JP2003047045A - 測位方法、測位システム、測位装置、プログラム、記録媒体及び移動通信端末 - Google Patents

測位方法、測位システム、測位装置、プログラム、記録媒体及び移動通信端末

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JP2003047045A
JP2003047045A JP2001232443A JP2001232443A JP2003047045A JP 2003047045 A JP2003047045 A JP 2003047045A JP 2001232443 A JP2001232443 A JP 2001232443A JP 2001232443 A JP2001232443 A JP 2001232443A JP 2003047045 A JP2003047045 A JP 2003047045A
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Hiroyuki Yamamoto
浩之 山本
Katsutoshi Murata
勝利 村田
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NTT Docomo Inc
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NTT Docomo Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 比較的広いエリア全域でより精度の高い測位
を行うことができるようにする。 【解決手段】 PHS網とPDC網との両方の基地局か
ら送信される報知信号を受信可能な移動局を利用するこ
とによって、PHS網のサービルエリアA1内ではPH
S網の基地局を用いて測位し、PHS網のサービルエリ
アA1外であってPDC網のサービスエリアA2内では
PDC網の基地局を用いて測位を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動通信端末の位
置を測定するための測位方法、測位システム、測位装
置、プログラム、記録媒体及び移動通信端末に関する。
【0002】
【従来の技術】セルラ方式の移動通信網においては、基
地局から報知される情報を利用して移動通信端末の位置
を把握することが可能である。近年、この種の移動通信
網において把握される位置情報を利用して、移動通信端
末のユーザの位置情報を第3者に提供したり、位置に応
じたコンテンツを移動通信端末のユーザに提供するとい
うようなシステムが各種提案されている。
【0003】現在の我が国において最も広範囲に普及し
ている移動通信方式としては、PDC(Personal Digi
tal Cellular)方式がある。このPDC方式の移動通
信網(以下PDC網と呼ぶ)では、移動通信端末が在圏
している無線ゾーンを管轄する基地局の位置に基づい
て、その移動局の位置を測位することが可能である。し
かしながら、PDC網の基地局は数キロメートル程度の
間隔で設置されているため、基地局の位置に基づいて測
位した場合、測位誤差も数キロメートル程度と比較的大
きくなってしまうという問題がある。
【0004】また、近年、急速に普及してきた移動通信
方式としては、PHS(Personal Handyphone System)方
式がある。このPHS方式の移動通信網(以下PHS網
と呼ぶ)においても、上記のPDC網と同様の原理で測
位を行うことが可能である。しかも、このPHS網を用
いた測位では、基地局の設置間隔が数百メートル程度で
あるため、測位誤差はPDC網と比較してかなり小さく
なるというメリットがある。
【0005】ところが、PHS網の基地局の無線出力レ
ベルはPDC網と比較して低く設計されているため、現
状では、PHS網のサービスエリアは都市部等の一部の
地域に限定されており、PDC網のサービスエリアと比
較してかなり狭い。従って、PHS網を用いた場合、ご
く限られた地域でしか測位できないというデメリットが
ある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、PD
C網を用いた測位とPHS網を用いた測位とでは互いに
相反するメリットとデメリットがあり、比較的広いエリ
ア全域でより精度の高い測位を行うことができるシステ
ムは未だ実現されていない。
【0007】本発明は、このような背景の下になされた
もので、比較的広いエリア全域で、より精度の高い測位
を行うための測位方法、測位システム、測位装置、プロ
グラム、記録媒体及び移動通信端末を提供することを目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ため、本発明は、移動通信網を介して通信を行う移動通
信端末の位置を測定する測位方法であって、前記移動通
信端末において、当該端末のユーザが通信サービス契約
を締結していない小ゾーン移動通信網の基地局から報知
され、位置を特定するための位置特定情報を受信する受
信ステップと、前記移動通信端末において、当該端末の
ユーザが通信サービス契約を締結している大ゾーン移動
通信網を介して、前記受信した位置特定情報を測位装置
に転送する転送ステップと、前記測位装置において、前
記転送されてくる位置特定情報を受信する転送情報受信
ステップと、前記測位装置において、前記転送情報受信
