JP2003032819A - 操作ガイダンス付配電盤 - Google Patents

操作ガイダンス付配電盤

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JP2003032819A
JP2003032819A JP2001218879A JP2001218879A JP2003032819A JP 2003032819 A JP2003032819 A JP 2003032819A JP 2001218879 A JP2001218879 A JP 2001218879A JP 2001218879 A JP2001218879 A JP 2001218879A JP 2003032819 A JP2003032819 A JP 2003032819A
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JP2001218879A
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Yasushi Kondo
康司 近藤
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Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 事故等回復時に配電盤内の機器操作用ハンド
ルをマニュアル等を必要とせずに操作する。 【解決手段】 扉2に1号線側、2号線側設備の系統図
A1,B1が設けられ、内部に機器操作用ハンドルが設
けられている配電盤の操作盤1において、設備の系統図
の操作用ハンドルを有する遮断器CB、遮断器DS、接
地開閉器ES等各機器の側に操作ガイダンスランプGL
と機器操作ハンドルの操作方法を記入した銘板NPを設
ける。回線事故等が回復したとき、操作ガイダンスシー
ケンス等により操作すべき機器のガイダンスランプGL
を点灯させる。この点灯を見て操作盤内部の操作すべき
機器の操作ハンドルを銘板NPに記載された方法で操作
する。ガイダンスランプGLの点灯で指示された機器の
操作ハンドルをガイダンスランプGL点灯順に操作すれ
ばよいので、速やかに間違いなく操作できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、操作ガイダンス付
配電盤に関する。
【0002】
【従来の技術】受変電設備は、操作が煩雑のため操作マ
ニュアル等の操作方法や手順を説明する書類がないと操
作が分からないことがある。特に事故などが発生した場
合の復旧は、緊急性を要するため操作手順がわからなく
なってしまい、復旧が遅れてしまうことがある。受変電
設備の中央監視設備では、このような操作手順を音声で
教える音声ガイダンス機能を有するものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記中央監視
設備で採用されている音声ガイダンス機能を受変電設備
の現場盤である配電盤に設けることはコストの面で得策
ではないし配電盤の大きさも大きくなる。また、現場で
実機を見ながら操作できることは機器の保守の際には一
番良い方法である。
【0004】本発明は、このような課題に鑑みてなされ
たものであり、その目的とするところは、操作手順をラ
ンプにより指示することができる操作ガイダンス付配電
盤を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の操作ガイダンス
付配電盤は、配電盤の扉にその設備の系統図と該系統図
に書かれた操作を必要とする各機器の操作用ハンドルが
設けられている配電盤において、設備の系統図の操作ハ
ンドルの側にそれぞれ操作ガイダンス用ランプを設け、
操作ガイダン用スランプの点灯により操作すべき機器を
指示することを特徴とするものである。
【0006】また、上記設備の系統図の操作ガイダンス
用ランプが設けられた各機器の操作ハンドルの側に、そ
れぞれその機器の操作ハンドルの操作方法が記入された
銘板を設けるとよい。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図を
用いて説明する。図1は受電変電設備の現場配電盤にお
ける操作盤の扉表面に設けたその設備の系統図例を示
す。配電盤は、操作盤と保護計器盤(図示省略)の両方
または操作盤のみで構成される。
【0008】図1について、1は操作盤、2は操作盤1
の表面に設備の系統図等が施された扉、3は扉2のハン
ドル、4は操作盤の銘板、5は扉2の上部に設けられた
機器状態表示部で、系統の故障や過電流、過電圧等が電
光表示される。A1,A2は1号線側、2号線側設備の
系統図で、1号線側、2号線側の各機器は同じで対称的
に配置されている。
【0009】1号線側、2号線側設備の系統図A1,A
2において、6は電流計、7は保護継電器、8(1),
8(2)は白線で表わされた1号線、2号線で、1号線
8(1),2号線8(2)に断路器DS1とアレスタA
