JP2003044445A - 認証システム、サービス提供サーバ装置および音声認証装置並びに認証方法 - Google Patents

認証システム、サービス提供サーバ装置および音声認証装置並びに認証方法

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JP2003044445A
JP2003044445A JP2001235464A JP2001235464A JP2003044445A JP 2003044445 A JP2003044445 A JP 2003044445A JP 2001235464 A JP2001235464 A JP 2001235464A JP 2001235464 A JP2001235464 A JP 2001235464A JP 2003044445 A JP2003044445 A JP 2003044445A
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Masatoshi Ozawa
正俊 小沢
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Panasonic System Solutions Japan Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Graphic Communication Systems Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 データパケット通信を利用したパスワー
ド認証および音声通話を利用した音声認証を併用するこ
と。 【解決手段】 WEBサーバ11でパスワード認証によ
りユーザを本人と認めたならば受付符号を発行し、音声
認証サーバ12および携帯電話8に通知する(ST70
7、ST709)。音声認証サーバ12は携帯電話8と
の通話により音声認証を行う(ST713、ST71
4)。そして、音声認証結果と一緒に受付符号をWEB
サーバ11に返す(ST715)。一方、携帯電話8
は、音声認証完了後、受付符号を含む再接続要求メッセ
ージをWEBサーバ11に送信する(ST718)。W
EBサーバ11は双方から受信した受付符号を比較し
(ST720)、両者が互いに一致しかつ音声認証によ
りユーザを本人と認める場合にのみ端末にサービスを提
供する(ST721、ST723)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、認証システム、サ
ービス提供サーバ装置および音声認証装置並びに認証方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、携帯電話端末、PHS端末、固定
電話端末(以下、端末という)からインターネットに接
続し、WEBサーバからのサービス(コンテンツ配信
等)を受けることができるシステムが提供されている。
このようなサービスをブラウザフォンサービスシステム
という。
【0003】ブラウザフォンサービスシステムにおい
て、端末は、パケット網を介してゲートウエイに接続
し、このゲートウエイによるプロトコル変換を利用して
インターネットにログオンする。そして、端末は、イン
ターネットのプロトコルを用いてWEBサーバに接続を
要求し、WEBサーバとの間にセッションを確立し、サ
ービスの提供を受ける。これを、WEBブラウジングと
呼ぶ。
【0004】このようなシステムにおいて、有料サービ
スや特定会員限定のサービスを提供する場合、提供希望
者の認証を行う必要がある。従来、この認証は、WEB
サーバ側のデータベースにIDおよびパスワードを登録
し、接続要求時に端末からIDおよびパスワードを送信
し、IDに基づいてデータベースを検索し、パスワード
を比較することで行っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】電子商取引の発展に伴
って、認証の重要性が高まっている。例えば、銀行のオ
ンラインサービスでは、端末からWEBサーバに接続
し、振込、決済などを行うことができるので、本人以外
の他人がサービス提供を受けることが可能であれば被害
は甚大である。
【0006】従来のID、パスワードを使った認証で
は、他人がID、パスワードを知ってさえいれば、本人
になりすましてサービスを受けることができる。パスワ
ードを頻繁に変更する等の対策もあるが、万全ではな
く、かつ、煩雑である。
【0007】一方、認証技術としてより高度なものも開
発されている。これらのうち、音声認証がある。音声認
証は、音声認識によるパスワードおよび声紋判定により
本人を極めて高い精度で確認することができる。また、
ブラウザフォンは元々音声通話が可能であるので、これ
を利用して早期にシステムを実現することが期待され
る。
【0008】しかし、現状のブラウザフォンサービスシ
ステムは、WEBブラウジングと音声通話を同時に行う
ことができないのが一般的である。例えば、携帯電話で
は、端末は同時に2回線を繋ぐことができないので、W
EBブラウジングの最中に通話しようとするならば、W
EBサーバとの間のセッションを終了した後、発呼を行
う必要がある。このため、WEBブラウジングで音声に
よる認証を求められたとしても、端末はセッションを終
了しなければならないので、サービスを継続できないの
で、WEBブラウジングでの認証に音声認証を適用でき
ないという問題がある。
【0009】いわゆる第3世代とよばれる携帯電話シス
テムでは、高帯域化によって端末が2回線を同時に使用
できるようになる。この場合、1回線を使ってWEBブ
ラウジングを行い、他の回線を使って音声通話を行うこ
とができる。しかし、WEBブラウジングはパケット網
を使って行われ、音声通話は回線交換網を使って行われ
るので、両者は互いに独立したセッションを平行して行
えるに過ぎない。すなわち、WEBブラウジングセッシ
ョンと通話セッションとが互いに独立しているので、音
声認証の結果をWEBサーバからのサービス提供に反映
させることができない。よって、現状のサービスと同様
の問題が残る。
【0010】本発明は、かかる点に鑑みてなされたもの
であり、データパケット通信を利用したパスワード認証
および音声通話を利用した音声認証を併用することをで
きる認証システム、サービス提供サーバ装置および音声
認証装置並びに認証方法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、サービス提供サーバ装置で受付符号を発行し、この
受付符号を音声認証装置および端末にそれぞれ通知す
る。音声認証装置は、端末との通話により音声認証を行
い、その結果と一緒に受付符号をサービス提供サーバ装
置に返す。一方、端末は、音声認証が終了したならば、
受付符号を含むサービスの再要求をサービス提供サーバ
装置に送信する。サービス提供サーバ装置は双方から受
信した受付符号を比較し、両者が互いに一致しかつ音声
認証の結果がユーザを本人と認めるものである場合にの
み端末にサービスを提供することとした。
【0012】これにより、端末およびサービス提供サー
バ装置間のデータパケット通信において、パスワード認
証を行うための第1の通信と、端末がサービスの再要求
を行いサービス提供を受けるための第2の通信とが、受
付符号によって擬似的に継続されるので、両通信の間に
電話回線を介した音声通話が割り込んでも、サービス提
供サーバ装置は、通信相手の端末を正確に認識しつつパ
スワード認証および音声認証の両方で本人と認められた
ユーザの端末にサービスを提供することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の認証システムは、データ
パケット通信および音声通話が可能な端末にデータパケ
ット網を介してサービスを提供するサービス提供サーバ
装置と、前記端末と電話交換網を介して音声通話により
音声認証を行う音声認証装置と、で構成される認証シス
テムにおいて、前記サービス提供サーバ装置は、前記端
末からデータパケット網を介してIDおよびパスワード
を含むサービス要求を受信するサービス要求受信手段
と、前記IDおよび前記パスワードを用いて前記端末の
ユーザが本人か否か認証するパスワード認証手段と、前
記パスワード認証手段が前記ユーザを本人と認めたなら
