JP2003032938A - 鉄製コアロータによって支えられた高温超伝導コイル - Google Patents

鉄製コアロータによって支えられた高温超伝導コイル

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 同期機械のためのロータが開示される。 【解決手段】 該ロータは、中実の円筒形磁性ロータコ
アと、ロータコアの周りに延びるレーストラック形超伝
導コイル巻線と、コアを貫通して延びて、コイル巻線の
対向する長さ方向側部に取り付けられたコイル支持体
と、コアから軸方向に延び、コアに取り付けられた1対
の端シャフトとを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般的に、同期回
転機械における超伝導コイルに関する。より具体的に
は、本発明は、超伝導コアと、コイル支持構造体と、電
磁シェルとを有するロータに関する。
【0002】
【発明の背景】界磁コイル巻線を有する同期電気機械
は、それに限定するわけではないが、回転発電機、回転
モータ及びリニアモータを含む。これらの機械は、一般
的に、電磁的に結合されたステータとロータとを備え
る。ロータは、多極ロータコアと、ロータコアに取り付
けられた1つ又はそれ以上のコイル巻線とを含むことが
できる。ロータコアは、鉄製コア(鉄心)ロータのよう
な、透磁性の中実材料を含むことができる。
【0003】従来の銅巻線が、同期電気機械のロータに
一般に使用されている。しかしながら、銅巻線の電気抵
抗は、(従来の尺度では小さいが)ロータの大きな加熱
の一因となり、機械の出力効率を減少させる程である。
近年、ロータのための超伝導(SC)コイル巻線が開発
されてきた。SC巻線は、実効的には抵抗を持たず、非
常に有利なロータのコイル巻線である。
【0004】鉄心ロータは、約2テスラの空隙磁界強度
で飽和する。公知の超伝導ロータは、ロータ内に鉄がな
い空コア設計を利用して3テスラ又はそれ以上の空隙磁
界を達成している。これらの高いエアギャップ磁界は、
電気機械の出力密度の増大を生じさせ、機械の重量と寸
法の著しい減少をもたらす。空コア超伝導ロータは、大
量の超伝導線を必要とする。大量のSC線は、必要なコ
イル数と、コイル支持体の複雑さと、SCコイル巻線及
びロータのコストとを増大させる。
【0005】高温SCコイル界磁巻線は、脆性の超伝導
材料で形成されており、超伝導を達成しこれを維持する
ためには、例えば27°Kの臨界温度又はそれ以下の温
度まで冷却しなければならない。SC巻線は、BSCC
O(BixSrxCaxCux x)ベースの導体のよう
な、高温超伝導材料で形成することができる。
【0006】超伝導コイルは、液体ヘリウムによって冷
却されてきた。ロータの巻線を通過した後に、高温のヘ
リウムは、室温の気体ヘリウムとして戻される。極低温
冷却に液体ヘリウムを使用するには、戻された室温の気
体ヘリウムを連続的に再液化することが必要であり、こ
のような再液化は、信頼性に関する大きな問題を提起
し、また大きな補助出力を必要とする。
【0007】従来のSCコイルの冷却技術は、エポキシ
含浸したSCコイルを極低温冷却機からの固体伝導路を
介して冷却することを含む。別の手法では、ロータの冷
却チューブが、液体及び/又は気体の極低温剤の流れに
浸漬した多孔質のSCコイル巻線に、液体及び/又は気
体の極低温剤流を送るようにすることができる。しかし
ながら、浸漬冷却は、界磁巻線及びロータ構造体全体を
極低温にすることを必要とし、その結果、極低温におけ
る鉄の脆性性質のため、ロータの磁気回路に鉄を使用す
ることができない。
【0008】必要とされるものは、例えば、公知の超伝
導ロータの空コア液冷式超伝導界磁巻線集成体の欠点を
有しない、電気機械のための超伝導界磁巻線集成体であ
る。
【0009】さらに、高温超伝導(HTS)コイルは、
大きな曲げ歪み及び引張歪みによる劣化に対して敏感で
ある。これらのコイルは、コイル巻線に応力を加え歪み
を与える大きな遠心力に耐えなければならない。電気機
械の通常の作動は、数年にわたって何千回もの始動及び
停止サイクルを伴い、その結果、ロータの低サイクル疲
労負荷を生じる。さらに、HTSロータ巻線は、周囲温
度におけるロータの平衡時に25%の過速度作動に耐え
なければならず、また発電作動時の極低温において時た
ま起こる過速度状態にもやはり耐えなければならない。
これらの過速度状態は、通常作動状態における巻線に作
用する遠心力負荷をかなり増大させる。
【0010】大きな歪みは、HTS超伝導線を破壊する
おそれがある。大きな歪みに耐えるために、HTS線
は、これまで大きく複雑なコイル巻線とコイル支持構造
体とによって保護されてきた。しかしながら、大きく複
雑な超伝導巻線及び支持体は、特に高級技術水準の空コ
ア電気機械においては高価である。更に、これらの大き
な巻線は、極低温にまで冷却されなくてはならず、従っ
て大きな冷却装置を必要とする。
【0011】コイル巻線はまた、高温のコイル支持体と
ロータから隔離される。コイル巻線を隔離するために、
