JP2003045608A - 碍子形避雷器 - Google Patents

碍子形避雷器

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JP2003045608A
JP2003045608A JP2001235007A JP2001235007A JP2003045608A JP 2003045608 A JP2003045608 A JP 2003045608A JP 2001235007 A JP2001235007 A JP 2001235007A JP 2001235007 A JP2001235007 A JP 2001235007A JP 2003045608 A JP2003045608 A JP 2003045608A
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JP
Japan
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arrester
insulator
electric
line
steel tower
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Pending
Application number
JP2001235007A
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English (en)
Inventor
Hideki Noda
英樹 野田
Koji Suzuki
浩二 鈴木
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】鉄塔を介して電気所に引き込まれる送電線や電
力線などでは、回線に接続された変電機器を落雷などの
異常電圧から保護するために避雷器が鉄塔などの構造物
とは別に電気所内の別の場所に設置されている。このた
め電気所の敷地を広く必要とし、他の機器のレイアウト
などの融通性を低め、設備全体としてコストアップにな
っていた。 【解決手段】避雷器本体を碍子の中に内蔵して碍子形避
雷器を構成し、この碍子形避雷器によって送電線や電力
線を鉄塔に所定の張力を持って固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鉄塔を介して電気
所に引き込まれる送電線、あるいは電力線を異常電圧か
ら保護する碍子形避雷器に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に発電所相互間、変電所相互間、あ
るいは発電所と変電所との間で発生電力を輸送したり、
電力系統を連絡するためには送電線を介して行われる。
送電線が変電所などの電気所に到達し、電気所内の変電
機器などに接続されるには、一旦引留め鉄塔などに送電
線を架設し、そこからジャンパ線や引込線などを介して
変電機器に接続される。送電線に連なる系統回路では送
電線に落雷などが生じた場合の異常電圧から系統機器を
保護するために送電線用避雷器が設置されている。
【0003】図5は従来の電気所における送電線引き込
みの状態を示す図で、引留め鉄塔1に磁器碍子などの碍
子連(以下単に碍子と称す)2A、2B、2Cを介して
固定された送電線3はジャンパ線4や引込線5を介して
電気所内の変電機器6の端子6Aに接続される。電気所
内では遮断器や断路器などの変電機器6の近傍で変電機
器6と大地7との間に避雷器8を設置している。また、
電気所における変圧器回線用の避雷器の場合は図6に示
すように変圧器などの変電機器6と並べて引込線5と大
地7との間に碍子形の避雷器8を設置している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような電気所で
は、機器構成上、避雷器は碍子2A、2B、2Cや引留
め鉄塔1などの構造物とは別のスペースに設置されてい
た。また変圧器回線の避雷器においても気中絶縁の電気
所では碍子と避雷器をそれぞれ個別のスペースに設置し
ていた。そのため電気所内に避雷器設置用の特別なスペ
ースが必要であり、電気所敷地内の機器レイアウトを考
える上で融通性がなくなり好ましくない。また余分なス
ペースを必要とする分だけコストもかかり、合理的では
なかった。
【0005】本発明は以上の点に鑑み、設置のための余
分なスペースを必要とせず、機器のレイアウトにも融通
性を持たせ、且つ安価な碍子形避雷器を得ることを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の碍子形避雷器においては、請求項1記載の
発明では、鉄塔を介して電気所に引き込まれる送電線の
一端を所定の張力を持って固定する碍子の内部に避雷器
を内蔵し、この避雷器の一端を送電線に対して電気的に
接続し、他端を接地したことを特徴とする。この発明に
よれば、電気所敷地内に避雷器を設置する必要がなくな
るので余分なスペースが必要無くなり、敷地内のレイア
ウトにも余裕が出る。
【0007】請求項2記載の発明では、気中絶縁電気所
構内の鉄塔に母線や変圧器回線などの電力線を固定して
いる碍子の内部に避雷器を内蔵し、この避雷器の一端を
電力線に対して電気的に接続し、他端を接地したことを
特徴とする。この発明によれば、電気所敷地内に避雷器
を設置する必要がなくなるので余分なスペースが必要無
くなり、敷地内のレイアウトにも余裕が出る。
【0008】請求項3記載の発明では、請求項1または
2記載の碍子形避雷器においてい避雷器がギャップ付避
雷器であることを特徴とする。この発明では、非直線抵
抗体を使ったギャツプレス避雷器のみならず、従来より
有るギャツプ付避雷器においても同様の作用効果が得ら
れる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図1〜
図4を参照して説明する。まず本発明の第1の実施の形
態として、図1に示すように引留め鉄塔1に碍子2Aを
介して送電線3が固定され、送電線3はジャンパ線4や
引込線5を介して電気所内の変電機器6の端子6Aに電
気的に接続され電力の送電を行っている。また送電線3
は別の碍子2Bおよび本発明による碍子形避雷器9を介
して張力付与装置10に接続され架空電線に引っ張り力
を与えられている。碍子形避雷器9は避雷器本体を碍子
