JP2003035019A - 段差解消スロープ - Google Patents

段差解消スロープ

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Publication number
JP2003035019A
JP2003035019A JP2001223452A JP2001223452A JP2003035019A JP 2003035019 A JP2003035019 A JP 2003035019A JP 2001223452 A JP2001223452 A JP 2001223452A JP 2001223452 A JP2001223452 A JP 2001223452A JP 2003035019 A JP2003035019 A JP 2003035019A
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JP
Japan
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slope
plate
slide plate
top plate
eliminating
Prior art date
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Pending
Application number
JP2001223452A
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English (en)
Inventor
Hideyuki Takahashi
秀行 高橋
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Taisei Corp
Original Assignee
Taisei Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ベランダやバルコニー等の出入り口の段差を解
消することでバリアフリー構造とすることができる段差
解消スロープを提供する。 【解決手段】スロープ架台30と、このスロープ架台3
0上でスライドするスライド板32とを備えている。ス
ロープ架台は、段差に向けて上り傾斜を付けて大きく曲
率した曲板のスロープ架台天板36を備えている。スラ
イド板32は、スロープ架台30のスロープ架台天板3
6と略同一の曲率を有する曲板であり、スロープ架台3
0のガイド部38に案内されてスロープ架台天板36上
をスライド可能とされている。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、建物の出入り口に
おいて大きな段差が生じている位置の近くに設置する段
差解消スロープに関する。 【0002】 【従来の技術】車椅子使用者がいる家庭や施設では、車
椅子使用者の移動経路に床段差が少なからず存在してお
り、車椅子使用者の自由な移動を阻害しているのが現状
である。特に、サッシを設けたベランダやバルコニー等
の出入り口近くの床は、雨仕舞いの関係で室内床より屋
外床が低くなって大きな段差が生じており、車椅子使用
者だけでは出入り口を通行することができない。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】このような出入り口の
床段差を車椅子使用者が通過する場合には、通常、複数
の介添え者が車椅子を持ち上げて通行するか、十分な人
数の介添え者がいない場合には、車椅子使用者は出入り
口の通行をあきらめている。ところで、屋外床側に、床
段差に向けて上り傾斜を付けたスロープを設置する場合
がある。しかし、このようなスロープを設置しても、ス
ロープを通過した車椅子の車輪がサッシレールの溝に落
ちて移動が困難となってしまうおそれがあり、車椅子使
用者は介添え者なしで通行することはできない。 【0004】そこで、本発明は上記事情に鑑みてなされ
たもので、ベランダやバルコニー等の出入り口の段差を
解消することでバリアフリー構造とすることができる段
差解消スロープを提供することを目的としている。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本願発明は、建物の出入り口に大きな段差が生じて
いる位置の近くに設置する段差解消スロープであって、
屋外に設置され、前記段差に向けて大きな曲率で上り傾
斜を付けたスライド架台天板を上部に設けているスロー
プ架台と、前記スロープ架台天板と略同一の曲率を有す
る曲板であり、前記スロープ架台に設けたガイド部に案
内され、前記段差を乗り越えて前記出入り口近くの室内
