JP2003052013A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JP2003052013A JP2002152849A JP2002152849A JP2003052013A JP 2003052013 A JP2003052013 A JP 2003052013A JP 2002152849 A JP2002152849 A JP 2002152849A JP 2002152849 A JP2002152849 A JP 2002152849A JP 2003052013 A JP2003052013 A JP 2003052013A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 滑らかな逆転再生を行うことのできる画像処
理装置および画像処理方法を提供すること。 【解決手段】 逆転再生が指示されると、MPEGビデ
オストリームを一旦復号し、再びMPEGビデオエンコ
ーダ6によって再符号化して再符号化データ列を生成
し、ハードディスク4の記憶領域4aに上書きする。M
PEGビデオデコーダ7は、この再符号化データ列を反
時系列的に読み出して順次復号し、映像ビデオ信号に変
換してディスプレイ3に出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像処理方法およ
びこれを利用可能な画像処理装置およびテレビジョン受
像機に関する。本発明は、例えばMPEG(Moving Pic
ture Expert Group)規格に従って符号化されたデータ
を処理する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】マルチメディアで扱われる情報は、膨大
な量で且つ多種多様であり、これらの情報を高速に処理
することがマルチメディアの実用化を図る上で必要とな
る。情報を高速に処理するためには、データの圧縮・伸
長技術が不可欠となる。そのようなデータの圧縮・伸長
技術として「MPEG」方式が挙げられる。このMPE
G方式は、ISO(International Organization for S
tandardization)/IEC(International Electro-te
chnical Commission)傘下のMPEG委員会(ISO/IEC
JTC1/SC29/WG11)によって標準化されつつある。MPE
G方式を利用した画像処理装置は、ムービーカメラ、ス
チルカメラ、テレビジョン、ビデオCD再生装置、DV
D再生装置など、様々な画像関連機器に組み込まれてい
る。
【0003】MPEGで取り扱われるビデオデータは動
画に関するものであり、その動画は1秒間に複数枚、例
えば30枚のフレーム、すなわち静止画またはコマによ
って構成されている。図1に示すように、ビデオデータ
は、シーケンス(Sequence)、GOP(Group Of Pictu
res)、ピクチャ(Picture)、スライス(Slice)、マ
クロブロック(Macroblock)、ブロック(Block)の順
に6層の階層構造から成る。1枚のピクチャを構成する
スライスの個数は一定ではなく、1個のスライスを構成
するマクロブロックの個数も一定ではない。なお、図1
では、マクロブロック層およびブロック層については省
略してある。
【0004】また、MPEGには主に符号化レートの違
いにより、主に、MPEG−1,MPEG−2の2つの
方式がある。MPEG−1においてフレームはピクチャ
に対応している。MPEG−2においては、フレームま
たはフィールドをピクチャに対応させることもできる。
フィールドは、2枚で1枚のフレームを構成している。
ピクチャにフレームが対応している構造はフレーム構造
と呼ばれ、ピクチャにフィールドが対応している構造は
フィールド構造と呼ばれる。
【0005】MPEGでは、フレーム間予測と呼ばれる
圧縮技術を用いる。フレーム間予測は、フレーム間のデ
ータを時間的な相関に基づいて圧縮する。フレーム間予
測では双方向予測が行われる。双方向予測とは、過去の
再生画像またはピクチャから現在の再生画像を予測する
順方向予測と、未来の再生画像から現在の再生画像を予
測する逆方向予測とを併用することである。
【0006】この双方向予測は、Iピクチャ(Intra-Pi
cture)、Pピクチャ(Predictive-Picture)、Bピク
チャ(Bidirectionally predictive-Picture)と呼ばれ
る3つのタイプのピクチャを規定している。Iピクチャ
は、フレーム内符号化処理によって過去や未来の再生画
像とは無関係に独立して生成される画像である。ランダ
ムアクセスを行うために、GOP内には最低1枚のIピ
クチャが必要である。Iピクチャ内の全てのマクロブロ
ック・タイプは、フレーム内予測画面(IntraFrame)で
ある。Pピクチャは、フレーム間符号化処理によって、
順方向予測、すなわち過去のIピクチャまたはPピクチ
ャからの予測により生成される。Pピクチャ内のマクロ
ブロック・タイプは、フレーム内予測画面と順方向予測
画面(Forward Inter Frame)の両方を含む。
【0007】Bピクチャは、フレーム間符号化処理によ
って、双方向予測により生成される。双方向予測におい
てBピクチャは、以下に示す3つの予測のうちいずれか
1つにより生成される。 順方向予測;過去のIピクチャまたはPピクチャから
の予測 逆方向予測;未来のIピクチャまたはPピクチャから
の予測 双方向予測;過去および未来のIピクチャまたはPピ
クチャからの予測 Bピクチャ内のマクロブロック・タイプは、フレーム内
予測画面、順方向予測画面、逆方向予測画面(Backward
Inter Frame)、内挿的予測画面(Interpolative Inte
r Frame)の4つのタイプを含む。
【0008】これらI、P、Bピクチャがそれぞれ符号
化される。つまり、Iピクチャは過去や未来のピクチャ
がなくても生成される。これに対し、Pピクチャは過去
のピクチャがないと生成されず、Bピクチャは過去また
は未来のピクチャがないと生成されない。ただし、Pピ
クチャやBピクチャでも、マクロブロック・タイプが内
挿的予測画面の場合、そのマクロブロックは過去や未来
のピクチャがなくても生成される。
【0009】フレーム間予測では、まず、Iピクチャが
周期的に生成される。次に、Iピクチャよりも数フレー
ム先のフレームがPピクチャとして生成される。このP
ピクチャは、過去から現在への一方向(順方向)の予測
により生成される。つづいて、Iピクチャの前、Pピク
