JP2003034670A - 植物性アシルアミノ酸またはその塩 - Google Patents

植物性アシルアミノ酸またはその塩

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JP2003034670A
JP2003034670A JP2001254356A JP2001254356A JP2003034670A JP 2003034670 A JP2003034670 A JP 2003034670A JP 2001254356 A JP2001254356 A JP 2001254356A JP 2001254356 A JP2001254356 A JP 2001254356A JP 2003034670 A JP2003034670 A JP 2003034670A
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Satoru Mori
悟 森
Yukinaga Tamura
幸永 田村
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Asahi Kasei Corp
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Asahi Kasei Corp
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 下記一般式(1)で表される、N−長鎖
アシルアミノ酸またはその塩。 【効果】 本発明により、臭気が少なく、かつ、泡質の
細かいクリーミーな泡ができ使用感が向上し、かつ、ク
リームにした時の晶析点が高くなり、クリームの高温安
定性が向上し、かつ、酸化安定性に優れた、かつ、狂牛
病等の問題のない安全性の高い化粧料原料となり得るN
−長鎖アシルアミノ酸またはその塩を提供できる。 【化1】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、植物油由来の脂肪
酸残基のみから成る、N−長鎖アシルアミノ酸またはそ
の塩、また、それらを含有する組成物、さらには、それ
らを含有する化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、化粧料に用いられるN−長鎖アシ
ルアミノ酸またはその塩の脂肪酸残基の原料となる脂肪
酸の内、炭素数10〜14の脂肪酸は植物油中にトリグ
リセリドとして多量に含有しているため、植物性の脂肪
酸が原料として用いられてきた。しかし、炭素数16〜
22の脂肪酸、特に炭素数16のパルミチン酸、パルミ
トレイン酸、炭素数18のステアリン酸、オレイン酸は
価格的メリットより、安価な動物油である、牛脂、硬化
牛脂、豚脂、馬油等から製造されたものが、使用されて
きた。
【0003】しかし、これらの動物油由来の脂肪酸原料
を用いたN−長鎖アシルアミノ酸またはその塩は、植物
油由来の脂肪酸原料と比べ動物油特有の臭気があり化粧
料として不適であった。また、炭素数16〜22の動物
油由来の脂肪酸原料を用いたN−長鎖アシルアミノ酸ま
たはその塩を含有した化粧料(洗顔パウダー、洗顔クリ
ーム、洗顔フォーム、洗顔ジェル等)は泡質が大きく、
細かくクリーミーな泡ができにくいため使用感が不十分
であった。かつ、クリームにした時の晶析点が低くな
り、クリームの高温安定性が悪い欠点があった。さら
に、近年、狂牛病が問題となっており、牛脂や硬化牛脂
由来の脂肪酸原料からのN−長鎖アシルアミノ酸または
塩も安全性の面で問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、動物油特有
の臭気がない、かつ、細かいクリーミーな泡質になり使
用感が良い、かつ、クリームにした時の晶析点が高くな
ることにより高温安定性に優れたクリームができる、か
つ、不飽和結合が3個以上ある脂肪酸残基を有するN−
長鎖アシルアミノ酸または、その塩の不純物含有量が少
なく酸化安定性の優れた、かつ、狂牛病等の問題のない
安全性の高い、化粧料原料に成り得るN−長鎖アシルア
ミノ酸または、その塩を提供する事を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は、前記課題を
解決すべく鋭意検討した結果、炭素数10〜22の植物
油由来の脂肪酸残基のみを有するN−長鎖アシルアミノ
酸またはその塩が上記目的を達成できることを見出し、
本発明に至った。即ち、本願発明の第1は、下記一般式
(1)で表される、N−長鎖アシルアミノ酸またはその
塩である。
【0006】
【化2】
【0007】発明の第2は、一般式(1)のアミノ酸が
酸性アミノ酸である、発明の第1のN−長鎖アシルアミ
ノ酸またはその塩である。発明の第3は、硬化植物油を
原料として製造した、 N−長鎖アシルアミノ酸または
その塩である。発明の第4は、硬化植物油を原料として
製造した、発明の第1または第2のN−長鎖アシルアミ
ノ酸またはその塩である。
【0008】発明の第5は、一般式(1)の脂肪酸残基
のR1の炭素数が15〜21である発明の第1または第
2または第4または第5のN−長鎖アシルアミノ酸また
はその塩である。発明の第6は、一般式(1)のR1
炭素数が17であり、不飽和結合が0個または1個のも
のの内、少なくとも1種以上を含有することを特徴とす
る、発明の第1または第2または第4または第5のN−
長鎖アシルアミノ酸またはその塩である。
【0009】発明の第7は、一般式(1)のR1の炭素
数が17であり且つ、不飽和結合が0個のものが10〜
70質量%、 R1の炭素数が17であり且つ、不飽和結
合が1個のものが1〜30質量%含有することを特徴と
する発明の第1または第2または第4〜6のいずれかの
N−長鎖アシルアミノ酸またはその塩である。発明の第
8は、一般式(1)のR1の炭素数が11であり且つ、
不飽和結合が0個のものを含有することを特徴とする発
明の第1または第2または第4〜7のいずれかのN−長
鎖アシルアミノ酸またはその塩である。
【0010】発明の第9は、一般式(1)のR1の炭素
数が11であり且つ、不飽和結合が0個のものを5〜4
0質量%含有することを特徴とする発明の第1または第
2または第4〜8のいずれかのN−長鎖アシルアミノ酸
またはその塩である。発明の第10は、一般式(1)の
1の炭素数が15であり且つ、不飽和結合が0個のも
のを含有することを特徴とする発明の第1または第2ま
たは第4〜9のいずれかのN−長鎖アシルアミノ酸また
はその塩である。
【0011】発明の第11は、一般式(1)のR1の炭
素数が15であり且つ、不飽和結合が0個のものを10
〜50質量%含有することを特徴とする発明の第1また
は第2または第4〜10のいずれかのN−長鎖アシルア
ミノ酸またはその塩である。発明の第12は、一般式
(1)のR1の炭素数が13であり且つ、不飽和結合が
0個のものを含有することを特徴とする発明の第1また
は第2または第4〜11のいずれかのN−長鎖アシルア
ミノ酸またはその塩である。
【0012】発明の第13は、一般式(1)のR1の炭
素数が13であり且つ、不飽和結合が0個のものを1〜
30質量%含有することを特徴とする発明の第1または
第2または第4〜12のいずれかのN−長鎖アシルアミ
ノ酸またはその塩である。発明の14は、一般式(1)
のR1の炭素数が17であり且つ、不飽和結合が2個の
ものを含有することを特徴とする発明の第1または第2
または第4〜13のいずれかのN−長鎖アシルアミノ酸
またはその塩である。発明の15は、一般式(1)のR
1の炭素数が17であり且つ、不飽和結合が2個のもの
を0.5〜10質量%含有することを特徴とする、発明
の第1または第2または第4〜14のいずれかのN−長
鎖アシルアミノ酸またはその塩である。発明の第16
は、発明の第1〜15のN−長鎖アシルアミノ酸または
その塩の内の1種以上を含有することを特徴とする組成
物である。
【0013】発明の第17は、発明の第1〜15のN−
長鎖アシルアミノ酸またはその塩または発明の第16の
