JP2003047207A - モータ - Google Patents

モータ

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JP2003047207A
JP2003047207A JP2001232564A JP2001232564A JP2003047207A JP 2003047207 A JP2003047207 A JP 2003047207A JP 2001232564 A JP2001232564 A JP 2001232564A JP 2001232564 A JP2001232564 A JP 2001232564A JP 2003047207 A JP2003047207 A JP 2003047207A
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JP
Japan
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brush
brush holder
motor
commutator
heat
Prior art date
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Abandoned
Application number
JP2001232564A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuyoshi Kurahashi
一嘉 倉橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asmo Co Ltd
Original Assignee
Asmo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 特別な形状を有するブラシ及び整流子を使用
することなく、少ない冷却風量であっても必要な冷却性
能が得られるブラシ装置を有するモータを提供する。 【解決手段】 不図示の整流子16に対してブラシ22
を摺動可能に保持するブラシホルダ21を有したブラシ
ホルダステー20を備えたモータ1であって、ブラシホ
ルダ21の外側面21a、21bに複数の放熱フィン2
5が、ブラシ22の摺動方向と略垂直に突出し一体に形
成されている。放熱フィン25は、ブラシホルダ21の
外側面21a又は21bから、平面部20aへ連続的に
形成された略直角三角形状の樹脂片である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はモータに係り、特に
モータ作動時に、整流子と摺接するブラシを保持するブ
ラシ装置の冷却構造を有するモータに関する。
【0002】
【従来の技術】自動車用モータ、特に小型電動ファンモ
ータでは、外気をモータ内に導入して冷却する空冷方法
が採用されている。また、モータ作動時に、ブラシを高
温状態で使用することはブラシ寿命を縮めることになる
ため、特にブラシを冷却しながら使用する必要がある。
【0003】したがって、モータ内及びブラシを冷却す
るのに必要な冷却風量を確保するため、冷却経路を確保
したり、通風抵抗を低減したりする必要があった。しか
し、それでも必要な冷却性能が得られない場合は、モー
タへの入力を低下させて高温状態になるのを防止しなけ
ればならず、その結果、モータの出力も低下させざるを
得なかった。
【0004】上記の問題を解決するために、図4に示す
ように、ブラシ50を摺動可能に保持するブラシホルダ
51であって、ブラシ50を覆う面積をできるだけ少な
くして、冷却効果を上げるブラシホルダ51が提案され
ている(特開平10−201204号公報参照)。
【0005】ブラシホルダ51の保持溝52は、一対の
支持片54から構成されており、ブラシ50の摺動方向
と垂直な面での保持溝52の断面は、保持溝52の底部
52aから離れるほど拡開するテーパ状に形成されてい
る。
【0006】また、ブラシ50は、その摺動方向の断面
が、テーパ状の保持溝52の形状に合致する形状に形成
されている。不図示の整流子の摺接面に摺接されるブラ
シ50の摺接面50aは、整流子の摺接面と同一の円錐
形の外周面の一部をなす形状に形成されており、底部5
2aに近づくほど回転軸に近づく形状となっている。さ
らに、摺接面50aと反対側の基端面50bは、底部5
2aに近づくほど回転軸から遠ざかる傾斜をもって形成
されている。
【0007】以上のような構成であるので、ブラシ50
がスプリング55によって整流子に向かって付勢される
と、摺接面50aと基端面50bにおいて底部52aへ
向かって分力が作用し、ブラシ50は保持溝52に摺接
するように保持される。
【0008】したがって、ブラシ50は、一対の支持片
54と底部52aには摺接するが、底部52aとの摺接
面と対向する面は、空間部に露出し、なおかつ、テーパ
状に形成されているため底部52aとの摺接面よりも面
積が大きくなっているので冷却性が向上する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記ブラシホ
ルダ51は、2方向割型にて成形され構造は簡単である
が、上述したようなテーパ状に形成したブラシ50を使
用する必要があり、さらに、整流子は、ブラシ50の摺
接面50aとの摺接面が回転軸に対して傾斜を有するも
のとしなければならない。
【0010】本発明の目的は、上記のような特別な形状
を有するブラシ及び整流子を使用することなく、少ない
