JP2003040373A - エアゾール容器用バルブステム - Google Patents

エアゾール容器用バルブステム

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JP2003040373A
JP2003040373A JP2001234568A JP2001234568A JP2003040373A JP 2003040373 A JP2003040373 A JP 2003040373A JP 2001234568 A JP2001234568 A JP 2001234568A JP 2001234568 A JP2001234568 A JP 2001234568A JP 2003040373 A JP2003040373 A JP 2003040373A
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stem
housing
wall surface
legs
aerosol container
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JP2001234568A
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English (en)
Inventor
Masumi Mizukawa
真澄 水川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitani Valve Co Ltd
Original Assignee
Mitani Valve Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 合成樹脂で一体に形成される板ばね機能を有
する脚部に対して押下げ操作位置からの弾性復元力を有
効に発生させ得るエアゾール容器用バルブステムを提供
する。 【解決手段】 ステム10のステム孔12より下方部分
に、テーパ状ハウジング内壁面3bの上方の円筒状ハウ
ジング内壁面3aで昇降可能にガイドされる基部16が
形成される。この基部に、その外周位置よりも内側に変
位した位置から下方へ向けてステムの縦方向中心線に対
して離反する方向へ斜めに形成され、かつ先端がテーパ
状ハウジング内壁面3bに弾接する複数本の脚部20
と、これらの脚部の中心位置を占めて縦方向中心線上を
下方へ延びる中心脚部21とが形成されると共に、この
中心脚部に、押し下げ操作時に対向する脚部20の途中
位置に当接してこの途中位置の内方への撓みを拘束する
支点部22が形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エアゾール容器の
頭頂部に保持されるハウジングに、噴射バルブを構成す
るように、ステムガスケットが弾性圧接状態で着座する
ステム孔を周壁に備え、かつ板ばね特性を呈する複数本
の脚部が合成樹脂の一体成形により下設されたステム
が、頭頂部のステム挿通口から突出するように収納さ
れ、ステムが押し下げ操作されると、ステムガスケット
が下方へ撓むことによりステム孔が開放されてハウジン
グに導入された内容物が吐出可能となると共に、下方へ
向けて内径が徐々に小さくなるテーパ状ハウジング内壁
面に下端が弾接している脚部が撓んで互いに接近し、押
し下げ操作が解除されると、脚部の弾性復元力でステム
が通常位置に復帰するようになったエアゾール容器用バ
ルブステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種のコイルスプリングレスのバルブ
ステムとしては、実開平6−80683号公報により、
組み付け装置への搬送過程で脚部同士が絡んで自動組み
付けの障害とならないように中心脚部が形成されている
のが周知である。これにより、ステムが押し下げ操作さ
れると、ステムガスケットが下方へ撓むことによりステ
ム孔が開放されてハウジングに導入された内容物が吐出
可能となると共に、下方へ向けて内径が徐々に小さくな
るテーパ状ハウジング内壁面に下端が弾接している脚部
が撓んで互いに接近し、一方押し下げ操作が解除される
と、脚部の弾性復元力でステムが通常位置に復帰させる
ようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、脚部は
ハウジングに組み付け状態で圧縮されてハウジングの円
筒状内壁面に昇降をガイドされるように圧接し、したが
ってステムを押下げ位置から復帰させる際もハウジング
内壁面への圧接状態にあるために、十分な弾性復元力を
発生させる点で改良の余地があった。
【0004】本発明は、このような点に鑑みて、合成樹
脂で一体に形成される板ばね機能を有する脚部に対して
押下げ操作位置からの弾性復元力を有効に発生させ得る
エアゾール容器用バルブステムを提供することを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、この目的を達
成するために、請求項1により、エアゾール容器の頭頂
部に保持されるハウジングに、噴射バルブを構成するよ
うに、ステムガスケットが弾性圧接状態で着座するステ
ム孔を周壁に備え、かつ板ばね特性を呈する複数本の脚
部が合成樹脂の一体成形により下設されたステムが、頭
頂部のステム挿通口から突出するように収納され、これ
によりステムが押し下げ操作されると、ステムガスケッ
トが下方へ撓むことによりステム孔が開放されてハウジ
ングに導入された内容物が吐出可能となると共に、下方
へ向けて内径が徐々に小さくなるテーパ状ハウジング内
壁面に下端が弾接している脚部が撓んで互いに接近し、
押し下げ操作が解除されると、脚部の弾性復元力でステ
ムが通常位置に復帰するようになったエアゾール容器用
バルブステムにおいて、ステムのステム孔より下方部分
に、テーパ状ハウジング内壁面の上方の円筒状ハウジン
グ内壁面で昇降可能にガイドされる基部が形成され、こ
の基部に、その外周位置よりも内側に変位した位置から
下方へ向けてステムの縦方向中心線に対して離反する方
向へ斜めに形成され、かつ先端がテーパ状ハウジング内
壁面に弾接する複数本の脚部と、これらの脚部の中心位
置を占めて縦方向中心線上を下方へ延びる中心脚部とが
形成されると共に、この中心脚部に、押し下げ操作時に