コイルをその支持システムから隔離すべく、これまで大
きな断熱部材が使用されてきた。コイルとその支持シス
テムとの間に断熱部材は位置するから、コイルに加わる
大きな遠心荷重を支えることができるように、従来技術
による断熱部材は大きな構造とされている。これらの大
きな断熱部材は低温のコイルに接触しているから、断熱
体はコイルに対して大きな熱源となる。断熱部材はコイ
ルに対する熱伝導を最少にするように設計されていなが
ら、断熱部材自体が大きな極低温熱負荷となり、高価な
極低温冷却装置を必要とさせる。
【0012】HTSコイルのための支持システムの開発
においては、SCコイルをHTSロータに適合させるの
が難しい課題であった。以前に提案されているHTSロ
ータ用のコイル支持システムの例が、米国特許第5,5
48,168号、同第5,532,663号、同第5,
672,921号、同第5,777,420号、同第
6,169,353号、及び、同第6,066,906
号に開示されている。しかしながら、これらのコイル支
持システムは、高価である、複雑である、甚だしい数の
構成部品を必要とする等の種々の課題に苦慮している。
SCコイルのためのコイル支持システムを有するHTS
ロータに対する積年の要請がある。低コストで製造し易
い構成部品で作られるコイル支持システムへの要請もあ
る。
【0013】
【発明の概要】鉄のような中実の磁性材料で形成された
2極コア本体を有する高温超伝導(HTS)ロータが開
発された。このロータコア本体は、ほぼ円筒形状であっ
て、その全長に沿って長さ方向に機械加工された平らな
表面を有する。HTSコイルは、これらの平らな表面の
周りに組み立てられ、コイルはコアの周りに延びるレー
ストラック形状を有する。このレーストラック形コイル
は、鉄製コア(鉄心)ロータ本体を貫通して延びるテン
ションコイル支持部材によって支持される。駆動シャフ
トとコレクタシャフトとが、ロータコアに対し機械的に
固定される。円筒形シェルの電磁遮蔽体が、HTSコイ
ルと鉄心ロータ本体とを取り囲む。
【0014】鉄心ロータは、空冷式ロータに比べて、界
磁巻線アンペア回数と、超伝導体使用量と、コストとを
著しく低減させる。単一のレーストラック形コイルが、
典型的な複雑なサドル形コイル巻線と置き換えられる。
テンションコイル支持体は、冷却中及び遠心荷重が加え
られている間、コイルに加わる歪みが減少するように、
HTSコイルに対して直接的な支持を与える。更に、コ
イル支持システムは、コイルと共に極低温になってい
る。
【0015】HTSロータは、元々SCコイルを含むよ
うに設定された機械に実装することができる。これとは
別に、HTSロータは、2極同期機械の従来のロータ界
磁巻線を、単一のレーストラック形高温超伝導(HT
S)コイルで置き換えるように構成することもできる。
ロータとそのSCコイルとは、発電機の場合に即して記
述されているが、ここに記載するHTSコイルロータ及
びコイル支持体はまた、その他の同期機械における使用
にも適している。
【0016】第1の実施形態において、本発明は、同期
機械のためのロータであって、該ロータは、中実の円筒
形磁性ロータコアと、ロータコアの周りに延びるレース
トラック形超伝導コイル巻線と、コアを貫通して延び、
コイル巻線の対向する長さ方向側部に取り付けられたコ
イル支持体と、コアから軸方向に延び、コアに取り付け
られた1対の端シャフトとを含む。
【0017】第2の実施形態において、本発明は、同期
機械の中実の鉄製ロータコア上にコイル巻線を有する高
温超伝導ロータを組み立てるための方法であって、該方
法は、ロータコアの長さ方向側面上の対向する平らな部
分間に延びる導管を貫通させてテンションバーを延ばす
段階と、コイルの部分の上にハウジングを挿入する段階
と、テンションバーの一端部をハウジングに取り付ける
段階と、ロータコアの対向する端部にロータ端シャフト
を取り付ける段階とを含む。
【0018】別の実施形態において、本発明は、同期機
械におけるロータであって、該ロータは、その対向する
側面上に、それに沿って長さ方向に延びる1対の平らな
部分を有する円筒形のロータコアと、ロータコアの少な
くとも一部の周りに延び、コアの平らな部分に隣接する
1対の側部分を有する超伝導コイル巻線と、ロータコア
の第1の端部から軸方向に延びる第1の端シャフトと、
ロータコアの第2の端部から軸方向に延びる第2の端シ
ャフトとを含む。
【0019】
【発明の実施の形態】本明細書に関連する添付図面に、
本発明の実施形態を記載する。
【0020】図1は、ステータ12とロータ14とを有
する例示的な同期発電機械10を示す。ロータは、ステ
ータの円筒形のロータ真空キャビティ16内に嵌まる界
磁巻線コイルを含む。ロータは、ステータのロータ真空
キャビティ内に嵌まる。ロータがステータ内で回転する
と、ロータとロータコイルによって発生する磁界18
(点線で示される)はステータを通って移動/回転し、
ステータのコイル巻線19に電流を生じさせる。この電
流は、発電機によって電力として出力される。
【0021】ロータ14は、ほぼ長さ方向に延びる軸線
