JP2003043138A - Fm−cwレーダ装置および該装置における妨害波除去方法 - Google Patents
Fm−cwレーダ装置および該装置における妨害波除去方法Info
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Abstract
目標からの反射波のビート信号のみを抽出することを可
能とするFM−CWレーダ装置を提供する。 【解決手段】受信信号Sr中に、目標Taからの反射波
Wrとともに妨害波Wiが含まれる場合、ローカルの送
信信号Stとこの送信信号Stを遅延させた遅延送信信
号Stdとを第1および第2の混合器16、16Aにそ
れぞれ供給し、これら第1および第2の混合器16、1
6Aで受信信号Srに対してビート信号Sbと遅延ビー
ト信号Sbdとを生成する。生成したビート信号Sbと
遅延ビート信号Sbdとを周波数分析器18、18Aに
より周波数分析した後、周波数距離換算器20、20A
により距離に換算し、相関処理器80で相関をとること
で妨害波成分を除去し、妨害波Wiを含まない目標Ta
からの反射波Wrのビート信号のみに対応する目標Ta
までの距離Rを抽出する。
Description
M)された連続波(CW)信号を送受信して目標として
の物体を検知し、物体までの距離、物体の速度等を測定
することで、航法、捜索、監視等を可能とするFM−C
Wレーダ装置および該装置における妨害波除去方法に関
し、特に、他のレーダ等からの干渉電波等の妨害波を除
去することの可能なFM−CWレーダ装置および該装置
における妨害波除去方法に関する。
波数変調を加えて送信する方式のレーダである。送信波
の一部を、物体から反射してきた受信波と混合すれば、
電波が往復する遅延時間に比例したビート波が生じる。
このビート信号を周波数分析した場合、周波数が物体ま
での距離に対応し、振幅(強度)が物体の散乱の強さに
対応する。このようなFM−CWレーダ方式は、パルス
レーダに比べ、連続波を使用することから小電力です
み、また、ナノ秒パルスを増幅するような高周波部品を
必要としないという利点を有する。
2の構成を示している。
作説明図を示している。
生器4によって変調され高周波発振器6から出力される
送信信号Stが、方向性結合器8および送信アンテナ1
0を介して空間に送信波Wtとして放射される。
の反射波Wrが、受信アンテナ14によって受信され受
信信号Srとして混合器16の一方の入力信号として供
給される。
て、高周波発振器6からの送信信号の一部がローカル信
号として方向性結合器8から供給されている。
送信信号Stと受信信号Srとを混合し、送信信号St
と受信信号Srとの時間差に応じたビート信号Sbを出
力する。
性(送信周波数変化特性)Ctと、受信信号Srの周波
数変化特性(受信周波数変化特性)Crを時間軸上に描
いた図である。図11Aにおいて、送信信号Stと受信
信号Srとの周波数差fb(単位は周波数)がビート信
号Sbの周波数となり、この周波数差fbの振幅特性A
fbを図11Bに示す。
置2の位置から目標Taまでの距離に比例するので、ビ
ート信号SbをFFT(高速フーリエ変換)等の周波数
分析器18で分析し、図11Cに示す周波数fb1(周
波数差fbと同一の周波数)で、ある強度を有する周波
数スペクトルPtaを得る。
1を周波数距離換算器20で目標Taまでの距離R(図
11C参照)に換算することで、目標Taまでの測距を
行うことができる。
目標Taまでの距離等を測定するために、パルスレーダ
が用いられている。このパルスレーダでは、非常に大き
な送信ピーク電力を持つ高周波パルスを使用している。
そのため、FM−CWレーダと同一の周波数もしくは近
接する周波数でパルスレーダを使用した場合、FM−C
Wレーダは、強い干渉を受け、目標の探知が困難になる
という問題がある。
詳しく説明する。前記の図10に示すように、FM−C
Wレーダと同一の周波数もしくは近接する周波数で、パ
ルスレーダの送信アンテナ22からの送信波Wiが、F
M−CWレーダ装置2の受信アンテナ14で妨害波とし
て受信されてしまう。
うに、パルスレーダの送信波Wiは、パルス幅をτとす
るとき、概略1/τの帯域を有する広い周波数範囲を有
する特性(パルスレーダ送信波周波数変化特性)Cpを
持つ。この特性Cpを有する送信波Wiがパルス繰り返
し周波数(PRF)fpで繰り返し送信され、FM−C
