JP2003052378A - アレルギー疾患の遺伝的素因マーカーとその利用方法 - Google Patents
アレルギー疾患の遺伝的素因マーカーとその利用方法Info
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- JP2003052378A JP2003052378A JP2001248875A JP2001248875A JP2003052378A JP 2003052378 A JP2003052378 A JP 2003052378A JP 2001248875 A JP2001248875 A JP 2001248875A JP 2001248875 A JP2001248875 A JP 2001248875A JP 2003052378 A JP2003052378 A JP 2003052378A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 アレルギー疾患の発症初期の段階で他のアレ
ルゲンに対する発症危険率、進行重症度などの遺伝的感
受性を予測し、より効果的な生活指導及び治療を可能に
すること。 【解決手段】 ヒト由来ゲノムDNAのインターロイキン
(IL)-4遺伝子、IL-13遺伝子及びIL-4レセプターα鎖
遺伝子、IL-3レセプターβ鎖遺伝子、STAT6( Signal Tr
ansducer and Activator of Transcription 6 )遺伝子
の遺伝子多型を検出することによりアレルギー疾患の遺
伝的素因を検査する。
ルゲンに対する発症危険率、進行重症度などの遺伝的感
受性を予測し、より効果的な生活指導及び治療を可能に
すること。 【解決手段】 ヒト由来ゲノムDNAのインターロイキン
(IL)-4遺伝子、IL-13遺伝子及びIL-4レセプターα鎖
遺伝子、IL-3レセプターβ鎖遺伝子、STAT6( Signal Tr
ansducer and Activator of Transcription 6 )遺伝子
の遺伝子多型を検出することによりアレルギー疾患の遺
伝的素因を検査する。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アレルギー疾患の
遺伝的素因マーカーとその利用方法に関する。より具体
的には、ヒト由来ゲノムDNAのインターロイキン(IL)-
4遺伝子、IL-13遺伝子及びIL-4レセプターα鎖遺伝子、
IL-3レセプターβ鎖遺伝子、STAT6( Signal Transducer
and Activator of Transcription 6 )遺伝子の遺伝子
多型を検出することによりアレルギー疾患の遺伝的素因
を検査する方法に関する。
遺伝的素因マーカーとその利用方法に関する。より具体
的には、ヒト由来ゲノムDNAのインターロイキン(IL)-
4遺伝子、IL-13遺伝子及びIL-4レセプターα鎖遺伝子、
IL-3レセプターβ鎖遺伝子、STAT6( Signal Transducer
and Activator of Transcription 6 )遺伝子の遺伝子
多型を検出することによりアレルギー疾患の遺伝的素因
を検査する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】アレルギー疾患には遺伝的素因が強く関
与し、アレルギーを起こしやすい体質(遺伝的素因)はア
トピーと定義される。アトピー、すなわちアレルギー疾
患にかかり易い遺伝的素因は複雑に多数の遺伝子に関係
し、しかもその発症には環境因子などの非遺伝的要因も
強く影響することから、アトピーの原因遺伝子を同定す
ることは極めて難しいといわれる。
与し、アレルギーを起こしやすい体質(遺伝的素因)はア
トピーと定義される。アトピー、すなわちアレルギー疾
患にかかり易い遺伝的素因は複雑に多数の遺伝子に関係
し、しかもその発症には環境因子などの非遺伝的要因も
強く影響することから、アトピーの原因遺伝子を同定す
ることは極めて難しいといわれる。
【0003】一塩基多型(SNP)はヒトゲノムでは約300
塩基対に一つ存在する高密度なDNA多型であり、任意の
遺伝子の近傍に高い確率で存在する。近年、SNPを遺伝
的マーカーとして利用することにより、連鎖解析によっ
て絞り込まれた領域から疾患原因遺伝子を同定すること
が可能となりつつある。とりわけ個々の原因遺伝子の浸
透率が低いと予想される多数の遺伝子が複雑に関係した
多遺伝子疾患では、SNPの遺伝的マーカーとしての有効
性がクローズアップされる。また、SNP自身が遺伝的発
現物質の質的・量的な変化をもたらす場合には、SNPは直
接診断、治療のターゲットともなり得る。
塩基対に一つ存在する高密度なDNA多型であり、任意の
遺伝子の近傍に高い確率で存在する。近年、SNPを遺伝
的マーカーとして利用することにより、連鎖解析によっ
て絞り込まれた領域から疾患原因遺伝子を同定すること
が可能となりつつある。とりわけ個々の原因遺伝子の浸
透率が低いと予想される多数の遺伝子が複雑に関係した
多遺伝子疾患では、SNPの遺伝的マーカーとしての有効
性がクローズアップされる。また、SNP自身が遺伝的発
現物質の質的・量的な変化をもたらす場合には、SNPは直
接診断、治療のターゲットともなり得る。
【0004】アレルギー疾患は免疫応答系の多数の遺伝
子が関与する多遺伝子疾患であるため、複数遺伝子の一
塩基多型の組み合わせが疾患に対する感受性を決定して
いる可能性が高い。近年、染色体5q31-q33部位とアトピ
ー性喘息とが連鎖することが示された(Marshら Scienc
e 264:1152-1156(1994))。この部位には、いわゆるT
h2サイトカインと呼ばれるIL-4、IL-5、IL-9、IL-13な
どのTh2細胞や活性化されたマスト細胞から放出される
サイトカインの遺伝子が存在する。アレルギー疾患患者
は健常者に比べ血中総IgE値が高いが、IL-4、IL-13は抗
原特異的なIgEの産生誘導に必須といわれる。またIL-4
はナイーブT細胞からTh2細胞が分化、成熟する過程で重
要な働きをする。IL-13及びIL-4レセプターα鎖では既
にアミノ酸置換を伴う多型が見出されているが、これら
の多型とアレルギー疾患との関連については未だ報告が
ない。
子が関与する多遺伝子疾患であるため、複数遺伝子の一
塩基多型の組み合わせが疾患に対する感受性を決定して
いる可能性が高い。近年、染色体5q31-q33部位とアトピ
ー性喘息とが連鎖することが示された(Marshら Scienc
e 264:1152-1156(1994))。この部位には、いわゆるT
h2サイトカインと呼ばれるIL-4、IL-5、IL-9、IL-13な
どのTh2細胞や活性化されたマスト細胞から放出される
サイトカインの遺伝子が存在する。アレルギー疾患患者
は健常者に比べ血中総IgE値が高いが、IL-4、IL-13は抗
原特異的なIgEの産生誘導に必須といわれる。またIL-4
はナイーブT細胞からTh2細胞が分化、成熟する過程で重
要な働きをする。IL-13及びIL-4レセプターα鎖では既
にアミノ酸置換を伴う多型が見出されているが、これら
の多型とアレルギー疾患との関連については未だ報告が
ない。
【0005】一方、SNPの検出技術も多数開発されてい
る。発明者らは蛍光ラベル化したオリゴヌクレオチドプ
ライマーを用いてPCRを行った後、両面温調式電気泳動
装置(米国特許番号:5976338)を用いた高速、高精度
一本鎖DNA高次構造多型(Single-Stranded Conformatio
n Polymorphism:SSCP)解析法〔以下、本明細書におい
てはSSCP法という〕を基にSNPを効率的に検出する技術
を開発した(KiyamaらBioTechniques 21: 710-716(199
6))。この技術はゲルの温度を精密にコントロールす
ることにより高電界印加下でのSSCP分離像の再現性を向
上し、結果としてSSCP解析を効率化したものである。発
明者らはこの技術を用いてアレルギーをはじめとする種
々の疾患に関連する遺伝子多型領域の解析に応用してき
た(Fujitaら International Journal of Oncology 1
5:927-934 (1999)、藤田ら 医学の歩み192(10):95
2-959(2000)、Fujitaら BioTechniques 19: 532-534
(1995)、藤田ら 組織培養工学26:28-33(200
0))。
る。発明者らは蛍光ラベル化したオリゴヌクレオチドプ
ライマーを用いてPCRを行った後、両面温調式電気泳動
装置(米国特許番号:5976338)を用いた高速、高精度
一本鎖DNA高次構造多型(Single-Stranded Conformatio
n Polymorphism:SSCP)解析法〔以下、本明細書におい
てはSSCP法という〕を基にSNPを効率的に検出する技術
を開発した(KiyamaらBioTechniques 21: 710-716(199
6))。この技術はゲルの温度を精密にコントロールす
ることにより高電界印加下でのSSCP分離像の再現性を向
上し、結果としてSSCP解析を効率化したものである。発
明者らはこの技術を用いてアレルギーをはじめとする種
々の疾患に関連する遺伝子多型領域の解析に応用してき
た(Fujitaら International Journal of Oncology 1
5:927-934 (1999)、藤田ら 医学の歩み192(10):95
2-959(2000)、Fujitaら BioTechniques 19: 532-534
(1995)、藤田ら 組織培養工学26:28-33(200
0))。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】最近、環境要因の悪化
から何らかのアレルギー疾患を持つ人が急増している。
アレルギー疾患の発症初期の段階で他のアレルゲンに対
する発症危険度や重症進行度を予測することができれ
ば、より効果的な治療や生活指導が行える。そのため、
被験者のアレルギー疾患に対する遺伝的素因を検査する
ためのマーカーとなりうる遺伝子多型を特定することが
望まれている。本発明は、アレルギー疾患の遺伝的素因
マーカーとなりうる遺伝子多型を見出し、これを利用し
たアレルギー疾患の遺伝的素因を検査する方法を提供す
ることを目的とする。
から何らかのアレルギー疾患を持つ人が急増している。
アレルギー疾患の発症初期の段階で他のアレルゲンに対
する発症危険度や重症進行度を予測することができれ
ば、より効果的な治療や生活指導が行える。そのため、
被験者のアレルギー疾患に対する遺伝的素因を検査する
ためのマーカーとなりうる遺伝子多型を特定することが
望まれている。本発明は、アレルギー疾患の遺伝的素因
マーカーとなりうる遺伝子多型を見出し、これを利用し
たアレルギー疾患の遺伝的素因を検査する方法を提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、連鎖解析
等によりアレルギー疾患との関連性が示唆されている染
色体領域5q31-q33部位に存在し、アレルギー反応との関
連が示唆されている遺伝子を調査した。さらに、免疫応
答に関連する遺伝子群の中でTh2反応系のサイトカイン
及びサイトカイン受容体遺伝子に関する多型解析、有意
差検討を重ねた結果、サイトカインのIL-4、IL-13遺伝
子及びサイトカイン受容体の構成成分であるIL-4レセプ
ターα鎖、IL-3レセプターβ鎖の遺伝子の配列中にアレ
ルギー患者群とコントロール群間で有意にアレル頻度の
異なる新規遺伝子多型を同定することに成功した。ま
た、受容体へのサイトカイン結合後のシグナル伝達に関
与するSTAT6 ( Signal Transducer and Activator of T
ranscription 6 )遺伝子の配列中にも同様な多型を同定
することに成功した。
等によりアレルギー疾患との関連性が示唆されている染
色体領域5q31-q33部位に存在し、アレルギー反応との関
連が示唆されている遺伝子を調査した。さらに、免疫応
答に関連する遺伝子群の中でTh2反応系のサイトカイン
及びサイトカイン受容体遺伝子に関する多型解析、有意
差検討を重ねた結果、サイトカインのIL-4、IL-13遺伝
子及びサイトカイン受容体の構成成分であるIL-4レセプ
ターα鎖、IL-3レセプターβ鎖の遺伝子の配列中にアレ
ルギー患者群とコントロール群間で有意にアレル頻度の
異なる新規遺伝子多型を同定することに成功した。ま
た、受容体へのサイトカイン結合後のシグナル伝達に関
与するSTAT6 ( Signal Transducer and Activator of T
ranscription 6 )遺伝子の配列中にも同様な多型を同定
することに成功した。
【0008】すなわち本発明は、以下の(1)〜(5)を
提供するものである。 (1)以下の1)〜9)のDNA断片からなる群より選ばれる、
いずれか1のDNA断片からなるアレルギー疾患の遺伝的
素因マーカー。 1)配列番号1又は配列番号2で特定され、ヒトインター
ロイキン4遺伝子の5’非翻訳領域に存在する-589番目に
おける塩基置換部位を含むDNA断片。
提供するものである。 (1)以下の1)〜9)のDNA断片からなる群より選ばれる、
いずれか1のDNA断片からなるアレルギー疾患の遺伝的
素因マーカー。 1)配列番号1又は配列番号2で特定され、ヒトインター
ロイキン4遺伝子の5’非翻訳領域に存在する-589番目に
おける塩基置換部位を含むDNA断片。
【0009】2)配列番号6又は配列番号7で特定され、
ヒトインターロイキン13遺伝子のエキソン4翻訳領域に
存在する2044番目における塩基置換部位を含むDNA断
片。 3)配列番号11又は配列番号12で特定され、ヒトインタ
ーロイキン13遺伝子の3’非翻訳領域に存在する2525番
目における塩基置換部位を含むDNA断片。 4)配列番号16又は配列番号17で特定され、ヒトインタ
ーロイキン13遺伝子の3’非翻訳領域に存在する2580番
目における塩基置換部位を含むDNA断片。
ヒトインターロイキン13遺伝子のエキソン4翻訳領域に
存在する2044番目における塩基置換部位を含むDNA断
片。 3)配列番号11又は配列番号12で特定され、ヒトインタ
ーロイキン13遺伝子の3’非翻訳領域に存在する2525番
目における塩基置換部位を含むDNA断片。 4)配列番号16又は配列番号17で特定され、ヒトインタ
ーロイキン13遺伝子の3’非翻訳領域に存在する2580番
目における塩基置換部位を含むDNA断片。
【0010】5)配列番号21又は配列番号22の配列で特
定され、ヒトインターロイキン4レセプターα鎖遺伝子
のエキソン5からなる領域における96番目の塩基置換部
位を含むDNA断片。 6)配列番号26又は配列番号27で特定され、ヒトインタ
ーロイキン4レセプターα鎖遺伝子のエキソン11翻訳領
域における828番目の塩基置換部位を含むDNA断片。
定され、ヒトインターロイキン4レセプターα鎖遺伝子
のエキソン5からなる領域における96番目の塩基置換部
位を含むDNA断片。 6)配列番号26又は配列番号27で特定され、ヒトインタ
ーロイキン4レセプターα鎖遺伝子のエキソン11翻訳領
域における828番目の塩基置換部位を含むDNA断片。
【0011】7)配列番号31又は配列番号32で特定さ
れ、ヒトインターロイキン4レセプターα鎖遺伝子のエ
キソン11翻訳領域における1585番目の塩基置換部位を含
むDNA断片。 8)配列番号36又は配列番号37で特定され、ヒトインタ
ーロイキン3レセプターβ鎖遺伝子のエキソン13翻訳領
域における376番目の塩基置換部位を含むDNA断片。 9)配列番号41又は配列番号42で特定され、ヒトSTAT6遺
伝子のエキソン18及びエキソン19からなる領域における
174番目の塩基置換部位を含むDNA断片。
れ、ヒトインターロイキン4レセプターα鎖遺伝子のエ
キソン11翻訳領域における1585番目の塩基置換部位を含
