JP2003045128A - データ記録装置および方法、データ再生装置および方法、並びに記録媒体 - Google Patents

データ記録装置および方法、データ再生装置および方法、並びに記録媒体

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JP2003045128A
JP2003045128A JP2001232622A JP2001232622A JP2003045128A JP 2003045128 A JP2003045128 A JP 2003045128A JP 2001232622 A JP2001232622 A JP 2001232622A JP 2001232622 A JP2001232622 A JP 2001232622A JP 2003045128 A JP2003045128 A JP 2003045128A
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bit
recording
bits
circuit
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JP2001232622A
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English (en)
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Yoichiro Sako
曜一郎 佐古
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 既存装置との互換性をとりながら特殊データ
の記録/再生を可能とする。 【解決手段】 光ディスク1の特殊データ記録領域にE
FM変調の接続ビットを使用して特殊データを記録す
る。特殊データ領域では、メインデータのシンボルがチ
ャンネルビット「01000100000000」(1
0進数の「4」のデータビットに対応するチャンネルビ
ット)に固定されている。この場合では、2通りの接続
ビットパターンを選択することが可能である。接続ビッ
ト選択回路5は、特殊データに応じて接続ビットパター
ンを選択する。接続ビットパターン「010」、「10
0」に、それぞれ、特殊データの情報「0」、「1」を
割り当てることができる。選択された接続ビットがEF
M変調回路4に入力され、記録回路9を介して光ピック
アップ12によって光ディスク1に記録される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、データ記録装置
および方法、データ再生装置および方法、並びに記録媒
体に関し、特に、接続ビットに情報を埋め込むことを可
能としたものである。
【0002】
【従来の技術】従来、記録媒体の高密度化を図るため
に、様々な変調方法が提案されている。良く知られてい
るように、コンパクトディスク(以下、CD)では、デ
ィスクの高密度化を実現するために、EFM変調方式
(Eight to Fourteen Modulation:EFM)が用いられ
ている。EFM変調とは、8ビットのデータを14チャ
ンネルビットのコードに変換するとともに、この変換し
た14チャンネルビットのデータ間に、3ビットからな
る接続ビットを配する変調方式である。この接続ビット
を14チャンネルビットのデータ間に配する目的は、最
小ランレグス3T(論理値「1」と「1」との間に、
「0」が少なくとも2個以上)および最大ランレグス1
1T(論理値「1」と「1」との間の「0」の数が最大
で10個)の調整と、DSV(Digital Sum Variatio
n)の管理とにある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
では、接続ビットは、最小ランレグス・最大ランレグス
の調整と、DSVの管理とにのみ用いられ、接続ビット
自身に情報を埋め込むことはされていなかった。
【0004】したがって、この発明の目的は、接続ビッ
トに情報を埋め込むことができるデータ記録装置および
方法、データ再生装置および方法、並びに記録媒体を提
供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、請求項1の発明は、入力されるディジタルデー
タに含まれるnビットのデータを所定のランレングス規
則を満たすm(m>n)ビットのデータに変換するとと
もに、mビットのデータを接続後にも所定のランレング
ス規則を満たすようにmビットのデータ間にkビットを
配する変調方法によって記録データを生成するデータ記
録装置であって、kビットのビットパターンに応じて他
のデータを記録することを特徴とするデータ記録装置で
ある。
【0006】請求項10の発明は、入力されるディジタ
ルデータに含まれるnビットのデータを所定のランレン
グス規則を満たすm(m>n)ビットのデータに変換す
るとともに、mビットのデータを接続後にも所定のラン
レングス規則を満たすようにmビットのデータ間にkビ
ットを配する変調方法によって記録データを生成するデ
ータ記録方法であって、kビットのビットパターンに応
じて他のデータを記録することを特徴とするデータ記録
方法である。
【0007】請求項17の発明は、入力されるディジタ
ルデータに含まれるnビットのデータを所定のランレン
グス規則を満たすm(m>n)ビットのデータに変換す
るとともに、mビットのデータを接続後にも所定のラン
レングス規則を満たすようにmビットのデータ間にkビ
ットを配する変調方法によって記録データを生成し、k
ビットのビットパターンに応じて他のデータが記録され
た記録媒体を再生するデータ再生装置において、mビッ
トのデータをnビットに復調する復調手段と、mビット
間に配されたkビットのデータを抽出する抽出手段と、
抽出手段において抽出されたkビットのデータを他のデ
ータに変換する変換手段とを備えることを特徴とするデ
ータ再生装置である。
【0008】請求項23の発明は、入力されるディジタ
ルデータに含まれるnビットのデータを所定のランレン
グス規則を満たすm(m>n)ビットのデータに変換す
るとともに、mビットのデータを接続後にも所定のラン
レングス規則を満たすようにmビットのデータ間にkビ
ットを配する変調方法によって記録データを生成し、k
ビットのビットパターンに応じて他のデータが記録され
た記録媒体を再生するデータ再生方法において、mビッ
