JP2003047516A - 合成樹脂製カードケース - Google Patents
合成樹脂製カードケースInfo
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- JP2003047516A JP2003047516A JP2001239008A JP2001239008A JP2003047516A JP 2003047516 A JP2003047516 A JP 2003047516A JP 2001239008 A JP2001239008 A JP 2001239008A JP 2001239008 A JP2001239008 A JP 2001239008A JP 2003047516 A JP2003047516 A JP 2003047516A
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- synthetic resin
- resin sheet
- ethylene
- card case
- card
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Abstract
(57)【要約】
【課題】合成樹脂シートから構成されたカードケースに
ついて、使用し易さを改善し、見た目が良い文字や模様
を付与したカードケースを提供する 【解決手段】両面に微細な凹凸を有する合成樹脂シート
１で構成したカードケースＡであって、該微細な凹凸を
文字又は模様状に部分的に平滑にして文字又は模様５を
現出させたカードケースである。上記の合成樹脂シート
はエチレン−アルキル（メタ）クリレート共重合体を主
体とする合成樹脂シートが好ましい。またこの合成樹脂
シートには抗菌剤を含有させるのが好ましい。
ついて、使用し易さを改善し、見た目が良い文字や模様
を付与したカードケースを提供する 【解決手段】両面に微細な凹凸を有する合成樹脂シート
１で構成したカードケースＡであって、該微細な凹凸を
文字又は模様状に部分的に平滑にして文字又は模様５を
現出させたカードケースである。上記の合成樹脂シート
はエチレン−アルキル（メタ）クリレート共重合体を主
体とする合成樹脂シートが好ましい。またこの合成樹脂
シートには抗菌剤を含有させるのが好ましい。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、テレフォンカード
など各種のプリペイドカードや健康保険証カードを入れ
るカードケースに関する。
など各種のプリペイドカードや健康保険証カードを入れ
るカードケースに関する。
【０００２】
【従来技術及び発明が解決しようとする課題】従来、テ
レフォンカードなどのカード類を携帯したり、保管した
りするためのカードケースは、合成樹脂シートで作成さ
れている。この合成樹脂シートには、柔軟で高周波溶着
加工が可能な軟質ポリ塩化ビニルシートが用いられてい
たが、軟質ポリ塩化ビニルシートを素材に用いた場合に
は、使用中に可塑剤がブリードアウトして、カード表面
に付着したり、カードの磁気面に付着するなどの支障が
あった。そのため、軟質ポリ塩化ビニル系樹脂の代替と
して、エチレン−アルキル（メタ）アクリレート共重合
体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−ビニル
アルコール共重合体、エチレン−（メタ）アクリル酸共
重合体、アイオノマーなどの軟質で高周波溶着可能な樹
脂が注目されている。本発明は、これらの合成樹脂シー
トから構成されたカードケースについて、使用し易さを
改善し、見た目が良い文字や模様を付与したカードケー
スを提供することを目的とする。
レフォンカードなどのカード類を携帯したり、保管した
りするためのカードケースは、合成樹脂シートで作成さ
れている。この合成樹脂シートには、柔軟で高周波溶着
加工が可能な軟質ポリ塩化ビニルシートが用いられてい
たが、軟質ポリ塩化ビニルシートを素材に用いた場合に
は、使用中に可塑剤がブリードアウトして、カード表面
に付着したり、カードの磁気面に付着するなどの支障が
あった。そのため、軟質ポリ塩化ビニル系樹脂の代替と