Wレーダ装置2の本来の受信信号Srに重畳されて受信
される。
上でも、図12Bに、図11Bの図と重ねて示すよう
に、本来のビート信号Sbの振幅特性Afb上に、繰り
返し周期1/fpで、パルス状の妨害波信号Iiが重畳
される。
重畳された信号を周波数分析器18で周波数スペクトル
に変換すると、図12Cに示すように、本来の目標Ta
からの周波数スペクトルPta以外に、上記の繰り返し
周波数fpに対して整数倍からなる周波数n・fp(n
=1,2,…)を有する妨害波スペクトルPiが現れ
る。このため、目標Taの探知が困難になる。
れたものであり、パルスレーダ等からの妨害波信号が混
入しても、この妨害波を除去し、妨害波を含まない目標
からの反射波のビート信号のみを抽出することを可能と
するFM−CWレーダ装置および該装置における妨害波
除去方法を提供することを目的とする。
化のために添付図面中の符号を付けて説明する。したが
って、この項に記載した内容がその符号を付けたものに
限定して解釈されるものではない。
たとえば図5に示すように、周波数変調された連続波信
号である送信信号(St)を送信波(Wt)として送出
するとともに、目標(Ta)からの反射波(Wr)を受
信信号(Sr)として受信し、前記目標を検知するFM
−CWレーダ装置(132)において、前記受信信号中
に、前記目標からの反射波とともに妨害波(Wi)が含
まれる場合、前記送信信号を遅延し遅延送信信号(St
d)を生成する遅延器(48)と、前記送信信号と前記
妨害波が含まれる受信信号とからビート信号(Sb)を
生成する第1の混合器(16)と、前記遅延送信信号と
前記妨害波が含まれる受信信号とから遅延ビート信号
(Sbd)を生成する第2の混合器(16A)と、前記
ビート信号と前記遅延ビート信号とを比較して前記妨害
波成分を除去し、前記妨害波を含まない前記目標からの
反射波のビート信号のみを抽出する比較処理器(80)
とを備えることを特徴とする(請求項1記載の発明)。
り一定時間遅延させた遅延送信信号を用いる。そして、
第1の混合器により生成した、遅延させていない元の送
信信号と妨害波が含まれる受信信号とによるビート信号
と、第2の混合器により生成した、遅延送信信号と妨害
波が含まれる受信信号とによる遅延ビート信号とを比較
処理器により比較して、妨害波成分を除去するようにし
ているので、妨害波を含まない目標からの反射波のビー
ト信号のみを抽出することができる。
換信号発生器(54)により発生される、送信信号(連
続波信号)の繰り返し周期に同期する切換信号(Sw)
に応じて、切換器(51)、(52)により送信信号
(St)と遅延送信信号(Std)とを切り換えて混合
器(16)に順次供給してビート信号(Sb)と遅延ビ
ート信号(Sbd)を作成するようにすることで、一つ
のみの混合器で、妨害波を含まない目標(Ta)からの
反射波(Wr)のビート信号のみを抽出することができ
る(請求項2記載の発明)。
ける妨害波除去方法は、たとえば図7に示すように、周
波数変調された連続波信号である送信信号を送信波とし
て送出するとともに、目標からの反射波を受信信号とし
て受信して前記目標を検知する際に、前記受信信号中に
前記目標からの反射波とともに妨害波が含まれるとき、
前記妨害波を除去するためのFM−CWレーダ装置にお
ける妨害波除去方法において、前記送信信号を遅延し遅
延送信信号を生成する遅延処理過程(S1)と、前記送
信信号と前記妨害波が含まれる受信信号とを混合してビ
ート信号を生成するとともに、前記遅延送信信号と前記
妨害波が含まれる受信信号とを混合して遅延ビート信号
を生成する混合処理過程(S2)と、前記ビート信号と
前記遅延ビート信号とを比較して前記妨害波成分を除去
し、前記妨害波を含まない目標からの反射波のビート信
号のみを抽出する比較処理過程(S3)とを備えること
を特徴とする(請求項3記載の発明)。
信号を遅延した遅延送信信号を生成し、前記送信信号と
前記妨害波が含まれる受信信号とを混合してビート信号
を生成するとともに、前記遅延送信信号と前記妨害波が
含まれる受信信号とを混合して遅延ビート信号を生成
し、前記ビート信号と前記遅延ビート信号とを比較して
妨害波成分を除去し、前記妨害波を含まない目標からの
反射波のビート信号のみを抽出することができる。
ついて図面を参照して説明する。なお、以下に参照する
図面において、上記図10、図11A〜図11C、およ
び図12A〜図12Cに示したものと対応するものには
