JP2003030942A - ディスク装置及びヘッド移動制御方法 - Google Patents

ディスク装置及びヘッド移動制御方法

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JP2003030942A
JP2003030942A JP2001214635A JP2001214635A JP2003030942A JP 2003030942 A JP2003030942 A JP 2003030942A JP 2001214635 A JP2001214635 A JP 2001214635A JP 2001214635 A JP2001214635 A JP 2001214635A JP 2003030942 A JP2003030942 A JP 2003030942A
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voltage
capacitor
power
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Hiroshi Kurihara
浩史 栗原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 再生中にディスク装置の電源が遮断された場
合であっても、確実にヘッドを所定の退避箇所にパワー
オフアンロードする。 【解決手段】 ヘッドがロード状態に、補助電源のコン
デンサの電圧を確認し、駆動電源が遮断されたときにヘ
ッドを退避個所に移動せしめるための駆動電力を供給す
るのに不十分と判断した場合はヘッドを退避個所に移動
せしめるディスク装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ヘッドにより情報
の再生を行なうディスク装置及び該装置におけるヘッド
移動制御方法に係り、特に再生処理中に電源が遮断され
た場合であってもヘッドを所定の退避箇所にリトラクト
することが可能なディスク装置及び該装置におけるヘッ
ド移動制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】磁気ディスク装置は、磁気ヘッドを用い
て、記録媒体(メディア)である磁気ディスクに情報を
書き込み(記録)、またディスクに記録された情報を読
み出す(再生)装置である。ヘッドは、装置に内蔵され
るCPU(Central ProcessingUnit)によって移動制御
されるが、ディスクの回転開始時、或いは回転終了時に
摺動してディスク上のデータエリアに「きず」等の損傷
を与えることがある。
【0003】このため、例えば、小型の磁気ディスク装
置では、コンタクト・スタート・ストップ方式(CSS
方式)とヘッドのロード・アンロード方式を採用するの
が主流となっている。
【0004】CSS方式では、磁気ディスク装置の非動
作時、即ちディスクが回転停止状態にある期間、ヘッド
をディスク上の記録面(データゾーン)とは異なる箇
所、例えばデータゾーンの内周側に設けられた専用のリ
ング状の退避ゾーン(CSSエリア)に移動する。一
方、ヘッドロード・アンロード方式では、当該期間中は
ヘッドをディスク外に設けられた専用の退避箇所にリト
ラクト(アンロード)する。
【0005】何れの方式においても、ヘッドの移動は、
ボイスコイルモータ(VCM)により駆動される移動機
構であるキャリッジ(アクチュエータ)によって行なわ
れ、この駆動力はVCM駆動回路(VCMドライバ)か
らVCMに駆動電流(VCM電流)が供給されることで
発生する。
【0006】磁気ディスク装置の動作中に突然電源供給
が断たれた場合、ヘッドのディスクへの吸着を防ぐため
に、このディスクを高速回転させるスピンドルモータ
(SPM)が停止する前にヘッドをCSSエリア、或い
は専用の退避箇所にリトラクトする必要がある。
【0007】しかしながら、装置への電源遮断に伴って
VCMドライバは動作不能となるため、VCMに駆動電
流を供給することはできない。
【0008】このような状況に鑑みていくつかの方式が
提案されている。例えば特開2000−21073号公
報には、ヘッドロード・アンロード方式あるいはCSS
方式を採用する磁気ディスク装置の電源遮断時にヘッド
位置に応じたヘッドリトラクト制御を行なうことによ
り、ヘッドリトラクトの安定化を図るとともに、キャリ
ッジ(ヘッド移動機構)がストッパ或いは退避部の傾斜
部に高速度で衝突してヘッド或いはディスクに損傷を与
えるのを防止可能な磁気ディスク装置が開示されてい
る。
【0009】ここでは、通常状態においてヘッド制御と
並行してヘッド位置に合わせたリトラクト時の制御量情
報(移動距離など)を取得する処理を定常的に繰り返し
実行することにより、電源遮断時にその直前に決定され
