JP2003043394A - 走査光学装置及び画像形成装置 - Google Patents

走査光学装置及び画像形成装置

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JP2003043394A
JP2003043394A JP2001229390A JP2001229390A JP2003043394A JP 2003043394 A JP2003043394 A JP 2003043394A JP 2001229390 A JP2001229390 A JP 2001229390A JP 2001229390 A JP2001229390 A JP 2001229390A JP 2003043394 A JP2003043394 A JP 2003043394A
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JP
Japan
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optical device
scanning optical
scanning
deflector
plate
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JP2001229390A
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English (en)
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Takeshi Suzuki
毅 鈴木
Naoki Tajima
直樹 田島
Yuji Okugawa
裕司 奥川
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の目的は、発生熱による光学手段への
悪影響を出来る限り低下せしめた走査光学装置及び該走
査光学装置を備えた画像形成装置を提供することにあ
る。 【解決手段】 記録データに対応して発せられる光源か
らの光ビームを第一光学手段を介して偏向器に導いた
後、当該偏向器の回転により、第二光学手段を介して感
光体上に走査露光を行うように構成した走査光学装置に
おいて、画像形成装置の筐体側板側から、風の流れる経
路を設け、該経路上に、前記偏向器の駆動モータと該駆
動モータの制御部品との位置を離して配設し、且つ、高
さの異なる板状のフィンを複数設けた金属部材で前記偏
向器を覆ったことを特徴とする走査光学装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、感光体に対し偏光
器(以下、ポリゴンミラーと称す)を用いて走査露光を
行う走査光学装置と該走査光学装置を備える画像形成装
置に関し、特にカラー画像形成を行うタンデム方式のカ
ラー画像形成装置に備えられる複数の走査光学装置に配
設されているポリゴンミラーの駆動モータ及びその駆動
回路の制御部品の冷却に関する。
【0002】
【従来の技術】記録データに対応して発せられる光源か
らの光ビームをガラスからなる第一光学手段を介してポ
リゴンミラーに導いた後、当該ポリゴンミラーの回転に
より前記光ビームを偏向し、プラスチックからなる第二
光学手段を介して感光体上に走査露光を行うように構成
した走査光学装置は知られている。
【0003】このような走査光学装置のポリゴンミラー
の駆動モータ及びその駆動回路の制御部品の冷却に関し
て、本願出願人は、特願平11−178559号により
一つの提案をしている。
【0004】図7は前記提案になる従来例を示す走査光
学装置の斜視図である。走査光学装置15は、レーザ光
源Lと、スリット150及び枠151を形成した遮蔽箱
15Aと、円筒形状の遮蔽部材161と凹部162とを
形成した遮蔽上蓋160を前記遮蔽箱15Aの上に組み
付けた筐体形状をなし、その内部において、前記レーザ
光源Lから出射される記録データに対応した光ビームを
後記する感光体まで導き走査露光するための光学手段を