20と、全体的に中実のロータコア22とを有する。中
実のコア22は、大きな透磁率を有し、鉄のような強磁
性材料で形成するのが普通である。低電力密度の超伝導
機械では、ロータの鉄心を使用して、起磁力(MMF)
を減少させ、従ってコイル巻線に必要とされる超電導
(SC)コイル線の量を最小にする。例えば、中実の鉄
製ロータコアは、約2テスラの空隙磁界強度で磁気的に
飽和させることができる。
【0022】ロータ14は、少なくとも1つの長さ方向
に延びるレーストラック形の高温超伝導(HTS)コイ
ル巻線34(図2参照)を支持する。ここでは、単一の
レーストラック形SCコイル巻線のためのコイル支持シ
ステムが開示されている。このコイル支持システムは、
複数のレーストラック形コイル構成のような、中実ロー
タコア上に取り付けられた単一のレーストラック形コイ
ル以外のコイル構成に対しても適合させることができ
る。
【0023】ロータコアは、コアに取り付けられた端シ
ャフトによって支持される。ロータは、軸受25によっ
て支持されたコレクタ端シャフト24と駆動端シャフト
30とを含む。端シャフトは、外部装置に連結すること
ができる。コレクタ端シャフト24は、SCコイルに外
部電気接続を提供するコレクタリング78を含む。コレ
クタ端シャフトはまた、ロータのSCコイル巻線を冷却
するのに使用される極低温冷却流体の源への極低温剤移
送継手26を有する。極低温剤移送継手26は、極低温
剤冷却流体の源に連結される固定セグメントと、HTS
コイルに冷却流体を供給する回転セグメントとを有す
る。ロータの駆動端シャフト30は、動力継手32を介
して発電タービンによって駆動されることができる。
【0024】図2は、例示的なHTSレーストラック形
の界磁コイル巻線34を示す。ロータのSC界磁巻線3
4は、高温超伝導(SC)コイル36を含む。各々のS
Cコイルは、固体状エポキシ含浸巻線複合材料で積層さ
れたBSCCO(BixSrxCaxCuxx)導線のよ
うな、高温超伝導導体を含む。例えば、一連のBSCC
O2223線を、積層し、互いに接着し、巻いて中実の
エポキシ含浸コイルとすることができる。
【0025】SC線は、脆くて、傷つき易い。SCコイ
ルは、一般的に、エポキシ含浸されたSCテープが巻か
れた層である。SCテープは、厳密な寸法公差を得るた
めに、精密なコイル形態に巻かれている。テープは螺旋
に巻かれ、レーストラック形SCコイル36を形成す
る。
【0026】レーストラック形コイルの寸法は、ロータ
コアの寸法で決まる。一般的に、各々のレーストラック
形SCコイルは、ロータコアの両端部において磁極を囲
み、ロータ軸線に対して平行である。コイル巻線は、レ
ーストラックの周りで連続している。SCコイルは、ロ
ータコアの周り及び該コアの磁極の間に、無抵抗の電流
路を形成する。コイルは、該コイルをコレクタ78に電
気的に接続する電気接点114を有する。
【0027】極低温冷却流体のための流路38が、コイ
ル巻線34に含まれる。これらの流路は、SCコイル3
6の外縁部の周りに延びることができる。流路は、コイ
ルに極低温冷却流体を供給し、該コイルから熱を除去す
る。冷却流体は、SCコイル巻線において、該コイルに
電気抵抗がない場合を含む超伝導状態をもたらすのに必
要とされる低温、例えば27°Kを維持する。冷却路
は、ロータコアの一端に入口及び出口ポート112を有
する。これらの流体(気体)ポート112は、SCコイ
ル上の冷却路38を、極低温剤移送継手26に接続す
る。
【0028】各々のHTSレーストラック形コイル巻線
34は、ロータ軸線20に対して平行でほぼ真っ直ぐな
一対の側部分40と、該ロータ軸線に直交する一対の端
部分54とを有する。コイルの側部分は、最も大きな遠
心応力に曝される。従って、その側部分は、コイルに作
用する遠心力を打ち消すコイル支持システムによって支
持される。
【0029】図3は、高温超伝導コイルのためのロータ
コア22及びコイル支持システムの分解図を示す。支持
システムは、各ロッドの対向する両端部においてU形コ
イルハウジングに連結されたテンションロッド42を備
える。コイルハウジングは、ロータ内にコイル巻線38
の側部分40を保持し、支持する。図3において、1つ
のテンションロッド及びコイルハウジングが示されてい
るが、一般的に、コイル支持システムは、各ロッドの両
端部にハウジングを備える一連のテンションロッドを含
む。図3は単に図解のために、テンションロッドの1つ
の端部86がコイルの側部分40を越えて延びているよ
うに示しているが、実際には端部86はコイルの内面に
当接する。テンションロッド及びコイルハウジングは、
ロータ作動中のコイル巻線の損傷を防ぎ、遠心力及び他
の力に対してコイル巻線を支持し、該コイル巻線に防護
のための遮蔽を与える。
【0030】鉄製コアロータにおけるHTSコイル巻線
34の主な荷重は、ロータの回転時の遠心加速度による
ものである。効果的なコイル構造支持体が、遠心力を打
ち消すために必要とされる。コイル支持体は、最も大き
な遠心加速度を受けるコイルの側部分40に沿うことが