むDNA断片。 8)配列番号36又は配列番号37で特定され、ヒトインタ
ーロイキン3レセプターβ鎖遺伝子のエキソン13翻訳領
域における376番目の塩基置換部位を含むDNA断片。 9)配列番号41又は配列番号42で特定され、ヒトSTAT6遺
伝子のエキソン18及びエキソン19からなる領域における
174番目の塩基置換部位を含むDNA断片。
【0012】(2)上記(1)記載のマーカーを含むDNA
断片と特異的にハイブリダイズし、該マーカーを検出す
るための15〜50塩基長のオリゴヌクレオチド。 (3)配列番号3、配列番号4、配列番号5、配列番号8、
配列番号9、配列番号10、配列番号13、配列番号14、配
列番号15、配列番号18、配列番号19、配列番号20、配列
番号23、配列番号24、配列番号25、配列番号28、配列番
号29、配列番号30、配列番号33、配列番号34、配列番号
35、配列番号38、配列番号39、配列番号40、配列番号4
3、配列番号44及び配列番号45から選ばれるいずれか1
の塩基配列を含む、上記(2)記載のオリゴヌクレオチ
ド。 (4)ヒトゲノムDNAより上記(1)記載のマーカーを検
出することにより、アレルギー疾患の遺伝的素因を検査
する方法。 (5)前記アレルギー疾患がアトピー性皮膚炎である上
記(4)記載の方法。
断片と特異的にハイブリダイズし、該マーカーを検出す
るための15〜50塩基長のオリゴヌクレオチド。 (3)配列番号3、配列番号4、配列番号5、配列番号8、
配列番号9、配列番号10、配列番号13、配列番号14、配
列番号15、配列番号18、配列番号19、配列番号20、配列
番号23、配列番号24、配列番号25、配列番号28、配列番
号29、配列番号30、配列番号33、配列番号34、配列番号
35、配列番号38、配列番号39、配列番号40、配列番号4
3、配列番号44及び配列番号45から選ばれるいずれか1
の塩基配列を含む、上記(2)記載のオリゴヌクレオチ
ド。 (4)ヒトゲノムDNAより上記(1)記載のマーカーを検
出することにより、アレルギー疾患の遺伝的素因を検査
する方法。 (5)前記アレルギー疾患がアトピー性皮膚炎である上
記(4)記載の方法。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳述する。
ヒトIL-4遺伝子、IL-13遺伝子及びIL-4レセプターα鎖
遺伝子、IL-3レセプターβ鎖遺伝子、STAT6遺伝子及
び、本発明に示すこれらの多型は公知である。本発明
は、これらの多型がアレルギー疾患、特にアトピー性皮
膚炎の発症と有意に関連することを見出し、該多型を検
出することにより個体におけるアレルギー疾患発症の遺
伝的素因を検出する方法を提供するものである。
ヒトIL-4遺伝子、IL-13遺伝子及びIL-4レセプターα鎖
遺伝子、IL-3レセプターβ鎖遺伝子、STAT6遺伝子及
び、本発明に示すこれらの多型は公知である。本発明
は、これらの多型がアレルギー疾患、特にアトピー性皮
膚炎の発症と有意に関連することを見出し、該多型を検
出することにより個体におけるアレルギー疾患発症の遺
伝的素因を検出する方法を提供するものである。
【0014】本発明において、「DNA」とは2本鎖DNAの
みならずそれを構成する1本鎖DNAも含み、「DNA断片」
とは全長DNAのみならずその部分DNAも含むものとする。
また、「遺伝子多型」とはヒト染色体における遺伝子の
変異を意味し、遺伝子の配列が野生型(正常遺伝子の塩
基配列)と異なる場合を意味するものとする。本発明に
かかるアレルギー疾患の発症と有意に関連する遺伝子多
型は、例えば以下のようにして検出しうる。
みならずそれを構成する1本鎖DNAも含み、「DNA断片」
とは全長DNAのみならずその部分DNAも含むものとする。
また、「遺伝子多型」とはヒト染色体における遺伝子の
変異を意味し、遺伝子の配列が野生型(正常遺伝子の塩
基配列)と異なる場合を意味するものとする。本発明に
かかるアレルギー疾患の発症と有意に関連する遺伝子多
型は、例えば以下のようにして検出しうる。
【0015】まずアレルギー疾患患者群及び健常人ボラ
ンティアによるコントロール群の検体から公知の方法に
従いゲノムDNAを抽出する。前記検体は、被験者の体細
胞であれば特に限定されず、例えば抹消血や白血球等の
血液検体を好適に用いることができる。また、DNAの抽
出は市販の抽出キット、例えば「ドナクイック」(大日本
製薬)や「QIAamp midi kit」(QIAGEN社)を用いて行
うことができる。
ンティアによるコントロール群の検体から公知の方法に
従いゲノムDNAを抽出する。前記検体は、被験者の体細
胞であれば特に限定されず、例えば抹消血や白血球等の
血液検体を好適に用いることができる。また、DNAの抽
出は市販の抽出キット、例えば「ドナクイック」(大日本
製薬)や「QIAamp midi kit」(QIAGEN社)を用いて行
うことができる。
【0016】次に抽出したゲノムDNAを鋳型として(蛍
光オリゴヌクレオチドプライマーを用いて)PCRを行
い、サイトカイン遺伝子又はサイトカイン受容体遺伝子
のエキソン領域をその両端に40〜120塩基長のイントロ
ン配列を含んだDNA断片として増幅する。またプロモー
ター領域を含む5’UTR領域もDNA断片をオーバーラップ
させるように増幅する。
光オリゴヌクレオチドプライマーを用いて)PCRを行
い、サイトカイン遺伝子又はサイトカイン受容体遺伝子
のエキソン領域をその両端に40〜120塩基長のイントロ
ン配列を含んだDNA断片として増幅する。またプロモー
ター領域を含む5’UTR領域もDNA断片をオーバーラップ
させるように増幅する。
【0017】次いで増幅したDNA断片をSSCP法によって
解析し、遺伝子多型をタイピングする。SSCP法ではPCR
増幅産物を加熱処理によって一本鎖に熱変性する。一本
鎖に解離したDNA断片はその塩基配列に依存した独自の
高次構造を形成するため、これをポリアクリルアミドゲ
ル等の非変性ゲル上で電気泳動することにより、一塩基
置換の多型を移動度の差として検出することができる。
検出された遺伝子多型及び野生型の遺伝子(塩基)配列
は、PCR産物又は切り出したアクリルアミドゲルから再
度PCRを行った産物を公知の方法でシーケンシングして
決定する。
解析し、遺伝子多型をタイピングする。SSCP法ではPCR
増幅産物を加熱処理によって一本鎖に熱変性する。一本
鎖に解離したDNA断片はその塩基配列に依存した独自の
高次構造を形成するため、これをポリアクリルアミドゲ
ル等の非変性ゲル上で電気泳動することにより、一塩基
置換の多型を移動度の差として検出することができる。
検出された遺伝子多型及び野生型の遺伝子(塩基)配列
は、PCR産物又は切り出したアクリルアミドゲルから再
度PCRを行った産物を公知の方法でシーケンシングして
決定する。
【0018】最後に患者群とコントロール群の検体につ
いて上記のように解析した結果をデータベース化し、多
型ごとに多型アレル出現頻度を計算し、患者群とコント
ロール群の間の有意差を検定することで、アレルギー疾
患と有意に関連する遺伝子多型を特定することができ
る。かくして、本発明は、以下の〜に示す塩基置換
をアレルギー疾患と有意に関連する遺伝子多型として特
定した。
いて上記のように解析した結果をデータベース化し、多
型ごとに多型アレル出現頻度を計算し、患者群とコント
ロール群の間の有意差を検定することで、アレルギー疾
患と有意に関連する遺伝子多型を特定することができ
る。かくして、本発明は、以下の〜に示す塩基置換
をアレルギー疾患と有意に関連する遺伝子多型として特
定した。
【0019】 ヒトIL-4遺伝子の5’非翻訳領域に存在
する-589番目における塩基置換 ヒトIL-13遺伝子のエキソン4翻訳領域に存在する204
4番目における塩基置換 ヒトIL-13遺伝子の3’非翻訳領域に存在する2525番
目における塩基置換 ヒトIL-13遺伝子の3’非翻訳領域に存在する2580番
目における塩基置換 ヒトIL-4レセプターα鎖遺伝子のエキソン5からなる
領域における96番目の塩基置換 ヒトIL-4レセプターα鎖遺伝子のエキソン11翻訳領
域における828番目の塩基置換 ヒトIL-4レセプターα鎖遺伝子のエキソン11翻訳領
域における1585番目の塩基置換 ヒトIL-3レセプターβ鎖遺伝子のエキソン13翻訳領
域における376番目の塩基置換 ヒトSTAT6遺伝子のエキソン18及びエキソン19からな
る領域における174番目の塩基置換
する-589番目における塩基置換 ヒトIL-13遺伝子のエキソン4翻訳領域に存在する204
4番目における塩基置換 ヒトIL-13遺伝子の3’非翻訳領域に存在する2525番
目における塩基置換 ヒトIL-13遺伝子の3’非翻訳領域に存在する2580番
目における塩基置換 ヒトIL-4レセプターα鎖遺伝子のエキソン5からなる
領域における96番目の塩基置換 ヒトIL-4レセプターα鎖遺伝子のエキソン11翻訳領
域における828番目の塩基置換 ヒトIL-4レセプターα鎖遺伝子のエキソン11翻訳領
域における1585番目の塩基置換 ヒトIL-3レセプターβ鎖遺伝子のエキソン13翻訳領
域における376番目の塩基置換 ヒトSTAT6遺伝子のエキソン18及びエキソン19からな
る領域における174番目の塩基置換
【0020】配列番号1、配列番号6、配列番号11、配列
番号16、配列番号21、配列番号26、配列番号31、配列番
号36及び配列番号41はそれぞれ上記〜の多型部位か
ら5’側の連続する塩基配列で、該多型部位の特異的検
出に必要な最小限の塩基配列である。
番号16、配列番号21、配列番号26、配列番号31、配列番
号36及び配列番号41はそれぞれ上記〜の多型部位か
ら5’側の連続する塩基配列で、該多型部位の特異的検
出に必要な最小限の塩基配列である。
【0021】また、配列番号2、配列番号7、配列番号1
2、配列番号17、配列番号22、配列番号27、配列番号3
2、配列番号37及び配列番号42はそれぞれ上記〜の
多型部位から3’側の連続する塩基配列で、該多型部位
の特異的検出に必要な最小限の塩基配列である。すなわ
ち、上記配列で特定されるDNA断片はアレルギー疾患の
遺伝的素因マーカーであり、該マーカーを含むDNA断片
を検出することにより個体におけるアレルギー疾患発症
の遺伝的素因を検査することができる。
2、配列番号17、配列番号22、配列番号27、配列番号3
2、配列番号37及び配列番号42はそれぞれ上記〜の
多型部位から3’側の連続する塩基配列で、該多型部位
の特異的検出に必要な最小限の塩基配列である。すなわ
ち、上記配列で特定されるDNA断片はアレルギー疾患の
遺伝的素因マーカーであり、該マーカーを含むDNA断片
を検出することにより個体におけるアレルギー疾患発症
の遺伝的素因を検査することができる。
【0022】本発明のマーカーを含むDNA断片の検出
は、具体的には、(1)マーカーを含む領域でPCRを行い、
SSCP法で検出する方法、(2)同PCR産物を直接シーケンシ
ングし、配列を決定する方法、(3)マーカーを含む領域
をプローブとして使用し、個体DNAとハイブリダイズさ
せることで検出するASO(allele specific oligonucleo
tide)法、(4)マーカー近傍の配列をプローブとして用
いて質量分析装置等で検出する方法など、公知の方法を
用いて達成しうる。
は、具体的には、(1)マーカーを含む領域でPCRを行い、
SSCP法で検出する方法、(2)同PCR産物を直接シーケンシ
ングし、配列を決定する方法、(3)マーカーを含む領域
をプローブとして使用し、個体DNAとハイブリダイズさ
せることで検出するASO(allele specific oligonucleo
tide)法、(4)マーカー近傍の配列をプローブとして用
いて質量分析装置等で検出する方法など、公知の方法を
用いて達成しうる。
【0023】検出には、本発明のオリゴヌクレオチド、
すなわち本発明のマーカーを含むDNA断片に特異的にハ
イブリダイズし、該マーカーを検出するためのオリゴヌ
クレオチドが用いられる。該オリゴヌクレオチドは通常
15〜50好ましくは15〜25塩基長である。
すなわち本発明のマーカーを含むDNA断片に特異的にハ
イブリダイズし、該マーカーを検出するためのオリゴヌ
クレオチドが用いられる。該オリゴヌクレオチドは通常
15〜50好ましくは15〜25塩基長である。
【0024】好ましい実施態様において、前記オリゴヌ
クレオチドは、配列番号3、配列番号4、配列番号5、配
列番号8、配列番号9、配列番号10、配列番号13、配列番
号14、配列番号15、配列番号18、配列番号19、配列番号
20、配列番号23、配列番号24、配列番号25、配列番号2
8、配列番号29、配列番号30、配列番号33、配列番号3
4、配列番号35、配列番号38、配列番号39、配列番号4
0、配列番号43、配列番号44及び配列番号45から選ばれ
るいずれか1の塩基配列を含む。
クレオチドは、配列番号3、配列番号4、配列番号5、配
列番号8、配列番号9、配列番号10、配列番号13、配列番
号14、配列番号15、配列番号18、配列番号19、配列番号
20、配列番号23、配列番号24、配列番号25、配列番号2
8、配列番号29、配列番号30、配列番号33、配列番号3
4、配列番号35、配列番号38、配列番号39、配列番号4
0、配列番号43、配列番号44及び配列番号45から選ばれ
るいずれか1の塩基配列を含む。
【0025】ここで、配列番号3、配列番号8、配列番号
13、配列番号18、配列番号23、配列番号28、配列番号3
3、配列番号38及び配列番号43は、それぞれ前記〜
の多型部位の5’側に隣接する連続した塩基配列であ
る。配列番号4、配列番号9、配列番号14、配列番号19、
配列番号24、配列番号29、配列番号34、配列番号39及び
配列番号44はそれぞれ前記〜の多型部位の3’側に
隣接する連続した塩基配列である。
13、配列番号18、配列番号23、配列番号28、配列番号3
3、配列番号38及び配列番号43は、それぞれ前記〜
の多型部位の5’側に隣接する連続した塩基配列であ
る。配列番号4、配列番号9、配列番号14、配列番号19、
配列番号24、配列番号29、配列番号34、配列番号39及び
配列番号44はそれぞれ前記〜の多型部位の3’側に
隣接する連続した塩基配列である。
【0026】配列番号5、配列番号10、配列番号15、配
列番号20、配列番号25、配列番号30、配列番号35、配列
番号40及び配列番号45はそれぞれ前記〜の多型部位
の両側の連続した塩基配列である。ある実施態様におい
ては、本発明のオリゴヌクレオチドは本発明のマーカー
を含むDNA断片に特異的にハイブリダイズしうるオリゴ
ヌクレオチド「プローブ」として設計され、放射性物
質、蛍光物質、酵素等で適当に標識される。
列番号20、配列番号25、配列番号30、配列番号35、配列
番号40及び配列番号45はそれぞれ前記〜の多型部位
の両側の連続した塩基配列である。ある実施態様におい
ては、本発明のオリゴヌクレオチドは本発明のマーカー
を含むDNA断片に特異的にハイブリダイズしうるオリゴ
ヌクレオチド「プローブ」として設計され、放射性物
質、蛍光物質、酵素等で適当に標識される。
【0027】例えばASO法の1例であるTaqMan PCR法(L
ivak KJ. Genet Anal14, 143 (1999)、Morris T et al.
J Clin Microbiol 34, 2933 (1996)))の場合では、
多型部位含む領域に相補的な20塩基長程度のオリゴヌク
レオチドがプローブとして設計される。該プローブは
5’末端を蛍光色素、3’末端を消光物質により標識さ
れ、検体DNAと特異的にハイブリダイズするがそのまま
では発光せず、別に加えられたPCRプライマーの上流か
らの伸長反応により5’側の蛍光色素結合が切断され、
遊離した蛍光色素により検出される。
ivak KJ. Genet Anal14, 143 (1999)、Morris T et al.
