JP2003035625A - ガスメータ及び漏洩検出用プログラムを格納する記録媒体 - Google Patents

ガスメータ及び漏洩検出用プログラムを格納する記録媒体

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JP2003035625A
JP2003035625A JP2001221888A JP2001221888A JP2003035625A JP 2003035625 A JP2003035625 A JP 2003035625A JP 2001221888 A JP2001221888 A JP 2001221888A JP 2001221888 A JP2001221888 A JP 2001221888A JP 2003035625 A JP2003035625 A JP 2003035625A
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JP
Japan
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pressure
temperature
gas
measured
ultrasonic
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JP2001221888A
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English (en)
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Sadamu Kawashima
定 川島
Tomiisa Yamashita
富功 山下
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Yazaki Corp
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Yazaki Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 流量センサとして使用している超音波振動子
を利用して温度検出を行うことにより、部品追加するこ
となしに検出圧力の温度補正をして精度の高いガス漏洩
検出をする。 【解決手段】 ガス管路52に配設された一対の超音波
振動子5a、5bを利用してガス管路52を通過する被
測定ガスの流量を測定すると共に、ガス管路52中の圧
力を圧力センサ4にて検出し、この検出結果に基づいて
ガス漏洩検出を行い、漏洩検出時にはガス漏洩検出に関
わる異常処理を行うガスメータにおいて、超音波振動子
5a、5b間の超音波到達時間に基づいて流量を測定し
ている箇所の温度を算出し、この算出した温度を利用し
て圧力センサ4にて検出された圧力を補正して前記ガス
漏洩検出を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガス漏洩検出用の
圧力センサを備えたガスメータ及び漏洩検出用プログラ
ムを格納する記録媒体に関し、特に、この圧力センサに
より検出された圧力を温度補正して、精度の高いガス漏
洩検出をすることができるガスメータ及び漏洩検出用プ
ログラムを格納する記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ガス使用量を検出するための超音
波センサまたは超音波振動子を利用した流量センサ、及
びガス漏洩検出するための圧力センサを具備したガスメ
ータが知られている。このようなガスメータにおいて
は、流量センサが流量を検出する一方で、圧力センサは
定期的に所定ガス流路の圧力検出を行い、検出圧力に応
じた電圧値を出力している。そして、この電圧値に基づ
いてマイコンは圧力値を算出し、これが所定の基準値以
上であれば電磁遮断弁を弁閉制御したり、異常警報を発
令させたりする。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
ガスメータにおいては、例えば、5分〜24分毎に圧力
検出が行われているが、周囲温度に伴って圧力検出値が
変動する可能性がある。すなわち、圧力測定開始後に一
定体積内で温度変化があると、実際はガス漏洩は発生し
ていないにもかかわらず、ボイル・シャルルの法則によ
り検出圧力が変動する。例えば、初期温度を20℃とす
ると、1℃の温度変化により、約0.35kPaの圧力
変動が発生することが知られている。
【0004】このような温度変動に伴う圧力変動は、漏
洩による圧力変動を正確に検出するのを妨げる。すなわ
ち、実際はガス漏洩してないにもかかわらず遮断弁が弁
閉されたり、逆に、ガス漏洩していてもこの異常を検出
できない可能性もある。
【0005】よって本発明は、上述した現状に鑑み、流
量センサとして使用している超音波振動子を利用して温
度検出を行うことにより、部品追加することなしに検出
圧力の温度補正をして精度の高いガス漏洩検出をするこ
とができるガスメータ及び漏洩検出用プログラムを格納
する記録媒体を提供することを課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
になされた請求項1記載のガスメータは、ガス管路52
に配設された一対の超音波振動子5a、5bを利用して
