JP2003039170A - アークセンサ制御装置 - Google Patents
アークセンサ制御装置Info
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Abstract
から完全に遮断し、アークセンサ制御装置の正常動作を
図るとともに、寿命劣化を防止することができるアーク
センサ制御装置を提供することである。 【解決手段】非消耗性電極4を有する溶接用トーチ3を
用いてアーク溶接施工を実施する溶接用ロボット1と、
所定の時間毎に検出する電極4と母材5間の実溶接電圧
値を基準値と比較して電極4と母材5間距離を一定に制
御するロボット制御装置10とを具備したアーク溶接ロ
ボットシステムのアークセンサ制御装置10であって、
実溶接電圧の検出部を有し、実溶接電圧の検出部をアー
ク起動時の高電圧印加後のアーク発生状態時に接続する
手段を備えている。
Description
におけるAVC(Arc Voltage Contr
ol)を使ったアーク溶接ロボットシステムにおける、
アークセンサ制御装置に関するものである。
は、定電流特性のTIG溶接電源が使用されている。図
4にTIGアーク特性図を示す。定電流特性であると、
初め、アーク長がLlでその時の溶接電流・電圧の動作
点が図4の定電流特性上でSlの点にあるとする。溶接
入熱によりワ一ク7自身が熱歪みを発生してアーク長が
L2に伸びた場合、アーク電圧は上昇し動作点S2に移
動し溶接電流はほとんど変化せず溶接を続けることがで
きる。このため、TIG溶接電源として、定電流特性の
溶接電源が使用される。
アーク長(溶接用トーチ3の電極4〜母材間距離)が変
化して溶接電圧が変化しても、溶接電流は自動的に一定
に保たれるが、同一電流で溶接電圧が変化するというこ
とは母材に対する入熱形態が変化するということとな
り、溶接結果(溶接幅、溶融深さ)に違いが生じ、均一
な溶接が実現できない。すなわち、均一な溶接を実現す
るためには、溶接電圧に注意を払う必要がある。
象部材の位置誤差、熱歪みによりアーク長が変化し、良
好な溶接品質を確保するのが困難なため、自動溶接を実
施する場合は、溶接電圧を監視し、溶接電圧を一定に保
つよう、電極〜母材間距離を自動調整するAVC(Ar
c Voltage Control)装置を採用して
いる。これらのアーク溶接電圧を計測することでアーク
長を検出し、常に所定のアーク長になるように電極と母
材間距離を制御する技術が特開平3−23067に開示
されている。また、さらにパルスTIG溶接法における
パルス的に溶接電圧が変化する溶接施工に対する処理技
術が特開平9−76069に開示されている。
溶接における溶接法は非消耗性電極による溶接であり、
アークスタート時は電極とワーク面とが非接触の状態で
アークを発生させる必要があり、空中絶縁を破壊する必
要があるため、TIG溶接電源には、図9に示すように
昇圧した電源100、火花ギャップとコンデンサ、カッ
プリングコイルによる火花発振回路101等で構成さ
れ、高電圧の高周波を溶接ケーブルに重畳して溶接用ト
ーチ3先端の電極4から溶接起動用の火花を出す仕組み
になっている。このように、TIG溶接電源はアークス
タート時に図5に示す高電圧の高周波を非消耗性電極4
と母材5のワーク面とに印加することで、空中絶縁を破
壊しアークを発生させている。この火花の周囲におよぼ
す電磁波強度は、10メートル離れた地点で、50デシ
べル程度であり、しかもその周波数は広い帯域にわたっ
ていることに特徴がある。
中にアークセンサ制御装置部のアーク溶接電圧検出用部
位を接続していると、上記高周波ノイズがアークセンサ
制御装置部に侵入し、アークセンサ制御装置部の部品寿
命劣化やアークセンサ制御装置部の誤動作を発生させる