配設して構成されている。
【0005】図8は走査光学装置の一例を示す模式的平
面図である。図は、前記遮蔽上蓋160を外した状態の
平面図である。
【0006】遮蔽箱15Aは、例えばポリカーボネイト
樹脂(PC樹脂)を成型してなり、その区画して示す底
部155乃至158と、前記区画を形成していて、外縁
をなす仕切壁152及び内側を仕切る仕切壁153,1
54とを主要素として形成されている。
【0007】Lはレーザ光源、17Aは第一光学手段
で、コリメータレンズ171及び第一シリンドリカルレ
ンズ172を主要素とし、当該第一光学手段は前記仕切
壁152に配設されている。
【0008】尚、コリメータレンズ171及び第一シリ
ンドリカルレンズ172は、ガラス製である。
【0009】18Aはポリゴンミラー部で、レーザ光源
Lから出射され、前記第一光学手段17Aを通過した光
ビームB(矢印付き2点鎖線で表示)を偏向するため、
前記遮蔽箱15Aに区画された底部155の領域内に、
回転駆動される前記ポリゴンミラー182とそれを支持
する支持軸181とから構成されている。
【0010】尚、前記ポリゴンミラー182に回転駆動
力を伝達するポリゴンミラー用の図示しない、駆動モー
タ及びその駆動回路を含む制御基板が前記底部155に
付設されている。
【0011】その付設内容は、ポリゴンミラー182の
下側であって、当該ポリゴンミラー182を支持する支
持軸181を含む長方形板状のベース板内に前記駆動モ
ータを配設し、そのベース板の上側に前記駆動モータを
制御する長方形板状の制御基板が貼り合わせて配設され
ている。
【0012】19Aは第二光学手段で、fθレンズ19
1及び第二シリンドリカルレンズ192を、それぞれ前
記底部156,158上に適宜な手段を介して位置固定
してある。
【0013】尚、前記fθレンズ191及び第二シリン
ドリカルレンズ192はアクリル樹脂からなるプラスチ
ックであり、走査光学装置15の軽量化、低廉化に好適
であるが、一方において、温度変化には極めて敏感に反
応する特性を有している。
【0014】前記遮蔽箱15A内であって、ポリゴンミ
ラー182とfθレンズ191の間にある仕切壁153
には、光ビームBのポリゴンミラー182への入射及び
当該ポリゴンミラー182からの反射の光路を確保する
ための適宜の幅と深さを有する切欠部159を形成して
ある。
【0015】従って、前記遮蔽上蓋160を組み付けた
筐体状態では円筒形状の遮蔽部材161がポリゴンミラ
ー部18Aを覆うと共に遮蔽上蓋160に形成されてい
る図示しない仕切壁と前記仕切壁152及び153との
近接又は接触によりポリゴンミラー部18Aを覆う一室
が形成されることになる。
【0016】この結果、切欠部159は、その上面を前
記遮蔽上蓋160の仕切壁の下面で形成されて、ポリゴ
ンミラー182に対する光ビームBの入射用開口及び当
該ポリゴンミラー182を介しての光ビームBの反射用
開口を兼ねた一つの開口が形成される。
【0017】前記開口を含み、前記仕切壁153,15
4及び遮蔽上蓋160に形成されている図示しない仕切
壁は、当然のことながら、記録のための光ビームBの走
査露光に支障のない突出長さとしてある。
【0018】前記構成により、記録データに対応して発
せられるレーザ光源Lからの光ビームBは、第一光学手
段17Aを通り、ポリゴンミラー182で偏向された
後、第二光学手段19A及びスリット150を経て感光
体1Yに達するまでの光路が確保される。
【0019】又、前記感光体1Yの回転及びポリゴンミ
ラー182による偏向により主走査方向及び副走査方向
の記録走査がなされる。
【0020】ところで、前記構成において、ポリゴンミ
ラー182とその駆動モータ及びその駆動用のICやト
ランジスタ等を配置してある制御基板を円筒形状の遮蔽
部材161とその凹部162で覆うと共に、その周囲を
仕切壁152,153等で区画してあるのは、前記駆動
モータや制御基板からの発生する熱を、極力、局所に閉
じこめ、筐体内部に広まらないようにするためである。
【0021】更に、前記区画に止まらずに、多くの仕切
