JP2003036292A - ワークの移送経路決定方法およびワーク移送システム - Google Patents

ワークの移送経路決定方法およびワーク移送システム

Info

Publication number
JP2003036292A
JP2003036292A JP2001223458A JP2001223458A JP2003036292A JP 2003036292 A JP2003036292 A JP 2003036292A JP 2001223458 A JP2001223458 A JP 2001223458A JP 2001223458 A JP2001223458 A JP 2001223458A JP 2003036292 A JP2003036292 A JP 2003036292A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transfer
path
route
work
transfer path
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001223458A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoshi Nojo
聡 野條
Satoshi Kanbayashi
聡 神林
Masako Inoue
理子 猪上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2001223458A priority Critical patent/JP2003036292A/ja
Priority to GB0401953A priority patent/GB2394319B/en
Priority to US10/484,615 priority patent/US20040254674A1/en
Priority to CA002454981A priority patent/CA2454981A1/en
Priority to PCT/JP2002/007474 priority patent/WO2003010614A1/ja
Publication of JP2003036292A publication Critical patent/JP2003036292A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/30Computing systems specially adapted for manufacturing

Landscapes

  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
  • Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】網状の移送路を移動する移送装置の移動経路の
決定において、全経路の組み合わせから無駄な経路を効
率的に排除し、且つ、後戻り移動、遠回り移動および経
路の重複移動などがない経路を選定する。 【解決手段】経路を探索する分岐装置を基点として選択
し(ステップS102)、その基点から到達点へ至るベ
クトルV0を設定する(ステップS105)。そして、
基点から接続先へ至るベクトルV1とベクトルV0とのな
す角度θを求め(ステップS107)、角度θが90°
以下であれば経路の候補として記録する(ステップS1
09)。さらに、候補となった接続先を基点として再設
定し処理を繰り返す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワークの移送経路
決定方法およびワーク移送システムに関し、特に移送
路、中継路およびステーションが網状に配置された網状
移送路においてワークを移送するワークの移送経路決定
方法およびワーク移送システムに関する。
【0002】
【従来の技術】製造設備を有する工場において、加工機
械を任意の位置に配置できれば、加工機械をライン状に
配置する場合に比べて敷地の利用率を高くすることがで
きる。
【0003】この場合、各加工機械の間には網状の移送
路が形成され、移送車がこの移送路を通ってワークを移
送する形態となる。
【0004】そして、一般に移送車は複数台が用意さ
れ、各移送車は自ら記憶した経路を移動し、または他の
制御装置から経路の指令を受けて移動する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来技術においては、各移送車が網状の経路の移動経路
を適切に選択する手段および方法がない。
【0006】すなわち、出発点から到達点に至る経路の
数は膨大であり、これらの経路から後戻り移動、遠回り
移動および経路の重複移動などを排除して1つの経路に
絞り込むには、コンピュータを用いても多くの時間を要
する。この間、移送車および加工機械は待機状態となる
ので工場の稼働率を制限することとなっている。
【0007】また、他の移送車との経路上の衝突防止を
考慮すると、まずは、適当な数の経路候補を用意する必
要があるが、好適な経路を選別、選定する方法がない。
【0008】本発明はこのような課題を考慮してなされ
たものであり、網状移送路における移送車の移動経路
で、全経路の組み合わせから無駄な経路を効率的に排除
し、且つ、後戻り移動、遠回り移動および経路の重複移
動などがない経路を選定することができるワークの移送
経路決定方法およびワーク移送システムを提供すること
を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係るワークの移
送経路決定方法は、複数の移送路と、前記移送路が接続
される中継路とからなる網状路におけるワークの移送経
路決定方法において、前記網状路上で、出発点から到達
点へ至る基準ベクトルを規定する第1ステップと、前記
基準ベクトルから所定角度の範囲内に存在し、且つ、前
記出発点を含む前記移送路を移動経路として選定する第
2ステップと、を有することを特徴とする。
【0010】このようにすることにより、全経路の組み
合わせから無駄な経路を効率的に排除し、且つ、後戻り
移動、遠回り移動および経路の重複移動などがない経路
を選定することができる。
【0011】また、前記第2ステップで、前記所定角度
の範囲内に前記移送路が存在しないときは、前記基準ベ
クトルとのなす角度が最も小さい前記移送路を移動経路
として選定するようにしてもよい。この場合、前記所定
角度は±90°としてもよい。
【0012】そして、前記移動経路として選定した前記
