JP2003040017A - 自動車シートのクッションばね構造 - Google Patents
自動車シートのクッションばね構造Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 クッションフレームの底面部とクッションば
ねの外枠部分との間隔が狭い場合でもクッション性を損
なうことなく荷重センサの取り付けが可能で、センサ感
度の低下も生じない自動車シートのクッションばね構造
を提供する。 【解決手段】 対向して配置される2つの電極の対向面
積が検知ばねの伸縮よって増減し、この増減により変化
する静電容量により着座を感知する荷重センサ及びシー
トフレームに張設されたクッションばねを備え、検知ば
ねの一端がクッションフレームにその他端がクッション
ばねの外端部に連結される自動車シートのクッションば
ね構造において、荷重センサが配設される位置のクッシ
ョンばね外端部を当該荷重センサが取り付け可能なよう
に凹ませ、この凹んだ部分のクッションばね外端部に検
知ばねの他端を連結する構成とする。
ねの外枠部分との間隔が狭い場合でもクッション性を損
なうことなく荷重センサの取り付けが可能で、センサ感
度の低下も生じない自動車シートのクッションばね構造
を提供する。 【解決手段】 対向して配置される2つの電極の対向面
積が検知ばねの伸縮よって増減し、この増減により変化
する静電容量により着座を感知する荷重センサ及びシー
トフレームに張設されたクッションばねを備え、検知ば
ねの一端がクッションフレームにその他端がクッション
ばねの外端部に連結される自動車シートのクッションば
ね構造において、荷重センサが配設される位置のクッシ
ョンばね外端部を当該荷重センサが取り付け可能なよう
に凹ませ、この凹んだ部分のクッションばね外端部に検
知ばねの他端を連結する構成とする。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車シートへの
着座を感知する荷重センサを備える自動車シートのクッ
ションばね構造に関する。 【0002】 【従来の技術】図1は本発明にかかる自動車シートのク
ッションばね構造を説明する図であるが、この図1を用
いて従来の技術を説明する。図1は自動車シートの着座
部分のシートフレーム1から発泡ウレタン等からなるク
ッションパッドを取り外した状態を示しており、図示の
ように、自動車シートの着座部分となるクッションフレ
ーム1は、底面部2の周囲から側面部3が起立した枠体
構造となっている。 【0003】前記枠体構造であるクッションフレーム1
の内側にはクッションばね4が張設されている。このク
ッションばね4は、メインメンバとしてのばね線を格子
状に組んで面状としたすだればねからなり、サブメンバ
としての複数のコイルばね5によってクッションフレー
ム1に張設される構造となっている。すなわち、各コイ
ルばね5の一端がクッションばね4の外枠4aに掛止さ
れ、当該各コイルばねの他端がクッションフレーム1の
底面部2に掛止されて、クッションばね4がクッション
フレーム1に張設されるようになっている。このように
して取り付けられるクッションばね4は、その上にクッ
ションパッド(図示せず)が載置され、人の着座に際
し、各コイルばね5の弾性力と相俟って適度なクッショ
ン性を発揮し、快適な乗り心地をもたらすようになって
いる。 【0004】ところで、自動車シートには、各種制御を
行うために、人がシートに着座したことを検出する着座
センサを取り付けることがある。図1は、着座センサと
しての静電容量型の荷重センサ6が取り付けられた例で
あり、この荷重センサ6は、図2に示すように、筒状に
形成された外側保持部材61と、同様に筒状に形成され
て前記外側保持部材61の内部に相対的に軸方向に移動
可能に挿入される内側保持部材62とからなっている。 【0005】詳細は後述するが、このような荷重センサ
6の両端に突出するカギ状の掛止部63a,63aが、
クッションフレーム1の底面部2及びクッションばね4
の外枠4aに掛止され、人のシートへの着座によりクッ
ションばね4が撓む際に、荷重センサ6の外側保持部材
61と内側保持部材62とが軸方向に移動し、この移動
による静電容量の変化を検出することにより人の着座を
感知するようになっている。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、例えば
小さめのシートなどの場合には、クッションフレーム1
の底面部2とクッションばね4の外枠4a間の間隔が狭
く、荷重センサ6の取り付けスペースが得られないとい
う問題があった。そこで、クッションフレーム1の底面
部2とクッションばね4の外枠4aとの間隔を広げて、