トのデータとkビットのデータとを抜き出し、mビット
のデータをnビットのデータに変換すると共に、kビッ
トのデータをそのビットパターンに応じて他のデータに
変換するデータ再生方法である。
【0009】請求項29の発明は、nビットのデータを
所定のランレングス規則を満たすm(m>n)ビットの
データに変換するとともに、mビットのデータを接続後
にも所定のランレングス規則を満たすようにmビットの
データ間にkビットを配する変調方式により変調された
データが記録された記録媒体であって、kビットには、
他のデータが埋め込まれていることを特徴とする記録媒
体である。
【0010】請求項1および10に係る発明によれば、
接続のためのkビットを使用して他のデータを埋め込む
ことができる。請求項17および23に係る発明によれ
ば、mビット間に配されたkビットのデータを抽出し、
抽出されたkビットのデータを、他のデータに変換する
とによって、kビットに埋め込まれている他のデータを
再生することができる。請求項29に係る発明によれ
ば、記録媒体のデータ容量を減らすことなく、他のデー
タを記録媒体に記録することができる。従来では、接続
のためのkビットは、情報が埋め込まれていなかったた
めに、情報を復号することはなかった。したがって、従
来の記録装置によって他のデータを埋め込むことができ
ず、また、この発明が適用された結果埋め込まれた他の
データは、従来の再生装置によって再生することができ
ないので、他のデータを秘密に記録することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明の第1の実施形態
について図面を参照しながら説明する。まず、この発明
の第1の実施形態によるデータ記録装置について説明す
る。データ記録装置は、例えばCD−DA(Digital Aud
io) のような再生専用ディスクを制作するためのマスタ
リング装置である。マスタリング装置の場合では、ガラ
ス原盤上にフォトレジスト膜が被着され、記録データで
その強度が変調されたレーザ光によって露光される。そ
の後、フォトレジスト膜が現像処理され、ディスク原盤
が作成される。
【0012】次いでガラス原盤の凹凸パターン上に無電
界メッキ法等によりニッケル被膜でなる導電化膜層を形
成する。導電化膜層が形成された光デイスク原盤を電鋳
装置に取り付け、電気メッキ法により導電化膜層上にニ
ッケルメッキ層を形成する。続いてニツケルメッキ層付
きガラス原盤からニツケルメッキ層をカッター等で剥離
し、そのニッケルメッキ層信号形成面のフォトレジスト
をアセトン等を用いて洗浄し、スタンパを作製する。そ
の金型を用いて、PC(ポリカーボネイト)の透明樹脂
に射出成形を行い、微小な凹凸(信号に相当するピツト
パターン)が転写されたディスクが形成される。
【0013】なお、この発明は、マスタリング装置に限
らず、CD−R(Recordable)、CD−RW(ReWritabl
e)、DVD−R(Digital Video Disc-Recordable)、M
D(MiniDisk)等の記録可能な光ディスクを使用した記録
装置に対しても適用可能である。
【0014】図1は、この発明の第1の実施形態による
データ記録装置の構成の一例を示すブロック図である。
図1において、参照符号1がガラス原盤上にフォトレジ
スト膜が塗布されたディスクまたは記録可能な光ディス
クである。以下においては、これらを総称して単に光デ
ィスク1と称する。この発明の第1の実施形態によるデ
ータ記録装置は、エラー訂正符号化回路2、エラー訂正
符号化回路3、EFM変調回路4、接続ビット選択回路
5、CPU6、特殊データ領域指示回路7、スイッチ
8、記録回路9、サーボ10、スピンドルモータ11お
よび光ピックアップ12から構成される。
【0015】エラー訂正符号化回路2は、供給されるメ
インデータに対して、CIRC(Cross Interleave Ree
d Solomon Code)符号化を施し、EFM変調回路4に供
給する。ここで、エラー訂正符号化回路2に供給される
メインデータは、例えばサンプリング周波数44.1k
Hzで、16ビットリニア量子化で発生したディジタルオ
ーディオデータであり、例えば著作権保護のために暗号
化されている。暗号化の鍵データが特殊データとして光
ディスク1に記録される。
【0016】一例として、この発明の第1の実施形態に
おいては、エラー訂正符号化回路2に入力されるメイン
データのシンボル(8データビット)のうちで、特殊デ
ータ領域に記録されるメインデータのシンボルは、一定
のデータビットパターンに固定されている。例えば、特
殊データ領域のメインデータのシンボルは、「0000
0100」(10進数の「4」)に全て固定されてい
る。特殊データ領域については、後に説明する。
【0017】エラー訂正符号化回路3は、供給される特
殊データに対して、CIRC符号化を施し、接続ビット
選択回路5に供給する。ここで、特殊データは、例え
ば、暗号化されたコンテンツをデクリプトするための鍵
情報やパスワードなどのセキュリティを保つためのデー
タである。
【0018】EFM変調回路4は、エラー訂正符号化回
路2から供給される各シンボル(8データビット)を、
最小ランレングス3T、最大ランレングス10Tを満た
すような14チャンネルビットに変換する。具体的に
は、EFM変調回路4は、EFM変調回路4が有する変
換テーブルに基づき、エラー訂正符号化回路2から供給
される各シンボル(8データビット)を、14チャンネ
ルビットに変換する。
【0019】図2は、EFMの変換テーブルの一例を示
す。図2に示すように、8データビットには、256通
りのビットパターンがあり、これらのビットパターン
が、それぞれ、最大ランレングス3Tおよび最小ランレ
ングス10Tを満たす14チャンネルビットのビットパ
ターンに対応付けられている。なお、図2においては、
簡単のため、変換テーブルの一部が示されている。
【0020】また、EFM変調回路4は、各14チャン
ネルビットを接続した場合にも、最小ランレングス3
T、最大ランレングス10Tを満たすようにするため
に、「000」、「001」、「010」および「10
0」の4通りの接続ビットパターンから適切な接続ビッ
トを選択する。以下に、幾つかの例により、この処理に
ついて説明する。
【0021】例えば、10進数で表した場合の「19」
のデータに対応するチャンネルビット「1001000
00100000」同士を結合する場合には、4通りの