ば受付符号を発行する受付符号発行手段と、前記受付符
号を含む音声認証依頼通知を前記音声認証装置に送信す
る音声認証依頼手段と、前記受付符号を含む、サービス
の再要求を行うことを指示する再要求指示通知を前記端
末に送信する再要求指示送信手段と、前記音声認証装置
から前記受付符号を含む認証結果通知を受信する認証結
果受信手段と、前記端末から前記再接続指示通知で受け
取った受付符号を含む再要求を受信する再要求受信手段
と、前記再要求に含まれる受付符号および前記認証結果
通知に含まれる受付符号を比較する比較手段と、前記比
較手段で互いに比較した前記受付符号が一致しかつ前記
認証結果通知が前記音声認証装置が前記ユーザを本人と
認めた旨を示すならば前記端末に前記サービスを提供す
るサービス提供手段と、を具備し、前記音声認証装置
は、前記サービス提供サーバ装置から音声認証依頼通知
を受信する音声認証依頼受信手段と、前記音声認証依頼
通知から前記受付符号を認識する受付符号認識手段と、
前記端末との間に通話回線を確立する回線制御手段と、
前記通話回線上で前記端末との通話により音声認証を行
う音声認証実行手段と、前記音声認証の結果を示すと共
に前記受付符号認識手段が認識した前記受付符号を含む
音声認証結果通知を前記サービス提供サーバ装置へ送信
する認証結果送信手段と、を具備する構成を採る。
【0014】このシステムにより、サービス提供サーバ
装置で受付符号を発行し、この受付符号を音声認証装置
および端末にそれぞれ通知する。音声認証装置は、端末
との通話により音声認証を行い、その結果と一緒に受付
符号をサービス提供サーバ装置に返す。一方、端末は、
音声認証が終了したならば、受付符号を含むサービスの
再要求をサービス提供サーバ装置に送信する。サービス
提供サーバ装置は双方から受信した受付符号を比較し、
両者が互いに一致しかつ音声認証の結果がユーザを本人
と認めるものである場合にのみ端末にサービスを提供す
る。このように、端末およびサービス提供サーバ装置間
のデータパケット通信において、パスワード認証を行う
ための第1の通信と、端末がサービスの再要求を行いサ
ービス提供を受けるための第2の通信とが、受付符号に
よって擬似的に継続されるので、両通信の間に電話回線
を介した音声通話が割り込んでも、サービス提供サーバ
装置は、通信相手の端末を正確に認識しつつパスワード
認証および音声認証の両方で本人と認められたユーザの
端末にサービスを提供することができる。
【0015】また、本発明の認証システムにおいて、端
末は、データパケット通信および音声通話を1回線を切
り換えて行っても良いし、端末は、互いに独立した2回
線を用いてデータパケット通信および音声通話を行って
も良い。
【0016】また、本発明の認証システムにおいて、再
要求指示送信手段は、受付符号を含む再要求画面用コン
テンツデータを生成し、前記再要求画面用コンテンツを
端末にファイル転送プロトコルにより送信し、前記端末
に前記再要求画面用コンテンツを表示させることとして
も良い。この場合、よりリアルタイムに認証およびサー
ビス提供をおこなうことができる。
【0017】また、本発明の認証システムにおいて、再
要求指示送信手段は、受付符号を含む再要求指示メール
メッセージを生成し、前記再要求指示メールメッセージ
を端末にメール転送プロトコルにより送信することとし
ても良い。この場合、端末のスペックや仕様に関わりな
く認証およびサービス提供を円滑に行うことができる。
【0018】また、本発明の認証システムは、パスワー
ドを用いてデータ通信により認証を行うとともに、音声
通話により認証を行う認証システムにおいて、データパ
ケット通信および音声通話が可能な端末から、データパ
ケット通信によりパスワードを受信し、この認証を行う
データパケット通信サーバ装置と、このサーバ装置にお
いて認証処理を行った後に、前記端末に対して、音声通
話による接続処理をして、音声通話により認証を行う音
声認証サーバ装置と、を具備する構成を採る。
【0019】また、本発明の認証システムにおいて、前
記データパケット通信サーバ装置は、前記端末に対して
サービスを提供するサービス提供サーバ装置であって、
前記音声認証サーバ装置により認証を行った結果、正当
なものからの接続であると判断した場合に、前記データ
パケット通信サーバ装置は、前記端末に対してサービス
を提供する構成を採る。
【0020】また、本発明の認証システムは、前記デー
タパケット通信サーバ装置と前記端末との間は、前記音
声認証サーバと前記端末との間が接続されている場合に
は、擬似的に接続されている状態であり、音声認証が完
了すると再度、データパケット通信を行うことができる
構成を採る。
【0021】本発明のサービス提供サーバ装置は、デー
タパケット通信および音声通話が可能な端末からデータ
パケット網を介してIDおよびパスワードを含むサービ
ス要求を受信するサービス要求受信手段と、前記IDお
よび前記パスワードを用いて前記端末のユーザが本人か
否か認証するパスワード認証手段と、前記パスワード認
証手段が前記ユーザを本人と認めたならば受付符号を発
行する受付符号発行手段と、前記受付符号を含む音声認
証依頼通知を前記ユーザとの通話により音声認証を行う
音声認証装置に送信する音声認証依頼手段と、前記受付
符号を含む、サービスの再要求を行うことを指示する再
要求指示通知を前記端末に送信する再要求指示送信手段
と、前記音声認証装置から前記受付符号を含む認証結果
通知を受信する認証結果受信手段と、前記端末から前記
再接続指示通知で受け取った受付符号を含む再要求を受
信する再要求受信手段と、前記再要求に含まれる受付符
号および前記認証結果通知に含まれる受付符号を比較す
る比較手段と、前記比較手段で互いに比較した前記受付
符号が一致しかつ前記認証結果通知が前記音声認証装置
が前記ユーザを本人と認めた旨を示すならば前記端末に
前記サービスを提供するサービス提供手段と、を具備す
る構成を採る。
【0022】この構成により、サービス提供サーバ装置
で受付符号を発行し、この受付符号を音声認証装置およ
び端末にそれぞれ通知する。音声認証装置は、端末との
通話により音声認証を行い、その結果と一緒に受付符号
をサービス提供サーバ装置に返す。一方、端末は、音声
認証が終了したならば、受付符号を含むサービスの再要
求をサービス提供サーバ装置に送信する。サービス提供
サーバ装置は双方から受信した受付符号を比較し、両者
が互いに一致しかつ音声認証の結果がユーザを本人と認
めるものである場合にのみ端末にサービスを提供する。
このように、端末およびサービス提供サーバ装置間のデ
ータパケット通信において、パスワード認証を行うため
の第1の通信と、端末がサービスの再要求を行いサービ
ス提供を受けるための第2の通信とが、受付符号によっ
て擬似的に継続されるので、両通信の間に電話回線を介
した音声通話が割り込んでも、サービス提供サーバ装置
は、通信相手の端末を正確に認識しつつパスワード認証
および音声認証の両方で本人と認められたユーザの端末
にサービスを提供することができる。
【0023】また、本発明のサービス提供サーバ装置に
おいて、再要求指示送信手段は、受付符号を含む再要求
画面用コンテンツデータを生成し、前記再要求画面用コ
ンテンツを端末にファイル転送プロトコルにより送信
し、前記端末に前記再要求画面用コンテンツを表示させ
ることとしても良い。
【0024】また、本発明のサービス提供サーバ装置に
おいて、再要求指示送信手段は、受付符号を含む再要求
指示メールメッセージを生成し、前記再要求指示メール
メッセージを端末にメール転送プロトコルにより送信す
ることとしても良い。この場合、端末のスペックや仕様
に関わりなく認証およびサービス提供を円滑に行うこと
ができる。また、本発明の音声認識装置は、データパケ
ット通信および音声通話が可能な端末にデータパケット
網を介してサービスを提供するサービス提供サーバ装置
からの依頼により電話交換網を介して音声通話により音
声認証を行い、前記サービス提供サーバ装置から音声認
証依頼通知を受信する音声認証依頼受信手段と、前記音
声認証依頼通知から前記受付符号を認識する受付符号認
識手段と、前記端末との間に通話回線を確立する回線制
御手段と、前記通話回線上で前記端末との通話により音
声認証を行う音声認証実行手段と、前記音声認証の結果
を示すと共に前記受付符号認識手段が認識した前記受付