J Clin Microbiol 34, 2933 (1996)))の場合では、
多型部位含む領域に相補的な20塩基長程度のオリゴヌク
レオチドがプローブとして設計される。該プローブは
5’末端を蛍光色素、3’末端を消光物質により標識さ
れ、検体DNAと特異的にハイブリダイズするがそのまま
では発光せず、別に加えられたPCRプライマーの上流か
らの伸長反応により5’側の蛍光色素結合が切断され、
遊離した蛍光色素により検出される。
【0028】ASO法の別の1例であるInvader法(Lyamich
ev V. et al. Nat Biotechnol 17,292 (1999))では、
多型部位に隣接する配列(3’側と5’側2種)に相補的
なオリゴヌクレオチドがプローブとして設計される。検
出は、これら2種のプローブと検体とは無関係な第3のプ
ローブによって達成される。
ev V. et al. Nat Biotechnol 17,292 (1999))では、
多型部位に隣接する配列(3’側と5’側2種)に相補的
なオリゴヌクレオチドがプローブとして設計される。検
出は、これら2種のプローブと検体とは無関係な第3のプ
ローブによって達成される。
【0029】別な実施態様においては、本発明のオリゴ
ヌクレオチドは本発明のマーカーを含むDNA断片に特異
的にハイブリダイズしうるオリゴヌクレオチド「プライ
マー」として設計される。前記プライマーは多型部位の
5’側に隣接する配列に対して相補的に設計され、標的D
NA断片に特異的にハイブリダイズした後、一塩基だけPC
R伸長され、この一塩基伸長産物が検出の対象となる。
ヌクレオチドは本発明のマーカーを含むDNA断片に特異
的にハイブリダイズしうるオリゴヌクレオチド「プライ
マー」として設計される。前記プライマーは多型部位の
5’側に隣接する配列に対して相補的に設計され、標的D
NA断片に特異的にハイブリダイズした後、一塩基だけPC
R伸長され、この一塩基伸長産物が検出の対象となる。
【0030】例えばMass Array法にMALDI-TOF/MS(Matr
ix-Assisted Laser Desorption Ionization Time-Of-Fl
ight Mass Spectrometry)を応用した方法(Haff LA et
al.Genome Res 7, 378 (1997),Little DP et al. Natu
re Medicine vol.3 No.12 1413-1416, (1997))では、
シリコンチップ上に固定した検体DNAに前記プライマー
をハイブリダイズさせ、ddNTPを添加して一塩基だけ伸
長させる。次いで一塩基伸長産物を分離し、質量分析法
により多型を検出する。この方法では、プライマーは通
常15塩基長以上で可能な限り短く設計することが望まし
い。
ix-Assisted Laser Desorption Ionization Time-Of-Fl
ight Mass Spectrometry)を応用した方法(Haff LA et
al.Genome Res 7, 378 (1997),Little DP et al. Natu
re Medicine vol.3 No.12 1413-1416, (1997))では、
シリコンチップ上に固定した検体DNAに前記プライマー
をハイブリダイズさせ、ddNTPを添加して一塩基だけ伸
長させる。次いで一塩基伸長産物を分離し、質量分析法
により多型を検出する。この方法では、プライマーは通
常15塩基長以上で可能な限り短く設計することが望まし
い。
【0031】さらに別の実施態様においては、本発明の
オリゴヌクレオチドは適当な基盤上に整列化して固定さ
せることで、多型検出用のDNAチップとして利用でき
る。本発明にかかる検査方法は、前記〜に示す多型
部位から選ばれる1又は2以上を検出することによりアレ
ルギー疾患の遺伝的素因を検査する方法であって、ヒト
ゲノムDNAより本発明のマーカーを検出することにより
達成される。本発明の検査方法は、本発明のオリゴヌク
レオチドを用いて検出を行うことが好ましく、特にアト
ピー性皮膚炎の遺伝的素因の検査に有用である。本発明
の検査方法を利用すれば、被験者のアレルギー疾患に対
する発症危険率や重症進行度を予測し、より効果的な治
療や生活指導が可能となる。
オリゴヌクレオチドは適当な基盤上に整列化して固定さ
せることで、多型検出用のDNAチップとして利用でき
る。本発明にかかる検査方法は、前記〜に示す多型
部位から選ばれる1又は2以上を検出することによりアレ
ルギー疾患の遺伝的素因を検査する方法であって、ヒト
ゲノムDNAより本発明のマーカーを検出することにより
達成される。本発明の検査方法は、本発明のオリゴヌク
レオチドを用いて検出を行うことが好ましく、特にアト
ピー性皮膚炎の遺伝的素因の検査に有用である。本発明
の検査方法を利用すれば、被験者のアレルギー疾患に対
する発症危険率や重症進行度を予測し、より効果的な治
療や生活指導が可能となる。
【0032】
【実施例】以下、本発明を実施例によってさらに詳しく
説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
なお、実施例において特に断らない限り、各操作はBioT
echniques 21: 710-716、 Kiyamaら(1996)に記載した
方法に基づいて行った。
説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
なお、実施例において特に断らない限り、各操作はBioT
echniques 21: 710-716、 Kiyamaら(1996)に記載した
方法に基づいて行った。
【0033】実験例1:ヒトIL-4遺伝子における多型の
解析 1. 検体の入手及び全血からのゲノムDNAの抽出 アトピー性皮膚炎患者群(181例)及び健常人ボランテ
ィアコントロール群(71例)よりInformed Consentを得
たうえで採血を行い末梢血リンパ球を原料として染色体
DNAを抽出した。DNAの抽出は市販の抽出キットである
「ドナクイック」(大日本製薬)および「QIAamp midi ki
t」(QIAGEN社)を使用し、キットに添付された説明書
のプロトコルに従って行った。1 ml 全血から10〜25 μ
gのゲノムDNAを抽出した。
解析 1. 検体の入手及び全血からのゲノムDNAの抽出 アトピー性皮膚炎患者群(181例)及び健常人ボランテ
ィアコントロール群(71例)よりInformed Consentを得
たうえで採血を行い末梢血リンパ球を原料として染色体
DNAを抽出した。DNAの抽出は市販の抽出キットである
「ドナクイック」(大日本製薬)および「QIAamp midi ki
t」(QIAGEN社)を使用し、キットに添付された説明書
のプロトコルに従って行った。1 ml 全血から10〜25 μ
gのゲノムDNAを抽出した。
【0034】2. SSCP解析用蛍光標識オリゴヌクレオチ
ドプライマー及び泳動条件の設定 (1) IL-4遺伝子の塩基配列(配列番号6)はGenBank デ
ータベースAccession No.:M23442 (Arai, N. ら、06-J
AN-1995 )より入手した。IL-4遺伝子の各エキソン領域
及びプロモーター領域を含む5’UTR領域(以下、「5’U
TR領域」という。)をその両端に40〜120塩基長のイン
トロン配列を含んだ遺伝子断片として増幅するためのPC
Rプライマーをプライマー設計ソフト、Oligo(Molecula
r Biology Insights社)を用いて設計した。これらのPC
R用プライマーは5’末端側をローダミン蛍光色素で標識
した。以下に、用いたPCRプライマーの塩基配列を示
す。
ドプライマー及び泳動条件の設定 (1) IL-4遺伝子の塩基配列(配列番号6)はGenBank デ
ータベースAccession No.:M23442 (Arai, N. ら、06-J
AN-1995 )より入手した。IL-4遺伝子の各エキソン領域
及びプロモーター領域を含む5’UTR領域(以下、「5’U
TR領域」という。)をその両端に40〜120塩基長のイン
トロン配列を含んだ遺伝子断片として増幅するためのPC
Rプライマーをプライマー設計ソフト、Oligo(Molecula
r Biology Insights社)を用いて設計した。これらのPC
R用プライマーは5’末端側をローダミン蛍光色素で標識
した。以下に、用いたPCRプライマーの塩基配列を示
す。
【0035】エキソン1領域
Forward primer:5’-ACT CAT TTT CCC TCG GTT TCA G-
3’(配列番号47) Reverse primer:5’-AGC TGT TAA CGT TTT CAT GCC TA
G A-3’(配列番号48)エキソン2領域 Forward primer:5’- TCT GTC CGG TTG GAG GTT AAC T
CT G -3’(配列番号49) Reverse primer:5’- CCC GCT CGT TTT CCA TTA GAC A
AG T -3’(配列番号50)
3’(配列番号47) Reverse primer:5’-AGC TGT TAA CGT TTT CAT GCC TA
G A-3’(配列番号48)エキソン2領域 Forward primer:5’- TCT GTC CGG TTG GAG GTT AAC T
CT G -3’(配列番号49) Reverse primer:5’- CCC GCT CGT TTT CCA TTA GAC A
AG T -3’(配列番号50)
【0036】エキソン3領域
Forward primer:5’- AGC TGG CAC ATT GCT ATC TGT -
3’(配列番号51) Reverse primer:5’- GTG AAT GAA TGA ATG GGT TGA C
-3’(配列番号52)エキソン4領域 Forward primer:5’- GGC CTT GGT TTT ATA AGT GT -
3’(配列番号53) Reverse primer:5’- TGT CAA GTA AAC ATA GCC AAT A
-3’(配列番号54)
3’(配列番号51) Reverse primer:5’- GTG AAT GAA TGA ATG GGT TGA C
-3’(配列番号52)エキソン4領域 Forward primer:5’- GGC CTT GGT TTT ATA AGT GT -
3’(配列番号53) Reverse primer:5’- TGT CAA GTA AAC ATA GCC AAT A
-3’(配列番号54)
【0037】5’UTR‐1領域
Forward primer:5’- CGT GGT GGG GCA CTG AC -3’
(配列番号55) Reverse primer:5’- CCC TAG CAG TAG GTG CGT GGT C
-3’(配列番号56)5’UTR‐2領域 Forward primer:5’- CCT AGG CAA CAT AGT GAG ACT C
TT A -3’(配列番号57) Reverse primer:5’- AGA ATA ACA GGC AGA CTC TCC T
AC C -3’(配列番号58)
(配列番号55) Reverse primer:5’- CCC TAG CAG TAG GTG CGT GGT C
-3’(配列番号56)5’UTR‐2領域 Forward primer:5’- CCT AGG CAA CAT AGT GAG ACT C
TT A -3’(配列番号57) Reverse primer:5’- AGA ATA ACA GGC AGA CTC TCC T
AC C -3’(配列番号58)
【0038】5’UTR‐3領域
Forward primer:5’- GAC CTG TCC TTC TCA AAA CAC T
AA -3’(配列番号59) Reverse primer:5’- TTC AGC ATA GGA AAT TAC ACC A
TA A -3’(配列番号60)5’UTR‐4領域 Forward primer:5’- GGC CTC TCC CTT CTA TGC AA -
3’(配列番号61) Reverse primer:5’- TTA TCA GGA GAA GCT AAC GAT G
CA A -3’(配列番号62)
AA -3’(配列番号59) Reverse primer:5’- TTC AGC ATA GGA AAT TAC ACC A
TA A -3’(配列番号60)5’UTR‐4領域 Forward primer:5’- GGC CTC TCC CTT CTA TGC AA -
3’(配列番号61) Reverse primer:5’- TTA TCA GGA GAA GCT AAC GAT G
CA A -3’(配列番号62)
【0039】(2) 次に、上記プライマーを用いて各領域
のPCR増幅を行った。抽出したゲノムDNA(鋳型)20ng、
各プライマー10pmolずつ、各ヌクレオチド3燐酸(dNTP)
を10nmolずつ、トリス塩酸緩衝液(pH8.3)10μM、KCl 5
0mM、MgCl2 1.5mM、TaqDNAポリメラーゼ(Perkin Elme
r社製)1unit を加え、全液量を50μlとしてPCR反応を
行った。PCR反応の条件は、最初の変性条件のみは94℃
で3分間、その後は、それぞれ次の反応条件下で増幅反
応を行った。変性条件は94℃で20秒間、アニーリングは
55〜60℃で40秒間、伸長反応は72℃で1分間のサイクル
を35回繰り返し、最後に72℃で5分間の伸長反応を行
い、目的のPCR産物を得た。
のPCR増幅を行った。抽出したゲノムDNA(鋳型)20ng、
各プライマー10pmolずつ、各ヌクレオチド3燐酸(dNTP)
を10nmolずつ、トリス塩酸緩衝液(pH8.3)10μM、KCl 5
0mM、MgCl2 1.5mM、TaqDNAポリメラーゼ(Perkin Elme
r社製)1unit を加え、全液量を50μlとしてPCR反応を
行った。PCR反応の条件は、最初の変性条件のみは94℃
で3分間、その後は、それぞれ次の反応条件下で増幅反
応を行った。変性条件は94℃で20秒間、アニーリングは
55〜60℃で40秒間、伸長反応は72℃で1分間のサイクル
を35回繰り返し、最後に72℃で5分間の伸長反応を行
い、目的のPCR産物を得た。
【0040】PCR反応の確認は、2〜4μlのPCR産物を2%
アガロースで電気泳動を行い、蛍光イメージアナライザ
ーFMBIO-100(日立ソフト社)で確認した。なお、IL-4
遺伝子の各解析領域の配列については、エキソン1領域
は配列番号46の-126〜215番まで;エキソン2領域は配列
番号46の351〜547番まで;エキソン3領域は配列番号46
の5618〜5949番まで;エキソン4領域は配列番号46の830
7〜8653番まで;5’UTR‐1領域は配列番号46の-1144〜-
852番まで;5’UTR‐2領域は配列番号46の-945〜-552番
まで;5’UTR‐3領域は配列番号46の-630〜-284番ま
で;5’UTR‐4領域は配列番号46の-380〜-42番までとし
て表記されている。
アガロースで電気泳動を行い、蛍光イメージアナライザ
ーFMBIO-100(日立ソフト社)で確認した。なお、IL-4
遺伝子の各解析領域の配列については、エキソン1領域
は配列番号46の-126〜215番まで;エキソン2領域は配列
番号46の351〜547番まで;エキソン3領域は配列番号46
の5618〜5949番まで;エキソン4領域は配列番号46の830
7〜8653番まで;5’UTR‐1領域は配列番号46の-1144〜-
852番まで;5’UTR‐2領域は配列番号46の-945〜-552番
まで;5’UTR‐3領域は配列番号46の-630〜-284番ま
で;5’UTR‐4領域は配列番号46の-380〜-42番までとし
て表記されている。
【0041】3. SSCP法による遺伝子多型のスクリーニ
ング SSCP法はKiyamaらの方法(BioTechniques 21:710-716
(1996))に従って行った。PCR反応液3μlを18μlのロ
ーディング液(組成は1mM EDTA-2Na、95% ホルムアミ
ド、0.05% メチルバイオレット)で希釈したものを泳
動サンプルとして用いた。90℃で1.5分間、加熱変性
後、このうちの3μlを14%T-1% C濃度のポリアクリルア
ミドゲル(高さ15 cm×幅19cm×厚さ0.3mm)にアプライ
して分析した。泳動バッファ組成は1×TBE(8.9mM Tri
s-Borate、0.25mM EDTA、pH=8.3)を用いた。泳動は
予備泳動を恒温水槽で水流温度20℃に調整しながら1000
V(100V/cm)で30分行った後に、サンプルをローディン
グし、本泳動を5〜30℃の範囲で水流温度を一定に保ち
ながら1200Vで2〜3時間行った。ゲルイメージデータの
測定は蛍光イメージアナライザーFMBIO-II(日立ソフト
社)で行った。
ング SSCP法はKiyamaらの方法(BioTechniques 21:710-716
(1996))に従って行った。PCR反応液3μlを18μlのロ
ーディング液(組成は1mM EDTA-2Na、95% ホルムアミ
ド、0.05% メチルバイオレット)で希釈したものを泳
動サンプルとして用いた。90℃で1.5分間、加熱変性
後、このうちの3μlを14%T-1% C濃度のポリアクリルア
ミドゲル(高さ15 cm×幅19cm×厚さ0.3mm)にアプライ
して分析した。泳動バッファ組成は1×TBE(8.9mM Tri
s-Borate、0.25mM EDTA、pH=8.3)を用いた。泳動は
予備泳動を恒温水槽で水流温度20℃に調整しながら1000
V(100V/cm)で30分行った後に、サンプルをローディン
グし、本泳動を5〜30℃の範囲で水流温度を一定に保ち
ながら1200Vで2〜3時間行った。ゲルイメージデータの
測定は蛍光イメージアナライザーFMBIO-II(日立ソフト
社)で行った。
【0042】4. ダイレクトシーケンス及びSSCPで分離
したフラグメントからのシーケンスによる塩基配列の決
定 SSCP法で異常パターンの見られたPCR産物はオートシー
クエンサーを用いたダイレクトシーケンス法により塩基
配列を解析した。すなわちアクリルアミドゲルで分離し
たPCR産物の正常及び異常バンドを切り出し、水20μl中
に落とし凍結融解してこれを鋳型とし、ゲノムからのPC
R増幅と同一条件で再度PCR増幅を行い、一本鎖由来の再
PCR産物を得た。再PCR産物からプライマー除去キット
(microcon30;Amicon社)を用いてプライマーを除き、
Thermo Sequenase によるサイクルシーケンシング反応
(Thermo Sequenase cycle sequencing kit with 7-dea
za-dGTP / Amersham 社)を行い、DNAシーケンサー(日
立SQ-5500)で電気泳動して多型及び野生型の塩基配列
を決定した。SSCP法で異常パターンの見られなかったPC
R産物は直接、プライマーを除去してシーケンスし、多
型の存在しないことを確認した。塩基配列解析の結果、
IL-4遺伝子の5’側UTR領域に5個、エキソン1領域に2
個、エキソン2領域に1個、エキソン4領域の3’UTRに2個
の遺伝子多型が検出された。これらの多型部位を表1に
記載する。
したフラグメントからのシーケンスによる塩基配列の決
定 SSCP法で異常パターンの見られたPCR産物はオートシー
クエンサーを用いたダイレクトシーケンス法により塩基
配列を解析した。すなわちアクリルアミドゲルで分離し
たPCR産物の正常及び異常バンドを切り出し、水20μl中
に落とし凍結融解してこれを鋳型とし、ゲノムからのPC
R増幅と同一条件で再度PCR増幅を行い、一本鎖由来の再
PCR産物を得た。再PCR産物からプライマー除去キット
(microcon30;Amicon社)を用いてプライマーを除き、
Thermo Sequenase によるサイクルシーケンシング反応
(Thermo Sequenase cycle sequencing kit with 7-dea
za-dGTP / Amersham 社)を行い、DNAシーケンサー(日
立SQ-5500)で電気泳動して多型及び野生型の塩基配列
を決定した。SSCP法で異常パターンの見られなかったPC
R産物は直接、プライマーを除去してシーケンスし、多
型の存在しないことを確認した。塩基配列解析の結果、
IL-4遺伝子の5’側UTR領域に5個、エキソン1領域に2
個、エキソン2領域に1個、エキソン4領域の3’UTRに2個
の遺伝子多型が検出された。これらの多型部位を表1に
記載する。
【0043】
【表1】
【0044】5’UTR−1領域に異常バンドパターン(図1)
が検出された個体は、翻訳開始点から-1097番目の塩基
に、野生型の塩基配列であるチミン(T)の他にグアニ
ン(G)が検出され、TからGへの置換が生じていること
が同定された。また、-914番目の塩基でTからシトシン
(C)への置換が生じていることが同定された。同様に
5’UTR−3領域に異常バンドパターン(図2)が検出された
個体は、翻訳開始点から-589番目の塩基でCからTへの置
換が生じていることが同定された。
が検出された個体は、翻訳開始点から-1097番目の塩基
に、野生型の塩基配列であるチミン(T)の他にグアニ
ン(G)が検出され、TからGへの置換が生じていること
が同定された。また、-914番目の塩基でTからシトシン
(C)への置換が生じていることが同定された。同様に
5’UTR−3領域に異常バンドパターン(図2)が検出された
個体は、翻訳開始点から-589番目の塩基でCからTへの置
換が生じていることが同定された。
【0045】エキソン1領域に異常バンドパターン(図3)
が検出された個体は、翻訳開始点から-33番目の塩基でC
からTへの置換が、43番目の塩基でCからTへの置換が、8
1番目の塩基でCからTへの置換が生じていることが同定
された。-33番目の塩基置換は既知の変異(JST005938)
であり、また43番目、81番目の2箇所の塩基置換はアミ
ノ酸置換を伴わないサイレント変異であった。
が検出された個体は、翻訳開始点から-33番目の塩基でC
からTへの置換が、43番目の塩基でCからTへの置換が、8
1番目の塩基でCからTへの置換が生じていることが同定
された。-33番目の塩基置換は既知の変異(JST005938)
であり、また43番目、81番目の2箇所の塩基置換はアミ
ノ酸置換を伴わないサイレント変異であった。
【0046】また、エキソン2領域(図4)に異常バンドパ
ターンが検出された個体は、翻訳開始点から429番目の
塩基でGからアデニン(A)への置換が生じており、この