同一の符号を付けてその詳細な説明は省略する。また、
必要に応じてこれらの図を参照する。
るFM−CWレーダ装置32を示している。
には、送信部40と受信部42と遅延部44とから構成
される。
流)が増加するのこぎり波を一定周期で繰り返し発生す
る掃引信号発生器4と、こののこぎり波により周波数変
調された連続波信号である高周波を送信信号Stとして
出力する高周波発振器6と、送信信号Stを主要な送信
信号Stと一部の送信信号(ローカル信号ともいう。)
Stに分割する方向性結合器8と、主要な送信信号St
を空間に送信波Wtとして目標Taに対して放射する送
信アンテナ10とを備えている。
からの反射波Wrを受信するとともに、FM−CWレー
ダ装置32と同一の周波数もしくは近接する周波数のパ
ルスレーダの送信アンテナ22からの妨害波(干渉波)
としての送信波Wiを受信し、妨害波を含む受信信号S
rを出力する受信アンテナ14と、妨害波を含む受信信
号Srと送信信号Stとからビート信号Sbを生成する
とともに、妨害波を含む受信信号Srと遅延送信信号S
tdとから遅延ビート信号Sbdを生成する混合器16
と、ビート信号Sbと遅延ビート信号Sbdの周波数を
分析して周波数スペクトルを得るFFT(高速フーリエ
変換器)等の周波数分析器18と、この周波数スペクト
ルを距離(横軸が距離、縦軸が強度であるので、距離強
度信号ともいう。)に換算する周波数距離換算器20
と、ビート信号Sbの周波数スペクトルに係る距離強度
信号と、遅延ビート信号Sbdの周波数スペクトルに係
る距離強度信号とを比較して妨害波成分を除去し、妨害
波Wiを含まない目標Taからの反射波Wrのビート信
号に対応する距離強度信号のみを抽出するための比較相
関処理を行う相関処理器46とを備える。
延してローカル信号としての遅延送信信号Stdを出力
する遅延器48と、この遅延器48と並列的に挿入され
ローカル信号としての送信信号Stをそのまま混合器1
6に供給する直結線50と、遅延器48と直結線50と
を切り換える切換器である連動の2回路2接点のスイッ
チ51、52と、掃引信号発生器4から出力される掃引
信号(図1中、のこぎり波参照)の周期に同期して方形
波である切換信号Sw(図1中、方形波参照)を生成
し、切換信号Swによりスイッチ51、52を掃引の一
周期毎に切り換える切換信号発生器54とを備えてい
る。なお、切換信号Swは、相関処理器46にも供給さ
れる。
を示している。
20からの距離強度信号を切換信号発生器54からの切
換信号Swに対応して切り換える1回路2接点のスイッ
チ62と、切換信号Swがハイレベルの期間にスイッチ
62を通じて供給される距離強度信号の距離を補正する
距離補正器60と、時間を合わせるために、切換信号S
wがローレベルの期間にスイッチ62を通じて供給され
る距離強度信号を、1掃引分、遅延するための1掃引分
遅延器64と、距離補正器60の出力および1掃引分遅
延器64の遅延出力とを、それぞれ予め決められている
基準値と比較し、各出力が基準値以上の値である場合に
はハイレベル、基準値未満の値である場合にはローレベ
ルの2値信号を出力するコンパレータ66、68と、コ
ンパレータ66、68の出力2値信号のアンドを取るア
ンド回路79と、アンド回路70の出力のハイレベルの
期間にゲートを開いて、1掃引分遅延器64の出力中、
ゲートを開いている期間分の信号を通過させ、ローレベ
ルの期間にゲートを閉じるゲート回路72とを備えてい
る。
ーダ装置32は、基本的には以上のように構成されるも
のであり、次に、その動作について説明する。なお、特
に断らない限り、制御・処理主体は図示していないコン
ピュータを構成するCPUである。
力される切換信号Swのローレベル側でスイッチ51、
52は、直結線50の側に切り換えられているものとす
る。図2に示すスイッチ62は、切換信号Swのローレ
ベル側で1掃引分遅延器64の側に切り換えられている
ものとする。
説明した動作と全く同様に、FM−CWレーダ装置32
と同一の周波数もしくは近接する周波数で、パルスレー
ダの送信アンテナ22からの送信波Wiが、FM−CW
レーダ装置32の受信アンテナ14で妨害波として受信
されてしまう。
レーダの送信波Wiは、パルス幅をτとするとき、概略
1/τの帯域を有する広い周波数範囲を有する特性(パ
ルスレーダ送信波周波数変化特性)Cpを持つ。この特
性Cpを有する送信波Wiがパルス繰り返し周波数(P