接続ビットパターンを選択することが可能である。すな
わち、「000」、「001」、「010」および「1
00」の4通りを選択する。そして、これらの接続ビッ
トパターンの中から、最適な接続ビットパターンを選択
し、この接続ビットパターンを、各14チャンネルビッ
ト間に配する。
【0022】また、10進数で表した場合の「0」のデ
ータに対応するチャンネルビット「010010001
00000」同士を結合する場合には、「001」を除
いた3通りの接続ビットパターンを選択することが可能
である。すなわち、「000」、「010」および「1
00」の3通りを選択する。そして、これらの接続ビッ
トパターンの中から、最適な接続ビットパターンを選択
し、この接続ビットパターンを、各14チャンネルビッ
ト間に配する。
【0023】また、10進数で表した場合の「4」のデ
ータに対応するチャンネルビット「010001000
00000」同士を結合する場合には、2通りの接続ビ
ットパターンを選択することが可能である。すなわち、
「010」および「100」の2通りを選択する。
【0024】また、10進数で表した場合の「1」のデ
ータに対応するチャンネルビット「100001000
00000」同士を結合する場合には、1通りの接続ビ
ットパターン、すなわち「100」を選択し、この接続
ビットパターンを、各14チャンネルビット間に配す
る。この場合では、他のデータを接続ビットを使用して
埋め込むことができない。
【0025】接続ビット選択回路5は、特殊データ領域
指示回路7によりスイッチ8がオンされた場合には、エ
ラー訂正符号化回路3から供給される特殊データに応じ
て、EFM変調回路4において14チャンネルビット間
に配される接続ビットパターンを選択する。なお、この
発明の第1の実施形態においては、特殊データ領域のメ
インデータに含まれる各14チャンネルビットは、2通
りの接続ビットパターンを選択可能なように固定されて
いる。例えば、チャンネルビット「010001000
00000」(10進数の「4」のデータビットに対応
するチャンネルビット)に固定されている。したがっ
て、この発明の第1の実施形態においては、接続ビット
選択回路5は、エラー訂正符号化回路3から供給される
特殊データに応じて、2通りの接続ビットパターンのう
ちのどちらか一方を選択する。
【0026】図3は、2通りの接続ビットパターンを選
べる場合における、接続ビットパターンへの情報の与え
方の一例を示す。ここでは、接続ビットパターンとし
て、「010」、「100」を選択できる場合を例とし
て示す。図3に示すように、2通りの接続ビットを選べ
る場合には、接続ビットに1ビットの情報を埋め込むこ
とができる。すなわち、接続ビットパターン「01
0」、「100」に、それぞれ、情報「0」、「1」を
割り当てることができる。
【0027】また、接続ビット選択回路5は、エラー訂
正符号化回路3から供給されるデータを格納するメモリ
(図示せず)を備え、エラー訂正符号化回路3から供給
されたデータは、このメモリに格納される。
【0028】CPU6は、特殊データ領域指示回路7を
制御する。具体的には、CPU6は、接続ビットにデー
タを埋め込む領域のメインデータがEFM変調回路4に
入力された場合には、EFM変調回路4と接続ビット選
択回路5との間に備えられたスイッチをオンするための
制御信号を出力する。特殊データ領域は、例えば、リー
ドイン領域、リードアウト領域、トラック間のギャップ
領域、プログラム領域中の所定領域の少なくとも1つの
領域であり、この発明の第1の実施形態においては、リ
ードイン領域である。
【0029】特殊データ領域指示回路7は、CPU6か
ら供給される制御信号に基づき、特殊データを記録する
領域を指示する。具体的には、特殊データ領域指示回路
7は、CPU6から供給される制御信号に基づき、EF
M変調回路4と接続ビット選択回路5との間に備えられ
たスイッチ8をオン/オフする。
【0030】記録回路9では、フレーム同期信号、アド
レス等の付加の処理がなされ、また、記録回路9には、
ドライブ回路が設けられており、記録回路9の出力が光
ピックアップ12内の半導体レーザに供給されることに
よって、記録データに応じて強度が変調されたレーザが
光ピックアップ12から光ディスク1に対して照射され
る。
【0031】サーボ回路10は、スピンドルモータ11
および光ピックアップ12に制御信号を供給する。スピ
ンドルモータ11は、サーボ回路10から供給される制
御信号に基づき、光ディスク1を回転駆動する。光ピッ
クアップ12は、サーボ回路10から供給される制御信
号に基づき、トラッキング動作およびフォーカス動作が
制御される。
【0032】図4は、この発明の第1の実施形態による
データ記録装置の特殊データ記録処理を説明するための
フローチャートである。ここでは、各接続ビットに1ビ
ットの情報を埋め込む場合を例として示す。
【0033】まず、特殊データのビットを特定する変数
iを初期値例えば0にセットする(ステップS1)。次
に、接続ビット選択回路5が、接続ビット選択回路5に
備えられたメモリ(図示せず)から、特殊データのi番
目のデータDiを読み出す(ステップS2)。次に、接
続ビット選択回路5が、i番目のデータDiが「0」で
あるか否かを判断する(ステップS3)。データDiが
「0」であると判断した場合には、「0」用接続ビット
を選択する(ステップS4)。一方、データDiが
「0」でないと判断した場合には、「1」用接続ビット
を選択する(ステップS5)。この発明の第1の実施形
態においては、図3に示すように、「0」用接続ビット
は、「010」であり、「1」用接続ビットは「10
0」である。
【0034】次に、EFM変調回路4が、エラー訂正符
号化回路2から供給されるシンボルを14チャンネルビ
ットに変換し、この変換した14チャンネルビット間
を、ステップS4あるいはステップS5で選択された接
続用ビットにより接続し、記録回路9に供給する(ステ
ップS6)。
【0035】次に、接続ビット選択回路5が、記憶装置
に格納された特殊データを全て処理したか否かを判断す
る。全て処理したと判断した場合には、特殊データ記録
処理は終了となる。特殊データの処理が全て終了してい
ないと判断した場合には、データ記録装置は、変数iを
インクリメントしてステップS2に戻り、上述と同様の
処理を繰り返す。
【0036】次に、この発明の第1の実施形態による光
ディスク1の記録フォーマットについて説明する。図5
Aは、この発明の第1の実施形態による光ディスク1の
