JP2003046542A - 通信用サーバ - Google Patents

通信用サーバ

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JP2003046542A
JP2003046542A JP2001236140A JP2001236140A JP2003046542A JP 2003046542 A JP2003046542 A JP 2003046542A JP 2001236140 A JP2001236140 A JP 2001236140A JP 2001236140 A JP2001236140 A JP 2001236140A JP 2003046542 A JP2003046542 A JP 2003046542A
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JP2001236140A
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Yoshihisa Fujiwara
敬久 藤原
Akishi Saito
陽史 斎藤
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Sony Corp
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通信可能な端末装置等を自動的に判断し、端
末装置等との接続等を行う通信用サーバ等を提供する。 【解決手段】 端末装置は、グローバルアドレス207
をソフトウェアID201と共にサーバ5に送信する。
サーバ5は、ソフトウェアID201、グローバルアド
レス207を端末情報7eとしてデータベース7に保存
する。サーバ5は、ユーザに対応する個別番号105、
ユーザ名107が入力されると、データベース7を検索
して、当該個別番号105、当該ユーザ名107に対応
し、グローバルアドレス207が初期値でない端末情報
7eを抽出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータ、携
帯電話等の端末装置等とネットワークを介して通信等を
行う通信用サーバ等に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、携帯電話等の複数の端末装置等を
使用するユーザと通信等を行う場合、電話会社等の通信
キャリアの転送電話サービス等を利用していた。例え
ば、転送電話サービスを利用することにより、着信側の
ユーザは、携帯電話にかかってきた電話を他の携帯電話
等に転送するようにすることができる。また、着信側の
ユーザがコンピュータ等の端末装置を使用する場合、発
信側のユーザは、当該端末装置のIP(INTERNE
T PROTOCOL)アドレスを着信側のユーザから
予め知らせてもらい、このIPアドレスにより発信側の
端末装置と着信側の端末装置とのIP接続を行う。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の技術で
は、着信側のユーザは、転送先の電話番号を指定した
り、予め着信側のユーザが使用するコンピュータ等の端
末装置のIPアドレスを発信側のユーザに知らせる必要
があった。また、着信側のユーザの端末装置と通信等を
行う場合、電源が入っていなかったり、移動によりIP
アドレス等が変更になった等の理由で当該端末装置に接
続できないことがあった。
【0004】本発明はこのような問題に鑑みてなされた
もので、その目的とするところは、通信可能な端末装置
を自動的に判断し、当該端末装置との接続等を行う通信
用サーバ等を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために第1の発明は、複数の端末装置にネットワークで
接続される通信用サーバであって、前記端末装置にアク
セスするための接続情報が前記端末装置から送られる
と、この接続情報を前記端末装置を示す端末情報として
保持する保持手段と、前記端末情報を用いて通信可能な
状態である端末装置を判定する判定手段と、を具備する
ことを特徴とする通信用サーバである。
【0006】端末装置とは、ユーザが使用する端末装置
としてのコンピュータ、携帯端末、携帯電話、IP接続
が可能な家庭電化製品、周辺機器、ゲーム機器等であ
る。端末装置には、プラグイン等のソフトウェアがイン
ストールされる。端末装置は、このプラグイン等のソフ
トウェアにより、ソフトウェアID、接続情報等を通信
用サーバ側に送ったりする。
【0007】ソフトウェアIDとは、端末装置にインス
トールされたプラグイン等のソフトウェアに対応する記
号・番号等であり、例えば、「XYZ123456」等
である。また、このソフトウェアIDにより端末装置を
識別することができるので、端末装置の種別を含めて、
ソフトウェアIDを「XYZ123456(コンピュー
タ)」等としてもよい。
【0008】接続情報とは、ネットワークを介して端末
装置にアクセスするための接続情報であり、例えば、I
Pv4(INTERNET PROTOCOL VER
SION 4)、IPv6(INTERNET PRO
TOCOL VERSION6)におけるIPアドレ
ス、MACアドレス(MEDIA ACCESS CO
NTROL ADDRESS)等である。
【0009】第1の発明では、通信用サーバは、端末装
置を示す端末情報を保持する保持手段等を備える。端末
情報は、ソフトウェアID、接続情報、保持時刻情報、
ユーザに関する情報等を有する。保持時刻情報は、接続
情報が保持手段に保持された日付、時刻等を示す。ユー
ザに関する情報は、端末装置が属するユーザに関する情
報である。通信用サーバは、端末装置からソフトウェア
ID、接続情報等が送信されると、送信されたソフトウ
ェアID、接続情報等を保持手段に保持する。
【0010】また、通信用サーバは、保持時刻情報と現
在時刻との間に所定の時間差がある場合、すなわち、端
末装置から所定の時間、ソフトウェアID、接続情報等
が送られてこない場合、当該端末装置は通信可能な状態
にないものとして、当該端末装置に対応する接続情報を
初期値に初期化して保持手段に保持する。
【0011】従って、通信用サーバは、接続情報が初期
値でない端末情報が示す端末装置を通信可能な状態であ
る端末装置と判定する。また、通信用サーバは、保持時
刻情報と現在時刻との時間差が所定の時間差以内である
端末情報が示す端末装置を通信可能な状態である端末装
置と判定してもよい。尚、通信可能な状態である端末装
置とは、ネットワークに接続していて、ネットワークを
介して通信等を行うことが可能である端末装置を示す。
【0012】さらに、通信用サーバは、端末情報を用い
て、通信可能な状態である端末装置を抽出し、当該端末
装置と通信を行ったりする。また、通信用サーバは、端
末情報を用いて、通信可能な状態である端末装置の接続
情報を抽出し、当該端末装置の位置を判定したりする。
【0013】第1の発明では、通信可能な状態である端
末装置に関する端末情報が、通信用サーバ側に常時送信
されるようにすることにより、通信用サーバは、通信可
能な状態である端末装置に関する端末情報を常時保持す
る。従って、通信用サーバは、端末情報を用いて通信可
能な端末装置を自動的に選択し、効率的に接続を試みる
ことができる。
【0014】第2の発明は、ユーザ側の端末装置にネッ
トワークで接続される通信用サーバであって、前記ユー
ザには少なくとも1種類の端末装置が属し、前記通信用
サーバは、特定情報とユーザとを対応させるユーザ情報
と、前記ユーザに属する端末装置を示す端末情報と、を
保持し、更に、前記端末装置にアクセスするための接続
情報が前記端末装置から送られると、この接続情報を前
記端末情報として保持する保持手段と、前記端末情報を
用いて通信可能な状態である端末装置を判定する判定手
段と、発信側の端末装置から前記特定情報が送られる
と、前記ユーザ情報を用いてユーザを特定する手段と、
前記端末情報を用いて、前記特定されたユーザに属する
端末装置を抽出する手段と、を具備し、前記抽出した端
末装置の中から前記判定手段を用いて通信可能な状態で
ある端末装置を選択し、選択した端末装置と通信を行う
ことを特徴とする通信用サーバである。
【0015】第2の発明では、通信用サーバは、特定情
報とユーザとを対応させるユーザ情報、端末装置を示す
端末情報等を保持する保持手段等を備える。特定情報と
は、ユーザまたはユーザが属する区分を特定するグロー
バルナンバ等である。グローバルナンバは、数字、文
字、記号等からなり、例えば、「100000」であ
る。区分とは、ユーザが所属するグループ等であり、家
族、企業、団体等である。
【0016】通信用サーバは、端末装置からソフトウェ
アID、接続情報等が送信されると、送信されたソフト
ウェアID、接続情報等を保持手段に保持する。通信用
サーバは、発信側の端末装置から特定情報が送られる
と、ユーザ情報を用いて特定情報に対応するユーザを特
定し、このユーザに属する端末装置を抽出する。次に、
通信用サーバは、端末情報を用いて抽出した端末装置の
中から通信可能な状態である端末装置を選択し、当該端
末装置と通信等を行う。
【0017】第3の発明は、ユーザ側の端末装置にネッ
トワークで接続される通信用サーバであって、前記ユー
ザには少なくとも1種類の端末装置が属し、前記通信用