して、エチレン−アルキル（メタ）アクリレート共重合
体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−ビニル
アルコール共重合体、エチレン−（メタ）アクリル酸共
重合体、アイオノマーなどの軟質で高周波溶着可能な樹
脂が注目されている。本発明は、これらの合成樹脂シー
トから構成されたカードケースについて、使用し易さを
改善し、見た目が良い文字や模様を付与したカードケー
スを提供することを目的とする。
【０００３】
【課題を解決するための手段】本発明は、両面に微細な
凹凸を有する合成樹脂シートで構成したカードケースで
あって、該微細な凹凸を文字又は模様状に部分的に平滑
にしたことを特徴とするカードケースである。上記の合
成樹脂シートはエチレン−アルキル（メタ）クリレート
共重合体を主体とする合成樹脂シートが好ましい。また
この合成樹脂シートには抗菌剤を含有させるのが好まし
い。
凹凸を有する合成樹脂シートで構成したカードケースで
あって、該微細な凹凸を文字又は模様状に部分的に平滑
にしたことを特徴とするカードケースである。上記の合
成樹脂シートはエチレン−アルキル（メタ）クリレート
共重合体を主体とする合成樹脂シートが好ましい。また
この合成樹脂シートには抗菌剤を含有させるのが好まし
い。
【０００４】
【発明の実施の形態】図１は本発明のカードケースの一
例である。Ａは、カードＢを入れるためのカードケース
である。両面に微細な凹凸を有する２枚の合成樹脂シー
ト１、１を重ね合わせ、その周囲２、３、４を高周波溶
着してカードケースＡを作成する。５は微細な凹凸を文
字又は模様状に部分的に平滑にして現出させた文字又は
模様で、この例での矩形状に平滑化して透明にした場合
を示す。微細な凹凸を有する面を文字又は模様状に部分
的に平滑にするには、例えば、高周波加熱させ、文字又
は模様状の平滑面を圧接させることにより行う。
例である。Ａは、カードＢを入れるためのカードケース
である。両面に微細な凹凸を有する２枚の合成樹脂シー
ト１、１を重ね合わせ、その周囲２、３、４を高周波溶
着してカードケースＡを作成する。５は微細な凹凸を文
字又は模様状に部分的に平滑にして現出させた文字又は
模様で、この例での矩形状に平滑化して透明にした場合
を示す。微細な凹凸を有する面を文字又は模様状に部分
的に平滑にするには、例えば、高周波加熱させ、文字又
は模様状の平滑面を圧接させることにより行う。
【０００５】本発明の書類又はカード類のケースの素材
としては、エチレン−アルキル（メタ）アクリレート共
重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−ビ
ニルアルコール共重合体、エチレン−（メタ）アクリル
酸共重合体及びアイオノマーから選ばれた共重合体が挙
げられる。これらの共重合体は、単独で、或いは２種以
上を配合して用いる。またこれらの共重合体を主体とし
他の樹脂を配合して用いてもよい。これら共重合体に配
合する他の樹脂としてはポリエチレン、ポリプロピレン
などが挙げられる。
としては、エチレン−アルキル（メタ）アクリレート共
重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−ビ
ニルアルコール共重合体、エチレン−（メタ）アクリル
酸共重合体及びアイオノマーから選ばれた共重合体が挙
げられる。これらの共重合体は、単独で、或いは２種以
上を配合して用いる。またこれらの共重合体を主体とし
他の樹脂を配合して用いてもよい。これら共重合体に配
合する他の樹脂としてはポリエチレン、ポリプロピレン
などが挙げられる。
【０００６】エチレン−アルキル（メタ）アクリレート
共重合体は、エチレンとアクリル酸エステル又はメタク
リル酸エステルとの共重合体との共重合体で、例えばエ
チレン−メチルメタクリレート共重合体、エチレン−エ
チルメタクリレート共重合体、エチレン−ブチルメタア
クリレート共重合体、エチレン−エチルアクリレート共
重合体、エチレン−ブチルアクリレート共重合体などが
挙げられる。エチレン−酢酸ビニル共重合体はエチレン
と酢酸ビニルとを共重合させたものである。また、エチ
