JP2003053862A - 多重ラベルの製造方法およびその装置 - Google Patents

多重ラベルの製造方法およびその装置

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JP2003053862A JP2001247854A JP2001247854A JP2003053862A JP 2003053862 A JP2003053862 A JP 2003053862A JP 2001247854 A JP2001247854 A JP 2001247854A JP 2001247854 A JP2001247854 A JP 2001247854A JP 2003053862 A JP2003053862 A JP 2003053862A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 比較的製造が容易で、製造コストを抑えるこ
とができる、新規な多重ラベルの製造方法およびその装
置を提供する。 【解決手段】 この発明の多重ラベルの製造方法は、仮
着シート40に感圧型接着剤層24にて仮着された第1
のラベル18を該仮着シート40より剥離して、該仮着
シート40に仮着されていたときとは異なった間隔で、
該第1のラベル18を剥離性基材12に適宜な間隔をお
いて再仮着するステップと、第1のラベル18が仮着さ
れた剥離性基材12の表面に、該第1のラベル18を被
覆するように第2のラベル素材60を重合するステップ
と、第1のラベル18の間において、前後のカット位置
の間に該第1のラベル18が存在するように、第2のラ
ベル素材60をその厚み方向にカットするステップとを
含む、多重ラベルの製造方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、2以上のラベル
が積層された多重ラベルの製造方法およびその装置に関
し、特に、たとえばICマウント済みのインレットをラ
ベルに装着するなど盗難・万引き防止、物流の合理化・
自動化等の各種機能性ラベルとして用いるに好適な、多
重ラベルの製造方法およびその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、配送伝票、万引き防止、盗難防止
などの機能性を有するラベルが、たとえば特開2000
−334862などに提案されているが、印刷層と機能
性を有する集積回路部分とを1つの平面に形成するに
は、ラベルそのものにチップサイズの穴を形成し、前記
穴に非接触ICチップを嵌合する等、製造しにくくコス
ト高になる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】それゆえに、この発明
の主たる目的は、比較的製造が容易で、製造コストを抑
えることができる、新規な多重ラベルの製造方法および
その装置を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明にかかる請求項
1に記載の多重ラベルの製造方法は、仮着シートに感圧
型接着剤層にて仮着された第1のラベルを該仮着シート
より剥離して、該仮着シートに仮着されていたときとは
異なった間隔で、該第1のラベルを剥離性基材に適宜な
間隔をおいて再仮着するステップと、第1のラベルが仮
着された剥離性基材の表面に、該第1のラベルを被覆す
るように第2のラベル素材を重合するステップと、第1
のラベルの間において、前後のカット位置の間に該第1
のラベルが存在するように、第2のラベル素材をその厚
み方向にカットするステップとを含む、多重ラベルの製
造方法である。この発明にかかる請求項2に記載の多重
ラベルの製造方法は、第1のラベルをその裏面に形成さ
れた感圧型接着剤層にて仮着シートの長手方向に列にな
って並び続くように複数連続して仮着し、且つ、同一ま
たは類似する該第1のラベルの列を該仮着シートの幅方
向に複数列形成するステップと、複数列形成された第1
のラベルの列を1列にするために、仮着シートを該第1
のラベルの列の間においてカットするステップと、仮着
シートに感圧型接着剤層にて仮着された第1のラベルを
該仮着シートより剥離して、該仮着シートに仮着されて
いたときとは異なった間隔で、該第1のラベルを剥離性