とりわけ必要とされる。コイルの側部分を支持するた
め、テンションロッド42は、コイルの側部分の間を跨
ぎ、コイルの対向した側部分を把持するコイルハウジン
グ44に取り付けられる。テンションロッドは、ロータ
コアの導管46、例えば孔を貫通して延び、該ロッド
は、同一コイルの側部分の間、又は隣接するコイルの間
を跨ぐことができる。
【0031】導管46は、真っ直ぐな軸線を有する、ロ
ータコア内のほぼ円筒形の通路である。導管の直径は、
ロータの凹状の表面付近における導管端部を除いて、ほ
ぼ一定である。導管は、ロータコアとテンションロッド
との間に滑動可能な軸受面及び熱的絶縁を与える非熱導
伝性の円筒形の断熱チューブ52を受け入れるため、そ
れらの端部のところで大きな直径に拡張することができ
る。
【0032】導管46の軸線は、ほぼレーストラック形
コイルによって定められる平面内に位置する。さらに、
導管の軸線は、該導管を貫通して延びるテンションロッ
ドが連結されるコイルの側部分に対して直交している。
さらに、ここに示される実施形態においては、導管は、
ロータ軸線と直交し、かつ該軸線と交差している。導管
の数と導管の位置は、HTSコイルの位置及びコイルの
側部分を支持するのに必要とされるコイルハウジジング
の数で決まることになる。
【0033】テンションロッドがコイル巻線の両側部間
をほぼ半径方向に延びるので、該テンションロッドは、
遠心力に対して特に良好にコイルを支持する。各テンシ
ョンロッドは、該ロッドの長さ方向に沿って連続し、レ
ーストラック形コイルの平面内にあるシャフトである。
テンションロッドの長さ方向の連続性は、コイルに対し
て横剛性を与え、ロータに動的利点をもたらす。さら
に、横剛性は、コイル支持体をコイルと一体にするのを
可能にし、ロータの最終的な組み立ての前にコイルをコ
イル支持体と共に組み立てることができる。コイルとコ
イル支持体の事前組み立ては、製造サイクルを減少さ
せ、コイル支持体の品質を向上させ、コイル組み立ての
ばらつきを減少させる。レーストラック形コイルは、コ
イルの長い側を跨ぐテンション部材の列によって支持さ
れる。テンションロッドを備えるコイル支持部材は、コ
イルに予め組み立てられる。
【0034】HTSコイル巻線及び構造支持体構成部品
は、極低温状態にあり、これに対して、ロータコアは、
周囲の「高」温度状態にある。コイル支持体は、熱がロ
ータコアからHTSコイルに到達するのを許す熱伝導源
となる可能性がある。ロータは、作動時に高温になる。
コイルを極低温状態に保持しようとすると、コイルへの
熱伝導を回避しなければならない。ロッドは、ロータの
孔、例えば導管を貫通して延びるが、ロータと接触しな
い。このように接触しないことにより、ロータからテン
ションロッド及びコイルへの熱伝導が回避される。
【0035】コイルからの熱の漏れを減少させるため、
コイル支持体を最小にして、ロータコアのような熱源か
ら支持体を通る熱伝導を減少させる。一般的に、超伝導
巻線のための支持体については2つのカテゴリー、即
ち、(i)「常温」支持体と(ii)「低温」支持体があ
る。常温支持体では、支持構造体は、冷却されたSC巻
線から熱的に隔離されている。常温支持体については、
超伝導(SC)コイルの機械的荷重の大部分は、低温の
部材から常温の部材に跨る構造部材によって支持され
る。
【0036】低温支持システムでは、支持システムは、
SCコイルの冷たい極低温又はその付近にある。低温支
持体では、SCコイルの機械的荷重の大部分は、極低温
又はその付近にある構造部材によって支持される。ここ
に開示される例示的なコイル支持システムは、テンショ
ンロッド及び該テンションロッドをSCコイル巻線に連
結する関連するハウジングが、極低温又はその付近に維
持されるので、低温支持体である。支持部材が低温なの
で、これらの部材は、例えばロータの他の「高温」構成
部品からロータコアを通る非接触導管によって、熱的に
隔離される。
【0037】個々の支持部材は、テンションロッド42
(バーと該バーの両端における一対のボルトとしてもよ
い)、1対のコイルハウジング44、及び各ハウジング
をテンションロッド端部に連結する止めピン80によっ
て構成される。各々のコイルハウジング44は、テンシ
ョンロッドに連結される脚部とコイル巻線34を受ける
溝とを有するU形ブラケットである。U形ハウジング
は、コイルのための支持システムの精密で便利な組み立
てを可能にする。一連のコイルハウジングを、コイル巻
線の側部に沿って端から端まで配置することができる。
コイルハウジングは、全体として、各々のコイルの側部
分40のほぼ全体にわたってコイルに作用する力、例え
ば遠心力を分散させる。
【0038】コイルハウジング44は、コイルの側部分
40を、遠心力による過剰な撓みと曲げから防ぐ。コイ
ル支持体は、ガスタービンの通常の始動/停止作動時に
生ずる長さ方向の熱膨張及び収縮に対してコイルを拘束
しない。特に、熱膨張は、主として側部分の長さに沿う
方向に向いている。従って、コイルの側部分は、コイル
ハウジング及びテンションロッドに対して長さ方向にわ
