JP2003034563A - セメントクリンカの製造方法 - Google Patents

セメントクリンカの製造方法

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JP2003034563A
JP2003034563A JP2001219944A JP2001219944A JP2003034563A JP 2003034563 A JP2003034563 A JP 2003034563A JP 2001219944 A JP2001219944 A JP 2001219944A JP 2001219944 A JP2001219944 A JP 2001219944A JP 2003034563 A JP2003034563 A JP 2003034563A
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cement
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cement clinker
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JP2001219944A
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Yoshinori Inaba
好則 稲葉
Kimitoshi Mizutani
公俊 水谷
Hiroyuki Suda
浩行 須田
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Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B7/00Hydraulic cements
    • C04B7/36Manufacture of hydraulic cements in general
    • C04B7/364Avoiding environmental pollution during cement-manufacturing
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B7/00Hydraulic cements
    • C04B7/36Manufacture of hydraulic cements in general
    • C04B7/361Condition or time responsive control in hydraulic cement manufacturing processes
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B7/00Hydraulic cements
    • C04B7/36Manufacture of hydraulic cements in general
    • C04B7/38Preparing or treating the raw materials individually or as batches, e.g. mixing with fuel

Abstract

(57)【要約】 【課題】 セメント焼成系の塩素分を適正にコントロー
ルする。 【解決手段】 セメント焼成工程に塩素を含む廃棄物を
投入してセメントクリンカを製造する方法において、セ
メント焼成工程のプレヒータ1より原料を分取し且つプ
レヒータ1中の原料及び/またはセメントクリンカ中の
塩素濃度を検出手段36で測定してその測定値に基づい
て原料分取量を制御手段37で制御する。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、塩素を含む廃棄物
をセメント焼成工程の原料及び燃料の一部として有効利
用しながらセメントクリンカを製造する方法に関する。 【0002】 【従来の技術】産業廃棄物の発生量は年々増加の一途を
たどっている。その処理方法としては埋め立て処理、焼
却処理等が知られている。しかし、埋め立て処理場の確
保が難しくなってきていることから、セメント原燃料化
が注目を浴び且つ実施されている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかし、塩素分が含ま
れている廃棄物をセメント原燃料化すると、塩素分がプ
レヒータとロータリーキルンの間を循環し、次第に濃縮
されることで、プレヒータからロータリーキルンまでの
経路中に蓄積されて、ロータリーキルンの入口部やプレ
ヒータのダクト、サイクロンの内壁等に多量に付着する
ことによって、その付着物が経時的に成長・増大してセ
メント製造装置の安定操業を阻害すると共に、セメント
クリンカ中に塩素分が混入して製品の品質低下を来すと
いう問題がある。 【0004】このことから、キルン排ガスやサイクロン
原料を系外に抜き出して、キルン排ガスや原料粉に含ま
れる塩素を抽出することによって、系内の塩素濃度を減
らすことが行われている。 【0005】しかしながら、これらを抜き出す時、通常
は、キルン排ガス量や原料の量を一定に保って行われる
のが常であった。このため、塩素量が多い場合を見越し
て、抜き出し量を大きくとることが通常であり、系内塩
素量が予定より低い場合でも大きな抽出量となったい
た。このことから、1100℃程度のキルン排ガスや8
50℃程度の原料の抜き出し量は必要以上に大きくな
り、クリンカ焼成エネルギーの損失を招いていた。 【0006】本発明は、上記事情を考慮し、セメント焼
成系の塩素分を適正にコントロールすることにより、操
業の安定化及びクリンカ品質の低下防止を図ると共に、
必要以上のエネルギー損失の防止を図るためのセメント
クリンカの製造方法を提供することを目的とする。 【0007】 【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、セメ
ント焼成工程に塩素を含む廃棄物を投入してセメントク
リンカを製造する方法において、セメント焼成工程のプ
レヒータより原料を分取し且つプレヒータ中の原料及び
/またはセメントクリンカ中の塩素濃度を測定してその
測定値に基づいて原料分取量を制御することを特徴とす
る。 【0008】この発明では、塩素分を除去するためにプ
レヒータから原料を分取する量を、実際の原料中の塩素
濃度及び/またはセメントクリンカ中の塩素濃度に基づ
いて制御するので、セメント焼成系の塩素濃度を適正に