ステップによって受信した位置特定情報に基づいて前記
移動通信端末の位置を算出する算出ステップとを備える
測位方法を提供するものである。
【0009】この測位方法によれば、移動通信端末は、
ユーザが通信サービス契約を締結していない小ゾーン移
動通信網の基地局から報知される位置特定情報を受信
し、これをユーザが通信サービス契約を締結している大
ゾーン移動通信網を介して測位装置に転送する。一方、
測位装置は、転送されてくる位置特定情報を受信し、受
信した位置特定情報に基づいて移動通信端末の位置を算
出する。
【0010】また、本発明は、移動通信網を介して通信
を行う移動通信端末の位置を測定する測位方法であっ
て、大ゾーン移動通信網及び小ゾーン移動通信網の各々
に収容される基地局において、各基地局の無線ゾーン内
に対し、位置を特定するための位置特定情報を報知する
報知ステップと、前記移動通信端末において、前記大ゾ
ーン移動通信網及び小ゾーン移動通信網に各々に収容さ
れる基地局の少なくともいずれか一方の基地局から報知
される前記位置特定情報を受信する受信ステップと、前
記移動通信端末において、前記大ゾーン移動通信網を介
して、前記受信した位置特定情報を測位装置に転送する
転送ステップと、前記測位装置において、前記転送され
てくる位置特定情報を受信する転送情報受信ステップ
と、前記測位装置において、前記転送情報受信ステップ
によって受信した位置特定情報が大ゾーン移動通信網に
収容される基地局から報知された位置特定情報のみであ
る場合に、当該受信した位置特定情報と、当該位置特定
情報によって把握される前記大ゾーン移動通信網の基地
局の無線ゾーン内に前記小ゾーン移動通信網の基地局が
設置されているか否かという情報とに基づいて前記移動
通信端末の位置を算出する算出ステップとを備える測位
方法を提供するものである。
【0011】この測位方法によれば、大ゾーン移動通信
網及び小ゾーン移動通信網の各々に収容される基地局に
おいて、各基地局の無線ゾーン内に対し、位置を特定す
るための位置特定情報を報知し、移動通信端末は大ゾー
ン移動通信網及び小ゾーン移動通信網に各々に収容され
る基地局の少なくともいずれか一方の基地局から報知さ
れる位置特定情報を受信し、これを大ゾーン移動通信網
を介して測位装置に転送する。一方、測位装置は、受信
した位置特定情報が大ゾーン移動通信網に収容される基
地局から報知された位置特定情報のみである場合に、受
信した位置特定情報と、その位置特定情報によって把握
される大ゾーン移動通信網の基地局の無線ゾーン内に小
ゾーン移動通信網の基地局が設置されているか否かとい
う情報とに基づいて移動通信端末の位置を算出する。
【0012】また、本発明は、移動通信網を介して通信
を行う移動通信端末と、当該移動通信端末の位置を算出
する測位装置とを備えた測位システムであって、前記移
動通信端末が、当該端末のユーザが通信サービス契約を
締結していない小ゾーン移動通信網の基地局から、位置
を特定するための位置特定情報を受信する受信手段と、
前記ユーザが通信サービス契約を締結している大ゾーン
移動通信網を介して、前記受信した位置特定情報を前記
測位装置に転送する転送手段とを備え、前記測位装置
が、前記転送されてくる位置特定情報を受信する転送情
報受信手段と、前記転送情報受信手段によって受信した
位置特定情報に基づいて前記移動通信端末の位置を算出
する算出手段とを備える測位システムを提供するもので
ある。
【0013】また、本発明は、移動通信網を介して通信
を行う移動通信端末と、当該移動通信端末の位置を算出
する測位装置とを備えた測位システムであって、前記移
動通信端末が、大ゾーン移動通信網及び小ゾーン移動通
信網に各々に収容される基地局の少なくともいずれか一
方の基地局から報知され、位置を特定するための位置特
定情報を受信する受信手段と、前記大ゾーン移動通信網
を介して、前記受信した位置特定情報を前記測位装置に
転送する転送手段とを備え、前記測位装置が、前記転送
されてくる位置特定情報を受信する転送情報受信手段
と、前記転送情報受信手段によって受信した位置特定情
報が前記大ゾーン移動通信網に収容される基地局から報
知された位置特定情報のみである場合に、前記受信した
位置特定情報と、当該位置特定情報によって把握される
前記大ゾーン移動通信網の基地局の無線ゾーン内に小ゾ
ーン移動通信網の基地局が設置されているか否かという
情報とに基づいて前記移動通信端末の位置を算出する算
出手段と備える測位システムを提供するものである。
【0014】また、本発明は、移動通信網を介して通信
を行う移動通信端末の位置を算出する測位装置であっ
て、大ゾーン移動通信網及び小ゾーン移動通信網に各々
に収容される基地局の少なくともいずれか一方の基地局
から報知され、前記移動通信端末によって受信された後
に前記大ゾーン移動通信網を介して転送されてくる位置
特定情報を受信する転送情報受信手段と、前記転送情報
受信手段によって受信した位置特定情報が前記大ゾーン
移動通信網に収容される基地局から報知された位置特定
情報のみである場合に、前記受信した位置特定情報と、
当該位置特定情報によって把握されるエリア内に小ゾー
ン移動通信網の基地局が設置されているか否かという情
報とに基づいて前記移動通信端末の位置を算出する算出
手段と備える測位装置を提供するものである。
【0015】また、本発明は、移動通信網を介して通信
を行う移動通信端末であって、当該端末のユーザが通信
