JP2003050359A - 顕微鏡用多光路アダプタ - Google Patents

顕微鏡用多光路アダプタ

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JP2003050359A
JP2003050359A JP2001239354A JP2001239354A JP2003050359A JP 2003050359 A JP2003050359 A JP 2003050359A JP 2001239354 A JP2001239354 A JP 2001239354A JP 2001239354 A JP2001239354 A JP 2001239354A JP 2003050359 A JP2003050359 A JP 2003050359A
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optical
observation image
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JP2001239354A
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Keisuke Tamura
恵祐 田村
Masaaki Nishida
正明 西田
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Olympus Corp
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Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 異なる顕微鏡アプリケーションに簡単に対応
でき、しかも各種の操作を効率よく行うことができる顕
微鏡用多光路アダプタを提供する。 【解決手段】 顕微鏡フレーム1からの観察像の光路上
に設けられたアダプタ本体内部に観察像の光路を少なく
とも2光路に分割する光学素子10を配置するととも
に、これら分割された各光路上のアダプタ本体に台座1
8、19を設け、これら台座18、19に対してCマウ
ント機構20、22の他に、拡大/縮小レンズ機構や汎
用V溝機構を選択的に設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、顕微鏡の観察像を
複数の撮影手段により撮影する際に用いられる顕微鏡用
多光路アダプタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、脳神経の観察では、顕微鏡によ
り得られら蛍光像と近赤外の像を同時に撮影し、外部刺
激によるカルシュウムの伝達を蛍光像によって記録し、
同時に脳神経の位置の確認を近赤外の像で確認すること
が行われている。
【0003】そこで、従来、このような観察を可能にす
るため、顕微鏡の観察像を2つ以上の光路に分割して、
これら分割された観察像を同じまたは異なるTVカメラ
によって撮影するような顕微鏡のアプリケーションが用
いられており、これらアプリケーションに対応して複数
のTVカメラによる撮影を可能にするため各種の多光路
アダプタも考えられている。
【0004】このような多光路アダプタとしては、例え
ば、ダイクロイックミラー式の2ポートTVアダプタが
用いられている。このアダプタは、正立顕微鏡の対物レ
ンズを有する鏡筒の丸アリ嵌合部に、顕微鏡からの観察
光を2つの光路に分割するための光学素子(ダイクロイ
ックミラー)を保持したアダプタ本体を固定し、光学素
子により分割された2つの観察光を、それぞれTVカメ
ラに導くようなマウント機構を構成している。
【0005】また、他の多光路アダプタとして、例え
ば、図8に示すようなダブルポートアダプタが使用され
ている。このアダプタは、上述の2ポートTVアダプタ
と目的は同じであり、倒立顕微鏡での使用を可能にする
ため顕微鏡本体100の対物レンズからの1次像101
を光学素子であるダイクロイックミラー102で波長分
割した後、リレー光学系103、104を介して、物理
的位置を離して配置された2つのTVカメラ(Cマウン
