JP2003054270A - 燃料タンクの開口部構造 - Google Patents

燃料タンクの開口部構造

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の層を有する樹脂部材で形成する燃料タ
ンクに関し、開口部において樹脂部材を介して燃料が透
過することを確実に防止すると共に、開口部に対し蓋体
を適切に接合し得るようにする。 【解決手段】 外層Po、内層Pi及び中間層Bを有す
る樹脂部材をブロー成形することによって燃料タンク本
体1を形成すると共に、開口部1hを一体的に形成す
る。開口部にて燃料タンク本体の外方に延出する筒状部
1eと、この筒状部の先端から開口部を拡径する方向に
折曲部1bが延出し開口部の開口面に平行な外面を有す
る重合部1dを形成し、その一部を圧縮して圧縮部1c
を形成する。更に、開口部を囲繞し圧縮部に当接する段
部を内側に形成した環状部材2を設け、これに周縁部が
当接する蓋体4を設ける。そして、蓋体と環状部材の相
対移動を阻止する係合部(突起4p及び凹部2f)を設
ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、燃料タンクの開口
部構造に関し、特に複数の層を有する樹脂部材をブロー
成形して燃料タンク本体を形成すると共に、開口部を一
体的に形成する燃料タンクの開口部構造に係る。
【0002】
【従来の技術】自動車等に搭載される燃料タンクにおい
ては、樹脂化が進み、樹脂部材をブロー成形して燃料タ
ンク本体を形成すると共に、開口部を一体的に形成する
方法が普及し、所望の構造の開口部を有する樹脂製の燃
料タンクが普及している。このような燃料タンクの開口
部構造に関しては、例えば実開平4−7925号公報に
開示されており、その第3図に従来の構造が記載され、
その第1図に開口周壁の高さを抑えた構造が記載されて
いる。同公報においては、タンク本体に接合した蓋取付
基部にナット等の係合部を設け、これにボルト等の係合
部品を係合させて蓋をタンク本体に固定する構造とする
ことにより、限られた全高に対して十分大きな容量を確
保し得るとしている。また、特許第2906701号公
報にも従来技術として上記公報に記載のものと同様の構
造が記載されている。
【0003】一方、燃料タンクを構成する樹脂部材に関
しては、例えば実開昭61−83509号公報に記載の
ように複数の層を有する樹脂部材が用いられている。同
公報には、接着剤層を介して複数枚の構成材を張り合わ
せた多層の板部材を用いた多層ブロー成形タンクが開示
されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記実開昭61−83
509号公報に記載のように、樹脂製の燃料タンクを製
造する場合には、複数の層を有する樹脂部材が用いられ
る。これは、燃料タンクとしての強度を保持する高密度
ポリエチレン等の強度保持部材と、燃料の透過を防止す
るバリア材とを接着剤等によって接合したもので、この
樹脂部材をブロー成形することによって燃料タンクが形
成され、開口部も同時に形成される。そして、開口部は
前掲の公報に記載のように蓋体で覆うことになるが、開
口部の端面は複数の層がタンク本体内に露呈する場合が
ある。この場合には、樹脂部材の最外層の強度保持部材
を介して燃料が外部に漏洩するおそれがある。
【0005】前掲の実開平4−7925号公報において
は、パッキンを介装してボルト等の係合部品で結合する
ことが提案されているが、蓋体の接合に際し、別途シー
ル性の高いパッキンやボルト等が必要となる。しかも、
透過防止機能に優れたパッキンを用いたとしても、樹脂
部材の最外層を介した燃料の漏洩が懸念される。
【0006】従って、開口部において樹脂部材を介して
燃料が透過することを確実に防止し得る構造とすること
が望まれるが、樹脂部材による開口部の構造の改良に加
え、蓋体との接合を適切に行うことが必要となる。
【0007】そこで、本発明は、複数の層を有する樹脂
部材で形成する燃料タンクに関し、開口部において樹脂
部材を介して燃料が透過することを確実に防止すると共
に、開口部に対し蓋体を適切に接合し得る燃料タンクの
開口部構造を提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明の燃料タンクの開口部構造は、請求項1に記
載のように、複数の層を有する樹脂部材で形成する燃料
タンク本体に開口部を一体的に形成して成る燃料タンク
の開口部構造において、前記開口部にて前記燃料タンク
本体外方に延出する筒状部と、該筒状部の先端から前記
開口部を拡径する方向に折曲部が延出し前記開口部の開
口面に平行な外面を有する重合部と、該重合部の少くと