サービス契約を締結していない小ゾーン移動通信網の基
地局から報知され、位置を特定するための位置特定情報
を受信する受信手段と、前記ユーザが通信サービス契約
を締結している大ゾーン移動通信網を介して、前記受信
した位置特定情報を測位装置に転送する転送手段とを備
える移動通信端末を提供するものである。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、本発
明の実施形態について説明する。ただし、この実施形態
は本発明の一例にすぎず、本発明はその技術思想の範囲
内で種々の形態をとりうる。
【0017】A:実施形態の原理 まず、実施形態の具体的な説明に入る前に、その原理に
ついて述べておく。図1は、PHS網のサービスエリア
とPDC網のサービスエリアとの位置関係を模式的に示
した説明図である。ここで、PHS網は各基地局の無線
ゾーンが比較的小さい小ゾーン移動通信網であり、PD
C網は各基地局の無線ゾーンが比較的大きい大ゾーン移
動通信網である。図1に示すように、PHS網のサービ
スエリアA1は、PDC網のサービスエリアA2と比較
して狭く、かつ、PDC網のサービスエリアA2内に含
まれた状態となっている。そして、PHS網とPDC網
のそれぞれの基地局からは、当該基地局の識別情報を含
む報知信号が各基地局の無線ゾーン内に送信されてい
る。
【0018】本実施形態では、PHS網とPDC網との
両方の基地局から送信される報知信号を受信可能な移動
局を利用することによって、PHS網のサービルエリア
A1内ではPHS網の基地局(以下PHS基地局と呼
ぶ)を用いて測位し、PHS網のサービルエリアA1外
であってPDC網のサービスエリアA2内ではPDC網
の基地局(以下PDC基地局と呼ぶ)を用いて測位を行
う。これによって、PHS網のサービスエリアA1内で
は、PDC網のサービスエリアA2内よりも精度の高い
測位を行うことが可能となるとともに、PHS網のサー
ビスエリアA1以外のエリアであってもPDC網のサー
ビスエリアA2内にあっては、PHS網を用いた場合よ
り精度は多少低くなるが、測位を行うことが可能とな
る。
【0019】さらに、PHS網のサービスエリアA1と
PDC網のサービスエリアA2との境界領域(例えば図
1の境界領域A3)においては、以下のような仕組みに
基づいて測位を行う。図2は、図1の境界領域A3をよ
り詳細に示した説明図である。図2において、基地局B
S1〜BS4はPDC基地局を示しており、基地局bs
1〜bs5はPHS基地局を示している。図2に示すと
おり、例えばPDC基地局BS1の無線ゾーン内の一部
の領域BSA1はPHS基地局bs1〜bs5の無線ゾ
ーンによってカバーされているが、その他の領域BSA
2はカバーされていない。このような位置関係におい
て、PHS網とPDC網との両方の基地局から送信され
る報知信号を受信可能な移動局MSが図2のP点の位置
にいる場合、この移動局MSはPDC基地局BS1から
送信される報知信号を受信することは可能であるが、P
HS基地局bs1〜bs5から送信される報知信号を受
信することはできない。
【0020】このような場合、本実施形態では、PDC
基地局BS1から受信した報知信号のみを用いて測位を
行うのではなく、PHS基地局bs1〜bs5から送信
されている報知信号を受信できなかったという情報をも
考慮して測位を行う。即ち、PDC基地局BS1の無線
ゾーンからPHS基地局bs1〜bs5の無線ゾーンを
除いた領域(即ち上述した「その他の領域BSA2」)
を、求めるべき移動局MSの位置とするのである。
【0021】以上の原理に基づいた測位を行うことによ
って、移動局MSが仮にPHS基地局から送信される報
知信号を受信できなくても、PDC基地局から送信され
る報知信号のみを用いた場合と比較して、より精度の高
い測位を行うことができることになる。
【0022】B:構成 次に、実施形態の構成について説明する。 (1)システムの全体構成 図3は、実施形態に係るシステムの全体構成を示すブロ
ック図である。図3に示すように、このシステムは、移
動局10、PDC網20、PHS網30、測位サーバ4
0、インターネット50及びパーソナルコンピュータ6
0(以下の説明と図面においてはPC60と略称する)
を備えている。
【0023】移動局10は、図示せぬユーザによって所
持され、このユーザの位置を把握するために利用され
る。この移動局10は、PDC網20の基地局21との
間で無線通信を行うことによりPDC網20が提供する
通話サービスやデータ通信サービスを受けるほか、PH
S網30の基地局31から送信される報知信号を受信す
ることが可能となっている。
【0024】PDC網20は、移動局10のユーザに対
して通話サービスやデータ通信サービスを提供するため
の通信網であり、基地局21のほか、図示せぬ交換局や
通信線等によって構成されている。移動局10のユーザ
は、PDC網20が提供する上記サービスを受けるため
に、PDC網20を管理するPDC通信事業者との間で
通信サービス契約を予め締結している。PDC通信事業
者は、締結した通信サービス契約の内容に従って、毎月
一定額の基本料金や通信量に応じた通信料金を上記ユー
ザに課金するようになっている。このような課金のため
の仕組みは、周知技術であるため、本実施形態では詳細
な説明を省略する。さて、基地局21は、図3には1つ
しか示していないが、実際にはPDC網のサービスエリ
ア全域にわたって数キロメートル程度の間隔で多数設置