冷却風量であっても必要な冷却性能が得られるブラシ装
置を有するモータを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記課題は、請求項1に
記載のモータによれば、整流子に対してブラシを摺動可
能に保持するブラシホルダを備えたモータであって、前
記ブラシホルダには、外面に放熱フィンが設けられたこ
とにより解決される。
【0012】ブラシホルダの外側面に放熱フィンを設け
たことにより、ブラシに発生する熱を放熱フィンを介し
て、外部空気に効率よく放出することができるので、ブ
ラシを高温状態で使用することによる、ブラシ使用可能
時間の短命化を防ぐことができる。
【0013】また、請求項2に記載のように、前記放熱
フィンは、略回転軸方向の面を有し、前記ブラシの摺動
方向に沿って複数箇所に形成されれば、放熱フィンによ
る放熱面積が増え効率的に放熱できるので好適である。
【0014】また、請求項3に記載のように、前記放熱
フィンは、回転軸に略垂直な面における断面積が、前記
ブラシホルダの自由端側に向かって縮小していることに
より、ブラシホルダの補強のためのリブを兼ねることが
できるので好適である。
【0015】また、請求項4に記載のように、前記ブラ
シホルダは、ブラシホルダステーと一体形成され、前記
ブラシホルダステーが、通気孔を有することにより、前
記放熱フィンの外周域の空気の流れが改善され、放熱効
果を上げることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
を参照して詳細に説明する。図1は実施例のモータの断
面図、図2は図1のモータのブラシ装置の正面図、図3
は図2のブラシ装置のA−A線断面図である。以下に説
明する配置、形状等は、本発明を限定するものではな
く、本発明の趣旨に沿って各種改変することができるこ
とは勿論である。
【0017】図1に示すように、モータ1は、固定子1
1と、巻線12aを備えた回転子12と、回転子12の
回転軸13と、回転軸13を軸支する軸受部14、15
と、回転軸13の一端側に配設される整流子16と、整
流子16と摺接するブラシ装置17と、を備えており、
ハウジングとしてのモータケース18内に収められてい
る。
【0018】モータケース18の軸受部15側端部に
は、冷却用パイプ19が接続され、モータ作動時に、モ
ータケース18内へ冷却風が導入される。
【0019】図2に、ブラシ装置17の正面図を示す。
ブラシ装置17は、ブラシホルダステー20と、ブラシ
22と、ピグテール23と、スプリング24と、を主要
構成要素とする。
【0020】ブラシホルダステー20は、ブラシ22を
整流子16に摺接させるように摺動可能に保持するブラ
シホルダ21を有し、樹脂成形により一体形成されてい
る。また、ブラシホルダ21の回転軸方向に沿う外側面
21a、21bには、複数の放熱フィン25がブラシ2
2の摺動方向と略垂直方向に突出し一体に形成されてい
る。
【0021】図3にブラシ装置17のA−A線断面図を
示す。放熱フィン25は、ブラシホルダ21の外側面2
1a又は21bから、ブラシホルダステー20の平面部
20aへ連続的に形成された略直角三角形状の樹脂片で
あり、ブラシ22の摺動方向に複数枚配設されている。
【0022】放熱フィン25は、ブラシ22から伝導し
てきた熱を外部に放出すると共に、ブラシホルダステー
20の平面部20a上にブラシホルダ21を支えるため
のリブとしての役割も果たす。
【0023】モータ作動時に、温度が上昇したブラシ2
2からは、まずブラシホルダ21に熱伝導し、さらにブ
ラシホルダ21から複数の放熱フィン25へ熱伝導す
る。モータ作動中に、冷却用パイプ19を通じて送風さ
れてくる冷却風は、ブラシホルダ21及び放熱フィン2
5に対して回転軸方向から吹き付ける。
【0024】このように、本例のモータ1では、ブラシ
ホルダ21に放熱フィン25が形成されたことによっ
て、放熱面積が大幅に増大したため、ブラシ22からの
伝導熱は放熱フィン25へ吹き付ける冷却風によって効
率的に外部へ放出される。
【0025】また、ブラシ22のブラシホルダ21との
摺接面に、高熱伝導性グリス、例えば熱伝導性のシリコ
ン・グリス等を塗布し、ブラシ22からブラシホルダ2
1への熱伝導を良好にすれば、より効率よくブラシ22
の熱を外部に放出することができる。
【0026】さらに、ブラシホルダ21を含むブラシホ
ルダステー20を絶縁性を有する高熱伝導性材料で形成
すれば、ブラシホルダ21から放熱フィン25へ熱伝導
し易くなり好適である。
【0027】上記したように、本実施の形態によれば、
以下の効果を有する。 (1)ブラシホルダ21の外側面21a、21bに複数
の放熱フィン25を一体に樹脂形成することにより、放
熱面積が大幅に増加するため、温度上昇したブラシ22
からの熱の放出を効率的に行うことができる。
【0028】(2)したがって、モータ1内へ導入され
る冷却風の風量を従来よりも低下させても、必要なブラ
シ22の冷却を行うことができる。また、モータ1への
入力を低下させなければ必要な冷却性能が得られなかっ
た場合にでも、上記ブラシ装置17を使用することによ
り、モータ1への入力ひいては出力を低下させなくても
必要な冷却性能が得られる。
【0029】(3)また、放熱フィン25が、ブラシホ
ルダステー20の平面部20aと一体に形成されたブラ
シホルダ21を補強するためのリブを兼ねることができ
るので、より安定したブラシ22の保持が可能となる。
【0030】なお、本発明の実施の形態は、以下のよう