前記ガス管路52を通過する被測定ガスの流量を測定す
ると共に、前記ガス管路52中の圧力を圧力センサ4に
て検出し、この検出結果に基づいてガス漏洩検出を行
い、漏洩検出時にはガス漏洩検出に関わる異常処理を行
うガスメータにおいて、前記一対の超音波振動子5a、
5b間の超音波到達時間に基づいて前記流量を測定して
いる箇所の温度を算出し、この算出した温度を利用して
前記圧力センサ4にて検出された圧力を補正して前記ガ
ス漏洩検出を行なうことを特徴とする。
【0007】請求項1記載の発明によれば、超音波振動
子5a、5b間の超音波到達時間に基づいて流量を測定
している箇所の温度を算出し、この算出した温度を利用
して圧力センサ4にて検出された圧力を補正してガス漏
洩検出を行なうようにしているので、流量センサとして
使用している超音波振動子5a、5bを温度検出用に兼
用して測定圧力を温度補正することにより、部品追加す
ることなしに精度の高いガス漏洩検出をすることができ
る。
【0008】上記課題を解決するためになされた請求項
2記載のガスメータは、図1の基本構成図に示すよう
に、ガス管路52に配設された一対の超音波振動子5
a、5bを利用して前記ガス管路52を通過する被測定
ガスの流量を測定すると共に、前記ガス管路52中の圧
力を圧力センサ4にて検出し、この検出結果に基づいて
ガス漏洩検出を行い、漏洩検出時にはガス漏洩検出に関
わる異常処理を行うガスメータにおいて、ガス漏洩監視
前の初期状態における前記一対の超音波振動子5a、5
b間の超音波到達時間を測定する初期状態到達時間測定
手段101と、前記初期状態における前記超音波到達時
間に基づいて、基準温度を算出する基準温度算出手段1
02と、前記初期状態における前記圧力センサ4により
検出される圧力を、基準圧力として取得する基準圧力取
得手段103と、前記基準温度及び前記基準圧力を格納
する基準値格納手段13と、前記初期状態以後の監視状
態における前記一対の超音波振動子5a、5b間の超音
波到達時間を測定する監視状態到達時間測定手段104
と、前記監視状態における前記超音波到達時間に基づい
て、測定温度を算出する測定温度算出手段105と、前
記監視状態における前記圧力センサ4により検出される
圧力を、測定圧力として取得する測定圧力取得手段10
6と、前記測定圧力、前記測定温度及び前記基準温度に
基づき、温度補正圧力を生成する温度補正圧力生成手段
107と、前記温度補正圧力と前記基準圧力とを比較す
ることによって、前記ガス漏洩検出を行う漏洩検出手段
108とを含むことを特徴とする。
【0009】請求項2記載の発明によれば、ガス流量を
検出するための超音波振動子5a、5bを用いて流量測
定箇所の温度が算出される。そして、初期状態で取得し
た基準温度及び監視状態で取得した測定温度、並びに監
視状態で取得した測定圧力に基づいて温度補正圧力を生
成する。そして、この温度補正圧力と初期状態で取得し
た基準圧力とを比較することによってガス漏洩検出を行
う。このように、本来、流量センサとして使用している
超音波振動子5a、5bを温度検出用に兼用して測定圧
力を温度補正することにより、部品追加することなしに
精度の高いガス漏洩検出をすることができる。
【0010】上記課題を解決するためになされた請求項
3記載のガスメータは、図1の基本構成図に示すよう
に、請求項2記載のガスメータにおいて、前記基準温度
算出手段102及び前記測定温度算出手段105は、前
記超音波到達時間及び前記被測定ガスに対する前記超音
波速度の温度特性に基づいて、前記基準温度及び測定温
度をそれぞれ算出し、前記補正圧力生成手段は、ボイル
・シャルルの法則を利用して、前記温度補正圧力を生成
することを特徴とする。
【0011】請求項3記載の発明によれば、被測定ガス
に対する超音波速度の温度特性に基づいて基準温度及び
測定温度を算出し、更にボイル・シャルルの法則を利用
して温度補正圧力を生成しているので、非常に実用的で
簡便にガス漏洩検出の比較尺度となる温度補正圧力の生
成ができる。
【0012】上記課題を解決するためになされた請求項
4記載のガスメータは、図1の基本構成図に示すよう
に、請求項3記載のガスメータにおいて、前記測定温度
算出手段105及び前記測定圧力取得手段106は、前
記監視状態において、一定時間毎に所定の漏洩監視期間
にわたって、前記測定温度及び前記測定圧力を取得し、
前記漏洩検出手段は、前記漏洩監視期間にわたって前記
温度補正圧力と前記基準圧力とが同等である場合には正
常と判定し、さもなければガス漏洩有りと判定すること
により、前記ガス漏洩検出をすることを特徴とする。
【0013】請求項4記載の発明によれば、一定時間毎
に所定の漏洩監視期間にわたって圧力監視し、この時間
内で温度補正圧力と基準圧力とが同等である場合には正
常と判定し、さもなければガス漏洩有りと判定すること
によりガス漏洩検出をするようにしているので、より精
度の高いガス漏洩検出をすることができる。
【0014】上記課題を解決するためになされた請求項
5記載の漏洩検出用プログラムを格納する記録媒体は、
ガス管路52に配設された一対の超音波振動子5a、5
bを利用して前記ガス管路52を通過する被測定ガスの
流量を測定すると共に、前記ガス管路52中の圧力を圧
力センサ4にて検出し、この検出結果に基づいてガス漏
洩検出を行い、漏洩検出時にはガス漏洩検出に関わる異