対向する脚部の途中位置に当接してこの途中位置の内方
への撓みを拘束する支点部が形成されていることを特徴
とする。
【0006】バルブステムのハウジングへの装着状態
で、脚部は円筒状ハウジング内壁面に圧接することな
く、下端がテーパ状ハウジング内壁面に上方の基端を支
点として相対的に弱いばね力で撓んで弾接すると共に、
脚部の途中位置に支点部が当接する。これにより、ステ
ムの押し下げ操作時に脚部は途中の支点部を支点として
撓み、脚部全長よりも相対的に強いばね力を呈して十分
な弾性復元力を与える。
【0007】
【発明の実施の形態】図1及び図2を基に本発明の実施
の形態の一例によるエアゾール容器用バルブステムを説
明する。エアゾール容器の頭頂部に装着されるマウンテ
ィングキャップ1のステム挿通口1cを備えたボス部1
aに、ステム10を備えた噴射バルブを構成するための
ハウジング3が外周の間欠的なリブ3aで保持されてい
る。ステム10の周壁にはステム孔12が形成され、そ
の周囲に環状着座溝15が形成され、ステム挿通口1c
から突出するパイプ状突出部14を備えている。これに
より、ハウジング3の先端部及びボス部1aの上面間に
挟持されたゴム製の環状ステムガスケット5の内側周辺
部が、フリー状態で着座溝15に侵入してステム孔12
をシールしている。
【0008】ステム10のステム孔12よりも下方に、
ハウジング3の円筒状ハウジング内周面3cに昇降をガ
イドされるディスク状基部16が形成されると共に、そ
の下方にステム10を上方へ付勢するための板ばね式の
脚部構造が下設されている。この脚部構造は、ステム1
0の縦方向中心線Aを中心として基部16の外周位置よ
りも内側に基端20aが変位した位置から下方へ向けて
縦方向中心線Aから離反する方向へ斜めに延びる2本の
脚部20と、縦方向中心線A上を下方へ延びる中心脚部
21とより構成されている。
【0009】円筒状ハウジング内周面3cの下側には、
逆円錐状のテーパ状ハウジング内壁面3bが形成されて
いる。互いに対向するハの字形の脚部20は、ステム1
0がハウジング3に収納された状態で、その下端がテー
パ状ハウジング内壁面3bに弾接して撓んで互いに接近
する形状に形成されている。中心脚部21の下端には、
押し下げ操作時に脚部20の内方への撓みに対する支点
として機能する支点部22が形成されている。この支点
部は、脚部20の途中位置に対して細隙23を残すよう
に両側に突出し、かつステム10がハウジング3に収納
された状態で脚部20の途中位置に当接する形状に形成
されている。
【0010】このように構成されたエアゾール容器用バ
ルブステムの動作は次の通りである。ステム10のハウ
ジング3への装着時に、脚部20の下端がハウジング3
のテーパ状ハウジング内壁面3bに基端20aを支点と
して撓んで弾接する。脚部20は長く斜めに延びること
により、互いに接近するように内方へ撓んで確実に内壁
面3bに弾接する。また、その際内方へ撓んだ脚部20
の途中位置に支点部22が当接する。
【0011】ステム10が、噴射バルブとして構成され
た状態で押し下げ操作されると、ステムガスケット5の
先端部が連動して着座溝15内で下方へ撓むことにより
非着座状態となって開放され、ハウジング3に導入され
た内容物が吐出可能となる。その際、脚部20は支点部
22を支点としてその下方部分が長さを短くして相対的
に強いばね力を呈し、しかも上方部分は円筒状ハウジン
グ内周面3cに離間していることにより、押し下げ操作
が解除されると、十分な弾性復元力を伴って素早く上方
の通常位置に復帰する。
【0012】図3及び図4は別の実施の形態によるバル
ブステムを示すもので、前述のものと同一もしくは同等
部分は同一符号で説明する。中心脚部30が、縦方向中
心線Aに沿って形成されたスリット35により分離され
て、所属の対向する脚部20に斜めに向かうハの字形の
2本の中心脚部片31より形成されている。中心脚部片
31の下端には、対向する脚部20の途中位置に対して
細隙23を残すように突出する支点部32が形成されて
いる。また、内側にはばね力を強くするように互いに対
向するリブ33が形成されている。さらに、テーパ状の
ハウジング3の内壁面3dは凸曲面状に形成されてい
る。
【0013】これにより、ステム10がハウジング3に
組み込まれて、支点部32が脚部20に当接した状態で
ステム10が押し下げ操作されると、中心脚部片31も
曲げ弾性を呈して内側へ撓むことにより、ばね力が2重
に発生し、経時的に安定したばね力を発生する。さら
に、内壁面3bが、ステム10の押し下げ操作位置から
通常位置に復帰する際に、昇降ストロークに対して脚部
20の撓みストロークが、上方へ向けて徐々に大きくな
ることにより、復帰ばね力が上昇時に徐々に低下する際
に撓みストロークを相対的大きくして上昇速度の低下を
回避している。
【0014】以上、脚部が両側に一対備える場合につい
て説明したが、例えば120°間隔或いは90°間隔等
など3個以上で構成されることも考えられ、その際支点
部も対応した形状に形成する。
【0015】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、押下げ操作状
態からの復帰時に大きなばね力を呈するコイルスプリン
グレスのステム一体型板ばねが実現される。請求項2の
発明によれば、2重にばね力が作用し、安定化されたば
ね力が得られる。請求項3の発明によれば、ステムの上
昇時に脚部の撓みストロークが相対的に徐々に大きくな
ることにより、ステムの上昇速度の低下が回避される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態によるエアゾール容器用バ
ルブステムの断面図である。
【図2】同バルブステムの組み立て前の状態を示すもの
で、同図A側面図、同図Bは斜視図である。
【図3】別の実施の形態によるバルブステムの断面図で
ある。
【図4】図3によるバルブステムの組み立て前の状態を
示すもので、同図Aは側面図、同図Bはその脚部の断面
図である。
【符号の説明】 3 ハウジング 3c ハウジングの円筒状内周面 3b ハウジングの逆円錐状内壁面 3d ハウジングの凸曲面状内壁面 5 ステムガスケット 10 ステム 12 ステム孔 16 基部 20 脚部 21、30 中心脚部 22、32 支点部 23 細隙 31 中心脚部片