組成物の内の1種以上を含有することを特徴とする化粧
料である。なお、本発明において、N−長鎖アシルアミ
ノ酸またはその塩とは複数の構造のアシル基を有するN
−長鎖アシルアミノ酸またはその塩の混合物を含む。ま
た、本発明の一般式(1)で表されるN−長鎖アシルア
ミノ酸またはその塩における、N−R3はアミノ酸また
はその塩の残基であり、例えば当該アミノ酸がグルタミ
ン酸の場合は、R3は下記式(2)で表され、当該アミ
ノ酸の塩がグルタミン酸ジナトリウム塩の場合は、R3
は下記式(3)で表される。
【0014】
【化3】
【0015】
【化4】
【0016】本発明の、一般式(1)で表されるN−長
鎖アシルアミノ酸またはその塩は、例えば特開平11−
140032号公報記載の製造方法、即ち、ターシャリ
ーブタノールと水を反応溶媒とし、植物油由来の脂肪酸
の酸クロライドとアミノ酸を、アルカリ存在下反応させ
る方法等により製造される。アセトンと水を反応溶媒と
する方法でも製造可能だが、アセトンを使用すると、ア
ルドール縮合反応により生成したアセトンの2量体が一
般式(1)で表されるN−長鎖アシルアミノ酸またはそ
の塩に混入してしまい、臭気が悪くなるので、反応溶媒
としてはアセトンを含まない溶媒、例えばターシャリー
ブタノールを含む溶媒が好ましい。
【0017】本発明の一般式(1)で表される、N−長
鎖アシルアミノ酸またはその塩のアシル基は、炭化水素
基R1の炭素数が9〜21であり、植物油由来の脂肪酸
残基のみから成る。また、一般式(1)の脂肪酸残基の
炭化水素基R1は、不飽和結合が2個以下であることが
酸化による着色等の防止に好ましく、1個以下であるこ
とがより好ましく、0個であることがさらに好ましい。
本発明の、植物油由来の脂肪酸とは、植物の果実、種子
などから採取される植物油脂を加水分解して得られる脂
肪酸、または、それを硬化処理した脂肪酸のことを指
す。
【0018】一般式(1)の脂肪酸残基は、ヤシ油脂肪
酸、硬化ヤシ油脂肪酸、ひまし油脂肪酸、硬化ひまし油
脂肪酸、ナタネ油脂肪酸、硬化ナタネ油脂肪酸、アマニ
油脂肪酸、硬化アマニ油脂肪酸、大豆油脂肪酸、硬化大
豆油脂肪酸、コーン油脂肪酸、硬化コーン油脂肪酸、オ
リーブ油脂肪酸、硬化オリーブ油脂肪酸、ゴマ油脂肪
酸、硬化ゴマ油脂肪酸、綿実油脂肪酸、硬化綿実油脂肪
酸、サフラワー油脂肪酸、硬化サフラワー油脂肪酸、こ
め油脂肪酸、硬化こめ油脂肪酸、ひまわり油脂肪酸、硬
化ひまわり油脂肪酸、落花生油脂肪酸、硬化落花生油脂
肪酸、パーム油脂肪酸、硬化パーム油脂肪酸、パーム核
油脂肪酸、硬化パーム核油脂肪酸、ツバキ油脂肪酸、硬
化ツバキ油脂肪酸、カカオ油脂肪酸、硬化カカオ油脂肪
酸、グレープシード油脂肪酸、硬化グレープシード油脂
肪酸などを原料とし得ることができる。
【0019】本発明のN−長鎖アシルアミノ酸またはそ
の塩の脂肪酸残基となる、植物油由来の脂肪酸の具体例
としては、カプリン酸、ウンデカン酸、ラウリン酸、ト
リデカン酸、ミリスチン酸、ペンタデカン酸、パルミチ
ン酸、ヘプタデカン酸、ステアリン酸、エイコサン酸、
ドコサン酸、パルミトレイン酸、ペテロセリン酸、オレ
イン酸、エライジン酸、アスクレピン酸、ゴンドイン
酸、ブラシジン酸、ヘキサデセン酸、エイコセン酸、ウ
ンデシレン酸、リシノール酸、エルカ酸、エレオステア
リン酸、プニカ酸、リノール酸などが挙げられる。尚、
本発明で言う、硬化とは不飽和脂肪酸を含有する脂肪酸
を水素添加して、不飽和結合の一部またはすべてを飽和
結合にすることを指す。
【0020】本発明の一般式(1)で表される、N−長
鎖アシルアミノ酸またはその塩の内、脂肪酸残基の炭素
数が16〜22であり、かつ、不飽和結合が0個のもの
は、硬化植物油を原料として製造することが好ましい。
その理由は、脂肪酸残基の不飽和結合が3個以上のN−
長鎖アシルアミノ酸またはその塩の不純物を少なくする
ことができ、結果的に、一般式(1)で表される、N−
長鎖アシルアミノ酸またはその塩の酸化安定性が良くな
るからである。
【0021】本発明の一般式(1)で表される、N−長
鎖アシルアミノ酸またはその塩のアミノ酸残基は単一の
アミノ酸残基でも、複数の混合アミノ酸残基でもどちら
でもよい。アミノ酸残基の種類としては酸性アミノ酸残
基、中性アミノ酸残基、塩基性アミノ酸残基、いずれの
アミノ酸残基でもよいが、好ましくは、皮膚一次刺激性
や眼粘膜刺激性が弱く、安全性の高い、酸性アミノ酸残
基が好ましい。
【0022】酸性アミノ酸を原料としたN−長鎖アシル
アミノ酸または塩は、肌のpHに近い弱酸性になり、中
性アミノ酸、または塩基性アミノ酸を原料としたN−長
鎖アシルアミノ酸またはその塩に比べ皮膚や眼粘膜に対
する刺激性が弱く、安全性が高いので好ましい。すなわ
ち、酸性アミノ酸を原料としたN−長鎖アシルアミノ酸
またはその塩を含有する化粧料は皮膚や眼粘膜に対する
刺激性が弱く、安全性が高い。
【0023】本発明における、酸性アミノ酸とは、アミ
ノ基の数よりカルボキシル基の数の方が多いアミノ酸の
こと指す。また、中性アミノ酸とは、アミノ基の数とカ
ルボキシル基の数が同じアミノ酸のことを指す。また、
塩基性アミノ酸とは、アミノ基の数がカルボキシル基の
数より多いアミノ酸のことを指す。本発明における、ア
ミノ酸は、光学異性体を問わない。例えばD−体、L−
体、ラセミ体いずれでも使用可能である。
【0024】酸性アミノ酸の具体例としては、グルタミ
ン酸、アスパラギン酸、ランチオニン、β−メチルラン
チオニン、シスタチオニン、ジエンコール酸、フェリニ
ン、アミノマロン酸、β−オキシアスパラギン酸、α−
アミノ−α−メチルコハク酸、β−オキシグルタミン
酸、γ−オキシグルタミン酸、γ−メチルグルタミン
酸、γ−メチレングルタミン酸、γ−メチル−γ−オキ
シグルタミン酸、α−アミノアジピン酸、α−アミノ−
γ−オキシアジピン酸、α−アミノピメリン酸、α−ア
ミノ−γ−オキシピメリン酸、β−アミノピメリン酸、
α−アミノスベリン酸、α−アミノセバシン酸、パント
テン酸、グルタチオン等が挙げられる。これらの具体例
中、グルタミン酸、およびアスパラギン酸が天然酸性ア
ミノ酸であり、好ましい。
【0025】中性アミノ酸の具体例としては、グリシ
ン、サルコシン、α−アラニン、β−アラニン、N−メ
チル−β−アラニン、グルタミン、アスパラギン、イソ
ロイシン、イプシロン−アミノカプロン酸、ガンマ−ア
ミノ酪酸、グリシルグリシン、シスチン、システイン、
セリン、チロジン、トリプトファン、トレオニン、バリ
ン、フェニルアラニン、プロリン、ハイドロキシプロリ
ン、メチオニン、ロイシン等が挙げられる。塩基性アミ
ノ酸の具体例としては、アルギニン、リジン、オルニチ
ン、ヒスチジン等が挙げられる。
【0026】また、本発明のN−長鎖アシルアミノ酸の
塩の具体例としては、トリエタノールアミン塩、ジエタ
ノールアミンとの塩、モノエタノールアミン塩、2−ア
ミノ−2−メチル−1−プロパノールとの塩、2−アミ
ノ−2−メチル−1,3−プロパンジオールとの塩、テ
トラキスエチレンジアミンとの塩、ナトリウム塩、カリ
ウム塩、銀塩、銅塩、アルミニウム塩、マグネシウム
塩、カルシウム塩、さらにリジン、アルギニン、ヒスチ
ジン、オルニチン等の塩基性アミノ酸との塩などが挙げ
られる。また、一般式(1)で表される、本発明のN−
長鎖アシルアミノ酸またはその塩に、下記一般式(4)
で表されるN−長鎖アシルジペプチドまたはその塩を添
加してもよい。
【0027】
【化5】
【0028】一般式(4)で表されるN−長鎖アシルジ
ペプチドまたはその塩は、例えば、アルカリ水溶液とタ
ーシャリーブタノールを反応溶媒とし、1種以上のアミ
ノ酸を縮合反応させた後、植物油由来の脂肪酸の酸クロ
ライドと反応させる方法等により製造される。一般式
(1)で表されるN−長鎖アシルアミノ酸またはその塩
と一般式(4)で表されるN−長鎖アシルジペプチドま
たはその塩の質量比は一般式(4)/一般式(1)=
0.1/100〜30/100であることが好ましい。
一般式(1)及び一般式(4)を洗浄剤組成物に使用し
た場合、質量比率が一般式(4)/一般式(1)=0.
