JP2003032473A - 電子透かしの埋め込みおよび検出 - Google Patents
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Abstract
ロックなどの位置や形状の補正が不要となる電子透かし
技術を提供する。 【解決手段】 色変換部42が原カラー画像データG
rgbをRGB表色系からCMYK表色系に変換して原カ
ラー画像データGcmykを得る(S104)。DCT変換
部44が原カラー画像データGcmykの全体にDCTを施
してDCT係数Dcm ykを得る(S106)。埋め込み部
46がDCT係数DcmykのC,M,Y,K成分に対して
透かし情報sを埋め込む(S108)。IDCT変換部
48が透かし情報sの埋め込まれたDCT係数D’cmyk
に、IDCTを施して、埋め込み済みカラー画像データ
G’cmykを生成する(S110)。色変換部42が埋め
込み済みカラー画像データG’cmykをCMYK表色系か
らRGB表色系に変換して埋め込み済みカラー画像デー
タG’rgbを得る(S112)。
Description
データなどのデジタルデータに透かし情報の埋め込みを
行う電子透かしの技術に関するものである。
トワークの発展に伴って、情報のデジタル化が進み、多
くのユーザが簡単に必要とする情報にアクセスできるよ
うになっている。その反面、そのデジタル情報に著作権
が発生しているデジタルコンテンツについて、その著者
に断わりなく容易にデータが複製できるような環境にな
りつつあり、不正コピーにともなう著作権侵害の問題が
注目されてきている。そこで、デジタルコンテンツの主
たる情報である音声や画像に関しての著作権侵害を防止
すること等を目的として、著作権情報などの透かし情報
を音声データや画像データに埋め込む電子透かし技術が
注目されている。
として、画像データや音声データを周波数変換(直交変
換)し、その変換係数に透かし情報を埋め込む方法があ
る。しかし、従来の電子透かし技術では、データを周波
数変換する際に、そのデータをいくつかの細かいブロッ
クなどに分け、そのブロックなどの単位で周波数変換を
行っていた。そのため、埋め込まれた透かし情報を抽出
する際には、ブロックなどの位置や形状の補正が必要で
あった。特に、透かし情報の埋め込まれたデータに幾何
学的な変形が加えられた場合には、その変形によってブ
ロックなどの位置や形状がずれてしまい、このずれを補
正するには、高度なマッチング処理が必要となるため、
ブロックなどの位置や形状の補正が困難となるという問
題があった。
術の問題点を解決し、埋め込まれた透かし情報を抽出す
る際に、ブロックなどの位置や形状の補正が不要となる
電子透かし技術を提供することにある。
記した目的の少なくとも一部を達成するために、本発明
の第1の電子透かし埋め込み方法は、デジタルデータに
透かし情報の埋め込みを行う電子透かし埋め込み方法で
あって、(a)前記透かし情報と、該透かし情報の埋め
込みの対象となる対象データと、を準備する工程と、
(b)前記対象データの全体について所定の直交変換を
施すことにより、変換係数を求める工程と、(c)前記
変換係数に前記透かし情報の埋め込みを行う工程と、
(d)前記透かし情報の埋め込まれた前記変換係数に、
前記直交変換とは逆の変換を施すことにより、埋め込み
済み対象データを生成する工程と、を備えることを要旨
とする。
め込み方法では、対象データの全体について所定の直交
変換を施すことにより、変換係数を求め、その変換係数
に透かし情報の埋め込みを行い、その埋め込みの行われ
た変換係数に、先程の直交変換とは逆の変換を施すこと
により、埋め込み済み対象データを生成するようにして
いる。
み方法によれば、対象データに直交変換を施す際、ブロ
ックなどに分けることなく、対象データの全体に対して
直交変換を施すようにしているため、従来において、埋
め込まれた透かし情報を抽出する際に必要とされていた
ブロックなどの位置や形状の補正が不要となる。従っ
て、透かし情報の埋め込まれた埋め込み済み対象データ
がデジタルからアナログに変換され、再び、アナログか
らデジタルに変換された場合に、埋め込み済み対象デー
タに所定の変形が加えられたとしても、本発明の第1の
電子透かし埋め込み方法では、その変形によるブロック
などの位置や形状のずれを補正するための高度なマッチ
ング処理が必要ないため、透かし情報の抽出を容易に行
うことができる。
合、透かし情報の埋め込まれた画像をプリンタ等で印刷
することにより、デジタルからアナログに変換し、印刷
して得られた画像をスキャナ等で取り込むことにより、
アナログからデジタルに変換するような場合には、得ら
れた画像データに幾何学的な変形が加えられることにな
るが、本発明の第1の電子透かし埋め込み方法では、こ
のような変形が加えられても、その変形によるブロック
などの位置や形状のずれを補正するための高度なマッチ
ング処理が必要ない。
方法では、対象データに直交変換を施す際、ブロックな
どに分けることなく、対象データの全体に対して直交変
換を施すようにしているため、その後、変換係数に透か
し情報を埋め込みを行うことにより、ブロックなどに分
けた場合に比較して、埋め込んだ透かし情報が全体に均
一に分散するという利点がある。
方法において、前記工程(c)では、前記変換係数のう
ち、中間周波数成分の変換係数に前記透かし情報を埋め
込むことが好ましい。
り、埋め込み対象領域は中間周波数領域を用いているた
め、透かし情報の埋め込まれた埋め込み済み対象データ
に対し、後述するようなスケーリングがなされても、透
かし情報の消滅を防ぐことができると共に、シェアリン
グがなされても、透かし情報の分離を防ぐことが可能で
ある。
方法において、前記対象データが2次元の離散値である
場合、前記所定の直交変換は2次元離散コサイン変換で
あると共に、前記工程(c)では、前記(b)において
2次元変換係数として求められた前記変換係数のうち、
2次元平面上において、直流成分から高周波領域に向か
う直線上に位置する変換係数に前記透かし情報を埋め込
むことが好ましい。
により、透かし情報の埋め込まれた埋め込み済み対象デ
ータに対し、後述するようなローテーションがなされて
も、離散コサイン変換成分と離散サイン変換成分の互い
の影響を排除することができる。
おいて、前記対象データが2次元の離散値である場合、
前記所定の直交変換は2次元離散フリーエ変換であると
共に、前記工程(c)では、前記(b)において2次元
変換係数として求められた前記変換係数のうち、2次元
平面上において、直流成分を中心とした同心円上に位置
する変換係数に前記透かし情報を埋め込むことが好まし
い。
により、透かし情報の埋め込まれた埋め込み済み対象デ
ータに対し、後述するようなローテーションがなされて
も、透かし情報の存在範囲は上記同心円の円周上に限定
することができ、そのため、抽出効率を向上させること
ができる。
は、デジタルデータに透かし情報の埋め込みを行う電子
透かし埋め込み方法であって、(a)前記透かし情報を
表す透かしデータと、該透かし情報の埋め込みの対象と
なる対象データと、を準備する工程と、(b)前記透か
しデータの全体について所定の直交変換を施すことによ
り、変換係数を求める工程と、(c)前記対象データに
前記変換係数の埋め込みを行うことにより、埋め込み済
み対象データを生成する工程と、を備えることを要旨と
する。
め込み方法では、透かし情報を表す透かしデータの全体
について所定の直交変換を施すことにより、変換係数を
求め、対象データにその求めた変換係数の埋め込みを行
うことにより、埋め込み済み対象データを生成するよう
にしている。
み方法によれば、対象データに直交変換を施すのではな
く、透かし情報を表す透かしデータに直交変換を施し、
得られた変換係数を対象データに埋め込むようにしてお
り、対象データに直交変換を施す場合に比較して、直交
変換の逆の変換を行わなくて済むため、処理時間を大幅
に短縮することができる。また、一般に、透かしデータ
のデータ量は対象データのデータ量に比べて少ないた
め、透かしデータに直交変換を施した方が、対象データ
に直交変換を施す場合に比較して、さらに処理時間を短
くすることができる。
ブロックなどに分けることなく、透かしデータの全体に
対して直交変換を施すようにしているため、従来におい
て、埋め込まれた透かし情報を抽出する際に必要とされ
ていたブロックなどの位置や形状の補正が不要となる。
従って、透かし情報の埋め込まれた埋め込み済み対象デ
ータがデジタルからアナログに変換され、再び、アナロ
グからデジタルに変換された場合に、埋め込み済み対象
データに所定の変形が加えられたとしても、本発明の第
2の電子透かし埋め込み方法では、その変形によるブロ
ックなどの位置や形状のずれを補正するための高度なマ
ッチング処理が必要がないため、透かし情報の抽出を容
易に行うことができる。例えば、対象データが画像デー
タである場合、透かし情報の埋め込まれた画像をプリン
タ等で印刷し、印刷して得られた画像をスキャナ等で取
り込むことにより、アナログからデジタルに変換するこ
とにより、得られた画像データに幾何学的な変形が加え
られた場合でも、本発明の第2の電子透かし埋め込み方
法では、その変形によるブロックなどの位置や形状のず
れを補正するための高度なマッチング処理が必要がな
