JP2003039879A - キャップオフ性能に優れた筆記具 - Google Patents

キャップオフ性能に優れた筆記具

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JP2003039879A
JP2003039879A JP2001234922A JP2001234922A JP2003039879A JP 2003039879 A JP2003039879 A JP 2003039879A JP 2001234922 A JP2001234922 A JP 2001234922A JP 2001234922 A JP2001234922 A JP 2001234922A JP 2003039879 A JP2003039879 A JP 2003039879A
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超 谷澤
Takahiro Osada
隆博 長田
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Mitsubishi Pencil Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 長期間ペン先を大気中にさらしても良好な筆
記性能及びキャップオフ性能を有すると共に、経時的に
も安定な品質を備えたキャップオフ性能に優れた筆記具
を提供する。 【解決手段】 繊維芯からなるペン先を有し、該ペン先
に蒸発抑制作用を有する物質をコーティング及び/又は
インキ成分に蒸発抑制作用を有する物質を含有せしめた
筆記具であって、上記ペン先の外周面に、溶剤透過度が
35℃において、0.5g/cm2・d以下となるフィ
ルムを用いて被覆してなることを特徴とするキャップオ
フ性能に優れた筆記具。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、長期間、ペン先を
大気中に放置しても良好な筆記性能を有するキャップオ
フ性能に優れた筆記具に関する。 【0002】 【従来の技術】従来より、マーキングペン、サインペ
ン、筆ペン等のように繊維芯等からなるペン先にインキ
を浸透させて筆記するようにした筆記具が多用されてい
る。しかしながら、キャップを外してペン先部分を長時
間大気中に放置した場合には、ペン先部分が乾燥して筆
記不良が発生するという問題を有している。 【0003】従来において、ペン先における乾燥を抑制
するキャップオフ性能に優れるマーキングペン、ボール
ペン、サインペン、筆ペン等の筆記具としては、例え
ば、インキ中にポリグリセリンの高級脂肪酸エステル等
を添加したり(特公昭62−34352号公報)、ペン
先表面において析出して薄いフィルムを形成し得るパラ
フィンワックスをインキ中に添加したり(特公平1−3
5028号公報)、インキ中にヘキサグリセリルトリス
テアレートを添加したり(特開平2−232277号公
報)、インキ中にレシチンを添加したり(特許第259
4457号公報)することが行われている。 【0004】しかしながら、蒸発抑制効果の高い添加剤
は、インキ溶媒に対する溶解度が低い(10重量%以
下)ものが多く、その溶解度が低い点に課題があり、特
に、0℃での溶解度は更に低い(5重量%以下の)もの
であり、低温で保存したり、低高温の繰り返しによりイ
ンキ中で上記添加剤の沈殿を生じ、インキ流路内で目詰
まりを起こして筆記性を低下させたり、キャップオフ性
能が経時的に劣化してしまうなどの課題があり、未だ有
効な蒸発抑制効果を有するものでないものである。 【0005】そこで、本出願人は、繊維芯等からなるペ
ン先に蒸発抑制作用を有する物質をコーティングしてキ
ャップオフ性能に優れたマーキングペン、サインペン、
筆ペン等の筆記具を出願している(PCT公開WO20
00/37265号公報)。この筆記具は、従来のもの
よりもキャップオフ性能に優れたものであるが、消費者
ニーズ等は更なるキャップオフ性能に優れた筆記具を切
望している。 【0006】一方、実開昭56−110976号公報に
は、マーキングペン、サインペンなどの筆記具に装着せ
しめるペン芯外周に合成樹脂体を被覆した合成樹脂製被
覆ペン先が開示されており、また、特開平11−263
092号公報には、エラストマーからなるペン芯をポリ
アセタール樹脂で被覆した筆記具のペン先が開示されて
いる。また、特許第2896883号公報、特許第30
88420号公報には、繊維集束体の外周面を合成樹脂
製の特定形状の被覆部材で覆ってなるマーキングペン用
ペン先が開示されている。しかしながら、これらの公報
に記載されるマーキングペン等のペン先は、ペン先の強
度向上、並びに、定規を用いてマーキングを行った際に
おいても定規や紙面を汚すことがないことを目的として