を形成する仕切壁154を設けたのは、前記遮蔽上蓋1
60或いは遮蔽箱15Aを構成する材質と相俟って、前
記発生熱の伝搬がゆっくりと、かつ、均一に行われるよ
うにすると同時に、効率的な放熱を行わせ、走査光学装
置15内の温度上昇を抑制して、特に、アクリル樹脂製
のfθレンズ191の熱変形を防止する目的で実施して
きた。
【0022】ところが、最近、走査光学装置15の高速
化には著しいものがあり、従って、ポリゴンミラー18
2の回転も約25,000rpmを出せる駆動モータか
ら、最近では、例えば、約50,000rpmの回転の
出せる駆動モータに替えて高速化を図っている。
【0023】その結果、現状のままでは、ポリゴンミラ
ー182の下側に駆動モータとその制御部品を二重に若
しくは近接して狭い一室内に配設してあるため、ポリゴ
ンミラー182を回転駆動する前記駆動モータとそれを
制御するための制御部品、特にICからの発生熱が重な
り、温度が75℃にも達するという問題が発生した。
【0024】それ故、走査光学装置15内に配設してあ
るアクリル樹脂製レンズ、特に、fθレンズ191の変
形を来たし、光ビームBの感光体1Yへの着点がずれて
しまうことになる。
【0025】例えば、主走査方向の幅360mmに対し
て、アクリル樹脂製レンズの場合、15℃の温度上昇で
約0.4mmの線形性の変化をすることから、走査光学
装置15の使用環境における温度を25℃とすれば、温
度が75℃にもなると約1.2mmも着点がずれてしま
う。
【0026】従って、所望の画像記録が得られ無くなる
ということが知見された。
【0027】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
走査光学装置では、当該装置単体の高速化ばかりでなく
前記走査光学装置を複数台備えるタンデム形式のカラー
画像形成装置での高速化には、更に、問題が生じること
が開発過程で判明した。
【0028】例えば、前記のような高温の発生熱が前記
走査光学装置の筐体から漏出し、上昇気流となって上側
にある走査光学装置を加熱し続ける、一方、画像形成装
置本体は、周囲を側板或いは仕切板等で覆われているた
めに、前記発生熱が内部に籠もってしまい易いと言う問
題が生ずる。
【0029】本発明は、上記のような問題に鑑みてなさ
れたもので、その目的は、発生熱による光学手段への悪
影響を出来る限り低下せしめた走査光学装置及び該走査
光学装置を備えた画像形成装置を提供することにある。
【0030】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、以下の
構成要件により達成できる。
【0031】(1)記録データに対応して発せられる光
源からの光ビームを第一光学手段を介して偏向器に導い
た後、当該偏向器の回転により、第二光学手段を介して
感光体上に走査露光を行うように構成した走査光学装置
において、高さの異なる板状のフィンを複数設けた金属
部材で前記偏向器を覆うように構成したことを特徴とす
る走査光学装置。
【0032】(2)記録データに対応して発せられる光
源からの光ビームを第一光学手段を介して偏向器に導い
た後、当該偏向器の回転により、第二光学手段を介して
感光体上に走査露光を行うように構成した走査光学装置
において、画像形成装置の筐体側板側から、風の流れる
経路を設け、該経路上に、前記偏向器の駆動モータと該
駆動モータの制御部品との位置を離して配設し、且つ、
高さの異なる板状のフィンを複数設けた金属部材で前記
偏向器を覆ったことを特徴とする走査光学装置。
【0033】(3)上記(1)、(2)に記載の走査光
学装置を搭載したことを特徴とする画像形成装置。
【0034】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係わる画像形成装
置の全体構成を示す模式的正面図である。
【0035】図に示すように、画像形成装置1は、タン
デム型カラー画像形成装置と称されるもので、複数組の
画像形成部10Y,10M,10C,10Kと、中間転
