JP2003052681A - 傾斜した回転軸を有するx線管とその方法 - Google Patents

傾斜した回転軸を有するx線管とその方法

Info

Publication number
JP2003052681A
JP2003052681A JP2002194025A JP2002194025A JP2003052681A JP 2003052681 A JP2003052681 A JP 2003052681A JP 2002194025 A JP2002194025 A JP 2002194025A JP 2002194025 A JP2002194025 A JP 2002194025A JP 2003052681 A JP2003052681 A JP 2003052681A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ray tube
gantry
rotation
assembly
rotation axis
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2002194025A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2003052681A5 (ja
Inventor
Thomas G Ebben
トマス・ジー・エベン
Douglas J Snyder
ダグラス・ジェイ・スナイダー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
GE Medical Systems Global Technology Co LLC
Original Assignee
GE Medical Systems Global Technology Co LLC
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by GE Medical Systems Global Technology Co LLC filed Critical GE Medical Systems Global Technology Co LLC
Publication of JP2003052681A publication Critical patent/JP2003052681A/ja
Publication of JP2003052681A5 publication Critical patent/JP2003052681A5/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B6/00Apparatus or devices for radiation diagnosis; Apparatus or devices for radiation diagnosis combined with radiation therapy equipment
    • A61B6/44Constructional features of apparatus for radiation diagnosis
    • A61B6/4429Constructional features of apparatus for radiation diagnosis related to the mounting of source units and detector units
    • A61B6/4435Constructional features of apparatus for radiation diagnosis related to the mounting of source units and detector units the source unit and the detector unit being coupled by a rigid structure
    • A61B6/4447Tiltable gantries
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B6/00Apparatus or devices for radiation diagnosis; Apparatus or devices for radiation diagnosis combined with radiation therapy equipment
    • A61B6/40Arrangements for generating radiation specially adapted for radiation diagnosis
    • A61B6/4021Arrangements for generating radiation specially adapted for radiation diagnosis involving movement of the focal spot
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J35/00X-ray tubes
    • H01J35/02Details
    • H01J35/04Electrodes ; Mutual position thereof; Constructional adaptations therefor
    • H01J35/08Anodes; Anti cathodes
    • H01J35/10Rotary anodes; Arrangements for rotating anodes; Cooling rotary anodes
    • H01J35/101Arrangements for rotating anodes, e.g. supporting means, means for greasing, means for sealing the axle or means for shielding or protecting the driving
    • H01J35/1017Bearings for rotating anodes
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05GX-RAY TECHNIQUE
    • H05G1/00X-ray apparatus involving X-ray tubes; Circuits therefor
    • H05G1/02Constructional details