サーバは、特定情報と区分と該区分に属するユーザとを
対応させるユーザ情報と、前記ユーザに属する端末装置
を示す端末情報と、を保持し、更に、前記端末装置にア
クセスするための接続情報が前記端末装置から送られる
と、この接続情報を前記端末情報として保持する保持手
段と、前記端末情報を用いて通信可能な状態である端末
装置を判定する判定手段と、発信側の端末装置から前記
特定情報が送られると、前記ユーザ情報を用いて区分を
特定し、この区分に属するユーザを抽出して前記発信側
の端末装置に送信する抽出手段と、前記発信側の端末装
置が前記抽出されたユーザの中から選択した1人のユー
ザに関する情報を受け取ると、前記端末情報を用いて、
このユーザに属する端末装置を抽出する手段と、を具備
し、前記抽出した端末装置の中から前記判定手段を用い
て通信可能な状態である端末装置を選択し、選択した端
末装置と通信を行うことを特徴とする通信用サーバであ
る。
【0018】第3の発明では、通信用サーバは、特定情
報と区分と区分に属するユーザとを対応させるユーザ情
報、端末装置を示す端末情報等を保持する保持手段等を
備える。通信用サーバは、発信側の端末装置から特定情
報が送られると、ユーザ情報を用いて特定情報に対応す
る区分を特定し、この区分に属するユーザを抽出して発
信側の端末装置に送信する。
【0019】発信側の端末装置は、抽出されたユーザの
中から1人のユーザを選択し、このユーザに関する情報
を通信用サーバ側に送る。通信用サーバは、ユーザ情報
を用いてこのユーザに属する端末装置を抽出する。次
に、通信用サーバは、端末情報を用いて抽出した端末装
置の中から通信可能な状態である端末装置を選択し、当
該端末装置と通信等を行う。
【0020】第4の発明は、コンピュータを第1の発明
から第3の発明のいずれかにおける通信用サーバとして
機能させるプログラムである。第5の発明は、コンピュ
ータを第1の発明から第3の発明のいずれかおける通信
用サーバとして機能させるプログラムを記録した記録媒
体である。前述したプログラムをネットワークを介して
流通させたり、記録媒体を流通させることもできる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態を詳細に説明する。図1は、本発明の第1の実
施の形態に係る通信用サーバを利用した通信システム1
の概略構成図である。本発明の第1の実施形態では、ネ
ットワーク3における通信プロトコルとして、IPv4
(INTERNET PROTOCOL VERSIO
N 4)を利用する。
【0022】ネットワーク3にサーバ5、9、10、発
信側のユーザ40が使用する端末装置25等が接続され
る。サーバ5は、データベース7を有する。
【0023】サーバ9にコンピュータ、携帯端末、携帯
電話等の複数の端末装置17−1、17−2…が接続さ
れる。例えば、端末装置17−1は、無線LAN(LO
CAL AREA NETWORK)等の無線通信等に
よりサーバ9に接続され、端末装置17−2は、有線L
AN等によりサーバ9に接続される。サーバ9、端末装
置17−1、17−2…は、会社31のLANを構成す
る。会社31は、例えば、会社、団体等である。
【0024】サーバ10にアンテナ等の無線通信設備を
備えた無線基地局としての複数の基地局11−1、11
−2…が接続される。これらの基地局11−1、11−
2…それぞれに、コンピュータ、携帯端末、携帯電話等
の複数の端末装置19−1、19−2…が無線通信等に
より接続される。サーバ10、基地局11−1、11−
2…、端末装置19−1、19−2…は、建物33のL
ANを構成する。建物33は、例えば、空港、オフィス
ビル、病院、インターネットカフェ、店舗、ゴルフ場等
である。
【0025】建物33が小規模であり、端末装置19−
1、19−2…が少数である場合等は、基地局11−
1、11−2…を設けず、サーバ10に無線通信設備等
を備え、このサーバ10に端末装置19−1、19−2
…を無線通信等により接続してもよい。
【0026】ネットワーク3は、インターネット等のネ
ットワークであり、有線、無線を問わない。サーバ5
は、端末装置17−1、17−2…、19−1、19−
2…に関する情報等をデータベース7で検索したり、端
末装置17−1、17−2…、19−1、19−2…と
の接続を行ったりする。
【0027】尚、サーバ5は、内臓する検索プログラム
等により、データベース7を検索する。尚、サーバ5の
処理を行うプログラムや、データベース7に記録される
データをCD−ROM6−1、6−2等の記録媒体に保
持させたり、ネットワーク3を介して流通させることも
できる。
【0028】データベース7は、ユーザ情報7a、端末
情報7d等を保持したりする。ユーザ情報7aは、端末
装置17−1、17−2…、19−1、19−2…を使
用するユーザ等に関する情報である。端末情報7dは、
端末装置17−1、17−2…、19−1、19−2…
に関する情報である。ユーザ情報7a、端末情報7dに
関しては後述する。
【0029】IPv4では、IPアドレスは、8ビット
毎に区切られた32ビットの数字列であり、10進数で
表記すると「0.0.0.0」〜「255.255.2
55.255」である。この32ビットの数字列は、2
4ビットと8ビットに分けられ、前者をネットワークア
ドレス、後者をホストアドレスという。ネットワークア
ドレスは、インターネットに接続するLAN等のネット
ワークのアドレスである。
【0030】例えば、「200.100.100.7
7」というIPアドレスの場合、「210.100.1
00」は、インターネットに接続するLAN等のネット
ワーク全体のアドレスを示し、「77」は、「210.
100.100」というアドレスを持つLAN等のネッ
トワークの中の「77」という識別番号を持つコンピュ
ータ等を示す。
【0031】ネットワークアドレスには、グローバルア
ドレスとプライベートアドレスがある。以下の説明で
は、グローバルアドレス、プライベートアドレスは、ホ
ストアドレス8ビットを含め、32ビットの数字列であ
るIPアドレスであるとする。
【0032】グローバルアドレスは、インターネットに
おいてユニークなアドレスであり、IPアドレス割り当
て団体等により管理される。一方、プライベートアドレ
スは、インターネットに接続するLAN等のネットワー
ク内のみで使用されるアドレスである。LAN等のネッ
トワークを管理するサーバ等は、指定の範囲内のIPア
ドレスをプライベートアドレスとして当該LAN等のネ
ットワーク内のコンピュータ等に自由に割り当てること
ができる。サーバは、プライベートアドレスの割り当て
に、DHCP(DYNAMICHOST CONFIG
URATION PROTOCOL)を用いることがで
きる。
【0033】グローバルアドレスを持つコンピュータ等
は、グローバルアドレスによりインターネットに直接接
続される。一方、グローバルアドレスを持たずプライベ
ートアドレスが割り当てられたコンピュータ等は、プラ
イベートアドレスを割り当てたサーバ等のグローバルア
ドレスを介してインターネットに接続される。ネットワ
ーク3は、インターネットに相当し、会社31のLA
N、建物33のLAN等は、インターネットに接続する
LAN等のネットワークに相当する。
【0034】会社31のLANは、サーバ9、端末装置
17−1、17−2…からなり、ネットワーク3に接続
する。サーバ9は、会社31の複数の端末装置17−
1、17−2…をネットワーク3に接続したりする。サ
ーバ9は、グローバルアドレス203を有し、会社31
の複数の端末装置17−1、17−2…にプライベート
アドレス205を割り当てる。
【0035】グローバルアドレス203は、ネットワー
ク3においてユニークなIPアドレスである。端末装置
17−1、17−2…に割り当てられたプライベートア
ドレス205は、会社31のLAN内で有効なIPアド
レスである。尚、以下の説明において、「端末装置17
−1、17−2…のグローバルアドレス203」とは、
「端末装置17−1、17−2…にプライベートアドレ
ス205を割り当てたサーバ9のグローバルアドレス2
03」を示す。
【0036】建物33のLANは、サーバ10、端末装
置19−1、19−2…からなり、ネットワーク3に接
続する。サーバ10は、複数の基地局11−1、11−
2…を介して建物33の複数の端末装置19−1、19
−2…をネットワーク3に接続したりする。サーバ10
は、グローバルアドレス203を有し、基地局11−
1、11−2…、端末装置19−1、19−2…にプラ
イベートアドレス205を割り当てる。
【0037】グローバルアドレス203は、ネットワー
ク3においてユニークなIPアドレスである。端末装置
19−1、19−2…に割り当てられたプライベートア
ドレス205は、建物33のLAN内で有効なIPアド
レスである。尚、以下の説明において、「端末装置19
−1、19−2…のグローバルアドレス203」とは、
「端末装置19−1、19−2…にプライベートアドレ
ス205を割り当てたサーバ10のグローバルアドレス
203」を示す。
【0038】例えば、サーバ10は、基地局11−1、
11−2…にそれぞれプライベートアドレス205「1
92.168.0.0」「192.168.1.0」…
を割り当て、基地局11−1に接続する端末装置19−
1、19−2…にそれぞれプライベートアドレス205
「192.168.0.1」〜「192.168.0.