写ユニット7と、給紙搬送手段及び定着手段24とから
成る。
【0036】画像形成装置本体(以下、装置本体と称
す)Aの上部には、原稿画像読み取り装置SCが配設さ
れている。
【0037】イエロー色の画像を形成する画像形成部1
0Yは、像担持体(以下、感光体と称す)1Yの周囲に
配設された帯電手段2Y、走査光学装置3Y、現像手段
4Y、一次転写手段5Y、クリーニング手段6Yを有す
る。
【0038】マゼンタ色の画像を形成する画像形成部1
0Mは、感光体1M、帯電手段2M、走査光学装置3
M、現像手段4M、一次転写手段5M、クリーニング手
段6Mを有する。
【0039】シアン色の画像を形成する画像形成部10
Cは、感光体1C、帯電手段2C、走査光学装置3C、
現像手段4C、一次転写手段5C、クリーニング手段6
Cを有する。
【0040】黒色画像を形成する画像形成部10Kは、
感光体1K、帯電手段2K、走査光学装置3K、現像手
段4K、一次転写手段5K、クリーニング手段6Kを有
する。
【0041】中間転写ユニット7は、複数のローラによ
り巻回され、回動可能に支持された半導電性エンドレス
ベルト状の中間転写体70を有する。
【0042】画像形成部10Y,10M,10C,10
Kより形成された各色の画像は、一次転写手段5Y,5
M,5C,5Kにより、回動する中間転写体70上に逐
次転写されて、合成されたカラー画像が形成される。
【0043】給紙カセット20内に収容された記録媒体
(以下、用紙と称す)Pは、給紙手段21により給紙さ
れ、複数の中間ローラ22A,22B,22C,22
D、レジストローラ23を経て、二次転写手段5Aに搬
送され、用紙P上にカラー画像が一括転写される。
【0044】カラー画像が転写された用紙Pは、定着手
段24により定着処理され、排紙ローラ25に挟持され
て機外の排紙トレイ26上に載置される。
【0045】一方、二次転写手段5Aにより用紙Pにカ
ラー画像を転写した後、用紙Pを曲率分離した中間転写
体70は、クリーニング手段6Aにより残留トナーが除
去される。
【0046】画像形成処理中、一次転写手段5Kは常
時、感光体1Kに圧接している。他の一次転写手段5
Y,5M,5Cはカラー画像形成時にのみ、それぞれに
対応する感光体1Y,1M,1Cに圧接する。
【0047】二次転写手段5Aは、ここを用紙Pが通過
して二次転写が行われる時にのみ中間転写体70に圧接
する。
【0048】図2はプロセス架台8の断面図である。プ
ロセス架台8は、画像形成部10Y,10M,10C,
10Kと、中間転写体7とから成る。
【0049】画像形成部10Y,10M,10C,10
Kは垂直方向に縦列配列されている。感光体1Y,1
M,1C,1Kの図示左側方には中間転写ユニット7が
配設されている。
【0050】中間転写ユニット7は、ローラ71,7
2,73,74を巻回して回動可能なエンドレスベルト
状の中間転写体70、一次転写手段5Y,5M,5C,
5K、及びクリーニング手段6Aとから成る。
【0051】プロセス架台8は、装置本体Aから引き出
し可能である。即ち、装置本体Aの図示しない前扉を開
放し、プロセス架台8を把持して手前側に引き出す。
【0052】プロセス架台8は、左右の支持レール82
L,82Rにより案内されて摺動し、前方に引き出され
る。プロセス架台8の引き出し操作により、画像形成部
10Y,10M,10C,10Kと、中間転写ユニット
7とは、一体となって、装置本体Aから引き出される。
【0053】プロセス架台8の図示左側の支持レール8
2Lは、中間転写体70の左方で、定着手段24の上方
空間部に配設されている。
【0054】プロセス架台8の図示右側の支持レール8
2Rは、最下部の現像手段4Kの下方付近に配設されて
いる。
【0055】支持レール82Rは、現像手段4Y,4
M,4C,4Kをプロセス架台8の着脱動作に支障を来
さない位置に配設されている。
【0056】プロセス架台8の感光体1Y,1M,1
C,1Kの図示右方は、現像手段4Y,4M,4C,4
Kにより囲まれ、図示下方は、帯電手段2Y,2M,2
C,2K、及びクリーニング手段6Y,6M,6C,6