基材に適宜な間隔をおいて再仮着するステップと、第1
のラベルが仮着された剥離性基材の表面に、該第1のラ
ベルを被覆するように第2のラベル素材を重合するステ
ップと、第1のラベルの間において、前後のカット位置
の間に該第1のラベルが存在するように、第2のラベル
素材をその厚み方向にカットするステップとを含む、多
重ラベルの製造方法である。この発明にかかる請求項3
に記載の多重ラベルの製造方法は、仮着シートに感圧型
接着剤層にて仮着された第1のラベルを該仮着シートよ
り剥離して、該仮着シートに仮着されていたときとは異
なった間隔で、該第1のラベルを剥離性基材に適宜な間
隔をおいて再仮着するステップと、第1のラベルが仮着
された表面に、該第1のラベルを被覆するように、第2
のラベルを重合するステップとを含む、多重ラベルの製
造方法である。この発明にかかる請求項4に記載の多重
ラベルの製造方法は、第1のラベルをその裏面に形成さ
れた感圧型接着剤層にて仮着シートの長手方向に列にな
って並び続くように、複数連続して仮着し、且つ、同一
または類似する該第1のラベルの列を該仮着シートの幅
方向に複数列形成するステップと、複数列形成された第
1のラベルの列を一列にするために、仮着シートを該第
1のラベルの列の間においてカットするステップと、仮
着シートに感圧型接着剤層にて仮着された第1のラベル
を該仮着シートより剥離して、仮着シートに仮着されて
いたときとは異なった間隔で、該第1のラベルを剥離性
基材に適宜な間隔をおいて再仮着するステップと、第1
のラベルが仮着された表面に、該第1のラベルを被覆す
るように、第2のラベルを重合するステップとを含む、
多重ラベルの製造方法である。この発明にかかる請求項
5に記載の多重ラベルの製造方法は、第2のラベルまた
は第2のラベル素材は、第1のラベルを被覆するよう
に、第1のラベルが仮着された表面に重合する前におい
ておよび/または後において、印刷層を形成するステッ
プを含む、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の
多重ラベルの製造方法である。この発明にかかる請求項
6に記載の多重ラベルの製造方法は、第1のラベルは、
磁性体,集積回路,共振回路等のシート状体、板状体ま
たは棒状体が固定された、請求項1ないし請求項5のい
ずれかに記載の多重ラベルの製造方法である。この発明
にかかる請求項7に記載の多重ラベルの製造方法は、第
1のラベルは、磁性層,集積回路,アンテナ等の機能層
が形成された、請求項1ないし請求項5のいずれかに記
載の多重ラベルの製造方法である。この発明にかかる請
求項8に記載の多重ラベルの製造装置は、仮着シートに
感圧型接着剤層にて仮着された第1のラベルを該仮着シ
ートより剥離して、該仮着シートに仮着されていたとき
とは異なった間隔で、該第1のラベルを剥離性基材に適
宜な間隔をおいて再仮着する貼り替え手段と、第1のラ
ベルが仮着された剥離性基材の表面に、該第1のラベル
を被覆するように第2のラベル素材を重合する重合手段
と、第1のラベルの間において、前後のカット位置の間
に該第1のラベルが存在するように、第2のラベル素材
をその厚み方向にカットする切れ目形成手段とを含む、
多重ラベルの製造装置である。
【0005】この発明の上述の目的,その他の目的,特
徴および利点は、図面を参照して行う以下の発明の実施
の形態の詳細な説明から一層明らかとなろう。
【0006】
【発明の実施の形態】図1は、この発明の一実施の形態
である多重ラベルの構造を示す断面図解図であり、図2
は、この発明の一実施の形態である多重ラベルの構造を
示す斜視図解図である。図3ないし図5は、この発明の
一実施の形態である多重ラベルの製造方法を示す図解図
である。図6は、この発明の一実施の形態である多重ラ
ベルの製造装置を示す図解図である。この多重ラベル連
続体10は、剥離シート12を含み、この剥離シート1
2の剥離剤層側主面には、ラベル14がその裏面に形成
された粘着剤層16をもって、一定の間隔をおいて仮着
されている。
【0007】各ラベル14は、第1のラベル18の上に
第2のラベル20を積層してなる。第1のラベル18
は、紙、合成樹脂シートなどの第1ラベル基材22の裏
面に粘着剤を塗布してなる第1感圧型接着剤層24が形
成されるとともに、第1ラベル基材22の表面には、導
