JP2003038808A - 遊技機の施錠装置 - Google Patents

遊技機の施錠装置

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JP2003038808A JP2001229717A JP2001229717A JP2003038808A JP 2003038808 A JP2003038808 A JP 2003038808A JP 2001229717 A JP2001229717 A JP 2001229717A JP 2001229717 A JP2001229717 A JP 2001229717A JP 2003038808 A JP2003038808 A JP 2003038808A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 隙間から挿入した針金等によってもスライダ
を解除することができず、遊技用制御基板等への不正な
行為や悪戯も防止できる遊技機の施錠装置を得る。 【解決手段】 遊技機の施錠装置7において、中扉の開
閉端側裏面で直線移動し筐体固設の係止片13に係止し
て中扉の開放を阻止するスライダ11と、係止片13に
係止したスライダ11に係合しスライダ11の移動を阻
止するロックアーム15と、バネB21の付勢力によっ
てロックアーム15をスライダ11から係合解除方向に
移動させる解除アーム19と、中扉を閉鎖した状態での
みバネB21の付勢力を消失させるロックピース23
と、遊技機前面で操作されるシリンダ錠の回動で回動
し、スライダ11に対するロックアーム15の係止を解
除しかつスライダ11を移動させ係止片13との係止を
解除するカム25とを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技機の施錠装置
に関し、特に、中扉の開閉端側の木口と筐体との隙間か
ら挿入される針金等による不正行為を防止する改良技術
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、パチンコ遊技機等の遊技機の施錠
装置として、例えば実公昭58−4538号公報に開示
されているものがある。これは、図8に示すように、前
面枠100の開放側裏面にシリンダ錠101と、該シリ
ンダ錠101の錠軸102に取付けられたカム板103
と、上下一対の鉤片104,104を有する昇降杆10
5とを基枠体106を介して取り付けると共に、外枠1
07の開放側内側面の上下位置に前記鉤片104,10
4が係脱する係止金具108,108を固着し、シリン
ダ錠101の回動操作によりカム板103を回動して昇
降杆105を上下方向へ摺動させると共に、係止金具1
08,108と鉤片104,104との係合を解除して
前面枠100を解錠するように構成されたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の施錠装置は、前面枠100の開閉端側の裏面
に、昇降杆105,カム板103とを配設し、これらの
機構部が前面枠100の開閉端側の木口側に露出する状
態となっていたため、図9に示すように、前面枠100
を閉鎖した場合であっても、前面枠100と外枠107
との隙間Sから針金等を挿入すれば、容易に機構部に接
触して不正な行為、悪戯ができた。
【0004】また、前面枠100の木口を覆っていない
構造のため、上記のようにして挿入した針金によって、
前面枠100の裏面に配置した遊技用制御基板等への不
正な行為も可能となっていた。
【0005】さらに、従来の施錠装置は、昇降杆105
がカム板103だけによって上下摺動して、係止金具1
08に係脱する機構であったため、上記した隙間Sから
針金等を挿入することにより、昇降杆105を係合解除
する方向に直接移動させることも可能で、前面枠100
が開放されてしまい、高い施錠信頼性を得ることができ
なかった。
【0006】本発明は上記状況に鑑みてなされたもの
で、隙間から挿入される針金等によっても昇降杆を解除
することができず、しかも、隙間から挿入された針金等
による遊技用制御基板等への不正な行為を防止すること
のできる遊技機の施錠装置を提供し、もって、施錠信頼
性の向上を図ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】次に、上記の課題を解決
するための手段を、実施の形態に対応する図面を参照し
て説明する。この発明の請求項1記載の遊技機の施錠装
置7は、表面に開閉自在な前面扉5を有し、ヒンジを介