た制御量の情報を用いたヘッドリトラクト動作を直ちに
実行することを可能としている。
【0010】尚、当該リトラクトに要する電力は、装置
の電源投入状態の期間にコンデンサに蓄積された電荷、
或いはSPMが発生する逆起電圧によって供給される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、磁気デ
ィスク装置の起動直後等、必ずしも十分なコンデンサの
蓄電圧、或いはSPMの逆起電圧を確保できていない場
合がある。また、電源遮断時になって初めてコンデンサ
の故障が判明する場合もあり、これらの状況下で電源遮
断が発生した場合にはヘッドのリトラクトを行なうこと
ができず、ヘッドのディスク吸着を免れない。
【0012】本発明は、以上の点を考慮してなされたも
ので、記録若しくは再生中に電源が遮断された場合に確
実にヘッドを所定の退避箇所にリトラクトすることがで
きるディスク装置及び該装置におけるヘッド移動制御方
法を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、記録媒体と;
前記記録媒体上のデータを再生するヘッドと;前記ヘッ
ドを所望の位置に移動するヘッド移動装置と;前記ヘッ
ド移動装置への駆動電源が遮断されたときに、前記ヘッ
ドを退避個所に移動せしめるための駆動電力を供給する
補助電源装置と;前記ヘッドが前記退避個所に位置して
いないときに、前記補助電源装置が前記ヘッドを前記退
避個所に移動せしめるために必要な電力を供給できるか
否かを確認する補助電源駆動確認装置とを具備したこと
を特徴とするディスク装置である。
【0014】この補助電源装置においてはコンデンサな
どの蓄電装置を備えており、例えばコンデンサに蓄えら
れている電圧を用いて、機器の駆動電源遮断時に駆動電
力を供給することになる。
【0015】ヘッドが退避個所にいないとき、すなわち
再生(リード)動作中,書込(ライト)動作中などで
は、ヘッドはディスクのデータエリア上に位置するた
め、その場所で電源遮断が起こりディスクに接触するこ
とはデータ破壊を意味し、これは避けなければならな
い。
【0016】従って本発明ではこの領域(データエリ
ア,データゾーンなど)にヘッドが位置する場合に電源
遮断があっても、ヘッドの退避領域にヘッドを移動せし
めるに十分な電力が補助電源装置に蓄えられていること
を確認するようにしている。
【0017】具体的にはヘッドが退避個所に位置してい
ないとき(ロード状態)、コンデンサの電圧が所定の電
圧に満たない場合はヘッドを退避個所に例えば強制的に
移動させることができるヘッド退避制御装置を具備する
ことになる。
【0018】なおヘッド退避制御装置は既存のディスク
装置に別途独立して付加される必要はなく、CPUの制
御を受けてヘッドを移動せしめるアクチュエータである
ヘッド移動装置がこの装置に対応することになる。
【0019】従って本発明の実施態様を機能として表現
すれば、記録媒体と;この記録媒体上のデータを再生す
るヘッドと;このヘッドを所望の位置に移動するヘッド
移動装置と;ヘッド移動装置への駆動電源が遮断された
ときに、ヘッドを退避個所に移動せしめるための駆動電
力を供給する補助電源装置とを備えたディスク装置にお
いて、ヘッドが退避個所に位置していないとき,すなわ
ちロード状態のときに補助電源装置がヘッドを退避個所
に移動せしめるのに必要な電力を供給できるか否かを確
認する補助電源駆動確認手段と;補助電源のコンデンサ
の電圧が所定の電圧に満たない場合などの前記必要な電
力を供給できないと判断された場合には通常の駆動電源
のもとでヘッドを退避個所に移動せしめ得るヘッド退避
制御手段とを具備したことを特徴とするディスク装置と
なる。
【0020】この補助電源の駆動電力が十分ではないと
きには、CPUなどの機器のコントロール部に異常(補
助電源に蓄えられているの駆動電圧が不充分であるこ
と)を伝え、これに対応した動作を行うようにすること
もできる(データ書き込み・読み込みの停止など)。
【0021】またユーザーに補助電源の交換(コンデン
サ交換など)を促すこともできる。
【0022】補助電源からの電源供給は例えば上述の如
くコンデンサの蓄電圧を用いるが、他にも電池などを用
いることも可能であり、要するに、記録媒体からの情報
の再生に用いられるヘッドの位置制御中に電源が遮断さ
れた場合に、補助電源を利用して前記ヘッドを所定の退
避箇所に退避する機能を有するディスク装置に適用され
るヘッド移動制御方法であって、ヘッドが前記記録媒体
のデータ記録領域に位置しているときに、所定のタイミ
ングにて補助電源の電力供給能力(例えばコンデンサ電
圧)を検出する第1ステップを採用すれば良い。補助電
源の電力供給能力が所定能力に満たないと判断した場合
(例えばコンデンサが十分にチャージされていない場
合)には、ヘッドを退避個所に移動制御する第2のステ