チャの後に位置するフレームがBピクチャとして生成さ
れる。このBピクチャを生成するとき、順方向予測,逆
方向予測,双方向予測の3つの中から最適な予測方法が
選択される。連続した動画では一般的に、現在の画像と
その前後の画像とはよく似ており、異なっているのは、
そのごく一部分に過ぎない。そこで、前のフレームと次
のフレームとは同じであると仮定し、両フレーム間に変
化があればその差分のみを抽出して圧縮する。例えば、
前のフレームをIピクチャ、次のフレームをPピクチャ
とし、差分がBピクチャのデータとして抽出される。こ
れにより、フレーム間のデータを時間的な相関に基づい
て圧縮することができる。MPEGビデオパートに準拠
して符号化されたビデオデータのデータ列またはビット
ストリームは、MPEGビデオストリームと呼ばれる。
【0010】MPEG−1は主に、ビデオCD(Compac
t Disc)やCD−ROM(CD-ReadOnly Memory )など
の格納メディアに対応している。MPEG−2は、ビデ
オCD,CD−ROM,DVD(Digital Video Dis
k),VTR(Video Tape Recorder)などの格納メディ
アだけでなく、LAN(Local Area Network)などの通
信メディア、地上波放送や衛星放送およびCATV(Co
mmunity Antenna Television)などの放送メディアをも
含む伝達メディア全般に対応している。
【0011】MPEGビデオパートで用いられる技術の
核となるのが、動き補償付予測(MC;Motion Compens
ated prediction)と離散コサイン変換(DCT;Discr
eteCosine Transform)である。MCとDCTを併用し
た符号化技術は、ハイブリッド符号化技術と呼ばれる。
MPEGビデオパートでは、符号化時にDCT(別名F
DCT;Forward DCT)を用い、画像のビデオ信号を
周波数成分に分解して処理する。そして、復号時にDC
Tの逆変換(離散コサイン逆変換;IDCT;Inverse
DCT)を用い、周波数成分を再び画像のビデオ信号に
戻す。
【0012】MPEGでは膨大な量の情報を高速に処理
することができるが、上述したとおり、フレーム間予測
と呼ばれる圧縮技術を用いるため、MPEGビデオパー
トに準拠して時系列的に符号化されて記録されたデータ
列をピクチャサーチのために逆順再生、すなわち逆方向
に再生する場合、通常のビデオテープレコーダのよう
に、記録されたデータ列を単に時間軸を遡って再生する
ことは非常に困難である。そこで従来では、各GOP内
に割り当てられたIピクチャのみを時間軸に遡って再生
することが行われている。Iピクチャは、上述したとお
り、フレーム内符号化処理された画像であるため、前後
のピクチャを参照することなく独立して表示させること
ができる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】従来例にあっては、各
GOP内に割り当てられるIピクチャの数はきわめて少
なく、例えば、MPEGでは、GOP内に割り当てられ
るIピクチャは、15〜30枚のピクチャのうちせいぜ
い1枚であり、15〜30コマ毎のピクチャを逆順再生
したところで、通常のビデオテープレコーダのような滑
らかな逆順再生画面を得ることができず、見たいシーン
でタイミングよくストップさせることが困難であった。
本発明はこの点に鑑みてなされたものであって、その目
的のひとつは、滑らかな逆順再生画面を得ることができ
る画像処理の技術を提供することにある。
【0014】本発明はこの目的、および本明細書から明
らかになるその他の目的に対して、主に画像の符号化と
復号処理に関連する技術において解決を図るものであ
る。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明のある態様は、画
像処理装置に関する。この装置は、MPEGに準拠して
符号化されたIピクチャ、Pピクチャ、Bピクチャを含
む第1の符号化データ列を復号して第1の再生画像デー
タ列を生成する前置復号器と、この前置復号器による復
号処理に利用されるとともに、第1の再生画像データ列
を格納する第1のフレームメモリと、この第1のフレー
ムメモリから読み出された第1の再生画像データ列を再
符号化して第2の符号化データ列を生成する符号化器
と、この第2の符号化データ列を復号して第2の再生画
像データ列を生成する後置復号器と、この後置復号器に
よる復号処理に利用されるとともに、第2の再生画像デ
ータ列に含まれるピクチャを少なくともひとつ格納する
第2のフレームメモリと、を具備する。
【0016】第1のフレームメモリは、Pピクチャまた
はBピクチャの復号で前方参照されるIピクチャまたは
Pピクチャを少なくともひとつ格納する第1の領域と、
Bピクチャの復号で後方参照されるIピクチャまたはP
ピクチャを少なくともひとつ格納する第2の領域と、前
置復号器による復号処理に利用される領域であってBピ
クチャを少なくともひとつ格納する第3の領域と、を有
する。すなわち、この態様におけるフレームメモリは、
第1のフレームメモリおよび第2のフレームメモリを合
わせて少なくとも4フレームぶんの容量で足りる。
【0017】本発明の別の態様もまた、画像処理装置に
関する。この装置は、MPEGに準拠して符号化された
Iピクチャ、Pピクチャ、Bピクチャを含む第1の符号
化データ列を復号して第1の再生画像データ列を生成す
る前置復号器と、この前置復号器による復号処理に利用
されるとともに、第1の再生画像データ列を格納するフ
レームメモリと、この第1のフレームメモリから読み出
された第1の再生画像データ列を再符号化して第2の符
号化データ列を生成する符号化器と、この第2の符号化
データ列を復号して第2の再生画像データ列を生成する
後置復号器と、を具備する。
【0018】フレームメモリは、PピクチャまたはBピ
クチャの復号で前方参照されるIピクチャまたはPピク
チャを少なくともひとつ格納する第1の領域と、Bピク
チャの復号で後方参照されるIピクチャまたはPピクチ
ャを少なくともひとつ格納する第2の領域と、前置復号
器による復号処理に利用される領域であってBピクチャ
を少なくともひとつ格納する第3の領域と、を有する。
第3の領域は、後置復号器による復号処理に利用される
領域であって後置復号器によって復号されたピクチャを
格納する領域として兼用される。この態様におけるフレ
ームメモリは、少なくとも3フレームぶんの容量で足り
る。
【0019】本発明のさらに別の態様もまた、画像処理
装置に関する。この装置は、MPEGに準拠して符号化
されたIピクチャ、Pピクチャ、Bピクチャを含む第1
