JP2003051782A - 状態応答方法及びユーザ局並びに記録媒体 - Google Patents
状態応答方法及びユーザ局並びに記録媒体Info
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Abstract
大した場合であっても応答信号の集中を抑制しシステム
の安全性を確保することが可能な状態応答方法及びユー
ザ局並びに記録媒体を提供することを目的とする。 【解決手段】 問合せ局と複数のユーザ局とが無線回線
で接続される通信システムにおいて問合せ局からの問い
合わせに対してユーザ局が複数のユーザ局に共通に割り
当てられた応答無線回線を用いて応答するための状態応
答方法であって、問合せ信号に問合せの内容及び宛先を
示す情報が含まれる場合に、ユーザ局において受信した
問合せ信号の問合せの内容と自局の状態とが一致するか
否かを識別し、受信した問合せ信号の宛先に自局が含ま
れるか否かを識別し、問合せの内容と自局の状態とが一
致ししかも前記宛先に自局が含まれている場合には問合
せ信号に対応する応答無線回線を用いて応答信号を送出
する。
Description
ユーザ局並びに記録媒体に関し、例えば、センタ局が衛
星無線回線を介して多数のユーザ局にデータを同報配信
する場合に、センタ局からの問い合わせに対してユーザ
局が自局の状態をセンタ局に伝えるために利用できる。
から多数のユーザ局に対してデータを同報配信しようと
する場合には、図5に示すような通信システムが用いら
れる。センタ局からユーザ局に向かう方向の無線回線は
フォワード回線と呼ばれ、ユーザ局からセンタ局に向か
う方向の無線回線はバックワード回線と呼ばれる。
を経由してセンタ局から複数ユーザ局へ情報を配信した
後、各ユーザ局が正しく情報を受け取ったか否かをセン
タ局で確認し、受信に失敗したユーザ局が存在する場合
にはデータの再送を行う必要がある。確認の方法として
は、センタ局から衛星回線経由で複数ユーザ局に問い合
わせを行い、ユーザ局が送出する応答信号をセンタ局で
確認するのが一般的である。
立した応答回線を割当てる場合もあるが、独立した応答
回線を割り当てるとユーザ局の増加に伴って占有する周
波数帯域あるいは応答所要時間が増加するという問題が
ある。正しく情報を受け取ったか否かのように、問い合
わせに対する応答内容が2種類のみであり、しかも応答
内容をユーザ局毎に独立して把握する必要がない場合に
は、複数のユーザ局に共通の応答回線を割り当てること
ができる。
読み取る必要はなく、応答信号の有無を識別するだけで
全体の応答結果を把握することができる。また、複数ユ
ーザ局からの応答信号の衝突を許容できるので、複数の
ユーザ局に同時に応答信号送出指示を与えた場合であっ
ても、1つの問い合わせに対して用意すべき応答回線の
数は最低1つまで減らすことができる。
ザ局に応答信号の送出用に共通の無線回線を割り当てる
場合には、多数のユーザ局が同一の状況であった場合
に、同時に多数のユーザ局からそれぞれ応答信号が送出
されることになる。例えば、ある地域が降雨状態である
場合、その地域に存在する全てのユーザ局が同様に降雨
の影響を受けてデータの受信に失敗する可能性が高く、
その地域の多数のユーザ局が同時に応答信号を送出する
ことになる。
的に送信されることになり、同時に応答信号を送出する
ユーザ局の数が増えると、その応答信号を受信する衛星
上の無線中継器や受信装置の負荷が過大になり、システ
ムの安全性を損なう可能性がある。本発明は、システム
に含まれるユーザ局数が増大した場合であっても、応答
信号の集中を抑制しシステムの安全性を確保することが
可能な状態応答方法及びユーザ局並びに記録媒体を提供
することを目的とする。
複数のユーザ局とが無線回線で接続される通信システム
において、前記問合せ局からの問い合わせに対して、前
記ユーザ局が複数のユーザ局に共通に割り当てられた応
答無線回線を用いて応答するための状態応答方法であっ
て、前記問合せ局の送出する問合せ信号に問合せの内容
及び宛先を示す情報が含まれる場合に、前記ユーザ局に
おいて、受信した問合せ信号の問合せの内容と自局の状
態とが一致するか否かを識別し、前記ユーザ局におい
て、受信した問合せ信号の宛先に自局が含まれるか否か
を識別し、前記ユーザ局において問合せの内容と自局の
状態とが一致し、しかも前記宛先に自局が含まれている
場合には、問合せ信号に対応する応答無線回線を用い
て、前記ユーザ局が応答信号を送出することを特徴とす
る。
信号を送出する条件は、問合せの内容と自局の状態とが