符号を含む音声認証結果通知を前記サービス提供サーバ
装置へ送信する認証結果送信手段と、を具備する。
【0025】この構成により、サービス提供サーバ装置
が発行した受付符号を含む通知を受信し、端末との通話
により音声認証を行い、その結果と一緒に受付符号をサ
ービス提供サーバ装置に返すようになっている。これに
より、サービス提供サーバ装置は、この受付符号と端末
から送信された受付符号とを比較し、両者が互いに一致
しかつ音声認証の結果がユーザを本人と認めるものであ
る場合にのみ端末にサービスを提供する。このように、
端末およびサービス提供サーバ装置間のデータパケット
通信において、パスワード認証を行うための第1の通信
と、端末がサービスの再要求を行いサービス提供を受け
るための第2の通信とが、受付符号によって擬似的に継
続されるので、両通信の間に電話回線を介した音声通話
が割り込んでも、サービス提供サーバ装置は、通信相手
の端末を正確に認識しつつパスワード認証および音声認
証の両方で本人と認められたユーザの端末にサービスを
提供することができる。
【0026】本発明の認証方法は、データパケット通信
および音声通話が可能な端末からデータパケット網を介
してIDおよびパスワードを含むサービス要求を受信す
るステップと、前記IDおよび前記パスワードを用いて
前記端末のユーザが本人か否か認証するステップと、前
記ユーザを本人と認めたならば受付符号を発行するステ
ップと、前記受付符号を含む音声認証依頼通知を前記音
声認証装置に送信するステップと、前記受付符号を含
む、サービスの再要求を行うことを指示する再要求指示
通知を前記端末に送信するステップと、前記音声認証装
置から前記受付符号を含む認証結果通知を受信するステ
ップと、前記端末から前記再接続指示通知で受け取った
受付符号を含む再要求を受信するステップと、前記再要
求に含まれる受付符号および前記認証結果通知に含まれ
る受付符号を比較するステップと、前記比較手段で互い
に比較した前記受付符号が一致しかつ前記認証結果通知
が前記音声認証装置が前記ユーザを本人と認めた旨を示
すならば前記端末に前記サービスを提供するステップ
と、を具備する。
【0027】この方法により、受付符号を発行し、この
受付符号を音声認証装置および端末にそれぞれ通知す
る。音声認証装置は、端末との通話により音声認証を行
い、その結果と一緒に受付符号をサービス提供サーバ装
置に返す。一方、端末は、音声認証が終了したならば、
受付符号を含むサービスの再要求をサービス提供サーバ
装置に送信する。そして双方から受信した受付符号を比
較し、両者が互いに一致しかつ音声認証の結果がユーザ
を本人と認めるものである場合にのみ端末にサービスを
提供する。このように、端末との間のデータパケット通
信において、パスワード認証を行うための第1の通信
と、端末がサービスの再要求を行いサービス提供を受け
るための第2の通信とが、受付符号によって擬似的に継
続されるので、両通信の間に電話回線を介した音声通話
が割り込んでも、通信相手の端末を正確に認識しつつパ
スワード認証および音声認証の両方で本人と認められた
ユーザの端末にサービスを提供することができる。
【0028】本発明の音声認証方法は、データパケット
通信および音声通話が可能な端末にデータパケット網を
介してサービスを提供するサービス提供サーバ装置から
の依頼により電話交換網を介して音声通話により音声認
証を行い、前記サービス提供サーバ装置から音声認証依
頼通知を受信するステップと、前記音声認証依頼通知か
ら前記受付符号を認識するステップと、前記端末との間
に通話回線を確立するステップと、前記通話回線上で前
記端末との通話により音声認証を行うステップと、前記
音声認証の結果を示すと共に前記受付符号認識手段が認
識した前記受付符号を含む音声認証結果通知を前記サー
ビス提供サーバ装置へ送信するステップと、を具備す
る。
【0029】この方法により、サービス提供サーバ装置
が発行した受付符号を含む通知を受信し、端末との通話
により音声認証を行い、その結果と一緒に受付符号をサ
ービス提供サーバ装置に返すようになっている。これに
より、サービス提供サーバ装置は、この受付符号と端末
から送信された受付符号とを比較し、両者が互いに一致
しかつ音声認証の結果がユーザを本人と認めるものであ
る場合にのみ端末にサービスを提供する。このように、
端末およびサービス提供サーバ装置間のデータパケット
通信において、パスワード認証を行うための第1の通信
と、端末がサービスの再要求を行いサービス提供を受け
るための第2の通信とが、受付符号によって擬似的に継
続されるので、両通信の間に電話回線を介した音声通話
が割り込んでも、サービス提供サーバ装置は、通信相手
の端末を正確に認識しつつパスワード認証および音声認
証の両方で本人と認められたユーザの端末にサービスを
提供することができる。
【0030】以下、本発明の実施の形態1について、図
面を参照して詳細に説明する。
【0031】(実施の形態1)図1は、本発明の実施の
形態1に係る認証システムを採用したブラウザフォンサ
ービスシステムを示す概略図である。
【0032】このブラウザフォンサービスシステム1に
おいて、携帯電話網2、公衆電話回線網3およびインタ
ーネット基幹網4、およびローカルエリアネットワーク
(LAN)5で主に構成されている。
【0033】携帯電話網2は、パケット転送網6および
回線交換網7からなる。パケット転送網6は、携帯電話
8にデータパケットを転送する網であり、ゲートウエイ
9を介してインターネット基幹網4に接続されている。
一方、回線交換網7は、携帯電話8が音声通話を行うた
めの網であり、交換機10を介して公衆電話回線網3に
接続されている。インターネット基幹網4には、LAN
5が接続している。このLAN5には、WEBサーバ1
1および音声認証サーバ12が設けられている。また、
音声認証サーバ12は、公衆電話回線網3に接続されて
いる。
【0034】ゲートウエイ9は、パケット転送網6およ
びインターネット基幹網4間でプロトコル変換を行い、
携帯電話8からLAN5上のWEBサーバ11へのアク
セスを実現している。交換機10は、回線交換網7およ
び公衆電話回線網3間の回線交換を行い、携帯電話8お
よび音声認証サーバ12間の通話を実現している。
【0035】図2は、上記実施の形態1に係る認証シス
テムのWEBサーバを示すブロック図である。
【0036】WEBサーバ11において、LAN接続部
21は、LAN5を介してデータを送受信するためのイ
ンタフェースである。WEBサーバ11のCPU22
は、ROMやハードディスクドライブ(HDD)23に
格納したプログラムを読み出して実行することにより、
次の機能を実現している。
【0037】データ送受信部26は、HTTPプロトコ
ルなどを使用して携帯電話8や音声認証サーバ12とデ
ータのやり取りを行う。サービス実行部24は、携帯電
話8に対してサービスを提供する。携帯電話8からサー
ビス提供の要求があったならば、サービス実行部24
は、IDおよびパスワードの入力を要求する認証画面コ
ンテンツデータ(認証用WEBコンテンツデータ群25
の1つ)の送信をデータ送受信部26に命令する。ま
た、サービス実行部24は、本人の認証が終了したなら
ば、サービス提供を実行する。具体的には、例えば、サ
ービス用WEBコンテンツデータ群27をデータ送受信
部26に携帯電話8へ送信するよう命令する。ここで、
サービス提供の実行には、サービス自体の処理を外部の
サーバに依頼する場合も含まれることに留意されたい。
【0038】認証処理実行部28は、携帯電話8からI
Dおよびパスワードを受信し、認証データベース29を
IDで検索し、登録されているパスワードと受信したパ
スワードが一致するか否かにより本人の認証を行う。受
付符号発行部30は、認証処理実行部28が本人と認め
た場合に受付符号を発行し、データ送受信部26に携帯
電話8への送信を命令する。受付符号管理部31は、受
付符号発行部30が発行した受付符号をIDと関連付け
て受付符号テーブル32に登録し、管理する。
【0039】音声認証依頼部33は、認証処理実行部2
8が本人と認めた場合に、音声認証サーバ12に音声認
証を依頼する。音声認証の依頼は、受付符号管理部31
が発行した受付符号および携帯電話8の電話番号などを
含む音声認証依頼メッセージを送信することにより行わ
れる。認証結果受信部34は、音声認証サーバ12での
