JP2003034418A - 容器案内送り装置 - Google Patents
容器案内送り装置Info
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- JP2003034418A JP2003034418A JP2001217600A JP2001217600A JP2003034418A JP 2003034418 A JP2003034418 A JP 2003034418A JP 2001217600 A JP2001217600 A JP 2001217600A JP 2001217600 A JP2001217600 A JP 2001217600A JP 2003034418 A JP2003034418 A JP 2003034418A
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- slide table
- slide
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- Basic Packing Technique (AREA)
- Reciprocating Conveyors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 取り扱う容器を傷めるおそれがなく、取り扱
い中に内容液が外部にこぼれることなく、送り速度を増
大でき、使用する計量台などに横荷重が加わることのな
い容器案内送り装置を得るにある。 【解決手段】 容器が送られる通路の両側に位置されて
同容器の両側底部を受ける略水平な一対の容器受けテー
ブルと、これらの容器受けテーブルの間に位置されて上
昇時に前記容器の底部中央を受ける上下動可能な略水平
のスライドテーブルとを備え、同スライドテーブルは、
一方向に容器を一定ピッチで歩進させることができかつ
歩進開始・終了時の速度が緩速のクランクスライド機構
で構成された水平送り機構と、この水平送り機構に同期
されて前記容器受けテーブルに対するスライドテーブル
の高さ位置を制御する上下動機構とで駆動される容器案
内送り装置。
い中に内容液が外部にこぼれることなく、送り速度を増
大でき、使用する計量台などに横荷重が加わることのな
い容器案内送り装置を得るにある。 【解決手段】 容器が送られる通路の両側に位置されて
同容器の両側底部を受ける略水平な一対の容器受けテー
ブルと、これらの容器受けテーブルの間に位置されて上
昇時に前記容器の底部中央を受ける上下動可能な略水平
のスライドテーブルとを備え、同スライドテーブルは、
一方向に容器を一定ピッチで歩進させることができかつ
歩進開始・終了時の速度が緩速のクランクスライド機構
で構成された水平送り機構と、この水平送り機構に同期
されて前記容器受けテーブルに対するスライドテーブル
の高さ位置を制御する上下動機構とで駆動される容器案
内送り装置。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は缶などの容器を取り
扱う機器の容器案内送り装置に関し、特に、空容器に液
体を充填する液体充填機に適した容器案内送り装置に関
する。
扱う機器の容器案内送り装置に関し、特に、空容器に液
体を充填する液体充填機に適した容器案内送り装置に関
する。
【0002】
【背景技術】周知のように、缶などの容器を取り扱う機
器、例えば液体充填機においては、缶などの容器を一定
ピッチずつ一方向に送りながら、容器中に液体を充填し
たり、充填後の缶口にキャップを付けるなどの処理が行
われる。
器、例えば液体充填機においては、缶などの容器を一定
ピッチずつ一方向に送りながら、容器中に液体を充填し
たり、充填後の缶口にキャップを付けるなどの処理が行
われる。
【0003】このような容器の処理のため、従来では、
容器が送られる容器通路の両側に容器の位置規制を行う
ガイド部材を位置し、容器の底部フランジに係合できる
起倒爪をもつ送り部材を容器通路の底部に位置し、同送
り部材の往復動により容器を一定ピッチずつ歩進送りし
ている。
容器が送られる容器通路の両側に容器の位置規制を行う
ガイド部材を位置し、容器の底部フランジに係合できる
起倒爪をもつ送り部材を容器通路の底部に位置し、同送
り部材の往復動により容器を一定ピッチずつ歩進送りし