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Medical Informatics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Radiology & Medical Imaging (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • High Energy & Nuclear Physics (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Surgery (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 機械荷重を均衡させた改良型のX線管及び均
衡方法を提供すること。 【解決手段】 コンピュータ断層システム(10)はガ
ントリ(12)及びX線管(14)を備える。ガントリ
(12)はガントリ回転軸(24)の周りを回転する。
X線管(14)は、ガントリ(12)に取り付けられて
いると共に、X線管回転軸(88)を有する回転可能な
アセンブリ(90)を備えている。X線管回転軸(8
8)はガントリ回転軸(24)から傾斜角(θ)だけ角
度変位させている。X線管(14)のガントリ回転軸
(24)の周りでの回転により第1のモーメントが生成
され、また回転可能なアセンブリ(90)のX線管回転
軸(88)の周りでの回転により第1のモーメントと反
対向きに第2のモーメントが生成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、全般的にはX線管
に関する。本発明は、さらに詳細には、X線管内の機械
荷重を均衡させるためのシステム及び方法に関する。
【0002】
【発明の背景】X線管は、イメージング用システムなど
の装置において広範な用途が見いだされている。X線イ
メージング・システムでは、画像化しようとする被検体
に向けてX線ビームを放出するためにX線管を利用して
いる。X線ビームと、中間に配置した被検体との相互作
用により応答が生成され、この応答が一つまたは複数の
検出器により受け取られる。次いで、イメージング・シ
ステムは検出した応答信号を処理して被検体の画像を作
成する。
【0003】例えば、コンピュータ断層(CT)イメー
ジングでは、X線管はデカルト座標系のx−y平面で一
般に「画像作成面」といわれる面内に来るようにコリメ
ートしたファンビーム(扇形状ビーム)を投射してい
る。このX線ビームは患者などの被検体を透過する。ビ
ームは、被検体による減衰を受けた後、放射線検出器の
アレイ上に入射する。検出器アレイで受け取った減衰し
た放射線ビームの強度は、被検体によるX線ビームの減
衰に依存する。このアレイの各検出器素子は、それぞれ
の検出器位置でのビーム減衰の計測値に相当する電気信
号を別々に発生させる。すべての検出器からの減衰量計
測値を別々に収集し、透過プロフィールが作成される。
【0004】周知の第3世代CTシステムでは、X線管
及び検出器アレイは、X線ビームが被検体を切る角度が
一定に変化するようにして、画像作成面内でこの被検体
の周りをガントリと共に回転する。あるガントリ角度で
検出器アレイより得られる一群のX線減衰量計測値(す
なわち、投影データ)のことを「ビュー(view)」
という。また、被検体の「スキャン・データ(sca
n)」は、X線源と検出器が1回転する間に、様々なガ
ントリ角度で得られるビューの集合からなる。アキシャ
ル・スキャンでは、この投影データを処理し、被検体を
透過させて得た2次元スライスに対応する画像を構成さ
せる。
【0005】典型的には、X線管は、真空容器と、陰極
アセンブリと、陽極アセンブリと、を備えている。真空
容器は、典型的には、ガラスにより、あるいはステンレ
ス鋼、銅、銅合金などの金属により製作されている。陰
極アセンブリ及び陽極アセンブリは真空容器内に封入さ
れている。
【0006】X線ビームを発生させるため、陰極は電子
の放出を開始する温度まで加熱される。陰極アセンブリ
と陽極アセンブリの間ではある電位差(典型的には、6
0kV〜140kVの範囲内にある)を維持して電子を
加速させ、これにより電子を高速度で陽極のターゲット
・ゾーンに衝突させている。衝突が起こると、電子の運
動エネルギーのある小さな一部分(1%未満)は高エネ
ルギー電磁放射(すなわち、X線)に変換され、残りの
部分は熱を発生させる。X線はターゲット・ゾーンの焦
点からあらゆる方向に放出されており、次いでコリメー
タを用いてX線が患者に向けてX線ビームの形態で真空
容器から出るように導いている。
【0007】当初のX線管設計では、その陽極アセンブ
リは静止させたままであった。しかし、発生する熱が大
量である(陽極の焦点は約2700℃の温度に達するこ
とがある)ため、多くの用途では回転陽極設計が採用さ
れている。この設計によれば、その陽極アセンブリは回
転する円盤を含んでおり、かつその焦点は陽極上のター
ゲット・トラックに沿って移動している。このため、手
をロウソクの上に直接かざすのではなくロウソクの上で
手を動かすことにより手の火傷を防ぐのと概して類似し
た方法により、陽極上での材料の融解を防ぐことができ
る。
【0008】回転陽極設計は熱散失を促進する点で有利
であるが、回転陽極設計では二つの回転系を利用するこ
とになると別の課題が生じる。具体的には、X線管はX
線管内においてX線管回転軸の周りで回転する回転陽極
アセンブリを備えており、またX線管自身は、ガントリ
回転軸(例えば、患者と一致させることがある)の周り
を回転するガントリに取り付けられている。
【0009】生じている問題の一つは、回転陽極アセン
ブリを支持する軸受けに対する不均等荷重である。回転
陽極アセンブリでは、回転する円盤を回転するシャフト
の一方の端に取り付け、回転シャフトのもう一方の端を
二つ以上の軸受けアセンブリにより支持しているような
片持ちばり設計(cantilevered desi
gn)が使用されている。X線管がガントリ回転軸の周
りを回転する際に、X線管に加わる合成の遠心力は、主
として、回転する円盤のより近くにある(重心のより近
くにある)軸受けアセンブリによって反対向きとなり、
結果的に荷重が不均等になる。こうなると、軸受けアセ
ンブリ(特に、ガントリの回転による遠心力に対する主
たる反転を提供する軸受けアセンブリ)の故障が早まる
ため望ましくない。
【0010】CTシステムの性能特性を改善させるため
には、利用するガントリ回転速度を増加させることが望
ましい。しかし、速度が増加すると、遠心力はガントリ
回転速度の二乗に比例するため軸受けの荷重が大きくな
る。したがって、ガントリ速度の増加が軸受けに早期の
故障を起こさせずに得ることができないことが、CTシ
ステムの開発における制約要因の一つとなっている。
【0011】したがって、X線管内の機械荷重を均衡さ
せた改良型のX線管及び均衡方法があれば極めて有利で
ある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の好ましい第1の
態様では、コンピュータ断層システムは、ガントリ及び
X線管を備えている。このガントリはガントリ回転軸の
周りを回転する。X線管はガントリに取り付けられてお
り、X線管回転軸を有する回転可能なアセンブリを備え
ている。X線管回転軸はガントリ回転軸からある傾斜角
だけ角度変位させている。ガントリ回転軸の周りでのX
線管の回転により、X線管に加わる遠心力が生成され
る。回転可能なアセンブリのX線管回転軸の周りでの回