電材によるコイルと対向する対向電極とを誘電体で隔壁
し共振回路を構成したあるいは磁性体の板状あるいは棒
状の機能体26が、静電容量,電磁波等によって万引き
・盗難防止をする機能、たとえば検知する機能を妨げな
い合成樹脂シートまたはフィルム等からなる固定フィル
ム28で積層されている。あるいは、第1ラベル基材2
2の表面に、集積回路、ICチップとカーボン印刷によ
るアンテナ等が印刷等により積層形成してもよい。ある
いはまた、その他の機能を有する素子や印刷等を形成し
てもよい。あるいはまた、上記のような機能を有する素
子や印刷の形成されたチップに感圧型接着剤層24を形
成して第1のラベル18としてもよい。さらにはまた、
第1ラベル基材22を用いず、固定フィルム28の裏面
に直接第1感圧型接着剤層24を形成して、第1のラベ
ル18としてもよい。さらにまた、第2のラベル20に
上記のような機能等を有する素子や印刷等を形成するこ
ともできる。第2のラベル20は、紙、合成樹脂シート
などのシート状体からなる第2ラベル基材30の裏面
に、粘着剤を塗布してなる第2感圧型接着剤層32が形
成されている。
【0008】第1のラベル18をその裏面に形成された
第1感圧型接着剤層24にて、仮着シート40の長手方
向に列になって並び続くように、複数連続して仮着し、
且つ、該第1のラベル18の列を該仮着シート40の幅
方向に複数列形成する(図3図示)。そして、前記複数
列形成された第1のラベル18の列を一列にするため
に、仮着シート40を該第1のラベル18の列の間にお
いて、たとえばスリッタやカッタによって切断する(図
4図示)。このとき、仮着シート40に第1のラベル1
8が仮着された連続体は、たとえば芯管にロール状に巻
き重ねられているものを準備し、該ロール状の第1のラ
ベル18の連続体をその状態のままカッタで切断する。
【0009】幅広の仮着シート40を切断して第1のラ
ベル18が仮着シート40aに複数連続して仮着されて
一列になって並び続く第1のラベル18の連続体は、図
5で示すように、仮着シート40に仮着されている第1
のラベル18の前後の間隔とは異なったより広い間隔
に、第1のラベル18の間隔を拡げて貼り替える、貼替
え手段102を備えた多重ラベルの製造装置100に装
填される。
【0010】貼替え手段102は、幅狭の仮着シート4
0aに第1感圧型接着剤層24にて仮着された第1のラ
ベル18を、該幅狭の仮着シート40aより剥離して該
仮着シート40aに仮着されていたときとは異なった間
隔、すなわち、第2のラベル20の形状、たとえばその
長さに対応して、該第1のラベル18を別途準備した剥
離性基材たる剥離シート12に適宜な間隔をおいて再仮
着する装置である。
【0011】この多重ラベルの製造装置の貼替え手段1
02は、仮着シート40aに一定の間隔をおいて仮着さ
れた複数の第1のラベル18を剥離し、第1のラベル1
8が剥離される前の前記仮着シート40aの進行方向に
近い方向に第1のラベル18を進行させるとともに、第
1のラベル18が剥離された後、仮着シート40aを前
記第1のラベル18の進行方向とは異なる方向に向けて
進行させるラベル剥離手段104を含む。
【0012】ラベル剥離手段104は、第1のラベル1
8の第1粘着剤層24と仮着シート40aとの界面にお
いて離間させる手段である剥離プレート106を含む。
この剥離プレート106は、第1のラベル18が剥離さ
れる前、仮着シート40aを移送する水平平面106a
を備え、この水平平面106aに沿って水平の方向に送
られてきた仮着シート40aがその先端106bにおい
て第1のラベル18の設けられている面とは反対側に急
激に折り返されて進行方向を変えるように、断面鋭角に
形成されている。そして、仮着シート40aと第1のラ
ベル18とは剥離プレート106の先端106bにおい
て離間され、第1のラベル18のみ、その剛性によって
そのまま略水平方向に直進する。
【0013】前記ラベル剥離手段104の剥離プレート
106の先端との間において、第1のラベル18の進行
方向における長さよりも短い間隔をおいて、貼替え手段
102を構成するラベル再仮着手段120が設けられ
る。ラベル再仮着手段120は、剥離シート12のロー
ル状体から剥離シート12を巻き戻し、剥離シート12
の剥離剤層側主面に第1のラベル18を再仮着するよう