いるものであり、短時間のキャップオフ性能は向上する
ものとなるが、長時間キャップオフ状態で放置すると被
覆されていないペン先部分からドライアップが起こり、
筆記不能になってしまう点に課題があるものである。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来技
術の課題等に鑑み、これを解消しようとするものであ
り、長期間大気中にペン先を放置しておいてもペン先の
ドライアップが生じることがなく、良好な筆記性能を実
現するキャップオフ性能に優れた筆記具を提供すること
を目的とする。 【0008】 【課題を解決するための手段】本発明者らは、上紀従来
技術の課題等について鋭意検討を重ねた結果、キャップ
オフ性能に優れたマーキングペン、サインペン、筆ペン
などの筆記具を実現するために、繊維芯からなるペン先
を有する筆記具において、繊維芯からなるペン先に蒸発
抑制作用を有する物質をコーティング及び/又はインキ
成分に蒸発抑制作用を有する物質を含有せしめると共
に、ぺン先の外周面に特定物性のフィルムを被覆するこ
とにより、上記目的の筆記具が得られることを見いだ
し、本発明を完成するに至ったのである。すなわち、本
発明のキャップオフ性能に優れた筆記具は、繊維芯から
なるペン先を有し、該ペン先に蒸発抑制作用を有する物
質をコーティング及び/又はインキ成分に蒸発抑制作用
を有する物質を含有せしめた筆記具であって、上記ペン
先の外周面に、溶剤透過度が35℃において、0.5g
/cm2・d以下となるフィルムを用いて被覆してなる
ことを特徴とする。 【0009】 【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を詳
しく説明する。本発明のキャップオフ性能に優れた筆記
具は、実施形態毎に分けると、繊維芯からなるペン先
を有し、該ペン先に蒸発抑制作用を有する物質をコーテ
ィングした筆記具、繊維芯からなるペン先を有し、イ
ンキ成分に蒸発抑制作用を有する物質を含有せしめた筆
記具、繊維芯からなるペン先を有し、該ペン先に蒸発
抑制作用を有する物質をコーティングすると共に、イン
キ成分に蒸発抑制作用を有する物質を含有せしめた筆記
具(上記及びの筆記具)であって、上記〜の各
筆記具のペン先の外周面に、溶剤透過度が35℃におい
て、0.5g/cm2・d以下となるフィルムを用いて
被覆してなることを特徴とするものである。 【0010】本発明における筆記具としては、繊維芯か
らなるペン先を有する筆記具であれば、特に限定される
ものではなく、例えば、図1に示すように、インキを直
接貯溜する軸体となるインキタンク部11を有すると共
に、一時的にインキを保溜するコレクター部材12を有
し、インキタンク部11からぺン先13へのインキの導
出が中継芯14を介して(又は直接)行われる直液筆記
具10、また、図2に示すように、インキを直接貯溜す
る軸体となるインキタンク部21を有すると共に、イン
キタンク部21からペン先22へのインキの導出がバル
ブ機構部23を介して直接(又は中継芯を介して)行わ
れる筆記具20、更に、図3に示すように、軸体31内
にインキを吸蔵したインキ吸蔵体32を有し、該インキ
吸蔵体32からペン先33へのインキ導出が直接(又は
中継芯を介して)行われる筆記具30などが挙げられ
る。 【0011】本発明において、繊維芯からなるペン先の
材質、構造、製法等は、特に限定されるものではなく、
例えば、天然繊維、獣毛繊維、ポリアセタール系樹脂、
アクリル系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹
脂、ポリウレタン系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、ポリ
ビニル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリエーテル
系樹脂、ポリフェニレン系樹脂などの1種又は2種以上
の組み合わせからなる平行繊維束、フェルト等の繊維束
を加工又はこれらの繊維束を樹脂加工した繊維芯、中継
芯又はインキ吸蔵体などからなるペン先が挙げられ、そ
の形態も板状体、繊維集束体、焼結体、発泡体等任意で
ある。 【0012】使用する繊維芯からなるペン先の形状は、
通常筆記具に用いられている形状であれば、特に限定さ
れるものではない。好ましくは、ペン先として繊維芯を
使用した場合は、気孔率で30〜75%、スリット径で
概ね1〜20μmのものが望ましく、また、ペン先とし
てプラスチック芯を使用した場合は、好ましく、平均ス
リット径で20〜40μmのものが望ましい。なお、上
記気孔率及びスリット径は、各方式の筆記具に応じて、
変動することができ、上記数値範囲に限定されるもので
はない。更に、上記スリット径は、下記式により算出し