転により、遠心力と反対向きの追加の力を回転可能なア
センブリに加えるようなジャイロスコープ・モーメント
(gyroscopic moment)が生成され
る。
【0013】好ましい第2の態様では、コンピュータ断
層システムを動作させる方法は、X線管に作用する第1
のモーメントを生成させること、並びに第1のモーメン
トが生成されている間にX線管に作用する第2のモーメ
ントを生成させること、を含んでいる。X線管はガント
リに取り付けられている。第1のモーメントは、ガント
リ回転軸の周りでのガントリのガントリ回転速度での回
転により生成される。第2のモーメントは、X線管の回
転アセンブリのX線管回転軸の周りでの回転により生成
される。X線管回転軸はガントリ回転軸に対して傾いて
いる。第2のモーメントは、回転可能なアセンブリの歳
差運動により生成されるジャイロスコープ・モーメント
である。この歳差運動は、ガントリ回転軸の周りでのX
線管の回転と回転可能なアセンブリのX線管回転軸の周
りでの回転とにより発生する。回転可能なアセンブリの
X線管回転軸は、回転可能なアセンブリがガントリ回転
軸の周りを回転するのに伴って一つの円錐形の一部分の
外側表面を規定する。
【0014】好ましい第3の態様では、コンピュータ断
層システムは、ガントリ及びX線管を備えている。この
ガントリはガントリ回転軸の周りを回転する。X線管は
ガントリに取り付けられており、X線管回転軸を有する
回転可能なアセンブリを備えている。X線管回転軸はガ
ントリ回転軸からある傾斜角だけ角度変位させている。
ガントリ回転軸の周りでのX線管の回転により第1のモ
ーメントが生成され、また回転可能なアセンブリのX線
管軸の周りでの回転により第1のモーメントと反対向き
の第2のモーメントが生成される。
【0015】好ましい実施形態では、この傾斜角のため
にジャイロスコープ・モーメントが生成され、これをX
線管内での荷重を均衡させるために使用できるので有利
である。したがって、X線管回転軸とガントリ回転軸は
平行でなければならないという前提が長い間持たれてき
たが、驚くべきことに、傾斜角の導入により、必ずそう
なるわけではないが、大きな恩恵が得られるということ
が分かった。
【0016】本発明のその他の原理的特徴及び利点は、
以下の図面、詳細な説明、並びに添付の特許請求の範囲
を検討すれば当業者には明らかとなろう。
【0017】
【発明の実施の形態】図1及び図2を参照すると、「第
3世代」のCTスキャナに典型的なガントリ12を含む
ものとして、コンピュータ断層(CT)イメージング・
システム10を示している。ガントリ12にはX線管1
4が取り付けられていると共に、このX線管14はガン
トリ12の対向面に取り付けられた検出器アレイ18に
向けてX線ビーム16を投射している。このX線ビーム
16は、一般に「画像作成面」といわれるデカルト座標
系のx−y平面内に来るようにコリメータ(図示せず)
によりコリメートされている。検出器アレイ18は、投
射され被検体22(例えば、患者)を透過したX線を一
体となって検知する検出器素子20により形成される。
検出器アレイ18は単一スライス型検出器である場合や
多重スライス型検出器である場合がある。各検出器素子
20は、患者22を透過して入射したX線ビームの強度
を表す電気信号を発生させる。X線投影データを収集す
るためのスキャンの間に、ガントリ12及びガントリ上
に装着されたコンポーネントはガントリ回転軸24の周
りを回転する。
【0018】ガントリ12の回転及びX線管14の動作
は、CTシステム10の制御機構26により制御され
る。制御機構26は、X線管14に電力及びタイミング
信号を供給するX線制御装置28と、ガントリ12の回
転速度及び位置を制御するガントリ・モータ制御装置3
0とを含む。制御機構26内にはデータ収集システム
(DAS)32があり、これによって検出器素子20か
らのアナログ・データをサンプリングし、このデータを
後続の処理のためにディジタル信号に変換している。画
像再構成装置34は、DAS32からサンプリングされ
ディジタル化されたX線データを受け取り、高速で画像
再構成を行う。再構成した画像はコンピュータ36に入
力として提供され、コンピュータはこの画像を大容量記
憶装置38内に格納する。
【0019】コンピュータ36はまた、キーボードを有
するコンソール40を介して、オペレータからのコマン
ド及びスキャン・パラメータを受け取る。付属の陰極線
管ディスプレイ42により、オペレータはコンピュータ
36からの再構成画像やその他のデータを観察すること
ができる。コンピュータ36は、オペレータの発したコ
マンド及びパラメータを用いて、DAS32、X線制御
装置28及びガントリ・モータ制御装置30に対して制
御信号や制御情報を提供する。さらにコンピュータ36
は、モータ式テーブル46を制御してガントリ12内で
の患者22の位置決めをするためのテーブル・モータ制
御装置44を操作する。具体的には、テーブル46によ
り患者22の各部分はZ軸に沿ってガントリ開口48を
通過できる。
【0020】図3はX線管14のより詳細な図である。
X線管14は、陽極端54、陰極端56、並びに陽極端
54と陰極端56の間に位置する中央区画58を含んで
いる。X線管14は、ケーシング64の内部で流体を充
満したチャンバ62内に封入したX線管インサート60
を含んでいる。
【0021】X線管インサート60との電気的接続は、
陽極レセプタクル66と陰極レセプタクル68を介して
提供される。X線は、ケーシング64内で中央区画58
の一方の側にあるケーシング窓70を通してX線管14
から放出される。
【0022】図4に示すように、X線管インサート60
は、真空容器76内で真空中に配置されているターゲッ
ト陽極アセンブリ72及び陰極アセンブリ74を含んで
いる。固定子78は、陽極アセンブリ72に隣接させて
容器76を覆うように配置させている。陽極アセンブリ
72と陰極アセンブリ74を接続している電気回路が通
電されると、例えば、60kV〜140kVの範囲であ
る電位差を発生させ、電子は陰極アセンブリ74から陽
極アセンブリ72まで導かれる。電子はターゲット陽極
アセンブリ72に衝突し、高振動数の電磁波(すなわ
ち、X線)と、残余の熱エネルギーとを発生させる。こ
のX線は、X線を被検体(例えば、患者)に向けて導く
ことを可能にするケーシング窓70を通って外に導かれ
る。
【0023】図5は陽極アセンブリ72の断面図であ
る。陽極アセンブリ72は、ターゲット80、軸受け支
持体82、後方軸受けアセンブリ84、及び前方軸受け
アセンブリ85を含んでいる。ターゲット80は、ろう
付けが可能なグラファイトを含む耐火金属で製作されて
いる金属製円盤である。ターゲット80は、陰極アセン
ブリ74からの電子を衝突させる相手方となる表面を提
供する。この例示的な実施形態では、ターゲット80は
軸受けシャフト86の回転によって回転する。ターゲッ
ト80の回転により、ターゲット80上の電子が衝突す
る領域が分散される。
【0024】軸受け支持体82はターゲット陽極アセン
ブリ72に対する支持を提供するための円筒状のチュー
ブである。後方軸受けアセンブリ84及び前方軸受けア
センブリ85は、この軸受け支持体82内に配置されて
いる。ターゲット80は軸受けシャフト86と結合して
おり、軸受けシャフト86と共にX線管回転軸88の周
りを回転する。ターゲット80と軸受けシャフト86は
協同して、(1)ターゲット80と(2)後方及び前方
軸受けアセンブリ84及び85との間に位置する重心G
を有する回転可能なアセンブリ90を形成している。し
