JP2003049834A - 直動装置 - Google Patents

直動装置

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JP2003049834A JP2001239735A JP2001239735A JP2003049834A JP 2003049834 A JP2003049834 A JP 2003049834A JP 2001239735 A JP2001239735 A JP 2001239735A JP 2001239735 A JP2001239735 A JP 2001239735A JP 2003049834 A JP2003049834 A JP 2003049834A
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宏樹 山口
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    • F16C33/00Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
    • F16C33/30Parts of ball or roller bearings
    • F16C33/37Loose spacing bodies
    • F16C33/3706Loose spacing bodies with concave surfaces conforming to the shape of the rolling elements, e.g. the spacing bodies are in sliding contact with the rolling elements
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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    • F16C29/00Bearings for parts moving only linearly
    • F16C29/04Ball or roller bearings
    • F16C29/06Ball or roller bearings in which the rolling bodies circulate partly without carrying load
    • F16C29/0633Ball or roller bearings in which the rolling bodies circulate partly without carrying load with a bearing body defining a U-shaped carriage, i.e. surrounding a guide rail or track on three sides
    • F16C29/0635Ball or roller bearings in which the rolling bodies circulate partly without carrying load with a bearing body defining a U-shaped carriage, i.e. surrounding a guide rail or track on three sides whereby the return paths are provided as bores in a main body of the U-shaped carriage, e.g. the main body of the U-shaped carriage is a single part with end caps provided at each end
    • F16C29/0638Ball or roller bearings in which the rolling bodies circulate partly without carrying load with a bearing body defining a U-shaped carriage, i.e. surrounding a guide rail or track on three sides whereby the return paths are provided as bores in a main body of the U-shaped carriage, e.g. the main body of the U-shaped carriage is a single part with end caps provided at each end with balls

