JP2003050820A - サービス情報提供システム、サービス情報提供装置及びその方法 - Google Patents

サービス情報提供システム、サービス情報提供装置及びその方法

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JP2003050820A
JP2003050820A JP2001239273A JP2001239273A JP2003050820A JP 2003050820 A JP2003050820 A JP 2003050820A JP 2001239273 A JP2001239273 A JP 2001239273A JP 2001239273 A JP2001239273 A JP 2001239273A JP 2003050820 A JP2003050820 A JP 2003050820A
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JP2001239273A
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Masaki Kobayashi
正樹 小林
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Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】サービス情報を受ける端末機側の負担を軽減
し、煩雑な操作をせずに、より適切で有用なサービス情
報を気軽に受けられるようにする。 【解決手段】通信ネットワーク13を介して接続された携
帯電話機11とサーバ装置15とを有するシステムで、携帯
電話機11は、単位時間毎に現在位置を認識し、認識した
複数の現在位置の情報を取り纏めた行動履歴情報を保持
し、保持する行動履歴情報をサーバ装置15に送信する一
方、サーバ装置15は、送られてきた行動履歴情報を受信
し、受信した携帯電話機11からの行動履歴情報を記憶
し、記憶する行動履歴情報の位置に対応したサービス情
報を選択し、選択したサービス情報を携帯電話機11に送
信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば携帯電話シ
ステムに好適なサービス情報提供システム、該システム
で使用されるサービス情報提供装置及びその方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近時、音声通話のみならず、情報提供サ
ービスも利用可能な携帯電話機が広く一般に普及してい
る。
【0003】この種の携帯電話機のシステムでは、携帯
電話機のユーザが、希望する情報の分野や地域等を指定
操作することにより、そのリクエストを受けたサーバ装
置が該当するサービス情報を選択して、当該携帯電話機
に提供すべく送信するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようなサービス情報の提供方法では、携帯電話機のユー
ザが希望する情報を得るために適切な指定操作を行なわ
なければならないことになり、ユーザ側にとっては大変
煩雑な手間を必要とするという不具合を有している。
【0005】特に必要な情報が地域や曜日や時間帯に関
連するものである場合には、その指定操作も併せて行な
わなければならず、上述した不具合の点はさらに顕著と
なり得る。
【0006】本発明は上記のような実情に鑑みてなされ
たもので、その目的とするところは、サービス情報を受
ける端末機側の負担を軽減し、煩雑な操作をせずに、よ
り適切で有用なサービス情報を気軽に受けることが可能
なサービス情報提供システム、サービス情報提供装置及
びその方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
通信ネットワークを介して接続された端末機とサーバ装
置とを有するサービス情報提供システムであって、上記
端末機は、単位時間毎に現在位置を認識する認識手段
と、この認識手段で認識した複数の現在位置の情報を取
り纏めて行動履歴情報を生成する生成手段と、この生成
手段で生成された行動履歴情報を上記サーバ装置に送信
する第1の送信手段とを具備し、上記サーバ装置は、上
記端末機から送られてきた行動履歴情報を受信する受信
手段と、この受信手段で受信した端末機からの行動履歴
情報を記憶する記憶手段と、この記憶手段で記憶する行
動履歴情報の位置に対応したサービス情報を選択する選
択手段と、この選択手段で選択したサービス情報を上記
端末機に送信する第2の送信手段とを具備することを特
徴とする。
【0008】このようなシステム構成とすれば、端末機
を携帯するユーザの移動に伴なう位置情報の遷移状態を
取り纏めて行動履歴情報として自動的にサーバ装置に送
信することにより、サーバ装置側は適切と思われる位置
のサービス情報を選択して端末機へ送信するようになる
ため、サービス情報を受ける端末機側では、煩雑な操作
をせずに気軽にサービス情報を受けることが可能とな
る。
【0009】請求項2記載の発明は、上記請求項1記載
の発明において、上記行動履歴情報は、時刻情報を含
み、上記選択手段は、行動履歴情報の位置及び時刻に対
応したサービス情報を選択することを特徴とする。
【0010】このようなシステム構成とすれば、上記請
求項1記載の発明の作用に加えて、曜日や時間帯等の要
素も含んだ、より適切なサービス情報を選択して端末機
へ提供することができる。
【0011】請求項3記載の発明は、通信ネットワーク
を介して接続された端末機とサーバ装置とを有するサー
ビス情報提供システムであって、上記端末機は、単位時
間毎に現在位置を認識する認識手段と、この認識手段で
認識した現在位置を上記サーバ装置に送信する第1の送
信手段とを具備し、上記サーバ装置は、上記端末機から
送られてきた現在位置の情報を受信する受信手段と、こ
の受信手段で受信した端末機からの現在位置の情報を複
数記憶する第1の記憶手段と、この第1の記憶手段で記
憶する現在位置の情報に対応したサービス情報を選択す
る選択手段と、この選択手段で選択したサービス情報を
上記端末機に送信する第2の送信手段とを具備したこと
を特徴とするサービス情報提供システム。
【0012】このようなシステム構成とすれば、端末機
を携帯するユーザの移動に伴なう位置情報を随時現在位
置の情報として自動的にサーバ装置に送信することによ
り、サーバ装置側は適切と思われる位置のサービス情報
を選択して端末機へ送信するようになるため、サービス
情報を受ける端末機側では、ハードウェア回路の負担を
極力小さくしながらも、煩雑な操作をせずに気軽にサー
ビス情報を受けることが可能となる。
【0013】請求項4記載の発明は、通信ネットワーク
を介して接続された端末機とサーバ装置とを有するサー
ビス情報提供システムであって、上記サーバ装置は、単
位時間毎に通信ネットワークとの接続状態により上記端
末機の現在位置を認識する認識手段と、この認識手段で
得た端末機の現在位置の情報を複数記憶する第1の記憶
手段と、この第1の記憶手段で記憶する現在位置の情報
に対応したサービス情報を選択する選択手段と、この選
択手段で選択したサービス情報を上記端末機に送信する
送信手段とを具備したことを特徴とする。
【0014】このようなシステム構成とすれば、端末機
の位置情報をサーバ装置側で常時認識し、適切と思われ
る位置のサービス情報を選択して端末機へ送信するよう
になるため、サービス情報を受ける端末機側では、ハー
ドウェア回路の負担を一切負うことなしに、煩雑な操作
をせずに気軽にサービス情報を受けることが可能とな
る。
【0015】請求項5記載の発明は、上記請求項3また
は4記載の発明において、上記第1の記憶手段で記憶す
る複数の現在位置の情報を取り纏めて行動履歴情報を生
成する生成手段と、この生成手段で得た行動履歴情報を
記憶する第2の記憶手段とをさらに具備し、上記選択手
段は、この第2の記憶手段で記憶する行動履歴情報に対
応したサービス情報を選択することを特徴とする。
【0016】このようなシステム構成とすれば、上記請
求項3または4記載の発明の作用に加えて、複数の現在
位置の情報を取り纏めた行動履歴情報から、対応するサ
ービス情報を選択するようにしたため、適切なサービス
情報をより迅速に選択して提供することができる。
【0017】請求項6記載の発明は、上記請求項3乃至
5いずれか記載の発明において、上記第1の記憶手段
は、時刻情報を含んだ現在位置の情報を複数記憶し、上
記選択手段は、位置及び時刻に対応したサービス情報を
選択することを特徴とする。
【0018】このようなシステム構成とすれば、上記請
求項3乃至5いずれか記載の発明の作用に加えて、曜日
や時間帯等の要素も含んだ、より適切なサービス情報を
選択して端末機へ提供することができる。
【0019】請求項7記載の発明は、通信ネットワーク
を介して接続された端末機に対してサービス情報を提供
するサービス情報提供装置であって、上記端末機から送
られてくる、該端末機が移動した際に得られる複数の位
置情報からなる行動履歴情報を受信する受信手段と、こ
の受信手段で受信した端末機からの行動履歴情報を記憶
する記憶手段と、この記憶手段で記憶する行動履歴情報
の位置に対応したサービス情報を選択する選択手段と、
この選択手段で選択したサービス情報を上記端末機に送
信する第2の送信手段とを具備したことを特徴とする。
【0020】このような構成とすれば、ユーザの移動に
伴なう位置情報の遷移状態を取り纏めた行動履歴情報が
自動的に端末機から送られてくるとこれを受信し、適切
と思われる位置のサービス情報を選択して端末機へ送信
するため、サービス情報を受ける端末機側で煩雑な操作
をせずに気軽にサービス情報を受けさせることが可能と
なる。
【0021】請求項8記載の発明は、通信ネットワーク
を介して接続された端末機に対してサービス情報を提供
するサービス情報提供装置であって、上記端末機から送
られてくる、該端末機が移動した際に得られる複数の現
