JP2003044532A - 配線情報決定方法、配線情報決定装置、伝送状態解析方法、伝送状態解析装置、配線トポロジー特性演算方法、配線トポロジー特性演算装置、プログラム、および媒体 - Google Patents

配線情報決定方法、配線情報決定装置、伝送状態解析方法、伝送状態解析装置、配線トポロジー特性演算方法、配線トポロジー特性演算装置、プログラム、および媒体

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JP2003044532A JP2001394923A JP2001394923A JP2003044532A JP 2003044532 A JP2003044532 A JP 2003044532A JP 2001394923 A JP2001394923 A JP 2001394923A JP 2001394923 A JP2001394923 A JP 2001394923A JP 2003044532 A JP2003044532 A JP 2003044532A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電気設備や電気工事設備の入力によって簡便
に電気配線データを作成することができなかった。 【解決手段】 (a)建造物の内部および/またはその
外周部に配置され、電源を供給されるべき複数の端末部
品の位置、および(b)電源を供給するための電源供給
部品の位置に関する情報を得るための部品配置部2と、
得た情報を利用して、所定のルールに基づき、複数の端
末部品と電源供給部品とを配線によって接続するための
中継部品の配線上の位置を決定するための分岐部品自動
配置部3とを備えた配線情報生成装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば、電気配
線に関するシミュレーションを行うための配線情報決定
方法、配線情報決定装置、伝送状態解析方法、伝送状態
解析装置、配線トポロジー特性演算方法、配線トポロジ
ー特性演算装置、プログラム、および媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、電灯線配線を利用したインターネ
ット通信などの情報伝送技術が開発され、実際の応用が
検討されている。
【0003】電灯線配線を用いた情報伝達は、屋内に配
線されている電灯線を使用するため、特別な配線を必要
とせず簡単にネットワークを構築することが可能である
が、設置されている電気設備の状態によっては、ノイ
ズ、インピーダンスの降下、情報の遅延などにより通信
不可能な状態が発生する恐れがある。
【0004】そこで、そのような通信不可能な状態が発
生する原因を追求し解消するために、通信状態をシミュ
レーションすることが要求される。
【0005】つまり、現実には、シミュレーションによ
り予め不具合発生の傾向などを考察しておくことが不可
欠である。
【0006】このようなシミュレーションは、電子回路
網の概念を利用するものであり、電気設備や電灯線配線
を電気回路に置き換え、それぞれのインピーダンスやノ
イズの周波数特性を与えて計算を行う。なお、この計算
を行うための入力データとしては、分電盤からの、電気
設備やスイッチ等の電気工事機器の物理的な配線パター
ン、および電気設備や電灯線それぞれの周波数特性など
が必要である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、電灯線伝送
の不具合は、配置された設備機器に影響されて発生する
のみならず、それぞれの設備機器の配線パターンにも影
響されて発生するため、前述の入力データとしては、分
電盤から電灯線によって接続されている宅内外全ての設
備を記述することが望まれる。また、配線に用いられる
電灯線の電気的特性はその種類、芯数、長さなどによっ
て異なってくるため、前述の入力データへはこれらをも
反映させる必要がある。
【0008】しかしながら、解析者がこのような入力デ
ータを手作業で作成することは、非常に手間がかかり困
難であった。
【0009】本発明は、上記従来のこのような課題を考
慮し、たとえば、電気配線に関するシミュレーションを
簡便に行うための配線情報決定方法、配線情報決定装
置、伝送状態解析方法、伝送状態解析装置、配線トポロ
ジー特性演算方法、配線トポロジー特性演算装置、プロ
グラム、および媒体を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】第一の本発明(請求項1
に対応)は、建造物の内部およびその外周部の内の少な
くとも何れか一つに配置された、電源を供給されるべき
複数の端末部品の位置、および前記電源を供給するため
の電源供給部品の位置に関する情報を得るステップと、
前記得た情報を利用して、所定のルールに基づき、前記
複数の端末部品と前記電源供給部品とを配線によって接
続するための中継部品の前記配線上の位置を決定するス
テップとを備えた配線情報決定方法である。
【0011】第二の本発明(請求項2に対応)は、前記
所定のルールは、前記複数の端末部品のグループ化を行
うための規則を有する第一の本発明の配線情報決定方法
である。
【0012】第三の本発明(請求項3に対応)は、互い
に前記配線によって接続された、前記中継部品同士、お
よび前記中継部品と前記端末部品との間の内の少なくと
も何れか一つの配線数を生成する配線数生成ステップを
備えた第一の本発明の配線情報決定方法である。
【0013】第四の本発明(請求項4に対応)は、前記
配線は、情報伝送を行うための電灯線配線であって、前
記中継部品の前記配線上の位置の決定に基づいて、前記
情報伝送のシミュレーションを行うために利用されるべ
きデータを出力するステップを備えた第一から第三の何
れかの本発明の配線情報決定方法である。
【0014】第五の本発明(請求項5に対応)は、前記
中継部品および前記端末部品は、前記配線によって接続
されるべき入出力端子を有し、前記情報伝送のシミュレ
ーションを行うために利用されるべきデータは、前記中
継部品および前記端末部品の内の少なくとも何れか一つ
の周波数特性、前記配線の配線亘長、および前記入出力
端子の接続に関する情報を有する第四の本発明の配線情
報決定方法である。
【0015】第六の本発明(請求項6に対応)は、建造
物の内部およびその外周部の内の少なくとも何れか一つ
に配置され、電源を供給されるべき複数の端末部品の位
置、および前記電源を供給するための電源供給部品の位
置に関する情報を得るための情報収得手段と、前記得た
情報を利用して、所定のルールに基づき、前記複数の端
末部品と前記電源供給部品とを配線によって接続するた
めの中継部品の前記配線上の位置を決定するための中継
部品位置決定手段とを備えた配線情報決定装置である。
【0016】第七の本発明(請求項7に対応)は、所定
の配線に接続された複数の機器間の伝送状態を解析する
ための伝送状態解析方法であって、所定の回路素子の接
続により前記配線を等価的に表した回路情報を獲得する
回路情報獲得ステップと、二つの前記機器間の伝送に利
用されるべき経路を前記回路情報に基づいて探索する経
路探索ステップと、前記二つの機器間の伝送状態を前記
探索の結果に基づいて解析する伝送状態解析ステップと
を備えた伝送状態解析方法である。
【0017】第八の本発明(請求項8に対応)は、前記
回路素子は、固有識別情報を有しており、前記経路探索
ステップは、前記回路素子に隣接する回路素子を前記固
有識別情報に基づいて探索するステップと、その探索の
結果に応じて前記隣接する回路素子の探索を反復するス
テップとを有する第七の本発明の伝送状態解析方法であ
る。
【0018】第九の本発明(請求項9に対応)は、前記
伝送状態解析ステップは、前記探索された経路における
分岐部を検出するステップと、前記検出された分岐部よ
り先にある部分を解析するステップとを有する第八の本
発明の伝送状態解析方法である。
【0019】第十の本発明(請求項10に対応)は、前
記回路素子は、4端子回路素子であり、前記解析は、イ
ンピーダンスに関する解析である第七の本発明の伝送状
態解析方法である。
【0020】第十一の本発明(請求項11に対応)は、
前記配線に接続された複数の機器の内の時間変動しうる
前記機器の状態を検出するステップを備え、前記経路の
解析は、前記時間変動しうる前記機器の状態の検出の結
果を加味して行われる第七の本発明の伝送状態解析方法
である。
【0021】第十二の本発明(請求項12に対応)は、
所定の配線に接続された複数の機器間の伝送状態を解析
するための伝送状態解析装置であって、所定の回路素子
の接続により前記配線を等価的に表した回路情報を獲得
するための回路情報獲得手段と、二つの前記機器間の伝
送に利用されるべき経路を前記回路情報に基づいて探索
するための経路探索手段と、前記二つの機器間の伝送状
態を前記探索の結果に基づいて解析するための伝送状態
解析手段とを備えた伝送状態解析装置である。
【0022】第十三の本発明(請求項13に対応)は、