管理することができ、塩素分を含有した廃棄物が焼成原
燃料の一部としてセメント焼成工程に投入されても、塩
素分の付着によるトラブルを解消できると共に、原料の
抜き出し量を必要最小限に抑えることができるため、エ
ネルギーロスを少なくすることができる。 【0009】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1は実施形態のセメントクリンカ
製造方法を実施するためのセメント製造設備の概略構成
図である。セメント焼成工程には、セメント原料40を
予熱するプレヒータ1と、クリンカ焼成用のロータリー
キルン2と、焼成したクリンカを冷却するクリンカクー
ラー3とが備わっている。 【0010】この場合のプレヒータ1は、サスペンショ
ンプレヒータと呼ばれるもので、複数のサイクロン1a
〜1dを上下方向にダクト6a〜6dでつないだ構成を
なしている。プレヒータ1には、シュート4より実線矢
印で示すように原料粉末が投入される。投入された原料
粉末は、サイクロン1a〜1d及びダクト6a〜6dを
経由しながら順次降下する。一方、排ガスは、誘引ファ
ン7により吸引され、破線矢印に示すように原料粉末と
反対に順次上昇して装置外部に排出される。 【0011】これにより、投入された原料粉末は排ガス
の熱で徐々に加熱された後、最下段のサイクロン1dに
供給され、次いでシュート8及び接続ハウジング9を経
て、ロータリーキルン2に導入される。ロータリーキル
ン2には、クリンカクーラー3から供給されてくる高温
空気とバーナ11から送られてくる焼成用燃料が導入さ
れ、セメント原料はロータリーキルン2内を移動する間
に焼成され、焼成されたクリンカはクリンカクーラー3
で冷却されて系外に排出される。 【0012】更に、誘引ファン7より排出された排ガス
は、原料乾燥機20及び原料粉砕機21に送り込まれ
る。原料乾燥機20及び原料粉砕機21では、それぞれ
プレヒータ1の排ガスの熱を利用して効率よく原料を乾
燥し粉砕する。原料乾燥機20及び原料粉砕機21で利
用された排ガスは、誘引ファン7より排出されたときに
含んでいたダストの他に、原料の乾燥、粉砕中に生じた
微粉をも含む。これらのダストや微粉を含む排ガスは、
誘引ファン22により誘引され、集塵機23でダスト等
を除去した後、煙突24より大気に放出される。 【0013】前記のセメント焼成工程において、本実施
形態の方法では、塩素を含む可燃性廃棄物Pを、プレヒ
ータ1の下端及び/またはバーナ11からロータリーキ
ルン2に、また、塩素を含む原料代替廃棄物Mを原料と
共に投入する。ここで、可燃性廃棄物Pや原料代替廃棄
物Mには塩素分が含まれており、前述したように塩素分
の付着によるトラブルのおそれがあるために、その対策
が必要となる。 【0014】そこで、このセメント製造設備では、プレ
ヒータ1に塩素分除去装置(塩素分除去手段)30を付
設している。この塩素分除去装置30は、プレヒータ1
より原料を分取するものであり、プレヒータ1から原料
を分取する分取ダンパ31及び外出し設備からなる。分
取ダンパ31を設ける箇所は、プレヒータ1のどの位置
でもよいが、図示例では、最下段のサイクロン1dから
シュート8の範囲に設定している。 【0015】また、セメント焼成系の塩素濃度を適正に
コントロールするために、プレヒータ1内の原料やセメ
ントクリンカ中の塩素濃度を検出する手段36と、検出
した塩素濃度に応じて分取ダンパ31を動作制御するこ
とにより原料分取量を調整する手段37とが設けられて
いる。そして、検出した塩素濃度に基づいて原料分取量
を制御することにより、セメント焼成系の塩素濃度を適
正にコントロールするようになっている。検出手段36
は、通常の連続測定器、バッチ分析器よりなる。 【0016】また、前記実施形態では、原料粉末の分取
方法として、最下段のサイクロン1dやシュート8から
原料粉末の一部を抜き取る方法を例示したが、プレヒー
タ1に導入されるロータリーキルン排ガスの一部を分取
して、冷却固気分離により排ガス中に含まれている原料
粉末を分取してその成分を分析する方法も採用すること
も可能である。 【0017】 【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、セメント原料焼成工程に塩素を含む廃棄物を投
入してセメントクリンカを製造するに当たり、セメント
焼成工程のプレヒータより原料を分取し、且つ、プレヒ
ータ中の原料及び/またはセメントクリンカ中の塩素濃
度の測定値に基づいて原料分取量を制御するようにした
ので、セメント焼成系の塩素濃度を適正に管理すること
ができ、塩素分の付着、また、エネルギー損失を最少に
抑えることが可能となる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の実施形態の説明図である。 【符号の説明】 1 プレヒータ 2 ロータリーキルン 30 塩素分除去装置 36 塩素濃度検出手段 37 分取量制御手段 P 廃プラスチック
フロントページの続き (72)発明者 須田 浩行 福岡県北九州市小倉南区大字小森750 三 菱マテリアル株式会社九州工場内

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 セメント焼成工程に塩素を含む廃棄物を
    投入してセメントクリンカを製造する方法において、セ
    メント焼成工程のプレヒータより原料を分取し且つプレ
    ヒータ中の原料及び/またはセメントクリンカ中の塩素
    濃度を測定してその測定値に基づいて原料分取量を制御
    することを特徴とするセメントクリンカの製造方法。
JP2001219944A 2001-07-19 2001-07-19 セメントクリンカの製造方法 Withdrawn JP2003034563A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006281114A (ja) * 2005-04-01 2006-10-19 Ube Ind Ltd 廃棄物の処理方法および処理装置
JP2009215097A (ja) * 2008-03-07 2009-09-24 Ube Ind Ltd セメント製造装置の運転方法
CN106224996A (zh) * 2016-09-22 2016-12-14 成都建筑材料工业设计研究院有限公司 一种消除水泥窑焚烧废弃物的不稳定有害氯的系统

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