も一部を前記開口面に垂直な方向に圧縮した圧縮部と、
前記開口部を囲繞し、少くとも前記圧縮部に当接する段
部を内側に形成して成る環状部材と、該環状部材に周縁
部が当接し前記開口部の開口面を覆う蓋体とを備え、該
蓋体と前記環状部材の相対移動を阻止する係合部を前記
蓋体及び前記環状部材に設けることとしたものである。
【0009】前記係合部は、請求項2に記載のように、
前記蓋体の周縁部に形成した突起と、前記環状部材に形
成し前記突起に係合する凹部とから成るように構成する
ことができる。あるいは、請求項3に記載のように、前
記係合部は、前記蓋体の周縁部に形成した凹部と、前記
環状部材に形成し前記凹部に係合する突起とから成るよ
うに構成してもよい。尚、前記周縁部に形成した凹部に
は、前記周縁部に形成した切欠を含む。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の望ましい実施形態
を図面を参照して説明する。図1は本発明の燃料タンク
の開口部構造の一実施形態を示すもので、その一部の断
面を図2に示している。本実施形態の燃料タンクは、少
くとも外層、内層及び中間層を有する樹脂部材をブロー
成形することによって燃料タンク本体1が形成されると
共に、開口部1hが一体的に形成されるが、製造方法に
ついては後述する。
【0011】先ず開口部1h近傍の構成を説明すると、
図1及び図2に示すように、開口部1hにて燃料タンク
本体1の外方に延出する筒状部1eと、この筒状部1e
の先端から開口部1hを拡径する方向に折曲部1bが延
出し開口部1hの開口面Shに平行な外面を有する重合
部1dが形成されている。そして、重合部1dの一部が
圧縮され、圧縮部1cが形成されている。尚、図1にお
いては燃料タンク本体1を構成する樹脂部材のハッチン
グを省略している。
【0012】図2に拡大して示すように、燃料タンク本
体1を構成する樹脂部材は、強度保持部材で形成された
外層Po及び内層Piとの間に、バリア材で形成された
中間層Bが介装され、これらが接着性樹脂で接合された
複数の層を有する多層構造の樹脂部材である。本実施形
態で用いられる強度保持部材としては、超高分子量(高
密度)ポリエチレンが用いられ、バリア材としては、例
えばEVOH(エチレンとビニルアルコールが共重合し
た樹脂)が用いられる。尚、本発明においてはこれらの
材料を限定するものではなく、バリア材としては、ガソ
リン等の燃料の透過を確実に防止し得るガスバリア性を
有する材料であれば、どのようなものでもよい。
【0013】図2に拡大断面を示すように、折曲部1b
は内側(開口側)に折曲されているので、仮に燃料が内
層Piを透過しても折曲部1bのバリア層Bで適切に遮
断される。特に、中間層Bの最外側が圧縮部1cに位置
するように構成されており、圧縮部1cにおける外層P
oの厚さは筒状部1eのそれに比し、かなり薄く形成さ
れている。このように、外層Poの厚さは圧縮部1cで
薄くなっており、流路が狭くなっているので、燃料が開
口端面1pから透過する際の抵抗となる。これに対し、
圧縮部1cを有さない開口部構造においては、多層構造
の樹脂部材の開口端面(図2の1pに相当)がそのまま
外部空間と連通し得るので、たとえ蓋体4と固定部材5
との間にシール部材(図2の3に相当)が配設されたと
しても、外層Poを介して燃料が透過するおそれがあ
る。本実施形態では、理論的には、開口端面1p側から
外層Poを介して、しかも圧縮部1cの薄い部分を介し
て折曲部1bに到達し得ることになるが、実際には極く
僅かであり実質的に無視し得る量である。
【0014】更に、本実施形態では図2に示すように、
折曲部1bから筒状部1eの外側面と平行に延出する立
壁部1kが形成されている。これにより、立壁部1kの
内側の圧縮部1cに環状溝が形成される。尚、図3に示
すように、立壁部1kを設けることなく、圧縮時に形成
される段差を圧縮部1cとしてそのまま外方に開放する
構造としてもよい。
【0015】一方、環状部材2が開口部1hを囲繞する
ように配置され、燃料タンク本体1を構成する樹脂部材
で形成された開口部1hに固着されている。環状部材2
も樹脂製で、その内側が筒状部1eの外側面に当接し、
上端面が重合部1dの下面に当接すると共に、折曲部1
bに当接(本実施形態では、更に立壁部1kに当接)す
るように、段部2dが内側に形成されている。環状部材
2の詳細な構造は、図4乃至図6に示す通りであり、軸
方向の一方の端面(図5及び図6の下側端面)に環状の
凹部2rが形成され、外側面には螺子部2sが形成され
ている。
【0016】図4及び図6に示すように、環状部材2の
円周に沿って所定間隔毎に、段部2dに複数の凹部(代
表して2cで表す)が形成されており、筒状部1e及び