ト105と106)に導く構成になっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、アプリケー
ションによっては、光学素子によって分割された2つの
観察像の大きさをそれぞれ拡大または縮小してTVカメ
ラで記録する場合や、1つのTVカメラで全体像を記録
しながら、もう一つのTVカメラに代えてフォトマルチ
プライヤーなどを取り付けて測光を行う場合など、種々
の使い方を要求されることががある。
【0007】このような場合、上述したダイクロイック
ミラー式の2ポートTVアダプタでは、観察像の大きさ
を変えるための拡大/縮小レンズを保持するための機構
や、フォトマルチプライヤーを接続するための汎用V溝
機構などを一切考慮していないため、上述したようなア
プリケーションに対応するのが難しい。また、このよう
なアダプタは、正立顕微鏡で用いられるが、これを仮
に、倒立顕微鏡に適用した場合、特に光学素子によって
折り返された観察光路側に取り付けられるTVカメラが
顕微鏡本体と物理的干渉を起こすことがあり、これを避
けるためアダプタ全体を鏡筒の丸アリ嵌合部で回転させ
ることがある。ところが、アダプタ内の光学素子をケー
シングフタ外部から切り替えるための部位が1個所しか
ないため、アダプタの回転位置によっては、操作が不可
能になることがある。このことは、CマウントによりT
Vカメラの撮像面までの長さを調整するネジ部材(通常
は嵌合溝に対してCマウントを光軸方向に移動させ最後
に固定するネジ)でも同様である。
【0008】一方、ダブルポートアダプタでは、アダプ
タ内部に観察像をリレーするリレー光学系103、10
4を有するため、特に微弱な蛍光像を記録するような場
合は、これらリレー光学系103、104による蛍光像
の透過率のロスが問題になる。また、このようなリレー
光学系103、104を有するアダプタは、価格的にも
高価になるという問題もある。
【0009】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、異なる顕微鏡アプリケーションに簡単に対応でき、
しかも各種の操作を効率よく行うことができる顕微鏡用
多光路アダプタを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
顕微鏡本体の観察像の光路上に設けられたアダプタ本体
と、前記アダプタ本体内部に設けられ前記観察像の光路
を少なくとも2光路に分割する光路分割手段と、前記ア
ダプタ本体の前記光路分割手段により分割された各光路
上に設けられた台座とを具備し、前記台座に対してCマ
ウント機構、拡大/縮小レンズ機構および汎用V溝機構
のいずれかを着脱可能に設けたことを特徴としている。
【0011】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記光路分割手段は、前記観察像の光路に
対し挿脱方向に移動可能に設けられ、前記アダプタ本体
は、前記光路分割手段の移動方向に該光路分割手段の取
り出しを可能にした開閉部を少なくとも2個所設けたこ
とを特徴としている。
【0012】請求項3記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記台座は、環状をなすとともに、その円
周方向に沿って前記Cマウント機構、拡大/縮小レンズ
機構および汎用V溝機構の光路方向の位置調整を行う位
置調整手段を複数配置したことを特徴としている。
【0013】請求項4記載の発明は、請求項1乃至3の
いずれかに記載の発明において、前記台座には、Cマウ
ント機構が設けられ、該Cマウント機構を介して前記顕
微鏡本体からの観察像の1次像が撮像面に投影されるよ
うに撮影手段が設けられることを特徴としている。
【0014】この結果、本発明によれば、アダプタ本体
の多分割された光路上に、Cマウント機構だけでなく、
レンズ群を有する拡大/縮小レンズ機構や汎用V溝構造
を有する汎用V溝機構を選択的に取り付けることが可能
になり、異なる顕微鏡アプリケーションに簡単に対応す
ることができる。
【0015】また、本発明によれば、顕微鏡本体のアダ
プタ本体の取付角度が変更された場合でも、確実に光路
分割手段の取り出しができるとともに、位置調整手段に