255」を割り当て、基地局11−2に接続する端末装
置19−1、19−2…にそれぞれプライベートアドレ
ス205「192.168.1.1」〜「192.16
8.1.255」を割り当てる。
【0039】無線通信には、例えば、無線LAN、BL
UETOOTH(商標名)等の無線通信技術が用いられ
る。BLUETOOTHは、コンピュータ、携帯端末、
携帯電話、周辺機器、家庭電化製品、周辺機器、ゲーム
機器等、端末装置の種別を問わない通信が可能であるこ
とが特徴である。
【0040】IEEE(INSTITUTE OF E
LECTRICAL AND ELECTRONIC
ENGINEERS 米国電気電子学会)は、無線LA
Nの仕様に関してIEEE802.11b、IEEE8
02.11a等を定めている。
【0041】端末装置17−1、17−2…、端末装置
19−1、19−2…がこのIEEE802.11a等
に準じていれば、より高速、大容量の無線通信が可能と
なる。例えば、IEEE802.11bでは、理論上の
最大伝送速度は、11MBPSである。IEEE80
2.11aでは、理論上の最大電送速度は、54MBP
Sである。
【0042】端末装置17−1、17−2…、19−
1、19−2…にプラグイン等のソフトウェアがインス
トールされる。端末装置17−1、17−2…、19−
1、19−2…は、このプラグイン等のソフトウェアに
よる処理を行う。端末装置17−1、17−2…、19
−1、19−2…は、このプラグイン等のソフトウェア
により、ソフトウェアID201、グローバルアドレス
203、プライベートアドレス205等をサーバ5に送
信したりする。このプラグイン等のソフトウェアによる
処理に関しては後述する。
【0043】サーバ5は、サーバ9のグローバルアドレ
ス203と端末装置17−1、17−2…のプライベー
トアドレス205により、企業31の端末装置17−
1、17−2…にIP接続する。サーバ5は、サーバ1
0のグローバルアドレス203と端末装置19−1、1
9−2…のプライベートアドレス205により、建物3
3の端末装置19−1、19−2…にIP接続する。
【0044】図2は、データベース7に保存されたユー
ザ情報7aを示す図である。ユーザ情報7aは、グロー
バルナンバ101、区分名103、個別番号105、ユ
ーザ名107等からなる。
【0045】グローバルナンバ101は、端末装置17
−1、17−2…、19−1、19−2…等を使用する
ユーザを区分する番号である。グローバルナンバ101
は、ユーザ個人に対して設定されたり、複数のユーザか
らなる区分に対して設定されたりする。区分とは、ユー
ザが所属するグループ等であり、家族、企業、団体等で
ある。
【0046】区分名103は、グローバルナンバ101
に対応する区分名であり、例えば、「山田家」等であ
る。個別番号105は、ユーザ個人に対応する記号・番
号であり、例えば、「990001」「A11223
3」等である。ユーザ名107は、ユーザ個人の氏名等
であり、例えば、「山田太郎」等である。
【0047】図3は、データベース7に保存された端末
情報7dを示す図である。端末情報7dは、個別番号1
05、ユーザ名107、ソフトウェアID201、グロ
ーバルアドレス203、プライベートアドレス205、
時刻301等からなる。個別番号105、ユーザ名10
7は、ユーザ情報7aの個別番号105、ユーザ名10
7と同様のものである。
【0048】ソフトウェアID201は、端末装置17
−1、17−2…、19−1、19−2…にインストー
ルされたプラグイン等のソフトウェアに対応する記号・
番号、端末装置17−1、17−2…、19−1、19
−2…の種別等であり、例えば、「XYZ123456
(コンピュータ)」等である。端末装置17−1、17
−2…、19−1、19−2…は、このソフトウェアI
D201により識別される。
【0049】グローバルアドレス203は、ネットワー
ク3においてユニークなIPアドレスであり、当該端末
装置17−1、17−2…、19−1、19−2…にプ
ライベートアドレス205を割り当てたサーバ9、10
のグローバルアドレスである。プライベートアドレス2
05は、会社31、建物33のLANにおいて有効なI
Pアドレスである。時刻301は、グローバルアドレス
203、プライベートアドレス205が端末情報7dと
してデータベース7に保存された時刻、年月日等であ
る。
【0050】尚、「端末装置17−1、17−2…、1
9−1、19−2…のグローバルアドレス203」と
は、「端末装置17−1、17−2…、19−1、19
−2…にプライベートアドレス205を割り当てたサー
バ9、10等のグローバルアドレス203」を示す。
【0051】次に、通信システム1の動作について説明
する。端末装置17−1、17−2…、19−1、19
−2…、の中から、例として、端末装置19−1を着信
側の端末装置として説明する。図4は、この通信システ
ム1における端末装置19−1、サーバ10の動作を示
すフローチャートである。
【0052】端末装置19−1は、インストールされて
いるプラグイン等のソフトウェアによる処理を行う。端
末装置19−1がネットワーク3に接続する場合(ステ
ップ1001のYes)、サーバ10は、端末装置19
−1にプライベートアドレス205を割り当て、端末装
置19−1をネットワーク3に接続する(ステップ10
02)。端末装置19−1は、サーバ10のグローバル
アドレス203、サーバ10が端末装置19−1に割り
当てたプライベートアドレス205を送信するようサー
バ10に依頼する(ステップ1003)。
【0053】サーバ10は、サーバ10のグローバルア
ドレス203、サーバ10が端末装置19−1に割り当
てたプライベートアドレス205を端末装置19−1に
送信する(ステップ1004)。端末装置19−1は、
サーバ10から送信されたグローバルアドレス203、
プライベートアドレス205をソフトウェアID201
と共にサーバ5に送信する(ステップ1005)。端末
装置19−1とネットワーク3との接続が継続している
場合(ステップ1006のYes)、端末装置19−1
は、ステップ1005の処理を繰り返す。尚、ステップ
1005の繰り返し処理は、所定の周期毎に行う。
【0054】端末装置19−1とネットワーク3との接
続が終了し(ステップ1006のNo)、端末装置19
−1がネットワーク3と接続不可能な状態である場合
(ステップ1007のNo)、端末装置19−1は、処
理を終了する。ここで、接続不可能な状態であるとは、
例えば、端末装置19−1の電源がONでない、端末装
置19−1が基地局11−1、11−2…の通信可能圏
外に位置している等を示す。
【0055】端末装置19−1とネットワーク3との接
続が終了し(ステップ1006のNo)、端末装置19
−1がネットワーク3と接続可能な状態である場合(ス
テップ1007のYes)、端末装置19−1、サーバ
10は、ステップ1001〜ステップ1007の処理を
繰り返す。
【0056】図5は、この通信システム1におけるサー
バ5の動作を示すフローチャートである。端末装置19
−1は、ソフトウェアID201、グローバルアドレス
203、プライベートアドレス205をサーバ5に送信
する(ステップ1005:図4)。端末装置19−1か
らソフトウェアID201、グローバルアドレス20
3、プライベートアドレス205を受信した場合(ステ
ップ1011のYes)、サーバ5は、ソフトウェアI
D201に対応するグローバルアドレス203、プライ
ベートアドレス205、時刻301を更新し、端末情報
7dとしてデータベース7に保存する(ステップ101
2)。尚、時刻301は、ステップ1012の処理を行
った時刻に更新される。
【0057】サーバ5は、端末情報7dの時刻301と
現在時刻に所定の時間差がある端末情報7dを抽出し、
対応するグローバルアドレス203、プライベートアド
レス205、時刻301を初期化して、端末情報7dと
してデータベース7に保存する(ステップ1013)。
