JP2003043294A - モード変換装置 - Google Patents

モード変換装置

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JP2003043294A
JP2003043294A JP2002138783A JP2002138783A JP2003043294A JP 2003043294 A JP2003043294 A JP 2003043294A JP 2002138783 A JP2002138783 A JP 2002138783A JP 2002138783 A JP2002138783 A JP 2002138783A JP 2003043294 A JP2003043294 A JP 2003043294A
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optical fiber
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型のモード変換器を提供する。 【解決手段】 特徴とするモード変換装置(A)第1と
第2の光学導波路と、(B)前記第1と第2の光学導波
路の両方に取り付けられたGRINファイバレンズとを
有することを特徴とするモード変換器。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光学デバイスに関
し、特に、傾斜屈折率レンズに関する。
【0002】
【従来の技術】傾斜屈折率(graded refractive index
GRIN)レンズは、レンズの中心軸から半径方向に向
かって屈折率が変化するレンズである。屈折率の少なか
らぬ変動により光が屈折し、GRINレンズに通常のレ
ンズに類似した焦点(集光)機能を与える。それ故多く
の光学デバイスはGRINレンズまたは通常レンズを互
換性を有しながら採用している。
【0003】光学デバイスは、レンズを用いて光ビーム
を集光(コリメート)し拡張している。図1の光ファイ
バデバイス10において、GRINファイバレンズ11
が光ファイバ13の端部12に溶融接続(融着)されて
いる。GRINファイバレンズ11は、光ファイバ13
から放射された光ビームを拡張する。GRINファイバ
レンズ11は、光ファイバ13と光ファイバデバイス1
5との間の光学結合効率を、光ファイバ13と光ファイ
バデバイス15との間に通常存在する複屈折に起因する
結合効率に比較して改善している。GRINファイバレ
ンズ11は、光ファイバ13が他の光ファイバに光学的
に結合された場合には回析損失を低減する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】GRINレンズの軸に
沿って光ビームの直径が変動し、この直径の変動により
レンズの長さの測定値が得られる。ビームの直径が変化
することにより2個の完全なサイクルが形成される長さ
は、レンズのピッチとして知られている。通常GRIN
レンズの長さは、ピッチ長さの倍数例えば1/2ピッチ
または1/4ピッチで表される。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の原理を採用した
ある装置は、モードコンバータであり、異なる伝搬モー
ドの導波路が当接結合(end-coupled)したときの損失
を低減する。光ファイバにおいては、伝搬モードの形状
は半径方向の屈折率に依存する。モードコンバータは、
第1と第2の光学導波路とGRINレンズとを有する。
GRINファイバレンズは第1と第2の導波路の両方に
取り付けられる。
【0006】本発明の原理を採用する別の装置は、光学
素子を介して少なくとも3本の光ファイバに当接結合さ
れる。本発明の装置は光をコリメートし集光するために
ファイバ端部に取り付けられた光ファイバGRINレン
ズ(湾曲した透過表面を具備したレンズではなく)を用
いる。。
【0007】本発明の原理を採用した他のデバイスは、
光ファイバアレイと光学素子と導波路とを含む。このデ
バイスにおいては、GRINファイバレンズは、光ファ
イバアレイに取り付けられる。光学素子は光ファイバと
導波路の間の光を方向づける。
【0008】
【発明の実施の形態】1.GRINファイバレンズ 図2は光ファイバデバイス16を示し、光ファイバデバ
イス16においては、光ファイバ17がGRINファイ
バレンズ18に例えば溶融あるいは接着により端部結合
(当接結合)されている。GRINファイバレンズ18
と光ファイバ17は、同軸に配置されほぼ等しい外形を
有する。その通常の外径の値は100μm〜135μm
の範囲で例えば125μmである。GRINファイバレ
ンズ18は、光ファイバ17の端部から放射された光ビ
ーム19をコリメートし、これにより開口数を裸の光フ
ァイバのそれ以下に減らしている。逆にGRINファイ
バレンズ18は、また入射した光ビームを光ファイバ1
7の端部20に焦点を合わせることができる。
【0009】代表的な光ファイバ17は、シングルモー
ドファイバ及びマルチモードファイバを含む。本発明の
GRINファイバレンズ18は、従来のGRINファイ
バレンズの屈折率の半径方向プロファイルとは大きく異
なる半径方向プロフィルの屈折率を有する。この新たな
半径方向プロファイルにより開口数を減らすことがで
き、かつ図1の従来の光ファイバデバイス10と比較し
て光ファイバデバイス16に対するレイレイ(Rayleig