1/100以上で洗浄剤組成物の耐硬水性が向上し、且
つ髪のきしみ感や肌のつっぱり感が小さい優れた洗浄剤
組成物が得られる。
【0029】また、一般式(4)/一般式(1)=30
/100以下で洗浄剤組成物の使用感の低下を防止する
ことができ、かつコスト的にも有利となる。本発明の一
般式(1)で表される、N−長鎖アシルアミノ酸または
その塩を化粧料原料として用いる場合、1種類のみを用
いてもよいが、2種類以上の混合物を用いた方が乳化
力、使用感、泡立ち等の化粧品に要求される性能を満足
させる上で好ましい。
【0030】さらに好ましくは、一般式(1)のR1
炭素数が17であり且つ、不飽和結合が0個のものと、
1の炭素数が17であり且つ不飽和結合が1個のもの
を必須成分として用いることが好ましい。さらに好まし
くは、一般式(1)のR1の炭素数が17であり且つ不
飽和結合が0個のものを10〜70質量%、最も好まし
くは30〜60質量%含有し、且つ R1の炭素数が17
であり且つ、不飽和結合が1個のものを1〜30質量
%、最も好ましくは3〜10質量%含有することを特徴
とする、N−長鎖アシルアミノ酸またはその塩を化粧料
原料として用いることが好ましい。
【0031】一般式(1)で表される、N−長鎖アシル
アミノ酸またはその塩中の、R1の炭素数が17であり
且つ不飽和結合0個のものの含有量が10質量%以上で
あるとそれを用いた化粧料の乳化力が強くなり、親油性
の汚れ落ちが良くなり好ましい。且つ、化粧料の使用
感、特にしっとり感が得られるようになるので好まし
い。また、70質量%以下であるとそれを用いた化粧料
の泡立ちが良好となり、且つ化粧料の硬さも適度になり
使用感が良好となるので好ましい。
【0032】一般式(1)で表される、N−長鎖アシル
アミノ酸またはその塩中の、R1の炭素数が17であり
且つ不飽和結合1個のものの含有量が1質量%以上であ
ると、それを用いた化粧料の使用感、特にしっとり感が
良好となり好ましい。また、含有量が30質量%以下で
あると化粧料の酸化安定性も良好となり好ましい。一般
式(1)のN−長鎖アシルアミノ酸またはその塩は、R
1の炭素数が17であり且つ、不飽和結合が0個のもの
と、 R1の炭素数が17であり且つ不飽和結合が1個の
ものを必須成分として含有させた上で、さらに、 R1
炭素数が17であり且つ、不飽和結合が2個のものや、
1の炭素数が11または13または15であり且つ不
飽和結合が0個のものを含有させた方が好ましい。
【0033】R1の炭素数が17であり且つ不飽和結合
が2個のものの含有量は0.5〜10質量%が好まし
い。さらに好ましくは1〜5質量%が好ましい。 R1
炭素数が17であり且つ、不飽和結合が2個のものの含
有量が0.5質量%以上であると、一般式(1)のN−
長鎖アシルアミノ酸またはその塩をクリーム原料として
使用した際、クリームのなめらかさが良好となり、且つ
クリームの伸びが良くなり、且つ温度変化でクリームの
硬さの変化が小さくなり好ましい。また、含有量が10
質量%以下であると、化粧料の酸化安定性が良好となり
好ましい。
【0034】R1の炭素数が11のものの含有量は5〜
40質量%が好ましい。さらに好ましくは10〜30質
量%が好ましい。 含有量が5質量%以上であると、そ
れを用いた化粧料の泡立ちが良好となり好ましい。ま
た、含有量が40質量%以下であると、それを用いた化
粧料が低刺激となり好ましい。R1の炭素数が13のも
のの含有量は1〜30質量%が好ましい。さらに好まし
くは5〜15質量%が好ましい。含有量が1質量%以上
であると、それを用いた化粧料の泡がクリーミーとなり
使用感が良好となり好ましい。また、含有量が30質量
%以下であると、それを用いた化粧料の泡立ちが良好と
なり好ましい。
【0035】R1の炭素数が15のものの含有量は10
〜50質量%が好ましい。さらに好ましくは15〜35
質量%が好ましい。含有量が10質量%以上であると、
それを用いた化粧料の泡がクリーミーとなり使用感が良
好となり好ましい。また、含有量が50質量%以下であ
ると泡立ちが良好となり、且つ化粧料の硬さも適度にな
り使用感が良好となり好ましい。一般式(1)のN−長
鎖アシルアミノ酸またはその塩をクリーム等の化粧料原
料として使用する際、 R1の炭素数が17であり且つ不
飽和結合が0個のものを(a)成分とし、R1の炭素数
が15であり且つ不飽和結合が0個のものを(b)成分
とした場合、その質量比率は(a)/(b)=3/1〜
1/2であることが好ましい。さらに好ましくは(a)
/(b)=3/1〜1/1であると、晶析点が高くなり
クリーム原料として使用した場合、クリームの高温安定
性が良くなり、且つクリームの硬さが適度になり、且つ
なめらかなクリームとなり、且つ伸びがよいクリームに
なるので最も好ましい。
【0036】本発明のN−長鎖アシルアミノ酸またはそ
の塩を化粧料に使用する際は、その含有量は化粧料全質
量中の0.1〜90質量%が好ましく、1〜50質量%
含有することがさらに好ましい。含有量が0.1質量%
以上であると、十分な界面活性力(乳化力、可溶化力、
分散力、浸透力など)が得られ好ましい。また、含有量
が90質量%以下であると経済的にも好ましい。臭気の
弱さより、植物油由来の脂肪酸残基のみから成るN−長
鎖アシルアミノ酸またはその塩は、動物油由来の脂肪酸
残基から成るN−長鎖アシルアミノ酸またはその塩よ
り、化粧料原料として好ましい。
【0037】本発明の一般式(1)で表される、植物油
由来の脂肪酸残基のみからなるN−長鎖アシルアミノ酸
またはその塩を原料として用いた化粧料は、泡質の細か
いクリーミーな泡ができ使用感がよく、かつ、クリーム
にした時、晶析点が高くなり高温安定性が優れ、かつ、
不飽和結合が3個以上ある脂肪酸残基を有するN−長鎖
アシルアミノ酸またはその塩の不純物含有量が少なく酸
化安定性の優れた、かつ、狂牛病等の問題もなく安全性
が高い化粧料になる。
【0038】化粧料原料として用いられるN−長鎖アシ
ルアミノ酸またはその塩は、固形分濃度が20質量%の
水との混合物の晶析点が20度以上あることが好まし
い。さらに好ましくは25度以上が良い。固形分濃度が
20質量%の水との混合物の晶析点が室温付近のN−長
鎖アシルアミノ酸またはその塩はクリーム原料に使用し
た時、クリームがだれを起こしてしまったり、離水した
りするので好ましくない。
【0039】本発明のN−長鎖アシルアミノ酸または塩
は、外皮に適用される全ての化粧品に使用可能である。
その形態は水溶液系、可溶化系(例えば化粧水など)、