サーバ5は、ステップ1011〜1013の処理を繰り
返す。
【0058】ステップ1013における初期化とは、グ
ローバルアドレス203、プライベートアドレス20
5、時刻301を初期値、例えば、「」(ヌル)等に更
新することである。グローバルアドレス203、プライ
ベートアドレス205、時刻301が初期値である場
合、サーバ5は、対応するソフトウェアID201が示
す端末装置17−1、17−2…、19−1、19−2
…がネットワーク3に接続しておらず、通信可能な状態
ではないと判断する。
【0059】ステップ1013における所定の時間差と
は、ステップ1005の繰り返し処理の周期に相当す
る。例えば、ステップ1005の繰り返し処理の周期が
5秒であるとすると、端末装置17−1、17−2…、
19−1、19−2…は、ネットワーク3に接続してい
る場合、ソフトウェアID201、グローバルアドレス
203、プライベートアドレス205を5秒毎にサーバ
5に送信する(ステップ1005)。サーバ5は、ソフ
トウェアID201に対応する端末情報7dのグローバ
ルアドレス203、プライベートアドレス205を保持
すると共に時刻301も5秒毎に更新する(ステップ1
012)。
【0060】従って、端末情報7dの時刻301が現在
時刻と5秒より大きな時間差がある場合、サーバ5は、
対応するソフトウェアID201が示す端末装置17−
1、17−2…、19−1、19−2…がネットワーク
3に接続に接続しておらず、通信可能な状態ではないも
のとして、初期化の処理を行う(ステップ1013)。
【0061】ステップ1005の繰り返し処理の周期が
より短ければ、サーバ5は、端末装置17−1、17−
2…、19−1、19−2…の状況をよりリアルタイム
に把握することができる。ステップ1005の繰り返し
処理の周期は、サーバ5の処理能力、端末情報7dに保
存されるデータ量等を考慮することにより定められる。
【0062】以上の過程を経て、端末装置19−1は、
ソフトウェアID201と共にグローバルアドレス20
3、プライベートアドレス205をサーバ5に送信し、
サーバ5は、ソフトウェアID201に対応するグロー
バルアドレス203、プライベートアドレス205、時
刻301を更新し、端末情報7dとしてデータベース7
に保存する。
【0063】次に、着信側のユーザが使用する複数の端
末装置17−1、17−2…、19−1、19−2…の
中から、通信可能な端末装置17−1、17−2…、1
9−1、19−2…を判断し、発信側の端末装置25と
の接続を行う場合のサーバ5の動作を説明する。図6
は、端末装置25と端末装置17−1、17−2…、1
9−1、19−2…とを接続する場合のサーバ5の動作
を示すフローチャートである。
【0064】尚、発信側の端末装置25は、端末装置1
7−1、17−2…、19−1、19−2…と同等のも
の、または、加入電話等である。発信側の端末装置25
が加入電話等の場合は、通信キャリア等を介して端末装
置25をネットワーク3に接続してもよい。
【0065】端末装置25は、着信側のユーザの所属す
る区分のグローバルナンバ101をサーバ5に送信する
(ステップ1101)。サーバ5は、グローバルナンバ
101によりデータベース7を検索して、ユーザ情報7
aを抽出する(ステップ1102)。
【0066】抽出したユーザ情報7aが複数の個別番号
105、ユーザ名107を有する場合(ステップ110
3のYes)、サーバ5は、これらの複数の個別番号1
05、ユーザ名107を端末装置25に送信する(ステ
ップ1104)。端末装置25は、これらの複数の個別
番号105、ユーザ名107の中から1つの個別番号1
05、ユーザ名107を選択し、サーバ5に送信する
(ステップ1105)。
【0067】サーバ5は、個別番号105、ユーザ名1
07によりデータベース7を検索して、端末情報7dを
抽出する(ステップ1106)。サーバ5は、抽出した
端末情報7dの中からグローバルアドレス203、プラ
イベートアドレス205が初期値、例えば、「」(ヌ
ル)でないもの、すなわち、通信可能な状態である端末
装置17−1、17−2…、19−1、19−2…に関
する端末情報7dを抽出する(ステップ1107)。
【0068】サーバ5は、グローバルアドレス203、
プライベートアドレス205により当該端末装置17−
1、17−2…、19−1、19−2…にIP接続を試
みる(ステップ1108)。
【0069】尚、端末情報7dの時刻301と現在時刻
の差が所定の時間差より大きい場合、対応するソフトウ
ェアID201が示す端末装置17−1、17−2…、
19−1、19−2…が通信可能な状態でないと分か
る。
【0070】従って、ステップ1107(図6)におい
て、サーバ5は、抽出した端末情報7dの時刻301と
現在時刻との時間差を算出することにより、通信可能な
状態である端末装置17−1、17−2…、19−1、
19−2…に関する端末情報7dを抽出してもよい。こ
の場合、ステップ1013(図5)の初期化の処理を省
いてもよい。
【0071】以上の過程を経て、サーバ5は、データベ
ース7を検索して、着信側のユーザが使用する端末装置
17−1、17−2…、19−1、19−2…の中か
ら、通信可能な状態である端末装置17−1、17−2
…、19−1、19−2…のグローバルアドレス20
3、プライベートアドレス205を取得し、このグロー
バルアドレス203、プライベートアドレス205によ
り当該端末装置17−1、17−2…、19−1、19
−2…にIP接続を試みる。
【0072】このように、第1の実施の形態では、端末
装置17−1、17−2…、19−1、19−2…は、
ネットワーク3に接続している場合、ソフトウェアID
201と共にグローバルアドレス203、プライベート
アドレス205をサーバ5側に常時送信するので、サー
バ5は、通信可能な状態である端末装置17−1、17
−2…、19−1、19−2…のグローバルアドレス2
03、プライベートアドレス205を常時把握すること
ができる。従って、サーバ5は、ネットワーク3に接続
していて、通信可能な端末装置17−1、17−2…、
19−1、19−2…を自動的に選択し、効率的に接続
を試みることができる。
【0073】また、例えば、サーバ5と通信している端
末装置19−1が建物33内を移動することにより、端
末装置19−1と接続する基地局は、基地局11−1か
ら基地局11−2に変更になる。すなわち、端末装置1
9−1のプライベートアドレス205が変更される。端
末装置19−1は、ソフトウェアID201と共にグロ
ーバルアドレス203、プライベートアドレス205を
サーバ5側に常時送信するので、変更されたプライベー
トアドレス205もサーバ5側に送信される。従って、
サーバ5は、移動後の端末装置19−1と通信を継続す
ることができる。
【0074】また、サーバ5と通信している端末装置1
9−1が建物33内から会社31内に移動することによ
り、端末装置19−1のグローバルアドレス203、プ
ライベートアドレス205が共に変更される。端末装置
19−1は、ソフトウェアID201と共にグローバル
アドレス203、プライベートアドレス205をサーバ
5側に常時送信するので、変更されたグローバルアドレ
ス203、プライベートアドレス205もサーバ5側に
送信される。従って、サーバ5は、移動後の端末装置1
9−1と通信を継続することができる。
【0075】また、サーバ5は、通信可能な状態である
端末装置17−1、17−2…、19−1、19−2…
のグローバルアドレス203、プライベートアドレス2
05を保持しているので、当該端末装置17−1、17
−2…、19−1、19−2…のユーザの位置を把握す
ることができる。例えば、サーバ5がデータベース7を
検索して、端末装置19−1のグローバルアドレス20
3を取得する。この端末装置19−1のグローバルアド
レス203が建物33の基地局11−1のグローバルア
ドレス203であれば、サーバ5は、端末装置19−1