して開閉自在に筐体1に取り付けた中扉3を、前記筐体
1に対し施錠する遊技機の施錠装置7であって、前記中
扉3の開閉端側裏面で該裏面と平行に直線移動し前記中
扉3の閉動によって前記筐体に固設された係止片13に
係止して前記中扉3の開放を阻止するスライダ11と、
前記係止片13に係止した該スライダ11に第1の付勢
部材17の付勢力によって係合し該スライダ11の移動
を阻止するロックアーム15と、第2の付勢部材21の
付勢力によって該ロックアーム15を前記スライダ11
から係合解除方向に移動させる解除アーム19と、前記
筐体1に固設され前記中扉3を閉鎖した状態でのみ前記
解除アーム19を押圧して前記第2の付勢部材21の付
勢力を消失させるロックピース23と、前記中扉3の裏
面に位置し、遊技機前面で操作されるシリンダ錠の回動
で回動し、前記スライダ11に対する前記ロックアーム
15の係止を解除しかつ前記スライダ11を移動させ前
記係止片13との係止を解除するカム25と、を具備し
たことを特徴とする。
【0008】この遊技機の施錠装置7では、中扉3を閉
めると、スライダ11が係止片13に当接して移動した
後、係止片13に係止して中扉3の開放が不能となる。
さらに、中扉3が閉鎖することで、ロックピース23が
解除アーム19を押え第2の付勢部材21の付勢力を消
失させ、ロックアーム15が第1の付勢部材17の付勢
力によって、スライダ11に係合する。これにより、例
えば、中扉3の木口と筐体1との隙間から針金等を挿入
してスライダ11と係止片13との係止を解除し、中扉
3を不正に開放しようとしても、ロックアーム15がス
ライダ11の移動を阻止し、ロックが二重となって、中
扉3の施錠信頼性が向上する。なお、中扉3が開放した
状態では、ロックピース23による解除アーム19への
押圧がなくなり、第2の付勢部材21の付勢力によっ
て、ロックアーム15が第1の付勢部材17の付勢力に
抗して、スライダ11から係合解除する方向に移動す
る。これにより、中扉3の開放状態では、スライダ11
はロックアーム15に係合することなく、移動自在とな
る。
【0009】請求項2記載の遊技機の施錠装置7は、前
記スライダ11と、前記ロックアーム15と、前記解除
アーム19と、前記カム25とからなる機構部31を前
記中扉3の開閉端側裏面に配設し、該機構部31を覆う
隠し板27を、前記中扉3の開閉端側の木口面と略平行
とされ、木口面側となるように配置し設けたことを特徴
とする。
【0010】この遊技機の施錠装置7では、機構部31
を、中扉3の木口面と略平行に設け、木口面側に配置し
て、中扉3の開閉端側の端面側を隠し板27によって覆
うことで、中扉3の開閉端側の木口と筐体1との隙間か
ら挿入した針金等の機構部31への接触を確実に阻止す
ることができる。これにより、機構部31への悪戯を防
止することができる。さらに、中扉3の木口を隠し板2
7で覆うことにより、中扉3の木口と筐体1との隙間か
ら挿入した針金等による中扉裏面制御基板等への不正操
作や悪戯も行えなくすることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る遊技機の施錠
装置の好適な実施の形態を図面を参照して詳細に説明す
る。図1は本発明に係る施錠装置を遊技機の裏面から見
た背面図、図2は図1におけるC−C矢視図、図3は図
1におけるD−D線断面図である。
【0012】例えばパチンコ台等の遊技機は、図示しな
いヒンジによって筐体1に対して開閉自在となった中扉
3を有している。中扉3は、表面に、開閉自在な前面扉
5を有している。前面扉5は、その殆どを開口部とし
て、その開口部にガラス板が嵌着され、中扉3の表面に
実装した遊技板(図示せず)を目視可能としている。
【0013】中扉3は、開閉端側の裏面に本実施の形態
による施錠装置7を配設している。中扉3は、この施錠
装置7によって筐体1に対し施錠可能となっている。施
錠装置7は、スライダ11と、係止片13と、ロックア
ーム15と、第1の付勢部材としてのバネA17と、解
除アーム19と、第2の付勢部材としてのバネB21
と、ロックピース23と、カム25と、隠し板27とを
その構成の主要部として有している。このうち、スライ
ダ11,ロックアーム15,バネA17,解除アーム1
9,バネB21,カム25は、機構部31を構成してい
る。
【0014】スライダ11は、ガイド溝12に沿って、
中扉3の開閉端側裏面で、この裏面と平行に直線移動、
図1及び図2における上下方向にスライド移動するよう
になってる。このスライダ11には図示しない付勢手