荷重センサ6の取り付けスペースを確保しようとする
と、必然的に小さいクッションばね4を取り付けること
になり、これにより、シートのクッション性の低下をも
たらすという問題があった。また、クッションばね4が
小さくなることからクッションばね4の撓み量も小さく
なり、荷重センサ6の前記軸方向への移動量も小さくな
って、センサ感度が低下するという問題があった。 【0007】本発明は前記問題点に鑑みて創案されたも
のであり、その目的は、小さめのシート等のようにクッ
ションフレームの底面部とクッションばねの外枠部分と
の間隔が狭い場合でもクッション性を損なうことなく荷
重センサの取り付けが可能であり、かつ、センサ感度の
低下も生じない自動車シートのクッションばね構造の提
供をその目的としている。 【0008】 【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明においては、対向して配置される2つの電極の
対向面積が検知ばねの伸縮よって増減し、この増減によ
り変化する静電容量により着座を感知する荷重センサ及
びシートフレームに張設されたクッションばねを備え、
前記検知ばねの一端がクッションフレームにその他端が
クッションばねの外端部に連結される自動車シートのク
ッションばね構造において、前記荷重センサが配設され
る位置のクッションばね外端部を当該荷重センサが取り
付け可能なように凹(へこ)ませるとともに、この凹ん
だ部分のクッションばね外端部に前記検知ばねの他端を
連結する構成とするものである。このような構成によ
り、荷重センサの取り付け位置以外の部分のクッション
ばねは十分な大きさが確保されることからクッション性
が低下せず、また、クッションばねの撓み量も大きくな
って荷重センサの感度低下も生じない。 【0009】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は、本発明にかかる自動車シ
ートのクッションばね構造を示す外観斜視図である。一
般的な構成部分は前記従来の技術の項において説明して
いるので繰り返さないが、本発明においては、荷重セン
サ6の取り付け位置にあたるクッションばね4の外枠4
a部分に、荷重センサ6が取り付け可能なように、内側
に入り込む凹み部4bを形成したものである。従来にお
いては、この凹み部4bがなかった。このように、本願
においては、クッションばね4の外枠4a部分に凹み部
4bを形成し、この凹み部4bに荷重センサ6を取り付
けるようにしたことから、クッションばね4の、他の外
枠4a部分は十分な大きさを確保することができ、した
がってクッション性の低下が生じない。 【0010】図2は前記荷重センサ6の外観斜視図であ
る。この荷重センサ6は、筒状に形成された外側保持部
材61と、同じく筒状に形成されて外側保持部材61の
内部に相対的に軸方向に移動可能に挿入される内側保持
部材62と、検知ばね63とから概略構成されている。
符合63a,63aは、検知ばね63の両端部分であ
り、カギ状となっている掛止部である。この掛止部63
a,63aが、前記検知ばねの一端及び他端として、ク
ッションフレーム1とクッションばね4の凹み部4bに
それぞれ掛止される。これらの外側及び内側保持部材6
1,62はプラスチック等の絶縁材料によって全体が形
成されている。 【0011】図3は、荷重センサ6をその軸線に沿って
切断した縦断面図である。図示のように、外側保持部材
61及び内側保持部材62には、それぞれ外側及び内側
電極61a,62aが、所定のギャップGを有して対向
して取り付けられている。すなわち、外側保持部材61
の内周面には外側電極61aが接着や溶着により取り付
けられ、また、内側保持部材62の外周面には内側電極
62aが同様な手段にて取り付けられている。したがっ
て、対向するそれぞれの電極61a,62aでコンデン
サが形成され、検知ばね63の伸縮に連動して外側及び
内側の保持部材61,62が互いに軸方向にスライドす
るとそれぞれの電極61a,62aの対向面積が変化
し、この対向面積の変化によって静電容量が変化するこ
とから、荷重センサ6は、この静電容量の変化に基づい
てシートへの着座を感知するようになっている。 【0012】なお、特に図示しないが、荷重センサ6
は、センサ信号を外部に取り出すための接続端子を備え
ており、当該接続端子からリード線にて接続されている
図示しない検出器にてシートへの着座を検出するように
なっている。 【0013】前記検知ばね63は軸方向に伸縮するコイ
ルばねであり、内側保持部材62内に挿入されている。
そして、コイルばねの両端となるかぎ状の掛止部63
a,63aのいずれかの一端がクッションフレーム1を
形成する底面部2に掛止され、他端がクッションばね4