のユーザが建物33の基地局11−1周辺に位置してい
ると判定できる。
【0076】また、サーバ5は、グローバルアドレス2
03、プライベートアドレス205により端末装置17
−1、17−2…、19−1、19−2…の位置、ネッ
トワーク3に接続しているかどうか、通信可能な状況で
あるかどうか等を判断したり、これらの端末装置17−
1、17−2…、19−1、19−2…にIP接続した
りすることができる。従って、これらの端末装置17−
1、17−2…、19−1、19−2…に接続する際
は、衛星通信設備、通信キャリア等を必要とせず、経費
の軽減が可能となる。また、これらの端末装置17−
1、17−2…、19−1、19−2…の位置を判定す
る際は、衛星通信設備、通信キャリア等を必要とせず、
経費の軽減が可能となる。
【0077】次に、本発明の第2の実施の形態について
説明する。本発明の第2の実施形態では、ネットワーク
3における通信プロトコルとして、IPv6(INTE
RNET PROTOCOL VERSION 6)を
利用する。IPv4(INTERNET PROTOC
OL VERSION 4)では、IPアドレスに32
bitの数を用いたが、IPv6では、IPアドレスに
128bitの数を用いる。IPv6においてネットワ
ーク3に接続可能なコンピュータ等の数は、約10の3
8乗となる。
【0078】従って、プライベートアドレス205を用
いることなく、コンピュータ、携帯端末、携帯電話、家
庭電化製品、周辺機器、ゲーム機器等にネットワーク3
においてユニークなIPアドレスであるグローバルアド
レス207を割り当てることが可能である。以下の記述
において、グローバルアドレス203は、IPv4にお
けるグローバルアドレスを示し、グローバルアドレス2
07は、IPv6におけるグローバルアドレスを示す。
【0079】図7は、本発明の第2の実施の形態に係る
通信用サーバを利用した通信システム401の概略構成
図である。ネットワーク3にサーバ5、9a、10a、
12、発信側のユーザ40が使用する端末装置25等が
接続される。サーバ5は、データベース7を有する。
【0080】サーバ9aにコンピュータ、携帯端末、携
帯電話等の複数の端末装置17−1、17−2…が接続
される。例えば、端末装置17−1は、無線LAN等の
無線通信等によりサーバ9aに接続され、端末装置17
−2は、有線LAN等によりサーバ9aに接続される。
サーバ9a、端末装置17−1、17−2…は、会社3
1のLANを構成する。
【0081】サーバ10aは、アンテナ等の無線通信設
備を備える。サーバ10aにコンピュータ、携帯端末、
携帯電話等の複数の端末装置19−1、19−2…が無
線通信等により接続される。サーバ10a、端末装置1
9−1、19−2…は、建物33のLANを構成する。
建物33は、例えば、空港、オフィスビル、病院、イン
ターネットカフェ、店舗、ゴルフ場等である。
【0082】サーバ12は、アンテナ等の無線通信設備
を備える。サーバ12にコンピュータ、携帯端末、携帯
電話、家庭電化製品、周辺機器、ゲーム機器等の複数の
端末装置21−1、21−2…が無線通信等により接続
される。例えば、端末装置21−1は、コンピュータで
あり、端末装置21−2は、エアーコンディショナ(エ
アコン)であり、端末装置21−3は、照明である。サ
ーバ12、端末装置21−1、21−2…は、住宅35
のLANを構成する。住宅35は、例えば、一般家庭が
居住する住宅等である。
【0083】ネットワーク3は、インターネット等のネ
ットワークであり、有線、無線を問わない。サーバ5
は、端末装置17−1、17−2…、19−1、19−
2…、21−1、21−2…に関する情報等をデータベ
ース7で検索したり、端末装置17−1、17−2…、
19−1、19−2…、21−1、21−2…との接続
を行ったりする。
【0084】尚、サーバ5は、内臓する検索プログラム
等により、データベース7を検索する。尚、サーバ5の
処理を行うプログラムや、データベース7に記録される
データをCD−ROM6−1、6−2等の記録媒体に保
持させたり、ネットワーク3を介して流通させることも
できる。
【0085】データベース7は、ユーザ情報7a、端末
情報7e等を保持したりする。ユーザ情報7aは、端末
装置17−1、17−2…、19−1、19−2…、2
1−1、21−2…を使用するユーザに関する情報であ
る。端末情報7eは、端末装置17−1、17−2…、
19−1、19−2…、21−1、21−2…に関する
情報である。ユーザ情報7aは、本発明の第1の実施の
形態におけるユーザ情報7aと同様のものである。端末
情報7eに関しては後述する。
【0086】会社31のLANは、サーバ9a、端末装
置17−1、17−2…からなり、ネットワーク3に接
続する。サーバ9aは、会社31の複数の端末装置17
−1、17−2…をネットワーク3に接続したりする。
サーバ9aは、グローバルアドレス207を有する。ま
た、会社31の複数の端末装置17−1、17−2…
は、予めグローバルアドレス207を有するので、サー
バ9aは、端末装置17−1、17−2…にIPアドレ
ス等を割り当てる必要はない。これらのグローバルアド
レス207は、ネットワーク3においてユニークなIP
アドレスである。
【0087】建物33のLANは、サーバ10a、端末
装置19−1、19−2…からなり、ネットワーク3に
接続する。サーバ10aは、建物33の複数の端末装置
19−1、19−2…をネットワーク3に接続したりす
る。サーバ10aは、グローバルアドレス207を有す
る。また、建物33の複数の端末装置19−1、19−
2…は、予めグローバルアドレス207を有するので、
サーバ10aは、端末装置19−1、19−2…にIP
アドレス等を割り当てる必要はない。これらのグローバ
ルアドレス207は、ネットワーク3においてユニーク
なIPアドレスである。
【0088】住宅35のLANは、サーバ12、端末装
置21−1、21−2…からなり、ネットワーク3に接
続する。サーバ12は、住宅35の複数の端末装置21
−1、21−2…をネットワーク3に接続したりする。
サーバ12は、グローバルアドレス207を有する。ま
た、住宅35の複数の端末装置21−1、21−2…
は、予めグローバルアドレス207を有するので、サー
バ12は、端末装置21−1、21−2…にIPアドレ
ス等を割り当てる必要はない。これらのグローバルアド
レス207は、ネットワーク3においてユニークなIP
アドレスである。
【0089】端末装置17−1、17−2…、19−
1、19−2…、21−1、21−2…にプラグイン等
のソフトウェアがインストールされる。端末装置17−
1、17−2…、19−1、19−2…、21−1、2
1−2…は、このプラグイン等のソフトウェアによる処
理を行う。端末装置17−1、17−2…、19−1、
19−2…、21−1、21−2…は、このプラグイン
等のソフトウェアにより、ソフトウェアID201、グ
ローバルアドレス207等をサーバ5に送信したりす
る。このプラグイン等のソフトウェアによる処理に関し
ては後述する。
【0090】サーバ5は、グローバルアドレス207に
より端末装置17−1、17−2…、19−1、19−
2…、21−1、21−2…にIP接続する。
【0091】図8は、データベース7に保存された端末
情報7eを示す図である。端末情報7eは、個別番号1
05、ユーザ名107、ソフトウェアID201、グロ
ーバルアドレス207、時刻301等からなる。
【0092】個別番号105、ユーザ名107、ソフト
ウェアID201、時刻301は、端末情報7dの個別
番号105、ユーザ名107、ソフトウェアID20
1、時刻301と同様のものである。グローバルアドレ
ス207は、IPv6のネットワーク3においてユニー
クなIPアドレスであり、例えば「27c0:33:e
611:0:2a6:eea6:fe4d:432c」
等である。
【0093】次に、通信システム401の動作について
説明する。端末装置17−1、17−2…、19−1、