機器が接続された配線における伝送状態を解析するため
の伝送状態解析方法であって、時間変動しうる前記機器
の状態を検出する機器状態検出ステップと、前記検出の
結果を加味して、前記配線における伝送状態を解析する
伝送状態解析ステップとを備えた伝送状態解析方法であ
る。
【0023】第十四の本発明(請求項14に対応)は、
前記機器は、選択可能な複数の動作モードを有してお
り、前記時間変動しうる前記機器の状態の検出は、前記
複数の動作モードの内の何れの動作モードが選択されて
いるかを調べることにより行われる第十三の本発明の伝
送状態解析方法である。
【0024】第十五の本発明(請求項15に対応)は、
前記動作モードと前記機器の状態との対応関係は、その
機器とは異なるデータベースに保持されており、前記時
間変動しうる前記機器の状態の検出は、前記データベー
スを見て、前記選択されている動作モードに対応する前
記機器の状態を調べることにより行われる第十四の本発
明の伝送状態解析方法である。
【0025】第十六の本発明(請求項16に対応)は、
前記機器は、自らの状態を測定可能であり、前記時間変
動しうる前記機器の状態の検出は、前記測定の結果を調
べることにより行われる第十三の本発明の伝送状態解析
方法である。
【0026】第十七の本発明(請求項17に対応)は、
機器が接続された配線における伝送状態を解析するため
の伝送状態解析装置であって、時間変動しうる前記機器
の状態を検出するための機器状態検出手段と、前記検出
の結果を加味して、前記配線における伝送状態を解析す
るための伝送状態解析手段とを備えた伝送状態解析装置
である。
【0027】第十八の本発明(請求項18に対応)は、
複数の電気的接続端子を有する配線のトポロジーの特性
を演算するための配線トポロジー特性演算方法であっ
て、前記複数の電気的接続端子の内の二つの電気的接続
端子の所定の選び方に関してその二つの電気的接続端子
間の距離に関するデータを獲得する電気的接続端子間距
離データ獲得ステップと、前記獲得されたデータに基づ
いて、前記配線のトポロジーの特性を演算する配線トポ
ロジー特性演算ステップとを備えた配線トポロジー特性
演算方法である。
【0028】第十九の本発明(請求項19に対応)は、
前記獲得されたデータに基づく前記配線のトポロジーの
特性の演算は、前記複数の電気的接続端子の内の所定の
電気的接続端子とその電気的接続端子に隣接する前記配
線の分岐部との間にある部分を、前記配線から取り外し
て得られる配線のトポロジーの特性の演算と、前記複数
の電気的接続端子の内の前記所定の電気的接続端子とは
相異なる電気的接続端子とその電気的接続端子に隣接す
る前記配線の分岐部との間にある部分を、前記配線から
取り外して得られる配線のトポロジーの特性の演算とに
基づいて行われる第十八の本発明の配線トポロジー特性
演算方法である。
【0029】第二十の本発明(請求項20に対応)は、
前記二つの電気的接続端子間の距離は、フルベクトル方
式の時間領域反射率測定法を利用して測定される第十八
または第十九の本発明の配線トポロジー特性演算方法で
ある。
【0030】第二十一の本発明(請求項21に対応)
は、複数の電気的接続端子を有する配線のトポロジーの
特性を演算するための配線トポロジー特性演算装置であ
って、前記複数の電気的接続端子の内の二つの電気的接
続端子の所定の選び方に関してその二つの電気的接続端
子間の距離に関するデータを獲得するための電気的接続
端子間距離データ獲得手段と、前記獲得されたデータに
基づいて、前記配線のトポロジーの特性を演算するため
の配線トポロジー特性演算手段とを備えた配線トポロジ
ー演算装置である。
【0031】第二十二の本発明(請求項22に対応)
は、第一の本発明の配線情報決定方法の、建造物の内部
およびその外周部の内の少なくとも何れか一つに配置さ
れた、電源を供給されるべき複数の端末部品の位置、お
よび前記電源を供給するための電源供給部品の位置に関
する情報を得るステップと、前記得た情報を利用して、
所定のルールに基づき、前記複数の端末部品と前記電源
供給部品とを配線によって接続するための中継部品の前
記配線上の位置を決定するステップとをコンピュータに
実行させるためのプログラムである。
【0032】第二十三の本発明(請求項23に対応)
は、第七の本発明の伝送状態解析方法の、所定の配線に
接続された複数の機器間の伝送状態を解析するための伝
送状態解析方法であって、所定の回路素子の接続により
前記配線を等価的に表した回路情報を獲得する回路情報
獲得ステップと、二つの前記機器間の伝送に利用される
べき経路を前記回路情報に基づいて探索する経路探索ス
テップと、前記二つの機器間の伝送状態を前記探索の結
果に基づいて解析する伝送状態解析ステップとをコンピ
ュータに実行させるためのプログラムである。
【0033】第二十四の本発明(請求項24に対応)
は、第十三の本発明の伝送状態解析方法の、時間変動し
うる前記機器の状態を検出する機器状態検出ステップ
と、前記検出の結果を加味して、前記配線における伝送
状態を解析する伝送状態解析ステップとをコンピュータ
に実行させるためのプログラムである。
【0034】第二十五の本発明(請求項25に対応)
は、第十八の本発明の配線トポロジー特性演算方法の、
前記複数の電気的接続端子の内の二つの電気的接続端子
の所定の選び方に関してその二つの電気的接続端子間の
距離に関するデータを獲得する電気的接続端子間距離デ
ータ獲得ステップと、前記獲得されたデータに基づい
て、前記配線のトポロジーの特性を演算する配線トポロ
ジー特性演算ステップとをコンピュータに実行させるた
めのプログラムである。
【0035】第二十六の本発明(請求項26に対応)
は、第二十二の本発明のプログラムを担持した媒体であ
って、コンピュータにより処理可能な媒体である。
【0036】第二十七の本発明(請求項27に対応)
は、第二十三の本発明のプログラムを担持した媒体であ
って、コンピュータにより処理可能な媒体である。
【0037】第二十八の本発明(請求項28に対応)
は、第二十四の本発明のプログラムを担持した媒体であ
って、コンピュータにより処理可能な媒体である。
【0038】第二十九の本発明(請求項29に対応)
は、第二十五の本発明のプログラムを担持した媒体であ
って、コンピュータにより処理可能な媒体である。
【0039】
【発明の実施の形態】以下では、本発明にかかる実施の
形態について、図面を参照しつつ説明を行う。
【0040】(実施の形態1)はじめに、本実施の形態
の配線情報生成装置の構成図である図1を参照しなが
ら、本実施の形態の配線情報生成装置の構成について説
明する。なお、本実施の形態の配線情報生成装置は、本
発明の配線情報決定装置に対応する。
【0041】1は、CAD図面上に間取図を生成し、建
具や什器を配置する平面図作成部である。
【0042】2は、電気設備やスイッチなどの電気工事
設備を配置する部品配置部である。なお、部品配置部2
では、電気設備とスイッチとのグルーピング(グループ
化)も行う。
【0043】3は、配置された電気設備および電気工事
設備のひとつであるスイッチの位置情報により、分岐部
品を適切な位置に配置する分岐部品自動配置部である。
【0044】4は、配置された部品を電灯線により接続
することを設定する配線部である。
【0045】5は、配置された部品および配線情報によ
り、配線数の演算を行う配線数演算部である。
【0046】6は、配置された部品、配線情報、および
部品各々が保持している電力入出力端子により、電力入
出力端子(以下ノードともいう)の接続状態を生成する
ノード接続部である。
【0047】7は、生成されたノードの接続状態、各部
品のインピーダンス、およびノイズ情報などを、前述の
シミュレーションなどに利用される元データとして出力
するデータ出力部である。
【0048】8は、部品のインピーダンス、ノイズ情
報、およびCAD図面上で間取り、建具、什器、部品を
表示するための図形情報を格納するデータ部である。
【0049】つぎに、本実施の形態の配線情報生成装置
の動作流れ図である図2を参照しながら、本実施の形態
の配線情報生成装置の動作について説明する。なお、本
実施の形態の配線情報生成装置の動作について説明しな
がら、本発明の配線情報決定方法の一実施の形態につい
ても述べる。
【0050】まず、平面図作成部1(図1参照)は、設
計者によるユーザ入力にしたがってデータ部8のハード
ディスクより部屋の間取り、建具や什器に関するデータ
を読み込み、画面上に平面図を作成する(S1)。
【0051】次に、部品配置部2(図1参照)は、デー
タ部8のハードディスクより電力の入出力端子情報を含
んだ蛍光灯やダウンライトなどの電気設備、スイッチ等
の電気配線に関連する部品に関するデータを読み込み、
それらを配置する(S2)。
【0052】より具体的に述べると、部品配置部2のグ
ルーピング部は、CAD図面上に電気設備や電気工事設
備を配置しグルーピングした状態の説明図である図3に
示されているように、配置されたスイッチがどの電気設
備の電力を操作するのかをユーザ入力にしたがって指定