移送路に接続された中継路のうち前記出発点からみて、
遠方側の前記中継路を次の出発点として規定し、前記第
1ステップおよび前記第2ステップを繰り返し行うよう
にしてもよい。
【0013】さらに、前記出発点または前記到達点が前
記移送路の途中点であるときは、前記出発点または前記
到達点を前記移送路に接続された中継路で置き換えて処
理してもよい。
【0014】前記移送路が曲線状または屈曲線状の経路
であるときは、前記移送路の両端部を結ぶ直線とみなし
て処理を行ってもよい。
【0015】また、本発明に係るワーク移送システム
は、ワークを移送する複数の移送装置と、前記移送装置
が移動し、または停止する複数の移送路と、前記移送装
置から前記ワークが搬入および搬出される複数のステー
ションと、2つ以上の前記移送路の中継点に設けられ、
一方の前記移送路から前記移送装置が進入して停止しま
たは他の前記移送路へ進行する中継路と、前記移送装
置、前記移送路、前記ステーションおよび前記中継路の
動作を制御する制御部と、前記移送路と前記中継路とか
らなる網状路上で、出発点から到達点へ至る基準ベクト
ルを規定するベクトル規定部と、前記基準ベクトルから
所定角度の範囲内に存在し、且つ、前記出発点を含む前
記移送路を移動経路として選定する角度範囲経路選定部
と、を有することを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るワークの移送
経路決定方法およびワーク移送システムに適用した実施
の形態を図1〜図18を参照しながら説明する。
【0017】図1に示すように、本実施の形態に係るワ
ーク移送システム10は、ワーク16を移送する複数の
移送車(移送装置)18と、移送車18をワイヤ60を
介して移動させ、または途中で停止させることのできる
複数の移送路20と、移送車18からワーク16が搬入
および搬出される複数の着脱装置(ステーション)24
と、着脱装置24からワーク16を出し入れしてワーク
16を加工する加工機14と、移送路20の中継点また
は端部に設けられ、移送路20から進入してきた移送車
18を停止させ、または他の移送路20へ進行させこと
のできる分岐装置(中継路)22と、移送車18、移送
路20、着脱装置24および分岐装置22の動作を直接
制御する複数のユニットコントローラ26と、複数のユ
ニットコントローラ26を統合して全体を制御するメイ
ンコントローラ(制御部)12とを有する。
【0018】なお、以下、「搬入」とは、移送車18か
ら着脱装置24へワーク16を受け渡す作業を表すもの
とし、「搬出」とはその逆の作業を表すものと定義す
る。
【0019】図2に示すように、着脱装置24は複数存
在し、また、それぞれの着脱装置24a〜24mはワー
ク16の加工工程に応じた加工機14(図1参照)を備
えている。ワーク16は2種類のワーク16aおよび1
6b(共に図示せず)に分類され、加工機14はワーク
16a、16bに共用のものと、どちらか一方に対し専
用の加工を行うものとが混在している。
【0020】ワーク16の加工工程は、順に4つの工程
A、B、C、Dに分類され、投入工程でワーク16は投
入装置36から工程Aに受け渡され、工程Dが終了する
と払い出し工程の払出装置38に送られる。なお、投入
装置36および払出装置38は、ワーク16を投入およ
び払い出しを行う機能とともに、着脱装置24と同様に
移送車18とワーク16の授受を行うものであり、以下
の説明では着脱装置24と同列に扱うものとする。
【0021】工程Aでは着脱装置24a〜24dを、工
程Bでは着脱装置24e〜24gを、工程Cでは着脱装
置24h〜24kを、工程Dでは着脱装置24L〜24
mを備えており、それぞれの着脱装置24a〜24mと
投入装置36および払出装置38とは網状に配置された
移送路20で結ばれている。また、投入装置36、払出
装置38および着脱装置24a〜24mは移送路20の
途中の箇所に設けられている。
【0022】ワーク16の移送経路は、例えば、投入装
置36から投入され、工程Aの着脱装置24b、工程B
の着脱装置24g、工程Cの着脱装置24k、工程Dの
着脱装置24Lで順に加工され、その後、払出装置38
から払い出しされる。
【0023】分岐装置22は複数存在し、分岐装置22
a〜22mは移送路20の中継点に設置され、そして分
岐装置22n〜22vは移送路20の端部に設置されて
いる。また、中継点から延びる移送路20は90°に交
差している必要はなく、分岐装置22iおよび22mの
ように、任意の角度に設定可能である。さらに、中継点
から延びる移送路20の数は交差する4本に限ることな
く、分岐装置22a、22m等のように、2本や3本な
ど任意の数に設置することができる。
【0024】また、着脱装置24a〜24mおよび払出
装置38を適当な数のエリアに分割し、それぞれのエリ
アに移送車18を割り当てる。それぞれの移送車18
は、割り当て分の着脱装置24または払出装置38に対
してのみワーク16の搬入を行い、ワーク16の搬出を
受ける際には前工程側のエリアにも進入し、他の移送車
18を回避するときは隣接するエリアにも進入するもの
とする。
【0025】図2では4台の移送車18a〜18dを移
送車18aエリア〜移送車18dエリアに割り当てた例
を示している。移送車18bエリアについていえば、工
程B、工程Cにまたがったエリアの着脱装置24f、2
4g、24j、24kにワーク16を搬入する作業を行
い、搬出作業に関しては、前工程である工程A、工程B
の着脱装置24a、24b、24c、24d、24e、
24f、24gから搬出を受ける作業を行う。
【0026】また、これらの移送路20と、分岐装置2
2とからなる網状路は、工程が進む方向を方向Dx、方
向Dxに垂直な方向をDyとして規定している。分岐装
置22の位置は、適当な基準点を設けて座標(x、y)
として表され、分岐装置22間の移送路20の向きは、
方向DxまたはDyで表される。さらに、分岐装置22
iと分岐装置22mを結ぶ移送路20のように斜めに設
定されたものは、傾き角度に応じた方向Dzを規定して
表される。
【0027】図3に示すように、着脱装置24は、縦長
の構造であり、両脇部に立設されたレール58にはチェ
ーン・スプロケット機構59が組み込まれている。レー
ル58から水平方向に突出した一体型上下2段構造の載
置台54、56はチェーン・スプロケット機構59によ
りレール58に沿って上下移動が可能であり、図示しな
い高さセンサにより載置台54、56の高さを検出可能
な構成になっている。チェーン・スプロケット機構59