重合部1dの成形時に樹脂部材が凹部2c内に侵入し、
環状部材2が筒状部1eに対して回転しないように固定
されている。また、図4及び図5に示すように、環状部
材2の円周に沿って所定間隔毎に、段部2dの隅に複数
のリブ(代表して2eで表す)が形成されている。そし
て、図1、図4及び図6に示す凹部2fは、蓋体3に設
けられた突起(図1及び図11に4pで示す)を収容す
るものであり、これについては図11を参照して後述す
る。
【0017】上記のように構成された開口部1hにおい
て、本実施形態の圧縮部1cは環状溝を構成し、これに
図1に示すようにゴム等の環状のシール部材3が収容さ
れ、その上に蓋体4が載置された後、内側に螺子部を有
する環状の固定部材5が装着される。而して、固定部材
5が環状部材2の螺子部2sに螺合されると、蓋体4が
シール部材3を介して圧縮部1cの上面に密着するよう
に固定される。このとき、環状部材2は前述のように筒
状部1eに対して回転しないように固定されているの
で、固定部材5を螺合する際に回転することはない。
【0018】而して、本実施形態の燃料タンクの開口部
構造においては、構造的に燃料タンク内の燃料が外部と
連通し得る部分は、シール部材3と蓋体4及び圧縮部1
cとの当接部、並びに多層構造の樹脂部材のうちの外層
Poであって、圧縮部1cにて薄く形成された部分のみ
となり、特に、中間層Bの最外側が圧縮部1cに位置す
るように構成されており、流路が狭くなっているので、
燃料の透過を確実に防止することができる。加えて、圧
縮部1cの底面は圧縮によって面粗度が向上し滑らかな
面となっているので良好なシール性を確保することがで
きる。
【0019】図7は、上記の開口部構造を有する燃料タ
ンクの製造に供する金型の作動を説明するもので、金型
D1は図7の上下方向に移動可能に支持され、金型D2
は図7の左右方向に移動可能に支持されている。金型D
1の内側には凸部D1pが形成され、金型D2の内側に
は凹部D2rが形成されている。凸部D1pは図2に示
す圧縮部1cを形成し得る形状に形成され、凹部D2r
は環状部材2の螺子部2sを収容し得る形状に形成され
ている。尚、図7においては、燃料タンク本体1の開口
部1hは成形後の状態を示している。
【0020】図8及び図9は、上記開口部構造の製造工
程の一例を説明するもので、先ず図8の成形工程におい
て、環状部材2が金型D2の凹部D2r内に配置された
後に、前述の多層構造(本実施形態では三層)の樹脂部
材で構成された多層パリソンPTが金型D1,D2内に
配置される。そして、別途、連通管(図示せず)を介し
て、多層パリソンPTの内側に空気圧又は液圧が付与さ
れる。
【0021】而して、多層パリソンPT内に空気圧又は
液圧が付与されつつ、金型D1が金型D2に対して摺動
し、図8に白抜き矢印で示すように環状部材2方向に駆
動される。この結果、図8に示すように多層パリソンP
Tが膨出すると共に、環状部材2に当接する部分の膨出
が抑制されて筒状部1eが形成される。更に、図9に示
すように、折曲部1b及び重合部1dが良好な形状精度
で形成される。また、金型D1の凸部D1pによって重
合部1dが圧縮されて圧縮部1cが形成されると共に、
立壁部1kが延出形成される。このとき、環状部材2の
段部2dの隅に形成された複数のリブ2e間及び凹部2
c内に樹脂部材が充填されるので、環状部材2が筒状部
1eに対して回転しないように固定される。尚、このと
き蓋部1gも形成されるが、これは後に除去される。
【0022】図10及び図11は、前述の図4及び図6
の実施形態における環状部材2の凹部2fと、これに係
合するように蓋体4に設けられた突起4pを示すもの
で、これらの凹部2f及び突起4pによって本発明の係
合部が構成されている。また、図12及び図13は、本
発明の係合部の他の実施形態を示すもので、図10及び
図11に記載の凹部2f及び突起4pに代えて、蓋体4
の周縁部に切欠4c(本発明にいう凹部を構成)が形成
され、これに係合するように環状部材2に突起2pが形
成されている。尚、切欠4cに代えて開口あるいは凹部
を形成してもよい。
【0023】而して、図4及び図6並びに図10乃至図
13に記載のように、蓋体4及び環状部材2には係合部
(凹部2f及び突起4p、又は切欠4c及び突起2p)
が設けられており、これらによって両者の相対移動(本
実施形態では蓋体4の回転)が阻止されるので、蓋体4
は確実に保持される。
【0024】
【発明の効果】本発明は上述のように構成されているの
で以下の効果を奏する。即ち、本発明の燃料タンクの開
口部構造においては、請求項1に記載のように、開口部
にて燃料タンク本体外方に延出する筒状部と、該筒状部
の先端から開口部を拡径する方向に折曲部が延出し開口