h)範囲を増加させる。開口数が減ることは従来の光フ
ァイバデバイス10で放射された光ビーム14よりも光
ビーム19内の複屈折量とパワー密度が減ることを意味
する。レイレイ範囲が増加することは、放射された光ビ
ーム19は光ビーム14よりもより多くコリメートされ
ていることを意味する。光ビーム19の特性が改善され
たことにより、光ファイバデバイス16を別の光ファイ
バデバイス(図示せず)に端部結合するのに必要な横方
向の整合要件が緩和される。
【0010】光ファイバデバイス16のある実施例にお
いては、GRINファイバレンズ18は光ファイバ17
に入力する光の反射を減らす為に、傾斜してクリーブさ
れた端面21を有する。特に端面21の法線方向のベク
トルは、GRINファイバレンズ18の軸に対し1°か
ら−2°の範囲の角度でクリーブされるのが好ましい。
このクリーブ角は、端面から光ファイバ(図示せず)に
反射される反射量を減らすのに用いられる約8°のクリ
ーブ角よりも小さい。その理由は、GRINファイバレ
ンズ18により与えられるビーム拡張により、クリーブ
角を減らしても、光ファイバ17への後方反射の等価量
を減らすことができるからである。
【0011】この新たなGRINファイバレンズ18
は、円柱状のコア22とこのコア22を包囲する管状ク
ラッド層24を有する。コア22内においては屈折率
は、GRINファイバレンズ18の軸から半径方向の距
離に従って変動する。クラッド層24内においては屈折
率は一定であるが、コア22のそれよりも小さな値であ
る。GRINファイバレンズ18、11の外形は125
μmである。新GRINファイバレンズ18と旧GRI
Nファイバレンズ11は、コア内のドーパント原子の濃
度分布の差によって異なる半径方向の屈折率プロファイ
ルを有する。代表的なドーパントはGe,Al,P,F
を含む。
【0012】図3Aは、GRINファイバレンズ11の
Geドーパント濃度の半径方向プロファイル26と、G
RINファイバレンズ18のGeドーパント濃度の半径
方向プロファイル27を示す。新たなGRINファイバ
レンズ18のコア22内においてはGeドーパント濃度
は中心軸で最大で下方向に凹状の半径方向のプロファイ
ル27を有している。このプロファイル27は軸方向で
濃度ディップ(落ち込み)は存在しない点で一部の従来
のGRINファイバレンズ(図示せず)とは異なる。G
eドーパントの半径方向のプロファイルの湾曲度は、旧
GRINファイバレンズ11のコア内(プロファイル2
6)よりも新GRINファイバレンズ18のコア22内
(プロファイル27)の方が平均値は小さい。新GRI
Nファイバレンズ18と旧GRINファイバレンズ11
の両方のクラッド層では、Geドーパント濃度は光ファ
イバのコアよりも低くかつ光ファイバの軸から半径方向
の距離に関わらず一定である。
【0013】コアとクラッド層の間の境界即ちRとR
’の半径方向距離においては、Geドーパント濃度及
び/または濃度の半径方向の傾斜において急激な変化が
特徴である。コアの直径は、新たなGRINファイバレ
ンズ18の方が従来のGRINファイバレンズ11より
も大きい、即ちR’>R である。コアの直径を増
加させると、適宜の長さのGRINファイバレンズ18
が用いられた場合には光ファイバデバイス16のレイレ
イ範囲を増加させることになる。GRINファイバレン
ズ18の代表的な実施例においては、外形が125μm
で、コアの直径が85μmで好ましくは100μm以上
でさらに好ましくは105μm以上である。ある種のG
RINファイバレンズ18においては、クラッド層は存
在せず、その結果コアの直径は125μmである。
【0014】図3Bは、GRINファイバレンズ11と
GRINファイバレンズ18のGeドーパント濃度の半
径方向プロファイル26,27に対応する屈折率プロフ
ァイル28,29を示す。屈折率プロファイル28,2
9は、コア22内では凹状をしている。屈折率プロファ
イル28,29が示すところによれば、新GRINファ
イバレンズ18は、従来の旧GRINファイバレンズ1
1よりも大幅に緩やかな変動の半径方向プロファイルの
屈折率を有する。パラメータ「g」は、GRINファイ
バレンズのコア内の屈折率プロファイルの半径方向のカ
ーブを表す。特にパラメータ「g」は次式で決定され
る。
【数1】 ここで「r」はGRINファイバレンズの軸からの半径
方向の距離を表し、nはGRINファイバレンズの軸
上の屈折率の値を表し、P(r)はファイバレンズの軸
から距離「r」のところの屈折率の値である。
【0015】GRINファイバレンズ18は、レンズの
コア全体にわたり緩やかな半径方向の変動を有する屈折
率プロファイルを有する。GRINファイバレンズ18
の屈折率プロファイルは、以下の文献の表1に開示され
たものよりは小さな半径方向の湾曲度を有する。Analys
is and Evaluation of Graded-Index Fiber-Lenses,Jo
nrnal of Lightwave Technology, Vol.LT-5,No.9(sept1
987),pages 1156-1164, by W.L.Emkey et al(EMKEY)
(以下MK論文と称する)。GRINファイバレンズ1
8の実施例における屈折率プロファイルの半径方向の曲
率の大きさは、MK論文に開示された同一の量の値より
も1/2以下である。代表的なGRINファイバレンズ
18の「g」は、1.7×10−6μm−2で好ましく
は0.9×10−6μm−2以下で更に好ましくは5.