の符号化データ列を復号して第1の再生画像データ列を
生成する前置復号器と、この前置復号器による復号処理
に利用されるとともに、第1の再生画像データ列を格納
するフレームメモリと、この前置復号器から読み出され
た第1の再生画像データ列を再符号化して第2の符号化
データ列を生成する符号化器と、この第2の符号化デー
タ列を復号して第2の再生画像データ列を生成する後置
復号器と、を具備する。
【0020】フレームメモリは、PピクチャまたはBピ
クチャの復号で前方参照されるIピクチャまたはPピク
チャを少なくともひとつ格納する第1の領域と、Bピク
チャの復号で後方参照されるIピクチャまたはPピクチ
ャを少なくともひとつ格納する第2の領域と、前置復号
器による復号処理に利用される領域であってピクチャを
少なくともひとつ格納可能な第3の領域と、を有する。
第3の領域は、後置復号器による復号処理に利用される
領域であって後置復号器によって復号されたピクチャを
格納する領域として兼用される。この態様におけるフレ
ームメモリは、少なくとも3フレームぶんの容量で足り
る。
【0021】本発明のさらに別の態様もまた、画像処理
装置に関する。この装置は、符号化データ列をそれぞれ
異なる目的で復号する複数の復号器と、これら復号器の
復号により生成された再生画像データ列を格納するフレ
ームメモリと、再生画像データ列を映像ビデオ信号に変
換する表示回路と、を具備する。
【0022】フレームメモリにおいて、いずれかの復号
器の復号により生成された再生画像データ列の少なくと
も一部のデータが表示回路に出力されたとき、その出力
されたデータを他の復号器の復号により生成された再生
画像データ列で上書きすることにより、フレームメモリ
に含まれる一部の領域を複数の復号器で共有する。複数
の復号器には、時系列的に読み出された符号化データ列
を復号する第1の復号器と、反時系列的に読み出された
符号化データ列を復号する第2の復号器とが含まれ、第
1の復号器の復号により生成された再生画像データ列
は、これが表示回路によって映像ビデオ信号に変換され
るのを待たずに、第2の復号器の復号により生成された
再生画像データ列で上書きされてもよい。
【0023】本発明のさらに別の態様もまた、画像処理
装置に関する。この装置は、第1の符号化データ列を復
号して第1の再生画像データ列を生成する前置復号器
と、この第1の再生画像データ列を再符号化して第2の
符号化データ列を生成する符号化器と、この第2の符号
化データ列を記憶する記憶領域と、この第2の符号化デ
ータ列を復号して第2の再生画像データ列を生成する後
置復号器と、を具備する。この後置復号器は、記憶領域
から反時系列的な順序で読み出された第2の符号化デー
タ列を復号することによって逆順再生を実現する。
【0024】なお、以上のいずれかの画像処理装置を搭
載し、これによって画像の反時系列的な再生を動作仕様
の一部に有するテレビジョン受像機を提供してもよい。
「Iピクチャ」、「Bピクチャ」、「Pピクチャ」は、
それぞれMPEG4において「I−VOP(Video Object Pl
ane)」、「B−VOP」、「P−VOP」に相当する
とともに、これらの概念を包含する。
【0025】以上、いずれの場合も、符号化または復
号、および場合によりそれらに付随する処理は、所定の
グループ単位で実行されてもよい。さらに、以上の任意
の構成要素、処理過程等の異なる組合せ、本発明の表現
を方法、装置、システム、コンピュータプログラム、記
録媒体などの間で変換したものもまた、本発明の態様と
して有効である。
【0026】
【発明の実施の形態】本発明を具体化した実施形態を説
明する。実施形態のいくつかに共通する処理は、画像の
正順および逆順再生である。以下の説明において、「正
順」「逆順」およびそれらの同義語は、説明の便宜上、
画像を構成するピクチャを最終的に表示する形にしたと
きの順序についていうものとする。このため、以下とく
に断らない限り、ピクチャの順序は表示の状態を考え
る。
【0027】後述のごとく、逆順再生においても、MP
EGデータストリームの各GOP内のピクチャは、まず
順方向、すなわち時系列的に復号される。これが再符号
化され、その後の再復号の段階で、初めて逆順の並びが
実現される。したがって、逆順再生における「逆順」と
は、主に2回目の復号に関連する。MPEGビットスト
リームは、I、P、Bピクチャの順序についていろいろ
な組合せが考えられる。各実施形態の構成に含まれるフ
レームメモリには、例えばSDRAM(Synchronous Dy
namic RAM)、DRAM、ラムバスDRAM等を用い
る。
【0028】以下の実施形態では、さまざまな構成部材
が現れる。これらは、ハードウエア的には、CPU、メ
モリ、その他のLSIや組合せ回路などによって実現で
き、ソフトウエア的にはメモリのロードされた画像処理
機能のあるプログラムなどによって実現されるが、以
下、それらの連携によって実現される機能を中心に描
く。したがって、これらの機能がハードウエアのみ、ソ
フトウエアのみ、またはそれらの組合せによっていろい
ろな形で実現できることは、当業者には理解されるとこ
ろである。なお、画像再生装置は本発明の「画像処理装
置」の一例である。
【0029】(第1実施形態)本実施形態は、画像処理
装置を構成する各ブロックをそれぞれ仮に1チップ化し
た場合に考えられる構成を例示する。本実施形態の構成
は特に本発明との対応を考慮しておらず、第2実施形態
以降と比較参照する対象としての例示にすぎない。図2
は、第1実施形態に係る画像再生装置1のブロック回路
を示す。この画像再生装置1は、伝達メディア2からの
MPEGビデオストリームをディスプレイ3に出力する
ムービーカメラ、スチルカメラ、テレビジョン、ビデオ
CD再生装置、DVD再生装置などに組み込まれる。な
お、伝達メディア2には、蓄積メディア(ビデオCD,
CD−ROM,DVD,VTRなど)、通信メディア
(LANなど)、放送メディア(地上波放送,衛星放
送,CATVなど)などが含まれる。また、蓄積メディ
アや放送メディアからのデータがMPEGビデオパート
に準拠して符号化されていないデータである場合は、伝
達メディアは、このデジタルデータを符号化するための
MPEGビデオエンコーダをも含む。画像再生装置1を
ムービーカメラまたはスチルカメラに組み込む場合は、
伝達メディア2がCCDなどの撮像デバイスおよびその
信号処理回路に置き換えられる。
【0030】図2において、画像再生装置1は、ハード
ディスク(HD)4、MPEGビデオデコーダ5(以下
単に「デコーダ5」とも表記する)、MPEGビデオエ
