JP2003053318A - 土壌浄化装置 - Google Patents
土壌浄化装置Info
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Landscapes
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- Processing Of Solid Wastes (AREA)
Abstract
また活性炭吸着処理器を経て洗浄された空気を排気ウェ
ルに循環させ、土壌中に排出することによって回収ウェ
ルの気化吸引を促進するようにした土壌浄化装置を提供
する。 【解決手段】回収ウェル1の近傍に埋設された多孔管9
による排気ウェル10に排気管11を連結する一方、吸
引機6として真空ポンプを設置し、該真空ポンプ6の排
気口6bと排気ウェルの排気管11とを管路12で接続
し、真空ポンプ6により回収ウェル1から吸引された土
壌中の空気が活性炭吸着処理器5を通過することによっ
て洗浄された空気を排気ウェル10から土壌中に排出す
ることにより、回収ウェル1の気化を促進しながら土壌
中の汚染物質を吸引する。
Description
気回収のための吸気井(「回収ウェル」と云う)を介し
て土壌中に存在する汚染物質を空気流で回収するように
した土壌浄化装置の改良に関するものである。
で安定性があり、冷媒、油脂洗剤等の種々の用途に有効
であることが確認されて以来、その使用量が急速に増加
している。ところが、その化合物の使用済みのものは、
再利用する場合もあるが、多くは投棄される傾向にあ
り、土壌に浸透すると、雨水等で土壌の深部へ拡散し、
やがて地下水に混入する。また、土壌中に残留したもの
は、長期間気化蒸散することなく、その状態で存続す
る。
性研究が進むにつれて、急性の毒性はないものの、長期
間低濃度であっても摂取しつづけると、やがて重大な身
体障害を起こすことが確認されるようになっている。
質汚濁防止法が改正され、地下水水質汚染を防止する法
規制がなされると、1996年に、都道府県知事に立ち
入り調査権と浄化に対する行政指導権をもたせることに
よって、その対策を推進している状況にある。
壌および地下水に及ぶ汚染が検出されている。工業的に
使用されている溶剤と洗浄剤は量も多く、汚染度も高度
である。特に、有機塩素系化合物のうちで、トリクロロ
エチレン、テトラクロルエチレン等が汚染物質ランキン
グの上位にあげられている。
めに、近年になって、図4に示す土壌浄化装置が使用さ
れるようになっている。
ウェル30は、所定の深さに塩ビ管31を埋設し、該塩
ビ管31の外周に形成された多孔31aに網目部材を設
けたスクリーン部31bを備えて成るものである。この
塩ビ管31の内部に上方から接続された吸込管32を地
上に導き、該吸込管32を気水分離器33、活性炭吸着
処理器34、吸気ブロア35、消音器36の順に接続し
て土壌浄化装置の全体構成としている。
の吸引力によって、回収ウェル30の多孔部31aを介
して周辺土壌に吸引力を及ぼすと、地中の通気性を利用
して土壌に含まれた汚染物質を空気流で回収することが
できる。
限度があるため、所定間隔で多数本の回収ウェル30を
設けることとなる。
空気流は水分を含んでいるため、この水分を気水分離器
33で分離し、次いで活性炭吸着処理器34にて空気中
の汚染物質を活性炭で吸着し、洗浄された空気を吸気ブ
ロア35から消音器36を経て大気中へ排出する。
土壌に対して汚染物質の回収による土壌の浄化が行われ
るが、地中の汚染物質の回収効率を上げるために、図4
に示す排気ウェル40が使用されている。
した塩ビ管39の外周に多孔39aを形成したものであ
り、この塩ビ管39の地面付近をシールすると共に、塩
ビ管39の内部に上方から接続された排気管37を地上
の圧縮機38に接続し、この圧縮機38による圧縮空気
を排気ウェル40から土壌中に排出すると、この排圧が
回収ウェル30側からの吸引力に加わって土壌中により
強い空気流を生じさせ、土壌に含まれた汚染物質の回収
効率を向上する。
に排気ウェル40に圧縮機38を設けると、この圧縮機
38のコストが別途必要となり、また圧縮機38を設け
た装置であっても、圧縮機38を設けない装置であって
も、活性炭吸着処理器34を経て洗浄された空気は吸気
ブロア35から大気中に排出されるもので、従来装置は
この排気を利用するものではなかった。
ので、従来のように圧縮機を別途設けるのではなく、ま
た活性炭吸着処理器を経て洗浄された空気を大気中に排
出することなく、排気ウェルに循環して、この排気ウェ
ルから土壌中に排出することによって回収ウェルの気化
吸引を促進するようにした土壌浄化装置を提供すること
を目的とする。
めに、本発明の請求項1の土壌浄化装置は、土壌中に埋
設された多孔管による回収ウェルに吸引管を連結し、該
吸引管を気水分離器と活性炭吸着処理器とを介して吸引
機に連結して成る土壌浄化装置において、前記回収ウェ
ルの近傍に埋設された多孔管による排気ウェルに排気管