たがって、X線管回転軸88に沿った配置は順番に、後
方軸受けアセンブリ84、前方軸受けアセンブリ85、
重心G、ターゲット80となる。
【0025】イメージング操作の間、患者22はガント
リ12の内部に受け入れられており、X線管14はこの
患者22を通過して検出器アレイ18の位置で受け取ら
れるようなX線を放出させる。この操作は、ガントリ1
2をガントリ回転軸24の周りで回転させながら、かつ
回転アセンブリ90をX線管回転軸88の周りで回転さ
せながら実施する。
【0026】具体的には、ここでさらに図6〜8も参照
すると、ガントリ12がガントリ回転軸24の周りを回
転すると、X線管14はガントリ12に取り付けられて
いるためX線管14もガントリ回転軸24の周りを回転
する。こうなると、ガントリ回転軸24の周りでのX線
管14の回転により遠心力が発生する。この遠心力は回
転アセンブリ90の質量中心Gを介して作用し、X線管
14に作用する第1のモーメント
【0027】
【外1】
【0028】を生成させる。
【0029】同様に、X線管14内では、回転アセンブ
リ90がX線管回転軸88の周りにも回転している。回
転アセンブリ90はX線管14の一部であるため、回転
アセンブリ90は同時にガントリ回転軸24とX線管回
転軸88の両方の周りに回転している。図7に示すよう
に、X線管回転軸88はガントリ回転軸24からある傾
斜角θだけ角度変位している。したがって、回転アセン
ブリ90は歳差運動する。この歳差運動の間に、回転可
能なアセンブリ90がガントリ回転軸24の周りを回転
するのに伴って、X線管回転軸88は一つの円錐形の一
部分の外側表面を描く。
【0030】回転アセンブリ90の動きは、床面で回っ
ているコマの動きと若干類似している。この場合、コマ
は第1の回転軸の周りを高速で回転しながら、同時にこ
れより小さい速度で床面に一つの円を描き、これにより
第2の回転軸の周りを回転することになる。顕著な違い
の一つは、コマの場合は、重力がそのコマに作用するモ
ーメントを生成させることにより歳差運動が生ずること
である。X線管14の場合では、その歳差運動は、ガン
トリ12及び回転アセンブリ90の回転を駆動させてい
る駆動用モータにより強制される。
【0031】したがって、コマの場合では、入力モーメ
ント(重力により生じる)により出力として歳差運動が
生成されており、一方、回転アセンブリ90の場合で
は、歳差運動(駆動用モータにより強制される)の入力
により出力モーメント
【0032】
【外2】
【0033】が生成されている。出力モーメント
【0034】
【外3】
【0035】は、X線管14に作用し第1のモーメント
【0036】
【外4】
【0037】とは反対向きのジャイロスコープ・モーメ
ントである。出力モーメント
【0038】
【外5】
【0039】は、後方及び前方軸受け84及び85の位
置で大きさが等しく方向が反対の一対の力により生成さ
れる。
【0040】一組の動作パラメータを適正に選択するこ
とにより、後方及び前方軸受け84及び85上での正味
の荷重の大きさを等しくすることができる。したがっ
て、このガントリを同じ速度で回転し続けたと仮定する
と、前方軸受け上での荷重が低下しこれにより軸受け8
5の寿命を延ばすことができる。この仕組みにより、後
方軸受けアセンブリ84と前方軸受けアセンブリ85と
の相対荷重に対する制御を高めることができ、他方、軸
受けの寿命を延ばすこと、及び/またはより高速度の達
成が可能となる。
【0041】ここで図6〜8を参照すると、発生する力
及びモーメントの数学的記述について、ジャイロスコー
プ効果を考慮しながらここで説明することにする。もち
ろん、以下の数学的記述は単に本発明の好ましい実現形
態の一つに関するものであって、別の数学的記述を有す
るような別の実現形態も可能であるものと理解すべきで
ある。図6〜8では、回転アセンブリ90が均一な角速
度で回転するものと仮定しており、X線管14はガント
リ12と共にガントリ軸24の周りを回転している。さ
らに、以下の数学的記述では、ガントリ軸24は傾斜さ
せることができるものと仮定している。
【0042】以下の表1は、図6〜8に示す各パラメー
タの説明を含んでいる。
【0043】
【表1】
【0044】
【外6】
【0045】という記号を付けたパラメータはベクトル
を意味しており、同じパラメータで
【0046】
【外7】
【0047】の記号がないものは大きさ(magnit
ude)を意味していることに留意されたい。さらに、
距離aとbに関しては、いずれの場合も、これらの距離
は図6〜8に示すように陽極回転軸88と平行な方向で
計測されている。軸受け84及び85が図6〜8に示す
ように重心Gの左側にある場合は、aとbの値は負とな
る。さらに、表1に示すように、パラメータZgantはガ
ントリ回転軸24を意味しており、またパラメータzan
は陽極回転軸88を意味している。以下の説明では、軸
24及び88を指し示すためにパラメータzan及びZ
gantのみを用いることにする。
【0048】ガントリ回転軸Zgantと陽極回転軸z
anは、交点である原点Oにおいて角θ(傾斜角)だけ離
隔している。ガントリのYgant軸とZgant軸は、Yglob
glob面内にあり、Yglob軸とZglob軸のそれぞれに対
して角αをなしている。
【0049】図6を参照すると、座標変換原理により次
式が得られる。
【0050】
【数1】
【0051】
【数2】
【0052】
【数3】
【0053】上の各式から、陽極座標とガントリ座標の
関係は次式のように書くことができる。
【0054】
【数4】
【0055】同じ関係は、以下に示すように単位ベクト
ルからなる対応する三ッ組にも当てはまる。
【0056】
【数5】
【0057】(式3)は次のように書き直すことができ
る。
【0058】
【数6】
【0059】さらに、グローバル座標と陽極座標の関係
は行列乗算により次式のように導き出すことができる。
【0060】
【数7】
【0061】同じ関係は、以下に示すように単位ベクト
ルからなる対応する三ッ組にも当てはまる。
【0062】
【数8】
【0063】(式6)は次のように書き直すことができ
る。
【0064】
【数9】
【0065】図7を参照すると、ガントリ角速度
【0066】
【外8】
【0067】は次のように書くことができる。
【0068】
【数10】
【0069】したがって、合成陽極角速度
【0070】
【外9】
【0071】は次のように書くことができる。
【0072】
【数11】
【0073】したがって、陽極角運動量
【0074】
【外10】
【0075】は次のように書くことができる。
【0076】
【数12】
【0077】特に、角運動量
【0078】
【外11】
【0079】は(その大きさ及び方向の両方に関して)
一定である。回転アセンブリ90上での質量中心Gの周
りの合成ジャイロスコープ・モーメント
【0080】
【外12】
【0081】は次のように書くことができる。
【0082】
【数13】
【0083】したがって、(式8)及び(式10)を
(式11)に代入すると次式が得られる。
【0084】
【数14】
【0085】(式12)から、傾斜角θがゼロに等しい
とき(θ=0)には、ジャイロスコープ・モーメントが
生成されない(すなわち、
【0086】
【外13】
【0087】=0である)ことが分かる。傾斜角θがπ
/2に等しいとき(θ=π/2)には、そのジャイロス
コープ・モーメントは非ゼロ(具体的には、
【0088】
【外14】
【0089】)である。
【0090】その陽極がガントリ上の任意の位置にある
と見なせる場合には(図8参照)、回転アセンブリ90
