JP2003031683A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体装置およびその製造方法

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JP2003031683A
JP2003031683A JP2001219461A JP2001219461A JP2003031683A JP 2003031683 A JP2003031683 A JP 2003031683A JP 2001219461 A JP2001219461 A JP 2001219461A JP 2001219461 A JP2001219461 A JP 2001219461A JP 2003031683 A JP2003031683 A JP 2003031683A
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insulating film
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pmos
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Atsushi Suenaga
淳 末永
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 デュアルゲート構造を有するCMOSトラン
ジスタにおいてpMOSの電流駆動能力の低下を抑制す
る。 【解決手段】 トランジスタのゲート絶縁膜の電気的膜
厚を、実動作状態でのゲート電極の空乏層容量、基板の
反転層容量およびゲート絶縁膜容量との和とし、n型ゲ
ート電極を有するnMOSとp型ゲート電極を有するp
MOSとが同一基板に形成された、デュアルゲート構造
のCMOSトランジスタにおけるゲート絶縁膜の電気的
膜厚について、pMOS側電気的膜厚がnMOS側電気
的膜厚の1.1倍以上1.3倍以下になるように構成に
した。これにより、ゲート絶縁膜を物理的に厚膜化する
ことなく、pMOSのゲート絶縁膜にかかる実質的な電
界を緩和することにより、電流駆動能力の低下を抑制す
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体装置およびそ
の製造方法に関し、特にn型のゲート電極を有するnチ
ャネル型MOS(Metal Oxide Semiconductor)トラン
ジスタとp型のゲート電極を有するpチャネル型MOS
トランジスタとを同一基板に形成したデュアルゲート構
造を有する半導体装置およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】nチャネル型MOSトランジスタ(nM
OS)と、pチャネル型MOSトランジスタ(pMO
S)とを同一基板に形成したCMOS(Complementary
Metal Oxide Semiconductor)トランジスタ構造は、低
消費電力で高速処理が実現可能という特徴を有するた
め、メモリやロジック回路をはじめ多くのLSI(Larg
e Scale Integration)を構成する基本回路構造として
広く用いられている。
【0003】従来、CMOSトランジスタのゲート電極
は、pMOS、nMOSとも、例えば高濃度のリンなど
をドープしたn型の多結晶シリコンを用いて形成されお
り、pMOSのゲート電極とnMOSのゲート電極と
は、同一導電型で形成されていた。
【0004】しかし、このように、pMOS、nMOS
のゲート電極を、例えばn型多結晶シリコンから形成し
て同一導電型とした場合、このn型多結晶シリコンとC
MOSトランジスタの半導体基板との仕事関数差は、半
導体基板の導電型がn型かp型かで異なり、それによ
り、同一半導体基板上に形成されるpMOSとnMOS
との間のしきい値電圧(Vth)の絶対値が異なってく
る。そのため、CMOSトランジスタ製造においては、
ゲート電極の形成に先立ち、実動作状態で反転層となる
領域に、半導体基板の表面から内部にホウ素イオン(B
+)などのp型不純物を注入し、nMOSとpMOSと
の双方のしきい値電圧Vthの絶対値がほぼ同一となる
ように調整する。その結果、形成されるCMOSトラン
ジスタは、nMOSが表面チャネル型になるのに対し、