の凹み部4bの外枠部分に掛止される。このような構成
により、シートへの着座によりクッションばね4が下方
に撓むと、検知ばね63が伸出し、この伸出により外側
及び内側保持部材61,62が互いに離反する方向にス
ライドしてその静電容量が変化し、この変化に基づいて
シートへの着座が検出される。 【0014】なお、荷重センサ6は、図1に示す例では
複数体取り付けられているが、取り付けの個数は特に限
定されず、取り付け個数が一個でもシートへの着座の検
出が可能である。また、荷重センサ6の取り付け位置
は、図1の例では幅(横)方向に取り付けられている
が、これに限らず、シートの前後方向に取り付けてもよ
い。 【0015】 【発明の効果】以上説明のように本発明においては、荷
重センサが配設される位置のクッションばね外端部を当
該荷重センサが取り付け可能なように凹ませる構成によ
り、荷重センサの取り付け位置以外の部分のクッション
ばねは、十分な大きさが確保されることから、全体とし
て良好なクッション性を得ることができ、また、クッシ
ョンばねの撓み量も大きくなって荷重センサの感度低下
も生じない自動車シートのクッションばね構造とするこ
とができる。
着座を感知する荷重センサを備える自動車シートのクッ
ションばね構造に関する。 【0002】 【従来の技術】図1は本発明にかかる自動車シートのク
ッションばね構造を説明する図であるが、この図1を用
いて従来の技術を説明する。図1は自動車シートの着座
部分のシートフレーム1から発泡ウレタン等からなるク
ッションパッドを取り外した状態を示しており、図示の
ように、自動車シートの着座部分となるクッションフレ
ーム1は、底面部2の周囲から側面部3が起立した枠体
構造となっている。 【0003】前記枠体構造であるクッションフレーム1
の内側にはクッションばね4が張設されている。このク
ッションばね4は、メインメンバとしてのばね線を格子
状に組んで面状としたすだればねからなり、サブメンバ
としての複数のコイルばね5によってクッションフレー
ム1に張設される構造となっている。すなわち、各コイ
ルばね5の一端がクッションばね4の外枠4aに掛止さ
れ、当該各コイルばねの他端がクッションフレーム1の
底面部2に掛止されて、クッションばね4がクッション
フレーム1に張設されるようになっている。このように
して取り付けられるクッションばね4は、その上にクッ
ションパッド(図示せず)が載置され、人の着座に際
し、各コイルばね5の弾性力と相俟って適度なクッショ
ン性を発揮し、快適な乗り心地をもたらすようになって
いる。 【0004】ところで、自動車シートには、各種制御を
行うために、人がシートに着座したことを検出する着座
センサを取り付けることがある。図1は、着座センサと
しての静電容量型の荷重センサ6が取り付けられた例で
あり、この荷重センサ6は、図2に示すように、筒状に
形成された外側保持部材61と、同様に筒状に形成され
て前記外側保持部材61の内部に相対的に軸方向に移動
可能に挿入される内側保持部材62とからなっている。 【0005】詳細は後述するが、このような荷重センサ
6の両端に突出するカギ状の掛止部63a,63aが、
クッションフレーム1の底面部2及びクッションばね4
の外枠4aに掛止され、人のシートへの着座によりクッ
ションばね4が撓む際に、荷重センサ6の外側保持部材
61と内側保持部材62とが軸方向に移動し、この移動
による静電容量の変化を検出することにより人の着座を
感知するようになっている。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、例えば
小さめのシートなどの場合には、クッションフレーム1
の底面部2とクッションばね4の外枠4a間の間隔が狭
く、荷重センサ6の取り付けスペースが得られないとい
う問題があった。そこで、クッションフレーム1の底面
部2とクッションばね4の外枠4aとの間隔を広げて、
荷重センサ6の取り付けスペースを確保しようとする
と、必然的に小さいクッションばね4を取り付けること
になり、これにより、シートのクッション性の低下をも
たらすという問題があった。また、クッションばね4が
小さくなることからクッションばね4の撓み量も小さく
なり、荷重センサ6の前記軸方向への移動量も小さくな
って、センサ感度が低下するという問題があった。 【0007】本発明は前記問題点に鑑みて創案されたも
のであり、その目的は、小さめのシート等のようにクッ
ションフレームの底面部とクッションばねの外枠部分と
の間隔が狭い場合でもクッション性を損なうことなく荷
重センサの取り付けが可能であり、かつ、センサ感度の
低下も生じない自動車シートのクッションばね構造の提