の質量中心Gに作用する外力
【0091】
【外15】
【0092】は次のように書くことができる。
【0093】
【数15】
【0094】(式4)、(式7)及び(式13)を組み
合わせると次式が得られる。
【0095】
【数16】
【0096】
【数17】
【0097】(式14)及び(式15)に関しては、次
の場合が特に重要である。第一に、角φ(すなわち、ガ
ントリ軸X’gantとグローバル軸Xglobの間の角度)が
π/2に等しいとき(zan軸が垂直面内でZgant軸に対
して上向きであるとき)、回転アセンブリ90の質量中
心Gに作用する外力
【0098】
【外16】
【0099】は次のように書くことができる。
【0100】
【数18】
【0101】第二に、角φが−π/2に等しいとき(z
an軸が垂直面内でZgant軸に対して下向きであると
き)、回転アセンブリ90の質量中心Gに作用する外力
【0102】
【外17】
【0103】は次のように書くことができる。
【0104】
【数19】
【0105】
【外18】
【0106】及び
【0107】
【外19】
【0108】がAとBのそれぞれに位置する軸受けにお
ける反作用の力であると定義し、かつその力をすべて加
えるとゼロになる必要があると仮定すると、次の式が満
たされなければならない。
【0109】
【数20】
【0110】(式15)から
【0111】
【外20】
【0112】への代入により次式が得られる。
【0113】 Ax+Bx+[mrGω1 2cosθ−mg(sinφcosθcosα−sin αsinθ)]=0 (式17a) Ay+By−mg(cosαcosφ)=0 (式17b) Az+Bz+[mrGω1 2sinθ−mg(sinφsinθcosα+sin αcosθ)]=0 (式17c) 重心Gの周りのモーメントを計算することにより次式が
得られる。
【0114】
【数21】
【0115】(式12)から
【0116】
【外21】
【0117】への代入により次式が得られる。
【0118】 aAx+bBx+(ω1sinθ)[Iz(ω1cosθ+ω2)−Ix(ω1cos θ)]=0 (式19a) aAy+bBy=0 (式19b) (式17a)及び(式19a)を連立させてAxとBx
解くことにより次式が得られる。
【0119】
【数22】
【0120】
【数23】
【0121】(式17b)及び(式19b)を連立させ
てAyとByを解くことにより次式が得られる。
【0122】 Ay= −mbg cosαcosφ/(a−b) (式21a) By= mag cosαcosφ/(a−b) (式21b) 式は一つ(式17c)のみであり、変数は二つ(Az
びBz)あることに留意されたい。軸受けに加わる軸方
向の力を検討するためには、次の事項を考慮に入れるこ
とができる。第一に、最悪のケースは、Az=0または
z=0である場合、すなわち、軸方向の力のすべてが
一方の軸受けに加わる場合である。第二に、一方の軸受
けが深溝玉軸受けであり、かつもう一方の軸受けがアン
ギュラ(angular contact)軸受けであ
る場合は、軸方向の力のすべてがアンギュラ軸受けのみ
により担われることになる。第三に、組み立てのために
そのシャフトが図9A〜9Bに示すような階段状シャフ
トである場合は、回転を可能にするために少量の軸方向
の「あそび」を保持する必要がある(さもないと、アセ
ンブリにジャミングが起こる(jammed)ことがあ
る)。この場合、軸方向の力は一方の軸受けのみに加わ
る。
【0123】上述のことを考慮すると、 Az=−mrGω1 2sinθ+mg(sinφsinθcosα+sinαco sθ) (式22a) Bz=0 (式22b) または、 Az=0 (式23a) Bz=−mrGω1 2sinθ+mg(sinφsinθcosα+sinαco sθ) (式23b) という2組の条件のうちの一方が成り立つことになる。
【0124】検討を続けるため、(式23a)〜(式2
3b)の方が成り立つとする。
【0125】幾何学的制約を調べるため、ガントリZ
gant軸に対する入射点の半径をrP1とし、陽極zan軸に
対する入射点の半径をrP2とし、また最端の陽極表面の
中心の陽極質量中心からの距離がcであると仮定する。
ここで、入射点はガントリZga nt軸と陽極zan軸により
作られる平面上に位置することに留意されたい。そこで
検討のために、この面が図10に示すようになっている
ものと見なすことができ、図10から、 rG+csinθ=rP1+rP2cosθ (式24) したがって、 rG=rP1+rP2cosθ−csinθ (式25) となる。
【0126】再び(式20a)〜(式20b)及び(式
21a)〜(式21b)を参照すると、重力の影響はモ
ーメント
【0127】
【外22】
【0128】及び
【0129】
【外23】
【0130】の影響と比べて、特に速度が大きい場合
は、比較的小さいことに留意されたい。(式20a)〜
(式20b)及び(式21a)〜(式21b)において
重力の影響が無視できれば、y方向の力はゼロに等しく
(式21a〜式21b)、また(式20a)〜(式20
b)は次のように簡略化することができる。
【0131】
【数24】
【0132】
【数25】
【0133】後方軸受けアセンブリ84に加わる力Ax
について、この力を次式のような二つの成分に分解する
ことができる。
【0134】
【数26】
【0135】
【数27】
【0136】上式において、AX1は向心加速度に対抗す
る遠心力により後方軸受けアセンブリ84に加わる荷重
であり、またAX2はジャイロスコープ・モーメントMG
により後方軸受けアセンブリ84に加わる荷重である。
【0137】同様に、前方軸受けアセンブリ85に加わ
る力FBについても、この力を次式のような二つの成分
に分解することができる。
【0138】
【数28】
【0139】
【数29】
【0140】上式において、BX1は遠心力により前方軸
受けアセンブリ85に加わる荷重であり、またBX2はジ
ャイロスコープ・モーメントMGにより前方軸受けアセ
ンブリ85に加わる荷重である。
【0141】X線管14をガントリに取り付ける方法に
基づいて(すなわち、傾斜角に応じて)、後方と前方の
軸受けアセンブリ84及び85の相対荷重を調整するこ
とが可能である。(式26a)〜(式26b)のパラメ
ータは、ある具体的なガントリ速度を達成させるため、
あるいは後方と前方の軸受け84及び85の間である具
体的な相対荷重を達成させるために用途に応じて最適化
することができる。(式26a)〜(式26b)の残り
のパラメータを決定した後、(式26a)〜(式26
b)を解いて正しい傾斜角を導き出すことができる。重
力の影響は遠心力やジャイロスコープ・モーメントの影
響と比べ(上述したように)比較的小さいが、所望であ
れば、代わりに(式20a)〜(式20b)及び(式2
1a)〜(式21b)を用いることもできる。(式22
a)〜(式22b)、(式23a)〜(式23b)、
(式24)及び(式25)は、軸受けアセンブリ84及
び85を製作するときの軸方向荷重に関して考慮に入れ
ることもできる。この点において、軸受けアセンブリ8
4及び85は、陽極軸のガントリ軸に対する傾斜によっ
て生ずる軸方向の追加的な荷重を処理するような製作を
要する場合があることに留意されたい。
【0142】ここで図11を参照すると、図11は、例
示的な陽極構造に関して、前方軸受け荷重を一定に維持
するために必要な陽極傾斜角をガントリ回転時間の関数
として表したグラフである。曲線100は陽極傾斜角
(単位:度、左側の軸)、曲線102は前方軸受け85
に加わる半径方向荷重(単位:ニュートン、右側の