し、グループa〜cによるグルーピング(同一アルファ
ベットを附されたもの同士は、ともにそのアルファベッ
トで表されるグループに所属させられる)を行う(S
3)。
【0053】そして、分岐部品(自動)配置部3(図1
参照)は、配線分岐部品を自動的に配置した状態の説明
図である図4に示されているように、部品配置部2と協
働しつつ所定のルールに従って必要な配線分岐部品であ
るジョイントボックス(またはアウトレットボックス)
を自動的に配置する(S4)。
【0054】なお、本実施の形態では、スイッチ1つに
つき、操作対象の機器との中間にジョイントボックスを
1つ配置し、一部屋毎に配置部品数や部屋の大きさにし
たがってジョイントボックスを追加配置する配置規則を
利用したが、配置規則がこの限りではないことはいうま
でもない。
【0055】次に、配線部4(図1参照)は、電気設備
や電気工事設備に配線指定をした状態の説明図である図
5に示されているように、ユーザ入力にしたがって配置
された電気設備に分電盤よりどのようなルートで電力が
搬送されるかを指示するため配線指定を行う(S5)。
【0056】その後、配線数演算部5(図1参照)は、
配線数を算出し図面上にクロスする線分の数で配線数を
表している状態の説明図である図6に示されているよう
に、配線パターンや配置部品によって自動的に配線数を
求める(S6)。
【0057】なお、配線数演算部5は、グループ毎に、
グループに含まれる電気設備、スイッチ、分岐部品間の
配線数を求める。その際、配線数は、配線数を求める箇
所の前後に電気設備やスイッチがどのようなパターンで
接続しているかにより決定される。そして、グループ毎
に配線が加算されていくが、グループ間で共有可能な電
灯線がある場合には、その数が減算されることによって
最終的な配線数が求められる。
【0058】次に、ノード接続部(図1参照)6は、配
線部品、各部品に含まれる電力入出力端子、および配線
パターンから、各端子の接続状態を自動的に求める(S
7)。
【0059】なお、ノード接続部6は、グループ毎に、
グループに含まれる電気設備、スイッチ、ジョイントボ
ックス間の接続状態を求める。その際、隣合うジョイン
トボックスに接続している同一グループ内の設備の入力
端子同士、出力端子同士は接続され、スイッチの入力端
子と設備の出力端子は接続される。もちろん、このルー
ルは3路スイッチ、4路スイッチにおいても拡張的に適
用され、端子間の接続状態を得た後にグループ間の端子
の調整が行われる。たとえば、分電盤からのひとつの分
岐回路を模式的に示した説明図である図7、および分電
盤からのひとつの分岐回路を配線数とともに模式的に示
した説明図である図8に示されているような端子間の接
続状態を得ることができれば、分電盤からのひとつの分
岐回路の複線図である図9に示されているような複線図
を自動的に得ることも可能である。
【0060】最後に、(データ)出力部7(図1参照)
は、配置されている電気設備のインピーダンス、配線に
使用する電灯線の線数に依存するインピーダンス、ノイ
ズの周波数特性、配線長さ(配線亘長)、およびそれぞ
れの機器の入出力端子の接続状態などを、たとえば電灯
線配線を用いた情報伝達時における通信状態のシミュレ
ーションに必要な入力データとして出力する(S8)。
【0061】なお、このようなシミュレーションを実行
するためのプログラムとしては、たとえば半導体計算も
行うことができるUCLA(University o
fCalifornia at Los Angele
s)で開発されたSpiceなどのフリーウェアを利用
することができる。
【0062】かくして、たとえば、部品をコンピュータ
を利用して配置可能な空間に配置する部品配置手順と、
部品配置手順により配置された部品をグループ化するグ
ループ化手順と、部品配置手順により配置された部品を
接続させる設定を行う部品接続手順を実行させることが
できる。また、たとえば、部品が電気配線により接続さ
れる場合に必要な配線分岐部品を自動的に適正な位置に
配置する配線分岐部品配置手順を実行させることができ
る。
【0063】より具体的には、間取り、建具、什器など
の情報が描画されているCAD図面上に、電気設備、ス
イッチの模式化された図形を配置し、スイッチがいずれ
の設備を操作するものかの関連付けを設定する。スイッ
チで電気設備の操作を行うには、配線を分岐させる必要
があるが、分岐箇所は、ジョイントボックスやアウトレ
ットボックスといった接続箱内に納めなければならない
(内線規定450−5)。そのため、関連付けを設定し
た後に、関連付けされたスイッチと電気設備の位置関
係、また、他のスイッチの位置関係から、適切な位置に
分岐箇所を設定し、自動的に接続箱の図形を配置する。
【0064】また、たとえば、部品配置手順により配置
された部品の種類と、部品接続手順により接続された接
続形態により、部品間の配線数を自動生成する配線数生
成手順を実行させることができる。
【0065】より具体的には、CAD図面上に配置され
た、電気設備やスイッチ、接続箱の図形を、電気経路を
示すために図形を電灯線を意味する線分により接続させ
る。その後、電気設備やスイッチ、接続箱の接続状態か
ら、自動的に、必要な電灯線の本数を算出し、図形上に
示す。
【0066】また、たとえば、部品配置手順により配置
された部品が電流の入出力端子を持つ部品であり、部品
配置手順により配置された部品の種類と、部品接続手順
により接続された接続形態により、部品の有する入出力
端子間の接続状態を自動生成する接続状態生成手順と、
部品の周波数特性と、配線亘長、入出力端子の接続状態
を出力するデータ出力手順を実行させることができる。
【0067】より具体的には、CAD図面上に配置され
た、電気設備やスイッチ、接続箱の図形を、電気経路を
示すために図形を電灯線を意味する線分により接続させ
る。それらの図形は、予め、電力の入出力端子を保持し
ており、図形の入出力端子と電気設備、スイッチ、接続
箱の接続状態から、入出力端子の接続状態を得る。
【0068】このようにして、CAD図面上に電気設
備、スイッチ等の電気工事設備を配置し、配線設定を行
うだけで、通信の不良箇所の特定、通信状態の確認作業
などを行う電灯線伝送シミュレーションへの入力データ
を作成することが可能になる。
【0069】(実施の形態2)はじめに、本発明にかか
る実施の形態2の電灯線配線解析装置の構成図である図
10および本発明にかかる実施の形態2の回路素子テー
ブルの説明図である図11を主として参照しながら、本
実施の形態の電灯線配線解析装置の構成について説明す
る。
【0070】本実施の形態の電灯線配線解析装置は、V
VFケーブル(PVC insulated PVC
sheathed cable Flat type、
600Vビニル絶縁ビニルシース平型ケーブル)を利用
した電灯線配線に接続された複数の機器間の伝送状態を
解析するための電灯線配線解析装置である。なお、本実
施の形態の電灯線配線解析装置は、本発明の伝送状態解
析装置に対応する。
【0071】回路情報獲得手段201は、4端子回路素
子(単に素子ともいう)の接続により配線を等価的に表
すための回路素子テーブル(図11参照)を入力手段2
04から入力して獲得するための手段である。
【0072】なお、回路素子テーブルは、素子、その素
子に隣接する隣接素子、およびその素子の種類(インピ
ーダンス情報)の三項目を有している。ただし、後に詳
述されるインピーダンス情報については、回路素子テー
ブルには直接的なデータを掲載していない。
【0073】経路探索手段202は、二つの機器間の伝
送に利用されるべき経路を接続に関する情報を含む回路
素子テーブル(図11参照)に基づいて探索するための
手段である。
【0074】伝送状態解析手段203は、経路探索手段
202による探索の結果に基づいて、入力電流Iin、入
力電圧Vin、出力電流Iout、出力電流Voutの関係をイ
ンピーダンス解析することにより、二つの機器間の伝送
状態を解析して出力手段205から出力するための手段
である。
【0075】つぎに、本発明にかかる実施の形態2の経
路探索ステップのフローチャートである図12および本
発明にかかる実施の形態2の配線を等価的に表わした回
路の説明図(その1)である図13(a)を主として参
照しながら、本実施の形態の電灯線配線解析装置の動作
について説明する。なお、本実施の形態の電灯線配線解
析装置の動作について説明しながら、本発明の伝送状態
解析方法の一実施の形態についても説明する。
【0076】回路情報獲得ステップ;回路情報獲得手段
201は、素子の接続により配線を等価的に表すための
回路素子テーブル(図11参照)を獲得する。なお、こ
こでは、送信端末、受信端末としてそれぞれ素子E1、
E10が指定される。
【0077】経路探索ステップ;経路探索手段202
は、図13に示されているように、与えられた素子に隣
接する回路素子を素子の番号に基づいて探索し(ステッ
プ1〜2)、隣接する素子が見つからなくなるまで探索