い。
方法では、透かしデータに直交変換を施す際、ブロック
などに分けることなく、対象データの全体に対して直交
変換を施すようにしているため、その後、変換係数を対
象データに埋め込みを行うことにより、ブロックなどに
分けた場合に比較して、埋め込んだ透かし情報が全体に
均一に分散するという利点がある。
方法において、前記工程(c)では、前記変換係数のう
ち、中間周波数成分の変換係数を前記対象データに埋め
込むことが好ましい。
込み対象領域は中間周波数領域を用いているため、透か
し情報の埋め込まれた埋め込み済み対象データに対し、
後述するようなスケーリングがなされても、透かし情報
の消滅を防ぐことができると共に、シェアリングがなさ
れても、透かし情報の分離を防ぐことが可能である。
方法において、前記対象データが2次元の離散値である
場合、前記所定の直交変換は2次元離散コサイン変換で
あると共に、前記工程(c)では、前記(b)において
2次元変換係数として求められた前記変換係数のうち、
2次元平面上において、直流成分から高周波領域に向か
う直線上に位置する変換係数を前記対象データに埋め込
むことが好ましい。
し情報の埋め込まれた埋め込み済み対象データに対し、
後述するようなローテーションがなされても、離散コサ
イン変換成分と離散サイン変換成分の互いの影響を排除
することができる。
おいて、前記対象データが2次元の離散値である場合、
前記所定の直交変換は2次元離散フリーエ変換であると
共に、前記工程(c)では、前記(b)において2次元
変換係数として求められた前記変換係数のうち、2次元
平面上において、直流成分を中心とした同心円上に位置
する変換係数を前記対象データに埋め込むことが好まし
い。
し情報の埋め込まれた埋め込み済み対象データに対し、
後述するようなローテーションがなされても、透かし情
報の存在範囲は上記同心円の円周上に限定することがで
き、そのため、抽出効率を向上させることができる。
て、前記所定の直交変換は離散コサイン変換であること
が好ましい。
利用されており、離散コサイン変換によるデータの無相
関化は、信号処理の中でも特に画像や音声の符号化およ
び圧縮の分野で多くの成果を収めており、ソフトウェア
・ハードウェア両方面での研究が盛んだからである。
て、前記所定の直交変換は離散フリーエ変換であること
が好ましい。
に画像や音声の解析分野で用いられることが多く、高速
計算法などの研究が既になされているからである。
報の埋め込まれたデジタルデータから前記透かし情報を
抽出する電子透かし抽出方法であって、(a)前記透か
し情報の埋め込まれた埋め込み済み対象データを準備す
る工程と、(b)前記埋め込み済み対象データの全体に
ついて所定の直交変換を施すことにより、変換係数を導
き出す工程と、(c)前記変換係数から、埋め込まれて
いる前記透かし情報の抽出を行う工程と、を備えること
が好ましい。
では、埋め込み済み対象データの全体について所定の直
交変換を施すことにより、変換係数を導き出し、その変
換係数から、埋め込まれている透かし情報の抽出を行う
ようにしている。
述した本発明の電子透かし埋め込み方法によって埋め込
まれた透かし情報を、埋め込み済み対象データから容易
に抽出することができる。
込み方法や電子透かし抽出方法などの方法発明の態様に
限ることなく、電子透かし装置などの装置の発明として
の態様や、それら方法や装置を構築するためのコンピュ
ータプログラムとしての態様や、そのようなコンピュー
タプログラムを記録した記録媒体としての態様で実現す
ることも可能である。また、さらには、上記コンピュー
タプログラムを含み搬送波内に具現化されたデータ信号
など、種々の態様で実現することも可能である。
例に基づいて以下の順序で説明する。 A.第1の実施例: A−1.電子透かし埋め込み処理: A−2.電子透かし検出処理: A−3.具体例: B.第2の実施例: B−1.電子透かし埋め込み処理: B−2.電子透かし検出処理: B−3.具体例: C.第3の実施例: C−1.電子透かし埋め込み処理: C−2.電子透かし抽出処理: D.第4の実施例: D−1.電子透かし埋め込み処理: D−2.電子透かし抽出処理: E.装置全体の構成及び処理手順: F.変形例: F−1.変形例1: F−2.変形例2: F−3.変形例3: F−4.変形例4: F−5.変形例5: F−6.変形例6: F−7.変形例7: F−8.変形例8: F−9.変形例9:
として、直交変換(即ち、周波数変換)に離散コサイン
変換(DCT:discrete cosine transform)を用い、
透かし情報の埋め込み対象にカラー画像データを用いた
実施例について説明する。
本発明の第1の実施例としての電子透かし埋め込み処理
の概要を示す説明図である。
原カラー画像データGrgbと、埋め込まれる透かし情報
sと、を準備する。本実施例では、原カラー画像データ
Grg bとして、RGB(赤,緑,青)表色系で表され、
大きさM×N画素から成り、各画素の色が、それぞれ、
R(赤),G(緑),B(青)成分で表されるカラー画
像データを用いる。また、透かし情報sとしては、長さ
Pのビット列s[p](p=0,1,…,P−1)を用
いる。なお、ビット列s[p]の値は0もしくは1であ
る。
表色系からCMYK(シアン,マゼンタ,黄,黒)表色
系に変換して、原カラー画像データGcmykを得る。ここ
で、原カラー画像データGcmykは、大きさM×N画素か
ら成り、各画素の色が、それぞれ、C(シアン),M
(マゼンタ),Y(黄),K(黒)成分で表されるカラ
ー画像データである。
の全体に、直交変換である離散コサイン変換(DCT)
を施して、周波数成分(変換係数)であるDCT係数D
cmykを得る。
細かいブロックに分け、ブロック単位でDCTを行って
いたのに対し、本実施例では、画像をブロックに分ける
ことなく、画像全体に対してDCTを行うようにしてい
る。
ては、DCTとして2次元DCTを用いることができ、
それは式(1)で表される。
り、D(u,v)はDCT係数である。
加えた操作が画像全体に均一に分散するという利点があ
る。
と、カラー画像データは図2に示すように周波数分解さ
れる。図2において、(a)は原画像であり、(b)は
周波数成分(DCT係数)である。この周波数成分の中
で、図3に示すように、低周波成分は画像の大まかな形
を規定し、高周波になるに従って画像の細部を規定して
いく。また、最上位の成分は直流(DC)成分と呼ば
れ、全体のエネルギ量を規定する。
M,Y,K成分に対して、それぞれ、所望の埋め込みア
ルゴリズムによって透かし情報sを埋め込む。
みに使用する周波数帯を決めるために、図4に示すよう
なDCT座標(u,v)を考える。次に、埋め込み最低
周波数Tminと埋め込み最高周波数Tmaxとをそれ
ぞれ決め、その周波数範囲内で、DC成分からu軸に対
して角度θの方向(埋め込み方向)へ伸ばした直線(埋
め込み基準線)を基準として、埋め込み対象領域を定め
る。次に、埋め込み要素が一定の範囲を持つようにする
ために、図5に示すように、所定の要素範囲aを用い
て、一定範囲内にあるDCT係数を1つの要素として扱
う。また、埋め込み要素同士の干渉を避けるために、所
定の要素間隔bを用いて、要素同士の間に緩衝領域を設
ける。なお、透かし情報sに従って埋め込むべき値は、
例えば、s[p]の値が0のときには値V0を、1のと
きには値V1を、それぞれ埋め込むようにする。
定したら、得られたDCT係数Dcm ykのC,M,Y,K
成分に対して、それぞれ次のアルゴリズムに従って透か
し情報s[p]の埋め込みを行う。
定する(Eh=0)。 ステップ2:DC成分からu軸に対して角度θの方向を
埋め込み方向として設定する。 ステップ3:TminとTmaxを頂点とする長方形の
領域を埋め込み可能領域として設定する。 ステップ4:DC成分から埋め込み方向へ引いた直線
(埋め込み基準線)と埋め込み可能領域との交点を点H
とする。 ステップ5:点Hを始点としてu,v各方向にそれぞれ
距離aをとり、その範囲内にあるDCT係数に対して、
それぞれ、x[Eh mod P]=0ならばV0に、x[Eh
mod P]=1ならばV1に、元のDCT係数の符号をか
けて埋め込む。 ステップ6:透かしポインタをEh=Eh+1とし、点H
を埋め込み方向に距離a+bだけ移動させる。 ステップ7:点PがTmaxを超えるまで、ステップ5
とステップ6を繰り返す。
線に沿って、透かし情報であるビット列s[p]が埋め
込まれる。
埋め込まれたDCT係数D’cmykに、逆離散コサイン変
換(IDCT)を施して、埋め込み済みカラー画像デー
タG’cmykを生成する。そして、生成したカラー画像デ
ータG’cmykをCMYK表色系からRGB表色系に変換
して、埋め込み済みカラー画像データG’rgbを得る。
込み方法では、画像データにDCTを行う際、画像をブ
ロックなどに分けることなく、画像全体に対してDCT
を行うようにしているため、その後、DCT係数に透か
し情報を埋め込みを行うことにより、ブロックなどに分
けた場合に比較して、埋め込んだ透かし情報が画像全体
に均一に分散するという利点がある。
では、従来において、埋め込まれた透かし情報を抽出す
る際に必要とされていたブロックなどの位置や形状の補
正が不要となる。従って、例えば、透かし情報の埋め込
