JP2003050849A - 配達案内システム、配達案内方法、及び、プログラム - Google Patents

配達案内システム、配達案内方法、及び、プログラム

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JP2003050849A
JP2003050849A JP2001236770A JP2001236770A JP2003050849A JP 2003050849 A JP2003050849 A JP 2003050849A JP 2001236770 A JP2001236770 A JP 2001236770A JP 2001236770 A JP2001236770 A JP 2001236770A JP 2003050849 A JP2003050849 A JP 2003050849A
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Manabu Yokoe
学 横江
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の課題は、ネットワークを介して荷物
の配達状況を問合せ元に案内する配達案内システム、配
達案内方法、及び、プログラムにおいて、荷物の配達状
況を示すデータが配達業者の管理サーバに送信される際
に要する通信コストの低減化を図ることである。 【解決手段】 荷物の配達状況について問い合わせがあ
った際、当該荷物の伝票番号に係る所在ステータスフィ
ールド372eに記録されたデータに基づいて上記荷物
の問い合わせに対する応答処理を行い、上記所在ステー
タスフィールド372eに記録されたデータが配達中を
示すものである場合、配達者端末5aをウェイクオンリ
ング機能によってウェイクアップさせ、配達データベー
ス561から上記伝票番号に係る全データを送信させて
取得し、その取得した全データに基づいて上記問合せ荷
物の配達状況を問合せ元に送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワークを介
して荷物の配達状況を問合せ元に案内する配達案内シス
テム、配達案内方法、及び、プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】近時、宅配便や商流貨物等の普及によ
り、全国の至る場所に短期間で荷物の配達が可能となっ
ている。更に、荷主或いは荷受人が、現在の荷物の配達
状況(例えば、荷物が届けられたか否か、或いは、書類
記入ミス等により配達戻しとなっているか否か等)を確
認することも可能である。
【0003】この場合、上記現在の荷物の配達状況を示
すデータは、各荷物の配達を担当する配達人の携帯端末
にこれらデータが入力される度に、或いは定期的に、M
CA(Multi-Channel Access Radio System)無線等を
介して、この携帯端末から配達業者のホストサーバに逐
次送信される。
【0004】そこで荷主や荷受人は、上記配達業者の管
理サーバにアクセスすることによって、上記荷物の配達
状況を示すデータを何時でも取得することが可能とな
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来、荷
物の配達状況を荷主或いは荷受人等の問合せ元に案内す
る際には以下のような問題点があった。荷主或いは荷受
人が荷物の配達状況を照会したか否かにかかわらず、荷
物の配達状況を示すデータが上記配達人の携帯端末に入
力される度、これらデータが上記配達業者の管理サーバ
に逐次送信されていた。従ってこの場合、送信されるデ
ータ量(すなわち、配達する荷物の個数)が多ければ多
い程、それに応じて多大な通信コストが必要となり、不
経済であった。
【0006】本発明の課題は、ネットワークを介して荷
物の配達状況を問合せ元に案内する配達案内システム、
配達案内方法、及び、プログラムにおいて、荷物の配達
状況を示すデータが配達業者の管理サーバに送信される
際に要する通信コストの低減化を図ることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような課
題を解決するために、次のような特徴を備えている。な
お、次に示す手段の説明中、括弧書きにより実施の形態
に対応する構成を一例として示す。符号等は、後述する
図面参照符号等である。
【0008】請求項1記載の発明は、荷物の配達状況を
問合せ元(例えば、図1に示すユーザ端末6a)に案内
する配達案内サーバ(例えば、図1に示す配達案内管理
サーバ3)と、配達者が携帯し、配達中の荷物の現在の
状況を示す現在情報(例えば、図1に示す配達データベ
ース561)を随時記録する配達者端末(例えば、図1
に示す配達者端末5a)とが、ネットワーク(例えば、
図1に示すネットワーク2)を介して接続された配達案
内システム(例えば、図1に示す配達案内管理システム
1)において、前記配達案内サーバは、荷物の配達状況
の問合せがあった場合、記録された現在の荷物の所在を
示す所在情報(例えば、図1に示す荷物データベース3
72)を参照して、当該荷物が現在配達中であるか否か
を判定する判定手段(例えば、図2に示すCPU31)
と、前記判定手段により前記問合せ荷物が配達中である
と判定された場合、当該配達中荷物の現在情報が記録さ
れた前記配達者端末に対し、前記配達中荷物の現在情報
の送信要求を行う送信要求手段(例えば、図2に示すC
PU31)と、前記送信要求手段による送信要求に応じ
て前記配達者端末から送信された前記現在情報に基づい
て、前記荷物の配達状況を問合せ元に通知する配達状況
通知手段(例えば、図2に示すCPU31)と、を具備
し、前記配達者端末は、前記配達案内サーバから前記配
達中荷物の現在情報の送信要求を受信した場合、入力さ
れた前記現在情報の中から、当該送信要求により要求さ
れた前記配達中荷物の現在情報を、前記ネットワークを
介して前記配達案内サーバに送信する現在情報送信手段
(例えば、図4に示すCPU51)と、を具備したこと
を特徴とする。
【0009】請求項1記載の発明によれば、荷物の配達
状況を問合せ元に案内する配達案内サーバと、配達者が
携帯し、配達中の荷物の現在の状況を示す現在情報を随
時記録する配達者端末とが、ネットワークを介して接続
された配達案内システムにおいて、前記配達案内サーバ
では、所在情報記憶手段は、荷物の現在の所在を示す所
在情報を記憶し、判定手段は、荷物の配達状況の問合せ
があった場合、記録された現在の荷物の所在を示す所在
情報を参照して、当該荷物が現在配達中であるか否かを
判定し、送信要求手段は、前記判定手段により前記問合
せ荷物が配達中であると判定された場合、当該配達中荷
物の現在情報が記録された前記配達者端末に対し、前記
配達中荷物の現在情報の送信要求を行い、配達状況通知
手段は、前記送信要求手段による送信要求に応じて前記
配達者端末から送信された前記現在情報に基づいて、前
記荷物の配達状況を問合せ元に通知し、前記配達者端末
では、現在情報送信手段は、前記配達案内サーバから前
記配達中荷物の現在情報の送信要求を受信した場合、入
力された前記現在情報の中から、当該送信要求により要
求された前記配達中荷物の現在情報を、前記ネットワー
クを介して前記配達案内サーバに送信すると。
【0010】従って、荷物の配達状況の問合せに応答す
る際、上記配達者端末に記録された荷物の現在情報は、
データが更新される度(或いは定期的)に配達者端末か
ら送信されることなく、問合せがあった場合に必要なデ
ータのみ送信されるので、通信コストの低減化が実現で
きる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図13を参照して本
発明を適用した配達案内管理システム1について詳細に
説明する。
【0012】まず構成を説明する。図1は、本発明を適
用した配達案内管理システム1の概略構成を示す図であ
る。
【0013】図1に示すように、配達案内管理システム
1は、配達案内管理サーバ3、各地域の営業所に設置さ
れた営業所ターミナル4、各営業所に所属する配達者が
荷物の配達中に携帯する配達者端末5a、5b、及び、
配達依頼元或いは届先におけるユーザ端末6a、6b
が、ネットワーク2を介して相互に接続されることによ
って構成される。
【0014】ネットワーク2は、ネットワーク通信にお
ける情報伝送媒体であり、インターネット等の専用回線
や、ISDN(Integrated Services Digital Networ
k)、電話回線等の公衆回線によって構成されるもの、
あるいは移動体通信網、通信衛星回線等の無線通信によ
って構成されるもの等、様々な回線形態を組み合わせて
構成される。
【0015】ネットワーク2に接続される配達案内管理
サーバ3は、ネットワークサーバ機能を備えたコンピュ
