JP2003034353A - 自然分解可能な緩衝材及びその製造方法 - Google Patents

自然分解可能な緩衝材及びその製造方法

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JP2003034353A JP2001209906A JP2001209906A JP2003034353A JP 2003034353 A JP2003034353 A JP 2003034353A JP 2001209906 A JP2001209906 A JP 2001209906A JP 2001209906 A JP2001209906 A JP 2001209906A JP 2003034353 A JP2003034353 A JP 2003034353A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 廃棄後に自然分解可能で、且つ無毒の環境保
護製品である自然分解可能な緩衝材及びその製造方法の
提供。 【解決手段】 穀類外皮で製造した粉末状基材、炭酸カ
ルシウムのような充填剤、ポリビニルアルコールのよう
な粘着剤を妥当な比率で攪拌混合し均一とし、さらにト
リメチロールプロパンとポリエチレングリコール或いは
グリセリンのような可塑剤、水及びその他の蝋、硼酸の
ような添加剤を加えて攪拌混合し、水で媒介調和して前
述の数種類の成分を粘着剤の結合作用により粘着して内
部に水分を含有する複合材料を形成し、さらに押出機で
押し出すと同時に高温で前述の複合材料内の水分を気化
させ水蒸気となし、発泡の効果を達成し、発泡材を製造
し、さらに乾燥定型して緩衝材を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は一種の自然分解可能
な緩衝材及びその製造方法に係り、特に、製造が容易
で、並びに環境保護の機能を有する緩衝材であり、天然
の有機質材を原料として製造し、無毒で、環境保護機能
を有し、周知のポリスチレン或いはダンボール紙板で製
造した緩衝材の代わりに使用される緩衝材及びその製造
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】緩衝材を利用して物品を包装し、物品の
運送過程での損害を防止する技術はすでに広く周知であ
り、早期にはほとんどがポリスチレンを緩衝材として使
用していたが、ポリスチレンは使用後の処理が環境保護
重視の今日の社会にあっては、極めて大きな問題をもた
らし、埋める方式で処理すると、ポリスチレン製品は腐
敗、分解せず、長期使用により環境に対する影響は大き
過ぎるものがある。このため、最近ではダンボール板で
製造した緩衝材がポリスチレンの代わりに使用されてい
る。そのなかにはすでに人々に熟知され且つ公開されて
いる技術として、例えば、台湾特許出願第862131
31号の「紙質緩衝材」がある。現在の技術では緩衝材
が再使用できない時には、高温燃焼或いは埋める方式で
処理される。高温燃焼方式では、焼却炉を利用し数百度
の高温で緩衝材を焼却する。これには相当多くのエネル
ギー源を必要とする。一方、埋める方式は、広大な土地
にごみ処理場を設置しなければならず、特に紙類は分解
に長い時間がかかる。このためいずれの方式を使用して
も、それぞれその欠点を有していた。また、紙材の原料
については、森林資源を育てるのに時間がかかり、長期
に大量のパルプ原料を採用することは容易でなく且つコ
ストが非常にかかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このため、本発明の目
的は、一種の自然分解可能で、更には分解して有機肥料
となる緩衝材を提供することにある。この緩衝材は自然
の穀類外皮の有機原料に、無毒性の自然分解可能な粘着
剤、充填剤、可塑剤を組み合わせて製造され、これによ
り、自然環境中で分解し、どのような後続処理も不要で
あり(例えば高温燃焼或いは衛生的に埋める処理)、且
つ有機肥料の効果を有し、及び器物の効果を有すると共
に、廃棄の後には分解して自然に回帰し、環境保護効果
と極めて高い利用価値を有する。
【0004】本発明のもう一つの目的は、自然分解可能
な緩衝材の製造方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、少な
くとも以下の組成物質、即ち、 a.穀類外皮で製造された粉末状基材 b.複合材料のギャップを補填し炭酸カルシウムとされ
る充填剤 c.複合材料の延伸性と靱性を強化しトリメチロールプ