レン−ビニルアルコール共重合体はこのエチレン−酢酸
ビニル共重合体を鹸化したものである。エチレン−（メ
タ）アクリル酸共重合体は、エチレンとアクリル酸又は
メタクリル酸との共重合体である。またアイオノマーと
しては、アクリル酸やメタクリル酸などの不飽和カルボ
ン酸を共重合体成分とする酸共重合体中のカルボン酸
が、ナトリウム、リチウム、マグネシウム、亜鉛などの
金属陽イオンで中和されたものが好ましく用いられる。
エチレン系アイオノマーが好ましく用いられる。
共重合体は、エチレンとアクリル酸エステル又はメタク
リル酸エステルとの共重合体との共重合体で、例えばエ
チレン−メチルメタクリレート共重合体、エチレン−エ
チルメタクリレート共重合体、エチレン−ブチルメタア
クリレート共重合体、エチレン−エチルアクリレート共
重合体、エチレン−ブチルアクリレート共重合体などが
挙げられる。エチレン−酢酸ビニル共重合体はエチレン
と酢酸ビニルとを共重合させたものである。また、エチ
レン−ビニルアルコール共重合体はこのエチレン−酢酸
ビニル共重合体を鹸化したものである。エチレン−（メ
タ）アクリル酸共重合体は、エチレンとアクリル酸又は
メタクリル酸との共重合体である。またアイオノマーと
しては、アクリル酸やメタクリル酸などの不飽和カルボ
ン酸を共重合体成分とする酸共重合体中のカルボン酸
が、ナトリウム、リチウム、マグネシウム、亜鉛などの
金属陽イオンで中和されたものが好ましく用いられる。
エチレン系アイオノマーが好ましく用いられる。
【０００７】上記のエチレン−極性単量体共重合体にお
いて、共重合体中のエチレン成分は５０重量％以上であ
るものが好ましい。例えば、エチレン６０〜９０重量％
とメチルメタクリレート４０〜１０重量％との共重合体
が好ましい。この場合、メチルメタクリレートが４０重
量％を超えると成形加工における溶融時の熱安定性が不
足し、また１０重量％未満では高周波発熱量が小さく積
層フィルムのウエルダー時の作業効率が悪くなる。
いて、共重合体中のエチレン成分は５０重量％以上であ
るものが好ましい。例えば、エチレン６０〜９０重量％
とメチルメタクリレート４０〜１０重量％との共重合体
が好ましい。この場合、メチルメタクリレートが４０重
量％を超えると成形加工における溶融時の熱安定性が不
足し、また１０重量％未満では高周波発熱量が小さく積
層フィルムのウエルダー時の作業効率が悪くなる。
【０００８】合成樹脂シートには、汎用される酸化防止
剤、紫外線吸収剤、帯電防止剤、滑剤（ブロッキング防
止剤、スリップ剤）などの配合剤を適宜配合してもよ
い。また、カード、カードケースは種々な場所で使用す
るので、抗菌剤を含有させて抗菌性を付与するのが好ま
しい。抗菌剤としては、銀、銅、亜鉛などの抗菌性金属
を無機イオン交換体や多孔質体に担持した金属置換型抗
菌剤が好ましく、特に銀系無機抗菌剤が好ましい。抗菌
剤は合成樹脂シートに、合成樹脂１００重量部に対し
０．００１〜１重量部含有させる。
剤、紫外線吸収剤、帯電防止剤、滑剤（ブロッキング防
止剤、スリップ剤）などの配合剤を適宜配合してもよ
い。また、カード、カードケースは種々な場所で使用す
るので、抗菌剤を含有させて抗菌性を付与するのが好ま
しい。抗菌剤としては、銀、銅、亜鉛などの抗菌性金属
を無機イオン交換体や多孔質体に担持した金属置換型抗
菌剤が好ましく、特に銀系無機抗菌剤が好ましい。抗菌
剤は合成樹脂シートに、合成樹脂１００重量部に対し
０．００１〜１重量部含有させる。
【０００９】合成樹脂シートはカレンダー加工、押出し
成形などによって製造する。この合成樹脂シートの両面
の微細な凹凸は、エンボスロールや粗面化したゴムロー
ルを用いて形成させる。微細な凹凸は、平均粗さ１．０
μｍ以上の凹凸が好ましく、例えば梨地模様、絹目模
様、スエード調などであり、梨地模様が好ましい。この
微細な凹凸の付与により、カードケースにしたとき、カ
ードとの滑り或いは財布やポケット内面などとの滑りが
良くなり、実用性が向上する。
成形などによって製造する。この合成樹脂シートの両面
の微細な凹凸は、エンボスロールや粗面化したゴムロー
ルを用いて形成させる。微細な凹凸は、平均粗さ１．０