常処理を行うガスメータが備える演算処理部を、ガス漏
洩監視前の初期状態における前記一対の超音波振動子5
a、5b間の超音波到達時間を測定する初期状態到達時
間測定手段101、前記初期状態における前記超音波到
達時間に基づいて、基準温度を算出する基準温度算出手
段102、前記初期状態における前記圧力センサ4によ
り検出される圧力を、基準圧力として取得する基準圧力
取得手段103、前記初期状態以後の監視状態における
前記一対の超音波振動子5a、5b間の超音波到達時間
を測定する監視状態到達時間測定手段104、前記監視
状態における前記超音波到達時間に基づいて、測定温度
を算出する測定温度算出手段105、前記監視状態にお
ける前記圧力センサ4により検出される圧力を、測定圧
力として取得する測定圧力取得手段106と、前記測定
圧力、前記測定温度及び前記基準温度に基づき、温度補
正圧力を生成する温度補正圧力生成手段107、前記温
度補正圧力と前記基準圧力とを比較することによって、
前記ガス漏洩検出を行う漏洩検出手段108として機能
させるプログラムを格納する。
【0015】請求項5記載の発明は、ガスメータが備え
る演算処理部に、ガス流量を検出するための超音波振動
子5a、5bを用いて流量測定箇所の温度を算出させ
る。すなわち、初期状態で基準温度を取得させ、監視状
態で測定温度を取得させる。更に監視状態で測定圧力を
取得させ、これらに基づいて温度補正圧力を生成する。
そして、この温度補正圧力と初期状態で取得させた基準
圧力とを比較させることによってガス漏洩検出を行わせ
る。このように、本来、流量センサとして使用している
超音波振動子5a、5bを温度検出用に兼用して測定圧
力を温度補正させることにより、部品追加することなし
に精度の高いガス漏洩検出をすることができるようにな
る。
【0016】上記課題を解決するためになされた請求項
6記載の漏洩検出用プログラムを格納する記録媒体は、
請求項5記載の記録媒体において、前記演算処理部を、
更に、前記基準温度算出手段102及び前記測定温度算
出手段105が、前記超音波到達時間及び前記被測定ガ
スに対する前記超音波速度の温度特性に基づいて、前記
基準温度及び測定温度をそれぞれ算出し、前記補正圧力
生成手段に、ボイル・シャルルの法則を利用して、前記
温度補正圧力を生成するように機能させる。
【0017】請求項6記載の発明によれば、被測定ガス
に対する超音波速度の温度特性に基づいて基準温度及び
測定温度を算出させ、更にボイル・シャルルの法則を利
用して温度補正圧力を生成させるので、非常に実用的で
簡便にガス漏洩検出の比較尺度となる温度補正圧力の生
成ができる。
【0018】上記課題を解決するためになされた請求項
7記載の漏洩検出用プログラムを格納する記録媒体は、
請求項6記載の記録媒体において、前記演算処理部を、
更に、前記測定温度算出手段105及び前記測定圧力取
得手段106が、前記監視状態において、一定時間毎に
所定の漏洩監視期間にわたって、前記測定温度及び前記
測定圧力を取得し、前記漏洩検出手段が、前記漏洩監視
期間にわたって前記温度補正圧力と前記基準圧力とが同
等である場合には正常と判定し、さもなければガス漏洩
有りと判定することにより、前記ガス漏洩検出をするよ
うに機能させる。
【0019】請求項7記載の発明によれば、一定時間毎
に所定の漏洩監視期間にわたって圧力監視させ、この時
間内で温度補正圧力と基準圧力とが同等である場合には
正常と判定させ、さもなければガス漏洩有りと判定する
ことによりガス漏洩検出をさせるようにしているので、
より精度の高いガス漏洩検出をすることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図2は、本発明の一実施形態に関
わる構成を示すブロック図である。
【0021】図2において、このガスメータは、マイコ
ン1、操作部2、表示部3、圧力センサ4、超音波流量
センサ5、感震センサ6、通信部7、及び電磁遮断弁8
を含んで構成される。これらの操作部2、表示部3、圧
力センサ4、超音波流量センサ5、感震センサ6、及び
通信部7は、インターフェース部9を介してマイコン1
に接続され、電磁遮断弁8は、遮断弁駆動部81を介し
てマイコン1に接続されている。
【0022】上記マイコン1は、CPU11、ROM1
2及びRAM13を含む。また、後述のサンプリングイ
ンターバル及び漏洩監視期間を計時するためのタイマも
含む。CPU11は、ROM12に格納される制御プロ
グラムにしたがって、基本制御、流量及び圧力検出、並
びに後述の本実施形態に関わる制御を実行する。ROM
12には、基本制御プログラム、流量検出、積算流量計
算及び圧力検出のための制御プログラムや後述の本実施
形態に関わる温度補正の制御プログラム等が予め格納さ
れる。RAM13は、基本的にCPU11が行う処理の
過程で発生する変数やデータを一時的に格納するワーク
エリアとして機能する。特に、RAM13は、後述の本
実施形態に関わる基準温度T0や基準圧力P0等を格納
する。なお、上記ROM12は、請求項5記載の記録媒
体に相当する。記録媒体はROM12以外にも可搬型の
記録媒体であってもよい。また、RAM13は請求項中
の基準値格納手段に相当する。
【0023】操作部2は、このガスメータを開始又は終
了させたり、異常警報を停止させたり、表示部3の表示
を変更させたりする指令を入力するためのスイッチ群か