ータであって、荷物や配達者端末5a、5b等の各種管
理処理、及び、荷物の現在状況をユーザ端末6a、6b
等の問合せ元に通知する荷物状況通知処理等を行う(図
7、8参照)。
【0016】特に、配達案内管理サーバ3は、後述する
ように、荷物の伝票番号等が記録されている荷物データ
ベース372、及び配達者ID等が記録されている配達
者データベース373を格納すると共に、荷物配達完了
を示す印鑑(或いはサイン)の押捺(或いは署名)済み
受領証画像データを記録する受領証画像ファイル郡37
1を格納する記録媒体37aを備え、これら記録媒体3
7aに格納された各種データに基づいて、荷物の管理処
理を一括して行う(以上、図3参照)。
【0017】ネットワーク2に接続されたユーザ端末6
a、6bは、いずれも、ネットワーク通信機能を備えた
パーソナルコンピュータ或いは携帯電話等の通信端末で
ある。
【0018】ユーザ端末6a、6bは、ネットワーク2
を介して荷物の配達状況を問い合わせる旨のデータ等を
配達案内管理サーバ3に送信すると共に、配達案内管理
サーバ3から送信された問い合わせ中の荷物の配達状況
を通知するデータ等を受信する。
【0019】各地域の営業所に設置された営業所ターミ
ナル4は、地域毎に配達する荷物を保管・管理すると共
に、所属する配達者及び配達者端末5a、5b等を管理
する。
【0020】また営業所ターミナル4は、ネットワーク
2を介して配達案内管理サーバ3に接続され、業務終了
時に、各配達者端末(例えば、配達者端末5a等)の配
達データベース(例えば、配達データベース561)に
記録されたデータを収集して配達案内管理サーバ3に送
信する。
【0021】配達者端末5a、5bは、各営業所ターミ
ナル4に備えられ、荷物を配達する際に配達者が携帯し
て、荷物の配達状況を示すデータ(図5参照)を配達デ
ータベース561に記録する。
【0022】また、配達者端末5a、5bは、荷物の配
達状況を問い合わせる旨の信号を配達案内管理サーバ3
から受信した際、当該配達状況を示すデータを配達案内
管理サーバ3に送信する。
【0023】なお、説明簡略化の為、図1には、営業所
ターミナル、ユーザ端末、配達者端末、及び、届先とし
て、それぞれ、営業所ターミナル4、ユーザ端末6a、
6b、配達者端末5a、5b、及び、届先7a、7bの
み示しているが、それに限らず、複数設定可能である。
【0024】次に、図2を参照して配達案内管理サーバ
3の内部構成を詳細に説明する。図2は、図1に示す配
達案内管理サーバ3の内部構成を示す概略ブロック図で
ある。
【0025】図2に示すように、管理サーバ11は、C
PU31、入力装置32、RAM33、通信制御装置3
4、表示装置35、印刷装置36、記憶装置37、及
び、記録媒体37a等によって構成され、記録媒体37
aを除く各部はバス38によって相互に接続されてい
る。また、通信制御装置34は、ネットワーク2に接続
されている。
【0026】CPU(Central Processing Unit)31
は、記憶装置37、及び記録媒体37a内に格納された
主制御プログラム、及び各種アプリケーションプログラ
ムを読み出し、入力装置32を介して入力される各種指
示データ等と共にRAM33内の図示しないメモリエリ
ア内に格納する。
【0027】CPU31は、上記指示データ等に応じて
上記メモリエリア内に格納した主制御プログラムや各種
アプリケーションプログラムに従って各種処理を実行
し、その処理結果を上記メモリエリア内に記憶すると共
に、表示装置35に表示する。
【0028】CPU31は、アクセスする配達者端末の
電源がオフの場合、その配達者端末にプッシュ(PUSH)
信号を送信して、この配達者端末を起動させる。
【0029】ここで、サーバ側からプッシュ信号を送信
して配達者端末を起動させる機能とは、配達者端末の通
信制御部が備えるウェイクオンリング(wake on ring、
或いはwakeup on ringとも称される)機能である。この
ウェイクオンリング機能を備えた配達者端末の通信制御
部は、後述するように、サーバ側からのプッシュ信号の
着信を検知すると、自端末の主電源を投入してシステム
を起動(以下、ウェイクアップ(wake up)と称する)
させる。
【0030】CPU31は、後述する図7、図8に示す
荷物照会に対する応答処理、図10(b)に示す受領証
画像ファイル郡371及び荷物データベース372の更
新処理等を行う。
【0031】入力装置32は、カーソルキー、数字入力
キー、及び各種機能キー等を備えたキーボード、或いは
マウスやタブレット、タッチパネル等のポインティング
デバイスを具備している。キーボードで押下されたキー
の押下信号をCPU110に出力するとともに、マウス
等のポインティングデバイスによる操作信号をCPU3
1に出力する。
【0032】RAM(Random Access Memory)33は、
CPU31により実行される各種プログラム(主制御プ
ログラムや各種アプリケーションプログラム)を展開し
て格納すると共に、入力装置32を介して入力された指
示データ、及び配達者端末5a、5bからロードした各
種データ等の各種処理結果等を一時格納する上記メモリ
エリアを有する。
【0033】通信制御装置34は、図示しないモデム
(MODEM:MOdulator/DEModulator)またはターミ
ナルアダプタ(TA:Terminal Adapter)等により構成
され、インターネット等の専用回線や、電話回線、IS
DN回線等の公衆通信回線を介して営業所ターミナル
4、配達者端末5a、5b、及び、ユーザ端末6a、6
b等との間の通信制御を行う。
【0034】上記モデムは、電話回線を介して営業所タ
ーミナル4、配達者端末5a、5b、及び、ユーザ端末
6a、6b等との間で通信を行う為に、CPU31によ
って処理されたデジタルデータを電話回線の周波数帯域
にあったアナログ信号に変調すると共に、電話回線を介
して入力されたアナログ信号をデジタル信号に復調する
装置である。
【0035】上記ターミナルアダプタは、ISDN回線
を介して営業所ターミナル4、配達者端末5a、5b、
及び、ユーザ端末6a、6b等との間で通信を行う為
に、既存のインターフェースをISDNに対応するイン
ターフェースに変換する装置である。
【0036】通信制御装置34は、アンテナ、変調/復
調回路、符号化/復号化回路等(図示略)を備えても良
く、この場合、無線通信によってネットワーク2に接続
して営業所ターミナル4、配達者端末5a、5b、及
び、ユーザ端末6a、6b等との間で通信が可能とな
る。
【0037】表示装置35は、CRT(Cathode Ray Tu
be)、あるいは液晶表示画面(LCD:Liquid Crystal
Display)等の表示画面を有し、CPU31から入力さ
れる各種表示情報に従って、入力装置32からの入力デ
ータ、配達者端末5a、5b等の外部機器からロードし
たデータ、及び、記憶装置37及び記録媒体37aに格
納された各種データ等を上記表示画面上に表示する。
【0038】印刷装置36は、記録媒体37aに格納さ
れた荷物データベース372や配達者データベース37
3に記録された各種データ、及び、配達者端末5a、5
b等の外部機器からロードした各種データ等を印刷す
る。
【0039】記憶装置37は、プログラムやデータが予
め記憶されている記録媒体37aを備える。記録媒体3
7aは、磁気的記録媒体、光学的記録媒体、もしくは半
導体メモリによって構成され、記憶装置37に固定的に
設けたもの、あるいは記憶装置37に対し着脱自在に装
着可能なものである。
【0040】記録媒体37aには、CPU31により実
行される各種アプリケーションプログラム、及び、これ
らプログラムで処理された各種データ等を記録する。
【0041】記録媒体37aは、受領証画像ファイル郡
371、荷物データベース372、及び、配達者データ
ベース373等の各種データベースを格納する。
【0042】記録媒体37aに格納される上記アプリケ
ーションプログラムは、荷物管理を行う為の荷物管理プ
ログラムや、荷物の現在状況を示す情報を通知する為の
荷物情報通知プログラム等である。上記荷物管理プログ
ラムは、記録媒体37aに格納された受領証画像ファイ
ル郡371、荷物データベース372、及び、配達者デ
ータベース373等の各データベースの編集処理等を行
う為のプログラムであり、上記荷物情報通知プログラム
は、問い合わせ中の荷物の現在状況をネットワーク2を
介して問合せ元に通知する為のプログラムである。
【0043】受領証画像ファイル郡371は、荷物の配
達完了を示す印鑑(或いはサイン)の押捺(或いは署
名)済み受領証画像データを当該荷物の伝票番号(すな
わち、図3(a)に示す伝票番号フィールド372aに
記録されている番号データ)に対応付けて記録し、荷物