ップとを備えれば良いことになる。
【0023】また、電源遮断のリスクを承知しての動作
継続などのモードを備えることも可能である。
【0024】なお電源遮断時にはコンデンサから電源供
給以外に、ディスク回転用のスピンドルモータの逆起電
力を併用することも可能である。この場合、例えば補助
電源のコンデンサの電圧判断基準は、この逆起電力がな
いと仮定したものでも良いし、ある程度の逆起電力を見
込んだ基準値でも良い。
【0025】さらにヘッドは再生に限らず、記録再生ヘ
ッドでもかまわないことは言うまでもない。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施形態について説明する。図1は、本発明を適用し
た一実施形態に係る、ヘッドのロード・アンロード方式
を採用した磁気ディスク装置の構成を示す機能ブロック
図である。
【0027】図1において、11はデータが記録される
記録媒体である磁気ディスク、12はディスク11への
データ記録及びディスク11からのデータ再生に用いら
れる磁気ヘッドである。ここでは、単一枚のディスク1
1が配置された磁気ディスク装置を想定しているが、複
数枚のディスクが積層配置された構成であっても構わな
い。また、作図の都合上、ヘッド12をディスク11の
片側面にのみ設けているが、ディスク11の各面に対応
して設けられるのが一般的である。
【0028】ディスク11の各面には同心円状の多数の
トラックが形成され、各トラックには、位置決め制御等
に用いられるサーボデータが記録された複数のサーボエ
リアが等間隔で配置されている。これらのサーボエリア
は、ディスク11上では中心から各トラックを渡って放
射状に配置されている。サーボエリア間はデータエリア
(ユーザエリア)となっており、当該データエリアには
複数のデータセクタが設定される。サーボデータは対応
するサーボエリアが存在するシリンダのシリンダ番号を
示すシリンダコード、当該シリンダコードの示すシリン
ダ内の位置誤差を波形の振幅で示すためのバーストデー
タを含む。
【0029】ディスク11のデータゾーン上の所定トラ
ック、例えば最外周トラックと最内周トラックの中間に
位置するトラックは、ホストシステムから一定時間コマ
ンドが与えられなかった場合にヘッド12を待機させて
おくためのアンロード待機エリア110として割り当て
られている。
【0030】ヘッド12は、ロータリ型アクチュエータ
としてキャリッジ13に取り付けられており、このキャ
リッジ13の回転角度に従ってディスク11の半径方向
に移動する。これにより、ヘッド12は目標トラック中
にシーク・位置決めされるようになっている。ディスク
11の外側には、ディスク11の回転停止状態において
ヘッド12をリトラクトせておくための退避個所として
の退避部14が配置されている。
【0031】この退避部14は図2に示すように、ディ
スク11に近接して、且つキャリッジ13に取り付けら
れたサスペンション131の先端部の移動経路上の所定
位置に設けられる。ヘッドアンロード時にはディスク1
1の外側にこのディスク11に近接して配置された退避
部14の傾斜部141を、キャリッジ13のサスペンシ
ョン(アーム)131の先端部(タブ)が摺動して上
り、これによりヘッド12はディスク11から外れた
(図示せぬストッパ位置で規定される)位置で停止す
る。これをヘッド12が退避部14にリトラクト(アン
ロード)されると表現する。
【0032】SPM15は、SPMドライバ(SPM駆
動回路)17から供給される制御電流により駆動され、
ディスク11を高速に回転させる。VCM16は、VC
Mドライバ(VCM駆動回路)18から供給される制御
電流により駆動され、キャッリッジ13を駆動する(ヘ
ッド移動装置)。本実施形態においてSPMドライバ1
7及びVCMドライバ18は1チップに集積回路化され
ている。また、ドライバ17、18からモータ15、1
6に供給される制御電流を決定するための値(制御量)
は、後述するCPU22により決定される。
【0033】ヘッド12は、ディスク11の目標トラッ
ク上にシーク・位置決めされた後、当該ディスク11の
回転動作により、そのトラック上を走査する。ヘッド1
2は、この走査により、そのトラック上に等間隔を保っ
て配置されたサーボエリアのサーボデータを順に読み込
み、また目標データセクタに対するデータの書き込みを
行なう。
【0034】ヘッド12は、フレキシブルプリント配線
板(FPC)に実装されたヘッドアンプ回路(ヘッドI
C)19と接続されている。ヘッドアンプ回路19はヘ
ッド12との間のリード/ライト信号の入出力等を司
る。ヘッドアンプ回路19は、ヘッド12で読み取られ
たアナログ出力(ヘッド12のリード信号)を増幅する
とともに、リード/ライト回路(リード/ライトIC)
20から送られるライトデータに所定の信号処理を施