に構成された再仮着プレート122を含む。再仮着プレ
ート122は、その上面に水平平面状の再仮着平面12
2aが形成され、再仮着プレート122の先端122b
が、前記ラベル剥離手段104の剥離プレート106の
先端との間において、第1のラベル18の進行方向にお
ける長さよりも短い間隔をおいて、且つ再仮着平面12
2aが前記ラベル剥離手段104の剥離プレート106
とほぼ同一の高さに位置するように設けられている。な
お、前記ラベル剥離手段104における剥離プレート1
06の代わり、および前記ラベル再仮着手段120にお
ける再仮着プレート122の代わりに、たとえば、剥離
プレート106の先端106bおよび再仮着プレート1
22の先端122b付近の位置に円筒状または円柱状の
ロールを設け、該ロールによって剥離ロール、再仮着ロ
ールを構成するようにし、該剥離ロールによって仮着シ
ート40aの進行方向を変え、また、該再仮着ロールを
用いて剥離シート12の進行方向を変えることもでき
る。
【0014】この貼替え手段102においては、幅狭の
仮着シート40aの送り速度よりも、剥離シート12の
送り速度が凡そ3倍位の速さで送られるように構成さ
れ、幅狭の仮着シート40aと剥離シート12の送る速
度の差によって、剥離シート12に第1のラベル18を
再仮着するときの第1のラベル18の間隔を、幅狭の仮
着シート40aにおいて仮着されていたときの間隔より
約2倍の広さの間隔をとるように構成されている。もち
ろん、その間隔はこの間隔に限定されるものではない。
【0015】貼替え手段102によって剥離シート12
に貼り替えられ、第1のラベル18をその裏面に形成さ
れた第1感圧型接着剤層24にて剥離シート12に列に
なって並んで続くように複数連続して再び仮着された第
1のラベル18の連続体の表面、すなわち剥離シート1
2の第1のラベル18側に、第2のラベル20の原反で
あるラベル素材60が、ラベル素材60の裏面に形成さ
れた粘着剤等の第2感圧型接着剤層32面を下側にし
て、第2感圧型接着剤層32の接着力により重合接着す
る。ラベル素材60は、連続した帯状で、紙、合成樹脂
シートなどの帯状のシート状体からなる。ラベル素材6
0は、ロール状に巻き重ねられ、ラベル素材重合装置1
60にロール状のまま巻装され、ラベル素材重合装置1
60に装填されたラベル素材60のロール状連続体60
aは、巻き戻され重合ロール162に導かれ、重合ロー
ル162によって、剥離シート12に仮着された第1の
ラベル18側表面に重合接着される(図7図示)。すな
わち、ラベル素材60の裏面に形成された第2感圧型接
着剤層32の接着力により、剥離シート12の表面およ
び第1のラベル18の表面にラベル素材60が重合接着
される。
【0016】次に、ラベル素材60が重合された剥離シ
ート12は、第1のラベル18とともに、印刷装置17
0に導かれる。この印刷装置170によって、ラベルの
使用目的に応じた情報、例えば第1のラベル18の表面
に形成された機能体26に関する説明等を含む印刷層3
4が、目視できるように表示される(図8図示)。その
他必要に応じ、バーコード等が併せて印刷される。この
印刷装置170により印刷するタイミングをとるため
に、印刷装置170と連結されたフォトセンサ等の検知
手段172によって、第1のラベル18の位置を検知
し、第1のラベル18が存在する上において、第2のラ
ベル20を構成するラベル素材60の表面に適宜な印刷
を施す。検知手段172からの信号により印刷装置17
0を作動させることによって、位置ずれをおこすことな
く印刷を施すことができる。検知手段172は、フォト
センサに限らず、たとえば機能体26としてIC等が採
択された場合、ICに位置情報を記録し、それを検知し
て、印刷するようにしてもよい。
【0017】次に、印刷手段170によって印刷層34
が形成されたラベル素材60は、所定の形状に成形す
る、ラベル成形手段180に送られる。ラベル成形手段
180は、図8において示すように、剥離シート12の
みを残し、ラベル素材60と第2感圧型接着剤層32と
を所定のラベル形状にカットするダイロール、プレート
状ダイ等のような刃型等の切れ目形成手段182を有
し、第2のラベル20と第2のラベル20以外のいわゆ
るラベルの抜きカス62の部分とを切れ目により分割す