データベース372は、荷物の伝票番号に対応付けて、
差出人データ、届先データ、及び配達者データ等の各種
データを記録し、配達者データベース373は、配達者
名や、配達者が携帯する配達者携帯端末IDデータ等の
各種データを記録する。
【0044】以下、上記荷物データベース372、及び
配達者データベース373の内容について詳細に説明す
る。まず、図3(a)を参照して、記録媒体37aに格
納された荷物データベース372の内容を説明する。
【0045】図3(a)に示すように、荷物データベー
ス372は伝票番号毎に複数のレコードを備え、これら
各レコードは、伝票番号フィールド372a、差出人フ
ィールド372b、届先フィールド372c、受付日フ
ィールド372d、所在ステータスフィールド372
e、配達ステータスフィールド372f、保管営業所フ
ィールド372g、配達日時フィールド372h、受取
人フィールド372i、受領証画像ポインタフィールド
372j、配達者端末IDフィールド372k、及び、
戻し理由フィールド372lの各フィールドにより構成
される。
【0046】伝票番号フィールド372aには、各荷物
に割り当てられた伝票番号を示すデータが記録され、差
出人フィールド372bには、当該伝票番号の荷物の差
出人の住所、氏名を示すデータが記録され、届先フィー
ルド372cには、当該伝票番号の荷物の届先住所、氏
名を示すデータが記録されている。
【0047】また、受付日フィールド372dには、上
記伝票番号フィールド372aに記録された伝票番号の
荷物を受け付けた日付を示すデータが記録されている。
【0048】所在ステータスフィールド372eには、
上記伝票番号フィールド372aに記録された伝票番号
の荷物の現在状況(未配達、配達戻し、配達中、配達完
了)を示すデータが記録され、配達ステータスフィール
ド372fには、上記荷物が現在配達中の場合、当該荷
物の配達状況(配達者により持ち出し中、配達戻し、配
達完了)を示すデータが記録される。
【0049】保管営業所フィールド372gには、上記
伝票番号フィールド372aに記録された伝票番号の荷
物が未配達或いは配達戻しの際、当該荷物を保管してい
る営業所名と、その営業所の識別コード及び住所とを示
すデータが記録されている。
【0050】上記伝票番号フィールド372aに記録さ
れた伝票番号の荷物の配達が完了した場合、配達日時フ
ィールド372h、受取人フィールド372i、及び受
領証画像ポインタフィールド372jの各フィールドに
所定のデータが記録される。
【0051】配達日時フィールド372hには、配達が
完了した日付を示すデータが記録され、受取人フィール
ド372iには、荷物を受け取った受取人の名前を示す
データが記録され、受領証画像ポインタフィールド37
2jには、印鑑(或いはサイン)の押捺(或いは署名)
済み受領証画像データが受領証画像ファイル郡371に
格納されているアドレスを示すデータ(アドレスポイン
タ)が記録されている。
【0052】上記伝票番号フィールド372aに記録さ
れた伝票番号の荷物が配達中の場合、当該荷物の配達者
が携帯している配達者端末のIDを示すデータが、配達
者端末IDフィールド372kに記録される。
【0053】上記伝票番号フィールド372aに記録さ
れた伝票番号の荷物が配達戻しとなった場合、その理由
(例えば、届先人不在・不明等)を示すデータが、戻し
理由フィールド372lに記録される。
【0054】次に、図3(b)を参照して、記録媒体3
7aに格納された配達者データベース373の内容を説
明する。図3(b)に示すように、配達者データベース
373は配達者毎に複数のレコードを備え、これら各レ
コードは、配達者端末IDフィールド373a、接続ア
ドレスフィールド373b、配達者名フィールド373
cの各フィールドにより構成される。
【0055】配達者端末IDフィールド373aは、各
配達者固有の識別コードが記録され、接続アドレスフィ
ールド373bは、各配達者が携帯する配達者端末のア
ドレス(電話番号や、IPアドレス等)が記録され、配
達者名フィールド373cは、各配達者の氏名が記録さ
れている。
【0056】次に、図4を参照して配達者端末5aの内
部構成を詳細に説明する。図4は、配達者端末5aの内
部構成を示す概略ブロック図である。
【0057】なお、説明の重複を避ける為、配達案内管
理サーバ3と異なる構成・機能のみを説明する。また、
配達者端末5bは、配達者端末5aと同一の構成を有す
るものであり、説明簡略化の為、その説明を省略する。
【0058】図4に示すように、配達者端末5aは、C
PU51、入力装置52、RAM53、通信制御装置5
4、表示装置55、及び、記憶装置56等によって構成
され、イメージスキャナ52a及び記録媒体56bを除
く各部はバス57によって相互に接続されている。ま
た、通信制御装置54は、ネットワーク2に接続されて
いる。
【0059】CPU51は、記憶装置56、及び記録媒
体56a内に格納された主制御プログラム、及び各種ア
プリケーションプログラムを読み出し、入力装置52を
介して入力される各種指示データ等と共にRAM53内
の図示しないメモリエリア内に格納する。
【0060】CPU51は、上記指示データ等に応じて
上記メモリエリア内に格納した主制御プログラムや各種
アプリケーションプログラムに従って各種処理を実行
し、その処理結果を上記メモリエリア内に記憶すると共
に、表示装置55に表示する。
【0061】CPU51は、後述する図6に示す荷物の
配達状況を示すデータの入力処理、図9に示す荷物照会
に対する応答処理等を行う。
【0062】CPU51は、通信制御装置54が配達案
内管理サーバ3からプッシュ信号を受信した際、通信制
御装置54から出力された制御信号によりウェイクアッ
プする。
【0063】入力装置52は、配達案内管理サーバ3の
入力装置32が有する機能・構成に加え、イメージスキ
ャナ52aを更に具備し、配達が完了した荷物の受領証
画像データをイメージスキャナ52aを介して記録媒体
56a内に取り込む。
【0064】入力装置52は、バーコード用光学読み取
り装置(図示略)を備えても良く、このバーコード用光
学読み取り装置によって各種バーコードが示すデータの
読み取りが可能となる。特に、荷物の伝票番号がバーコ
ードで与えらている場合、面倒な上記数字入力キーのキ
ー操作を行わずに、簡単なバーコードの読み取り操作の
みで上記伝票番号データを取得することができるので、
便利である。
【0065】通信制御装置54は、アンテナ、変調/復
調回路、符号化/復号化回路等を備え、無線通信を介し
て、ネットワーク2に接続し、配達案内管理サーバ3
や、営業所ターミナル4等との間で通信を行う。
【0066】通信制御装置54は、配達案内管理サーバ
3の通信制御装置34が備える機能に加え、常設電源及
び通信カード(何れも図示略)等を備え、配達者端末5
a本体の電源(図示略)がOFFの場合でも通信制御装
置54の電源はONとなっている。上記通信カードは、
ウェイクオンリング機能に適応し、上記配達者端末5a
本体の電源がOFFの際、ウェイクアップ要求を配達案
内管理サーバ3から受信すると、当該電源をONし、配
達者端末5aをウェイクアップさせる。
【0067】通信制御装置54が備える上記通信カード
は、上記配達者端末5a本体の電源をOFFする旨の信
号を受信すると、当該電源をOFFする。
【0068】記録媒体56aは、磁気的記録媒体、光学
的記録媒体、もしくは半導体メモリによって構成され、
記憶装置56に固定的に設けたもの、あるいは記憶装置
56に対し着脱自在に装着可能なものである。
【0069】記録媒体56aは、CPU51により実行
される各種アプリケーションプログラム、及びこれらプ
ログラムで処理された各種データ等を記録すると共に、
荷物の配達状況を記録する配達データベース561を格
納する。さらに、イメージスキャナ52aによって取り
込まれた受領証画像データを、配達データベース561
内に格納する。
【0070】記録媒体56aに格納された上記アプリケ
ーションプログラムは、配達データベース561を管理
(データの記録、更新等)する為のプログラムや、配達
データベース561内の所定データを抽出して配達案内
管理サーバ3へ送信する為のプログラム等である。
【0071】以下、図5を参照して上記配達データベー
ス561の内容について詳細に説明する。
【0072】図5に示すように、配達データベース56
1は、伝票番号フィールド561aに記録された伝票番
号毎に、伝票番号フィールド561a、配達ステータス
フィールド561b、配達日時フィールド561c、受
取人フィールド561d、受領証画像フィールド561
e、及び、戻し理由フィールド561fを備える。
【0073】伝票番号フィールド561aには、各荷物
に割り当てられた伝票番号を示すデータが記録され、配
