JP2003052087A - コマンダ装置 - Google Patents

コマンダ装置

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JP2003052087A
JP2003052087A JP2001237781A JP2001237781A JP2003052087A JP 2003052087 A JP2003052087 A JP 2003052087A JP 2001237781 A JP2001237781 A JP 2001237781A JP 2001237781 A JP2001237781 A JP 2001237781A JP 2003052087 A JP2003052087 A JP 2003052087A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザの嗜好などの情報を収集する。 【解決手段】 PC41でリモコン1のROM23のプ
ログラムを書き換えるためのソフトウェアを起動させ、
リモコン用のプログラムを取得するために、サーバ43
にアクセスする。そして、サーバ43に用意されている
複数のプログラムの中からROM23に適用されるプロ
グラムをダウンロードする。そして、PC41とリモコ
ン1との間で初期通信が行われ、通信Baud Rateの調整
が行われる。ログデータをアップロードする場合、PC
41からリモコン1に、SRAM24に記憶されている
ユーザのログデータが要求される。要求されたログデー
タは、RS−232Cを介してリモコン1からPC41
へ送信される。受信したログデータは、PC41から接
続しているサーバ43へアップロードされる。その後、
ROM23のプログラムが書き換えられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電子機器に記憶
されている使用状況の履歴を外部に送信するコマンダ装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】企業は、商品を設計する過程で、よりユ
ーザに求められる商品を設計するために、ユーザがどの
ような使い方をしているか、ユーザが頻繁に使用してい
る内容は何かなどユーザが何を望んでいるかという情報
を日々収集している。そして、得られた情報は、商品設
計に活かされている。
【0003】企業は、機器に同梱されているアンケート
葉書や、最近ではWeb上からのアンケート調査によっ
て、ユーザの要望を収集していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これで
は葉書を書いたユーザだけ、若しくはWeb上のアンケ
ートを提出したユーザだけなどの意見しか抽出すること
しかできない問題があった。すなわち、広くユーザの意
見を取り上げたいが、葉書を書いたユーザ、およびWe
b上のアンケートを提出したユーザなど、一部の特異な
意見だけが取り上げられている可能性もある。
【0005】従って、この発明の目的は、ユーザが意識
しなくてもユーザの嗜好に関連する情報を収集すること
ができるコマンダ装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、被制御機器をリモートコントロールするコマンダ装
置において、使用状況を記憶するメモリ手段を設け、そ
のメモリ手段から使用状況の履歴を外部へ送信可能とし
たことを特徴とするコマンダ装置である。
【0007】使用状況の履歴を外部に送信することがで
きるので、企業は、使用状況の履歴を収集して、ユーザ
の趣味、思考、行動パターンなどからユーザの嗜好を判
断することができ、商品に反映することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施形態につ
いて図面を参照して説明する。なお、各図に亘り同じ機
能を有するものには、同一の参照符号を付し、説明の重
複を避ける。図1は、この発明が適用されたリモートコ
マンダ(以下、「リモコン」と称する)1を使用した一
実施形態を示す。リモコン1は、タッチパネルから構成
される液晶画面11他、物理的なリモコンキーを備えて
いる。ユーザは、物理的なリモコンキーを押す、または
液晶画面11に表示されているボタンに触れることによ
って、その内容に応じたリモコン信号がリモコン1から
送信される。AV(Audio and Visual)アンプ2は、リ
モコン1から送信されたリモコン信号を受信した場合、
その内容に応じた動作を行う。
【0009】ここで、リモコン1で用いられる信号に
は、リモコン1からAVアンプ2への片方向通信が可能
な例えばSIRCS(Standard Code for Infrared Rem
ote Control System)信号と、リモコン1とAVアンプ
2との間の双方向通信が可能な例えばControl-A1信号と