ている。
【0004】しかしながら、このような従来の容器案内
送り装置の構成では、送り部材は空気圧シリンダ装置な
どで往復動されるため、容器は送り部材で衝動的に移動
・停止されるため、容器の送り速度を増大させると、停
止時の液体の慣性により収容液体が外部に飛散すること
があり、容器の送り速度の増大には自ずから限界があっ
た。また、このような往復動送り部材による容器の強制
移動では、充填重量を量る計量台が無負荷状態になる時
間が短く、稼働中での”ゼロ点”確認が困難で、容器の
移動の度に計量台に水平方向の荷重が加わり、計量値の
信頼性を保てなくなる場合があった。
送り装置の構成では、送り部材は空気圧シリンダ装置な
どで往復動されるため、容器は送り部材で衝動的に移動
・停止されるため、容器の送り速度を増大させると、停
止時の液体の慣性により収容液体が外部に飛散すること
があり、容器の送り速度の増大には自ずから限界があっ
た。また、このような往復動送り部材による容器の強制
移動では、充填重量を量る計量台が無負荷状態になる時
間が短く、稼働中での”ゼロ点”確認が困難で、容器の
移動の度に計量台に水平方向の荷重が加わり、計量値の
信頼性を保てなくなる場合があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の同容器案内送り
装置では、容器がレール上などで強制移動されるため、
缶などの容器の挙動が不安定になり、ガイド部材や起倒
爪との接触で容器表面の塗料層にスリ傷が生じることが
多い。容器の強制移動のため、稼働に伴って機械的なガ
タが発生するので、頻繁なメンテナンスが必要になり、
容器位置を規制する上下・左右のガイド部材の使用によ
り構成部品数が多く、製造原価が割高となる。また、ガ
イド部材などで容器位置を規制するため、取り扱う容器
の寸法ごとに位置調整や取り替えが必要になり、多数箇
所での調整のため、不具合の発生する頻度も増す問題が
あった。
装置では、容器がレール上などで強制移動されるため、
缶などの容器の挙動が不安定になり、ガイド部材や起倒
爪との接触で容器表面の塗料層にスリ傷が生じることが
多い。容器の強制移動のため、稼働に伴って機械的なガ
タが発生するので、頻繁なメンテナンスが必要になり、
容器位置を規制する上下・左右のガイド部材の使用によ
り構成部品数が多く、製造原価が割高となる。また、ガ
イド部材などで容器位置を規制するため、取り扱う容器
の寸法ごとに位置調整や取り替えが必要になり、多数箇
所での調整のため、不具合の発生する頻度も増す問題が
あった。
【0006】本発明の目的は、以上に述べたような従来
の容器案内送り装置の問題に鑑み、取り扱う容器を傷め
るおそれがなく、取り扱い中に内容液が外部にこぼれる
ことなく、送り速度を増大でき、使用する計量台などに
横荷重が加わることのない容器案内送り装置を得るにあ
る。
の容器案内送り装置の問題に鑑み、取り扱う容器を傷め
るおそれがなく、取り扱い中に内容液が外部にこぼれる
ことなく、送り速度を増大でき、使用する計量台などに
横荷重が加わることのない容器案内送り装置を得るにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明は、容器が送られる通路の両側に位置されて
同容器の両側底部を受ける略水平な一対の容器受けテー
ブルと、これらの容器受けテーブルの間に位置されて上
昇時に前記容器の底部中央を受ける上下動可能な略水平
のスライドテーブルとを備え、同スライドテーブルは、
一方向に容器を一定ピッチで歩進させることができかつ
歩進開始・終了時の速度が緩速のクランクスライド機構
で構成された水平送り機構と、この水平送り機構に同期
されて前記容器受けテーブルに対するスライドテーブル
の高さ位置を制御する上下動機構とで駆動される容器案
内送り装置を提案する。
め、本発明は、容器が送られる通路の両側に位置されて
同容器の両側底部を受ける略水平な一対の容器受けテー
ブルと、これらの容器受けテーブルの間に位置されて上
昇時に前記容器の底部中央を受ける上下動可能な略水平
のスライドテーブルとを備え、同スライドテーブルは、
一方向に容器を一定ピッチで歩進させることができかつ
歩進開始・終了時の速度が緩速のクランクスライド機構
で構成された水平送り機構と、この水平送り機構に同期
されて前記容器受けテーブルに対するスライドテーブル