床までスライド移動自在なスライド板とを備え、前記ス
ロープ架台天板及び前記スライド板の両者を、摺動抵抗
が少ない表面形状に形成するとともに、前記スライド板
を、アルミニウム合金等の軽量部材で形成することを特
徴とした装置である。 【0006】 【発明の実施の形態】以下、本発明の段差解消スロープ
の1実施形態について、図面を参照して詳細に説明す
る。図1の符号2は、建物の外出入り口としてのバルコ
ニーであり、このバルコニー2近くの屋外側床面16上
に段差解消スロープ6が設置されている。 【0007】バルコニー2は、建物に設けた開口内周部
にサッシ枠8を取り付け、サッシ枠8内に引き違い戸1
0を組み込むことで出入り口を構成している。サッシ枠
8のレール部8aを支持しているサッシ基礎部12は、
室内側床面14及び屋外側床面16のレベルより立ち上
がっている立ち上りコンクリートである。前記室内側床
面14は、立上がりコンクリートに連続したコンクリー
ト基礎であり、この床面14上に支柱18を介して床材
20が敷設され、この床材20上に床仕上げ材22を敷
設して室内床24が形成されている。屋外側床面16
は、室内側床面14より低いレベルでサッシ基礎部12
に連続しているコンクリート躯体26と、このコンクリ
ート躯体26上に防水層(図示せず)を介して形成した
防水押えコンクリートとで構成されている。ここで、こ
の屋外側床面16には、後述する段差解消スロープ6の
スロープ架台30を屋外側床面16上に固定するための
アンカー28が埋設されている。 【0008】このように、バルコニー2近くの床は、雨
仕舞いの関係で室内床24より屋外側床面16のレベル
が低くなって大きな段差Dが生じている。本実施形態の
段差解消スロープ6は、図2及び図3に示すように、ス
ロープ架台30と、このスロープ架台30上でスライド
するスライド板32とを備えている。 【0009】スロープ架台30は、互いに平行に配置し
た複数の脚板34(図2では一番手前の脚板のみを示し
ている)と、一端側(図2の右側)から他端側(図2の
左側)に向かうに従い上り傾斜を付けて各脚板34上に
固定されている大きく曲率した曲板のスロープ架台天板
36とで構成されている。両端に位置している脚板34
の上部には、スライド板32のスライド方向のみを許容
するガイド部38が固定されている。また、その両端に
位置している脚板34の下端には、前述したアンカー2
8が下方から貫通孔37a内に挿通する固定片37が設
けられている。ここで脚板34及びスロープ架台天板3
6の両者は鋼板製であり、特に、スロープ架台天板36
は、表面全域に縞模様の凹凸を設けた縞鋼板製である。 【0010】スライド板32は、スロープ架台30のス
ロープ架台天板36と略同一の曲率を有する曲板であ
り、スロープ架台30のガイド部38に案内されてスロ
ープ架台天板36上をスライド可能とされている。この
スライド板32の上面にはスライド用把手40が取り付
けられている。この把手40は、使用しない状態ではス
ライド板32の上面に当接して倒れた状態になってい
る。 【0011】このスライド板32のスライド方向の一端
(常にスロープ架台天板36の上部に位置する部分)に
は、スロープ架台天板36との段差を解消するベロー部
42が装着されている。このベロー部42は、硬質ゴム
等の弾性部材で形成されており、スライド板32の一端
から離間するに従い徐々に肉厚が減少していき、薄肉で
スロープ架台天板36の上面に接する形状になってい
る。また、スライド板32のスライド方向の他端(スロ
ープ架台天板36より前方に位置する部分)は、硬質ゴ
ム等の弾性部材からなる保護カバー44で被覆されてい
る。 【0012】そして、このスライド板32はアルミニウ
ム合金製であり、しかも、表面に縞模様の凹凸を設けた
チェッカードプレートを使用している。上記構成の段差
解消スロープ6を、バルコニー2の屋外側床面16上に
設置し、スロープ架台30の固定片37に設けた貫通孔
37aに屋外側基礎部4に埋設したアンカー28を下方
から通過させ、アンカー28の上部をナット39で締め
付けることで、段差解消スロープ6が屋外側床面16上
に固定される。 【0013】そして、車椅子使用者がバルコニー2への
出入り口として利用する場合には、予め、スライド用把
手40を立ち上げてからつかみ、スライド板32を室内
空間R側にスライドさせていき、段差Dを乗り越え、且
つ、保護カバー44が床仕上げ材22に当接するまで室
内床24側に移動していく。このようにすると、車椅子
使用者は、段差Dを乗り越えたスライド板32及びスロ
ープ架台天板36上に車輪を載せた状態で、バルコニー