19−2…、21−1、21−2…の中から、例とし
て、端末装置21−3(住宅35の照明)を着信側の端
末装置として説明する。図9は、この通信システム40
1における端末装置21−3、サーバ12の動作を示す
フローチャートである。
【0094】端末装置21−3は、インストールされて
いるプラグイン等のソフトウェアによる処理を行う。端
末装置21−3がネットワーク3に接続する場合(ステ
ップ2001のYes)、サーバ12は、端末装置21
−3のグローバルアドレス207により、端末装置21
−3をネットワーク3に接続する(ステップ200
2)。端末装置21−3は、グローバルアドレス207
をソフトウェアID201と共にサーバ5に送信する
(ステップ2003)。
【0095】端末装置21−3とネットワーク3との接
続が継続している場合(ステップ2004のYes)、
端末装置21−3は、ステップ2003の処理を繰り返
す。尚、ステップ2003の繰り返し処理は、所定の周
期毎に行う。
【0096】端末装置21−3とネットワーク3との接
続が終了し(ステップ2004のNo)、端末装置21
−3がネットワーク3と接続不可能な状態である場合
(例えば、住宅35の照明が故障した場合)、端末装置
21−3は、処理を終了する。端末装置21−3とネッ
トワーク3との接続が終了し(ステップ2004のN
o)、端末装置21−3がネットワーク3と接続可能な
状態である場合(例えば、住宅35の照明が消された場
合)(ステップ2005のYes)、端末装置21−
3、サーバ12は、ステップ2001〜ステップ200
5の処理を繰り返す。
【0097】図10は、この通信システム401におけ
るサーバ5の動作を示すフローチャートである。端末装
置21−3は、ソフトウェアID201、グローバルア
ドレス207をサーバ5に送信する(ステップ200
3:図9)。端末装置21−3からソフトウェアID2
01、グローバルアドレス207を受信した場合(ステ
ップ2011のYes)、サーバ5は、ソフトウェアI
D201に対応するグローバルアドレス207、時刻3
01を更新し、端末情報7eとしてデータベース7に保
存する(ステップ2012)。尚、時刻301は、ステ
ップ2012の処理を行った時刻に更新される。
【0098】サーバ5は、端末情報7eの時刻301と
現在時刻に所定の時間差がある端末情報7eを抽出し、
対応するグローバルアドレス207、時刻301を初期
化して、端末情報7eとしてデータベース7に保存する
(ステップ2013)。サーバ5は、ステップ2011
〜ステップ2013の処理を繰り返す。
【0099】ステップ2013における初期化とは、グ
ローバルアドレス207、時刻301を初期値、例え
ば、「」(ヌル)等に更新することである。グローバル
アドレス207、時刻301が初期値である場合、サー
バ5は、対応するソフトウェアID201が示す端末装
置17−1、17−2…、19−1、19−2…、21
−1、21−2…がネットワーク3に接続しておらず、
通信可能な状態ではないと判断する。
【0100】ステップ2013における所定の時間差と
は、ステップ2003の繰り返し処理の周期に相当す
る。例えば、ステップ2003の繰り返し処理の周期が
5秒であるとすると、端末装置17−1、17−2…、
19−1、19−2…、21−1、21−2…は、ネッ
トワーク3に接続している場合、ソフトウェアID20
1、グローバルアドレス207を5秒毎にサーバ5に送
信する(ステップ2003)。サーバ5は、ソフトウェ
アID201に対応する端末情報7eのグローバルアド
レス207を保持すると共に時刻301も5秒毎に更新
する(ステップ2012)。
【0101】従って、端末情報7eの時刻301が現在
時刻と5秒より大きな時間差がある場合、サーバ5は、
対応するソフトウェアID201が示す端末装置17−
1、17−2…、19−1、19−2…、21−1、2
1−2…がネットワーク3に接続に接続しておらず、通
信可能な状態ではないものとして、初期化の処理を行う
(ステップ2013)
【0102】ステップ2003の繰り返し処理の周期が
より短ければ、サーバ5は、端末装置17−1、17−
2…、19−1、19−2…、21−1、21−2…の
状況をよりリアルタイムに把握することができる。ステ
ップ2003の繰り返し処理の周期は、サーバ5の処理
能力、端末情報7eに保存されるデータ量等を考慮する
ことにより定められる。
【0103】以上の過程を経て、端末装置21−3は、
ソフトウェアID201と共にグローバルアドレス20
7をサーバ5に送信し、サーバ5は、ソフトウェアID
201に対応するグローバルアドレス207、時刻30
1を更新し、端末情報7eとしてデータベース7に保存
する。
【0104】次に、着信側のユーザが使用する複数の端
末装置17−1、17−2…、19−1、19−2…、
21−1、21−2…の中から、通信可能な端末装置1
7−1、17−2…、19−1、19−2…、21−
1、21−2…を判断し、発信側の端末装置25との接
続を行う場合のサーバ5の動作を説明する。図11は、
端末装置25と端末装置17−1、17−2…、19−
1、19−2…、21−1、21−2…とを接続する場
合のサーバ5の動作を示すフローチャートである。
【0105】尚、発信側の端末装置25は、端末装置1
7−1、17−2…、19−1、19−2…、21−
1、21−2…と同等のもの、または、加入電話等であ
る。発信側の端末装置25が加入電話等の場合は、通信
キャリア等を介して端末装置25をネットワーク3に接
続してもよい。
【0106】端末装置25は、着信側のユーザの所属す
る区分のグローバルナンバ101をサーバ5に送信する
(ステップ2101)。サーバ5は、グローバルナンバ
101によりデータベース7を検索して、ユーザ情報7
aを抽出する(ステップ2102)。抽出したユーザ情
報7aが複数の個別番号105、ユーザ名107を有す
る場合(ステップ2103のYes)、サーバ5は、こ
れらの複数の個別番号105、ユーザ名107を端末装
置25に送信する(ステップ2104)。端末装置25
は、これらの複数の個別番号105、ユーザ名107の
中から1つの個別番号105、ユーザ名107を選択
し、サーバ5に送信する(ステップ2105)。
【0107】サーバ5は、個別番号105、ユーザ名1
07によりデータベース7を検索して、端末情報7eを
抽出する(ステップ2106)。サーバ5は、抽出した
端末情報7eの中からグローバルアドレス207が初期
値、例えば、「」(ヌル)でないもの、すなわち、通信
可能な状態である端末装置17−1、17−2…、19
−1、19−2…、21−1、21−2…に関する端末
情報7eを抽出する(ステップ2107)。
【0108】サーバ5は、グローバルアドレス207に
より当該端末装置17−1、17−2…、19−1、1
9−2…、21−1、21−2…にIP接続を試みる
(ステップ2108)。
【0109】尚、端末情報7eの時刻301と現在時刻
の差が所定の時間差より大きい場合、対応するソフトウ
ェアID201が示す端末装置17−1、17−2…、
19−1、19−2…、21−1、21−2…が通信可
能な状態でないと分かる。
【0110】従って、ステップ2107(図11)にお
いて、サーバ5は、抽出した端末情報7eの時刻301
と現在時刻との時間差を算出することにより、通信可能
な状態である端末装置17−1、17−2…、19−
1、19−2…、21−1、21−2…に関する端末情
報7eを抽出してもよい。この場合、ステップ2013
(図10)の初期化の処理を省いてもよい。
【0111】以上の過程を経て、サーバ5は、データベ
ース7を検索して、着信側のユーザが使用する端末装置
17−1、17−2…、19−1、19−2…、21−
1、21−2…の中から、通信可能な状態である端末装
置17−1、17−2…、19−1、19−2…、21
−1、21−2…のグローバルアドレス207を取得
し、このグローバルアドレス207により当該端末装置