ずかに摺動する。
【0039】U形ハウジングは、極低温において延性で
ある軽量の高強度材料で形成される。コイルハウジング
のための一般的な材料は、非磁性体であるアルミニウ
ム、インコネル、又はチタン合金である。U形ハウジン
グの形状を最適にして、軽量及び高強度にすることがで
きる。
【0040】止めピン80は、コイルハウジング及びテ
ンションロッドの孔を貫通して延びる。重さを軽くする
ために、止めピンは中空としてもよい。ロックナット
(図示せず)を、止めピンの両端にねじ込み、又は取り
付けて、ハウジングを固定し、該ハウジングの両側面
が、荷重を受けて別々に広がるのを防ぐ。止めピンは、
高強度のインコネル又はチタン合金で作ることができ
る。端部に2つの平坦な面86を有するように機械加工
した拡径端部が、テンションロッドに設けられる。
【0041】これらの平坦な面の幅は、U字形ハウジン
グとコイルの幅に適合する。テンションロッドの平坦部
86は、ロッド、コイル及びハウジングが互いに組み立
てられるとき、HTSコイル34の内面に当接する。こ
の組立体は、止め具を受けるテンションロッドの孔にお
ける応力集中を減少させる。
【0042】コイルの長い側部40のためのテンション
ロッド42とコイルハウジング44とからなるコイル支
持システムと、コイル端部のための1対の分割型クラン
プ58とを、HTSコイル巻線34と共に組み立てて、
両者をロータコア22に取り付けることができる。テン
ションロッド、コイルハウジング、及びクランプは、コ
イル巻線を支持し、該コイル巻線をロータコアに対して
適所に保持するための適正な剛構造体を構成する。
【0043】各々のテンションロッド42は、ロータコ
アを貫通して延びるが、ロータ軸線20を通って直交し
て延びてもよい。ロータコアを貫通する導管46は、テ
ンションロッドが貫通して延びる通路を形成する。導管
46は、ロータ軸線に対して垂直に延び、コアの全長に
沿って対称的に配置される。通路46とテンションロッ
ド42の数、及びそれらのロータコア上における配置、
また相互間の配置は、設計上の選択事項である。導管の
直径は、十分に大きいので、導管の高温のロータ壁が低
温のテンションロッドと接触するのを回避することがで
きる。接触を回避することにより、テンションロッドと
ロータコアとの間の熱的隔離が向上する。
【0044】図5及び図6に示すように、ロータ14
は、ステンレス鋼製の駆動端シャフト30と、鉄製のロ
ータコア22と、非磁性ステンレス鋼製のコレクタ端シ
ャフト24という3つの主要な構造的構成部品を含む。
ロータコアと端シャフトとは一般的には別個の構成部品
であって、それらは互いに組み立てられて、ボルト又は
溶接により互いに固く結合される。駆動端シャフトとコ
レクタ端シャフトとは、鉄製ロータコアにラベットとボ
ルトとで結合される。鉄製ロータコアは、円筒形の鍛造
品であって、高温超伝導テープ36で巻かれたレースト
ラック形コイル34を受けるために、コアの4つの象限
軸にわたって機械加工された平らな表面48を有する。
【0045】銅又はアルミニウム合金で作られた高い導
電性を有する円筒形のシェル90が、ロータコア上に被
せられる。シェル90は、ロータ巻線のための電磁遮蔽
体として働き、かつ低温のロータコイル巻線34を取り
囲む真空空間のための真空囲いを形成することができ
る。電磁遮蔽体の両端部は、遮蔽体90の組み立ての部
品としてのステンレス鋼製の移行リング130に結合さ
れる。遮蔽体サブアセンブリは、コイル巻線の周りに真
空密閉アセンブリを作り出すために、駆動端シャフトと
コレクタ端シャフトとに溶接される。
【0046】コイル巻線を受けるために、ロータコアは
平らな又は三角形の領域又はスロットのような凹状の表
面48を有する。これらの表面48は、円筒形のコアの
湾曲した表面50に形成され、ロータコアを横切って長
さ方向に延びる。コイル巻線34は、凹状の領域48に
隣接してロータに取り付けられる。コイルは、一般的
に、凹状の領域の外表面に沿って長さ方向に、かつロー
タコアの両端の周りに延びる。ロータコアの凹状の表面
48は、コイル巻線を受ける。凹状の領域の形状は、コ
イル巻線に一致している。例えば、コイル巻線が、サド
ル形状又は何らかの他の形状を有する場合には、ロータ
コアの凹みは、巻線の形状を受けるように構成されるこ
とになる。
【0047】凹状の表面48は、コイル巻線の外表面が
ロータの回転によって定められる包絡面まで実質的に延
びるように、コイルを受ける。ロータコアの湾曲した外
表面50は、回転時に、円筒形の包絡面を定める。ロー
タのこの回転包絡面は、ステータにおけるロータキャビ
ティ16(図1参照)とほぼ同じ直径を有する。
【0048】ロータ包絡面とステータキャビティ16と
の間のギャップは、ロータが通風冷却を必要としないの
で、ステータのみの強制流通風冷却に必要とされるよう
な比較的小さい隙間である。ロータのコイル巻線とステ
ータの巻線との間における電磁的結合を増大させるた
め、ロータとステータとの間の隙間を最小にするのが望
ましい。さらに、ロータによって形成される包絡面まで