2への出入りを介添え者の補助なしにスムーズにバルコ
ニー2の出入りを行なうことができる。 【0014】その際、スライド板32の一端に、スロー
プ架台天板36との段差を解消するベロー部42を装着
したことで、スライド板32及びスロープ架台天板36
間を走行する車椅子使用者に衝撃を与えない。また、ス
ライド板32の他端が、硬質ゴム等の弾性部材からなる
保護カバー44で被覆されているので、スライド板32
が室内床24まで移動しても、床仕上げ材22の表面に
傷が付くおそれがない。 【0015】また、互いに摺接するスライド板32及び
スロープ架台天板36は、スロープ架台天板36が縞鋼
板製であり、スライド板32がチェッカードプレートな
ので、両者の摺動抵抗が小さくなってスライド板32の
スライド移動を容易に行なうことができる。しかも、ス
ライド板32は、軽量なアルミニウム合金製なので、さ
らにスライド移動を容易に行なうことができる。 【0016】そして、車椅子使用者が使用しないとき、
例えば夜間などにおいては、スライド板32全体をスロ
ープ架台30まで(屋外U側まで)スライド移動させる
ことで、段差Dを乗り越えた状態を簡単に解除すること
ができる。このようにすると、バルコニー2の施錠が可
能となるので、バリアフリー対策と建物の防犯管理の対
策を同時に行なうことができる。 【0017】 【発明の効果】本発明の段差解消スロープによると、車
椅子使用者が段差を有する出入り口を利用する場合に
は、スライド板を、出入り口近くの室内床までスライド
して段差を乗り越えた状態に配置する、このようにする
と、車椅子使用者は、段差を乗り越えたスライド板及び
スロープ架台天板上に車輪を載せた状態で、出入り口の
出入りを介添え者の補助なしにスムーズに行なうことが
できる。 【0018】また、互いに摺接するスライド板及びスロ
ープ架台天板を摺動抵抗が少ない表面形状に形成し、ス
ライド板をアルミニウム合金等の軽量部材で形成したこ
とで、スライド板のスライド移動を容易に行なうことが
できる。そして、車椅子使用者が使用しないとき、例え
ば夜間などにおいては、スライド板全体をスロープ架台
上(屋外側)までスライド移動させることで、段差を乗
り越えた状態を簡単に解除することができる。このよう
にすると、ベランダやバルコニー等の出入り口の施錠が
可能となるので、バリアフリー対策と、建物の防犯管理
の対策を同時に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】バルコニー近くに設置した本発明の段差解消ス
ロープを示す図である。 【図2】本発明の段差解消スロープの全体を示す斜視図
である。 【図3】本発明の段差楷書スロープを平面視で示した図
である。 【符号の説明】 2 バルコニー 6 段差解消スロープ 24 室内床 30 スロープ架台 32 スライド板 36 スロープ架台天板 40 スライド用把手 42 ベロー部 44 保護カバー D 段差 U 屋外

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 建物の出入り口に大きな段差が生じてい
    る位置の近くに設置する段差解消スロープであって、 屋外に設置され、前記段差に向けて大きな曲率で上り傾
    斜を付けたスロープ架台天板を上部に設けているスロー
    プ架台と、前記スロープ架台天板と略同一の曲率を有す
    る曲板であり、前記スロープ架台に設けたガイド部に案
    内され、前記段差を乗り越えて前記出入り口近くの室内
    床までスライド移動自在なスライド板とを備え、前記ス
    ロープ架台天板及び前記スライド板の両者を、摺動抵抗
    が少ない表面形状に形成するとともに、前記スライド板
    を、アルミニウム合金等の軽量部材で形成することを特
    徴とする段差解消スロープ。
JP2001223452A 2001-07-24 2001-07-24 段差解消スロープ Pending JP2003035019A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2442536A (en) * 2006-10-06 2008-04-09 Nhs Services Ltd Door way ramp support
JP2013227839A (ja) * 2012-03-30 2013-11-07 Noda Corp スロープ材
CN114059413A (zh) * 2021-11-17 2022-02-18 何立军 一种智慧城市路面修复斜坡引导板

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