pMOSが浅いpn接合の形成された、表面より若干基
板深くにチャネルを有する埋込みチャネル型のデバイス
となる。
【0005】ところで、近年の半導体装置はますます高
集積化の傾向に進んでおり、CMOSトランジスタにお
いてもゲート電極の短ゲート長化が進んでいる。それに
伴って、短チャネル効果をいかに抑えるかが課題となっ
ている。従来のCMOSトランジスタでは、特に埋込み
チャネル型のpMOSが短チャネル効果に弱いといった
ことが以前から指摘されており、短ゲート長化を阻害す
るひとつの要因であった。しかし、近年は、このような
問題を解決するために、nMOSおよびpMOSの、そ
れぞれの半導体基板内部に形成されたソース・ドレイン
領域とゲート電極とを同一導電型で形成したゲート電極
構造、いわゆるデュアルゲート構造を形成することによ
り、nMOSおよびpMOSの双方を表面チャネル型と
する方法が採られている。
【0006】このようにpMOSにp型ゲート電極を形
成する場合、ゲートシリコンに注入する不純物として、
ホウ素が一般的に用いられる。しかし、このゲートシリ
コンに注入されたホウ素の一部が、CMOSトランジス
タ製造におけるトランジスタ形成のための熱処理や、ト
ランジスタ形成後の層間平坦化プロセス、およびDRA
M(Dynamic Random Access Memory)のようなメモリを
混載する場合におけるキャパシタ形成時の熱処理などに
よって拡散する現象が生じる。このようなホウ素の拡散
によって、ホウ素がゲート電極下に形成されているゲー
ト絶縁膜に、あるいはこのゲート絶縁膜を突き抜け、さ
らに下層の半導体基板にまで到達すると、半導体基板で
固定電荷が発生することとなり、pMOSのしきい値電
圧の変動やばらつきの増大、そしてゲート絶縁膜の信頼
性低下をもたらす。
【0007】ゲート電極に含まれているホウ素が拡散に
よってゲート絶縁膜を突き抜ける現象、いわゆるホウ素
の突き抜けを抑制する方法としては、ゲート絶縁膜中に
窒素を含有させて窒化酸化膜を形成してホウ素の拡散を
抑制する方法が既に用いられている。ホウ素の突き抜け
を律速させるパラメーターとしては、ゲート絶縁膜とし
ての窒化酸化膜の膜厚、窒化酸化膜中の窒素濃度、およ
びボロンを拡散させる熱処理にかかる総熱量などが挙げ
られる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ホウ素の突き
抜けを抑制するためにゲート絶縁膜を窒化酸化膜とした
場合、pMOSの電流駆動能力が低下し、CMOSトラ
ンジスタの信頼性を低下する、いわゆるNBTI(Nega
tive Bias Temperature Instability)が生じるという
問題点があった。
【0009】CMOSトランジスタにおけるpMOSに
負のゲート電圧が印加されると、半導体基板表面近傍に
は正孔が誘起されて反転層が形成され、この正孔によっ
てpMOSのソース・ドレイン間にチャネルが形成され
る。ところが、ゲート絶縁膜に含まれている窒素によっ
て、ゲート絶縁膜と半導体基板との界面に存在すること
により、半導体基板表面に誘起された正孔がトラップさ
れてしまう場合がある。その結果、pMOSのしきい値
電圧が変動し、電流駆動能力が低下し、pMOSの信頼
性が低下する。
【0010】このNBTIの改善方法のひとつとして、
ゲート絶縁膜への電界を緩和する方法が挙げられ、電界
ストレスを小さくすることでNBTIによる電流駆動能
力の低下を抑えることができる。しかし、ゲート絶縁膜
への電界を緩和するためには、ゲート絶縁膜の厚膜化や
電源電圧の低下のように、本来のデバイス能力が低下し
てしまい、デバイス設計への影響が大きくなってしまい
許容できない。特に、ゲート絶縁膜の厚膜化は、pMO
S、nMOSのゲート絶縁膜を同一工程にて形成してい
るため、pMOSのゲート絶縁膜を厚膜化した場合に
は、nMOSのゲート絶縁膜をも厚膜化されることとな
り、問題のないnMOSの特性低下を引き起こしてしま
う。また、pMOS、nMOSのゲート絶縁膜を、それ
ぞれの物理的な膜厚で、別工程で作り分ける場合には、
工程数が増え、CMOSトランジスタ製造が煩雑になっ
てしまう。
【0011】また、窒化酸化膜中の窒素濃度を低減する
ことでNBTIの改善効果も見られるものの、ホウ素の
突き抜けを抑制するためには、そのデバイスが必要とす
る窒素濃度を確保する必要がある。ロジックデバイスの