μｍ以上の凹凸が好ましく、例えば梨地模様、絹目模
様、スエード調などであり、梨地模様が好ましい。この
微細な凹凸の付与により、カードケースにしたとき、カ
ードとの滑り或いは財布やポケット内面などとの滑りが
良くなり、実用性が向上する。
【００１０】本発明のカードケースは、例えば次のよう
にして製造する。すなわち、まず、両面に微細な凹凸を
有する合成樹脂シートに、加熱加圧によって文字又は模
様状に平滑部分を設ける。次いでこの平滑部分を設けた
シートと平滑部分を設けないシートの２枚、或いはこの
平滑部分を設けたシート２枚を重ね、これに高周波溶着
金型を用いて四角形のケースの形状に切断すると共に三
方の周辺を溶着して製造する。そのため、高周波融着性
に優れている合成樹脂シートが好ましく用いられる。ま
た、加熱加圧したときに、微細な凹凸を容易に平滑化で
きる合成樹脂シートが好ましい。これらの観点から、合
成樹脂シートの素材には、エチレン−アルキル（メタ）
アクリレート共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体
が好ましく、特にエチレン−アルキル（メタ）アクリレ
ート共重合体が好ましい。
にして製造する。すなわち、まず、両面に微細な凹凸を
有する合成樹脂シートに、加熱加圧によって文字又は模
様状に平滑部分を設ける。次いでこの平滑部分を設けた
シートと平滑部分を設けないシートの２枚、或いはこの
平滑部分を設けたシート２枚を重ね、これに高周波溶着
金型を用いて四角形のケースの形状に切断すると共に三
方の周辺を溶着して製造する。そのため、高周波融着性
に優れている合成樹脂シートが好ましく用いられる。ま
た、加熱加圧したときに、微細な凹凸を容易に平滑化で
きる合成樹脂シートが好ましい。これらの観点から、合
成樹脂シートの素材には、エチレン−アルキル（メタ）
アクリレート共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体
が好ましく、特にエチレン−アルキル（メタ）アクリレ
ート共重合体が好ましい。
【００１１】本発明において、合成樹脂シートの表面の
微細な凹凸を文字又は模様状に部分的に平滑にするには
加熱加圧で行うが、具体的には、例えば、両面が微細な
凹凸の合成樹脂シートの両面に、合成樹脂シートに接す
る面を文字又は模様状に平滑にした高周波電極を相対し
て当接して高周波加熱することによって行うことが出来
る。また、文字又は模様状の平滑な突起部を有する金型
で加圧加熱してもよい。このようにして加熱加圧された
部分は、微細な凹凸が文字又は模様状に押しつぶされて
平滑に塑性変形する。すなわち、本発明では、微細な凹
凸を部分的に平滑にして模様を現出させる。そのため、
微細な凹凸の大きさや密度と、文字や模様状の平滑部大
きさとを調整することによって、明確な文字や模様を見
た目が良く現出できる。
微細な凹凸を文字又は模様状に部分的に平滑にするには
加熱加圧で行うが、具体的には、例えば、両面が微細な
凹凸の合成樹脂シートの両面に、合成樹脂シートに接す
る面を文字又は模様状に平滑にした高周波電極を相対し
て当接して高周波加熱することによって行うことが出来
る。また、文字又は模様状の平滑な突起部を有する金型
で加圧加熱してもよい。このようにして加熱加圧された
部分は、微細な凹凸が文字又は模様状に押しつぶされて
平滑に塑性変形する。すなわち、本発明では、微細な凹
凸を部分的に平滑にして模様を現出させる。そのため、
微細な凹凸の大きさや密度と、文字や模様状の平滑部大
きさとを調整することによって、明確な文字や模様を見
た目が良く現出できる。
【００１２】また、合成樹脂シートが透明な生地の場
合、合成樹脂シート自体は、両面の微細な凹凸のために
不透明であるが、上記の如くして平滑部分を設けると、
その平滑化部分は透明になる。そのため、文字や模様が
一層きわだって見えるようになる。更に、平滑化によっ
て透明となることを利用して、ケースの中に収納したカ
ード表面の文字、模様が部分的に見えるようにしてもよ
い。すなわち、カードケースの中に収納するカード表面
に印刷された文字や模様の配置を考慮して、カードケー
スの所定の位置に上記した手段によって正方形、矩形