し、これをヘッド12に送る。
【0035】リード/ライト回路20は、ヘッド12に
よりディスク11から読み出されてヘッドアンプ回路1
9で増幅されたアナログ出力(ヘッド12のリード信
号)を一定の電圧に増幅するAGC(自動利得制御)機
能と、このAGC機能により増幅されたリード信号から
例えばNRZコードのデータに再生するのに必要な信号
処理を行なうデコード機能(リードチャネル)と、ディ
スク11へのデータ記録に必要な信号処理を行なうエン
コード機能(ライトチャネル)と、上記リード信号から
のサーボデータ抽出を行なうサーボ抽出機能とを有して
いる。
【0036】電源遮断検出回路21は、図1の装置の電
源が断たれたことを、電源電圧(Vcc)のレベルを監
視することで検出する。CPU22は、制御プログラム
が格納されているROM(Read Only Memory)を内蔵し
(図示せず)、当該制御プログラムに従って磁気ディス
ク装置の各部の制御を行なう。
【0037】この制御の代表的なものに、リード/ライ
ト回路20により抽出されたサーボデータ中のシリンダ
コード、バーストデータに基づいてヘッド12を目標位
置に移動(シーク・位置決め)するヘッド制御がある。
【0038】つまり、CPU22は、等価的にヘッド制
御回路221を有している。このCPU22のヘッド制
御により実現されるヘッド制御回路221では、ヘッド
12を目標位置に移動させるためにVCMドライバ18
に与える制御量が目標位置と現在位置との差(距離)を
元に算出される。
【0039】通常状態では、ヘッド制御回路221によ
り各サーボエリア単位で算出される制御量がCPU22
に内蔵されたシリアルインタフェース(SI)224か
らD/A(デジタル/アナログ)変換器24を介してV
CMドライバ18に与えられる。
【0040】また、CPU22は、ホストシステムから
スピンドルモータ15の停止指示が与えられた場合に、
ヘッド12を退避部14にアンロードさせる通常アンロ
ード制御を行なう機能を有する。
【0041】この通常アンロード制御では、ヘッド12
を現在位置から退避部14に一定の速度で移動させるた
めにVCMドライバ18に与える制御量が、VCM16
の角度回転により発生される起電圧をもとに算出され
る。
【0042】また、CPU22は、装置への電源が供給
された場合、或いはホストシステムからSPM15の回
転指示が与えられた場合に、退避部14にリトラクトさ
れていたヘッド12をディスク11上にロードさせるロ
ード制御を行なう機能も有する。
【0043】更に、CPU22は、装置の電源が断たれ
た場合に、ヘッド12を退避部14にリトラクトさせる
電源遮断時アンロード制御を行なう機能も有する。この
電源遮断時アンロード制御においては、ヘッド12を現
在位置から退避部14に移動させるのに必要な制御量
が、例えば移動先(リトラクト先)と現在位置との差
(距離)をもとに算出される。
【0044】従って、CPU22は等価的に、ヘッド制
御回路221と、電源遮断時用アンロード制御回路22
2と、電源遮断検出回路21の検出結果に応じてヘッド
制御回路221または電源遮断時用アンロードアンロー
ド制御回路222の出力を切り替える切替え回路223
とを有している。
【0045】D/A変換機24は、ヘッド制御時、或い
はアンロード制御時等において、CPU22からSI2
24を介して与えられるデジタルの制御量をアナログの
制御量に変換する。このD/A変換機24の出力は、V
CMドライバ18に与えられる。
【0046】SPMドライバ17、VCMドライバ1
8、ヘッドアンプ回路19、リード/ライト回路20、
電源遮断検出回路21、CPU22、D/A変換器2
4、HDC(図示せず)等には、装置の電源(電源電圧
Vcc)が供給される。
【0047】また、電源遮断時には、ヘッド12(キャ
リッジ13)の移動とその制御に必要なVCMドライバ
18、CPU22及びD/A変換器24を含む回路系
(以下、アンロード制御回路系と称する)のみに、補助
電源(図3中のコンデンサ66から構成される補助電
源、または図8中の電源安定化回路72を含む補助電
源)から電源電圧が印加される。この補助電源の仕組み
については後述する。
【0048】次に、上述したCPU22を含むアンロー
ド制御回路系による電源遮断時のアンロード制御動作を
可能とする磁気ディスク装置内の補助電源を中心とする
構成例について図3を参照して説明する。図3は、図1
の磁気ディスク装置において採用される補助電源を中心
とする構成例を示す機能ブロック図であり、図1と同一
部分には同一符号を付してある。
【0049】ここでは、電源遮断時にヘッドを自動的に
所定の退避位置に退避させる動作(パワーオフアンロー
ド)に必要な電圧をコンデンサ66から供給する。
【0050】図3において、電源ライン(第1の電源ラ
イン)61と、電源ライン(第2の電源ライン)62と