ように総熱量が小さいデバイスの製造であれば、まだ可
能性はあるものの、例えば高速ロジックにDRAMを混
載する場合などは、キャパシタ形成時の熱処理が必要と
なり、総熱量が大きくなり、窒素濃度を高めないとホウ
素の突き抜けを回避することはできず、トランジスタと
して良好な特性が得られない。しかし、前述したよう
に、ゲート絶縁膜中の窒素濃度の上昇は、NBTIによ
る特性変動を増長させてしまうことにつながる。
【0012】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、デュアルゲート構造を有し、nMOSと共に
同一基板に形成されたpMOSの電流駆動能力の低下が
抑制された半導体装置およびその製造方法を提供するこ
とを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、n型ゲ
ート電極を有するnチャネル型MOSトランジスタとp
型ゲート電極を有するpチャネル型MOSトランジスタ
とが同一の基板に形成された半導体装置であって、トラ
ンジスタのゲート絶縁膜の電気的膜厚が、トランジスタ
の実動作状態における、ゲート電極に形成される空乏層
の電気容量である空乏層容量と、基板に形成される反転
層の電気容量である反転層容量と、ゲート絶縁膜の電気
容量であるゲート絶縁膜容量と、の和である場合に、p
チャネル型MOSトランジスタの電気的膜厚であるpM
OS側電気的膜厚が、nチャネル型MOSトランジスタ
の電気的膜厚であるnMOS側電気的膜厚の1.1倍以
上1.3倍以下であることを特徴とする半導体装置が提
供される。
【0014】上記構成によれば、トランジスタの実動作
状態でゲート電極に形成される空乏層の電気容量である
空乏層容量と、トランジスタの実動作状態で基板に形成
される反転層の電気容量である反転層容量と、トランジ
スタの実動作状態でのゲート絶縁膜の電気容量であるゲ
ート絶縁膜容量との和を、そのトランジスタのゲート絶
縁膜の電気的膜厚とする。そして、nチャネル型MOS
トランジスタとpチャネル型MOSトランジスタとが同
一の基板に形成された半導体装置において、pチャネル
型MOSトランジスタの電気的膜厚であるpMOS側電
気的膜厚が、nチャネル型MOSトランジスタの電気的
膜厚であるnMOS側電気的膜厚の1.1倍以上1.3
倍以下であって、pMOS側電気的膜厚をnMOS側電
気的膜厚よりも厚くする。これにより、pチャネル型M
OSトランジスタのゲート絶縁膜を物理的に厚膜化する
ことなく、pチャネル型MOSトランジスタのゲート絶
縁膜にかかる実質的な電界を緩和することができるの
で、電界ストレスが小さくなり、電流駆動能力の低下が
抑制されるようになる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。最初に、デュアルゲート構造を有
するCMOSトランジスタにおけるnMOS、pMOS
のゲート絶縁膜の電気的膜厚について説明する。
【0016】nMOS、pMOSにそれぞれ正負のゲー
ト電圧を印加した実動作状態では、各ゲート電極に注入
されている不純物によってゲート電極内部が空乏化した
状態となる。さらに、ゲート電圧の印加によって、半導
体基板では、その表面近傍に反転層が形成され、その結
果、nMOS、pMOSのそれぞれのソース・ドレイン
間にチャネルが形成される。ここで、ゲート電極に注入
される不純物量が多い場合には、反転層への寄与が大き
く、したがって、ゲート電極と反転層との間のゲート絶
縁膜の実効的な膜厚は薄くなっている。一方、ゲート電
極に注入される不純物量が少ない場合には、反転層への
寄与は小さく、したがって、ゲート絶縁膜の実効的な膜
厚は厚くなっている。このようなゲート絶縁膜の実効的
な膜厚を決定する要素は、トランジスタの実動作状態で
ゲート電極に形成される空乏層の電気容量である空乏層
容量と、トランジスタの実動作状態で半導体基板に形成
される反転層の電気容量である反転層容量と、トランジ
スタの実動作状態でのゲート絶縁膜の電気容量であるゲ
ート絶縁膜容量である。本発明では、トランジスタの実
動作状態における空乏層容量、反転層容量およびゲート
絶縁膜容量の和を電気的膜厚とする。
【0017】デュアルゲート構造を有するCMOSトラ
ンジスタにおいて、nMOSのゲート絶縁膜の電気的膜