の高さ位置を制御する上下動機構とで駆動される容器案
内送り装置を提案する。
【0008】後述する本発明の好ましい実施例の説明に
おいては、 1)前記上下動機構は、前記スライドテーブルの送り方向
前後を支持する一対の偏心軸及びこれらの偏心軸を同期
運動させるチエン・スプロケットを有する偏心軸リフト
機構で構成される容器案内送り装置、 2)容器が送られる機体通路の両側に位置されて同容器の
両側底部を受ける略水平な一対の容器受けテーブルと、
これらの容器受けテーブルの間に位置されて上昇時に前
記容器の底部中央を受ける上下動可能な略水平のスライ
ドテーブルとを備え、同スライドテーブルは、一方向に
容器を一定ピッチで歩進させることができかつ歩進開始
・終了時の速度が緩速のクランクスライド機構で構成さ
れた水平送り機構と、この水平送り機構に同期されて前
記容器受けテーブルに対するスライドテーブルの高さ位
置を制御する上下動機構とで駆動され、充填ステーショ
ンには、前記容器受けテーブルの代わりに容器受けテー
ブルと略同じ水準に位置される計量台上の容器受けを備
える液体充填機が説明される。
おいては、 1)前記上下動機構は、前記スライドテーブルの送り方向
前後を支持する一対の偏心軸及びこれらの偏心軸を同期
運動させるチエン・スプロケットを有する偏心軸リフト
機構で構成される容器案内送り装置、 2)容器が送られる機体通路の両側に位置されて同容器の
両側底部を受ける略水平な一対の容器受けテーブルと、
これらの容器受けテーブルの間に位置されて上昇時に前
記容器の底部中央を受ける上下動可能な略水平のスライ
ドテーブルとを備え、同スライドテーブルは、一方向に
容器を一定ピッチで歩進させることができかつ歩進開始
・終了時の速度が緩速のクランクスライド機構で構成さ
れた水平送り機構と、この水平送り機構に同期されて前
記容器受けテーブルに対するスライドテーブルの高さ位
置を制御する上下動機構とで駆動され、充填ステーショ
ンには、前記容器受けテーブルの代わりに容器受けテー
ブルと略同じ水準に位置される計量台上の容器受けを備
える液体充填機が説明される。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面について本発明の実施
の態様を説明する。図示実施例は本発明を施された液体
充填機であって、この液体充填機においては、2点鎖線
で示された角缶X(容器)に後述する充填ステーション
で一定重量の液体が充填される。
の態様を説明する。図示実施例は本発明を施された液体
充填機であって、この液体充填機においては、2点鎖線
で示された角缶X(容器)に後述する充填ステーション
で一定重量の液体が充填される。
【0010】液体充填機の上部には、図1及び図2の左
右方向に延長した通路1が形成され、この通路1に沿っ
て図1の左から右へ角缶Xが歩進送りされ、この歩進送
りの間に同角缶X中に液体が定量充填され、缶口へキャ
ップ付けが行われる。即ち、図1における機体フレーム
2の左端部にはローラコンベアで構成される供給コンベ
ア3が搭載され、この供給コンベア3の送り運動により
新たな多数の角缶Xが液体充填機に取り込まれ、この供
給コンベア3によって、前記通路1の底部に位置される
容器受けテーブル4F,4Bに設けるストッパに突き当
たるまで角缶Xが前進され、このストッパ係止位置で角
缶Xが待機される。
右方向に延長した通路1が形成され、この通路1に沿っ
て図1の左から右へ角缶Xが歩進送りされ、この歩進送
りの間に同角缶X中に液体が定量充填され、缶口へキャ
ップ付けが行われる。即ち、図1における機体フレーム
2の左端部にはローラコンベアで構成される供給コンベ
ア3が搭載され、この供給コンベア3の送り運動により
新たな多数の角缶Xが液体充填機に取り込まれ、この供
給コンベア3によって、前記通路1の底部に位置される
容器受けテーブル4F,4Bに設けるストッパに突き当
たるまで角缶Xが前進され、このストッパ係止位置で角
缶Xが待機される。
【0011】図5から理解されるように、通路1に位置
された角缶Xを受ける一対の容器受けテーブル4F,4
Bは角缶Xの底面両側を支承するもので、機体フレーム
2の前後に対向した状態で略水平方向に通路1に沿って
延長している。そして、これらの容器受けテーブル4
F,4Bの間には、容器受けテーブル4F,4Bと同様
