JP2003041013A - 繊維強化樹脂成形品及びその製造方法 - Google Patents

繊維強化樹脂成形品及びその製造方法

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JP2003041013A
JP2003041013A JP2001224607A JP2001224607A JP2003041013A JP 2003041013 A JP2003041013 A JP 2003041013A JP 2001224607 A JP2001224607 A JP 2001224607A JP 2001224607 A JP2001224607 A JP 2001224607A JP 2003041013 A JP2003041013 A JP 2003041013A
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urethane resin
fiber
filler
specific gravity
reinforced resin
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Yasuhiro Saito
康宏 斉藤
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】1以上の比重を有し、下水場の堰板や角落しの
ような水に沈めて用いる用途に、比重増加の後加工を要
することなく用いることができる繊維強化樹脂成形品を
提供する。又、成形性に優れ、ウレタン樹脂成分と充填
材との混合工程における連続混合可能時間が長くて生産
性も優れた上記の繊維強化樹脂成形品の製造方法を提供
する。 【解決手段】所定間隔に引き揃えられた多数の長尺ガラ
ス繊維が、各ガラス繊維とガラス繊維との間に含浸され
たウレタン樹脂液を発泡硬化することにより形成された
ウレタン樹脂にて一体化されてなる繊維強化樹脂成形品
1であって、前記ウレタン樹脂12中に、該ウレタン樹
脂100重量部に対して比重が4.0以上の充填材13
の15〜70重量部が分散されており、全体の比重が
1.0以上である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、繊維強化樹脂成形
品及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、木材に替えて建材等の構造材とし
て使用し得る、機械的強度に優れた長繊維強化発泡体が
種々提案され、例えば、特公昭55−15290号公報
に記載されている方法により、長繊維強化発泡体が製造
されている。
【0003】しかし、従来の長繊維強化発泡体は、下水
場の堰板や角落しのような水に沈めて用いる用途に対し
ては、加工性が容易で、耐久性等の必要物性は備えてい
るものの、比重が0.74程度のものであり、それだけ
では水に浮くために、金属部材を取りつけて比重が1.
0以上となるような加工を施して使用しているのが現状
である。
【0004】上記問題点を解決する手段として、繊維強
化品のみで成形品の比重を1.0以上にすることも考え
られるが、ウレタン樹脂成分に対する充填材の割合が多
くなると、ポリオールと充填材を混合、輸送する設備が
摩耗により損傷したり、充填材の混合されたポリオール
とイソシアネートを連続的に混合する設備が摩耗により
損傷する事態が発生し、長時間製造するを続けることが
できないという問題点がある。又、ウレタン樹脂成分に
対する充填材の割合を少なくし、かつ、成形品の比重を
1.0以上にしようとすると、ウレタン樹脂の比重が高
くなり、その反応熱が大きくなるので、成形速度を低く
しないと成形できないという問題点がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記のよう
な従来の問題点を解消し、従来の長繊維強化発泡体と同
等の物性を維持しながら、1以上の比重を有していて、
下水場の堰板や角落しのような水に沈めて用いる用途