軸)、曲線104は前方軸受け84に加わる半径方向荷
重(単位:ニュートン、右側の軸)、また曲線106は
前方軸受け85に加わる軸方向荷重(単位:ニュート
ン、右側の軸)である。図11に示すように、ガントリ
回転時間が短くなる(すなわち、ガントリ速度が大きく
なると)と、後方軸受けアセンブリ84が受ける荷重の
大きさを増やすように傾斜角を増加させることができ
る。これにより、軸受け85の設計限界を超えることな
く軸受け84及び85が受ける全荷重を増加させること
ができる。
【0143】傾斜角は2゜を超えかつ70゜未満の大き
さを有していることが好ましい。例えばこの傾斜は、5
゜を超えかつ50゜未満(より好ましくは、20゜未
満)の大きさを有することがある。この仕組みによれ
ば、前方軸受けアセンブリにその荷重の大部分を担わせ
ることなく、後方軸受けアセンブリ84と前方軸受けア
センブリ85の間で荷重のより均衡な状態を達成するこ
とができる。例えば、後方軸受けアセンブリ84が受け
る荷重は、前方軸受けアセンブリ85での荷重の10分
の1とする(すなわち、大きさを一桁小さくする)こと
ができる。後方軸受けアセンブリ84が受ける荷重は、
前方軸受けアセンブリ85が受ける荷重の少なくとも半
分または4分の3の大きさであることが好ましい。後方
軸受け84及び前方軸受け85は概ね等しい荷重である
ことが最も好ましい。図11では、約14゜の傾斜角
で、約0.295秒のガントリ回転時間(すなわち、約
3.4Hzの回転速度)において等しい荷重が得られ
る。
【0144】ここで図12A〜12Cを参照すると、図
12A〜12Cは均衡状態の荷重を達成させる方法を図
示したものである。最初に、図12A〜12Cに示す各
ベクトルは正の方向ではなく、幾何学配置に基づいた図
示したような実際の方向を向いていることに留意された
い。図12Aは、遠心力の結果として軸受け84及び8
5の位置にある軸受けシャフトに加わる力AX1及びBX1
を表している。図のように、力BX1は力AX1と比べてか
なり大きく、方向も反対向きである。図12Bは、ジャ
イロスコープ・モーメントMGの結果としてそれぞれ軸
受け84及び85の位置にある軸受けシャフトに加わる
力AX2及びBX2を表している。図12Bに示すように、
力BX2は力BX1と反対向きであり、また、軸受け85に
加わる力の減少が軸受け84の位置に加わる力AX2の増
加により補償される。その結果、図12Cに示すよう
に、軸受け84に加わる正味の力AXは軸受け85に加
わる正味の力BXと概ね等しい。
【0145】ここで図13A〜13Cを参照すると、イ
メージングの改善のための上述した動作を表している。
図13Aは、遠心力によるターゲット80の撓み(de
flection)を表している。スキャンの間に、タ
ーゲット80にかかる遠心力がターゲット80をガント
リ回転軸から外方向に距離Z1だけ撓ませる。これによ
り、ターゲット80により反射されるX線ビームの焦点
110をz方向に位置110’まで移動させることにな
る。図13Bに示すように、ジャイロスコープ・モーメ
ントMGにより、ターゲット80を反対の方向に距離Z2
だけ撓ませるような反対方向の力が加わる。これによ
り、図13Cに示すように、正味の撓みが大幅に減少し
ゼロに近づく。正味の撓みはジャイロスコープ・モーメ
ントMGの生成により大幅に減少するため、焦点110
の動きは大幅に減少する。したがって、傾斜させた回転
アセンブリ90は、X線の放出のためだけでなく、X線
ビームの焦点110をジャイロスコープ的に安定化させ
るためにも役立つ。二つの均衡した力の恩恵は、焦点1
10のz方向への移動が極めて小さくなり、このためあ
らゆるスキャン手順下で、焦点110は検出器に対する
固定性が極めて高くなることにある。この焦点位置の安
定性は画質の改善につながる。
【0146】図面に示し上述した実施形態は目下のとこ
ろ好ましいものであるが、これらの実施形態は例示目的
のみで提示したものであることを理解されたい。本発明
は特定の実施形態に限定されるものではなく、添付の特
許請求の範囲の趣旨及び精神の域内にある様々な修正形
態、複合形態及び置換形態にまで及ぶものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】CTイメージング・システムの外観図である。
【図2】図1に示すシステムのブロック概要図である。
【図3】X線管インサートを封入しているケーシングの
斜視図である。
【図4】図3のX線管インサートの陽極アセンブリの一
部分が見えるように分解した、固定子を伴った斜視断面
図である。
【図5】図3の陽極アセンブリのより詳細な図である。
【図6】X線管とガントリを含む図1のCTシステムの
動作を表した図である。
【図7】X線管とガントリを含む図1のCTシステムの
動作を表した図である。
【図8】X線管とガントリを含む図1のCTシステムの
動作を表した図である。
【図9A】陽極アセンブリの前方及び後方軸受け上に発
生する軸方向の力に関して、図3の陽極アセンブリの組
み立てを表した模式図である。
【図9B】陽極アセンブリの前方及び後方軸受け上に発
生する軸方向の力に関して、図3の陽極アセンブリの組
み立てを表した模式図である。
【図10】図1のCTシステムの動作を表した別の図で
ある。
【図11】様々なガントリ回転速度においてある具体的
な前方軸受け荷重を維持するために必要な陽極傾斜角を
表したグラフである。
【図12A】図1のCTシステムの動作の間に発生する
力を表した図である。
【図12B】図1のCTシステムの動作の間に発生する
力を表した図である。
【図12C】図1のCTシステムの動作の間に発生する
力を表した図である。
【図13A】陽極の撓みを減少させてイメージングを改
善させている図12A〜12Cの力の作用を表した図で
ある。
【図13B】陽極の撓みを減少させてイメージングを改
善させている図12A〜12Cの力の作用を表した図で
ある。
【図13C】陽極の撓みを減少させてイメージングを改
善させている図12A〜12Cの力の作用を表した図で
ある。
【符号の説明】
10 コンピュータ断層(CT)イメージング・システ
ム 12 ガントリ 14 X線源 18 検出器アレイ 20 検出器素子、検出器セル 22 被検体、患者 24 回転中心 26 制御機構 28 X線制御装置 30 ガントリ・モータ制御装置 32 データ収集システム(DAS) 34 画像再構成装置 36 コンピュータ 38 大容量記憶装置 40 コンソール 42 陰極線管ディスプレイ 44 テーブル・モータ制御装置 46 モータ式テーブル 48 ガントリ開口 54 陽極端 56 陰極端 58 中央区画 60 X線管インサート 62 チャンバ 64 ケーシング 66 陽極レセプタクル 68 陰極レセプタクル 70 ケーシング窓 72 陽極アセンブリ 74 陰極アセンブリ 76 真空容器 78 固定子 80 ターゲット 82 軸受け支持体 84 後方軸受けアセンブリ 85 前方軸受けアセンブリ 86 軸受けシャフト 88 X線管回転軸、陽極回転軸 90 回転可能なアセンブリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 トマス・ジー・エベン アメリカ合衆国、ウィスコンシン州、サリ バン、リバティー・ストリート、エヌ3809 番 (72)発明者 ダグラス・ジェイ・スナイダー アメリカ合衆国、ウィスコンシン州、ブル ックフィールド、エル・ランチョ・ドライ ブ、2685番 Fターム(参考) 4C093 AA22 BA03 CA35 CA38 EA02 EC42 EC53 FA56