17−1、17−2…、19−1、19−2…、21−
1、21−2…にIP接続を試みる。
【0112】このように、第2の実施の形態では、端末
装置17−1、17−2…、19−1、19−2…、2
1−1、21−2…は、ネットワーク3に接続している
場合、ソフトウェアID201と共にグローバルアドレ
ス207をサーバ5側に常時送信するので、サーバ5
は、通信可能な状態である端末装置17−1、17−2
…、19−1、19−2…、21−1、21−2…のグ
ローバルアドレス207を常時把握することができる。
従って、サーバ5は、ネットワーク3に接続していて、
通信可能な端末装置17−1、17−2…、19−1、
19−2…、21−1、21−2…を自動的に選択し、
効率的に接続を試みることができる。
【0113】また、サーバ5は、通信可能な状態である
端末装置17−1、17−2…、19−1、19−2
…、21−1、21−2…のグローバルアドレス207
を保持しているので、当該端末装置17−1、17−2
…、19−1、19−2…、21−1、21−2…のユ
ーザの位置を把握することができる。例えば、端末装置
21−3(住宅35の照明)が通信可能な状態であれ
ば、サーバ5は、端末装置21−3(住宅35の照明)
のスイッチがついていると判断し、住宅35には、住人
が在宅していると判定できる。
【0114】サーバ5は、グローバルアドレス207に
より端末装置17−1、17−2…、19−1、19−
2…、21−1、21−2…がネットワーク3に接続し
ているかどうか、通信可能な状況であるかどうか等を判
断したり、これらの端末装置17−1、17−2…、1
9−1、19−2…、21−1、21−2…にIP接続
したりすることができる。従って、これらの端末装置1
7−1、17−2…、19−1、19−2…、21−
1、21−2…に接続する際は、衛星通信設備、通信キ
ャリア等を必要とせず、経費の軽減が可能となる。
【0115】また、第2の実施の形態では、ネットワー
ク3における通信プロトコルとしてIPv6を利用す
る。端末装置17−1、17−2…、19−1、19−
2…、21−1、21−2…それぞれがネットワーク3
においてユニークなグローバルアドレス207を有する
ので、プライベートアドレス205を用いる必要がな
い。
【0116】従って、サーバ9a、10a、12は、端
末装置17−1、17−2…、19−1、19−2…、
21−1、21−2…にプライベートアドレス205等
を割り当てる必要がない。
【0117】また、サーバ10aに接続する端末装置1
9−1、19−2…が多数であっても、プライベートア
ドレス205を割り当てるための複数の基地局11−
1、11−2…等を設ける必要がない。
【0118】また、IPv4では、割り当て可能なグロ
ーバルアドレス203の数が限られているため、コンピ
ュータ、携帯端末、携帯電話、テレビ、エアーコンディ
ショナ(エアコン)、冷蔵庫、電子レンジ等の家庭電化
製品、住宅の照明、周辺機器、ゲーム機器等それぞれに
グローバルアドレス203を割り当てるのは、困難であ
る。
【0119】一方、IPv6では、割り当て可能なグロ
ーバルアドレス207の数が約10の38乗であり、コ
ンピュータ、携帯端末、携帯電話、家庭電化製品、住宅
の照明、周辺機器、ゲーム機器等のあらゆる種類の端末
装置それぞれにグローバルアドレス207を割り当てる
ことが可能である。
【0120】次に、本発明の第3の実施の形態について
説明する。本発明の第2の実施の形態のように、ネット
ワーク3に係る全てのサーバ、全ての端末装置がIPv
6に対応している場合は、IPv4におけるグローバル
アドレス203、プライベートアドレス205は、不要
である。
【0121】一方、IPv6に対応しているサーバ、端
末装置等と、IPv6に対応していないサーバ、端末装
置等が混在している場合、全てのサーバ、端末装置等を
IPv6により直接接続することはできない。
【0122】IPv4のリソースとIPv6のリソース
を共に利用する方法として、「パケットトンネリング」
「デュアルスタック」等が挙げられる。リソースとは、
ネットワーク、サーバ、端末装置等である。
【0123】「パケットトンネリング」では、IPv6
ネットワーク同士をIPv4ネットワークを介して接続
する場合、IPv4ネットワークにIPv6のパケット
が送られたりする。「デュアルスタック」では、サー
バ、端末装置等のコンピュータ等にIPv4、IPv6
共に対応可能な環境が設定される。
【0124】本発明の第3の実施の形態では、端末装置
は、IPv6におけるグローバルアドレス207、IP
v4におけるグローバルアドレス203、プライベート
アドレス205の中で取得可能なIPアドレスを全てサ
ーバ5に送信する。サーバ5は、IPv6におけるグロ
ーバルアドレス207と共に、IPv4におけるグロー
バルアドレス203、プライベートアドレス205を端
末情報7fとして保存する。
【0125】図12に示したように、端末情報7fは、
IPv6におけるグローバルアドレス207と共に、I
Pv4におけるグローバルアドレス203、プライベー
トアドレス205を保持する。サーバ5は、必要に応じ
てグローバルアドレス203、プライベートアドレス2
05、グローバルアドレス207を参照して、端末装置
等との接続等を行う。
【0126】このように、第3の実施の形態によれば、
IPv6に対応しているサーバ、端末装置等と、IPv
6に対応していないサーバ、端末装置等が混在している
場合においても、サーバ5は、ネットワーク3を介して
サーバ、端末装置等と接続することができる。
【0127】以上、添付図面を参照しながら、本発明に
係る通信システムの好適な実施形態について説明した
が、本発明はかかる例に限定されない。当業者であれ
ば、本願で開示した技術的思想の範疇内において、各種
の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであ
り、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属す
るものと了解される。
【0128】尚、本発明の実施の形態において利用する
無線通信技術について、無線LAN、BLUETOOT
H等を挙げたが、これらに限定されない。
【0129】また、第1の実施の形態では、サーバ9、
10は、端末装置17−1、17−2…、19−1、1
9−2…にプライベートアドレス205を割り当てた
が、グローバルアドレス203を割り当ててもよい。
【0130】また、ネットワーク3における通信プロト
コルについて、IPv4、IPv6等のIPアドレスを
挙げたが、これらに限定されない。ネットワーク3にお
ける通信プロトコルは、所望のサーバ、端末装置等とネ
ットワーク3を介して接続することができる通信プロト
コルであればよい。例えば、MAC(MEDIA AC
CESS CONTROL ADDRESS)アドレス
等でもよい。MACアドレスは、ネットワーク3におい
てユニークなアドレスである。
【0131】また、1つの端末装置を複数のユーザが使
用する場合、ユーザ毎に異なるソフトウェアID201
のプラグイン等のソフトウェアを動作させる、あるい
は、端末装置にユーザ毎に異なるソフトウェアID20
1をサーバ5側に送信させるようにしてもよい。1つの
端末装置を複数のユーザが使用する場合であっても、サ
ーバ5は、ソフトウェアID201により、端末装置を
識別するだけでなく、端末装置を使用しているユーザも
識別することができる。
【0132】なお、上述の実施の形態では、周期的にユ
ーザ端末から接続情報をサーバに送信するように説明し
たが、非周期的に送信してもよい。この場合の「非周期
的」に送信するとは、OS(OPERATING SY
STEM)で検出可能なイベントの発生(例えば、プラ
イベートアドレスの変更、グローバルアドレスの変更、
マウスのクリック、特定のソフトウェアの起動、終了)
を契機に送信することを意味する。
【0133】また、上述の実施の形態では、クライアン