K等により囲まれ、図示左方は、中間転写体70により
囲まれている。
【0057】感光体1Yの上部空間部は、プロセス架台
8の手前側に画像形成部全体を覆うように配設されてい
る筐体に固定された板83が設けられている。
【0058】プロセス架台8の前記筐体に固定された底
板84は、着脱時の中間転写体70を保護すると共に、
用紙搬送路の上案内板を兼ねている。
【0059】尚、本発明に係わる走査光学装置は、後述
するように、風の流れる経路を設け、該経路上に、走査
光学装置に配設するポリゴンミラーの駆動モータと該駆
動モータの制御部品との位置を離して配設し、且つ、高
さの異なる板状のフィンを複数設けた金属部材で前記ポ
リゴンミラーを覆った状態で画像形成装置内に配設し、
駆動モータと制御部品からの発生熱を効果的に冷却する
ように構成してある。
【0060】図3は走査光学装置の平面図である。図4
はポリゴンミラー部の詳細図である。
【0061】図1で説明した各露光手段である走査光学
装置3Y,3M,3C,3K各々は、機構的に同様につ
き、図3に表示した走査光学装置3Yを例に説明する。
【0062】前記走査光学装置3Yは、レーザ光源L
と、例えば枠251を形成しているPC樹脂製の遮蔽箱
20Aと、従来例の図7で説明したものと同様に、内部
に配設してある第一光学手段及び第2光学手段等を覆う
PC樹脂製の遮蔽上蓋260と、ポリゴンミラーを覆う
と共に放熱の役目をする高さの異なる板状のフィン16
6を複数設けた金属部材165と、前記ポリゴンミラー
の駆動モータを制御する部品であるIC188等を配置
した制御基板186とを前記遮蔽箱20Aに配設した状
態で構成されてる。
【0063】前記構成により、前記遮蔽箱20Aと遮蔽
上蓋260とを組み付けて筐体形状をなし、その内部に
おいて、前記レーザ光源Lから出射される記録データに
対応した光ビームBを第一光学手段、ポリゴンミラー及
び第二光学手段を介して感光体1Yまで導き走査露光す
ることが出来る。
【0064】図4(a)は正面図であり、図4(b)は
平面図である。図4(a)に示すように、ポリゴンミラ
ー部18Aは、ポリゴンミラーを支持する支持軸181
と、駆動モータからの回転駆動力を受ける磁石189を
組み付けてある前記ポリゴンミラー182と、前記支持
軸181を設けてあると共にポリゴンミラー182の駆
動モータ187を配設してあるベース板185と、前記
駆動モータ187を制御する制御部品であるIC188
等を配置してある制御基板186とを有している。
【0065】実施の態様における前記駆動モータ187
は、DCブラシレスモータである。図4(b)に示すよ
うに、前記制御基板186には、IC188,トランジ
スタTr,抵抗R,コンデンサC等が配置されていて、
発生熱の生じ易い部品であるIC188は前記駆動モー
タ187の位置から離して配置してある。
【0066】そして、前記部品の左方には、支持軸18
1に支持されているポリゴンミラー182が前記制御基
板の上方に設けてある。
【0067】図5は金属部材でポリゴンミラーを覆った
状態を示す図である。図5(a)は前記第二光学手段側
から見た正面図であり、図5(b)は平面図である。参
照符号に関して既に記したものについては説明を省略す
る。
【0068】図5(a)に示すように、高さが異なる板
状のフィン166を複数設けた金属部材165で前記ポ
リゴンミラー182を覆っている。
【0069】前記複数のフィン166は、例えば、台形
板状や長方形板状をしていて、寸法は、厚さ2乃至3m
m、高さ10mm乃至20mm、幅約10mmを有し、
フィン166の板面をベース板185の長手方向と合わ
せてある。即ち、後記する吸気用ファンによる風の流れ
る方向と一致させてある。
【0070】又、フィン166を設けた金属部材165
は、ダイカスト法によって、アルミニウムの溶融金属を
型に注入して成型したものである。
【0071】前記金属部材165は、熱伝導率の良いア
ルミニウム(175kcal/m.h.℃)、アルミニ
ウム系合金であるシルミン(140kcal/m.h.