部の開口面に平行な外面を有する重合部と、該重合部の
少くとも一部を開口面に垂直な方向に圧縮した圧縮部
と、開口部を囲繞し、少くとも圧縮部に当接する段部を
内側に形成して成る環状部材と、該環状部材に周縁部が
当接し開口部の開口面を覆う蓋体とを備えているので、
開口部において樹脂部材を介して燃料が透過するのを確
実に防止することができる。しかも、蓋体及び環状部材
には係合部が設けられており、両者の相対移動が阻止さ
れるので、蓋体を確実に保持することができ、良好なシ
ール性を確保することができる。
【0025】上記係合部は、請求項2又は請求項3に記
載のように、特に別の手段を付設することなく、蓋体及
び環状部材に容易に形成することができるので、安価な
構成で確実に蓋体を保持することができ、良好なシール
性を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の燃料タンクの開口部構造の一実施形態
の断面図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る燃料タンクの開口部
構造の一部を拡大して示す断面図である。
【図3】本発明の他の実施形態に係る燃料タンクの開口
部構造の一部を拡大して示す断面図である。
【図4】本発明の一実施形態の燃料タンクに供する環状
部材の一部を示す平面図である。
【図5】本発明の一実施形態の燃料タンクに供する環状
部材の一部の断面図で、図4のA−A線断面図である。
【図6】本発明の一実施形態の燃料タンクに供する環状
部材の一部の断面図で、図4のB−B線断面図である。
【図7】本発明の一実施形態の燃料タンクの製造に供す
る金型の一部を拡大して示す断面図である。
【図8】本発明の一実施形態の燃料タンク製造時の開口
部の膨出工程を説明する断面図である。
【図9】本発明の一実施形態の燃料タンク製造時の開口
部の圧縮工程を説明する断面図である。
【図10】本発明の一実施形態の燃料タンクに供する環
状部材及び蓋体の係止部の一例を示す平面図である。
【図11】本発明の一実施形態の燃料タンクに供する環
状部材及び蓋体の係止部の一例を示す断面図で、図10
のC−C線断面図である。
【図12】本発明の一実施形態の燃料タンクに供する環
状部材及び蓋体の係止部の他の例を示す平面図である。
【図13】本発明の一実施形態の燃料タンクに供する環
状部材及び蓋体の係止部の他の例を示す断面図で、図1
2のD−D線断面図である。
【符号の説明】 1 燃料タンク本体, 1b 折曲部, 1c 圧縮
部, 1d 重合部,1e 筒状部, 1k 立壁部,
2 環状部材, 2c 凹部,2d 段部, 2e
リブ, 2f 凹部, 2h 連通孔,2p 突起,
3 シール部材, 4 蓋体, 4c 切欠,4p 突
起,5 固定部材, Po 外層, Pi 内層, B
中間層,PT 多層パリソン, D1,D2 金型
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 杉浦 綱治 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 Fターム(参考) 3D038 CA22 CB01 CC15 CC20

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の層を有する樹脂部材で形成する燃
    料タンク本体に開口部を一体的に形成して成る燃料タン
    クの開口部構造において、前記開口部にて前記燃料タン
    ク本体外方に延出する筒状部と、該筒状部の先端から前
    記開口部を拡径する方向に折曲部が延出し前記開口部の
    開口面に平行な外面を有する重合部と、該重合部の少く
    とも一部を前記開口面に垂直な方向に圧縮した圧縮部
    と、前記開口部を囲繞し、少くとも前記圧縮部に当接す
    る段部を内側に形成して成る環状部材と、該環状部材に
    周縁部が当接し前記開口部の開口面を覆う蓋体とを備
    え、該蓋体と前記環状部材の相対移動を阻止する係合部
    を前記蓋体及び前記環状部材に設けたことを特徴とする
    燃料タンクの開口部構造。
  2. 【請求項2】 前記係合部が、前記蓋体の周縁部に形成
    した突起と、前記環状部材に形成し前記突起に係合する
    凹部とから成ることを特徴とする請求項1記載の燃料タ
    ンクの開口部構造。
  3. 【請求項3】 前記係合部が、前記蓋体の周縁部に形成
    した凹部と、前記環状部材に形成し前記凹部に係合する
    突起とから成ることを特徴とする請求項1記載の燃料タ
    ンクの開口部構造。
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