段、例えばスライダバネが連結されており、スライダバ
ネはスライダ11を図1の上方向に付勢している。スラ
イダ11は、下端に、図2に示す係止爪33を有してい
る。係止爪33は、中扉3の裏面方向、すなわち筐体1
内方向に突出し、上縁が、先端方向に下り傾斜する傾斜
部33aとなっている。
【0015】筐体1には、係止片13を固設してあり、
係止片13は座板から垂直に起立する係止部13aを有
している。したがって、開放状態にある中扉3が、図2
の左方から閉動すると、傾斜部33aが係止部13aに
当接し、スライダ11が下方向に移動し、その後、スラ
イダ11がスライダバネによって上方向に移動し、係止
爪33が係止部13aに係止するようになっている。こ
のように、中扉3の閉動によって係止片13に係止した
スライダ11は、中扉3の開放を阻止することになる。
【0016】ロックアーム15は、中扉3の裏面に垂直
に設けた軸37回りに揺動自在となる。ロックアーム1
5は、軸37を中心に、揺動一端側がロック端部15a
となり、揺動他端が解除端部15bとなる。バネA17
は、このロックアーム15を図1の反時計回りに付勢
し、ロック端部15aをスライダ11のロック穴11a
に係止させる。したがって、中扉3の閉鎖状態である係
止片13にスライダ11が係止した状態では、スライダ
11は、ロックアーム15によって移動しないようにな
っている。つまり、二重ロック状態となっている。
【0017】解除アーム19は、中扉3の裏面に垂直に
設けた軸39回りに揺動自在となる。解除アーム19
は、揺動先端がロックアーム15の凸片15cに接触す
る。バネB21は、この解除アーム19を反時計回りに
付勢する。すなわち、解除アーム19は、バネB21の
付勢力によってロックアーム15をスライダ11から係
合解除方向に移動させる。解除アーム19は、揺動先端
によってロックアーム15の凸片15cを押圧し、ロッ
クアーム15を図1の時計回りに回動させようとする
が、中扉3の閉鎖時には、筐体1側に設けたロックピー
ス23の傾斜先端23aが解除アーム19を時計回り方
向に押圧し、解除アーム19と凸片15cを非接触にし
て、ロックアーム15のロック端部15aがロック穴1
1aから抜けることを阻止している。
【0018】つまり、ロックピース23は、中扉3を閉
鎖した状態でのみ解除アーム19を介してバネB21を
押圧して、バネB21の付勢力を消失させるように作用
する。
【0019】遊技機の表面、本実施の形態では中扉3の
表面に位置して、図示しないシリンダ錠が設けられてお
り、シリンダ錠の施解錠による回動操作は、中扉3の裏
面に突出する軸41を回動するようになっている。カム
25は、この軸41の外周に固着して回動するようにな
っている。つまり、カム25は、遊技機前面で操作した
シリンダ錠の回動で回動する。カム25は、径方向外方
に延出するスライド杆25aと、このスライド杆25a
に隣接して凹状に形成されるロック解除段部25bとを
有している。
【0020】カム25は、遊技機表面でシリンダ錠を時
計回りで回動すると、その回動が軸41を介して伝わ
り、図1の反時計回りで回動し、ロック解除段部25b
がロックアーム15の解錠端部15bに係合して、ロッ
クアーム15を時計回りに回動させるとともに、スライ
ド杆25aがスライダ11のスライド穴11bに係合し
て、スライダ11を図1の下方向へ移動させる。つま
り、これにより、カム25は、スライダ11に対するロ
ックアーム15の係止を解除しかつスライダ11を移動
させて係止片13との係止を解除するようになっている
(図2中二点鎖線)。
【0021】なお、カム25には、図1に示すように、
スライダ杆25aに所定角度をあけて、このスライダ杆
25aと同形状のスライダ杆25cが延出形成されてい
る。このスライダ杆25cは、カム25を上記した回動
方向と逆の方向(図1の時計回り方向)に回動させるこ
とで、図示しない機構により、前面扉5を中扉3に対し
てのみ開放させることができるようになっている。
【0022】中扉3の開閉端側の木口には、木口面と略
平行な隠し板27を設けている。この隠し板27は、例
えば、機構部31のみを構成させる基台28となる略L
字状の部材にて構成することができ、また、中扉3裏面
のシャーシ部分の端縁を折曲形成することで得ることが
できる。これにより、機構部31のスライダ11,ロッ
クアーム15,バネA17,解除アーム19,バネB2
1,カム25は中扉3の開閉端側の端縁である木口から
露出しないようになっている。つまり、中扉3を閉鎖し
た状態において、中扉3の木口と、筐体1との隙間Sか