特殊データ領域における記録データのフレーム構成を示
す。図5に示すように、1フレームは、同期パターン部
(24チャンネルビット)、サブコーディング部(1シ
ンボル、すなわち14チャンネルビット)、第1のデー
タ部(12シンボル、すなわち12×14チャンネルビ
ット)、第1のパリティ部(4シンボル、すなわち4×
14チャンネルビット)、第2のデータ部(12シンボ
ル、すなわち12×14チャンネルビット)、および第
2のパリティ部(4シンボル、すなわち4×14チャン
ネルビット)からなる。なお、各シンボル(同期パター
ンも24ビットからなるシンボルとみなす)の結合のた
めに、3ビットの接続ビットがフレーム内に含まれる。
この接続ビットの総ビット数は、34×3=102チャ
ンネルビットである。したがって、1フレームは、合計
で588チャンネルビットからなる。
【0037】図5Bは、特殊データ領域におけるシンボ
ルおよび接続ビットの構成の一例を示す。ここでは、特
殊データ領域に記録されているメインデータの各シンボ
ルが、「01000100000000」(10進数の
「4」のデータに対応する14チャンネルビットのパタ
ーン)に固定されている例が示されている。
【0038】各シンボル間には、最大ランレングス11
Tおよび最小ランレングス3Tを満たすように、接続ビ
ット「010」および「100」のいずれかが配されて
いる。ここでは、上述したように、接続ビット「01
0」、「100」は、それぞれ、特殊データの論理値
「0」、「1」に対応している。
【0039】図6は、この発明の第1の実施形態による
データ再生装置の構成の一例を示すブロック図である。
図6に示すように、この発明の第1の実施形態によるデ
ータ再生装置は、スピンドルモータ101、光ピックア
ップ102、RFアンプ103、サーボ回路104、同
期検出回路105、EFM変調回路106、CIRCエ
ラー訂正回路107、CPU108、特殊データ領域指
示回路109、接続ビット抜出回路111、特殊データ
デコーダ112およびCIRCエラー訂正回路113か
ら構成される。
【0040】光ディスク1はスピンドルモータ101に
よって回転駆動される。光ピックアップ102は、光デ
ィスク1にレーザを照射して反射光を受光し、受光した
反射光に基づいて読取り信号を得て、読取り信号をRF
(Radio Frequency)アンプ103に供給する。なお、
レーザ光強度は、図示しないAPC(Automatic Power
Control)によって適正化される。RFアンプ103
は、供給される読み取り信号にゲインなどの処理を施
す。RFアンプ103の出力がサーボ回路104と、同
期検出回路105とに供給される。同期検出回路105
は、フレーム同期信号を検出し、検出信号を後段の処理
のタイミング基準として使用する。
【0041】サーボ回路104は、RFアンプ103の
出力に基づいて、トラッキングエラー信号、フォーカス
エラー信号、およびスピンドルエラー信号などを生成す
る。トラッキングエラー信号およびフォーカスエラー信
号は光ピックアップ102に供給される。スピンドルエ
ラー信号はスピンドルモータ101に供給される。これ
らの信号に基づいて光ピックアップ102およびスピン
ドルモータ101は、読み取り信号を良好に保つように
動作する。
【0042】EFM復調回路106は、記録データに施
されているEFM変調に対応する復調処理を行う。EF
M復調回路106の出力は、CIRCエラー訂正回路1
07に供給される。CIRCエラー訂正回路107は、
EFM復調回路106の出力について、CIRC符号化
を復号して、エラー訂正された復号データを生成する。
【0043】CPU108は、特殊データ領域の位置に
関する情報を持っており、特殊データ領域指示回路10
9を制御する。例えば、CPU108は、特殊データ領
域が再生された場合には、スイッチ110をオンするた
めの制御信号を出力する。特殊データ領域指示回路10
9は、CPU108から供給される制御信号に基づき、
特殊データを抜き出す領域を指示する。具体的には、特
殊データ領域指示回路109は、CPU108から供給
される制御信号に基づき、スイッチ110をオン/オフ
する。なお、光ディスク1の所定の位置例えばTOC領
域に特殊データ領域を示す情報を記録するようにしても
良い。
【0044】接続ビット抜出回路111は、同期検出回
路105から出力された特殊データ領域のデータに含ま
れる接続ビットを抜き出し、特殊データデコーダ112
に供給する。特殊データデコーダ112は、接続ビット
抜出回路111から供給された特殊データをデコード
し、CIRCエラー訂正回路113に供給する。例え
ば、特殊データデコーダ112は、接続ビット抜出回路
111から供給された接続ビット「101」、「10
0」を、それぞれ、情報「0」、「1」に変換し、CI
RCエラー訂正回路113に供給する。CIRCエラー
訂正回路113は、特殊データデコーダ112から供給
されたデータについて、CIRC符号化を復号して、エ
ラー訂正された復号データを生成する。
【0045】図7は、この発明の第1の実施形態による
データ再生装置の特殊データ再生処理を説明するための
フローチャートである。ここでは、接続ビットに1ビッ
トの情報が埋め込まれている場合を例として示す。ま
ず、データ再生装置は、特殊データ領域よりi(i=
0)番目の特殊データDiを抜き出す処理を開始する
(ステップS11)。ここで、特殊データ領域は、リー
ドイン部である。
【0046】次に、接続ビット抜出回路111が、同期
検出回路105から供給される特殊データ領域のデータ
から接続ビットを抜き出し、特殊データデコーダ112
に供給する(ステップS12)。特殊データデコーダ1
12が、抜き出した接続ビットが「0」用接続ビットで
あるか否かを判断する(ステップS13)。接続ビット
が「0」用接続ビットである場合には、特殊データDi
として「0」を、CIRCエラー訂正回路113に出力
する。接続ビットが「0」用接続ビットでない場合に
は、特殊データDiとして「1」を、エラー訂正回路1
13に出力する。
【0047】次に、CPU108が、特殊データ領域で
あるリードイン部のデータの再生が終了したか否かを判
断する。リードイン部のデータの再生が終了したと判断
した場合には、スイッチ110をオフにするための制御
信号を特殊データ領域指示回路109に供給する。リー
ドイン部のデータの再生が終了していないと判断した場
合には、スイッチ110をオンに維持し、特殊データ領