は、ユニットコントローラ26に接続されたモータ52
により駆動され、高さセンサの出力値を参照しながら載
置台54、56の高さの調整動作が可能である。
【0028】この着脱装置24と移送車18は、上段の
載置台54との間でワーク16の積み下ろしが可能であ
るとともに、載置台54にワーク16がないときには下
段の載置台56との間でも積み下ろしが可能に構成され
ている。
【0029】具体的には、移送車18は未加工のワーク
16xを載置台54に下ろすと、一度待避する。載置台
56を加工機14の近くの高さまで降下させて、ここで
加工機14で加工した加工済みのワーク16yを載置台
56に載せると載置台54、56をさらに降下させる。
載置台54が加工機14の近くの高さに到達したところ
で停止させ、未加工のワーク16xを加工機14に受け
渡すと載置台54、56を上昇させる。そして、載置台
56が移送車18の近くの高さに到達したら、待避して
いた移送車18が再度積み込み位置まで移動し、加工済
みのワーク16yを載置台56から移送車18に積み込
む。
【0030】このようにして、着脱装置24、加工機1
4と移送車18との間で未加工のワーク16xと加工済
みのワーク16yの搬入、搬出が可能になる。
【0031】図4に示すように、分岐装置22は、分岐
装置本体70と、分岐装置本体70から斜め下方向に突
出して移送路20と接続している脚部80と、分岐装置
本体70の直下に設けられ、モータ82によって水平に
旋回する旋回部78と、旋回部78に設けられ移送車1
8を引き込みおよび送り出すローラ74と、ローラ74
を回転させるモータ72とを有する。さらに、この分岐
装置22は、移送路20のワイヤ60をプーリ62、6
4を介して駆動させるモータ68と、旋回部78の旋回
角を検出する角度センサ(図示せず)と、移送車18の
位置を検出する位置センサ(図示せず)等を有する。
【0032】分岐装置22は、モータ68によりワイヤ
60を駆動させてワイヤ60に着脱可能に固定される移
送車18を移動させることができる。移送車18は、移
動中はワイヤ60を咬み込んで固定するカム機構により
ワイヤ60と一体となって移動する。そして、分岐装置
22に到達すると自動的にカム機構が解除される構成に
なっており、カム機構が解除された後はローラ74によ
って旋回部78に引き込まれる。
【0033】移送車18が旋回部78の中心位置まで達
したらモータ82により向きを変えて、別の移送路20
に対して再びローラ74により移送車18を送り出す。
また、2つの移送路20が直線状に設定されて、移送車
18が分岐装置22を介して直進する場合は、旋回部7
8の旋回動作は不要であり、比較的速く移送車18を通
過させることができる。
【0034】この分岐装置22のモータ68、72、8
2および図示しない位置センサ、角度センサはユニット
コントローラ26に接続されており、移送車18の位置
や旋回部78の角度が制御されている。
【0035】図5に示すように、メインコントローラ1
2は、本体30と、画面出力を行うモニタ32と、入力
装置のキーボード34等から構成される。
【0036】本体30は、モニタ32を制御するモニタ
機能部30aと、ワーク移送システム10の各種構成を
保持するパラメータ管理機能部30bと、キーボード3
4から指示およびデータを入力しパラメータ管理機能部
30bへ受け渡す数値パラメータ機能部30cと、有線
または無線でユニットコントローラ26と通信を行う通
信機能部30gとを有する。さらに、前記本体30は、
通信機能部30gと接続されてワーク移送システム10
の状態を管理する稼動状態管理機能部30dと、パラメ
ータ管理機能部30b、稼動状態管理機能部30d等と
協働して移送車18の移動する経路を決定する移送経路
決定機能部30eと、移送車18の動作をシミュレーシ
ョンするシミュレーション機能部30fとを有する。移
送経路決定機能部30eは、移送車18の出発点から到
達点へ至る基準ベクトルを規定するベクトル規定部31
と、基準ベクトルから所定角度の範囲内に存在し、且
つ、出発点を含む移送路20を移動経路として選定する
角度範囲経路選定部33を有する。
【0037】また、前記本体30は、図示しないハード
ディスク、CPU、メモリ等を備えており、上記の各機
能部30a〜30fは、通常はソフトウェアとしてハー
ドディスクに格納されている。そして、各機能を実行す
るときはメモリにロードされた上でCPUにより実行さ
れる。
【0038】メインコントローラ12は、図6に示す手
順により、移送車18の移送経路を決定する。すなわ
ち、各移送車18の分担する移動範囲を決定して入力し
(ステップS1)、移送車18の搬出元と搬入先を決定
し(ステップS2)、移送車18の移送経路を探索する
(ステップS3)。探索して求められた経路候補を列挙
し(ステップS4)、各経路候補ごとの移送時間を算出
する(ステップS5)。
【0039】そして、実際の動作条件を考慮して移送時
間が最短の経路を選定し、さらに、決定した経路を移送
車18が移動する際に、他の移送車との競合を避けなが
ら分岐装置22を予約する(ステップS6)。
【0040】このようにして、その時点で決定可能な移
送経路を全て決定したら、次の計算条件が成立するまで
待つ(ステップS7)。次の計算条件とは、例えば各着
脱装置24からの搬入要求信号、搬出要求信号および移
送車18による移送終了もしくは分岐装置22を通過し
たという情報等が条件となり、これらの条件が発生した
ときに再度ステップS2に戻るようにすればよい。
【0041】このうち、ステップS3における移送車1
8の移送経路を探索する処理およびステップS4におけ
る求められた経路候補を列挙する処理について図7〜図
14を参照しながら詳細に説明する。
【0042】このステップS3の処理は、基本的には、
主要な分岐装置22ごとに到達点へ向かうベクトルを規
定し、このベクトルから所定範囲内の接続先を進行方向
の経路として選定し、記録するものである。
【0043】移送経路決定機能部30eは、分岐装置2
2ごとに移送車18が進入および進行する方向を記述す
る分岐装置通過情報テーブル110(図7参照)と、分
岐装置22の位置および接続先などの情報が記録されて
いる分岐装置情報テーブル112(図8参照)と、探索
して選定された複数の移動経路を列挙して記述する経路
候補データテーブル114(図9参照)とを用いて移送
車18の移動経路を選定し、結果を記述する。これらの
テーブルはハードディスクまたはメモリ上に設定され、
CPUが参照および更新の処理を行う。