延びて、ロータとステータとの間の隙間ギャップのみに
よってステータから離されるように、ロータのコイル巻
線を配置するのが好ましい。
【0049】コイル巻線34の端部分54は、ロータコ
アの対向した端部56に隣接している。分割型クランプ
58は、コイル巻線の端部分の各々をロータ内に保持す
る。各々のコイル端部54における分割型クランプは、
コイル巻線34を間に挟む一対の対向するプレートを含
む。クランププレートの表面は、コイル巻線及び該巻線
への接続部112、114を受けるための溝を備える。
【0050】分割型クランプ58は、アルミニウム又は
インコネル合金のような非磁性材料で形成することがで
きる。同じ又は同様の非磁性材料を使用して、テンショ
ンロッド、溝形のハウジング、及びコイル支持システム
の他の部分を形成することができる。強磁性材料は、キ
ュリー転移温度以下の温度では脆性になり、荷重支持構
造体として使用することができないので、コイル支持シ
ステムは、極低温で延性を保持するために非磁性体であ
るのが好ましい。
【0051】分割型クランプ58は、カラー62に囲ま
れているが、該カラーと接触していない。端シャフト2
4、30は、ロータコア22の端部に接続されるカラー
62を含む。カラーは、ロータのシャフトを形成する材
料と同じ又は類似のステンレス鋼のような非磁性材料の
厚いディスクである。カラーは、ロータ軸線と直交し、
分割型クランプ58を受け、かつ通過させるのに十分広
いスロット64を有する。スロット付きカラーの高温の
側壁66は、低温の分割型クランプから離間して配置さ
れ、それらは互いに接触状態になることはない。
【0052】カラー62は、ロータコアの隆起したディ
スク領域70(対向するカラー内に挿入される隆起した
ディスク領域については、ロータコアの反対側を参照)
を受けるために凹状のディスク領域68(スロット64
によって二分されている)を含むことができる。ロータ
コアの端部56の隆起したディスク領域を凹状のディス
ク68に挿入することにより、カラー内にロータコアが
支持され、ロータコアとカラーとの位置合わせが容易に
なる。さらに、カラーは、該カラーを貫通し、該カラー
のリムの周りを長さ方向に延びる円形配列のボルト孔7
2を有することができる。これらのボルト孔は、ロータ
コア中に部分的に延びるねじを切られた適合するボルト
孔74に対応する。ねじを切られたボルト孔75(図5
参照)が、これらの長さ方向のボルト孔72、74を貫
通して延び、カラーをロータコアに固定する。
【0053】ロータコアを金属の円筒形遮蔽体90に入
れることが可能であり、この遮蔽体は、ロータを取り巻
く渦電流及び他の電流から超電導コイル巻線34を保護
し、ロータの極低温構成部品の周りに強力な真空を維持
するために必要とされる真空包体を構成するものであ
る。円筒形の遮蔽体90は、銅合金又はアルミニウムの
ような高導電性材料で形成することができる。SCコイ
ル巻線34は、真空状態に維持される。この真空を遮蔽
体90によって形成することができ、該遮蔽体は、コイ
ル及びロータコア周りに真空の容器を形成するステンレ
ス鋼の円筒形層を含むことができる。
【0054】図6、図7及び図8は、コレクタ端シャフ
ト24のクローズアップ断面図である。特にこれらの図
は、冷却流体チューブと電線のための通路を提供する、
シャフトを貫通した導管チューブ76を示している。図
7及び図8は、コレクタ端シャフトの導管76と、これ
に関係したロータコア近くにおけるシャフト構造とを示
している。図7に示した断面図は、図8に示した断面図
と直交する。図6は、冷却継手26の近くにおけるコレ
クタ端シャフト24の端部の断面図を示す。
【0055】コイル巻線34からの電気接続部114は
電線132に接続される。これらの電線は、コレクタリ
ング78に向かってコレクタ端シャフト24の全長にわ
たって延びる。電線132は導管76を貫通して延び
る。電線132の冷たい側の端部は、熱を遮断する断熱
チューブ140内で支えられる。電気接点134は、端
シャフトの内部からの電線132を、端シャフトの外部
をコレクタ継手リング138まで延びるリード線136
に接続する。
【0056】コイルからの冷却流体入口及び出口ポート
112は、端シャフトの全長にわたって延びる入口及び
出口冷却チューブ94に接続される。これらのチューブ
は同軸になっている。入口チューブ142は出口チュー
ブ150の中心にある。入口チューブ142は、ロータ
軸線と同軸のコイル継手112の入口ポート144まで
延びている。コイル継手112の冷却ガス出口ポート1
46は、ロータ軸線からオフセットしている。出口ポー
トは、コイルから環状出口チューブ150へと冷却流体
を向けるガス移送ハウジング148に連結される。出口
チューブ150は、入口チューブ142と同軸であっ
て、入口チューブの外側にある。
【0057】本発明を、現在最も実用的で好ましい実施
形態であると思われるものに関連して説明してきたが、
本発明は開示した実施形態に限定されるものではなく、
むしろ特許請求の範囲の技術思想内にある全ての実施形