まれた画像をプリンタ等で印刷し、印刷して得られた画
像をスキャナ等で取り込む場合(以下、このような処理
を印刷取り込み処理という)には、得られた画像データ
に幾何学的な変形が加えられることになるが、本実施例
の電子透かし埋め込み方法では、このような変形が加え
られても、その変形によるブロックなどの位置や形状の
ずれを補正するための高度なマッチング処理が必要がな
いため、透かし情報の抽出を容易に行うことができる。
なお、印刷取り込み処理のうち、透かし情報の埋め込ま
れた画像をプリンタ等で印刷することは、埋め込み済み
カラー画像データに対するデジタルからアナログへの変
換と見なすことができ、印刷して得られた画像をスキャ
ナ等で取り込むことは、アナログからデジタルへの変換
と見なすことができる。
ング、スケーリング、シェアリング、ローテーションの
4つの基本的な幾何学変換に帰着することができる。こ
れらのうち、トリミングは、画像の一部を切り取った
り、画像に余白を与えたりする処理であり、画像のスケ
ールは変化しない。スケーリングは、画像の解像度を変
換する処理であり、画像のサイズも同時に変化する。シ
ェアリングは、画像の解像度を変化させずに、1軸のみ
を傾斜させる処理である。ローテーションは、画像の解
像度を変化させずに、2軸を傾斜、つまり回転させる処
理である。このような処理が、DCTによる透かし情報
の埋め込まれた画像に施された場合、次のような影響が
出ると考えられる。即ち、画像にトリミングがなされた
場合には、DCT成分がスケーリングされるため、埋め
込まれた透かし情報もスケーリングされてしまい、それ
により、透かし情報が縮小して抽出が困難となることが
考えられる。また、画像にスケーリングがなされた場合
には、DCT成分がトリミングされるため、埋め込まれ
た透かし情報もトリミングされてしまい、それにより、
高周波成分が排除されてしまうことが考えられる。ま
た、隣接領域の影響も受けるため、周波数の外縁部の検
出が困難となることも考えられる。また、画像にシェア
リングがなされた場合には、DCT成分が処理軸方向に
トリミングされ、非処理軸方向に分裂し、その度合いは
処理軸の高周波側ほど大きいため、埋め込まれた透かし
情報に対する影響としては、各軸の高周波成分ほど分離
が進むことが考えられる。また、画像にローテーション
がなされた場合には、DCT成分はDC成分を基準とし
て回転し、その際、DCT成分とDST(離散サイン変
換)成分はそれぞれ反対方向に分裂するため、埋め込ま
れた透かし情報もDC成分を中心に回転し、互いに分離
することが考えられる。
込み方法では、図4に示したように、埋め込み対象領域
は、埋め込み最低周波数Tminと埋め込み最高周波数
Tmaxとの間の中間周波数領域のみを用いているた
め、上記したスケーリングがなされても、透かし情報の
消滅を防ぐことができると共に、シェアリングがなされ
ても、透かし情報の分離を防ぐことが可能である。ま
た、一定以上の周波数範囲を1つの埋め込み要素として
いるため、トリミングがなされて、透かし情報が多少縮
小しても、抽出困難になることはない。また、透かし情
報をDC成分から高周波側へ直線状に埋め込んでいるた
め、ローテーションがなされても、DCT成分とDST
成分の互いの影響を排除することができる。
記した幾何学的な変形の他に、色相などの変化が加えら
れるが、本実施例の電子透かし埋め込み方法では、カラ
ー画像データをRGB表色系からCMYK表色系に変換
した上で、透かし情報の埋め込みを行っているため、印
刷取り込み処理を行った場合でも、コントラストの変化
が少なくて済む。このため、コントラストの変化によっ
て画素の色相が変化してしまうと言うこともなく、透か
し情報の抽出を容易に行うことができる。即ち、これ
は、RGB表色系からCMYK表色系に変換する際に、
各画素の基底成分としてK(黒)成分が分離され、残り
のC(シアン),M(マゼンタ),Y(黄)の各成分の
値は各画素内での相対的な色のバランスを表現するよう
になるため、全体的なコントラストの差はK成分に吸収
され、残りのC,M,Y成分からコントラストの差を排
除していると考えられるからである。
領域の不鮮明さや、インクのにじみと再サンプリングに
よる誤差などから、画像全体が不鮮明となり、その影響
で、周波数成分が原信号と比べて不鮮明となり、隣接す
る透かし情報同士が干渉することが考えられるが、本実
施例の電子透かし埋め込み方法では、図5に示したよう
に、埋め込み要素の間に緩衝領域を設けているため、透
かし情報の干渉を防ぐことができる。
明の第1の実施例としての電子透かし検出処理の概要を
示す説明図である。
って生成した埋め込み済み画像データG’rgbを準備す
る。
rgbをRGB表色系からCMYK表色系に変換して、埋
め込み済みカラー画像データG’cmykを得る。
ータG’cmykの全体に、DCTを施して、埋め込み済み
DCT係数D’cmykを得る。
と同様に、画像をブロックに分けることなく、画像全体
に対して2次元DCTを行う。
D’cmykのC,M,Y,K成分から、それぞれ、所望の
抽出アルゴリズムによって透かし情報s’を抽出する。
みの際に用いた要素範囲aと、要素間隔(言い換えれ
ば、緩衝領域の範囲)bと、埋め込み方向の角度θと、
埋め込み最低周波数Tminと、埋め込み最高周波数T
maxと、を用意する。以上の要素を用意したら、得ら
れた埋め込み済みDCT係数D’cmykのC,M,Y,K
成分から、それぞれ次のアルゴリズムに従って透かし情
報s’の抽出を行う。
定する(Eh=0)。 ステップ2:DC成分からu軸に対して角度θの方向を
抽出方向として設定する。 ステップ3:TminとTmaxを頂点とする長方形の
領域を抽出対象領域として設定する。 ステップ4:DC成分から抽出方向へ引いた直線(抽出
基準線)と抽出対象領域との交点を点Hとする。 ステップ5:点Hを始点としてu,v各方向にそれぞれ
距離aをとり、図7に示すように、その範囲(抽出要
素)内にある埋め込み済みDCT係数について、それぞ
れ、絶対値を求め、それらのうちの最大値を透かし情報
s’(抽出値)として抽出する。 ステップ6:透かしポインタをEh=Eh+1とし、点H
を抽出方向に距離a+bだけ移動させる。 ステップ7:点PがTmaxを超えるまで、ステップ5
とステップ6を繰り返す。
s’が順次抽出される。このように順次抽出された透か
し情報s’を、横軸を抽出要素(埋め込み要素に対応)
の範囲としてプロットすると、図8に示す如くになる。
図8に示したとおり、プロットされた値は2つの群に分
かれる。この2つの群は、透かし情報sとして埋め込む
際の値V0,V1によって、その分布が決まる。よって、
適切なV0,V1を設定することによって、この2つの群
を特定の閾値により確実に判別することができる。
を用いて画像データに透かし情報を埋め込み、その画像
データに印刷取り込み処理を施した後、その画像データ
から透かし情報を抽出し、その結果について検討する。
を用いた。また、透かし情報の埋め込み対象となる原カ
ラー画像データとしては、図10に示すSIDBAの標
準画像Lenaを用いた。サイズは256×256画素
である。また、埋め込み対象領域を中間周波数領域のT
min=(64,64),Tmax=(192,19
2)とし、埋め込み方向の角度θを45度とし、透かし
情報であるビット列をs=1,1,0とした。V0を0
に固定し、V1およびa,bを変化させた際の抽出結果
を図11に示す。図11において、抽出率は閾値による
ものであり、各成分の抽出値の平均に対して、CMYK
成分を求めている。
いことがわかった。この理由としては、C成分が画像全
体で低く、K成分を分離した際に、その分散が小さいこ
とが挙げられる。抽出時の係数値を図12に示す。この
図から、同じ大きさの計数値を埋め込んだ画像に対し
て、印刷取り込み処理を行うと、分散値の小さい高周波
成分ほど、埋め込んだ計数値が低下することがわかる。
よって、もとの分散が小さなC成分は、印刷取り込み処
理の影響を顕著に受けたものと考えられる。
が低いほど、抽出率が低下することがわかる。これは、
印刷取り込み処理による幾何学的影響や、コントラスト
の変化による隣接係数の拡散によって、抽出率が低下し
たと考えられる。
示すように、グラフを2つの領域に分けることによっ
て、抽出率を高めることができる。
として、直交変換(即ち、周波数変換)に離散フーリエ
変換(DFT:discrete Fourier transform)を用い、
透かし情報の埋め込み対象にカラー画像データを用いた
実施例について説明する。
は本発明の第2の実施例としての電子透かし埋め込み処
理の概要を示す説明図である。
原カラー画像データGrgbと、埋め込まれる透かし情報
sと、を準備する。本実施例では、第1の実施例の場合
と同様に、原カラー画像データGrgbとして、RGB表
色系で表され、大きさM×N画素から成り、各画素の色
が、それぞれ、R,G,B成分で表されるカラー画像デ
ータを用いる。また、透かし情報sとしては、長さPの
ビット列s[p](p=0,1,…,P−1)を用い
る。ビット列s[p]の値は0もしくは1である。
表色系からCMYK表色系に変換して、原カラー画像デ
ータGcmykを得る。ここで、原カラー画像データGcmyk
は、大きさM×N画素から成り、各画素の色が、それぞ