されており、自局が管轄する無線ゾーンに在圏する移動
局10と双方向無線通信を行う。また、基地局21は、
自局の無線ゾーン内に対し、自局に割り当てられた基地
局識別情報を含む報知信号を常時送信しており、移動局
10はこの基地局21から送信された報知信号を間欠的
に受信するようになっている。この報知信号は、基地局
21と移動局10との間で制御情報をやりとりするため
の制御チャネルを用いて送信される。
【0025】次に、PHS網30は、基地局31のほ
か、図示せぬ交換局や通信線によって構成されている。
このPHS網30は、本来は、図示せぬPHS端末に対
して通話サービスやデータ通信サービスを提供するため
の通信網であるが、本実施形態では、特に移動局10に
対して報知信号を送信するための通信網として機能す
る。基地局31は、PDC網20の基地局21と同様
に、図3には1つしか示していないが、実際にはPHS
網30のサービスエリア全域にわたって数百メートル程
度の間隔で多数設置されている。この基地局31は、自
局が管轄する無線ゾーン内に対し、自局の識別情報を含
む報知信号を常時送信しており、移動局10はこの報知
信号を間欠的に受信するようになっている。この報知信
号は、基地局31と移動局10との間で制御情報をやり
とりするための制御チャネルを用いて送受信される。
【0026】ここで、移動局10は制御チャネルを用い
て基地局識別情報を受信するため、通話チャネルを用い
た通話やデータ通信とは異なり、移動局10のユーザに
対して通信料金が課金されない。従って、移動局10の
ユーザは、PHS網30を管理するPHS通信事業者と
の間で、PHS網30が提供するサービスを受けるため
の通信サービス契約を締結する必要もなく、通信量に応
じた通信料金はもとより、毎月一定額の基本料金を支払
う必要もない。即ち、移動局10は、いわゆるハンドオ
ーバ処理等のために基地局31から図示せぬPHS端末
宛に送信されている基地局識別情報を、自局の位置情報
を算出するために、PHS通信事業者によって課金され
ることなく利用することができるのである。
【0027】次に、測位サーバ40は、PDC網20、
PHS網30及びインターネット50の各々に接続され
ている。この測位サーバ40は、PDC網20とPHS
網30に各々に収容される全ての基地局21、31の基
地局識別情報や、その位置情報、そして、これら基地局
21、31が管轄する無線ゾーンの大きさを示す情報
(以下、これらの情報を基地局関連情報と総称する)を
予め記憶している。そして、測位サーバ40は、PC6
0からインターネット50を介して送信されてくる位置
情報要求を受信すると、これに応じて、自身が記憶して
いる基地局関連情報と移動局10から取得した基地局識
別情報とに基づいて移動局10の位置情報を算出し、算
出した位置情報をインターネット50を介してPC60
に送信するようになっている。
【0028】(2)移動局10の構成 次に、移動局10の構成について説明する。図4は、移
動局10の構成を示すブロック図である。図4に示すよ
うに、移動局10は、制御部11、PDC送受信部1
2、PHS受信部13、音声CODEC14、マイクロ
ホン15、スピーカ16、表示部17及び操作部18を
備えている。
【0029】制御部11は、図示せぬCPU(Central
Processing Unit)や、ROM(Read Only Memor
y)、RAM(Random Access Memory)、EEPRO
M(Electrically Erasable Programmable Read On
ly Memory)等の各種メモリを備えており、移動局10
の各部を制御する。
【0030】PDC送受信部12は、アンテナ121
と、このアンテナ121を介してPDC網20の基地局
21との間で無線信号の送受信を行う通信制御回路12
2と、受信した無線信号の受信電界強度を測定する電界
強度測定回路123とを備えており、基地局21との間
で各種の情報信号や制御信号の送受信を行う。通信制御
回路122は、PDC基地局21から発信される報知信
号をアンテナ121を介して間欠的に受信するようにな
っている。この際、電界強度検出回路123は、受信し
た信号の受信電界強度を計測する。この計測の結果、受
信電界強度が強い順から所定数の報知信号に含まれてい
た基地局識別情報と、これらの報知信号の受信電界強度
の値とが得られ、これらは制御部11に供給されてメモ
リに記憶される。
【0031】PHS受信部13は、アンテナ131と、
このアンテナ131を介してPHS網30の基地局31
から送信される報知信号を受信する通信制御回路132
と、受信した無線信号の受信電界強度を測定する電界強
度測定回路133とを備えている。通信制御回路132
は、PHS基地局31から発信される報知信号をアンテ
ナ131を介して間欠的に受信するようになっている。
この際、電界強度検出回路133は、受信した信号の受
信電界強度を計測する。この計測の結果、受信電界強度
が強い順から所定数の報知信号に含まれていた基地局識
別情報と、これらの報知信号の受信電界強度の値とが得
られ、これらは制御部11に供給されてメモリに記憶さ
れる。従って、移動局10がPHS網30のサービスエ
リア内に存在している場合には、PHS基地局31及び
PDC基地局21の双方に対応した基地局識別情報及び
受信電界強度値が制御部11のメモリに記憶されること
になるが、移動局10がPHS網30のサービスエリア