という事があった。
接施工時の溶接電流をTIGアークでの一溶接工程時の
電流グラフとして図6に示す。一アーク溶接工程におけ
る溶接電流は、図6に示すように溶接モード「初期電
流」、「アップスロープ」、「本溶接」、「ダウンスロ
ープ」、「クレータ電流」の各区間により異なり、加え
て、「アップスロープ」、「ダウンスロープ」区間中は
溶接電流が変化する。さらに、パルス溶接法になると上
記「アップスロープ」、「本溶接」、「ダウンスロー
プ」の各区間でも、ベース電流IBにピーク電流IPを
重畳させるので電流値は時々刻々と変化する。このよう
に、パルス溶接法はべ−ス電流IBとピーク電流IPと
が交互に繰り返される溶接であり、この時アーク溶接電
圧も上記IBとIPとに従属して変化する。この溶接法
の場合、アークセンサ制御装置がサンプリング周期毎に
検出したアーク溶接電圧値が上記IBとに対するものな
のかあるいは上記IPに対するものなのかの従属関係等
の整合性がとれなくなると適切な溶接施工制御ができな
くなることがあった。
イズの悪影響をアークセンサ制御装置部から完全に遮断
し、そのことにより、アークセンサ制御装置部の正常動
作を図るとともに、かつ寿命劣化を防止することができ
るアークセンサ制御装置を提供することである。
ンサ制御装置は、非消耗性電極を有する溶接用卜一チを
用いてアーク溶接施工を実施する溶接用ロボットと、予
め施工実施により記憶している溶接電圧値を基準値と
し、所定の時間毎に検出する電極と母材間の実溶接電圧
値を基準値と比較して電極と母材間距離を一定に制御す
るロボット制御装置とを具備したアーク溶接ロボットシ
ステムのアークセンサ制御装置であって、実溶接電圧の
検出部を有し、実溶接電圧の検出部をアーク起動時の高
電圧印加後のアーク発生状態時に接続する手段を備えた
ものである。
れば、高電圧の高周波発生中にアークセンサ制御装置の
アーク溶接電圧用の検出部を接続することがないので、
高周波ノイズがアークセンサ制御装置に侵入することが
なく、アークセンサ制御装置の部品寿命の劣化やアーク
センサ制御装置の誤動作を生じない。
求項1において、実溶接電圧の検出部を接続する接続子
を溶接用トーチのラインと、母材のラインとの両方とす
るものである。
れば、請求項1と同様な効果のほか、片切りの場合と比
較して高周波ノイズがアークセンサ制御装置内に回り込
むのをより確実に防止することができる。
請求項1または請求項2において、実溶接電圧の検出部
をアーク起動時の高電圧印加後のアーク発生時に接続す
る手段として溶接電源側が出力する電流検出信号を用い
たものである。
れば、請求項1または請求項2と同様な効果がある。
請求項3において、実溶接電圧の検出部をアーク起動時
の高電圧印加後のアーク発生時に接続する手段として、
確実にアーク起動用の高電圧が消失した状態時に接続さ
せる時限処理部を有するものである。
れば、請求項3と同様な効果がある。
請求項1、請求項2または請求項3において、実溶接電
圧の検出部が、非消耗性電極による両極性を有する溶接
モードに対応する手段として整流部を具備したものであ
る。
れば、請求項1、請求項2または請求項3と同様な効果
のほか、正電圧としてのみA/D変換した場合には、量
子化分解能を高めることができ、またTIG溶接におけ
る極性を気にすることなくアーク溶接電圧検出部をトー
チ側および母材側に接続できる。
請求項1、請求項2または請求項3において、所定の時
間毎に検出する実溶接電圧値情報と電庄値収集時のアー
ク溶接施工法情報とを関連させたひとまとまりの情報と
してロボット制御装置へ伝えるものである。
れば、請求項1、請求項2または請求項3と同様な効果
のほか、AVC制御をあらゆるTIG溶接法において実
施可能とすることができる。
第1の実施の形態のアークセンサ制御装置について図面