ト(端末装置)から接続情報をサーバに送信するように
説明したが、周期的または非周期的なサーバからの問い
合わせに対して、その応答として、クライアント(端末
装置)が接続情報をサーバに送信するようにしてもよ
い。
【0134】さらに、接続情報の初期化の前に、当該ユ
ーザの既登録端末に対し、それらの接続情報を用いて、
通信可能な状態(電源がONの状態)の問い合わせを
し、所定時間内に応答がない場合、または、別のソフト
ウェアIDを持つ端末から応答があった場合に、接続情
報の初期化を行ってもよい。
【0135】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、通信可能な端末装置等を自動的に判断し、端末
装置等との接続等を行う通信用サーバ等を提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】通信システム1の概略構成図
【図2】ユーザ情報7aを示す図
【図3】端末情報7dを示す図
【図4】通信システム1におけるサーバ10、端末装置
19−1の動作を示すフローチャート
【図5】通信システム1におけるサーバ5の動作を示す
フローチャート
【図6】端末装置25と端末装置17−1、17−2
…、19−1、19−2…とを接続する場合のサーバ5
の動作を示すフローチャート。
【図7】通信システム401の概略構成図
【図8】端末情報7eを示す図
【図9】通信システム401におけるサーバ12、端末
装置21−3の動作を示すフローチャート
【図10】通信システム401におけるサーバ5の動作
を示すフローチャート
【図11】端末装置25と端末装置17−1、17−2
…、19−1、19−2…、21−1、21−2…とを
接続する場合のサーバ5の動作を示すフローチャート
【図12】端末情報7fを示す図
【符号の説明】
1………通信システム 3………ネットワーク 5、9、9a、10、10a、12………サーバ 7………データベース 7a………ユーザ情報 7d、7e、7f………端末情報 11………基地局 17、19、21………端末装置 25………発信側の端末装置 31………会社 33………建物 35………住宅 101………グローバルナンバ 103………区分名 105………個別番号 107………ユーザ名 201………ソフトウェアID 203………IPv4におけるグローバルアドレス 205………IPv4におけるプライベートアドレス 207………IPv6におけるグローバルアドレス
フロントページの続き Fターム(参考) 5K030 GA08 GA17 HA05 HA08 HB01 HC01 HD09 JT03 JT06 KA04 KA05 KA07 LD17 LD18 5K101 KK16 LL00 MM07 NN21 PP03 RR16 RR28

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の端末装置にネットワークで接続さ
    れる通信用サーバであって、 前記端末装置にアクセスするための接続情報が前記端末
    装置から送られると、この接続情報を前記端末装置を示
    す端末情報として保持する保持手段と、 前記端末情報を用いて通信可能な状態である端末装置を
    判定する判定手段と、 を具備することを特徴とする通信用サーバ。
  2. 【請求項2】 前記端末情報は、前記接続情報が前記保
    持手段に保持された時刻を示す保持時刻情報を有し、 前記保持時刻情報と現在時刻との間に所定の時間差があ
    る場合、この保持時刻情報に対応する前記接続情報は初
    期値に初期化されて前記保持手段に保持されることを特
    徴とする請求項1記載の通信用サーバ。
  3. 【請求項3】 前記判定手段は、前記接続情報が初期値
    でない前記端末情報が示す前記端末装置を通信可能な状
    態である端末装置と判定することを特徴とする請求項2
    記載の通信用サーバ。
  4. 【請求項4】 前記端末情報は、前記接続情報が前記保
    持手段に保持された時刻を示す保持時刻情報を有し、 前記判定手段は、前記保持時刻情報と現在時刻との時間
    差が所定の時間差以内である前記端末情報が示す前記端
    末装置を通信可能な状態である端末装置と判定すること
    を特徴とする請求項1記載の通信用サーバ。
  5. 【請求項5】 前記判定手段を用いて通信可能な状態で
    ある端末装置を抽出し、抽出した端末装置に対応する前
    記端末情報が有する前記接続情報により通信可能な状態
    である端末装置と通信を行うことを特徴とする請求項1
    記載の通信用サーバ。
  6. 【請求項6】 前記判定手段を用いて通信可能な状態で
    ある端末装置を抽出し、抽出した端末装置に対応する前
    記端末情報が有する前記接続情報により通信可能な状態
    である端末装置の位置を判定することを特徴とする請求
    項1記載の通信用サーバ。
  7. 【請求項7】 ユーザ側の端末装置にネットワークで接
    続される通信用サーバであって、前記ユーザには少なく
    とも1種類の端末装置が属し、 前記通信用サーバは、 特定情報とユーザとを対応させるユーザ情報と、前記ユ
    ーザに属する端末装置を示す端末情報と、を保持し、更
    に、前記端末装置にアクセスするための接続情報が前記
    端末装置から送られると、この接続情報を前記端末情報
    として保持する保持手段と、 前記端末情報を用いて通信可能な状態である端末装置を
    判定する判定手段と、 発信側の端末装置から前記特定情報が送られると、前記
    ユーザ情報を用いてユーザを特定する手段と、 前記端末情報を用いて、前記特定されたユーザに属する
    端末装置を抽出する手段と、 を具備し、 前記抽出した端末装置の中から前記判定手段を用いて通
    信可能な状態である端末装置を選択し、選択した端末装
    置と通信を行うことを特徴とする通信用サーバ。
  8. 【請求項8】 ユーザ側の端末装置にネットワークで接
    続される通信用サーバであって、前記ユーザには少なく
    とも1種類の端末装置が属し、 前記通信用サーバは、 特定情報と区分と該区分に属するユーザとを対応させる
    ユーザ情報と、前記ユーザに属する端末装置を示す端末
    情報と、を保持し、更に、前記端末装置にアクセスする
    ための接続情報が前記端末装置から送られると、この接
    続情報を前記端末情報として保持する保持手段と、 前記端末情報を用いて通信可能な状態である端末装置を
    判定する判定手段と、 発信側の端末装置から前記特定情報が送られると、前記
    ユーザ情報を用いて区分を特定し、この区分に属するユ
    ーザを抽出して前記発信側の端末装置に送信する抽出手
    段と、 前記発信側の端末装置が前記抽出されたユーザの中から
    選択した1人のユーザに関する情報を受け取ると、前記
    端末情報を用いて、このユーザに属する端末装置を抽出
    する手段と、 を具備し、 前記抽出した端末装置の中から前記判定手段を用いて通
    信可能な状態である端末装置を選択し、選択した端末装
    置と通信を行うことを特徴とする通信用サーバ。
  9. 【請求項9】 コンピュータを請求項1から8までのい
    ずれかに記載された通信用サーバとして機能させるプロ
    グラム。
  10. 【請求項10】 コンピュータを請求項1から8までの
    いずれかに記載された通信用サーバとして機能させるプ
    ログラムを記録した記録媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006520167A (ja) * 2003-03-07 2006-08-31 エスビーシー ナレッジ ベンチャーズ リミティド パートナーシップ 超広帯域無線システムおよびpon
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