れ、C,M,Y,K成分で表されるカラー画像データで
ある。
の全体に、直交変換である離散フーリエ変換(DFT)
を施して、周波数成分(変換係数)であるDFT係数F
cmykを得る。
細かいブロックに分け、ブロック単位でDCTを行って
いたのに対し、本実施例では、第1の実施例の場合と同
様に、画像をブロックに分けることなく、画像全体に対
してDFTを行うようにしている。
ては、DFTとして2次元DFTを用いることができ、
それは式(2)で表される。
り、F(u,v)はDFT係数である。
と、一部の周波数成分に加えた操作が画像全体に均一に
分散するという利点がある。
で表されるため、実数成分と虚数成分による表示方法
と、振幅成分と位相成分による表示方法の2種類があ
る。どちらの表示方法も、最低周波数成分を中心として
対称な形式で表示されるので、或るDFT成分に操作を
加える場合は、その対称成分にも同様の処理を加えるこ
とが必要である。これらの表示方法のうち、原信号の形
質をよく表すのは、振幅位相表示であり、振幅成分は主
に画像の形状を表し、位相成分は主に振幅成分で表され
る波形の位置を表す。このため、信号解析や電子透かし
の分野では、振幅位相表示がよく用いられる。
て、振幅位相表示で表すと、図15に示す如くになる。
図15において、(a)は原画像であり、(b)は振幅
成分であり、(c)は位相成分である。まず、振幅成分
について述べると、図16に示すように、振幅成分のう
ち、低周波成分は画像全体の大まかな形を規定し、高周
波成分になるに従い、画像の細部を規定してゆく。次
に、位相成分について述べると、位相成分は、位相がπ
ずれると、明暗が反転し、π/2ずれると、半分ずれ
る。よって、そのずれが周波数毎に異なると、各周波数
成分の像が画面内で異なる量だけシフトしてしまうとい
う現象が発生する。このため、位相成分に対して透かし
情報の埋め込みを行うには、特別な埋め込み方法が必要
となるため、本実施例では、位相成分に対する透かし情
報の埋め込みは行わず、振幅成分に対して透かし情報を
埋め込むようにしている。従って、これ以降、DFT成
分(DFT係数)と述べた場合は、振幅成分を指すもの
とする。
cmykのC,M,Y,K成分に対して、それぞれ、所望の
埋め込みアルゴリズムによって透かし情報sを埋め込
む。
みに使用する周波数帯を決めるために、図17に示すよ
うなDFT座標(u,v)を考える。次に、埋め込み半
径rを決め、DC成分から半径rの円(埋め込み基準
円)を基準として、埋め込み対象領域を定める。次に、
埋め込み要素が一定の範囲を持つようにするために、図
18に示すように、所定の要素存在角度cと所定の埋め
込み幅(要素幅)wとを用いて、一定範囲内にあるDF
T係数を1つの要素として扱う。また、埋め込み要素同
士の干渉を避けるために、所定の要素間隔角度dを用い
て、要素同士の間に緩衝領域を設ける。なお、透かし情
報sに従って埋め込むべき値は、第1の実施例の場合と
同様に、s[p]の値が0のときには値V0を、1のと
きには値V1を、それぞれ埋め込むようにする。
定したら、得られたDFT係数Fcm ykのC,M,Y,K
成分に対して、それぞれ次のアルゴリズムに従って透か
し情報s[p]の埋め込みを行う。
定する(Eh=0)。 ステップ2:角度Ehから角度Eh+cの間で、半径rか
ら半径r+wで囲まれる範囲内にあるDFT係数に対し
て、それぞれ、x[Eh mod p]=0ならばV0を、x
[Eh mod p]=1ならばV1を埋め込む。 ステップ3:透かしポインタをEh=Eh+c+dとす
る。 ステップ4:Ehが180度を超えるまで、ステップ2
とステップ3を繰り返す。
円に沿って、透かし情報であるビット列s[p]が埋め
込まれる。
の埋め込まれたDFT係数F’cmykに、逆離散フーリエ
変換(IDFT)を施して、埋め込み済みカラー画像デ
ータG’cmykを生成する。そして、生成したカラー画像
データG’cmykをCMYK表色系からRGB表色系に変
換して、埋め込み済みカラー画像データG’rgbを得
る。
込み方法では、第1の実施例の場合と同様に、画像デー
タにDFTを行う際、画像をブロックなどに分けること
なく、画像全体に対してDFTを行うようにしているた
め、その後、DFT係数に透かし情報の埋め込みを行う
ことにより、ブロックなどに分けた場合に比較して、埋
め込んだ透かし情報が画像全体に均一に分散するという
利点がある。
では、第1の実施例の場合と同様に、従来において、埋
め込まれた透かし情報を抽出する際に必要とされていた
ブロックなどの位置や形状の補正が不要となる。従っ
て、例えば、透かし情報の埋め込まれた画像に印刷取り
込み処理を施すことにより、幾何学的な変形が加えられ
た場合でも、本実施例の電子透かし埋め込み方法では、
その変形によるブロックなどの位置や形状のずれを補正
するための高度なマッチング処理が必要がないため、透
かし情報の抽出を容易に行うことができる。
とおり、トリミング、スケーリング、シェアリング、ロ
ーテーションの4つの基本的な幾何学変換に帰着する。
このような変換が、DFTによる透かし情報の埋め込ま
れた画像に施された場合、次のような影響が出ると考え
られる。即ち、画像にトリミングがなされた場合には、
DFT成分がスケーリングされるため、埋め込まれた透
かし情報も共にスケーリングされてしまい、それによ
り、透かし情報が縮小して抽出が困難となることが考え
られる。また、画像にスケーリングがなされた場合に
は、DFT成分がトリミングされるため、埋め込まれた
透かし情報も共にトリミングされてしまい、それによ
り、高周波成分が排除されてしまうことが考えられる。
また、隣接領域の影響も受けるため、高周波成分の抽出
が困難となることも考えられる。また、画像にシェアリ
ングがなされた場合には、DFT成分が処理軸方向にト
リミングされ、非処理軸方向にシェアリングされ、その
非処理軸方向のシェアリングにより、隣接領域の成分が
混入してくる。このため、埋め込まれた透かし情報に対
する影響としては、透かし情報自体がシェアリングされ
ることが考えられる。また、画像にローテーションがな
された場合には、DFT領域では、DC成分を基準とし
た振幅成分の回転が発生するため、埋め込まれた透かし
情報もDC成分を中心として回転することが考えられ
る。
込み方法では、図18に示したように、埋め込み対象領
域は、埋め込み半径r(埋め込み基準円)から要素幅w
分の範囲内の中間周波数領域のみを用いているため、上
記したスケーリングがなされても、透かし情報の消滅を
防ぐことができると共に、シェアリングがなされても、
透かし情報の移動を防ぐことが可能である。また、一定
以上の周波数範囲を1つの埋め込み要素としているた
め、トリミングがなされて、透かし情報が多少縮小して
も、抽出困難になることはない。また、透かし情報をD
C成分を中心とした同心円状に埋め込んでいるため、ロ
ーテーションがなされても、その存在範囲はその円周上
に限定することができ、そのため、抽出効率を向上させ
ることができる。
述したとおり、色相などの変化も加えられるが、本実施
例の電子透かし埋め込み方法では、第1の実施例の場合
と同様に、カラー画像データをRGB表色系からCMY
K表色系に変換した上で、透かし情報の埋め込みを行っ
ているため、印刷取り込み処理を行った場合でも、コン
トラストの変化が少なくて済む。このため、コントラス
トの変化によって画素の色相が変化してしまうと言うこ
ともなく、透かし情報の抽出を容易に行うことができ
る。
述したとおり、隣接する透かし情報同士が干渉すること
が考えられるが、本実施例の電子透かし埋め込み方法で
は、図18に示したように、埋め込み要素の間に緩衝領
域を設けているため、透かし情報の干渉を防ぐことがで
きる。
発明の第2の実施例としての電子透かし検出処理の概要
を示す説明図である。
よって生成した埋め込み済み画像データG’rgbを準備
する。
rgbをRGB表色系からCMYK表色系に変換して、埋
め込み済みカラー画像データG’cmykを得る。
ータG’cmykの全体に、DFTを施して、埋め込み済み
DFT係数F’cmykを得る。
と同様に、画像をブロックに分けることなく、画像全体
に対して2次元DFTを行う。
(振幅成分)F’cmykのC,M,Y,K成分から、それ
ぞれ、所望の抽出アルゴリズムによって透かし情報s’
を抽出する。
みの際に用いた要素存在角度cと、要素間隔角度dと、
埋め込み半径rと、埋め込み幅wと、を用意する。以上
の要素を用意したら、得られた埋め込み済みDFT係数
F’cmykのC,M,Y,K成分から、それぞれ次のアル
ゴリズムに従って透かし情報s’の抽出を行う。
定する(Eh=0)。 ステップ2:角度Ehから角度Eh+cの間で、半径rか
ら半径r+wで囲まれる範囲(抽出要素)内にあるDF
T係数について、図20に示すように、それらの最大値
を求め、透かし情報s’として抽出する。 ステップ3:透かしポインタをEh=Eh+c+dとす
る。 ステップ4:Ehが180度を超えるまで、ステップ2
とステップ3を繰り返す。
s’が順次抽出される。このように順次抽出された透か
し情報s’を、横軸を抽出要素(埋め込み要素に対応)
の角度としてプロットすると、図21に示す如くにな
る。図21に示したとおり、プロットされた値は2つの
群に分かれる。この2つの群は、透かし情報sとして埋