ら針金等を挿入しても、機構部31に触れることができ
ないようになっている。
【0023】なお、図7に示すように、機構部31を、
中扉3の厚み寸法内に納めて構成することとしても良
く、この場合においても、筐体1との隙間Sから針金等
を挿入しても機構部31に針金等の先端が容易に達する
ことはない。
【0024】次に、以上のように構成した施錠装置の動
作を図4〜図6を参照しながら説明する。図4は中扉閉
鎖時における施錠装置の状態を(a)、ロックアームの
ロック解除状態を(b)に示した動作説明図、図5はス
ライダの係止解除状態を(a)、バネBの付勢状態を
(b)に示した動作説明図、図6は中扉開放時における
施錠装置の状態を(a)、係止片当接時のスライダの状
態を(b)に示した動作説明図である。
【0025】図4(a)に示すように、中扉3の閉鎖
時、スライダ11は、上方のスライド位置となり、係止
爪33を係止片13の係止部13aに係止している。ま
た、同時に、ロックアーム15のロック端部15aがス
ライダ11のロック穴11aに係止し、スライダ11の
移動を規制している。つまり、二重ロック状態となって
いる。
【0026】中扉3を開放するため、遊技機の表面より
シリンダ錠を解錠操作して、時計回りに回動すると、図
4(b)に示すように、カム25が反時計回りに回動す
る。すると、カム25のロック解除段部25bが、ロッ
クアーム15の解除端部15bに当接し、ロックアーム
15を時計回りに回動させる。これにより、ロックアー
ム15のロック端部15aがスライダ11のロック穴1
1aから外れ、スライダ11が移動自在となる。
【0027】さらにカム25が反時計回りに回動する
と、スライド杆25aが、スライダ11のスライド穴1
1bに係合し、図5(a)に示すように、スライダ11
を下方向へ移動させる。これにより、スライダ11の係
止爪33が、係止片13の係止部13aから外れ、中扉
3が筐体1から開放可能となる。
【0028】中扉3が開放すると、ロックピース23が
解除アーム19から離れる。これにより、バネB21
は、図5(b)の反時計回り方向に解除アーム19を付
勢し、揺動先端がロックアーム15の凸片15cに当接
して押圧し、時計回り方向に付勢する。
【0029】図6(a)に示すように、シリンダ錠のキ
ーを元の位置に戻して抜くと、カム25も元の位置に戻
る。スライダ11は、スライダバネによって上方向に移
動する。但し、中扉は開放しているので、スライダ11
と係止片13とは係止していない。また、この状態で、
カム25とロックアーム15とは係合を解除している
が、ロックアーム15は、バネB21によって付勢され
た解除アーム19によって時計回りに押され、スライダ
11に係合することがない。
【0030】この開放状態から、中扉3を閉動すると、
スライダ11の係止爪33が係止片13の係止部13a
に当たり、図2に示した傾斜先端23aによって図6
(b)に示すように下方向へ移動する。
【0031】中扉3が完全に閉鎖すると、係止爪33が
係止部13aに係止し、中扉3が施錠状態となるととも
に、ロックピース23が解除アーム19を図4(a)の
時計回りに押圧する。これにより、ロックアーム15
は、解除アーム19による付勢がなくなり、今度はバネ
A17による付勢力によって反時計回りに回動し、ロッ
ク端部15aをスライダ11のロック穴11aに係止し
て、スライダ11を二重係止する。これにより、中扉の
施錠が完了する。
【0032】このように、上記した遊技機の施錠装置に
よれば、中扉3を閉めると、スライダ11が係止片13
に当接して移動した後、係止片13に係止して中扉3の
開放が不能となる。さらに、中扉3が閉鎖することで、
ロックピース23がバネB21の付勢力を消失させ、ロ
ックアーム15がバネA17の付勢力によって、スライ
ダ11に係合する。これにより、例えば、中扉3の木口
と筐体1との隙間から針金等を挿入してスライダ11と
係止片13との係止を解除し、中扉3を不正に開放しよ
うとしても、ロックアーム15がスライダ11の移動を
阻止し、ロックが二重となっていることから、中扉3の
施錠信頼性を向上させることができる。
【0033】また、機構部31を、中扉3の木口面と略
平行とされ木口面側とされて設けた隠し板27によって
覆うことで、中扉3の開閉端側の木口と筐体1との隙間
から挿入した針金等の機構部31への接触を確実に阻止
することができる。これにより、機構部31への不正な
行為を防止することができる。さらに、中扉3の木口側
を隠し板27で覆うことにより、中扉3の木口と筐体1