厚をnMOS側電気的膜厚Tnとし、pMOSのゲート
絶縁膜の電気的膜厚をpMOS側電気的膜厚Tpとする
と、実動作状態での、nMOS側電気的膜厚Tnに対す
るpMOS側電気的膜厚Tpの電気的膜厚比(Tp/T
n)は1.05程度になる。これは、意図的にTpを厚
くしているわけではなく、n型不純物としてのリンとp
型不純物としてのホウ素との間の活性化率の差によるも
のである。通常はゲート絶縁膜の電気的膜厚を極力薄く
する、すなわちゲート電極への不純物注入を確実に行
い、ゲート電極の空乏化を抑制することで、CMOSト
ランジスタの高い電流駆動能力が得られる。
【0018】図1は電気的膜厚比と特性変動との関係を
示す図である。ここで、電気的膜厚比Tp/Tnは、p
型ゲート電極の不純物濃度によってpMOS側電気的膜
厚Tpを変化させることで変化させる。また、図1に示
すIdsp0は、電気的膜厚比Tp/Tn=1.05で
のpMOSの電流駆動能力である初期電流駆動能力を表
し、電気的膜厚比Tp/Tnを変化させたときのpMO
Sの電流駆動能力Idspが初期電流駆動能力Idsp
0に対してどの程度変動するかを電流駆動能力比Ids
p/Idsp0を用いて表している。また、各電気的膜
厚比Tp/TnにおいてpMOSを動作した場合に、動
作時の電流駆動能力が、最終的に、動作直後の電流駆動
能力に対してどれだけ低下したかを電流駆動能力変動Δ
Ids(%)で表している。
【0019】図1に示すように、電気的膜厚比Tp/T
nを大きくする、すなわちpMOSのp型ゲート電極の
不純物濃度を減らしてpMOS側電気的膜厚Tpを厚く
するのに伴い、電流駆動能力変動ΔIdsが減少し、p
MOSの安定した信頼性が得られるようになる。一方、
pMOSの電流駆動能力比Idsp/Idsp0は、電
気的膜厚比Tp/Tnが変化してもほとんど変動しな
い。
【0020】pMOSのp型ゲート電極に注入されてい
るホウ素の濃度が増加すると、p型ゲート電極内での空
乏化は抑制される。一方、p型ゲート電極に注入されて
いるホウ素の濃度が減少すると、p型ゲート電極内が空
乏化しやすくなるとともに、ホウ素の突き抜けによる半
導体基板での固定電荷の発生が抑制され、電流駆動能力
変動ΔIdsは小さくなる。さらに、p型ゲート電極が
空乏化した状態では、pMOSのしきい値電圧Vthが
深くなり、これを浅い側へと戻すためには、半導体基板
の表面濃度を下げる必要が生じる。つまり、空乏化によ
ってしきい値電圧Vthが深くなった分を、半導体基板
の表面濃度の低下で戻すため、不純物散乱による電流駆
動能力Idspの低下が抑制され、電流駆動能力比Id
sp/Idsp0が安定に保たれるようになる。
【0021】以上の説明から、CMOSトランジスタ製
造において、p型ゲート電極の不純物濃度を調整して、
pチャネル型MOSトランジスタのゲート絶縁膜のpM
OS側電気的膜厚Tpを、nチャネル型MOSトランジ
スタのゲート絶縁膜のnMOS側電気的膜厚Tnの1.
1倍以上1.3倍以下とすることにより、pMOSの電
流駆動能力の低下が抑制され、動作時の電流駆動能力の
変動が小さく、安定した信頼性を有する半導体装置を製
造することができる。
【0022】さらに、pMOSのゲート絶縁膜の電気的
膜厚が厚くなることにより、ゲート絶縁膜自身の信頼性
を向上することができる。次に、半導体装置の製造方法
について説明する。
【0023】図2ないし図8は本形態の半導体装置の製
造方法の説明図である。図2はシリコン基板へのゲート
絶縁膜およびゲートシリコンの形成工程におけるCMO
Sトランジスタの概略の断面図である。
【0024】まず、シリコン基板1に素子分離領域2を
STI(Shallow Trench Isolation)法や、例えば温度
950℃でウェット酸化するLOCOS(Local Oxidat
ionof Silicon)法によって形成する。次いで、このシ
リコン基板1の、nMOSが形成される領域であるnM
OS領域にp型ウェル領域3を形成し、pMOSが形成
される領域であるpMOS領域にn型ウェル領域4を形
成する。さらに、図示しないが、シリコン基板1に対し
て、トランジスタのパンチスルーの抑制を目的とした埋
め込み層の形成や、しきい値電圧Vthを調整するため
のイオン注入などを行う。
【0025】次いで、CMOSトランジスタのゲート絶
縁膜5を、例えば温度850℃で水素(H2)/酸素