乳化系(例えば乳液、クリームなど)、粉末系、油液
系、ゲル系、軟膏系、水−油2層系、水−油−粉末3層
系等幅広い形態をとりうる。 本発明のN−長鎖アシル
アミノ酸またはその塩を含有する化粧料には、その効用
を損なわない範囲において、通常、化粧料に用いられる
任意の成分を配合することができる。
【0040】例えば、炭酸カルシウム、タルク、マイ
カ、ラウロイルリジン、二酸化チタン、二酸化亜鉛等の
粉末成分、ホホバ油、マカデミアナッツ油、アボガド
油、月見草油、ミンク油、ナタネ油、ヒマシ油、ヒマワ
リ油、トーモロコシ油、カカオ油、ヤシ油、コメヌカ
油、オリーブ油、アーモンド油、ごま油、サフラワー
油、大豆油、椿油、パーシック油、ヒマシ油、ミンク
油、綿実油、モクロウ、パーム油、パーム核油、卵黄
油、ラノリン、スクワレン等の天然動植物油脂類、合成
トリグリセライド、スクワラン、流動パラフィン、ワセ
リン、セレシン、マイクロクリスタリンワックス、イソ
パラフィン等の炭化水素類、カルナバウロウ、パラフィ
ンワックス、鯨ロウ、ミツロウ、キヤンデリラワック
ス、ラノリン等のワックス類、セタノール、ステアリル
アルコール、ラウリルアルコール、セトステアリルアル
コール、オレイルアルコール、ベヘニルアルコール、ラ
ノリンアルコール、水添ラノリンアルコール、ヘキシル
デカノール、オクチルドデカノール等の高級アルコール
類、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステア
リン酸、ベヘニン酸、イソステアリン酸、オレイン酸、
リノレン酸、リノール酸、オキシステアリン酸、ウンデ
シレン酸、ラノリン脂肪酸、硬質ラノリン脂肪酸、軟質
ラノリン脂肪酸等の高級脂肪酸類、コレステリル−オク
チルドデシル−ベヘニル等のコレステロールおよびその
誘導体、イソプロピルミリスチン酸、イソプロピルパル
ミチン酸、イソプロピルステアリン酸、2エチルヘキサ
ン酸グリセロール、ブチルステアリン酸等の高級エステ
ル類、ジエチレングリコールモノプロピルエーテル、ポ
リオキシエチレンポリオキシプロピレンペンタエリトリ
トールエーテル、ポリオキシプロピレンブチルエーテ
ル、
【0041】リノール酸エチル等の極性オイル、その他
アミノ変性シリコーン、エポキシ変性シリコーン、カル
ボキシル変性シリコーン、カルビノール変性シリコー
ン、メタクリル変性シリコーン、メルカプト変性シリコ
ーン、フェノール変性シリコーン、片末端反応性シリコ
ーン、異種官能基変性シリコーン、ポリエーテル変性シ
リコーン、メチルスチリル変性シリコーン、アルキル変
性シリコーン、高級脂肪酸エステル変性シリコーン、親
水性特殊変性シリコーン、高級アルコキシ変性シリコー
ン、高級脂肪酸含有シリコーン、フッ素変性シリコーン
等、より具体的にはシリコン樹脂、メチルフェニルポリ
シロキサン、メチルポリシロキサン、オクタメチルシク
ロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサ
ン、ドデカメチルシクロヘキサンシロキサン、メチルシ
クロポリシロキサン、オクタメチルトリシロキサン、デ
カメチルテトラシロキサン、ポリオキシエチレン・メチ
ルポリシロキサン共重合体、ポリオキシプロピレン・メ
チルポリシロキサン共重合体、ポリ(オキシエチレン・
オキシプロピレン)メチルポリシロキサン共重合体、メ
チルハイドロジェンポリシロキサン、テトラヒドロテト
ラメチルシクロテトラシロキサン、ステアロキシメチル
ポリシロキサン、セトキシメチルポリシロキサン、メチ
ルポリシロキサンエマルション、高重合メチルポリシロ
キサン(1)および(2)、トリメチルシロキシケイ
酸、架橋型メチルポリシロキサン、架橋型メチルフェニ
ルポリシロキサン、架橋型メチルフェニルポリシロキサ
ン(2)等の各種誘導体を含むシリコーン類、
【0042】パラアミノ安息香酸およびその誘導体、ホ
モメチル−7Nーアセチルアラントイラニレート、ブチ
ルメトキシベンゾイルメタン、ヂーパラメトキシケイ皮
酸ーモノー2ーエチルヘキサン酸グリセリル、オクチル
シンナメート等のパラメトキシケイ皮酸誘導体、アミル
サリシレート等のサリチル酸誘導体、2、4ージヒドロ
キシベンゾフェノン等のベンゾフェノン誘導体、ジメト
キシベンジリデンジオキソイミダゾリンプロピオン酸エ
チルヘキシル、酢酸液状ラノリン、コガネバナ根抽出エ
キス、トリアニリノ−p−カルボエチルヘキシルオキシ
−トリアジン等の紫外線吸収剤、アルブチン、コウジ
酸、リン酸アスコルビン酸マグネシウムなどのアスコル
ビン酸およびその誘導体、グルタチオン、甘草エキス、
チョウジエキス、茶抽出物、アスタキサンチン、牛胎盤
エキス、トコフェロールおよびその誘導体、トラネキサ
ム酸およびその塩、アズレン、γ−ヒドロキシ酪酸等の
美白成分、マルチトール、ソルビトール、グリセリン、
プロピレングリコール、1、3−ブチレングリコール、
ポリエチレングリコール、グリコール等の多価アルコー
ル、ピロリドンカルボン酸ソーダ、乳酸ソーダ、クエン
酸ソーダなど有機酸およびその塩、ヒアルロン酸ソーダ
などヒアルロン酸およびその塩、
【0043】酵母および酵母抽出液の加水分解物、酵母
培養液、乳酸菌培養液など醗酵代謝産物、コラーゲン、
エラスチン、ケラチン、セリシン等の水溶性蛋白、コラ
ーゲン加水分解物、カゼイン加水分解物、シルク加水分
解物、ポリアスパラギン酸ナトリウム等のぺプチド類お
よびその塩、トレハロース、キシロビオース、マルトー
ス、蔗糖、ブドウ糖、植物性粘質多糖等の糖類・多糖類
およびその誘導体、水溶性キチン、キトサン、ペクチ
ン、コンドロイチン硫酸およびその塩等のグリコサミノ
グリカンおよびその塩、グリシン、セリン、スレオニ
ン、アラニン、アスパラギン酸、チロシン、バリン、ロ
イシン、アルギニン、グルタミン、プロリン酸等のアミ
ノ酸、アミノカルボニル反応物等の糖アミノ酸化合物、
アロエ、マロニエ等の植物抽出液、トリメチルグリシ
ン、尿素、尿酸、アンモニア、レシチン、ラノリン、ス
クワラン、スクワレン、グルコサミン、クレアチニン、
DNA、RNA等の核酸関連物質等の保湿剤、
【0044】カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシ
エチルセルロースヒドロキシプロピルトリメチルアンモ
ニウムクロリドエーテル、エチルセルロース、ヒドロキ
シプロピルセルロース、メチルヒドロキシプロピルセル
ロース、可溶性デンプン、カルボキシメチルデンプン、
メチルデンプン、アルギン酸プロピレングリコールエス
