JP2003030870A - 光学ピックアップ及びディスクドライブ装置 - Google Patents

光学ピックアップ及びディスクドライブ装置

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JP2003030870A
JP2003030870A JP2001216404A JP2001216404A JP2003030870A JP 2003030870 A JP2003030870 A JP 2003030870A JP 2001216404 A JP2001216404 A JP 2001216404A JP 2001216404 A JP2001216404 A JP 2001216404A JP 2003030870 A JP2003030870 A JP 2003030870A
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tracking
focusing
yoke
driving force
force
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Inventor
Shigekazu Misono
茂和 御園
Yoshito Kijima
義人 木島
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 可動部の回転モーメントの発生を抑制して2
軸アクチュエーターの動作の適正化を図る。 【解決手段】 2軸アクチュエーター8に、フォーカシ
ングコイル17とマグネット15とヨーク12、13と
によって構成される第1の磁気回路と、一対のトラッキ
ングコイル18、18とマグネットとヨークとによって
構成される第2の磁気回路とを形成し、駆動電流の供給
によりフォーカシングコイルの一端側に発生し可動部1
1をフォーカシング方向へ動作させるフォーカシング駆
動力Pfの大きさと、フォーカシングコイルの他端側に
発生し可動部にフォーカシング駆動力と反対方向への移
動力を付与するフォーカシング逆駆動力Pvの大きさと
の差を調整し、フォーカシング駆動力とフォーカシング
逆駆動力との合力の力点Rsを可動部の重心Gに近づけ
るようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光学ピックアップ及
びディスクドライブ装置に関する。詳しくは、ディスク
テーブルに装着されるディスク状記録媒体の半径方向へ
移動し当該ディスク状記録媒体に対してレーザー光を照
射する光学ピックアップ及びこれを備えたディスクドラ
イブ装置についての技術分野に関する。
【0002】
【従来の技術】光ディスク等のディスク状記録媒体に記
録された信号の記録や再生を行うディスクドライブ装置
があり、このようなディスクドライブ装置にあっては、
信号の記録や再生をする際に、光学ピックアップに設け
られた2軸アクチュエーターの可動部を動作させて対物
レンズのフォーカシング調整及びトラッキング調整を行
うようにしている。
【0003】2軸アクチュエーターは、可動部がディス
ク状記録媒体に離接する方向であるフォーカシング方向
及びディスク状記録媒体の略半径方向であるトラッキン
グ方向へ固定部に対して動作され、可動部に設けられた
対物レンズを介して照射されるレーザー光のスポットが
ディスク状記録媒体に形成された記録トラックに集光さ
れるようにフォーカシング調整又はトラッキング調整が
行われる。
【0004】図15及び図16に示すように、2軸アク
チュエーターは図示しない固定部に対して可動部aがフ
ォーカシング方向及びトラッキング方向へ移動可能に支
持され、可動部aには対物レンズbが設けられている。
可動部aにはフォーカシングコイルcと該フォーカシン
グコイルcの対物レンズb側の外面に取り付けられた一
対のトラッキングコイルd、dとが設けられている。
【0005】2軸アクチュエーターにおいては、図示し
ないヨーク、マグネット及びフォーカシングコイルcに
よって第1の磁気回路が構成され、また、当該ヨーク、
当該マグネット及びトラッキングコイルd、dによって
第2の磁気回路が構成される。
【0006】フォーカシングコイルcに駆動電流が供給
されるとフォーカシング駆動力Pfが発生し、このフォ
ーカシング駆動力Pfによって可動部aが固定部に対し
てフォーカシング方向Fへ動作される(図15参照)。
一方、トラッキングコイルd、dに駆動電流が供給され
るとトラッキング駆動力Qtが発生し、このトラッキン
グ駆動力Qtによって可動部aが固定部に対してトラッ
キング方向Tへ動作される(図16参照)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、2軸アクチ
ュエーターにあって動作の適正化を図るためには、フォ
ーカシング調整にあっては、可動部aがフォーカシング
方向Fへ動作されるときの可動部の駆動中心(フォーカ