状、円、楕円など任意の模様形状に平滑化による透明部
分を設ける。このようにすると、カードをカードケース
に収納した状態で、カード表面の必要な文字や模様を見
ることが出来る。本発明のカードケースは、保険証カー
ドや磁気・ＩＣカード入れに適する。
合、合成樹脂シート自体は、両面の微細な凹凸のために
不透明であるが、上記の如くして平滑部分を設けると、
その平滑化部分は透明になる。そのため、文字や模様が
一層きわだって見えるようになる。更に、平滑化によっ
て透明となることを利用して、ケースの中に収納したカ
ード表面の文字、模様が部分的に見えるようにしてもよ
い。すなわち、カードケースの中に収納するカード表面
に印刷された文字や模様の配置を考慮して、カードケー
スの所定の位置に上記した手段によって正方形、矩形
状、円、楕円など任意の模様形状に平滑化による透明部
分を設ける。このようにすると、カードをカードケース
に収納した状態で、カード表面の必要な文字や模様を見
ることが出来る。本発明のカードケースは、保険証カー
ドや磁気・ＩＣカード入れに適する。
【００１３】
【実施例】実施例１
エチレン−メチルメタクリレート共重合体（メチルメタ
クリレート２０重量％含有：住友化学工業製「ＷＨ２０
６」）８５重量部、高密度ポリエチレン１５重量部、ホ
スフェート系カレンダー加工用滑剤（旭電化工業製「Ａ
Ｘ３８」）０．３重量部、銀系抗菌剤０．１重量部及び
帯電防止剤０．１重量部を配合し、混練後、カレンダー
加工して厚さ０．３ｍｍのシートとなし、カレンダー加
工直後に、金属エンボスロールと粗面化ゴムロールを用
いて、両面に梨地模様にシボ付けする。
クリレート２０重量％含有：住友化学工業製「ＷＨ２０
６」）８５重量部、高密度ポリエチレン１５重量部、ホ
スフェート系カレンダー加工用滑剤（旭電化工業製「Ａ
Ｘ３８」）０．３重量部、銀系抗菌剤０．１重量部及び
帯電防止剤０．１重量部を配合し、混練後、カレンダー
加工して厚さ０．３ｍｍのシートとなし、カレンダー加
工直後に、金属エンボスロールと粗面化ゴムロールを用
いて、両面に梨地模様にシボ付けする。
【００１４】上記の如くして得た両面梨地模様を有する
合成樹脂シートに、横方向４０ｍｍ、縦方向１０ｍｍの
平滑な突起部を有する高周波電極を用いて高周波加熱し
て、横方向４０ｍｍ、縦方向１０ｍｍの平滑部分を形成
した。この平滑部分は透明になった。この平滑部分を設
けた合成樹脂シートと両面梨地模様を有する合成樹脂シ
ートとの２枚を重ね、高周波ウェルダーを用いてカード
ケース状に溶断すると同時に三方の周辺を溶着した。表
側の右下部分に、横方向４０ｍｍ、縦方向１０ｍｍの透
明部分を有するカードケースが得られた。
合成樹脂シートに、横方向４０ｍｍ、縦方向１０ｍｍの
平滑な突起部を有する高周波電極を用いて高周波加熱し
て、横方向４０ｍｍ、縦方向１０ｍｍの平滑部分を形成
した。この平滑部分は透明になった。この平滑部分を設
けた合成樹脂シートと両面梨地模様を有する合成樹脂シ
ートとの２枚を重ね、高周波ウェルダーを用いてカード
ケース状に溶断すると同時に三方の周辺を溶着した。表
側の右下部分に、横方向４０ｍｍ、縦方向１０ｍｍの透
明部分を有するカードケースが得られた。
【００１５】
【発明の効果】本発明のカードケースにおいては、合成
樹脂シートの微細な凹凸を有する面を、文字又は模様状
に部分的に平滑化して、所望の文字又は模様を現出させ
たので、手軽に文字や模様を付与することができる。ま
た、平滑化によってその部分を透明にし、中に収納した
カードの文字などを透かしてみるようにすることもでき
る。更に、両面に微細な凹凸を有する合成樹脂シートで
作成したので、手で持ったとき滑ることがなく、また微
細な凹凸があるためケースの表裏のシート同士が密着な
いのでカードの出し入れが容易であるなど使い勝手が良
い。また、本発明のカードケースは、表面に微細な凹凸
を有するため、表面に多少の傷がついても目立たない利
点がある。
樹脂シートの微細な凹凸を有する面を、文字又は模様状
に部分的に平滑化して、所望の文字又は模様を現出させ
たので、手軽に文字や模様を付与することができる。ま
た、平滑化によってその部分を透明にし、中に収納した