外であってPDC網20のサービスエリア内に存在して
いる場合には、PDC基地局21のみに対応した基地局
識別情報及び受信電界強度値が制御部11のメモリに記
憶されることになる。そして、制御部11は、測位サー
バ40からの要求に応じて、メモリに記憶されている基
地局識別情報及び受信電界強度値を読み出し、これらを
PDC送受信部12を介して測位サーバ40に送信する
ようになっている。
【0032】表示部17は、各種情報を表示するための
液晶パネル(図示略)や、この液晶パネルを駆動するた
めのパネルドライバ(図示略)を備えている。操作部1
8は、テンキーや各種制御キーからなるキーパッド(図
示略)や、ユーザによるキーパッドの押圧操作を検出
し、この操作に応じた検出信号を出力する検出回路(図
示略)を備えている。制御部11は、この操作部18か
ら供給される検出信号に基づいて、ユーザによる操作内
容を把握し、その内容に応じた処理を実行するようにな
っている。音声CODEC14は、音声信号のD/A変
換あるいはA/D変換を行う。
【0033】(3)測位サーバ40の構成 次に、測位サーバ40の構成について説明する。図5
は、測位サーバ40の構成を示すブロック図である。図
5に示すように、測位サーバ40は、CPU41、RO
M42、RAM43、ハードディスク装置44、通信部
45及びこれらを相互に接続するバス46を備えてい
る。ROM42にはIPL(Initial Program Loade
r)等の基本制御を司る制御プログラムが格納されてい
る。CPU41は、このROM42やハードディスク装
置44に記憶されている各種プログラムを読み出し、こ
れを実行する。RAM43は、CPU41のワークエリ
アとして用いられ、例えばCPU41によって実行され
るプログラムが展開されたり、プログラム実行時に用い
られる各種データが一時的に記憶される。通信部45
は、インターネット50に接続するための接続インタフ
ェースやモデムを備えており、インターネット50を介
して各種の通信装置とデータ通信を行う。
【0034】ハードディスク装置44には、前述した基
地局関連情報を記憶するための基地局関連情報記憶領域
44aが設けられている。この基地局関連情報は、より
具体的には、各基地局21、31の基地局識別情報と、
各基地局21、31の位置を示す緯度経度と、各基地局
21、31の無線ゾーンの半径の大きさの値とからな
る。図6は、基地局関連情報記憶領域44aに記憶され
ている基地局関連情報の一例を示すフォーマット図であ
る。この図6において、基地局識別情報が「BSID」
から始まる場合はPDC網20の基地局21を示してお
り、基地局識別情報が「bsid」から始まる場合はP
HS網30の基地局31を示している。図6に示す例で
は、基地局識別情報「BSID0001」が示す基地局
21の位置は「東経○○度北緯△△度」であり、無線ゾ
ーンの半径は「2Km」であることを意味しているま
た、ハードディスク装置44には、上述した基地局関連
情報と、移動局10から取得した基地局識別情報及び受
信電界強度値とに基づいて移動局10の位置情報を算出
するための測位プログラム44bが記憶されている。C
PU41は、PC60からの要求に応じて、ハードディ
スク装置44から測位プログラムを読み出し、これを実
行することによって移動局10の位置情報を算出するよ
うになっている。以上が実施形態の構成である。
【0035】C:実施形態の動作 次に、上記構成からなる実施形態の動作について説明す
る。図7は、実施形態におけるシステム全体の動作例を
示したシーケンス図である。この図7において、まず、
PC60の操作者は、PC60の図示せぬキーボード等
を操作することによって、位置検出の対象となる移動局
10を指定し、その移動局10の位置情報を要求する。
ここで、操作者が位置検出の対象となる移動局10を指
定するためには、その移動局10の電話番号を入力すれ
ばよい。PC60は上記操作を受け付けると(ステップ
S1)、インターネット50を介して測位サーバ40に
位置情報要求信号を送信する(ステップS2)。この位
置情報要求信号には、上記操作者によってPC60に入
力された、位置検出対象の移動局10の電話番号が含ま
れている。
【0036】測位サーバ40は、位置情報要求信号を受
信すると、受信した位置情報要求信号に含まれている電
話番号を抽出する(ステップS3)。次いで測位サーバ
40は、抽出した電話番号を用いて位置検出対象の移動
局10を発呼する(ステップS4)。これに応じて、P
DC網20の基地局21から発呼信号が無線送信され、
移動局10はこの発呼信号を受信する。
【0037】移動局10は、測位サーバ40からの発呼
信号を受信すると、制御部11内のメモリに記憶されて
いる基地局識別情報及び受信電界強度値を読み出し(ス
テップS5)、これらを測位サーバ40に送信する(ス
テップS6)。
【0038】一方、測位サーバ40は、移動局10から
送信された基地局識別情報及び受信電界強度値を受信す
ると、測位プログラム44bを実行し、受信した基地局
識別情報及び受信電界強度値に基づいて移動局10の位
置を算出する(ステップS7)。具体的には、測位サー
バ40のCPU41は、図8に示すフローを実行するこ
とによって移動局10の位置を算出することになる。図
8において、まず、測位サーバ40のCPU41は、移
動局10から受信したデータの中にPHS基地局31を
示す基地局識別情報が含まれているか否かを判断する