0×10−7μm−2以下である。125μmの直径の
GRINファイバレンズ18の「g」の値は、1.7×
10 −6μm−2から5.0×10−7μm−2範囲か
ら選択され、好ましくは0.9×10−6μm−2から
5.0×10−7μm−2の範囲から選択され、良好な
ビームコリメーションを提供する。
【0016】代表的なGRINファイバレンズ18のコ
ア屈折率プロファイルは、レンズの軸からの距離の約二
乗で変動する。しかしGRINファイバレンズ18の他
の実施例では、二乗ではない屈折率プロファイルを有し
てもよい。図2を参照すると、新たなGRINファイバ
レンズ18は、従来のGRINファイバレンズ11より
も太いコア22を有する。この太いコア22とパラメー
タ「g」の小さな値により、適宜の長さの新たなGRI
Nファイバレンズ18がビームコリメータとして使用さ
れたときには、断面積が広くエネルギー密度の低いビー
ムを生成することができる。
【0017】図4A,4Bは、それぞれ図2,1に示し
た新たな光ファイバデバイス16’と従来の光ファイバ
デバイス10’により放射された光ビーム31,32を
示す。光ファイバデバイス16’,光ファイバデバイス
10’は、同一ピッチ例えば5/16ピッチであるが、
異なる屈折率プロファイルを有するGRINファイバレ
ンズ18’,11’を有する。GRINファイバレンズ
18’の新たなプロファイルは、従来の光ファイバデバ
イス10’のレイレイ範囲RR’以上に新たな光ファイ
バデバイス16’のレイレイ範囲RRを大幅に増加させ
る。このレイレイ範囲の増加は、従来のGRINファイ
バレンズ11内のビーム拡張に比較してGRINファイ
バレンズ18’内のより穏やかなビーム拡張から得られ
たものである。特に図4A,4Bは、GRINファイバ
レンズの屈折率の半径方向の湾曲度(radial curvatur
e)を従来のGRINファイバレンズよりも小さくする
ことにより、あるピッチに対し放射されたビームの分散
(divergence)を大幅に低減できることを示している。
【0018】レイレイ範囲は、光学デバイスが損失無し
に光ファイバデバイスに結合できる距離を決定する。新
たな光ファイバデバイス16’内のレイレイ範囲が大き
くなることにより、従来の光ファイバデバイス10’で
得られたのよりも、デバイスに当接結合するのに利用出
来る距離が長くなる。
【0019】等ピッチのGRINレンズは、レンズ長さ
のg1/2倍の等しい積を有する。新たなGRINファ
イバレンズ18はgの値が小さいために、GRINファ
イバレンズ18は等ピッチの従来のGRINファイバレ
ンズ11よりも通常長くなる。長さが増えることによ
り、新たなGRINファイバレンズ18は、光ファイバ
への整合と溶融接続(接着)が従来のGRINファイバ
レンズ11よりも容易となる。また長さが増えることに
より、新たなGRINファイバレンズ18の製造中に起
きるクリーブ誤差に関連するコリメーション誤差を減ら
すことが出来る。
【0020】図5は修正気相成長法(modified chemica
l vapor deposition (MCVD))により、ドープした
シリカガラス製のGRINファイバレンズを製造する方
法100のフローチャートである。光ファイバをMCV
Dで製造する方法は、米国特許第4909816号と第
4217027号に開示されている。製造方法100
は、改良したGRINプリフォームを形成し、その後こ
の改良したGRINプリフォームを用いてGRINファ
イバレンズ(例えば図2のGRINファイバレンズ1
8)を形成する。
【0021】GRINプリフォームを形成するために、
シリカガラス製の層をMCVDにより形成されたシリカ
製ガラスクラッドチューブの内側に堆積する(ステップ
102)。MCVDプロセスの間、時間的に変動する部
分圧のドーパントガスを、クラッドチューブの内側にシ
リカガラスを堆積するために、ガス混合物内に入れる。
代表的なドーパントはGe,Al,P,Fを含む。これ
らのドーパントの一種類あるいは複数種類をシリカ製ガ
ラス内に導入することにより、ガラスの屈折率が変化す
る。ドーパントガスの部分圧は、MCVDプロセスの間
変動して最終製品のシリカガラス製プリフォーム内のド
ーパント原子の半径方向の濃度プロファイルを生成す
る。
【0022】ドーパント原子の半径方向の濃度プロファ
イルは、最終プリフォームの半径方向に傾斜した屈折率
を生成する。ドーパント濃度と屈折率の代表的なプロフ
ァイルは、下方向に凹んでいる、即ち負の半径方向の曲
率を有するプロファイルである。屈折率プロファイル
は、プリフォームのコア内のプリフォームの軸からの距
離の二乗で変動する。例えば図3A,3Bの半径方向プ
ロファイル27,屈折率プロファイル29のようにであ
る。他の半径方向のプロファイルも、MCVDの間ドー
パント原子の部分圧を適宜時間的に変動させることによ
り得られる。GRINファイバの非二乗プロファイルは
光ビームの再成形が可能である。
【0023】本発明の方法100は、ロッド状プリフォ
ームを形成するための内部堆積により形成されたチュー
ブを用いる。ロッド状プリフォームを形成するために、
ドープしたシリカガラス製のチューブを部分的にコラッ
プスするために加熱する(ステップ104)。本発明の
一実施例においては、加熱は炉のホットゾーン内にチュ
ーブを繰り返し通過させることにより行われる。加熱ス