の2種類がある。
【0010】片方向通信のリモコン信号のフォーマット
であるSIRCS信号の伝送波形の一例を図2に示す。
この図2に示す伝送波形は、12ビットフォーマットの
一例である。図2Aに示すように、ガイドパルスから次
のガイドパルスまでの間を1フレームとする。ガイドパ
ルスは、シリアルリモコン信号のスタートを規定するた
めに前置される判別信号である。このガイドパルスに続
いて20、21、・・・、210、211と12ビットのデー
タが伝送される。12ビットのデータのLSB側の7ビ
ットがデータコードであり、決められた商品カテゴリー
内の必要操作機能を制御するためのコードである。MS
B側の5ビットがカテゴリーコードであり、リモコンシ
ステム対象の商品カテゴリー別に割り当てられるコード
である。
【0011】図2Bに示すように、ガイドパルス時間t
gは、2.4msecであり、データビットオフ時間toff
は、0.6msecである。「1」となるときのデータビ
ットオン時間ton1は、1.2msecであるので、「1」
となるときのデータ周期T1は、1.8msecである。
「0」となるときのデータビットオン時間ton0は、
0.6msecであるので、「0」となるときのデータ周
期T1は、1.2msecである。そして、出力フレーム周
期tfは、45.0msecである。
【0012】なお、このSIRCS信号には、図2に示
す12ビットフォーマット以外に、15ビットフォーマ
ットおよび20ビットフォーマットが規定されている。
15ビットフォーマットは、LSB側の7ビットがデー
タコードであり、MSB側の8ビットがカテゴリーコー
ドである。20ビットフォーマットは、LSB側の7ビ
ットがデータコードであり、MSB側の13ビットがカ
テゴリーコードである。
【0013】次に、双方向通信のリモコン信号のフォー
マットであるControl-A1信号の伝送波形の一例を図3に
示す。このControl-A1信号は、リモコン1からAVアン
プ2への通信には、40kHzのSIRCS信号のデータ
伝送フォーマットを用い、AVアンプ2からリモコン1
への通信には、455kHzの高速リモコンフォーマット
を用いて双方向通信を行うものである。
【0014】この図3Aおよび図3Bには、AVアンプ
2からリモコン1へ送信するときの455kHzの高速リ
モコンフォーマットの基本ビット構成である。図3Aに
示すスタートビットは、信号の開始を示すパルスであ
る。フォーマットは、データの分類を示す1バイトのデ
ータである。このフォーマットにおいて、連続するデー
タに、SIRCS変換信号、Audio 2-WAY REMOTE(CONTO
RL A1)、Audio 2-WAY REMOTE(Audio System)およびAudi
o MULTI ROOM CONTORL用などのデータが送信されること
が定義される。データは、Nバイトのデータから構成さ
れ、最大30バイトである。パリティは、データの分類
を示すフォーマットから各データをバイト単位で排他的
論理和をとった値である。エンドビットは、最後のビッ
トを規定するためのパルスである。
【0015】図3Bに示すスタートビットは237.4
μsecであり、エンドビットは44μsecである。その他
のビットで「0」となるときのビットは131.9μse
cであり、「1」となるときのビットは184.6μsec
である。
【0016】図3Cには、リモコン1からAVアンプ2
へ送信するときの40kHzのリモコン信号フォーマット
である。3つの開始ワードはそれぞれ45msecのフレ
ーム周期であり、n個のデータワードはそれぞれ22.
5msecのフレーム周期である。これは、伝送スピード
を向上させるため、データワードについてのみ22.5
msecのフレーム周期にしている。チェックワードは、
各データワードの先頭8ビットの値を各ワード間で排他
的論理和をとり、その結果をさらに全データワード数で
排他的論理和をとるようにした値である。
【0017】このように、Control-A1信号を適用するこ
とによって、リモコン1は、455kHzの赤外線信号が
受信可能とされ、AVアンプ2は、40kHzの赤外線信
号が受信可能とされる。
【0018】図1に戻り、リモコン1からAVアンプ2
へ40kHzのControl-A1信号フォーマットのリクエスト
信号が送信される。AVアンプ2からは、受信したリク
エスト信号に応答するアンサー信号としてAVアンプ2
に設定されているイコライザの設定情報、スピーカの設
定情報、使用されているサウンド・フィールド・モード
の種類とそれぞれの回数などが455kHzのControl-A1
信号フォーマットでリモコン1へ送信される。なお、サ
ウンド・フィールド・モードには、一例としてロックコ
ンサートモード、クラシックコンサートモード、野外ラ
イブモード、映画館モードなど様々なモードが用意され
ている。