RF)fpで繰り返し送信され、FM−CWレーダ装置
32の本来の受信信号Srに重畳されて受信される。
ト信号Sb上でも、図12Bに示すように、本来のビー
ト信号Sbの振幅特性Afb上に、繰り返し周期1/f
pで、パルス状の妨害波信号Iiが重畳される。
重畳されたビート信号Sbを周波数分析器18で周波数
スペクトルに変換すると、図3A(図12Cの図を再
掲)に示すように、周波数fb1を有する本来の目標T
aからの周波数スペクトルPta以外に、上記の繰り返
し周波数fpに対して整数倍からなる周波数n・fp
(n=1,2,…)を有する妨害波スペクトルPiが現
れる。このため、目標Taの探知が困難になる。
スペクトルPtaは、周波数距離換算器20により、距
離強度信号に変換され、相関処理器46中、スイッチ6
2を通じて1掃引分遅延器64に入力される。
ケールに変換したときの距離強度信号を示している。こ
の距離強度信号は、距離Rの位置に目標Taの距離強度
信号Rtaが存在し、その近傍に、妨害波スペクトルP
iに対応する距離強度信号Riが存在している信号であ
る。
切換信号Swが次の掃引周期でハイレベルに遷移し、ス
イッチ51、52が遅延器48側に切り換えられるとと
もに、スイッチ62が距離補正器60側に切り換えられ
る。
れたローカル信号である遅延送信信号Stdと、妨害波
Wiと目標Taからの反射波Wrを含む受信信号Srと
の遅延ビート信号Sbdを、周波数分析した結果を図3
Bに示す。なお、図3Aの図は、理解の便宜のために、
図12Cの図を再掲した図である。
反射波Wrで発生する周波数スペクトルPtbは、遅延
器48の遅延時間に対応する遅延長さ分だけ目標Taま
での距離が短く観測されるため、非遅延の周波数fb1
より低い周波数fb2に発生する。
32において、送信波Wtと反射波(受信波)Wrの時
間差を原因として混合器16により発生されるビート周
波数fbによって測距を行うことは前述の通りである
が、正確には、この測距は、図1の方向性結合器8から
混合器16に供給されるローカル信号としての送信信号
Stと目標Taからの受信信号Srの位相差、すなわち
方向性結合器8から混合器16への経路長を基準とした
目標Taまでの経路差の測定をしていることになる。し
たがって、方向性結合器8から混合器16への経路に遅
延器48による遅延を持たせることにより、その長さ
(遅延器48による経路長)を基準(0m)として測定
されるため、このローカル信号である遅延送信信号St
dの経路長分だけ目標Taまでの経路(距離)が短く測
定されることになる。
iによるスペクトルPiは、妨害波のパルス繰り返し周
波数に依存したスペクトルであるため、相変わらず図3
Aに示したものと同一の周波数n・fp(n=1,2,
…)でスペクトルが発生する。
波数距離換算器20により距離に換算した後、距離補正
器60で、遅延器48分の遅延量に対応する距離を補正
した(オフセットした)距離強度信号を図4Bに示す。
に、この距離補正により、目標Taの距離強度信号Rt
bは、距離Rの位置となる。この場合、妨害波Wiのス
ペクトルPiに対応する距離強度信号Rciは、図4A
上の妨害波WiのスペクトルPiに対応する距離強度信
号Riとは異なる距離の位置となる。
と、図4Bに示す距離強度信号との相関を取り、両方と
も信号がある部分だけ真の目標Taがあると判断するよ
うにすれば、同一の距離Rにある距離強度信号Rtaと
Rtbが目標Taであると判断することができ、距離に
相関のない距離強度信号RiとRciが目標Taではな
いと判断することができる。
時に、距離補正器60から出力される距離強度信号(図
4B参照)と1掃引分遅延器64から出力される距離強
度信号(図4A参照)がそれぞれ、コンパレータ66、
68により雑音の判定強度である基準値Q(図4A、図
4B参照)と比較され、基準値Q以上の距離強度信号は
ハイレベル(値1)とされ、基準値Q未満の距離強度信
号はローレベル(値0)とされる。したがって、アンド
回路70の出力には、距離Rの位置にある距離強度信号
Rta、Rtbの発生期間のみハイレベルとなるパルス
信号が現れ、ゲート回路72に供給され、ハイレベルの
期間にゲート回路72のゲートが開く。結局、ゲート回
路72の出力側には、距離Rの位置の距離強度信号Rt
aのみが出力されることになる。
によれば、受信信号Sr中に、目標Taからの反射波W
rとともに妨害波Wiが含まれる場合、ローカル信号と