供をその目的としている。 【0008】 【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明においては、対向して配置される2つの電極の
対向面積が検知ばねの伸縮よって増減し、この増減によ
り変化する静電容量により着座を感知する荷重センサ及
びシートフレームに張設されたクッションばねを備え、
前記検知ばねの一端がクッションフレームにその他端が
クッションばねの外端部に連結される自動車シートのク
ッションばね構造において、前記荷重センサが配設され
る位置のクッションばね外端部を当該荷重センサが取り
付け可能なように凹(へこ)ませるとともに、この凹ん
だ部分のクッションばね外端部に前記検知ばねの他端を
連結する構成とするものである。このような構成によ
り、荷重センサの取り付け位置以外の部分のクッション
ばねは十分な大きさが確保されることからクッション性
が低下せず、また、クッションばねの撓み量も大きくな
って荷重センサの感度低下も生じない。 【0009】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は、本発明にかかる自動車シ
ートのクッションばね構造を示す外観斜視図である。一
般的な構成部分は前記従来の技術の項において説明して
いるので繰り返さないが、本発明においては、荷重セン
サ6の取り付け位置にあたるクッションばね4の外枠4
a部分に、荷重センサ6が取り付け可能なように、内側
に入り込む凹み部4bを形成したものである。従来にお
いては、この凹み部4bがなかった。このように、本願
においては、クッションばね4の外枠4a部分に凹み部
4bを形成し、この凹み部4bに荷重センサ6を取り付
けるようにしたことから、クッションばね4の、他の外
枠4a部分は十分な大きさを確保することができ、した
がってクッション性の低下が生じない。 【0010】図2は前記荷重センサ6の外観斜視図であ
る。この荷重センサ6は、筒状に形成された外側保持部
材61と、同じく筒状に形成されて外側保持部材61の
内部に相対的に軸方向に移動可能に挿入される内側保持
部材62と、検知ばね63とから概略構成されている。
符合63a,63aは、検知ばね63の両端部分であ
り、カギ状となっている掛止部である。この掛止部63
a,63aが、前記検知ばねの一端及び他端として、ク
ッションフレーム1とクッションばね4の凹み部4bに
それぞれ掛止される。これらの外側及び内側保持部材6
1,62はプラスチック等の絶縁材料によって全体が形
成されている。 【0011】図3は、荷重センサ6をその軸線に沿って
切断した縦断面図である。図示のように、外側保持部材
61及び内側保持部材62には、それぞれ外側及び内側
電極61a,62aが、所定のギャップGを有して対向
して取り付けられている。すなわち、外側保持部材61
の内周面には外側電極61aが接着や溶着により取り付
けられ、また、内側保持部材62の外周面には内側電極
62aが同様な手段にて取り付けられている。したがっ
て、対向するそれぞれの電極61a,62aでコンデン
サが形成され、検知ばね63の伸縮に連動して外側及び
内側の保持部材61,62が互いに軸方向にスライドす
るとそれぞれの電極61a,62aの対向面積が変化
し、この対向面積の変化によって静電容量が変化するこ
とから、荷重センサ6は、この静電容量の変化に基づい
てシートへの着座を感知するようになっている。 【0012】なお、特に図示しないが、荷重センサ6
は、センサ信号を外部に取り出すための接続端子を備え
ており、当該接続端子からリード線にて接続されている
図示しない検出器にてシートへの着座を検出するように
なっている。 【0013】前記検知ばね63は軸方向に伸縮するコイ
ルばねであり、内側保持部材62内に挿入されている。
そして、コイルばねの両端となるかぎ状の掛止部63
a,63aのいずれかの一端がクッションフレーム1を
形成する底面部2に掛止され、他端がクッションばね4
の凹み部4bの外枠部分に掛止される。このような構成
により、シートへの着座によりクッションばね4が下方
に撓むと、検知ばね63が伸出し、この伸出により外側
及び内側保持部材61,62が互いに離反する方向にス
ライドしてその静電容量が変化し、この変化に基づいて
シートへの着座が検出される。 【0014】なお、荷重センサ6は、図1に示す例では
複数体取り付けられているが、取り付けの個数は特に限
定されず、取り付け個数が一個でもシートへの着座の検
出が可能である。また、荷重センサ6の取り付け位置
は、図1の例では幅(横)方向に取り付けられている
が、これに限らず、シートの前後方向に取り付けてもよ
い。 【0015】 【発明の効果】以上説明のように本発明においては、荷