を再帰処理によって反復する(ステップ3〜5)。かく
して、送信端末である素子E1と受信端末である素子E
10との間の伝送に利用されるべき経路として、素子E
1、E2、…、E9、E10をこの順に辿ることで得ら
れる経路が探索される(図13(a)参照)。
【0078】伝送状態解析ステップ;伝送状態解析手段
203は、探索された経路における分岐部として素子E
3、E5を検出し、これら検出された分岐部より先にあ
る部分を解析する(図13(a)参照)。
【0079】より具体的に述べると、分岐部である素子
E3より先にある素子E11、…、E14からなる部分
に対しては、それぞれの4端子回路素子のFマトリクス
3、F11、…、F14をインピーダンス情報(図11参
照)を利用して算出し、素子E3を探索された経路に応
じた合成FマトリクスF3’を有する素子E3’で置き
換える。同様に、分岐部である素子E5を、探索された
経路に応じた合成FマトリクスF5’を有する素子E
5’で置き換える。なお、与えられたインピーダンス情
報からFマトリクスを算出する手法に関しては、具体例
として(A)〜(C)を挙げて後に詳述する。
【0080】かくして、素子E1、E2、E3’、E
4、E5’、E6、…、E10が縦型接続された図13
(b)に示されているような等価回路が得られ、素子E
1と素子E10との間の伝送状態の解析結果として、素
子E1における入力電流Iin、入力電圧Vinと、素子E
10における出力電流Iout、出力電流Voutとの間の関
係を表す基礎方程式
【0081】
【数1】t(Iin,Vin)=F123’F45’F6
10 t(Iout,Vout) が算出される(tは転置行列を表す)。なお、図13
(b)は、本発明にかかる実施の形態2の配線を等価的
に表わした回路の説明図(その2)である。
【0082】もちろん、検出された分岐部より先にある
部分にさらに分岐部が検出された場合には、上述の解析
を繰り返すことになる。つまり、検出された分岐部より
先にある部分の解析は、(1)その分岐部より先にある
部分における分岐している分岐部の検出と、(2)その
新たに検出された分岐部より先にある部分の解析とを反
復することにより行えばよい。なお、末端部からその末
端部に直近の分岐部までの部分の合成マトリクスの算出
は、(a)末端部の一つ手前から分岐部までの合成マト
リクスを分岐のない場合と同様にして一挙に求めておい
てから行ってもよいし、(b)末端部から分岐部まで順
に一つずつ遡りながら合成マトリクスの算出を繰り返し
て行ってもよい。
【0083】ここで、インピーダンス情報からFマトリ
クスを算出する手法に関してより具体的に説明する。
【0084】(A)4端子回路素子としては、複素表示
されたインピーダンスZ1、Z2が図14(a)に示さ
れているように接続されたものや、複素表示されたイン
ピーダンスZ4が図14(b)に示されているように接
続されたものがある。なお、図14(a)は本発明にか
かる実施の形態2の4端子回路素子の説明図(その1)
であり、図14(b)は本発明にかかる実施の形態2の
4端子回路素子の説明図(その2)である。
【0085】たとえば、図15に示されているようなケ
ーブルは、並列接続されたコンデンサCPと抵抗RPと
の合成をインピーダンスZ1、直列接続された抵抗RS
とインダクタLSとの合成をインピーダンスZ2と考え
れば、前者のタイプの4端子回路素子(図14(a)参
照)と見なされる。なお、計算精度を確保するために、
ケーブルを0.5mごとに分割してインピーダンス特性
を考慮し集中定数としている。
【0086】図16(a)に示されているように並列接
続されたインピーダンスZa、Zbの合成されたインピ
ーダンスZ1は、
【0087】
【数2】 より、Z1=1/(1/Za+1/Zb)である。よっ
て、Za=−j/Cω(jは虚数単位、Cはコンデンサ
CPの容量、ωは角周波数を表す)、Zb=G(Gは抵
抗RPのコンダクタンスを表す)を代入することで、並
列接続されたコンデンサCPと抵抗RPとの合成である
インピーダンスZ1(図15参照)は、
【0088】
【数3】Z1=1/(jCω+1/G) と求められる また、図16(b)に示されているように直列接続され
たインピーダンスZa、Zbの合成されたインピーダン
スZ2は、
【0089】
【数4】 より、Z2=Za+Zbである。よって、Za=R(R
は抵抗RSの抵抗を表す)、Zb=jLω(Lはインダ
クタLSのインダクタンスを表す)を代入することで、
直列接続された抵抗RSとインダクタLSとの合成であ
るインピーダンスZ2(図15参照)は、
【0090】
【数5】Z2=R+jLω と求められる。
【0091】インピーダンスZ1、Z2が図14(a)
に示されているように接続された4端子回路素子のFマ
トリクスは、
【0092】
【数6】 で与えられる。それゆえ、コンデンサCPの容量C、角
周波数ω、抵抗RPのコンダクタンスG、抵抗RSの抵
抗R、インダクタLSのインダクタンスLがインピーダ
ンス情報(図11参照)として得られれば、図15に示
されているようなケーブルのFマトリクスが(数3)、
(数5)、および(数6)から算出される。なお、図1
4(a)〜(b)に示されているような4端子回路素子
のタイプは、その素子が分岐部に当たる場合には、探索
された経路にも依存して決定されるものである。
【0093】(B)送信端末T1、受信端末T2、ケー
ブルC1〜C3が図27に示すように分岐部をもたない
ように接続された4端子網において、入力電流I1およ
び入力電圧V1より出力電流I5および出力電流V5を算
出するための方法について、具体的に説明する。なお、
図27は、本発明にかかる実施の形態2の分岐部をもた
ない配線を等価的に表わした回路の説明図である。
【0094】αi、βi、γi、δiをそれぞれ(1、1)
成分、(1、2)成分、(2、1)成分、(2、2)成
分とする2次正方行列を、順に送信端末T1、ケーブル
C1〜C3、受信端末T2のFマトリクスとすると、図
27に示された4端子網の基礎方程式は、つぎのように
なる。
【0095】
【数7】 ただし、ケーブルC1〜C3のFマトリクスは(複素)
インピーダンスZ1、Z2、およびZ3を用いて
【0096】
【数8】 と表され、送信端末T1および受信端末T2のFマトリ
クスはインピーダンスZ 4を用いて
【0097】
【数9】 と表される(なお、送信端末T1、受信端末T2のFマ
トリクスにおけるインピーダンスZ4は実際の値として
は異なることが普通であるが、ここでは説明を簡単にす
るために同じであるとしている)。
【0098】ここで、インピーダンスZ1、Z2、Z3
4
【0099】
【数10】 のように実表示する。
【0100】すると、ケーブルC1〜C3に関しては、
【0101】
【数11】 となる。ただし、
【0102】
【数12】 とおいた。
【0103】また、送信端末T1および受信端末T2に
関しては、
【0104】
【数13】 となる。
【0105】したがって、(数7)で記述された基礎方
程式は、つぎのように解くことができる。
【0106】
【数14】 (C)送信端末T1、受信端末T2、非送受信端末T
3、ケーブルC1〜C3が図28に示すように分岐部B
をもつように接続された4端子網において、入力電流I
1および入力電圧V1より出力電流I5および出力電流V5
を算出するための方法について、具体的に説明する。な
お、図28は、本発明にかかる実施の形態2の分岐部を
もつ配線を等価的に表わした回路の説明図(その1)で
ある。
【0107】送信端末T1と受信端末T2との間の伝送
に利用されるべき経路はケーブルC1、分岐部B、ケー
ブルC3を有しており、分岐部より先にある部分はケー
ブルC2、非送受信端末T3を有している。
【0108】以下では、図29に示されているようにし
て、分岐部Bより先にある部分を取り除いて、分岐部B
をインピーダンスZiを有する仮想分岐部B’で等価的
に置き換えられることを説明する(このようにすれば、
前述した分岐部をもたない4端子網の場合に帰着するこ
とができる)。なお、図29は、本発明にかかる実施の
形態2の分岐部をもつ配線を等価的に表わした回路の説
明図(その2)である。
【0109】分岐点Bから末端にある非送受信端末T3
の直前までにはケーブルC3しかないゆえ、分岐部Bよ
り先にある部分を分岐部Bから見たときの入力電流Ii
および入力電圧Viは、非送受信端末T3における出力
電流I4および出力電流V4とつぎのような関係を有す
る。
【0110】
【数15】 ここに、
【0111】
【数16】 である。
【0112】また、V4=Z44であるから、(数1
5)はつぎのようになる。
【0113】
【数17】 したがって、インピーダンスZi
【0114】
【数18】 と計算される。
【0115】ここで、
【0116】
【数19】 とおくと、
【0117】
【数20】 が得られるが、さらに
【0118】
【数21】 とおくと、結局のところ
【0119】
【数22】 が得られる。
【0120】なお、送信端末T1と受信端末T2との間
の伝送に利用されるべき経路における仮想分岐部B’の