(O2)雰囲気下のPyrogenic酸化によって膜厚3nm程
度で形成する。この後、ゲート絶縁膜5に窒素を注入す
るため、例えばNO(一酸化窒素)ガスやN2O(一酸
化二窒素)ガスの雰囲気下で、温度900℃〜1000
℃、時間1分〜20分程度の熱処理を行い、窒化酸化膜
を形成する。
【0026】ゲート絶縁膜5の形成後、多結晶シリコン
膜もしくは非晶質シリコンから成るゲートシリコン6
を、例えば低圧のCVD(Chemical Vapor Depositio
n)法により、シラン(SiH4)ガスを用い、温度58
0℃〜620℃程度で、膜厚50nm〜200nm程度
に成膜する。
【0027】図3はゲートシリコンへのn型不純物注入
工程におけるCMOSトランジスタの概略の断面図であ
る。成膜したゲートシリコン6に対して、まず、pMO
S領域をフォトレジスト7で保護した状態で、nMOS
領域のゲートシリコン6にn型不純物を注入し、nMO
S領域ゲートシリコン6aを形成する。ここでn型不純
物としては、ヒ素、リン、アンチモンなどを用いること
ができ、その注入量としては、ゲート電極の空乏化を抑
制できるだけの量が必要であって、例えばゲートシリコ
ン6の膜厚が100nmであれば、n型不純物の注入量
は濃度1×1015atoms/cm2〜7×1015at
oms/cm2程度である。この濃度が低いと実動作状
態でn型ゲート電極の空乏化により、電流駆動能力の低
下が生じることになる。
【0028】図4はゲートシリコンへのp型不純物注入
工程におけるCMOSトランジスタの概略の断面図であ
る。nMOS領域ゲートシリコン6aの形成後、次に、
nMOS領域をフォトレジスト8で保護した状態で、p
MOS領域のゲートシリコン6にp型不純物を注入し、
pMOS領域ゲートシリコン6bを形成する。ここで、
p型不純物の注入量は、最終的に、pMOSのゲート絶
縁膜5のpMOS側電気的膜厚Tpが、nMOSのゲー
ト絶縁膜5のnMOS側電気的膜厚Tnの1.1倍以上
1.3倍以下になるように設定する。例えばゲートシリ
コン6の膜厚が100nmのとき、pMOS領域のゲー
トシリコン6に注入するp型不純物は、濃度5×1014
atoms/cm2〜3×1015atoms/cm2程度
に設定することができる。
【0029】図5は金属シリサイド層およびオフセット
絶縁膜の形成工程におけるCMOSトランジスタの概略
の断面図である。pMOS領域ゲートシリコン6bの形
成後、nMOS領域ゲートシリコン6aおよびpMOS
領域ゲートシリコン6bの全面に、金属シリサイド層と
して、例えばタングステンシリサイド(WSix)層9
を、膜厚100nm程度で堆積する。このタングステン
シリサイド層9の堆積は、低圧CVD法またはスパッタ
リング法によって行う。低圧CVD法によって堆積する
場合は、例えば六フッ化タングステン(WF6)などの
金属ハロゲン化物のガスと、ジクロロシラン(SiH2
Cl2)などのシラン系ガスとを原料ガスとし、堆積温
度580℃にて堆積する。また、スパッタリング法によ
って堆積する場合は、金属シリサイドのターゲットを用
いて堆積する。
【0030】次いで、タングステンシリサイド層9上
に、CVD法により、例えば酸化シリコンから成るオフ
セット絶縁膜10を、膜厚150nm程度で堆積する。
このときのCVDは、例えば、シランと酸素とを原料ガ
スとし、堆積温度420℃程度で行う。
【0031】図6はゲート電極形成工程におけるCMO
Sトランジスタの概略の断面図である。タングステンシ
リサイド層9およびオフセット絶縁膜10の堆積後、オ
フセット絶縁膜10上に、フォトレジストからなるエッ
チングマスク用のレジストパターンを形成する。そし
て、このレジストパターンをマスクとして、例えば反応
性イオンエッチング(Reactive Ion Etching,RIE)
により、オフセット絶縁膜10、タングステンシリサイ
ド層9およびnMOS領域ゲートシリコン6a、pMO
S領域ゲートシリコン6bを異方性エッチングする。こ
のときのエッチングガスとしては、例えばオフセット絶
縁膜10に対してはフルオロカーボン系のガスを用い、
タングステンシリサイド層9およびゲートシリコン6に
対しては塩素(Cl2)と酸素との混合ガスを用いる。
このエッチングの結果、図6に示すように、nMOSの
n型ゲート電極11およびpMOSのp型ゲート電極1