一致し、かつ問合せ信号の宛先に自局が含まれている場
合である。従って、システムに含まれるユーザ局の数が
増大した場合であっても、問合せ信号の宛先の情報を用
いて応答信号を送出可能なユーザ局を制限することによ
り、同時に応答信号を送出するユーザ局の数を抑制する
ことができる。すなわち、応答信号の集中がシステムの
許容範囲を超えないように、問合せ信号の宛先を用いて
制御できる。
を介して送信される問合せ信号に対して、複数局に共通
に割り当てられた応答無線回線を用いて、自局の状態を
応答するユーザ局であって、受信した問合せ信号の問合
せの内容と自局の状態とが一致するか否かを識別する状
態識別手段と、受信した問合せ信号の宛先に自局が含ま
れるか否かを識別する宛先識別手段と、問合せの内容と
自局の状態とが一致し、しかも前記宛先に自局が含まれ
ていると認識した場合には、問合せ信号に対応する応答
無線回線を用いて応答信号を送出する応答信号送出手段
とを設けたことを特徴とする。
成することにより、請求項1の方法を実施することがで
きる。請求項3は、所定の問合せ局から無線回線を介し
て送信される問合せ信号に対して、複数局に共通に割り
当てられた応答無線回線を用いて自局の状態を応答する
ユーザ局を制御するためのコンピュータで読み取り可能
なプログラムを記録した記録媒体であって、前記プログ
ラムには、受信した問合せ信号の問合せの内容と自局の
状態とが一致するか否かを識別する手順と、受信した問
合せ信号の宛先に自局が含まれるか否かを識別する手順
と、問合せの内容と自局の状態とが一致し、しかも前記
宛先に自局が含まれていると認識した場合には、問合せ
信号に対応する応答無線回線を用いて応答信号を送出す
る手順とを設けたことを特徴とする。
込んでユーザ局上のコンピュータで実行することによ
り、請求項2のユーザ局を実現できる。
局並びに記録媒体の1つの実施の形態について、図1〜
図4を参照して説明する。この形態は全ての請求項に対
応する。
ローチャートである。図2はこの形態のユーザ局の構成
を示すブロック図である。図3はこの形態の通信システ
ムの動作例を示すシーケンス図である。図4はこの形態
のシステムの動作例を示すブロック図である。この形態
では、請求項2の状態識別手段,宛先識別手段及び応答
信号送出手段は、それぞれステップS14,S13及び
S15に対応する。
信システムで本発明を実施することを想定している。す
なわち、センタ局から複数のユーザ局に対して、衛星無
線回線(フォワード回線)を介してデータを同報送信す
る。
タを受け取ったか否かを確認する必要がある。そこで、
センタ局はフォワード回線を用いて問合せ信号(不達応
答要求信号)をユーザ局に送る。各ユーザ局は、特定の
条件を満たす場合に自局に割り当てられた応答用の無線
回線(バックワード回線)を用いて応答信号を返送す
る。
信号は全てのユーザ局に向かって同報送信される。但
し、この形態では宛先となるユーザ局を指定するユーザ
IDの情報を含む問合せ信号をセンタ局が送信する。そ
のため、多数のユーザ局が存在する場合には、それらの
ユーザ局を複数のグループに区分してグループ毎、ある
いはユーザ局毎に問合せ信号を届けることが可能であ
る。
(不達応答要求信号)「NPOL」には、パケット種別
(「NPOL」であることを示す識別番号),コネクシ
ョンID(複数のデータ配信を区別する識別番号),不
達を確認すべきデータブロックの番号(1つ以上)及び
ユーザID(1つ以上)が含まれている。この形態の通
信システムで用いる各ユーザ局は、図2に示すように、
衛星回線受信部11,問合せ信号解析部12,データ解
析部13,応答信号生成部14,衛星回線送信部15,
アンテナ16及び17を備えている。
してセンタ局から送信されるデータや問合せ信号のパケ
ットを受信する。衛星回線送信部15は、問合せ信号に
対する応答信号を衛星無線回線を介してセンタ局に送信
する。問合せ信号解析部12は、自局(ユーザ局)の受
信した問合せ信号に含まれるユーザIDを調べて自局の
ユーザIDが含まれているか否かを識別する。データ解
析部13は、自局の受信した問合せ信号の問合せ内容と
自局の状態とが一致するか否かを識別する。
の識別結果に従って応答信号を生成する。この応答信号
は、衛星回線送信部15及びアンテナ17を介して衛星
無線回線に送出される。図2に示すユーザ局の各機能
は、専用のハードウェアで実現することもできるし、プ
ログラムとそれを実行するコンピュータとで構成するこ
ともできる。プログラムについては、例えばCD−RO
Mのような記録媒体に記録しておき、必要に応じてコン