達ステータスフィールド561bには、当該伝票番号の
荷物の配達状況(持ち出し中、配達完了、配達戻し)を
示すデータが記録されている。
【0074】また、配達日時フィールド561c〜受領
証画像フィールド561eの各フィールドは、配達が完
了した荷物に対して記録される。すなわち、配達日時フ
ィールド561cには、荷物が配達された日時を示すデ
ータが記録され、受取人フィールド561dには、荷物
を受け取った人の氏名を示すデータが記録され、受領証
画像フィールド561eには、イメージスキャナ52a
により読み取った印鑑(或いはサイン)の押捺(或いは
署名)済み受領証画像データが記録されている。
【0075】戻し理由フィールド561fには、荷物が
配達戻しになった際に、入力装置52により入力された
配達戻し理由(例えば、受取人不在、或いは、住所記入
ミス等)を示すデータが記録されている。
【0076】次に、本実施の形態における動作を説明す
る。まず、図6を参照して、配達者端末5aによって行
われる荷物の配達状況を示すデータの入力処理を詳細に
説明する。ここで説明する入力処理は、配達者端末5a
のCPU51によって実行されるものである。
【0077】配達者端末5aの電源が投入されると、表
示装置55の画面上に3つのメニュー項目「荷物受
付」、「配達完了」、「配達戻し」を表示して、ユーザ
に上記メニュー項目の選択を促す(ステップS50
1)。
【0078】ステップS501の後、上記3つのメニュ
ー項目のうち、何れか一つが配達者により選択されると
(ステップS502)、まず、メニュー項目「荷物受
付」が選択されたか否かを判定する(ステップS50
3)。
【0079】ステップS503において、メニュー項目
「荷物受付」が選択された場合(ステップS503;Y
es)、荷物受付モードに切り替わり、受け付けた荷物
の伝票番号(通常、バーコードで与えられる)が入力装
置52を介して入力される(ステップS504)。
【0080】次いで、配達データベース561の伝票番
号フィールド561aと配達ステータスフィールド56
1bとに、上記ステップS503で入力された伝票番号
データと、荷物を持出中である旨を示すデータとを、そ
れぞれ記録する(ステップS505)。
【0081】次いで、選択メニュー「荷物受付」を終了
するか否かの選択入力を促し(ステップS506)、選
択メニュー「荷物受付」を終了しない旨の選択入力が行
われた場合(ステップS506;No)、ステップS5
04の処理に移行してステップS504〜S506の各
処理を繰り返す。
【0082】ステップS506において、選択メニュー
「荷物受付」を終了する旨の選択入力が行われた場合
(ステップS506;Yes)、更に、電源をOFFす
るか否かの選択入力を促す(ステップS518)。
【0083】ステップS518において、電源をOFF
する旨の選択入力が行われた場合(ステップS518;
Yes)、自電源をOFFし、電源をOFFしない旨の
選択入力が行われた場合(ステップS518;No)、
ステップS501の処理に移行して上記メニュー表示を
行う。
【0084】ステップS503に戻って説明する。ステ
ップS503において、メニュー項目「荷物受付」が選
択されなかった場合(ステップS503;No)、メニ
ュー項目「配達戻し」が選択されたか否かを判定する
(ステップS507)。
【0085】ステップS507において、メニュー項目
「配達戻し」が選択された場合(ステップS507;Y
es)、当該配達戻しとなった荷物の伝票番号の入力を
ユーザに促し、その配達戻しとなった荷物の伝票番号が
入力装置52を介して入力されると(ステップS50
8)、上記配達戻しとなった荷物の伝票番号に係る配達
ステータスフィールド561bに、配達戻しを示すデー
タを記録する(ステップS509)。
【0086】次いで、配達戻し理由(例えば、受取人不
在、宛名不明、等)の入力をユーザに促し、この配達戻
し理由が入力装置52を介して入力されると(ステップ
S510)、当該荷物の伝票番号に係る戻し理由フィー
ルド561fに、上記入力された配達戻し理由を示すデ
ータを記録して(ステップS511)、ステップS51
8の処理に移行する。
【0087】ステップS507に戻って説明する。メニ
ュー項目「配達戻し」が選択されなかった場合(ステッ
プS507;No)、すなわち、ステップS502にお
いてメニュー項目「配達完了」が選択された場合、当該
配達が完了した荷物の伝票番号の入力をユーザに促し、
その荷物の伝票番号が入力装置52を介して入力される
と(ステップS512)、更に、配達日時及び受取人の
氏名の入力をユーザに促す。
【0088】上記配達が完了した荷物の配達日時及び受
取人の氏名の入力が入力装置52を介して行われると
(ステップS513)、印鑑(或いはサイン)が押捺
(或いは署名)された当該荷物の受領証画像データの入
力をユーザに促し、イメージスキャナ52aを介して上
記受領証画像データがスキャン入力されると(ステップ
S514)、上記配達が完了した荷物の伝票番号に係る
配達ステータスフィールド561bに、配達完了を示す
データを記録する(ステップS515)。
【0089】次いで、ステップS515の後、上記配達
が完了した荷物の伝票番号に係る配達日時フィールド5
61c及び受取人フィールド561dと、受領証画像フ
ィールド561eとに、ステップS513で入力された
配達日時及び受取人の氏名を示すデータと、ステップS
514でスキャン入力された受領証画像データとを各々
記録する(ステップS516)。
【0090】ステップS516の後、メニュー項目「配
達完了」を終了するか否かの選択入力を促し(ステップ
S517)、メニュー項目「配達完了」を終了する旨の
選択入力が行われた場合(ステップS517;Ye
s)、ステップS518の処理に移行し、メニュー項目
「配達完了」を終了しない旨の選択入力が行われた場合
(ステップS517;No)、ステップS512の処理
に移行してステップS512〜S517の各処理を繰り
返す。
【0091】以上説明した、配達者端末5aによって行
われる荷物の配達状況を示すデータの入力処理は、ステ
ップS501〜S502が、荷物の配達状況に合わせて
入力メニューの切り替えを行う処理であり、ステップS
503〜S506が、荷物を新たに受け付けた際に行う
処理であり、ステップS507〜S511が、荷物が配
達戻しとなった際に行う処理であり、ステップS512
〜S517が、荷物が配達完了した際に行う処理であ
る。
【0092】次に、図7、図8を参照して、配達案内管
理サーバ3によって行われる荷物照会に対する応答処理
を詳細に説明する。ここで説明する応答処理は、配達案
内管理サーバ3のCPU31によって実行されるもので
ある。
【0093】荷主或いは荷受人の通信端末(例えばユー
ザ端末6a)から、配達状況の問い合わせ(照会)があ
った問合せ荷物の伝票番号を受信すると(ステップS3
01)、荷物データベース372内に記録された当該伝
票番号に係るレコードを抽出する(ステップS30
2)。
【0094】次いで、上記抽出したレコードから所在ス
テータスフィールド372eを参照して、上記問合せ荷
物が未配達であるか、配達中であるか、配達が完了した
か、或いは、配達戻しかを判別する(ステップS30
3)。
【0095】次いで、ステップS303で行われた判別
結果に基づいて、上記問合せ荷物が未配達であるか否か
を判定し(ステップS304)、未配達の場合(ステッ
プS304;Yes)、ステップS302で抽出した上
記レコードの保管営業所フィールド372gから上記問
合せ荷物が保管されている保管営業所名を読み出す(ス
テップS305)。
【0096】ステップS305の後、上記読み出した保
管営業所名を添付して、上記問合せ荷物は未配達である
との案内を問合せ元に通知して(ステップS306)、
ステップS307の処理に移行する。
【0097】ステップS307の段階で、他に配達状況
の問い合わせがあった荷物の有無を判定し(ステップS
307)、問合せ荷物が他にある場合(ステップS30
7;Yes)、ステップS301の処理に移行し、問合
せ荷物がない場合(ステップS307;No)、この荷
物照会に対する応答処理を終了する。
【0098】ステップS304に戻って説明する。ステ
ップS304において上記問合せ荷物が未配達でないと
判定された場合(ステップS304;No)、ステップ
S303で行われた判別結果に基づいて、この荷物が配
達戻しとなっているか否かを判定する(ステップS30
8)。
【0099】上記問合せ荷物が配達戻しとなっている場
合(ステップS308;Yes)、ステップS302で
抽出した上記レコードの保管営業所フィールド372g
と戻し理由フィールド372lとから、当該配達戻しと
なっている荷物の保管営業所名と配達戻し理由とを示す
データを読み出す(ステップS309)。