一塩基置換によって53番目のアミノ酸に対するコドンが
GTAからATAに変化し、その結果、アミノ酸がバリン(Va
l)からイソロイシン(Ile)に置換していることが同定
された。エキソン4領域に異常バンドパターン(図5)が検
出された個体は、翻訳開始点から8375番目の塩基でAか
らGへの置換が、8412番目の塩基でCからAへの置換が同
定された。これら2箇所の一塩基多型はともにイントロ
ン3に存在する。
ターンが検出された個体は、翻訳開始点から429番目の
塩基でGからアデニン(A)への置換が生じており、この
一塩基置換によって53番目のアミノ酸に対するコドンが
GTAからATAに変化し、その結果、アミノ酸がバリン(Va
l)からイソロイシン(Ile)に置換していることが同定
された。エキソン4領域に異常バンドパターン(図5)が検
出された個体は、翻訳開始点から8375番目の塩基でAか
らGへの置換が、8412番目の塩基でCからAへの置換が同
定された。これら2箇所の一塩基多型はともにイントロ
ン3に存在する。
【0047】5. IL-4遺伝子多型の頻度解析
(1)上述のように検出同定されたIL-4遺伝子における1
0箇所について、アトピー性皮膚炎患者群(181例)及び
健常人ボランティアによるコントロール群(71例)の両
群を対象にして、多型解析を行い、その出現頻度を算出
した(表1)。コントロール群の解析の結果、-33番目の塩
基はCよりもTの出現頻度が高く、8375番目の塩基はAよ
りGの出現頻度が高く、また8412番目の塩基も8375番目
と同様にCよりもAの出現頻度が高かった。データベース
より引用した配列番号6のIL-4遺伝子配列は一個人の配
列をシーケンスしたものである。今回の解析により日本
人では-33番目の塩基置換は野生型TからCへの置換、837
5番目の塩基置換は野生型GからAへの置換、8412番目の
塩基置換は野生型AからCへの置換であることが判明し
た。
0箇所について、アトピー性皮膚炎患者群(181例)及び
健常人ボランティアによるコントロール群(71例)の両
群を対象にして、多型解析を行い、その出現頻度を算出
した(表1)。コントロール群の解析の結果、-33番目の塩
基はCよりもTの出現頻度が高く、8375番目の塩基はAよ
りGの出現頻度が高く、また8412番目の塩基も8375番目
と同様にCよりもAの出現頻度が高かった。データベース
より引用した配列番号6のIL-4遺伝子配列は一個人の配
列をシーケンスしたものである。今回の解析により日本
人では-33番目の塩基置換は野生型TからCへの置換、837
5番目の塩基置換は野生型GからAへの置換、8412番目の
塩基置換は野生型AからCへの置換であることが判明し
た。
【0048】(2)次にそれぞれの多型について患者群
とコントロール群の間の有意差をカイ2乗法を用いて検
定した(表1)。10箇所の多型のなかで8412番目のAから
Cへの塩基置換は自由度1、有意水準P<0.05の有意差を
示し、この多型がアトピー性皮膚炎患者で有意に多く存
在することがわかった。他の多型に関しては-589番目の
CからTへの塩基置換が有意水準P<0.1の有意差を示し、
アトピー性皮膚炎患者で有意に少ないことがわかった。
以上より-589番目のCからTへの塩基置換はアレルギー疾
患に有意に関連する新規遺伝子多型であり、個体におけ
るアレルギー疾患発症の遺伝的素因を検査するマーカー
として用いることができることが判明した。
とコントロール群の間の有意差をカイ2乗法を用いて検
定した(表1)。10箇所の多型のなかで8412番目のAから
Cへの塩基置換は自由度1、有意水準P<0.05の有意差を
示し、この多型がアトピー性皮膚炎患者で有意に多く存
在することがわかった。他の多型に関しては-589番目の
CからTへの塩基置換が有意水準P<0.1の有意差を示し、
アトピー性皮膚炎患者で有意に少ないことがわかった。
以上より-589番目のCからTへの塩基置換はアレルギー疾
患に有意に関連する新規遺伝子多型であり、個体におけ
るアレルギー疾患発症の遺伝的素因を検査するマーカー
として用いることができることが判明した。
【0049】実施例2:ヒトIL-13遺伝子における多型の
解析 実施例1のアトピー性皮膚炎患者群(181例)及び健常人
ボランティアによるコントロール群(71例)の検体に対
し、IL-13遺伝子のエキソン領域及びプロモーター部位
に相当する5’UTR領域のPCR-SSCP解析をIL-4遺伝子と同
様に実施した。IL-13遺伝子の塩基配列(配列番号63)はG
enBank データベースAccession No.:U31120 (Dolgano
v, G. ら、05-JAN-1996 )より入手した。その結果、ア
レルギー疾患と有意に関連する一塩基置換をエキソン4
領域及び3’UTR領域に3箇所、同定した。
解析 実施例1のアトピー性皮膚炎患者群(181例)及び健常人
ボランティアによるコントロール群(71例)の検体に対
し、IL-13遺伝子のエキソン領域及びプロモーター部位
に相当する5’UTR領域のPCR-SSCP解析をIL-4遺伝子と同
様に実施した。IL-13遺伝子の塩基配列(配列番号63)はG
enBank データベースAccession No.:U31120 (Dolgano
v, G. ら、05-JAN-1996 )より入手した。その結果、ア
レルギー疾患と有意に関連する一塩基置換をエキソン4
領域及び3’UTR領域に3箇所、同定した。
【0050】以下に、IL-13遺伝子の3箇所の遺伝子多型
を含む遺伝子断片の増幅に用いたPCRプライマーの塩基
配列を記載する。なお、IL-13遺伝子の解析領域の配列
については、エキソン4領域は配列番号63の1902〜2227
番まで;3’UTR領域は配列番号63の2365〜2701番までと
して表記されている。
を含む遺伝子断片の増幅に用いたPCRプライマーの塩基
配列を記載する。なお、IL-13遺伝子の解析領域の配列
については、エキソン4領域は配列番号63の1902〜2227
番まで;3’UTR領域は配列番号63の2365〜2701番までと
して表記されている。
【0051】エキソン4領域
Forward primer:5’- CGG CCT CTG GCG TTC TAC TCA -
3’(配列番号64) Reverse primer:5’- GGT CGG CTA GGC TGA AGA CGG -
3’(配列番号65)3’UTR領域 Forward primer:5’- CCC TTG CCA GAC ATG TGG T -
3’(配列番号66) Reverse primer:5’- GCA GAC AGG AGC GGC TGT T -
3’(配列番号67)
3’(配列番号64) Reverse primer:5’- GGT CGG CTA GGC TGA AGA CGG -
3’(配列番号65)3’UTR領域 Forward primer:5’- CCC TTG CCA GAC ATG TGG T -
3’(配列番号66) Reverse primer:5’- GCA GAC AGG AGC GGC TGT T -
3’(配列番号67)
【0052】エキソン4領域に異常バンドパターンが検
出された個体は、翻訳開始点から2044番目の塩基に、野
生型の塩基配列であるGの他にAが検出され、GからAへの
置換が生じていることが同定された。この一塩基置換の
結果、アミノ酸配列の130番目のアミノ酸はアルギニン
(Arg)からグルタミン(Gln)に変化した。
出された個体は、翻訳開始点から2044番目の塩基に、野
生型の塩基配列であるGの他にAが検出され、GからAへの
置換が生じていることが同定された。この一塩基置換の
結果、アミノ酸配列の130番目のアミノ酸はアルギニン
(Arg)からグルタミン(Gln)に変化した。
【0053】同様に3’UTR領域に異常バンドパターンが
検出された個体は、翻訳開始点から2525番目の塩基でG
からAへの置換が、2580番目の塩基でCからAへの置換が
生じていることが同定された。上記3箇所の遺伝子多型
は連鎖しており、いずれか1箇所の検出で3箇所のタイピ
ングができる。なお2044番目と2580番目の一塩基置換は
既知のものである(2044番目はHGBASE:SNP000064045、2
580番目はHGBASE:SNP000000296)。
検出された個体は、翻訳開始点から2525番目の塩基でG
からAへの置換が、2580番目の塩基でCからAへの置換が
生じていることが同定された。上記3箇所の遺伝子多型
は連鎖しており、いずれか1箇所の検出で3箇所のタイピ
ングができる。なお2044番目と2580番目の一塩基置換は
既知のものである(2044番目はHGBASE:SNP000064045、2
580番目はHGBASE:SNP000000296)。
【0054】
【表2】
【0055】表2に示したとおり、IL-13遺伝子の遺伝子
多型の有意差は自由度1、P<0.05で有意であり、極めて
高いものであった。以上より上記3箇所の塩基置換はア
レルギー疾患に有意に関連する遺伝子多型であり、個体
におけるアレルギー疾患発症の遺伝的素因を検査するマ
ーカーとして用いることができることが判明した。
多型の有意差は自由度1、P<0.05で有意であり、極めて
高いものであった。以上より上記3箇所の塩基置換はア
レルギー疾患に有意に関連する遺伝子多型であり、個体
におけるアレルギー疾患発症の遺伝的素因を検査するマ
ーカーとして用いることができることが判明した。
【0056】実施例3:ヒトIL-4レセプターα鎖遺伝子
における多型の解析 実施例1のアトピー性皮膚炎患者群(181例)及び健常人
ボランティアによるコントロール群(71例)の検体に対
し、IL-4レセプターα鎖遺伝子のエキソン領域のPCR-SS
CP解析をIL-4遺伝子と同様に実施した。IL-4レセプター
α鎖遺伝子の塩基配列はGenBank データベースAccessio
n No.:AC004525 (Adams, M.D. ら、 04-MAR-1999)より
入手した。その結果、アレルギー疾患と有意に関連する
一塩基置換をエキソン5領域(配列番号68)に1箇所、エキ
ソン11領域(配列番号69)に2箇所の計3箇所を同定し
た。
における多型の解析 実施例1のアトピー性皮膚炎患者群(181例)及び健常人
ボランティアによるコントロール群(71例)の検体に対
し、IL-4レセプターα鎖遺伝子のエキソン領域のPCR-SS
CP解析をIL-4遺伝子と同様に実施した。IL-4レセプター
α鎖遺伝子の塩基配列はGenBank データベースAccessio
n No.:AC004525 (Adams, M.D. ら、 04-MAR-1999)より
入手した。その結果、アレルギー疾患と有意に関連する
一塩基置換をエキソン5領域(配列番号68)に1箇所、エキ
ソン11領域(配列番号69)に2箇所の計3箇所を同定し
た。
【0057】以下にIL-4レセプターα鎖遺伝子の3箇所
の遺伝子多型を含む遺伝子断片の増幅に用いたPCRプラ
イマーの塩基配列を記載する。なお、IL-4レセプターα
鎖遺伝子の解析領域の配列については、エキソン5領域
は配列番号68の1〜252番まで;エキソン11-4領域は配列
番号69の610〜1014番まで;エキソン11-6領域は配列番
号69の1310〜1633番までとして表記されている。
の遺伝子多型を含む遺伝子断片の増幅に用いたPCRプラ
イマーの塩基配列を記載する。なお、IL-4レセプターα
鎖遺伝子の解析領域の配列については、エキソン5領域
は配列番号68の1〜252番まで;エキソン11-4領域は配列
番号69の610〜1014番まで;エキソン11-6領域は配列番
号69の1310〜1633番までとして表記されている。
【0058】エキソン5領域
Forward primer:5’- TCC TGG AGG CAT GTC CCG GAC A
CA G -3’(配列番号70) Reverse primer:5’- GCA CTC CGC CCT GCT CAC CAT G
CT C -3’(配列番号71)エキソン11-4領域 Forward primer:5’- CCT GAG CCA GTC ACC G -3’(配
列番号72) Reverse primer:5’- ATG AGG TCT TGG AAA GGC TTA -
3’(配列番号73)エキソン11-6領域 Forward primer:5’- CCT GTC ATG GCC AGT CCT T -
3’(配列番号74) Reverse primer:5’- GCA TGG ATA AGC CCT AGT CCT -
3’(配列番号75)
CA G -3’(配列番号70) Reverse primer:5’- GCA CTC CGC CCT GCT CAC CAT G
CT C -3’(配列番号71)エキソン11-4領域 Forward primer:5’- CCT GAG CCA GTC ACC G -3’(配
列番号72) Reverse primer:5’- ATG AGG TCT TGG AAA GGC TTA -
3’(配列番号73)エキソン11-6領域 Forward primer:5’- CCT GTC ATG GCC AGT CCT T -
3’(配列番号74) Reverse primer:5’- GCA TGG ATA AGC CCT AGT CCT -
3’(配列番号75)
【0059】エキソン5領域に異常バンドパターンが検
出された個体は、配列番号68の96番目の塩基に、野生型
の塩基配列であるAの他にGが検出され、AからGへの置換
が生じていることが同定され、この一塩基置換の結果、
アミノ酸配列の75番目のアミノ酸はイソロイシン(Il
e)からバリン(Val)に変化した。この一塩基置換は既
知のものである(HGBASE:SNP000063006)。
出された個体は、配列番号68の96番目の塩基に、野生型
の塩基配列であるAの他にGが検出され、AからGへの置換
が生じていることが同定され、この一塩基置換の結果、
アミノ酸配列の75番目のアミノ酸はイソロイシン(Il
e)からバリン(Val)に変化した。この一塩基置換は既
知のものである(HGBASE:SNP000063006)。
【0060】同様にエキソン11-4領域に異常バンドパタ
ーンが検出された個体は、配列番号69の828番目の塩基
でAからGへの置換が同定され、この一塩基置換の結果、
576番目のアミノ酸がグルタミン(Gln)からアルギニン
(Arg)に変化した。この一塩基置換も既知である(HGB
ASE:SNP000003445)。またエキソン11-6領域に異常バン
ドパターンが検出された個体は、配列番号69の1585番目
の塩基でTからCへの置換が生じていることが同定された
が、翻訳終了点の後の3’UTRにおける置換であリ、既知
の塩基置換(JST001500)であった。
ーンが検出された個体は、配列番号69の828番目の塩基
でAからGへの置換が同定され、この一塩基置換の結果、
576番目のアミノ酸がグルタミン(Gln)からアルギニン
(Arg)に変化した。この一塩基置換も既知である(HGB
ASE:SNP000003445)。またエキソン11-6領域に異常バン
ドパターンが検出された個体は、配列番号69の1585番目
の塩基でTからCへの置換が生じていることが同定された
が、翻訳終了点の後の3’UTRにおける置換であリ、既知
の塩基置換(JST001500)であった。
【0061】上記3箇所のIL-4レセプターα鎖遺伝子の
遺伝子多型の有意差は表2に示したとおり、自由度1、P
<0.05もしくはP<0.1で高いものであった。以上より上
記3箇所の塩基置換はアレルギー疾患に有意に関連する
遺伝子多型であり、個体におけるアレルギー疾患発症の
遺伝的素因を検査するマーカーとして用いることができ
ることが判明した。
遺伝子多型の有意差は表2に示したとおり、自由度1、P
<0.05もしくはP<0.1で高いものであった。以上より上
記3箇所の塩基置換はアレルギー疾患に有意に関連する
遺伝子多型であり、個体におけるアレルギー疾患発症の
遺伝的素因を検査するマーカーとして用いることができ
ることが判明した。
【0062】実施例4:ヒトIL-3レセプターβ鎖遺伝子
における多型の解析 実施例1のアトピー性皮膚炎患者群(181例)及び健常人
ボランティアによるコントロール群(71例)の検体に対
し、IL-3レセプターβ鎖遺伝子のエキソン領域のPCR-SS
CP解析をIL-4遺伝子と同様に実施した。IL-3レセプター
β鎖遺伝子の塩基配列はGenBank データベースAccessio
n No.:NM_000395(Kitamura,Tら、31-OCT-2000 )のmRNA
配列もとにblast検索し、NT_011520 (Dunham, I.ら、17
-APR-2001)より入手した。その結果、アレルギー疾患と
有意に関連する一塩基置換をエキソン13領域(配列番号7
6)に1箇所同定した。以下にIL-3レセプターβ鎖遺伝子
の遺伝子多型を含む遺伝子断片の増幅に用いたPCRプラ
イマーの塩基配列を記載する。なお、エキソン13-2領域
は配列番号76に示したエキソン13領域の230番から630番
までとして表記されている。
における多型の解析 実施例1のアトピー性皮膚炎患者群(181例)及び健常人
ボランティアによるコントロール群(71例)の検体に対
し、IL-3レセプターβ鎖遺伝子のエキソン領域のPCR-SS
CP解析をIL-4遺伝子と同様に実施した。IL-3レセプター
β鎖遺伝子の塩基配列はGenBank データベースAccessio
n No.:NM_000395(Kitamura,Tら、31-OCT-2000 )のmRNA
配列もとにblast検索し、NT_011520 (Dunham, I.ら、17
-APR-2001)より入手した。その結果、アレルギー疾患と
有意に関連する一塩基置換をエキソン13領域(配列番号7
6)に1箇所同定した。以下にIL-3レセプターβ鎖遺伝子
の遺伝子多型を含む遺伝子断片の増幅に用いたPCRプラ
イマーの塩基配列を記載する。なお、エキソン13-2領域
は配列番号76に示したエキソン13領域の230番から630番
までとして表記されている。
【0063】エキソン13-2領域
Forward primer:5’- CGC TCC CTA CCT GAC ATC CTG -
3’(配列番号77) Reverse primer:5’- GAG GGA ACT AGG GAG ACA GAC G
A -3’(配列番号78) エキソン13-2領域に異常バンドパターンが検出された個
体は、配列番号76の376番目の塩基に、野生型の塩基配
列であるAの他にGが検出され、AからGへの置換が生じて
いることが同定されたが、アミノ酸置換を伴わないサイ
レントな置換であった。コントロール群の解析の結果、
376番目の塩基はAよりもGの出現頻度が高く、日本人で
はGからAへの置換であることが判明した。
3’(配列番号77) Reverse primer:5’- GAG GGA ACT AGG GAG ACA GAC G
A -3’(配列番号78) エキソン13-2領域に異常バンドパターンが検出された個
体は、配列番号76の376番目の塩基に、野生型の塩基配
列であるAの他にGが検出され、AからGへの置換が生じて
いることが同定されたが、アミノ酸置換を伴わないサイ
レントな置換であった。コントロール群の解析の結果、
376番目の塩基はAよりもGの出現頻度が高く、日本人で
はGからAへの置換であることが判明した。
【0064】表2に示したとおり、IL-3レセプターβ鎖
遺伝子の遺伝子多型の有意差は自由度1、P<0.05で有意
であった。以上より上記塩基置換はアレルギー疾患に有
意に関連する遺伝子多型であり、個体におけるアレルギ
ー疾患発症の遺伝的素因を検査するマーカーとして用い
ることができることが判明した。
遺伝子の遺伝子多型の有意差は自由度1、P<0.05で有意
であった。以上より上記塩基置換はアレルギー疾患に有
意に関連する遺伝子多型であり、個体におけるアレルギ
ー疾患発症の遺伝的素因を検査するマーカーとして用い
ることができることが判明した。
【0065】実施例5:ヒトSTAT6遺伝子における多型の
解析 実施例1のアトピー性皮膚炎患者群(181例)及び健常
人ボランティアによるコントロール群(71例)の検体に
対し、STAT6遺伝子のエキソン領域のPCR-SSCP解析をIL-
4遺伝子と同様に実施した。STAT6遺伝子の塩基配列はGe
nBank データベースAccession No.:AF067572、AF06757
3、 AF067574、 AF067575、 (Patel,B.K.Rら、24-OCT-1
998)より入手した。その結果、アレルギー疾患と有意に
関連する一塩基置換をエキソン18及び19領域(配列番号
79)に1箇所同定した。以下に、STAT6遺伝子の1箇所の
遺伝子多型を含む遺伝子断片の増幅に用いたPCRプライ
マーの塩基配列を記載する。なお、エキソン18及び19領
域は配列番号79の1番から418番までとして表記されてい
る。
解析 実施例1のアトピー性皮膚炎患者群(181例)及び健常
人ボランティアによるコントロール群(71例)の検体に
対し、STAT6遺伝子のエキソン領域のPCR-SSCP解析をIL-
4遺伝子と同様に実施した。STAT6遺伝子の塩基配列はGe
nBank データベースAccession No.:AF067572、AF06757
3、 AF067574、 AF067575、 (Patel,B.K.Rら、24-OCT-1
998)より入手した。その結果、アレルギー疾患と有意に
関連する一塩基置換をエキソン18及び19領域(配列番号
79)に1箇所同定した。以下に、STAT6遺伝子の1箇所の
遺伝子多型を含む遺伝子断片の増幅に用いたPCRプライ
マーの塩基配列を記載する。なお、エキソン18及び19領
域は配列番号79の1番から418番までとして表記されてい
る。
【0066】エキソン18及び19領域
Forward primer:5’- CTC CCT AAC CCG AGA GCA ATC C
A-3’(配列番号80) Reverse primer:5’- CTC TCC CAG CTG CCC ATG CTA A
GA T-3’(配列番号81) エキソン18及び19領域に異常バンドパターンが検出され
た個体は、配列番号79の174番目の塩基に、野生型の塩
基配列であるCの他にTが検出され、CからTへの置換が生
じていることが同定されたが、アミノ酸置換を伴わない
サイレントな置換であった。
A-3’(配列番号80) Reverse primer:5’- CTC TCC CAG CTG CCC ATG CTA A
GA T-3’(配列番号81) エキソン18及び19領域に異常バンドパターンが検出され
た個体は、配列番号79の174番目の塩基に、野生型の塩