に変更してもよい。 ○ブラシホルダステー20の平面部20aであって放熱
フィン25が配設されている周辺に冷却風の通風孔を設
けてもよい。冷却風が前記通風孔を通ることにより、放
熱フィン25外周域の冷却風の流れが改善されるため、
放熱フィン25による放熱効果をより上げることができ
る。
【0031】○上記実施例では、放熱フィン25をブラ
シホルダ21の外側面21a、21b上において、放熱
フィン25の面が回転軸方向に沿うように複数設けた
が、ブラシ22の摺動方向に沿うように複数設けること
も可能である。
【0032】この場合、外側面21a、21bから回転
軸と垂直な方向への放熱フィン25の突出長及び、放熱
フィン25の摺動方向の長さを大きくとることにより、
上記実施例における放熱フィン25よりも、さらに大き
な放熱面積を確保することができる。
【0033】○また、上記実施例では、ボックス状のブ
ラシホルダ21にブラシ22を摺動可能に収容するブラ
シ装置17に放熱フィン25を適用した例を示したが、
従来例に示したようなスライドコアを使用せず2方向割
型のみによって成形されるタイプのブラシ装置に対して
も放熱フィン25を配設することは可能である。
【0034】○また、上記実施例では、放熱フィン25
を略直角三角形の樹脂片としたが、少なくともブラシホ
ルダ21の外側面21a、21bと連続的に形成されて
いればよく、放熱フィン25の形状は、矩形形状、半円
形状、その他の形状であっても構わない。さらに、放熱
フィン25をブラシホルダ21の回転子12側外面に設
けてもよい。
【0035】上記実施形態から把握できる請求項以外の
技術的思想を以下に記載する。 (1)請求項1に記載のモータであって、前記放熱フィ
ンは、前記ブラシの略摺動方向の面を有し、回転軸方向
に沿って複数箇所に形成されたことを特徴とするモー
タ。前記放熱フィンを回転軸と略垂直な面であって、前
記ブラシの摺動方向及び摺動方向に垂直な方向に大きく
突出させることにより、より大きな放熱効果を得ること
ができる。
【0036】
【発明の効果】以上のように、本発明のモータによれ
ば、特別な形状を有するブラシ及び整流子を使用するこ
となしに、ブラシホルダに放熱フィンを配設することに
よって、ブラシに発生する熱を効率的に外部に放出する
ことができる。したがって、モータ内に導入される冷却
風の風量が少なくても、必要なブラシの冷却性能が得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例のモータの断面図である。
【図2】図1のモータのブラシ装置の正面図である。
【図3】図2のブラシ装置のA−A線断面図である。
【図4】従来例のブラシ装置の部分拡大図である。
【符号の説明】
1 モータ 11 固定子 12 回転子 12a 巻線 13 回転軸 14、15 軸受部 16 整流子 17 ブラシ装置 18 モータケース 19 冷却用パイプ 20 ブラシホルダステー 20a 平面部 21 ブラシホルダ 21a、21b 外側面 22 ブラシ 23 ピグテール 24 スプリング 25 放熱フィン 50 ブラシ 50a 摺接面 50b 基端面 51 ブラシホルダ 52 保持溝 52a 底部 54 支持片 55 スプリング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5H609 BB06 PP02 PP12 QQ02 QQ12 RR27 RR37 RR63 RR69 5H613 AA00 BB15 BB27 GA13 GB17 SS13 5H623 AA08 BB07 GG01 JJ00 LL07 LL14

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 整流子に対してブラシを摺動可能に保持
    するブラシホルダを備えたモータであって、 前記ブラシホルダには、外面に放熱フィンが設けられた
    ことを特徴とするモータ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のモータであって、 前記放熱フィンは、略回転軸方向の面を有し、前記ブラ
    シの摺動方向に沿って複数箇所に形成されたことを特徴
    とするモータ。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のモータであって、 前記放熱フィンは、回転軸に略垂直な面における断面積
    が、前記ブラシホルダの自由端側に向かって縮小してい
    ることを特徴とするモータ。
  4. 【請求項4】 請求項1から請求項3のいずれかに記載
    のモータであって、 前記ブラシホルダは、ブラシホルダステーと一体形成さ
    れ、 前記ブラシホルダステーは、通気孔を有することを特徴
    とするモータ。
JP2001232564A 2001-07-31 2001-07-31 モータ Abandoned JP2003047207A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012169007A1 (ja) 2011-06-07 2012-12-13 三菱電機株式会社 回転電機
US9653969B2 (en) 2011-07-28 2017-05-16 Mitsubishi Electric Corporation Brush structure with heat dissipation member

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