JP2003036763A - 押圧式の操作装置 - Google Patents

押圧式の操作装置

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JP2003036763A
JP2003036763A JP2001223914A JP2001223914A JP2003036763A JP 2003036763 A JP2003036763 A JP 2003036763A JP 2001223914 A JP2001223914 A JP 2001223914A JP 2001223914 A JP2001223914 A JP 2001223914A JP 2003036763 A JP2003036763 A JP 2003036763A
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switch
contact
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panel
operating device
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Takeshi Yamamoto
剛 山本
Yukihiro Jinba
幸弘 神馬
Takeshi Yoshida
猛 吉田
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Noritz Corp
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Noritz Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な仕組みでスイッチの破損を防ぐことが
できる押圧式の操作装置を提供する。 【解決手段】 基板30上に固定されたスイッチ31に
面して臨むように、このスイッチ31を覆うパネルカバ
ー1Aの一部に一体形成され、パネルカバー1Aの前面
側から加えられる押圧力に応じて弾性的に押し込まれる
ことで、スイッチ31を動作させる弾性可動部11を備
えた押圧式の操作装置10であって、スイッチ31に接
する接触部分11aと、接触部分11aがスイッチ31
に接した状態で、これらとは別位置にて基板30に当接
する突起部分11bとを一体として弾性可動部11が形
成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば給湯器を
遠隔操作するための給湯リモコンなどに設けられる押圧
式の操作装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、たとえば給湯器を遠隔操作するた
めの給湯リモコンなどには、給湯運転のオン/オフ操作
や、給湯温度を可変操作するために押圧式の操作装置が
設けられている。押圧式の操作装置は、基板上に固定さ
れたスイッチに対し、パネルカバーの前面側から加えら
れる押圧力に応じて接触部材が接するように構成されて
いる。接触部材は、パネルカバーとは別体のプッシュボ
タンなどに連動するものとされ、このプッシュボタンを
押し込んだ分だけ変位可能とされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
押圧式の操作装置では、接触部材がスイッチに接した状
態でもさらにプッシュボタンを押し込むことができ、そ
うすると、スイッチに過度の荷重がかかって破損するお
それがあった。
【0004】一方、プッシュボタンは、パネルカバーと
は別体とした部品であり、また、押圧力を解放すればプ
ッシュボタンが押し込む前の位置へと戻るように、バネ
などの部品も必要とされるので、操作装置を構成する部
品の組み付け作業や装置全体の構造が複雑となる難点が
あった。
【0005】
【発明の開示】本発明は、このような事情のもとで考え
出されたものであって、簡単な仕組みでスイッチの破損
を防ぐことができる押圧式の操作装置を提供すること
を、その課題としている。
【0006】上記の課題を解決するため、本発明では、
次の技術的手段を講じている。
【0007】すなわち、本発明によれば、基板上に固定
されたスイッチに面して臨むように、このスイッチを覆
うパネルの一部に一体形成され、パネルの前面側から加
えられる押圧力に応じて弾性的に押し込まれることで、
スイッチを動作させる弾性可動部を備えた押圧式の操作
装置であって、スイッチに接する接触部分と、接触部分
がスイッチに接した状態で、これらとは別位置にて基板