しての送信信号Stと、この送信信号Stを遅延させた
遅延送信信号Stdとを掃引周期毎に切り換えて、混合
器16により受信信号Srに対して、順次、ビート信号
Sbと遅延ビート信号Sbdを生成する。生成したビー
ト信号Sbと遅延ビート信号Sbdとを周波数分析器1
8により周波数分析した後、周波数距離換算器20によ
り距離に換算し、相関処理器46で相関をとることで妨
害波成分を除去し、妨害波Wiを含まない目標Taから
の反射波Wrのビート信号Sbのみに対応する目標Ta
までの距離Rを2回の掃引で抽出することができる。
るFM−CWレーダ装置132の構成を示している。図
6は、FM−CWレーダ装置132を構成する相関処理
器80の詳細な構成を示している。なお、以下に参照す
る図5、図6において、上記図10、図11A〜図11
C、図12A〜図12C、図1、図2、図3A、図3
B、図4A、図4Bに示したものと対応するものには同
一の符号を付けてその詳細な説明は省略する。
は、2回掃引で妨害波(干渉波)の除去を行う図1例の
FM−CWレーダ装置32と異なり、1回の掃引のみで
妨害波(干渉波)の除去を可能としている。
配器82で分配され、同一構成の第1の混合器16と第
2の混合器16Aに送られる。
も分配器84を通じて分配され、第1の混合器16には
直結で、第2の混合器16Aには遅延器48を通じて遅
延送信信号Stdとして送られる。
ト信号Sbと第2の混合器16Aの出力である遅延ビー
ト信号Sbdとが、それぞれ、同一構成の周波数分析器
18と周波数分析器18Aにより、それぞれ、図3A、
図3Bに示した周波数スペクトルPta、Ptbを含む
周波数スペクトルに分解される。
Aに示した周波数スペクトルが図4Aに示した距離強度
信号に変換される。ただし、このときの強度は、受信信
号Srを分配器82で2分割しているので、図3Aおよ
び図4Aに示した値の約半分の強度になっている。
の周波数距離換算器20Aにより図3Bに示した周波数
スペクトルが距離強度信号に換算され、換算された距離
強度信号が、相関処理器80を構成する図6に示す距離
補正器60により遅延器48の遅延に対応する分、距離
補正され、図4Bに示した距離強度信号に換算される。
この場合においても、強度は、図4Bに示した値の約半
分の強度になっている。
0からそれぞれ出力される距離強度信号は、コンパレー
タ66A、68Aで、それぞれ、基準値Qが半分の値に
された基準値と比較され、2値信号とされる。この2つ
の2値信号がアンド回路70でアンドを取られること
で、距離Rの距離強度信号Rta、Rtbが発生してい
る区間にゲート回路72のゲートが開き、分配器82で
強度が1/2とされた信号に対応する距離強度信号Rt
aとRtbとの加算器74による加算信号がゲート回路
72を通じて出力される。
Rの位置の距離強度信号(Rta+Rtb)/2の信号
のみが出力されることになる。
によれば、受信信号Sr中に、目標Taからの反射波W
rとともに妨害波Wiが含まれる場合、ローカル信号と
しての送信信号Stを分配した送信信号Stとこの送信
信号Stを遅延させた遅延送信信号Stdとを第1およ
び第2の混合器16、16Aにそれぞれ供給し、これら
第1および第2の混合器16、16Aにより受信信号S
rに対してビート信号Sbと遅延ビート信号Sbdとを
生成する。生成したビート信号Sbと遅延ビート信号S
bdとを周波数分析器18、18Aにより周波数分析し
た後、周波数距離換算器20、20Aにより距離に換算
し、相関処理器80で相関をとることで妨害波成分を除
去し、妨害波Wiを含まない目標Taからの反射波Wr
のビート信号のみに対応する目標Taまでの距離Rを抽
出することができる。
第2の実施の形態で実施された、この発明に係るFM−
CW装置における妨害波除去方法の処理過程を示してい
る。
ある送信信号Stを送信波Wtとして送出するととも
に、目標Taからの反射波Wrを受信信号Srとして受
信して目標Taを検知する際に、受信信号Sr中に目標
Taからの反射波Wrとともにパルスレーダ等の送信ア
ンテナ22から送信された妨害波Wiが含まれるときに
適用される妨害波除去方法である。
として使用するために送信信号Stを遅延し遅延送信信
号Stdを生成する遅延処理過程S1と、送信信号St
と妨害波Wiが含まれる受信信号Srとを混合してビー
ト信号Sbを生成するとともに、遅延送信信号Stdと