テップは、ガラスがチューブ内の軸方向チャネルを完全
にブロックする前に停止する。
【0024】チューブを部分的にコラップした後、シリ
カガラス製エッチング混合物を軸方向チャネル内を通過
させて、チューブの軸方向からガラスの数層を除去する
(ステップ106)。代表的なガス状エッチング混合物
は、C,O,Clを含む。他のガス状エッチ
ング混合物はHFを含む。除去された層はシリカガラス
製の隣接する外側層よりも低いドーパント濃度を有する
が、その理由は、チューブをコラップするための加熱プ
ロセス中に、チューブの軸方向からドーパントが蒸発し
て失われるからである。低濃度のドーパントを具備する
これらの層が除去されない場合には、最終プリフォーム
はドーパント濃度が軸方向にジップを有し、また屈折率
もそれに対応する軸方向ジップを有する。屈折率の軸方
向ジップは、従来のGRINファイバレンズの動作の障
害となる。
【0025】ガラス製の数個の中央層をエッチングで除
去した後、チューブを外部から加熱してコラップスし、
それをドープしたシリカガラス製のロッド状プリフォー
ムに仕上げる(ステップ108)。
【0026】プリフォームを冷却した後、エッチング剤
を外側表面に塗布してプリフォームの外側からクラッド
チューブの選択した適宜の厚さを除去する(ステップ1
10)。クラッドチューブの一部を除去することによ
り、クラッド層無しのガラスファイバまたは薄いクラッ
ド層のガラスファイバの後続ステップでの引き抜きが容
易となる。これに関しては図3A,3Bの半径方向プロ
ファイル27,屈折率プロファイル29を参照のこと。
これらの薄いクラッド層を具備する光ファイバあるいは
クラッド層を具備しない光ファイバは、GRINファイ
バレンズにとって利点があるが、その理由はこのような
ファイバは最終製品のGRINファイバの断面積の大部
分が光学ビームを拡張することが出来るからである。大
きな断面に渡ってビームを拡張させることにより、開口
数を減らしパワー密度を減らす。その結果レンズの端部
表面あるいは放射ビームの目標上の欠陥が、素子の損傷
を引き起こす可能性が低くなる。
【0027】GRINファイバレンズの製造プロセス
は、傾斜屈折率プリフォームからGRINファイバレン
ズを引き抜くために標準のファイバ引き抜き用炉を用い
る(ステップ112)。冷却後、引き抜かれたGRIN
ファイバの一端を溶融して標準のファイバ(即ち非傾斜
の屈折率のコアを具備するファイバ)の端部に接着す
る。GRINファイバと標準ファイバを溶着するため
に、これらの端部を適宜整合し互いに隣接して配置しな
がら、2本のファイバの端部を電気炉あるいはアルゴン
雰囲気のタングステンフィラメントでもって加熱する。
【0028】最後にGRINファイバをクリーブして所
望の長さの光学レンズを生成する(ステップ116)。
最後に取り付けられたGRINファイバレンズのピッチ
は1/4,1/2あるいは他の所望の長さを有し。それ
をビームコリメータ及び拡張器として機能する光ファイ
バに溶融接続する。
【0029】最終のファイバデバイスの面からファイバ
への反射を減らす為に、クリービング(cleaving)プロ
セスが、GRINファイバの軸に直交しない方向に沿っ
て行われる。非GRIN光学ファイバにおいては、ファ
イバの直交する方向に対し8度の角度でクリービングす
ると、戻り反射を減らすことができる。GRINファイ
バレンズにおいて、このクリーブ角は、レンズの軸に直
交する方向から8度以下(例えば好ましいクリーブ角
は、約0.5−2度である)にすることができ、これに
より取り付けられた光ファイバへの戻り反射を減らすこ
とが出来る。
【0030】本発明の方法100により、GRINファ
イバレンズ(例えば図2のGRINファイバレンズ1
8)が形成され、これは従来のGRINファイバレンズ
(図1のGRINファイバレンズ11)よりも単位長さ
あたりの反射パワーが低い。かくして新たなGRINフ
ァイバレンズは、同一の光学パワーを有する従来のGR
INファイバレンズよりも大幅に長くなる。この長くな
ったレンズが、光をより良好にコリメートし、デバイス
の製造中およびデバイスの組み立て中、操作(処理)し
やすい。半径方向のドーパント濃度の傾斜量が低い代表
的GRINファイバレンズは、約2,3の全ピッチ長さ
即ち4−20mmの長さを有する。
【0031】図2のGRINファイバレンズ18は、va
por axial deposition(VAD),Outer Vapor Deposi
tion(OVD)及び sol-gel方法で製造することが出来
る。このようなプロセスにより、最終製品のGRINフ
ァイバレンズ内の屈折率に軸方向のディップの形成を回
避することが出来る。
【0032】2.GRINファイバレンズを用いる光フ
ァイバデバイス 様々な実施例により、以下に説明する光ファイバデバイ
スを提供できる。様々なデバイスは、従来のGRINフ
ァイバレンズ(例えば図1のGRINファイバレンズ1
1)または新たなGRINファイバレンズ(例えば図2
のGRINファイバレンズ18)のいずれかを用いるこ
とが出来る。
【0033】図6Aは、異なる基本または高次の伝搬モ
ードを有する一対の光ファイバ36,38を結合するモ
ードコンバータ34を示す。ある種の実施例において
は、光ファイバ36,38は異なる直径のコアまたはコ
ア−クラッド境界にまたがって異なる大きさの屈折率変