の間にはスイッチ63が設けられている。電源ライン6
1は、装置の主電源からの電源電圧Vccを伝達するの
に用いられる。電源ライン62は、上記電源ライン61
からの電源電圧Vccをアンロード制御回路系をなすC
PU22、D/A変換器24及びVCMドライバ18の
みに伝達するのに用いられる。
【0051】スイッチ63はFET等の半導体で構成さ
れ、主電源が投入されている状態(電源投入時)におい
ては、ON状態(閉状態)に設定され、電源遮断時にO
FF状態(開状態)に切り替え設定される。
【0052】電源ライン61には、アンロード制御回路
系以外の回路、例えば図1中のSPMドライバ17、ヘ
ッドアンプ回路19、及びリード/ライト回路20など
のほか、電源遮断検出回路21が接続されている。
【0053】スイッチ63のOFF状態は検出回路21
により検出され、電源遮断検出回路21は、電源遮断検
出状態にある旨の状態出力(電源遮断状態出力)を行な
う。この状態出力はCPU22で検出可能である。
【0054】ここで、CPU22は、主電源投入時にお
いてはスイッチ制御信号630を高レベルに設定し、電
源遮断時にはスイッチ制御信号630を低レベルに切り
替える。このスイッチ制御信号630はスイッチ63の
ON/OFF制御に用いられる。スイッチ63は高レベ
ルのスイッチ制御信号630が供給されている期間だけ
ON状態となる。
【0055】電源ライン62と接地(GND)の間に
は、スイッチ70、電源ライン(第3の電源ライン)6
4、コンデンサ66が、この順で設けられている。スイ
ッチ70はFET等の半導体で構成され、通常はON状
態に設定され、コンデンサ66の両端の蓄電圧を測定す
る場合にのみOFF状態に切り替え設定される。スイッ
チ70が通常はON状態であることから、電源ライン6
4は、スイッチ63のON/OFF状態に従って、主電
源投入時においては電源電圧Vccをコンデンサ66に
供給して電荷を蓄積し、また電源遮断時においてはコン
デンサ66に蓄積された電荷をアンロード制御回路系の
みに対して伝達するのに用いられる。
【0056】電源ライン65(第4の電源ライン)は、
スイッチ71を介して電源ライン64と接続し、またA
/D変換器67及び接地された抵抗69に接続してい
る。スイッチ71はFET等の半導体で構成され、通常
はOFF状態に設定され、コンデンサ66の蓄電圧測定
の場合にのみON状態に切り替え設定される。従って、
電源ライン65は、スイッチ70及び71のON/OF
F動作の連携によって、当該電圧測定時にはコンデンサ
66に蓄積された蓄電圧をA/D変換器67に印加する
のに用いられる。
【0057】ここで、CPU22は、通常においてはス
イッチ制御信号700、710を高レベルに設定し、当
該電圧測定時にはスイッチ制御信号700、710を低
レベルに切り替える。このスイッチ制御信号700、7
10は、それぞれスイッチ70、71のON/OFF制
御に用いられる。スイッチ70は、高レベルのスイッチ
制御信号700が供給されている期間だけ、閉状態(O
N状態)となり、スイッチ71は、逆に、高レベルのス
イッチ制御信号710が供給されている期間だけ、開状
態(OFF状態)となる。
【0058】A/D変換器67は、当該電圧測定時にコ
ンデンサ66から与えられる電圧(アナログ量)をデジ
タル量に変換してCPU22に与える。CPU22で
は、この与えられたデジタル量に基づいて、コンデンサ
66の蓄電圧が正常か否かを判定する。
【0059】まずヘッドがディスクのデータエリア上に
出ている場合、すなわちヘッドロード状態での動作につ
いて第4図のフローを用いて説明する。
【0060】ヘッドロード状態では、定期的(不定期で
もかまわない)にコンデンサ66の電圧を測定し、前回
の測定値(V1)を記憶しておくものとする。なお初期
値をV0とする(ロード前の状態)。定期的に行う場合
は、例えばロード開始時にタイマをリセットし、ロード
動作継続時間をカウントし、所定の時間経過毎にコンデ
ンサ電圧の確認(すなわち補助電源の電力供給能力の確
認)を行うことになる。
【0061】最新のコンデンサ66の電圧測定値(V
2)を得た後に、V1とV2を比較し、前回の測定値よ
り電圧が低下していた場合にはホスト(例えばPCな
ど)に補助電源電圧の低下を通知し、ヘッドのアンロー
ドに必要な最低限の電圧VUと比較する。
【0062】(V2−VU)が許容範囲以下の場合は
(例えば、(V2−VU)≦α)、電源遮断時にヘッド
アンロードを確実に実行できる保証がないので、ホスト
へその旨警告を送るとともに、ヘッドを強制的にアンロ
ードし、退避個所にヘッドを移動せしめる。この場合は
通常の駆動電源で実行することになる。
【0063】警告を受けたホストの処理は各種の設定が
可能である。
【0064】例えば、今おこなっている処理がライトで
あれば、ドライブがライト動作を終了させるのを待って