在位置の情報を受信する受信手段と、この受信手段で受
信した端末機からの複数の現在位置の情報を記憶する記
憶手段と、この記憶手段で記憶する現在位置の情報に対
応したサービス情報を選択する選択手段と、この選択手
段で選択したサービス情報を上記端末機に送信する送信
手段とを具備したことを特徴とする。
【0022】このような構成とすれば、ユーザの移動に
伴なう位置情報が随時現在位置の情報として自動的に端
末機から送られてくるとこれを受信し、適切と思われる
位置のサービス情報を選択して端末機へ送信するように
なるため、サービス情報を受ける端末機側のハードウェ
ア回路の負担を極力小さくしながら、該端末機で煩雑な
操作をせずに気軽にサービス情報を受けさせることが可
能となる。
【0023】請求項9記載の発明は、通信ネットワーク
を介して接続された端末機に対してサービス情報を提供
するサービス情報提供装置であって、通信ネットワーク
との接続状態により上記端末機の現在位置を認識する認
識手段と、この認識手段で得た端末機の現在位置の情報
を複数記憶する記憶手段と、この記憶手段で記憶する現
在位置の情報に対応したサービス情報を選択する選択手
段と、この選択手段で選択したサービス情報を上記端末
機に送信する送信手段とを具備したことを特徴とする。
【0024】このような構成とすれば、端末機の位置情
報を常時認識し、適切と思われる位置のサービス情報を
選択して端末機へ送信するようになるため、サービス情
報を受ける端末機側がハードウェア回路の負担を一切負
うことなしに、該端末機で煩雑な操作をせずに気軽にサ
ービス情報を受けさせることが可能となる。
【0025】請求項10記載の発明は、通信ネットワー
クを介して接続された端末機に対してサービス情報を提
供するサービス情報提供方法であって、上記端末機から
送られてくる、該端末機が移動した際に得られる複数の
位置情報からなる行動履歴情報を受信する受信工程と、
この受信手段で受信した端末機からの行動履歴情報を記
憶する記憶工程と、この記憶手段で記憶する行動履歴情
報の位置に対応したサービス情報を選択する選択工程
と、この選択工程で選択したサービス情報を上記端末機
に送信する第2の送信工程とを有したことを特徴とす
る。
【0026】このような方法とすれば、ユーザの移動に
伴なう位置情報の遷移状態を取り纏めた行動履歴情報が
自動的に端末機から送られてくるとこれを受信し、適切
と思われる位置のサービス情報を選択して端末機へ送信
するため、サービス情報を受ける端末機側で煩雑な操作
をせずに気軽にサービス情報を受けさせることが可能と
なる。
【0027】請求項11記載の発明は、通信ネットワー
クを介して接続された端末機に対してサービス情報を提
供するサービス情報提供方法であって、上記端末機から
送られてくる、該端末機が移動した際に得られる複数の
現在位置の情報を受信する受信工程と、この受信手段で
受信した端末機からの複数の現在位置の情報を記憶する
記憶工程と、この記憶工程で記憶する現在位置の情報に
対応したサービス情報を選択する選択工程と、この選択
工程で選択したサービス情報を上記端末機に送信する送
信工程とを有したことを特徴とする。
【0028】このような方法とすれば、ユーザの移動に
伴なう位置情報が随時現在位置の情報として自動的に端
末機から送られてくるとこれを受信し、適切と思われる
位置のサービス情報を選択して端末機へ送信するように
なるため、サービス情報を受ける端末機側のハードウェ
ア回路の負担を極力小さくしながら、該端末機で煩雑な
操作をせずに気軽にサービス情報を受けさせることが可
能となる。
【0029】請求項12記載の発明は、通信ネットワー
クを介して接続された端末機に対してサービス情報を提
供するサービス情報提供方法であって、通信ネットワー
クとの接続状態により上記端末機の現在位置を認識する
認識工程と、この認識工程で得た端末機の現在位置の情
報を複数記憶する記憶工程と、この記憶工程で記憶する
現在位置の情報に対応したサービス情報を選択する選択
工程と、この選択工程で選択したサービス情報を上記端
末機に送信する送信工程とを有したことを特徴とする。
【0030】このような方法とすれば、端末機の位置情
報を常時認識し、適切と思われる位置のサービス情報を
選択して端末機へ送信するようになるため、サービス情
報を受ける端末機側がハードウェア回路の負担を一切負
うことなしに、該端末機で煩雑な操作をせずに気軽にサ
ービス情報を受けさせることが可能となる。
【0031】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)以下本発明
を携帯情報端末機としても機能する携帯電話機を利用し
たサービス情報提供システムに適用した第1の実施の形
態について図面を参照して説明する。
【0032】図1はシステム全体の構成を示すもので、
携帯情報端末機としての携帯電話機11は、無線基地局
(BS)12を介して通信ネットワーク13と接続さ
れ、音声通話やデータ通信を行なう一方、GPS(Gl
obal Positioning System:全
地球測位システム)衛星14からの到来電波を受信する
ことで、絶対的な現在位置の情報(緯度/経度/高度)
と正確な現在時刻とを得る。
【0033】通信ネットワーク13は、上記無線基地局
12を含む無線回線網、PSTNやISDN等を含む公
衆回線網、及びインターネットを有するものであり、こ
の通信ネットワーク13に、上記携帯電話機11に対す
るサービス情報の提供を行なうサーバ装置15が接続さ
れる。
【0034】このサーバ装置15は、情報提供センタ1
6から各種の提供情報が与えられており、与えられた提
供情報を保持した上で、その中から適切であると思われ
るものを判断して携帯電話機11に提供する。
【0035】図2は、上記携帯電話機11の音声通話機
能を除く携帯情報端末機としての機能回路構成を示すも
のである。同図で、GPS衛星14からの到来電波はG
PS情報受信部21で受信される。
【0036】このGPS情報受信部21は、位置情報受
信判断部22から送られてくる起動信号に従って所定周
期で複数のGPS衛星14からの到来電波を受信し、そ
れぞれを符号化して位置情報処理部23へ出力する。
【0037】位置情報受信判断部22は、周期的に現在
位置の測位を行なうべく判断を行なうもので、タイマ読
出し部24が現在時刻を計時し続けるタイマ25から読
出す現在の日時情報と、予め例えば正時の10分間隔毎
に設定された現在位置確認日時との比較により現在位置
の測位を行なうべきタイミングを判断し、GPS情報受
信部21に起動信号を送出する。
【0038】位置情報処理部23は、GPS情報受信部
21から送られてきた複数のGPS衛星14からの信号
に基づいて現在位置の緯度/経度/高度と現在時刻とを
位置情報として算出処理するもので、算出した内容のう
ち緯度/経度と現在時刻とをもって位置情報とし、これ
を位置情報蓄積テーブル26に記憶保持させる。
【0039】この位置情報蓄積テーブル26に保持され
た時系列の位置情報は、行動履歴データ処理部27に読
出され、地域に対応した曜日、時間帯の情報からなる行
動履歴データとして取り纏められて行動履歴データテー
ブル28に記憶保持される。
【0040】この行動履歴データテーブル28に記憶保
持された行動履歴データは、行動履歴データアップロー
ド判断部29の判断に基づいて行動履歴データ処理部2
7により読出され、通信ネットワーク発信部30により
通信ネットワーク13を介してここでは図示しないサー
バ装置15へ送信される。
【0041】行動履歴データアップロード判断部29
は、タイマ読出し部24がタイマ25から読出す現在の
日時情報と、設定した行動履歴データアップロード日時
との比較により、当該時刻となったことを判断し、行動
履歴データ処理部27及び通信ネットワーク発信部30
により行動履歴データのアップロードを実行させる。
【0042】また、この携帯電話機11には、通信ネッ
トワーク13を介してサーバ装置15からの提供情報が
送られてくるもので、送られてきた提供情報は通信ネッ
トワーク受信部31で受信され、情報出力部32に送ら
れる。
【0043】この情報出力部32には、例えばバックラ
イト付きのカラーTFT液晶パネルとその駆動回路とで
構成されるディスプレイ33と、スピーカ34とが接続
されるもので、通信ネットワーク受信部31で受信した
提供情報中の文字、画像のコンテンツをディスプレイ3
3で表示出力させる一方、音声、楽音のコンテンツをス
ピーカ34より拡声出力させる。
【0044】次いで、図3により上記サーバ装置15の
機能回路構成について説明する。
【0045】同図で、通信ネットワーク13を介して携
帯電話機11から送られてきた行動履歴データは、通信
ネットワーク受信部41にて受信され、行動履歴データ
処理部42により携帯電話機11のユーザ認証等が行な
われた後に行動履歴データテーブル43に記憶保持され
る。
【0046】一方、情報提供センタ16から与えられる
提供情報は、新規提供情報認識部44により新規の内容
であることが認識された後に提供情報格納判断部45へ
送られる。
【0047】この提供情報格納判断部45は、新規の提
供情報に関し、行動履歴データテーブル43に保持して
いる行動履歴データを参照して、格納する必要があるか
否かを判断し、格納する必要があると判断した場合にの
み、その提供情報を発信待ち提供情報テーブル46に格
納する。
【0048】また、提供情報格納判断部45には、タイ
マ読出し部47が現在時刻を計時し続けるタイマ48か
ら読出す現在の日時情報が与えられており、格納する提
供情報が緊急性を有するものであった場合には、詳細は
後述するがその提供情報中の発信時刻の情報をタイマ読
出し部47から与えられる現在の日時情報に書換えて発
信待ち提供情報テーブル46に格納する。
【0049】しかして、この発信待ち提供情報テーブル
46に格納されている提供情報と、タイマ読出し部47
がタイマ48から読出す現在の日時情報とに基づいて、
提供情報発信判断部49が発信すべき提供情報を発信待