認証結果を受信する。認証結果受信部34は、この認証
結果に含まれる受付符号をサービス実行部24に渡す。
サービス実行部24は受け取った受付符号と、携帯電話
8からの再接続要求メッセージに含まれる受付符号を精
査し、両者が一致した場合にのみサービスを実行するよ
うになっている。
【0040】図3は、上記実施の形態1に係る認証シス
テムの音声認証サーバを示すブロック図である。
【0041】音声認証サーバ12において、LAN接続
部41は、LAN5を介してデータを送受信するための
インタフェースである。電話回線接続部42は、公衆電
話回線網3に接続して携帯電話8と通話を行うためのイ
ンタフェースである。
【0042】音声認証サーバ12のCPU43は、RO
MやHDD44に格納したプログラムを読み出して実行
することにより、次の機能を実現している。
【0043】依頼受信部45は、LAN5を介してWE
Bサーバ11から音声認証依頼メッセージを受信する。
受付符号管理部46は、音声認証依頼メッセージから受
付符号を認識し、RAMまたはHDD44に記憶する。
【0044】発呼処理実行部47は、音声認証依頼メッ
セージから電話番号を認識し、この電話番号に発呼して
回線を繋ぐように、電話回線接続部42に命令する。音
声認識部48は、携帯電話8からの音声をサンプリング
し、サンプリングデータを声紋比較部49に渡す。ま
た、音声認識部48は、サンプリングデータをテキスト
データに変換し、キーワード比較部50に渡す。声紋比
較部49は、音声認証データベース51に予め登録され
ている本人の声紋データとサンプリングデータとを比較
し、両者が一致するか否か判定する。キーワード比較部
50は、音声認証データベース51に予め登録されてい
るキーワードとテキストデータとを比較し、両者が一致
するか否か判定する。認証判定部52は、声紋比較部4
9およびキーワード比較部50での判定結果から本人か
否か判定を行う。認証結果送信部53は、認証判定部5
2での判定結果に、依頼時に受け取った受付符号を付け
てWEBサーバ11に送信する。
【0045】音声ガイダンス実行部54は、HDD44
内の音声ガイダンステーブル55に従って携帯電話8の
ユーザに対して音声によるガイダンスを行う。
【0046】次に、WEBサーバ11の動作について説
明する。図4および図5は、上記実施の形態1に係る認
証システムのWEBサーバの動作を示すフロー図であ
る。
【0047】まず、WEBサーバ11は、接続を待機し
ている(ステップ(以下、STという)401)。携帯
電話8から接続要求があり、両者間にセッションを確立
したならば、サービス実行部24は、認証画面用コンテ
ンツデータの送信をデータ送受信部26に命令し、携帯
電話8へ認証画面を送出する(ST402)。
【0048】携帯電話8側では、ユーザが認証画面の表
示に従ってIDおよびパスワードを入力し、返信してく
る。そこで、WEBサーバ11では、認証処理実行部2
8が、まず、IDを受信したか否か判定を行う(ST4
03)。NOであれば、タイムアウトか否か判定を行い
(ST404)、タイムアウトならば、セッションを切
断し(ST405)、タイムアウトでなければ、ST4
03に戻る。
【0049】ST403でYESであれば、認証処理実
行部28は、受信したIDで認証データベース29を検
索する(ST406)。次いで、同一のIDがあったか
否か判定する(ST407)。NOであれば、カウンタ
を1インクリメントし(ST408)、カウントが設定
値(この例では3)か否か判定を行い(ST409)、
NOであれば、再入力を要求する画面のコンテンツデー
タを携帯電話8に送信するようデータ送受信部26に命
令し、ユーザにIDの再入力を要求する(ST41
0)。その後、ST403に戻り、ST406およびS
T407の処理を行う。ST409でYESであれば
(再入力を3回要求したならば)、認証処理実行部28
は、セッションを切断する(ST411)。
【0050】一方、ST407でYESであれば、認証
処理実行部28が、次に、パスワードを受信したか否か
判定を行う(ST412)。NOであれば、タイムアウ
トか否か判定を行い(ST413)、タイムアウトなら
ば、セッションを切断し(ST414)、タイムアウト
でなければ、ST412に戻る。
【0051】ST412でYESであれば、認証処理実
行部28は、受信したパスワードと認証データベース2
9にIDと対応付けて登録されたパスワードとを比較す
る(ST415)。次いで、両者が一致しているか否か
判定する(ST416)。NOであれば、カウンタを1
インクリメントし(ST417)、カウントが設定値
(この例では3)か否か判定を行い(ST418)、N
Oであれば、再入力を要求する画面のコンテンツデータ
を携帯電話8に送信するようデータ送受信部26に命令
し、ユーザにIDの再入力を要求する(ST419)。
その後、ST412に戻り、ST415およびST41
6の処理を行う。ST418でYESであれば(再入力
を3回要求したならば)、認証処理実行部28は、セッ
ションを切断する(ST420)。
【0052】ST416でYES、すなわち、本人と認
めたならば、受付符号発行部30は、受付符号を発行す
る(ST421)。次いで、受付符号管理部31が、受
付符号をIDと対応付けて受付符号テーブル32に登録
する(ST423)。次に、サービス実行部24は、受
付符号を含む音声認証画面用コンテンツデータを携帯電
話8に送信するようにデータ送受信部26に命令する
(ST424)。その後、サービス実行部24は、携帯
電話8とのセッションを切断する(ST425)。それ
から、音声認証依頼部33は、受付符号および携帯電話
8の電話番号を含む音声認証要求メッセージを送信する
(ST426)。
【0053】WEBサーバ11は、ST401〜ST4
26のIDおよびパスワードを用いた本人認証および音
声認証サーバ12への音声認証依頼の後、音声認証サー
バ12からの返事を待つ。すなわち、ST427におい
て、認証結果受信部34は、音声認証により本人である
ことが認められた旨を示す認証OK通知メッセージを受
信したか否か判定する。NOであれば、音声認証により
本人であると認められない旨を示す認証NG通知メッセ
ージを受信したか否か判定する(ST428)。NOで
あれば、タイムアウトか否か判定を行い(ST42
9)、タイムアウトならば、セッションを切断し(ST
430)、タイムアウトでなければ、ST427に戻
る。ST428でYESであった場合、認証結果受信部
34は、認証エラー画面用コンテンツデータを携帯電話
8に送信するようにデータ送受信部26に命令し(ST
431)、その後、セッションを切断する(ST43
0)。
【0054】ST427でYESであれば、サービス実
行部24は、携帯電話8からの再接続要求メッセージを
受信するのを待機する(ST432)。この再接続要求
メッセージには、ST424で携帯電話8に通知した受
付符号が含まれている。ST432でNOであれば、タ
イムアウトか否か判定を行い(ST433)、タイムア
ウトならば、セッションを切断し(ST434)、タイ
ムアウトでなければ、ST432に戻る。
【0055】ST432でYESであった場合、サービ
ス実行部24は、再接続要求メッセージ中の受付符号と
認証OK通知メッセージ中の受付符号との精査を行う
(ST435)。次に、サービス実行部24は、両者が
一致したか否か判定し(ST436)、NOであれば、
認証エラー画面用コンテンツデータを携帯電話8に送信
するようにデータ送受信部26に命令し(ST43
1)、その後、セッションを切断する(ST430)。
一方、YESであれば、サービス実行部24は、サービ
ス用WEBコンテンツデータ群27の送信をデータ送受
信部26に命令し(ST437)、これらのコンテンツ
の画面に従って行われるユーザからの要求に従って各種
サービスを実行する(ST438)。
【0056】次に、音声認証サーバ12の動作について
説明する。図6は、上記実施の形態1に係る認証システ
ムの音声認証サーバの動作を示すフロー図である。
【0057】音声認証サーバ12では、依頼受信部45
が音声認識依頼メッセージを受信するのを待機している
(ST601)。音声認識依頼メッセージを受信したな
らば、発呼処理実行部47は、電話回線接続部42を制
御し、オフフックして携帯電話8に発呼する(ST60