との隙間から挿入した針金等の中扉裏面制御基板等への
不正な行為、悪戯も行い難くすることができる。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る遊技
機の施錠装置によれば、中扉の開閉端側裏面に、筐体に
固設された係止片に係止して中扉の開放を阻止するスラ
イダを設け、このスライダに係合してスライダの移動を
阻止するロックアームを設け、遊技機前面で操作したシ
リンダ錠の回動で回動し、スライダに対するロックアー
ムの係止を解除しかつスライダを移動して係止片との係
止を解除するカムを設けたので、例えば、中扉の木口と
筐体との隙間から針金等を挿入してスライダと係止片と
の係止を解除し、中扉を不正に開放しようとしても、ロ
ックアームがスライダの移動を阻止していることから、
ロックが二重状態となっており、このような不正な行為
による中扉の開放を阻止することができ、中扉の施錠信
頼性を向上させることができる。
【0035】また、スライダ,ロックアーム,解除アー
ム,カムからなる機構部を、中扉の木口面と略平行で、
木口面側となるように設けた隠し板によって覆うこと
で、中扉の開閉端側の木口と筐体との隙間から挿入した
針金等の前記機構部への接触を確実に阻止することがで
きる。これにより、機構部への不正な行為、すなわち機
構部を直接操作することでの中扉の開放操作を防止する
ことができる。さらに、中扉の木口側を隠し板で覆うこ
とにより、中扉の木口と筐体との隙間から挿入した針金
等の中扉裏面制御基板等への不正な行為、悪戯も行い難
くすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る施錠装置を遊技機の裏面から見た
背面図である。
【図2】図1におけるC−C矢視図である。
【図3】図1におけるD−D線断面図である。
【図4】中扉閉鎖時における施錠装置の状態を(a)、
ロックアームのロック解除状態を(b)に示した動作説
明図である。
【図5】スライダの係止解除状態を(a)、第2の付勢
部材の付勢状態を(b)に示した動作説明図である。
【図6】中扉開放時における施錠装置の状態を(a)、
係止片当接時のスライダの状態を(b)に示した動作説
明図である。
【図7】他の実施の形態による施錠装置の平断面図であ
る。
【図8】従来の施錠装置の斜視図である。
【図9】従来の施錠装置の平断面図である。
【符号の説明】
1…筐体 3…中扉 5…前面扉 7…施錠装置 11…スライダ 13…係止片 15…ロックアーム 17…第1の付勢部材(バネA) 19…解除アーム 21…第2の付勢部材(バネB) 23…ロックピース 25…カム 27…隠し板 31…機構部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面に開閉自在な前面扉を有し、ヒンジ
    を介して開閉自在に筐体に取り付けた中扉を、前記筐体
    に対し施錠する遊技機の施錠装置であって、 前記中扉の開閉端側裏面で該裏面と平行に直線移動し前
    記中扉の閉動によって前記筐体に固設された係止片に係
    止して前記中扉の開放を阻止するスライダと、 前記係止片に係止した該スライダに第1の付勢部材の付
    勢力によって係合し該スライダの移動を阻止するロック
    アームと、 第2の付勢部材の付勢力によって該ロックアームを前記
    スライダから係合解除方向に移動させる解除アームと、 前記筐体に固設され前記中扉を閉鎖した状態でのみ前記
    解除アームを押圧して前記第2の付勢部材の付勢力を消
    失させるロックピースと、 前記中扉の裏面に位置し、遊技機前面で操作されるシリ
    ンダ錠の回動で回動し、前記スライダに対する前記ロッ
    クアームの係止を解除しかつ前記スライダを移動させ前
    記係止片との係止を解除するカムと、 を具備したことを特徴とする遊技機の施錠装置。
  2. 【請求項2】 前記スライダと、前記ロックアームと、
    前記解除アームと、前記カムとからなる機構部を前記中
    扉の開閉端側裏面に配設し、 該機構部を覆う隠し板を、前記中扉の開閉端側の木口面
    と略平行とされ、木口面側に配置し設けたことを特徴と
    する請求項1記載の遊技機の施錠装置。
JP2001229717A 2001-07-30 2001-07-30 遊技機の施錠装置 Expired - Lifetime JP4369081B2 (ja)

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