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)ガントリ回転軸(24)の周りを回
    転するガントリ(12)と、 (B)前記ガントリ(12)に取り付けられており、X
    線管回転軸(88)を有する回転可能なアセンブリ(9
    0)を備えるX線管(14)であって、前記X線管回転
    軸(88)は前記ガントリ回転軸(24)から傾斜角
    (θ)だけ角度変位しているようなX線管(14)と、
    を備えるコンピュータ断層システム(10)であって、 前記X線管(14)の前記ガントリ回転軸(24)の周
    りでの回転により前記回転可能なアセンブリ(90)に
    対して第1のモーメントを生成させるような遠心力が加
    えられていること、並びに、 前記回転可能なアセンブリ(90)の前記X線管回転軸
    (88)の周りでの回転により前記第1のモーメントと
    反対向きの第2のモーメントが生成されていること、を
    特徴とするコンピュータ断層システム(10)。
  2. 【請求項2】前記X線管(14)がさらに第1の軸受け
    アセンブリ(84)及び第2の軸受けアセンブリ(8
    5)を備えること、 前記第2の軸受けアセンブリ(85)が前記X線管回転
    軸(88)に沿った前記第1の軸受けアセンブリ(8
    4)と前記回転可能なアセンブリ(90)の重心(G)
    との間に配置されていること、並びに、 前記X線管(14)の前記ガントリ回転軸(24)の周
    りでの回転中でありかつ前記回転可能なアセンブリ(9
    0)の前記X線管回転軸(88)の周りでの前記回転中
    において、前記第1及び第2の軸受けアセンブリ(8
    4、85)が概ね等しい荷重を受けていること、を特徴
    とする請求項1に記載のコンピュータ断層システム(1
    0)。
  3. 【請求項3】前記X線管(14)がさらに第1の軸受け
    アセンブリ(84)及び第2の軸受けアセンブリ(8
    5)を備えること、 前記第2の軸受けアセンブリ(85)が前記X線管回転
    軸(88)に沿った前記第1の軸受けアセンブリ(8
    4)と前記回転可能なアセンブリ(90)の重心(G)
    との間に配置されていること、並びに、 前記X線管(14)の前記ガントリ回転軸(24)の周
    りでの回転中でありかつ前記回転可能なアセンブリ(9
    0)の前記X線管回転軸(88)の周りでの前記回転中
    において、前記第1の軸受けアセンブリ(84)は前記
    第2の軸受けアセンブリ(85)が受ける荷重の少なく
    とも10分の1の大きさの荷重を受けていること、を特
    徴とする請求項1に記載のコンピュータ断層システム
    (10)。
  4. 【請求項4】 前記X線管(14)の前記ガントリ回転
    軸(24)の周りでの回転中でありかつ前記回転可能な
    アセンブリ(90)の前記X線管回転軸(88)の周り
    での前記回転中において、前記第1の軸受けアセンブリ
    (84)は前記第2の軸受けアセンブリ(85)が受け
    る荷重の少なくとも4分の3の大きさの荷重を受けてい
    ることを特徴とする請求項3に記載のコンピュータ断層
    システム(10)。
  5. 【請求項5】 さらに、前記ガントリ(12)に取り付
    けられたX線検出器(18)を備えると共に、前記X線
    管(14)は、前記回転可能なアセンブリ(90)が前
    記前記第1のモーメントと反対向きの第2のモーメント
    を生成させるように前記X線管回転軸(88)の周りを
    回転する間に前記X線検出器(18)により検出される
    X線(16)を放出していることを特徴とする請求項4
    に記載のコンピュータ断層システム(10)。
  6. 【請求項6】 前記傾斜角(θ)が2゜を超える大きさ
    を有している、請求項1に記載のコンピュータ断層シス
    テム(10)。
  7. 【請求項7】 前記傾斜角(θ)が5゜を超える大きさ
    を有している、請求項1に記載のコンピュータ断層シス
    テム(10)。
  8. 【請求項8】 前記傾斜角(θ)が5゜を超えかつ20
    ゜未満である大きさを有している、請求項1に記載のコ
    ンピュータ断層システム(10)。
  9. 【請求項9】前記ガントリ(12)がガントリ回転速度
    (ω1)で回転すること、並びに、前記第2のモーメン
    トが前記回転可能なアセンブリ(90)の歳差運動によ
    り生成されるジャイロスコープ・モーメントであり、前
    記歳差運動は前記X線管(14)の前記ガントリ回転軸
    (24)の周りでの前記回転と前記回転可能なアセンブ
    リ(90)の前記X線管回転軸(88)の周りでの前記
    回転とを介して発生しており、前記回転可能なアセンブ
    リ(90)の前記X線管回転軸(88)は前記回転可能
    なアセンブリ(90)が前記ガントリ回転軸(24)の
    周りを回転するのに伴って一つの円錐形の一部分の外側
    表面を描いていること、を特徴とする請求項1に記載の
    コンピュータ断層システム(10)。
  10. 【請求項10】ガントリ回転軸(24)の周りでのガン
    トリ(12)のガントリ回転速度(ω 1)での回転によ
    り生成されている、X線管(14)に作用する第1のモ
    ーメントを生成するステップであって、前記X線管(1
    4)は前記ガントリ(12)に取り付けられているよう
    な生成ステップと、 前記X線管(14)の回転アセンブリ(90)のX線管
    回転軸(88)の周りでの回転により生成されている、
    前記第1のモーメントが生成されている間に前記X線管
    (14)に作用する第2のモーメントを生成するステッ
    プであって、前記X線管回転軸(88)は前記ガントリ
    回転軸(24)から傾斜角(θ)だけ角度変位している
    生成ステップと、を含むコンピュータ断層システム(1
    0)の動作方法であって、 前記第2のモーメントが前記回転可能なアセンブリ(9
    0)の歳差運動により生成されるジャイロスコープ・モ
    ーメントであり、前記歳差運動は前記X線管(14)の
    前記ガントリ回転軸(24)の周りでの前記回転と前記
    回転可能なアセンブリ(90)の前記X線管回転軸(8
    8)の周りでの前記回転とを介して発生しており、かつ
    前記回転可能なアセンブリ(90)の前記X線管回転軸
    (88)は前記回転可能なアセンブリ(90)が前記ガ
    ントリ回転軸(24)の周りを回転するのに伴って一つ
    の円錐形の一部分の外側表面を描いていること、を特徴
    とするコンピュータ断層システム(10)の動作方法。
  11. 【請求項11】 前記傾斜角(θ)が2゜を超えかつ7
    0゜未満である大きさを有している、請求項10に記載
    の方法。
  12. 【請求項12】 前記傾斜角(θ)が5゜を超えかつ2
    0゜未満である大きさを有している、請求項10に記載
    の方法。
  13. 【請求項13】 前記傾斜角(θ)が2゜を超える大き
    さを有している、請求項10に記載の方法。
  14. 【請求項14】 さらに前記ガントリ(12)の内部に
    患者(22)を受け入れるステップを含むと共に、前記
    生成のステップの間にX線管(14)は前記患者(2
    2)を通過して検出器(18)の位置で受け取られるよ
    うなX線(16)を放出していることを特徴とする請求
    項10に記載の方法。
  15. 【請求項15】 前記第2のモーメントを生成する前記
    ステップにより前記X線管(14)のX線ビーム(1
    6)の焦点位置を安定させている、請求項10に記載の
    方法。
  16. 【請求項16】ガントリ回転軸(24)の周りでのガン
    トリ(12)の回転により生成されている、X線管(1
    4)に作用する第1のモーメントを生成するステップで
    あって、前記X線管(14)は前記ガントリ(12)に
    取り付けられているような生成ステップと、 前記X線管(14)の回転アセンブリ(90)のX線管
    回転軸(88)の周りでの回転により生成されている、
    前記第1のモーメントが生成されている間に前記X線管
    (14)に作用する第2のモーメントを生成するステッ
    プであって、前記X線管回転軸(88)は前記ガントリ
    回転軸(24)から傾斜角(θ)だけ角度変位している
    生成ステップと、を含むコンピュータ断層システム(1
    0)の動作方法であって、 前記傾斜角(θ)が2゜を超える大きさを有しているこ
    と、を特徴とするコンピュータ断層システム(10)の
    動作方法。
  17. 【請求項17】(A)ガントリ回転軸(24)の周りを
    ガントリ回転速度(ω1)で回転するガントリ(12)
    と、 (B)前記ガントリ(12)に取り付けられたX線管
    (14)であって、 (1)真空容器(76)と、 (2)前記真空容器(76)内に配置されている陽極ア
    センブリ(72)であって、 (a)第1の軸受けアセンブリ(84)と(b)第2の
    軸受けアセンブリ(85)と(c)回転可能なアセンブ
    リ(90)であって、 (i)前記真空容器(76)内に前記第1及び第2の軸
    受けアセンブリ(84、85)を介して回転自在に取り
    付けられている回転可能なシャフト(86)であって、
    前記ガントリ回転軸(24)から傾斜角(θ)だけ角度
    変位しているX線管回転軸(88)を規定しているよう
    な回転可能シャフト(86)と、 (ii)前記シャフト(86)と結合されかつ前記シャ
    フト(86)と共に回転しているターゲット(80)で
    あって、該ターゲット(80)と前記第1の軸受けアセ
    ンブリ(84)とは前記X線管回転軸(88)に沿って
    前記第2の軸受けアセンブリ(85)の互いに反対側に
    配置されているようなターゲット(80)と、を含む回
    転可能なアセンブリ(90)と、を含む陽極アセンブリ
    (72)と、 (3)前記真空容器(76)内で陽極アセンブリ(7
    2)からある距離に配置させた陰極アセンブリ(74)
    であって、前記ターゲット(80)に衝突してX線(1
    6)を発生させる電子を放出するように構成されている
    陰極アセンブリ(74)と、を備えているX線管(1
    4)と、を備えるコンピュータ断層システム(10)で
    あって、 前記回転可能なアセンブリ(90)の重心(G)は、
    (a)前記ターゲット(80)と(b)前記第1及び第
    2の軸受けアセンブリ(84、85)との間に位置して
    いること、 前記回転可能なアセンブリ(90)の前記ガントリ回転
    軸(24)の周りでの回転により前記回転可能なアセン
    ブリ(90)に対して第1のモーメントを生成させるよ
    うな遠心力が加えられていること、並びに、 前記回転可能なアセンブリ(90)の前記X線管回転軸
    (88)の周りでの回転により前記第1のモーメントと
    反対向きの第2のモーメントが生成されていること、を
    特徴とするコンピュータ断層システム(10)。
  18. 【請求項18】前記ガントリ(12)がガントリ回転速
    度(ω1)で回転すること、 前記第2のモーメントが前記回転可能なアセンブリ(9
    0)の歳差運動により生成されるジャイロスコープ・モ
    ーメントであり、前記歳差運動は前記X線管(14)の
    前記ガントリ回転軸(24)の周りでの前記回転と前記
    回転可能なアセンブリ(90)の前記X線管回転軸(8
    8)の周りでの前記回転とを介して発生しており、かつ
    前記回転可能なアセンブリ(90)の前記X線管回転軸
    (88)は前記回転可能なアセンブリ(90)が前記ガ
    ントリ回転軸(24)の周りを回転するのに伴って一つ
    の円錐形の一部分の外側表面を描いていること、を特徴
    とする請求項17に記載のコンピュータ断層システム
    (10)。
  19. 【請求項19】 前記傾斜角(θ)が2゜を超えかつ5
    0゜未満である大きさを有している、請求項17に記載
    のコンピュータ断層システム(10)。
  20. 【請求項20】 前記傾斜角(θ)が5゜を超えかつ2
    0゜未満である大きさを有している、請求項17に記載
    のコンピュータ断層システム(10)。
  21. 【請求項21】 前記X線管(14)の前記ガントリ回
    転軸(24)の周りでの回転中でありかつ前記回転可能
    なアセンブリ(90)の前記X線管回転軸(88)の周
    りでの前記回転中において、前記第1の軸受けアセンブ
    リ(84)は前記第2の軸受けアセンブリ(85)が受
    ける荷重の少なくとも4分の3の大きさの荷重を受けて
    いることを特徴とする請求項17に記載のコンピュータ
    断層システム(10)。
  22. 【請求項22】 さらに、前記ガントリ(12)に取り
    付けられたX線検出器(18)を備えると共に、前記X
    線管(14)は、前記回転可能なアセンブリ(90)が
    前記前記第1のモーメントと反対向きの第2のモーメン
    トを生成させるように前記X線管回転軸(88)の周り
    を回転する間に前記X線検出器(18)により検出され
    るX線(16)を放出していることを特徴とする請求項
    17に記載のコンピュータ断層システム(10)。
  23. 【請求項23】(A)焦点(110)を有するX線ビー
    ム(16)の形態でそこからX線(16)を発生させる
    ための手段(14)であって、前記X線ビーム(16)
    の前記焦点(110)の位置をジャイロスコープ的に安
    定化させるための手段(90)を含む発生手段(14)
    と、 (B)前記発生手段(14)が発生させた前記X線(1
    6)を検出するための手段(18)と、を備えるコンピ
    ュータ断層システム(10)。
  24. 【請求項24】(A)ガントリ回転軸(24)の周りを
    回転するガントリ(12)と、 (B)前記ガントリ(12)に取り付けられており、X
    線管回転軸(88)を有する回転可能なアセンブリ(9
    0)を備えるX線管(14)であって、前記X線管回転
    軸(88)は前記ガントリ回転軸(24)から傾斜角
    (θ)だけ角度変位しているようなX線管(14)と、
    を備えるコンピュータ断層システム(10)であって、 前記X線管(14)の前記ガントリ回転軸(24)の周
    りでの回転により前記回転可能なアセンブリ(90)に
    対して遠心力が加えられていること、並びに、 前記回転可能なアセンブリ(90)の前記X線管回転軸
    (88)の周りでの回転により、前記回転可能なアセン
    ブリ(90)に加えられる前記遠心力と反対向きの追加
    の力を生じさせるジャイロスコープ・モーメントを生成
    させていること、を特徴とするコンピュータ断層システ
    ム(10)。
JP2002194025A 2001-07-03 2002-07-03 傾斜した回転軸を有するx線管とその方法 Withdrawn JP2003052681A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US09/898,760 US6704392B2 (en) 2001-07-03 2001-07-03 X-ray tube and method having tilted rotation axis
US09/898760 2001-07-03