ら構成される。これらの指令は、操作部2が手動操作さ
れてからマイコン1に入力される。
【0024】表示部3は、インターフェース部9を介し
てマイコン1からの指令を受信し、これに応答して積算
流量表示や、感震、ガス漏洩等の各種異常警報表示を行
う。この表示部3としては、例えば、公知のLED等が
想定される。表示部3として複数のLEDが使用される
場合、LED表示の組み合わせを変えることで異種の警
報を表示することができる。
【0025】圧力センサ4は、ガス流による圧力値に応
じた電圧を出力してマイコン1に供給する公知の圧力検
出素子が用いられる。超音波流量センサ5は、ガス管路
に配設された一対の超音波振動子から構成される。この
超音波流量センサ5は、センサ回路部51を介してマイ
コン1に接続される。マイコン1は超音波流量センサ5
の一対の超音波振動子間の超音波信号到達時間に基づい
て、ガス管路を通過するガスの流速、流量を算出する。
これについては、図3を用いて後で追加説明する。
【0026】感震センサ6は、地震等による揺れに応じ
てオンオフ信号を生成して、インターフェース部9を介
してこれをマイコン1に供給する公知の感震素子から構
成される。マイコン1は、例えば、所定時間内に受信し
たオンオフ信号の回数から揺れ具合を判定して、この揺
れが大きい場合には遮断弁の弁閉制御等の異常処理を行
う。
【0027】通信部7は、例えば、電話回線等の公衆回
線を用いて所定の電文発呼等を行う機能を有する。この
通信部7は、電話回線等の公衆回線を介して、ガス販売
会社の管理センタとの通信を制御するためのNCU(網
制御ユニット)71にも接続されている。
【0028】電磁遮断弁8は、弁駆動ソレノイドコイル
を含み、このソレノイドコイルの駆動回路である遮断弁
駆動部81に接続される。そして、遮断弁駆動部81は
マイコン1に指令されて、ソレノイドコイル駆動電流を
電磁遮断弁8に供給する。これに応答して電磁遮断弁8
は、弁開又は弁閉してガス管路は遮断制御される。
【0029】インターフェース部9は、基本的にマイコ
ン1とこれに接続される各構成要素2、3、4、5、6
及び7との間の電圧変換機能を有する。
【0030】このような構成のガスメータは、例えば、
LPG供給設備に適用される。この場合、ガスメータ
は、LPG容器に収容されている高圧ガスを調圧する圧
力調整器とこの調圧されたガスが供給されるガス燃焼器
とをつなぐ配管に介設される。
【0031】そして、このガスメータは通常、超音波流
量センサ5を利用してガス管路を通過するガスの流量を
検出し、この流量を積算して表示部3に表示する。ま
た、ガスメータは、感震センサ6により異常な揺れを検
出したり、圧力センサ4により圧力異常を検出したりす
ると、表示部3にその旨表示すると共に、電磁遮断弁8
を弁閉する。更に、ガスメータは、これと同時に、異常
状態を示す電文を、通信部7、NCU71、及び電話回
線等の公衆回線を介して、ガス販売会社の管理センタに
送信する。特に、本実施形態では、上記圧力センサ4に
よる圧力検出の際に、超音波流量センサ5による温度検
出に基づく温度補正を付加して、検出精度を向上させて
いる。この原理及び追加説明は、図3〜図5を用いて後
述する。
【0032】次に図3を用いて、図2に示した超音波流
量センサ5及びセンサ回路部51の構成、並びに超音波
流量センサ5を用いた温度検出の原理について説明す
る。図3は、図2に示すセンサ回路部及び超音波振動子
の構成、並びに超音波振動子の作用を示す説明図であ
る。
【0033】図3に示すように、センサ回路部51は、
送信回路511、受信回路512及び切替回路513を
含んで構成される。切替回路513はマイコン1に指令
されて、図2で示した超音波流量センサ5としての超音
波振動子5a及び5bを交互に送信回路511及び受信
回路512に切替接続させる。送信回路511に超音波
振動子5aが接続された場合には、超音波信号は超音波
振動子5aから超音波振動子5bに向けて送信する。こ
の超音波信号は、被測定ガス中を伝搬し、受信回路51
2に接続された超音波振動子5bによって受信される。
超音波信号を受信した超音波振動子5bは、この超音波
信号に応じた信号を発生し、これを受信回路512を介
してマイコン1に供給する。一方、送信回路511に超
音波振動子5bが接続された場合には、上記と逆の方向
で超音波信号の送受が行われる。マイコン1は、両方向
の超音波信号の伝搬時間に基づいて、被測定ガスの流速
及び流量を算出することができる。
【0034】すなわち、ガス管路52に対して一対の超
音波振動子5a及び5bは、角度θ傾斜し対向して配設
されているとする。ここで、図中、矢印で示す方向に流
れる被測定ガスの平均流速をV、超音波振動子5a及び
5b間距離をL、両超音波振動子5a及び5bを結ぶ線
とガス管路52の中心軸とがなす角度をθ、超音波信号
の上り及び下りの到達時間をそれぞれtu及びtdとす
ると、平均流速Vは既に知られているように、V=L/
2COSθ(1/td−1/tu)となる。そして、流
量をQ、通過面積をS、補正計数をKとすると、Q=K
SVと表せるので、これによりガス管路52を通過する
流体の流量が算出されることになる。
【0035】ところで、Cを超音波速度とすると、上記