よる位置調整を行うことができる。
【0016】さらに、本発明によれば、観察像の1次像
を同時に複数個取得することが可能となる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に従い説明する。
【0018】(第1の実施の形態)図1および図2は、本
発明の第1の実施の形態が適用される顕微鏡用2光路ア
ダプタの概略構成を示し、図1は、側断面図、図2は、
一部横断面図である。
【0019】図において、1は顕微鏡本体の顕微鏡フレ
ームで、この顕微鏡フレーム1から導出される観察像の
光路上には、環状部材2がビス3により固定されてい
る。この環状部材2は、メスの丸アリ2aを有するもの
で、この丸アリ2aの中心が顕微鏡フレーム1からの観
察像の光路中心、つまり光軸4と一致するようにあらか
じめ調整がされている。また、環状部材2は、アダプタ
本体5のオスアリ嵌合部6をネジ7により固定可能にし
ている。
【0020】アダプタ本体5は、ケーシング部材5aと
ケーシングフタ部材5bからなるもので、ケーシング部
材5aがビス8によりオスアリ嵌合部6に固定されてい
る。
【0021】このようなアダプタ本体5の内部には、テ
ーパ面11aを有する光学素子保持部材11が配置され
ている。この光学素子保持部材11は、テーパ面11a
に、例えば、光路分割手段としてダイクロイックミラー
などの光学素子10が接着固定されている。
【0022】光学素子保持部材11には、図3に示すよ
うなスライドメスアリ12が一体に形成されている。こ
のスライドメスアリ12は、中間部材13の図示しない
スライドオスアリに嵌合され、光学素子10を図1の上
下方向に移動可能にしている。この場合、スライドメス
アリ12は、中間部材13の図示しないスライドオスア
リ側に設けられたビス14の締付けにより中間部材13
に固定されている。
【0023】また、中間部材13は、スライドオスアリ
15が一体に形成されている。このスライドオスアリ1
5は、ケーシング部材5a側に形成されたスライドメス
アリ16に嵌合され、中間部材13を図1の紙面と垂直
方向に移動可能にしている。この場合、中間部材13に
は、その移動方向に光学素子保持部材11と並べて空穴
部材131が設けられている。また、中間部材13に
は、直線棒状の操作レバー17が一体に設けられ、この
操作レバー17の押し込み操作により光学素子保持部材
11を光軸4上に位置させるとともに、引き出し操作に
より空穴部材131を光軸4上に位置させ、さらなる引
き出し操作により光学素子保持部材11をアダプタ本体
5の開閉可能な蓋部5cから外部に引き出し可能になっ
ている。この場合、蓋部5cは、ビス51によりアダプ
タ本体5に着脱可能に設けられている。また、光学素子
保持部材11は、アダプタ本体5外部へ引き出された状
態で、スライドメスアリ12に沿ってスライド動作させ
ることで中間部材13より取外され、光学素子10の交
換を可能にしている。
【0024】一方、アダプタ本体5のケーシングフタ部
材5bは、ケーシング部材5aに図示しないネジ部材等
で固定されている。このケーシングフタ部材5bには、
光軸4上に配置された光学素子10の透過光路上および
反射光路上にそれぞれ環状の台座18、19が設けられ
ている。これら台座18、19の中空部には、Cマウン
ト機構20、21が位置調整手段としてのネジ22、2
3のねじ込みにより固定されている。この場合、台座1
8のネジ22先端は、Cマウント機構20側面に形成さ
れた上述の透過光路の光軸方向に沿った長溝20aに挿
入されていて、Cマウント機構20の光軸方向の固定位
置を調整できるようになっている。同様に、台座19の
ネジ23先端は、Cマウント機構21側面に形成された
上述の反射光路の光軸方向に沿った長溝21aに挿入さ
れていて、Cマウント機構21の光軸方向の固定位置も
調整できるようになっている。これにより、これらCマ
ウント機構20、21に取り付けられるTVカメラの撮
像面を顕微鏡の対物レンズによる観察像の焦点面に一致
させるような光軸方向の位置調整を行うことができる。
【0025】これら位置調整手段を構成するネジ22、
23は、台座18、19の円周方向に沿って等間隔で複
数設けられている。