ロパンとポリエチレングリコールを含む可塑剤 d.水を媒介とし、基材、充填剤及び可塑剤を結合作用
により粘着させて一体とするのに用いられ、ポリビニル
アルコールとされる粘着剤、 以上を含む複合材料で製造された、自然分解可能な緩衝
材としている。請求項2の発明は、前記組成物質がさら
に、 a.粘着剤の粘度を増加するのに用いられ、硼酸とされ
る増粘剤 b.複合材料を型から抜きやすくするのに用いられ、蝋
とされる離型剤、 を含むことを特徴とする、請求項1に記載の自然分解可
能な緩衝材としている。請求項3の発明は、前記可塑剤
がさらにグリセリンを複合材料の硬化を防止するための
保湿剤として含むことを特徴とする、請求項1に記載の
自然分解可能な緩衝材としている。請求項4の発明は、
前記可塑剤がさらにグリセリンを複合材料の硬化を防止
するための保湿剤として含むことを特徴とする、請求項
2に記載の自然分解可能な緩衝材としている。請求項5
の発明は、前記穀類外皮が粗糠とされたことを特徴とす
る、請求項1に記載の自然分解可能な緩衝材としてい
る。請求項6の発明は、前記穀類外皮が麦殻とされたこ
とを特徴とする、請求項1に記載の自然分解可能な緩衝
材としている。請求項7の発明は、自然分解可能な緩衝
材の製造方法において、 1.内部に水分を含有する複合材料を提供するステッ
プ、 2.複合材料を押出機で押し出すと同時に、高温を利用
して複合材料に含まれる水分を気化させ、気化作用によ
り複合材料を発泡させ発泡材を形成するステップ、 3.発泡材を乾燥定型し緩衝材を形成するステップ、 以上のステップを含むことを特徴とする、自然分解可能
な緩衝材の製造方法としている。請求項8の発明は、前
記自然分解可能な緩衝材の製造方法において、1のステ
ップがさらに、 1−1.殻実を取り出した穀類外皮を研磨して粉末状基
材となすステップ、 1−2.粉末状基材、炭酸カルシウム、及びポリビニル
アルコールをミキサ中に入れて、攪拌し、均一な粉末状
混合物を形成するステップ、 1−3.硼酸、蝋、可塑剤、水及び粉末状混合物を混合
し、攪拌して内部に水分を有する複合材料を形成するス
テップ、 を含むことを特徴とする、請求項7に記載の自然分解可
能な緩衝材の製造方法としている。請求項9の発明は、
前記可塑剤がトリメチロールプロパンとポリエチレング
リコールを含むことを特徴とする、請求項8に記載の自
然分解可能な緩衝材の製造方法としている。請求項10
の発明は、前記可塑剤がグリセリンをさらに含むことを
特徴とする、請求項9に記載の自然分解可能な緩衝材の
製造方法としている。請求項11の発明は、前記粉末状
基材が複合材料の総重量に占める重量%が33%〜37
%であることを特徴とする、請求項8に記載の自然分解
可能な緩衝材の製造方法としている。請求項12の発明
は、前記炭酸カルシウムが複合材料の総重量に占める重
量%が21%〜25%であることを特徴とする、請求項
8に記載の自然分解可能な緩衝材の製造方法としてい
る。請求項13の発明は、前記ポリビニルアルコールの
複合材料の総重量に占める重量%が10%〜14%であ
ることを特徴とする、請求項8に記載の自然分解可能な
緩衝材の製造方法としている。請求項14の発明は、前
記硼酸と蝋の複合材料の総重量に占める重量%がそれぞ
れ1%〜5%であることを特徴とする、請求項8に記載
の自然分解可能な緩衝材の製造方法としている。請求項
15の発明は、前記可塑剤の複合材料の総重量に占める
重量%が1%〜5%であることを特徴とする、請求項8
に記載の自然分解可能な緩衝材の製造方法としている。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の自然分解可能な緩衝材
は、穀類外皮で製造した粉末状基材、炭酸カルシウムの
ような充填剤、ポリビニルアルコールのような粘着剤を
妥当な比率で攪拌混合し均一とし、さらに硼酸、蝋系物
質(石蝋,ワックス)と可塑剤(トリメチロールプロパ
ン;TMP)とポリエチレングリコール或いはグリセリ
ンを含む)を加え、水を媒介として調和させ、前述の数
種類の原料を、粘着剤の結合作用により粘着させて可塑
性を有する混合物を形成し、さらにこの混合物を押出機
に送り押し出すと同時に高温(110〜120℃)を利
用して混合物に含まれる水分を気化させて水蒸気とな
し、水分気化の作用により発泡効果を達成し、軽量で、
耐衝撃力が強く、環境保護機能を揺する緩衝材を得る。
【0007】本発明で使用する主要原料は穀類の外皮と
され、穀類の生産量は極めて高く、殻実を取り出した後