ち提供情報テーブル46から読出し、通信ネットワーク
発信部50へ送出する。
【0050】通信ネットワーク発信部50は、提供情報
発信判断部49から送られてきた提供情報を通信ネット
ワーク13を介して携帯電話機11へ送信する。
【0051】次に上記実施の形態の動作について説明す
る。
【0052】図4は、携帯電話機11で実行される処理
内容を示すものである。その当初にはタイマ25の計時
している現在日時をタイマ読出し部24が読出して内部
に保持する(ステップA01)。
【0053】次いで、位置情報受信判断部22が上記保
持した現在日時に基づいて現在位置確認日時を「補正」
した上で保持する(ステップA02)。本実施の形態の
場合、現在位置の確認を毎時00分、10分、20分、
30分、40分、及び50分と10分周期で行なうもの
とした場合、上記した「補正」とは、現在日時の「分」
の下1桁及び「秒」の各値を切り捨ててすべてゼロにす
ることである。
【0054】例えば、現在日時が「2001年03月0
7日07時39分45秒」であれば、補正後の現在日時
は「2001年03月07日07時30分00秒」とな
るもので、この補正した現在日時を保持する。
【0055】その後、行動履歴データアップロード判断
部29が、保持している現在日時が行動履歴データをア
ップロードすべき時刻を経過しているか否か判断する
(ステップA03)。
【0056】この行動履歴データをアップロードすべき
時刻は、例えば1日に1回、23時50分に行なうもの
とするもので、行動履歴データアップロード判断部29
はアップロードすべき時刻を経過していると判断した場
合にのみ、行動履歴データテーブル28に保持されてい
る行動履歴データを行動履歴データ処理部27により読
出させ、通信ネットワーク発信部30により通信ネット
ワーク13を介して上記サーバ装置15へアップロード
するべく送信させる(ステップA04)。
【0057】このとき行動履歴データアップロード判断
部29は、行動履歴データの送信完了と共に行動履歴デ
ータアップロード日時を更新設定し、次のアップロード
に備える(ステップA05)。
【0058】例えば現在時刻が「2001年03月07
日23時54分17秒」であれば、更新後の行動履歴デ
ータアップロード日時は「2001年03月08日23
時50分00秒」となる。
【0059】ここで、行動履歴データテーブル28は、
この携帯電話機11の出荷時にはすべて内容をクリアし
ておくものとし、また行動履歴データアップロード日時
には出荷時点ですでに経過している日時を設定しておく
ものとする。
【0060】こうすることで、この携帯電話機11を購
入したユーザが初めて携帯電話機11の電源を投入して
起動した場合に、行動履歴データアップロード日時はす
でに経過していることとなるため、その時点ですべて内
容がクリアされている行動履歴データテーブル28の保
持内容がサーバ装置15へアップロードされることにな
る。
【0061】しかして、上記ステップA03でのアップ
ロード日時の経過後か否かの判断により必要に応じてス
テップA04,A05の処理を実行した後、今度は通信
ネットワーク受信部31が通信ネットワーク13を介し
てサーバ装置15からの提供情報の受信があるか否かを
確認し(ステップA06)、表示すべき提供情報がある
か否かを判断する(ステップA07)。
【0062】ここで、表示すべき提供情報があると判断
した場合にのみ、情報出力部32によりディスプレイ3
3での表示出力とスピーカ34での拡声出力とによって
その提供情報の出力を行なう(ステップA08)。
【0063】その後、タイマ読出し部24によりタイマ
25の計時する現在日時を読出して内部に保持させてか
ら(ステップA09)、その保持した現在日時が現在位
置確認日時を経過しているか否かにより、現在位置を確
認すべき日時となったか否かを位置情報受信判断部22
が判断する(ステップA10)。
【0064】ここで、現在日時が現在位置確認日時を経
過していないと判断した場合には、そのまま上記ステッ
プA03からの処理に戻って同様の処理を繰返す。
【0065】また、現在日時が現在位置確認日時を経過
したと判断した場合、すなわち前回現在位置を確認した
時点から所定の周期時間(本実施の形態では10分)が
経過した場合には、位置情報受信判断部22はGPS情
報受信部21により複数のGPS衛星14からの到来電
波を受信させ、その受信結果により位置情報処理部23
で現在位置の情報を算出させて(ステップA11)、こ
れを現在位置確認日時と共に位置情報蓄積テーブル26
に記憶保持させる(ステップA12)。
【0066】次いで、この位置情報蓄積テーブル26へ
の現在位置の記憶保持に合わせて、この位置情報蓄積テ
ーブル26の内容を総括した行動履歴データを記憶保持
している行動履歴データテーブル28の内容も更新設定
する(ステップA13)。
【0067】その後、現在位置確認日時をその時点で設
定されている内容に「10分」を加算した時刻に更新設
定してから(ステップA14)、再び上記ステップA0
3からの処理に戻って同様の処理を繰返す。
【0068】例えば、現時点での現在位置確認日時が
「2001年03月07日07時30分00秒」であれ
ば、更新後の現在位置確認日時は「2001年03月0
7日07時40分00秒」となる。
【0069】図6乃至図8は、いずれも位置情報蓄積テ
ーブル26に記憶保持されるデータ構成を例示するもの
である。図6は、携帯電話機11のユーザの「2001
年02月26日月曜日」一日分の時刻に対応した位置情
報を示すものであり、同様に、図7は「2001年02
月28日水曜日」の、図8は「2001年03月03日
土曜日」のそれぞれ同位置情報を示すものである。
【0070】この携帯電話機11のユーザは、水曜日を
除く平日は、概ね図6に示す如く、午前7時30分に八
王子市の自宅を出発し、午前9時に新宿区の会社に到着
し、午後5時40分に新宿区の会社を出発し、午後7時
10分に八王子市の自宅に戻る、という行動パターンを
とっているものとする。
【0071】また、毎週水曜日は、図7に示すように帰
宅途中に立川市のスポーツクラブによっているものし、
加えて、毎週土曜日には、図8に示す如く多摩市まで草
野球をしに出かけているものとする。
【0072】位置情報蓄積テーブル26には、上記図6
乃至図8に類した1日単位のデータを、例えば100日
分蓄積して記憶保持しているものとする。
【0073】このような位置情報蓄積テーブル26の位
置情報から作成され、行動履歴データテーブル28に記
憶保持される行動履歴データに関して説明する。
【0074】図9は、行動履歴データテーブル28に記
憶保持される行動履歴データを例示するものである。こ
こでは、例えば過去10週間分の位置情報蓄積テーブル
26の内容を基にして、地域とそれに対応する曜日、時
刻(時間帯)を行動履歴データとして記憶するものとし
ており、これによって何曜日の何時ごろはこの携帯電話
機11のユーザがどこにいたのかを知ることができる。
【0075】しかして、上記ステップA10〜A14の
処理によって10分毎に上記図6乃至図8で示したよう
に位置情報蓄積テーブル26の内容が追加され、それに
連れて図9に示したように行動履歴データテーブル28
の内容も更新されるようになるもので、この行動履歴デ
ータテーブル28の内容が1日に一回、定時を経過した
時点で上記ステップA03〜A05の処理によって通信
ネットワーク13を介してサーバ装置15へアップロー
ドされる。
【0076】次いでサーバ装置15側の動作について説
明する。
【0077】図5は、サーバ装置15で実行される処理
内容を示すものである。その当初には、携帯電話機11
からの行動履歴データのアップロードの受信状況を確認
した上で(ステップB01)、アップロードした行動履
歴データがあったか否かを判断し(ステップB02)、
あったと判断した場合にのみ、そのアップロードされて
きた行動履歴データを行動履歴データテーブル43に更
新記憶する(ステップB03)。この場合の更新記憶
は、単純に該当する携帯電話機11の行動履歴データを
上書きするものである。
【0078】その後、タイマ48の計時している現在日
時をタイマ読出し部47が読出して内部に保持する(ス
テップB04)。
【0079】次に、新規提供情報認識部44が情報提供
センタ16からの新規の提供情報があるか否かを判断す
る(ステップB05)。
【0080】新規の提供情報があると判断した場合、提
供情報格納判断部45が行動履歴データテーブル43に
記憶している携帯電話機11の行動履歴データを参照し
た上で、その提供情報を発信する必要があるか否かを判
断する(ステップB06)。
【0081】ここで、発信する必要があると判断した場
合、提供情報格納判断部45はさらにその提供情報の内
容が特に緊急性を要するものであるか否かを判断する
(ステップB07)。
【0082】これは、その提供情報が例えば交通事故に
よる渋滞や通行止め、列車事故の発生や天候不良による
列車、飛行機等の運行見合わせ、台風進路情報といった
気象情報などであるか否かにより判断するもので、緊急
を要する提供情報であると判断した場合に提供情報格納
判断部45は、その提供情報中の発信日時の情報をタイ
マ読出し部47がタイマ48から読出す現在日時に書換
えて発信待ち提供情報テーブル46に格納する(ステッ
プB08)。
【0083】また、上記ステップB07で、提供情報が
特に緊急を要するものではないと判断した場合に、提供
情報格納判断部45はその提供情報をそのまま発信待ち
提供情報テーブル46に格納する(ステップB09)。
【0084】このように、緊急性の高い提供情報に対し
ては、提供情報中の発信日時の情報を現在日時に書換え
て発信待ち提供情報テーブル46に格納しておくこと
で、次に発信待ち提供情報テーブル46に格納されてい
る提供情報を読出して携帯電話機11へ発信する際に、
その処理手順は後述するが、直ちにその提供情報を優先
的に選択させるため、緊急性がある点を満たすことがで
きる。