【0100】ステップS309の後、上記読み出した保
管営業所名と配達戻し理由を添付して、上記問合せ荷物
は配達戻しとなっているとの案内を問合せ元に通知して
(ステップS310)、ステップS307の処理に移行
する。
【0101】ステップS308に戻って説明する。上記
問合せ荷物が配達戻しとはなっていない場合(ステップ
S308;No)、ステップS303の判別結果に基づ
いて、この荷物の配達が完了したか否かを判定する(ス
テップS311)。
【0102】上記問合せ荷物の配達が完了した場合(ス
テップS311;Yes)、ステップS302で抽出し
た上記レコードの配達日時フィールド372hと受取人
フィールド372iとから、上記問合せ荷物の配達日時
と受取人の氏名とを示すデータを読み出すと共に(ステ
ップS312)、上記レコードの受領証画像ポインタフ
ィールド372jを参照して、受領証画像ファイル郡3
71に記録された当該荷物の受領証画像データを読み出
す(ステップS313)。
【0103】次いで、問合せ荷物は配達が既に完了して
いるとの案内を問合せ元に通知すると共に(ステップS
314)、上記読み出した配達日時、受取人の氏名、及
び受領証画像データを問合せ元に送信し(ステップS3
15)、ステップS307の処理に移行する。
【0104】ステップS311に戻って説明する。上記
問合せ荷物の配達が未だ完了していない場合(ステップ
S311;No)、上記問合せ荷物を配達する配達者の
配達者端末5aにアクセスする為、配達者端末IDフィ
ールド372kから読み出した配達者端末5aのIDデ
ータに基づいて、配達者データベース373の接続アド
レスフィールド373bに記録された配達者端末5aの
アドレスを取得する(ステップS316)。
【0105】次いで、ステップS316で取得したアド
レス宛てにプッシュ信号を送信し、配達者端末5aに対
してウェイクアップ要求を行う(ステップS317)。
【0106】ステップS317の後、プッシュ信号を送
信した配達者端末5aから、ウェイクアップした旨を通
知するウェイクアップ応答信号を受信したか否かを判定
し(図8に示すステップS401、以下、図8参照)、
上記ウェイクアップ応答信号を受信しなかった場合(ス
テップS401;No)、後述するステップS407の
処理に移行する。
【0107】プッシュ信号を送信した配達者端末5aか
ら上記ウェイクアップ応答信号を受信した場合(ステッ
プS401;Yes)、この配達者端末5aに対し、ス
テップS301の段階で受信した上記問合せ荷物の伝票
番号データと、配達データベース561のうち当該伝票
番号に係る配達ステータスフィールド561b〜戻し理
由フィールド561fの各データの送信要求とを送信す
る(ステップS402)。
【0108】ステップS402で配達者端末5aに送信
要求した上記データ(配達ステータスフィールド561
b〜戻し理由フィールド561fの各データ)を受信し
たか否かを判定する(ステップS403)。
【0109】上記送信要求したデータを受信した場合
(ステップS403;Yes)、配達者端末5aの電源
をOFFする旨の指示信号を配達者端末5aに送信し
(ステップS404)、上記送信要求したデータを受信
していない場合(ステップS403;No)、後述する
ステップS407の処理に移行する。
【0110】ステップS404の後、上記受信した配達
ステータスフィールド561bのデータに基づいて、上
記問合せ荷物の配達状況、すなわち現在持ち出し中であ
るか、配達戻しされたか、或いは配達が完了したかの判
別処理を行う(ステップS405)。
【0111】ステップS405の判別結果に基づいて、
荷物が現在持出中であるか否かを判定し(ステップS4
06)、現在持出中である場合(ステップS406;Y
es)、荷物は現在配達中であるとの案内を問合せ元に
送信する(ステップS407)。
【0112】荷物が現在持出中ではない場合(ステップ
S406;No)、ステップS405の判別結果に基づ
いて、荷物が現在配達戻しとなっているか否かを判定す
る(ステップS408)。
【0113】荷物が配達戻しとなっている場合(ステッ
プS408;Yes)、上記受信した戻し理由レコード
561fの配達戻し理由を示すデータを添付して、荷物
は現在配達戻しとなっているとの案内を問合せ元に送信
する(ステップS409)。
【0114】ステップS409の後、上記受信データに
基づいて、所在ステータスフィールド372e、配達ス
テータスフィールド372f、及び戻し理由フィールド
372lに記録されたデータを更新し(ステップS41
0)、図7に示すステップS307の処理に移行する。
【0115】すなわちステップS410の段階で、所在
ステータスフィールド372e及び配達ステータスフィ
ールド372fに配達戻しを示すデータを記録し、戻し
理由フィールド372lに戻し理由フィールド561f
のデータを記録する。
【0116】ステップS408に戻って説明する。ステ
ップS408において、荷物が配達戻しとなっていない
場合(ステップS408;No)、すなわち、荷物の配
達が完了した場合、荷物の配達は完了しているとの案内
を問合せ元に送信する(ステップS411)。
【0117】ステップS411の後、上記受信した配達
日時フィールド561c及び受取人フィールド561d
に記録された配達日時、受取人の氏名を示すデータと、
受領証画像フィールド561eに記録された印鑑(或い
はサイン)の押捺(或いは署名)済み受領証画像データ
とを、問合せ元に送信する(ステップS412)。
【0118】次いで、上記受信データに基づいて、所在
ステータスフィールド372e及び配達ステータスフィ
ールド372fのデータを更新し(ステップS41
3)、図7に示すステップS307の処理に移行する。
【0119】すなわちステップS413において、所在
ステータスフィールド372e及び配達ステータスフィ
ールド372fに、配達完了を示すデータを記録する。
【0120】以上説明した配達案内管理サーバ3によっ
て行われる荷物照会に対する応答処理は、図7に示すよ
うに、ステップS301〜S303が、荷物の配達状況
の問合せを受信する処理であり、ステップS304〜S
306が、問合せ荷物が未配達の際に行われる応答処理
であり、ステップS308〜S310が、問合せ荷物が
配達戻しの際に行われる応答処理であり、ステップS3
11〜S315が、問合せ荷物の配達が完了した際に行
われる応答処理であり、ステップS316〜S317
が、問合せ荷物が配達中(すなわち、問合せ荷物は営業
所から配達者により持ち出し中)の際に配達者端末5a
をウェイクアップする処理である。
【0121】更に、図8に示すように、ステップS40
1〜S413は、ステップS317の後段に設けられ、
問合せ荷物が営業所から配達者により持ち出されている
際に行われる応答処理である。すなわち、ステップS4
01〜S405は、上記ウェイクアップした配達者端末
から問合せ荷物に係る配達データを取得する処理であ
り、ステップS406〜S407は、問合せ荷物が持ち
出し中(すなわち配達中)の際に行われる応答処理であ
り、ステップS408〜S410は、問合せ荷物が配達
戻しとなった際に行われる応答処理であり、ステップS
411〜S413は、問合せ荷物の配達が完了した際に
行われる応答処理である。
【0122】次に、図9を参照して、配達者端末5aに
よって行われる荷物照会に対する応答処理を詳細に説明
する。なお、ここで説明する応答処理(図9に示すステ
ップS601〜S607)は、配達者端末5bのCPU
51によって実行されるものとするが、他の配達者端末
5b等のCPUによっても同様に行われる。
【0123】配達案内管理サーバ3からプッシュ信号を
受信してウェイクアップすると、ウェイクアップ起動し
た旨を通知するウェイクアップ応答信号を配達案内管理
サーバ3に送信する(ステップS601)。
【0124】ステップS601の処理の後、配達案内管
理サーバ3から要求信号(すなわち、CPU31に対す
る動作要求を示す信号)を受信すると(ステップS60
2)、この要求信号が、配達データベース561に記録
されたデータの送信要求であるか否かを判定する(ステ
ップS603)。
【0125】上記受信した要求信号が、配達データベー
ス561に記録されたデータの送信要求とは異なる場合
(ステップS603;No)、当該要求信号に基づいた
処理を行い(ステップS608)、後述するステップS
606の処理に移行する。
【0126】上記ステップS602の段階で受信した要
求信号が、配達データベース561に記録されたデータ
の送信要求の場合(ステップS603;Yes)、この
要求信号には荷物の伝票番号データが含まれ、この伝票
番号に係る伝票番号フィールド561a〜戻し理由フィ
ールド561fのデータを配達データベース561から
読み出す(ステップS604)。