テル、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、
ポリビニルメチルエーテル、カルボキシビニルポリマ
ー、ポリアクリル酸、メチルセルロース、ヒドロキシエ
チルセルロース、アラビアガム、キサンタンガム、グア
ーガム、ローカストビンガム、クインスシード、カラギ
ーナン、ガラクタン、ペクチン、マンナン、デンプン、
デキストラン、サクシノグルカン、カードラン、ヒアル
ロン酸、ゼラチン、カゼイン、アルブミン、コラーゲ
ン、メトキシエチレン無水マレイン酸共重合体、両性メ
タクリル酸エステル共重合体、ポリ塩化ジメチルメチレ
ンピペリジニウム、ポリアクリル酸エステル共重合体、
ポリ酢酸ビニル、ニトロセルロース、シリコーンレジ
ン、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、ジステア
リン酸ポリエチレングリコール等のポリオキシエチレン
脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンジオレイン酸メチ
ルグルコシド等のポリオキシエチレン脂肪酸エステルメ
チルグリコシド、テトラデセンスルホン酸等のα―オレ
フィンスルホン酸等の増粘剤、
【0045】エチレンジアミン四酢酸およびその塩類、
ヒドロキシエチレンジアミン3酢酸およびその塩類、リ
ン酸、アスコルビン酸、コハク酸、グルコン酸、ポリリ
ン酸塩類、メタリン酸塩類などの金属イオン封鎖剤、エ
タノール、プロピレングリコール、1、3ーブチレグリ
コール等の有機溶剤、ブチルヒドロキシトルエン、トコ
フェロール、フィチン酸等の酸化防止剤、安息香酸およ
びその塩、サリチル酸およびその塩、ソルビン酸および
その塩、パラオキシ安息香酸アルキルエステル(エチル
パラベン、ブチルパラベン等)およびその塩、デヒドロ
酢酸およびその塩類、パラクロルメタクレゾール、ヘキ
サクロロフェン、ホウ酸、レゾルシン、トリブロムサラ
ン、オルトフェニルフェノール、グルコン酸クロルヘキ
シジン、チラム、感光素201号、フェノキシエタノー
ル、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、ハロ
カルバン、塩化クロルヘキシジン、トリクロロカルバニ
ド、酢酸トコフェロール、ジンクピリチオン、ヒノキチ
オール、フェノール、イソプロピルメチルフェノール、
2、4、4−トリクロロ−2−ヒドロキシフェノール、
ヘキサクロロフェン等の抗菌.防腐剤、
【0046】クエン酸、リンゴ酸、酒石酸、乳酸、アジ
ピン酸、グルタミン酸、アスパラギン酸、マレイン酸等
の有機酸、ビタミンA及びその誘導体、ビタミンB6
酸塩、ビタミンB6トリパルミテート、ビタミンB6ジオ
クタノエート、ビタミンB2及びその誘導体等のビタミ
ンB類、アスコルビン酸、アスコルビン酸硫酸エステ
ル、アスコルビン酸リン酸エステル等のビタミンC類、
αトコフェロール、βトコフェロール、γトコフェロー
ル等のビタミンE類、ビタミンD類、ビタミンH、パン
トテン酸等のビタミン類、ニコチン酸アミド、ニコチン
酸ベンジル、γーオリザノール、アラントイン、グリチ
ルリチン酸およびその誘導体、グリチルリチン酸塩およ
びその誘導体、グリチルレチン酸およびその誘導体、グ
リチルレチン酸塩およびその誘導体、ヒノキチオール、
ムシジン、ビサボロール、ユーカリプトール、チモール
イノシトール、サポニン類(キラヤサポニン、アズキサ
ポニン、ヘチマサポニン等)トラネキサム酸、パントテ
ルエチルエーテル、エチニルエストラジオール、セファ
ランジン、プラセンタエキス、センブリエキス、セファ
ランチン、ビタミンEおよびその誘導体、ガンマーオリ
ザノールなどの血行促進剤、トウガラシチンキ、ショオ
ウキョウチンキ、カンタリスチンキ、ニコチン酸ベンジ
ルエステルなどの局所刺激剤、ビタミンA類、ビタミン
B群、ビタミンD群、ビタミンE、パントテン酸、ビタ
ミンHなどの各種ビタミンやアミノ酸などの栄養剤、グ
リチルレチン酸、グリチルリチン酸誘導体、アラントイ
ン、アズレン、アミノカプロン酸、ヒドロコルチゾンな
どの抗炎症剤、酸化亜鉛、硫酸亜鉛、アラントインヒド
ロキシアルミニウム、塩化アルミニウム、スルホ石炭酸
亜鉛、タンニン酸などの収斂剤、メントール、カンフル
などの清涼剤、抗ヒスタミン剤、高分子シリコーン、環
状シリコーン等のシリコン系物質、トコフェロール類、
BHA(ブチルヒドロキシアニソール)、BHT(ジブ
チルヒドロキシトルエン)、没食子酸、NDGA(ノル
ジヒドログアヤレチック酸)などの酸化防止剤等の各種
薬剤、
【0047】サッカロマイセスなどの酵母、糸状菌、バ
クテリア、牛胎盤、人胎盤、人臍帯、酵母、牛コラーゲ
ン、牛乳由来蛋白、小麦、大豆、牛血液、ブタ血液、鶏
冠、カミツレ、キュウリ、コメ、シアバター、シラカ
バ、茶、トマト、ニンニク、ハマメリス、バラ、ヘチ
マ、ホップ、モモ、アンズ、レモン、キウイ、ドクダ
ミ、トウガラシ、クララ、ギシギシ、コウホネ、セー
ジ、ノコギリ草、ゼニアオイ、センキュウ、センブリ、
タイム、トウキ、トウヒ、バーチ、スギナ、ヘチマ、マ
ロニエ、ユキノシタ、アルニカ、ユリ、ヨモギ、シャク
ヤク、アロエ、アロエベラ、オウゴン、オウバク、コウ
カ、ベニバナ、サンシン、シコン、タイソウ、チンピ、
ニンジン、ヨクイニン、ハトムギ、クチナシ、サワラ等
の動植物・微生物およびその一部から有機溶媒、アルコ
ール、多価アルコール、水、水性アルコール等で抽出ま
たは加水分解して得た天然エキス、色素、
【0048】モノラウリン酸ソルビタン、セスキオレイ
ン酸ソルビタン、トリオレイン酸ソルビタン、モノオレ
イン酸ソルビタン、モノステアリン酸ソルビタン、トリ
ステアリン酸ソルビタン、モノイソステアリン酸ソルビ
タン等のソルビタン脂肪酸エステル、モノラウリン酸P
OE(ポリオキシエチレン)ソルビタン、モノステアリ
ン酸POEソルビタン、トリステアリン酸POEソルビ
タン、モノステアリン酸POEソルビタン、モノイソス
テアリン酸POEソルビタン等のポリオキシエチレンソ
ルビタン脂肪酸エステル、ポリエチレングリコールモノ
オレート、ポリエチレングリコールモノラウリン酸、ポ
リエチレングリコールモノステアリン酸、ポリエチレン
グリコールモノオレイン酸、ポリエチレングリコールジ
ステアリン酸、ポリエチレングリコールジオレイン酸、
ポリエチレングリコールジイソステアリン酸等のポリエ
チレングリコール脂肪酸エステル、POEラウリルエー
テル、POEセチルエーテル、POEステアリルエーテ
ル、POEオレイルエーテル、POEベヘニルエーテル