重センサが配設される位置のクッションばね外端部を当
該荷重センサが取り付け可能なように凹ませる構成によ
り、荷重センサの取り付け位置以外の部分のクッション
ばねは、十分な大きさが確保されることから、全体とし
て良好なクッション性を得ることができ、また、クッシ
ョンばねの撓み量も大きくなって荷重センサの感度低下
も生じない自動車シートのクッションばね構造とするこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる自動車シートのクッションばね
構造を示す外観斜視図である。 【図2】荷重センサ6の外観斜視図である。 【図3】荷重センサ6を軸線に沿って切断した縦断面図
である。 【符号の説明】 1 クッションフレーム 2 底面部 3 側面部 4 クッションばね 4a 外枠 4b 凹み部 5 コイルばね 6 荷重センサ(着座センサ) 61 外側保持部材 61a 外側電極 62 内側保持部材 62a 内側電極 63 検知ばね 63a 掛止部
構造を示す外観斜視図である。 【図2】荷重センサ6の外観斜視図である。 【図3】荷重センサ6を軸線に沿って切断した縦断面図
である。 【符号の説明】 1 クッションフレーム 2 底面部 3 側面部 4 クッションばね 4a 外枠 4b 凹み部 5 コイルばね 6 荷重センサ(着座センサ) 61 外側保持部材 61a 外側電極 62 内側保持部材 62a 内側電極 63 検知ばね 63a 掛止部
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】 対向して配置される2つの電極の対向面
積が検知ばねの伸縮よって増減し、この増減により変化
する静電容量により着座を感知する荷重センサ及びシー
トフレームに張設されたクッションばねを備え、前記検
知ばねの一端がクッションフレームにその他端がクッシ
ョンばねの外端部に連結される自動車シートのクッショ
ンばね構造において、 前記荷重センサが配設される位置のクッションばね外端
部を当該荷重センサが取り付け可能なように凹ませると
ともに、この凹んだ部分のクッションばね外端部に前記
検知ばねの他端を連結したことを特徴とする自動車シー
トのクッションばね構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001234140A JP2003040017A (ja) | 2001-08-01 | 2001-08-01 | 自動車シートのクッションばね構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2001234140A JP2003040017A (ja) | 2001-08-01 | 2001-08-01 | 自動車シートのクッションばね構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2003040017A true JP2003040017A (ja) | 2003-02-13 |
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ID=19065804
Family Applications (1)
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Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003040017A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004089687A1 (ja) * | 2003-04-10 | 2004-10-21 | Aisin Seiki Kabushiki Kaisha | 車両用シート装置 |
JP2015229442A (ja) * | 2014-06-05 | 2015-12-21 | トヨタ自動車株式会社 | 乗物用シート |
-
2001
- 2001-08-01 JP JP2001234140A patent/JP2003040017A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004089687A1 (ja) * | 2003-04-10 | 2004-10-21 | Aisin Seiki Kabushiki Kaisha | 車両用シート装置 |
JP2015229442A (ja) * | 2014-06-05 | 2015-12-21 | トヨタ自動車株式会社 | 乗物用シート |
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