に、比重増加の後加工を要することなく用いることがで
きる、繊維強化樹脂成形品を提供することを目的として
なされたものである。又、成形性に優れ、ウレタン樹脂
成分と充填材との混合工程における連続混合可能時間が
長くて生産性も優れた上記の繊維強化樹脂成形品の製造
方法を提供することを目的としてなされたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本願の請求項1に記載の
発明(本発明1)は、所定間隔に引き揃えられた多数の
長尺ガラス繊維が、各ガラス繊維とガラス繊維との間に
含浸されたウレタン樹脂組成物を発泡硬化することによ
り形成されたウレタン樹脂にて一体化されてなる繊維強
化樹脂成形品であって、前記ウレタン樹脂中に、そのウ
レタン樹脂成分100重量部に対して比重が4.0以上
の充填材15〜70重量部が分散されており、全体の比
重が1.0以上であることを特徴とする繊維強化樹脂成
形品である。
【0007】本願の請求項2に記載の発明(本発明2)
は、前記充填材がクロマイトサンドであることを特徴と
する本発明1の繊維強化樹脂成形品である。
【0008】本願の請求項3に記載の発明(本発明3)
は、多数の長尺ガラス繊維を所定間隔に引き揃えながら
一方向に進行させ、進行途中で引き揃えられたガラス繊
維群の上方からウレタン樹脂組成物をふりかけて各ガラ
ス繊維とガラス繊維との間に含浸させたのち、ウレタン
樹脂組成物を発泡させて一体成形する繊維強化樹脂成形
品の製造方法において、前記ウレタン樹脂組成物とし
て、ポリオールに比重が4.0以上の充填材を混合した
後、イソシアネートと混合したものであって、ポリオー
ル及びイソシアネートの合計100重量部に対して、前
記充填材15〜70重量部を混合したものを用いる繊維
強化樹脂成形品の製造方法である。
【0009】本発明(本発明1〜本発明3、以下同じ)
において、充填材として比重が4.0以上のを用いる必
要がある。充填材の比重が4.0未満であると、成形品
の比重を1.0以上とするためには、ウレタン樹脂中に
大きな体積の充填材を分散させる必要があるため、ウレ
タン樹脂組成物に対する混合性が悪くなったり、ウレタ
ン樹脂組成物のガラス繊維間への含浸性が悪くなる。比
重が4.0以上の充填材としては、設備を損傷すること
がなく、比重が高く、耐久性に優れるものが好適に使用
され、例えば、クロマイトサンドが特に好ましいが、鉄
粉系の金属粉等の無機充填材なども適宜使用される。
【0010】本発明において、比重が4.0以上の充填
材の混合量は、ウレタン樹脂成分100重量部に対して
15〜70重量部である必要がある。充填材の混合量
が、15重量部未満であると、主にウレタン樹脂とガラ
ス繊維とで成形品の比重を1.0以上とする必要があ
り、コスト的に不利となるとともに、成形品中のウレタ
ン樹脂が占める割合が増えるために、成形中に樹脂の反
応熱の蓄積が多くなり、冷却時間を多く要するため、成
形性が低下してしまい、70重量部を超えると、ウレタ
ン樹脂中への充填材の分散性が悪くなると共に、各ガラ
ス繊維とガラス繊維中への含浸性が悪くなり、又、成形
後の成形品の切断や溝加工の際に、加工用刃物の摩耗が
大きくなるという不都合がある。
【0011】比重が4.0以上の充填材の平均粒径は、
6〜200μmが好ましい。充填材の平均粒径が小さす
ぎると、充填材の表面積の総和が大きくなるため、充填
材を濡らす樹脂が多く必要となり、ウレタン樹脂組成物
のガラス繊維間への含浸性が悪くなり、平均粒径が大き
すぎると、ウレタン樹脂中への分散性が悪くなる。
【0012】本発明において、長尺ガラス繊維は、短ガ
ラス繊維を絡ませて糸状にしたものでもよく、又、モノ
フィラメントであってもよい。要するに、長い繊維状物
であればよい。
【0013】本発明において、ガラス繊維の混合量は、
ウレタン樹脂成分100重量部に対して50〜100重
量部が好ましい。ガラス繊維の混合量が50重量部未満
であると、成形品の曲げ弾性率等の強度が低下し易く、
100重量部を超えると、ウレタン樹脂組成物のガラス
繊維間への含浸性が悪くなり易い。