め込む際の値V0,V1によって、その分布が決まる。よ
って、適切なV0,V1を設定することによって、この2
つの群を特定の閾値により確実に判別することができ
る。
を用いて画像データに透かし情報を埋め込み、その画像
データに印刷取り込み処理を施した後、その画像データ
から透かし情報を抽出し、その結果について検討する。
報の埋め込み対象となる原カラー画像データは、何れ
も、第1の実施例で述べた具体例の場合と同じである。
また、埋め込み対象領域をDC成分から半径r=64の
同心円上とし、透かし情報であるビット列をs=1,
1,0とした。V0を0に固定し、V1およびc,d,w
を変化させた際の抽出結果を図22に示す。
いことがわかった。この理由は、第1の実施例で述べた
具体例の場合と同様である。また、要素存在角度cや、
V1の値にかかわらず、抽出率が低下することがある。
これは、DFT領域における軸、つまり、図23に示す
ような垂直および水平のスペクトル成分は、印刷画像を
取り込む際に、非常に高い値をとるため、図24に示す
ように、この抽出要素に対して埋め込んだ値が無効化さ
れるためである。
め、DCTの場合とは異なり、印刷取り込み処理後も、
DFT係数の値はほぼ一定である。よって、閾値のみで
判別可能である。
においては、埋め込みの対象となるカラー画像データに
DCTを施し、得られたDCT係数に透かし情報を埋め
込んだ後、埋め込まれたDCT係数にDCTの逆の変換
であるIDCTを施すようにしていた。しかしながら、
このような方法で透かし情報を埋め込む場合、DCTと
IDCTの2つの処理を行う必要があるため、処理に時
間がかかる恐れがある。
なるカラー画像データにDCTを施すのではなく、埋め
込まれる透かし情報を表す透かしデータにDCTを施
し、得られたDCT係数をカラー画像データに埋め込む
ようにしている。
は本発明の第3の実施例としての電子透かし埋め込み処
理の概要を示す説明図である。
原カラー画像データGrgbと、埋め込まれる透かし情報
sを表す透かしデータSと、を準備する。本実施例で
は、第1の実施例の場合と同様に、原カラー画像データ
Grgbとして、RGB表色系で表され、大きさM×N画
素から成り、各画素の色が、それぞれ、R,G,B成分
で表されるカラー画像データを用いる。また、透かしデ
ータSとしては、大きさが原カラー画像データGrgbと
同じM×N画素から成り、各画素の色が白または黒で表
される2値画像データを用いる。なお、このような透か
しデータSの表す画像を、以下、透かし画像と呼ぶ。具
体的に、透かし画像としては、例えば、白地に黒でロゴ
が記載されたロゴマーク画像などを用いることができ
る。また、このとき、画素の値は、マーク部分(黒の部
分)を1とし、非マーク部分(白の部分)を0とする。
表色系からCMYK表色系に変換して、原カラー画像デ
ータGcmykを得る。ここで、原カラー画像データGcmyk
は、大きさM×N画素から成り、各画素の色が、それぞ
れ、C,M,Y,K成分で表されるカラー画像データで
ある。
である離散コサイン変換(DCT)を施して、周波数成
分(変換係数)であるDCT係数Eを得る。即ち、本実
施例においても、透かし画像をいくつかの細かいブロッ
クに分けることなく、画像全体に対してDCTを行うよ
うにしている。
画像データであって、2次元の離散値として表されるの
で、DCTとして2次元DCTを用いることができる。
従って、画像全体に対して2次元DCTを行うと、加え
た操作が画像全体に均一に分散するという利点がある。
cmykのC,M,Y,K成分に対して、それぞれ、第1の
実施例と同様な埋め込み方によって、透かしデータSか
ら得られたDCT係数Eを埋め込み、埋め込み済みカラ
ー画像データG’cmykを生成する。
DCT係数Eについて、図26(a)に示すようなDC
T座標(u,v)を考え、それらDCT係数のうち、中
間周波数領域を埋め込み対象領域として、その埋め込み
対象領域内のDCT係数の中から、DC成分から高周波
側へ伸ばした直線(埋め込み基準線)上に位置するDC
T係数を取り出す。一方、原カラー画像データGcmykの
表す画像について、図26(b)に示すような画素座標
(m,n)を考え、画像内の画素のうち、画像中央部を
埋め込み対象領域として、その埋め込み対象領域内の画
素の中から、画像の左上から右下へ伸ばした直線(埋め
込み基準線)上に位置する画素を選択する。そして、取
り出したDCT係数を、対応する位置にある選択した画
素にそれぞれ埋め込む。
ー画像データG’cmykをCMYK表色系からRGB表色
系に変換して、埋め込み済みカラー画像データG’rgb
を得る。
ラー画像データG’rgbは、第1の実施例における電子
透かし埋め込み処理によって得られた埋め込み済みカラ
ー画像データG’rgbとほぼ同様な構成の埋め込み済み
カラー画像データとなる。
し埋め込み方法では、カラー画像データにDCTを施す
のではなく、透かし情報を表す透かしデータにDCTを
施し、得られたDCT係数をカラー画像データに埋め込
むようにしているため、DCTの逆の変換であるIDC
Tを行わなくて済み、処理時間を大幅に短縮することが
できる。また、DCT自体も、CMYKから成るカラー
画像データではなく、データ量がより少ない白黒の2値
画像データ(透かしデータ)に対して行うため、その
分、さらに処理時間を短くすることができる。
DCTを行う際、透かし画像をブロックなどに分けるこ
となく、画像全体に対してDCTを行うようにしている
ため、その後、得られたDCT係数をカラー画像データ
に埋め込みを行うことにより、ブロックなどに分けた場
合に比較して、埋め込んだ透かし情報が画像全体に均一
に分散するという利点がある。
では、第1の実施例の場合と同様に、従来において、埋
め込まれた透かし情報を抽出する際に必要とされていた
ブロックなどの位置や形状の補正が不要となる。従っ
て、透かし情報の埋め込まれた画像に印刷取り込み処理
を施すことにより、幾何学的な変形が加えられた場合で
も、その変形によるブロックなどの位置や形状のずれを
補正するための高度なマッチング処理が必要がないた
め、透かし情報の抽出を容易に行うことができる。
では、透かしデータSから得られたDCT係数Eについ
て、図26(a)に示したように、埋め込み対象領域は
中間周波数領域を用いているため、上記した幾何学的な
変形のうち、スケーリングがなされても、透かし情報の
消滅を防ぐことができると共に、シェアリングがなされ
ても、透かし情報の分離を防ぐことが可能である。ま
た、透かしデータSから得られたDCT係数Eのうち、
DC成分から高周波側へ伸ばした直線(埋め込み基準
線)上に位置するDCT係数を取り出して、原カラー画
像データの対応する画素に埋め込んでいるため、ローテ
ーションがなされても、DCT成分とDST成分の互い
の影響を排除することができる。
記した幾何学的な変形の他に、色相などの変化が加えら
れるが、本実施例の電子透かし埋め込み方法では、第1
の実施例の場合と同様に、カラー画像データをRGB表
色系からCMYK表色系に変換した上で、透かし情報の
埋め込みを行っているため、印刷取り込み処理を行った
場合でも、コントラストの変化が少なくて済み、透かし
情報の抽出を容易に行うことができる。
おり、本実施例の電子透かし埋め込み処理によって生成
される埋め込み済みカラー画像データG’rgbは、第1
の実施例の電子透かし埋め込み処理によって生成される
埋め込み済みカラー画像データG’rgbとほぼ同様な構
成となるため、そのような埋め込み済みカラー画像デー
タG’rgbから、埋め込まれている透かし情報を抽出す
るには、第1の実施例と同様の電子透かし抽出処理を適
用すればよい。従って、本実施例の電子透かし抽出処理
については、その説明を省略する。
においては、埋め込みの対象となるカラー画像データに
DFTを施し、得られたDFT係数に透かし情報を埋め
込んだ後、埋め込まれたDFT係数にDFTの逆の変換
であるIDFTを施すようにしていた。しかしながら、
このような方法で透かし情報を埋め込む場合、DCTの
場合と同様に、DFTとIDFTの2つの処理を行う必
要があるため、処理に時間がかかる恐れがある。
なるカラー画像データにDFTを施すのではなく、埋め
込まれる透かし情報を表す透かしデータにDFTを施
し、得られたDFT係数をカラー画像データに埋め込む
ようにしている。
は本発明の第4の実施例としての電子透かし埋め込み処
理の概要を示す説明図である。
原カラー画像データGrgbと、埋め込まれる透かし情報
sを表す透かしデータSと、を準備する。本実施例で
は、第2の実施例の場合と同様に、原カラー画像データ
Grgbとして、RGB表色系で表され、大きさM×N画
素から成り、各画素の色が、それぞれ、R,G,B成分
で表されるカラー画像データを用いる。また、透かしデ
ータSとしては、第3の実施例の場合と同様に、大きさ
が原カラー画像データGrgbと同じM×N画素から成
り、各画素の色が白または黒で表される2値画像データ
を用いる。
表色系からCMYK表色系に変換して、原カラー画像デ
ータGcmykを得る。ここで、原カラー画像データGcmyk
は、大きさM×N画素から成り、各画素の色が、それぞ
れ、C,M,Y,K成分で表されるカラー画像データで
ある。
である離散フーリエ変換(DFT)を施して、周波数成