たものである。 スリット径=気孔率×糸の半径/(1−気孔率) 【0013】本発明において、繊維芯からなるペン先の
外周面に被覆するフィルムは、溶剤透過度、具体的には
後述するインキ成分に含有する各種溶剤に対する透過度
が35℃において、0.5g/cm2・d以下、好まし
くは、0.1g/cm2・d以下となる物性のものを用
いることが必要である。この溶剤透過度が35℃におい
て、0.5g/cm2・dを越える被覆フィルムを用い
た場合には、本発明の効果を達成することができないも
のとなる。本発明では、被覆フイルムの溶剤透過度が3
5℃において、0.5g/cm2・d以下のものであれ
ば特に限定されず、例えば、上記特性となるポリプロピ
レン、ポリエチレン、ポリエステル、ポリアセタール、
ポリアミド、フッ化ビニリデン、塩化ビニルなどのフィ
ルムを用いることができ、好ましくは、成型性、コスト
の点から、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリアセタ
ールの使用が望ましい。 【0014】本発明(後述する実施例等も含む)で規定
する溶剤透過度とは、一定時間に単位面積のフィルムを
通過する有機溶剤の量をいい、温度35℃、湿度65%
においてフィルムを境界面とし、一方の側を空気、他の
側を有機溶剤雰囲気下に保ったとき、24時間(1日)
にこの境界面を通過する有機溶剤の質量(g)を、その
フィルム1cm2当たりに換算した値をそのフィルムの
溶剤透過度としたものである。この溶剤透過度は、下記
に記載の条件を充足する透過カップ、試験片、恒温恒湿
装置、化学秤量計を用いて、下記に記載の測定方法によ
り求めることができる。 【0015】(用いる透過力ップ)透過力ップ(以下、
「カップ」という。)は、次の条件を満たすものでなけ
ればならない。 (1) 材質は、有機溶剤が不透過性のものであって、かつ
試験条件において腐食などを生じないものであること。 (2) 操作中に変形しないような十分な剛性を持つもので
あること。 (3) 試験片の周縁の密封は、完全にできるものであるこ
と。 (4) 透過面積時1cm2以上とし、明確に規定できるよ
うなものであること。 (恒温恒湿装置)規定の温湿度に保たれた空気が試験片
上を0.5〜2.5m/sの速度で循環できる装置であ
ること。試験を行う温湿度条件は、次の通りとする。 温度35±0.5℃、相対湿度65±2% (化学秤量計)カップの質量を0.1mgまで秤量でき
るものであること。 (試験片)試験片は、その試料を代表するよう十分注意
をはらって採り、使用するカップの内径より約2mm大
きい直径を持つ円形のもので、同一試料からは3枚以上
の試験片を切り放って試験に供する。供試材の、表裏の
区別が.明瞭である場合には、試験片をカップに取り付
ける際に、そのフイルムの特性に応じて試験片の向きを
一定にすることができる。両面について測定を行うとき
は、それぞれの面について3枚以上の試験片を準備す
る。 (操作方法) (1) 試験片、カップ、有機溶剤を所定の試験条件に保っ
た恒温恒湿装置中に16時間以上放置する。 (2) 有機溶剤をカップに入れ試験片を装着し、化学秤量
計でその質量を測定する。有機溶剤をカップに入れる
際、有機溶剤と試験片との距離が1cmになるようにす
る。 (3) 試験開始後、適当な時間間隔でカップを秤量する操
作を繰り返してカップの質量減少を測定する。このと
き、二つの連続するそれぞれ単位時間当たりの質量減少
を求め、それが5%以内で一定になるまで試験を続け
る。図4は、本発明で規定する溶剤透過度の試験方法を
説明する図面であり、40は試験片、41は透過カッ
プ、42は有機溶剤、43は試験片の周縁を密封する密
封部材(ミクロクリスタリンワックス90+低重合度ポ
リイソブチレン10の混合物)である。溶剤透過度は、
下記式により算出することができる。 (溶剤透過度の算出方法)溶剤透過度は、次式によって
算出し、有効数字2桁とする。 溶剤透過度(g/cm2・d)=m/t・s s:透過面積(cm2) t:試験を行った最後の二つの秤量間隔の時間の合計
(d) m:試験を行った最後の二つの秤量間隔の減少質量の合
計(g) 【0016】本発明では、上記溶剤透過度が35℃にお
いて、0.5g/cm2・d以下以下となるフィルムを
繊維芯からなるペン先の外周面に被覆する。被覆態様と
しては、図5(a)〜(h)に示すように、各ペン芯形
状に応じて、各ペン芯50先端部が筆記の邪魔にならな
いところから、ペン芯後端部はインキ収容部からのイン
キの吸い上げが邪魔にならないところまで、被覆した方
がより効果が高いが、ペン芯50が軸から出ている部分
を被覆するだけでも目的のノンドライ性の効果は得られ
る。図5(a)〜(h)の各図示符号51がペン芯(ペ
ン先)の外周面に、溶剤透過度が35℃において、0.