【0014】本発明において、ウレタン樹脂組成物の一
方の成分であるイソシアネート成分としては、ウレタン
発泡成形に一般的に使用されるものが適宜使用でき、例
えば、ポリメリックのメタンジイソシアネート(通称ポ
リメリックMDI)等が挙げら、他方の成分であるポリ
オールとしては、ウレタン発泡成形に一般的に使用され
るものが適宜使用でき、例えば、ポリエーテルポリオー
ル、ポリエステルポリオール、ポリマーポリオール等が
挙げられれる。
【0015】ウレタン樹脂組成物中には、ウレタン発泡
成形に一般的に使用される触媒や整泡剤等が含まれ、そ
の他、難燃剤、可塑剤、着色剤、架橋剤、安定剤、ガラ
ス短繊維等が含まれてもよい。
【0016】本発明3においては、ウレタン樹脂組成物
として、ポリオールに比重が4.0以上の充填材を混合
した後、イソシアネートと混合したものであって、ポリ
オール及びイソシアネートの合計100重量部に対し
て、前記充填材15〜70重量部を混合したものを用い
る必要がある。粘度が高いポリオールに比重が4.0以
上の充填材を混合したものに、粘度の低いイソシアネー
トと混合してウレタン樹脂組成物を調製した方が、ウレ
タン樹脂組成物中への比重が4.0以上の充填材の分散
性がよくなるためである。
【0017】
【作用】本発明1の繊維強化樹脂成形品は、前記ウレタ
ン樹脂中に、そのウレタン樹脂成分100重量部に対し
て比重が4.0以上の充填材15〜70重量部が分散さ
れており、全体の比重が1.0以上であることにより、
成形材料が均一に分散されていて物性に優れており、し
かも、下水場の堰板や角落しのような水に沈めて用いる
用途に、後加工により比重を増加させることなく直接用
いることができる。又、従来の繊維強化樹脂成形品のよ
うな、金属部材を取りつけるための加工費用や金属板の
材料費用が不用なため、製品のトータル費用が安くな
る。又、樹脂と金属とを組み合わせたものではないの
で、それに基づく界面接着強度が問題となることもな
い。
【0018】本発明2のように、充填材としてクロマイ
トサンドを用いた場合には、設備を損傷することがな
く、比重が高く、耐久性に優れているので好ましい。
【0019】本発明3の繊維強化樹脂成形品の製造方法
は、前記ウレタン樹脂組成物として、ポリオールに比重
が4.0以上の充填材を混合した後、イソシアネートと
混合したものであって、ポリオール及びイソシアネート
の合計100重量部に対して、前記充填材15〜70重
量部を混合したものを用いることにより、比重が4.0
以上の充填材のウレタン樹脂組成物中への分散性がよ
く、又、充填材混合ウレタン樹脂組成物の各ガラス繊維
とガラス繊維中への含浸性もよくて成形性に優れてお
り、成形材料が均一に分散されていて物性に優れ、か
つ、比重が1以上の繊維強化樹脂成形品を得ることがで
きる。又、ウレタン樹脂成分と充填材とを混合してウレ
タン樹脂組成物を調製する工程の連続混合可能時間が長
くなり、生産性に優れている。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施例により図面
を参照して説明する。図1は本発明の繊維強化樹脂成形
品の一例を説明する断面図である。図1に示すように、
この繊維強化樹脂成形品1は、所定間隔に引き揃えられ
た多数の長尺ガラス繊維11が、各ガラス繊維とガラス
繊維との間に含浸されたウレタン樹脂組成物を発泡硬化
することにより形成されたウレタン樹脂12にて一体化
されたものである。
【0021】この繊維強化樹脂成形品1は、ウレタン樹
脂12中に、ウレタン樹脂成分100重量部に対して比
重が4.0以上の充填材13の15〜70重量部が分散
されており、全体の比重が1.0以上とされている。
【0022】この繊維強化樹脂成形品1は、ウレタン樹
脂12中に比重が4.0以上の充填材13の特定量が分
散されているので、ウレタン樹脂中への充填材の分散性
や各ガラス繊維とガラス繊維中への含浸性がよくて成形
性が優れており、しかも、比重が1以上であるので、下
水場の堰板や角落しのような水に沈めて用いる用途に、
比重を増加させる後加工を要することなく用いることが