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 保持ピースの素材をエラストマー材とした場
合においても潤滑剤等の油脂による膨潤の影響による転
動体間ピッチの変動を抑制して、作動性、低騒音性およ
び耐久性のより一層の向上を低コストで且つ容易に実現
する。 【解決手段】 循環方向に互いに隣り合う各鋼球Bの間
にエラストマー材からなる保持ピース100が介装され
たリニアガイド装置において、保持ピース100の凹面
101を該保持ピース100に隣接する鋼球Bの直径の
50%以下の位置で該鋼球Bに接触させ、且つ、保持ピ
ース100の剛性値を0.053N/μm以上0.17
5N/μm以下とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、産業機械等に用い
られるリニアガイド装置、ボールねじ装置、ボールスプ
ライン装置、リニアボールブッシュ装置等の直動装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の直動装置としては、例え
ば図9に示すように、軸方向に長く延びる案内レール
(案内軸)1と、その上に移動可能に跨架されたスライ
ダ(可動体)2とを備えたリニアガイド装置が知られて
いる。案内レール1の両側面にはそれぞれ軸方向に延び
る転動体転動溝3が形成されており、スライダ2のスラ
イダ本体2Aには、その両袖部4の内側面に、それぞれ
転動体転動溝3に対向する転動体転動溝(図示せず)が
形成されている。
【0003】そして、これらの向き合った両転動体転動
溝の間には転動体としての多数の鋼球が転動自在に装填
され、その鋼球の転動を介してスライダ2が案内レール
1上を軸方向に沿って移動できるようになっている。こ
の移動につれて、案内レール1とスライダ2との間に介
在する鋼球は転動してスライダ2のスライダ本体2Aの
端部に移動するが、スライダ2を軸方向に継続して移動
させていくためには、これらの鋼球を無限に循環させる
必要がある。
【0004】そこで、スライダ本体2Aの袖部4内に更
に軸方向に貫通する直線状の転動体通路(図示せず)を
形成すると共に、スライダ本体2Aの前後両端にエンド
キャップ5を設けて、このエンドキャップ5に上記両転
動体転動溝と上記直線状の転動体通路とを連通する半円
弧状に湾曲した転動体循環R部6(図10参照)を形成
することにより、転動体無限循環軌道7を構成してい
る。
【0005】また、図10に示すように、転動体無限循
環軌道7の互いに隣り合う各鋼球B間には、該鋼球Bに
対向する両側面にそれぞれ凹面8を有する保持ピース9
が該凹面8で鋼球Bに接触するように介装されている。
このような保持ピースとしては、例えば特開2000−
120825号公報に示すように、負荷ボール間にスペ
ーサ(保持ピース)を配置しても、負荷容量や剛性の低
減を招来することがなく、しかも、負荷ボールとスペー
サとの摩擦を小さくしてスペーサの循環性を向上できる
ようにしたものが提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
保持ピースでは、転動体無限循環軌道7が直線状の転動
体通路と曲線状の転動体循環R部6とによって構成さ
れ、且つ、保持ピースの剛性値も大きいため、幾何学的
関係から、負荷側である直線状の転動体通路から無負荷
側である曲線状の転動体循環R部6へ微小移動する鋼球
の微小移動量dx1と、該微小移動量dx1 に対応して
無負荷側である曲線状の転動体循環R部6から負荷側で
ある直線状の転動体通路へ微小移動する鋼球の微小移動
量dx2 との間に差が発生し、この差が鋼球の千鳥現象
や動摩擦力の変動を起こして鋼球の円滑な公転運動(循
環路に沿った運動)を阻害してしまい、一層の作動性の
向上を図ることが難しいという問題が生じた。
【0007】そこで、本出願人等は、微小移動量dx1
と微小移動量dx2 との間の差を吸収して作動性および
低騒音性の一層の向上を図るべく、特願2000−20
3324号明細書を先に提案し、その中で保持ピースに