等のポリオキシエチレンアルキルエーテル、モノステア
リン酸ジグリセリル、モノオレイン酸ジグリセリル、ジ
オレイン酸ジグリセリル、モノイソステアリン酸ジグリ
セリル、モノステアリン酸テトラグリセリル、トリステ
アリン酸テトラグリセリル、ペンタステアリン酸テトラ
グリセリル、モノラウリン酸ヘキサグリセリル、モノミ
リスチン酸ヘキサグリセリル、ジステアリン酸デカグリ
セリル、ジイソステアリン酸デカグリセリル等のポリグ
リセリン脂肪酸エステル、ポリグリコールジエステル、
【0049】ヤシ油脂肪酸モノエタノールアミド、ラウ
ロイルモノエタノールアミド、ミリストイルモノエタノ
ールアミド、ラウロイルジエタノールアマイド、ヤシ油
脂肪酸ジエタノールアマイド、ラウロイルイソプロパノ
ールアマイド、ミリストイルイソプロパノールアマイ
ド、ヤシ油脂肪酸イソプロパノールアマイド等の脂肪酸
アルカノールアマイド、マルチトールヒドロキシ脂肪酸
エーテル、アルキル化多糖、アルキルグルコシド、シュ
ガーエステル等の糖誘導体、ポリオキシエチレンヒマシ
油、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、モノステアリン
酸プロピレングリコール、自己乳化型モノステアリン酸
プロピレングリコール等のプロピレングリコール脂肪酸
エステル、モノステアリン酸グリセリル、自己乳化型モ
ノステアリン酸グリセリル等のグリセリン脂肪酸エステ
ル、モノステアリン酸POEグリセリルなどのポリオキ
シエチレングリセリン脂肪酸エステル、ヘキサステアリ
ン酸POEソルビット、テトラステアリン酸POEソル
ビット、テトラオレイン酸POEソルビット、モノラウ
リン酸POEソルビット等のポリオキシエチレンソルビ
ット脂肪酸エステル、POEオクチルフェノールエーテ
ル、POEノニルフェノールエーテル、POEクロロフ
ェノールエーテル、ポリエチレングリコール等の非イオ
ン界面活性剤、
【0050】ラウリルトリメチルアンモニウムクロライ
ド、セチルトリメチルアンモニウムクロライド、牛脂ア
ルキルトリメチルアンモニウムクロライド、ステアリル
トリメチルアンモニウムクロライド、ベヘニルトリメチ
ルアンモニウムクロライド、ジオクチルジメチルアンモ
ニウムクロライド、ジステアリルジメチルアンモニウム
クロライド、ヤシ油アルキルトリメチルアンモニウムブ
ロミド、ステアリルトリメチルアンモニウムブロミド等
のアルキルアンモニウム塩、ラノリン誘導第4級アンモ
ニウム塩、塩化べンザルコニウム、塩化ステアリルジメ
チルベンジルアンモニウム、ラウリルアミンオキシド、
ヤシ油アルキルアミンオキシド、ステアリン酸ジエチル
アミノエチルアミド等のカチオン界面活性剤、ラウリン
酸ナトリウム、ミリスチン酸ナトリウム、ヤシ油脂肪酸
ナトリウム、パーム核油脂肪酸ナトリウム、ラウリン酸
リジン、ミリスチン酸リジン、ヤシ油脂肪酸リジン、パ
ーム核油脂肪酸リジン、ラウリン酸アルギニン、ミリス
チン酸アルギニン、ヤシ油脂肪酸アルギニン、パーム核
油脂肪酸アルギニン、ラウリン酸カリウム、ミリスチン
酸カリウム、ヤシ油脂肪酸カリウム、パーム核油脂肪酸
カリウム、ラウリン酸トリエタノールアミン、ミリスチ
ン酸トリエタノールアミン、ヤシ油脂肪酸トリエタノー
ルアミン、パーム核油脂肪酸トリエタノールアミン、ラ
ウリン酸アンモニウム、ミリスチン酸アンモニウム、ヤ
シ油脂肪酸アンモニウム、パーム核油脂肪酸アンモニウ
ムなどの脂肪酸およびその塩、
【0051】ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸カ
リウム、ミリスチル硫酸ナトリウム、ミリスチル硫酸カ
リウム等のアルキル硫酸エステルおよびその塩、ラウリ
ルリン酸ナトリウム、ミリスチルリン酸ナトリウムなど
のアルキルリン酸およびその塩、ラウリル硫酸トリエタ
ノールアミンエーテル、ミリスチルリン酸トリエタノー
ルアミンエーテル、ヤシ油脂肪酸アルキル硫酸トリエタ
ノールアミンエーテルなどのアルキル硫酸トリエタノー
ルアミンエーテルおよびその塩、ラウリルスルホン酸ナ
トリウム、ミリスチルスルホン酸ナトリウム、ヤシ油ア
ルキルスルホン酸ナトリウム等のアルキルスルホン酸お
よびその塩、ラウリルリン酸ナトリウム、ミリスチルリ
ン酸ナトリウム、ヤシ油脂肪酸リン酸ナトリウムなどの
アルキルリン酸およびその塩、ドデセンスルホン酸ナト
リウム、テトラデセンスルホン酸ナトリウム、ドデセン
スルホン酸カリウム、テトラデセンスルホン酸カリウム
などのα−オレフィンスルホン酸およびその塩、リニア
ドデシルベンゼン硫酸およびその塩などの直鎖および分
岐鎖アルキルベンゼン硫酸およびその塩、リニアドデシ
ルベンゼンスルホン酸およびその塩などの直鎖および分
岐鎖アルキルベンゼンスルホン酸およびその塩、ラウロ
イルメチルタウリンナトリウム、ミリストイルメチルタ
ウリンナトリウム、ヤシ油脂肪酸アシルメチルタウリン
ナトリウム、ラウロイルメチルタウリンカリウム、ミリ
ストイルメチルタウリンカリウム、ヤシ油脂肪酸アシル
メチルタウリンカリウム、ラウロイルメチルタウリント
リエタノールアミン、ミリストイルメチルタウリントリ
エタノールアミン、ヤシ油脂肪酸アシルメチルタウリン
トリエタノールアミンなどのアシルメチルタウリンおよ
びその塩、ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナ
トリウム、ポリオキシエチレンセチルエーテル硫酸ナト
リウム、ポリオキシエチレンオレイルエーテル硫酸ナト
リウム等のポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸お
よびその塩、ポリオキシエチレンラウリルエーテルリン
酸ナトリウム、ポリオキシエチレンセチルエーテルリン
酸ナトリウム、ポリオキシエチレンオレイルエーテルリ
ン酸ナトリウム等のポリオキシエチレンアルキルエーテ
ルリン酸およびその塩、カルボキシル化ポリオキシエチ
レントリデシルエーテルナトリウム塩、などのエーテル
カルボン酸およびその塩、ラウロイルイセチオン酸、ミ
リストイルイセチオン酸、ヤシ油脂肪酸アシルイセチオ
ン酸等のアニオン界面活性剤、
【0052】ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ヤ
シ油脂肪酸アミドプロピルジメチルアミノ酢酸ベタイン
等の酢酸ベタイン、アルキルカルボキシメチルヒドロキ
シエチルイミダゾリニウムベタイン、アルキルソジウム
カルボキシメチルカルボキシエチルイミダゾリニウムベ