【0026】なお、ケーシングフタ部材5bに設けられ
た台座18、19には、上述のCマウント機構20、2
1に代えて、図4および図5に示す拡大/縮小レンズ機
構24または汎用V溝機構25を取り付けることができ
る。ここで、図4に示す拡大/縮小レンズ機構24は、
筒状をなすとともに、基端部は、Cマウント機構20、
21と同形状で台座18、19に対して光軸方向の位置
調整が可能で、ネジ22、23により固定される構成に
なっており、また、中空部には、観察像の大きさを変え
るための拡大/縮小用のレンズ群26aが設けられ、さ
らに先端部は、Cマウント機構20、21と同形状のC
マウント機構26bが形成されていて、TVカメラなど
の取付を可能にしている。一方、図5に示す汎用V溝機
構25は、筒状をなすとともに、基端部は、Cマウント
機構20、21と同形状で台座18、19に対して光軸
方向の位置調整が可能で、ネジ22、23により固定さ
れる構成になっており、また、先端部には、汎用V溝構
造27が形成されている。ここでの汎用V溝構造27の
溝部分は、長さが10ミリ程度で、90°から120°
の角度で形成され、このような汎用V溝構造27にフォ
トマルチプライヤなどが図示しないネジなどにより固定
される。
【0027】このような構成において、いま、アダプタ
本体5内部の光軸上に光学素子10を保持した光学素子
保持部材11が位置しているものとする。この状態で、
顕微鏡フレーム1内の対物レンズで形成された観察像が
アダプタ本体5内部に入射すると、観察像は、光学素子
10(ここではダイクロイックミラーとする)で、長波長
分が透過し、短波長分が反射し、それぞれCマウント機
構20、21に取り付けられた図示しないTVカメラの
撮像面に入射する。この場合、TVカメラの撮像面と観
察像の焦点面は、ネジ22、23のねじ込み量を緩めて
Cマウント機構20、21を光軸方向に移動することに
より予め一致するように調整されている。
【0028】これにより、対物レンズで形成された観察
像は、2つのTVカメラにより同時に撮影され、記録す
ることが可能になる。
【0029】ここで、例えば、観察像を拡大または縮小
する必要がある場合は、Cマウント機構20、21の一
方、または両方を台座18、19から取り外し、この代
わりに、図4に示す拡大/縮小レンズ機構24を台座1
8、19に取り付ける。この場合、拡大/縮小レンズ機
構24のレンズ群26aは、用途によって観察像を拡大
または縮小するレンズ設計がなされているので、観察像
を拡大したり縮小することが可能になる。また、拡大/
縮小レンズ機構24の先端部には、Cマウント機構26
bが形成されているので、TVカメラを取り付けること
ができる。
【0030】そして、この場合も、ネジ22(23)の
ねじ込み量を緩めて、拡大/縮小レンズ機構24を光軸
方向に移動することにより、TVカメラの撮像面とレン
ズ群26aによってリレーされた観察像面を一致させる
ことができ、拡大または縮小された観察像の撮影および
記録を行うことができる。
【0031】また、TVカメラに代えてフォトマルチプ
ライヤーを取り付けて測光を行うような場合は、Cマウ
ント機構20、21の一方、または両方を台座18、1
9から取り外し、この代わりに、図5に示す汎用V溝機
構25を台座18、19に取り付ける。この場合、汎用
V溝機構25の先端部には、汎用V溝構造27が形成さ
れているので、通常、種々の形状をしているフォトマル
チプライヤーも簡単に取り付けることができ、このフォ
トマルチプライヤーにより観察像の明るさを測定するこ
とが可能になる。
【0032】従って、このようにすれば、アダプタ本体
5の2分割された光路上には、Cマウント機構20、2
1だけでなく、レンズ群26aを有する拡大/縮小レン
ズ機構24や汎用V溝構造27を有する汎用V溝機構2
5を選択的に取り付けることが可能になるので、異なる
顕微鏡アプリケーションに簡単に対応でき汎用性の高い
顕微鏡用2光路アダプタを提供できる。
【0033】(第2の実施の形態)次に、本発明の第2の
実施の形態を説明する。
【0034】図6および図7は、第2の実施の形態が適
用される顕微鏡用2光路アダプタの概略構成を示し、図
6は、側断面図、図7は、一部横断面図であり、これら