ディスクをスタンバイさせ、今おこなっている処理がリ
ードであれば処理の終了を待たずにディスクをスタンバ
イさせるという処理設定を採用することができる。
【0065】またディスク側では、ライトバッファにデ
ータがある場合にはライトを実行したのち、それ以外で
は直ちにヘッドをアンロードさせ、ホストからのコマン
ドを待つという設定を採用することができる。
【0066】上記フローでは2段階の判定を行っている
が、基準値との比較を1ステップとし、基準値をしたま
わった場合に即座に警告/アンロードの処理を行うよう
にすることも可能である。
【0067】なおコンデンサ66の電圧測定時の駆動電
源はコンデンサ66を含む補助電源系になっている。こ
のときに電源遮断が起こると補助電源の良/不良にかか
わらず補助電源からの駆動電力を用いなければならな
い。このような事態に備えようと思えば、補助電源系を
2系統設け、一方のコンデンサの電圧測定時には他方の
補助電源が供給されるようにするなどしてリスク分散を
図ることも可能である。ただしコンデンサ66の電圧測
定は瞬時に完了し、この間に電源遮断の起こる可能性は
きわめて少ないものである。
【0068】なお、電源遮断時のヘッドアンロードが確
実に実行される保証がないことを承知の上で通常動作を
継続せしめる強行設定モードを設けることも可能であ
る。たとえば電源遮断時のSPMの慣性回転継続による
逆起電力をアンロード駆動電源として用いれば、ある程
度のアンロード動作保証は可能であるので、そのような
設定を行うことも可能である。
【0069】なおより動作を確実に行うため、ヘッドロ
ード前にコンデンサの電圧を測定し(V0)、一定値
(例えばVU+α)以上であることをヘッドロードの条
件とすることも可能である。
【0070】すなわち、ヘッドロード状態での電源遮断
時に確実にヘッドアンロードが実行できるだけの電圧が
コンデンサにチャージされていない限りヘッドロードを
実行させないのである。
【0071】このような事前確認を行いつつ、ヘッドロ
ード状態でコンデンサのチャージ量を測定することでよ
り確実にヘッドアンロードを保証した動作が実行でき
る。
【0072】次に、ヘッドのロード制御を開始する前に
行なうロード可否判定に関する動作を図5のフローチャ
ートを参照して説明する。
【0073】CPU22は、磁気ディスク装置への電源
が供給された場合、或いはホストシステムからSPM1
5への回転指示が与えられた場合に、退避部14にリト
ラクトされていたヘッド12をディスク11上にロード
させるロード制御の開始要求がなされる。ロード制御の
開始要求がなされると(S1)、先ず同要求に関してヘ
ッドロード禁止判定を受けた回数が所定回数N以上でな
いことが判定される(S2)。ここで、所定回数N以上
でない場合には、コンデンサ66の蓄電圧が測定される
(S3)。
【0074】その結果、当該蓄電圧が正常であると判定
された場合には(S4)、万一動作中に電源遮断が生じ
た場合でもヘッドアンロードを確実に完了可能と判断
し、ヘッドロードを許可する(S5)。一方、当該蓄電
圧に異常が見られる場合には(S4)、一時的にヘッド
ロードを禁止して(S6)、再びコンデンサ66の蓄電
圧モニタに入る。
【0075】この蓄電圧測定には毎回一定の時間を要す
るため、関連回路が正常であれば数回の蓄電圧測定を実
施する間にコンデンサ66に規定値(ここでは主電源か
らの電圧Vcc)が蓄えられることとなる。
【0076】しかしながら、所定回数N以上の蓄電圧モ
ニタを行なったにも拘わらずコンデンサ66の蓄電圧が
正常値を示さない場合は(S2)、何らかのエラーが生
じたもの(電圧異常)と判断し(S7)、ヘッドロード
制御を開始せずに、その旨を例えばホストシステムに通
知してユーザに知らしめる。
【0077】ここで、コンデンサ電圧が正常か否かの判
定(図5のS3)は、予め定められた設定値との比較に
より行なわれる。図6を用いてこのコンデンサ電圧の正
常/異常判定方法について説明する。
【0078】コンデンサ66の蓄電圧測定が開始される
と(S21)、スイッチ70がON状態からOFF状態
に切り替えられ、スイッチ71がOFF状態からON状
態に切り替えられる(S22)。ここで、CPU22
は、A/D変換器67を介して両スイッチを切り替えた
瞬間のコンデンサ66の電圧V0を取り込む(S2
3)。更に、所定の時間T1経過後のコンデンサ電圧V
1を取り込む(S24)。
【0079】その後、スイッチ70がOFF状態からO
N状態に切り替えられ、スイッチ71がON状態からO
FF状態に切り替えられる(S25)。ここで、CPU
22は、主電源からの電源電圧VccとV0とを比較し
(S26)、V0がVcc未満である場合にはコンデン
サが故障しているものと判断する(S30)。
【0080】また、S26でV0がVcc以上である場