℃)やY合金(134kcal/m.h.℃)及び銅等
であっても良い。
【0072】前記IC188等の配置の位置を前記フィ
ン166の設けてある位置より低くし、且つ、前記フィ
ン166の各々の高さは制御部品側を低めにし、当該制
御部品側から離れるに従って高くしてある。
【0073】理由は、後記する風の流れる経路上の上流
側から下流側に向かって、徐々に、配置部品を高くし
て、流れてくる低い温度の風を均一に当てるようにし
て、発生熱を効果的に取り去る為である。
【0074】金属部材165を細い斜線で表示した部分
と制御基板186とで出来る長方形の開口Kは、ポリゴ
ンミラー182に対する前記光ビームBの入射開口及び
当該ポリゴンミラー182を介しての光ビームBの反射
開口を兼ねたもので、ポリゴンミラー182を覆う場所
に金属部材165を配設することで前記開口Kが出来
る。
【0075】図5(b)に示すように、2点鎖線で表示
したポリゴンミラー182を覆っている金属部材165
の上部には、複数のフィン166が設けてあって、その
右方に発熱し易いIC188等の制御部品が配置してあ
る。
【0076】前記制御部品と駆動モータ187とを制御
基板186及びベース板185に配置して一体的に前記
遮蔽箱20Aの所定位置に配設したが、制御部品を駆動
モータ187と別体で配設して、制御線で結びつける構
成であっても良い。
【0077】図6は装置本体の筐体側板と複数の走査光
学装置とを繋ぐ経路部を模式的に示す図である。
【0078】図6(a)は正面図であり、図6(b)は
E−E矢視平面図である。図6(a)に示すように、装
置本体Aの架台Dには、中央上部に2点差線の円で表示
した感光体1Y,1M,1C,1Kを配設したプロセス
架台8と、前記プロセス架台8の右方に走査光学装置3
Y,3M,3C,3Kを配設してある走査架台9及び風
の流れる経路部30とが設けられている。
【0079】前記架台Dは、プロセス架台8及び走査架
台9等を設けてあるフレームD1と、前記フレームD1
の周囲を覆う、左側板D2,右側板D3,下側板D4及
び上部に設けた前記原稿画像読み取り装置SCとを仕切
る仕切板D5と、前記走査架台9を区画すると共に走査
光学装置3Y,3M,3C,3Kを位置固定できるL形
状の板91とを有している。
【0080】前記経路部30は画像形成装置1を設置す
る場所の空気を吸い込む吸気用ファン301と、その空
気による風の流れる経路になるダクト303とを有し、
前記吸気用ファン301とダクト303とは上側に配設
してある走査光学装置3Y,3Mの2台に対して1セッ
ト、下側に配設してある走査光学装置3C,3Kの2台
に対して1セットの計2セットが設けられている。
【0081】図6(b)に示すように、上面からみる
と、走査光学装置3Cと、前記ポリゴンミラー182を
覆う金属部材165と、ダクト303と、吸気用ファン
301と、右側板D3と、前側板D6と後側板D7及び
排気用ファン302とが設けられている。
【0082】従って、前記走査架台9は、前記各側板D
2,D3,D6,D7と仕切板D5及び板91とで周囲
を囲まれていることになる。
【0083】前記右側板D3の後側板D7寄りには、I
C188等及びフィン166上の熱を吸収した空気を機
外に排出する排気用ファン302が配設してある。
【0084】前記排気用ファン302も上下に2台が右
側板D3に配設してあって、吸気用ファン301と同じ
高さにしてある。
【0085】実施の態様における前記吸気用ファン30
1と排気用ファン302とは、大きさ60mm×60m
mのもので、風量0.5m3/min、回転数4,70
0rpmのもので構成した。
【0086】前記走査架台9の左方には、2点鎖線で表
示した感光体1Cが配設してあって、当該感光体1Cに
対して、レーザ光源Lから出射される光ビームBを走査
光学装置3C内部に配設してある第一光学手段を経て、
前記ポリゴンミラー182で偏向し、第二光学手段を介