2が、タングステンシリサイド層9上にオフセット絶縁
膜10を残した状態で形成される。
【0032】図7は不純物領域およびサイドウォール絶
縁層の形成工程におけるCMOSトランジスタの概略の
断面図である。n型ゲート電極11、p型ゲート電極1
2の形成後、n型不純物を注入したLDD(Lightly Do
ped Drain)領域であるn型LDD不純物領域13、お
よびp型不純物を注入したLDD領域であるp型LDD
不純物領域14を、それぞれn型ゲート電極11および
p型ゲート電極12の両側のp型ウェル領域3およびn
型ウェル領域4の表面から内部に形成する。n型LDD
不純物領域13およびp型LDD不純物領域14の形成
は、まず、nMOS領域を保護するレジストパターンを
形成し、p型ゲート電極12と素子分離領域2を自己整
合マスクとしたイオン注入により、p型LDD不純物領
域14を形成する。このときのイオン注入は、例えばフ
ッ化ホウ素イオン(BF2 +)を用いて、注入エネルギー
0.5keV〜5keV程度、濃度5×1013atom
s/cm2〜1×1015atoms/cm2程度で注入す
る。そして、レジストを除去した後、pMOS領域を保
護するレジストパターンを形成し、n型ゲート電極11
と素子分離領域2を自己整合マスクとしたイオン注入に
よりn型LDD不純物領域13を形成する。このときの
イオン注入は、例えばヒ素イオン(As+)を用いて、
注入エネルギー1keV〜5keV程度、濃度5×10
13atoms/cm2〜1×1015atoms/cm2
度で注入する。
【0033】n型LDD不純物領域13およびp型LD
D不純物領域14の形成後、シリコン酸化膜を成膜し
て、その全面をエッチバックすることにより、サイドウ
ォール絶縁層15を形成する。
【0034】そして、さらに、nMOS領域を保護する
レジストパターンを形成し、サイドウォール絶縁層1
5、p型ゲート電極12および素子分離領域2を自己整
合マスクとしたイオン注入により、p+型不純物領域1
6を形成する。このときのイオン注入は、例えばフッ化
ホウ素イオン(BF2 +)を用いて、注入エネルギー10
keV〜40keV程度、濃度1×1015atoms/
cm2〜5×1015atoms/cm2程度で注入する。
そして、レジストを除去した後、pMOS領域を保護す
るレジストパターンを形成し、サイドウォール絶縁層1
5、n型ゲート電極11および素子分離領域2を自己整
合マスクとしたイオン注入により、n+型不純物領域1
7を形成する。このときのイオン注入は、例えばヒ素イ
オン(As+)を用いて、注入エネルギー20keV〜
50keV程度、濃度1×1015atoms/cm2
5×1015atoms/cm2程度で注入する。
【0035】図8は金属シリサイド形成工程におけるC
MOSトランジスタの概略の断面図である。シリコン基
板1に各不純物領域を形成した後、p+型不純物領域1
6とn+型不純物領域17とに自己整合的に高融点金属
シリサイド18を形成する。高融点金属シリサイド18
としては、例えばコバルトシリサイド(CoSi2)、
ニッケルシリサイド(NiSi)、チタンシリサイド
(TiSi2)などを用いることができる。
【0036】最後に、例えば温度1000℃、時間10
秒のRTA(Rapid Thermal Annealing)により、不純
物の活性化を行う。その後、層間絶縁層の成膜、コンタ
クト孔の形成、配線層の形成などの工程を経て、目的の
半導体装置を完成させる。
【0037】このように、ゲートシリコン6への不純物
注入量を調節して、pMOSのゲート絶縁膜のpMOS
側電気的膜厚Tpを、nMOSのゲート絶縁膜のnMO
S側電気的膜厚Tnの1.1倍以上1.3倍以下にする
ことにより、pMOSの電流駆動能力の低下が抑制さ
れ、動作時の電流駆動能力変動が小さく、安定した信頼
性を有するCMOSトランジスタを製造することができ
る。
【0038】また、本形態では、同一工程で形成したゲ
ートシリコン6に対して、pMOS領域、nMOS領域
のそれぞれにイオン注入を行ってゲート絶縁膜の電気的
膜厚を変えることにより、電流駆動能力の低下を抑制す
る。そのため、pMOS領域、nMOS領域のそれぞれ
に対して、最適な膜厚でゲート絶縁膜を物理的に作り分
ける必要がなく、工程を煩雑にすることなく半導体装置
を製造することができる。
【0039】なお、本発明は、上記の説明に限定される