Fマトリクスは、
【0121】
【数23】 である。
【0122】(実施の形態3)はじめに、本発明にかか
る実施の形態3のホームサーバの構成図である図17お
よび本発明にかかる実施の形態3のテーブルの説明図で
ある図18を主として参照しながら、本実施の形態のホ
ームサーバの構成について説明する。
【0123】本実施の形態のホームサーバは、たとえば
テレビ機器310が接続された配線311における伝送
状態を解析するためのホームサーバであって、機器状態
検出手段301と伝送状態解析手段302とを備えてい
る。なお、本実施の形態のホームサーバは、本発明の伝
送状態解析装置に対応する。
【0124】テレビ機器310は、選択可能な複数の動
作モードM1〜M3を有している。
【0125】なお、テレビ機器311は、ホームサーバ
側からの問い合わせに応じて選択されている動作モード
を判定し返信するための動作モード判定機能、および通
信機能を有している。
【0126】データベース320は、通信ネットワーク
321の向こうのセンタ側にあって、テレビ機器310
などの動作モードとその状態との対応関係を示すテーブ
ル(図18参照)を保持している。
【0127】なお、テレビ機器310の動作モードM1
〜M3に対応する状態は、順に休止状態、スタンバイ状
態、実行状態である。
【0128】機器状態検出手段301は、テレビ機器3
10の動作モードM1〜M3の内の何れの動作モードが
選択されているかを調べ、データベース320が保持す
るテーブルを見て対応するテレビ機器310の状態を調
べることにより、時間変動しうるテレビ機器310の状
態を検出するための手段である。
【0129】伝送状態解析手段302は、機器状態検出
手段301による検出の結果を加味して、配線311に
おける伝送状態を解析するための手段である。
【0130】なお、伝送状態解析手段302は、テレビ
機器310などをはじめとする機器の特性取得機能、配
線311に関する設備データやトポロジーデータを利用
する計算機能、計算データ生成機能、配線311のネッ
トワーク不良状態を解消するための逆解析機能、および
表示機能を有している。
【0131】つぎに、本実施の形態のホームサーバの動
作について説明する。なお、本実施の形態のホームサー
バの動作について説明しながら、本発明の伝送状態解析
方法の一実施の形態についても説明する。
【0132】機器状態検出手段301は、時間変動しう
るテレビ機器310の状態を検出するための問い合わせ
をテレビ機器310に対して行う。テレビ機器310
は、その問い合わせに応じて選択されている動作モード
が動作モードM1であると判定し、その判定の結果をホ
ームサーバ側に返信する。
【0133】機器状態検出手段301は、ホームサーバ
側からの返信を受信して選択されているテレビ機器31
0の動作モードが動作モードM1であることを認識し、
通信ネットワーク321を介してデータベース320が
保持するテーブル(図18参照)を見て、対応するテレ
ビ機器310の状態が休止状態であることを検出する。
【0134】伝送状態解析手段302は、機器状態検出
手段301による検出の結果を加味して、配線311に
おける伝送状態を解析する。
【0135】(実施の形態4)はじめに、本発明にかか
る実施の形態4のネットワークトポロジー演算装置の構
成図である図19を主として参照しながら、本実施の形
態のネットワークトポロジー演算装置の構成について説
明する。
【0136】本実施の形態のネットワークトポロジー演
算装置は、たとえばコンセントO1、O2をはじめとす
る複数のコンセントを有するネットワークNのトポロジ
ーを演算するためのネットワークトポロジー演算装置で
ある。なお、本実施の形態のネットワークトポロジー演
算装置は、本発明の配線トポロジー特性演算装置に対応
する。
【0137】コンセント間距離測定手段401は、複数
のコンセントの内の二つのコンセントのすべての選び方
に関して、その二つのコンセント間のネットワークN上
における距離を測定するための手段である。
【0138】なお、距離の測定は、フルベクトル方式の
時間領域反射率測定法を利用して行われる。
【0139】ネットワークトポロジー演算手段402
は、コンセント間距離測定手段401による測定の結果
に基づいて、ネットワークNのトポロジーを演算するた
めの手段である。
【0140】つぎに、本実施の形態のネットワークトポ
ロジー演算装置の動作について説明する。なお、本実施
の形態のネットワークトポロジー演算装置の動作につい
て説明しながら、本発明の配線トポロジー特性演算方法
の一実施の形態についても説明する。
【0141】コンセント間距離測定手段401は、二つ
のコンセントのすべての選び方に関して、コンセント間
のネットワークN上における距離を測定する。たとえ
ば、コンセント間距離測定手段401は、コンセントO
1、O2の間で所定の電気信号を入出力することによ
り、これらの間の配線の長さ(図19においては太線で
示されている)をコンセントO1、O2の間のネットワ
ークN上における距離d(O1、O2)として測定す
る。
【0142】ネットワークトポロジー演算手段402
は、コンセント間距離測定手段401による測定の結果
に基づいて、(a)各分岐部または各コンセントと隣接
する隣接分岐部、および(b)各分岐部または各コンセ
ントと隣接分岐部との間の距離を、ネットワークトポロ
ジーとして演算する。
【0143】演算アルゴリズムとしては、(1)コンセ
ントOpとその隣接分岐部との間にある部分をネットワ
ークNから取り外して得られる部分ネットワークのネッ
トワークトポロジーと、(2)コンセントOq(≠O
p)とその隣接分岐部との間にある部分をネットワーク
Nから取り外して得られる部分ネットワークのネットワ
ークトポロジーとをコンセントの個数に関して帰納的に
それぞれ得て、これらよりネットワークNのネットワー
クトポロジーを得るものを利用する。
【0144】以下に、このような演算アルゴリズムによ
ってネットワークトポロジーを演算する手法に関してよ
り具体的に説明する。
【0145】(実施例1)コンセント間距離測定手段4
01による三つのコンセントO1、O2、O3を有する
ネットワークN1に対する距離測定結果が図20に示す
ように得られた場合について、説明する。なお、図20
は、本発明にかかる実施の形態4のネットワークN1に
対する距離測定結果の説明図である。
【0146】コンセントの個数が三つである場合には、
上述のようにしてコンセントをネットワークから取り外
す操作を行うまでもなく、そのネットワークトポロジー
のタイプとしては、図21や図22(a)に示されてい
るように、唯一の分岐部B1に対してコンセントO1、
O2、O3が隣接するものしかあり得ない。
【0147】したがって、連立方程式
【0148】
【数24】d(O1,B1)+d(O2,B1)=5, d(O1,B1)+d(O3,B1)=5, d(O2,B1)+d(O3,B1)=6 を単に解いて、
【0149】
【数25】d(O1,B1)=2,d(O3,B1)=
3,d(O2,B1)=3 を得ることにより、ネットワークN1のネットワークト
ポロジー演算結果として図22(a)〜(b)に示され
ているようなデータが得られる。
【0150】(実施例2)コンセント間距離測定手段4
01による四つのコンセントO1、O2、O4、O5を
有するネットワークN2に対する距離測定結果が図23
に示すように得られた場合について、説明する。なお、
図23は、本発明にかかる実施の形態4のネットワーク
N2に対する距離測定結果の説明図である。
【0151】コンセントの個数が四つである場合には、
上述のようにしてコンセントをネットワークから取り外
す操作を行って、(1)コンセントO5とその隣接分岐
部との間にある部分をネットワークN2から取り外して
得られる部分ネットワークのネットワークトポロジー
と、(2)コンセントO4とその隣接分岐部との間にあ
る部分をネットワークN2から取り外して得られる部分
ネットワークのネットワークトポロジーとを前述の実施
例の場合と同様にして帰納的にそれぞれ得る。
【0152】つまり、これら部分ネットワークのネット
ワークトポロジーのタイプは、それぞれ図24(a)〜
(b)に示されているようになる。また、
【0153】
【数26】 d(O1,B1)=2,d(O3,B1)=3, d(O4,B1)=3,d(O5,B1)=3, を得る。
【0154】このような結果が得られた場合には、コン
セントO4、O5を両方とも取り外して得られる部分ネ
ットワークにおいては、コンセントO4、O5の接続箇
所が区別できない。したがって、ネットワークN2にお
いてコンセントO4、O5が分岐部B1に隣接している
かどうかは、ここまでの考察ではまだ決定されていな
い。
【0155】実際には、(数26)よりd(O4,B
1)+d(O5,B1)=6となるゆえ、
【0156】
【数27】d(O4,B1)+d(O5,B1)≠d
(O4,O5) であって(図23も参照)、ネットワークN2において
は、コンセントO4、O5は分岐部B1とは相異なる分