【0085】なお、上記ステップB05で情報提供セン
タ16からの新規の提供情報はないと判断した場合、及
び新規の提供情報があった場合でも、上記ステップB0
6でその提供情報が携帯電話機11のユーザに関連した
ものでなく、発信する必要がないと判断した場合には、
上記ステップB08,B09の発信待ち提供情報テーブ
ル46への格納処理は行なわない。
【0086】その後、提供情報発信判断部49が発信待
ち提供情報テーブル46に格納されている未発信の提供
情報を検索する(ステップB10)。この際、未発信の
提供情報中の発信日時の情報が、最後に上記ステップB
04で保持した現在日時と同じであるか、それ以前であ
るものを選択する。
【0087】そして、選択した提供情報を通信ネットワ
ーク発信部50により通信ネットワーク13を介して対
象の携帯電話機11へ発信し(ステップB11)、発信
した提供情報に関して発信待ち提供情報テーブル46で
の発信済の情報を「済」に更新設定して(ステップB1
2)、以上で一連の処理を終了し、再び上記ステップB
01に戻って、上記一連の処理を繰り返し実行する。
【0088】図10は、発信待ち提供情報テーブル46
に格納される提供情報のインデックス部分のデータ構成
を例示するものである。
【0089】図示する如く提供情報のインデックス部分
は、発信済、発信日時、件名、表示データの有無とファ
イル名、及び音声データの有無とファイル名の各情報を
1組として構成されるもので、発信日時の情報がより新
しいものを優先的に選択して発信するものとすれば、上
述した如く緊急性の高いものを優先的に選択し発信する
ことができるため、その緊急性を維持することが可能と
なる。
【0090】このような発信待ち提供情報テーブル46
の格納内容に一部対応した、個々の提供情報のデータ構
成を図11乃至図13に示す。
【0091】図11は、件名「マラソン大会に伴なう○
×街道通行止め」のデータであるが、行動履歴データテ
ーブル43に記憶される上記図9に示した行動履歴デー
タの内容を参照すると、対象日時「2001年04月0
7日(土曜日)」、対象地域のうち「八王子市□○町」
に「09時10分」に位置しているであろうことが予想
される。
【0092】したがって、この図11に示した提供情報
は、図9に示した行動履歴データテーブル43の対象と
なっている携帯電話機11に対して、発信の必要がある
ものであると判断できる。
【0093】図12は、件名「○×地方大雨注意報発
令」のデータであるが、例えばこの提供情報が「200
1年03月10日14時15分20秒(土曜日)」に情
報提供センタ16から受信され、新規提供情報認識部4
4で新規の提供情報であるものとして認識された場合、
その時、図9に示した行動履歴データテーブル43の内
容を参照すると、対象地域のうち多摩市全域に含まれる
多摩市○×に位置しているであろうことが予想される。
【0094】したがって、この図12に示した提供情報
は、図9に示した行動履歴データテーブル43の対象と
なっている携帯電話機11に対して、緊急発信の必要が
あるものであると判断できる。
【0095】また、図13は、上記2つの提供情報とは
異なり、情報提供センタ16から与えられながらも、携
帯電話機11への発信の必要がないものと提供情報格納
判断部45で判断され、発信待ち提供情報テーブル46
に格納されなかった提供情報の内容を例示するものであ
る。
【0096】この場合、件名「○×公園にてフリーマー
ケット開催」のデータであるが、図9に示した行動履歴
データテーブル43の内容を参照すると、対象日時「2
001年03月17日(土曜日)乃至18日(日曜
日)」に携帯電話機11のユーザが対象地域である新宿
区○×、同区△□には位置していないであろうことが予
想される。
【0097】したがって、この図13に示した提供情報
は、図9に示した行動履歴データテーブル43の対象と
なっている携帯電話機11に対して、発信の必要がない
ものであると判断できる。
【0098】こうして、携帯電話機11のユーザに発信
の必要があると判断した提供情報のみを選択して通信ネ
ットワーク13を介して携帯電話機11へ発信するよう
にしている。
【0099】これを受けた携帯電話機11では、上記図
4のステップA06〜A08の処理により、送られてき
た提供情報を受信して出力するようになる。
【0100】このように、携帯電話機11の移動に伴な
う位置情報の遷移状態を行動履歴データとして纏めた上
で自動的にサーバ装置15に送信することにより、サー
バ装置15の側では適切と思われる位置に対応した提供
情報を選択して携帯電話機11へ送信するようになるた
め、これら提供情報を受信する携帯電話機11の側で
は、煩雑な操作を一切せずに、気軽に提供情報を受ける
ことができる。
【0101】加えて、上記携帯電話機11へ発信する提
供情報は、携帯電話機11の行動履歴データに基づいた
曜日、時間帯等の要素に基づいたものであるため、より
適切な提供情報を携帯電話機11へ与えることができる
上、情報の転送に無駄がなく、効率的に情報の転送を完
了することができるので、サーバ装置15がより多くの
携帯電話機11に対応することができる。
【0102】なお、上記実施の形態では、携帯電話機1
1が現在位置を10分毎に確認するものとして説明した
が、例えばその周期を1分とし、現在位置の確認の精度
も合せて向上して、より詳細な行動履歴データを作成す
るものとしてもよい。
【0103】(第2の実施の形態)以下本発明を携帯情
報端末機としても機能する携帯電話機を利用したサービ
ス情報提供システムに適用した第2の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0104】なお、システム全体の構成については、上
記図1で示したものと同様であるものとして、同一部分
には同一符号を用いるものとし、その図示及び説明を省
略する。
【0105】図14は、上記携帯電話機11の音声通話
機能を除く携帯情報端末機としての機能回路構成を示す
ものである。同図で、GPS衛星14からの到来電波は
GPS情報受信部51で受信される。
【0106】このGPS情報受信部51は、位置情報受
信判断部52から送られてくる起動信号に従って所定周
期で複数のGPS衛星14からの到来電波を受信し、そ
れぞれを符号化して位置情報処理部53へ出力する。
【0107】位置情報受信判断部52は、周期的に現在
位置の測位を行なうべく判断を行なうもので、タイマ読
出し部54が現在時刻を計時し続けるタイマ55から読
出す現在の日時情報と、予め例えば正時の10分間隔毎
に設定された現在位置確認日時との比較により現在位置
の測位を行なうべきタイミングを判断し、GPS情報受
信部51に起動信号を送出する。
【0108】位置情報処理部53は、GPS情報受信部
51から送られてきた複数のGPS衛星14からの信号
に基づいて現在位置の緯度/経度/高度と現在時刻とを
位置情報として算出処理するもので、算出した内容のう
ち緯度/経度と現在時刻とをもって位置情報とし、これ
を通信ネットワーク情報発信部56により通信ネットワ
ーク13を介してここでは図示しないサーバ装置15へ
送信させる。
【0109】一方、通信ネットワーク13を介してサー
バ装置15から与えられる提供情報は、通信ネットワー
ク情報受信部57で受信され、情報出力部58に送られ
る。
【0110】この情報出力部58には、例えばバックラ
イト付きのカラーTFT液晶パネルとその駆動回路とで
構成されるディスプレイ59と、スピーカ60とが接続
されるもので、通信ネットワーク受信部57で受信した
提供情報中の文字、画像のコンテンツをディスプレイ5
9で表示出力させる一方、音声、楽音のコンテンツをス
ピーカ60より拡声出力させる。
【0111】次いで、図15により上記サーバ装置15
の機能回路構成について説明する。
【0112】同図で、通信ネットワーク13を介して携
帯電話機11から送られてきた位置情報は、通信ネット
ワーク情報受信部61にて受信され、位置情報処理部6
2により携帯電話機11のユーザ認証等が行なわれた後
に位置情報蓄積テーブル63に記憶保持させる。
【0113】この位置情報蓄積テーブル63に位置情報
を記憶保持させる毎に、その内容はすべて行動履歴デー
タ処理部64に読出され、地域に対応した曜日、時間帯
の情報からなる行動履歴データとして取り纏められて行
動履歴データテーブル65に記憶保持される。
【0114】一方、情報提供センタ16から与えられる
提供情報は、新規提供情報認識部66により新規の内容
であることが認識された後に提供情報格納判断部67へ
送られる。
【0115】この提供情報格納判断部67は、新規の提
供情報に関し、行動履歴データテーブル65に保持して
いる行動履歴データを参照して、格納する必要があるか
否かを判断し、格納する必要があると判断した場合にの
み、その提供情報を発信待ち提供情報テーブル68に格
納する。
【0116】また、提供情報格納判断部67には、タイ
マ読出し部69が現在時刻を計時し続けるタイマ70か
ら読出す現在の日時情報が与えられており、格納する提
供情報が緊急性を有するものであった場合には、詳細は
後述するがその提供情報中の発信時刻の情報をタイマ読
出し部69から与えられる現在の日時情報に書換えて発
信待ち提供情報テーブル68に格納する。
【0117】しかして、この発信待ち提供情報テーブル
68に格納されている提供情報と、タイマ読出し部69
がタイマ70から読出す現在の日時情報とに基づいて、
提供情報発信判断部71が発信すべき提供情報を発信待
ち提供情報テーブル68から読出し、通信ネットワーク
情報発信部72へ送出する。
【0118】通信ネットワーク発信部72は、提供情報
発信判断部71から送られてきた提供情報を通信ネット
ワーク13を介して携帯電話機11へ送信する。
【0119】次に上記実施の形態の動作について説明す
る。
【0120】図16は、携帯電話機11で実行される処
理内容を示すものである。その当初にはタイマ55の計
時している現在日時をタイマ読出し部54が読出して内
