JP2003053284A - 栽培用ハウスの洗浄機 - Google Patents

栽培用ハウスの洗浄機

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JP2003053284A
JP2003053284A JP2001249256A JP2001249256A JP2003053284A JP 2003053284 A JP2003053284 A JP 2003053284A JP 2001249256 A JP2001249256 A JP 2001249256A JP 2001249256 A JP2001249256 A JP 2001249256A JP 2003053284 A JP2003053284 A JP 2003053284A
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flexible shaft
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house
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Katsunori Yariki
勝典 槍木
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YARIKI SANGYO KK
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    • A01G9/00—Cultivation in receptacles, forcing-frames or greenhouses; Edging for beds, lawn or the like
    • A01G9/14—Greenhouses
    • A—HUMAN NECESSITIES
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 作業者の労働の負担を軽減して、簡易確実か
つ迅速に栽培用ハウスの洗浄を行う。 【解決手段】 モーター９を固定した背負い１０と、こ
のモーター９の操作部９１を設けた操作ハンドル２５を
構成し、上記モーター９と洗浄用のブラシ３０をフレキ
シブルシャフト２０で連結し、上記ブラシ３０の一端に
受けハンドル４０を設けた。また、フレキシブルシャフ
ト２０とブラシ３０を連結機構５０によって結合しブラ
シ３０への水の自動供給を可能にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビニールハウス等
の栽培用ハウスの洗浄機に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】野菜や果実等の栽培に使用されるビニー
ルハウス等の栽培用ハウスは、使用に伴いビニール等の
表面が汚れてきて光の透過率が低下して内部の作物の生
育に影響を与えていた。そのためビニール等を定期的に
張り替えていた。特に塩化ビニール製の栽培用ハウスで
は耐久性が乏しいため毎年張り替える必要があり、これ
らはすべて廃材として廃棄され公害の原因ともなってい
た。その後ポリオレフイン系のフイルムが開発され、こ
の材質は７〜８年使用できるため耐久性が向上した。し
かし、この材質の場合も３年程度の使用でフイルム表面
の汚れで光線の透過率が５０〜６０％に低減してしまう
ため、定期的な洗浄が必要とされていた。
【０００３】従来より、栽培用ハウスの屋根を洗浄する
ために、アルミ製の竿の先端に洗浄用のスポンジを取り
付けた洗浄機があった。この洗浄機は竿の内部にホース
を通して先端のスポンジ部分から散水させながら、竿を
伸縮させつつ洗浄していくものであった。しかし、この
洗浄機は作業者が竿を手に持って伸縮させながら行うた
め作業者に過度の負担がかかり長時間の作業ができず、
かつ十分な洗浄が行えなかった。
【０００４】そのため、モーターで駆動する洗浄機が考
案された。これは小型モーターの先端に長尺のブラシを
回転自在に取り付け、このブラシを屋根の上に掛け渡し
て他端を別の作業者が保持して、ブラシを屋根の表面で
回転させながら洗浄し、二人の作業者が栽培用ハウスに
沿って移動しながら作業を行っていくものであった。こ
のような従来の洗浄機では、モーターを手で持たなくて
はならないため、長時間に亘る作業では重労働となっ
た。またモーターが安定しないため操作性が悪く、ブラ
シの位置も不安定となり確実な洗浄ができなかった。ま
た、ブラシへの水の供給はさらに別の作業者が行ってい
たため、作業効率の面でも問題があった。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記のよう