2)。発呼したならば、発呼処理実行部47は、携帯電
話8と回線が接続されたか否か判定する(ST60
3)。NOであれば、タイムアウトか否か判定を行い
(ST604)、タイムアウトならば発呼処理実行部4
7はオンフックし(ST605)、タイムアウトでなけ
れば、ST603に戻る。
【0058】ST603でYES、すなわち携帯電話8
が応答し通話可能になったならば、音声ガイダンス実行
部54が音声ガイダンスAを行う(ST606)。ここ
では、例えば、「音声認証を行います。ピッという音の
後にあなたの登録したキーワードを言って下さい」とい
うガイダンスを出力する。
【0059】音声ガイダンスAが終了したならば、音声
認識部48が音声を受信したか否か判定する(ST60
7)。NOであれば、タイムアウトか否か判定を行い
(ST608)、タイムアウトでないならば、ST60
7に戻る。タイムアウトであれば、カウンタを1インク
リメントし(ST609)、次に、カウントが設定値
(この例では3)か否か判定する(ST610)。NO
であれば、音声ガイダンス実行部54が、音声ガイダン
スBを実行する(ST611)。ここでは、例えば、
「認識できません。もう一度あなたの登録したキーワー
ドを言ってください。」というガイダンスを出力する。
この後、ST607に戻る。
【0060】ST607でYESであれば、音声認識部
48が音声認識(サンプリングおよびテキスト変換)を
行う(ST612)。次いで、声紋比較部49は、音声
認識部48が出力したサンプリングデータを声紋データ
と比較する(ST613)。また、キーワード比較部5
0は、音声認識部48が出力したテキストデータとキー
ワードとを比較する(ST614)。そして、認証判定
部52は、ST613およびST614の結果から本人
か否か判定する(ST615)。
【0061】ST615でYES、すなわち、声紋が一
致しかつキーワードが一致して、ユーザが本人であると
認められたならば、音声ガイダンス実行部54は、音声
ガイダンスCを実行する(ST616)。ここでは、例
えば、「確認できました。サーバへのアクセスを続けて
下さい。」というガイダンスを出力する。これにより、
ユーザにサービス要求の操作を続行するように促す。こ
の後、オフフックして回線を切断し(ST617)、さ
らに、認証結果送信部53は、受付符号通知を兼ねた認
証OK通知メッセージを作成し、送信する(ST61
8)。
【0062】一方、ST615でNO、すなわち、声紋
およびキーワードのいずれか一方が一致せず、ユーザが
本人でないことがわかったならば、ST609に進ん
で、カウンタを1インクリメントし(ST609)、カ
ウントが3か否か判定する(ST610)。ST610
でYESであれば、音声ガイダンス実行部54は、音声
ガイダンスDを実行する(ST619)。ここでは、例
えば、「操作方法をご確認の上、おかけ直し下さい。」
というガイダンスを出力する。これにより、ユーザから
のサービス要求を拒否する。この後、オフフックして回
線を切断し(ST620)、さらに、認証結果送信部5
3は、受付符号通知を兼ねた認証NG通知メッセージを
作成し、送信する(ST621)。
【0063】図4〜図6に示す手順に従って動作するW
EBサーバ11および音声認識サーバ並びに携帯電話8
の間のやり取りを説明する。図7は、上記実施の形態1
に係る認証システムにおける携帯電話、WEBサーバお
よび音声認証サーバ間のやり取りを示すシーケンス図で
ある。図8(a)〜(d)は、上記実施の形態1に係る
認証システムにおける携帯電話画面を示す図である。
【0064】携帯電話8は、WEBサーバ11に接続要
求メッセージを送信する(ST701)。ユーザは、図
8(a)に示すように、携帯電話8のディスプレイに表
示されたURL入力画面81にURL入力欄82が表示
されるので、ここにURLを入力し、決定ボタン83を
押すことにより、接続要求を行うことができる。
【0065】WEBサーバ11は、接続要求メッセージ
を受信したならば、携帯電話8との間にHTTPプロト
コルによるセッションを確立する(ST702)。次
に、IDおよびパスワードの入力を要求する認証画面用
コンテンツデータを送出する(ST703)。携帯電話
8は、認証画面用コンテンツデータを受信したならば、
図8(b)に示すような認証画面84をディスプレイに
表示する。ユーザは、この認証画面に設けられたID入
力欄85およびパスワード入力欄86にそれぞれIDお
よびパスワードを入力し、ログインボタン87を押す。
これにより、携帯電話8からWEBサーバにIDおよび
パスワードが送信される(ST704)。
【0066】WEBサーバ11は、IDおよびパスワー
ドを受信したならば、上述のように認証を行う(ST7
05)。ユーザが本人であると認められたならば、受付
符号(この例ではzw6520471ch)を発行する
(ST706)。そして、WEBサーバ11は、受付符
号を含む音声認証通知画面用コンテンツデータを携帯電
話8に送信する(ST707)。携帯電話8は、このデ
ータを受信したならば、図8(c)に示すような音声認
証通知画面88をディスプレイに表示する。この音声認
証通知画面88には、受付符号を表示する受付符号欄8
9および、再接続要求メッセージの送信を命令するコマ
ンドが埋め込まれた再接続ボタン90が設けられてい
る。この後、WEBサーバ11および携帯電話8間のセ
ッションは切断される(ST708)。しかし、音声認
証通知画面用コンテンツデータは、携帯電話8のキャッ
シュメモリ上に保持されているので、携帯電話8のディ
スプレイに表示され続ける。
【0067】一方、WEBサーバ11は、音声認証サー
バ12に音声認証依頼メッセージを送信する(ST70
9)。このメッセージには受付符号が含まれている。こ
の音声認証依頼メッセージを受信した音声認証サーバ1
2は、携帯電話8に発呼する(ST710)。携帯電話
8が着信したならば(ST711)、音声認証サーバ1
2は、音声ガイダンスAを送出する(ST712)。携
帯電話8側では、ユーザは、音声ガイダンスAに従っ
て、キーワード(この例では「松下一郎です。」)を話
しかける(ST713)。音声認証サーバ12は、この
音声を使って上述のように音声認証を行う(ST71
4)。音声認証の結果、ユーザが本人であると認められ
たならば、音声認証サーバ12は、音声ガイダンスBを
送出する(ST715)。また、音声認証サーバ12
は、WEBサーバ11に受付符号を含む認証OK通知メ
ッセージを送信する(ST716)。
【0068】一方、ユーザは、音声ガイダンスBに従っ
て携帯電話8をオンフックし(ST717)、図8
(c)に示すような音声認証通知画面88に設けられた
再接続ボタン90を押し、再接続要求メッセージをWE
Bサーバ11に送信する(ST718)。WEBサーバ
11は、再接続要求メッセージを受け取ったならば、携
帯電話8との間にセッションを確立する(ST71
9)。そして、再接続要求メッセージに含まれる受付符
号と、認証OK通知に含まれる受付符号とを精査する
(ST720)。両者が一致したならば、WEBサーバ
11は、サービス画面用コンテンツデータを送出する
(ST721)。携帯電話8は、サービス画面用コンテ
ンツデータを受信したならば、図8(d)に示すよう
に、ディスプレイにサービス画面91を表示する(ST
722)ので、ユーザは、このサービス画面91から各
種サービスの提供を受ける(ST723)。そして、W
EBサーバ11は、携帯電話8からサービス終了要求メ
ッセージ(ST724)を受け取ったならば、セッショ
ンを切断する(ST725)。
【0069】このようなブラウザフォンサービスシステ
ム1の認証システムによれば、WEBサーバ11でパス
ワード認証により携帯電話8のユーザを本人と認めたな
らば受付符号を発行し、この受付符号を音声認証サーバ
12および携帯電話8にそれぞれ通知する(ST70
7、ST709)。これに対して、音声認証サーバ12
は、携帯電話8に発呼して電話回線を確立し(ST71
0)、携帯電話8との通話により音声認証を行う(ST
713、ST714)。そして、音声認証の結果と一緒
に受付符号をWEBサーバ11に返す(ST715)。
一方、携帯電話8は、音声認証が終了したならば、受付
符号を含む再接続要求メッセージをWEBサーバ11に
送信し(ST718)、サービスの提供を再度要求す