の中に内蔵された構成で送電線3に張力を伝達する働き
と共に一端が引込線5もしくはジャンパ線4に電気的に
接続され、他端が大地7に接地されている。11は碍子
形避雷器9の電界緩和シールド、12は送電線3への雷
直撃を防止するために設けられた架空地線である。
【0010】以上のような構成を有する本発明の碍子形
避雷器9であると、電気所敷地内に避雷器を設置する必
要がなくなり、電気所敷地内に余分なスペースを必要と
することがなくなり、他の機器のレイアウトも簡単にな
る。また、碍子と避雷器が一体化されコスト的にも低減
される。
【0011】次に本発明の第2の実施の形態について図
2を参照して説明する。図2において9は本発明による
碍子形避雷器で一端は張力付与装置10を介して碍子2
Aに接続され、他端は大地に対して固定された碍子2C
に接続されている。碍子形避雷器9は避雷器本体を碍子
の中に内蔵された構成であり、送電線の張力を受け送電
線を固定する機能も有する。その他の構成は図1に示す
構成と同じなので詳しい説明は省略する。
【0012】以上のような構成を有する本発明の碍子形
避雷器9であると、電気所敷地内に避雷器を設置する必
要がなくなり、電気所敷地内に余分なスペースを必要と
することがなくなり、他の機器のレイアウトも簡単にな
る。また、碍子と避雷器が一体化されコスト的にも低減
される。
【0013】次に本発明の第3の実施の形態について図
3を参照して説明する。図3において9は本発明による
碍子形避雷器で、一端は張力付与装置10を介して引留
め鉄塔1に接続され、他端は送電線3に接続されてい
る。碍子形避雷器9は避雷器本体を碍子の中に内蔵され
た構成であり、送電線の張力を受け送電線を固定する機
能も有し、引留め鉄塔から図示しない送電線鉄塔側に向
け配置されている。その他の構成は図1に示す構成と同
じなので詳しい説明は省略する。
【0014】以上のような構成を有する本発明による碍
子形避雷器9であると、電気所敷地内に避雷器を設置す
る必要がなくなり、電気所敷地内に余分なスペースを必
要とすることがなくなり、他の機器のレイアウトも簡単
になる。また、碍子と避雷器が一体化されコスト的にも
低減される。
【0015】次に本発明の第4の実施の形態について図
4を参照して説明する。図4において9は本発明による
碍子形避雷器で、一端は張力付与装置10を介して気中
絶縁電気所の変圧器13の回線用の鉄塔14に接続さ
れ、他端は変圧器回線用の電力線3と接続されている。
碍子形避雷器9は避雷器本体を碍子の中に内蔵された構
成であり、電力線3の張力を受け電力線を固定する機能
も有し、鉄塔14に吊り下げられた構成となっている。
その他の構成は図1に示す構成と同じなので詳しい説明
は省略する。
【0016】以上のような構成を有する本発明による碍
子形避雷器9であると、電気所敷地内に避雷器を設置す
る必要がなくなり、電気所敷地内に余分なスペースを必
要とすることがなくなり、他の機器のレイアウトも簡単
で合理的になる。また、碍子と避雷器が一体化されコス
ト的にも低減される。
【0017】上記の実施の形態1〜4において、碍子と
して磁器碍子ではなくポリマー樹脂などの複合材料によ
って作られた碍子でも良い。このようにすると碍子の軽
量化が可能となり、据付作業性が向上する。
【0018】また送電用避雷器の素子として高性能酸化
亜鉛素子を適用しても良い。このように高性能素子を適
用することにより避雷器の性能を従来のギャップレス避
雷器より向上させることが出来る。
【0019】また本発明においては避雷器の素子として
高耐圧酸化亜鉛素子を適用している。このように高耐圧
素子を適用することにより避雷器の性能を従来のギャッ
プレス避雷器や高性能素子を用いた碍子形避雷器より更
に向上させることが出来る。さらに本発明においては避
雷器の構成を従来のギャップ付避雷器を適用しても同様
の作用効果が得られる。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
鉄塔を介して電気所に引き込まれる送電線、もしくは電
力線の一端を所定の張力を持って固定する碍子の内部に
避雷器を内蔵し、この避雷器の一端を送電線、もしくは
電力線に対して電気的に接続し、他端を接地するように
したので、電気所構内のスペースに碍子形避雷器を単独
設置する必要がなく、設置のための余分なスペースを必
要とせずに機器のレイアウトにも融通性を持たせ、且つ
安価な碍子形避雷器を得ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による第1の実施の形態を示す正面図。
【図2】本発明による第2の実施の形態を示す正面図。
【図3】本発明による第3の実施の形態を示す正面図。
【図4】本発明による第4の実施の形態を示す正面図。
【図5】従来の碍子形避雷器を示す正面図。
【図6】従来の他の碍子形避雷器を示す正面図。
【符号の説明】
1…引留め鉄塔、2…A、2B、2C碍子、3…送電
線、4…ジャンパ線、5…引込線、6、13…変電機
器、9…碍子形避雷器、10…張力付与装置、14…鉄
塔。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H02G 13/00 H02G 13/00 C Fターム(参考) 5G331 BA03 BB32 BC16 DA02 EB04 EB06 5G367 BA02 BB08 BB10

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鉄塔を介して電気所に引き込まれる送電
    線の一端を所定の張力を持って固定する碍子の内部に避
    雷器を内蔵し、この避雷器の一端を送電線に対して電気
    的に接続し、他端を接地した碍子形避雷器。
  2. 【請求項2】 気中絶縁電気所構内の鉄塔に母線や変圧
    器回線などの電力線を固定している碍子の内部に避雷器
    を内蔵し、この避雷器の一端を電力線に対して電気的に
    接続し、他端を接地した碍子形避雷器。
  3. 【請求項3】 避雷器がギャップ付避雷器である請求項
    1または2記載の碍子形避雷器。
JP2001235007A 2001-08-02 2001-08-02 碍子形避雷器 Pending JP2003045608A (ja)

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