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003052681A true JP2003052681A (ja) 2003-02-25
JP2003052681A5 JP2003052681A5 (ja) 2005-10-20

Family

ID=25410002

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002194025A Withdrawn JP2003052681A (ja) 2001-07-03 2002-07-03 傾斜した回転軸を有するx線管とその方法

Country Status (3)

Country Link
US (1) US6704392B2 (ja)
JP (1) JP2003052681A (ja)
DE (1) DE10229658A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100789102B1 (ko) * 2007-03-08 2007-12-26 에스케이 텔레콤주식회사 자체전원을 갖지 않는 외부 장치 및 그 외부장치와 이동단말기와의 연동 방법
JP2011515178A (ja) * 2008-03-28 2011-05-19 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ X線画像の対象ローカライゼーション

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8693621B2 (en) * 2008-05-01 2014-04-08 Koninklijke Philips N. V. Source and/or detector positioning system

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4523327A (en) * 1983-01-05 1985-06-11 The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Air Force Multi-color X-ray line source
US5907592A (en) * 1995-10-31 1999-05-25 Levinson; Reuven Axially incremented projection data for spiral CT
US6229869B1 (en) * 1998-08-25 2001-05-08 General Electric Company Tilted gantry image correction for a multislice computed tomography system
US6332013B1 (en) * 1999-12-28 2001-12-18 General Electric Company Methods and apparatus for tilted helical reconstruction multislice CT

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100789102B1 (ko) * 2007-03-08 2007-12-26 에스케이 텔레콤주식회사 자체전원을 갖지 않는 외부 장치 및 그 외부장치와 이동단말기와의 연동 방법
JP2011515178A (ja) * 2008-03-28 2011-05-19 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ X線画像の対象ローカライゼーション

Also Published As

Publication number Publication date
US6704392B2 (en) 2004-03-09
DE10229658A1 (de) 2003-01-23
US20030072408A1 (en) 2003-04-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN1119121C (zh) X射线装置
US7346143B2 (en) Computer tomography scanner having an adjustable rotational speed
NL1019644C2 (nl) Radiografisch apparaat met een platte röntgenpaneelbron.
US8654928B2 (en) X-ray tube target brazed emission layer
US7634047B2 (en) Computed tomography system with stationary anode ring
JP4545144B2 (ja) コンピュータ制御のトモグラフィック画像システム
US8807833B2 (en) Controlled gantry imbalance
US8761342B2 (en) Compensation of anode wobble for X-ray tubes of the rotary-anode type
JP2004006348A (ja) X線管用の薄型回転プレート・ターゲット
JP2001061826A (ja) X線診断装置
US9042514B2 (en) Dose reduction via dynamic collimation adjustment for targeted field of view and/or digital tilt CT
JP2012527934A (ja) マルチ検出器アレイイメージングシステム
JP5809806B2 (ja) 広いカバー範囲のx線装置
JP2005007182A (ja) コンピュータ断層撮影システム用の一体形円弧状陽極x線源
JPH0787082B2 (ja) X線管用回転陽極ターゲット
JP2003052681A (ja) 傾斜した回転軸を有するx線管とその方法
US7643614B2 (en) Method and apparatus for increasing heat radiation from an x-ray tube target shaft
JP2007500418A (ja) 整形された陽極x線管
JP2007141595A (ja) X線管及びそれを用いたx線装置
JP2009063387A (ja) X線断層撮像装置およびx線断層撮像方法
JP2008142236A (ja) X線診断装置
JP2021142145A (ja) X線コンピュータ断層撮影装置
US10617373B2 (en) Dental X-ray radiographing apparatus having radiographing unit housing
JP2006513764A (ja) 非対称コーンビーム
JP5020466B2 (ja) X線ビームの発生方法及び装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050629

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050629

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20061221