タイン等のイミダゾリニウムベタイン、ヤシ油アルキル
ベタイン、ラウリルベタイン等のアルキルベタイン、ビ
ス(ステアリルヒドロキシエチルイミダゾリン)クロル
酢酸錯体等の両性活性剤、レシチン、ラノリン、コレス
テロール、サポニン等の天然界面活性剤、アルギン酸ナ
トリウム、澱粉誘導体、トラガントゴム等の高分子界面
活性剤、香料、精製水等を配合することができる。
【0053】
【発明の実施の形態】以下で、本発明を実施例等を用い
てさらに具体的に説明するが、本発明はこれら実施例等
により何ら限定させるものではない。
【0054】
【実施例1〜8及び比較例1〜2】植物性脂肪酸として
ヤシ油脂肪酸、またはパーム油脂肪酸、または硬化パー
ム油脂肪酸、またはサフラワー油脂肪酸、動物性脂肪酸
として牛脂脂肪酸、または硬化牛脂脂肪酸のいずれかを
原料とし、下記表1記載のN−長鎖アシルグルタミン酸
ナトリウム塩(50%中和)を作成した。そのN−長鎖
アシルグルタミン酸ナトリウム塩(50%中和)を20
質量%と水を80質量%混合した混合物の性状、使用感
を男女10名により確認してもらった。また、晶析点及
び60℃、1ヶ月空気存在下保存し酸化安定性を比較し
た。結果を表1に示す。
【0055】<性状比較> (1)泡立ち比較 評価基準 ○:10名中7人以上が泡立ちがよいと感じた。 △:10名中4人〜6人が泡立ちがよいと感じた。 ×:10名中3人以下の人が泡立ちがよいと感じた。 (2)泡質比較 評価基準 ○:10名中7人以上が泡か細かくクリーミーな泡であ
ると感じた。 △:10名中4人〜6人が泡か細かくクリーミーな泡で
あると感じた。 ×:10名中3人以下が泡か細かくクリーミーな泡であ
ると感じた。 (3)臭気比較 評価基準 ○:10名中7人以上がにおいが弱いと感じた。 △:10名中4人〜6人がにおいが弱いと感じた。 ×:10名中3人以下がにおいが弱いと感じた。
【0056】<使用感比較> (1)使用中のなめらかさの比較 評価基準 ○:10名中7人以上が非常になめらかと感じた。 △:10名中4人〜6人が非常になめらかと感じた。 ×:10名中3人以下が非常になめらかと感じた。 (2)使用後のしっとり感の比較 評価基準 ○:10名中7人以上が非常にしっとりすると感じた。 △:10名中4人〜6人が非常にしっとりすると感じ
た。 ×:10名中3人以下が非常にしっとりすると感じた。 <物性比較>各N−長鎖アシルグルタミン酸ナトリウム
塩(50%中和)20質量%と水80質量%の晶析点を
比較した。
【0057】<酸化安定性比較>各N−長鎖アシルグル
タミン酸ナトリウム塩(50%中和)20質量%と水8
0質量%を60℃、1ヶ月間空気存在下保存し酸化安定
性を比較した。 評価基準 ○:酸化を受けず白色である。 △:若干酸化により黄変している。 ×:酸化して完全に黄変している。
【0058】
【実施例9〜16及び比較例3〜4】下記表3に列記し
た、N−長鎖アシルグルタミン酸ナトリウム塩(50%
中和)に着目し、表3に記載したN−長鎖アシルグルタ
ミン酸ナトリウム塩(50%中和)の混合物を作成し
た。その混合物の組成比率は液体クロマトグラフィー
(LC)により確認した。表3に記載したN−長鎖アシ
ルグルタミン酸ナトリウム塩(50%中和)の混合物を
用いて、下記表2に示す処方の洗顔パウダーを作成し、
使用するN−長鎖アシルグルタミン酸ナトリウム塩(5
0%中和)の違いによる、洗顔パウダーとしての性状、
使用感の違いを男女10名に比較してもらった。また、
60℃、1ヶ月間空気存在下保存し洗顔パウダーの酸化
安定性を比較した。結果を表3に示す。
【0059】<性状比較> (1)泡立ち比較 評価基準 ○:10名中7人以上が泡立ちがよいと感じた。 △:10名中4人〜6人が泡立ちがよいと感じた。 ×:10名中3人以下の人が泡立ちがよいと感じた。 (2)泡質比較 評価基準 ○:10名中7人以上が泡か細かくクリーミーな泡であ
ると感じた。 △:10名中4人〜6人が泡か細かくクリーミーな泡で
あると感じた。 ×:10名中3人以下が泡か細かくクリーミーな泡であ
ると感じた。 (3)臭気比較 評価基準 ○:10名中7人以上がにおいが弱いと感じた。 △:10名中4人〜6人がにおいが弱いと感じた。 ×:10名中3人以下がにおいが弱いと感じた。
【0060】<使用感比較> (1)使用中のなめらかさの比較 評価基準 ○:10名中7人以上が非常になめらかと感じた。 △:10名中4人〜6人が非常になめらかと感じた。 ×:10名中3人以下が非常になめらかと感じた。 (2)使用後のしっとり感の比較 評価基準 ○:10名中7人以上が非常にしっとりすると感じた。 △:10名中4人〜6人が非常にしっとりすると感じ
た。 ×:10名中3人以下が非常にしっとりすると感じた。 <酸化安定性比較> 評価基準 ○:酸化を受けず白色である。 △:若干酸化により黄変している。 ×:酸化して完全に黄変している。
【0061】
【実施例17〜24及び比較例5〜6】下記表5に列記
した、N−長鎖アシルグルタミン酸ナトリウム塩(50
%中和)に着目し、表5に記載したN−長鎖アシルグル
タミン酸ナトリウム塩(50%中和)の混合物を作成し
た。その混合物の組成比率は液体クロマトグラフィー
(LC)により確認した。表5に記載したN−長鎖アシ
ルグルタミン酸ナトリウム塩(50%中和)の混合物を
用いて、下記表4に示す処方の洗顔クリームを作成し、
使用するN−長鎖アシルグルタミン酸ナトリウム塩(5
0%中和)の違いによる、洗顔クリームとしての性状、
使用感の違いを男女10名に比較してもらった。また、
60度で1ヶ月空気存在下保存し、クリームの高温安定
性及び酸化安定性を比較した。結果を表5に示す。
【0062】<性状比較> (1)泡立ち比較 評価基準 ○:10名中7人以上が泡立ちがよいと感じた。 △:10名中4人〜6人が泡立ちがよいと感じた。 ×:10名中3人以下の人が泡立ちがよいと感じた。 (2)泡質比較 評価基準 ○:10名中7人以上が泡か細かくクリーミーな泡であ
ると感じた。 △:10名中4人〜6人が泡か細かくクリーミーな泡で
あると感じた。 ×:10名中3人以下が泡か細かくクリーミーな泡であ
ると感じた。 (3)臭気比較 評価基準 ○:10名中7人以上がにおいが弱いと感じた。 △:10名中4人〜6人がにおいが弱いと感じた。 ×:10名中3人以下がにおいが弱いと感じた。
【0063】<使用感比較> (1)使用中のなめらかさの比較 評価基準 ○:10名中7人以上が非常になめらかと感じた。 △:10名中4人〜6人が非常になめらかと感じた。 ×:10名中3人以下が非常になめらかと感じた。 (2)使用後のしっとり感の比較 評価基準 ○:10名中7人以上が非常にしっとりすると感じた。 △:10名中4人〜6人が非常にしっとりすると感じ