は図1および図2と同一部分には、同符号を付してい
る。
【0035】この場合、光学素子保持部材11と空穴部
材131を取り付けた中間部材13は、一体に形成され
たスライドオスアリ15とケーシング部材5a側に形成
されたスライドメスアリ16のスライド動作により直線
移動される。
【0036】また、中間部材13には、直線棒状の操作
レバー31が一体に設けられている。この操作レバー3
1は、両端部に操作摘み31a、31bを有するととも
に、これら操作摘み31a、31bがアダプタ本体5に
開閉可能に設けられた蓋部5c、5dから外部に突出さ
れている。この場合、蓋部5c、5dは、操作レバー3
1の移動方向、つまりアダプタ本体5の相対向する位置
に配置され、これら蓋部5c、5dから突出された操作
摘み31a、31bによる操作レバー31の押し込み、
引き出し操作により光学素子保持部材11または空穴部
材131を光軸4上に位置させるとともに、アダプタ本
体5の蓋部5cまたは5cから外部に引き出し可能にな
っている。この場合も、蓋部5c、5dは、ビス51に
よりアダプタ本体5に着脱可能に設けられている。ま
た、光学素子保持部材11は、アダプタ本体5の蓋部5
cまたは5dの外部へ引き出された状態で、スライドメ
スアリ12に沿ってスライド動作させることで中間部材
13より取外され、光学素子10の交換を可能にしてい
る。
【0037】また、台座18、19の円周方向に等間隔
で複数本設けられている位置調整手段としてのネジ2
2、23は、円周方向に2箇所の場合は、180°間隔
で、3箇所の場合は、120°間隔で設けられている。
【0038】このような構成によれば、顕微鏡フレーム
1に取り付けられたアダプタ本体5の取付角度を顕微鏡
側との物理的干渉を避けるため変更するような場合も、
アダプタ本体5の蓋部5c、5dが操作レバー31の移
動方向の2個所に設けられることで、必ず一方の蓋部5
c(または5d)が上方を向くように位置させることが
できるので、操作レバー31の押し込み、引き出し操作
を支障なく行うことができるとともに、上方側に位置す
る蓋部5cまたは5dから光学素子保持部材11を外部
に引き出すようにすれば、光学素子10の交換作業を何
ら問題なく行うことができる。
【0039】また、台座18、19の円周方向に等間隔
で複数本設けられている位置調整手段としてのネジ2
2、23についても、例えば、120°間隔で設けられ
ているので、アダプタ本体5の取付角度を変更させた場
合も、いずれかのネジが上方を向くようになり、この上
方を向いたネジのねじ込み量を緩めるだけで、Cマウン
ト機構20、21の光軸方向の位置調整を簡単に行うこ
とができる。
【0040】これにより、各種の操作を効率よく行うこ
とができる顕微鏡用2光路アダプタを提供できる。
【0041】(第3の実施の形態)次に、本発明の第3の
実施の形態を説明する。
【0042】この場合、第3の実施の形態が適用される
顕微鏡用2光路アダプタの概略構成は、図6と同一なの
で、同図を援用するものとする。
【0043】この場合、顕微鏡フレーム1に設けられた
アダプタ本体5内部には、光学素子保持部材11が光軸
4上に設けられ、この光学素子保持部材11に保持され
た光学素子10は、顕微鏡フレーム1内の対物レンズで
形成された観察像を透過光路と反射光路に2分割してC
マウント機構20、21に取りつけられたTVカメラ4
1、42のそれぞれの撮像面41a、42aに投影させ
る。この場合、TVカメラ41、42のそれぞれの撮像
面41a、42aには、対物レンズで形成された観察像
の1次像が投影されるように光学素子10からの透過光
路および反射光路を含む各光路の長さが設定されてい
る。
【0044】このようにすると、光学素子10により観
察像の1次像が波長で分割が可能になるので、従来、倒
立顕微鏡などのサイドポートでは、1次像を2つ取得で
きなかったものが、1次像を同時に2つ取得することが
可能な顕微鏡用2光路アダプタを提供できる。
【0045】なお、上述では、一貫して顕微鏡用2光路
アダプタについて述べたが、2光路以上のアダプタにも
適用できる。
【0046】その他、本発明は、上記実施の形態に限定
されるものでなく、実施段階では、その要旨を変更しな
い範囲で種々変形することが可能である。