域よりi(i+1)番目の特殊データDiを抜き出す処
理を開始する(ステップS17)。
【0048】上述した例では、接続ビットに1ビットの
情報が埋め込まれている光ディスクから特殊データを再
生する例について示したが、接続ビットに2ビットの情
報が埋め込まれている光ディスクから特殊データを再生
することも可能である。具体的には、特殊データデコー
ダ112が、抜き出したビットが「00」用接続ビット
であると判断した場合には、「00」をCIRCエラー
訂正回路113に供給し、抜き出したビットが「01」
用接続ビットであると判断した場合には、「01」をC
IRCエラー訂正回路113に供給し、抜き出したビッ
トが「10」用接続ビットであると判断した場合には、
「10」をCIRCエラー訂正回路113に供給し、抜
き出したビットが「11」用接続ビットであると判断し
た場合には、「11」をCIRCエラー訂正回路113
に供給する。ここで、例えば、「00」用接続ビット、
「01」用接続ビット、「10」用接続ビット、「1
1」用接続ビットは、それぞれ、接続ビット「00
0」、接続ビット「001」、接続ビット「010」、
接続ビット「100」である。
【0049】上述したように、この発明の一実施形態に
よれば、接続ビット部分に特殊データを埋め込むことが
できるため、従来のデータ再生装置と互換性を有する、
特殊データを埋め込んだ光ディスクを提供することがで
きる。また、既存フォーマットのデータ容量を減少させ
ることなく、特殊データを記録データに付加することが
できる。また、再生データから接続ビットを抜き出すだ
けで、簡易に特殊データを読み出すことができる。ま
た、記録データの接続ビットを、特殊データに応じて選
択するだけで、簡易に特殊データを記録データに付加す
ることができる。
【0050】次に、この発明の第2の実施形態について
説明する。上述したこの発明の第1の実施形態において
は、特殊データ領域にデータを記録する際に、接続ビッ
トによるDSVコントロールを行わない例について示し
たが、この発明の第2の実施形態は、特殊データ領域に
データを記録する際に、接続ビットによるDSVコント
ロールを行うものである。図8は、この発明の第2の実
施形態によるデータ記録装置の構成の一例を示すブロッ
ク図であり、図9は、第2の実施形態によるデータ再生
装置の構成の一例を示すブロック図である。理解の容易
のために、DSVの変化の例について説明する。
【0051】図10は、チャンネルビット「01001
000100000」(10進数の「0」のデータに対
応する14チャンネルビット)同士を、接続ビット「0
00」により、接続した場合のDSVの変化のグラフを
示す。図10に示すように、n番目のチャンネルビット
「01001000100000」の終了時Tnには、
DSVは「4」であり、n+1番目のチャンネルビット
「01001000100000」の終了時Tn+1に
は、DSVは「3」である。したがって、時間ΔT(=
Tn+1−Tn)間で、DSVは、「−1」減少している。
すなわち、特殊データ「0」に対応する接続ビット「0
00」が連続している場合には、DSVは時間が経過す
るにつれて減少する。
【0052】図11は、チャンネルビット「01001
000100000」(10進数の「0」のデータに対
応する14チャンネルビット)同士を、接続ビット「1
00」により、接続した場合のDSVのグラフを示す。
図11に示すように、n番目のチャンネルビット「01
001000100000」の終了時Tnには、DSV
は「4」であり、n+1番目のチャンネルビット「01
001000100000」の終了時Tn+1には、DS
Vは「5」である。したがって、時間ΔT(=Tn+1−
Tn)間で、DSVは、「+1」増加している。すなわ
ち、特殊データ「1」に対応する接続ビット「100」
が連続している場合には、DSVは時間が経過するにつ
れて増加する。
【0053】図12は、チャンネルビット「01001
000100000」(10進数の「0」のデータに対
応する14チャンネルビット)同士を、接続ビット「0
10」により、接続した場合のDSVのグラフを示す。
図12に示すように、n番目のチャンネルビット「01
001000100000」の終了時Tnには、DSV
は「4」であり、n+1番目のチャンネルビット「01
001000100000」の終了時Tn+1には、DS
Vは「7」である。したがって、時間ΔT(=Tn+1−
Tn)間で、DSVは、「+1」増加している。すなわ
ち、特殊データ「1」に対応する接続ビット「100」
が連続している場合には、DSVは時間が経過するにつ
れて増加する。
【0054】上述したグラフより、特殊データ領域にお
いて、接続ビット「000」と「100」が同数存在す
るようにすれば、DSVをコントロールできることが分
かる。すなわち、接続ビットとして、特殊データ「0」
を「000」に割り当て、特殊データ「1」を「10
0」に割り当てておき、特殊データ領域において、特殊
データの論理値「0」、「1」が、同数存在するように
すればDSVを収束させることができる。
【0055】よって、この発明の第2の実施形態におい
ては、特殊データをフェーズエンコードすることによ
り、DSVコントロールを行う。例えば、特殊データの
論理値「0」を、「01」にフェーズエンコードし、特
殊データの論理値「1」を、「10」にフェーズエンコ
ードする。このようにフェーズエンコードすることによ
り、特殊データ中に含まれる「0」と「1」との数を同
数にすることができ、DSVの発散を防止できる。
【0056】図8に示すように、この発明の第2の実施
形態によるデータ記録装置は、エラー訂正符号化回路
2、エラー訂正符号化回路3、EFM変調回路4、接続
ビット選択回路5、CPU6、特殊データ領域指示回路
7、スイッチ8、記録回路9、サーボ回路10、スピン
ドルモータ11、光ピックアップ12およびフェーズエ
ンコーダ13から構成される。なお、第1の実施形態に
よるデータ記録装置と共通する部分には同一の符号を付
し、詳細な説明を省略する。
【0057】接続ビット選択回路5は、特殊データ領域
指示回路7によりスイッチ8がオンされた場合には、エ
ラー訂正符号化回路3から供給される特殊データに基づ
き、EFM変調回路4において8データビットから14
チャンネルビットに変換されたシンボル間に配する接続
ビットを選択する。例えば、エラー訂正符号化回路3か
ら特殊データ「0」が供給された場合には、接続ビット