を連結する一方、前記吸引機として真空ポンプを設置
し、該真空ポンプの排気口と前記排気ウェルの排気管と
を管路で接続し、前記真空ポンプにより前記回収ウェル
から吸引された土壌中の空気が前記活性炭吸着処理器を
通過することによって洗浄された空気を前記排気ウェル
から土壌中に排出することにより、前記回収ウェルの気
化を促進しながら土壌中の汚染物質を吸引することを特
徴とする。
は、請求項1において、前記真空ポンプは、水封式の真
空ポンプであることを特徴とする。
明する。
ように、土壌中に埋設された多孔管2による回収ウェル
1に吸引管3を連結し、該吸引管3を気水分離器4と活
性炭吸着処理器5とを介して吸引機6に連結して成る土
壌浄化装置において、回収ウェル1の近傍に埋設された
多孔管9による排気ウェル10に排気管11を連結する
一方、吸引機6として真空ポンプを設置し、該真空ポン
プ6の排気口6bと排気ウェル10の排気管11とを管
路12で接続し、真空ポンプ6により回収ウェル1から
吸引された土壌中の空気が活性炭吸着処理器5を通過す
ることによって洗浄された空気を排気ウェル10から土
壌中に排出することにより、回収ウェル1の気化を促進
しながら土壌中の汚染物質を吸引するようにしたもので
ある。
1において、土壌中に設けられた回収ウェル1は、従来
のものと同様の構成を有する。
に、所定の深さに塩ビ管を埋設し、該塩ビ管の外周に多
孔部2aを形成した多孔管2によって形成され、この多
孔管2の多孔部2aに網目部材2bを設けたスクリーン
部2cを備えて成るものである。このように多孔部2a
に網目部材2bを設けたのは、後述する吸引力によって
土壌中の土砂が多孔部2aを経て多孔管2内に進入しな
いためである。
14が設けられ、多孔管2と土壌との間の隙間をなく
し、回収ウェル1から吸引される空気流に漏れが生じな
いようにしている。
3が接続され、該吸引管3は地上に導かれて、その端部
を図1に示すように気水分離器4のウェル接続口4aに
接続している。
ェル1から吸引された空気中に、少量ではあるが地中の
水分を含んでいる場合があり、この水分が吸着処理に与
える影響を回避するために設けられたものである。この
気水分離器4で水分を分離してタンク4cの低部に貯水
し、タンク内の貯水分量が一定量を超えると排出するよ
うにしている。
ほかに、吸着処理器接続口4bが設けられ、該吸着処理
器接続口4bに接続された管路15を吸着処理器5の回
収ウェル接続口5aに接続している。
炭(不図示)が収納された活性炭吸着処理器であり、回
収ウェル接続口5aは下部外周に設けられ、上部に設け
られた吸引機接続口5bに後述する真空ポンプ6が管路
16を介して接続され、該真空ポンプ6の吸引力によっ
て吸気中の汚染物質を活性炭に通して吸着回収するもの
である。活性炭に対する汚染物質の吸着量が限界になる
と、この活性炭を再生し、リサイクル使用することがで
きる。
接続された管路16を介して、吸引機6の吸込口6aに
接続されている。
真空ポンプを使用している。この水封式真空ポンプ6
は、タンク6c内に適当量の封水19を入れ、真空ポン
プ6内部の羽根車(不図示)を回転させるようにしたも
のであり、活性炭吸着処理器5(図1参照)から管路1
6を経て吸引された洗浄空気は、羽根車の遠心力によっ
て吸水管17aを経て吸い上げられた封水19に混入し
つつ真空ポンプ6からの排気を排気管17bを介してタン
ク6c内に排出することによって水分と分離した排気を
排気口6bに接続した管路18へ排出する。
つ排気することが可能であると共に、排気の排圧が大き
く、しかも吸引される空気に水分を含んでいても支障の
ない構造とされているため、本実施例の土壌洗浄装置に
好適するものである。
この水封式真空ポンプ6の排気口6bに接続した管路1
8を消音器20に接続し、該消音器20の排気口20b
を管路12を介して排気ウェル10の排気管11に接続
している。
であり、図2に示すように、所定の深さに埋設した塩ビ
管の外周に多孔部9aを形成した多孔管9の地面付近を
シール22で封止したものである。
部9aを介して空気流を排出するものであるから、周辺
の土壌が内部に進入するおそれがなく、従って回収ウェ
ル1に設けられたような網目部材を備える必要がない。
気を管路12を経て循環させ、排気ウェル10から地中
に排出すると、この際の空気流が回収ウェル1側からの
吸引力に加わって土壌中により強い空気流を生じさせ、
土壌に含まれた汚染物質の回収効率を向上することがで
きる。
し、この熱が排気ウェル10から土壌中に排出されるた
め、回収ウェル1における気化吸引を促進することがで
きる。
対象となる土壌に対して所定間隔で多数本設けることと
なるが、本発明の排気ウェル10によって回収ウェル1
の回収効率を上げることができるため、回収ウェル1お
よび排気ウェル10の必要本数が少なくてすむ。
ウェル10の排圧をとして利用することができ、従来の
ように圧縮機の必要がなく、コストの削減に有益とな
る。