の殻類外皮も極めて大きな数量であり、一般にはいずれ
も廃棄物と見なされ処理される。このため、別の用途が
あれば、その価格は非常に低廉で、原料の取得も簡単で
ある。反対に、一般のいわゆる環境保護製品は、大部分
が木材或いは紙質を主要原料とし、木材の取得は容易で
なく、また森林を伐採して取得しなければならず、ゆえ
に製造コストが極めて高い。一方本発明は経済的であ
り、材料取得のために樹木を伐採する必要がない。ゆえ
に自然資源が日増しに貴重となり且つ減少しつつある現
在の環境にあっては、伝統的な技術のように木材を主要
な環境保護材料とするのは不経済であり、生態の発展に
影響を与え、さらには水土保持の重大な問題を形成しう
る。
【0008】
【実施例】本発明の技術によると、緩衝材は以下の組成
物の複合材料で製造される。この組成物質は、 a.穀類外皮で製造された粉末状基材 b.複合材料のギャップを補填する充填剤 c.複合材料の延伸性と靱性を強化し発泡効果を達成す
る可塑剤 d.水 e.水を媒介とし、基材、充填剤及び可塑剤を結合作用
により粘着させて一体とする粘着剤、 以上を含む。
【0009】上述の四種類の組成物質のほか、さらに実
際の製造過程の必要に応じて、適量の以下の助剤、即
ち、 a.粘着剤の粘度を増加する増粘剤 b.複合材料を型から抜きやすくする離型剤、 を添加する。
【0010】そのうち、本発明では、各種の組成物質の
種類、及び重量%比は、表1に示されるとおりである。
以下に詳しく説明する。
【表1】
【0011】粉末状基材は、穀類の穀実取り出し後の外
皮(例えば粗糠、落花生殻、麦殻)或いは藁、椰子殻そ
の他の適用できる自然質材より選び、研磨設備でこの外
皮を研磨して極細の粉末状としてなり、基材の選択は原
則的に、自然分解する自然質材とされ、事実上は上述の
基材のほかに、貝殻或いはその他の自然分解可能な物質
を研磨して粉末としたものも基材として使用できるが、
ここで注意しなければならないことは、どのような材質
を基材としても、分解時間は長過ぎないものが好まし
い。
【0012】充填剤の種類は、環境保護及び安全性の条
件を考慮し、炭酸カルシウム(CaCO3 )を選択使用
し、炭酸カルシウムは無臭無味で、850℃で分解し、
無毒性であり、このため製造過程より、消費者の使用の
後に廃棄され、自然分解し、人体或いは環境に傷害を及
ぼさない。しかし当然炭酸カルシウムのほかに、その他
の性質が相似の物質を充填剤として使用可能である。本
発明において充填剤を添加する主要な用途は複合材料の
ギャップを補填してその密実性と硬度を増加することに
ある。
【0013】可塑剤の種類は、環境保護の条件を考慮
し、周知の技術に常用される化学可塑剤(例えば有機或
いは無機可塑剤)を排除し、化学反応を発生しないトリ
メチロールプロパン(TMP)とポリエチレングリコー
ル或いはグリセリンを可塑剤として使用する。そのう
ち、TMPの添加は複合材料の靱性と延伸性を強化し、
発泡効果を達成する。
【0014】そのうち、グリセリンは選択的に保湿剤と
して加入され、複合材料の硬化を防止するが、グリセリ
ンのほか、その他の吸湿性の材料を添加するか、或いは
粘着剤と粉末状基材の比率を調整しても、同じ効果を達
成できる。
【0015】粘着剤の種類は、ポリビニルアルコールを
選択使用し、これは毒性がなく、現在粘着剤として使用
する薬品もあり、このため環境保護の要求にも符合す
る。このポリビニルアルコールは高分子であり、その分
子量の大きさと粘度は反比例の関係にあり、使用者はそ
の必要に応じて適当な分子量の大きさのポリビニルアル
コールを選択使用する。
【0016】増粘剤は、硼酸(HBO3 )を使用し、こ
れは前述のポリビニルアルコールの粘度を増強し、これ
により複合材料の強度を増加するのに用いられる。
【0017】離型剤は、蝋系物質、例えば石蝋、ワック
スを選択使用し、これは複合材料を型より取り出しやす
くする。蝋系物質以外に、油脂或いは硼酸水を離型剤と
して採用することも可能である。
【0018】本発明に記載の緩衝材の製造方法について
は図1を参照されたい。そのステップは以下を包括す
る。 1.内部に水分を含有する複合材料を提供する。 2.複合材料を押出機で押し出すと同時に、高温を利用
して複合材料に含まれる水分を気化させ、気化作用によ
り複合材料を発泡させ発泡材を形成する。 3.発泡材を乾燥定型し緩衝材を形成する。
【0019】そのうち、ステップ1はさらに以下のステ
ップを含む。図2を参照されたい。 1−1.殻実を取り出した穀類外皮を研磨して粉末状基