【0127】ステップS604の後、上記配達データベ
ース561から読み出したデータを配達案内管理サーバ
3に送信し(ステップS605)、その後、配達案内管
理サーバ3から更に送信された次要求信号を受信したか
否かを監視する(ステップS606)。
【0128】次要求信号を受信すると(ステップS60
6;Yes)、その受信した要求信号が電源OFFを指
示する信号であるか否かを判定する(ステップS60
7)。
【0129】上記要求信号が電源OFFを指示する信号
の場合(ステップS607;Yes)、自電源をOFF
にして、この荷物照会に対する応答処理を終了し、上記
要求信号が電源OFFを指示する信号とは異なる場合
(ステップS607;No)、ステップS603の処理
に移行して、ステップS603〜S607の処理を繰り
返す。
【0130】以上説明した配達者端末5aにより行われ
る荷物照会に対する応答処理は、図9に示すように、ス
テップS601が、ウェイクアップ処理であり、ステッ
プS602〜S605が、配達案内管理サーバ3から送
信された伝票番号に該当する伝票番号フィールド561
a〜戻し理由フィールド561fを配達案内管理サーバ
3に送信する処理である。
【0131】次に、図10(a)、(b)を参照して、
配達者端末5aの配達データベース561に記録された
全データを、配達案内管理サーバ3に送信して、記録媒
体37aに格納された各種データベースを更新するデー
タ処理について説明する。このデータ処理は、一日の配
達業務終了後、各配達者が所属する営業所に帰還した際
に各自携帯していた配達者端末5aを営業所ターミナル
4のデータ送信用端末(図示略)に接続して行われるも
のである。
【0132】まず、図10(a)を参照して、営業所タ
ーミナル4において行われる配達データベース561に
記録された全データの収集処理について説明する。
【0133】図10(a)に示すデータ収集処理は、配
達者端末5aを管理する営業所ターミナル4が備える内
蔵CPU(図示略)によって行われるものであるが、他
の営業所ターミナルの内蔵CPUも同様の処理を行うも
のである。更に、上記データ収集処理は配達者端末5a
に対して行われるとしたが、それに限らず、他の全ての
配達者端末(例えば、配達者端末5b)に対しても同様
のデータ処理が行われるものとする。
【0134】図10(a)に示すように、一日の配達業
務終了後、配達者端末5aが営業所ターミナル4の上記
データ送信用端末に接続されると、接続された配達者端
末5aを認識し(ステップS701)、配達データベー
ス561に記録された全データを営業所ターミナル4が
具備する記録装置(図示略)の所定エリア内にロードし
て、上記配達データベース561の全レコードデータを
収集する(ステップS702)。
【0135】その後、上記収集したレコードデータを配
達案内管理サーバ3に送信する(ステップS703)。
【0136】その後、営業所ターミナル4に接続された
配達者端末のうち、配達者端末5a以外に配達データベ
ースの収集が済んでいない配達者端末(例えば、配達者
端末5b等)が存在するか否かを判定し(ステップS7
04)、当該配達者端末が存在する場合(ステップS7
04;Yes)、この配達データベース561の収集処
理を終了する。
【0137】また、上記配達データベースの収集処理が
全ての配達者端末に対して行われた場合(ステップS7
04;No)、ステップS701の処理に移行して、ス
テップS701〜S704の処理を繰り返す。
【0138】次に、図10(b)を参照して、上記営業
所ターミナル4から送信されたデータに基づいて、配達
案内管理サーバ3上の受領証画像ファイル郡371、荷
物データベース372の更新処理を説明する。
【0139】図10(b)に示すデータ更新処理は、配
達案内管理サーバ3が備えるCPU31によって行われ
るものである。なお、ここでは、配達者端末5aの配達
データベース561に基づいたデータ更新処理の説明の
みを行うが、他の配達者端末(例えば、配達者端末5b
等)の配達データベースに対しても、同様のデータ更新
処理が行われる。
【0140】図10(b)に示すように、配達データベ
ース561の全レコードデータを営業所ターミナル4か
ら受信すると(ステップS801)、この受信したレコ
ードデータのうち、配達ステータスフィールド561b
に記録されたデータに基づいて、伝票番号毎に、配達ス
テータスフィールド372f及び所在ステータスフィー
ルド372eを更新する(ステップS802)。
【0141】ステップS802の後、上記受信した配達
データベース561の配達日時フィールド561c、受
取人フィールド561d、戻し理由フィールド561f
にデータが記録されている場合、すなわち、配達データ
ベース561に記録された伝票番号に該当する荷物のう
ち、配達完了或いは配達戻しとなった荷物がある場合、
これら配達日時フィールド561c、受取人フィールド
561d、戻し理由フィールド561fに記録された各
データに基づいて、伝票番号毎に、配達日時フィールド
372h、受取人フィールド372i、戻し理由フィー
ルド372lを更新する(ステップS803)。
【0142】ステップS802の後、受領証画像フィー
ルド561eにデータが記録されている場合、すなわ
ち、配達データベース561に記録された伝票番号に該
当する荷物のうち、配達完了した荷物がある場合、受領
証画像フィールド561eに記録された受領証画像デー
タを受領証画像ファイル郡371に格納する共に、当該
受領証画像データの格納場所を示すアドレスデータを、
該当する伝票番号に係る受領証画像ポインタフィールド
372jに記録する(ステップS804)。
【0143】ステップS804の後、営業所ターミナル
4から送信された全配達データベース(配達データベー
ス561を含む)についてデータ更新処理を行ったか否
かを判定し(ステップS805)、全配達データベース
についてデータ更新処理を行った場合(ステップS80
5;Yes)、当該処理を終了し、まだ更新を行ってい
ない配達データベースがある場合(ステップS805;
No)、ステップS802の処理に移行して、当該配達
データベースのデータ更新処理を行う。
【0144】ここで、配達案内管理システム1による荷
物照会に対する応答処理の一例を以下に示す。
【0145】まず、配達案内管理サーバ3において、荷
物の配達依頼があると、記録媒体37aに格納された荷
物データベース372の各フィールドに当該荷物に係る
データの入力が行われる。すなわち、伝票番号フィール
ド372aには、伝票番号データが入力され、差出人フ
ィールド372bには、差出人の住所・氏名を示すデー
タが入力され、届先フィールド372cには、届先の住
所・氏名を示すデータが入力され、受付日フィールド3
72dには、受付日時を示すデータが入力され、所在ス
テータスフィールド372eには、未配達を示すデータ
が入力され、保管営業所フィールド372gには、営業
所ターミナル4の営業所名と識別コード及び住所を示す
データが入力され、配達者端末IDフィールド372k
には、配達者端末IDを示すデータが入力される。ま
た、配達ステータスフィールド372fは、この時点で
はブランク(空)となっている。これら各データの入力
は、上記伝票番号に関連付けて行われる。
【0146】上記配達依頼された荷物が、配達者端末5
aを携帯する配達者(上記配達者端末IDフィールド3
72kに入力された配達者端末IDに該当する配達者)
に対して手配されると、当該配達者によって配達者端末
5aの電源がONされ、表示装置35の画面上に表示さ
れたメニュー項目より「荷物受付」が選択される(図6
に示すステップS501、S502、S503;Ye
s)。
【0147】その後、配達者は、上記手配された荷物の
伝票番号を入力(バーコード入力)し(ステップS50
4、S505)、配達者端末5aの電源をOFFする
(ステップS518;Yes)。
【0148】次いで配達者は、上記手配された荷物を各
配達先に出向いて配達する。その際、荷物が配達戻しと
なった場合、配達者は、配達者端末5aの電源をON
し、表示装置35の画面上に表示されたメニュー項目よ
り「配達戻し」を選択する(ステップS501〜S50
3;No,S507;Yes)。
【0149】その後、配達者は、上記配達戻しとなった
荷物の伝票番号を配達者端末5aに入力(バーコード入
力)すると共に(ステップS508、ステップS50
9)、配達戻し理由を入力して(ステップS510、S
511)、配達者端末5aの電源をOFFする(ステッ
プS508;Yes)。
【0150】また、荷物の配達が完了した場合、配達者
は、配達者端末5aの電源をONし、表示装置35の表
示画面上に表示されたメニュー項目より「配達完了」を
選択する(ステップS501〜S503;No,S50
7;No)。