動を有する。モードコンバータ34において、GRIN
ファイバレンズ素子43が光ファイバ36,38の端部
に取り付けられる。モードコンバータ34において、G
RINファイバレンズ素子43は、光ファイバ36,3
8に直接溶融接続されるか、あるいは接着層(図示せ
ず)を介して光ファイバ36,38に接続される。後者
の場合、接着層の厚さは光ファイバ36,38のコアの
幅を超えない。
【0034】光ファイバ36,38は、異なるコア直径
及び/または屈折率変動を有するために、光ファイバ3
6,38は異なるサイズの伝搬モード、例えば基本モー
ドを有する。本明細書において伝搬モードのサイズと
は、最大振幅の半分の間のモードの完全な直径として定
義される。伝搬モードのサイズが異なるために、光ファ
イバ36,38の結合は、光学エネルギーの大幅な結合
損失(即ちスプライス損失)を作り出してしまう。
【0035】スプライス損失を減らす為に、GRINフ
ァイバレンズ素子43は、光ファイバ36,38の間に
配置され、光ファイバ38の伝搬モードの直径よりも大
きな直径を有するように光ファイバ36の狭い伝搬モー
ドを拡張するよう選択される。適宜のサイズの変換をお
こなうために、GRINファイバレンズ素子43の設計
方法は、適宜のレンズ長さを選択することに関係してく
る。光ファイバ36の伝搬モードのサイズを光ファイバ
38の伝搬モードのサイズに変換するのに必要な拡大率
に基づいて、GRINファイバレンズ素子43の長さを
選択する方法は当業者に公知である。
【0036】本発明の他の実施例においては、モードコ
ンバータ34は光ファイバ以外の導波路を光ファイバ3
8に結合することもできる。
【0037】図6Bは、図6Aのモードコンバータ34
の特定の実施例であるモードコンバータ34’を示す。
モードコンバータ34’においては、GRINファイバ
レンズ素子43’は、第1GRINファイバレンズ素子
43A,第2GRINファイバレンズ素子43Bのシー
ケンス(直列接続)から構成される合成レンズである。
第1GRINファイバレンズ素子43Aは、光ファイバ
36の端部に直接溶融接続され、第2GRINファイバ
レンズ素子43Bは、光ファイバ38の端部に直接溶融
接続される。さらに異なる屈折率プロファイルと長さを
有するGRINファイバレンズ素子43A,43Bが溶
融接続される。2個のGRINファイバレンズ素子43
A,43Bの長さと屈折率プロファイルは、光ファイバ
36,38をより良好に光学的に結合するよう選択され
る。ある実施例においては、第1GRINファイバレン
ズ素子43Aは、光ファイバ36により放射された光ビ
ームを拡張し、第2GRINファイバレンズ素子43B
は、光ファイバ38内の伝搬モードのサイズにビームの
ウエストを集光する。
【0038】図7Aは、1×2マイクロ−光学ルーター
46を示す。1×2マイクロ−光学ルーター46は、入
力用光ファイバ48と、出力用ファイバ50,52と、
可動反射器54とを有し、入力用光ファイバ48からの
光を出力用ファイバ50と52の内の選択された一方の
ファイバに向ける。入力用光ファイバ48,出力用ファ
イバ50,52の端部は、例えば同一のGRINファイ
バレンズ49,49’,49”に溶融接続される。GR
INファイバレンズ49は、入力用光ファイバ48から
放射された光ビームをコリメート即ち集光させるよう機
能する。GRINファイバレンズ49’,49”は、光
を収集し、この収集された光を関連する出力用ファイバ
50,52に結合する。出力用ファイバ50,52は、
入力用光ファイバ48により放射された光ビームのウエ
スト(くぼんだ場所)が、入力用光ファイバ48,出力
用ファイバ50,出力用ファイバ52の間の光学パスの
中間点にあるよう配置される。可動反射器54の反射表
面は、光を出力用ファイバ50に反射するよう配置され
たときに、レイレイ範囲以内にビームのウエストが配置
される。
【0039】経路選択するために、可動反射器54は、
入力用光ファイバ48により放射された光ビームのパス
の内あるいは外に移動される。可動反射器54は、マイ
クロ−電子−機械(MEMデバイス)56に取り付けら
れ、可動反射器54はマイクロ−電子−機械(MEMデ
バイス)56に入力された電気信号に応答して、光ビー
ムの光学パスの内外に移動する。
【0040】GRINファイバレンズ49,49’,4
9”は、ビームのコリメーションと光収集を改善し、そ
の結果端面58,60,62は、ルーティング領域64
に可動反射器54を挿入したりあるいは外すことが可能
な距離だけ分離される。図2,3A,3B,4Aの新た
なGRINファイバレンズ18に基づく1×2マイクロ
−光学ルーター46の実施例においては、端面58,6
0,62の間のビームのコリメーションが可能な距離
は、約9mmである。これらの大きなファイバ間の距離
においては、GRINファイバレンズ49,49’,4
9”は光学結合損失を0.5dB以下に、好ましくは
0.2dB−0.05dB以下に減らすことが出来る。
しかしファイバ間のスペースが大きくなると、ファイバ
デバイスの不整合と言う重要な問題を引き起こす。
【0041】本発明の一実施例においては、1×2マイ
クロ−光学ルーター46は、全体サイズSを有し、これ
は、湾曲した透過表面を具備する従来のレンズで置換さ
れたGRINファイバレンズ49,49’,49”の類
似のルーターの全体サイズよりも遙かに小さい。湾曲し