弾性を付与し、且つ、剛性値を、作動性および耐久性の
面から見て0.053〜0.175N/μmが良いとし
た。
【0008】しかしながら、保持ピースの剛性値を容易
且つ安価に上記のような値とするためにハイトレルやペ
ルプレン(東洋紡績(株)製商品名)等のエラストマー
材を用いた場合には、潤滑剤等の油脂によって保持ピー
スが膨潤し、鋼球と保持ピースの接触位置によっては、
鋼球間ピッチが大きく変動してしまう。そして、この変
動により転動体無限循環軌道7を循環する一列の転動体
列(転動体と転動体の間に介装する保持ピースで構成さ
れる)のすき間量が変化して作動性や低騒音性へ悪影響
を及ぼしたり、すき間量の変化が著しい場合は耐久性に
も悪影響を及ぼす問題が生じる可能性がある。
【0009】本発明はかかる不都合を解消するためにな
されたものであり、保持ピースの素材をエラストマー材
とした場合においても潤滑剤等の油脂による膨潤の影響
による転動体間ピッチの変動を抑制して作動性、低騒音
性および耐久性のより一層の向上を低コストで且つ容易
に実現することができる直動装置を提供することを目的
とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、請求項1に係る発明は、転動体転動溝を有する案
内軸と、該案内軸の前記転動体転動溝に対向する転動体
転動溝を有して、これらの転動体転動溝間に挿入された
多数の転動体の転動を介して前記案内軸に案内されて相
対的に移動すると共に、該転動体を無限に循環させる転
動体無限循環軌道を有し、且つ、循環方向に互いに隣り
合う各転動体の間に保持ピースが介装された可動体とを
備えた直動装置において、前記保持ピースを該保持ピー
スに隣接する前記転動体の直径の50%以下の位置で該
転動体に接触させるようにしたことを特徴とする。
【0011】請求項2に係る発明は、請求項1におい
て、前記保持ピースを該保持ピースに隣接する前記転動
体の直径の30〜50%の位置で該転動体に接触させる
ようにしたことを特徴とする。請求項3に係る発明は、
請求項1又は2において、前記保持ピースの剛性値を
0.053N/μm以上0.175N/μm以下とした
ことを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の一例
を図を参照して説明する。図1は本発明の実施の形態の
一例であるリニアガイド装置の保持ピースを説明するた
めの説明的断面図、図2は図1の右側面図、図3は鋼球
間ピッチの変化量と日数と保持ピースの鋼球への接触位
置との関係を示すグラフ図、図4は剛性値が従来より低
い4種類の保持ピースを鋼球間に介装した場合のリニア
ガイド装置の動摩擦力の変動を示すグラフ図、図5は従
来の保持ピースを鋼球間に介装したリニアガイド装置の
動摩擦力の変動を示すグラフ図、図6はヒゲ成分の大き
さと保持ピースの剛性値との関係を示すグラフ図、図7
は剛性値が異なる各保持ピース毎の移動距離と変形量と
の関係を示すグラフ図、図8は各保持ピースの剛性値と
永久変形量との関係を示すグラフ図である。なお、この
実施の形態のリニアガイド装置は、図9に示す従来のリ
ニアガイド装置に対して、転動体無限循環軌道の互いに
隣り合う各鋼球間に介装された保持ピースが相違するだ
けであるため、相違する部分についてのみ説明する。
【0013】図1に示すように、転動体無限循環軌道7
の互いに隣り合う鋼球B間には保持ピース100が介装
されている。保持ピース100は例えばエラストマー材
(ハイトレルやペルプレン(東洋紡績(株)製商品名)
等)により短円筒状に形成されており、軸方向の両端面
には所定の曲率半径を持つ凹面101が形成されてい
る。
【0014】そして、この実施の形態では、保持ピース
100の凹面101を該保持ピース100に隣接する鋼
球Bの直径A1 の30〜50%の位置(図2のA2 /A
1 ×100%が30〜50%の位置)で該鋼球Bに接触
させ、且つ、保持ピース100の剛性値を0.053N
/μm以上0.175N/μm以下としている。これに
より、保持ピース100の素材をエラストマー材とした
場合においても潤滑剤等の油脂による膨潤の影響による
鋼球B間ピッチの変動を抑制し、作動性、低騒音性およ
び耐久性のより一層の向上を低コストで且つ容易に実現
する。
【0015】ここで、剛性値とは、2つの鋼球B間に保
持ピース100を介装した上で、「鋼球B間に加えた圧
縮力に対する、鋼球B間ピッチの変化の割合」をいう。
