方法で使用するリールの斜視図である。
部11Aの円形側面の各々に、側板部11Bがそれぞれ
固着されて構成されたリールである。
側面と直交する円周外周部11Cから中央側に伸びる溝
部11Dが設けられていると共に、その溝部11Dに対
応する側板部11Bの部分にも溝部11Dと同形状の孔
11Eが設けられたものとなっている。
側面視で、軸芯部11Aの溝部11Dおよび側板部11
Bの孔11Eとで貫通状態に構成される貫通溝部12を
有するものとなっている。
には、中央孔11Fが設けられている。
収納されたエンボステープ2にカバーテープ3が貼り付
けられたエンボステーピング品4を、上記リール11を
用いて巻き取る方法について図面を用いて説明する。
て、回転可能に構成された設備の軸部(図示せず)を挿
通させて両者を固定し、その状態で、貫通溝部12の方
向および位置を、エンボステーピング品4が送り出され
てくる方向および位置に合わせる。
り出されて、図2のリール巻取り方法を説明するための
状態を示す図に示すように、そのエンボステーピング品
4の先端を、貫通溝部12の溝部11D内に挿入させ
る。
ール11の周方向において溝部11Dの壁部とカバーテ
ープ3側との空隙が所定寸法以上となるように挿入され
る。
ープ3側との空隙に、リール11の側板部11Bの側方
から、つまり側板部11Bの孔11Eを介して押さえ治
具21を挿入させる(図3のリール巻取り方法を説明す
るための状態を示す図参照。)。
が、所定面積の平面部となった断面略長方形で、リール
11の周方向に移動可能に構成されている。
11に挿入された状態でカバーテープ3の幅に対応した
長さとなっている。
治具21をリール11の周方向に移動させて押さえ治具
21でエンボステーピング品4の先端をカバーテープ3
側から押さえ込む。
先端部分には、収容物となる所定の電子部品などは収容
されておらず、空の状態であるため、上記の押さえ作業
によって収容物を破損することもなく、またその押さえ
状態や圧力を適宜設定しても支障はないものである。
プ3側が平面部となっており、その平面部でエンボステ
ーピング品4の先端を所定の広い面積で押さえるように
できるため、確実にエンボステーピング品4をリール1
1に係止させるようにできる。
品4の先端が押さえ治具21でリール11に係止された
状態で、軸部を介してリール11を所定方向に回転させ
る。
態を維持しつつ、軸部の回転に同期して回転すると共
に、エンボステーピング品4もそれに同期して送り出さ
れる。
エンボステーピング品4の先端部は溝部11Dと円周外
周部11Cとの角で折り曲げられ、エンボステーピング
品4はリール11に巻き取られていく。
るエンボステーピング品4の先端は、リール11と同期
して回転する押さえ治具21で溝部11Dの壁部に押さ
えられているため、エンボステーピング品4がリール1
1から抜けてしまうことはない。
ール11に所定の巻き状態となった時点で、上記リール
11の回転を停止させることなく、押さえ治具21は、
エンボステーピング品4の先端の押さえを解除すると共
に、貫通溝部12から外方に抜かれる。
りに、押さえ治具21を抜く工数を削減できると共に、
リール11の交換を容易にすることができ、効率よく生
産できるものとなる。
4を巻き終わった後に押さえ治具21を抜くようにして
も良い。
取り方法は、巻き始めを含めてリール11からエンボス
テーピング品4が外れることなく、安定して巻くことが
できるものである。
向に移動させてカバーテープ3側から溝部11D内にあ
るエンボステーピング品4の先端を押さえ込むものであ
るため、高さ寸法が異なる数種類のエンボステーピング
品4であっても、一つのリール11に対して押さえ治具
21の移動量を調整することによって、各々の先端をリ
ール11に確実に係止させて巻き取ることが可能とな
り、リール11の共用化を図ることもでき、様々な管理
の簡素化をも図ることができる。
1の側板部11Bの側方から挿入して係止するものを説
明したが、上記以外の方向から挿入してもよい。
向に移動させてエンボステーピング品4の先端を押さえ
る以外の構成としてもよい。
ル11の溝部11D内にエンボステーピング品4の先端
を挿入させると共に、溝部11Dの壁部とカバーテープ
3側との空隙にリール11の側板部11Bの側方から、
つまり側板部11Bの孔11Eを介して断面略四角形状
の押さえ治具31を挿入させる。
入状態となった押さえ治具31において、カバーテープ
3側とは反対面側で、かつ溝部11Dの底部側の位置に
あたる押さえ治具31の角部31Aを中心として、カバ
ーテープ3側で、かつ溝部11Dの開口側にあたる角部
31B、つまり上記角部31Aと対角位置の角部31B
で、エンボステーピング品4をカバーテープ3側から押
さえ込むように、押さえ治具31を回動させて、エンボ
ステーピング品4の先端を押さえ治具31で係止させて
もよい。
Bで、エンボステーピング品4の先端を押さえ込むよう
にできるため、係止させる圧力が容易に高くでき、エン
ボステーピング品4の抜けがさらに少なくでき、リール
11へのエンボステーピング品4の巻取りを安定した状
態で行うことができる。
動角度を変えるのみでエンボステーピング品4の先端を
角部31Bで確実に押さえ込むようにできるため、上記
の押さえ治具31をリール11の周方向に全体で移動さ
せるよりも、可動範囲が少なくでき、より効率のよいも
のにできる。
治具21または31を移動または回動させてエンボステ
ーピング品4の先端を係止させた状態で、リール11に
エンボステーピング品4を巻き取るようにしたため、特
に、巻き始め時のエンボステーピング品4のリール11
からの抜けが少なく、安定して巻き取りができる生産効
率がよくて安定した生産を実現できるものである。
は中実のものを事例として説明したが、溝部11Dにお