ピュータに読み込んで実行すればよい。
図1に示すとおりである。図1のステップS11ではセ
ンタ局からの問合せ信号を受信するまで待機し、次のス
テップS12で問合せ信号の受信処理を行う。ステップ
S13では、受信した問合せ信号に宛先として含まれて
いるユーザIDを抽出し、それを予め自局に割り当てら
れている(自局の保持する)ユーザIDと比較する。宛
先に自局のユーザIDが含まれている場合には、次のス
テップS14に進み、含まれていない場合にはこの問合
せ信号を無視してステップS11に戻る。すなわち、自
局宛でない問合せ信号を受信した場合には、応答信号は
送出しない。
は、それらのユーザ局を複数のグループに区分し、同じ
グループに属する複数のユーザ局には共通のユーザID
を割り当てるようにしてもよい。ステップS14では、
受信した問合せ信号の問合せの内容を識別し、自局の状
態と問合せの内容とが一致するか否かを識別する。
て応答信号の送信を要求する不達応答要求信号「NPO
L」を受信した場合に、自局が対応するデータの受信を
失敗している場合には、自局の状態と問合せの内容とが
一致したとみなす。一致する場合にはステップS14か
らS15に進み、一致しない場合にはステップS16に
進む。
た問合せ信号に対応する応答回線を用いて応答信号を送
信する。すなわち、データの受信に失敗したユーザ局
は、ステップS15で不達を示す応答信号「NACK」
を送信する。ステップS16では、応答信号を送出しな
いことに決定する。すなわち、データの受信に成功した
ユーザ局は応答信号を送信せず、データの受信に失敗し
たユーザ局のみが応答信号を送信する。
あっても、受信した問合せ信号の宛先を示すユーザID
に自局が含まれていない場合には、ステップS14に進
まないので応答信号は送出しない。この形態で想定して
いる通信システムの動作例について説明する。図3に示
す例では、センタ局から3つのユーザ局にデータ(Da
ta)を同報配信した場合に、全てのユーザ局がデータ
の受信に失敗した場合(失敗を×で示す)を想定してい
る。また、この例ではユーザ局(1)の受信状態を確認
するために、センタ局がユーザ局(1)のみに割り当て
られたユーザIDを含む不達応答要求信号「NPOL
(u1)」を送信した場合を想定している。
信に失敗し、全てのユーザ局が不達応答要求信号「NP
OL(u1)」を受信するが、この信号に含まれている
ユーザIDがユーザ局(1)のみに対応するので、ユー
ザ局(1)のみが応答信号「NACK」を送信し、ユー
ザ局(2)及びユーザ局(3)は応答信号を送出しな
い。
データ受信に失敗した場合には、それらのユーザ局が同
時に応答信号を送出する可能性があり、衛星に入力され
る応答信号が集中することになる。しかし、図3のよう
に問合せ信号の宛先を限定する場合には、同時に応答信
号を送出するユーザ局の数を減らして応答信号の集中を
抑制することができる。
を検出した場合にデータの再送を行う。図3と同様に、
図4の例ではセンタ局が4つのユーザ局にデータを配信
した後で、ユーザ局に問い合わせのための不達応答要求
信号を送信した場合を想定している。この不達応答要求
信号は、全てのユーザ局に対して一斉に配信され全ての
ユーザ局で受信される。
達応答要求信号には、ユーザ局(1)及びユーザ局
(2)のユーザIDが含まれている。この例では、受信
結果の「×」,「○」で示すようにユーザ局(2)及び
ユーザ局(3)がデータ受信に成功し、ユーザ局(1)
及びユーザ局(4)が受信に失敗しているが、不達応答
要求信号にはユーザ局(4)のユーザIDが含まれてい
ないので、ユーザ局(1)のみが不達の応答信号を送信
する。
線を利用するので、降雨の影響によって受信の失敗が発
生することが予想される。また、雨の降っている地域に
多数のユーザ局が存在する場合には、それらのユーザ局
が同時に不達の応答信号を送信する可能性が高く、応答
信号の集中によってセンタ局や衛星の無線回線中継装置
に対する負荷が問題になる。
合には、センタ局が送信する問合せ信号(不達応答要求
信号)に宛先として含まれるユーザIDの情報により、
応答信号を送出するユーザ局を一部分だけに制限するこ
とができる。従って、降雨によりデータ受信を同時に失
敗するユーザ局数が多い場合であっても、応答信号の集
中を回避し、システムの安全性の確保を図ることができ
る。
が1つのみの場合には、ユーザ局の送信する応答信号に
自局(ユーザ局)のユーザIDを含めることにより、セ
ンタ局ではいずれのユーザ局で受信の失敗が発生したの
かを識別できる。また、複数のユーザ局に共通のユーザ