に前記通路1に沿って略水平方向に延長するスライドテ
ーブル5が位置され、一定ピッチで離間した複数の角缶
Xを載置される同スライドテーブル5の垂直面内での矩
形状循環運動により、角缶Xは一定ピッチを保ったま
ま、図1の左から右へ歩進される。
された角缶Xを受ける一対の容器受けテーブル4F,4
Bは角缶Xの底面両側を支承するもので、機体フレーム
2の前後に対向した状態で略水平方向に通路1に沿って
延長している。そして、これらの容器受けテーブル4
F,4Bの間には、容器受けテーブル4F,4Bと同様
に前記通路1に沿って略水平方向に延長するスライドテ
ーブル5が位置され、一定ピッチで離間した複数の角缶
Xを載置される同スライドテーブル5の垂直面内での矩
形状循環運動により、角缶Xは一定ピッチを保ったま
ま、図1の左から右へ歩進される。
【0012】つまり、図1に示すように、機体フレーム
2の上部には左右方向に対向した一対の偏心支持軸6
L,6Rが軸受で回転可能に配置され、図5に示す偏心
量αをもつこれらの偏心支持軸6L,6Rの1回転ごと
に2×αなるシフト量だけスライドテーブル5が垂直面
内で上下操作される。この垂直面内でのスライドテーブ
ル5の上下移動のため、両偏心支持軸6L,6Rの中間
偏心部6aには、偏心支持軸6L,6Rの長さ方向への
スライドテーブル5の移動を防止するスラスト軸受7及
び中間偏心部6aに対するスライドテーブル5の回転運
動を許容する第1ジャーナル軸受8が取り付けられる。
また、上下操作時のスライドテーブル5の挙動を安定さ
せるため、前記中間偏心部6aに対するスライドテーブ
ル5の嵌合部には抑え部材9が固定され、この抑え部材
9と中間偏心部6aとの間にも第2ジャーナル軸受10
が介装される。前記両偏心支持軸6L,6Rの同期駆動
のため、各偏心支持軸6L,6Rの一端部には同期スプ
ロケット11L,11Rがそれぞれ固定され、これらの
同期スプロケット11L,11Rの間には上下動シリン
ダ装置12で一定距離だけ往復操作される同期チエン1
3が掛け渡される。つまり、上下動シリンダ装置12の
往復操作距離は同期スプロケット11L,11Rの円周
長さに定めてあるから、上下動シリンダ装置12の1往
復動ごとにスライドテーブル5が上下され、スライドテ
ーブル5が上昇位置にあるとき角缶Xの底面中央部をス
ライドテーブル5が支承して、容器受けテーブル4F,
4Bから角缶Xを浮上させ、また、容器受けテーブル4
F,4Bよりも低い位置までスライドテーブル5が下降
されると、角缶Xの底面が容器受けテーブル4F,4B
で受けられ、スライドテーブル5が容器受けテーブル4
F,4Bの下方に退却される。
2の上部には左右方向に対向した一対の偏心支持軸6
L,6Rが軸受で回転可能に配置され、図5に示す偏心
量αをもつこれらの偏心支持軸6L,6Rの1回転ごと
に2×αなるシフト量だけスライドテーブル5が垂直面
内で上下操作される。この垂直面内でのスライドテーブ
ル5の上下移動のため、両偏心支持軸6L,6Rの中間
偏心部6aには、偏心支持軸6L,6Rの長さ方向への
スライドテーブル5の移動を防止するスラスト軸受7及
び中間偏心部6aに対するスライドテーブル5の回転運
動を許容する第1ジャーナル軸受8が取り付けられる。
また、上下操作時のスライドテーブル5の挙動を安定さ
せるため、前記中間偏心部6aに対するスライドテーブ
ル5の嵌合部には抑え部材9が固定され、この抑え部材
9と中間偏心部6aとの間にも第2ジャーナル軸受10
が介装される。前記両偏心支持軸6L,6Rの同期駆動
のため、各偏心支持軸6L,6Rの一端部には同期スプ
ロケット11L,11Rがそれぞれ固定され、これらの
同期スプロケット11L,11Rの間には上下動シリン
ダ装置12で一定距離だけ往復操作される同期チエン1
3が掛け渡される。つまり、上下動シリンダ装置12の
往復操作距離は同期スプロケット11L,11Rの円周
長さに定めてあるから、上下動シリンダ装置12の1往
復動ごとにスライドテーブル5が上下され、スライドテ
ーブル5が上昇位置にあるとき角缶Xの底面中央部をス
ライドテーブル5が支承して、容器受けテーブル4F,
4Bから角缶Xを浮上させ、また、容器受けテーブル4
F,4Bよりも低い位置までスライドテーブル5が下降
されると、角缶Xの底面が容器受けテーブル4F,4B
で受けられ、スライドテーブル5が容器受けテーブル4