る。WEBサーバ11は、音声認証サーバ12および携
帯電話8の双方から受信した受付符号を比較し(ST7
20)、両者が互いに一致しかつ音声認証の結果がユー
ザを本人と認めるものである場合にのみ端末にサービス
を提供する(ST721、ST723)。このように、
携帯電話8およびWEBサーバ11間のパケット転送網
6およびインターネット基幹網4を介して行われるデー
タパケット通信において、パスワード認証を行うための
第1の通信と、携帯電話8がサービスの再要求を行いサ
ービス提供を受けるための第2の通信とが、受付符号に
よって擬似的に継続される。これにより、WEBサーバ
11は、両通信の間に電話回線を介した音声通話が割り
込み、一度HTTPプロトコルのセッションを切断して
しまっても、受付符号を頼りにセッションを再度確立で
きるので、通信相手の携帯電話を正確に認識しつつパス
ワード認証および音声認証の両方で本人と認められたユ
ーザの携帯電話8にサービスを提供することができる。
【0070】本実施の形態1では、携帯電話8は、デー
タパケット通信と音声通話とを1回線を切り換えてシー
ケンシャルに行うので、パスワード認証から音声認証へ
移行するためにセッションを切断する(ST708)必
要がある。従って、受付符号を用いてデータパケット通
信セッションを擬似的に継続することにより、パスワー
ド認証および音声認証を併用することを初めて実現する
ことができる。
【0071】また、本実施の形態1では、WEBサーバ
11は、パスワード認証(ST705)が終了したなら
ば、受付符号を発行し(ST706)、受付符号を含む
音声認証通知画面コンテンツデータを携帯電話8に送信
する(ST707)。これにより、携帯電話8のディス
プレイには、図8(c)に示すように、受付符号欄89
および再接続ボタン90を含む音声認証通知画面88が
表示される。このコンテンツデータは、一般的に、携帯
電話8のキャッシュメモリに格納され、ディスプレイに
表示し続けることができるので、携帯電話8のユーザは
音声認証が終了した後、この再接続ボタン90をONし
て再接続要求を行うことができる(ST719)。この
ように、本実施の形態1によれば、再接続を指示する音
声認証通知を実質的にリアルタイムで携帯電話8に送信
することができると共に、携帯電話8のユーザは、ボタ
ンをONするという簡単な操作で再接続を要求できるの
で、認証を迅速かつ簡単に行うことができる。
【0072】なお、この例では、音声認証通知画面88
に受付符号を可視的に表示しているが、受付符号は携帯
電話8が利用可能であれば済み、必ずしもユーザが肉眼
で認識できる必要ない。
【0073】(実施の形態2)次に本発明の実施の形態
2について説明する。本実施の形態2では、WEBサー
バ11から携帯電話8への受付符号の通知に電子メール
を利用する点で上記実施の形態1と相違する。
【0074】図9は、本発明の実施の形態2に係る認証
システムにおけるWEBサーバ11を示すブロック図で
ある。上記実施の形態1のWEBサーバ11と同様の構
成については図2と同一の番号を付し、説明を省略す
る。
【0075】WEBサーバ11は、認証結果通知メール
作成部101および認証結果通知メール送信部102を
備えている点で上記実施の形態1と相違する。認証結果
通知メール作成部101は、音声認証によりユーザが本
人と認められた旨のメッセージと共に、受付符号を携帯
電話8に送信する認証結果通知メールを作成する。具体
的には、受付符号は、WEBサーバ11がサービスを提
供するURLに埋め込まれた形で電子メールの本文に記
述される。
【0076】認証結果通知メール送信部102は、この
認証結果通知メールをメール転送プロトコルであるSM
TPを用いてLAN5、ゲートウエイ9およびインター
ネット基幹網4を経由して携帯電話8に送信する。メー
ルサーバを経由してもよい。
【0077】図10は、上記実施の形態2に係る認証シ
ステムにおけるWEBサーバの動作を示すフロー図であ
る。
【0078】WEBサーバ11は、途中までは上記実施
の形態1の図4,5に示すST401〜ST423と同
様の動作を行う。本実施の形態2では、音声認証画面用
コンテンツデータに受付符号を含めずに携帯電話8に送
信する(ST1001)。その後、上記実施の形態1と
同様に、音声認証依頼(ST426)を行って認証OK
通知を受信したならば(ST427)、認証結果通知メ
ール作成部101が認証結果通知メールを作成する(S
T1002)。次いで、認証結果通知メール送信部10
2が作成したメールを送信する(ST1003)。その
後、上記実施の形態1のST432〜ST438と同様
の手順を実行する。
【0079】本実施の形態2において、音声認証サーバ
12は、上記実施の形態1と同様の動作を行う。
【0080】本実施の形態2のWEBサーバ11および
音声認識サーバ並びに携帯電話8の間のやり取りを説明
する。図11は、上記実施の形態2に係る認証システム
における携帯電話、WEBサーバおよび音声認証サーバ
間のやり取りを示すシーケンス図である。図12(a)
〜(e)は、上記実施の形態2に係る認証システムにお
ける携帯電話画面を示す図である。
【0081】受付符号を発行するまで(ST701〜S
T706)は、上記実施の形態1と同様のやり取りが行
われる。受付符号を発行した後、WEBサーバ11は、
音声認証通知画面用コンテンツデータを携帯電話8に送
信する(ST1101)。携帯電話8は、図12(c)
に示すような音声認証通知画面1201をディスプレイ
に表示する。この画面1201には、音声認証が行われ
ることを通知するメッセージ1202が含まれている
が、受付符号および再接続ボタンのいずれも含まれてい
ない。
【0082】この後、上記実施の形態1の図7に示すS
T709〜ST717と同様のやり取りが行われ、音声
認証が完了する。音声認証が完了したならば、音声認証
サーバ12は、WEBサーバ11に受付符号を含む認証
OK通知メッセージを送信する(ST716)。WEB
サーバ11は、認証OK通知メッセージを受信すると、
認証結果通知メールを作成し、携帯電話8に送信する
(ST1102)。携帯電話8は、この認証結果通知メ
ールを受信したならば、図12(d)に示すようにディ
スプレイに表示する。図12(d)に示すように、この
メール1203は、受付符号1205を埋め込んだUR
L1204を含んでいる。また、このURLにアクセス
することを指示するメッセージ1206も含んでいる。
携帯電話8のユーザは、このメッセージ1206に従っ
てURL1204にアクセスするように携帯電話8を操
作すると、ブラウザによるこのURLへのアクセス要求
メッセージがそのまま再接続要求メッセージとしてWE
Bサーバ11に送信される(ST1103)。この後
は、上記実施の形態のST719〜ST725と同様に
して、サービス提供などが行われる。
【0083】このような、本実施の形態2に係る認証シ
ステムによれば、上記実施の形態1と同様に、パスワー
ド認証のための第1の通信と、携帯電話8がサービス提
供を受けるための第2の通信とが、受付符号によって擬
似的に継続されるので、パスワード認証および音声認証
の併用を実現し、本人と認められたユーザにのみサービ
スを提供することができる。
【0084】また、本実施の形態2では、電子メールを
用いて受付符号を携帯電話8に送信し(ST110
2)、これを含む再接続要求メッセージを送信させてい
る(ST1103)。これにより、携帯電話8がコンテ
ンツデータを格納するに十分なキャッシュメモリを持た
ないため、また、音声通話などの他の操作によってキャ
ッシュメモリの内容を消去または書き換えしてしまうた
めなどの理由により、上記実施の形態1のようにキャッ
シュメモリに音声認証通知画面コンテンツデータを格納
して再接続要求までディスプレイに表示し続けることが
できない場合であっても、携帯電話8に再接続を行わせ
ることができるという利点がある。さらに、音声認証サ
ーバ12での音声認証に長い時間がかかる場合にも、上
記実施の形態1と異なり、キャッシュメモリを音声認証
通知画面コンテンツデータが占有し続けるという不都合
がない。
【0085】上記実施の形態1、2では、携帯電話8へ
の受付符号の通知に、HTTPプロトコルを用いる場合
と、電子メールを用いる場合とについてそれぞれ別々に
説明した。しかし、これらの通知手段を両方採用し、相