な従来の洗浄機の欠点に鑑みなされたものであり、使い
やすくかつ作業者の負担を軽減して効率の良い洗浄作業
が行える栽培用ハウスの洗浄機を提供することを目的と
する。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の要旨とするところは、モーターを固定した背
負いと、このモーターの操作部を設けた操作ハンドルを
構成し、上記モーターとブラシの一端をフレキシブルシ
ャフトで連結し、上記ブラシの他端に受けハンドルを設
け、上記モーターの回転力によってブラシを回転させて
洗浄を行うことを特徴とする。また、本発明は、上記フ
レキシブルシャフトとブラシの間に連結機構を設け、こ
の連結機構にホースの先端を接続して水を供給すること
により、ブラシの内部に水を送り込みながら洗浄を行う
ことを特徴とする。
【０００７】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照しつつ説明する。図１は第１の実施形態の背
負いの斜視図、図２はフレキシブルシャフトとブラシの
取り付け状態を示す一部切欠き断面図、図３は毛の固定
部材の一部切欠き拡大斜視図、図４はブラシと受けハン
ドルの取り付け状態を示す正面図、図５及び図６は使用
状態を示す説明図である。
【０００８】本実施形態は、駆動用モーター９を固定し
た背負い１０と、このモーター９の減速機構９１に連結
したフレキシブルシャフト２０と、このフレキシブルシ
ャフト２０の先端に回転自在に取り付けた洗浄用のブラ
シ３０及びこの洗浄用のブラシ３０の端部に取り付けた
受けハンドル４０等からなる。
【０００９】背負い１０は、図１及び図５に示すよう
に、モーター９を固定するための鉄パイプ製のフレーム
１１と、このフレーム１１を背負うためのバンド１２及
び背当て１４からなる。１３はモーター９を固定するた
めの固定部である。２５はＵ字状の操作ハンドルであ
り、両側を両手で握り右側に設けた操作レバー２６でモ
ーター９の駆動を操作する。また前方中央にはフレキシ
ブルシャフト２０を支持する支持部２７を構成してあ
る。
【００１０】フレキシブルシャフト２０は、合成樹脂等
の可撓性材質よりなる外装部２１と内部の回転部２２か
らなる。この回転部２２の一端を、前記モーター９の減
速機構９１に固定し、他端を図２に示すようにブラシ３
０の芯部材３１に固定して、モーター９の回転力をブラ
シ３０に伝達するのである。
【００１１】ブラシ３０の内部は、ピアノ線を巻き回し
てコイル状にしたものを３重に構成した芯部材３１と、
この芯部材３１の周囲には毛３０の固定部材３４を螺旋
状に巻装固定してある。この固定部材３４は、図３に示
すように断面略Ｕ字状であり上方の開口部は狭くなって
いる。底部に配した針金３５を巻くようにして固定部材
３４の中に多数のポリプロピレン製の毛３３を通し、上
方の開口部で毛３３を挟んで固定するのである。また、
ブラシ３０の長さは、栽培用ハウス８の屋根８１の大き
さに従って任意に決定できる。必要に応じて２本のブラ
シを連結することもできる。
【００１２】図４に示す受けハンドル４０は、ブラシ３
０の芯部材３１の延長部を、取付部４１に回転自在に取
り付けて使用するもので、手で支持部４２を掴んでブラ
シ３０を支持するものである。
【００１３】次に、本実施形態の作用について説明す
る。まず、背負い１０にモーター９を固定して作業者が
背負う。その後、減速機構９１にフレキシブルシャフト
２０の先端の回転部２２を固定し、この回転部２２の他
端はブラシ３０の芯部材３１に固定する。一方、ブラシ
３０の他端には受けハンドル４０を取り付ける。
【００１４】図６に示すように、背負い１０を背負った
作業者Ａと受けハンドル４０を保持する作業者Ｂは、栽
培用ハウス８を挟んで反対側に位置する。洗浄用のブラ
シ３０は、栽培用ハウス８の屋根８１上に載置され、そ
の後モーター９を駆動してブラシ３０を回転させる。
【００１５】このとき、モーター９の回転力は減速機構
９１からフレキシブルシャフト２０を伝わってブラシ３
０を回転させる。ブラシ３０の芯部材３１の他端は、受
けハンドルの取付部４１に回転自在に支持されているた
め受けハンドル４０は回転せず、ブラシ３０は作業者Ｂ
によって安定して保持される。
【００１６】このようにして、ブラシ３０の回転に伴い
作業者Ａ，Ｂは矢印Ｙ方向に前進してブラシ３０を移動
させるため、屋根８１の表面は順次洗浄されていく。こ
のとき洗浄用の水が必要な場合は、他の作業者がブラシ
３０の移動に伴って屋根８１にホースで水をかけるので
ある。
【００１７】このようにした本実施形態では、モーター
９を背負い１０で背負うため、作業者の負担は軽減され
労働が楽になり、力の弱い女性による作業や長時間の作
業も可能となる。さらに両腕もあくため操作ハンドル２