分(変換係数)であるDFT係数Hを得る。即ち、本実
施例においても、透かし画像をいくつかの細かいブロッ
クに分けることなく、画像全体に対してDFTを行うよ
うにしている。
て、2次元の離散値として表されるので、DFTとして
2次元DFTを用いることができる。従って、画像全体
に対して2次元DFTを行うと、一部の周波数成分に加
えた操作が画像全体に均一に分散するという利点があ
る。
cmykのC,M,Y,K成分に対して、それぞれ、第2の
実施例と同様な埋め込み方によって、透かしデータSか
ら得られたDFT係数(振幅成分)Hを埋め込み、埋め
込み済みカラー画像データG’cmykを生成する。
DFT係数Hについて、図28(a)に示すようなDF
T座標(u,v)を考え、それらDCT係数のうち、中
間周波数領域を埋め込み対象領域として、その埋め込み
対象領域内のDFT係数の中から、DC成分を中心とし
た同心円(埋め込み基準円)上に位置するDFT係数を
取り出す。一方、原カラー画像データGcmykの表す画像
について、図28(b)に示すような画素座標(m,
n)を考え、画像内の画素のうち、画像の真ん中を中心
とした同心円(埋め込み基準円)上に位置する画素を選
択する。そして、取り出したDFT係数を、対応する位
置にある選択した画素にそれぞれ埋め込む。
をCMYK表色系からRGB表色系に変換して、埋め込
み済みカラー画像データG’rgbを得る。
ラー画像データG’rgbは、第2の実施例における電子
透かし埋め込み処理によって得られた埋め込み済みカラ
ー画像データG’rgbとほぼ同様な構成の埋め込み済み
カラー画像データとなる。
し埋め込み方法では、カラー画像データにDFTを施す
のではなく、透かし情報を表す透かしデータにDFTを
施して、得られたDFT係数をカラー画像データに埋め
込むようにしているため、DFTの逆の変換であるID
FTを行わなくて済み、処理時間を大幅に短縮すること
ができる。また、DFT自体も、CMYKから成るカラ
ー画像データではなく、データ量がより少ない白黒の2
値画像データ(透かしデータ)に対して行うため、その
分、さらに処理時間を短くすることができる。
DFTを行う際、透かし画像をブロックなどに分けるこ
となく、画像全体に対してDFTを行うようにしている
ため、その後、得られたDFT係数をカラー画像データ
に埋め込みを行うことにより、ブロックなどに分けた場
合に比較して、埋め込んだ透かし情報が画像全体に均一
に分散するという利点がある。
でも、第2の実施例の場合と同様に、従来において、埋
め込まれた透かし情報を抽出する際に必要とされていた
ブロックなどの位置や形状の補正が不要となる。従っ
て、透かし情報の埋め込まれた画像に印刷取り込み処理
を施すことにより、幾何学的な変形が加えられた場合で
も、その変形によるブロックなどの位置や形状のずれを
補正するための高度なマッチング処理が必要がないた
め、透かし情報の抽出を容易に行うことができる。
では、透かしデータSから得られたDFT係数Hについ
て、図28(a)に示したように、埋め込み対象領域は
中間周波数領域を用いているため、上記した幾何学的な
変形のうち、スケーリングがなされても、透かし情報の
消滅を防ぐことができると共に、シェアリングがなされ
ても、透かし情報の分離を防ぐことが可能である。ま
た、透かしデータSから得られたDFT係数Hのうち、
DC成分を中心とした同心円(埋め込み基準円)上に位
置するDFT係数を取り出して、原カラー画像データの
対応する画素に埋め込んでいるため、ローテーションが
なされても、その存在範囲はその円周上に限定すること
ができ、そのため、抽出効率を向上させることができ
る。
相などの変化が加えられるが、本実施例の電子透かし埋
め込み方法でも、第2の実施例の場合と同様に、カラー
画像データをRGB表色系からCMYK表色系に変換し
た上で、透かし情報の埋め込みを行っているため、印刷
取り込み処理を行った場合でも、コントラストの変化が
少なくて済み、透かし情報の抽出を容易に行うことがで
きる。
おり、本実施例の電子透かし埋め込み処理によって生成
される埋め込み済みカラー画像データG’rgbは、第2
の実施例の電子透かし埋め込み処理によって生成される
埋め込み済みカラー画像データG’rgbとほぼ同様な構
成となるため、そのような埋め込み済みカラー画像デー
タG’rgbから、埋め込まれている透かし情報を抽出す
るには、第2の実施例と同様の電子透かし抽出処理を適
用すればよい。従って、本実施例の電子透かし抽出処理
については、その説明を省略する。
た電子透かし埋め込み処理及び電子透かし検出処理を実
行する電子透かし装置10の構成について図29を用い
て説明する。図29は本発明の一実施例としての電子透
かし装置10の構成を示すブロック図である。この電子
透かし装置10は、CPU22と、RAM24と、RO
M26と、キーボード30と、マウス32と、CRTな
どから成る表示装置34と、ハードディスク装置36
と、ネットワークカードやモデムなどから成る通信装置
38と、これらの各要素を接続するバス40と、を備え
るコンピュータである。なお、図29では各種のインタ
ーフェイス回路は省略されている。通信装置38は、図
示しない通信回線を介してコンピュータネットワークに
接続されている。コンピュータネットワークの図示しな
いサーバは、通信回線を介してコンピュータプログラム
を電子透かし装置10に供給するプログラム供給装置と
しての機能を有する。
変換部44と、埋め込み部46と、IDCT変換部48
と、抽出部50と、DFT変換部52と、IDFT変換
部54の、各機能を実現するためのコンピュータプログ
ラムが格納されている。これらの各部42〜54の機能
については後ほど詳しく説明する。
るコンピュータプログラムは、フレキシブルディスクや
CD−ROM等の、コンピュータ読み取り可能な記録媒
体に記録された形態で提供される。コンピュータは、そ
の記録媒体からコンピュータプログラムを読み取って内
部記憶装置または外部記憶装置に転送する。あるいは、
通信経路を介してコンピュータにコンピュータプログラ
ムを供給するようにしてもよい。コンピュータプログラ
ムの機能を実現する時には、内部記憶装置に格納された
コンピュータプログラムがコンピュータのマイクロプロ
セッサによって実行される。また、記録媒体に記録され
たコンピュータプログラムをコンピュータが読み取って
直接実行するようにしてもよい。
ハードウェア装置とオペレーションシステムとを含む概
念であり、オペレーションシステムの制御の下で動作す
るハードウェア装置を意味している。また、オペレーシ
ョンシステムが不要でアプリケーションプログラム単独
またはファームウェア単独でハードウェア装置を動作さ
せるような場合には、そのハードウェア装置自体がコン
ピュータに相当する。ハードウェア装置は、CPU等の
マイクロプロセッサと、記録媒体に記録されたコンピュ
ータプログラムを読み取るための手段とを少なくとも備
えている。例えば、CD−RAMドライブやDVD−R
AMドライブなどの電子機器に、CPUやROMなどが
組み込まれていて、これら電子機器がコンピュータとし
ての機能を有する場合も、これら電子機器はコンピュー
タの概念に当然に含まれる。コンピュータプログラム
は、このようなコンピュータに、上述の各手段の機能を
実現させるプログラムコードを含んでいる。なお、上述
の機能の一部は、アプリケーションプログラムでなく、
オペレーションシステムによって実現されていても良
い。更に、透かし情報の埋め込み処理や検出処理を行う
プログラムは、音声処理を行うプログラムに対して、プ
ラグインの形式で付加されるものとしてもよい。
ては、フレキシブルディスクやCD−ROM、光磁気デ
ィスク、ICカード、ROMカートリッジ、パンチカー
ド、バーコードなどの符号が印刷された印刷物、コンピ
ュータの内部記憶装置(RAMやROMなどのメモリ)
および外部記憶装置等の、コンピュータが読取り可能な
種々の媒体を利用することができる。
部42、DCT変換部44、埋め込み部46、およびI
DCT変換部48が行う電子透かし埋め込み処理の手順
を示すフローチャートである。
透かし情報の埋め込み対象となる原カラー画像データG
rgbと、埋め込まれる透かし情報sと、を準備する。ス
テップS104では、色変換部42が、原カラー画像デ
ータGrgbをRGB表色系からCMYK表色系に変換し
て、原カラー画像データGcmykを得る。ステップS10
6では、DCT変換部44が、原カラー画像データG
cmykの全体にDCTを施して、DCT係数Dcmykを得
る。ステップS108では、埋め込み部46が、DCT
係数DcmykのC,M,Y,K成分に対して、透かし情報
sを埋め込む。ステップS110では、IDCT変換部
48が、透かし情報sの埋め込まれたDCT係数D’
cmykに、IDCTを施して、埋め込み済みカラー画像デ
ータG’cmykを生成する。ステップS112では、色変
換部42が、埋め込み済みカラー画像データG’cmykを
CMYK表色系からRGB表色系に変換して、埋め込み
済みカラー画像データG’rgbを得る。
おける電子透かし埋め込み処理を実現することができ
る。
部42、DCT変換部44、および抽出部50が行う電
子透かし抽出処理の手順を示すフローチャートである。