材となす。 1−2.粉末状基材、充填剤(炭酸カルシウム)、及び
粘着剤(ポリビニルアルコール)をミキサ中に入れて、
一分間均一に攪拌し、混合物を形成し、そのうち粉末状
の基材、充填剤及び粘着剤の複合材料の総重量に占める
重量%は表1に示されるとおりであり、粉末状基材は3
3%〜37%、充填剤は21%〜25%、粘着剤は10
%〜14%である。 1−3.増粘剤(硼酸)、離型剤(蝋系物質)、可塑剤
(トリメチロールプロパン(TMP)とポリエチレング
リコール或いはグリセリン)と水をミキサ中に入れて混
合し、さらにステップ1−1で完成した粉末状混合物と
混合し、2分間攪拌し、内部に水分を有する複合材料を
形成し、そのうち増粘剤、離型剤、可塑剤と水の複合材
料総重量に占める重量%は、表1に示されるとおりであ
り、水は22%〜26%、その他の増粘剤と可塑剤の複
合材料の総重量に占める重量%は1%〜5%である。
【0020】ステップ2の発泡過程では、押出機内の高
温(110℃〜120℃)を利用し、複合材料内の水分
を熱により気化させて水蒸気となす。このような気化作
用により複合材料が発泡材を発泡形成する。
【0021】ステップ3の加熱定型ステップでは、形成
したい緩衝材の形状(片状或いは条状等)により、ステ
ップ2で完成した発泡材を乾燥定型して緩衝材を形成
し、このステップで、緩衝材の製造が完成する。
【0022】そのうち緩衝材が再使用不能である時は、
ただそれを自然環境中に廃棄すれば、自然界中の水分と
接触した後に、短時間内に自然分解し、それに含まれる
穀類外皮の成分がちょうど肥料の価値を具備し(当然上
述の複合材料製造の過程で、有機質肥料を添加可能であ
る)、或いは河川或いは湖沼に流れ込み、溶解の後に魚
類の食物となり、いかなる汚染も形成しない。
【0023】本発明の好ましい実施例は以上に記載した
が、これは本発明を限定するものではなく、本発明の技
術の属する分野における通常の知識を有する者が本発明
に基づきなしうる細部の修飾或いは改変は、いずれも本
発明の請求範囲に属するものとする。
【0024】
【発明の効果】以上の説明から分かるように、本発明は
周知のポリスチレン或いはダンボールを利用して製造し
た緩衝材の発生する欠点を解決し、ポリスチレン或いは
ダンボールの緩衝材の代わりに使用できる緩衝材とその
製造方法を提供している。それは以下のような長所を有
している。 1.環境保護の機能を有し、廃棄後に汚染を形成しな
い。即ち、本発明の緩衝材は、天然より取得した無毒性
の原料で製造した製品であり、使用後に、自然環境中に
廃棄されても、短期間内に自然分解し、さらに肥料の機
能も具備し、もし河川や湖沼に流入した場合は、水生動
物の食物となり、いかなる汚染も発生しない。 2.原料価格が低廉であり、且つ取得が容易である。即
ち、本発明は穀類外皮を主成分とし、穀類生産量は極め
て大きく、穀類外皮の取得も容易であり、また、現在の
ところ、穀類外皮は飼料とされるほか、その他の明らか
な利用価値はないため、穀類外皮の価格は高くない。 3.大量生産に適合する。即ち本発明の記載の環境保護
材料は極めて良好な可塑性を有し、ゆえに大量生産に極
めて適している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の緩衝材の製造フローチャートである。
【図2】図1のステップ1の細部製造フローチャートで
ある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08K 3/26 C08K 3/38 3/38 5/053 5/053 C08L 29/04 B C08L 29/04 91/00 91/00 97/02 ZAB 97/02 ZAB B29K 105:04 // B29K 105:04 B29L 31:58 B29L 31:58 B65D 81/04 Fターム(参考) 3E066 AA01 BA01 CA01 CA20 CB01 DA01 KA08 3E086 AB02 AD22 BA04 BA15 BA29 BB84 BB90 4F074 AA02 AA15 AA42 AC25 AC33 AD04 AD05 AG01 AG02 AG14 AG20 BA34 CA22 CC22X CC28Z CC30X DA33 4F207 AB02 AB07 AB11 AG20 KA07 KA11 KK51 KW41 4J002 AE03Y AH00W BE02X DE236 DK008 EC057 ED037 FD016 FD027 FD16Y FD33X FD348 GG00