た透過表面を具備するレンズは、GRINファイバレン
ズ49,49’,49”よりも大きな直径を有する。レ
ンズの直径が大きいということは、入力用ファイバと出
力用ファイバの端部を、本発明の1×2マイクロ−光学
ルーター46よりもルーター内で離して配置することが
必要であること意味する。湾曲した透過表面を有するレ
ンズは、1×2マイクロ−光学ルーター46のGRIN
ファイバレンズ49よりもルーティング領域でより大き
な直径のコリメートされたビームを生成する。ビームの
直径が大きくなると、湾曲した透過表面を有するレンズ
を具備したルーターの反射器上の透過表面が、1×2マ
イクロ−光学ルーター46の反射器54で必要とされる
よりも大きくする必要がある。
【0042】1×2マイクロ−光学ルーター46の一実
施例においては、GRINファイバレンズ49,4
9’,49”の間の離間距離Sは、光ファイバの直径の
1−3倍の範囲からレイレイ範囲の1−3倍の範囲内の
値、例えば1mm以下の値を有する。これらの実施例に
おいては、GRINファイバレンズ49,49’,4
9”の間の領域64の小さなサイズが部分的に達成され
るが、その理由は取り付けられたGRINファイバレン
ズ49,49’,49”の直径は小さいからであり、可
動反射器54上の反射表面は小さなビーム許容ウィンド
ウを有するからである。入力ビームを反射させる許容ウ
ィンドウ(acceptance window)は、光ファイバの直径よ
りも小さいが、その理由はGRINファイバレンズ49
は入力用光ファイバ48の直径よりも小さなビームウエ
ストを生成するからである。小さな直径のGRINファ
イバレンズ49,49’,49”と可動反射器54の小
型化の両方により、1×2マイクロ−光学ルーター46
は、湾曲した透過表面を有するレンズを使用するルータ
ーよりも遙かに小型となる。
【0043】図7Bは、図7Aに示した1×2マイクロ
−光学ルーター46の他の実施例の1×2マイクロ−光
学ルーター46’を示す。1×2マイクロ−光学ルータ
ー46’においては、入力用光ファイバ48,出力用フ
ァイバ50,52は隣接して直線アレイ68に配置され
る。1個の回転可能な可動反射器54’例えばMEMS
制御の反射器が、入力用光ファイバ48からの光を出力
用ファイバ50または52のいずれかに選択的にルーテ
ィングする。本発明の一実施例においては、出力用ファ
イバ50,52の軸は、入力用光ファイバ48の軸に対
し若干傾斜し、これにより出力用ファイバ50,52の
軸に可動反射器54からの光を平行になるようにしてい
る。
【0044】入力用光ファイバ48,出力用ファイバ5
0,52を直線アレイ68に配列することは、1×2マ
イクロ−光学ルーター46’の幅を直線アレイ68の幅
Wにほぼ等しくすることである。GRINファイバレン
ズ49,49’,49”の直径を小さくすること及びコ
リメーションを正確にすることにより、入力用光ファイ
バ48,出力用ファイバ50,52を近接して直線アレ
イ68に配列することが可能となる。かくして1×2マ
イクロ−光学ルーター46の実施例は、幅Wを有し、こ
のWは湾曲した透過表面を有するレンズが、GRINフ
ァイバレンズ49,49’,49”を置換するような類
似の形態のルーターの幅よりも遙かに小さい。
【0045】図7Cは、偏光、波長、光ファイバの位置
に基づいて3個の入力用光ファイバ48,出力用ファイ
バ50,52を結合する1×2マイクロ−光学ルーター
46”の実施例を示す。入力用光ファイバ48,出力用
ファイバ50,52は光をコリメートし収集するGRI
Nファイバレンズ49,49’,49”を有する。1×
2マイクロ−光学ルーター46”は、入力用光ファイバ
48,出力用ファイバ50,52間で偏光または波長に
よって光を送信する可動反射器54’を有する。様々な
実施例において可動反射器54’は、偏光ビームスプリ
ッタ、グレーティング光学サーキュレータ、波長選択性
リフレクタ例えばブラググレーティング(Bragg gratin
g)を有する。
【0046】図8は、1×Nマイクロ−光学ルーター7
0を示し、この1×Nマイクロ−光学ルーター70は、
入力用光ファイバ72と、N本の出力用光ファイバ74
−74の出力アレイ73と,反射器76とを有す
る。入力用光ファイバ72,出力用光ファイバ74
74は、シングルモードファイバで、これにターミナ
ルのGRINファイバレンズ77−77が溶融接続
される。入力用光ファイバ72からの光ビーム78は、
光ビーム78のウエスト近傍に配置された反射器76で
交差する、即ちレイレイ範囲の1/2範囲以内で交差す
る。
【0047】反射器76は、波長依存の方法で光を反射
する複屈折グレーティングを回転あるいは移動させるよ
うなミラーを有する。例えばルーターは、波長分割多重
化ネットワーク用の周波数に敏感なディマルチプレクサ
である。
【0048】GRINファイバレンズ77−77
は、入力用光ファイバ72の光ビーム78を拡張しコ
リメートし、光ビーム78をGRINファイバレンズ7
−74に集光する。GRINファイバレンズ77
−77のために、GRINファイバレンズ74
74の出力アレイ73と入力用光ファイバ72は、反
射器76を結合損失無しにパス内に挿入可能とするよう
な十分な長さの光学パスで分離することが可能である。
1×Nマイクロ−光学ルーター70においては結合損失
は、通常0.5dB−0.2dB以下で好ましくは0.