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エアゾール容器の頭頂部に保持されるハ
    ウジングに、噴射バルブを構成するように、ステムガス
    ケットが弾性圧接状態で着座するステム孔を周壁に備
    え、かつ板ばね特性を呈する複数本の脚部が合成樹脂の
    一体成形により下設されたステムが、頭頂部のステム挿
    通口から突出するように収納され、これによりステムが
    押し下げ操作されると、ステムガスケットが下方へ撓む
    ことによりステム孔が開放されてハウジングに導入され
    た内容物が吐出可能となると共に、下方へ向けて内径が
    徐々に小さくなるテーパ状ハウジング内壁面に下端が弾
    接している脚部が撓んで互いに接近し、押し下げ操作が
    解除されると、脚部の弾性復元力でステムが通常位置に
    復帰するようになったエアゾール容器用バルブステムに
    おいて、 ステムのステム孔より下方部分に、テーパ状ハウジング
    内壁面の上方の円筒状ハウジング内壁面で昇降可能にガ
    イドされる基部が形成され、 この基部に、その外周位置よりも内側に変位した位置か
    ら下方へ向けて前記ステムの縦方向中心線に対して離反
    する方向へ斜めに形成され、かつ先端が前記テーパ状ハ
    ウジング内壁面に弾接する複数本の脚部と、これらの脚
    部の中心位置を占めて前記縦方向中心線上を下方へ延び
    る中心脚部とが形成されると共に、この中心脚部に、押
    し下げ操作時に対向する前記脚部の途中位置に当接して
    この途中位置の内方への撓みを拘束する支点部が形成さ
    れていることを特徴とするエアゾール容器用バルブステ
    ム。
  2. 【請求項2】 中心脚部が、縦方向中心線に沿って形成
    されたスリットにより分離されて、下方へ向けて前記縦
    方向中心線からそれぞれ離反する方向へそれぞれ斜めに
    向かう複数の中心脚部片より形成され、この中心脚部片
    に支点部が形成されていることを特徴とする請求項1記
    載のエアゾール容器用バルブステム。
  3. 【請求項3】 テーパ状のハウジング内壁面が凸曲面状
    に形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項
    2記載のエアゾール容器用バルブステム。
JP2001234568A 2001-08-02 2001-08-02 エアゾール容器用バルブステム Pending JP2003040373A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20180062197A (ko) * 2016-11-30 2018-06-08 강병성 스프레이 분사밸브 장치

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20180062197A (ko) * 2016-11-30 2018-06-08 강병성 스프레이 분사밸브 장치

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