岐部B2に隣接する。そして、ネットワークN2のネッ
トワークトポロジーのタイプは、図25に示されている
ようになる。
【0157】結局のところ、ネットワークN2のネット
ワークトポロジー演算結果として図26(a)〜(b)
に示されているようなデータが得られる。
【0158】以上においては、実施の形態1〜4につい
て詳細に説明を行った。
【0159】なお、本発明の配線は、上述した本実施の
形態においては、電灯線を利用した配線であったが、こ
れに限らず、たとえば、デジタルペア線を利用した配線
であってもよい。
【0160】また、本発明の端末部品は、上述した本実
施の形態においては、蛍光灯、ダウンライト、スイッ
チ、コンセントなどであったが、これに限らず、要する
に、建造物の内部および/またはその外周部に配置さ
れ、電源を供給されるべき複数の部品であればよい。
【0161】また、本発明の電源供給部品は、上述した
本実施の形態においては、分電盤であったが、これに限
らず、要するに、電源を供給するための部品であればよ
い。
【0162】また、本発明の中継部品は、上述した本実
施の形態においては、ジョイントボックス(またはアウ
トレットボックス)であったが、これに限らず、要する
に、複数の端末部品と電源供給部品とを配線によって接
続するための部品であればよい。
【0163】また、本発明の情報収得手段は、上述した
本実施の形態においては、部品配置部2を含む手段であ
ったが、これに限らず、要するに、建造物の内部および
/またはその外周部に配置され、電源を供給されるべき
複数の端末部品の位置、および(b)電源を供給するた
めの電源供給部品の位置に関する情報を得るための手段
であればよい。
【0164】また、本発明の中継部品位置決定手段は、
上述した本実施の形態においては、分岐部品自動配置部
3を含む手段であったが、これに限らず、要するに、得
た情報を利用して、所定のルールに基づき、複数の端末
部品と電源供給部品とを配線によって接続するための中
継部品の配線上の位置を決定するための手段であればよ
い。
【0165】また、本発明の二つの機器間の伝送に利用
されるべき経路の探索は、上述した本実施の形態におい
ては、回路情報としての回路素子テーブル(図11参
照)における素子および隣接素子の二項目として記述さ
れる情報を利用して行われたが、これに限らず、要する
に、本発明の所定の回路素子の接続により配線を等価的
に表した回路情報に基づいて行われればよい。
【0166】また、本発明の固有識別情報は、上述した
本実施の形態においては、素子番号としてのE1〜E1
7であったが、これに限らず、要するに、本発明の回路
素子に隣接する回路素子を探索し、その探索の結果に応
じて隣接する回路素子の探索を反復するための情報であ
ればよい。
【0167】また、本発明の回路素子は、上述した本実
施の形態においては、4端子回路素子であったが、これ
に限らず、たとえばn個の端子を有するn端子回路素子
であってもよい。
【0168】また、本発明の解析は、上述した本実施の
形態においては、インピーダンスに関する解析であった
が、これに限らず、たとえば信号強度に関する解析であ
ってもよい。
【0169】また、本発明の回路情報獲得手段は、上述
した本実施の形態においては、回路情報獲得手段201
であったが、これに限らず、要するに、所定の回路素子
の接続により配線を等価的に表した回路情報を獲得する
ための手段であればよい。
【0170】また、本発明の経路探索手段は、上述した
本実施の形態においては、経路探索手段202であった
が、これに限らず、要するに、二つの機器間の伝送に利
用されるべき経路を回路情報に基づいて探索するための
手段であればよい。
【0171】また、本発明の伝送状態解析手段は、上述
した本実施の形態においては、伝送状態解析手段203
であったが、これに限らず、要するに、二つの機器間の
伝送状態を探索の結果に基づいて解析するための手段で
あればよい。
【0172】また、本発明の時間変動しうる機器の状態
は、上述した本実施の形態においては、テレビ機器31
0の休止状態、スタンバイ状態、実行状態であった。し
かし、これに限らず、本発明の時間変動しうる機器の状
態は、たとえば電気炊飯器の炊飯予約状態、炊飯実行状
態、保温状態などであってもよい。
【0173】また、本発明の動作モードと機器の状態と
の対応関係は、上述した本実施の形態においては、テレ
ビ機器310とは異なるセンタ側にあるデータベース3
20によって保持されていた。しかし、これに限らず、
本発明の動作モードと機器の状態との対応関係は、たと
えば、本発明の機器によって保持されていてもよい。
【0174】また、本発明の時間変動しうる機器の状態
の検出は、上述した本実施の形態においては、テレビ機
器310が有する複数の動作モードM1〜M3の内の何
れの動作モードが選択されているかを調べることにより
行われた。しかし、これに限らず、本発明の時間変動し
うる機器の状態の検出は、たとえば、機器に自らの状態
を測定可能であるような機能をもたせ、機器自身による
測定の結果を調べることにより行われてもよい。
【0175】ただし、機器の動作モードと状態との対応
関係をセンタ側にあるデータベースに保持し、機器に動
作モードのみを返信可能であるような簡易機能をもたせ
る形態は、機器に自らの状態を測定可能であるような高
級機能をもたせる形態などに比べて機器の低価格化が容
易であるという利点があり、実用化が有望視される。も
ちろん、機器に自らの状態を測定可能であるような機能
をもたせる形態には、連続的に変化しうるインピーダン
スなどの物理量に関する状態の測定が詳細に行われると
いう利点がある。
【0176】また、本発明の機器状態検出手段は、上述
した本実施の形態においては、機器状態検出手段301
であったが、これに限らず、要するに、時間変動しうる
機器の状態を検出するための手段であればよい。
【0177】また、本発明の伝送状態解析手段は、上述
した本実施の形態においては、伝送状態解析手段302
であったが、これに限らず、要するに、検出の結果を加
味して、配線における伝送状態を解析するための手段で
あればよい。
【0178】また、本発明の電気的接続端子は、上述し
た本実施の形態においては、コンセントであったが、こ
れに限らず、要するに、配線に対して電気的接続を行う
ための端子であればよい。
【0179】また、本発明の配線のトポロジーの特性
は、上述した本実施の形態においては、ネットワークト
ポロジーであったが、これに限らず、たとえば、コンセ
ントとそのコンセントに隣接する分岐部と間の距離であ
ってもよい。
【0180】また、本発明の電気的接続端子間距離デー
タ獲得手段は、上述した本実施の形態においては、コン
セント間距離測定手段401であったが、これに限ら
ず、要するに、複数の電気的接続端子の内の二つの電気
的接続端子の所定の選び方に関してその二つの電気的接
続端子間の距離に関するデータを獲得するための手段で
あればよい。本発明の電気的接続端子間距離データ獲得
手段は、実測によって二つの電気的接続端子間の距離に
関するデータを獲得する手段とは限らないわけである。
【0181】また、本発明の配線トポロジー特性演算手
段は、上述した本実施の形態においては、ネットワーク
トポロジー演算手段402であったが、これに限らず、
要するに、獲得されたデータに基づいて、配線のトポロ
ジーの特性を演算するための手段であればよい。
【0182】なお、実施の形態1で説明されたような手
法はたとえば電灯線配線を用いた情報伝達シミュレーシ
ョンを行う際のプリ処理に利用できるし、実施の形態2
〜4で説明されたような手法は同シミュレーションを行
う際のソルバー処理に利用できる。したがって、これら
を組み合わせることにより、たとえば電灯線配線を用い
た情報伝達を行うためのネットワーク設計を、いろいろ
な設定条件下で柔軟なシミュレーションを行って検討す
ることができる。なお、ソルバー処理に上述のSpic
eやMathLabなどの汎用ソフトウェアを利用する
こともできるが、そのような場合には入力設定などがや
や煩雑になる。
【0183】たとえば、実施の形態2において説明され
た時間変動しうる機器の状態の検出結果を加味して、実
施の形態1の経路の解析を行ってもよい。機器のインピ
ーダンスなどはその機器の動作モードや稼働状態などに
応じても変動するため、このようにすることで伝送状態
解析をより精度よく行うことができる。
【0184】もちろん、このようなシミュレーションの
結果は、既存のネットワークの伝送不良状態を解消する
ための逆解析に利用されてもよい。さらに、そのような
逆解析の結果を利用して、機器の接続箇所の選定や変更
を行ったり、配線の部分的改造を行ったりしてもよい。
【0185】なお、発明には、上述した本発明の配線情
報決定装置、伝送状態解析装置、および配線トポロジー
特性演算装置の全部または一部の手段(または、装置、
素子、回路、部など)の機能をコンピュータにより実行
させるためのプログラムであって、コンピュータと協働
して動作するプログラムが含まれる。もちろん、コンピ