に基づいて説明する。図3は本発明の構成を示すもので
あり、6はロボット本体1を駆動するロボット制御装
置、3は溶接用トーチ、4は非消耗性電極、5は母材
(被溶接物であるワークを固定する部位)、2は溶接電
源、10はアークセンサ制御装置である。
は教示用のティーチペンダント(図示せず、以下TPと
略す)を備え通信線制御線(図示せず)で接続され、溶
接電源2とは溶接電源制御ラインL6でつながってい
る。オペレータはTPを操作しながら、ロボット本体1
の制御基準点に配置されている溶接用トーチ3を直接見
ながら、ロボット本体1を微細に動かし、ロボットにさ
せたい仕事の順に順序よく教示していく。オペレータは
被溶接物であるワークを母材5へ固定しておき、TPを
操作し溶接用トーチ3を溶接開始点(図示せず)へ移動
させ、教示位置データとその点が溶接開始点であるこ
と、また溶接条件指令(溶接電流値・溶接電圧値)、溶
接開始指令(シールドガス放流、トーチスイッチON等
の処理シーケンス)をTP上の溶接登録キーにて登録す
る。
ーチ3をロボット本体1により移動させて、教示位置デ
ータとその点が溶接終了点であることまた、クレータ溶
接条件指令(溶接電流値・溶接電圧値)、溶接終了指令
(トーチスイッチOFF、シールドガス放流停止等のシ
ーケンス)をTP上の溶接終了キーにて登録する。
タとしてロボット制御装置6内の図示しない構成による
CPUがROMに格納されているアルゴリズムに従って
RAMへ格納する。また、RAMはスタティックRAM
で電池によって主電源が遮断されても上記教示データを
記憶保持できる。この既ティーチングされた教示データ
であるプログラムにより、図3の溶接システムが自動運
転される。
本体1が溶接用トーチ3(電極4)を母材5に固定され
ているワークの所定溶接開始位置へ到達すると、ロボッ
ト制御装置6は溶接電源2へ溶接電源制御ラインL6を
介して、予め記憶してある本溶接条件(溶接電流値・溶
接電圧値)を送信した後に溶接開始指令を実行しアーク
アンサ(溶接電流検出信号(リレー接点))が溶接電源
2から返信されると、溶接用トーチ3をワ一クの所定溶
接経路に従って、予め記憶してある溶接速度でアーク溶
接を実施していく。
の通信/制御ラインL3を介してアークアンサ(溶接電
流検出信号)が溶接電源2から伝達されると、図1に示
すアークセンサ制御装置10内の時限処理部である例え
ばタイマリレーTが動作を開始し、所定の計時後Tのリ
レー接点Tlが閉じ、リレーKlが商用電源20に接続
されて励磁され、リレー接点K11、K12が閉じ、ア
ークセンサ制御装置10内のアーク溶接電圧検出部がト
ーチ側ラインLlと母材側ラインL2とに接続される。
ここで、アークスタート時はLl、L2のラインには図
5に示すような通常ピーク値が8kV(キロボルト)に
もおよぶ高電圧の高周波が印加されており、本発明のア
ークセンサ制御装置10はこの高周波ノイズを意図的に
さけるため、溶接電源2からのアークアンサ(溶接電流
検出信号)検出後に確実に高周波ノイズが消失した後の
安定したアーク溶接区間状態時にアークセンサ制御装置
10内のアーク溶接電圧検出部をトーチ側ラインLlと
母材側ラインL2とに接続するものである。
時に接続/開放とするのは実験の結果、片切ではどうし
ても上記高周波ノイズがアークセンサ制御装置10内へ
回り込んでくるためである。
レーTのリレー接点K11、K12にてLl、L2のラ
インへアークセンサ制御装置10内のアーク溶接電圧検
出部を接続する理由は、溶接電源2はアーク発生時にア
ークアンサ(溶接電流検出信号(リレー接点))を生成
し、この信号を外部の装置に伝達するとともに自身も上
記信号により図5に示す高周波電圧発生を停止するた
め、アークアンサ(溶接電流検出信号)の伝達時点にお