【0151】その後、配達者は、上記配達完了した荷物
の伝票番号を配達者端末5aに入力(バーコード入力)
し、配達日時と受取人の氏名を入力すると共に、印鑑
(或いはサイン)が押捺(或いは署名)された当該荷物
の受領証画像データをイメージスキャナ52aによりス
キャン入力し(ステップS512〜S516)、他に配
達が完了した荷物が無い場合(ステップS517;N
o)、配達者端末5aの電源をOFFする(ステップS
518;Yes)。
【0152】上記荷物が配達中の場合、配達者によって
上記問合せ荷物の伝票番号に係る配達ステータスフィー
ルド561bに持ち出し中を示すデータが入力される。
【0153】その後配達中に、例えば、この荷物が配達
戻しとなった場合、配達者によって上記配達ステータス
フィールド561bに配達戻しを示すデータが入力され
る。この時点で、配達案内管理サーバ3上で当該荷物の
配達状況を問い合わせる旨の信号が受信されると(図7
に示すステップS301)、配達者端末5aに対してウ
ェイクアップ要求が行われる(ステップS302〜ステ
ップS304;No,S308;No、S311;N
o、ステップS316〜S317)。
【0154】その後、配達者端末5a上で上記ウェイク
アップ要求が受信されると、配達者端末5aは起動して
ウェイクアップした旨を示すウェイクアップ応答信号を
配達案内管理サーバ3に送信する(図9に示すステップ
S601)。
【0155】配達案内管理サーバ3上で、上記ウェイク
アップ応答信号が受信された後、上記問合せ荷物の伝票
番号と、当該伝票番号に係る配達データ(すなわち、配
達データベース561の伝票番号フィールド561a〜
戻し理由フィールド561fに記録されたデータ)とに
対する送信要求が、配達者端末5aに送信される(図8
に示すステップS401;Yes,S402)。
【0156】その後、配達者端末5a上で、上記送信要
求を受信すると(図9に示すステップS602、S60
3;Yes)、その送信要求された上記配達データが配
達データベース561から読み出され、配達案内管理サ
ーバ3に送信されて(ステップS604、S605)、
電源OFFとなる(ステップS606;Yes,S60
7;Yes)。
【0157】その後、上記送信要求された配達データが
配達案内管理サーバ3上で受信されると(図8に示すス
テップS403;Yes、S404)、当該配達データ
の戻し理由フィールド561fから配達戻し理由が抽出
され(ステップSステップS405、S406;No,
S408;Yes)、問合せ荷物は現在配達戻しである
旨を示すデータ、及び上記抽出された配達戻し理由を示
すデータが問合せ元のユーザ端末6aに送信される(ス
テップS409)。
【0158】その後、配達案内管理サーバ3上で、当該
伝票番号に係る所在ステータスフィールド372e及び
配達ステータスフィールド372fに配達戻しを示すデ
ータが記録されると共に、戻し理由フィールド372l
に上記戻し理由を示すデータが記録される(S41
0)。
【0159】一日の配達業務終了後、上記配達者が上記
配達戻しとなった荷物を持ち帰った際、配達者端末5a
が営業所ターミナル4のデータ送信用端末に接続され
(図10(a)に示すステップS701)、配達者端末
5aの配達データベース561の全レコードデータが収
集されて(ステップS702)、配達案内管理サーバ3
に送信される(ステップS703)。
【0160】その後、営業所ターミナル4から送信され
た配達データベース561の全データが配達案内管理サ
ーバ3上で受信されると(図10(b)に示すステップ
S801)、この受信されたデータに基づいて、配達デ
ータベース561に記録された全ての伝票番号に対する
所在ステータスフィールド372e及び配達ステータス
フィールド372f、或いは必要に応じて、配達日時フ
ィールド372h、受取人フィールド372i、受取人
フィールド372iが更新される(ステップS802〜
S803)。また、受領証画像フィールド561eに受
領証画像データが記録されている場合、当該画像データ
が受領証画像ファイル郡371に格納されると共に、そ
の格納場所を示すアドレスデータが、該当する伝票番号
に係る受領証画像ポインタフィールド372jに記録さ
れる(ステップS804)。
【0161】以上説明したように、本発明を適用した配
達案内管理システム1は、荷物の配達状況の問い合わせ
があった際、配達案内管理サーバ3の荷物データベース
372を検索し、当該荷物の伝票番号に係る所在ステー
タスフィールド372eに記録されたデータに基づい
て、上記荷物の問い合わせに対する応答処理を行う。特
に、上記所在ステータスフィールド372eに記録され
たデータが配達中を示すものである場合、配達案内管理
システム1は、上記問合せ荷物の配達者が携帯する配達
者端末5aを、ウェイクオンリング機能によってウェイ
クアップさせ、配達者端末5aの配達データベース56
1から、上記問合せ荷物の伝票番号に係るデータ(伝票
番号フィールド561a〜戻し理由フィールド561f
のデータ)を送信させて取得する。更に、配達案内管理
システム1は、その取得したデータに基づいて、上記問
合せ荷物の配達状況を問合せ元に送信すると共に、該当
する荷物データベース372の所在ステータスフィール
ド372eや配達ステータスフィールド372f等を更
新する。
【0162】従って、配達案内管理システム1は、荷物
の配達状況の問い合わせに応答する際、配達者端末5a
に記録された配達データベース561の全データを、デ
ータが更新される度に(或いは定期的に)、配達案内管
理サーバ3に送信することなく、送信要求があった場合
に要求されたデータのみを配達案内管理サーバ3に送信
するので、通信コストの低減化が実現できる。
【0163】また、ウェイクオンリング機能により、自
動的に配達者端末5aが起動され、問合せ荷物に係る配
達データ(配達データベース561に記録されたデー
タ)が自動的に配達案内管理サーバ3に送信されるの
で、配達者端末5aを操作する配達者は、配達者端末5
aを起動して上記配達データを送信する為の操作を行わ
なくて済む。その為、データ送信に要する時間と配達者
の労力とを省くことができ、問い合わせが多ければ多い
程、更に、送信する配達データの容量が大きければ大き
い程、有効性の高いものとなる。
【0164】特に、イメージスキャナ52aにより取得
される容量の大きい受領証画像データが配達データに含
まれる場合、配達者端末5a送信要求があった時に上記
配達データが配達案内管理サーバ3に送信されるので、
通信費のコストダウンが図られる。
【0165】更に、問合せ荷物が配達中でない場合、配
達者端末5aから上記配達データをロードすることな
く、配達案内管理サーバ3の荷物データベース372に
予め記憶された伝票番号フィールド372a〜戻し理由
フィールド372lに基づいて問合せ元に配達状況を案
内できるので、配達者端末5aに対するアクセス回数及
びロードされるデータ量を少なくでき、従って通信コス
トの低減化が図られる。
【0166】更に、配達者端末5a上で入力された荷物
の現在の状況を示す伝票番号フィールド561a〜戻し
理由フィールド561fは、問合せ荷物が持ち出し中で
あるか、配達完了したか、或いは配達戻しとなったか等
の情報に加え、配達完了を示す印鑑(或いはサイン)押
捺(或いは署名)済み受領証画像データを含むので、よ
り正確かつ充実した配達状況の案内が可能となる。
【0167】更に、営業所ターミナル4を介して、複数
の配達者端末上で配達時に入力されたデータ(伝票番号
フィールド561a〜戻し理由フィールド561f)を
一括して配達案内管理サーバ3に送信可能となるので、
データ送信に要する手間と時間の短縮化が図られ、荷物
配達に係る最新データを効率良く収集することができ
る。
【0168】なお、本発明は、上記実施の形態の内容に
限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範
囲で適宜変更可能である。例えば、本実施の形態におい
ては、一日の業務終了時、配達者端末5aに記録された
配達データベース561の全データを配達案内管理サー
バ3に送信する際、営業所ターミナル4のデータ送信用
端末に配達者端末5aを接続し、このデータ送信用端末
からネットワーク2を介して配達案内管理サーバ3にデ
ータ送信する構成としているが、これに限らず、営業所
ターミナル4のデータ送信用端末に接続することなく、
一日の業務終了時に配達者端末5aからネットワーク2
の無線回線を介して直接配達案内管理サーバ3にデータ
送信するようにしても良い。
【0169】
【発明の効果】請求項1、7、及び8記載の発明によれ
ば、荷物の配達状況の問合せに応答する際、上記配達者
端末に記録された荷物の現在情報は、データが更新され
る度(或いは定期的)に配達者端末から送信されること