【0047】さらに、上記実施の形態には、種々の段階
の発明が含まれており、開示されている複数の構成要件
における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出でき
る。例えば、実施の形態に示されている全構成要件から
幾つかの構成要件が削除されても、発明が解決しようと
する課題の欄で述べた課題を解決でき、発明の効果の欄
で述べられている効果が得られる場合には、この構成要
件が削除された構成が発明として抽出できる。
【0048】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、異な
る顕微鏡アプリケーションに簡単に対応でき、しかも各
種の操作を効率よく行うことができる顕微鏡用多光路ア
ダプタを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の概略構成を示す側
断面図。
【図2】第1の実施の形態の概略構成を示す一部横断面
図。
【図3】第1の実施の形態に用いられる光学素子保持部
材の概略構成を示す図。
【図4】第1の実施の形態に用いられる中継部材の概略
構成を示す図。
【図5】第1の実施の形態に用いられる他の中継部材の
概略構成を示す図。
【図6】本発明の第2の実施の形態の概略構成を示す側
断面図。
【図7】第2の実施の形態の概略構成を示す一部横断面
図。
【図8】従来のダブルポートアダプタの概略構成を示す
図。
【符号の説明】
1…顕微鏡フレーム 2…環状部材 2a…丸アリ 3…ビス 4…光軸 5…アダプタ本体 5a…ケーシング部材 5b…ケーシングフタ部材 5c.5d…蓋部 6…オスアリ嵌合部 7…ネジ 8…ビス 10…光学素子 11…光学素子保持部材 11a…テーパ面 12…スライドメスアリ 13…中間部材 14…ビス 15…スライドオスアリ 16…スライドメスアリ 17…操作レバー 18.19…台座 20、21…Cマウント機構 20a、21a…長溝 22.23…ネジ 24…拡大/縮小レンズ機構 25…汎用V溝機構 26a…レンズ群 26b…Cマウント機構 27…V溝構造 31…操作レバー 31a、31b…操作摘み 41…TVカメラ 41a.42a…撮像面

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 顕微鏡本体の観察像の光路上に設けられ
    たアダプタ本体と、 前記アダプタ本体内部に設けられ前記観察像の光路を少
    なくとも2光路に分割する光路分割手段と、 前記アダプタ本体の前記光路分割手段により分割された
    各光路上に設けられた台座とを具備し、前記台座に対し
    てCマウント機構、拡大/縮小レンズ機構および汎用V
    溝機構のいずれかを着脱可能に設けたことを特徴とする
    顕微鏡用多光路アダプタ。
  2. 【請求項2】 前記光路分割手段は、前記観察像の光路
    に対し挿脱方向に移動可能に設けられ、前記アダプタ本
    体は、前記光路分割手段の移動方向に該光路分割手段の
    取り出しを可能にした開閉部を少なくとも2個所設けた
    ことを特徴とする請求項1記載の顕微鏡用多光路アダプ
    タ。
  3. 【請求項3】 前記台座は、環状をなすとともに、その
    円周方向に沿って前記Cマウント機構、拡大/縮小レン
    ズ機構および汎用V溝機構の光路方向の位置調整を行う
    位置調整手段を複数配置したことを特徴とする請求項1
    記載の顕微鏡用多光路アダプタ。
  4. 【請求項4】 前記台座には、Cマウント機構が設けら
    れ、該Cマウント機構を介して前記顕微鏡本体からの観
    察像の1次像が撮像面に投影されるように撮影手段が設
    けられることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに
    記載の顕微鏡用多光路アダプタ。
JP2001239354A 2001-08-07 2001-08-07 顕微鏡用多光路アダプタ Pending JP2003050359A (ja)

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