ンコーダ6(以下単に「エンコーダ6」とも表記す
る)、第2のMPEGビデオデコーダ7(以下単に「第
2デコーダ7」とも表記する)、第1フレームメモリ5
2、第2フレームメモリ62、第3フレームメモリ7
2、第1表示回路54、映像入力回路64、第2表示回
路74、切替回路8、制御コア回路10から構成され
る。制御コア回路10は、デコーダ5、第2デコーダ7
およびエンコーダ6を始め画像再生装置1の各構成要素
の動作を制御する。ハードディスク4は、磁気ディスク
から構成され、伝達メディア2から転送されてくるビデ
オストリームを順次蓄積する。ハードディスク4内には
特別な記憶領域4aが設けられている。
【0031】デコーダ5、第1フレームメモリ52、第
1表示回路54が第1ブロック50を構成し、エンコー
ダ6、第2フレームメモリ62、映像入力回路64が第
2ブロック60を構成する。第2デコーダ7、第3フレ
ームメモリ72、第2表示回路74は第3ブロック70
を構成する。画像再生装置1全体またはその主要部は1
チップのLSIに搭載されていてもよく、それは他の実
施形態でも同様である。本実施形態の場合、第1ブロッ
ク50、第2ブロック60、第3ブロック70のそれぞ
れが1チップのLSIに搭載される。ただし、第1フレ
ームメモリ52、第2フレームメモリ62、第3フレー
ムメモリ72のそれぞれは外付けで搭載されてもよい。
【0032】デコーダ5が生成した再生画像データ列は
第1フレームメモリ52に一時的に蓄積された後、順次
第1表示回路54に入力される。第1フレームメモリ5
2は、表示用バッファとしての機能、およびデコーダ5
のワークエリアとしての機能を有する。第1表示回路5
4は、デコーダ5から転送されたピクチャのデータから
映像ビデオ信号を生成し、これを切替回路8を介して画
像再生装置1に接続されたディスプレイ3へ出力する。
【0033】第1ブロック50から出力される映像ビデ
オ信号は映像入力回路64にも入力される。映像入力回
路64は、映像ビデオ信号を再生画像データ列に変換
し、その再生画像データ列が第2フレームメモリ62に
一時的に蓄積された後、順次エンコーダ6によって再符
号化される。第2フレームメモリ62は、エンコーダ6
のワークエリアとしての機能をあわせもつ。
【0034】第2ブロック60から出力される符号化デ
ータ列を記憶領域4aに記憶させた後、これを反時系列
的に読み出して第2デコーダ7が再復号する。再復号さ
れた再生画像データ列は一時的に第3フレームメモリ7
2に蓄積された後、第2表示回路74によって映像ビデ
オ信号に変換される。第3フレームメモリ72は、表示
用バッファとしての機能、および第2デコーダ7のワー
クエリアとしての機能を有する。この映像ビデオ信号
は、切替回路8を介して画像再生装置1に接続されたデ
ィスプレイ3へ出力される。
【0035】切替回路8は、制御コア回路10の制御に
従って第1ノード8a、第2ノード8b側への接続が切
り換えられる。切替回路8が第1ノード8a側に接続さ
れると、第1ブロック50の出力に基づく正順再生が行
われる。第2ノード8b側に接続されると、第3ブロッ
ク70の出力に基づく逆順再生が行われる。
【0036】第1フレームメモリ52は、第1領域5
6、第2領域57、第3領域58に分けられる。第1領
域56は、PピクチャまたはBピクチャの復号で前方参
照されるIピクチャまたはPピクチャを少なくともひと
つ格納する容量を有する。第2領域57は、Bピクチャ
の復号で後方参照されるIピクチャまたはPピクチャを
少なくともひとつ格納する容量を有する。第3領域58
は、Bピクチャを少なくともひとつ格納する容量を有す
る。この第3の領域は、デコーダ5による復号処理に利
用されるワークエリアとしても利用される。第2フレー
ムメモリ62は、映像入力回路64によって入力された
再生画像データ列に含まれるピクチャを少なくともひと
つ格納する容量を有する。第3フレームメモリ72は、
第2デコーダ7によって復号された再生画像データ列に
含まれるピクチャを少なくともひとつ格納する容量を有
する。これら第1フレームメモリ52、第2フレームメ
モリ62、第3フレームメモリ72を合わせると、少な
くとも5フレームぶんの容量をもつ。
【0037】図3は、デコーダ5の構成を示すブロック
図である。同図において、デコーダ5は、ハフマン復号
回路14、逆量子化回路15、IDCT(Inverse Disc
reteCosine Transform)回路16、MC(Motion Compe
nsated prediction)回路17、ROM(Read Only Mem
ory)18,19から構成されている。なお、デコーダ
5は、他の実施形態において本発明の「前置復号器」の
一例となる。
【0038】ハフマン復号回路14は、ハードディスク
4から読み出されたピクチャに対して、ROM18に記
憶されたハフマンテーブルに格納されているハフマンコ
ードに基づいた可変長復号を行う。逆量子化回路15
は、ハフマン復号回路14の復号結果に対して、ROM
19に記憶された量子化テーブルに格納されている量子
化閾値に基づいた逆量子化を行いDCT(Discrete Cos
ine Transform)係数を求める。IDCT回路16は、
逆量子化回路15が求めたDCT係数に対してIDCT
を行う。MC回路17は、IDCT回路16の処理結果
に対してMCを行う。
【0039】こうして、デコーダ5は、入力されたMP
EGビデオストリームを復号して、時系列的に連続する
再生画像データ列を生成する。なお、このMPEGビデ
オストリームは、他の実施形態において本発明の「第1
の符号化データ列」の一例となる。
【0040】図4は、エンコーダ6の構成を示すブロッ
ク図である。同図において、エンコーダ6は、MC回路
20、DCT回路21、量子化回路22、ハフマン符号
化回路23、ROM24,25から構成されている。な
お、エンコーダ6は、他の実施形態において本発明の
「符号化器」の一例となる。
【0041】DCT回路21は、デコーダ5から入力さ
れた再生画像データをブロック単位で取り込み、2次元
の離散コサイン変換を行ってDCT係数を生成する。量
子化回路22は、DCT係数を、ROM24に記憶され
た量子化テーブルに格納されている量子化しきい値を参
照して量子化する。なお、ROM24は、ROM19と
兼用してもよい。
【0042】ハフマン符号化回路23は、量子化された
DCT係数を、ROM25に記憶されたハフマンテーブ
ルに格納されているハフマン符号を参照して可変長符号
化することにより、圧縮された画像データを画面単位で
生成する。なお、ROM25は、ROM18と兼用して
もよい。
【0043】こうして、エンコーダ6は、時系列的に連