して、感光体1Cに走査露光ができる。
【0087】次に、本発明に係わるポリゴンミラー18
2の駆動モータ187及びその駆動回路の制御部品であ
るIC188等を効果的に冷却する風の流れについて説
明する。図6(a)及び図6(b)を交互に使って説明
を進める。
【0088】上下に設けられた2ケの吸気用ファン30
1から吸引された空気は、点線表示矢印のように2つの
ダクト303に流れ、途中で分岐して一方は図6(b)
に表示した曲がり矢印のように、走査光学装置3C,3
Y両機側に流れ、IC188等の発生熱とフィン166
に伝導した前記駆動モータ187からの発生熱を吸収す
る。
【0089】もう一方の空気は、図6(a)に表示した
下向き矢印方向に流れてから、紙面に対して裏側方向に
流れを変え、走査光学装置3K,3MのIC188等と
フィン166の設けてある側に流れて発生熱の吸収をす
る。
【0090】更に、前記IC188等とフィン166上
を通過して発生熱を吸収した空気は、図6(b)の排気
用ファン302側に表示してある曲がり矢印に沿って流
れ、排気用ファン302を介して機外に放出される。
【0091】風の流れる経路は前記経路だけではなく、
図6(a)及び図6(b)から読みとれるように、前記
走査架台9に配設した4台の走査光学装置3Y,3M,
3C,3Kと前記4台の装置を固定するプレートD11
とダクト303及び両ファン301以外は前記走査架台
9内に空間ができているため、この空間全てが、発生熱
の流れる経路となる。
【0092】前記空間内には、前記開口Kを通って、第
二光学手段側に流れた高温の発生熱が筐体を介して漏出
してしまう。この発生熱も空間が形成される前記経路を
通って前記排気用ファン302を介して機外に放出され
ることになる。
【0093】以上のように、装置本体Aの筐体の右側板
D3に設けた吸気用ファン301とダクト303を経
て、風の流れる経路を設け、該経路上に、ポリゴンミラ
ー182の駆動モータ187を制御する制御部品とフィ
ン166を設けた金属部材165を配置し、この上を風
が上流側から下流側に向かって流れると共に走査架台9
内の空間に漏出した高温の熱も排気用ファン302を介
して機外へ放出できる構成とした。
【0094】故に、前記走査光学装置3Y,3M,3
C,3Kそれぞれの制御部品から直接生じる発生熱やフ
ィン166からの熱ばかりでなく、前記装置3Y,3
M,3C,3Kの筐体から漏出して、前記走査架台9内
部に籠もってしまいがちな高温の熱も外部に放出を可能
とした。
【0095】この結果、走査光学装置内に配設してある
アクリル樹脂製のfθレンズの変形を最小限に留めるこ
とが出来て、感光体1Y,1M,1C,1Kへの光ビー
ムBの着点が安定し、良好な画像記録が得られるように
なった。
【0096】
【発明の効果】本発明によれば、風の流れる経路を形成
し、ポリゴンミラーの駆動モータ及びその制御部品であ
るIC等を離して配置し、且つ、ポリゴンミラーとその
駆動モータとをフィンを形成した金属部材で覆い、駆動
モータ及びIC等からの発生熱を効果的に吸収し機外に
排出できるようにした。
【0097】故に、走査光学装置単体のみならず該走査
光学装置を搭載する画像形成装置本体の走査架台内部に
籠もり易い発生熱も共に機外に放出可能とし、その結
果、前記アクリル樹脂製のfθレンズの変形を最小限に
することの出来る走査光学装置及び画像形成装置を提供
することが出来た。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる画像形成装置の全体構成を示す
模式的正面図である。
【図2】プロセス架台の断面図である。
【図3】走査光学装置の平面図である。
【図4】ポリゴンミラー部の詳細図である。
【図5】金属部材でポリゴンミラーを覆った状態を示す
図である。
【図6】装置本体の筐体側板と複数の走査光学装置とを
繋ぐ経路部を模式的に示す図である。
【図7】従来例を示す走査光学装置の斜視図である。