L1及び接地開閉器ES1が接続され、断路器DS1の
出力側に遮断器CB1と接地開閉器ES2が接続され、
遮断器CB1と接地開閉器ES2の間に操作ロック装置
OL1が設けられている。また、遮断器CB1の出力側
に断路器DS2と接地開閉器ES3が接続されている。
【0010】そして設備の系統図A1,A2の機器の間
に、停電復帰連動装置COS、ループ切換器LC及び照
光式の連動開始ループ切換用ボタンスイッチBS4が従
方向に配置されている。1号線側、2号線側設備の系統
図A1,A2の各断路器DS2の出力側は共通の線9に
接続され、共通の線9には電圧・電流変成器VCTが接
続されている。
【0011】B1,B2は上記共通の線9に接続された
1番線、2番線のトランス一次側設備の系統図で、それ
ぞれ共通の線9に遮断器CB2とトランスTRが直列に
接続され、遮断器CB2とトランスTRの間に接地開閉
器ES4が接続されている。
【0012】また、1番線、2番線トランス一次側設備
の系統図B1,B2の間には、それぞれ照光式の警報停
止用ボタンスイッチBS1、故障復帰用ボタンスイッチ
BS2、ランプ点検用ボタンスイッチBS3が設けられ
ている。また、扉2の下部にはアラームALが設けられ
ている。
【0013】上記設備の系統図中に示されている断路器
DS、遮断器CB、接地開閉器ES等は、各機器を操作
するための操作盤上の操作ハンドルとなっている。設備
の系統図の上記断路器DS、遮断器CB、接地開閉器E
S等の操作ハンドル上部には、それぞれ電圧、電流状態
や機器状態を示す緑色ランプ(G)及び赤色ランプ
(R)が設けられている。また、上記断路器DS、遮断
器CB、接地開閉器ES等の操作ハンドル上部及び側部
にはそれぞれ操作ガイダンス用ランプGLおよび機器操
作用ハンドルの操作方法を記入した銘板NPが設けられ
ている。
【0014】上記操作盤の操作ハンドルで操作される機
器は機器の開閉状態信号を出力するスイッチを有し、ま
た、系統回復のための機器操作順序は決まっているの
で、簡単回路で系統回復のための操作ガイダンスシーケ
ンス回路を組むことができる。この操作ガイダンスシー
ケンス回路又はソフトウエアにより各操作ガイダンス用
ランプGLの点灯を制御する。 (1)図2、図3を用いて操作ガイダンスによる機器の
操作方法について説明する。例えば、系統1号線に事故
が発生して保護リレーが動作し1号線遮断器CB1がト
リップしたとする。すると、操作盤1(図1)の機器状
態表示部5に「1号線過電流」等の故障表示がされ、ア
ラームALが警報を発すると共に警報停止用ボタンスイ
ッチBS1が点灯する。この警報は警報停止用ボタンス
イッチBS1を押して停止させる。
【0015】故障後の復旧については、操作ガイダン用
ランプGLで操作を誘導する。回線の故障が復旧する
と、操作盤1に故障復旧の信号が入力し、照光式の故障
復帰用ボタンスイッチBS2が点灯する。係員はこの点
灯を見てその故障復帰のボタンスイッチBS2を押す。
これにより機器状態表示部5に表示されていた故障表示
が消灯し、操作ガイダンスシーケンス回路の出力により
1号線側設備の系統図A1における遮断器CB1の操作
ガイダンス用ランプGLが点灯する。係員は操作ガイダ
ンス用ランプGLが点灯した系統図A1における遮断器
CB1の銘板NPに記入されたハンドル操作方法を見
て、操作盤上の1号線遮断器CB1操作用ハンドルを上
記銘板NPに記入された方法、例えば「ハンドルを引い
て回す」ことで1号線遮断器CB1を投入させる。1号
線遮断器CB1の投入により点灯していた1号線側設備
の系統図A1における遮断器CB1操作ガイダンス用ラ
ンプGLが消灯する。 (2)次に、図4を用いて受電ループ切替時の操作手順
例を説明する。受電ループ切替時の操作手順は、操作盤
1(図1)の操作ガイダン用スランプGLで誘導する。
ループ切換器LC操作必要となると、1号線、2号線側
設備の系統図A1,A2間のループ切換器LC操作ガイ
ダンス用ランプGLが点灯する。係員はこの操作ガイダ
ン用スランプGLの点灯したループ切換器LC側の銘板
NPに記入されたハンドル操作方法で、ランプGLが点
灯している操作盤上のループ切換器LCのハンドルを切
換える。この切換操作によりループ切換器LC使用とな
り、ループ切換器LC操作ガイダンス用ランプGLが消
灯する。これと同時に照光式連動開始ループ切換用ボタ
ンスイッチBS4が点灯しアラームALが警報を発する
共に遮断器CBインターロック解除となる。この遮断器
CBインターロック解除により2号線側設備の系統図A
2の2号線断路器DS1(2)操作ガイダンス用ランプ
GLが点灯する。
【0016】上記2号線断路器DS1(2)操作ガイダ
ンス用ランプGLが点灯すると、2号線断路器DS1
(2)側の銘板NPに記入されたハンドル操作方法で、
操作盤上の2号線断路器DS1(2)ハンドルを入操作
し、2号線断路器DS1(2)を閉とする。2号線断路
器DS1(2)が閉となると,2号線断路器DS1
(2)の操作ガイダンス用ランプGLが消灯し、次に操
作する2号線遮断器CB1(2)の操作ガイダンス用ラ