基配列であるCの他にTが検出され、CからTへの置換が生
じていることが同定されたが、アミノ酸置換を伴わない
サイレントな置換であった。
【0067】表2に示したとおり、STAT6遺伝子の遺伝子
多型の有意差は自由度1、P<0.05で有意であり、極めて
高いものであった。以上より上記塩基置換はアレルギー
疾患に有意に関連する遺伝子多型であり、個体における
アレルギー疾患発症の遺伝的素因を検査するマーカーと
して用いることができることが判明した。本発明によれ
ば、アレルギー疾患の発症初期の段階で本発明にかかる
遺伝子多型の有無を調べることにより、他のアレルゲン
に対する発症危険率、進行重症度などの遺伝的感受性を
予測し、より効果的な生活指導及び治療が可能となる。
多型の有意差は自由度1、P<0.05で有意であり、極めて
高いものであった。以上より上記塩基置換はアレルギー
疾患に有意に関連する遺伝子多型であり、個体における
アレルギー疾患発症の遺伝的素因を検査するマーカーと
して用いることができることが判明した。本発明によれ
ば、アレルギー疾患の発症初期の段階で本発明にかかる
遺伝子多型の有無を調べることにより、他のアレルゲン
に対する発症危険率、進行重症度などの遺伝的感受性を
予測し、より効果的な生活指導及び治療が可能となる。
【0068】
【配列表】
SEQUENCE LISTING
<110> Hitachi LTD.
<120> Single Nucleotide Polymorphism-Markers for Allergic Risk Factor an
d the Use thereof
<130> H101108
<140> Japan
<160> 81
<210> 1
<211> 9
<212> DNA
<213> Homo sapiens
<220> Polymorphism in IL-4 gene
<221> variation
<222> 9
<400> 1
aacattgtt 9
<210> 2
<211> 8
<212> DNA
<213> Homo sapiens
<220> Polymorphism in IL-4 gene
<221> variation
<222> 1
<400> 2
tccccagt 8
<210> 3
<211> 8
<212> DNA
<213> Homo sapiens
<220> Sequence for Detecting Polymorphism in IL-4 gene
<400> 3
aacattgt 8
<210> 4
<211> 7
<212> DNA
<213> Homo sapiens
<220> Sequence for Detecting Polymorphism in IL-4 gene
<221>
<222>
<400> 4
actgggg 7
<210> 5
<211> 16
<212> DNA
<213> Homo sapiens
<220> Sequence for Detecting Polymorphism in IL-4 gene
<221> variation
<222> 9
<400> 5
aacattgttc cccagt 16
<210> 6
<211> 10
<212> DNA
<213> Homo sapiens
<220> Polymorphism in IL-13 gene
<221> variation
<222> 10
<400> 6
gcgagggaca 10
<210> 7
<211> 8
<212> DNA
<213> Homo sapiens
<220> Polymorphism in IL-13 gene
<221> variation
<222> 1
<400> 7
agttcaac 8
<210> 8
<211> 9
<212> DNA
<213> Homo sapiens
<220> Sequence for Detecting Polymorphism in IL-13 gene
<400> 8
gcgagggac 9
<210> 9
<211> 7
<212> DNA
<213> Homo sapiens
<220> Sequence for Detecting Polymorphism in IL-13 gene
<400> 9
gttgaac 7
<210> 10
<211> 17
<212> DNA
<213> Homo sapiens
<220> Sequence for Detecting Polymorphism in IL-13 gene
<221> variation
<222> 10
<400> 10
gcgagggaca gttcaac 17
<210> 11
<211> 10
<212> DNA
<213> Homo sapiens
<220> Polymorphism in IL-13 gene
<221> variation
<222> 10
<400> 11
gtggctgcta 10
<210> 12
<211> 9
<212> DNA
<213> Homo sapiens
<220> Polymorphism in IL-13 gene
<221> variation
<222> 1
<400> 12
agcacttgg 9
<210> 13
<211> 9
<212> DNA
<213> Homo sapiens
<220> Sequence for Detecting Polymorphism in IL-13 gene
<400> 13
gtggctgct 9
<210> 14
<211> 8
<212> DNA
<213> Homo sapiens
<220> Sequence for Detecting Polymorphism in IL-13 gene
<400> 14
ccaagtgc 8
<210> 15
<211> 18
<212> DNA
<213> Homo sapiens
<220> Sequence for Detecting Polymorphism in IL-13 gene
<221> variation
<222> 10
<400> 15
gtggctgcta gcacttgg 18
<210> 16
<211> 8
<212> DNA
<213> Homo sapiens
<220> Polymorphism in IL-13 gene
<221> variation
<222> 8
<400> 16
agtggaca 8
<210> 17
<211> 9
<212> DNA
<213> Homo sapiens
<220> Polymorphism in IL-13 gene
<221> variation
<222> 1
<400> 17
accaggagt 9
<210> 18
<211> 7
<212> DNA
<213> Homo sapiens
<220> Sequence for Detecting Polymorphism in IL-13 gene
<400> 18
agtggac 7
<210> 19
<211> 8
<212> DNA
<213> Homo sapiens
<220> Sequence for Detecting Polymorphism in IL-13 gene
<400> 19
actcctgg 8
<210> 20
<211> 16
<212> DNA
<213> Homo sapiens
<220> Sequence for Detecting Polymorphism in IL-13 gene
<221> variation
<222> 8
<400> 20
agtggacacc aggagt 16
<210> 21
<211> 10
<212> DNA
<213> Homo sapiens
<220> Polymorphism in IL-4 receptor, alpha chain gene
<221> variation
<222> 10
<400> 21
cacacgtgtg 10
<210> 22
<211> 12
<212> DNA
<213> Homo sapiens
<220> Polymorphism in IL-4 receptor, alpha chain gene
<221> variation
<222> 1
<400> 22
gtccctgaga ac 12
<210> 23
<211> 9
<212> DNA
<213> Homo sapiens
<220> Sequence for Detecting Polymorphism in IL-4 receptor, alpha chain
gene
<400> 23
cacacgtgt 9
<210> 24
<211> 11
<212> DNA
<213> Homo sapiens
<220> Sequence for Detecting Polymorphism in IL-4 receptor, alpha chain
gene
<400> 24
gttctcaggg a 11
<210> 25
<211> 21
<212> DNA
<213> Homo sapiens
<220> Sequence for Detecting Polymorphism in IL-4 receptor, alpha chain
gene
<221> variation
<222> 10
<400> 25
cacacgtgg tccctgagaa c 21
<210> 26
<211> 8
<212> DNA
<213> Homo sapiens
<220> Polymorphism in IL-4 receptor, alpha chain gene
<221> variation
<222> 8
<400> 26
ggctatcg 8
<210> 27
<211> 10
<212> DNA
<213> Homo sapiens
<220> Polymorphism in IL-4 receptor, alpha chain gene
<221> variation
<222> 1
<400> 27
gggagtttgt 10
<210> 28
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<212> DNA
<213> Homo sapiens
<220> Sequence for Detecting Polymorphism in IL-4 receptor, alpha chain
gene
<400> 28
ggctatc 7
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<211> 9
<212> DNA
<213> Homo sapiens
<220> Sequence for Detecting Polymorphism in IL-4 receptor, alpha chain
gene
<400> 29
acaaactcc 8
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<211> 17
<212> DNA
<213> Homo sapiens
<220> Sequence for Detecting Polymorphism in IL-4 receptor, alpha chain
gene
<221> variation
<222> 8
<400> 30
ggctatcggg agtttgt 17
<210> 31
<211> 10
<212> DNA
<213> Homo sapiens
<220> Polymorphism in IL-4 receptor, alpha chain gene
<221> variation
<222> 10
<400> 31
ttaggtgcac 10
<210> 32
<211> 10
<212> DNA
<213> Homo sapiens
<220> Polymorphism in IL-4 receptor, alpha chain gene
<221> variation
<222> 1
<400> 32
cgtcctcttg 10
<210> 33
<211> 9
<212> DNA
<213> Homo sapiens
<220> Sequence for Detecting Polymorphism in IL-4 receptor, alpha chain
gene
<400> 33
ttaggtgca 9
<210> 34
<211> 9
<212> DNA
<213> Homo sapiens
<220> Sequence for Detecting Polymorphism in IL-4 receptor, alpha chain
gene
<400> 34
caagaggac 9
<210> 35
<211> 19
<212> DNA
<213> Homo sapiens
<220> Sequence for Detecting Polymorphism in IL-4 receptor, alpha chain
gene
<221> variation
<222> 10
<400> 35
ttaggtgcac gtcctcttg 19
<210> 36
<211> 9
<212> DNA
<213> Homo sapiens
<220> Polymorphism in IL-3 receptor, beta chain gene
<221> variation
<222> 9
<400> 36
atgggaccg 9
<210> 37
<211> 9
<212> DNA
<213> Homo sapiens
<220> Polymorphism in IL-3 receptor, beta chain gene
<221> variation
<222> 1
<400> 37
gggaccggc 9
<210> 38
<211> 8
<212> DNA
<213> Homo sapiens
<220> Sequence for Detecting Polymorphism in IL-3 receptor, beta chain g
ene
<400> 38
atgggacc 8
<210> 39
<211> 8
<212> DNA
<213> Homo sapiens
<220> Sequence for Detecting Polymorphism in IL-3 receptor, beta chain g
ene
<400> 39
gcctgtcc 8
<210> 40
<211> 17
<212> DNA
<213> Homo sapiens
<220> Sequence for Detecting Polymorphism in IL-3 receptor, beta chain g
ene
<221> variation
<222> 9
<400> 40
atgggaccgg gacaggc 17
<210> 41
<211> 10
<212> DNA
<213> Homo sapiens
<220> Polymorphism in STAT6 gene
<221> variation
<222> 10
<400> 41
gcttatctgt
<210> 42
<211> 10
<212> DNA
<213> Homo sapiens
<220> Polymorphism in STAT6 gene
<221> variation
<222> 1
<400> 42
taggaaggag 10
<210> 43
<211> 9
<212> DNA
<213> Homo sapiens
<220> Sequence for Detecting Polymorphism in STAT6 gene
<400> 43
gcttatctg 9
<210> 44
<211> 9
<212> DNA
<213> Homo sapiens
<220> Sequence for Detecting Polymorphism in STAT6 gene
<400> 44
ctccttcct 9
<210> 45
<211> 19
<212> DNA
<213> Homo sapiens
<220> Sequence for Detecting Polymorphism in STAT6 gene
<221> variation
<222> 10
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gcttatctgt aggaaggag 19
<210> 46
<211> 9900
<212> DNA
<213> Homo sapiens
<220>
<221> cds
<222> 1..135, 408..455, 5656..5832, 8421..8519
<300>
<308> M23442
<309> 1995-01-06
<400> 46
-1170
gaattcaata aaaaacaagc agggcgcgtg gtggggcact gactaggagg gctgatttgt -1111
aagttggtaa gactgtagct ctttttccta attagctgag gatgtgttta ggttccattc -1051
aaaaagtggg cattcctggc caggcatggt ggctcacacc tgtaatctca gagctttggg -991
agactgaggt aggaggatca cttgagccca ggaatttgag atgagcctag gcaacatagt -931
gagactctta tctctatcaa aaaataaaaa taaaaatgag ccaggcatgg tgcggtggac -871
cacgcaccta ctgctagggg ggctgaggtg ggaggatcat tgagcctggg aggttgaggc -811
tgcagtgatc cctgatcaaa cattgcattt cagcctgggt gacagagtga gaccctgtct -751
cagaaaaaaa aaaaaaaagt cattcctgaa acctcagaat agacctacct tgccaagggc -691
ttccttatgg gtaaggacct tatggacctg ctgggaccca aactaggcct cacctgatac -631
gacctgtcct tctcaaaaca ctaaacttgg gagaacattg tcccccagtg ctggggtagg -571
agagtctgcc tgttattctg cctctatgca gagaaggagc cccagatcat cttttccatg -511
acaggacagt ttccaagatg ccacctgtac ttggaagaag ccaggttaaa atacttttca -451
agtaaaactt tcttgatatt actctatctt tccccaggag gactgcatta caacaaattc -391
ggacacctgt ggcctctccc ttctatgcaa agcaaaaagc cagcagcagc cccaagctga -331
taagattaat ctaaagagca aattatggtg taatttccta tgctgaaact ttgtagttaa -271
ttttttaaaa aggtttcatt ttcctattgg tctgatttca caggaacatt ttacctgttt -211
gtgaggcatt ttttctcctg gaagagaggt gctgattggc cccaagtgac tgacaatctg -151
gtgtaacgaa aatttccaat gtaaactcat tttccctcgg tttcagcaat tttaaatcta -91
tatatagaga tatctttgtc agcattgcat cgttagcttc tcctgataaa ctaattgcct -31
cacattgtca ctgcaaatcg acacctatta -1
atg ggt ctc acc tcc caa ctg ctt ccc cct ctg ttc ttc ctg cta 45
Met Gly Leu Thr Ser Gln Leu Leu Pro Pro Leu Phe Phe Leu Leu
1 5 10 15
gca tgt gcc ggc aac ttt gtc cac gga cac aag tgc gat atc acc 90
Ala Cys Ala Gly ASNPhe Val His Gly His Lys Cys Asp Ile Thr
16 20 25 30
tta cag gag atc atc aaa act ttg aac agc ctc aca gag cag aag 135
Leu Gln Glu Ile Ile Lys Thr Leu Asn Ser Leu Thr Glu Gln Lys
31 35 40 45
gtgag tacctatctg 150
gcaccatctc tccagatgtt ctggtgatgc tctcagtatt tctaggcatg aaaacgttaa 210
cagctgctag agaagttgga actggtggtt ggtggcagtc cagggcacac agcgaggctt 270
ctccctgcca ctcttttttc tgagggtttg taggaagttt cctcagttgg agggagtgag 330
agctgctcat caaggacttc tctgtccggt tggaggttaa ctctgtctct tgctctctca 390
tttctgcctg gaccaag 407
act ctg tgc acc gag ttg acc gta aca gac atc ttt gct gcc tcc 452
Thr Leu Cys Thr Glu Leu Thr Val Thr Asp Ile Phe Ala Ala Ser
46 50 55 60
aag 455
Lys
61
gtaag aagccgtccc acggtctgtt ttagcaaatg gggagatcca tccccaaatg 510
tctgaacaag aaacttgtct aatggaaaac gagcgggccc aaattaactc taaggtgtta 570
gatgttttca aagaacgaga agtctgatct ttactcttaa gcatgttttg gtctttctgg 630
tttcacttga tttagaagac atgtaataga aagcttacat gctgtagtcc tgactcagat 690
cctggtcaaa gaaaagccct cttgggtttt acttagcttt ggcatagtgc ctggaacgta 750
ggaggcactc aataaatgcc tgttgaatga gagaattttt ctggcccata catttctgaa 810