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも以下の組成物質、即ち、 a.穀類外皮で製造された粉末状基材 b.複合材料のギャップを補填し炭酸カルシウムとされ
    る充填剤 c.複合材料の延伸性と靱性を強化しトリメチロールプ
    ロパンとポリエチレングリコールを含む可塑剤 d.水を媒介とし、基材、充填剤及び可塑剤を結合作用
    により粘着させて一体とするのに用いられ、ポリビニル
    アルコールとされる粘着剤、 以上を含む複合材料で製造された、自然分解可能な緩衝
    材。
  2. 【請求項2】 前記組成物質がさらに、 a.粘着剤の粘度を増加するのに用いられ、硼酸とされ
    る増粘剤 b.複合材料を型から抜きやすくするのに用いられ、蝋
    とされる離型剤、 を含むことを特徴とする、請求項1に記載の自然分解可
    能な緩衝材。
  3. 【請求項3】 前記可塑剤がさらにグリセリンを複合材
    料の硬化を防止するための保湿剤として含むことを特徴
    とする、請求項1に記載の自然分解可能な緩衝材。
  4. 【請求項4】 前記可塑剤がさらにグリセリンを複合材
    料の硬化を防止するための保湿剤として含むことを特徴
    とする、請求項2に記載の自然分解可能な緩衝材。
  5. 【請求項5】 前記穀類外皮が粗糠とされたことを特徴
    とする、請求項1に記載の自然分解可能な緩衝材。
  6. 【請求項6】 前記穀類外皮が麦殻とされたことを特徴
    とする、請求項1に記載の自然分解可能な緩衝材。
  7. 【請求項7】 自然分解可能な緩衝材の製造方法におい
    て、 1.内部に水分を含有する複合材料を提供するステッ
    プ、 2.複合材料を押出機で押し出すと同時に、高温を利用
    して複合材料に含まれる水分を気化させ、気化作用によ
    り複合材料を発泡させ発泡材を形成するステップ、 3.発泡材を乾燥定型し緩衝材を形成するステップ、 以上のステップを含むことを特徴とする、自然分解可能
    な緩衝材の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記自然分解可能な緩衝材の製造方法に
    おいて、1のステップがさらに、 1−1.殻実を取り出した穀類外皮を研磨して粉末状基
    材となすステップ、 1−2.粉末状基材、炭酸カルシウム、及びポリビニル
    アルコールをミキサ中に入れて、攪拌し、均一な粉末状
    混合物を形成するステップ、 1−3.硼酸、蝋、可塑剤、水及び粉末状混合物を混合
    し、攪拌して内部に水分を有する複合材料を形成するス
    テップ、 を含むことを特徴とする、請求項7に記載の自然分解可
    能な緩衝材の製造方法。
  9. 【請求項9】 前記可塑剤がトリメチロールプロパンと
    ポリエチレングリコールを含むことを特徴とする、請求
    項8に記載の自然分解可能な緩衝材の製造方法。
  10. 【請求項10】 前記可塑剤がグリセリンをさらに含む
    ことを特徴とする、請求項9に記載の自然分解可能な緩
    衝材の製造方法。
  11. 【請求項11】 前記粉末状基材が複合材料の総重量に
    占める重量%が33%〜37%であることを特徴とす
    る、請求項8に記載の自然分解可能な緩衝材の製造方
    法。
  12. 【請求項12】 前記炭酸カルシウムが複合材料の総重
    量に占める重量%が21%〜25%であることを特徴と
    する、請求項8に記載の自然分解可能な緩衝材の製造方
    法。
  13. 【請求項13】 前記ポリビニルアルコールの複合材料
    の総重量に占める重量%が10%〜14%であることを
    特徴とする、請求項8に記載の自然分解可能な緩衝材の
    製造方法。
  14. 【請求項14】 前記硼酸と蝋の複合材料の総重量に占
    める重量%がそれぞれ1%〜5%であることを特徴とす
    る、請求項8に記載の自然分解可能な緩衝材の製造方
    法。
  15. 【請求項15】 前記可塑剤の複合材料の総重量に占め
    る重量%が1%〜5%であることを特徴とする、請求項
    8に記載の自然分解可能な緩衝材の製造方法。
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Cited By (1)

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