【0044】図7に示す分岐装置通過情報テーブル11
0は、各分岐装置22a〜22nについて、進行方向の
記録状態を示すフラグBFLGと、出発点/到達点の印
「S」/「G」と、移送車18が進入する方向「In_
α」(_αは分岐装置番号を示す。以下同じ。)および
進行する方向「Out_α」を記述する欄を有する。
【0045】方向を記述する欄は、方向Dx、Dy、D
zの±方向(+Dx、+Dy、+Dz、−Dx、−D
y、−Dz方向)についてそれぞれ個別の欄を持つ。
【0046】フラグBFLGは、対応する分岐装置2
2、投入装置36または払出装置38が無視可能である
ときは「0」、進行方向の記録途中であるときは
「1」、記録が終了したときは「2」にする。
【0047】分岐装置22bについて説明すると、「出
発/到達」の欄が「S」なので、分岐装置22bは経路
の出発点であり、「+Dx」の欄に「Out22e」、
「−Dy」の欄に「Out22c」、「+Dy」の欄に
「In22a」が記述されているので、+Dx方向の分
岐装置22eおよび−Dy方向の分岐装置22cに進行
しうることを示している。また、例えば、図7に示すよ
うに分岐装置22aと22bとが共に「出発」を示すの
であれば、分岐装置22aからみて−Dy方向に分岐装
置22bが存在し、分岐装置22bからみて+Dy方向
に分岐装置22aが存在することから、「+Dy」の欄
に「In22a」と記述されているのは、実際の出発点
は着脱装置24b(図2参照)であることを示す。
【0048】また、分岐装置22eについて説明する
と、「出発/到達」の欄が「G」なので、分岐装置22
eは経路の到達点であり、「+Dy」の欄に「In22
d」、「−Dx」の欄に「In22b」が記述されてい
るので、+Dy方向の分岐装置22dおよび−Dx方向
の分岐装置22bから進入しうることを示している。ま
た、図7に示すように分岐装置22eと22fとが共に
「到達」を示すのであれば、分岐装置22eからみて−
Dy方向に分岐装置22fが存在し、分岐装置22fか
らみて+Dy方向に分岐装置22eが存在することか
ら、「−Dy」の欄に「Out22f」と記述されてい
るのは、実際の到達点は着脱装置24gであることを示
す。
【0049】図8に示す分岐装置情報テーブル112
は、各分岐装置22a〜22vについて、位置座標と、
接続先の分岐装置22の番号と、旋回部78の旋回速
度、角加速度および角減速度と、それぞれの接続先の方
向を+Dx、+Dy、+Dz、−Dx、−Dyおよび−
Dz方向として記録しているテーブルである。
【0050】分岐装置22aについて説明すると、位置
座標は、方向Dx、Dyを基準にした直交座標で(x
a、ya)と表され、また、接続先は+Dx、+Dyお
よび−Dy方向の3方向である。+Dx方向には分岐装
置22dが、−Dy方向には分岐装置22bが、+Dy
方向には分岐装置22oが接続されていることを示して
いる。旋回速度、角加速度および角減速度はそれぞれω
a[°/sec]、ωb[°/sec2]、ωc[°/
sec2]である。
【0051】図9に示す経路候補データテーブル114
は、分岐装置通過情報テーブル110で示される経路候
補の組み合わせを全て列挙するテーブルであり、経路を
分岐装置22の列として記憶している。
【0052】分岐装置通過情報テーブル110、分岐装
置情報テーブル112および経路候補データテーブル1
14は、それぞれ、着脱装置24、分岐装置22が増設
される場合および移送車18の経路が長い場合などに対
応可能な十分な記憶領域を持つものとする。
【0053】次に、ステップS3の移送車18の移送経
路を探索する処理について図10〜図13を参照しなが
ら説明する。
【0054】まず、図10のステップS101におい
て、分岐装置通過情報テーブル110を初期化する。つ
まり、全てのフラグBFLGを「0」にし、「方向」の
各欄を空欄にしておく。
【0055】ステップS102において、移送車18の
出発点と到達点をメモリ上に記録する。図12に示すよ
うに、着脱装置24bを出発点、着脱装置24gを到達
点とすれば、出発点は、着脱装置24bが存在する移送
路20の両端部の分岐装置22a、22bに置き換えれ
ばよい。そして、分岐装置通過情報テーブル110の分
岐装置22a、22bの欄に出発点を表す「S」を記録
し、それぞれのフラグBFLGを記録途中を示す「1」
にする。
【0056】また、分岐装置22aの「−Dy」の欄に
「In22b」を、分岐装置22bの「+Dy」の欄に
「In22a」を記述し、真の出発点は分岐装置22a
と分岐装置22bの間に存在することが了解できるよう
にする。
【0057】到達点についても、着脱装置24gが存在
する移送路20の両端部の分岐装置22e、22fに置
き換え、分岐装置通過情報テーブル110の分岐装置2
2e、22fの欄に到達点を示す「G」を記録し、それ
ぞれのフラグBFLGを処理終了を示す「2」にする。
【0058】次に、ステップS103において、経路を
探索する分岐装置22を基点として選択する。すなわ
ち、分岐装置通過情報テーブル110を参照して、フラ
グBFLGが記録途中を示す「1」となっているものを
選択して次のステップS104へ移る。フラグBFLG
が「1」である分岐装置22が複数ある場合には、最上
段のものを選択し、また、フラグBFLGが全て「0」
または「2」であれば、探索に必要な分岐装置22の全
てに対して処理を行ったので、ステップS103および
図6のステップS3の処理を終了する。
【0059】ステップS104において、選択した基点
が、進行するべき移送路20を1つも持たないときは、
その分岐装置22のフラグBFLGを「2」にしてステ
ップS103へ戻る。
【0060】次に、ステップS105において、前記ベ
クトル規定部31により、基点(例えば分岐装置22
a)から真の到達点(着脱装置24g)へ至るベクトル
0(図12参照)を設定する。
【0061】次に、ステップS106において、分岐装
置情報テーブル112を参照して基点の接続先を調べ、
各接続先について次のステップS107以降の処理を行
う。ただし、接続先の欄が「−」である場合およびその
接続先が進入方向である場合はスキップし、各接続先に
ついて処理が終了していればステップS110へ移る。
【0062】例えば、基点が分岐装置22aである場
合、−Dy方向は接続先が「22b」であるが、分岐装
置通過情報テーブル110を参照すると、分岐装置22
aの−Dy方向は「In22b」であり、移送車18が
進入してくる方向であることが確認できるのでスキップ