すなわち、剛性値(N/μm)=鋼球B間に加えた圧縮力
(N) /鋼球B間ピッチの変化量(μm)である。以下、詳
述する。
【0016】図3に鋼球とエラストマー材の保持ピース
の凹面との接触位置をそれぞれ鋼球径の70%、60
%、50%、30%となるように設定した4種類の試験
用の保持ピースを用意し、それぞれについて潤滑剤(昭
和シェルAV2グリース)による膨潤の程度を確認した
浸漬試験の結果を示す。なお、図3の縦軸は試験用の保
持ピースを使用した場合の鋼球間ピッチの寸法変化量
を、横軸は経過日数を表している。
【0017】同図より、鋼球と保持ピースの凹面との接
触位置を、鋼球径の50%以下とすることによって、エ
ラストマー材の保持ピースとした場合においても、潤滑
剤等の油脂による膨潤によって生じる鋼球間ピッチの経
時的変化を最小限に抑えることが可能であることが判
る。なお、鋼球間ピッチの変化量が±10μm以下であ
れば耐久性に及ぼす悪影響はなくなり、作動性や低騒音
性に及ぼす悪影響を大幅に低減することが可能となる。
また、鋼球間ピッチの変化量が±5μm以下であれば作
動性や低騒音性に及ぼす悪影響はなくなる。したがっ
て、鋼球間ピッチの変化量は±10μm以下にすること
が好ましく、作動性や低騒音性の面からみると、鋼球間
ピッチの変化量は±5μm以下とすることがより好まし
い。
【0018】また、図3より、鋼球と保持ピースの凹面
との接触位置を30〜50%の間を狙うことにより、エ
ラストマー材の保持ピースの膨潤による接点(接触位
置)のずれによる鋼球間ピッチの変化量と、素材そのも
のの膨潤による厚みの増大による鋼球間ピッチの変化量
とのバランスがとれ、鋼球間ピッチの変化量を最も小さ
くすることが可能となる。
【0019】このように保持ピースに隣接する鋼球が鋼
球径の50%以下の位置で接触して安定した鋼球間ピッ
チとなるような凹面形状を持つ保持ピースとすることに
より、保持ピースの素材をエラストマー材にしても潤滑
剤等の油脂による膨潤の影響による鋼球間ピッチの変動
を最小限に抑えることが可能となり、鋼球列すきまの増
減による作動性や低騒音性、耐久性の悪化を防止するこ
とができる。
【0020】次に、保持ピースの剛性値を0.053N
/μm以上0.175N/μm以下にした根拠を述べ
る。図4(a)〜(d)に剛性値が従来より低い4種類
の保持ピースa〜d(順番に剛性値が0.05,0.0
75.0.1,0.2N/μm)を鋼球間に介装した場
合のリニアガイド装置の動摩擦力を変動を示し、図5に
従来の保持ピース(剛性値2N/μm)を鋼球間に介装
したリニアガイド装置の動摩擦力を変動を示し、図6に
図4及び図5のデータに基づいた作動性の目安となるヒ
ゲ成分(動摩擦力の微少変動:小さいほど作動性が良
好)の大きさと保持ピースの剛性値との関係を示す。
【0021】図6から明らかなように、剛性値が0.1
75N/μm以下で従来の保持ピースを用いた場合のヒ
ゲ成分の大きさ1Nを下回り、従って、保持ピースの剛
性値が0.175N/μm以下の領域で作動性が向上す
るのが判る。また、図6より、保持ピースの剛性値が小
さい程、作動性が向上することが判るが、保持ピースの
剛性値が小さい程、循環R部における曲げ力や転動中に
作用する繰り返し応力等による転動体間ピッチの永久変
形量の値や潤滑剤等の油脂による膨潤の影響による変形
量を合わせた鋼球間ピッチの変化量、すなわち、耐久性
が問題となる場合がある。
【0022】図7に保持ピースa〜dの耐久性を表すも
のとして各保持ピースの移動距離と変形量との関係を示
し、図8に移動距離が約125kmでの鋼球間ピッチの
変化量と保持ピースの剛性値との関係を示す。通常の保
持ピース入りリニアガイド装置においては、40μm以
上の変化量が発生した場合、鋼球列のすき間寸法が大き
くなりすぎて鋼球と保持ピースの円滑な公転が阻害さ
れ、著しく耐久性が低下する。従って、図8から0.0
53N/μm以上の剛性値が保持ピースに必要なことが
判る。
【0023】以上より、保持ピースの剛性値を0.05
3N/μm以上0.175N/μm以下とした。このよ
うに転動体間に上記の剛性値を持つ保持ピースを介装し
たため、部品の加工誤差等による軌道長さのばらつきに
よって転動体列中に圧縮力が作用した場合でも、従来の
保持ピース入りリニアガイド装置と同等レベルの作動性
と騒音特性を確保することが可能となる。
【0024】また、本発明を適用するにあたっては全て