として「000」を選択し、エラー訂正符号化回路3か
ら特殊データ「1」が供給された場合には、接続ビット
として「100」を選択する。
【0058】フェーズエンコーダ13は、エラー訂正符
号化回路2から特殊データをフェーズエンコードする。
この発明の第2の実施形態においては、フェーズエンコ
ーダ13は、エラー訂正符号化回路3から特殊データ
「0」が供給された場合には、「01」に変換し、エラ
ー訂正符号化回路2から特殊データ「1」が供給された
場合には、「10」に変換する。
【0059】なお、この発明の第2の実施形態によるデ
ータ記録装置の特殊データ記録処理は、上述した第1の
実施形態によるデータ記録装置の特殊データ記録処理と
略同様であるので、説明を省略する。
【0060】図9は、この発明の第2の実施形態による
データ再生装置の構成の一例を示すブロック図である。
図14に示すように、この発明の一実施形態によるデー
タ再生装置は、スピドールモータ101、光ピックアッ
プ102、RFアンプ103、サーボ回路104、同期
検出回路105、EFM変調回路106、CIRCエラ
ー訂正回路107、CPU108、特殊データ領域指示
回路109、接続ビット抜出回路111、特殊データデ
コーダ112、CIRCエラー訂正回路113およびフ
ェーズデコーダ114から構成される。なお、第1の実
施形態によるデータ記録装置と共通する部分には同一の
符号を付し、詳細な説明を省略する。
【0061】フェーズデコーダ12は、特殊データデコ
ーダから出力された特殊データを、フェーズデコード
し、CIRCエラー訂正回路に供給する。この発明の第
2の実施形態においては、フェーズデコーダ12は、特
殊データデコーダから特殊データ「01」が供給された
場合には、「0」に変換し、特殊データデコーダから特
殊データ「10」が供給された場合には、「1」に変換
する。
【0062】なお、この発明の第2の実施形態によるデ
ータ再生装置の特殊データ再生処理は、上述した第1の
実施形態によるデータ再生装置の特殊データ再生処理と
略同様であるので、説明を省略する。
【0063】上述したように、この発明の第2の実施形
態によれば、接続ビットによりDSVコントロールを行
いつつ、接続ビット部分に特殊データを埋め込むことが
できる。また、従来のデータ再生装置と互換性を有す
る、特殊データを埋め込んだ光ディスクを提供すること
ができる。また、既存フォーマットのデータ容量を減少
させることなく、特殊データを記録データに付加するこ
とができる。また、再生データから接続ビットを抜き出
すだけで、簡易に特殊データを読み出すことができる。
また、記録データの接続ビットを、特殊データに応じて
選択するだけで、簡易に特殊データを記録データに付加
することができる。
【0064】以上、この発明の実施形態について具体的
に説明したが、この発明は、上述の実施形態に限定され
るものではなく、この発明の技術的思想に基づく各種の
変形が可能である。
【0065】例えば、この発明の第1および第2の実施
形態においては、この発明を光ディスクについて適用す
る例について示したが、これ以外の記録媒体にこの発明
を適用してもかまわない。
【0066】上述した第1および第2の実施形態におい
ては、リードイン部の接続ビットに特殊データを埋め込
む例について示したが、トラック間(例えば曲間の無音
部分)あるいはリードアウト部の接続ビットに特殊デー
タを埋め込むようにしてもかまわない。
【0067】また、この発明の第1および第2の実施形
態においては、2通りのビットパターンを選択できる場
合を例として示したが、3通りあるいは4通りの接続ビ
ットを選択できるようにしてもかまわない。図13およ
び図14は、接続ビットパターンへの情報の与え方の一
例を示す。
【0068】図13は、4通りの接続ビットパターンを
選べる場合における、接続ビットパターンへの情報の与
え方の一例を示す。図13に示すように、4通りの接続
ビットを選べる場合には、接続ビットに2ビットの情報
を与えることができる。すなわち、接続ビットパターン
「000」、「001」、「010」、「100」に、
それぞれ、情報「00」、「01」、「10」、「1
1」を与えることができる。
【0069】図14は、3通りの接続ビットパターンを
選べる場合における、接続ビットパターンへの情報の与
え方の一例を示す。ここでは、接続ビットパターンとし
て、「000」、「010」、「100」を選択できる
場合について示す。図14に示すように、3通りの接続
ビットを選べる場合には、接続ビットに1ビットの情報
を埋め込むことができる。すなわち、接続ビットパター
ン「000」、「010」、「100」に、それぞれ、
情報「0」、「1」、「1」を与えることができる。な
お、接続ビットパターンへの情報の与え方は、この例に
限られるものではなく、「000」、「010」、「1
00」に、それぞれ、情報「0」、「0」、「1」を与
えるようにしてもかまわない。また、「000」、「0
10」、「100」に、それぞれ、情報「0」、
「1」、「0」を与えるようにしてもかまわない。
【0070】図15は、3通りの接続ビットパターンを
選べる場合における、接続ビットパターンへの情報の与
え方の他の例を示す。ここでは、接続ビットパターンと
して、「000」、「010」、「100」を選択でき
る場合について示す。図12に示すように、3通りの接
続ビットを選べる場合には、2つの接続ビットを用いる
ことにより、3ビットの情報を埋め込むことができる。
【0071】また、上述した第1および第2の実施形態
においては、シンボルが一定のパターンに固定されてい
る場合に、接続ビットに特殊データを与える例について
示したが、シンボルが一定のパターンに固定されていな
い場合に、接続ビットに特殊データを与えるようにして
もかまわない。具体的には、CPU6が、接続ビットを
配する前後のシンボルのビットパターンを参照し、この
参照結果に応じて、接続ビット選択回路がビットパター
ンを配するようにする。
【0072】また、上述した第1および第2の実施形態
においては、シンボルが一定のパターンに固定されてい
る場合に、接続ビットから特殊データを読み出す例につ
いて示したが、シンボルが一定のパターンに固定されて
いない場合に、接続ビットから特殊データを読み出すよ
うにしてもかまわない。具体的には、CPU108が、
接続ビットと隣接する(前後の)シンボルのビットパタ
ーンを参照し、この参照結果に応じて、接続ビット抜出
回路111がビットパターンを抜き出すようにする。