する。+Dy方向も「−」なので同様にスキップする。
つまり分岐装置22aに関しては、+Dx方向の分岐装
置22dに対してのみ以下の処理を行えばよい。
【0063】ステップS107において、基点から接続
先へ至るベクトルV1(図12参照)を設定する。ここ
で、説明の便宜上、移送路20のうち、分岐装置22a
と分岐装置22dを結ぶ部分を移送路20aとする。つ
まり、基点が分岐装置22a、接続先として分岐装置2
2dが選択されているときは、移送路20aが対応する
経路となり、分岐装置情報テーブル112を参照して、
分岐装置22dの位置座標(xd、yd)から分岐装置
22aの位置座標(xa、ya)を減算することにより
ベクトルV1が求まる。
【0064】そして、ベクトルV0とベクトルV1をそれ
ぞれ単位ベクトルに変換し、それぞれの内積演算等を行
い、互いのなす角度θを求める。
【0065】次に、ステップS108において、角度θ
の値を確認し、その絶対値|θ|が|θ|≦90°であ
れば、進行方向の候補になりうるものと判断し、次のス
テップS109へ移る。|θ|>90°であればステッ
プS106へ戻る。
【0066】これら処理は、前記角度範囲経路選定部3
3により処理されるものであり、これを概念的に説明す
れば、図12に示すように、基点(この場合、分岐装置
22a)を通りベクトルV0に垂直なベクトルV90を設
定し、ベクトルV90からみて到達点側(斜線側)に存在
する接続先を進行方向として選定していることになる。
このようにすることで、最終的な経路が後戻り移動、遠
回り移動および経路の重複移動となることを防止するこ
とができる。
【0067】また、絶対値|θ|の判断基準値は90°
に限らず、より小さい値であってもよい。
【0068】次に、図10のステップS109におい
て、前のステップS108で進行方向の候補とされた接
続先を分岐装置通過情報テーブル110に記録する。つ
まり、接続先が+Dx方向の分岐装置22dであれば、
「+Dx」の欄に「Out22d」と記録し、さらに、
これに対応し分岐装置22dの「−Dx」の欄には「I
n22a」と記録する。記録を行うとステップS106
に戻り処理を繰り返す。
【0069】ステップS106の分岐で各接続先につい
て処理が終了していれば、図11のステップS110へ
移り、分岐装置通過情報テーブル110で、その時点に
おける基点としての分岐装置22の行に対し、フラグB
FLGを「2」にする。
【0070】そして、ステップS111において、その
行に進行方向を示す「Out_α」が少なくとも1つ記
録されているか否かを確認する。「Out_α」が存在
するならばステップS103へ戻り、存在しなければ次
のステップS112へ移る。
【0071】ステップS112において、基点から各接
続先に至るベクトルを全て求め、各ベクトルに対してベ
クトルV0とのなす角度を算出する。
【0072】この場合、例えば、図13に示すようにベ
クトルV90より到達点側には進行経路がなく、その反対
側の2つの接続先に対してベクトルVa、Vbを求め
る。そして、それぞれのベクトルV0に対する角度θ
a、θbを算出する。なお、このときステップS106
と同様に、進入方向である接続先については無視するも
のとする。
【0073】次に、ステップS113において、ベクト
ルV0とのなす角度θa、θbが最小のものを選択し、
それに対応する接続先を進行方向の経路候補として選定
する。選定した接続先はステップS109と同様に分岐
装置通過情報テーブル110に記録し、そしてステップ
S103へ戻る。
【0074】そして、最終的にはステップS103にお
いて、分岐装置通過情報テーブル110のフラグBFL
Gが全て「0」または「2」であれば、ステップS3の
移送車18の移送経路探索を終了する。このときフラグ
BFLGが「0」である箇所は、経路探索に無関係の箇
所であり、これらの分岐装置22に関して不要な演算を
排除できたことを表す。
【0075】なお、移送経路の候補は分岐装置通過情報
テーブル110に記述されていることになるが、これを
概念的に図示するならば、図14に示すようになる。こ
の状態では、移送経路の候補が複合的に表されているの
で、図6のステップS4での処理により個別の経路に分
解して列挙する。
【0076】ここで、ステップS4(図6参照)の経路
候補を列挙する手順について図15〜図17を参照しな
がら説明する。
【0077】このステップS4の処理は、基本的には、
分岐装置通過情報テーブル110を参照し、分岐装置2
2ごとに枝分かれをしている数だけコピーを行って分解
して全ての経路候補を列挙し記録するものである。
【0078】まず、図15のステップS201におい
て、分岐装置通過情報テーブル110のフラグBFLG
を全て「0」にし、さらに図9に示す経路候補データテ
ーブル114を全て空欄にする初期化を行う。
【0079】次に、ステップS202において、分岐装
置通過情報テーブル110の「出発/到着」欄が「S」
となっている分岐装置22を検索し、フラグBFLGを
処理の途中を示す「1」にする。そして、その分岐装置
22の数だけ経路候補データテーブル114の上段の行
で「順番1」の欄に「S」を記録し、さらにその分岐装
置22の番号を「順序2」の列に記録する。
【0080】上述の例では、分岐装置22b、22aが
経路候補データテーブル114における「No.1」お
よび「No.2」の行の「順序2」の列に記録される
(図16参照)。
【0081】次に、ステップS203において、分解基
点となる分岐装置22を選択する。すなわち、分岐装置
通過情報テーブル110を参照して、フラグBFLGが
処理の途中を示す「1」となっているものを選択し次の
ステップS204へ移る。フラグBFLGが「1」であ
る分岐装置22が複数ある場合には、最上段のものを選
択し、また、フラグBFLGが全て「0」または「2」
であればステップS4の処理を終了する。
【0082】ステップS204において、分岐装置通過
情報テーブル110で選択した分解基点の行に「Out
_α」の記録がいくつあるかカウントしNOUTとする。
【0083】次に、ステップS205において、経路候
補データテーブル114で、その時点で一番右側に分解
基点が記録されている行を全て検索し、それらの行を
(NOU T−1)の数だけコピーする。
【0084】例えば、分解基点が分岐装置22bである
場合、分岐装置通過情報テーブル110を参照すると
「Out22e」と「Out22c」が記録されている
ので、NOUT=2であり、NOUT−1=1である。従っ
て、経路候補データテーブル114における「No.