ものでなく、種々の変更が可能である。例えば、ゲート
シリコン6の全領域にn型不純物、例えばヒ素またはリ
ンを注入し、その後、pMOS領域のゲートシリコン6
にp型不純物、例えばホウ素を注入してp型としてもよ
い。
【0040】また、上記の説明においてオフセット絶縁
膜10の材料として用いる酸化シリコンは、ポリシリコ
ンでも、あるいはアモルファスシリコンでもよい。タン
グステンシリサイド層9は、コバルトシリサイド層(C
oSi2)、ニッケルシリサイド(NiSi)、チタン
シリサイド(TiSi2)など、高融点金属をケイ素化
した材料と置換可能である。さらに、高融点金属などを
含有する材料を用いることもできる。
【0041】また、上記のCMOSトランジスタの製造
方法の説明においては、オフセット絶縁膜10を用いた
構成としたが、オフセット絶縁膜10を有しない構造の
CMOSトランジスタとしてもよい。
【0042】図9はオフセット絶縁膜を有しないCMO
Sトランジスタの概略の断面図である。本形態のCMO
Sトランジスタは、図9に示すように、n型ゲート電極
21、p型ゲート電極22と、n+型不純物領域27、
+型不純物領域26とを、同時に高融点金属シリサイ
ド28によってシリサイド化して形成したフルサリサイ
ド構造であってもよい。この場合、例えばn型ゲート電
極21への不純物注入をn +型不純物領域27と同時に
行ったり、p型ゲート電極22への不純物注入をp+
不純物領域26と同時に行ったりすることも可能であ
り、工程を簡素化することができるようになる。
【0043】なお、上記の説明において、ゲートシリコ
ン6への不純物注入量は単なる例であって、不純物の注
入量は、ゲートシリコン6の膜厚、あるいは多結晶シリ
コンや非晶質シリコンの違いなどによって適当に変更す
ることができる。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、トラン
ジスタのゲート絶縁膜の電気的膜厚を、実動作状態での
空乏層容量と反転層容量とゲート絶縁膜容量との和と
し、n型ゲート電極を有するnMOSとp型ゲート電極
を有するpMOSとが同一の基板に形成された半導体装
置のゲート絶縁膜について、pMOS側電気的膜厚がn
MOS側電気的膜厚の1.1倍以上1.3倍以下になる
ように構成にした。これにより、ゲート絶縁膜を物理的
に厚膜化することなく、pMOSのゲート絶縁膜にかか
る実質的な電界を緩和することにより、電流駆動能力の
低下を抑制することができる。
【0045】pMOS側電気的膜厚は、p型ゲート電極
の不純物濃度を調節することによって設定することがで
きるので、pMOSとnMOSとで物理的な膜厚の異な
るゲート絶縁膜を形成する必要がなく、製造工程が煩雑
になることがない。
【0046】また、pMOSのゲート絶縁膜の電気的膜
厚が厚くなることにより、ゲート絶縁膜自身の信頼性を
向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】電気的膜厚比と特性変動との関係を示す図であ
る。
【図2】シリコン基板へのゲート絶縁膜およびゲートシ
リコンの形成工程におけるCMOSトランジスタの概略
の断面図である。
【図3】ゲートシリコンへのn型不純物注入工程におけ
るCMOSトランジスタの概略の断面図である。
【図4】ゲートシリコンへのp型不純物注入工程におけ
るCMOSトランジスタの概略の断面図である。
【図5】金属シリサイド層およびオフセット絶縁膜の形
成工程におけるCMOSトランジスタの概略の断面図で
ある。
【図6】ゲート電極形成工程におけるCMOSトランジ
スタの概略の断面図である。
【図7】不純物領域およびサイドウォール絶縁層の形成
工程におけるCMOSトランジスタの概略の断面図であ
る。
【図8】金属シリサイド形成工程におけるCMOSトラ
ンジスタの概略の断面図である。
【図9】オフセット絶縁膜を有しないCMOSトランジ
スタの概略の断面図である。
【符号の説明】
1……シリコン基板、2……素子分離領域、3……p型
ウェル領域、4……n型ウェル領域、5……ゲート絶縁
膜、6……ゲートシリコン、6a……nMOS領域ゲー
トシリコン、6……pMOS領域ゲートシリコン、7,
8……フォトレジスト、9……タングステンシリサイド
層、10……オフセット絶縁膜、11……n型ゲート電
極、12……p型ゲート電極、13……n型LDD不純