た。 ×:10名中3人以下が非常にとしっとりする感じた。
【0064】<高温安定性比較> 評価基準 ○:離水が起こっていない。 △:一部離水している。 ×:多量に離水している。 <酸化安定性比較> 評価基準 ○:酸化を受けず白色である。 △:若干酸化により黄変している。 ×:酸化して完全に黄変している。
【0065】
【表1】
【0066】
【表2】
【0067】
【表3】
【0068】
【表4】
【0069】
【表5】
【0070】
【発明の効果】本発明により、臭気が少なく、かつ、泡
質の細かいクリーミーな泡ができ使用感が向上し、か
つ、クリームにした時の晶析点が高くなり、クリームの
高温安定性が向上し、かつ、酸化安定性に優れた、か
つ、狂牛病等の問題のない安全性の高い化粧料原料とな
り得るN−長鎖アシルアミノ酸またはその塩を提供する
ことができる。
フロントページの続き Fターム(参考) 4C083 AA122 AC122 AC172 AC182 AC482 AC582 AC661 AC662 AD042 AD262 AD452 AD512 AD532 AD642 CC23 DD17 DD31 EE03 EE06 EE11 4H006 AA01 AA02 AB12 AC53 BS10 BV22 BV34

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(1)で表される、N−長鎖
    アシルアミノ酸またはその塩。 【化1】
  2. 【請求項2】 一般式(1)のアミノ酸が酸性アミノ酸
    である、請求項1記載のN−長鎖アシルアミノ酸または
    その塩。
  3. 【請求項3】 硬化植物油を原料として製造した、 N
    −長鎖アシルアミノ酸またはその塩。
  4. 【請求項4】 硬化植物油を原料として製造した、請求
    項1または請求項2記載のN−長鎖アシルアミノ酸また
    はその塩。
  5. 【請求項5】 一般式(1)の脂肪酸残基のR1の炭素
    数が15〜21である、請求項1または請求項2または
    請求項4記載のN−長鎖アシルアミノ酸またはその塩。
  6. 【請求項6】 一般式(1)のR1の炭素数が17であ
    り、不飽和結合が0個または1個のものの内、少なくと
    も1種以上を含有することを特徴とする、請求項1また
    は請求項2または請求項4または請求項5記載のN−長
    鎖アシルアミノ酸またはその塩。
  7. 【請求項7】 一般式(1)のR1の炭素数が17であ
    り且つ不飽和結合が0個のものが10〜70質量%、
    1の炭素数が17であり且つ不飽和結合が1個のもの
    が1〜30質量%含有することを特徴とする請求項1ま
    たは請求項2または請求項4〜6のいずれか一項記載の
    N−長鎖アシルアミノ酸またはその塩。
  8. 【請求項8】 一般式(1)のR1の炭素数が11であ
    り且つ不飽和結合が0個のものを含有することを特徴と
    する請求項1または請求項2または請求項4〜7のいず
    れか一項記載のN−長鎖アシルアミノ酸またはその塩。
  9. 【請求項9】 一般式(1)のR1の炭素数が11であ
    り且つ不飽和結合が0個のものを5〜40質量%含有す
    ることを特徴とする請求項1または請求項2または請求
    項4〜8のいずれか一項記載のN−長鎖アシルアミノ酸
    またはその塩。
  10. 【請求項10】 一般式(1)のR1の炭素数が15で
    あり且つ不飽和結合が0個のものを含有することを特徴
    とする請求項1または請求項2または請求項4〜9のい
    ずれか一項記載のN−長鎖アシルアミノ酸またはその
    塩。
  11. 【請求項11】 一般式(1)のR1の炭素数が15で
    あり且つ不飽和結合が0個のものを10〜50質量%含
    有することを特徴とする請求項1または請求項2または
    請求項4〜10のいずれか一項記載のN−長鎖アシルア
    ミノ酸またはその塩。
  12. 【請求項12】 一般式(1)のR1の炭素数が13で
    あり且つ不飽和結合が0個のものを含有することを特徴
    とする請求項1または請求項2または請求項4〜11の
    いずれか一項記載のN−長鎖アシルアミノ酸またはその
    塩。
  13. 【請求項13】 一般式(1)のR1の炭素数が13で
    あり且つ不飽和結合が0個のものを1〜30質量%含有
    することを特徴とする請求項1または請求項2または請
    求項4〜12のいずれか一項記載のN−長鎖アシルアミ
    ノ酸またはその塩。
  14. 【請求項14】 一般式(1)のR1の炭素数が17で
    あり且つ不飽和結合が2個のものを含有することを特徴
    とする請求項1または請求項2または請求項4〜13の
    いずれか一項記載のN−長鎖アシルアミノ酸またはその
    塩。
  15. 【請求項15】 一般式(1)のR1の炭素数が17で
    あり且つ不飽和結合が2個のものを0.5〜10質量%
    含有することを特徴とする請求項1または請求項2また
    は請求項4〜14のいずれか一項記載のN−長鎖アシル
    アミノ酸またはその塩。
  16. 【請求項16】 請求項1〜15のいずれか一項記載の
    N−長鎖アシルアミノ酸またはその塩の内の1種以上を
    含有することを特徴とする組成物。
  17. 【請求項17】 請求項1〜15のいずれか一項記載の
    N−長鎖アシルアミノ酸またはその塩、または、請求項
    16記載の組成物の内の1種以上を含有することを特徴
    とする化粧料。
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CN109620794A (zh) * 2018-12-28 2019-04-16 上海萧雅生物科技股份有限公司 氨基酸型洁面剂组合物及其制备方法
WO2019088249A1 (ja) 2017-11-06 2019-05-09 味の素株式会社 洗浄剤組成物
WO2021070941A1 (ja) 2019-10-10 2021-04-15 味の素株式会社 界面活性剤及び組成物

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