1」の行を1つコピーすればよい。これにより図17に
示すように、経路候補データテーブル114における
「No.1」および「No.2」の行の「順番1」の列
に「S」が、「順番2」の列に分岐装置22bが書き込
まれ、「No.3」の行の「順番2」の列に分岐装置2
2aが書き込まれる。
【0085】次に、ステップS206において、ステッ
プS204で確認した「Out_α」で示される分岐装
置22の番号をステップS205でコピーしたコピー元
およびコピー先の行に対して、列が連続するように付加
して記録する。
【0086】例えば、図17に示すように、「No.
1」、「No.2」の行の「順番3」の列にそれぞれ
「22e」および「22c」を記録する。
【0087】次に、ステップS207において、ステッ
プS206で記録した分岐装置22の番号を分岐装置通
過情報テーブル110で参照し、「出発/到達」欄が
「G」であるならば、経路候補データテーブル114の
対応する行に経路の終了を示す「G」を記録する。そし
て、「出発/到達」欄が空欄ならば、その行のフラグB
FLGを「1」にする。
【0088】さらに、その時点における分解基点の処理
が済んだこととなるので、分岐装置通過情報テーブル1
10で、その分解基点を示す行のフラグBFLGを
「2」にして、その後ステップS203へ戻る。
【0089】そして、最終的にはステップS203にお
いて、分岐装置通過情報テーブル110のフラグBFL
Gが全て「0」または「2」であれば、経路の候補が全
て経路候補データテーブル114に列挙されたので、ス
テップS4の処理を終了する。
【0090】この後、図6に戻りステップS5以降の処
理を順次実行し、そして搬出元と搬入先の具体的な経路
が決定すれば、ステップS7において、その経路を例え
ば他のテーブルに記録し予約することができる。
【0091】そして、前記他のテーブルのデータに従
い、各移送車18の動作指示が通信機能部30gを経由
し、各ユニットコントローラ26に伝えられる。各ユニ
ットコントローラ26は動作指示に付随するアドレスか
ら自身宛の動作指示であることを確認すると、この動作
指示に従い着脱装置24および分岐装置22を制御して
移送車18を動作させることができる。
【0092】このように、本実施の形態に係るワークの
移送経路決定方法およびワーク移送システムにおいて
は、経路を探索する過程において、基点から到達点へ向
かうベクトルV0から所定角度範囲内に存在する接続先
を進行方向として選定するので、最終的な経路が後戻り
移動、遠回り移動および経路の重複移動となることを防
止することができる。ベクトルV0からの所定角度を調
整することにより、選択される経路候補の数を調整する
ことも可能である。
【0093】また、所定角度範囲内に接続先が存在しな
い場合であっても、ベクトルV0とのなす角度が最も小
さい接続先を進行方向として選択し、探索の途中で経路
が不成立になることを防止するので、それまでのデータ
が利用されないという不合理なことが生じず、且つ、こ
の場合も遠回り移動が最小限に抑制される。
【0094】ステップS3では、有効な分岐装置22ご
とに探索を行うので、処理の回数は、ステップS3の処
理が終了した時点でのフラグBFLGが「2」になって
いるものの数だけで済むので、最終的な経路候補の全て
の組み合わせに対して処理判断を行う必要がない。さら
に、フラグBFLGが「0」である分岐装置22に対し
ては、処理を行わないため、不必要な処理を排除でき
る。
【0095】さらに、出発点から到達点へ至る複数の経
路候補を抽出するので、他の移送車18が配置されてい
る状況などを考慮して、最短距離経路または最短時間経
路が有効でない場合であっても他の選択肢の経路として
利用することができる。
【0096】また、着脱装置24、加工機14等が増設
されあるいは取り除かれた場合であっても、分岐装置通
過情報テーブル110、分岐装置情報テーブル112の
所定のデータを更新するだけで適用可能であり、アルゴ
リズム部分に変更を加える必要がない。移送路20は互
いに直交していなくてもよく、分岐装置22における接
続先は任意の数であっても適用可能なので、移送路を種
々の形態に変更することが可能である。
【0097】搬送経路の表現方法は、その経路途中の分
岐装置22の番号列による方法を示したが、移送路20
の番号列で表現するようにしてもよい。
【0098】経路候補データテーブル114は、分岐装
置通過情報テーブル110を経路候補の全ての組み合わ
せに分解して表記するので、その後の処理に利用しやす
い。
【0099】そして、上述の実施の形態における網状移
送路は種々の異なる構成であっても適用可能であり、例
えば移送路20は直線でなくても、その両端部点を結ぶ
直線で置き換えればよい。
【0100】移送路20は、分岐装置22を介さず互い
に立体的に交差する部分をもっていてもよい。
【0101】さらに、網状移送路は、2次元状のものに
限らず立体倉庫等にも適用可能である。この場合、前記
ステップS108の処理は、図18に示すようにベクト
ルV 0に対して所定の立体角(例えば、2π[sr])
を有する面または円錐面Sを規定し、その立体角の範囲
内に存在する接続先を選択すればよい。
【0102】移送車18については、ワイヤ60から動
力を受ける他走式のものに限らず、床面を移動する自走
式および自立式等のものであってもよい。
【0103】またさらに、網状移送路は都市交通網等で
あってもよい。
【0104】そしてさらに、この発明に係るワークの移
送経路決定方法およびワーク移送システムは、上述の実
施の形態例に限らず、この発明の要旨を逸脱することな
く、種々の構成を採り得ることはもちろんである。
【0105】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るワー
クの移送経路決定方法およびワーク移送システムによれ
ば、出発点から到達点へ向かう経路を探索する過程にお
いて、処理途中の基点から到達点へ向かうベクトルV0
を規定し、このベクトルV0から所定角度範囲内に存在
する接続先を進行方向として選定するので、最終的な経
路が後戻り移動、遠回り移動および経路の重複移動とな
ることを防止することができるとともに、全経路の組み
合わせから無駄な経路を効率的に排除することができる
という効果が達成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係るワーク移送システムを示す
斜視図である。
【図2】本実施の形態における網状移送路を示す説明図
である。
【図3】着脱装置、移送車を示す斜視図である。
【図4】分岐装置を示す説明図である。