物領域、14……p型LDD不純物領域、15……サイ
ドウォール絶縁層、16……p+型不純物領域、17…
…n+型不純物領域、18……高融点金属シリサイド。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4M104 AA01 BB01 BB20 BB21 BB25 BB40 CC05 DD02 DD04 DD37 DD43 DD55 DD65 DD78 DD80 DD84 EE05 EE14 FF14 GG09 GG10 GG14 5F048 AA01 AA07 AA09 AB01 AB03 AC03 BB04 BB06 BB07 BB08 BB11 BB16 BC06 BD04 BE03 DA25

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 n型ゲート電極を有するnチャネル型M
    OS(Metal OxideSemiconductor)トランジスタとp型
    ゲート電極を有するpチャネル型MOSトランジスタと
    が同一の基板に形成された半導体装置であって、 トランジスタのゲート絶縁膜の電気的膜厚が、前記トラ
    ンジスタの実動作状態における、ゲート電極に形成され
    る空乏層の電気容量である空乏層容量と、前記基板に形
    成される反転層の電気容量である反転層容量と、前記ゲ
    ート絶縁膜の電気容量であるゲート絶縁膜容量と、の和
    である場合に、 前記pチャネル型MOSトランジスタの前記電気的膜厚
    であるpMOS側電気的膜厚が、前記nチャネル型MO
    Sトランジスタの前記電気的膜厚であるnMOS側電気
    的膜厚の1.1倍以上1.3倍以下であることを特徴と
    する半導体装置。
  2. 【請求項2】 前記pMOS側電気的膜厚は、前記p型
    ゲート電極の不純物濃度によって調整されることを特徴
    とする請求項1記載の半導体装置。
  3. 【請求項3】 前記n型ゲート電極は、不純物として、
    ヒ素、リン、アンチモンのうちの少なくとも1種を含有
    することを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  4. 【請求項4】 前記p型ゲート電極は、不純物として、
    臭素、フッ化臭素のうちの少なくとも1種を含有するこ
    とを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  5. 【請求項5】 n型ゲート電極を有するnチャネル型M
    OSトランジスタとp型ゲート電極を有するpチャネル
    型MOSトランジスタとを同一の基板に形成する半導体
    装置の製造方法であって、 トランジスタのゲート絶縁膜の電気的膜厚が、前記トラ
    ンジスタの実動作状態における、ゲート電極に形成され
    る空乏層の電気容量である空乏層容量と、前記基板に形
    成される反転層の電気容量である反転層容量と、前記ゲ
    ート絶縁膜の電気容量であるゲート絶縁膜容量と、の和
    である場合に、 前記pチャネル型MOSトランジスタの前記電気的膜厚
    であるpMOS側電気的膜厚を、前記nチャネル型MO
    Sトランジスタの前記電気的膜厚であるnMOS側電気
    的膜厚の1.1倍以上1.3倍以下に形成することを特
    徴とする半導体装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記pMOS側電気的膜厚は、前記p型
    ゲート電極の不純物濃度によって調整されることを特徴
    とする請求項5記載の半導体装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記n型ゲート電極は、不純物として、
    ヒ素、リン、アンチモンのうちの少なくとも1種を含有
    することを特徴とする請求項5記載の半導体装置の製造
    方法。
  8. 【請求項8】 前記p型ゲート電極は、不純物として、
    臭素、フッ化臭素のうちの少なくとも1種を含有するこ
    とを特徴とする請求項5記載の半導体装置の製造方法。
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