F,4Bの下方に退却される。
【0013】前記機体フレーム2の右端部部分にはスラ
イドテーブル5の水平面内での歩進送りを担当するブレ
ーキ付モータ14が組み付けられる。即ち、このブレー
キ付モータ14は図3及び図4に示す据付台15上の軸
受台16,17に軸支された主動軸18を備え、同主動
軸18の従動スプロケット19にはブレーキ付モータ1
4の出力軸スプロケット20との間に駆動チエン21が
掛けられる。また、前記主動軸18の軸端にはクランク
スライド機構の一部を構成する駆動ディスク22が固定
され、前記スライドテーブル5の下部のスライド接手5
aと前記駆動ディスク22との間は、駆動ディスク22
の回転運動を水平面内での往復運動に変換できるよう
に、コネクティングロッド23で結合される。
イドテーブル5の水平面内での歩進送りを担当するブレ
ーキ付モータ14が組み付けられる。即ち、このブレー
キ付モータ14は図3及び図4に示す据付台15上の軸
受台16,17に軸支された主動軸18を備え、同主動
軸18の従動スプロケット19にはブレーキ付モータ1
4の出力軸スプロケット20との間に駆動チエン21が
掛けられる。また、前記主動軸18の軸端にはクランク
スライド機構の一部を構成する駆動ディスク22が固定
され、前記スライドテーブル5の下部のスライド接手5
aと前記駆動ディスク22との間は、駆動ディスク22
の回転運動を水平面内での往復運動に変換できるよう
に、コネクティングロッド23で結合される。
【0014】さらに、駆動ディスク22の半回転ごとの
スライドテーブル5の可動端位置を検出するため、前記
主動軸18にはカム板24が固定され、これらのカム板
24に臨ませた検出スイッチ25の信号により、ブレー
キ付モータ14及び上下動シリンダ装置12のシーケン
ス制御が行われる。
スライドテーブル5の可動端位置を検出するため、前記
主動軸18にはカム板24が固定され、これらのカム板
24に臨ませた検出スイッチ25の信号により、ブレー
キ付モータ14及び上下動シリンダ装置12のシーケン
ス制御が行われる。
【0015】図6は角缶Xが搬送される前記通路1の途
中に設けられた充填ステーションを示し、同図から理解
されるように、計量台26を設置される充填ステーショ
ンには容器受けテーブル4F,4Bは設けられていな
い。即ち、容器受けテーブル4F,4Bの代わりに、容
器受けテーブル4F,4Bと同じ水準に位置される容器
受け27が計量台26に設けられ、角缶Xの底面両側が
同容器受け27で支承される。
中に設けられた充填ステーションを示し、同図から理解
されるように、計量台26を設置される充填ステーショ
ンには容器受けテーブル4F,4Bは設けられていな
い。即ち、容器受けテーブル4F,4Bの代わりに、容
器受けテーブル4F,4Bと同じ水準に位置される容器
受け27が計量台26に設けられ、角缶Xの底面両側が
同容器受け27で支承される。
【0016】図示実施例による液体充填機の容器案内送
り装置は、以上のような構造であるから、同期的に制御
される上下動機構の上下動シリンダ装置12及び水平送
り機構のブレーキ付モータ14により次のように動作さ
れる。即ち、供給コンベア3によって供給された角缶X
が通路1の容器受けテーブル4F,4Bに取り付けてあ
るストッパに到達すると、上下動シリンダ装置12が動
作される。つまり、この上下動シリンダ装置12の往動
により同期チエン13を介して偏心支持軸6L,6Rに
固定された同期スプロケット11L,11Rが半回転さ
れるので、偏心支持軸6L,6Rも同時に半回転され、
容器受けテーブル4F,4Bの下方に沈降していたスラ
イドテーブル5が略垂直に上昇される。このため、容器
受けテーブル4F,4Bに支承されていた角缶Xの底面
中央部がスライドテーブル5の上面に接触し、迫り上が
ったスライドテーブル5に角缶Xが移乗するが、上下動
シリンダ装置12の往動停止によりスライドテーブル5
は上昇位置で停止する。なお、このスライドテーブル5
の上昇工程においては、容器受けテーブル4F,4Bの
ストッパで係止されていた角缶Xがスライドテーブル5
の上昇でストッパから外され、同スライドテーブル5の
端部上面の爪で引き取られる。
り装置は、以上のような構造であるから、同期的に制御
される上下動機構の上下動シリンダ装置12及び水平送
り機構のブレーキ付モータ14により次のように動作さ