上り及び下りの到達時間tu及びtdはそれぞれ、 td=L/(C+VCOSθ) tu=L/(C−VCOSθ) として表されるので、 td+tu=L/(C+VCOSθ)+L/(C−VCOSθ) =2LC/(C2−V2COS2) =2LC/C2 (∵C2≫V2COS2) =2L/C となる。したがって、この式から超音波速度Cが求めら
れる。
【0036】また、被測定流体がLPGの場合、超音波
速度Cと温度T(℃)との関係は、 C=234.382+0.422T…(式1) となることが知られているので、この式を用いて温度T
が算出できる。
【0037】本実施形態では、このようにして超音波振
動子5a及び5bを用いて温度Tを検出し、これを用い
て検出圧力の温度補正を行う。このように、本来、流量
センサとして使用している超音波振動子5a、5bを温
度検出用に兼用して測定圧力を温度補正することによ
り、部品追加することなしに精度の高いガス漏洩検出を
することができるようになる。
【0038】更に、図4及び図5を用いて、本実施形態
で行われる処理手順について説明する。図4は、本発明
の一実施形態に関わる処理手順を示すフローチャートで
ある。図5は、図4の処理手順におけるサンプリングイ
ンターバル及び漏洩監視期間を示すタイムチャートであ
る。
【0039】図4のステップS1においては、所定の開
始トリガが待機されている(ステップS1のN)。この
開始トリガは、上記操作部2の所定操作によって行われ
る。ここで、開始トリガがあるとステップS2以降に進
む(ステップS1のY)。
【0040】ステップS2においては、超音波到達時間
の測定が行われる。すなわち、超音波振動子5a及び5
bが送信及び受信状態になるように切替制御されて、上
記上り及び下りの到達時間tu及びtdが測定される。
そして、ステップS3において、これら到達時間tu、
td、及び上記(式1)を適用して温度が算出される。
更に、ステップS4においては、この算出した温度が基
準温度T0として、上記RAM13に一時的に格納され
る。なお、上記ステップS2は請求項中の初期状態到達
時間測定手段に相当する。上記ステップS3は請求項中
の基準温度算出手段に相当する。上記ステップS5は請
求項中の基準圧力取得手段に相当する。
【0041】また、ステップS5において、上記圧力セ
ンサ4により検出された圧力が取得され、ステップS6
において、この圧力が基準圧力P0として上記RAM1
3に一時的に格納される。なお、上記ステップS2〜ス
テップS6により行われる基準値の取得時には、ガス漏
洩が全くないものと想定している。この基準値は、後述
する温度補正の基準になるものであるので、配管やコネ
クタ等が正常であることを重ねて確認し、ガス漏洩がな
い状態で行うようにする。なお、上記温度測定と圧力測
定の順序は逆になってもよい。このような基準値の格納
又は登録が終了すると、ステップS7以降の漏洩検出処
理に進む。
【0042】次に、ステップS7においてはサンプリン
グタイマt1がスタートされ、ステップS8においては
漏洩検査タイマt2がそれぞれスタートされる。これら
タイマt1及びt2はそれぞれ、図5に示すサンプリン
グインターバルΔt1及び漏洩監視期間Δt2に対応す
るものである。このサンプリングインターバルΔt1
は、例えば、15分程度であり、漏洩監視期間Δt2は
1分程度である。ただし、ガス燃焼器が使用状態の場合
には、これらタイマt1及びt2は稼働しないものとす
る。なお、これらステップS7及びステップS8は、上
記ステップS2の前に行うようにしてもよい。
【0043】そして、ステップS9においては、上記サ
ンプリングタイマt1がサンプリングインターバルΔt
1で規定された時間に到達するのが待機されている(ス
テップS9のN)。ここで、サンプリングタイマt1が
サンプリングインターバルΔt1で規定された時間に到
達したと判定されると、ガス漏洩検査を行うべくステッ
プS10以降に進む(ステップS9のY)。
【0044】ステップS10及びステップS11におい
ては、上記ステップS2及びステップS3と同様にし
て、超音波到達時間の測定及び温度の算出がそれぞれ行
われる。ここで、算出された温度は、現時点の測定温度
Tnとする。また、ステップS12においては、上記ス
テップS5と同様にして、圧力センサ4により検出され
た圧力が取得される。ここで、算出された温度は、現時
点の測定圧力Pnとする。なお、上記ステップS10は
請求項中の監視状態到達時間測定手段に相当する。上記
ステップS11は請求項中の測定温度算出手段に相当す
る。上記ステップS12は請求項中の測定圧力取得手段
に相当する。
【0045】次に、ステップS13及びステップS14
においては、上記RAM13に格納されている基準温度
T0及び基準圧力P0がそれぞれ読み出される。
【0046】そして、ステップS15において、ステッ
プS11で算出された測定温度Tnと、ステップS13
で読み出された基準温度T0とが比較される。ここで、
測定温度Tnが基準温度T0と異なっていれば、測定圧
力Pnを温度補正する必要があるのでステップS16に
進む(ステップS15のN)。また、測定温度Tnが基
準温度T0と一致すれば、温度補正することなしにステ
ップS17に進む(ステップS15のY)。
【0047】ステップS16では、ステップS12で取
得された測定圧力Pnが、上記測定温度Tn及び基準温
度T0に基づいて温度補正される。この温度補正には、
ボイル・シャルルの法則が利用され、Pnc=Pn*