５の操作に集中でき、モーター９の操作も確実に行える
と共に、フレキシブルシャフト２０とブラシ３０の位置
を正確に決められる。このように本実施形態によれば、
栽培用ハウス８の屋根８１の洗浄が過度の労働を伴わず
に簡単確実に行える。
【００１８】図７と図８は、本発明の第２の実施形態を
示すものである。図７は連結機構の一部切欠き正面図及
び図８は芯部材の一部切欠き断面図である。本実施形態
は、上記第１実施形態と同様の部分は説明を省略する。
本実施形態では、フレキシブルシャフト２０の回転部２
２とブラシ３０の芯部材３９とを連結機構５０で連結し
てなる。この連結機構５０は、内部に多数の孔５２を穿
設した連結パイプ５１を配設し、この連結パイプ５１で
上記回転部２２と芯部材３９をネジ止め等の手段で連結
する。そして、上記連結パイプ５１の周囲に、ホース６
の取付口５４を構成したカバー５３を構成し上記回転部
２２と芯部材３９に取り付ける。このカバー５３は、ホ
ース６からの水を連結パイプ５１に導くと共に水漏れを
防ぐものであり、回転部２２や芯部材３９と共に回転を
しない。また、芯部材３９は内部に水の通路３９ａを構
成してなる。
【００１９】本実施形態の使用に際しては、前記第１の
実施形態と同様に背負い１０等を準備し、フレキシブル
シャフト２０の回転部２２とブラシ３０の芯部材３９の
結合は、上記連結機構５０を介して行う。このため、ブ
ラシ３０を屋根８１の上で回転させつつ移動していくだ
けで、水が芯部材３９の孔３９ｂより自動的にブラシ３
０に供給されるため水を供給する他の作業者が不要とな
るメリットがある。
【００２０】さらに、芯部材３９の材質をピアノ線に代
えて、合成樹脂製のホ−ス部材などを使用して、このホ
ース部材に上述の毛の固定部材３４を巻装することもで
きる。この場合は製作に手間もかからず費用も低廉とな
り、重量が軽くなる等の効果がある。
【００２１】
【発明の効果】本発明は上記の如き構成、作用であるか
ら、簡易な構成で作業者の労働の負担を軽減して、簡易
確実かつ迅速に栽培用ハウスの洗浄が行える。また、フ
レキシブルシャフトとブラシを連結機構を介して結合し
た場合は、水の自動的な供給が可能となり、一段と作業
効率が向上するのである。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の背負いの斜視図
【図２】フレキシブルシャフトとブラシの取り付け状態
を示す一部切欠き断面図
【図３】固定部材の一部切欠き拡大斜視図
【図４】ブラシと受けハンドルの取り付け状態を示す正
面図
【図５】使用状態を示す説明図
【図６】使用状態を示す説明図
【図７】連結機構の一部切欠き正面図
【図８】芯部材の一部切欠き断面図
【符号の説明】
６ ホース ８ ハウス ８１ 屋根 ９ モーター １０ 背負い １１ フレーム １２ バンド ２０ フレキシブルシャフト ２１ 外装部 ２２ 回転部 ２５ 操作ハンドル ２６ 操作部（操作レバー） ３０ ブラシ ３１ 芯部材 ３３ 毛 ３４ 固定部材 ３５ 針金 ４０ 受けハンドル ５０ 連結機構 ５１ 連結パイプ ５３ カバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｂ０８Ｂ 3/04 Ｂ０８Ｂ 3/04 Ｚ Ｆターム(参考） 2B029 GA10 3B116 AA31 AB52 BA02 BA14 BB62 3B201 AA31 AB52 BA02 BA14 BB62 BB92 3B202 AA00 AB04 AB15 AB26 BA03 BB03 BB06 BC01 BD02 BE09 CA02 CB08 DB09 EA01 ED08 EF10 EG08 EH07 FA15 FB10

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 モーターを固定した背負いと、このモー
    ターの操作部を設けた操作ハンドルを構成し、上記モー
    ターとブラシの一端をフレキシブルシャフトで連結し、
    上記ブラシの他端に受けハンドルを設け、上記モーター
    の回転力によってブラシを回転させて洗浄を行う栽培用
    ハウスの洗浄機。
  2. 【請求項２】 上記フレキシブルシャフトとブラシの間
    に連結機構を設け、この連結機構にホースの先端を接続
    して水を供給することにより、ブラシの内部に水を送り
    込みながら洗浄を行うことを特徴とする請求項１記載の
    栽培用ハウスの洗浄機。
JP2001249256A 2001-08-20 2001-08-20 栽培用ハウスの洗浄機 Pending JP2003053284A (ja)

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