【図8】走査光学装置の一例を示す模式的平面図であ
る。
【符号の説明】
1 画像形成装置 A 装置本体 9 走査架台 R 抵抗 C コンデンサ D 架台 3Y,3M,3C,3K 走査光学装置 30 経路部 Tr トランジスタ D1 フレーム D2 左側板 D3 右側板 D4 下側板 D5 仕切板 D6 前側板 D7 後側板 20A 遮蔽箱 165 金属部材 166 フィン 182 ポリゴンミラー 185 ベース板 186 制御基板 187 駆動モータ 188 IC 189 磁石 191 fθレンズ 301 吸気用ファン 302 排気用ファン 303 ダクト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C362 BA04 BA83 DA33 2H045 AA33 AA59 BA22 BA34 DA04 DA41 5C072 AA03 BA12 HA02 HA09 HA13 QA14 XA05

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録データに対応して発せられる光源か
    らの光ビームを第一光学手段を介して偏向器に導いた
    後、当該偏向器の回転により、第二光学手段を介して感
    光体上に走査露光を行うように構成した走査光学装置に
    おいて、 高さの異なる板状のフィンを複数設けた金属部材で前記
    偏向器を覆うように構成したことを特徴とする走査光学
    装置。
  2. 【請求項2】 記録データに対応して発せられる光源か
    らの光ビームを第一光学手段を介して偏向器に導いた
    後、当該偏向器の回転により、第二光学手段を介して感
    光体上に走査露光を行うように構成した走査光学装置に
    おいて、 画像形成装置の筐体側板側から、風の流れる経路を設
    け、該経路上に、前記偏向器の駆動モータと該駆動モー
    タの制御部品との位置を離して配設し、且つ、高さの異
    なる板状のフィンを複数設けた金属部材で前記偏向器を
    覆ったことを特徴とする走査光学装置。
  3. 【請求項3】 前記制御部品は前記経路の上流側に配置
    することを特徴とする請求項2に記載の走査光学装置。
  4. 【請求項4】 前記制御部品の配置の位置を前記フィン
    の設けられる位置より画像形成装置内で低くしてあるこ
    とを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の走査光学
    装置。
  5. 【請求項5】 前記フィンの高さは前記経路に対して、
    上流側を低くして下流側を高くしてあることを特徴とす
    る請求項1乃至請求項4の何れか一項に記載の走査光学
    装置。
  6. 【請求項6】 前記フィンを台形板状或いは長方形板状
    にした板面を風の流れる経路と平行に配置したことを特
    徴とする請求項1乃至請求項5の何れか一項に記載の走
    査光学装置。
  7. 【請求項7】 前記金属部材がアルミニウムであること
    を特徴とする請求項1乃至請求項6の何れか一項に記載
    の走査光学装置。
  8. 【請求項8】 前記金属部材には走査露光を可能とする
    開口が形成されていることを特徴とする請求項1乃至請
    求項7の何れか一項に記載の走査光学装置。
  9. 【請求項9】 画像形成装置の筐体側板に設けられた吸
    気用ファン及び排気用ファンからの吸気及び排気を利用
    して、前記経路を設けたことを特徴とする請求項2乃至
    請求項8の何れか一項に記載の走査光学装置。
  10. 【請求項10】 請求項1乃至請求項9の何れか一項に
    記載の走査光学装置を搭載したことを特徴とする画像形
    成装置。
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