(273+T0)/(273+Tn)という式に基づ
く。なお、Pncは温度補正圧力を示し、Tn及びT0
は摂氏温度である。このように温度補正された補正圧力
Pncは、ステップS17での比較のためPnに代入さ
れる。なお、このステップS16は請求項中の温度補正
圧力生成手段に相当する。
【0048】上記(式1)で示したようにLPGに対す
る超音波速度の温度特性に基づいて基準温度及び測定温
度を算出し、更にボイル・シャルルの法則を利用して温
度補正圧力を生成しているので、非常に実用的で簡便に
ガス漏洩検出の比較尺度となる温度補正圧力の生成がで
きるようになる。
【0049】ステップS17では、上記圧力Pn(ステ
ップS16で補正されて代入されたPnも含む)と、基
準圧力P0とが比較される。これらの圧力差が正常基準
値以内に収まっていなければ、異常と判定されてステッ
プS19に進む(ステップS17のY)。一方、これら
の圧力差が基準値以内に収まっていれば、漏洩監視期間
Δt2にわたり、上記ステップS9〜ステップS17の
処理を繰り返すべく、ステップS18に進む。なお、上
記正常基準値は、予め誤差等を考慮して、上記圧力差が
ガス漏洩とは考えられないレベル、すなわち、安全であ
ると判定できるレベルに設定されている。なお、このス
テップS17は請求項中の漏洩検出手段に相当する。
【0050】ステップS18では、漏洩検査タイマt2
が漏洩監視期間Δt2に到達したかどうかが判定され、
到達していれば漏洩監視期間Δt2にわたってガス漏洩
はなかったとみなせるので、正常と判定してステップS
20に進む(ステップS18のY)。一方、まだ漏洩検
査タイマt2が漏洩監視期間Δt2に到達していなけれ
ば、上記ステップS9〜ステップS17の処理を繰り返
すべくステップS9に戻る(ステップS18のN)。
【0051】このように、Δt1で示した一定時間毎
に、所定の漏洩監視期間Δt2にわたって圧力監視し、
この時間内で温度補正圧力と基準圧力とが同等である場
合には正常と判定し、さもなければガス漏洩有りと判定
することによりガス漏洩検出をするようにしているの
で、より精度の高いガス漏洩検出をすることができるよ
うになる。
【0052】ステップS19においては、ガス漏洩が発
生していて異常状態であるので、その旨が上記表示部3
により表示されると共に、通信部7等を介してガス漏洩
が発生していることを示す電文が管理センタに送信され
る。これと共に、電磁遮断弁8が弁閉制御されて、ガス
流路が安全のために遮断される。
【0053】一方、ステップS20においては、ガス漏
洩はなく正常状態であるので、その旨が上記表示部3に
より表示されると共に、通信部7等を介して正常である
ことを示す電文が管理センタに送信される。
【0054】以上のように、本実施形態によれば、測定
温度を温度補正して基準値と比較するようにしているの
で、より正確にガス漏洩が検出できる。特に、本来、流
量センサとして使用している超音波振動子5a、5bを
温度検出用に兼用して測定圧力を温度補正することによ
り、部品追加することなしに精度の高いガス漏洩検出を
することができるようになる。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、超音波振動子5a、5b間の超音波到達時
間に基づいて流量を測定している箇所の温度を算出し、
この算出した温度を利用して圧力センサ4にて検出され
た圧力を補正してガス漏洩検出を行なうようにしている
ので、流量センサとして使用している超音波振動子5
a、5bを温度検出用に兼用して測定圧力を温度補正す
ることにより、部品追加することなしに精度の高いガス
漏洩検出をすることができるようになる。
【0056】請求項2記載の発明によれば、ガス流量を
検出するための超音波振動子5a、5bを用いて流量測
定箇所の温度が算出される。そして、初期状態で取得し
た基準温度及び監視状態で取得した測定温度、並びに監
視状態で取得した測定圧力に基づいて温度補正圧力を生
成する。そして、この温度補正圧力と初期状態で取得し
た基準圧力とを比較することによってガス漏洩検出を行
う。このように、本来、流量センサとして使用している
超音波振動子5a、5bを温度検出用に兼用して測定圧
力を温度補正することにより、部品追加することなしに
精度の高いガス漏洩検出をすることができるようにな
る。
【0057】請求項3記載の発明によれば、被測定ガス
に対する超音波速度の温度特性に基づいて基準温度及び
測定温度を算出し、更にボイル・シャルルの法則を利用
して温度補正圧力を生成しているので、非常に実用的で
簡便にガス漏洩検出の比較尺度となる温度補正圧力の生
成ができるようになる。
【0058】請求項4記載の発明によれば、一定時間毎
に所定の漏洩監視期間にわたって圧力監視し、この時間
内で温度補正圧力と基準圧力とが同等である場合には正
常と判定し、さもなければガス漏洩有りと判定すること
によりガス漏洩検出をするようにしているので、より精
度の高いガス漏洩検出をすることができるようになる。
【0059】請求項5記載の発明は、ガスメータが備え
る演算処理部に、ガス流量を検出するための超音波振動
子5a、5bを用いて流量測定箇所の温度を算出させ
る。すなわち、初期状態で基準温度を取得させ、監視状
態で測定温度を取得させる。更に監視状態で測定圧力を
取得させ、これらに基づいて温度補正圧力を生成する。