aaaccaaata ctctcacaga aacagatatt gagatgacag gttgagggag ctttcatttt 870
gtctaagaga cttcctatgg caacagaaaa ggtatcgcca gagcccctcc tcttccacag 930
cctggccacc taacagccct ctggttccgg ggctgccgtc cagagctctc agcttgctct 990
ggccggccga actcccctcc agctcggtct ggaaccatcc tgctgggcag cgtccagcac 1050
atccctgctt cgggctgcct gggcacctcg cctctctgcc tcctgtgctg cctcaccccc 1110
acccctctat ctgtagtggg agggagatag atttgacagc tgatagtgca ttttctctga 1170
caaacacatg actacagccg tatcaatagt tttgtgcatt tcagttcctg ttttcatgga 1230
aacacacggc tgagaatgaa agccccaaag cctcaatttc acagtggtct cctaactacc 1290
tgctttccat gcaaactagg gagatgatat ggccaggagt gaagccctgt gtgttgggca 1350
gggtcacact ccagcaccca gaccatagaa cagggcccat cctgcttcat gagggaaact 1410
gctcttcggg cctttagctg gactatctca tttcattagt tatcccggga gtccgataca 1470
ggatgagatt ctgaagggca aatacacact tttttttttt ttttgagata gggtcttgtt 1530
ctgtcaccca ggctggagtg cagtggtgcg atttcagctc atagcagcct ccacctccca 1590
ggctcaagct atcttcctac ctcagcctcc caagtagccg ggacgacagg tgtgcaccac 1650
cacgcctggc taatttttgt atttttttgt agagatggag tcttgccatt ttgcccaggc 1710
ttgtctcgaa cttctgggct caagcaatcc gtccacctcg gcctctcaaa gtgctgggat 1770
tagccactgc acctgggcaa cagtttatgt gtgtgtgtgt gtgtgtgtgt atatatgtgt 1830
gtgtgtgtat atatatgtgt gtatgtatat atgtgtatgt atatgtgtgt gtgtgtgtgt 1890
gtgtgtgtgt gtgtataaaa tctccaagtc catccaaccg agatggctcc tactagaagc 1950
caagagtcca ccgggttgag cactgggtct ctggaggcct gtcggactgc tgagaaggct 2010
ctaacaaagc caagggaagg gccacctcac tagaagccag gcctggagga agggtgaggg 2070
ctgagggctg gaggtaagac tgcctgtggt tttagaccca ggctctgcca ctgactagct 2130
gtgtggctgg ccttcagaca tcttcacagc tctctgcacc tcagtttcca catgtgaaga 2190
tatgaaagtg attctgaagg tgattgcaag gttgattgga atccagctct tgagttagtg 2250
caaagtgtta ttgtgagatg atataaccac gattaaaagc aagaacaggt gcagagaagc 2310
gatgattcta agaaggaggg gaccgggttg gaaaggatca aaccatccag gatgccgagt 2370
ctggggcaat ccatctgggc tgtttctgga agacccccgg gtgcaggcca ggacactgct 2430
gccctcccgt ccttaactcc cctcttcact cagtcctcac tcacctccct ctcacacaca 2490
caaacatctc ctagaataat ccccactgcc tgccttcact cttacccgtc tcatttgcct 2550
cccctgaact tcatcctcct ggagttcacg atctcactct tcactctttt cttcccctcg 2610
aagattcagc actgcttact tacatgttaa gatatttcag aacagtgaaa tgttgctatt 2670
ttcaaaaacc tacaaaggtg gtatgcagag gaaaaggtac ttctttgtgt tcccaaagaa 2730
aacatctttc caaaatccag cctattgatt ttatttcttc gggggaacaa gaattttagt 2790
atctctaagt tgggtagcat tctactcttg gcagttgctg gaaagaaggc actggtctag 2850
gtcctgggct tcacaggtaa cacctgtcag ggtgtctatg aagtcaaggc tgtctgagga 2910
acagcaaagt gggaagaagc aagctggctg gctgatgaag ggtttcttgg gtggacaagt 2970
agttggagcg atttcctatt taccaaagag agctaaagtt cataattcta cagagagttc 3030
cataatgaac ctcaaatacc tctgtttttt gaaggagttt ctcatataca gcactagctg 3090
actatcctgg gcaggatggg agataatgaa tgcagtgcca atcgggctgg atttatatgg 3150
tcctagtgag gctggtcaag aaccgagtta gaactctcac agagtcactg cccacagaag 3210
aaatctccca agtggctgtt tcctgacatt cccgggaggc aggcctcctt ctgagtcact 3270
ccctaagcag ttctgaactg tgaggtcagc caggctgtcc aagtgcactc cctgagccac 3330
tggcagacac actcagcagc cagagctaga caggcaggtg gtaggagtcc agggccacgg 3390
cagggatgga gtgtcgcccc ctcgctgcga taccagagca agtaaaacgt taaggccttg 3450
cactaaagct gcccttagga tgcattcttt taaagttttt ccatttaatg cagactcttt 3510
tcaattctta ttttatcctt gtttccttta gaaagtcctt tgaaaaatat ctttagaggg 3570
ttttttccta tactatgtgg ccatatacgg gtcaaaatta agtttaattt ccaggctcca 3630
agccagcgtt tcagaaaaat ctcaccaagg tttgtggtaa aagaagcaaa gggctgactt 3690
tttggttttc ttgaatctca ctgttccctc tgcagcagca tgcatgtctg cccacctcca 3750
gacacacagg caccatctgc cgccccccat cagcccgtgt cccttccacc tcgactcgcc 3810
tacaaagccc agagaggtct gtttcttggc ccccagagcc caaagatact gacacactct 3870
tacatttcca actagaatca ggaacgagga gtgactctca gtcagttcat taagtaaatg 3930
tctttctaac cgctctgccc atgggacatc acgccccaca ggggaaaggg gaagcttctg 3990
tagcctggga ttctggtgcc tcagtctggg tctagacttt cctgaaaaaa cgttaaaata 4050
tgaactgcat tcctagaatt tagcctacat aaataagaga tgaacacaaa gatttctata 4110
gtttactcac tgccgcttat ttacagaagc aaaaatctgc cacgataggg gcctgacaaa 4170
tgacagtacc actgtgcaat gcgtttctac gcagctctca atcccatgtt ctctaatacc 4230
accgaaggct taggaaatgc ttatggtata tgtaaagagt aaagaagtta caaacagtat 4290
caacagttga cccctatttt aaaaagtatt tttgaaaagt gtgacgatat ttaccaaaat 4350
attaacgagc aatagttacc tctggctggt gggatgagtg aatgtatttt tgttgaatat 4410
atgttacctt tatagtaaat atatgttatc ttgatcatca gaaaaaaaaa tatgtaagaa 4470
cttgaaagct gcttggacag cgctgctgat agaaacccct gagcatcttg tcactgttct 4530
tctgattcag agggtctggg tggggcaggg gtggtctgag attctgtatt tctaagaagc 4590
tcccagtgat gtccatgctg ctgtccatgg accacacttt gagtatcaag ggaccagagc 4650
atgtcggggg agaggctggg gatagctttc tttatctgaa ctggataaag gaactgggct 4710
caagctaaga accctctcca ggttctgcat ctttgttctt cagtgaaaaa tgagaggaca 4770
caccaggcca ggttcagact gagacacaat ccctctcctg ggttcccaat gacttgtctc 4830
ttgtccattc ccttctctaa ggctaagggc cccccaggaa gagccatgtg gccagaccct 4890
cacagttgct ggcattccaa ggagattctc actccgcatc attggtccaa aaggcccctt 4950
acagaagctc tgcccaaggc tcagatcaat ggcacctgct cccagagctc ctctgatctc 5010
ccaggacacc tttccctgat ctgtgcactt atctcttgct gcctggcaaa atgtcttagc 5070
tcctcacttg ggccatgtgc tgctctcctc tcccatgggg agagccacac ggagagtgct 5130
ggccaaagca gcagagttca ggccaaagga tgtgcactca tttattcaac aggcatgcag 5190
gatttccagg gaaagctgga ttttaaaacc tctgggaaca agagcagaac ctgactgaga 5250
gctcatgtgg gcacttttca tagcagaata gctcatgagg tatagagaca cggacgcaga 5310
acgtgggctg tagcgacaga tggtcctgca ttctagtccc cactgtgcct tttcctcatg 5370
ggatgacttt attcaggtac cctttcggca aaatcctcca agagaaagga aactgggagg 5430
ttctggggag aaggctgctg cgtttgcaat tgggagaggt tgttgacaga ggtttatgtc 5490
tgtggcaagc agccttcctt cagtggaata cttgaagaca ggtctgtagt tgagcaaact 5550
cacctccatt tgtcctcctg gaaagaagaa atcaagagga aaaatctctc tcccatcctc 5610
caaatggagc tggcacattg ctatctgtgg catttgtctt tccag 5655
aac aca act gag aag gaa acc ttc tgc agg gct gcg act gtg ctc 5700
Asn Thr Thr Glu Lys Glu Thr Phe Cys Arg Ala Ala Thr Val Leu
62 65 70 75
cgg cag ttc tac agc cac cat gag aag gac act cgc tgc ctg ggt 5745
Arg Gln Phe Tyr Ser His His Glu Lys Asp Thr Arg Cys Leu Gly
80 85 90
gcg act gca cag cag ttc cac agg cac aag cag ctg atc cga ttc 5790
Ala Thr Ala Gln Gln Phe His Arg His Lys Gln Leu Ile Arg Phe
95 100 105
ctg aaa cgg ctc gac agg aac ctc tgg ggc ctg gcg ggc ttg 5832
Leu Lys Arg Leu Asp Arg Asn Leu Trp Gly Leu Ala Gly Leu
110 115 120
gtaagctg cactgtattc 5850
ctggcaagcc ggccgcgtgg ctcctggtgg acagcagcct cacttctaaa cactccttag 5910
gagctgcagc acccttggtc aacccattca ttcattcact cattcaataa gtatttgctg 5970
aagttccaca agtgctgggt gtggttctag gtgctgagga cgtgtcacta aagacagcag 6030
gccgagtccc tgttctcatg gaatgttcta atgggagagt tagaaaaaca aacatgtaaa 6090
atgatggcca gcagtgatac gtgctacaaa gaaaaacata gaaataaaga acataagagt 6150
catgggggag ggggctgact taggagctgg tgacattatc tgagcagata tttgaattga 6210
gggagcaggc cacatgacta actagggaga ccattccagg gagaaggagg aggtatgcaa 6270
aggccttagg atggaaatga actaacttcc tgtatttaaa gaccagtagg aaggccagtg 6330
tggctggatc agagtgagtg aggggtagtt tccaggacag cagatcacac aaggccttta 6390
gattccacca cgagtatgga gggaacacct gcagagcttt gggcaggaca aagactgtac 6450
aatctgattt acgtgattta aaagggtcag tctggctact gtgtggtaaa taggctgaaa 6510
gggggaaagc atagaagcaa gatggcctgt tgggaggcta ccacagtaaa ccaggctaga 6570
gatgatggtg gcgtggacag aatgaagcaa gatggcctgt tgggaggcta ccacagtaaa 6630
ccaggctaga gatgatggtg gcgtggacag aatgaagcaa gatggcctgt tgggaggcta 6690
ccacagtaaa ccaggctaga gatgatggtg gcgtggacaa atggagcagt tgaggtgaac 6750
agatttggga tatgactaaa aataaaacca gaagatttgc tgacagatcg gttgtagggg 6810
gtaagataca ggggaggaaa agatgacctc tttgttcctg cccaaacccc tctggcgatg 6870
gtcagtactg tttacagaga gatgaaagac tggcggcaag gcagggctgg aggttcagca 6930
gaagatcaag agttcaattt tgtacatcgt acatgtaagg tggctcttgg atagccaagt 6990
gaaggtgttg agaagatggt tagaaaagtc tggaacttag gggagaggtc agaacttgca 7050
atacaaaaag gagagtcctt agatagatac tgctgaaaat ctgaatgaca gaaagggaga 7110
gatcaaagga ctgagcctga gatcaacaca tggaggtcag gagaggagga tccagccaag 7170
gggcctgagg aggagtgacc agtgaggcag gagaacatgg agagtgggcg gtaccccagg 7230
aagccggtga ggacactcaa ggagggaggg ttgactgtgt caaatgtact gaaaggacag 7290
gtcaggtgag gaccaagaaa ggcccctggg tttggctgat ggaggccatg ggtgaggctg 7350
atgtaaatgg agaggcagga aggaaagccc agctggagtg ggctcaccga ggatagggtg 7410
gcgagaggag acaaagaagg aacagtgagg gcagacaact ctttgaagat gtttagctat 7470
aaggctgcag agaaactgag cccacagctg cagggtggtt atggagtgag ggaagctctt 7530
ttaaggttgg gggtataccc agcatgttaa tgcacctggg ggaatggtcc agtggagcag 7590
gaagaactga agagagcaga aagaggaaga atcattaggg ggcagaagtc cttgtagccc 7650
agagtggatg ttatctaata tcgagtggag gaattaattg gctttagagg agaacaagga 7710
catgtatccc ctctctgggc ctatcacctt gtagacaatg ggataggtca tgggatagga 7770
acttggcaca acacatgttc tctcttttaa ttctctccat tatcttatga agcaggcaag 7830
taggcaaaca attgtcccaa ctttacaaaa gaaactgaag cttttataaa ttaagtagta 7890
catcctaagc aatacaatta ataaatggta gagctgagat tcaaactgaa gcagtggcct 7950
gggggtagca tctggaatcc ttcccacctt tagggctgct gtgctgcggt gctgctgttt 8010
aatggcacag agggccagat gactgaatct ctctcagcag tccaggcagt catgcagaag 8070
gcccagtaga gcaccgggca ggtctgagcc agcatcttca agttccaccc tgtgagcaag 8130
cacttagctg tgacacactt ctcgagagac tggactcccc cccgcgcaac ccacccaaaa 8190
gcagataggt aatggtatac agtaaccatt tctagaagtg taagtagtat gcacccaaaa 8250
taggcaaaac ctgctggcct agtgatagag acaactccca gtcaggctag actggaggcc 8310
ttggttttat aagtgttcag gtgacaagtg ccacagtagg cttgatcaag tagacaggca 8370
ggcaagacaa atgcttacca atgcaagcta atgaaatgtt tcttttgcag 8420
aat tcc tgt cct gtg aag gaa gcc aac cag agt acg ttg gaa aac 8465
Asn Ser Cys Pro Val Lys Glu Ala Asn Gln Ser Thr Leu Glu Asn
121 125 130 135
ttc ttg gaa agg cta aag acg atc atg aga gag aaa tat tca aag 8510
Phe Leu Glu Arg Leu Lys Thr Ile Met Arg Glu Lys Try Ser Lys
136 140 145 150
tgt tcg agc tga 8522
Cys Ser Ser *
153
atatttta atttatgagt ttttgatagc 8550
tttatttttt aagtatttat atatttataa ctcatcataa aataaagtat atatagaatc 8610
taacagcaat ggcatttaat gtattggcta tgtttacttg acaaatgaaa ttatggtttg 8670
caacttttag ggaaatcaat ttagtttacc aagagactat aaatgctatg gagccaaaac 8730
<210> 47
<211> 22
<212> DNA
<213> Artificial Sequence
<220>
<223> Oligonucleotide designed to act as primer for amplifying exon 1 re
gion of IL-4 gene.