【0019】リモコン1はAVアンプ2から送信される
データを受信すると、その内容を液晶画面11に表示す
る。このAVアンプ2には、Control-A1信号用の端子が
設けられており、Control-A1信号用の端子が設けられて
いるCDチェンジャ3やMDプレーヤ4などとも接続す
ることができ、各機器間でデータを送受信することが可
能である。このCDチェンジャ3は、一例として400
枚のディスクを保持し、その中から一枚のディスクを選
択して、再生することができる。
【0020】この図1に示すように接続されたシステム
における信号の流れを図4のフローチャートを参照して
説明する。
【0021】ステップS1では、リモコン1からAVア
ンプ1へリクエスト信号が送信される。この一例では、
CDチェンジャ3が保持する400枚のディスクの中か
ら現在セットされているディスクのタイトル、または現
在再生されているディスクのタイトルを要求するリクエ
スト信号をリモコン1からAVアンプ2へ送信する。上
述したようにリモコン1からAVアンプ2へ送信される
リクエスト信号は、40kHzのControl-A1信号フォーマ
ットに変換された赤外線信号である。
【0022】ステップS2では、AVアンプ2におい
て、リクエスト信号が受信される。AVアンプ2では、
受信されたリクエスト信号は、どの機器に対して送信さ
れたリクエスト信号であるかが判断される。
【0023】ステップS3では、リクエスト信号が送付
された機器に対してAVアンプ2からリクエスト信号が
送信される。この一例では、有線のA1ケーブル経由で
AVアンプ2からCDチェンジャ3へリクエスト信号が
送信される。
【0024】ステップS4では、CDチェンジャ3がリ
クエスト信号を受信する。CDチェンジャ3では、リク
エスト信号に応じて400枚のディスクの中から現在セ
ットされているディスクのタイトル、または現在再生さ
れているディスクのタイトルが取り込まれる。
【0025】ステップS5では、取り込まれたディスク
のタイトルがアンサー信号としてCDチェンジャ3から
AVアンプ2へ送信され、受信したアンサー信号がAV
アンプ2からリモコン1へ送信される。このとき、AV
アンプ2からリモコン1へ送信されるアンサー信号は、
455kHzのControl-A1信号フォーマットに変換された
赤外線信号である。
【0026】ステップS6では、リモコン1がアンサー
信号を受信する。リモコン1では、受信したアンサー信
号の内容が液晶画面11に表示される。
【0027】この図4に示すフローチャートでは、リモ
コン1からCDチェンジャ3に対してリクエスト信号を
送信したが、MDプレーヤ4に対してリクエスト信号を
送信しても同じ方法を用いることができる。例えば、リ
モコン1からMDプレーヤ4で現在セットされているデ
ィスクのタイトル、または現在再生されているディスク
のタイトルを要求するリクエスト信号を送信した場合、
MDプレーヤ4において、現在セットされているディス
クのタイトル、または現在再生されているディスクのタ
イトルがアンサー信号としてリモコン1へ送信される。
【0028】ここで、リモコン1の内部構成の一例のブ
ロック図を図5に示す。このリモコン1の内部の構成は
主に、メインCPU(Central Processing Unit)21
と、サブCPU22と、ROM(Read Only Memory)2
3と、SRAM(Static Random Access Memory)24
とで構成されている。特にメインCPU21は、このリ
モコン1の中心となる制御部であり、サブCPU22
は、いわゆるURAT(Universal Asynchronous Recei
ver Transmitter)によってメインCPU21と接続さ
れ、ROM23およびSRAM24は、16ビットから
なるアドレスバス/データバスでメインCPU21と接
続される。
【0029】LCD(Liquid Crystal Display)コント
ローラ25は、16ビットからなるアドレスバス/デー
タバスおよび4本のポート制御線を介して、メインCP
U21と接続されている。このLCDコントローラ25
には、8ビットデータバスを介してVRAM(Video Ra
ndom Access Memory)26が結合されている。このVR
AM26には、LCDから構成される液晶画面11に表
示する表示データが格納される。LCDコントローラ2
5は、メインCPU21との間で、互いにデータの受け
渡しが行われ、液晶画面11の表示制御が行われる。こ
のとき、LCDコントローラ25から供給されるパラレ
ルの4ビットデータによって液晶画面11の表示制御が
行われる。
【0030】タッチパネルコントローラ28は、5本の
UARTを介してメインCPU21と接続されている。
このタッチパネルコントローラ28は、タッチパネル2
9に物が触れ反応すると、タッチパネル29からその位
置座標データが供給される。その位置座標データが7ビ