1dB以下である。
【0049】1×Nマイクロ−光学ルーター70におい
て、GRINファイバレンズ77は入力用光ファイバ
72からのビームを反射器76上の反射性アクセプタン
スウィンドウ上に集光する。方向Dに直行するアクセプ
タンスウィンドウの直径は、ファイバの直径未満であ
る。同時にGRINファイバレンズ77−77を使
用することにより、GRINファイバレンズ74−7
の別の1つの方向に反射される光ビーム間に干渉を
無いようにしながら出力アレイ73内で光ファイバの実
装密度を上げることが出来る。最後にGRINファイバ
レンズ77を用いることによりアクセプタンスウィン
ドウと反射器76の全体サイズを、湾曲した透過表面を
有するレンズを用いるルーターで必要とされる反射器の
サイズよりもより小型に出来る。かくしてGRINファ
イバレンズ77−77を用いることにより湾曲した
透過表面を有するレンズに基づいた光ファイバルーター
よりも1×Nマイクロ−光学ルーター70のより小型化
が可能となる。
【0050】他の実施例では、図2のGRINファイバ
レンズ18を用いて、N×1ルーター(図示せず)を構
成することが出来る。例えば2×1ルーターは、図7A
の1×2マイクロ−光学ルーター46の入力用光ファイ
バ48,出力用ファイバ50,52の指定を変えること
により構成可能である。
【0051】図9は、N×Mマイクロ−光学ルーター8
0の上面図である。N×Mマイクロ−光学ルーター80
は、N個の入力用光ファイバ82−82からなるア
レイ81と、M個の出力用光ファイバ84−84
らなるアレイ83とを有する。入力用光ファイバ82
−82と、出力用光ファイバ84−84は、その
端部に溶融結合されたGRINファイバレンズ85
85と、GRINファイバレンズ86−86を有
する。GRINファイバレンズ85−85とGRI
Nファイバレンズ86−86は、図7AのGRIN
ファイバレンズ49,49’,49”で説明したのと同
様なビームコリメーション機能と光収集機能を提供す
る。入力用光ファイバ82−82,出力用光ファイ
バ84−4の間にバンク87,87を構成す
る、ルーティング用の反射器88F1−88FN,反射
器89R1−88RNが配置されている。反射器89
R1−88RNは、波長選択性反射器例えばグレーティ
ングと波長非選択性反射器とを有する。反射器88R1
88RNを適正に整合することにより、入力用光ファイ
バ82−82の個々のファイバから出力用光ファイ
バ84−84の内の選択されたファイバへ光をルー
ティングできる。反射器88R1−88RNは、MEM
デバイス89−89により操作され、アレイ81の
ファイバ間のスペース(inter-fiber spacing IFS)
よりも小さな直径を有する入力ビーム用のアクセプタン
スウィンドウを有する。
【0052】取り付けられたGRINファイバレンズ8
−85,GRINファイバレンズ86−86
を用いることにより。アレイ81,83内のファイバの
実装密度は、湾曲透過表面を具備するレンズ(図示せ
ず)が図9のGRINファイバレンズ85−85
GRINファイバレンズ86−86を置換するN×
Mファイバルーターの上記のファイバ実装密度を増加さ
せることが出来る。同様にN×Mマイクロ−光学ルータ
ー80内の反射器88F1−88FN,反射表面のサイ
ズは、湾曲した透過表面のレンズに基づいてルーター内
の反射器の透過表面のサイズよりも小さくなるが、その
理由はGRINファイバレンズ85−85により生
成されるビームの直径が小さいからである。この両方の
影響により新たなN×Mは湾曲した透過性表面を有する
レンズに基づいたN×Mのルーターよりも小型化が可能
となる。
【0053】図10は、光ファイバ92の端部91と光
ファイバ94と端部93の間に直線上に配置されたN×
Mマイクロ−光学ルーター90を示す。このN×Mマイ
クロ−光学ルーター90は、波長選択性追加/ドロップ
モジュールと偏光化器と、偏光ローテータと、一方向光
学アイソレータと、制御可能な光学減数器を有する。光
ファイバ92の端部91と光ファイバ94の端部93
は、それぞれGRINファイバレンズ96,98に溶融
接続されている。GRINファイバレンズ96は光ファ
イバ92より放射された光をコリメートする。GRIN
ファイバレンズ98は、受光した光を光ファイバ94に
焦点を合わせる。N×Mマイクロ−光学ルーター90の
厚さでは、GRINファイバレンズ96,98のレイレ
イ範囲よりも大きくはない。このような厚さにおいては
GRINファイバレンズ96,98は複屈折に関連する
結合損失を低下させることができる。
【0054】本発明の他の実施例も当業者には上記の明
細書、図面及び特許請求の範囲の記載から明らかであ
る。特許請求の範囲に記載した参照番号は発明の容易な
る理解のためのもので、権利範囲を限定するよう解釈さ
れるべきではない。
【0055】特許請求の範囲の発明の要件の後に括弧で
記載した番号は、本発明の一実施例の対応関係を示すも
ので本発明の範囲を限定するものと解釈すべきではな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来のGRINファイバレンズを2本の光
ファイバの端部に結合するよう用いた光ファイバデバイ
スの断面図
【図2】 光ファイバをGRINファイバレンズに溶
融した光ファイバデバイスの断面図。
【図3】 (A)従来のGRINファイバレンズと、新
たなGRINファイバレンズのGeドーパント濃度の半
径方向のプロファイルを表す図。 (B)(A)のGRINファイバレンズの屈折率の半径
方向のプロファイルを表す図。
【図4】 (A)新たなGRINファイバレンズを具備
した光ファイバデバイスのビームコリメーションを表す
図。 (B)従来のGRINファイバレンズを具備した光ファ
イバデバイスのビームコリメーションを表す図。
【図5】 図2の光ファイバデバイスの製造方法を表
すフローチャート図。
【図6】 (A)モードコンバータの断面図。 (B)合成GRINファイバレンズを用いたモードコン
バータの断面図。
【図7】 (A)1×2マイクロ−光学ルーターの上面