の鋼球間に本保持ピースを介装することが望ましいが、
一カ所あるいは少数複数箇所で本保持ピースが介装され
ない場合があっても、本保持ピースを使用しない従来品
よりは作動性・騒音特性向上の効果が認められる。その
場合は、本保持ピースの介装されない部位が、鋼球列か
ら見て対象形となすのが効果的(介装されない部位が連
続しないように)である。
【0025】なお、上記実施の形態では、保持ピースの
凹面の形状を鋼球半径に近似した曲率のR形状とした
が、これに限らず、鋼球と接触する部分の保持ピースの
凹面の形状は、ゴシック形状でもよいし円錐形状でもよ
いし球面形状で鋼球と球面のエッジ部で接触する形状と
してもよい。鋼球と接触した際に、安定した鋼球間ピッ
チとなるような凹面形状であることが、保持ピースの精
度管理を行う上で重要である。また、保持ピースをリニ
アガイド装置に使用する際には、保持ピースがそれぞれ
分離してもよいし連結されていてもよい。
【0026】更に、上記実施の形態では、円筒状の保持
ピースを用いたが、これに限定されず、例えば円柱状の
保持ピースを用いてもよい。更に、上記実施の形態で
は、転動体として鋼球を例に採ったが、これに限定され
ず、例えばセラミック球等のボールでもよく、また、こ
ろを用いた場合も本発明を適用できる。
【0027】更に、上記実施の形態では、リニアガイド
装置に本発明を適用した場合を例に採ったが、これに限
定されず、ボールねじ装置、ボールスプライン装置、リ
ニアボールブッシュ装置等の直動装置に本発明を適用し
てもよい。
【0028】
【発明の効果】上記の説明から明らかなように、本発明
によれば、保持ピースの素材をエラストマー材とした場
合においても潤滑剤等の油脂による膨潤の影響による転
動体間ピッチの変動を抑制することができるので、作動
性、低騒音性および耐久性のより一層の向上を低コスト
で且つ容易に実現することができるという効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例であるリニアガイド
装置の保持ピースを説明するための説明的断面図であ
る。
【図2】図1の右側面図である。
【図3】鋼球間ピッチの変化量と日数と保持ピースの鋼
球への接触位置との関係を示すグラフ図である。
【図4】剛性値が従来より低い4種類の保持ピースを鋼
球間に介装した場合のリニアガイド装置の動摩擦力の変
動を示すグラフ図である。
【図5】従来の保持ピースを鋼球間に介装したリニアガ
イド装置の動摩擦力の変動を示すグラフ図である。
【図6】ヒゲ成分の大きさと保持ピースの剛性値との関
係を示すグラフ図である。
【図7】剛性値が異なる各保持ピース毎の移動距離と変
化量との関係を示すグラフ図である。
【図8】各保持ピースの剛性値と変化量との関係を示す
グラフ図である。
【図9】リニアガイド装置の全体構成を説明するための
説明的斜視図である。
【図10】従来の保持ピースを説明するための説明図で
ある。
【符号の説明】
1…案内レール(案内軸) 2…スライダ(可動体) 3…転動体転動溝 7…転動体無限循環軌道 100…保持ピース B…鋼球(転動体)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 転動体転動溝を有する案内軸と、該案内
    軸の前記転動体転動溝に対向する転動体転動溝を有し
    て、これらの転動体転動溝間に挿入された多数の転動体
    の転動を介して前記案内軸に案内されて相対的に移動す
    ると共に、該転動体を無限に循環させる転動体無限循環
    軌道を有し、且つ、循環方向に互いに隣り合う各転動体
    の間に保持ピースが介装された可動体とを備えた直動装
    置において、 前記保持ピースを該保持ピースに隣接する前記転動体の
    直径の50%以下の位置で該転動体に接触させるように
    したことを特徴とする直動装置。
  2. 【請求項2】 前記保持ピースを該保持ピースに隣接す
    る前記転動体の直径の30〜50%の位置で該転動体に
    接触させるようにしたことを特徴とする請求項1記載の
    直動装置。
  3. 【請求項3】 前記保持ピースの剛性値を0.053N
    /μm以上0.175N/μm以下としたことを特徴と
    する請求項1又は2記載の直動装置。
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