部に保持する(ステップC01)。
【0121】次いで、位置情報受信判断部52が上記保
持した現在日時に基づいて現在位置確認日時を「補正」
した上で保持する(ステップC02)。本実施の形態の
場合、現在位置の確認を毎時00分、10分、20分、
30分、40分、及び50分と10分周期で行なうもの
とした場合、上記した「補正」とは、現在日時の「分」
の下1桁及び「秒」の各値を切り捨ててすべてゼロにす
ることである。
【0122】例えば、現在日時が「2001年03月0
7日07時39分45秒」であれば、補正後の現在日時
は「2001年03月07日07時30分00秒」とな
るもので、この補正した現在日時を保持する。
【0123】その後、通信ネットワーク受信部57が、
通信ネットワーク13を介してサーバ装置15からの提
供情報の受信があるか否かを確認し(ステップC0
3)、表示すべき提供情報があるか否かを判断する(ス
テップC04)。
【0124】ここで、表示すべき提供情報があると判断
した場合にのみ、情報出力部58によりディスプレイ5
9での表示出力とスピーカ60での拡声出力とによって
その提供情報の出力を行なう(ステップC05)。
【0125】その後、タイマ読出し部54によりタイマ
55の計時する現在日時を読出して内部に保持させてか
ら(ステップC06)、その保持した現在日時が現在位
置確認日時を経過しているか否かにより、現在位置を確
認すべき日時となったか否かを位置情報受信判断部52
が判断する(ステップC07)。
【0126】ここで、現在日時が現在位置確認日時を経
過していないと判断した場合には、そのまま上記ステッ
プC03からの処理に戻って同様の処理を繰返す。
【0127】また、現在日時が現在位置確認日時を経過
したと判断した場合、すなわち前回現在位置を確認した
時点から所定の周期時間(本実施の形態では10分)が
経過した場合には、位置情報受信判断部52はGPS情
報受信部51により複数のGPS衛星14からの到来電
波を受信させ、その受信結果により位置情報処理部53
で現在位置の情報を算出させて(ステップC08)、こ
れを通信ネットワーク発信部56により通信ネットワー
ク13を介してサーバ装置15へアップロードさせる
(ステップC09)。
【0128】その後、現在位置確認日時をその時点で設
定されている内容に「10分」を加算した時刻に更新設
定してから(ステップC10)、再び上記ステップC0
3からの処理に戻って同様の処理を繰返す。
【0129】例えば、現時点での現在位置確認日時が
「2001年03月07日07時30分00秒」であれ
ば、更新後の現在位置確認日時は「2001年03月0
7日07時40分00秒」となる。
【0130】次いでサーバ装置15側の動作について説
明する。
【0131】図5は、サーバ装置15で実行される処理
内容を示すものである。その当初には、携帯電話機11
からの位置情報のアップロードの受信状況を確認した上
で(ステップD01)、アップロードした位置情報があ
ったか否かを判断し(ステップD02)、あったと判断
した場合にのみ、アップロードした現在位置の情報を現
在日時と共に位置情報蓄積テーブル63に記憶保持させ
る(ステップD03)。
【0132】この場合、位置情報に対応する時刻情報
は、携帯電話機11の側でこれらの情報を組にしてサー
バ装置15へ送信するものとしても良いし、あるいは携
帯電話機11からは位置情報のみを送信し、サーバ装置
15がその位置情報を受信した時刻を対応する時刻情報
として添付して位置情報蓄積テーブル63に記憶保持さ
せるものとしても良い。
【0133】しかして、上記ステップD03で現在位置
の情報を位置情報蓄積テーブル63に記憶保持した場合
には、この位置情報蓄積テーブル63の内容を総括した
行動履歴データを記憶保持している行動履歴データテー
ブル65の内容も更新設定する(ステップD04)。
【0134】なお、上記位置情報蓄積テーブル63に記
憶される位置情報は上記図6乃至図8に示した内容と同
様であるものとし、それらに基づいて行動履歴データテ
ーブル65に記憶される行動履歴データも上記図9に示
した内容と同様であるものとする。
【0135】しかして、上記ステップD03,D04の
処理の実行の有無に拘わらず、続いてタイマ70の計時
している現在日時をタイマ読出し部69が読出して内部
に保持する(ステップD05)。
【0136】次に、新規提供情報認識部66が情報提供
センタ16からの新規の提供情報があるか否かを判断す
る(ステップD06)。
【0137】新規の提供情報があると判断した場合、提
供情報格納判断部67が行動履歴データテーブル65に
記憶している携帯電話機11の行動履歴データを参照し
た上で、その提供情報を発信する必要があるか否かを判
断する(ステップD07)。
【0138】ここで、発信する必要があると判断した場
合、提供情報格納判断部67はさらにその提供情報の内
容が特に緊急性を要するものであるか否かを判断する
(ステップD08)。
【0139】これは、その提供情報が例えば交通事故に
よる渋滞や通行止め、列車事故の発生や天候不良による
列車、飛行機等の運行見合わせ、台風進路情報といった
気象情報などであるか否かにより判断するもので、緊急
を要する提供情報であると判断した場合に提供情報格納
判断部67は、その提供情報中の発信日時の情報をタイ
マ読出し部69がタイマ70から読出す現在日時に書換
えて発信待ち提供情報テーブル68に格納する(ステッ
プD09)。
【0140】また、上記ステップD08で、提供情報が
特に緊急を要するものではないと判断した場合に、提供
情報格納判断部67はその提供情報をそのまま発信待ち
提供情報テーブル68に格納する(ステップD10)。
【0141】このように、緊急性の高い提供情報に対し
ては、提供情報中の発信日時の情報を現在日時に書換え
て発信待ち提供情報テーブル68に格納しておくこと
で、次に発信待ち提供情報テーブル68に格納されてい
る提供情報を読出して携帯電話機11へ発信する際に、
その処理手順は後述するが、直ちにその提供情報を優先
的に選択させるため、緊急性がある点を満たすことがで
きる。
【0142】なお、上記ステップD06で情報提供セン
タ16からの新規の提供情報はないと判断した場合、及
び新規の提供情報があった場合でも、上記ステップD0
7でその提供情報が携帯電話機11のユーザに関連した
ものでなく、発信する必要がないと判断した場合には、
上記ステップD09,D10の発信待ち提供情報テーブ
ル68への格納処理は行なわない。
【0143】その後、提供情報発信判断部71が発信待
ち提供情報テーブル68に格納されている未発信の提供
情報を検索する(ステップD11)。この際、未発信の
提供情報中の発信日時の情報が、最後に上記ステップD
05で保持した現在日時と同じであるか、それ以前であ
るものを選択する。
【0144】そして、選択した提供情報を通信ネットワ
ーク発信部72により通信ネットワーク13を介して対
象の携帯電話機11へ発信し(ステップD12)、発信
した提供情報に関して発信待ち提供情報テーブル68で
の発信済の情報を「済」に更新設定して(ステップD1
3)、以上で一連の処理を終了し、再び上記ステップD
01に戻って、上記一連の処理を繰返し実行する。
【0145】発信待ち提供情報テーブル68に格納され
る提供情報のインデックス部分のデータ構成が上記図1
0に示した内容であったとして、上記図11乃至図13
に示したようなデータ構成の提供情報が情報提供センタ
16から与えられた場合、上記第1の実施の形態の場合
と同様の理由で、図11、図12に示した提供情報が発
信待ち提供情報テーブル68に格納されて携帯電話機1
1へ発信される一方、図13に示した提供情報は発信の
必要がないものとして発信待ち提供情報テーブル68に
は格納されない。
【0146】以上のように、携帯電話機11の移動に伴
なう位置情報の遷移状態をその都度サーバ装置15へ自
動的にアップロードし、サーバ装置15ではその位置情
報を記憶保持すると共に行動履歴データとして纏めた上
でこれも記憶保持しておき、その行動履歴データに基づ
いて適切と思われる提供情報を選択して携帯電話機11
へ送信するようになる。
【0147】そのため、携帯使用が前提とされる携帯電
話機11で、大量の情報を記憶するための大容量のメモ
リを装備しなくて良いので、端末機の小型軽量化に寄与
できると共に、それら大量のデータの処理を行なうこと
もないので、容量に制限のある電源電池を有効に活用す
ることができる。
【0148】また、サーバ装置15においても、常に携
帯電話機11に関する最新の行動履歴データを把握でき
るため、より適切な提供情報の選択と発信とを行なうこ
とが可能となる。
【0149】なお、携帯電話機11の側で位置情報蓄積
テーブルを作成し、これを定期的に一括してサーバ装置
15にアップロードするものとし、これを受付けたサー
バ装置15では、その位置情報蓄積テーブルに基づいて
行動履歴データテーブルを作成するものとしてもよい。
【0150】(第3の実施の形態)以下本発明を携帯情
報端末機としても機能するPHS(Personal
Handyphone System:簡易型コードレ
ス電話システム)方式の携帯電話機を利用したサービス
情報提供システムに適用した第3の実施の形態について
図面を参照して説明する。
【0151】図18はシステム全体の構成を示すもの
で、携帯情報端末機としての機能も有するPHS端末機
81は、PHS基地局(CS)82を介してPHS網8
3と接続され、音声通話やデータ通信を行なう。
【0152】PHS網83は、多数の基地局からなるミ
クロセルシステムを構成しており、PHS端末機81が
待受け状態で最寄のPHS基地局82に自動的に位置登
録すると、そのPHS基地局82の識別情報を取得する
ことからセンタ(図示せず)側のPHS位置検出システ
ム84によりPHS端末機81の所在をある程度の誤差
(例えば100m程度)をもって特定できるようになっ
ている。
【0153】しかるにこのPHS網83に、上記PHS