【0073】図16Aに示すように、接続ビットパター
ンとし「000」が入る時には、これを特殊データの論
理値「0」とし、「000」以外を論理値「1」とす
る。「000」が入らない場合には、図16Bに示すよ
うに、接続ビットパターンと特殊データの論理値の対応
関係を規定し、この規定に基づいて特殊データを復号す
る。そのためには、図6に示す第1の実施形態における
再生装置、並びに図9に示す第2の実施形態における再
生装置において、破線の信号経路で示すように、特殊デ
ータデコーダ112に対してEFM復調回路106から
の復調されたメインデータを供給する必要がある。
【0074】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、接続ビット部分に特殊データを埋め込むことができ
るため、従来のデータ再生装置と互換性を有する特殊デ
ータを埋め込んだ記録媒体を提供することができる。但
し、従来のデータ再生装置では、特殊データを再生でき
ないので、秘密に特殊データを記録することが可能とな
る。また、既存フォーマットのデータ容量を減少させる
ことなく、特殊データを記録データに付加することがで
きる。また、再生データから接続ビットを抜き出すだけ
で、簡易に特殊データを読み出すことができる。また、
記録データの接続ビットを、特殊データに応じて選択す
るだけで、簡易に特殊データを記録データに付加するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施形態によるデータ記録装
置の構成の一例を示すブロック図である。
【図2】EFMの変換テーブルの一例を示す略線図であ
る。
【図3】接続ビットパターンへの情報の与え方の一例を
示す略線図である。
【図4】この発明の第1の実施形態によるデータ記録装
置の特殊データ記録処理を説明するためのフローチャー
トである。
【図5】この発明の第1の実施形態によるデータのフレ
ームフォーマットについて説明するための略線図であ
る。
【図6】この発明の第1の実施形態によるデータ再生装
置の構成の一例を示すブロック図である。
【図7】この発明の第1の実施形態によるデータ再生装
置の特殊データ再生処理を説明するためのフローチャー
トである。
【図8】この発明の第2の実施形態によるデータ記録装
置の構成の一例を示すブロック図である。
【図9】この発明の第2の実施形態によるデータ再生装
置の構成の一例を示すブロック図である。
【図10】チャンネルビット「01001000100
000」(10進数の「0」)同士を、接続ビット「0
00」により、接続した場合のDSVを示すグラフであ
る。
【図11】チャンネルビット「01001000100
000」(10進数の「0」)同士を、接続ビット「1
00」により、接続した場合のDSVを示すグラフであ
る。
【図12】チャンネルビット「01001000100
000」(10進数の「0」)同士を、接続ビット「0
10」により、接続した場合のDSVを示すグラフであ
る。
【図13】接続ビットパターンへの情報の与え方の一例
を示す略線図である。
【図14】接続ビットパターンへの情報の与え方の他の
例を示す略線図である。
【図15】接続ビットパターンへの情報の与え方の更に
他の例を示す略線図である。
【図16】接続ビットパターンへの情報の与え方のより
更に他の例を示す略線図である。
【符号の説明】
1・・・光ディスク、2,3・・・エラー訂正符号化回
路、4・・・接続ビット選択回路、5・・・EFM変調
回路、6,108・・・CPU、7・・・特殊データ領
域指示回路、8,110・・・スイッチ、9・・・記録
回路、10,104・・・サーボ、11,101・・・
スピンドルモータ、12,102・・・光ピックアッ
プ、103・・・RFアンプ、105・・・同期回路、
106・・・EFM復調回路、107,113・・・C
IRCエラー訂正回路、109・・・特殊データ領域指
示回路、111・・・接続ビット抜出回路、112・・
・特殊データデコーダ

Claims (34)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力されるディジタルデータに含まれる
    nビットのデータを所定のランレングス規則を満たすm
    (m>n)ビットのデータに変換するとともに、上記m
    ビットのデータを接続後にも所定のランレングス規則を
    満たすように上記mビットのデータ間にkビットを配す
    る変調方法によって記録データを生成するデータ記録装
    置であって、 上記kビットのビットパターンに応じて他のデータを記
    録することを特徴とするデータ記録装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 上記n、m、kが、それぞれ、8、14、3であること
    を特徴とするデータ記録装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 上記他のデータは、上記データのセキュリティを保つた
    めのデータであることを特徴とするデータ記録装置。
  4. 【請求項4】 請求項1おいて、 上記他のデータは、リードイン部および/あるいはリー
    ドアウト部に記録されることを特徴とするデータ記録装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項1において、 上記他のデータは、トラック間の領域に記録することを
    特徴とするデータ記録装置。
  6. 【請求項6】 請求項1において、上記kビットと隣接
    するmビットのデータが一定のビットパターンであるこ
    とを特徴とするデータ記録装置。
  7. 【請求項7】 請求項1において、 さらに、上記他のデータを変調する変調手段を備えるこ
    とを特徴とするデータ記録装置。
  8. 【請求項8】 請求項1において、 さらに、上記kビットに隣接するmビットのデータを参
    照する参照手段を備え、上記参照手段による参照結果に
    応じて上記kビットのビットパターンを選択することを
    特徴とするデータ記録装置。
  9. 【請求項9】 入力されるディジタルデータに含まれる
    nビットのデータを所定のランレングス規則を満たすm
    (m>n)ビットのデータに変換するとともに、上記m
    ビットのデータを接続後にも所定のランレングス規則を
    満たすように上記mビットのデータ間にkビットを配す