ュータは、CPUなどの純然たるハードウェアに限ら
ず、ファームウェアやOS、さらに周辺機器を含むもの
であっても良い。
【0186】また、本発明には、上述した本発明の配線
情報決定方法、伝送状態解析方法、および配線トポロジ
ー特性演算方法の全部または一部のステップ(または、
工程、動作、作用など)の動作をコンピュータにより実
行させるためのプログラムであって、コンピュータと協
働して動作するプログラムが含まれる。
【0187】なお、発明の一部の手段(または、装置、
素子、回路、部など)、本発明の一部のステップ(また
は、工程、動作、作用など)は、それらの複数の手段ま
たはステップの内の幾つかの手段またはステップを意味
する、あるいは一つの手段またはステップの内の一部の
機能または一部の動作を意味するものである。
【0188】また、発明の一部の装置(または、素子、
回路、部など)は、それら複数の装置の内の幾つかの装
置を意味する、あるいは一つの装置の内の一部の手段
(または、素子、回路、部など)を意味する、あるいは
一つの手段の内の一部の機能を意味するものである。
【0189】また、本発明のプログラムを記録した、コ
ンピュータに読みとり可能な記録媒体も本発明に含まれ
る。また、本発明のプログラムの一利用形態は、コンピ
ュータにより読み取り可能な記録媒体に記録され、コン
ピュータと協働して動作する態様であっても良い。ま
た、本発明のプログラムの一利用形態は、伝送媒体中を
伝送し、コンピュータにより読みとられ、コンピュータ
と協働して動作する態様であっても良い。また、記録媒
体としては、ROM等が含まれ、伝送媒体としては、イ
ンターネット等の伝送媒体、光・電波・音波等が含まれ
る。
【0190】なお、本発明の構成は、ソフトウェア的に
実現しても良いし、ハードウェア的に実現しても良い。
【0191】また、発明には、上述した本発明の配線情
報決定装置、伝送状態解析装置、および配線トポロジー
特性演算装置の全部または一部の手段の全部または一部
の機能をコンピュータにより実行させるためのプログラ
ムを担持した媒体であり、コンピュータにより読み取り
可能かつ読み取られた前記プログラムが前記コンピュー
タと協動して前記機能を実行する媒体が含まれる。
【0192】また、本発明には、上述した本発明の配線
情報決定方法、伝送状態解析方法、および配線トポロジ
ー特性演算方法の全部または一部のステップの全部また
は一部の動作をコンピュータにより実行させるためのプ
ログラムを担持した媒体であり、コンピュータにより読
み取り可能かつ読み取られた前記プログラムが前記コン
ピュータと協動して前記動作を実行する媒体が含まれ
る。
【0193】
【発明の効果】以上述べたところから明らかなように、
本発明は、電気配線に関するシミュレーションを簡便に
行うことができるという長所を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における配線情報生成装置
の構成図
【図2】本発明の実施の形態における配線情報生成装置
の動作流れ図
【図3】本発明の実施の形態におけるCAD図面上に電
気設備や電気工事設備を配置しグルーピングした状態の
説明図
【図4】本発明の実施の形態における配線分岐部品を自
動的に配置した状態の説明図
【図5】本発明の実施の形態における電気設備や電気工
事設備に配線指定をした状態の説明図
【図6】本発明の実施の形態における配線数を算出し図
面上にクロスする線分の数で配線数を表している状態の
説明図
【図7】本発明における分電盤からのひとつの分岐回路
を模式的に示した説明図
【図8】本発明における分電盤からのひとつの分岐回路
を配線数とともに模式的に示した説明図
【図9】本発明における分電盤からのひとつの分岐回路
の複線図
【図10】本発明にかかる実施の形態2の電灯線配線解
析装置の構成図
【図11】本発明にかかる実施の形態2の回路素子テー
ブルの説明図
【図12】本発明にかかる実施の形態2の経路探索ステ
ップのフローチャート
【図13】(a)本発明にかかる実施の形態2の配線を
等価的に表わした回路の説明図(その1) (b)本発明にかかる実施の形態2の配線を等価的に表
わした回路の説明図(その2)
【図14】(a)本発明にかかる実施の形態2の4端子
回路素子の説明図(その1) (b)本発明にかかる実施の形態2の4端子回路素子の
説明図(その2)
【図15】本発明にかかる実施の形態2のケーブルの説
明図
【図16】(a)本発明にかかる実施の形態2の並列接
続されたインピーダンスZa、Zbの説明図 (b)本発明にかかる実施の形態2の直列接続されたイ
ンピーダンスZa、Zbの説明図
【図17】本発明にかかる実施の形態3のホームサーバ
の構成図
【図18】本発明にかかる実施の形態3のテーブルの説
明図
【図19】本発明にかかる実施の形態4のネットワーク
トポロジー演算装置の構成図
【図20】本発明にかかる実施の形態4のネットワーク
N1に対する距離測定結果の説明図
【図21】本発明にかかる実施の形態4のネットワーク
N1のネットワークトポロジーのタイプの説明図
【図22】(a)本発明にかかる実施の形態4のネット
ワークN1における、各分岐部または各コンセントと隣
接する隣接分岐部の説明図 (b)本発明にかかる実施の形態4のネットワークN1
における、各分岐部または各コンセントと隣接分岐部と
の間の距離の説明図
【図23】本発明にかかる実施の形態4のネットワーク
N2に対する距離測定結果の説明図
【図24】(a)本発明にかかる実施の形態4のコンセ
ントO5とその隣接分岐部との間にある部分をネットワ
ークN2から取り外して得られる部分ネットワークのネ
ットワークトポロジーのタイプの説明図 (b)本発明にかかる実施の形態4のコンセントO4と
その隣接分岐部との間にある部分をネットワークN2か
ら取り外して得られる部分ネットワークのネットワーク
トポロジーのタイプの説明図
【図25】本発明にかかる実施の形態4のネットワーク
N2のネットワークトポロジーのタイプの説明図
【図26】(a)本発明にかかる実施の形態4のネット
ワークN2における、各分岐部または各コンセントと隣
接する隣接分岐部の説明図 (b)本発明にかかる実施の形態4のネットワークN2
における、各分岐部または各コンセントと隣接分岐部と
の間の距離の説明図
【図27】本発明にかかる実施の形態2の分岐部をもた
ない配線を等価的に表わした回路の説明図
【図28】本発明にかかる実施の形態2の分岐部をもつ
配線を等価的に表わした回路の説明図(その1)
【図29】本発明にかかる実施の形態2の分岐部をもつ
配線を等価的に表わした回路の説明図(その2)
【符号の説明】
1 平面図作成部 2 部品配置部 3 分岐部品自動配置部 4 配線部 5 配線数演算部 6 ノード接続部 7 出力部 8 部品データ

Claims (29)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建造物の内部およびその外周部の内の少
    なくとも何れか一つに配置された、電源を供給されるべ
    き複数の端末部品の位置、および前記電源を供給するた
    めの電源供給部品の位置に関する情報を得るステップ
    と、 前記得た情報を利用して、所定のルールに基づき、前記
    複数の端末部品と前記電源供給部品とを配線によって接
    続するための中継部品の前記配線上の位置を決定するス
    テップとを備えた配線情報決定方法。
  2. 【請求項2】 前記所定のルールは、前記複数の端末部
    品のグループ化を行うための規則を有する請求項1記載
    の配線情報決定方法。
  3. 【請求項3】 互いに前記配線によって接続された、前
    記中継部品同士、および前記中継部品と前記端末部品と
    の間の内の少なくとも何れか一つの配線数を生成する配
    線数生成ステップを備えた請求項1記載の配線情報決定
    方法。
  4. 【請求項4】 前記配線は、情報伝送を行うための電灯
    線配線であって、 前記中継部品の前記配線上の位置の決定に基づいて、前
    記情報伝送のシミュレーションを行うために利用される
    べきデータを出力するステップを備えた請求項1から3
    の何れかに記載の配線情報決定方法。
  5. 【請求項5】 前記中継部品および前記端末部品は、前
    記配線によって接続されるべき入出力端子を有し、 前記情報伝送のシミュレーションを行うために利用され
    るべきデータは、前記中継部品および前記端末部品の内
    の少なくとも何れか一つの周波数特性、前記配線の配線
    亘長、および前記入出力端子の接続に関する情報を有す
    る請求項4記載の配線情報決定方法。
  6. 【請求項6】 建造物の内部およびその外周部の内の少
    なくとも何れか一つに配置され、電源を供給されるべき
    複数の端末部品の位置、および前記電源を供給するため
    の電源供給部品の位置に関する情報を得るための情報収
    得手段と、 前記得た情報を利用して、所定のルールに基づき、前記