カードの文字などを透かしてみるようにすることもでき
る。更に、両面に微細な凹凸を有する合成樹脂シートで
作成したので、手で持ったとき滑ることがなく、また微
細な凹凸があるためケースの表裏のシート同士が密着な
いのでカードの出し入れが容易であるなど使い勝手が良
い。また、本発明のカードケースは、表面に微細な凹凸
を有するため、表面に多少の傷がついても目立たない利
点がある。
【図１】本発明のカードケースの１例を示す斜視図
Ａ カードケース、Ｂ カード、１ 微細な凹凸を有す
る合成樹脂シート、２，３，４ 高周波溶着部、５ 模
様に平滑化した透明部分
る合成樹脂シート、２，３，４ 高周波溶着部、５ 模
様に平滑化した透明部分
Claims (3)
- 【請求項１】両面に微細な凹凸を有する合成樹脂シート
で構成したカードケースであって、該微細な凹凸を文字
又は模様状に部分的に平滑にしたことを特徴とするカー
ドケース。 - 【請求項２】合成樹脂シートがエチレン−アルキル（メ
タ）クリレート共重合体を主体とする合成樹脂シートで
ある請求項１記載のカードケース。 - 【請求項３】合成樹脂シートが抗菌剤を含有する請求項
１又は２記載のカードケース。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001239008A JP2003047516A (ja) | 2001-08-07 | 2001-08-07 | 合成樹脂製カードケース |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001239008A JP2003047516A (ja) | 2001-08-07 | 2001-08-07 | 合成樹脂製カードケース |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003047516A true JP2003047516A (ja) | 2003-02-18 |
Family
ID=19069833
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001239008A Pending JP2003047516A (ja) | 2001-08-07 | 2001-08-07 | 合成樹脂製カードケース |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003047516A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101937813B1 (ko) | 2018-09-10 | 2019-01-11 | 양영석 | 칫솔 또는 치간칫솔용 항균 케이스 |
| GB2584072A (en) * | 2019-04-01 | 2020-11-25 | Formology Holdings Ltd | Antimicrobial holder for card |
| WO2022106800A1 (en) * | 2020-11-19 | 2022-05-27 | Formology Holdings Limited | Antimicrobial coating system |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62261494A (ja) * | 1986-09-18 | 1987-11-13 | 株式会社東芝 | 情報記録媒体用収納体 |
| JPH0362016U (ja) * | 1989-10-20 | 1991-06-18 | ||
| JP2000300327A (ja) * | 1999-04-26 | 2000-10-31 | Toppan Printing Co Ltd | 生分解性抗菌カードケース |
-
2001
- 2001-08-07 JP JP2001239008A patent/JP2003047516A/ja active Pending
Patent Citations (3)
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