そして、この温度補正圧力と初期状態で取得させた基準
圧力とを比較させることによってガス漏洩検出を行わせ
る。このように、本来、流量センサとして使用している
超音波振動子5a、5bを温度検出用に兼用して測定圧
力を温度補正させることにより、部品追加することなし
に精度の高いガス漏洩検出をすることができるようにな
る。
【0060】請求項6記載の発明によれば、被測定ガス
に対する超音波速度の温度特性に基づいて基準温度及び
測定温度を算出させ、更にボイル・シャルルの法則を利
用して温度補正圧力を生成させるので、非常に実用的で
簡便にガス漏洩検出の比較尺度となる温度補正圧力の生
成ができるようになる。
【0061】請求項7記載の発明によれば、一定時間毎
に所定の漏洩監視期間にわたって圧力監視させ、この時
間内で温度補正圧力と基準圧力とが同等である場合には
正常と判定させ、さもなければガス漏洩有りと判定する
ことによりガス漏洩検出をさせるようにしているので、
より精度の高いガス漏洩検出をすることができるように
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のガスメータの基本構成を示すブロック
図である。
【図2】本発明の一実施形態に関わる構成を示すブロッ
ク図である。
【図3】図2に示すセンサ回路部及び超音波振動子の構
成、並びに超音波振動子の作用を示す説明図である。
【図4】本発明の一実施形態に関わる処理手順を示すフ
ローチャートである。
【図5】図4の処理手順におけるサンプリングインター
バル及び漏洩監視期間を示すタイムチャートである。
【符号の説明】
1 マイコン 2 操作部 3 表示部 4 圧力センサ 5 超音波流量センサ 6 感震センサ 7 通信部 8 電磁遮断弁 9 インターフェース部 11 CPU 12 ROM 13 RAM(基準値格納手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G01F 3/22 G01F 3/22 B D 15/04 15/04 15/06 15/06 G01K 11/24 G01K 11/24 G01M 3/26 G01M 3/26 K Fターム(参考) 2F030 CA03 CB02 CC13 CD15 CE02 CE09 CE22 CE25 CE27 CF05 CF11 CF20 2F031 AA01 AB01 AC01 AF04 AF07 AF10 2F035 DA19 DA23 2F056 VS03 VS04 VS06 VS07 VS10 2G067 AA11 AA48 CC04 DD02 DD04 DD05 DD17 EE01 EE10 EE11

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガス管路に配設された超音波振動子を利
    用して前記ガス管路を通過する被測定ガスの流量を測定
    すると共に、前記ガス管路中の圧力を圧力センサにて検
    出し、この検出結果に基づいてガス漏洩検出を行い、漏
    洩検出時にはガス漏洩検出に関わる異常処理を行うガス
    メータにおいて、 前記超音波振動子により得られる超音波到達時間に基づ
    いて現在温度を算出し、この算出した現在温度を利用し
    て前記圧力センサにて検出された圧力を補正して前記ガ
    ス漏洩検出を行なうことを特徴とするガスメータ。
  2. 【請求項2】 ガス管路に配設された一対の超音波振動
    子を利用して前記ガス管路を通過する被測定ガスの流量
    を測定すると共に、前記ガス管路中の圧力を圧力センサ
    にて検出し、この検出結果に基づいてガス漏洩検出を行
    い、漏洩検出時にはガス漏洩検出に関わる異常処理を行
    うガスメータにおいて、 ガス漏洩監視前の初期状態における前記一対の超音波振
    動子間の超音波到達時間を測定する初期状態到達時間測
    定手段と、 前記初期状態における前記超音波到達時間に基づいて、
    基準温度を算出する基準温度算出手段と、 前記初期状態における前記圧力センサにより検出される
    圧力を、基準圧力として取得する基準圧力取得手段と、 前記基準温度及び前記基準圧力を格納する基準値格納手
    段と、 前記初期状態以後の監視状態における前記一対の超音波
    振動子間の超音波到達時間を測定する監視状態到達時間
    測定手段と、 前記監視状態における前記超音波到達時間に基づいて、
    測定温度を算出する測定温度算出手段と、 前記監視状態における前記圧力センサにより検出される
    圧力を、測定圧力として取得する測定圧力取得手段と、 前記測定圧力、前記測定温度及び前記基準温度に基づ
    き、温度補正圧力を生成する温度補正圧力生成手段と、 前記温度補正圧力と前記基準圧力とを比較することによ
    って、前記ガス漏洩検出を行う漏洩検出手段と、 を含むことを特徴とするガスメータ。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のガスメータにおいて、 前記基準温度算出手段及び前記測定温度算出手段は、前
    記超音波到達時間及び前記被測定ガスに対する前記超音
    波速度の温度特性に基づいて、前記基準温度及び測定温
    度をそれぞれ算出し、 前記補正圧力生成手段は、ボイル・シャルルの法則を利