5g/cm2・d以下となるフィルムを用いて被覆する
部分である。また、被覆方法としては、例えば、熱収縮
性フィルムチューブを用いた被覆処理、樹脂を繊維束芯
と共に押出成形加工する被覆処理等が挙げられる。 【0017】本発明における蒸発抑制作用を有する物質
は、繊維芯からなるペン先の乾燥抑制を発揮することが
できる物質であり、常温(25℃、以下同様)で固体で
あること、かつ、インキ溶媒に対する溶解度が常温で1
0%以下となる特性を有するものであれば、特に限定さ
れるものではなく、例えば、上記特性を有するジグリセ
リンモノステアレート、トリグリセリンモノステアレー
ト、ペンタグリセリルトリステアレート、ヘキサグリセ
リルトリステアレート、デカグリセリンジステアレート
などのグリセリン誘導体、ポリオキシエチレンステアリ
ルリン酸エステルなどのアルキルリン酸エステル、ポリ
オキシエチレンソルビタンモノステアレート、ポリオキ
シエチレンソルビタントリステアレートなどのポリオキ
シエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチ
レンソルビットヘキサステアレートなどのポリオキシエ
チレンソルビット脂肪酸エステル、パラフィンワック
ス、マイクロクリスタリンワックス、ペンタエリスリト
ールモノステアレート、ペンタエリスリトールジステア
レートなどのペンタエリスリトール誘導体、レシチン、
ショ糖エステル、ポリオレフィンロウ、アスコルビン酸
ステアレート、ソルビタン酸ステアレートなどから選択
される1種又は2種以上の混合物が挙げられる。好まし
くは、常温で固体であること、かつ、インキ溶媒に対す
る溶解度が常温では10%以下であり、更に筆記による
ペン先へ物理的摩擦やインキの流出などによる蒸発抑制
作用を有する物質の脱離し難くする面から、より硬い性
状であり溶解性もより低い方が耐久性や効果も向上する
ことから、使用される蒸発抑制作用を有する物質の融点
が40℃以上でペン芯に対して僅かなタック性を有する
もの、例えば、ヘキサグリセリルトリステアレート、ポ
リオキシエチレンソルビタンモノステアレート、パラフ
ィンワックス、マイクロクリスタリンワックスなどが望
ましい。 【0018】本発明において、上記特性の蒸発抑制作用
を有する物質を繊維芯からなるペン先にコーティングす
る方法としては、例えば、上記蒸発抑制作用を有する物
質を溶解する溶媒に溶解せしめ、これを繊維芯にディッ
ピング処理又は噴霧処理した後、加温又は室温にて乾燥
させることにより行うことができる。また、溶解度が極
端に低い場合には、加温溶解液にディッピングし、冷却
によりコーティングすることもできる。また、上記蒸発
抑制作用を有する物質を溶解する溶媒としては、例え
ば、メチルアルコール、エチルアルコール、n−プロピ
ルアルコール、イソプロピルアルコール(i−プロピル
アルコール)などのアルコール類、エチレングリコール
モノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエ
ーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテルなど
のグリコール類、アセトン、メチルエチルケトンなどの
ケトン類、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチル、エチ
レングリコールモノメチルエーテルアセテート、プロピ
レングリコールモノエチルエーテルアセテートなどのエ
ステル類、ジメチルエーテル、ジエチルエーテルなどの
エーテル類、ヘキサン、イソへキサン、ヘプタン、メチ
ルシクロヘキサンなどの炭化水素類、クロロホルム、メ
チレンクロライドなどの塩素化合物などが挙げられる。 【0019】上記蒸発抑制作用を有する物質の繊維芯へ
のコーティング量は、繊維芯に対して、重量比で0.0
1〜20重量%、好ましくは、0.1〜10重量%、更
に好ましくは、0.3〜5重量%である。コーティング
量が0.01重量%未満であると、コーティングによる
効果を達成することができず、また、20重量%を越え
ると、繊維芯に対して蒸発抑制作用を有する物質が付き
過ぎ、本来繊維芯が発揮すべき機能が損なわれ、例え
ば、インキが出難くなり、カスレを生じたり、筆記が進
むにしたがってペン先の崩れが生じたりするようにな
り、インキの貯溜量が十分でなくなるなど、好ましくな