態を保護しようとするものであることを理解されたい。
【0058】特許請求の範囲に示した参照符号は、本発
明の技術的範囲を制限することを意図したものではな
く、その理解を容易にすることを意図するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 超伝導ロータとステータとを有する同期電気
機械の概略側面図。
【図2】 例示的なレーストラック形超伝導コイル巻線
の斜視図。
【図3】 高温超伝導(HTS)ロータの構成部品の分
解図。
【図4】 図3に示すHTSロータの概略断面図。
【図5】 図3に示すHTSロータの概略断面図。
【図6】 図3に示すHTSロータの概略断面図。
【図7】 図3に示すHTSロータの概略断面図。
【図8】 図3に示すHTSロータの概略断面図。
【符号の説明】
10 同期発電機械 12 ステータ 14 ロータ 16 ロータキャビティ 19 ステータのコイル巻線 20 ロータ軸線 22 ロータコア 24 コレクタ端シャフト 26 極低温剤移送継手 30 駆動端シャフト 32 動力継手 34 超伝導コイル巻線 78 コレクタリング
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成14年7月9日(2002.7.9)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0029
【補正方法】変更
【補正内容】
【0029】図3は、高温超伝導コイルのためのロータ
コア22及びコイル支持システムの分解図を示す。支持
システムは、各ロッドの対向する両端部においてU形コ
イルハウジングに連結されたテンションロッド42を備
える。コイルハウジングは、ロータ内にコイル巻線34
の側部分40を保持し、支持する。図3において、1つ
のテンションロッド及びコイルハウジングが示されてい
るが、一般的に、コイル支持システムは、各ロッドの両
端部にハウジングを備える一連のテンションロッドを含
む。図3は単に図解のために、テンションロッドの1つ
の端部86がコイルの側部分40を越えて延びているよ
うに示しているが、実際には端部86はコイルの内面に
当接する。テンションロッド及びコイルハウジングは、
ロータ作動中のコイル巻線の損傷を防ぎ、遠心力及び他
の力に対してコイル巻線を支持し、該コイル巻線に防護
のための遮蔽を与える。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5H604 AA02 AA05 CC02 CC04 CC20 QA03 QA04 QA08 5H655 AA11 AA13 BB01 BB04 BB09 CC02 CC07 CC08 DD03 HH15

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同期機械のためのロータであって、 中実の円筒形磁性ロータコア(22)と、 該ロータコアの周りに延びるレーストラック形超伝導コ
    イル巻線(34)と、 前記コアを貫通して延び、前記コイル巻線の対向する長
    さ方向側部に取り付けられたコイル支持体(42、4
    4)と、 前記コアから軸方向に延び、該コアに取り付けられた1
    対の端シャフト(24、30)と、 を含むことを特徴とするロータ。
  2. 【請求項2】 前記ロータコアが、該ロータコアの対向
    する長さ方向側面上に形成された1対の平らな表面(4
    8)を含み、前記コイル巻線の前記長さ方向側部(4
    0)が、前記平らな表面に隣接することを特徴とする、
    請求項1に記載のロータ。
  3. 【請求項3】 前記ロータコアが、前記平らな表面(4
    8)の間に延びる導管(46)を含み、前記コイル巻線
    を支えるために、前記導管を貫通して延びるコイル支持
    システム(42)を更に含むことを特徴とする、請求項
    2に記載のロータ。
  4. 【請求項4】 前記コイル支持システム及び前記コイル
    が極低温であり、前記コイル支持システムが前記ロータ
    コアから断熱されていることを特徴とする、請求項1に
    記載のロータ。
  5. 【請求項5】 前記ロータコア内に挿入された断熱チュ
    ーブ(52)が、前記コイル支持体を前記コアから隔離
    することを特徴とする、請求項4に記載のロータ。
  6. 【請求項6】 前記端シャフト(24、30)が非磁性
    金属であることを特徴とする、請求項1に記載のロー
    タ。
  7. 【請求項7】 前記端シャフト(24、30)がステン
    レス鋼であることを特徴とする、請求項6に記載のロー
    タ。
  8. 【請求項8】 前記ロータコア(22)が中実の磁性鉄
    鍛造品であることを特徴とする、請求項1に記載のロー
    タ。
  9. 【請求項9】 前記コイル(34)がレーストラック形
    状を有することを特徴とする、請求項1に記載のロー
    タ。
  10. 【請求項10】前記ロータコア及びコイルの周りに導電