<400> 47
actcattttc cctcggtttc ag 22
<210> 48
<211> 25
<212> DNA
<213> Artificial Sequence
<220>
<223> Oligonucleotide designed to act as primer for amplifying exon 1 re
gion of IL-4 gene.
<400> 48
agctgttaac gttttcatgc ctaga 25
<210> 49
<211> 25
<212> DNA
<213> Artificial Sequence
<220>
<223> Oligonucleotide designed to act as primer for amplifying exon 2 re
gion of IL-4 gene.
<400> 49
tctgtccggt tggaggttaa ctctg 25
<210> 50
<211> 25
<212> DNA
<213> Artificial Sequence
<220>
<223> Oligonucleotide designed to act as primer for amplifying exon 2 re
gion of IL-4 gene.
<400> 50
cccgctcgtt ttccattaga caagt 25
<210> 51
<211> 21
<212> DNA
<213> Artificial Sequence
<220>
<223> Oligonucleotide designed to act as primer for amplifying exon 3 re
gion of IL-4 gene.
<400> 51
agctggcaca ttgctatctg t 21
<210> 52
<211> 22
<212> DNA
<213> Artificial Sequence
<220>
<223> Oligonucleotide designed to act as primer for amplifying exon 3 re
gion of IL-4 gene.
<400> 52
gtgaatgaat gaatgggttg ac 22
<210> 53
<211> 20
<212> DNA
<213> Artificial Sequence
<220>
<223> Oligonucleotide designed to act as primer for amplifying exon 4 re
gion of IL-4 gene.
<400> 53
ggccttggtt ttataagtgt 20
<210> 54
<211> 22
<212> DNA
<213> Artificial Sequence
<220>
<223> Oligonucleotide designed to act as primer for amplifying exon 4 re
gion of IL-4 gene.
<400> 54
tgtcaagtaa acatagccaa ta 22
<210> 55
<211> 17
<212> DNA
<213> Artificial Sequence
<220>
<223> Oligonucleotide designed to act as primer for amplifying 5'UTR-1 r
egion of IL-4 gene.
<400> 55
cgtggtgggg cactgac 17
<210> 56
<211> 22
<212> DNA
<213> Artificial Sequence
<220>
<223> Oligonucleotide designed to act as primer for amplifying 5'UTR-1 r
egion of IL-4 gene.
<400> 56
ccctagcagt aggtgcgtgg tc 22
<210> 57
<211> 25
<212> DNA
<213> Artificial Sequence
<220>
<223> Oligonucleotide designed to act as primer for amplifying 5'UTR-2 r
egion of IL-4 gene.
<400> 57
cctaggcaac atagtgagac tctta 25
<210> 58
<211> 25
<212> DNA
<213> Artificial Sequence
<220>
<223> Oligonucleotide designed to act as primer for amplifying 5'UTR-2 r
egion of IL-4 gene.
<400> 58
agaataacag gcagactctc ctacc 25
<210> 59
<211> 24
<212> DNA
<213> Artificial Sequence
<220>
<223> Oligonucleotide designed to act as primer for amplifying 5'UTR-3 r
egion of IL-4 gene.
<400> 59
gacctgtcct tctcaaaaca ctaa 24
<210> 60
<211> 25
<212> DNA
<213> Artificial Sequence
<220>
<223> Oligonucleotide designed to act as primer for amplifying 5'UTR-3 r
egion of IL-4 gene.
<400> 60
ttcagcatag gaaattacac cataa 25
<210> 61
<211> 20
<212> DNA
<213> Artificial Sequence
<220>
<223> Oligonucleotide designed to act as primer for amplifying 5'UTR-4 r
egion of IL-4 gene.
<400> 61
ggcctctccc ttctatgcaa 20
<210> 62
<211> 25
<212> DNA
<213> Artificial Sequence
<220>
<223> Oligonucleotide designed to act as primer for amplifying 5'UTR-4 r
egion of IL-4 gene.
<400> 62
ttatcaggag aagctaacga tgcaa 25
<210> 63
<211> 5670
<212> DNA
<213> Homo sapiens
<220>
<221> cds
<222> 1..132, 1190..1243, 1496..1600, 1947..2051
<300>
<308> U31120
<309> 1996-01-05
<400> 63
ggatccccgc tgacaatcta gaaacaagca acagaccctc tgatgtagcc atctgtgccg -2154
cgcctctccg caccgcccgc cacgccttgg tccctggaga ccaccctcca gggcaggggc -2094
tgccgctcgg ccgggcccgc ggggtccctc ggcctgacat ggccggtgct ggagcggcac -2034
gtgcgcgcct cggcccctcg gccgctcccg cccctcgccg gtgcgcaccg gcgctcgggg -1974
agccgctggc ccgggtgtcc agccggccct tgccctgcct ggcgctcgga ccgccacctt -1914
tgccgccccc tcgccagcct ccgcagcttc cagactggcc ggtctgcgcg cccacccctg -1854
cctcccggac cggccaccgc cggaggccgc ggaggagggc ccggccgcgc agatcccgct -1794
tatcgggccc catctcccgt tacataaggc caccccccta tctccgcggg ccatcgccgc -1734
cgcaaccgcc gcgccagcgc cttctcccac gcgcgggggc gcccctgccc accgctcccg -1674
gcagggcttt tggtggccat gggggataag gggcgttgac tcacccgggc ggggctccgg -1614
gagttgcaca gaccaaggta gttccccgct ccttccccca tcacggagac cctgtgggag -1554
atgccgtggg ccctctacta cagattagga aacaggcccg tagaggggtc gcgcggccaa -1494
gtagcggcac tccaggcact gggggccctc gagggaaggg gcagacttct gggagtcaga -1434
gccagcagct gggctgggaa gcttcgagtg tggacagaga gggtgggaat gacgttccct -1374
gtgggaagag agggtgggca agcctgggat gcctctgagc gggaatccag catgccttgt -1314
gaggagggtc acaagcacac ccttgtgagg aggttgagcc ccatcgagga caggacggag -1254
ggagcctgag caggcagaga gggggcctgg ggaggcgctg gttcggggag gaagtgggta -1194
ggggagaaat cttgacatca acacccaaca ggcaaatgcc gtggcctctg ctgtgggggt -1134
ttctggagga cttctaggaa aacgagggaa gagcaggaaa aggcgacatg gctgtagggc -1074
caagcccagg agccgccctc cacagcactc attctgcaga agggaaattt gaggccccca -1014
gacggcaggg gttgatcctg cagagactgg tgagcaaagg ggatcacccc aagccccagt -954
ggcactagga acacttacaa tctctgacct ggactaaggc tgccagcctg gcccagttaa -894
gagtttccca gaaggatggc ccatacactt taaattaaag gggccagaca cgtgcacact -834
acttccagcc actctggaag ctgaggtggg gggatcgctt gagtctggga gttggaggcc -774
agcctaggca ggcaacatag tgagacccca tctccaaaaa aacaaaacaa aacaaaacaa -714
aaaaacacca aaaaagctcc cagaaagacc tctgaatctt tctggatctc tcagtggaga -654
cctggaaatc tgaactttga caatccctct cacagtgggg ccaaggagga attaggcaag -594
ccaaaagaag tgaactttac tcttctattg cctgtttgaa ttttgtatcc aagcaagtgt -534
tacttaagta atttaagaga ctggttcatc gaaaaaataa aactccccaa attcccatag -474
ctggtagact gtggtcacag ccacagtgca ctaagactat ctgctcagca cttctggtga -414
cccaaaaggg tctgaggaca ggagctcaga gttgggtcag ctgtccaggt actcagggtt -354
gtcacaggca aaactgctgg aactcagggc agcattgcaa atgccacgcc gctctcaggg -294
ccccttgcct gccgctggaa ttaaacccac ccagatcttg gaaactctgc cctggaccct -234
tctcaataag tccatgagaa atcaaactct ttcctttatg cgacactgga ttttccacaa -174
agtaaaatca agatgagtaa agatgtggtt tctagatagt gcctgaaaaa gcagagacca -114
tggtgtcagg cgtcaccact tgggcctata aaagctgcca caagacgcca aggccacaag -54
ccacccagcc tatgcatccg ctcctcaatc ctctcctgtt ggcactgggc ctc -1
atg gcg ctt ttg ttg acc acg gtc att gct ctc act tgc ctt ggc ggc 48
Met Ala Leu Leu Leu Thr Thr Val Ile Ala Leu Thr Cys Leu Gly Gly
1 5 10 15
ttt gcc tcc cca ggc cct gtg cct ccc tct aca gcc ctc agg gag ctc 96
Phe Ala Ser Pro Gly Pro Val Pro Pro Ser Thr Ala Leu Arg Glu Leu
20 25 30
att gag gag ctg gtc aac atc acc cag aac cag aag 132
Ile Glu Glu Leu Val Asn Ile Thr Gln Asn Gln Lys
35 40 44
gtgag tgtcggctag ccagggtcct agctatgagg gctccagggt gggtgattcc 187
caagatgagg tcatgagcag gctgggcctg gtcctaagat gcctgtaggt caggaaaaat 247
ctccatggac caaggcccgg cccagccatg agggagagag gagctgggct ggggggctca 307
gcactgtgga tggacctatg gaggtgtctg gcagactccc cagggactac ctgctctcct 367
ggcctggcct tgtctgccac tgccagctcc tactcagcca ttcctgaaca gaggacagca 427
gagaagggcc agcaccctcc cagaaccatg tggcatttgc caactggatt ttgaccataa 487
caatgcagcc attctcccca gcaccatcat aggcccgccc ttacaggagg attcgttagt 547
agagtccgct ccttgcccca ctagtaacag ctcacatgtc tgagcactgc ttacaccagg 607
cctggtgcac gtgctttatg tgtcatttca tcactgccag ccacctcaag aggcaggtac 667
gatgaaccca ttctgctaag gttcagtgag gttaagtgac agaggctgga ttcaagccag 727
gcctggccaa caccagagtg tccatgctcc taactgcagt gttccctcac catcagaagg 787
cagggcattt aatacaccag atccccaccg cctcccatct gatttgtctt ggtcaacagt 847
ggcccaggcc actcctactt cactcgtccc caccctggcc cttcccgcag gcccctgtcc 907
tcctgccctg actatggcaa gccttgcatg cagcttgtcc cttactagtg gtgtcaattt 967
ttttctctca gctccaagac cctaaacagt gggacctcac ccctatgcct gctgttcaaa 1027
gcagaaaacg aagctcagga atgctgaggg gctgccaggc ctgcctctgt gccacaccag 1087
ggatgcttgt ggggcctgtg ctggggcaga cctggcctgg gctgccaggg caggcccaca 1147
acccctgcca gcactctgct cactgtcact ttgctcccac ag 1189
gct ccg ctc tgc aat ggc agc atg gta tgg agc atc aac ctg aca 1234
Ala Pro Leu Cys Asn Gly Ser Met Val Trp Ser Ile Asn Leu Thr
45 50 55
gct ggc atg 1243
Ala Gly Met
60 62
gtaa ggacctttgg gtgcagggag 1267
gatggggcag aggctccagg ccttgggctt atcttctctg agcctccctt ccatggctgg 1327
ggttccaagc aagcttcaag tgctctcctc cctcccgcca taatctggcc ccttcccgcc 1387
caccacccag actcacctgc gccaggcatc tcagccccat cttcctgcag actcacaaaa 1447
ggcagctgcc caagcagggc ctgacccctc ggtgtcccct ccccacag 1495
tac tgt gca gcc ctg gaa tcc ctg atc aac gtg tca ggc tgc agt gcc 1543
Tyr Cys Ala Ala Leu Glu Ser Leu Ile Asn Val Ser Gly Cys Ser Ala
63 65 70 75
atc gag aag acc cag agg atg ctg agc gga ttc tgc ccg cac aag gtc 1591
Ile Glu Lys Thr Gln Arg Met Leu Ser Gly Phe Cys Pro His Lys Val
80 85 90
tca gct ggg 1600
Ser Ala Gly
95 97
gtaaggc atcccccacc ctctcacacc 1627
caccctgcac cccctcctgc caaccctggg ctcgctgaag ggaagctggc tgaatatcca 1687
tggtgtgtgt ccacccaggg gtggggccat tgtggcagca gggacgtggc cttcgggatt 1747
tacaggatct gggctcaagg gctcctaact cctacctggg cctcaatttc cacatctgta 1807
cagtagaggt actaacagta cccacctcat ggggacttcc gtgaggactg aatgagacag 1867
tccctggaaa gcccctggtt tgtgcgagtc gtcccggcct ctggcgttct actcacgtgc 1927
tgacctcttt gtcctgcag 1946
cag ttt tcc agc ttg cat gtc cga gac acc aaa atc gag gtg gcc cag 1994
Gln Phe Ser Ser Leu His Val Arg Asp Thr Lys Ile Glu Val Ala Gln
98 100 105 110
ttt gta aag gac ctg ctc tta cat tta aag aaa ctt ttt cgc gag gga 2042
Phe Val Lys Asp Leu Leu Leu His Leu Lys Lys Leu Phe Arg Glu Gly
115 120 125
cgg ttc aac tga 2054
Arg Phe Asn ***
130 132
aac ttcgaaagca tcattatttg cagagacagg acctgactat tgaagttgca 2107
gattcatttt tctttctgat gtcaaaaatg tcttgggtag gcgggaagga gggttaggga 2167
ggggtaaaat tccttagctt agacctcagc ctgtgctgcc cgtcttcagc ctagccgacc 2227
tcagccttcc ccttgcccag ggctcagcct ggtgggcctc ctctgtccag ggccctgagc 2287
tcggtggacc cagggatgac atgtccctac acccctcccc tgccctagag cacactgtag 2347
cattacagtg ggtgcccccc ttgccagaca tgtggtggga cagggaccca cttcacacac 2407
aggcaactga ggcagacagc agctcaggca cacttcttct tggtcttatt tattattgtg 2467
tgttatttaa atgagtgtgt ttgtcaccgt tggggattgg ggaagactgt ggctgctggc 2527
acttggagcc aagggttcag agactcaggg ccccagcact aaagcagtgg accccaggag 2587
tccctggtaa taagtactgt gtacagaatt ctgctacctc actggggtcc tggggcctcg 2647
gagcctcatc cgaggcaggg tcaggagagg ggcagaacag ccgctcctgt ctgccagcca 2707
gcagccagct ctcagccaac gagtaattta ttgtttttcc tcgtatttaa atattaaata 2767
tgttagcaaa gagttaatat atagaagggt accttgaaca ctgggggagg ggacattgaa 2827
caagttgttt cattgactat caaactgaag ccagaaataa agttggtgac agataggcct 2887
gattgtattt gtctttcatt ttggcctttg gggacactgg tctgtggtct gaagactctg 2947
aggagctctt cgggaggctg gtgggttgga ggaggggact gggatggatt acagcgaggg 3007
tagggtgcag tgacctgggc tgaatgcaag ctagctcccg agggtgggga catggcctga 3067
aggaagcccc accttctgtc tgctgcacca gcaaggacgg agaggcttgg gccagactgt 3127
cagggttcaa ggagggcatc aggagcagac ggagacccag gaagtctcac aatcacatct 3187
cctgaggact ggccagctgt gtctggcacc acccacacat ccatgtctcc ctcacaaccc 3247
aggaggccga tgagaactgt gaggctcaga aagcgtgggc ggtttgccta aggtcacgta 3307
gctacttcct cactggggtc ctggggcctc agagcctcat ctgaggtaaa ggagcaaagt 3367
tgggattggg gtccaaaatt cactttaact ccaaagccca cacacttaac caccctgcct 3427
atttctgtcc aaatgtcacc tgtcctgaat 3457
<210> 64
<211> 21
<212> DNA
<213> Artificial Sequence
<220>
<223> Oligonucleotide designed to act as primer for amplifying exon 4 re
gion of IL-13 gene.
<400> 64
cggcctctgg cgttctactc a 21
<210> 65
<211> 21
<212> DNA
<213> Artificial Sequence
<220>
<223> Oligonucleotide designed to act as primer for amplifying exon 4 re
gion of IL-13 gene.
<400> 65
ggtcggctag gctgaagacg g 21
<210> 66
<211> 19
<212> DNA
<213> Artificial Sequence
<220>
<223> Oligonucleotide designed to act as primer for amplifying 3'UTR reg
ion of IL-13 gene.