続する再生画像データ列を再符号化してMPEGビデオ
ストリームを生成する。なお、このMPEGビデオスト
リームは、他の実施形態において本発明の「第2の符号
化データ列」の一例となる。
【0044】図5は、第2デコーダ7の構成を示すブロ
ック図である。同図において、第2デコーダ7は、ハフ
マン復号回路26、逆量子化回路27、IDCT回路2
8、MC回路29、ROM30,31から構成されてい
る。なお、第2デコーダ7は、他の実施形態において本
発明の「後置復号器」の一例となる。
【0045】この第2デコーダ7の構成は、デコーダ5
の構成と同様である。したがって、ハフマン復号回路2
6はハフマン復号回路14と、逆量子化回路27は逆量
子化回路15と、IDCT回路28はIDCT回路16
と、MC回路29はMC回路17と、それぞれ同様の回
路構成を有する。なお、ROM30は、その他のROM
18やROM25と、ROM31は、ROM19やRO
M24と、それぞれ兼用してもよい。
【0046】以上の構成に基づいて、本実施形態の画像
再生装置1における逆順再生の動作を、図6に示すフロ
ーチャートに従って説明する。画像再生装置1の動作
は、制御コア回路10の制御の下に実行される。ここで
は、MPEGビデオストリームがi個のGOP(GOP
〜GOPi−1)からなるとする。
【0047】逆順再生では、各GOPが時間軸に遡って
GOPi−1から順次処理される。ただし、各GOP内
のピクチャは、デコーダ5において順方向、すなわち時
系列的に復号される。逆順再生が指示されると、切替回
路8が第2ノード8bに接続され(S1)、ハードディ
スク4からGOPi−1に相当するMPEGビデオスト
リームがピクチャ単位で読み出されてデコーダ5に入力
され、1画面毎の再生画像データが時系列に順次生成さ
れてエンコーダ6に入力される(S2)。エンコーダ6
では、デコーダ5から入力された1GOPぶんの再生画
像データ列を、Iピクチャなどに再符号化する(S
3)。エンコーダ6からの1GOPぶんの再符号化デー
タ列は、ハードディスク4の記憶領域4aに上書きされ
る(S4)。
【0048】記憶領域4aへの書き込みが終了すると、
この記憶領域4aに格納されている再符号化データ列を
反時系列的に、すなわち時間軸に遡って読み出し、これ
を第2デコーダ7が順次復号して第2表示回路74へ出
力する(S5)。記憶領域4aへの書込終了に伴って書
込終了信号が送出され、次のGOPi−2に相当するM
PEGビデオストリームがデコーダ5に入力され、S2
からの処理が行われる。すなわち、S5において、第2
デコーダ7で1GOPぶんのデータ列の復号が行われて
いるときに、デコーダ5では次の1GOPぶんのデータ
列の復号が行われている。第2表示回路74には、第2
デコーダ7から再生画像データが反時系列的に入力さ
れ、ディスプレイ3上に逆順再生画面が表示される。
【0049】次に、正順再生のための動作を、図7に示
すフローチャートに従って説明する。正順再生では時間
軸に従ってGOPから順次処理される。各GOP内の
ピクチャは、当然ながらデコーダ5において順方向に復
号される。正順再生が指示されると、切替回路8が第1
ノード8aに接続され(S11)、ハードディスク4か
らGOPに相当するMPEGビデオストリームがピク
チャ単位で読み出されてデコーダ5に入力され、再生画
像データが画面単位で時系列に順次生成され、エンコー
ダ6と第1表示回路54に並列に入力される(S1
2)。第1表示回路54は、入力された画面単位の再生
画像データに基づきビデオ信号を生成してディスプレイ
3に出力し、これによりディスプレイ3上に正順再生画
面が表示される(S14)。
【0050】一方、エンコーダ6は、第1表示回路54
の処理と並行して、デコーダ5から入力された1GOP
ぶんの再生画像データ列をIピクチャなどに再符号化す
る(S15)。再符号化データ列は、ハードディスク4
の記憶領域4aに上書きされる(S16)。GOP
処理が終了すると再びS12に戻って次のGOP1の処
理を行う。すなわち、正順再生の間、エンコーダ6は並
行して同じ画像データ列をGOP単位で順次Iピクチャ
などに再符号化する。
【0051】(第2実施形態)本実施形態以降の形態
は、本発明に対応する構成を有する。第2実施形態は第
1実施形態をさらにコンパクトに設計したものである。
第2実施形態が第1実施形態の画像再生装置1と異なる
のは、全体としてより少ない容量でフレームメモリを構
成した点にある。すなわち、第1実施形態における第1
フレームメモリ52と第2フレームメモリ62を共通化
し、全体として4フレームぶんの容量で構成する。
【0052】図8は、第2実施形態に係る画像再生装置
1のブロック回路を示す。第1実施形態においては、第
1表示回路54から読み出された映像ビデオ信号を再生
画像データ列に変換してから再符号化していたが、本実
施形態においては、第1表示回路54によって映像ビデ
オ信号に変換される前の再生画像データ列を読み出し
て、これを再符号化する。従って、第1実施形態におけ
る第2フレームメモリ62、映像入力回路64に対応す
る構成は本実施形態には含まれない。第1フレームメモ
リ80は、第1領域82、第2領域84、第3領域86
に分けられ、それぞれ第1実施形態の第1領域56、第
2領域57、第3領域58に対応する。ただし、第3領
域86は、エンコーダ6による符号化処理のワークエリ
アとして兼用される点で第1実施形態の第3領域58と
異なる。第2フレームメモリ90は、第1実施形態の第
3フレームメモリ72に対応する。
【0053】逆順再生時においてデコーダ5が生成した
再生画像データ列は、ディスプレイ3にそのまま表示す
ることはないため、エンコーダ6へ入力するだけで足
り、実際には第1表示回路54へ入力することを要しな
い。従って、かかるデータ列が第3領域86からエンコ
ーダ6へ転送された後は、第1表示回路54によって映
像ビデオ信号へ変換されるのを待たずに、エンコーダ6
が第3領域86をワークエリアとして利用開始しても差
し支えはない。
【0054】エンコーダ6によって再符号化された符号
化データ列は、時系列的な順序で記憶領域4aに記憶さ
せる。これを反時系列的な順序で読み出して第2デコー
ダ7が再復号することによって、逆順再生を実現する。
【0055】本実施形態におけるデコーダ5、エンコー
ダ6、第2デコーダ7の内部構成は、それぞれ図3、図
4、図5と同一でよく、全体的な動作の流れも図6、図
7と同様でよい。
【0056】以上、本実施形態の画像再生装置1にあっ
ては、以下のとおりの作用効果を奏する。 (1)表示用バッファと符号化および復号のワークエリ