手方の装置スペック(キャッシュメモリの有無、容量
等)、装置仕様(HTTPセッション切断後キャッシュ
メモリをクリアする等)などを考慮して通知手段を切り
替えるようにすることも可能である。
【0086】また、上記実施の形態1,2では、携帯電
話8は同時に2回線を使用できず、データパケット通信
および音声通話を1回線を切り替えて行わなければいけ
ない場合を例に挙げて説明した。しかし、携帯電話8が
2回線以上を同時に使用でき、データパケット通信およ
び音声通話を平行して行うことができる場合にも本発明
を適用することができる。すなわち、携帯電話8が2回
線以上使用できたとしても、パスワード認証は、データ
パケット網を使って行われ、音声通話は電話回線交換網
を使って行われるので、両者は互いに独立したセッショ
ンであることに変わりはない。本発明は、受付符号を用
いてパスワード認証のためのセッションと音声認証のた
めのセッションとは互いに連携させることにより、初め
てパスワード認証および音声認証を併用することを実現
できるものである。
【0087】上記実施の形態1,2では、携帯電話8を
例にあげて説明したがこれに限定されるものではなく、
携帯電話端末、PHS端末、固定電話端末などであっ
て、WEBサーバからサービスを受信できる、データパ
ケット通信および音声通話が可能な端末であれば良い。
【0088】本発明は、当業者に明らかなように、上記
実施の形態に記載した技術に従ってプログラムされた一
般的な市販のデジタルコンピュータおよびマイクロプロ
セッサを使って実施することができる。また、当業者に
明らかなように、本発明は、上記実施の形態に記載した
技術に基づいて当業者により作成されるコンピュータプ
ログラムを包含する。
【0089】また、本発明を実施するコンピュータをプ
ログラムするために使用できる命令を含む記憶媒体であ
るコンピュータプログラム製品が本発明の範囲に含まれ
る。この記憶媒体は、フロッピー(R)ディスク、光デ
ィスク、CDROMおよび磁気ディスク等のディスク、
ROM、RAM、EPROM、EEPROM、磁気光カ
ード、メモリカードまたはDVD等であるが、特にこれ
らに限定されるものではない。
【0090】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
端末およびサービス提供サーバ装置間のデータパケット
通信において、パスワード認証を行うための第1の通信
と、端末がサービスの再要求を行いサービス提供を受け
るための第2の通信とを、受付符号によって擬似的に継
続することにより、両通信の間に電話回線を介した音声
通話が割り込んでも、サービス提供サーバ装置は、通信
相手の端末を正確に認識しつつパスワード認証および音
声認証の両方で本人と認められたユーザの端末にサービ
スを提供することが可能になる。この結果、データパケ
ット通信網を利用したサービス提供において本人を極め
て高い精度で確認することができるという効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る認証システムを採
用したブラウザフォンサービスシステムを示す概略図
【図2】実施の形態1に係る認証システムのWEBサー
バを示すブロック図
【図3】実施の形態1に係る認証システムの音声認証サ
ーバを示すブロック図
【図4】実施の形態1に係る認証システムのWEBサー
バの動作を示すフロー図
【図5】実施の形態1に係る認証システムのWEBサー
バの動作を示すフロー図
【図6】実施の形態1に係る認証システムの音声認証サ
ーバの動作を示すフロー図
【図7】実施の形態1に係る認証システムにおける携帯
電話、WEBサーバおよび音声認証サーバ間のやり取り
を示すシーケンス図
【図8】(a)〜(d)は、実施の形態1に係る認証シ
ステムにおける携帯電話画面を示す図
【図9】本発明の実施の形態2に係る認証システムにお
けるWEBサーバを示すブロック図
【図10】実施の形態2に係る認証システムにおけるW
EBサーバの動作を示すフロー図
【図11】実施の形態2に係る認証システムにおける携
帯電話、WEBサーバおよび音声認証サーバ間のやり取
りを示すシーケンス図
【図12】(a)〜(e)は、実施の形態2に係る認証
システムにおける携帯電話画面を示す図
【符号の説明】
1 ブラウザフォンサービスシステム 2 携帯電話網 3 公衆電話回線網 4 インターネット基幹網 6 パケット転送網 7 回線交換網 8 携帯電話 9 ゲートウエイ 10 交換機 11 WEBサーバ 12 音声認証サーバ 21 LAN接続部 24 サービス実行部 25 認証用WEBコンテンツデータ群 26 データ送受信部 27 サービス用WEBコンテンツデータ群 28 認証処理実行部 29 認証データベース 30 受付符号発行部 31 受付符号管理部 32 受付符号テーブル 33 音声認証依頼部 34 認証結果受信部 41 LAN接続部 42 電話回線接続部 45 依頼受信部 46 受付符号管理部 47 発呼処理実行部 48 音声認識部 49 声紋比較部 50 キーワード比較部 51 音声認証データベース 52 認証判定部 53 認証結果送信部 54 音声ガイダンス実行部 55 音声ガイダンステーブル 81 URL入力画面 82 URL入力欄 83 決定ボタン 84 認証画面 85 ID入力欄 86 パスワード入力欄 87 ログインボタン 88 音声認証通知画面 89 受付符号欄 90 再接続ボタン 91 サービス画面 101 認証結果通知メール作成部 102 認証結果通知メール送信部 1201 音声認証通知画面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04M 3/42 H04L 9/00 675D 5K067 3/487 673A 5K101 11/00 303 673D H04Q 7/38 H04B 7/26 109M G10L 3/00 551A 545D Fターム(参考) 5B085 AE01 AE23 AE27 BG02 5D015 KK02 5J104 AA07 KA01 KA06 KA18 MA04 NA05 PA10 5K015 AA07 AF06 GA00 5K024 AA71 BB01 CC11 GG01 GG05 GG08 5K067 AA32 BB04 BB21 DD51 EE02 EE10 EE16 FF02 FF23 HH22 HH36 5K101 LL00 LL12 MM07 NN07 NN08 NN23 PP03

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データパケット通信および音声通話が可
    能な端末にデータパケット網を介してサービスを提供す
    るサービス提供サーバ装置と、前記端末と電話交換網を
    介して音声通話により音声認証を行う音声認証装置と、
    で構成される認証システムにおいて、 前記サービス提供サーバ装置は、前記端末からデータパ
    ケット網を介してIDおよびパスワードを含むサービス
    要求を受信するサービス要求受信手段と、前記IDおよ
    び前記パスワードを用いて前記端末のユーザが本人か否
    か認証するパスワード認証手段と、前記パスワード認証
    手段が前記ユーザを本人と認めたならば受付符号を発行
    する受付符号発行手段と、前記受付符号を含む音声認証
    依頼通知を前記音声認証装置に送信する音声認証依頼手
    段と、前記受付符号を含む、サービスの再要求を行うこ
    とを指示する再要求指示通知を前記端末に送信する再要
    求指示送信手段と、前記音声認証装置から前記受付符号
    を含む認証結果通知を受信する認証結果受信手段と、前
    記端末から前記再接続指示通知で受け取った受付符号を
    含む再要求を受信する再要求受信手段と、前記再要求に
    含まれる受付符号および前記認証結果通知に含まれる受
    付符号を比較する比較手段と、前記比較手段で互いに比
    較した前記受付符号が一致しかつ前記認証結果通知が前
    記音声認証装置が前記ユーザを本人と認めた旨を示すな
    らば前記端末に前記サービスを提供するサービス提供手
    段と、を具備し、 前記音声認証装置は、前記サービス提供サーバ装置から
    音声認証依頼通知を受信する音声認証依頼受信手段と、