透かし情報の抽出の対象となる埋め込み済みカラー画像
データG’rgbを準備する。ステップS204では、色
変換部42が、埋め込み済みカラー画像データG’rgb
をRGB表色系からCMYK表色系に変換して、埋め込
み済みカラー画像データG’cmykを得る。ステップS2
06では、DCT変換部44が、埋め込み済みカラー画
像データG’cmykの全体にDCTを施して、埋め込み済
みDCT係数D’cmykを得る。ステップS208では、
抽出部50が、埋め込み済みDCT係数D’cmykのC,
M,Y,K成分から、透かし情報s’を抽出する。
おける電子透かし抽出処理を実現することができる。
部42、DFT変換部52、埋め込み部46、およびI
DFT変換部54が行う電子透かし埋め込み処理の手順
を示すフローチャートである。
透かし情報の埋め込み対象となる原カラー画像データG
rgbと、埋め込まれる透かし情報sと、を準備する。ス
テップS304では、色変換部42が、原カラー画像デ
ータGrgbをRGB表色系からCMYK表色系に変換し
て、原カラー画像データGcmykを得る。ステップS30
6では、DFT変換部52が、原カラー画像データG
cmykの全体にDFTを施して、DFT係数Fcmykを得
る。ステップS308では、埋め込み部46が、DFT
係数FcmykのC,M,Y,K成分に対して、透かし情報
sを埋め込む。ステップS310では、IDFT変換部
48が、透かし情報sの埋め込まれたDFT係数F’
cmykに、IDFTを施して、埋め込み済みカラー画像デ
ータG’cmykを生成する。ステップS112では、色変
換部42が、埋め込み済みカラー画像データG’cmykを
CMYK表色系からRGB表色系に変換して、埋め込み
済みカラー画像データG’rgbを得る。
おける電子透かし埋め込み処理を実現することができ
る。
部42、DFT変換部52、および抽出部50が行う電
子透かし抽出処理の手順を示すフローチャートである。
透かし情報の抽出の対象となる埋め込み済みカラー画像
データG’rgbを準備する。ステップS404では、色
変換部42が、埋め込み済みカラー画像データG’rgb
をRGB表色系からCMYK表色系に変換して、埋め込
み済みカラー画像データG’cmykを得る。ステップS4
06では、DFT変換部52が、埋め込み済みカラー画
像データG’cmykの全体にDFTを施して、埋め込み済
みDFT係数F’cmykを得る。ステップS408では、
抽出部50が、埋め込み済みDFT係数F’cmykのC,
M,Y,K成分から、透かし情報s’を抽出する。
おける電子透かし抽出処理を実現することができる。
部42、DCT変換部44、および埋め込み部46が行
う電子透かし埋め込み処理の手順を示すフローチャート
である。
透かし情報の埋め込み対象となる原カラー画像データG
rgbと、埋め込まれる透かし情報sを表す透かしデータ
Sと、を準備する。ステップS504では、色変換部4
2が、原カラー画像データG rgbをRGB表色系からC
MYK表色系に変換して、原カラー画像データGcmykを
得る。ステップS506では、DCT変換部44が、透
かしデータSの全体にDCTを施して、DCT係数Eを
得る。ステップS508では、埋め込み部46が、原カ
ラー画像データGcmykのC,M,Y,K成分に対して、
透かしデータSから得られたDCT係数Eを埋め込み、
埋め込み済みカラー画像データG’cmykを生成する。
おける電子透かし埋め込み処理を実現することができ
る。
部42、DFT変換部52、および埋め込み部46が行
う電子透かし埋め込み処理の手順を示すフローチャート
である。
透かし情報の埋め込み対象となる原カラー画像データG
rgbと、埋め込まれる透かし情報sを表す透かしデータ
Sと、を準備する。ステップS604では、色変換部4
2が、原カラー画像データG rgbをRGB表色系からC
MYK表色系に変換して、原カラー画像データGcmykを
得る。ステップS606では、DFT変換部52が、透
かしデータSの全体にDFTを施して、DFT係数Hを
得る。ステップS608では、埋め込み部46が、原カ
ラー画像データGcmykのC,M,Y,K成分に対して、
透かしデータSから得られたDFT係数Hを埋め込み、
埋め込み済みカラー画像データG’cmykを生成する。
おける電子透かし埋め込み処理を実現することができ
る。
例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱
しない範囲において種々の態様において実施することが
可能であり、例えば次のような変形も可能である。
2の実施例では、透かし情報として、値が0もしくは1
をとるビット列を用いているが、このビット列として、
各画素の色が白または黒で表される2値画像データを用
いるようにしてもよい。また、この2値画像データの表
す透かし画像としては、例えば、白地に黒でロゴが記載
されたロゴマーク画像などを用いることができる。この
とき、画素の値は、マーク部分(黒の部分)を1とし、
非マーク部分(白の部分)を0とする。
おいては、透かしデータとして、上記と同様に、2値画
像データを用いるようにしていた。
おいて、このような2値画像データに代えて、テキスト
情報を用いるようにしても良い。
2の実施例においては、原カラー画像データから得られ
た変換係数(DCT係数,DFT係数)のうち、特定の
領域の変換係数に透かし情報を埋め込んでいた。また、
第3および第4の実施例においては、透かしデータから
得られた変換係数のうち、特定の領域の変換係数を原カ
ラー画像データに埋め込んでいた。しかしながら、本発
明はこれに限定されるものではなく、印刷取り込み処理
などに対する耐性をあまり重視しないのであれば、得ら
れた変換係数にそのまま透かし情報を埋め込んだり、得
られた変換係数をそのまま原カラー画像データに埋め込
んだりしてもよい。
ゴマーク画像などを埋め込む場合、そのロゴマーク画像
のマーク部分の大きさは、所定の大きさより小さい方が
好ましい。そのロゴマーク画像がDCT,DFTなどに
よって周波数変換された際、マーク部分の大きさが小さ
いほど、DC成分を小さくすることができ、原カラー画
像データに埋め込んだ場合に、埋め込み後のノイズが目
立たなくなるからである。
直交変換として、DCTやDFTを用いたが、ウェーブ
レット変換や変形離散コサイン変換(MDCT:modifi
ed DCT)などの他の種類の直交変換を採用することも可
能である。
透かし情報を埋め込む際、透かし情報が0のときには値
V0を、1のときには値V1を、それぞれ変換係数に埋め
込むが、埋め込み方法としては、それらの値を変換係数
に加算する方法が考えられるが、その他、それらの値を
変換係数に対し、減算、乗算、除算、その他種々の演算
を施すことにより、埋め込みを行うようにしてもよい。
2次元の離散値から成る画像データを対象としていたた
め、DCTやDFTとして2次元DCTや2次元DFT
を用いるようにしたが、画像を水平方向や垂直方向に順
次走査するようにすれば、画像データを1次元の離散値
と捉えることも可能であるので、そのような場合には、
1次元DCTや1次元DFTを用いるようにしてもよ
い。
透かし情報の埋め込みの対象となる画像データとして、
カラー画像データを用いたが、白黒画像などの2値画像
データを用いるようにしてもよい。
透かし情報の埋め込みの対象となる画像データとして、
静止画の画像データを用いたが、動画の画像データを用
いるようにしてもよい。
では、透かし情報の埋め込みの対象となるデータとし
て、画像データを用いたが、音声データを用いるように
してもよい。即ち、本発明は、一般に、デジタルデータ
に透かし情報を埋め込む場合に適用可能である。なお、
透かし情報の埋め込まれる原画像データ(原静止画デー
タ,原動画データを含む)や原音声データを、単に「対
象データ」と呼ぶことができる。
となるデータとして音声データを用いた場合、本発明で
は、そのような音声データの全体に対して直交変換を施
すことになるため、例えば、透かし情報の埋め込まれた
埋め込み済み音声データがデジタルからアナログに変換
され、再び、アナログからデジタルに変換されることに
より、その埋め込み済み音声データに所定の変形が加え
られたとしても、本発明によれば、その変形によるブロ
ックなどの位置や形状のずれを補正するための高度なマ
ッチング処理が必要がないため、透かし情報の抽出を容
易に行うことができる。
データの全体について、DCTやDFTなどの直交変換
を施すことが特徴であるが、対象データが音声データの
場合は、例えば、その音声が音楽であるとすると、1曲
全体を対象データの全体とすることができる。
直交変換として、1次元の直交変換(1次元DCTや1
次元DFTなど)を用いることが好ましいが、音声デー
タを一定の周期で分断して2次元平面上に並べることに
より、2次元の直交変換を用いるようにしてもよい。
込み処理の概要を示す説明図である。
の様子を示す説明図である。
布を示す説明図である。
対象領域を示す説明図である。
を示す説明図である。
処理の概要を示す説明図である。
s’(抽出値)を抽出する方法を説明するための説明図
である。
して示すグラフである。
像データの一例を示す説明図である。
取り込み処理を施し、その画像データから透かし情報を
抽出した結果を示す説明図である。