れる。即ち、供給コンベア3によって供給された角缶X
が通路1の容器受けテーブル4F,4Bに取り付けてあ
るストッパに到達すると、上下動シリンダ装置12が動
作される。つまり、この上下動シリンダ装置12の往動
により同期チエン13を介して偏心支持軸6L,6Rに
固定された同期スプロケット11L,11Rが半回転さ
れるので、偏心支持軸6L,6Rも同時に半回転され、
容器受けテーブル4F,4Bの下方に沈降していたスラ
イドテーブル5が略垂直に上昇される。このため、容器
受けテーブル4F,4Bに支承されていた角缶Xの底面
中央部がスライドテーブル5の上面に接触し、迫り上が
ったスライドテーブル5に角缶Xが移乗するが、上下動
シリンダ装置12の往動停止によりスライドテーブル5
は上昇位置で停止する。なお、このスライドテーブル5
の上昇工程においては、容器受けテーブル4F,4Bの
ストッパで係止されていた角缶Xがスライドテーブル5
の上昇でストッパから外され、同スライドテーブル5の
端部上面の爪で引き取られる。
【0017】次ぎに、水平送り機構のブレーキ付モータ
14が回転され、主動軸18及び駆動ディスク22が半
回転され、スライドテーブル5が上昇位置を保ったまま
水平面内で図1の右方向へ移動され、通路1にある角缶
Xが一定ピッチだけ右方向へ歩進される。この場合の歩
進運動は、クランクスライド機構の特性から歩進開始・
終了時には緩やかな速度変化を与え、移動中間時期の速
度は速い送り運動となるので、角缶Xに収容された液体
を無理に衝動させることがなくなるため、内溶液の変動
や外部飛散を招くことなく、迅速に歩進させることがで
きる。
14が回転され、主動軸18及び駆動ディスク22が半
回転され、スライドテーブル5が上昇位置を保ったまま
水平面内で図1の右方向へ移動され、通路1にある角缶
Xが一定ピッチだけ右方向へ歩進される。この場合の歩
進運動は、クランクスライド機構の特性から歩進開始・
終了時には緩やかな速度変化を与え、移動中間時期の速
度は速い送り運動となるので、角缶Xに収容された液体
を無理に衝動させることがなくなるため、内溶液の変動
や外部飛散を招くことなく、迅速に歩進させることがで
きる。
【0018】この後、角缶Xが一定ピッチだけ歩進され
ると、上下動シリンダ装置12が復動を開始し、同期チ
エン13、同期スプロケット11L,11Rを介して偏
心支持軸6L,6Rが逆転され、スライドテーブル5が
下降され、スライドテーブル5に支承されていた角缶X
が再び容器受けテーブル4F,4B上におかれる。この
場合、充填ステーションでは、スライドテーブル5の略
垂直面内での下降に伴って、計量台26の受け部材上に
角缶Xが自然に移乗されるから、この状態を保ったま
ま、計量台26上での液体充填と計量とが行われる。し
たがって、計量台26に対しては、角缶Xの水平方向の
移動時の横荷重は全く加わることがないばかりか、計量
時のみに計量台26に荷重され、スライドテーブル5の
水平歩進時には計量台26は無荷重状態におかれるた
め、この無荷重時に”ゼロ”点修正などのチェックを行
うことができる。
ると、上下動シリンダ装置12が復動を開始し、同期チ
エン13、同期スプロケット11L,11Rを介して偏
心支持軸6L,6Rが逆転され、スライドテーブル5が
下降され、スライドテーブル5に支承されていた角缶X
が再び容器受けテーブル4F,4B上におかれる。この
場合、充填ステーションでは、スライドテーブル5の略
垂直面内での下降に伴って、計量台26の受け部材上に
角缶Xが自然に移乗されるから、この状態を保ったま
ま、計量台26上での液体充填と計量とが行われる。し
たがって、計量台26に対しては、角缶Xの水平方向の
移動時の横荷重は全く加わることがないばかりか、計量
時のみに計量台26に荷重され、スライドテーブル5の
水平歩進時には計量台26は無荷重状態におかれるた
め、この無荷重時に”ゼロ”点修正などのチェックを行
うことができる。
【0019】以上の工程の後、容器受けテーブル4F,
4Bの下方にスライドテーブル5が沈降すると、ブレー
キ付モータ14により駆動ディスク22が更に半回転さ
れ、スライドテーブル5が下降した位置を保ちながら図
1の左方向に水平移動され、スライドテーブル5は元の
位置に復旧する。勿論、下降した位置でのスライドテー
ブル5の復旧は、充填ステーションの計量台26から切