できる。
【0023】次に、本発明の繊維強化樹脂成形品の製造
方法の一例を図2を参照して説明する。図2に示すよう
に、まず、ガラス繊維ロービング2を図示しない供給部
に所定数セットする。次に、各ロービング2の端部を引
き出して所望のピッチに引き揃えて、各ロービング2が
所定間隔に並んだロービング群4として一方向に進行さ
せ、進行途中で散布機5を左右に往復動させながらロー
ビング群4の上方から充填材が分散混合されているウレ
タン樹脂組成物6を散布し、各ロービング2に付着させ
る。
【0024】この際、ウレタン樹脂組成物6としては、
ポリオールに比重が4.0以上の充填材を混合した後、
イソシアネートと混合したものであって、ポリオール及
びイソシアネートの合計100重量部に対して、比重が
4.0以上の充填材15〜70重量部を混合したものを
用いる。
【0025】そして、このように各ロービング2にウレ
タン樹脂組成物6が付着したロービング群4を含浸台7
の所で収束させ、含浸台7の上方に設けた含浸板71,
71と含浸台7との間で挟み込み、含浸台71,71を
矢印に示すように左右に摺動させてロービング群4を揉
み、各ロービング2を構成する繊維と繊維との間にウレ
タン樹脂組成物6を含浸させる。
【0026】上記の工程において、比重が4.0以上の
充填材を用いても、その特定量をポリオールに混合した
後、イソシアネートと混合するので、その充填材のウレ
タン樹脂組成物中への分散性よく、又、充填材混合ウレ
タン樹脂組成物の各ガラス繊維とガラス繊維中への含浸
性もよいのである。
【0027】このようにしてウレタン樹脂組成物6を充
分に各繊維間に含浸させたロービング群4を、4つの無
端ベルト81(図では3つしかあらわれていない)を組
み合わせて形成された成形用通路8の入口から成形用通
路8内へ連続的に送り込み、成形用通路8内でウレタン
樹脂組成物6を加熱し発泡させて、成形用通路8と同じ
断面形状の図1に示す繊維強化樹脂成形品1を連続的に
得る。
【0028】(実施例)以下、本発明を実施例により説
明する。実施例1〜3、比較例1〜3 ウレタン樹脂組成物のポリオール成分として、ポリエー
テルポリオール(粘度3800cP/25℃、平均官能
基数3)100重量部に対して、水1重量部と、シリコ
ンオイル1重量部と、ジブチル錫ジマレエート0.2重
量部とを混合したポリオール混合液を用いた。ウレタン
樹脂組成物のイソシアネート成分として、ジフェニルメ
タンジイソシアネート(粘度200cP/25℃、「ポ
リメリックMDI」)を用いた。比重が4.0以上の充
填材として、クロマイトサンド(比重4.5)を用い
た。尚、比較例3においては、珪砂(比重2.5)を用
いた。長尺ガラス繊維として、繊維直径17μmのモノ
フィラメントを多数引き揃えてロービングとしたものを
用いた。
【0029】上記の成形材料を表1に示す配合量用い
て、図2を参照して説明した方法及び表1に示す成形速
度にて、それぞれ、全体の比重が1.02となるように
そのウレタン樹脂をそれぞれの発泡倍率となるように発
泡させた、繊維強化樹脂成形品を連続的に得た。そのと
きのウレタン樹脂成分と充填材とを混合してウレタン樹
脂組成物を調製する工程における連続混合可能時間を表
1に示す。
【0030】
【表1】
【0031】表1からも明らかなように、本発明の実施
例1〜3の場合には、いずれも、得られた繊維強化樹脂
成形品は比重が1以上であり、連続樹脂混合可能時間も
24時間以上であって、ポリオール及びイソシアネート
中への充填材の分散性がよい。これに対して、比較例1
のように、ウレタン樹脂成分に対する充填材の配合量が
多すぎる場合には、ウレタン樹脂成分と充填材とを混合
してウレタン樹脂組成物を調製する工程において長時間
連続混合を続けることができず、比較例2のように、ウ
レタン樹脂に対する充填材の配合量が少なすぎる場合に
は、成形品の比重を1.0以上にしようとすると、ウレ
タン樹脂の比重が高くなり、その反応熱が大きくなるの
で、成形速度を低くしないと成形できず、比較例3のよ
うに、比重の小さい充填材を用いて、成形品の比重を