    複数の端末部品と前記電源供給部品とを配線によって接
    続するための中継部品の前記配線上の位置を決定するた
    めの中継部品位置決定手段とを備えた配線情報決定装
    置。
  7. 【請求項7】 所定の配線に接続された複数の機器間の
    伝送状態を解析するための伝送状態解析方法であって、 所定の回路素子の接続により前記配線を等価的に表した
    回路情報を獲得する回路情報獲得ステップと、 二つの前記機器間の伝送に利用されるべき経路を前記回
    路情報に基づいて探索する経路探索ステップと、 前記二つの機器間の伝送状態を前記探索の結果に基づい
    て解析する伝送状態解析ステップとを備えた伝送状態解
    析方法。
  8. 【請求項8】 前記回路素子は、固有識別情報を有して
    おり、 前記経路探索ステップは、前記回路素子に隣接する回路
    素子を前記固有識別情報に基づいて探索するステップ
    と、その探索の結果に応じて前記隣接する回路素子の探
    索を反復するステップとを有する請求項7記載の伝送状
    態解析方法。
  9. 【請求項9】 前記伝送状態解析ステップは、前記探索
    された経路における分岐部を検出するステップと、前記
    検出された分岐部より先にある部分を解析するステップ
    とを有する請求項8記載の伝送状態解析方法。
  10. 【請求項10】 前記回路素子は、4端子回路素子であ
    り、 前記解析は、インピーダンスに関する解析である請求項
    7記載の伝送状態解析方法。
  11. 【請求項11】 前記配線に接続された複数の機器の内
    の時間変動しうる前記機器の状態を検出するステップを
    備え、 前記経路の解析は、前記時間変動しうる前記機器の状態
    の検出の結果を加味して行われる請求項7記載の伝送状
    態解析方法。
  12. 【請求項12】 所定の配線に接続された複数の機器間
    の伝送状態を解析するための伝送状態解析装置であっ
    て、 所定の回路素子の接続により前記配線を等価的に表した
    回路情報を獲得するための回路情報獲得手段と、 二つの前記機器間の伝送に利用されるべき経路を前記回
    路情報に基づいて探索するための経路探索手段と、 前記二つの機器間の伝送状態を前記探索の結果に基づい
    て解析するための伝送状態解析手段とを備えた伝送状態
    解析装置。
  13. 【請求項13】 機器が接続された配線における伝送状
    態を解析するための伝送状態解析方法であって、 時間変動しうる前記機器の状態を検出する機器状態検出
    ステップと、 前記検出の結果を加味して、前記配線における伝送状態
    を解析する伝送状態解析ステップとを備えた伝送状態解
    析方法。
  14. 【請求項14】 前記機器は、選択可能な複数の動作モ
    ードを有しており、 前記時間変動しうる前記機器の状態の検出は、前記複数
    の動作モードの内の何れの動作モードが選択されている
    かを調べることにより行われる請求項13記載の伝送状
    態解析方法。
  15. 【請求項15】 前記動作モードと前記機器の状態との
    対応関係は、その機器とは異なるデータベースに保持さ
    れており、 前記時間変動しうる前記機器の状態の検出は、前記デー
    タベースを見て、前記選択されている動作モードに対応
    する前記機器の状態を調べることにより行われる請求項
    14記載の伝送状態解析方法。
  16. 【請求項16】 前記機器は、自らの状態を測定可能で
    あり、 前記時間変動しうる前記機器の状態の検出は、前記測定
    の結果を調べることにより行われる請求項13記載の伝
    送状態解析方法。
  17. 【請求項17】 機器が接続された配線における伝送状
    態を解析するための伝送状態解析装置であって、 時間変動しうる前記機器の状態を検出するための機器状
    態検出手段と、 前記検出の結果を加味して、前記配線における伝送状態
    を解析するための伝送状態解析手段とを備えた伝送状態
    解析装置。
  18. 【請求項18】 複数の電気的接続端子を有する配線の
    トポロジーの特性を演算するための配線トポロジー特性
    演算方法であって、 前記複数の電気的接続端子の内の二つの電気的接続端子
    の所定の選び方に関してその二つの電気的接続端子間の
    距離に関するデータを獲得する電気的接続端子間距離デ
    ータ獲得ステップと、 前記獲得されたデータに基づいて、前記配線のトポロジ
    ーの特性を演算する配線トポロジー特性演算ステップと
    を備えた配線トポロジー特性演算方法。
  19. 【請求項19】 前記獲得されたデータに基づく前記配
    線のトポロジーの特性の演算は、前記複数の電気的接続
    端子の内の所定の電気的接続端子とその電気的接続端子
    に隣接する前記配線の分岐部との間にある部分を、前記
    配線から取り外して得られる配線のトポロジーの特性の
    演算と、前記複数の電気的接続端子の内の前記所定の電
    気的接続端子とは相異なる電気的接続端子とその電気的
    接続端子に隣接する前記配線の分岐部との間にある部分
    を、前記配線から取り外して得られる配線のトポロジー
    の特性の演算とに基づいて行われる請求項18記載の配
    線トポロジー特性演算方法。
  20. 【請求項20】 前記二つの電気的接続端子間の距離
    は、フルベクトル方式の時間領域反射率測定法を利用し
    て測定される請求項18または19記載の配線トポロジ
    ー特性演算方法。
  21. 【請求項21】 複数の電気的接続端子を有する配線の
    トポロジーの特性を演算するための配線トポロジー特性
    演算装置であって、 前記複数の電気的接続端子の内の二つの電気的接続端子
    の所定の選び方に関してその二つの電気的接続端子間の
    距離に関するデータを獲得するための電気的接続端子間
    距離データ獲得手段と、 前記獲得されたデータに基づいて、前記配線のトポロジ
    ーの特性を演算するための配線トポロジー特性演算手段
    とを備えた配線トポロジー演算装置。
  22. 【請求項22】 請求項1記載の配線情報決定方法の、
    建造物の内部およびその外周部の内の少なくとも何れか
    一つに配置された、電源を供給されるべき複数の端末部
    品の位置、および前記電源を供給するための電源供給部
    品の位置に関する情報を得るステップと、前記得た情報
    を利用して、所定のルールに基づき、前記複数の端末部
    品と前記電源供給部品とを配線によって接続するための
    中継部品の前記配線上の位置を決定するステップとをコ
    ンピュータに実行させるためのプログラム。
  23. 【請求項23】 請求項7記載の伝送状態解析方法の、
    所定の配線に接続された複数の機器間の伝送状態を解析
    するための伝送状態解析方法であって、 所定の回路素子の接続により前記配線を等価的に表した
    回路情報を獲得する回路情報獲得ステップと、二つの前
    記機器間の伝送に利用されるべき経路を前記回路情報に
    基づいて探索する経路探索ステップと、前記二つの機器
    間の伝送状態を前記探索の結果に基づいて解析する伝送
    状態解析ステップとをコンピュータに実行させるための
    プログラム。
  24. 【請求項24】 請求項13記載の伝送状態解析方法
    の、時間変動しうる前記機器の状態を検出する機器状態
    検出ステップと、前記検出の結果を加味して、前記配線
    における伝送状態を解析する伝送状態解析ステップとを
    コンピュータに実行させるためのプログラム。
  25. 【請求項25】 請求項18記載の配線トポロジー特性
    演算方法の、前記複数の電気的接続端子の内の二つの電
    気的接続端子の所定の選び方に関してその二つの電気的
    接続端子間の距離に関するデータを獲得する電気的接続
    端子間距離データ獲得ステップと、前記獲得されたデー
    タに基づいて、前記配線のトポロジーの特性を演算する
    配線トポロジー特性演算ステップとをコンピュータに実
    行させるためのプログラム。
  26. 【請求項26】 請求項22記載のプログラムを担持し
    た媒体であって、コンピュータにより処理可能な媒体。
  27. 【請求項27】 請求項23記載のプログラムを担持し
    た媒体であって、コンピュータにより処理可能な媒体。
  28. 【請求項28】 請求項24記載のプログラムを担持し
    た媒体であって、コンピュータにより処理可能な媒体。
  29. 【請求項29】 請求項25記載のプログラムを担持し
    た媒体であって、コンピュータにより処理可能な媒体。
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