妨害波Wiが含まれる受信信号Srとを混合して遅延ビ
ート信号Sbdを生成する混合処理過程S2と、ビート
信号Sbと遅延ビート信号Sbdとを比較して妨害波成
分を除去し、妨害波Wiを含まない目標Taからの反射
波Wrのビート信号のみを抽出する比較処理過程S3と
を備える。これらの処理過程により、妨害波Wiを含ま
ない目標Taからの反射波Wrのビート信号のみを抽出
することができる。
CWレーダ装置2、およびこの実施の形態に係るFM−
CWレーダ装置32、132により目標Taを観測する
際のレーダ画面のシミュレーション図を示している。
2のレーダシミュレーション画面90では、目標Taの
エコーTaeの他に、中心から放射状に延びる多数の妨
害波WiにかかるクラッターのエコーCeが現れている
のに対し、図9に示すように、この実施の形態に係るF
M−CWレーダ装置32、132のレーダシミュレーシ
ョン画面92では、妨害波(干渉波)であるクラッター
のエコーCeが除去された目標TaのエコーTaeのみ
が検知されていることが理解される。
遅延量の異なる2系統のローカル信号である送信信号S
tと遅延送信信号Stdを有し、この2系統のビート信
号Sbと遅延ビート信号Sbdとの相関処理を行うこと
によって、他のレーダからの妨害波Wiの除去を行うこ
とができる。
らず、この発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成
を採り得ることはもちろんである。
ば、送信信号と、この送信信号を遅延した遅延送信信号
の両方から妨害波を含む受信信号に対してビート信号と
遅延ビート信号を作成し、これらを比較し、妨害波の周
波数スペクトルが一定であることに着目して該妨害波を
除去するようにしている。
ダ等から混入する妨害波を比較的に簡単な構成で除去
し、妨害波を含まない目標からの反射波のビート信号の
みを抽出することができる。
ブロック図である。
ク図である。
を含む周波数スペクトル図である。図3Bは、遅延ビー
ト信号に対応する目標と妨害波を含む周波数スペクトル
図である。
を含む距離換算図である。図4Bは、遅延ビート信号に
対応する目標と妨害波を含む距離換算図である。
ブロック図である。
ク図である。
明するフロー図である。
測する際に、妨害波が表示されてしまうことを示すレー
ダ画面のシミュレーション図である。
より目標を観測した場合における妨害波が除去されたレ
ーダ画面のシミュレーション図である。
ブロック図である。
信信号の周波数変化特性を示す説明図である。図11B
は、送信信号と受信信号との周波数差を示すビート信号
を示す波形図である。図11Cは、目標の反射波に係る
周波数強度信号および周波数距離信号の説明図である。
信信号の周波数変化特性に妨害波であるパルスレーダ送
信波周波数変化特性が重畳された特性を示す説明図であ
る。図12Bは、送信信号と受信信号との周波数差を示
すビート信号上に、パルス上の妨害波信号が重畳された
状態を示す説明図である。図12Cは、本来の目標から
の周波数スペクトル上に、繰り返し周波数の整数倍から
なる周波数を有する妨害波スペクトルが重畳された周波
数強度を示す説明図である。
ナ 16、16A…混合器 18、18A…周
波数分析器 20、20A…周波数距離換算器 22…送信アンテ
ナ 40…送信部 42…受信部 44…遅延部 46…相関処理器 48…遅延器 50…直結線 51、52、62…スイッチ 54…切換信号発
生器 60…距離補正器 64…1掃引分遅
延器 66、66A、68、68A…コンパレータ 72…ゲート回路 79…アンド回路 82、84…分配器 Afb…振幅特性 Ce…クラッターのエコー Cp…パルスレーダ送信波周波数変化特性 fb…周波数差 fb1、fb2…
周波数 fp…パルス繰り返し周波数 Ii…パルス状の
妨害波信号 Pi…妨害波スペクトル Pta、Ptb…
周波数スペクトル Q…基準値 R…距離 Rci…距離強度信号 Sb…ビート信号 Sbd…遅延ビート信号 Sr…受信信号 St…送信信号 Std…遅延送信
信号 Sw…切換信号 Ta…目標 Tae…目標のエコー Wi…送信波(妨
害波) Wt…送信波
Claims (3)
- 【請求項1】周波数変調された連続波信号である送信信
号を送信波として送出するとともに、目標からの反射波
を受信信号として受信し、前記目標を検知するFM−C
Wレーダ装置において、 前記受信信号中に、前記目標からの反射波とともに妨害