ットのデータとしてタッチパネルコントローラ28から
メインCPU21へ供給される。メインCPU21で
は、供給された7ビットのデータによってタッチパネル
29のどこが押されたかが検知される。このタッチパネ
ル29は、液晶画面11の上に設けられている。
【0031】バックライト30は、液晶画面11の裏側
に設けられており、メインCPU21から1本のポート
制御線によってその明るさが制御される。
【0032】メインCPU21は、RS−232Cドラ
イバ回路31およびステレオミニプラグ32を経由し
て、外部機器(PC(Personal Computer)など)と通
信する機能を持ち、その経路を通じて外部と命令を送受
信することができる。
【0033】サブCPU22は、メインCPU21によ
って制御され、接続されているLED(Light Emitting
Diode)33を駆動させることによって、40kHzのCo
ntrol-A1信号フォーマットに変換された赤外線信号がリ
クエスト信号として出力される。サブCPU22は、内
部にROM、RAMおよびメインCPU21からの指令
を受けて、リモコンチップセットコードを出力する機能
を持っている。このリモコンチップセットコード出力機
能は、各社の赤外線リモコン信号フォーマット約60フ
ォーマットを出力する機能である。
【0034】また、サブCPU22は、学習機能も持っ
ている。サブCPU22は、メインCPU21からの指
令を受け、リモコンコードの学習を行うことができる。
このとき、サブCPU22に接続されている受光部34
に、他のリモコンから出力される赤外線のリモコンコー
ドを受信する。サブCPU22で学習が成功すると、そ
の受信したリモコンコードの内容はデータ化され、メイ
ンCPU21に供給され、メインCPU21に接続され
ているSRAM24に保存される。
【0035】そして、学習したリモコンコードを送信し
たい場合、該当するデータをメインCPU21からサブ
CPU22へ送信することで、サブCPU22に接続さ
れているLED33を駆動させることによって、学習し
たリモコンコードが出力される。
【0036】メインCPU21と接続されている受光部
35は、AVアンプ2から送信される455kHzのCont
rol-A1信号フォーマットに変換された赤外線信号をアン
サー信号として受信する。受信した455kHzの赤外線
信号は、メインCPU21へ供給される。
【0037】入力検知部36は、メインCPU21と接
続され、リモコン1に設けられている物理的なボタンが
押されたことを検知する。ボタンが押されたことが検知
されると、メインCPU21でその内容が判断される。
【0038】一般I/O入力検知部37は、メインCP
U21と接続され、リモコン1のステレオミニプラグ3
2にステレオミニプラグが接続されたこと、または電源
の電圧レベルが低下してきたことなどの内容を検知する
ことができる。
【0039】ROM23は、メインCPU21で実行さ
れるプログラムを保存している。また、このROM23
は、フラッシュメモリから構成されているので、保存内
容、すなわちプログラムを自由に書き換えることができ
る。
【0040】SRAM24には、一例として、プログラ
ムを実行する上で必要なメモリ領域、リモコンメーカお
よび機器メーカの設定情報、本体の機種情報、学習させ
たリモコンコード、さらにユーザの使用状況の履歴(以
下、「ログデータ」と称する)などが記憶されている。
このログデータには、ユーザが実際に使用した状況が記
録されているので、このログデータを見ることによっ
て、そのユーザの嗜好がわかる。
【0041】このログデータには、一般的な使用状況ロ
グとして、液晶画面11がついていた時間、バックライ
ト30がついていた時間、リモコンコードの送信回数な
どが記憶されている。また、一般的なデータとして、学
習されたリモコン信号データ、どのチャンネルを何回押
したかなどのリモコン操作情報などが記憶されている。
また、AVアンプ2の機能に特化した使用状況ログとし
て、ユーザがリモコン1から選択したAVアンプ2にお
いて使用されているサウンド・フィールド・モードの種
類とその回数、ユーザが設定しているイコライザの設定
情報などのカスタマイズされたデータなどが記憶されて
いる。
【0042】また、メインCPU21は、MPU(Micr
o Processing Unit)および内部にROM、RAMを保
持している。通常の動作時は、外部に設けたROM23
に記憶されているプログラムが動作しているが、内部に
設けられたROMに記憶されているプログラムが動作す
る期間がある。一例として、電源立ち上げ時のスタート
アップのとき(すぐに外部のROM23に記憶されてい
るプログラムに移行する)、リモコン1を操作しない時
一定時間外部からの入力がなく、消費電力軽減のために
マイコンがスリープモードに入ったとき、ROM23の