なく、問合せがあった場合に必要なデータのみ送信され
るので、通信コストの低減化が実現でき、問合せが多け
れば多い程、更に、送信する配達データの容量が大きけ
れば大きい程、有効性の高いものとなる。
【0170】請求項2記載の発明によれば、問合せ荷物
が配達中でない場合、配達者端末から当該荷物の現在情
報をロードすることなく、上記所在情報に基づいて問合
せ元に配達状況を案内できるので、配達者端末に対する
アクセス回数及びロードされるデータ量を少なくでき、
従って通信コストの低減化が図られる。
【0171】請求項3記載の発明によれば、配達者によ
って入力された最新の現在情報に基づいて配達案内サー
バの所在情報が更新されるので、荷物照会に対して正確
な応答が可能となる。
【0172】請求項4記載の発明によれば、配達者端末
上で入力された荷物の現在の状況を示す上記現在情報
は、問合せ荷物が持ち出し中であるか、配達完了した
か、或いは配達戻しとなったか等の情報に加え、配達完
了を示す受領証の画像データを含むので、より正確かつ
充実した配達状況の案内が可能となる。
【0173】請求項5記載の発明によれば、営業所ター
ミナルを介して、複数の配達者端末上で入力された上記
現在情報を一括して送信可能となるので、データ送信に
要する手間と時間の短縮化が図られ、配達者端末上のデ
ータを効率良く収集することができる。
【0174】請求項6記載の発明によれば、上記起動要
求手段により自動的に配達者端末が起動され、問合せ荷
物に係る上記現在情報が自動的に送信されるので、配達
者端末を操作する配達者は、配達者端末を起動して上記
現在情報を送信する為の操作を行わなくて済み、データ
送信に要する時間と配達者の労力とを省くことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した配達案内管理システム1の概
略構成を示す図である。
【図2】図1に示す配達案内管理サーバ3の内部構成を
示す概略ブロック図である。
【図3】(a)は、図2に示す記録媒体37aに格納さ
れた荷物データベース372の内容を示す図であり、
(b)は、記録媒体37aに格納された配達者データベ
ース373の内容を示す図である。
【図4】図1に示す配達者端末5aの内部構成を示す概
略ブロック図である。
【図5】図4に示す記録媒体56aに格納された配達デ
ータベース561の内容を示す図である。
【図6】図1に示す配達者端末5aによって行われる荷
物の配達状況を示すデータの入力処理を説明するフロー
チャートである。
【図7】図1に示す配達案内管理サーバ3によって行わ
れる荷物照会に対する応答処理を説明するフローチャー
トである。
【図8】図1に示す配達案内管理サーバ3によって行わ
れる荷物照会に対する応答処理を説明するフローチャー
トである。
【図9】図1に示す配達者端末5aによって行われる荷
物照会に対する応答処理を説明するフローチャートであ
る。
【図10】(a)は、図1に示す営業所ターミナル4に
よって行われる、配達者端末5aの配達データベース5
61に記録された全データの収集処理を説明するフロー
チャートであり、(b)は、営業所ターミナル4から送
信されたデータに基づいて、配達案内管理サーバ3上の
受領証画像ファイル郡371、荷物データベース372
の更新処理を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
1 配達案内管理システム 2 ネットワーク 3 配達案内管理サーバ 31、51 CPU 32、52 入力装置 52a イメージスキャナ 33、53 RAM 34、54 通信制御装置 35、55 表示装置 36 印刷装置 37、56 記憶装置 37a 記録媒体 38、57 バス 4 営業所ターミナル 5a、5b 配達者端末 6a、6b ユーザ端末 7a、7b 届先

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】荷物の配達状況を問合せ元に案内する配達
    案内サーバと、配達者が携帯し、配達中の荷物の現在の
    状況を示す現在情報を随時記録する配達者端末とが、ネ
    ットワークを介して接続された配達案内システムにおい
    て、 前記配達案内サーバは、 荷物の配達状況の問合せがあった場合、記録された現在
    の荷物の所在を示す所在情報を参照して、当該荷物が現
    在配達中であるか否かを判定する判定手段と、 前記判定手段により前記問合せ荷物が配達中であると判
    定された場合、当該配達中荷物の現在情報が記録された
    前記配達者端末に対し、前記配達中荷物の現在情報の送
    信要求を行う送信要求手段と、 前記送信要求手段による送信要求に応じて前記配達者端
    末から送信された前記現在情報に基づいて、前記荷物の
    配達状況を問合せ元に通知する配達状況通知手段と、を
    具備し、 前記配達者端末は、 前記配達案内サーバから前記配達中荷物の現在情報の送
    信要求を受信した場合、入力された前記現在情報の中か
    ら、当該送信要求により要求された前記配達中荷物の現
    在情報を、前記ネットワークを介して前記配達案内サー
    バに送信する現在情報送信手段と、 を具備したことを特徴とする配達案内システム。
  2. 【請求項2】前記配達状況通知手段は、前記判定手段に
    より前記問合せ荷物が配達中ではないと判定された場
    合、前記所在情報に基づいて、当該荷物の配達状況を問
    合せ元に通知することを特徴とする請求項1記載の配達
    案内システム。
  3. 【請求項3】前記配達案内サーバは、前記配達者端末か
    ら前記現在情報を収集し、該収集した現在情報に基づい
    て、前記所在情報を更新する更新手段を更に具備したこ
    とを特徴とする請求項1或いは2記載の配送案内システ
    ム。
  4. 【請求項4】前記更新手段は、荷物が配達者により持ち
    出し中であるか、配達が完了したか、或いは配達戻しと
    なっているかを示す情報と、荷物の配達が完了した際の
    配達日時、受取人氏名、及び受領証画像を示す情報とを
    含む前記現在情報に基づいて、前記所在情報を更新する
    ことを特徴とする請求項3記載の配達案内システム。
  5. 【請求項5】前記ネットワーク上に接続された営業所タ
    ーミナルを更に具備し、 前記更新手段は、各営業所ターミナルを介して前記配達
    者端末から収集した前記現在情報に基づいて、前記所在
    情報を更新することを特徴とする請求項3或いは4記載
    の配達案内システム。
  6. 【請求項6】前記配達案内サーバは、 前記ネットワークを介して前記配達者端末に起動要求を
    送信する起動要求送信手段を更に具備し、 前記配達者端末は、 前記起動要求送信手段により送信された前記起動要求を
    受信した場合、自電源を投入して起動する起動手段を更
    に具備したことを特徴とする請求項1乃至5のうち何れ
    かに記載の配達案内システム。
  7. 【請求項7】ネットワークを介して荷物の配達状況を問
    合せ元に案内する配達案内方法において、 荷物の配達状況の問合せがあった場合、記録された荷物
    の現在の所在を示す所在情報を参照して、当該荷物が現
    在配達中であるか否かを判定する工程と、 前記問合せ荷物が配達中であると判定された場合、当該
    配達中荷物の現在情報が記録された配達者端末に対し、
    前記配達中荷物の現在情報の送信要求を行う工程と、 前記送信要求に応じて前記配達者端末から送信された前
    記現在情報に基づいて、前記荷物の配達状況を問合せ元
    に通知する工程と、 を含んだことを特徴とする配達案内方法。
  8. 【請求項8】コンピュータに、 荷物の配達状況の問合せがあった場合、記録された荷物
    の現在の所在を示す所在情報を参照して、当該荷物が現
    在配達中であるか否かを判定する機能と、 前記問合せ荷物が配達中であると判定された場合、当該
    配達中荷物の現在情報が記録された配達者端末に対し、
    起動要求を送信する機能と、 前記起動要求に応じて起動した前記配達者端末に対し、
    前記配達中荷物の現在情報の送信要求を行う機能と、 前記送信要求に応じて前記配達者端末から送信された前
    記現在情報に基づいて、前記荷物の配達状況を問合せ元
    に通知する機能と、 を実現させる為のプログラム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007137664A (ja) * 2005-11-22 2007-06-07 Ntt Data Corp 追跡システムおよび照会装置
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