いて、上記高周波電圧生成は停止していないためであ
る。
電力を供給する。まず、溶接開始直後に、電極4と母材
5との間の溶接電圧はアーク電圧検出部を構成するダイ
オードブリッジ11にて全波整流され正電圧としてのみ
検出され、抵抗器12を通過させて、電流変換器(C
T)13を介して電圧に変換され、さらに出力調整器1
6の制御信号convstに同期してA/D変換器(A
D)14を介して12ビットのデジタル量に量子化され
る。ここで、TIG溶接では図7に示すような交流TI
G(A・C・TIG)や直流TIG(D.C.TIG)
を含む溶接法があるが、ダイオードプリッジ11にて全
波整流され正電圧としてのみA/D変換することで、量
子化分解能を高めるとともに、TIG溶接における極性
を気にすることなくアークセンサ制御装置10内のアー
ク溶接電圧検出部をトーチ側ラインLlと母材側ライン
L2とに接続できるものである。
うに溶接モード「初期電流」、「アップスロープ」、
「本溶接」、「ダウンスロープ」、「クレータ電流」の
各区間が存在し、「アップスロープ」、「ダウンスロー
プ」区間中は溶接電流が変化する。加えて、パルス溶接
法になると上記「アップスロープ」、「本溶接」、「ダ
ウンスロープ」の各区間でも、べ−ス電流IBにピーク
電流IPを重畳させるので電流値は時々刻々と変化す
る。これらの図6に示すような一アーク溶接工程の時々
刻々の溶接状態時を溶接電源2がアークセンサ制御装置
間の通信/制御ラインL3を介してシリアル通信にてア
ークセンサ制御装置10に伝送してくる。このシリアル
データをアークセンサ制御装置10内の出力調整器16
がシリアル/パラレル変換器17にて8ビットの並列情
報として入手する。(タイマ機能内蔵)CPU18はサ
ンプリング周期を生成しその周期に同期させて出力調整
器16への変換信号CT1と出力制御モジュール15へ
の変換信号CT2とをそれぞれ発する。このことによ
り、出力調整器16は(タイマ機能内蔵)CPU18が
生成するサンプリング周期に合わせてA/D変換器(A
D)14を介して12ビットのデジタル量に量子化され
データを出力制御モジュール15の下位12ビットデー
タとして、かつ溶接電源2からの情報である一アーク溶
接工程の時々刻々の溶接状態時情報を出力制御モジュー
ル15の上位4ビットデータとして、最終、図8に示す
アークセンサのサンプリングデータである16ビット情
報としてアークセンサ制御装置10とロボット制御装置
6間の通信ラインL4を介してロボット制御装置6へシ
リアルデータとして送信する。なお、16ビットデータ
中のD12の1ビットでパルス溶接の電流の種類をすな
わち、べ−ス電流かパルス電流かの区別を情報として伝
えるが、パルス溶接でない場合は常に0(べ−ス電流)
に固定される。D13〜D15の3ビットにて一溶接工
程中のどの工程かを情報として伝える。図示のように、
000は初期電流区間、001はアップスロープ区間、
010は本電流区間、011はダウンスロープ区間、1
00はクレータ電流区間、101、110、111は該
当無し(don’t care)である。
溶接工程の各溶接状態時に対応した溶接情報をアークセ
ンサ制御装置10を介して基準値としてデジタル量に変
換された溶接電圧値として、前述の処理により、ロボッ
ト制御装置6内の図示しないメモリに一旦記憶する。こ
の記憶された溶接電圧値を基準値として、以後所定の時
間毎に以後の溶接電圧値を同様な処理にて入手し前記基
準値と比較処理し、この比較処理結果に応じてロボット
本体1のアーム先端に具備された溶接用卜一チ3(電極
4)と母材5間の距離が変わり、その距離にほぼ比例し
て溶接電圧が変わる。この溶接電圧を再び、A/D変換
器(AD)14を経由で入手する。この一連の制御動作