いて周方向の壁部のみがあれば、その壁部にエンボステ
ーピング品4を押さえ治具21または31によって押さ
え込むことができ、上記と同じ効果を得ることができ
る。
によれば、エンボステーピング品の先端を、押さえ治具
でリールの溝部に係止させて巻き始めるようにしたた
め、リールからのエンボステーピング品の抜けが低減で
きて、リール巻取り作業を安定して行うことができると
いう有利な効果が得られる。
理の煩雑さも解消することができるものである。
で使用するリールの斜視図
ールの溝部にエンボステーピング品の先端が挿入された
状態を示す図
ールの溝部にエンボステーピング品の先端および押さえ
治具が挿入され、その後の押さえ治具の移動状態を示す
図
て、リールの溝部にエンボステーピング品の先端および
押さえ治具が挿入され、その後の押さえ治具の移動状態
を示す図
ング品がリールに巻き取られた状態を示す斜視図
Claims (5)
- 【請求項1】 円柱状の軸芯部の円形側面に側板部がそ
れぞれ固着されて構成されたリールにエンボステーピン
グ品を巻き取る方法であって、そのリールは、軸芯部の
円周外周部から中側に伸びる溝部およびこの溝部に対応
する側板部の位置に孔を有し、側面視で上記軸芯部の溝
部および上記側板部の孔により構成される貫通状態の貫
通溝部を有し、まず、このリールの貫通溝部内に上記エ
ンボステーピング品の先端および押さえ治具を挿入さ
せ、上記押さえ治具で上記エンボステーピング品の先端
を係止した後に、上記押さえ治具と共に上記リールを回
転させて上記エンボステーピング品を巻き取るようにし
たリール巻取り方法。 - 【請求項2】 押さえ治具をリールの側板部の側方から
貫通溝部に挿入するようにした請求項1記載のリール巻
取り方法。 - 【請求項3】 押さえ治具をリールの周方向に移動可能
に構成し、エンボステーピング品の先端および押さえ治
具を上記リールの貫通溝部内に挿入させた後、上記押さ
え治具を移動させて上記エンボステーピング品の先端を
上記貫通溝部の周方向の壁部に押さえ込む請求項1記載
のリール巻取り方法。 - 【請求項4】 角部を有する押さえ治具を回動可能に構
成し、エンボステーピング品の先端および押さえ治具を
上記リールの貫通溝部内に挿入させた後、上記押さえ治
具を回動させて上記角部で上記エンボステーピング品の
先端を上記貫通溝部の周方向の壁部に押さえ込む請求項
1記載のリール巻取り方法。 - 【請求項5】 エンボステーピング品がリールに所定の
巻き状態となった時、上記リールの回転を停止させるこ
となく、押さえ治具が、上記エンボステーピング品の先
端の押さえを解除すると共に、上記リールの貫通溝部か
ら抜かれる請求項2記載のリール巻取り方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001250056A JP2003054794A (ja) | 2001-08-21 | 2001-08-21 | リール巻取り方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003054794A true JP2003054794A (ja) | 2003-02-26 |
Family
ID=19078949
Family Applications (1)
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JP2001250056A Pending JP2003054794A (ja) | 2001-08-21 | 2001-08-21 | リール巻取り方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003054794A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102006008806A1 (de) * | 2006-02-25 | 2007-09-06 | Vaupel Textilmaschinen Gmbh & Co Kg | Vorrichtung zum Herstellen und/oder Bearbeiten eines oder mehrerer textiler Bänder |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5528230U (ja) * | 1978-08-11 | 1980-02-23 | ||
JPS58110451U (ja) * | 1982-01-22 | 1983-07-27 | オムロン株式会社 | 巻取装置 |
JPH041866U (ja) * | 1990-04-18 | 1992-01-09 | ||
JPH05330706A (ja) * | 1992-05-29 | 1993-12-14 | Urawa Polymer Kk | エンボステープの自動差込み装置 |
-
2001
- 2001-08-21 JP JP2001250056A patent/JP2003054794A/ja active Pending
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DE102006008806A1 (de) * | 2006-02-25 | 2007-09-06 | Vaupel Textilmaschinen Gmbh & Co Kg | Vorrichtung zum Herstellen und/oder Bearbeiten eines oder mehrerer textiler Bänder |
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