【図5】本実施の形態に係るワーク移送システムの機能
ブロック図である。
【図6】メインコントローラが移送車の移送経路を決定
する手順を示すフローチャートである。
【図7】分岐装置通過情報テーブルの内容を示す説明図
である。
【図8】分岐装置情報テーブルの内容を示す説明図であ
る。
【図9】経路候補データテーブルの内容を示す説明図で
ある。
【図10】移送車の移送経路を探索する手順を示すフロ
ーチャート(その1)である。
【図11】移送車の移送経路を探索する手順を示すフロ
ーチャート(その2)である。
【図12】角度範囲経路選定部の機能を示す説明図であ
る。
【図13】2つの接続先に対する角度(θa、θb)を
示す説明図である。
【図14】分岐装置通過情報テーブルの情報を概念的に
示した説明図である。
【図15】経路候補を列挙する手順を示すフローチャー
トである。
【図16】ステップS202における経路候補データテ
ーブルの作成過程を示す説明図である。
【図17】ステップS205〜S206における経路候
補データテーブルの作成過程を示す説明図である。
【図18】立体状の搬送路に適用した例を示す説明図で
ある。
【符号の説明】
10…ワーク移送システム 12…メインコン
トローラ 14…加工機 16、16a、16b、16x、16y…ワーク 18、18a〜18d…移送車 20…移送路 22…分岐装置 24、24a〜2
4m…着脱装置 26…ユニットコントローラ 30…本体 30a…モニタ機能部 30b…パラメー
タ管理機能部 30c…数値パラメータ設定機能部 30d…稼動状態
管理機能部 30e…移送経路決定機能部 30f…シミュレ
ーション機能部 30g…通信機能部 31…ベクトル規
定部 32…モニタ 33…角度範囲経
路選定部 34…キーボード 36…投入装置 38…払出装置 60…ワイヤ 110…分岐装置通過情報テーブル 112…分岐装置
情報テーブル 114…経路候補データテーブル V0、V1、V90
a、Vb…ベクトル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 猪上 理子 埼玉県狭山市新狭山1−10−1 ホンダエ ンジニアリング株式会社内 Fターム(参考) 5H301 AA02 AA09 BB05 CC03 CC06 EE02 EE12 FF01 HH12 KK03 KK04 KK08 KK13 QQ01

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の移送路と、前記移送路が接続される
    中継路とからなる網状路におけるワークの移送経路決定
    方法において、 前記網状路上で、出発点から到達点へ至る基準ベクトル
    を規定する第1ステップと、 前記基準ベクトルから所定角度の範囲内に存在し、且
    つ、前記出発点を含む前記移送路を移動経路として選定
    する第2ステップと、を有することを特徴とするワーク
    の移送経路決定方法。
  2. 【請求項2】請求項1記載のワークの移送経路決定方法
    において、 前記第2ステップで、前記所定角度の範囲内に前記移送
    路が存在しないときは、前記基準ベクトルとのなす角度
    が最も小さい前記移送路を移動経路として選定すること
    を特徴とするワークの移送経路決定方法。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載のワークの移送経路
    決定方法において、 前記所定角度は±90°であることを特徴とするワーク
    の移送経路決定方法。
  4. 【請求項4】請求項1〜3のいずれか1項に記載のワー
    クの移送経路決定方法において、 前記移動経路として選定した前記移送路に接続された中
    継路のうち前記出発点からみて、遠方側の前記中継路を
    次の出発点として規定し、前記第1ステップおよび前記
    第2ステップを繰り返し行うことを特徴とするワークの
    移送経路決定方法。
  5. 【請求項5】請求項1〜4のいずれか1項に記載のワー
    クの移送経路決定方法において、 前記出発点または前記到達点が前記移送路の途中点であ
    るときは、前記出発点または前記到達点を前記移送路に
    接続された中継路で置き換えて処理することを特徴とす
    るワークの移送経路決定方法。
  6. 【請求項6】請求項1〜5のいずれか1項に記載のワー
    クの移送経路決定方法において、 前記移送路が曲線状または屈曲線状の経路であるとき
    は、前記移送路の両端部を結ぶ直線とみなして処理を行
    うことを特徴とするワークの移送経路決定方法。
  7. 【請求項7】ワークを移送する複数の移送装置と、 前記移送装置が移動し、または停止する複数の移送路
    と、 前記移送装置から前記ワークが搬入および搬出される複
    数のステーションと、2つ以上の前記移送路の中継点に
    設けられ、一方の前記移送路から前記移送装置が進入し
    て停止しまたは他の前記移送路へ進行する中継路と、 前記移送装置、前記移送路、前記ステーションおよび前
    記中継路の動作を制御する制御部と、 前記移送路と前記中継路とからなる網状路上で、出発点
    から到達点へ至る基準ベクトルを規定するベクトル規定
    部と、 前記基準ベクトルから所定角度の範囲内に存在し、且
    つ、前記出発点を含む前記移送路を移動経路として選定
    する角度範囲経路選定部と、を有することを特徴とする
    ワーク移送システム。
JP2001223458A 2001-07-24 2001-07-24 ワークの移送経路決定方法およびワーク移送システム Pending JP2003036292A (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001223458A JP2003036292A (ja) 2001-07-24 2001-07-24 ワークの移送経路決定方法およびワーク移送システム
GB0401953A GB2394319B (en) 2001-07-24 2002-07-24 Work transfer method and system
US10/484,615 US20040254674A1 (en) 2001-07-24 2002-07-24 Work transfer method and system
CA002454981A CA2454981A1 (en) 2001-07-24 2002-07-24 Method of and system for transporting workpieces