<400> 66
cccttgccag acatgtggt 19
<210> 67
<211> 19
<212> DNA
<213> Artificial Sequence
<220>
<223> Oligonucleotide designed to act as primer for amplifying 3'UTR reg
ion of IL-13 gene.
<400> 67
gcagacagga gcggctgtt 19
<210> 68
<211> 252
<212> DNA
<213> Homo sapiens
<220>
<221> exon 5
<222> 83-234
<400> 68
tcctggaggc atgtcccgga cacagctgtg gggcccagcc agcctacagg tgaccagcct 60
aacccagccc ctgtgtctgc agagcccaca cgtgtatccc tgagaacaac ggaggcgcgg 120
ggtgcgtgtg ccacctgctc atggatgacg tggtcagtgc ggataactat acactggacc 180
tgtgggctgg gcagcagctg ctgtggaagg gctccttcaa gcccagcgag catggtgagc 240
agggcggagt gc 252
<210> 69
<211> 2526
<212> DNA
<213> Homo sapiens
<220>
<221> exon 11
<222> 1-2526
<400> 69
acactggaag aattgtctta ccaagctctt gccctgtttt ctggagcaca acatgaaaag 60
ggatgaagat cctcacaagg ctgccaaaga gatgcctttc cagggctctg gaaaatcagc 120
atggtgccca gtggagatca gcaagacagt cctctggcca gagagcatca gcgtggtgcg 180
atgtgtggag ttgtttgagg ccccggtgga gtgtgaggag gaggaggagg tagaggaaga 240
aaaagggagc ttctgtgcat cgcctgagag cagcagggat gacttccagg agggaaggga 300
gggcattgtg gcccggctaa cagagagcct gttcctggac ctgctcggag aggagaatgg 360
gggcttttgc cagcaggaca tgggggagtc atgccttctt ccaccttcgg gaagtacgag 420
tgctcacatg ccctgggatg agttcccaag tgcagggccc aaggaggcac ctccctgggg 480
caaggagcag cctctccacc tggagccaag tcctcctgcc agcccgaccc agagtccaga 540
caacctgact tgcacagaga cgcccctcgt catcgcaggc aaccctgctt accgcagctt 600
cagcaactcc ctgagccagt caccgtgtcc cagagagctg ggtccagacc cactgctggc 660
cagacacctg gaggaagtag aacccgagat gccctgtgtc ccccagctct ctgagccaac 720
cactgtgccc caacctgagc cagaaacctg ggagcagatc ctccgccgaa atgtcctcca 780
gcatggggca gctgcagccc ccgtctcggc ccccaccagt ggctatcagg agtttgtaca 840
tgcggtggag cagggtggca cccaggccag tgcggtggtg ggcttgggtc ccccaggaga 900
ggctggttac aaggccttct caagcctgct tgccagcagt gctgtgtccc cagagaaatg 960
tgggtttggg gctagcagtg gggaagaggg gtataagcct ttccaagacc tcattcctgg 1020
ctgccctggg gaccctgccc cagtccctgt ccccttgttc acctttggac tggacaggga 1080
gccacctcgc agtccgcaga gctcacatct cccaagcagc tccccagagc acctgggtct 1140
ggagccgggg gaaaaggtag aggacatgcc aaagccccca cttccccagg agcaggccac 1200
agaccccctt gtggacagcc tgggcagtgg cattgtctac tcagccctta cctgccacct 1260
gtgcggccac ctgaaacagt gtcatggcca ggaggatggt ggccagaccc ctgtcatggc 1320
cagtccttgc tgtggctgct gctgtggaga caggtcctcg ccccctacaa cccccctgag 1380
ggccccagac ccctctccag gtggggttcc actggaggcc agtctgtgtc cggcctccct 1440
ggcaccctcg ggcatctcag agaagagtaa atcctcatca tccttccatc ctgcccctgg 1500
caatgctcag agctcaagcc agacccccaa aatcgtgaac tttgtctccg tgggacccac 1560
atacatgagg gtctcttagg tgcatgtcct cttgttgctg agtctgcaga tgaggactag 1620
ggcttatcca tgcctgggaa atgccacctc ctggaaggca gccaggctgg cagatttcca 1680
aaagacttga agaaccatgg tatgaaggtg attggcccca ctgacgttgg cctaacactg 1740
ggctgcagag actggacccc gcccagcatt gggctgggct cgccacatcc catgagagta 1800
gagggcactg ggtcgccgtg ccccacggca ggcccctgca ggaaaactga ggcccttggg 1860
cacctcgact tgtgaacgag ttgttggctg ctccctccac agcttctgca gcagactgtc 1920
cctgttgtaa ctgcccaagg catgttttgc ccaccagatc atggcccaca tggaggccca 1980
cctgcctctg tctcactgaa ctagaagccg agcctagaaa ctaacacagc catcaaggga 2040
atgacttggg cggccttggg aaatcgatga gaaattgaac ttcagggagg gtggtcattg 2100
cctagaggtg ctcattcatt taacagagct tccttaggtt gatgctggag gcagaatccc 2160
ggctgtcaag gggtgttcag ttaaggggag caacagagga catgaaaaat tgctgtgact 2220
aaagcaggga caatttgctg ccaaacaccc atgcccagct gtatggctgg gggctcctcg 2280
tatgcatgga acccccagaa taaatatgct cagccaccct gtgggccggg caatccagac 2340
agcaggcata aggcaccagt taccctgcat gttggcccag acctcaggtg ctagggaagg 2400
cgggaacctt gggttgagta atgctcgtct gtgtgtttta gtttcatcac ctgttatctg 2460
tgtttgctga ggagagtgga acagaagggg tggagttttg tataaataaa gtttctttgt 2520
ctcttt 2526
<210> 70
<211> 25
<212> DNA
<213> Artificial Sequence
<220>
<223> Oligonucleotide designed to act as primer for amplifying exon 5 re
gion of IL-4 receptor alpha chain gene.
<400> 70
tcctggaggc atgtcccgga cacag 25
<210> 71
<211> 25
<212> DNA
<213> Artificial Sequence
<220>
<223> Oligonucleotide designed to act as primer for amplifying exon 5 re
gion of IL-4 receptor alpha chain gene.
<400> 71
gcactccgcc ctgctcacca tgctc 25
<210> 72
<211> 16
<212> DNA
<213> Artificial Sequence
<220>
<223> Oligonucleotide designed to act as primer for amplifying exon 11-4
region of IL-4 receptor alpha chain gene.
<400> 72
cctgagccag tcaccg 16
<210> 73
<211> 21
<212> DNA
<213> Artificial Sequence
<220>
<223> Oligonucleotide designed to act as primer for amplifying exon 11-4
region of IL-4 receptor alpha chain gene.
<400> 73
atgaggtctt ggaaaggctt a 21
<210> 74
<211> 19
<212> DNA
<213> Artificial Sequence
<220>
<223> Oligonucleotide designed to act as primer for amplifying exon 11-6
region of IL-4 receptor alpha chain gene.
<400> 74
cctgtcatgg ccagtcctt 19
<210> 75
<211> 21
<212> DNA
<213> Artificial Sequence
<220>
<223> Oligonucleotide designed to act as primer for amplifying exon 11-6
region of IL-4 receptor alpha chain gene.
<400> 75
gcatggataa gccctagtcc t 21
<210> 76
<211> 1400
<212> DNA
<213> Homo sapiens
<220>
<221> exon 13
<222> 1..1400
<400> 76
ggtgttccct gtaggattcg gggacagcga ggtgtcacct ctcaccatag aggaccccaa 60
gcatgtctgt gatccaccat ctgggcctga cacgactcca gctgcctcag atctacccac 120
agagcagccc cccagccccc agccaggccc gcctgccgcc tcccacacac ctgagaaaca 180
ggcttccagc tttgacttca atgggcccta cctggggccg ccccacagcc gctccctacc 240
tgacatcctg ggccagccgg agcccccaca ggagggtggg agccagaagt ccccacctcc 300
agggtccctg gagtacctgt gtctgcctgc tggggggcag gtgcaactgg tccctctggc 360
ccaggcgatg ggaccaggac aggccgtgga agtggagaga aggccgagcc agggggctgc 420
agggagtccc tccctggagt ccgggggagg ccctgcccct cctgctcttg ggccaagggt 480
gggaggacag gaccaaaagg acagccctgt ggctataccc atgagctctg gggacactga 540
ggaccctgga gtggcctctg gttatgtctc ctctgcagac ctggtattca ccccaaactc 600
aggggcctcg tctgtctccc tagttccctc tctgggcctc ccctcagacc agacccccag 660
cttatgtcct gggctggcca gtggaccccc tggagcccca ggccctgtga agtcagggtt 720
tgagggctat gtggagctcc ctccaattga gggccggtcc cccaggtcac caaggaacaa 780
tcctgtcccc cctgaggcca aaagccctgt cctgaaccca ggggaacgcc cggcagatgt 840
gtccccaaca tccccacagc ccgagggcct ccttgtcctg cagcaagtgg gcgactattg 900
cttcctcccc ggcctggggc ccggccctct ctcgctccgg agtaaacctt cttccccggg 960
acccggtcct gagatcaaga acctagacca ggcttttcaa gtcaagaagc ccccaggcca 1020
ggctgtgccc caggtgcccg tcattcagct cttcaaagcc ctgaagcagc aggactacct 1080
gtctctgccc ccttgggagg tcaacaagcc tggggaggtg tgttgagacc cccaggccta 1140
gacaggcaag gggatggaga gggcttgcct tccctcccgc ctgaccttcc tcagtcattt 1200
ctgcaaagcc aaggggcagc ctcctgtcaa ggtagctaga ggcctgggaa aggagatagc 1260
cttgctccgg cccccttgac cttcagcaaa tcacttctct ccctgcgctc acacagacac 1320
acacacacac acgtacatgc acacattttt cctgtcaggt taacttattt gtaggttctg 1380
cattattaga actttctaga 1400
<210> 77
<211> 21
<212> DNA
<213> Artificial Sequence
<220>
<223> Oligonucleotide designed to act as primer for amplifying exon 13-2
region of IL-3 receptor beta chain gene.
<400> 77
cgctccctac ctgacatcct g
<210> 78
<211> 23
<212> DNA
<213> Artificial Sequence
<220>
<223> Oligonucleotide designed to act as primer for amplifying exon 13-2
region of IL-3 receptor beta chain gene.
<400> 78
gagggaacta gggagacaga cga 23
<210> 79
<211> 418
<212> DNA
<213> Homo sapiens
<220>
<221> exon 18
<222> 58..121
<221> exon 19
<222> 234..344
<400> 79
ctccctaacc cgagagcaat ccatggcagt cttttccatc tcacaacagc tgaacagctg 60
aacagatggg taaggatggc aggggttatg tcccagctac catcaagatg accgtggaaa 120
ggtgagtgtg gtggtatgga cagtgggtag gtcaggggct tagtgcttat ctgcaggaag 180
gaggggtggc atcaaccctt ggtcagtcac atgtacctcc ttccctcctc cagggaccaa 240
ccacttccta ccccagagct ccagatgcct accatggtgc cttcttatga ccttggaatg 300
gcccctgatt cctccatgag catgcagctt ggcccagata tggtgtaagg agctggaaag 360
acaggaatgg gagtggtctg tgcagatggg ctaatcttag catgggcagc tgggagag 418
<210> 80
<211> 23
<212> DNA
<213> Artificial Sequence
<220>
<223> Oligonucleotide designed to act as primer for amplifying exon 18 a
nd exon 19 region of STAT6 gene.
<400> 80
ctccctaacc cgagagcaat cca 23
<210> 81
<211> 25
<212> DNA
<213> Artificial Sequence
<220>
<223> Oligonucleotide designed to act as primer for amplifying exon 18 a
nd exon 19 region of STAT6 gene.
<400> 81
ctctcccagc tgcccatgct aagat 25
【図1】図1は、IL-4遺伝子の5’UTR−1領域におけるSS
CP法による遺伝子多型解析の異常バンドパターンを示
す。
CP法による遺伝子多型解析の異常バンドパターンを示
す。
【図2】図2は、IL-4遺伝子の5’UTR−3領域におけるSS
CP法による遺伝子多型解析の異常バンドパターンを示
す。
CP法による遺伝子多型解析の異常バンドパターンを示
す。
【図3】図3は、IL-4遺伝子のエキソン1領域におけるSS
CP法による遺伝子多型解析の異常バンドパターンを示
す。
CP法による遺伝子多型解析の異常バンドパターンを示
す。
【図4】図4は、IL-4遺伝子のエキソン2領域におけるSS
CP法による遺伝子多型解析の異常バンドパターンを示
す。
CP法による遺伝子多型解析の異常バンドパターンを示
す。
【図5】図5は、IL-4遺伝子のエキソン4領域におけるSS
CP法による遺伝子多型解析の異常バンドパターンを示
す。
CP法による遺伝子多型解析の異常バンドパターンを示
す。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 藤田 毅
東京都千代田区神田駿河台四丁目6番地
株式会社日立製作所ライフサイエンス推進
事業部内
(72)発明者 木山 政晴
東京都千代田区神田駿河台四丁目6番地
株式会社日立製作所ライフサイエンス推進
事業部内
(72)発明者 坂本 健
東京都千代田区神田駿河台四丁目6番地
株式会社日立製作所ライフサイエンス推進
事業部内
(72)発明者 羅 智靖
東京都板橋区大谷口上野30−1
Fターム(参考) 4B024 AA11 BA80 CA01 CA09 CA11
HA12
4B063 QA01 QA19 QQ01 QQ42 QQ52
QR08 QR42 QR55 QR62 QR82
QS25 QS34 QS36 QX02
Claims (5)
- 【請求項1】 以下の1)〜9)のDNA断片からなる群より
選ばれる、いずれか1のDNA断片からなるアレルギー疾
患の遺伝的素因マーカー。 1)配列番号1又は配列番号2で特定され、ヒトインター
ロイキン4遺伝子の5’非翻訳領域に存在する-589番目に
おける塩基置換部位を含むDNA断片。 2)配列番号6又は配列番号7で特定され、ヒトインター
ロイキン13遺伝子のエキソン4翻訳領域に存在する2044
番目における塩基置換部位を含むDNA断片。 3)配列番号11又は配列番号12で特定され、ヒトインタ
ーロイキン13遺伝子の3’非翻訳領域に存在する2525番
目における塩基置換部位を含むDNA断片。 4)配列番号16又は配列番号17で特定され、ヒトインタ
ーロイキン13遺伝子の3’非翻訳領域に存在する2580番
目における塩基置換部位を含むDNA断片。 5)配列番号21又は配列番号22の配列で特定され、ヒト
インターロイキン4レセプターα鎖遺伝子のエキソン5か
らなる領域における96番目の塩基置換部位を含むDNA断
片。 6)配列番号26又は配列番号27で特定され、ヒトインタ
ーロイキン4レセプターα鎖遺伝子のエキソン11翻訳領
域における828番目の塩基置換部位を含むDNA断片。 7)配列番号31又は配列番号32で特定され、ヒトインタ
ーロイキン4レセプターα鎖遺伝子のエキソン11翻訳領
域における1585番目の塩基置換部位を含むDNA断片。 8)配列番号36又は配列番号37で特定され、ヒトインタ
ーロイキン3レセプターβ鎖遺伝子のエキソン13翻訳領
域における376番目の塩基置換部位を含むDNA断片。 9)配列番号41又は配列番号42で特定され、ヒトSTAT6遺
伝子のエキソン18及びエキソン19からなる領域における
174番目の塩基置換部位を含むDNA断片。 - 【請求項2】 請求項1記載のマーカーを含むDNA断片
と特異的にハイブリダイズし、該マーカーを検出するた
めの15〜50塩基長のオリゴヌクレオチド。 - 【請求項3】 配列番号3、配列番号4、配列番号5、配
列番号8、配列番号9、配列番号10、配列番号13、配列番
号14、配列番号15、配列番号18、配列番号19、配列番号
20、配列番号23、配列番号24、配列番号25、配列番号2
8、配列番号29、配列番号30、配列番号33、配列番号3
4、配列番号35、配列番号38、配列番号39、配列番号4
0、配列番号43、配列番号44及び配列番号45から選ばれ
るいずれか1の塩基配列を含む、請求項2記載のオリゴ
ヌクレオチド。 - 【請求項4】 ヒトゲノムDNAより請求項1記載のマー
カーを検出することにより、アレルギー疾患の遺伝的素
因を検査する方法。 - 【請求項5】 前記アレルギー疾患がアトピー性皮膚炎
である請求項4記載の方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001248875A JP2003052378A (ja) | 2001-08-20 | 2001-08-20 | アレルギー疾患の遺伝的素因マーカーとその利用方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001248875A JP2003052378A (ja) | 2001-08-20 | 2001-08-20 | アレルギー疾患の遺伝的素因マーカーとその利用方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003052378A true JP2003052378A (ja) | 2003-02-25 |
Family
ID=19077962
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001248875A Pending JP2003052378A (ja) | 2001-08-20 | 2001-08-20 | アレルギー疾患の遺伝的素因マーカーとその利用方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003052378A (ja) |
-
2001
- 2001-08-20 JP JP2001248875A patent/JP2003052378A/ja active Pending
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