    用して、前記温度補正圧力を生成することを特徴とする
    ガスメータ。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のガスメータにおいて、 前記測定温度算出手段及び前記測定圧力取得手段は、前
    記監視状態において、一定時間毎に所定の漏洩監視期間
    にわたって、前記測定温度及び前記測定圧力を取得し、 前記漏洩検出手段は、前記漏洩監視期間にわたって前記
    温度補正圧力と前記基準圧力とが同等である場合には正
    常と判定し、さもなければガス漏洩有りと判定すること
    により、前記ガス漏洩検出をすることを特徴とするガス
    メータ。
  5. 【請求項5】 ガス管路に配設された一対の超音波振動
    子を利用して前記ガス管路を通過する被測定ガスの流量
    を測定すると共に、前記ガス管路中の圧力を圧力センサ
    にて検出し、この検出結果に基づいてガス漏洩検出を行
    い、漏洩検出時にはガス漏洩検出に関わる異常処理を行
    うガスメータが備える演算処理部を、 ガス漏洩監視前の初期状態における前記一対の超音波振
    動子間の超音波到達時間を測定する初期状態到達時間測
    定手段、 前記初期状態における前記超音波到達時間に基づいて、
    基準温度を算出する基準温度算出手段、 前記初期状態における前記圧力センサにより検出される
    圧力を、基準圧力として取得する基準圧力取得手段、 前記初期状態以後の監視状態における前記一対の超音波
    振動子間の超音波到達時間を測定する監視状態到達時間
    測定手段、 前記監視状態における前記超音波到達時間に基づいて、
    測定温度を算出する測定温度算出手段、 前記監視状態における前記圧力センサにより検出される
    圧力を、測定圧力として取得する測定圧力取得手段、 前記測定圧力、前記測定温度及び前記基準温度に基づ
    き、温度補正圧力を生成する温度補正圧力生成手段、 前記温度補正圧力と前記基準圧力とを比較することによ
    って、前記ガス漏洩検出を行う漏洩検出手段、 として機能させるための漏洩検出用プログラムを格納す
    る記録媒体。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の記録媒体において、 前記演算処理部を、更に、 前記基準温度算出手段及び前記測定温度算出手段が、前
    記超音波到達時間及び前記被測定ガスに対する前記超音
    波速度の温度特性に基づいて、前記基準温度及び測定温
    度をそれぞれ算出し、 前記補正圧力生成手段に、ボイル・シャルルの法則を利
    用して、前記温度補正圧力を生成する、 ように機能させる漏洩検出用プログラムを格納する記録
    媒体。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の記録媒体において、 前記演算処理部を、更に、 前記測定温度算出手段及び前記測定圧力取得手段が、前
    記監視状態において、一定時間毎に所定の漏洩監視期間
    にわたって、前記測定温度及び前記測定圧力を取得し、 前記漏洩検出手段が、前記漏洩監視期間にわたって前記
    温度補正圧力と前記基準圧力とが同等である場合には正
    常と判定し、さもなければガス漏洩有りと判定すること
    により、前記ガス漏洩検出をする、 ように機能させる漏洩検出用プログラムを格納する記録
    媒体。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2007116533A1 (ja) * 2006-03-30 2007-10-18 Sunx Limited センサ、プログラム記憶ユニット、コントロールユニット及びプログラム記憶媒体
RU2780030C1 (ru) * 2021-08-16 2022-09-19 федеральное государственное бюджетное образовательное учреждение высшего образования "Уфимский государственный авиационный технический университет" Счетчик расхода газа с температурной компенсацией

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WO2007116533A1 (ja) * 2006-03-30 2007-10-18 Sunx Limited センサ、プログラム記憶ユニット、コントロールユニット及びプログラム記憶媒体
RU2780030C1 (ru) * 2021-08-16 2022-09-19 федеральное государственное бюджетное образовательное учреждение высшего образования "Уфимский государственный авиационный технический университет" Счетчик расхода газа с температурной компенсацией

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