い。 【0020】本発明に用いるインキ成分としては、着色
剤、溶剤、該溶剤に可溶な樹脂、その他筆記具用添加剤
等を用いることができる。着色剤としては、油溶性染料
及び顔料等が挙げられ、油溶性染料としては、有機溶剤
に可溶な一般の油溶性染料であればほとんど使用可能で
ある。例えば、染料としては、オラゾールエロー2GL
N、オラゾールレッド3GL、オラゾールブルー2GL
N、ネオンザポンブルーFLE、スピリットブラックS
P、パリファストレッド1308、オイルブルーBA、
オイルエロー185、オイルレッドTR71、オイルブ
ラックS、Victoria Blue、Rhodamine 6JHSA、Flex Yel
low 105等、また、顔料としては、特に限定されること
なく、例えば、アゾ系顔料、縮合ポリアゾ系顔料、フタ
ロシアニン系顔料、金属錯塩顔料、チオインジゴ顔料、
染料レーキ顔料、蛍光顔料等の有機顔料及びカーボンブ
ラック、酸化チタン等の無機顔料が挙げられ、更に、表
面を樹脂コーティングで加工した加工顔料、例えば、マ
イクロリスAタイプ各種、ASブラック、ASブルー、
IKレッド等も使用することができる。これらの染料及
び/又は顔料は、単独又は2種以上混合して使用するこ
ともでき、その使用量は着色剤の種類や他のインキ成分
により異なるが、インキ全量に対して、1〜30重量
%、好ましくは、2〜15重量%が望ましい。 【0021】用いることができる溶剤としては、例え
ば、エチルアルコ−ル、プロピルアルコ−ル、イソプロ
ピルアルコ−ル等の低級アルコールや、トルエン、キシ
レン等の芳香族炭化水素や、メチルエチルケトン、メチ
ルイソブチルケトン等の低級脂肪族ケトンや、酢酸エチ
ル、酢酸ブチル等の低級脂肪酸の低級アルコールエステ
ルや、ヘキサン、ヘプタン等の脂肪族炭化水素や、シク
ロヘキサン、エチルシクロヘキサン等の脂環族炭化水素
やグリコールのアルキルアルコール、プロピレングリコ
ールモノメチルエーテル等のグリコールエーテル等が挙
げられ、好ましくは、安全性、上述の繊維芯からなるペ
ン先の外周面に被覆するフィルムとの使用性、コス性等
の点から、エチルアルコール、プロピルアルコール、イ
ソプロピルアルコール等の低級アルコール、酢酸エチ
ル、酢酸ブチル等の低級脂肪酸の低級アルコールエステ
ル、プロピレングリコールモノメチルエーテル等のグリ
コールエーテルの使用が望ましい。これらの特性を有す
る溶剤は、夫々単独で又は2種以上混合して使用するこ
とが可能であり、その使用量は、インキ全量に対して、
50〜90重量%、好ましくは、70〜85重量%が望
ましい。なお、本発明では、上述の如く、繊維芯からな
るペン先の外周面に被覆するフィルムは上記各種溶剤に
対する透過度が35℃において、0.5g/cm2・d
以下、好ましくは、0.1g/cm2・d以下となる物
性のものを用いるものである。 【0022】樹脂は、被膜形成剤、被塗布面への付着
剤、インキの粘度調整剤、更に、着色剤の分散剤として
使用するものであり、従来より使用されている各種の天
然樹脂、合成樹脂が使用でき、例えば、ロジン、エステ
ルガム、マレイン酸変成ロジン、フェノール変成ロジン
等のロジン系樹脂、エチルセルローズ、ニトロセルロー
ズ等のセルローズ系樹脂、ポリビニルブチラール、塩化
ビニル−酢酸ビニル共重合樹脂等のビニル系樹脂、石油
系樹脂、ケトン系樹脂、アクリル系樹脂、アルデヒドと
尿素の縮合物、マレイン酸樹脂等が挙げられ、これらは
単独又は2種以上混合して使用することが可能であり、
その使用量は、インキ全量に対して、0.1〜30重量
%、好ましくは、1〜20重量%が望ましい。その他の
筆記具用添加剤としては、例えば、アニオン系、ノニオ
ン系、カチオン系などの界面活性剤、防腐剤、防黴剤、
防錆剤、潤滑剤、pH調製剤などが挙げられる。 【0023】本発明では、上述の蒸発抑制作用を有する
物質を上記組成のインキ成分に含有せしめることができ
る。上述の蒸発抑制作用を有する物質の含有量は、イン
キ全量に対して、重量比で0.01〜10重量%、好ま
しくは、0.05〜5重量%、更に好ましくは、0.1
〜1重量%である。蒸発抑制作用を有する物質の含有量
が0.01重量%未満であると、本発明の効果を達成す
ることができず、また、10重量%を越えると、筆記描
線の乾燥時間が遅くなったり、長期間の保存や低高温の