り離された状態で行われるから、微妙な計量台26に影
響が与えられることがない。
4Bの下方にスライドテーブル5が沈降すると、ブレー
キ付モータ14により駆動ディスク22が更に半回転さ
れ、スライドテーブル5が下降した位置を保ちながら図
1の左方向に水平移動され、スライドテーブル5は元の
位置に復旧する。勿論、下降した位置でのスライドテー
ブル5の復旧は、充填ステーションの計量台26から切
り離された状態で行われるから、微妙な計量台26に影
響が与えられることがない。
【0020】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の容器案内送り装置においては、容器を案内するガイド
部材及び送り爪を全く使用しないから、これらの部材に
より容器が損傷するのを防止でき、稼働に伴って発生す
る”ガタ”のための頻繁なメンテナンスの必要性がなく
なり、寸法の異なる容器でも容易に対応できる。また、
本発明の容器案内送り装置では、容器の水平歩進時に前
後は緩速で中間が速い送り運動となるので、容器中の液
体に衝動を与えて外部飛散させることのない高速装置を
提供でき、使用する計量台に無理な横荷重を与えること
がなく、計量台を無荷重状態におく時間も長くなる効果
がある。
の容器案内送り装置においては、容器を案内するガイド
部材及び送り爪を全く使用しないから、これらの部材に
より容器が損傷するのを防止でき、稼働に伴って発生す
る”ガタ”のための頻繁なメンテナンスの必要性がなく
なり、寸法の異なる容器でも容易に対応できる。また、
本発明の容器案内送り装置では、容器の水平歩進時に前
後は緩速で中間が速い送り運動となるので、容器中の液
体に衝動を与えて外部飛散させることのない高速装置を
提供でき、使用する計量台に無理な横荷重を与えること
がなく、計量台を無荷重状態におく時間も長くなる効果
がある。
【図1】本発明を施された液体充填機の容器送り方向断
面図である。
面図である。
【図2】同液体充填機の背面図である。
【図3】図1の3−3線に沿う拡大断面図である。
【図4】図1の4−4線に沿う拡大断面図である。
【図5】図1の5−5線に沿う拡大断面図である。
【図6】図1の6−6線に沿う充填ステーション位置の
断面図である。
断面図である。
X 角缶(容器)
1 通路
2 機体フレーム
3 供給コンベア
4F,4B 容器受けテーブル
5 スライドテーブル
6L,6R 偏心支持軸
11L,11R 同期スプロケット
12 上下動シリンダ装置
13 同期チエン
14 ブレーキ付モータ
18 主動軸
24 カム板
26 計量台
27 容器受け
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
Fターム(参考) 3E030 AA03 BC04 DA04 DA05 DA08
EA01 EB03 GA01 GA03 GA04
3E118 AA04 AB14 BA02 BA08 DA02
DA03 EA02 EA03 EA04 EA07
EA08 FA01 FA05
3F036 AA02 CA04 CB02 CB06 CB15
CB17 DB01 DD01 DD02 DD04
Claims (3)
- 【請求項1】 容器が送られる通路の両側に位置されて
同容器の両側底部を受ける略水平な一対の容器受けテー
ブルと、これらの容器受けテーブルの間に位置されて上
昇時に前記容器の底部中央を受ける上下動可能な略水平
のスライドテーブルとを備え、同スライドテーブルは、
一方向に容器を一定ピッチで歩進させることができかつ
歩進開始・終了時の速度が緩速のクランクスライド機構
で構成された水平送り機構と、この水平送り機構に同期
されて前記容器受けテーブルに対するスライドテーブル
の高さ位置を制御する上下動機構とで駆動されることを
特徴とする容器案内送り装置。 - 【請求項2】 前記上下動機構は、前記スライドテーブ
ルの送り方向前後を支持する一対の偏心軸及びこれらの
偏心軸を同期運動させるチエン・スプロケットを有する
偏心軸リフト機構で構成されることを特徴とする請求項
1記載の容器案内送り装置。 - 【請求項3】 容器が送られる機体通路の両側に位置さ
れて同容器の両側底部を受ける略水平な一対の容器受け
テーブルと、これらの容器受けテーブルの間に位置され
て上昇時に前記容器の底部中央を受ける上下動可能な略