る。切れ目によって、ラベル素材60は、第2ラベル基
材30に成形される。さらに、ラベル成形手段180
は、いわゆるラベルの抜きカス62の部分を切れ目を境
にして剥離シート12の表面から剥離して巻き取り、第
2のラベル20のみを第1のラベル18の表面上におい
て剥離シート12に仮着させたまま残存させ、第1のラ
ベル18の表面に第2のラベル20が積層された状態に
おいて剥離シート12に残存するように成形する装置を
有している。ラベル成形手段180は、フォトセンサ等
の検知手段184を備えることによって、位置ずれをお
こすことなく切れ目を正確に形成することができるよう
に構成されている。
【0018】このようにラベル成形手段180によって
形成された第1のラベル18と第2のラベル20の積層
体が仮着された剥離シート12は、第1のラベル18と
第2のラベル20とともに、ロール状に巻き重ねられ
る。
【0019】前記ラベル素材重合装置160において
は、第2のラベル20の原反であるラベル素材60を帯
状のまま、剥離シート12の第1のラベル18が仮着さ
れた表面に重合接着するように構成したが、ラベル素材
60のような帯状ではなく、図10に示すように、仮着
シート70に所定形状に成形された第2のラベル20
を、それを構成する第2ラベル基材30の裏面に形成さ
れた第2感圧型接着剤層32にて仮着したものを準備
し、剥離シート12に仮着された第1のラベル18の表
面に向けて、第1のラベル18を被覆するように、仮着
シート70に仮着された第2のラベル20を第2ラベル
接着手段200によって剥離しつつ重合接着し、多重ラ
ベルを製造するようにしてもよい。
【0020】第2ラベル接着手段200は、適宜な間隔
をおいて複数の第2のラベル20が仮着された仮着シー
ト70から第2のラベル20を1枚ずつ剥離し、第2の
ラベル20が剥離される前の前記仮着シート70の進行
方向に近い方向に第2のラベル20を進行させるととも
に、第2のラベル20が剥離された後、仮着シート70
を前記第2のラベル20の進行方向とは異なる方向に向
けて進行させ、第2のラベル20が剥離される第2ラベ
ル剥離プレート202を含む。この第2ラベル剥離プレ
ート202は、第2のラベル20が剥離される前におい
て仮着シート70を移送する平面状移送面202aを備
え、剥離プレート202の平面状移送面202aに沿っ
て送られてきた仮着シート70が、剥離プレート202
の先端202bにおいて第2のラベル20の設けられて
いる面とは反対側に急激に折り返されて進行方向を変え
ることによって、仮着シート70と第2のラベル20と
は離間され、第2のラベル20のみが、その剛性によっ
てそのまま進行するように構成されている。第2のラベ
ル20は、剥離プレート202によって剥離された後、
第2のラベル20が剥離される前において仮着シート7
0が移送される平面状移送面202aのほぼ延長線上に
繰り出され、上方において前方に進行する第1のラベル
18に向けて送り出される。
【0021】この剥離プレート202の平面状移送面2
02aは、前記ラベル再仮着手段120の再仮着プレー
ト122の水平平面122aと略々鋭角をなすように構
成され、第2のラベル20が剥離シート12の表面およ
び/または第1のラベル18の表面にその第2感圧型接
着剤層32にて最初に接着された後、そのまま第1のラ
ベル18の前方への進行に従い、第2のラベル20が第
1のラベル18の表面側に送り出され、徐々に第1のラ
ベル18の表面に接着されるように、第2ラベル接着手
段200が構成されている。
【0022】あるいは、図11に示すように、第2のラ
ベル20の裏面の第2感圧型接着剤層32に、第1のラ
ベル18を複数、たとえば2枚重ねて接着するようにし
てもよい。すなわち、第1のラベル18の裏面の第1感
圧型接着剤層24の粘着力によりさらに別の第1のラベ
ル18の第1ラベル基材22上面を接着して複数層積層
するようにしてもよい。複数のラベルは、大きさ、形状
が異なってもよい。
【0023】前記実施の形態においては、第2のラベル
20が第1のラベル18と比して大きなラベルをもって
構成し、第2のラベル20の裏面の一部分に第1のラベ
ル18が接着されるように構成したが、図12に示すよ
うに、第1のラベル18を第2のラベル20に比して小