に当接する突起部分とを一体として弾性可動部が形成さ
れていることを特徴とする、押圧式の操作装置が提供さ
れる。
【0008】好ましい実施の形態によれば、突起部分の
先端は、パネルの背面から所定の高さ位置にある接触部
分よりも高くなるように形成されている。
【0009】他の好ましい実施の形態によれば、弾性可
動部は、パネルの背面側へと延び出るように開口形成さ
れた筒状開口部に収められているとともに、この筒状開
口部の周壁部分とヒンジ部を介して連結され、ヒンジ部
は、パネルと基板との間でパネルよりも基板寄りに配置
されている。
【0010】本発明によれば、弾性可動部の接触部分が
スイッチを動作させた状態では、この弾性可動部の突起
部分が基板に突き当たるので、それ以上接触部分を押し
込むことはできず、スイッチに対して過度の荷重がかか
ることはない。また、弾性可動部は、パネルの一部分と
して一体形成されているので、装置を構成する部品とし
ては、スイッチを固定した基板のほか、接触部分や突起
部分などを部分的に有するパネルだけとなる。したがっ
て、接触部分がスイッチを損傷させるようなことはな
く、しかも装置を構成するには基板の上にパネルを組み
付けるだけで良いので、簡単な仕組みでスイッチの破損
を防ぐことができる。
【0011】本発明のその他の特徴および利点は、添付
図面を参照して以下に行う発明の実施の形態の説明によ
って、より明らかになるであろう。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態を、図面を参照して具体的に説明する。
【0013】図1は、本発明に係る押圧式の操作装置を
備えた給湯リモコンの分解斜視図である。この図に示す
ように、給湯リモコンは、リモコン本体1に化粧板2を
取り付けて構成される。リモコン本体1は、その外装が
樹脂などからなる前面のパネルカバー1Aとベース板1
Bで構成され、ベース板1Bの内側に図示しない基板が
固定された状態で内蔵されている。このようなリモコン
本体1においては、パネルカバー1Aの所定箇所に操作
装置10が設けられている。この操作装置10に相対す
る化粧板2の所定箇所には、可撓性の樹脂などからなる
プッシュボタン20が設けられている。プッシュボタン
20には、操作装置10の内部で発せられた光を外部に
導くための照光窓21が設けられている。このプッシュ
ボタン20は、たとえば給湯運転をオン/オフ操作する
際に用いられ、照光窓21の点灯/消灯状態に応じて給
湯運転のオン/オフ状態を確認できる。プッシュボタン
20を押した場合、操作装置10は押圧された状態とな
る。なお、リモコン本体1のパネルカバー1Aや化粧板
2には、たとえば給湯温度を可変操作する際などに用い
られる他の操作装置や操作ボタン、さらには表示部など
も設けられているが、これらについては図示説明を省略
する。
【0014】図2は、操作装置10をパネルカバー1A
の背面側から見た平面図、図3は、図2のII−II線に沿
う断面図、図4は、図2のIII−III線に沿う断面図であ
る。なお、図2ないし図4においては、一部部材を図示
省略している。また、図2では、紙面の裏側から表側へ
と向かう方向、図3および図4では、白抜きの矢印で示
す方向を操作装置10の押圧方向とする。
【0015】図2ないし図4に示すように、操作装置1
0は、リモコン本体1に内蔵された状態の基板30上に
固定されたスイッチ31、スイッチ31の上面に接する
接触部分11aを有してパネルカバー1Aの所定箇所に
一体成形された弾性可動部11、弾性可動部11を収容
するようにパネルカバー1Aに開口形成された筒状開口
部12、および筒状開口部12の周壁部分12aと弾性
可動部11とを連結するように一体成形された一対のヒ
ンジ部13を有して構成されている。これらのうち、弾
性可動部11、筒状開口部12、およびヒンジ部13
は、パネルカバー1Aの所定箇所を所定の形状に成形し
て得られたものである。
【0016】スイッチ31は、接触部分11aによる押
圧部31aの押込状態に応じて基板30上の電気回路を
開閉させるために設けられている。すなわち、スイッチ
31に対して接触部分11aが接して押圧部31aが所
定距離押し込まれると、スイッチ31の接点が動作す
る。なお、図面上では特に図示しないが、基板30上に
は、スイッチ31の操作に応じて発光動作を行うLED
が搭載されている。
【0017】弾性可動部11は、押圧方向を軸方向とし
て概ね円柱状に形成されている。細部について見ると、
弾性可動部11は、その背面側中央に位置する接触部分