繰り返しによりインキ中で沈殿を生じ、インキ流路内で
目詰まりを起こして筆記性を低下させたりし、好ましく
ない。 【0024】このように構成される筆記具の作用等を各
実施形態毎に以下に詳述する。本発明の第1実施形態と
なる繊維芯からなるペン先を有し、該ペン先に蒸発抑制
作用を有する物質をコーティングし、上記ペン先の外周
面に、溶剤透過度が35℃において、0.5g/cm2
・d以下となるフィルムを用いて被覆してなる筆記具で
は、(a)上記コーティングにより、繊維芯の表面部に非
常に脆い蒸発抑制作用を有する物質からなる皮膜を形成
でき、この皮膜によりインキ成分に含まれる揮発成分と
なる溶剤などの蒸発が防止され、また、該皮膜は筆記時
の筆圧によって破れ、筆記が可能となるものであり、し
かも、該皮膜の形成は上記コーティング量により若干相
違もあるが、ペン先の繊維芯にコーティングした蒸発抑
制作用を有する物質が再度必要量だけインキ中に溶け出
し、次にペン先が空気中にさらされたとき、インキ溶媒
との相互作用でペン先表面に新たな皮膜を形成し、この
皮膜形成→筆記→皮膜形成→筆記………は何回も繰り返
し効果を示すもの、すなわち、ペン先には、常時再生
し、筆記時には破れる再生被膜を形成する蒸発抑制作用
を有する物質がコーティングされていることとなり、こ
の効果はインキタンク部に充填した又はインキ吸蔵体に
吸蔵させたインキ成分を使い果たすまで繰り返すことと
なる。また、(b)上記ペン先の外周面に、溶剤透過度が
35℃において、0.5g/cm2・d以下となるフィ
ルムを用いて被覆しているので、このフィルムで被覆さ
れた部分からの揮発成分となる溶剤などの蒸発が防止さ
れることとなる。従って、この形態の筆記具では、上記
(a)及び(b)により、長期間大気中にペン先を放置してお
いてもペン先のドライアップが生じることなく、良好な
筆記性能を実現するキャップオフ性能に優れた筆記具が
提供されることとなる。 【0025】本発明の第2実施形態となる繊維芯からな
るペン先を有し、インキ成分に蒸発抑制作用を有する物
質を含有せしめ、上記ペン先の外周面に、溶剤透過度が
35℃において、0.5g/cm2・d以下となるフィ
ルムを用いて被覆してなる筆記具では、蒸発抑制作用を
有する物質をコーティングではなく、インキ中に含有せ
しめたものであり、その作用は(c)インキ中に含有され
た蒸発抑制作用を有する物質が上記第1実施形態と同様
〔上述の(a)と同様〕に、繊維芯の表面部に染みでて、
該繊維芯表面部に非常に脆い蒸発抑制作用を有する物質
からなる皮膜を形成し、この皮膜によりインキ成分に含
まれる揮発成分となる溶剤などの蒸発が防止されること
となる。また、上述の(b)と同様に、フィルムで被覆さ
れた部分からの揮発成分となる溶剤などの蒸発が防止さ
れることとなる。従って、この形態の筆記具では、上記
(b)及び(c)により、長期間大気中にペン先を放置してお
いてもペン先のドライアップが生じることなく、良好な
筆記性能を実現するキャップオフ性能に優れた筆記具が
提供されることとなる。 【0026】本発明の第3実施形態となる繊維芯からな
るペン先を有し、インキ成分に蒸発抑制作用を有する物
質を含有せしめと共に、該ペン先に蒸発抑制作用を有す
る物質をコーティングし、上記ペン先の外周面に、溶剤
透過度が35℃において、0.5g/cm2・d以下と
なるフィルムを用いて被覆してなる筆記具では、上述の
(a)〜(c)の作用等を備えることとなるので、長期間大気
中にペン先を放置しておいてもペン先のドライアップが
生じることなく、良好な筆記性能を実現するキャップオ
フ性能に優れた筆記具が提供されることとなる。なお、
上記実施形態の効果は第2実施形態<第1実施形態<第
3実施形態の順に良好な筆記性能を実現するキャップオ
フ性能に優れた筆記具となる。 【0027】本発明の筆記具は、上記実施形態に限定さ
れるものでなく、本発明の要旨を変更しない範囲で種々
の形態に変更できることはいうまでもない。例えば、化
粧品等の塗布具などにも適用できるものである。 【0028】 【実施例】次に、本発明を実施例及び比較例に基づき更
に具体的にかつ詳細に説明するが、本発明は下記実施例
に限定されるものではない。 【0029】〔実施例1〜10及び比較例1〜8〕ペン
先として、図5(c)に示すペン先を使用した。このペ
ン先を図3に組み込んだマーキングペン(インキ量4.