(ステップS11)。ここで、PHS基地局31の基地
局識別情報が含まれていれば(ステップS11;Ye
s)、CPU41は、PHS基地局31の基地局識別情
報と、対応する受信電界強度値と、ハードディスク装置
44に記憶されている基地局関連情報とに基づいて演算
を行い、移動局10が存在する確率分布を算出し、その
確率分布が閾値以上の確率分布エリアを移動局10の位
置として(ステップS12)、これを出力する(ステッ
プS15)。
【0039】一方、移動局10から受信したデータの中
にPHS基地局31の基地局識別情報が含まれていない
場合(即ち、PDC基地局21の基地局識別情報しか含
まれていない場合)には(ステップS11;No)、C
PU41は、報知信号に含まれているPDC基地局21
の基地局識別情報と、ハードディスク装置44に記憶さ
れている基地局関連情報とを参照して、移動局10が在
圏している基地局31の無線ゾーンを特定する(ステッ
プS13)。
【0040】次いで、CPU41は、ハードディスク装
置44に記憶されている基地局関連情報を参照して、ス
テップS13で特定された無線ゾーン内にPHS基地局
31が設置されているか否かを判断する(ステップS1
4)。ここでPHS基地局31が設置されていなければ
(ステップS14;No)、CPU41は、ステップS
13において特定した無線ゾーンを移動局10の位置と
して出力する(ステップS15)。もちろん、この際に
CPU41は、移動局10から受信した受信電界強度値
をも考慮して位置を算出してもよい。
【0041】一方、特定された無線ゾーン内にPHS基
地局31が設置されていれば(ステップS14;Ye
s)、測位サーバ40のCPU41は、ハードディスク
装置44に記憶されている基地局関連情報を参照して、
ステップS13において特定された無線ゾーンの領域か
ら、その領域内に設置されているPHS基地局31の無
線ゾーンの領域を除き(ステップS16)、これを移動
局10の位置として出力する(ステップS15)。もち
ろん、この際にCPU41は、移動局10から受信した
受信電界強度値をも考慮して位置を算出してもよい。こ
のようにして出力された位置情報は、測位サーバ40か
らインターネット50を介してPC60に送信され(図
7ステップS8)、このPC60の図示せぬ表示部にお
いて地図と重ね合わされて表示される。
【0042】上述の実施形態によれば、PHS網30の
サービスエリア内では、PDC網20のサービスエリア
内よりも精度の高い測位を行うことが可能となるととも
に、PHS網30のサービスエリア以外の領域であって
もPDC網20のサービスエリア内にあっては、PHS
網30を用いた場合より精度は多少低くなるが測位を行
うことが可能となる。
【0043】さらに、PHS網30のサービスエリアと
PDC網20のサービスエリアとの境界領域において
は、仮にPHS基地局31から送信される報知信号を受
信できなくても、PDC基地局21から送信される報知
信号のみを用いた場合と比較して、より精度の高い測位
を行うことができることになる。
【0044】また、移動局10はPHS網30から制御
チャネルを用いて送信される報知信号を受信するだけで
よいので、通信料金はもとより基本料金も課されること
はなく、ユーザにとっては課金面でのメリットがある。
【0045】D:変形例 既述のとおり、本発明は、上述した実施形態に限定され
ず、例えば以下のような変形が可能である。 (1)移動通信網の形態 実施形態では、大ゾーン移動通信網としてPDC網20
を挙げ、小ゾーン移動通信網としてPHS網30を挙げ
た。しかし、大ゾーン移動通信網と小ゾーン移動通信網
とはこの例に限定されるわけではなく、例えば、次世代
通信網として知られているIMT-2000等の他の種類の移動
通信網であってもよい。
【0046】(2)位置情報通知の対象 実施形態では、移動局10の位置情報を移動通信網2
0、30の外部のネットワークに接続されたPC60へ
通知する場合を例としたが、これに限らず、移動局10
へ自身の位置情報を通知するようにしてもよい。また、
移動局10に対し自身の位置情報を通知するのではな
く、他の移動局へその位置情報を通知するようにしても
よい。
【0047】(3)基地局21、31から報知される情
報 実施形態では、基地局21、31から送信される報知信
号の中に基地局識別情報を含ませておき、これを用いて
測位を行っていた。しかし、これに限らず、基地局2
1、31の位置を示す緯度経度情報や住所等の、位置を
特定することが可能な情報であれば、これを用いて測位
可能である。
【0048】(4)プログラムの形態 測位サーバ40が上述した図8に示す動作を行うために
実行する測位プログラムは、この測位サーバ40にアプ
リケーションプログラムとしてインストールすることが
可能である。例えば、測位サーバ40のCPUを用いて
読み取り可能な磁気記録媒体、光記録媒体あるいはRO
Mなどの記録媒体に記録して提供することができる。ま
た、このようなプログラムをインターネットなどのネッ
トワーク経由で測位サーバ40に提供することももちろ
ん可能である。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
大ゾーン移動通信網のサービスエリア内であってもより
精度の高い測位が可能となる。また、移動局が受信した
位置特定情報が大ゾーン移動通信網に収容される基地局
から報知された位置特定情報のみである場合において