11a、接触部分11aの周辺に位置する突起部分11
b、および基板30上のLEDの光をパネルカバー1A
の前面側へと導くための仕切り部分11cを一体として
形成されている。
【0018】接触部分11aは、パネルカバー1Aの前
面側から弾性可動部11が押し込まれることで、スイッ
チ31の押圧部31aに接した状態とされる。弾性可動
部11に対して何ら押圧力が加えられない場合、接触部
分11aは、スイッチ31に対して接しない状態とされ
る。突起部分11bは、ある程度以上の押圧力に応じて
接触部分11aがスイッチ31の押圧部31aを所定距
離押し込んだ時点で、スイッチ31の固定箇所から逸れ
た基板30の表面部分に面して当接する。この突起部分
11bの先端は、図3および図4に良く示すように、パ
ネルカバー1Aの背面を高さの基準として、接触部分1
1aの高さ位置よりも高くなるように凸状に形成されて
いる。つまり、弾性可動部11にある程度以上の押圧力
を加えても、突起部分11bの先端が基板30に当接す
ることにより、スイッチ31を損傷させるまで接触部分
11aが変位することはない。
【0019】仕切り部分11cは、弾性可動部11のほ
か、筒状開口部12の周壁部分12aにも設けられてお
り、これら仕切り部分11c,11cで挟まれた空間に
基板30上のLEDが収容される。なお、仕切り部分1
1cの先端も、突起部分11bの先端と同様に、接触部
分11aの高さ位置よりも高くなるように形成されてい
る。つまり、ある程度以上の押圧力を加えても、仕切り
部分11cは、基板30に当接することでそれ以上変位
することはない。したがって、仕切り部分11cは、L
EDの光の散逸を防ぐだけでなく、接触部分11aをあ
る程度以上変位させないための役割も果たしている。
【0020】筒状開口部12は、パネルカバー1Aの背
面から押圧方向へと周壁部分12aが延び出るように形
成されている。上記仕切り部分11cが設けられた部分
以外の周壁部分12aは、パネルカバー1Aの前面側か
ら押圧力が加えられても基板30に接しない程度の高さ
に形成されている。具体的に言うと、周壁部分12aの
上端は、パネルカバー1Aの背面と基板30との間でパ
ネルカバー1Aよりも基板30寄りの高さに位置する。
【0021】一対のヒンジ部13は、それぞれ周壁部分
12aの上端一箇所から円弧を描くように互いに逆方向
に延びつつ、弾性可動部11の外周一箇所に至るように
形成されている。また、図2に良く示すように、各ヒン
ジ部13と周壁部分12aとの接続箇所を結ぶ線や、各
ヒンジ部13と弾性可動部11との接続箇所を結ぶ線
は、概ね弾性可動部11の径方向に一致している。さら
に、各ヒンジ部13は、図4に良く示すように、筒状開
口部12の厚み(周壁部分12aの高さ)に比べて相当
薄く形成されており、パネルカバー1Aの背面と基板3
0との間でパネルカバー1Aよりも基板30寄りの高さ
に位置する。つまり、弾性可動部11は、筒状開口部1
2の内部に収容された状態で、一対のヒンジ部13のみ
を介して支持され、この弾性可動部11に押圧力が加え
られると、ヒンジ部13がねじり変形することで弾性可
動部11が押圧方向に沿って弾性的に変位するのであ
る。
【0022】次に、操作装置10の動作について説明す
る。
【0023】まず、プッシュボタン20を押すと、弾性
可動部11が押し込まれることで、接触部分11aがス
イッチ31の押圧部31aを押し込み、スイッチ31が
動作した状態となる。このとき、突起部分11bも弾性
可動部11と一体となって押し込まれるが、突起部分1
1bの先端は、基板30に接していない。
【0024】さらに、プッシュボタン20を深く押そう
とすると、接触部分11aがスイッチ31の押圧部31
aに接しつつ、突起部分11bの先端が基板30に突き
当たる。そのため、接触部分11aは、スイッチ31の
押圧部31aに接しつつもそれ以上は前進できず、ある
程度以上の荷重が接触部分11aからスイッチ31に対
して加えられることはない。つまり、弾性可動部11を
ある程度以上は押し込むことができず、スイッチ31に
対して過度の荷重がかかることはないのである。なお、
図2ないし図4は、スイッチ31が押されて突起部分1
1bが基板30に当接した状態を示す。
【0025】一方、プッシュボタン20が斜め横からの
押圧力を受けて押されることがあるが、そのようなとき
でも、ヒンジ部13が基板30寄りに位置するため、弾
性可動部11が基板30に対して大きく傾くことはな
く、確実に接触部分11aがスイッチ31に接した状態
とされる。
【0026】また、ヒンジ部13が基板30寄りに位置