端末機81に対するサービス情報の提供を行なうサーバ
装置85が接続される。
【0154】このサーバ装置85は、上記PHS位置検
出システム84と接続されてPHS端末機81の所在を
常時認識すると共に、情報提供センタ86から各種の提
供情報が与えられており、与えられた提供情報の中から
適切であると思われるものを判断してPHS端末機81
に提供する。
【0155】図19は、上記サーバ装置85の機能回路
構成を示すものである。同図で、PHS位置検出システ
ム84から与えられるPHS端末機81の位置情報は、
PHS位置検出情報受信部101に受信される。
【0156】このPHS位置検出情報受信部101は、
位置情報受信判断部102の制御に基づいて動作するも
ので、PHS位置検出情報受信部101で受信された位
置情報は、該位置情報受信判断部102を介して位置情
報処理部103に送られる。
【0157】この位置情報処理部103は、得た位置情
報をPHS端末機81のユーザ認証等を行なった後に位
置情報蓄積テーブル104に順次記憶保持させる。
【0158】この位置情報蓄積テーブル104に位置情
報を記憶保持させる毎に、その内容はすべて行動履歴デ
ータ処理部105に読出され、地域に対応した曜日、時
間帯の情報からなる行動履歴データとして取り纏められ
て行動履歴データテーブル106に記憶保持される。
【0159】一方、情報提供センタ86から与えられる
提供情報は、新規提供情報認識部107により新規の内
容であることが認識された後に提供情報格納判断部10
8へ送られる。
【0160】この提供情報格納判断部108は、新規の
提供情報に関し、行動履歴データテーブル106に保持
している行動履歴データを参照して、格納する必要があ
るか否かを判断し、格納する必要があると判断した場合
にのみ、その提供情報を発信待ち提供情報テーブル10
9に格納する。
【0161】また、提供情報格納判断部108には、タ
イマ読出し部110が現在時刻を計時し続けるタイマ1
11から読出す現在の日時情報が与えられており、格納
する提供情報が緊急性を有するものであった場合には、
詳細は後述するがその提供情報中の発信時刻の情報をタ
イマ読出し部110から与えられる現在の日時情報に書
換えて発信待ち提供情報テーブル109に格納する。
【0162】しかして、この発信待ち提供情報テーブル
109に格納されている提供情報と、タイマ読出し部1
10がタイマ111から読出す現在の日時情報とに基づ
いて、提供情報発信判断部112が発信すべき提供情報
を発信待ち提供情報テーブル109から読出し、通信ネ
ットワーク発信部113へ送出する。
【0163】通信ネットワーク発信部113は、提供情
報発信判断部112から送られてきた提供情報をPHS
網83を介してPHS端末機81へ送信する。
【0164】次に図20によりPHS端末機81の音声
通話機能を除く携帯情報端末機としての機能回路構成を
示す。同図で、PHS網83を介してサーバ装置85か
ら与えられる提供情報は、通信ネットワーク受信部12
1で受信され、情報出力部122に送られる。
【0165】この情報出力部122には、例えばバック
ライト付きのカラーTFT液晶パネルとその駆動回路と
で構成されるディスプレイ123と、スピーカ124と
が接続されるもので、通信ネットワーク受信部121で
受信した提供情報中の文字、画像のコンテンツをディス
プレイ123で表示出力させる一方、音声、楽音のコン
テンツをスピーカ124より拡声出力させる。
【0166】次に上記実施の形態の動作について説明す
る。
【0167】まずサーバ装置85側の動作について説明
する。
【0168】図21は、サーバ装置85で実行される処
理内容を示すものである。その当初には、タイマ111
の計時している現在日時をタイマ読出し部110が読出
して内部に保持する(ステップE01)。
【0169】次いで、位置情報受信判断部102が上記
保持した現在日時に基づいて現在位置確認日時を「補
正」した上で保持する(ステップE02)。本実施の形
態の場合、現在位置の確認を毎時00分、10分、20
分、30分、40分、及び50分と10分周期で行なう
ものとした場合、上記した「補正」とは、現在日時の
「分」の下1桁及び「秒」の各値を切り捨ててすべてゼ
ロにすることである。
【0170】例えば、現在日時が「2001年03月0
7日07時39分45秒」であれば、補正後の現在日時
は「2001年03月07日07時30分00秒」とな
るもので、この補正した現在日時を保持する。
【0171】その後、あらためてタイマ111の計時し
ている現在日時をタイマ読出し部110が読出して内部
に保持した上で(ステップE03)、位置情報受信判断
部102がその現在日時が現在位置確認日時を経過して
いるか否かにより、PHS端末機81の現在位置を確認
すべき日時となったか否かを判断する(ステップE0
4)。
【0172】ここで、現在日時が現在位置確認日時を経
過したと判断した場合、すなわち前回PHS端末機81
の現在位置を確認した時点から所定の周期時間(本実施
の形態では10分)が経過した場合には、位置情報受信
判断部102はPHS位置検出情報受信部101により
PHS位置検出システム84に対してPHS端末機81
の現在位置を最寄のPHS基地局82の識別情報により
検出させて確認する(ステップE05)。
【0173】そして、確認したPHS端末機81の現在
位置の情報を位置情報処理部103により現在日時と共
に位置情報蓄積テーブル104に記憶保持させる(ステ
ップE06)。
【0174】この場合、位置情報に対応する時刻情報
は、PHS位置検出システム84の側でこれらの情報を
組にしてサーバ装置85へ送信するものとしても良い
し、あるいはPHS位置検出システム84からはPHS
端末機81の位置情報のみを送信し、サーバ装置85が
その位置情報を受信した時刻を対応する時刻情報として
添付して位置情報蓄積テーブル104に記憶保持させる
ものとしても良い。
【0175】しかして、上記ステップE06でPHS端
末機81の現在位置の情報を位置情報蓄積テーブル10
4に記憶保持した場合には、この位置情報蓄積テーブル
104の内容を総括した行動履歴データを記憶保持して
いる行動履歴データテーブル106の内容も更新設定す
る(ステップE07)。
【0176】なお、上記位置情報蓄積テーブル104に
記憶される位置情報は上記図6乃至図8に示した内容と
同様であるものとし、それらに基づいて行動履歴データ
処理部105により行動履歴データテーブル106に記
憶される行動履歴データも上記図9に示した内容と同様
であるものとする。
【0177】その後、現在位置確認日時をその時点で設
定されている内容に「10分」を加算した時刻に更新設
定する(ステップE08)。
【0178】しかして、上記ステップE05〜E08の
処理の実行の有無に拘わらず、次に、新規提供情報認識
部107が情報提供センタ86からの新規の提供情報が
あるか否かを判断する(ステップE09)。
【0179】新規の提供情報があると判断した場合、提
供情報格納判断部108が行動履歴データテーブル10
6に記憶しているPHS端末機81の行動履歴データを
参照した上で、その提供情報を発信する必要があるか否
かを判断する(ステップE10)。
【0180】ここで、発信する必要があると判断した場
合、提供情報格納判断部108はさらにその提供情報の
内容が特に緊急性を要するものであるか否かを判断する
(ステップE11)。
【0181】これは、その提供情報が例えば交通事故に
よる渋滞や通行止め、列車事故の発生や天候不良による
列車、飛行機等の運行見合わせ、台風進路情報といった
気象情報などであるか否かにより判断するもので、緊急
を要する提供情報であると判断した場合に提供情報格納
判断部108は、その提供情報中の発信日時の情報をタ
イマ読出し部110がタイマ111から読出す現在日時
に書換えて発信待ち提供情報テーブル109に格納する
(ステップE12)。
【0182】また、上記ステップE11で、提供情報が
特に緊急を要するものではないと判断した場合に、提供
情報格納判断部108はその提供情報をそのまま発信待
ち提供情報テーブル109に格納する(ステップE1
3)。
【0183】このように、緊急性の高い提供情報に対し
ては、提供情報中の発信日時の情報を現在日時に書換え
て発信待ち提供情報テーブル109に格納しておくこと
で、次に発信待ち提供情報テーブル109に格納されて
いる提供情報を読出してPHS端末機81へ発信する際
に、その処理手順は後述するが、直ちにその提供情報を
優先的に選択させるため、緊急性がある点を満たすこと
ができる。
【0184】なお、上記ステップE09で情報提供セン
タ86からの新規の提供情報はないと判断した場合、及
び新規の提供情報があった場合でも、上記ステップE1
0でその提供情報がPHS端末機81のユーザに関連し
たものでなく、発信する必要がないと判断した場合に
は、上記ステップE12,E13の発信待ち提供情報テ
ーブル109への格納処理は行なわない。
【0185】その後、提供情報発信判断部112が発信
待ち提供情報テーブル109に格納されている未発信の
提供情報を検索する(ステップE14)。この際、未発
信の提供情報中の発信日時の情報が、最後に上記ステッ
プE03で保持した現在日時と同じであるか、それ以前
であるものを選択する。
【0186】そして、選択した提供情報を通信ネットワ
ーク発信部113によりPHS網83を介して対象のP
HS端末機81へ発信し(ステップE15)、発信した
提供情報に関して発信待ち提供情報テーブル109での
発信済の情報を「済」に更新設定して(ステップE1
6)、以上で一連の処理を終了し、再び上記ステップE
03に戻って、上記一連の処理を繰返し実行する。
【0187】発信待ち提供情報テーブル109に格納さ
れる提供情報のインデックス部分のデータ構成が上記図
10に示した内容であったとして、上記図11乃至図1
3に示したようなデータ構成の提供情報が情報提供セン
タ86から与えられた場合、上記第1及び第2の実施の
形態の場合と同様の理由で、図11、図12に示した提