にプロットして示すグラフである。
り判別する方法を説明するための説明図である。
め込み処理の概要を示す説明図である。
合の様子を示す説明図である。
波数分布を示す説明図である。
である。
を示す説明図である。
出処理の概要を示す説明図である。
s’(抽出値)を抽出する方法を説明するための説明図
である。
トして示すグラフである。
取り込み処理を施し、その画像データから透かし情報を
抽出した結果を示す説明図である。
示す説明図である。
るための説明図である。
め込み処理の概要を示す説明図である。
ラー画像データへ埋め込む方法を説明するための説明図
である。
め込み処理の概要を示す説明図である。
ラー画像データへ埋め込む方法を説明するための説明図
である。
0の構成を示すブロック図である。
DCT変換部44、埋め込み部46、およびIDCT変
換部48が行う電子透かし埋め込み処理の手順を示すフ
ローチャートである。
CT変換部44、および抽出部50が行う電子透かし抽
出処理の手順を示すフローチャートである。
FT変換部52、埋め込み部46、およびIDFT変換
部54が行う電子透かし埋め込み処理の手順を示すフロ
ーチャートである。
FT変換部52、および抽出部50が行う電子透かし抽
出処理の手順を示すフローチャートである。
CT変換部44、および埋め込み部46が行う電子透か
し埋め込み処理の手順を示すフローチャートである。
FT変換部52、および埋め込み部46が行う電子透か
し埋め込み処理の手順を示すフローチャートである。
Claims (18)
- 【請求項1】 デジタルデータに透かし情報の埋め込み
を行う電子透かし埋め込み方法であって、 (a)前記透かし情報と、該透かし情報の埋め込みの対
象となる対象データと、を準備する工程と、 (b)前記対象データの全体について所定の直交変換を
施すことにより、変換係数を求める工程と、 (c)前記変換係数に前記透かし情報の埋め込みを行う
工程と、 (d)前記透かし情報の埋め込まれた前記変換係数に、
前記直交変換とは逆の変換を施すことにより、埋め込み
済み対象データを生成する工程と、 を備えることを特徴とする電子透かし埋め込み方法。 - 【請求項2】 請求項1に記載の電子透かし埋め込み方
法において、 前記工程(c)では、前記変換係数のうち、中間周波数
成分の変換係数に前記透かし情報を埋め込むことを特徴
とする電子透かし埋め込み方法。 - 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の電子透
かし埋め込み方法において、 前記対象データが2次元の離散値である場合、前記所定
の直交変換は2次元離散コサイン変換であると共に、 前記工程(c)では、前記(b)において2次元変換係
数として求められた前記変換係数のうち、2次元平面上
において、直流成分から高周波領域に向かう直線上に位
置する変換係数に前記透かし情報を埋め込むことを特徴
とする電子透かし埋め込み方法。 - 【請求項4】 請求項1または請求項2に記載の電子透
かし埋め込み方法において、 前記対象データが2次元の離散値である場合、前記所定
の直交変換は2次元離散フリーエ変換であると共に、 前記工程(c)では、前記(b)において2次元変換係
数として求められた前記変換係数のうち、2次元平面上
において、直流成分を中心とした同心円上に位置する変
換係数に前記透かし情報を埋め込むことを特徴とする電
子透かし埋め込み方法。 - 【請求項5】 デジタルデータに透かし情報の埋め込み
を行う電子透かし埋め込み方法であって、 (a)前記透かし情報を表す透かしデータと、該透かし
情報の埋め込みの対象となる対象データと、を準備する
工程と、 (b)前記透かしデータの全体について所定の直交変換
を施すことにより、変換係数を求める工程と、 (c)前記対象データに前記変換係数の埋め込みを行う
ことにより、埋め込み済み対象データを生成する工程
と、 を備えることを特徴とする電子透かし埋め込み方法。 - 【請求項6】 請求項5に記載の電子透かし埋め込み方
法において、 前記工程(c)では、前記変換係数のうち、中間周波数
成分の変換係数を前記対象データに埋め込むことを特徴
とする電子透かし埋め込み方法。 - 【請求項7】 請求項5または請求項6に記載の電子透
かし埋め込み方法において、 前記対象データが2次元の離散値である場合、前記所定
の直交変換は2次元離散コサイン変換であると共に、 前記工程(c)では、前記(b)において2次元変換係
数として求められた前記変換係数のうち、2次元平面上
において、直流成分から高周波領域に向かう直線上に位
置する変換係数を前記対象データに埋め込むことを特徴
とする電子透かし埋め込み方法。 - 【請求項8】 請求項5または請求項6に記載の電子透
かし埋め込み方法において、 前記対象データが2次元の離散値である場合、前記所定
の直交変換は2次元離散フリーエ変換であると共に、 前記工程(c)では、前記(b)において2次元変換係
数として求められた前記変換係数のうち、2次元平面上
において、直流成分を中心とした同心円上に位置する変
換係数を前記対象データに埋め込むことを特徴とする電
子透かし埋め込み方法。 - 【請求項9】 請求項1、請求項2、請求項5および請
求項6のうちの任意の1つに記載の電子透かし埋め込み
方法において、 前記所定の直交変換は離散コサイン変換であることを特
徴とする電子透かし埋め込み方法。 - 【請求項10】 請求項1、請求項2、請求項5および
請求項6のうちの任意の1つに記載の電子透かし埋め込
み方法において、 前記所定の直交変換は離散フリーエ変換であることを特
徴とする電子透かし埋め込み方法。 - 【請求項11】 透かし情報の埋め込まれたデジタルデ
ータから前記透かし情報を抽出する電子透かし抽出方法
であって、 (a)前記透かし情報の埋め込まれた埋め込み済み対象
データを準備する工程と、 (b)前記埋め込み済み対象データの全体について所定
の直交変換を施すことにより、変換係数を導き出す工程
と、 (c)前記変換係数から、埋め込まれている前記透かし
情報の抽出を行う工程と、 を備えることを特徴とする電子透かし抽出方法。 - 【請求項12】 デジタルデータに透かし情報の埋め込
みを行う電子透かし装置であって、 前記透かし情報の埋め込みの対象となる対象データの全
体について所定の直交変換を施すことにより、変換係数
を求める直交変換部と、 前記変換係数に前記透かし情報の埋め込みを行う埋め込
み部と、 前記透かし情報の埋め込まれた前記変換係数に、前記直
交変換とは逆の変換を施すことにより、埋め込み済み対
象データを生成する逆直交変換部と、 を備えることを特徴とする電子透かし装置。 - 【請求項13】 デジタルデータに透かし情報の埋め込
みを行う電子透かし装置であって、 前記透かし情報を表す透かしデータの全体について所定
の直交変換を施すことにより、変換係数を求める直交変
換部と、 前記透かし情報の埋め込みの対象となる対象データに前
記変換係数の埋め込みを行うことにより、埋め込み済み
対象データを生成する埋め込み部と、 を備えることを特徴とする電子透かし装置。 - 【請求項14】 透かし情報の埋め込まれたデジタルデ
ータから前記透かし情報を抽出する電子透かし装置であ
って、 前記透かし情報の埋め込まれた埋め込み済み対象データ
の全体について所定の直交変換を施すことにより、変換
係数を導き出す直交変換部と、 前記変換係数から、埋め込まれている前記透かし情報の
抽出を行う抽出部と、 を備えることを特徴とする電子透かし装置。 - 【請求項15】 デジタルデータに透かし情報の埋め込
みを行うためのコンピュータプログラムであって、 前記透かし情報の埋め込みの対象となる対象データの全
体について所定の直交変換を施すことにより、変換係数
を求める機能と、 前記変換係数に前記透かし情報の埋め込みを行う機能
と、 前記透かし情報の埋め込まれた前記変換係数に、前記直
交変換とは逆の変換を施すことにより、埋め込み済み対
象データを生成する機能と、 をコンピュータに実現させるためのコンピュータプログ
ラム。 - 【請求項16】 デジタルデータに透かし情報の埋め込
みを行うためのコンピュータプログラムであって、 前記透かし情報を表す透かしデータの全体について所定
の直交変換を施すことにより、変換係数を求める機能
と、 前記透かし情報の埋め込みの対象となる対象データに前
記変換係数の埋め込みを行うことにより、埋め込み済み
対象データを生成する機能と、 をコンピュータに実現させるためのコンピュータプログ
ラム。 - 【請求項17】 透かし情報の埋め込まれたデジタルデ
ータから前記透かし情報を抽出するためのコンピュータ
プログラムであって、 前記透かし情報の埋め込まれた埋め込み済み対象データ
の全体について所定の直交変換を施すことにより、変換
係数を導き出す機能と、 前記変換係数から、埋め込まれている前記透かし情報の
抽出を行う機能と、 をコンピュータに実現させるためのコンピュータプログ
ラム。 - 【請求項18】 請求項15ないし請求項17のうちの
任意の1つに記載のコンピュータプログラムを記録した
ことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒
体。
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