さな形状にし、第1のラベル18を構成する第1ラベル
基材22の裏面に形成された第1感圧型接着剤層24を
もって、第2のラベル20を構成する第2ラベル基材3
0の表面の一部に接着するように構成してもよい。
【0024】
【発明の効果】この発明によれば、別々の機能を有する
第1のラベルと第2のラベルとを積層することによって
一体化された多重ラベルを張り合わせるだけで製造する
ことができるので、製作が容易で、製造コストを抑える
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態である多重ラベルの構
造を示す断面図解図である。
【図2】この発明の一実施の形態である多重ラベルの構
造を示す斜視図解図である。
【図3】(A)はこの発明の一実施の形態である多重ラ
ベルの製造方法を示す平面図解図であり、(B)はこの
発明の一実施の形態である多重ラベルの製造方法を示す
断面図解図である。
【図4】この発明の一実施の形態である多重ラベルの製
造方法を示す平面図である。
【図5】(A)はこの発明の一実施の形態である多重ラ
ベルの製造方法を示す平面図解図であり、(B)はこの
発明の一実施の形態である多重ラベルの製造方法を示す
断面図解図である。
【図6】この発明の一実施の形態である多重ラベルの製
造装置の要部の図解図である。
【図7】この発明の一実施の形態である多重ラベルの製
造方法を示す断面図解図である。
【図8】この発明の一実施の形態である多重ラベルの製
造方法を示す断面図解図である。
【図9】この発明の一実施の形態である多重ラベルの製
造方法を示す断面図解図である。
【図10】別の多重ラベルの製造装置の要部を示す図解
図である。
【図11】別の多重ラベルの構成を示す断面図解図であ
る。
【図12】更に別の多重ラベルの構成を示す断面図解図
である。
【符号の説明】
10 ラベル連続体 12 剥離シート 14 ラベル 16 感圧型接着剤層 18 第1のラベル 20 第2のラベル 22 第1ラベル基材 24 第1感圧型接着剤層 26 機能体 28 固定フィルム 30 第2ラベル基材 32 第2感圧型接着剤層 34 印刷層 40 仮着シート 40a 幅狭の仮着シート 60 ラベル素材 62 ラベル抜きカス 70 仮着シート 100 多重ラベルの製造装置 102 貼替え手段 104 ラベル剥離手段 106 剥離プレート 106a 水平平面 106b 先端 120 ラベル再仮着手段 122 再仮着プレート 122a 再仮着平面 122b 再仮着プレートの先端 160 ラベル素材重合装置 162 重合ロール 170 印刷装置 172 検知手段 180 ラベル成形手段 182 切れ目形成手段 184 検知手段 200 第2ラベル接着手段 202 剥離プレート 202a 平面状移送面 202b 剥離プレートの先端

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 仮着シートに感圧型接着剤層にて仮着さ
    れた第1のラベルを該仮着シートより剥離して、該仮着
    シートに仮着されていたときとは異なった間隔で、該第
    1のラベルを剥離性基材に適宜な間隔をおいて再仮着す
    るステップと、 前記第1のラベルが仮着された前記剥離性基材の表面
    に、該第1のラベルを被覆するように第2のラベル素材
    を重合するステップと、 前記第1のラベルの間において、前後のカット位置の間
    に該第1のラベルが存在するように、前記第2のラベル
    素材をその厚み方向にカットするステップとを含む、 多重ラベルの製造方法。
  2. 【請求項2】 第1のラベルをその裏面に形成された感
    圧型接着剤層にて仮着シートの長手方向に列になって並
    び続くように複数連続して仮着し、且つ、同一または類
    似する該第1のラベルの列を該仮着シートの幅方向に複
    数列形成するステップと、 複数列形成された前記第1のラベルの列を1列にするた
    めに、前記仮着シートを該第1のラベルの列の間におい
    て切断するステップと、 仮着シートに感圧型接着剤層にて仮着された第1のラベ
    ルを該仮着シートより剥離して、該仮着シートに仮着さ
    れていたときとは異なった間隔で、該第1のラベルを剥