アとに兼用されるフレームメモリが4フレームぶんの容
量で足り、第1実施形態のような構成と比べてメモリ容
量を低減でき、低コスト化にもつながる。 (2)第1実施形態と比べて第2フレームメモリ62、
映像入力回路64が不要であるぶん、小型化、低コスト
化につながる。 (3)第2デコーダ7が反時系列的に読み出された符号
化データ列を復号することにより、逆順再生を実現する
ことができる。
【0057】(第3実施形態)第3実施形態は第2実施
形態をさらにコンパクトに設計したものである。第3実
施形態が第2実施形態の画像再生装置1と異なるのは、
全体としてさらに少ない容量でフレームメモリを構成し
た点にある。すなわち、第2実施形態における第1フレ
ームメモリ80と第2フレームメモリ90を共通化し、
全体として3フレームぶんの容量で構成する。
【0058】図9は、第3実施形態に係る画像再生装置
1のブロック回路を示す。フレームメモリ100は、第
1領域102、第2領域104、第3領域106に分け
られ、それぞれ第2実施形態の第1領域82、第2領域
84、第3領域86に対応する。ただし、第3領域10
6は、第2デコーダ7による復号処理のワークエリアと
して兼用される点で第2実施形態の第3領域86と異な
る。表示回路110は、第2実施形態の第1表示回路5
4に対応する。第2実施形態における第2フレームメモ
リ90、第2表示回路74、切替回路8に対応する構成
は本実施形態に含まれない。
【0059】逆順再生時において、第3領域106に格
納されたピクチャが表示回路110に出力されるタイミ
ングと、このピクチャをデコーダ5によって生成された
ピクチャで上書きするタイミングと、を調整することに
より、第3領域106の共有を実現する。たとえば、デ
ィスプレイ3において現在表示処理されているラインを
把握し、表示済のラインに対応するデータを上書きする
ようタイミング調整してもよい。これをマクロブロック
単位で調整してもよい。
【0060】一方、逆順再生時においてデコーダ5が生
成した再生画像データ列は、ディスプレイ3にそのまま
表示することはないため、かかるデータ列が第3領域1
06からエンコーダ6へ転送された後は、表示回路11
0によって映像ビデオ信号に変換されるのを待たずにこ
れを第2デコーダ7が生成した再生画像データ列で上書
き開始するようタイミング調整してもよい。
【0061】本実施形態におけるデコーダ5、エンコー
ダ6、第2デコーダ7の内部構成は、それぞれ図3、図
4、図5と同一でよく、全体的な動作の流れも図6、図
7と同様でよい。
【0062】以上、本実施形態の画像再生装置1にあっ
ては、以下のとおりの作用効果を奏する。 (4)表示用バッファと符号化および復号のワークエリ
アとに兼用されるフレームメモリが3フレームぶんの容
量で足り、メモリ容量をさらに低減でき、さらなる低コ
スト化に寄与することができる。 (5)第1実施形態と比べて第2フレームメモリ62、
映像入力回路64、第3フレームメモリ72、第2表示
回路74、切替回路8が不要であるぶん、さらなる小型
化、低コスト化につながる。
【0063】(第4実施形態)第4実施形態は第3実施
形態の変形例となる構成を有する。第4実施形態が第3
実施形態の画像再生装置1と異なるのは、フレームメモ
リ100から読み出された再生画像データ列ではなく、
デコーダ5から直接読み出された再生画像データ列を符
号化する点にある。フレームメモリ100は、第3実施
形態のフレームメモリ100と同様、3フレーム分の容
量で構成する。
【0064】図10は、第4実施形態に係る画像再生装
置1のブロック回路を示す。デコーダ5から出力された
再生画像データ列は、フレームメモリ100だけでなく
エンコーダ6にも入力される。第3領域106は、エン
コーダ6の符号化処理のワークエリアとして兼用され
る。
【0065】本実施形態も第3実施形態と同様に、逆順
再生時においてデコーダ5によって生成された再生画像
データ列は、表示回路110によって映像ビデオ信号に
変換されるのを待たずに、これを第2デコーダ7によっ
て生成された再生画像データ列で上書きするようタイミ
ング調整してもよい。ただし、第3領域106に格納さ
れた再生画像データ列はエンコーダ6へ転送されないの
で、そのタイミングとの調整は不要である。
【0066】本実施形態におけるデコーダ5、エンコー
ダ6、第2デコーダ7の内部構成は、それぞれ図3、図
4、図5と同一でよく、全体的な動作の流れも図6、図
7と同様でよい。
【0067】以上、本実施形態の画像再生装置1にあっ
ては、以下のとおりの作用効果を奏する。 (6)第3実施形態と同様、表示用バッファと符号化お
よび復号のワークエリアとに兼用されるフレームメモリ
が3フレームぶんの容量で足り、メモリ容量をさらに低
減でき、さらなる低コスト化に寄与することができる。 (7)第3実施形態と同様、第1実施形態と比べて第2
フレームメモリ62、映像入力回路64、第3フレーム
メモリ72、第2表示回路74、切替回路8が不要であ
るぶん、さらなる小型化、低コスト化につながる。 (8)デコーダ5によって生成された再生画像データ列
のフレームメモリ100への書き込みを待たずにエンコ
ーダ6による符号化処理が開始されるので、エンコーダ
6の符号化処理が十分な処理速度を保つ限り、全体とし
ての処理が高速化される。
【0068】(実施形態に関する全般的考察)当業者に
は当然理解されるごとく、いままでに述べなかった実施
形態の任意の組合せも可能である。例えば、以下のよう
な配慮または変形例が可能である。
【0069】(a)ハードディスク4として、磁気ディ
スクに代えて、光磁気ディスク、光ディスクなどを用い
る。 (b)ハードディスク4として、書き換え可能な半導体
メモリ、例えばSDRAM、DRAM、ラムバスDRA
M等を用いる。 (c)ハードディスク4と記憶領域4aとを独立して設
ける。この場合、記憶領域4aには書き換え可能な半導
体メモリが望ましい。
【0070】(d)MPEGビデオストリームから1G
OPではなく以下の単位でデータ列を取り出す。GOP
を含め以下の単位もグループ単位の概念に含まれる。 ・Iピクチャから始まる単位をGOPとせずに、例え
ば、Pピクチャから始まる単位をGOPとする。 ・GOPという概念にとらわれずに、数枚のピクチャを
グループ単位とする。 ・グループ単位でピクチャの枚数を任意に変化させる。
【0071】(e)ROM18,19,24,25,3
0,31に代えて、RAM(RandomAccess Memory)を
用いる。 (f)逆順再生機能を選択するための操作キーを画像再
生装置に設ける。 (g)キー操作に応じて1コマずつ逆順再生させる。