ンプGLが点灯する。
【0017】2号線遮断器CB1(2)操作ガイダンス
用ランプGLが点灯すると、2号線遮断器CB1(2)
側の銘板NPに記入されたハンドル操作方法で、操作盤
1内のランプが点灯している2号線遮断器CB1(2)
のハンドルを入操作し、2号線遮断器CB1(2)を投
入する。2号線遮断器CB1(2)が投入されると、2
号線遮断器CB1(2)の操作ガイダンス用ランプGL
が消灯し、次に操作する1号線側設備の系統図A1の1
号線遮断器CB1(1)操作ガイダンス用ランプGLが
点灯する。
【0018】1号線遮断器CB1(1)操作ガイダンス
用ランプGLが点灯すると、1号線遮断器CB1(1)
側の銘板NPに記入されたハンドル操作方法で、操作盤
1内のランプが点灯している1号線遮断器CB1(1)
のハンドルを切操作し、1号線遮断器CB1(1)を開
放する。1号線遮断器CB1(1)が開放されると、1
号線遮断器CB1(1)の操作ガイダンス用ランプGL
が消灯し、次に操作する1号線断路器DS1(1)の操
作ガイダンス用ランプGLが点灯する。
【0019】1号線断路器DS1(1)の操作ガイダン
ス用ランプGLが点灯すると1号線断路器DS1(1)
側の銘板NPに記入されたハンドル操作方法で、操作盤
1内のランプが点灯している1号線断路器DS1(1)
ハンドルを切操作し、1号線断路器DS1(1)を開と
する。1号線断路器DS1(1)が開となると,1号線
断路器DS1(1)側の操作ガイダンス用ランプGLが
消灯し、次に操作する受電ループ切換器LCの操作ガイ
ダンス用ランプGLが点灯する。
【0020】上記受電ループ切換器LC操作ガイダンス
用ランプGLが点灯すると、操作盤上の受電ループ切換
器LCのハンドルを操作して受電ループ切換を除外す
る。この受電ループ切換の除外により受電遮断器CBイ
ンターロックが復帰すると共に受電ループ切換器LCの
操作ガイダンス用ランプGLが消灯する。同時にループ
切換用ボタンスイッチBS4の照光ランプが消灯すると
共にアラームALが停止する。
【0021】煩雑な操作の場合でも上記同様に、操作ガ
イダンス用ランプの点灯に従って機器の操作用ハンドル
を操作することで、迅速に確実に復旧することができ
る。
【0022】
【発明の効果】本発明は、操作盤の扉に表示された設備
の系統図の機器に操作ガイダンス用ランプを設けたの
で、系統での故障が発生してもスムーズに復旧できる。
また、設備を熟知した者でなくとも容易に操作可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】操作盤の扉に表示された機器配置図。
【図2】保護リレー動作と故障表示等の関係説明図。
【図3】故障後の復旧方法を説明するフロー図。
【図4】受電ループ切換操作手順を説明するフロー図。
【符号の説明】
1…操作盤 2…操作盤の扉 5…機器状態表示部 A1,B1…1号線側、2号線側設備の系統図 A2,B2…1番線、2番線トランス一次側1号線側設
備の系統図 G,R…緑色、赤色ランプ GL…操作ガイダンス用ランプ NP…銘板 DS…断路器 CB…遮断器 ES…接地開閉器 OL…操作ロック装置 COS…停復電連動装置 LC…ループ切換器 BS…照光式ボタンスイッチ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配電盤の扉にその設備の系統図と該系統
    図に書かれた操作を必要とする各機器の操作用ハンドル
    が設けられている配電盤において、 設備の系統図の操作ハンドルの側にそれぞれ操作ガイダ
    ンス用ランプを設け、操作ガイダン用スランプの点灯に
    より操作すべき機器を指示することを特徴とする操作ガ
    イダンス付配電盤。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 設備の系統図の操作ガイダンス用ランプが設けられた各
    機器の操作ハンドルの側に、それぞれその機器の操作ハ
    ンドルの操作方法が記入された銘板を設けたことを特徴
    とする操作ガイダンス付配電盤。
JP2001218879A 2001-07-19 2001-07-19 操作ガイダンス付配電盤 Withdrawn JP2003032819A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008220160A (ja) * 2007-02-08 2008-09-18 Hitachi Ltd 転流式直流遮断器を有する直流回路用配電盤
JP2011004453A (ja) * 2009-06-16 2011-01-06 Chugoku Electric Power Co Inc:The 電気盤
CN102110957A (zh) * 2010-12-24 2011-06-29 深圳市华通电气设备有限公司 地铁弱电ups系统智能配电屏操作面板

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