    離性基材に適宜な間隔をおいて再仮着するステップと、 前記第1のラベルが仮着された前記剥離性基材の表面
    に、該第1のラベルを被覆するように第2のラベル素材
    を重合するステップと、 前記第1のラベルの間において、前後のカット位置の間
    に該第1のラベルが存在するように、前記第2のラベル
    素材をその厚み方向にカットするステップとを含む、 多重ラベルの製造方法。
  3. 【請求項3】 仮着シートに感圧型接着剤層にて仮着さ
    れた第1のラベルを該仮着シートより剥離して、該仮着
    シートに仮着されていたときとは異なった間隔で、該第
    1のラベルを剥離性基材に適宜な間隔をおいて再仮着す
    るステップと、 前記第1のラベルが仮着された表面に、該第1のラベル
    を被覆するように、第2のラベルを重合するステップと
    を含む、 多重ラベルの製造方法。
  4. 【請求項4】 第1のラベルをその裏面に形成された感
    圧型接着剤層にて仮着シートの長手方向に列になって並
    び続くように、複数連続して仮着し、且つ、同一または
    類似する該第1のラベルの列を該仮着シートの幅方向に
    複数列形成するステップと、 複数列形成された前記第1のラベルの列を一列にするた
    めに、前記仮着シートを該第1のラベルの列の間におい
    て切断するステップと、 仮着シートに感圧型接着剤層にて仮着された第1のラベ
    ルを該仮着シートより剥離して、仮着シートに仮着され
    ていたときとは異なった間隔で、該第1のラベルを剥離
    性基材に適宜な間隔をおいて再仮着するステップと、 前記第1のラベルが仮着された表面に、該第1のラベル
    を被覆するように、第2のラベルを重合するステップと
    を含む、 多重ラベルの製造方法。
  5. 【請求項5】 前記第2のラベルまたは第2のラベル素
    材に、前記第1のラベルを被覆するように、前記第1の
    ラベルが仮着された表面に重合する前においておよび/
    または後において、印刷層を形成するステップを含む、
    請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の多重ラベル
    の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記第1のラベルは、磁性体,集積回
    路,共振回路等のシート状体、板状体または棒状体が固
    定された、請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の
    多重ラベルの製造方法。
  7. 【請求項7】 前記第1のラベルは、磁性層,集積回
    路,アンテナ等の機能層が形成された、請求項1ないし
    請求項5のいずれかに記載の多重ラベルの製造方法。
  8. 【請求項8】 仮着シートに感圧型接着剤層にて仮着さ
    れた第1のラベルを該仮着シートより剥離して、該仮着
    シートに仮着されていたときとは異なった間隔で、該第
    1のラベルを剥離性基材に適宜な間隔をおいて再仮着す
    る貼り替え手段と、 前記第1のラベルが仮着された前記剥離性基材の表面
    に、該第1のラベルを被覆するように第2のラベル素材
    を重合する重合手段と、 前記第1のラベルの間において、前後の切断位置の間に
    該第1のラベルが存在するように、前記第2のラベル素
    材をその厚み方向にカットする切れ目形成手段とを含
    む、 多重ラベルの製造装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007137486A (ja) * 2005-11-21 2007-06-07 Furukawa Mfg Co Ltd しわ取り要素を備える包袋及びその製造装置
DE102006052516A1 (de) * 2006-11-06 2008-05-08 Bielomatik Leuze Gmbh + Co Kg Selbstklebendes RFID-Etikett und Verfahren zu seiner Herstellung
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