の結果、電極4と母材5の間の溶接電圧は最初に記憶し
た基準値と同一に保たれる。
達すると、予め記憶してあるクレータ溶接条件(溶接電
流値・溶接電圧値)を送信しロボットを停止させて、ク
レータ処理の実行にともない溶接終了指令を実行させた
後、溶接電源2からの溶接電流検出信号が消失する。そ
の後、公知の電極スティックチェックを実施し、非消耗
性電極4のワーク7への融着がなければ次教示点へ移動
するものである。
ンサのサンプリングデータである16ビット情報をアー
クセンサ制御装置10からアークセンサ制御装置10と
ロボット制御装置6間の通信ラインL4を介して得るこ
とができるので、入手した溶接電圧値が図6に示す−ア
ーク溶接工程におけるどの溶接状態時すなわち、溶接モ
ード「初期電流」、「アップスロープ」、「本溶接」、
「ダウンスロープ」、「クレタ電流」のどの区間のもの
なのかまた、溶接法がパルス溶接法の場合はベース電流
IB、ピーク電流IP時のものなのかを認識して制御処
理できるので、きめ細やかなA・V・C・制御を実現で
きるものである。 (実施の形態2)次に、以下本発明の第2の実施の形態
について説明する。図2は本発明の第2の実施の形態に
おけるアークセンサ制御装置構成を示す図である。図1
と同じ機能を有する部位には同じ番号を付与している。
図1と異なる部分についてのみ、説明を加える。
ー接点信号ではなくて、溶接電源2がアークセンサ制御
装置10との間の通信/制御ラインL3を介してシリア
ル通信にてアークセンサ制御装置10に伝送してくるも
のである。
(溶接電流検出信号)検出を(タイマ機能内蔵)CPU
18が入手すると所定の計時を実行し、計時完了時点で
CPU18は出力信号01をパルス的に発生しラッチ回
路19にてリレーK2を励磁させる。励磁されたリレー
K2のリレー接点K21が閉じることで、リレーKlが
励磁されKlのリレー接点KllとK12によりアーク
センサ制御装置10内のアーク溶接電圧検出部がトーチ
側ラインLlと母材側ラインL2とに接続される。
クアンサ(溶接電流検出信号)の消失を(タイマ機能内
蔵)CPU18が入手すると直ちに、CPU18は出力
信号01をパルス的に発生しラッチ回路19にてリレー
K2を非励磁にさせる。非励磁にされたリレーK2のリ
レー接点K21が開くことで、リレーKlが非励磁にさ
れリレーKlのリレー接点KllとK12によりアーク
センサ制御装置10内のアーク溶接電圧検出部がトーチ
側ラインLlと母材側ラインL2との接続が開放され
る。
ンLl、L2とに接続できるのが簡素でよいのだが、実
施の形態においてはアークセンサ制御装置10内のアナ
ログ回路部とデジタル回路部との絶縁のため、また、接
点Kll、K12は高電流容量でかつ接点間の絶縁距離
の大きいものが要求されるので分けた配置にした。
アークセンサ制御装置10は、実溶接電圧の検出部をア
ーク起動時の高電圧印加後のアーク発生時に接続する手
段を備え、加えて、実溶接電庄検出用の検出器部を接続
する接続子を溶接用トーチのラインと、母材のラインと
の両方に備え、溶接電源側の電流検出信号を利用して、
実溶接電圧検出用の検出器部をアーク起動時の高電圧消
失後の非高電圧印加状態でかつアーク発生状態時に接続
する手段として時限処理部を有するので、高周波ノイズ
がアークセンサ制御装置10に侵入することがなく、ア
ークセンサ制御装置10の部品寿命劣化防止やアークセ
ンサ制御装置10の誤動作を生じない構成である。
は、非消耗性電極4による両極性を有する溶接モードに
対応する手段として実溶接電圧の検出部に整流部を具備
し、所定の時間毎に検出する実溶接電圧値情報と電圧値
収集時の溶接モード情報とを関連させたひとまとまりの
群情報としてアーク溶接ロボット制御部へ伝える手段を
有するので種々のTIG溶接に対応したきめ細かなA.