    る変調方法によって記録データを生成するデータ記録方
    法であって、 上記kビットのビットパターンに応じて他のデータを記
    録することを特徴とするデータ記録方法。
  10. 【請求項10】 請求項9において、 上記n、m、kが、それぞれ、8、14、3であること
    を特徴とするデータ記録方法。
  11. 【請求項11】 請求項9において、 上記他のデータは、上記データのセキュリティを保つた
    めのデータであることを特徴とするデータ記録方法。
  12. 【請求項12】 請求項9おいて、 上記他のデータは、リードイン部および/あるいはリー
    ドアウト部に記録されることを特徴とするデータ記録方
    法。
  13. 【請求項13】 請求項9において、 上記他のデータは、トラック間の領域に記録することを
    特徴とするデータ記録方法。
  14. 【請求項14】 請求項9において、 上記kビットと隣接するmビットのデータが一定のビッ
    トパターンであることを特徴とするデータ記録方法。
  15. 【請求項15】 請求項9において、 さらに、上記他のデータを変調する変調手段を備えるこ
    とを特徴とするデータ記録方法。
  16. 【請求項16】 請求項9において、 さらに、上記kビットに隣接するmビットのデータを参
    照する参照手段を備え、上記参照手段による参照結果に
    応じて上記kビットのビットパターンを選択することを
    特徴とするデータ記録方法。
  17. 【請求項17】 入力されるディジタルデータに含まれ
    るnビットのデータを所定のランレングス規則を満たす
    m(m>n)ビットのデータに変換するとともに、上記
    mビットのデータを接続後にも所定のランレングス規則
    を満たすように上記mビットのデータ間にkビットを配
    する変調方法によって記録データを生成し、上記kビッ
    トのビットパターンに応じて他のデータが記録された記
    録媒体を再生するデータ再生装置において、 上記mビットのデータをnビットに復調する復調手段
    と、 上記mビット間に配されたkビットのデータを抽出する
    抽出手段と、 上記抽出手段において抽出されたkビットのデータを他
    のデータに変換する変換手段とを備えることを特徴とす
    るデータ再生装置。
  18. 【請求項18】 請求項17において、 上記n、m、kが、それぞれ、8、14、3であること
    を特徴とするデータ再生装置。
  19. 【請求項19】 請求項17において、 上記他のデータは、上記データのセキュリティを保つた
    めのデータであることを特徴とするデータ再生装置。
  20. 【請求項20】 請求項17において、 上記kビットと隣接するmビットのデータが一定のビッ
    トパターンであることを特徴とするデータ再生装置。
  21. 【請求項21】 請求項17において、 さらに、上記他のデータを復調する復調手段を備えるこ
    とを特徴とするデータ再生装置。
  22. 【請求項22】 請求項17において、 さらに、上記kビットに隣接するmビットのデータを参
    照する参照手段を備え、上記参照手段による参照結果に
    応じて上記kビットのビットパターンを選択することを
    特徴とするデータ再生装置。
  23. 【請求項23】 入力されるディジタルデータに含まれ
    るnビットのデータを所定のランレングス規則を満たす
    m(m>n)ビットのデータに変換するとともに、上記
    mビットのデータを接続後にも所定のランレングス規則
    を満たすように上記mビットのデータ間にkビットを配
    する変調方法によって記録データを生成し、上記kビッ
    トのビットパターンに応じて他のデータが記録された記
    録媒体を再生するデータ再生方法において、 上記mビットのデータとkビットのデータとを抜き出
    し、上記mビットのデータをnビットのデータに変換す
    ると共に、上記kビットのデータをそのビットパターン
    に応じて他のデータに変換するデータ再生方法。
  24. 【請求項24】 請求項23において、 上記n、m、kが、それぞれ、8、14、3であること
    を特徴とするデータ再生方法。
  25. 【請求項25】 請求項23において、 上記他のデータは、上記データのセキュリティを保つた
    めのデータであることを特徴とするデータ再生方法。
  26. 【請求項26】 請求項23において、 上記kビットと隣接するmビットのデータが一定のビッ
    トパターンであることを特徴とするデータ再生方法。
  27. 【請求項27】 請求項23において、 さらに、上記他のデータを復調することを特徴とするデ
    ータ再生方法。
  28. 【請求項28】 請求項23において、 さらに、上記kビットに隣接するmビットのデータを参
    照し、参照結果に応じて上記kビットのビットパターン
    を選択することを特徴とするデータ再生方法。
  29. 【請求項29】 nビットのデータを所定のランレング
    ス規則を満たすm(m>n)ビットのデータに変換する
    とともに、上記mビットのデータを接続後にも所定のラ
    ンレングス規則を満たすように上記mビットのデータ間
    にkビットを配する変調方式により変調されたデータが
    記録された記録媒体であって、 上記kビットには、他のデータが埋め込まれていること
    を特徴とする記録媒体。
  30. 【請求項30】 請求項29において、 上記n、m、kが、それぞれ、8、14、3であること
    を特徴とする記録媒体。
  31. 【請求項31】 請求項29において、 上記他のデータは、上記データのセキュリティを保つた
    めのデータであることを特徴とする記録媒体。
  32. 【請求項32】 請求項29おいて、 上記他のデータは、リードイン部および/あるいはリー
    ドアウト部に記録されることを特徴とする記録媒体。
  33. 【請求項33】 請求項29において、 上記他のデータは、トラック間の領域に記録することを
    特徴とする記録媒体。
  34. 【請求項34】 請求項29において、 上記kビットと隣接するmビットのデータが一定のビッ
    トパターンであることを特徴とする記録媒体。
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