5g)を使用した。ペン先は、アクリル繊維のスライバ
ーからなる繊維芯であり、重量0.19g、長さ37m
m、直径4.0mm(気孔率約60%)のものを使用し
た。このペン先を用いて、下記方法により各ペン芯種、
すなわち、各溶剤透過度となるフィルム被覆繊維芯及び
/又は蒸発抑制作用を有する物質をコーティングした繊
維芯、並びに未処理の繊維芯(ペン芯種a)を作製し
た。 【0030】〔ペン芯種A,B(各溶剤透過度となるフ
ィルム被覆繊維芯)の作製〕用いる溶剤(エチルアルコ
ール、n−プロピルアルコール、i−プロピルアルコー
ル、プロピレングリコールモノメチルエーテル)に対し
て透過度が35℃において、0.1g/cm2・d以下
となるポリプロピレンフィルム、又は0.5g/cm2
・dを越えるシリコンフィルムを繊維芯からなるペン先
の外周面に被覆した。被覆態様としては、共に図5
(c)に示すように、ペン芯先端部は筆記の邪魔になら
ないところから、ペン芯後端部はインキ収容部からのイ
ンキの吸い上げが邪魔にならないところまで被覆した。
また、被覆方法は、共に、熱収縮性フィルムチューブを
用いた処理方法により被覆した。 【0031】〔ペン芯種C,D(コーティング剤処理+
フィルム被覆繊維芯)の作製〕コーティング物質(剤)
として、ヘキサグリセリルトリステアレート(融点5
7℃)、ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレ
ート(融点53℃)を使用した。また、インキ溶媒(エ
チルアルコール、n−プロピルアルコール、i−プロピ
ルアルコール、プロピレングリコールモノメチルエーテ
ルからなる溶媒)に対する上記〜の溶解度は常温で
は0.4%、は9%であった。コーティング方法
は、上記所定量となるコーティング物質を溶媒となるメ
チレンクロライドに溶解し、該調製液に上記繊維芯から
なるペン先を浸漬せしめ、50℃で1時間加温した後、
室温で一晩冷却し、メシュ状容器にあけて溶媒を取り除
いた。次いで、室温で1時間、次いで、50℃で3時
間、更に室温で3時間乾燥してペン先にコーティングし
た。このコーティング被覆芯を用いて上記作製方法によ
り溶剤透過度が35℃において、0.1g/cm2・d
以下となるポリエステルフィルムからなるフィルム被覆
芯(ペン芯種C,D)を作製した。 【0032】また、インキは、下記表1に示される組成
〜の各インキを使用し、各インキを充填(充填量
4.5g)して図3に示される中綿タイプのマーキング
ペンを作製した。 【0033】 【表1】【0034】上記実施例1〜10及び比較例1〜8で得
られたマーキングペンについて、下記評価法により、筆
記性能評価を行った。これらの結果を下記表2に示す。
〔キャップオフテスト〕各マーキングペンのキャップを
取り外し、キャップオフ時間の経時的変化(1時間〜2
ケ月)に基づく25℃における筆記性能を下記評価基準
により測定した。なお、1日以上経過、好ましくは3日
以上経過しても◎である場合はキャップオフ性能に優れ
ていることを示すものとなる。 評価基準: ◎:掠れずに書ける ○:書き出しに僅かに掠れる △:一行目が掠れる △△:二行目が掠れる ×:筆記できない 【0035】 【表2】【0036】上記表1及び表2の結果から明らかなよう
に、本発明範囲となる実施例1〜10は、本発明の範囲
外となる比較例1〜8に較べ、長期間、ペン先を大気中
に晒しても良好な筆記性能を有するマーキングペンであ
ることが判明した。具体的に実施例を見ると、実施例1
及び2は、ペン先に蒸発抑制作用を有する物質をインキ
中に含有し、溶剤透過度が35℃において、0.1g/
cm2・d以下となるフィルムを被覆した繊維芯を備え
たマーキングペンであり、実施例3〜6は、ペン先に蒸