    性遮蔽体(90)を更に含むことを特徴とする、請求項
    1に記載のロータ。
  11. 【請求項11】 前記端シャフトのうちの一方が、コレ
    クタリング(78)と極低温流体継手(26)とを有す
    るコレクタ端シャフト(24)であることを特徴とす
    る、請求項1に記載のロータ。
  12. 【請求項12】 同期機械(10)の中実の鉄製ロータ
    コア(22)上にコイル巻線(34)を有する高温超伝
    導ロータ(14)を組み立てるための方法であって、 a.前記ロータコアの長さ方向側面上の対向する平らな
    部分(48)間に延びる導管(46)を貫通させてテン
    ションバー(42)を延ばす段階と、 b.前記コイルの部分(40)の上にハウジング(4
    4)を挿入する段階と、 c.前記テンションバーの一端部を前記ハウジングに取
    り付ける(80)段階と、 d.前記ロータコアの対向する端部にロータ端シャフト
    (24、30)を取り付ける段階と、を含むことを特徴
    とする方法。
  13. 【請求項13】 前記コアを導電性遮蔽体(90)で覆
    う段階を更に含むことを特徴とする、請求項12に記載
    の方法。
  14. 【請求項14】 極低温冷却流体の源を、極低温継手
    (26)を有する第1の端シャフトに結合する段階を更
    に含むことを特徴とする、請求項12に記載の方法。
  15. 【請求項15】 各端シャフトが、カラースロットを有
    するカラーを含み、 前記コイルの一端部が前記カラースロット(64)内に
    嵌合されるように、前記カラー(62)を前記コアの一
    端部に取り付ける段階を更に含むことを特徴とする、請
    求項12に記載の方法。
  16. 【請求項16】 テンションバーを延ばす前記段階と、
    前記コイルの部分(40)の上にハウジング(44)を
    挿入する前記段階と、前記テンションバーの一端部を前
    記ハウジングに取り付ける(80)前記段階と、ロータ
    端シャフトを取り付ける前記段階とが、連続して順次行
    なわれることを特徴とする、請求項12に記載の方法。
  17. 【請求項17】 同期機械(10)におけるロータであ
    って、 その対向する側面上に、それに沿って長さ方向に延びる
    1対の平らな部分(48)を有する円筒形のロータコア
    (22)と、 該ロータコアの少なくとも一部の周りに延び、前記コア
    の平らな部分に隣接する1対の側部分(40)を有する
    超伝導コイル巻線(34)と、 前記ロータコアの第1の端部から軸方向に延びる第1の
    端シャフトと、 前記ロータコアの第2の端部から軸方向に延びる第2の
    端シャフトと、を含むことを特徴とするロータ。
  18. 【請求項18】 前記第1の端シャフトが、前記コイル
    巻線に冷却流体を供給するための極低温継手(26)を
    含むことを特徴とする、請求項17に記載のロータ。
  19. 【請求項19】 少なくとも1つのテンションロッド
    (42)を含むコイル支持体を更に含み、前記少なくと
    も1つのテンションロッドが、前記コアを貫通して延
    び、その両端部においてコイルハウジング(44)に取
    り付けられ、該コイルハウジングの各々が、前記コイル
    の側部分のうちの1つの周りを包み込むことを特徴とす
    る、請求項17に記載のロータ。
  20. 【請求項20】 前記コイル支持体及び前記コイルが極
    低温であり、前記コイル支持体が前記ロータコアから断
    熱されていることを特徴とする、請求項19に記載のロ
    ータ。
  21. 【請求項21】 前記ロータコア内に挿入された断熱チ
    ューブ(52)が、前記テンションロッドを前記コアか
    ら隔離することを特徴とする、請求項20に記載のロー
    タ。
  22. 【請求項22】 前記端シャフト(24、30)が非磁
    性金属であることを特徴とする、請求項17に記載のロ
    ータ。
  23. 【請求項23】 前記端シャフト(24、30)がステ
    ンレス鋼であることを特徴とする、請求項22に記載の
    ロータ。
  24. 【請求項24】 前記ロータコア(22)が中実の磁性
    鉄鍛造品であることを特徴とする、請求項17に記載の
    ロータ。
  25. 【請求項25】 前記コイル(34)がレーストラック
    形状を有することを特徴とする、請求項17に記載のロ
    ータ。
  26. 【請求項26】 前記ロータコア及びコイルの周りに導
    電性遮蔽体(90)を更に含むことを特徴とする、請求
    項17に記載のロータ。
  27. 【請求項27】 前記端シャフトのうちの一方が、コレ
    クタリング(78)と極低温流体継手(26)とを有す
    るコレクタ端シャフト(24)であることを特徴とす
    る、請求項17に記載のロータ。
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