書き換えモードに入ったときなどに内部のROMに記憶
されているプログラムが動作する。
【0043】また、図5には示していないが、リモコン
1の電源電圧が抜かれても、電源が供給されるようにバ
ックアップ電源が確保されている。このバックアップ電
源は一例として、電解コンデンサから構成され、その内
容を保持するためにSRAM24に設けられている。ま
た、最低10分間は内容を保持することができる。
【0044】ここで、ROM23に記憶されているプロ
グラムの書き換えの一例を図6に示すフローチャートお
よび図7に示す接続の概略図を参照して説明する。
【0045】ステップS11では、PC41でリモコン
1のROM23のプログラムを書き換えるためのアプリ
ケーションソフトウェア(以下、単に「ソフトウェア」
と称する)を起動させる。
【0046】ステップS12では、起動させたソフトウ
ェアで「リモコンプログラムの取得」の制御が選択され
ると、ソフトウェアは、リモコン用のプログラムを取得
するために、例えばリモコン用のプログラムが保存され
ているサーバ43にアクセスする。そして、サーバ43
に用意されている複数のプログラムの中からリモコン1
のROM23に適用されるプログラムがダウンロードさ
れる。サーバ43にネットワーク42を介してアクセス
するとき、通常の公衆回線を用いても良いし、CATV
(Cable Television)のネットワークサービスや携帯電
話のネットワークサービスなどを利用しても良い。勿
論、専用回線、地上波、衛星波の何れを用いても良い。
また、通信方法として、サーバ43にアクセス可能であ
ればどのようなプロトコルであっても良く、例えば多数
の個人を直接つないで情報を共有するピアツーピア(Pt
oP:Peer to Peer)を適用しても良い。また、この一例
では、リモコン用のプログラムを保存しているサーバ4
3にアクセスするようにしているが、サーバ43は、企
業が用意したサーバであっても良いし、ROM23に適
用されるプログラムを保存している領域であれば、どの
ような領域でも良く、特定のサーバ43に限定するもの
ではない。例えば、複数のメーカの複数のプログラムを
保存している第3者の領域、いわゆるホームページなど
であっても良い。
【0047】ステップS13では、PC41とリモコン
1とがRS−232Cで接続される。リモコン1では、
一般I/O入力検知部37でRS−232Cがステレオ
ミニプラグ32に接続されたことが検知される。RS−
232Cが接続されたことが検知されると、リモコン1
側のROM23のプログラムを書き換える書き換えモー
ドに移行する。すなわち、メインCPU21に記憶され
ているプログラムが実行される。そして、リモコン1
は、PC41からRS−232C経由で送られてくる指
令を待ち受ける状態になる。
【0048】ステップS14では、ROM23のプログ
ラムの書き換えがPC41上のソフトウェアから実行さ
れる。
【0049】ステップS15では、プログラムの書き換
えを行うために、まずPC41とリモコン1との間で初
期通信が行われ、通信Baud Rateの調整が行われ、設定
される。
【0050】ステップS16では、PC41の画面上
に、SRAM24に記憶されているユーザのログデータ
をサーバ43へアップロードしても良いか否かの問い合
わせ画面が表示される。このとき、ユーザのログデータ
の内容およびその説明もPC41の画面上に表示され
る。そして、ユーザがログデータをアップロードしても
良いと判断した場合、ステップS17へ制御が移り、ア
ップロードしないと判断した場合、ステップS19へ制
御が移る。
【0051】ステップS17では、PC41からメイン
CPU21に、SRAM24に記憶されているユーザの
ログデータが要求される。要求されたログデータは、R
S−232Cを介してリモコン1からPC41へ送信さ
れる。
【0052】ステップS18では、受信したログデータ
は、PC41から接続しているサーバ43へアップロー
ドされる。
【0053】ステップS19では、ROM23のプログ
ラムを書き換える書き換えモードに移行し、まずROM
23の内容が消去される。そして、PC41とメインC
PU21との間で、ハンドシェイクしながらPC41か
らメインCPU21へ予めダウンロードした新しいプロ
グラムが送信される。メインCPU21の内部のROM
に記録されているプログラムによって、送信された新し
いプログラムは、ROM23へ書き込まれる。新しいプ
ログラムがROM23に書き込まれると、動作が終了す
る。
【0054】このようにサーバ43にアップロードされ
たログデータは、企業によって収集される。上述したよ
うに、ログデータには、ユーザが実際に使用した状況が
記録されているので、企業は、収集したログデータをデ
ータベース化することによって、ユーザの趣味、思考、
行動パターンなどからユーザの嗜好を判断することがで
き、商品に反映することができる。