は、受信した位置特定情報と、その位置特定情報によっ
て把握される大ゾーン移動通信網の基地局の無線ゾーン
内に小ゾーン移動通信網の基地局が設置されているか否
かという情報とに基づいて移動通信端末の位置を算出す
るので、大ゾーン移動通信網と小ゾーン移動通信網の境
界領域においてはより精度の高い測位を行うことが可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態の原理を説明するための図
である。
【図2】 本発明の実施形態の原理を説明するための図
である。
【図3】 本発明の実施形態に係るシステム全体の構成
を示すブロック図である。
【図4】 同実施形態における移動局の構成を示すブロ
ック図である。
【図5】 同実施形態における測位サーバの構成を示す
ブロック図である。
【図6】 基地局関連情報記憶領域に記憶されている基
地局関連情報の一例を示すフォーマット図である。
【図7】 同実施形態におけるシステム全体の動作例を
示すシーケンス図である。
【図8】 同実施形態における測位サーバの処理を示す
フローチャートである。
【符号の説明】
A1・・・PHS網のサービスエリア、A2・・・PD
C網のサービスエリア A3・・・PHS網のサービスエリアとPDC網のサー
ビスエリアの境界領域、BS1〜BS4・・・PDC網
の基地局、bs1〜bs5・・・PHS網の基地局、1
0・・・移動局(移動通信端末)、11・・・制御部
(受信手段、転送手段)、12・・・PDC送受信部
(転送手段)、13・・・PHS受信部(受信手段)、
14・・・音声CODEC、15・・・マイクロホン、
16・・・スピーカ、17・・・表示部、18・・・操
作部、20・・・PDC網(大ゾーン通信網)、30・
・・PHS網(小ゾーン通信網)、40・・・測位サー
バ(測位装置)、41・・・CPU(転送情報受信手
段、算出手段)、42・・・ROM、43・・・RA
M、44・・・ハードディスク装置、44a・・・基地
局関連情報記憶領域、44b・・・測位プログラム、4
5・・・通信部(転送情報受信手段)、50・・・イン
ターネット、60・・・パーソナルコンピュータ。
フロントページの続き Fターム(参考) 5J062 AA08 CC11 FF01 5K067 AA33 BB36 DD20 EE02 EE10 FF03 FF22 FF31 GG01 GG11 HH05 HH17 JJ53 JJ66

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動通信網を介して通信を行う移動通信
    端末の位置を測定する測位方法であって、 前記移動通信端末において、当該端末のユーザが通信サ
    ービス契約を締結していない小ゾーン移動通信網の基地
    局から報知され、位置を特定するための位置特定情報を
    受信する受信ステップと、 前記移動通信端末において、当該端末のユーザが通信サ
    ービス契約を締結している大ゾーン移動通信網を介し
    て、前記受信した位置特定情報を測位装置に転送する転
    送ステップと、 前記測位装置において、前記転送されてくる位置特定情
    報を受信する転送情報受信ステップと、 前記測位装置において、前記転送情報受信ステップによ
    って受信した位置特定情報に基づいて前記移動通信端末
    の位置を算出する算出ステップとを備えることを特徴と
    する測位方法。
  2. 【請求項2】 移動通信網を介して通信を行う移動通信
    端末の位置を測定する測位方法であって、 大ゾーン移動通信網及び小ゾーン移動通信網の各々に収
    容される基地局において、各基地局の無線ゾーン内に対
    し、位置を特定するための位置特定情報を報知する報知
    ステップと、 前記移動通信端末において、前記大ゾーン移動通信網及
    び小ゾーン移動通信網に各々に収容される基地局の少な
    くともいずれか一方の基地局から報知される前記位置特
    定情報を受信する受信ステップと、 前記移動通信端末において、前記大ゾーン移動通信網を
    介して、前記受信した位置特定情報を測位装置に転送す
    る転送ステップと、 前記測位装置において、前記転送されてくる位置特定情
    報を受信する転送情報受信ステップと、 前記測位装置において、前記転送情報受信ステップによ
    って受信した位置特定情報が大ゾーン移動通信網に収容
    される基地局から報知された位置特定情報のみである場
    合に、当該受信した位置特定情報と、当該位置特定情報
    によって把握される前記大ゾーン移動通信網の基地局の
    無線ゾーン内に前記小ゾーン移動通信網の基地局が設置
    されているか否かという情報とに基づいて前記移動通信
    端末の位置を算出する算出ステップとを備えることを特
    徴とする測位方法。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の測位方法において、 前記小ゾーン移動通信網は、前記移動通信端末のユーザ
    が通信サービス契約を締結していない移動通信網であ
    り、 前記大ゾーン移動通信網は、前記移動通信端末のユーザ
    が通信サービス契約を締結している移動通信網であるこ
    とを特徴とする測位方法。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2に記載の測位方法におい