【0072】(h)各実施形態において、エンコーダ6
が生成した再符号化データ列に含まれるピクチャは時系
列的な順序で記憶領域4aに書き込んでいたが、これを
反時系列的な順序に並べ替えながら記憶領域4aに書き
込んでもよい。この場合、第2デコーダ7は記憶領域4
aから再符号化データ列を反時系列的に読み出す必要が
ない。 (i)第2、第3、第4実施形態において、デコーダ5
と第2デコーダ7をハードウェア的に共通化する。ま
た、第2実施形態において、第1表示回路54と第2表
示回路74をハードウェア的に共通化する。
【0073】(j)上記した実施形態以外に、一つの装
置内に2つの符号化または復号機能を備えるアプリケー
ションとして以下の形態がある。従って、上記第2,4
実施形態では、デコーダ5と第2デコーダ7を共用デコ
ーダ53として共通化する例を説明したが、2つのエン
コーダを備えるものにあっては、これらのエンコーダを
共通化してもよい。 (i)ムービーカメラにおいて、被写体を異なる視点か
ら同時に撮影し、そのデータをMPEG方式で圧縮・伸
長処理する場合。 (ii)テレビジョンにおいて、複数番組を同時に復号し
て2画面表示する場合。 (iii)テレビジョンにおいて、複数番組を同時に復号
してチャンネル切換えをシームレスに行わせる場合。M
PEGを使った放送では、チャンネル切換えなどで一旦
復号を中断すると、新しいシーケンスヘッダを検出する
までの0.5秒〜2秒の間、次に再開するのに若干時間
がかかり、通常はその間、絵がフリーズするかブラック
アウトするが、(iii)は、この問題を解消するために
有効である。 (iv)DVDやデジタルスチルカメラ等と接続したテレ
ビジョンにおいて、放送とDVDやデジタルスチルカメ
ラとを同時再生する。 (v)番組の再生中、その番組または裏番組を動画や静
止画状態で録画するとともに、録画した動画または静止
画と放送中の番組を重ねて同時に再生する場合。 (vi)一定時間毎に再生画像をJPEG方式で符号化し
てリングバッファに取り込み、これを逆転サーチにおい
て近いシーンにジャンプできるようにするためのインデ
ックスに使う場合。
【0074】(k)逆順再生のために、1GOP分の画
像データをそっくり記憶領域4aに保持する必要があっ
た。GOP内部ではデータは正順方向にしか読み出され
ないため、1GOP分のデータをすべて残しておかなけ
れば逆順再生の際にピクチャを生成できないためであ
る。この理由から、1GOP分の画像データを記録する
だけの容量を記憶領域4aに求めた。これから逆に、そ
うした構成を有効活用し、実施形態1等では、正順再生
の間もエンコーダ6をフリーランで走らせ、つねに1G
OP分の逆順再生用データを生成して保持することにし
た。これにより、正順から逆順への切替を滑らかにする
趣旨であった。
【0075】しかしながらその方法では、確かにフリー
ランをさせないときに比べて円滑な再生方向転換が実現
するものの、必ずしも切替時にタイムラグが生じないわ
けではない。なぜなら、逆順再生がGOPに対して行
われているとき、その前のGOPn−1については、デ
コーダ5が1GOP分の符号化データを読み出して復号
する必要があり、一連の処理がGOPの逆順再生の完
了までに終わらない可能性があるためである。仮に終わ
らない場合、そこで逆順再生が一瞬停止してしまう。
【0076】この対策のために、実施形態1等で述べた
1GOP分の画像データの保存を拡張し、最大2GOP
分程度の画像データを保存すれば、正順再生から逆順再
生への切替の際、タイムラグを完全になくすことができ
る。したがって、そうした仕様を求める場合はこの対策
をとればよい。
【0077】画素数を低減させる場合、デコーダ7にお
けるIDCT処理にて、予めダウンコンバージョン形式
による復号を行ってもよい。すなわち、通常であれば例
えば8×8画素の正方ブロックに対してIDCTを施す
べきところを、8×4画素の1/2サイズのブロックに
対して施してもよい。その場合、画像再生の際にフレー
ムメモリに記憶すべき画像データの容量が1/2になる
ため、その結果空いた領域に前述の2GOPぶんのピク
チャを格納することができる。なお、このダウンコンバ
ーションを行うと、高精細モード時の1960×108
0画素の画像が980×1080画素になる。したがっ
て、その再生時に横方向について各画素を二度表示する
など、解像度再現処理を施すものとする。
【0078】(l)前述の切替時のタイムラグは、逆順
再生から正順再生への移行時にも考慮すべきである。こ
のときも上述と同様の措置、すなわち読み込まれたピク
チャのデータを1〜2GOP程度格納しておくことで対
応できる。いま逆順再生のために第n番のGOPが読
込処理されているとすれば、このGOPのピクチャの
データを、逆順再生のための読出がその2つ前のGOP
n−2に達するまで保持しておく。すなわち、あるGO
Pのデータをそのふたつ前のGOPのデータの読出まで
保持することにより、正順再生への切替が行われたとき
でも、切れ目のない再生が実現する。
【0079】逆順再生から正順再生への切替は、デコー
ダ5のみの処理で対応できるため、(k)の場合に比
べ、タイムラグはもともと小さい。したがって、ここで
は2GOPぶんとしたが、実際にはせいぜい1GOP強
で十分と思われる。ただし、この値は装置の実装にもよ
るため、機種ごとに実験等により決めることが望まし
い。
【0080】
【発明の効果】本発明により、滑らかな逆順再生を行う
ことのできる画像処理技術を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】MPEGビデオストリームの階層構造を示す説
明図である。
【図2】第1実施形態における画像再生装置のブロック
回路図である。
【図3】第1実施形態におけるデコーダの概略を示すブ
ロック図である。
【図4】第1実施形態におけるエンコーダの概略を示す
ブロック図である。
【図5】第1実施形態におけるデコーダの概略を示すブ
ロック図である。
【図6】第1実施形態における画像再生装置の逆順再生
動作を示すフローチャートである。
【図7】第1実施形態における画像再生装置の正順再生
動作を示すフローチャートである。
【図8】第2実施形態における画像再生装置のブロック
回路図である。
【図9】第3実施形態における画像再生装置のブロック
回路図である。
【図10】第4実施形態における画像再生装置のブロッ
ク回路図である。
【符号の説明】