合には、V1をVt(時間T1における必要最低電圧)
と比較し(S27)、V1がVt未満である場合にはコ
ンデンサ66の容量がまだ不足しているものと判断する
(S29)。尚、S27においてV1がVt以上である
場合にのみ、CPU22はコンデンサ66に蓄えられて
いる電圧が正常であると判断する。
【0081】図7は、横軸に時間、縦軸にコンデンサ6
6に蓄えられている電圧をとったものであり、コンデン
サ66が正常な場合の許容電圧曲線は時間の経過に従っ
て、主電源の電源電圧Vccから徐々に蓄電圧が降下す
る許容電圧曲線を描く。
【0082】これに対し、例えば測定したコンデンサの
電圧曲線が図7に示したような場合には、S23で取り
込まれた電圧V0がVccに達していないため、いまだ
十分に電荷が蓄えられていない場合を示す。
【0083】また、コンデンサ66の性能が劣化してい
る場合などには、V0においてVcc蓄えていたとして
も、その後急激に蓄電圧が降下し所定時刻T1において
Vtに満たなくなってしまう場合が起こり得る。更に、
コンデンサ66がショート又は破損している場合には電
荷が蓄えられないため、図7における時間軸上に直線と
して現れる。
【0084】以上で述べたように、本実施形態において
は、ヘッドのロード制御を開始する前に、電源遮断時に
ヘッドを所定の退避箇所にリトラクトするのに必要な電
力がコンデンサ66に確保されているか否かを判定す
る。これにより、磁気ディスク装置の起動直後のため十
分なコンデンサ66の蓄電圧を確保できておらず、或い
はコンデンサ66に故障があるにも拘わらずヘッドのロ
ード制御要求がなされたような場合であっても、電源遮
断時のヘッドのパワーオフアンロードを確実に行なうこ
とが可能となる。
【0085】図8は、図1の磁気ディスク装置において
適用される補助電源を中心とする他の構成例を示す機能
ブロック図であり、図1又は図3と同一部分には同一符
号を付してある。ここでは、電源遮断時のパワーオフア
ンロードに必要な電圧をコンデンサ66の蓄電圧及びS
PM15の逆起電圧から供給する。
【0086】図8において、SPM15は3相(U、
V、Wの3相)のコイル(SPMコイル)を有してい
る。SPMドライバ17は、SPM15の各相(励磁
相、駆動相)の切り替え制御、各コイルに流す電流の制
御を行なうことでSPM15を所定の回転数で回転させ
る。
【0087】SPM15の3相の各コイルは、当該SP
M15の回転に伴って誘導される交流の逆機電圧(逆起
電力)が発生する。そこで、図8の構成では、この逆起
電圧を利用して電源を得るために、当該逆起電圧を整流
する整流回路68と、この整流回路68の出力の安定化
を図るための電源安定化回路72とが設けられる。電源
安定化回路72はDC−DCコンバータにより構成され
る。
【0088】整流回路68の出力と電源安定化回路72
の入力との間には、スイッチ73が設けられ、電源安定
化回路72の出力と電源ライン62との間にはスイッチ
74が設けられている。スイッチ73、74は、例えば
FET等の半導体で構成されている。スイッチ73、7
4は、スイッチ63とは逆に、CPU22からのスイッ
チ制御信号730、740が高レベルの主電源投入時に
おいてはOFF状態に設定され、電源遮断時には低レベ
ルのスイッチ制御信号730、740に応じてON状態
に切り替え設定される。従って、CPU22は、図8に
示したスイッチ制御信号700、710、730、74
0として、同一の信号を各スイッチに与えれば良い。
【0089】装置の主電源が遮断されると、電源ライン
61からSPMドライバ17への電源供給が断たれるた
め、SPMドライバ17の出力はディスエイブルされ
る。しかしながら、SPM15はイナーシャー(慣性
力)によって、SPMドライバ17からの出力がディス
エイブルされた後もしばらくは回転を続ける。このた
め、SPM15の各コイルには、電源遮断後もしばらく
の間は逆起電圧が発生する。
【0090】SPM15は、各コイルに発生する逆起電
圧は整流回路68により整流されて、DC電圧に変換さ
れる。スイッチ73、74は、電源投入時にはOFFさ
れているが、電源が遮断されると、上記したようにCP
U22からの低レベルスイッチ制御信号730、740
によりONする。すると、整流回路68の出力電圧(D
C電圧)は、電源安定化回路72により安定なDC電圧
に変換され、電源ライン62を介してCPU22を含む
アンロード制御回路系のみに印加される。この結果、装
置の電源が遮断されても、CPU22を含むアンロード
制御回路系の動作が保証され、当該回路系によるヘッド
12のアンロード制御を行なうことができる。
【0091】このように、図8の構成例においては、電
源遮断時の補助電源供給に際し、コンデンサ66の蓄電
圧に加えてSPM15の逆起電圧を有効活用できるた
め、コンデンサ66の容量を小さくすることができ、こ