    て、 前記位置特定情報は、前記基地局から前記移動通信端末
    に対して制御情報を報知するための制御チャネルによっ
    て報知されることを特徴とする測位方法。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の測位方法において、 前記受信ステップによる位置特定情報の受信処理に関し
    ては前記ユーザに対し課金処理を行わない一方、前記転
    送ステップによる位置特定情報の転送処理に関しては前
    記ユーザに対し課金処理を行う課金ステップを備えるこ
    とを特徴とする測位方法。
  6. 【請求項6】 請求項1又は2に記載の測位方法におい
    て、 前記小ゾーン移動通信網はPHS(登録商標)網である
    ことを特徴とする測位方法。
  7. 【請求項7】 移動通信網を介して通信を行う移動通信
    端末と、当該移動通信端末の位置を算出する測位装置と
    を備えた測位システムであって、 前記移動通信端末が、 当該端末のユーザが通信サービス契約を締結していない
    小ゾーン移動通信網の基地局から、位置を特定するため
    の位置特定情報を受信する受信手段と、 前記ユーザが通信サービス契約を締結している大ゾーン
    移動通信網を介して、 前記受信した位置特定情報を前記測位装置に転送する転
    送手段とを備え、 前記測位装置が、 前記転送されてくる位置特定情報を受信する転送情報受
    信手段と、 前記転送情報受信手段によって受信した位置特定情報に
    基づいて前記移動通信端末の位置を算出する算出手段と
    を備えることを特徴とする測位システム。
  8. 【請求項8】 移動通信網を介して通信を行う移動通信
    端末と、当該移動通信端末の位置を算出する測位装置と
    を備えた測位システムであって、 前記移動通信端末が、 大ゾーン移動通信網及び小ゾーン移動通信網に各々に収
    容される基地局の少なくともいずれか一方の基地局から
    報知され、位置を特定するための位置特定情報を受信す
    る受信手段と、 前記大ゾーン移動通信網を介して、前記受信した位置特
    定情報を前記測位装置に転送する転送手段とを備え、 前記測位装置が、 前記転送されてくる位置特定情報を受信する転送情報受
    信手段と、 前記転送情報受信手段によって受信した位置特定情報が
    前記大ゾーン移動通信網に収容される基地局から報知さ
    れた位置特定情報のみである場合に、前記受信した位置
    特定情報と、当該位置特定情報によって把握される前記
    大ゾーン移動通信網の基地局の無線ゾーン内に小ゾーン
    移動通信網の基地局が設置されているか否かという情報
    とに基づいて前記移動通信端末の位置を算出する算出手
    段と備えることを特徴とする測位システム。
  9. 【請求項9】 移動通信網を介して通信を行う移動通信
    端末の位置を算出する測位装置であって、 大ゾーン移動通信網及び小ゾーン移動通信網に各々に収
    容される基地局の少なくともいずれか一方の基地局から
    報知され、前記移動通信端末によって受信された後に前
    記大ゾーン移動通信網を介して転送されてくる位置特定
    情報を受信する転送情報受信手段と、 前記転送情報受信手段によって受信した位置特定情報が
    前記大ゾーン移動通信網に収容される基地局から報知さ
    れた位置特定情報のみである場合に、前記受信した位置
    特定情報と、当該位置特定情報によって把握されるエリ
    ア内に小ゾーン移動通信網の基地局が設置されているか
    否かという情報とに基づいて前記移動通信端末の位置を
    算出する算出手段と備えることを特徴とする測位装置。
  10. 【請求項10】 コンピュータに、 大ゾーン移動通信網及び小ゾーン移動通信網に各々に収
    容される基地局の少なくともいずれか一方の基地局から
    報知され、移動通信端末によって受信された後に前記大
    ゾーン移動通信網を介して転送されてくる位置特定情報
    を受信する転送情報受信機能と、 前記転送情報受信機能によって受信した位置特定情報が
    前記大ゾーン移動通信網に収容される基地局から報知さ
    れた位置特定情報のみである場合に、前記受信した位置
    特定情報と、当該位置特定情報によって把握されるエリ
    ア内に小ゾーン移動通信網の基地局が設置されているか
    否かという情報とに基づいて前記移動通信端末の位置を
    算出する算出機能とを実行させるためのプログラム。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載のプログラムを記録
    したコンピュータ読みとり可能な記録媒体。
  12. 【請求項12】 移動通信網を介して通信を行う移動通
    信端末であって、 当該端末のユーザが通信サービス契約を締結していない
    小ゾーン移動通信網の基地局から報知され、位置を特定
    するための位置特定情報を受信する受信手段と、 前記ユーザが通信サービス契約を締結している大ゾーン
    移動通信網を介して、前記受信した位置特定情報を測位
    装置に転送する転送手段とを備えていることを特徴とす
    る移動通信端末。
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