IDを割り当てる場合には、問合せ信号に宛先として含
まれるユーザIDが1つのみの場合であっても、複数の
ユーザ局が同時に応答信号を送信することができる。
ーザ局が同時にデータ受信に失敗するような場合であっ
ても、同時に応答信号を送出するユーザ局の数を制限す
ることができる。従って、応答信号の受信装置あるいは
無線中継器における同時送出信号数に制限がある場合で
あっても、送出される応答信号の集中を回避してシステ
ムの安全性を確保することができる。
ートである。
である。
ケンス図である。
図である。
る。
Claims (3)
- 【請求項1】 問合せ局と複数のユーザ局とが無線回線
で接続される通信システムにおいて、前記問合せ局から
の問い合わせに対して、前記ユーザ局が複数のユーザ局
に共通に割り当てられた応答無線回線を用いて応答する
ための状態応答方法であって、 前記問合せ局の送出する問合せ信号に問合せの内容及び
宛先を示す情報が含まれる場合に、 前記ユーザ局において、受信した問合せ信号の問合せの
内容と自局の状態とが一致するか否かを識別し、 前記ユーザ局において、受信した問合せ信号の宛先に自
局が含まれるか否かを識別し、 前記ユーザ局において問合せの内容と自局の状態とが一
致し、しかも前記宛先に自局が含まれている場合には、
問合せ信号に対応する応答無線回線を用いて、前記ユー
ザ局が応答信号を送出することを特徴とする状態応答方
法。 - 【請求項2】 所定の問合せ局から無線回線を介して送
信される問合せ信号に対して、複数局に共通に割り当て
られた応答無線回線を用いて、自局の状態を応答するユ
ーザ局であって、 受信した問合せ信号の問合せの内容と自局の状態とが一
致するか否かを識別する状態識別手段と、 受信した問合せ信号の宛先に自局が含まれるか否かを識
別する宛先識別手段と、 問合せの内容と自局の状態とが一致し、しかも前記宛先
に自局が含まれていると認識した場合には、問合せ信号
に対応する応答無線回線を用いて応答信号を送出する応
答信号送出手段とを設けたことを特徴とするユーザ局。 - 【請求項3】 所定の問合せ局から無線回線を介して送
信される問合せ信号に対して、複数局に共通に割り当て
られた応答無線回線を用いて自局の状態を応答するユー
ザ局を制御するためのコンピュータで読み取り可能なプ
ログラムを記録した記録媒体であって、前記プログラム
には、 受信した問合せ信号の問合せの内容と自局の状態とが一
致するか否かを識別する手順と、 受信した問合せ信号の宛先に自局が含まれるか否かを識
別する手順と、 問合せの内容と自局の状態とが一致し、しかも前記宛先
に自局が含まれていると認識した場合には、問合せ信号
に対応する応答無線回線を用いて応答信号を送出する手
順とを設けたことを特徴とする記録媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001240971A JP3839688B2 (ja) | 2001-08-08 | 2001-08-08 | 状態応答方法及びユーザ局並びに記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003051782A true JP2003051782A (ja) | 2003-02-21 |
JP3839688B2 JP3839688B2 (ja) | 2006-11-01 |
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ID=19071499
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009517925A (ja) * | 2005-11-23 | 2009-04-30 | モトローラ・インコーポレイテッド | ブロードキャスト/マルチキャスト・サービスのための適応ベアラ構成 |
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JP2010502158A (ja) * | 2006-12-13 | 2010-01-21 | クゥアルコム・インコーポレイテッド | 地理的に密集したグループのための呼設定待ち時間を最適化するためのサーバベースの技術 |
-
2001
- 2001-08-08 JP JP2001240971A patent/JP3839688B2/ja not_active Expired - Fee Related
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