れにより省コスト化が図れる。また、コンデンサ66の
蓄電圧とSPM15の逆起電圧を互いにバックアップす
る仕様とすることにより、パワーオフアンロードの確実
性を一層向上させることも可能となる。
【0092】尚、以上においては、本発明をヘッドのロ
ード・アンロード方式を採用する磁気ディスク装置に適
用した場合を例に説明したが、本発明はヘッド12のリ
トラクト先がディスク11上のCSSエリアとなるCS
S方式の磁気ディスク装置にも同様に適用できるもので
ある。
【0093】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
ヘッドのロード状態で、電源遮断時にヘッドを所定の退
避箇所にリトラクトするのに必要な電力が確保されてい
るか否かを判定し、当該必要電力が確保されていない場
合はアンロード状態とするため、電源遮断時のヘッドの
パワーオフアンロードを確実に行なうことができ、電源
遮断時のディスクの破壊などを効果的に防止することが
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に係る磁気ディスク装置の
構成を示す機能ブロック図。
【図2】 本発明の実施形態に係る時期ディスク装置の
ヘッドのロード・アンロード方式を説明するための斜視
図。
【図3】 本発明の実施形態に係る補助電源を中心とす
る機能ブロック図。
【図4】 本発明の実施形態に係るヘッド移動制御のフ
ローチャート。
【図5】 本発明の実施形態に係るロード制御可否判定
の動作を説明するためのフローチャート。
【図6】 本発明の実施形態に係るコンデンサの蓄電圧
測定の詳細を示したフローチャート。
【図7】 本発明の実施形態に係るコンデンサの正常/
異常判定方法を説明するための許容電圧曲線を示した
図。
【図8】 本発明の実施形態に係る補助電源を中心とす
る機能ブロック図。
【符号の説明】
11…ディスク;12…ヘッド;14…退避部(退避箇
所);21…電源遮断検出回路;66…コンデンサ(補
助電源);110…アンロード退避エリア

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録媒体と;前記記録媒体上のデータを再
    生するヘッドと;前記ヘッドを所望の位置に移動するヘ
    ッド移動装置と;前記ヘッド移動装置への駆動電源が遮
    断されたときに、前記ヘッドを退避個所に移動せしめる
    ための駆動電力を供給する補助電源装置と;前記ヘッド
    が前記退避個所に位置していないときに、前記補助電源
    装置が前記ヘッドを前記退避個所に移動せしめるために
    必要な電力を供給できるか否かを確認する補助電源駆動
    確認装置とを具備したことを特徴とするディスク装置。
  2. 【請求項2】回転する記録媒体と;前記記録媒体上のデ
    ータを再生するヘッドと;前記ヘッドを所望の位置に移
    動するヘッド移動装置と;前記ヘッド移動装置への駆動
    電源が遮断されたときに、前記ヘッドを退避個所に移動
    せしめるための駆動電力を供給するためのコンデンサを
    有する補助電源装置と;前記ヘッドが前記退避個所に位
    置していないときに、前記コンデンサの電圧が所定の電
    圧に満たない場合は前記ヘッドを前記退避個所に移動せ
    しめ得るヘッド退避制御装置とを具備したことを特徴と
    するディスク装置。
  3. 【請求項3】前記記録媒体はスピンドルモータにより回
    転され、電源遮断時には前記スピンドルモータからの逆
    起電力を前記ヘッドの移動に用いる逆起電力供給装置を
    更に具備したことを特徴とする請求項1乃至2記載のデ
    ィスク装置。
  4. 【請求項4】記録媒体からの情報の再生に用いられるヘ
    ッドの位置制御中に電源が遮断された場合に、補助電源
    を利用して前記ヘッドを所定の退避箇所に退避する機能
    を有するディスク装置に適用されるヘッド移動制御方法
    であって、 前記ヘッドが前記記録媒体のデータ記録領域に位置して
    いるときに、所定のタイミングにて前記補助電源の電力
    供給能力を検出する第1ステップと;前記補助電源の電
    力供給能力が所定能力に満たないと判断した場合には、
    前記ヘッドを前記退避個所に移動制御する第2のステッ
    プとを具備したことを特徴とするディスク装置における
    ヘッド移動制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009129475A (ja) * 2007-11-20 2009-06-11 Lenovo Singapore Pte Ltd 磁気記録装置

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