    前記音声認証依頼通知から前記受付符号を認識する受付
    符号認識手段と、前記端末との間に通話回線を確立する
    回線制御手段と、前記通話回線上で前記端末との通話に
    より音声認証を行う音声認証実行手段と、前記音声認証
    の結果を示すと共に前記受付符号認識手段が認識した前
    記受付符号を含む音声認証結果通知を前記サービス提供
    サーバ装置へ送信する認証結果送信手段と、 を具備することを特徴とする認証システム。
  2. 【請求項2】 端末は、データパケット通信および音声
    通話を1回線を切り換えて行うことを特徴とする請求項
    1記載の認証システム。
  3. 【請求項3】 端末は、互いに独立した2回線を用いて
    データパケット通信および音声通話を行うことを特徴と
    する請求項1または請求項2記載の認証システム。
  4. 【請求項4】 再要求指示送信手段は、受付符号を含む
    再要求画面用コンテンツデータを生成し、前記再要求画
    面用コンテンツを端末にファイル転送プロトコルにより
    送信し、前記端末に前記再要求画面用コンテンツを表示
    させることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれ
    か記載の認証システム。
  5. 【請求項5】 再要求指示送信手段は、受付符号を含む
    再要求指示メールメッセージを生成し、前記再要求指示
    メールメッセージを端末にメール転送プロトコルにより
    送信することを特徴とする請求項1から請求項4のいず
    れか記載の認証システム。
  6. 【請求項6】 パスワードを用いてデータ通信により認
    証を行うとともに、音声通話により認証を行う認証シス
    テムにおいて、 データパケット通信および音声通話が可能な端末から、
    データパケット通信によりパスワードを受信し、この認
    証を行うデータパケット通信サーバ装置と、このサーバ
    装置において認証処理を行った後に、前記端末に対し
    て、音声通話による接続処理をして、音声通話により認
    証を行う音声認証サーバ装置と、を具備することを特徴
    とする認証システム。
  7. 【請求項7】 前記データパケット通信サーバ装置は、
    前記端末に対してサービスを提供するサービス提供サー
    バ装置であって、前記音声認証サーバ装置により認証を
    行った結果、正当なものからの接続であると判断した場
    合に、前記データパケット通信サーバ装置は、前記端末
    に対してサービスを提供することを特徴とする請求項6
    記載の認証システム。
  8. 【請求項8】 前記データパケット通信サーバ装置と前
    記端末との間は、前記音声認証サーバと前記端末との間
    が接続されている場合には、擬似的に接続されている状
    態であり、音声認証が完了すると再度、データパケット
    通信を行うことができることを特徴とする請求項6記載
    の認証システム。
  9. 【請求項9】 データパケット通信および音声通話が可
    能な端末からデータパケット網を介してIDおよびパス
    ワードを含むサービス要求を受信するサービス要求受信
    手段と、前記IDおよび前記パスワードを用いて前記端
    末のユーザが本人か否か認証するパスワード認証手段
    と、前記パスワード認証手段が前記ユーザを本人と認め
    たならば受付符号を発行する受付符号発行手段と、前記
    受付符号を含む音声認証依頼通知を前記ユーザとの通話
    により音声認証を行う音声認証装置に送信する音声認証
    依頼手段と、前記受付符号を含む、サービスの再要求を
    行うことを指示する再要求指示通知を前記端末に送信す
    る再要求指示送信手段と、前記音声認証装置から前記受
    付符号を含む認証結果通知を受信する認証結果受信手段
    と、前記端末から前記再接続指示通知で受け取った受付
    符号を含む再要求を受信する再要求受信手段と、前記再
    要求に含まれる受付符号および前記認証結果通知に含ま
    れる受付符号を比較する比較手段と、前記比較手段で互
    いに比較した前記受付符号が一致しかつ前記認証結果通
    知が前記音声認証装置が前記ユーザを本人と認めた旨を
    示すならば前記端末に前記サービスを提供するサービス
    提供手段と、を具備することを特徴とするサービス提供
    サーバ装置。
  10. 【請求項10】 再要求指示送信手段は、受付符号を含
    む再要求画面用コンテンツデータを生成し、前記再要求
    画面用コンテンツを端末にファイル転送プロトコルによ
    り送信し、前記端末に前記再要求画面用コンテンツを表
    示させることを特徴とする請求項9記載のサービス提供
    サーバ装置。
  11. 【請求項11】 再要求指示送信手段は、受付符号を含
    む再要求指示メールメッセージを生成し、前記再要求指
    示メールメッセージを端末にメール転送プロトコルによ
    り送信することを特徴とする請求項9記載のサービス提
    供サーバ装置。
  12. 【請求項12】 データパケット通信および音声通話が
    可能な端末にデータパケット網を介してサービスを提供
    するサービス提供サーバ装置からの依頼により電話交換
    網を介して音声通話により音声認証を行う音声認証装置
    であって、 前記サービス提供サーバ装置から音声認証依頼通知を受
    信する音声認証依頼受信手段と、前記音声認証依頼通知
    から前記受付符号を認識する受付符号認識手段と、前記
    端末との間に通話回線を確立する回線制御手段と、前記
    通話回線上で前記端末との通話により音声認証を行う音
    声認証実行手段と、前記音声認証の結果を示すと共に前
    記受付符号認識手段が認識した前記受付符号を含む音声
    認証結果通知を前記サービス提供サーバ装置へ送信する
    認証結果送信手段と、を具備することを特徴とする音声
    認証装置。
  13. 【請求項13】 データパケット通信および音声通話が
    可能な端末からデータパケット網を介してIDおよびパ
    スワードを含むサービス要求を受信するステップと、前
    記IDおよび前記パスワードを用いて前記端末のユーザ
    が本人か否か認証するステップと、前記ユーザを本人と
    認めたならば受付符号を発行するステップと、前記受付
    符号を含む音声認証依頼通知を前記音声認証装置に送信
    するステップと、前記受付符号を含む、サービスの再要
    求を行うことを指示する再要求指示通知を前記端末に送
    信するステップと、前記音声認証装置から前記受付符号
    を含む認証結果通知を受信するステップと、前記端末か
    ら前記再接続指示通知で受け取った受付符号を含む再要
    求を受信するステップと、前記再要求に含まれる受付符
    号および前記認証結果通知に含まれる受付符号を比較す
    るステップと、前記比較手段で互いに比較した前記受付
    符号が一致しかつ前記認証結果通知が前記音声認証装置
    が前記ユーザを本人と認めた旨を示すならば前記端末に
    前記サービスを提供するステップと、 を具備することを特徴とする認証方法。
  14. 【請求項14】 データパケット通信および音声通話が
    可能な端末にデータパケット網を介してサービスを提供
    するサービス提供サーバ装置からの依頼により電話交換
    網を介して音声通話により音声認証を行う音声認証方法
    であって、 前記サービス提供サーバ装置から音声認証依頼通知を受
    信するステップと、前記音声認証依頼通知から前記受付
    符号を認識するステップと、前記端末との間に通話回線
    を確立するステップと、前記通話回線上で前記端末との
    通話により音声認証を行うステップと、前記音声認証の
    結果を示すと共に前記受付符号認識手段が認識した前記
    受付符号を含む音声認証結果通知を前記サービス提供サ
    ーバ装置へ送信するステップと、を具備することを特徴
    とする音声認証方法。
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