供情報が発信待ち提供情報テーブル109に格納されて
PHS端末機81へ発信される一方、図13に示した提
供情報は発信の必要がないものとして発信待ち提供情報
テーブル109には格納されない。
【0188】次いでこのように提供情報を受信するPH
S端末機81側の動作について図22により説明する。
同図において、PHS端末機81では、通信ネットワー
ク受信部121が、PHS網83を介してサーバ装置8
5からの提供情報の受信があるか否かを確認し(ステッ
プF01)、表示すべき提供情報があるか否かを判断す
る(ステップF02)。
【0189】ここで、表示すべき提供情報があると判断
した場合にのみ、情報出力部122によりディスプレイ
123での表示出力とスピーカ124での拡声出力とに
よってその提供情報の出力を行なう(ステップF0
3)、という処理を繰り返し実行する。
【0190】以上のように、PHS端末機81の移動に
伴なう位置情報の遷移状態をPHS位置検出システム8
4での位置検出動作によりサーバ装置85が直接認識す
るため、位置情報に関してPHS端末機81からサーバ
装置85へのアップロードを行なう必要がなく、PHS
端末機81の動作の負担を大きく軽減することができる
と共に、容量に制限のある電源電池を有効に活用するこ
とができる。
【0191】また、サーバ装置85においても、常にP
HS端末機81に関する最新の行動履歴データを把握で
きるため、より適切な提供情報の選択と発信とを行なう
ことが可能となる。
【0192】なお、上記第3の実施の形態では、携帯情
報端末機としてPHS端末機81を用い、通信ネットワ
ークとしてPHS網83を用いることで、ミクロセルシ
ステムであるPHSの特性を活かして、PHS端末機8
1の所在をPHS位置検出システム84によりサーバ装
置85が直接得るようにした場合について例示したが、
本発明はPHSに限定するものではなく、ネットワーク
との接続状態により端末機の所在を該端末機からのアッ
プロード動作なしに認識できるような無線通信システム
であれば、他のシステムであっても容易に適用可能であ
る。
【0193】また、上記各実施の形態では、サーバ装置
から携帯電話機(PHS端末機)へ無条件に携帯電話機
の行動履歴データに対応した提供情報を発信するものと
して説明したが、携帯電話機からの要求があった場合に
これに応答してサーバ装置が提供情報を発信するものと
してもよい。
【0194】これは例えば、携帯電話機のユーザが例え
ばレストランに関する提供情報の送信をサーバ装置へ要
求すると、サーバ装置では携帯電話機のユーザの行動履
歴データ及びレストランに対応する提供情報を選択して
携帯電話機へ発信するようになるもので、携帯電話機の
ユーザにとっては、提供情報の内容を指定する操作を行
なわなくてはならないものの、必要なタイミングでより
新しい適切な提供情報を得ることができる。
【0195】また、上記各実施の形態では、位置情報蓄
積テーブルに基づき行動履歴データテーブルを作成し、
この行動履歴データテーブルを参照することにより提供
情報の発信の有無を判断するようにしたが、行動履歴デ
ータテーブルを作成せずに位置情報蓄積テーブルを直接
参照することにより提供情報の発信の有無を判断するよ
うにしてもよい。
【0196】その他、本発明は上記実施の形態に限ら
ず、その要旨を逸脱しない範囲内で種々変形して実施す
ることが可能であるものとする。
【0197】さらに、上記各実施の形態には種々の段階
の発明が含まれており、開示される複数の構成要件にお
ける適宜な組合わせにより種々の発明が抽出され得る。
例えば、実施の形態に示される全構成要件からいくつか
の構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課
題の欄で述べた課題の少なくとも1つが解決でき、発明
の効果の欄で述べられている効果の少なくとも1つが得
られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明
として抽出され得る。
【0198】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、端末機を
携帯するユーザの移動に伴なう位置情報の遷移状態を取
り纏めて行動履歴情報として自動的にサーバ装置に送信
することにより、サーバ装置側は適切と思われる位置の
サービス情報を選択して端末機へ送信するようになるた
め、サービス情報を受ける端末機側では、煩雑な操作を
せずに気軽にサービス情報を受けることが可能となる。
【0199】請求項2記載の発明によれば、上記請求項
1記載の発明の効果に加えて、曜日や時間帯等の要素も
含んだ、より適切なサービス情報を選択して端末機へ提
供することができる。
【0200】請求項3記載の発明によれば、端末機を携
帯するユーザの移動に伴なう位置情報を随時現在位置の
情報として自動的にサーバ装置に送信することにより、
サーバ装置側は適切と思われる位置のサービス情報を選
択して端末機へ送信するようになるため、サービス情報
を受ける端末機側では、ハードウェア回路の負担を極力
小さくしながらも、煩雑な操作をせずに気軽にサービス
情報を受けることが可能となる。
【0201】請求項4記載の発明によれば、端末機の位
置情報をサーバ装置側で常時認識し、適切と思われる位
置のサービス情報を選択して端末機へ送信するようにな
るため、サービス情報を受ける端末機側では、ハードウ
ェア回路の負担を一切負うことなしに、煩雑な操作をせ
ずに気軽にサービス情報を受けることが可能となる。
【0202】請求項5記載の発明によれば、上記請求項
3または4記載の発明の効果に加えて、複数の現在位置
の情報を取り纏めた行動履歴情報から、対応するサービ
ス情報を選択するようにしたため、適切なサービス情報
をより迅速に選択して提供することができる。
【0203】請求項6記載の発明によれば、上記請求項
3乃至5いずれか記載の発明の効果に加えて、曜日や時
間帯等の要素も含んだ、より適切なサービス情報を選択
して端末機へ提供することができる。
【0204】請求項7記載の発明によれば、ユーザの移
動に伴なう位置情報の遷移状態を取り纏めた行動履歴情
報が自動的に端末機から送られてくるとこれを受信し、
適切と思われる位置のサービス情報を選択して端末機へ
送信するため、サービス情報を受ける端末機側で煩雑な
操作をせずに気軽にサービス情報を受けさせることが可
能となる。
【0205】請求項8記載の発明によれば、ユーザの移
動に伴なう位置情報が随時現在位置の情報として自動的
に端末機から送られてくるとこれを受信し、適切と思わ
れる位置のサービス情報を選択して端末機へ送信するよ
うになるため、サービス情報を受ける端末機側のハード
ウェア回路の負担を極力小さくしながら、該端末機で煩
雑な操作をせずに気軽にサービス情報を受けさせること
が可能となる。
【0206】請求項9記載の発明によれば、端末機の位
置情報を常時認識し、適切と思われる位置のサービス情
報を選択して端末機へ送信するようになるため、サービ
ス情報を受ける端末機側がハードウェア回路の負担を一
切負うことなしに、該端末機で煩雑な操作をせずに気軽
にサービス情報を受けさせることが可能となる。
【0207】請求項10記載の発明によれば、ユーザの
移動に伴なう位置情報の遷移状態を取り纏めた行動履歴
情報が自動的に端末機から送られてくるとこれを受信
し、適切と思われる位置のサービス情報を選択して端末
機へ送信するため、サービス情報を受ける端末機側で煩
雑な操作をせずに気軽にサービス情報を受けさせること
が可能となる。
【0208】請求項11記載の発明によれば、ユーザの
移動に伴なう位置情報が随時現在位置の情報として自動
的に端末機から送られてくるとこれを受信し、適切と思
われる位置のサービス情報を選択して端末機へ送信する
ようになるため、サービス情報を受ける端末機側のハー
ドウェア回路の負担を極力小さくしながら、該端末機で
煩雑な操作をせずに気軽にサービス情報を受けさせるこ
とが可能となる。
【0209】請求項12記載の発明によれば、端末機の
位置情報を常時認識し、適切と思われる位置のサービス
情報を選択して端末機へ送信するようになるため、サー
ビス情報を受ける端末機側がハードウェア回路の負担を
一切負うことなしに、該端末機で煩雑な操作をせずに気
軽にサービス情報を受けさせることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るシステム全体
の構成を示す図。
【図2】同実施の形態に係るサーバ装置の一部機能構成
を示すブロック図。
【図3】同実施の形態に係る携帯電話機の機能構成を示
すブロック図。
【図4】同実施の形態に係る携帯電話機側の処理内容を
示すフローチャート。
【図5】同実施の形態に係るサーバ装置側の処理内容を
示すフローチャート
【図6】同実施の形態に係る携帯電話機側で蓄積される
位置情報のデータ構成内容を例示する図。
【図7】同実施の形態に係る携帯電話機側で蓄積される
位置情報のデータ構成内容を例示する図。
【図8】同実施の形態に係る携帯電話機側で蓄積される
位置情報のデータ構成内容を例示する図。
【図9】同実施の形態に係る携帯電話機側で蓄積される
行動履歴データの構成内容を例示する図。
【図10】同実施の形態に係るサーバ装置側で用意され
る提供情報のデータ構成内容を例示する図。
【図11】同実施の形態に係るサーバ装置に与えられる
サービス情報のデータ構成を例示する図。
【図12】同実施の形態に係るサーバ装置に与えられる
サービス情報のデータ構成を例示する図。
【図13】同実施の形態に係るサーバ装置に与えられる
サービス情報のデータ構成を例示する図。
【図14】本発明の第2の実施の形態に係る携帯電話機
の一部機能構成を示すブロック図。
【図15】同実施の形態に係るサーバ装置の機能構成を
示すブロック図。
【図16】同実施の形態に係る携帯電話機側の処理内容
を示すフローチャート。
【図17】同実施の形態に係るサーバ装置側の処理内容
を示すフローチャート。