【0055】また、ROM23と同様の機能を有するメ
モリがAVアンプ2に備わっている場合、PC41は、
ネットワーク42を介してサーバ43からAVアンプ2
に適用した新しいプログラムをダウンロードし、AVア
ンプ2のメモリをダウンロードした新しいプログラムへ
書き換えることができる。このようにして、新しいサウ
ンド・フィールド・モードをユーザは、獲得することも
可能である。
【0056】なお、SRAM24と同様の機能を有する
メモリがAVアンプ2に備わっている場合、図7に示す
ようにリモコン1と同様にRS−232Cを介してPC
41と接続し、ネットワーク42を介してサーバ43に
AVアンプ2のログデータをアップロードすることがで
きる。このとき、AVアンプ2のメモリに記憶されてい
るログデータとして、使用されたサウンド・フィールド
・モードの種類およびそれぞれの回数などが記憶されて
いる。従って、人気のあるサウンド・フィールド・モー
ドを調べることができる。
【0057】また、ログデータをサーバ43にアップロ
ードしたユーザに対して、例えば新しいプログラムが完
成したときに、その旨を電子メール、郵便、電話、FA
Xなどで逐一連絡するようにしても良い。
【0058】この実施形態では、リモコン1は、PC4
1からネットワーク42を介してサーバ43へSRAM
24に記憶されているログデータをアップロードするよ
うにしているが、これに限らずリモコン1のSRAM2
4のログデータがアップロードできればどのような経路
でも良く、リモコン1から直接サーバ43へログデータ
をアップロードするようにしても良い。
【0059】この実施形態では、コードレスのリモコン
1を使用しているが、コード付きのリモコン1であって
も何ら問題はない。
【0060】
【発明の効果】この発明に依れば、ユーザが実際に使用
したログデータを企業は収集することができるので、収
集したログデータを解析および分析し、次の設計のとき
に情報として商品に活用することができる。例えば、あ
まり聞かれていないサウンド・フィールド・モードは、
設計の規模を小さくしたり、サウンド・フィールド・モ
ードの人気ランキングなどをWeb上で公開したりして
新しい商品の楽しみをユーザへ提供することができる。
【0061】この発明に依れば、学習させたリモコンデ
ータを収集することによって、自社のデータベースにな
かった、新しいリモコンコードなどを収集することがで
きる。収集した新しいリモコンコードは、新しい商品に
取り込まれ、ユーザにより便利な商品として提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を適用することができるシステムの概
略図である。
【図2】この発明が適用されるリモコン信号フォーマッ
トの一例のタイミングチャートである。
【図3】この発明が適用されるリモコン信号フォーマッ
トの一例のタイミングチャートである。
【図4】この発明による信号の送受信の一例を説明する
ためのフローチャートである。
【図5】この発明が適用されるリモコンのロック図であ
る。
【図6】この発明によるログデータのアップロードを説
明するためのフローチャートである。
【図7】この発明によるログデータのアップロードを説
明するための概略図である。
【符号の説明】
1・・・リモコン、2・・・AVアンプ、3・・・CD
チェンジャ、4・・・MDプレーヤ、11・・・液晶画
面、21・・・メインCPU、22・・・サブCPU、
23・・・ROM、24・・・SRAM、41・・・P
C、42・・・ネットワーク、43・・・サーバ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被制御機器をリモートコントロールする
    コマンダ装置において、 使用状況を記憶するメモリ手段を設け、 上記メモリ手段から上記使用状況の履歴を外部へ送信可
    能としたことを特徴とするコマンダ装置。
  2. 【請求項2】 プログラム更新時に上記メモリ手段から
    上記使用状況の履歴を外部へ送信するようにしたことを
    特徴とする請求項1に記載のコマンダ装置。
  3. 【請求項3】 上記使用状況の履歴は、使用された所定
    の信号フォーマットおよび上記所定の信号フォーマット
    を使用した回数から構成されることを特徴とする請求項
    1に記載のコマンダ装置。
  4. 【請求項4】 上記使用状況の履歴は、使用されたサウ
    ンド・フィールド・モードの種類および上記サウンド・
    フィールド・モードを使用した回数から構成されること
    を特徴とする請求項1に記載のコマンダ装置。
  5. 【請求項5】 上記使用状況の履歴は、学習した信号フ
    ォーマットであることを特徴とする請求項1に記載のコ
    マンダ装置。
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