1 画像再生装置 2 伝達メディア 3 ディスプレイ 4 ハードディスク 4a 記憶領域 5,7 MPEGビデオデコーダ 6 MPEGビデオエンコーダ 8 切替回路 10 制御コア回路 14,26 ハフマン復号回路 15,27 逆量子化回路 16,28 IDCT回路 17,20,29 MC回路 21 DCT回路 22 量子化回路 23 ハフマン符号化回路 18,19,24,25,30,31 ROM 52,62,72,80,90,100 フレームメモ
リ 54,74,110 表示回路 64 映像入力回路

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 MPEGに準拠して符号化されたIピク
    チャ、Pピクチャ、Bピクチャを含む第1の符号化デー
    タ列を復号して第1の再生画像データ列を生成する前置
    復号器と、 前記前置復号器による復号処理に利用されるとともに、
    前記第1の再生画像データ列を格納する第1のフレーム
    メモリと、 前記第1のフレームメモリから読み出された第1の再生
    画像データ列を再符号化して第2の符号化データ列を生
    成する符号化器と、 前記第2の符号化データ列を復号して第2の再生画像デ
    ータ列を生成する後置復号器と、 前記後置復号器による復号処理に利用されるとともに、
    前記第2の再生画像データ列に含まれるピクチャを少な
    くともひとつ格納する第2のフレームメモリと、 を具備し、 前記第1のフレームメモリは、PピクチャまたはBピク
    チャの復号で前方参照されるIピクチャまたはPピクチ
    ャを少なくともひとつ格納する第1の領域と、Bピクチ
    ャの復号で後方参照されるIピクチャまたはPピクチャ
    を少なくともひとつ格納する第2の領域と、前記前置復
    号器による復号処理に利用される領域であってBピクチ
    ャを少なくともひとつ格納する第3の領域と、を有する
    ことを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 MPEGに準拠して符号化されたIピク
    チャ、Pピクチャ、Bピクチャを含む第1の符号化デー
    タ列を復号して第1の再生画像データ列を生成する前置
    復号器と、 前記前置復号器による復号処理に利用されるとともに、
    前記第1の再生画像データ列を格納するフレームメモリ
    と、 前記第1のフレームメモリから読み出された第1の再生
    画像データ列を再符号化して第2の符号化データ列を生
    成する符号化器と、 前記第2の符号化データ列を復号して第2の再生画像デ
    ータ列を生成する後置復号器と、 を具備し、 前記フレームメモリは、PピクチャまたはBピクチャの
    復号で前方参照されるIピクチャまたはPピクチャを少
    なくともひとつ格納する第1の領域と、Bピクチャの復
    号で後方参照されるIピクチャまたはPピクチャを少な
    くともひとつ格納する第2の領域と、前記前置復号器に
    よる復号処理に利用される領域であってBピクチャを少
    なくともひとつ格納する第3の領域と、を有するととも
    に、前記第3の領域は、前記後置復号器による復号処理
    に利用される領域であって前記後置復号器によって復号
    されたピクチャを格納する領域として兼用されることを
    特徴とする画像処理装置。
  3. 【請求項3】 MPEGに準拠して符号化されたIピク
    チャ、Pピクチャ、Bピクチャを含む第1の符号化デー
    タ列を復号して第1の再生画像データ列を生成する前置
    復号器と、 前記前置復号器による復号処理に利用されるとともに、
    前記第1の再生画像データ列を格納するフレームメモリ
    と、 前記前置復号器から読み出された前記第1の再生画像デ
    ータ列を再符号化して第2の符号化データ列を生成する
    符号化器と、 前記第2の符号化データ列を復号して第2の再生画像デ
    ータ列を生成する後置復号器と、 を具備し、 前記フレームメモリは、PピクチャまたはBピクチャの
    復号で前方参照されるIピクチャまたはPピクチャを少
    なくともひとつ格納する第1の領域と、Bピクチャの復
    号で後方参照されるIピクチャまたはPピクチャを少な
    くともひとつ格納する第2の領域と、前記前置復号器に
    よる復号処理に利用される領域であってピクチャを少な
    くともひとつ格納可能な第3の領域と、を有するととも
    に、前記第3の領域は、前記後置復号器による復号処理
    に利用される領域であって前記後置復号器によって復号
    されたピクチャを格納する領域として兼用されることを
    特徴とする画像処理装置。
  4. 【請求項4】 符号化データ列をそれぞれ異なる目的で
    復号する複数の復号器と、 これら復号器の復号により生成された再生画像データ列
    を格納するフレームメモリと、 前記再生画像データ列を映像ビデオ信号に変換する表示
    回路と、 を具備し、 前記フレームメモリにおいて、いずれかの復号器の復号
    により生成された再生画像データ列の少なくとも一部の
    データが前記表示回路に出力されたとき、その出力され
    たデータを他の復号器の復号により生成された再生画像
    データ列で上書きすることにより、前記フレームメモリ
    に含まれる一部の領域を複数の前記復号器で共有するこ
    とを特徴とする画像処理装置。
  5. 【請求項5】 複数の前記復号器には、時系列的に読み
    出された符号化データ列を復号する第1の復号器と、反
    時系列的に読み出された符号化データ列を復号する第2
    の復号器とが含まれ、 前記第1の復号器の復号により生成された再生画像デー
    タ列は、これが前記表示回路によって映像ビデオ信号に
    変換されるのを待たずに、前記第2の復号器の復号によ
    り生成された再生画像データ列で上書きされることを特
    徴とする請求項4に記載の画像処理装置。
  6. 【請求項6】 第1の符号化データ列を復号して第1の
    再生画像データ列を生成する前置復号器と、 前記第1の再生画像データ列を再符号化して第2の符号
    化データ列を生成する符号化器と、 前記第2の符号化データ列を記憶する記憶領域と、 前記第2の符号化データ列を復号して第2の再生画像デ
    ータ列を生成する後置復号器と、 を具備し、 前記後置復号器は、前記記憶領域から反時系列的な順序
    で読み出された前記第2の符号化データ列を復号するこ
    とによって逆順再生を実現することを特徴とする画像処
    理装置。
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