発抑制作用を有する物質をコーティングすると共に、溶
剤透過度が35℃において、0.1g/cm2・d以下
となるフィルムを被覆した繊維芯を備えたマーキングペ
ンであり、実施例7〜10は、ペン先に蒸発抑制作用を
有する物質をコーティングすると共にインキ中に含有せ
しめ、かつ、溶剤透過度が35℃において、0.1g/
cm2・d以下となるフィルムを被覆した繊維芯を備え
たマーキングペンであり、これらの場合は、長期間、ペ
ン先を大気中に晒しても良好な筆記性能を発揮すること
ができ、特に、実施例7〜10のフィルム被覆、ペン芯
コーティング処理及びインキ添加のマーキングペンは更
に長期間、ペン先を大気中に晒しても良好な筆記性能を
有するものとなることが判った。これに対し、比較例1
〜8は、本発明の要件を充足しない例示であり、比較例
1及び2は、通常の(フィルム被覆、ペン芯コーティン
グ処理及びインキ添加もない)マーキングペンであり、
比較例3及び4は蒸発抑制作用を有する物質をインキ成
分に添加したものであり、比較例5及び6は、溶剤透過
度が35℃において、0.1g/cm2・d以下となる
フィルムを被覆した繊維芯を使用したものであり、比較
例7及び8は、溶剤透過度が35℃において、0.5g
/cm2・dを越えるフィルムを被覆した繊維芯を使用
すると共に、蒸発抑制作用を有する物質をインキ成分に
添加したものであり、これらの場合は、各比較例の形態
によって若干異なるが、それぞれキャップオフ1週間後
には筆記できないものであることが判る。 【0037】 【発明の効果】本発明によれば、長期間ペン先を大気中
にさらしても良好な筆記性能及びキャップオフ性能を有
すると共に、経時的にも安定な品質を備えたキャップオ
フ性能に優れた筆記具が提供される。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の筆記具を直液式筆記具に適用した一例
を断面態様で示す説明図である。 【図2】本発明の筆記具をバルブ機構を備えた筆記具に
適用した一例を断面態様で示す説明図である。 【図3】本発明の筆記具をインキを中綿等のインキ吸蔵
体に吸蔵させたタイプの一例を断面態様で示す説明図で
ある。 【図4】本発明の溶剤透過度の試験方法を説明する説明
図である。 【図5】(a)〜(h)は、本発明の筆記具に用いる各
ペン先にフィルムを被覆する各態様を示す説明図であ
る。 【符号の説明】 10 筆記具 13 ペン先 14 中継芯
フロントページの続き Fターム(参考) 2C350 GA04 HA15 KA01 KA03 KC01 KC11 KD09 NA11 NC21 NC46 4J039 AB01 AB02 AB08 AB11 AB12 AD05 AD07 AD08 AD09 AD14 AE03 AE07 BC07 BC20 BE01 BE02 BE07 BE12 BE22 GA27

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 繊維芯からなるペン先を有し、該ペン先
    に蒸発抑制作用を有する物質をコーティング及び/又は
    インキ成分に蒸発抑制作用を有する物質を含有せしめた
    筆記具であって、上記ペン先の外周面に、溶剤透過度が
    35℃において、0.5g/cm2・d以下となるフィ
    ルムを用いて被覆してなることを特徴とするキャップオ
    フ性能に優れた筆記具。
JP2001234922A 2001-08-02 2001-08-02 キャップオフ性能に優れた筆記具 Withdrawn JP2003039879A (ja)

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