V.C.制御を実現することができる。
よれば、高電圧の高周波発生中にアークセンサ制御装置
のアーク溶接電圧用の検出部を接続することがないの
で、高周波ノイズがアークセンサ制御装置に侵入するこ
とがなく、アークセンサ制御装置の部品寿命の劣化やア
ークセンサ制御装置の誤動作を生じない。
れば、請求項1と同様な効果のほか、片切りの場合と比
較して高周波ノイズがアークセンサ制御装置内に回り込
むのをより確実に防止することができる。
れば、請求項1または請求項2と同様な効果がある。
れば、請求項3と同様な効果がある。
れば、請求項1、請求項2または請求項3と同様な効果
のほか、正電圧としてのみA/D変換した場合には、量
子化分解能を高めることができ、またTIG溶接におけ
る極性を気にすることなくアーク溶接電圧検出部をトー
チ側および母材側に接続できる。
れば、請求項1、請求項2または請求項3と同様な効果
のほか、AVC制御をあらゆるTIG溶接法において実
施可能とすることができる。
サ制御装置構成を示す回路ブロック図である。
サ制御装置構成を示す回路ブロック図である。
説明図である。
アーク特性図である。
ある。
ある。
る。
説明図である。
路図である。
御ライン L4 アークセンサ制御装置とロボット制御装置間の
通信ライン L5 ロボット制御ライン L6 溶接電源制御ライン Kl リレー Kll Klの第一のリレー接点 K12 Klの第二のリレー接点 K2 リレー K21 K2のリレー接点 T タイマーリレー TI Tのリレー接点 IB ベース電流 IP ピーク電流
Claims (6)
- 【請求項1】 非消耗性電極を有する溶接用トーチを用
いてアーク溶接施工を実施する溶接用ロボットと、予め
施工実施により記憶している溶接電圧値を基準値とし、
所定の時間毎に検出する前記電極と母材間の実溶接電圧
値を前記基準値と比較して前記電極と母材間距離を一定
に制御するロボット制御装置とを具備したアーク溶接ロ
ボットシステムのアークセンサ制御装置であって、実溶
接電圧の検出部を有し、前記実溶接電圧の検出部をアー
ク起動時の高電圧印加後のアーク発生状態時に接続する
手段を備えたアークセンサ制御装置。 - 【請求項2】 実溶接電圧の検出部を接続する接続子を
溶接用トーチのラインと、母材のラインとの両方とする
請求項1記載のアークセンサ制御装置。 - 【請求項3】 実溶接電圧の検出部をアーク起動時の高
電圧印加後のアーク発生時に接続する手段として溶接電
源側が出力する電流検出信号を用いた請求項1または請
求項2記載のアークセンサ制御装置。 - 【請求項4】 実溶接電圧の検出部をアーク起動時の高
電圧印加後のアーク発生時に接続する手段として、確実
にアーク起動用の高電圧が消失した状態時に接続させる
時限処理部を有する請求項3記載のアークセンサ制御装
置。 - 【請求項5】 実溶接電圧の検出部は、非消耗性電極に
よる両極性を有する溶接モードに対応する手段として整
流部を具備した請求項1、請求項2または請求項3記載
のアークセンサ制御装置。 - 【請求項6】 所定の時間毎に検出する実溶接電圧値情
報と前記電圧値収集時のアーク溶接施工法情報とを関連
させたひとまとまりの情報としてロボット制御装置へ伝
える請求項1、請求項2または請求項3記載のアークセ
ンサ制御装置。
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