する場合、基板30に接する突起部分11bの姿勢がヒ
ンジ部13を介して安定するので、この突起部分11b
の設計強度を比較的小さくできる。そのため、各突起部
分11bを断面凸状とし、基板30に対する接触面積を
できる限り小さく切り詰めることができ、ひいては、基
板30上において各突起部分11bが接するデッドスペ
ースを極力小さくすることができる。
【0027】したがって、上記操作装置10によれば、
プッシュボタン20を深く押し込もうとしても、接触部
分11aがスイッチ31に損傷を与えるようなことはな
く、しかも操作装置10を構成するには、基板30を固
定したベース板1Bにパネルカバー1Aを取り付けるだ
けで良いので、簡単な仕組みでスイッチ31の破損を防
ぐことができる。
【0028】なお、本発明は、上記実施形態に限定され
るものではない。
【0029】押圧式の操作装置10であれば、給湯リモ
コンに限らず、あらゆる電子機器に適用できる。
【0030】化粧板2やプッシュボタン20は、特に無
くても良く、代わりにパネルカバー1Aの前面に可撓性
を有するフィルムなどを貼っても良い。
【0031】上記実施形態では、操作装置10を給湯運
転のオン/オフ操作に用いられるものとしたが、たとえ
ば給湯温度の可変操作などに用いられる他の操作装置に
適用しても良いのは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る押圧式の操作装置を備えた給湯リ
モコンの分解斜視図である。
【図2】操作装置をパネルカバーの背面側から見た平面
図である。
【図3】図2のII−II線に沿う断面図であって、スイッ
チが押されて突起部分が基板に当接した状態を示す。
【図4】図2のIII−III線に沿う断面図であって、スイ
ッチが押されて突起部分が基板に当接した状態を示す。
【符号の説明】
1 リモコン本体 1A パネルカバー 1B ベース板 2 化粧板 10 操作装置 11 弾性可動部 11a 接触部分 11b 突起部分 12 筒状開口部 12a 周壁部分 13 ヒンジ部 20 プッシュボタン 30 基板 31 スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉田 猛 兵庫県神戸市中央区江戸町93番地 株式会 社ノーリツ内 Fターム(参考) 5G006 AA01 AA04 AB01 AZ09 BA01 BB07 BC05 CD03

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に固定されたスイッチに面して臨
    むように、このスイッチを覆うパネルの一部に一体形成
    され、前記パネルの前面側から加えられる押圧力に応じ
    て弾性的に押し込まれることで、前記スイッチを動作さ
    せる弾性可動部を備えた押圧式の操作装置であって、 前記スイッチに接する接触部分と、 前記接触部分が前記スイッチに接した状態で、これらと
    は別位置にて前記基板に当接する突起部分と、 を一体として前記弾性可動部が形成されていることを特
    徴とする、押圧式の操作装置。
  2. 【請求項2】 前記突起部分の先端は、前記パネルの背
    面から所定の高さ位置にある前記接触部分よりも高くな
    るように形成されている、請求項1に記載の押圧式の操
    作装置。
  3. 【請求項3】 前記弾性可動部は、前記パネルの背面側
    へと延び出るように開口形成された筒状開口部に収めら
    れているとともに、この筒状開口部の周壁部分とヒンジ
    部を介して連結され、前記ヒンジ部は、前記パネルと前
    記基板との間でパネルよりも基板寄りに配置されてい
    る、請求項1または2に記載の押圧式の操作装置。
JP2001223914A 2001-07-25 2001-07-25 押圧式の操作装置 Pending JP2003036763A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102148100A (zh) * 2010-02-08 2011-08-10 深圳富泰宏精密工业有限公司 按键组件及具有该按键组件的便携式电子装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102148100A (zh) * 2010-02-08 2011-08-10 深圳富泰宏精密工业有限公司 按键组件及具有该按键组件的便携式电子装置
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