1.0以上にしようとすると、ウレタン樹脂成分に対す
る充填材の配合体積が大きくなるので、ウレタン樹脂成
分と充填材とを混合してウレタン樹脂組成物を調製する
工程において長時間連続混合を続けることができない。
【0032】
【発明の効果】本発明1の繊維強化樹脂成形品は、上記
のとおりの構成とされているので、1以上の比重を有し
且つ物性に優れており、下水場の堰板や角落しのような
水に沈めて用いる用途に、比重増加の後加工を要するこ
となく用いることができる。本発明2のように、充填材
としてクロマイトサンドを用いた場合には、設備を損傷
することがなく、比重が高く、耐久性に優れているので
好ましい。
【0033】本発明3の繊維強化樹脂成形品の製造方法
は、上記のとおりの構成とされているので、比重が4.
0以上の充填材のウレタン樹脂組成物中への分散性がよ
く、又、充填材混合ウレタン樹脂組成物の各ガラス繊維
とガラス繊維中への含浸性もよくて成形性に優れてお
り、成形材料が均一に分散されていて物性に優れ、か
つ、比重が1以上の繊維強化樹脂成形品を得ることがで
きる。又、ウレタン樹脂成分と充填材とを混合してウレ
タン樹脂組成物を調製する工程の連続混合可能時間が長
くなり、生産性に優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の繊維強化樹脂成形品の一例の一部を示
す断面図である。
【図2】本発明の繊維強化樹脂成形品の製造方法の一例
の工程を説明する斜視図である。
【符号の説明】
1 繊維強化樹脂成形品 2 ロービング 4 ロービング群 5 散布機 6 ウレタン樹脂組成物 7 含浸台 8 成形用通路 11 ウレタン樹脂 12 ガラス繊維 13 比重が4.0以上の充填材 71 含浸板 81 無端ベルト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B29K 105:04 B29C 67/14 L 105:08 67/16 C08L 75:04 67/14 X

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定間隔に引き揃えられた多数の長尺ガ
    ラス繊維が、各ガラス繊維とガラス繊維との間に含浸さ
    れたウレタン樹脂組成物を発泡硬化することにより形成
    されたウレタン樹脂にて一体化されてなる繊維強化樹脂
    成形品であって、前記ウレタン樹脂中に、そのウレタン
    樹脂成分100重量部に対して比重が4.0以上の充填
    材15〜70重量部が分散されており、全体の比重が
    1.0以上であることを特徴とする繊維強化樹脂成形
    品。
  2. 【請求項2】 前記充填材がクロマイトサンドであるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の繊維強化樹脂成形品。
  3. 【請求項3】 多数の長尺ガラス繊維を所定間隔に引き
    揃えながら一方向に進行させ、進行途中で引き揃えられ
    たガラス繊維群の上方からウレタン樹脂組成物をふりか
    けて各ガラス繊維とガラス繊維との間に含浸させたの
    ち、ウレタン樹脂組成物を発泡させて一体成形する繊維
    強化樹脂成形品の製造方法において、前記ウレタン樹脂
    組成物として、ポリオールに比重が4.0以上の充填材
    を混合した後、イソシアネートと混合したものであっ
    て、ポリオール及びイソシアネートの合計100重量部
    に対して、前記充填材15〜70重量部を混合したもの
    を用いることを特徴とする繊維強化樹脂成形品の製造方
    法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2020054056A1 (ja) 2018-09-14 2020-03-19 積水化学工業株式会社 硬化性樹脂組成物、樹脂成形体及び樹脂成形体の製造方法
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