水平のスライドテーブルとを備え、同スライドテーブル
は、一方向に容器を一定ピッチで歩進させることができ
かつ歩進開始・終了時の速度が緩速のクランクスライド
機構で構成された水平送り機構と、この水平送り機構に
同期されて前記容器受けテーブルに対するスライドテー
ブルの高さ位置を制御する上下動機構とで駆動され、充
填ステーションには、前記容器受けテーブルの代わりに
容器受けテーブルと略同じ水準に位置される計量台上の
容器受けを備えることを特徴とする液体充填機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001217600A JP2003034418A (ja) | 2001-07-18 | 2001-07-18 | 容器案内送り装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001217600A JP2003034418A (ja) | 2001-07-18 | 2001-07-18 | 容器案内送り装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003034418A true JP2003034418A (ja) | 2003-02-07 |
Family
ID=19051887
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001217600A Pending JP2003034418A (ja) | 2001-07-18 | 2001-07-18 | 容器案内送り装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003034418A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010505712A (ja) * | 2006-10-11 | 2010-02-25 | シデル・パーティシペーションズ | ダンボール箱用ブランクを搬送するための機械 |
CN104843431A (zh) * | 2015-05-21 | 2015-08-19 | 遵义天义利威机电有限责任公司 | 用于工件传送的渐进传送装置 |
CN104891113A (zh) * | 2015-05-18 | 2015-09-09 | 雄华机械(苏州)有限公司 | 一种步进式节叉输出机构 |
JP2015221701A (ja) * | 2014-05-22 | 2015-12-10 | あおい精機株式会社 | 搬送装置 |
WO2017001286A1 (en) * | 2015-06-29 | 2017-01-05 | Tetra Laval Holdings & Finance S.A. | An apparatus for transporting blanks and a method thereof |
-
2001
- 2001-07-18 JP JP2001217600A patent/JP2003034418A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010505712A (ja) * | 2006-10-11 | 2010-02-25 | シデル・パーティシペーションズ | ダンボール箱用ブランクを搬送するための機械 |
JP2015221701A (ja) * | 2014-05-22 | 2015-12-10 | あおい精機株式会社 | 搬送装置 |
CN104891113A (zh) * | 2015-05-18 | 2015-09-09 | 雄华机械(苏州)有限公司 | 一种步进式节叉输出机构 |
CN104843431A (zh) * | 2015-05-21 | 2015-08-19 | 遵义天义利威机电有限责任公司 | 用于工件传送的渐进传送装置 |
WO2017001286A1 (en) * | 2015-06-29 | 2017-01-05 | Tetra Laval Holdings & Finance S.A. | An apparatus for transporting blanks and a method thereof |
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