波が含まれる場合、 前記送信信号を遅延し遅延送信信号を生成する遅延器
と、 前記送信信号と前記妨害波が含まれる受信信号とからビ
ート信号を生成する第1の混合器と、 前記遅延送信信号と前記妨害波が含まれる受信信号とか
ら遅延ビート信号を生成する第2の混合器と、 前記ビート信号と前記遅延ビート信号とを比較して前記
妨害波成分を除去し、前記妨害波を含まない前記目標か
らの反射波のビート信号のみを抽出する比較処理器とを
備えることを特徴とするFM−CWレーダ装置。 - 【請求項2】周波数変調された連続波信号である送信信
号を送信波として送出するとともに、目標からの反射波
を受信信号として受信し、前記目標を検知するFM−C
Wレーダ装置において、 前記受信信号中に、前記目標からの反射波とともに妨害
波が含まれる場合、 前記送信信号を遅延し遅延送信信号を生成する遅延器
と、 前記連続波信号の繰り返し周期に同期する切換信号を発
生する切換信号発生器と、 前記切換信号に応じて、前記送信信号と前記遅延送信信
号とを切り換えて出力する切換器と前記妨害波が含まれ
る受信信号と前記切換器を通じて供給される前記送信信
号とからビート信号を生成するとともに、前記妨害波が
含まれる受信信号と前記切換器を通じて供給される前記
遅延送信信号とから遅延ビート信号を生成する混合器
と、 前記ビート信号と前記遅延ビート信号とを比較して前記
妨害波成分を除去し、前記妨害波を含まない前記目標か
らの反射波のビート信号のみを抽出する比較処理器とを
備えることを特徴とするFM−CWレーダ装置。 - 【請求項3】周波数変調された連続波信号である送信信
号を送信波として送出するとともに、目標からの反射波
を受信信号として受信して前記目標を検知する際に、前
記受信信号中に前記目標からの反射波とともに妨害波が
含まれるとき、前記妨害波を除去するためのFM−CW
レーダ装置における妨害波除去方法において、 前記送信信号を遅延し遅延送信信号を生成する遅延処理
過程と、 前記送信信号と前記妨害波が含まれる受信信号とを混合
してビート信号を生成するとともに、前記遅延送信信号
と前記妨害波が含まれる受信信号とを混合して遅延ビー
ト信号を生成する混合処理過程と、 前記ビート信号と前記遅延ビート信号とを比較して前記
妨害波成分を除去し、前記妨害波を含まない目標からの
反射波のビート信号のみを抽出する比較処理過程とを備
えることを特徴とするFM−CWレーダ装置における妨
害波除去方法。
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JP2001228665A JP3720280B2 (ja) | 2001-07-27 | 2001-07-27 | Fm−cwレーダ装置および該装置における妨害波除去方法 |
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JP2003043138A true JP2003043138A (ja) | 2003-02-13 |
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JP2001228665A Expired - Lifetime JP3720280B2 (ja) | 2001-07-27 | 2001-07-27 | Fm−cwレーダ装置および該装置における妨害波除去方法 |
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Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2019158828A (ja) * | 2018-03-16 | 2019-09-19 | 株式会社デンソーテン | レーダ装置およびレーダ装置の制御方法 |
CN116400316A (zh) * | 2023-06-02 | 2023-07-07 | 中国科学技术大学 | 雷达互干扰场景下的回波信号的处理方法 |
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- 2001-07-27 JP JP2001228665A patent/JP3720280B2/ja not_active Expired - Lifetime
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