PCT/JP2002/007474 WO2003010614A1 (fr) 2001-07-24 2002-07-24 Procede et systeme pour la gestion des mouvements de vehicules de transfert

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001223458A JP2003036292A (ja) 2001-07-24 2001-07-24 ワークの移送経路決定方法およびワーク移送システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003036292A true JP2003036292A (ja) 2003-02-07

Family

ID=19056797

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001223458A Pending JP2003036292A (ja) 2001-07-24 2001-07-24 ワークの移送経路決定方法およびワーク移送システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003036292A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019537765A (ja) * 2016-09-09 2019-12-26 ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニーThe Procter & Gamble Company 要求に基づいて製品を生産するためのシステム及び方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63200207A (ja) * 1987-02-14 1988-08-18 Fujitsu Ltd 移動経路探索方法
JPH10225830A (ja) * 1996-12-09 1998-08-25 Hitachi Ltd 無人搬送車及び無人搬送車による部品の搬送方法並びに製品の製造方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63200207A (ja) * 1987-02-14 1988-08-18 Fujitsu Ltd 移動経路探索方法
JPH10225830A (ja) * 1996-12-09 1998-08-25 Hitachi Ltd 無人搬送車及び無人搬送車による部品の搬送方法並びに製品の製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019537765A (ja) * 2016-09-09 2019-12-26 ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニーThe Procter & Gamble Company 要求に基づいて製品を生産するためのシステム及び方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2004280213A (ja) 分散型経路計画装置及び方法、分散型経路計画プログラム
TWI485537B (zh) Method of carrying the trolley system and the walking path of the van
CN111309837B (zh) 智能仓储地图平台搭建及agv路径优化方法
KR20180089953A (ko) 로로선의 적재 순서 및 위치 결정 시스템 및 방법
JP2018199562A (ja) 運行管理システム及び運行管理方法
US20230183007A1 (en) Routing of container handling vehicles operating an automated storage system
CN114730416A (zh) 一种用于在重建自动化存储和检索系统的物理设计期间控制该系统的方法、系统和计算机程序
CN113406951A (zh) 行驶控制装置、行驶控制方法以及计算机程序
TWI801519B (zh) 行走車控制器及行走車系統
US20040254674A1 (en) Work transfer method and system
US20210125493A1 (en) Travel control apparatus, travel control method, and computer program
JPH11143538A (ja) 無人搬送車システム
JP2021071796A (ja) 走行制御装置、移動体及び運行システム
JP2024045465A (ja) 走行制御装置、走行制御方法及びコンピュータプログラム
JP2003040443A (ja) ワーク移送装置の競合回避方法およびワーク移送システム
JP2003036292A (ja) ワークの移送経路決定方法およびワーク移送システム
Le et al. Integrating both routing and scheduling into motion planner for multivehicle system
JP3539838B2 (ja) 無人車搬送制御装置および無人車搬送制御方法
JP2005239314A (ja) 搬送車監視制御装置、搬送システム、及び搬送車監視制御方法
JP3914460B2 (ja) ワークの移送経路決定方法
JP4463445B2 (ja) ワークの移送時間算出方法およびワーク移送システム
JP4025121B2 (ja) 部品配置演算装置、部品配置演算方法、部品配置演算用プログラム、該プログラムを記録した記録媒体および部品配置支援システム
JP2012242888A (ja) 物体再配置計画装置、方法およびプログラム
JP4705273B2 (ja) ワーク移送方法
JP2005100092A (ja) 半導体生産シミュレーション方法および半導体生産シミュレーションプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071128

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100615

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100806

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20110201