実施例に用いると、排気ブロアの排圧が弱いために、排
気ウェル10に必要な排圧を得ることができない。従っ
て、本発明においては真空ポンプ6のように吸引力と共
に強い排圧を有する吸引機を用いる必要があり、このよ
うな機能を有するポンプであれば他の構造のポンプを使
用することも可能である。
装置は、土壌中に埋設された多孔管による回収ウェルに
吸引管を連結し、該吸引管を気水分離器と活性炭吸着処
理器とを介して吸引機に連結して成る土壌浄化装置にお
いて、回収ウェルの近傍に埋設された多孔管による排気
ウェルに排気管を連結する一方、吸引機として真空ポン
プを設置し、該真空ポンプの排気口と排気ウェルの排気
管とを管路で接続し、真空ポンプにより回収ウェルから
吸引された土壌中の空気が活性炭吸着処理器を通過する
ことによって洗浄された空気を排気ウェルに循環して土
壌中に排出することによって回収ウェルの気化を促進し
ながら土壌中の汚染物質を吸引するようにしているた
め、活性炭吸着処理器を経て洗浄された空気を大気中に
排出することなく、排気ウェルに循環させることがで
き、この排気ウェルから土壌中に排出された空気流が回
収ウェル側からの吸引力に加わって土壌中により強い空
気流を生じさせ、土壌に含まれた汚染物質の回収効率を
向上することが可能となる。
あり、そのためのコストが削減できる。
ンプを使用すると、吸気と共に高圧の排気圧を発生する
ことができ、その排圧を排気ウェルの排気流に利用する
と共に、真空ポンプからの排気は熱を有するため、この
熱が排気ウェルから土壌中に排出され、回収ウェルにお
ける気化吸引を促進することが可能となる。
略図である。
ウェルを示す概略図である。
を示す概略図である。
ある。
Claims (2)
- 【請求項1】土壌中に埋設された多孔管による回収ウェ
ルに吸引管を連結し、該吸引管を気水分離器と活性炭吸
着処理器とを介して吸引機に連結して成る土壌浄化装置
において、前記回収ウェルの近傍に埋設された多孔管に
よる排気ウェルに排気管を連結する一方、前記吸引機と
して真空ポンプを設置し、該真空ポンプの排気口と前記
排気ウェルの排気管とを管路で接続し、前記真空ポンプ
により前記回収ウェルから吸引された土壌中の空気が前
記活性炭吸着処理器を通過することによって洗浄された
空気を前記排気ウェルから土壌中に排出することによ
り、前記回収ウェルの気化を促進しながら土壌中の汚染
物質を吸引することを特徴とする土壌浄化装置。 - 【請求項2】前記真空ポンプは、水封式の真空ポンプで
あることを特徴とする請求項1記載の土壌浄化装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001252498A JP2003053318A (ja) | 2001-08-23 | 2001-08-23 | 土壌浄化装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2001252498A JP2003053318A (ja) | 2001-08-23 | 2001-08-23 | 土壌浄化装置 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003053318A true JP2003053318A (ja) | 2003-02-25 |
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Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2001252498A Pending JP2003053318A (ja) | 2001-08-23 | 2001-08-23 | 土壌浄化装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003053318A (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04501893A (ja) * | 1989-04-11 | 1992-04-02 | アメリカ合衆国 | 汚染地下水の現場浄化システム |
JPH06238260A (ja) * | 1993-02-15 | 1994-08-30 | Karuto Kk | 有機塩素系化合物による土壌汚染の除去方法 |
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JPH09267082A (ja) * | 1996-04-01 | 1997-10-14 | Canon Inc | 汚染土壌の浄化方法 |
-
2001
- 2001-08-23 JP JP2001252498A patent/JP2003053318A/ja active Pending
Patent Citations (4)
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