【図18】本発明の第3の実施の形態に係るシステム全
体の構成を示す図。
【図19】同実施の形態に係るサーバ装置の機能構成を
示すブロック図。
【図20】同実施の形態に係るPHS端末機の機能構成
を示すブロック図。
【図21】同実施の形態に係るサーバ装置側の処理内容
を示すフローチャート。
【図22】同実施の形態に係るPHS端末機側の処理内
容を示すフローチャート。
【符号の説明】
11…携帯電話機 12…無線基地局(BS) 13…通信ネットワーク 14…GPS衛星 15…サーバ装置15 21…GPS情報受信部 22…位置情報受信判断部 23…位置情報処理部 24…タイマ読出し部 25…タイマ 26…位置情報蓄積テーブル 27…行動履歴データ処理部 28…行動履歴データテーブル 29…行動履歴データアップロード判断部 30…通信ネットワーク発信部 31…通信ネットワーク受信部 32…情報出力部 33…ディスプレイ 34…スピーカ 41…通信ネットワーク受信部 42…行動履歴データ処理部 43…行動履歴データテーブル 44…新規提供情報認識部 45…提供情報格納判断部 46…発信待ち提供情報テーブル 47…タイマ読出し部 48…タイマ 49…提供情報発信判断部 50…通信ネットワーク発信部 51…GPS情報受信部 52…位置情報受信判断部 53…位置情報処理部 54…タイマ読出し部 55…タイマ 56…通信ネットワーク発信部 57…通信ネットワーク受信部 58…情報出力部 59…ディスプレイ 60…スピーカ 61…通信ネットワーク受信部 62…位置情報処理部 63…位置情報蓄積テーブル 64…行動履歴データ処理部 65…行動履歴データテーブル 66…新規提供情報認識部 67…提供情報格納判断部 68…発信待ち提供情報テーブル 69…タイマ読出し部 70…タイマ 71…提供情報発信判断部 72…通信ネットワーク発信部 81…PHS端末機 82…PHS基地局(CS) 83…PHS網 84…PHS位置検出システム 85…サーバ装置 86…情報提供センタ 101…PHS位置検出情報受信部 102…位置情報受信判断部 103…位置情報処理部 104…位置情報蓄積テーブル 105…行動履歴データ処理部 106…行動履歴データテーブル 107…新規提供情報認識部 108…提供情報格納判断部 109…発信待ち提供情報テーブル 110…タイマ読出し部 111…タイマ 112…提供情報発信判断部 113…通信ネットワーク発信部 121…通信ネットワーク受信部 122…情報出力部 123…ディスプレイ 124…スピーカ

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】通信ネットワークを介して接続された端末
    機とサーバ装置とを有するサービス情報提供システムで
    あって、 上記端末機は、 単位時間毎に現在位置を認識する認識手段と、 この認識手段で認識した複数の現在位置の情報を取り纏
    めて行動履歴情報を生成する生成手段と、 この生成手段で生成された行動履歴情報を上記サーバ装
    置に送信する第1の送信手段とを具備し、 上記サーバ装置は、 上記端末機から送られてきた行動履歴情報を受信する受
    信手段と、 この受信手段で受信した端末機からの行動履歴情報を記
    憶する記憶手段と、 この記憶手段で記憶する行動履歴情報の位置に対応した
    サービス情報を選択する選択手段と、 この選択手段で選択したサービス情報を上記端末機に送
    信する第2の送信手段とを具備することを特徴とするサ
    ービス情報提供システム。
  2. 【請求項2】上記行動履歴情報は、時刻情報を含み、 上記選択手段は、行動履歴情報の位置及び時刻に対応し
    たサービス情報を選択することを特徴とする請求項1記
    載のサービス情報提供システム。
  3. 【請求項3】通信ネットワークを介して接続された端末
    機とサーバ装置とを有するサービス情報提供システムで
    あって、 上記端末機は、 単位時間毎に現在位置を認識する認識手段と、 この認識手段で認識した現在位置を上記サーバ装置に送
    信する第1の送信手段とを具備し、 上記サーバ装置は、 上記端末機から送られてきた現在位置の情報を受信する
    受信手段と、 この受信手段で受信した端末機からの現在位置の情報を
    複数記憶する第1の記憶手段と、 この第1の記憶手段で記憶する現在位置の情報に対応し
    たサービス情報を選択する選択手段と、 この選択手段で選択したサービス情報を上記端末機に送
    信する第2の送信手段とを具備したことを特徴とするサ
    ービス情報提供システム。
  4. 【請求項4】通信ネットワークを介して接続された端末
    機とサーバ装置とを有するサービス情報提供システムで
    あって、 上記サーバ装置は、 単位時間毎に通信ネットワークとの接続状態により上記
    端末機の現在位置を認識する認識手段と、 この認識手段で得た端末機の現在位置の情報を複数記憶
    する第1の記憶手段と、 この第1の記憶手段で記憶する現在位置の情報に対応し
    たサービス情報を選択する選択手段と、 この選択手段で選択したサービス情報を上記端末機に送
    信する送信手段とを具備したことを特徴とするサービス
    情報提供システム。
  5. 【請求項5】上記第1の記憶手段で記憶する複数の現在
    位置の情報を取り纏めて行動履歴情報を生成する生成手
    段と、 この生成手段で得た行動履歴情報を記憶する第2の記憶
    手段とをさらに具備し、 上記選択手段は、この第2の記憶手段で記憶する行動履
    歴情報に対応したサービス情報を選択することを特徴と
    する請求項3または4記載のサービス情報提供システ
    ム。
  6. 【請求項6】上記第1の記憶手段は、時刻情報を含んだ
    現在位置の情報を複数記憶し、 上記選択手段は、位置及び時刻に対応したサービス情報
    を選択することを特徴とする請求項3乃至5いずれか記
    載のサービス情報提供システム。
  7. 【請求項7】通信ネットワークを介して接続された端末
    機に対してサービス情報を提供するサービス情報提供装
    置であって、 上記端末機から送られてくる、該端末機が移動した際に
    得られる複数の位置情報からなる行動履歴情報を受信す
    る受信手段と、 この受信手段で受信した端末機からの行動履歴情報を記
    憶する記憶手段と、 この記憶手段で記憶する行動履歴情報の位置に対応した
    サービス情報を選択する選択手段と、 この選択手段で選択したサービス情報を上記端末機に送
    信する第2の送信手段とを具備したことを特徴とするサ
    ービス情報提供装置。
  8. 【請求項8】通信ネットワークを介して接続された端末
    機に対してサービス情報を提供するサービス情報提供装
    置であって、 上記端末機から送られてくる、該端末機が移動した際に
    得られる複数の現在位置の情報を受信する受信手段と、 この受信手段で受信した端末機からの複数の現在位置の
    情報を記憶する記憶手段と、 この記憶手段で記憶する現在位置の情報に対応したサー
    ビス情報を選択する選択手段と、 この選択手段で選択したサービス情報を上記端末機に送
    信する送信手段とを具備したことを特徴とするサービス
    情報提供装置。
  9. 【請求項9】通信ネットワークを介して接続された端末
    機に対してサービス情報を提供するサービス情報提供装
    置であって、 通信ネットワークとの接続状態により上記端末機の現在
    位置を認識する認識手段と、 この認識手段で得た端末機の現在位置の情報を複数記憶
    する記憶手段と、 この記憶手段で記憶する現在位置の情報に対応したサー
    ビス情報を選択する選択手段と、 この選択手段で選択したサービス情報を上記端末機に送
    信する送信手段とを具備したことを特徴とするサービス
    情報提供装置。
  10. 【請求項10】通信ネットワークを介して接続された端
    末機に対してサービス情報を提供するサービス情報提供
    方法であって、 上記端末機から送られてくる、該端末機が移動した際に
    得られる複数の位置情報からなる行動履歴情報を受信す
    る受信工程と、 この受信手段で受信した端末機からの行動履歴情報を記
    憶する記憶工程と、 この記憶手段で記憶する行動履歴情報の位置に対応した
    サービス情報を選択する選択工程と、 この選択工程で選択したサービス情報を上記端末機に送
    信する第2の送信工程とを有したことを特徴とするサー
    ビス情報提供方法。
  11. 【請求項11】通信ネットワークを介して接続された端
    末機に対してサービス情報を提供するサービス情報提供
    方法であって、 上記端末機から送られてくる、該端末機が移動した際に
    得られる複数の現在位置の情報を受信する受信工程と、 この受信手段で受信した端末機からの複数の現在位置の
    情報を記憶する記憶工程と、 この記憶工程で記憶する現在位置の情報に対応したサー
    ビス情報を選択する選択工程と、 この選択工程で選択したサービス情報を上記端末機に送
    信する送信工程とを有したことを特徴とするサービス情
    報提供方法。
  12. 【請求項12】通信ネットワークを介して接続された端
    末機に対してサービス情報を提供するサービス情報提供
    方法であって、 通信ネットワークとの接続状態により上記端末機の現在
    位置を認識する認識工程と、 この認識工程で得た端末機の現在位置の情報を複数記憶
    する記憶工程と、 この記憶工程で記憶する現在位置の情報に対応したサー
    ビス情報を選択する選択工程と、 この選択工程で選択したサービス情報を上記端末機に送
    信する送信工程とを有したことを特徴とするサービス情
    報提供方法。
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