図。 (B)1×2マイクロ−光学ルーターの他の形状の断面
図。 (C)3本の光ファイバを光学的に結合するデバイスの
上面図。
【図8】 1×Nのマイクロ−光学ルーターの断面
図。
【図9】 N×Mのマイクロ−光学ルーターの上面
図。
【図10】 一線状に配置された光学デバイスを具備し
た光ファイバの断面図。
【符号の説明】
10 光ファイバデバイス 11 GRINファイバレンズ 12 端部 13 光ファイバ 15 光ファイバデバイス 16 光ファイバデバイス 17 光ファイバ 18 GRINファイバレンズ 19 光ビーム 20 端部 21 端面 22 コア 24 クラッド層 26,27 半径方向プロファイル 28,29 屈折率プロファイル 31,32 光ビーム 34 モードコンバータ 36,38 光ファイバ 43 GRINファイバレンズ素子 (a)第1 (b)第2 46 1×2マイクロ−光学ルーター 48 入力用光ファイバ 50,52 出力用光ファイバ 54 可動反射器 56 マイクロ−電子−機械(MEMデバイス) 58,60,62 端面 70 1×Nのマイクロ−光学ルーター 72 入力用光ファイバ 73 出力アレイ 74 出力用光ファイバ 76 反射器 バルクリフレクタ 78 光ビーム 77 GRINファイバレンズ 80 N×Mのマイクロ−光学ルーター 90 N×Mのマイクロ−光学ルーター 81 アレイ 82 入力用光ファイバ 83 アレイ 84 出力用光ファイバ 85,86 GRINファイバレンズ 87 バンク 88 反射器 89 MEMデバイス 90 マイクロ−光学デバイス 91,93 端部 92,94 光ファイバ 96,98 GRINファイバレンズ 102 クラッドチューブ内にMCVD方法により半径
方向に変化するドーパントプロファイルを具備したシリ
カガラス製のチューブを生成する。 104 チューブ内の軸方向の穴を完全にブロックする
ことなくドーピングしたシリカ製ガラスのチューブを加
熱しながらコラップスする。 106 シリカ製ガラスの内装を除去するために前記穴
内にシリカ製ガラスのエッチング剤通過させる。 108 ロッド状のプリフォームを形成するために加熱
する。 110 プリフォームのクラッドチューブ部分の選択さ
れた厚さをエッチングで除去する。 112 プリフォームからGRINファイバを引き抜
く。 114 GRINファイバの一端を標準に溶接する。 116 GRINファイバをクリーブして所望のレンズ
長さを得る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 596077259 600 Mountain Avenue, Murray Hill, New Je rsey 07974−0636U.S.A. (72)発明者 ウィリアム アルフレッド リード アメリカ合衆国、07901 ニュージャージ ー州、サミット、ブラックバーン ロード 143 (72)発明者 マーク ジェイ シュニッツァー アメリカ合衆国、07030 ニュージャージ ー州、ホーボーケン、#802 パーク ア ベニュー 77 Fターム(参考) 2H037 CA16 DA04 DA05 DA06 2H041 AA14 AA16 AB14 AC06 AZ05

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A) 第1と第2の光学導波路(3
    6、38)と、 (B) 前記第1と第2の光学導波路(36、38)の
    両方に取り付けられたGRINファイバレンズ(43)
    とを有することを特徴とするモード変換装置。
  2. 【請求項2】 前記第1と第2の導波路(36、38)
    は、GRINファイバレンズ(43)に溶融結合あるい
    は接着剤により結合されていることを特徴とする請求項
    1記載の装置。
  3. 【請求項3】 前記第1と第2の導波路(36、38)
    は、それぞれ第1と第2の光ファイバであることを特徴
    とする請求項2記載の装置。
  4. 【請求項4】 前記第1の光ファイバは、第2の光ファ
    イバとは異なるサイズの伝搬モードを有することを特徴
    とする請求項3記載の装置。
  5. 【請求項5】 (A) 第1と第2と第3の光ファイバ
    (48、50、52)と、 (B) 前記第1と第2と第3の光ファイバ(48、5
    0、52)にそれぞれ接続される第1と第2と第3のG
    RINファイバレンズ(49、49’、49”)と、 (C) 前記第1と第2と第3の光ファイバに光学的に
    結合されるように構成されたされた光学素子(54)と
    を有することを特徴とする光学装置。
  6. 【請求項6】 (D) MEMデバイス(56)を更に
    有し、 前記光学素子(54)は、MEMデバイス(56)によ
    りその位置と方向が制御される可動反射器であることを
    特徴とする請求項5記載の装置。
  7. 【請求項7】 前記光学素子は、光学サーキュレータ
    と、偏光選択性スプリッタと、波長選択性反射器の内の
    いずれか1つを含むことを特徴とする請求項5記載の装
    置。
  8. 【請求項8】 (A) GRINファイバレンズが取り
    付けられた少なくとも3個の光ファイバからなるアレイ
    と、 (B) 前記アレイのGRINファイバレンズの内の1
    つと別の光学導波路との間で光を向けるよう構成された
    光学デバイスとを有することを特徴とする光学装置。
  9. 【請求項9】 前記別の導波路は、ファイバGRINレ
    ンズが取り付けられた光ファイバであることを特徴とす
    る請求項8記載の装置。
  10. 【請求項10】 前記光学デバイスは、複数の光ファイ
    バの内の1本のファイバからの光りようにアクセプタン
    スウィンドウを表示するように構成され、 前記アクセプタンスウィンドウの直径は前記複数の光フ
    ァイバの内の1本のファイバの直径を超えないことを特
    徴とする請求項9記載の装置。
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