シング駆動点)Rと可動部aの重心Gとが一致している
ことが望ましい。また、トラッキング調整にあっては、
可動部aがトラッキング方向へ動作されるときの可動部
の駆動中心(トラッキング駆動点)Sと可動部aの重心
Gとが一致していることが望ましい。従って、2軸アク
チュエーターにあっては、フォーカシング駆動点Rとト
ラッキング駆動点Sと可動部aの重心Gとが全て一致し
ていることが最適な状態である。
【0008】ところが、トラッキングコイルd、dはフ
ォーカシングコイルcの外面に横並びの状態で取り付け
られているため、フォーカシング駆動点Rとトラッキン
グ駆動点Sとを一致させることが困難である。従って、
フォーカシング駆動点Rとトラッキング駆動点Sと可動
部aの重心Gを一致させることは極めて困難である。
【0009】また、2軸アクチュエーターにおいて可動
部aを構成する各部品の形状を決定する際に、光学ピッ
クアップに設けられる他の部品との関係から制約が生じ
る場合もあり、このこともフォーカシング駆動点Rとト
ラッキング駆動点Sと可動部aの重心Gとを一致させる
ことができない一因となっている。
【0010】フォーカシング駆動点Rと重心Gとが一致
しない場合には、フォーカシング駆動力Pfが生じる
と、図15に示すように、対物レンズbをフォーカシン
グ方向Fへ傾ける方向への回転モーメントM1が生じ、
可動部aのフォーカシング調整時における動作に支障を
来してしまう。また、トラッキング駆動点Sと重心Gと
が一致しない場合には、トラッキング駆動力Qtが生じ
ると、図16に示すように、対物レンズbをトラッキン
グ方向Tへ移動させる方向への回転モーメントM2が生
じてしまい、可動部aのトラッキング調整時における動
作に支障を来たしてしまう。
【0011】そこで、本発明光学ピックアップ及びディ
スクドライブ装置は、上記した問題点を克服し、可動部
の回転モーメントの発生を抑制して2軸アクチュエータ
ーの動作の適正化を図ることを課題とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明光学ピックアップ
は、上記した課題を解決するために、ディスクテーブル
に装着されるディスク状記録媒体の半径方向へ移動自在
に支持された移動ベースと、該移動ベースに配置される
と共に固定部と該固定部に対してディスク状記録媒体の
記録面に離接する方向であるフォーカシング方向及びデ
ィスク状記録媒体の略半径方向であるトラッキング方向
へ動作され対物レンズが取り付けられた可動部とを有
し、対物レンズを介して照射されるレーザー光がディス
ク状記録媒体の記録面に集光するように可動部がフォー
カシング方向へ動作されることによりフォーカシング調
整が行われ、対物レンズを介して照射されるレーザー光
がディスク状記録媒体の記録面に集光するように可動部
がトラッキング方向へ動作されることによりトラッキン
グ調整が行われる2軸アクチュエーターとを設け、該2
軸アクチュエーターに、フォーカシングコイルとマグネ
ットとヨークとによって構成される第1の磁気回路と、
少なくとも一対のトラッキングコイルとマグネットとヨ
ークとによって構成される第2の磁気回路とを形成し、
フォーカシングコイルへの駆動電流の供給によりフォー
カシングコイルの一端側に発生しフォーカシング調整時
に可動部をフォーカシング方向へ動作させるフォーカシ
ング駆動力の大きさと、フォーカシングコイルへの駆動
電流の供給に伴ってフォーカシングコイルの他端側に発
生しフォーカシング調整時に可動部にフォーカシング駆
動力と反対方向への移動力を付与するフォーカシング逆
駆動力の大きさとの差を調整し、フォーカシング駆動力
とフォーカシング逆駆動力との合力の力点を可動部の重
心に近づけるようにしたものである。
【0013】また、別の本発明光学ピックアップは、上
記した課題を解決するために、ディスクテーブルに装着
されるディスク状記録媒体の半径方向へ移動自在に支持
された移動ベースと、該移動ベースに配置されると共に
固定部と該固定部に対してディスク状記録媒体の記録面
に離接する方向であるフォーカシング方向及びディスク
状記録媒体の略半径方向であるトラッキング方向へ動作
され対物レンズが取り付けられた可動部とを有し、対物
レンズを介して照射されるレーザー光がディスク状記録
媒体の記録面に集光するように可動部がフォーカシング
方向へ動作されることによりフォーカシング調整が行わ
れ、対物レンズを介して照射されるレーザー光がディス
ク状記録媒体の記録面に集光するように可動部がトラッ
キング方向へ動作されることによりトラッキング調整が
行われる2軸アクチュエーターとを設け、該2軸アクチ
ュエーターに、フォーカシングコイルとマグネットとヨ
ークとによって構成される第1の磁気回路と、少なくと
も一対のトラッキングコイルとマグネットとヨークとに
よって構成される第2の磁気回路とを形成し、トラッキ
ングコイルへの駆動電流の供給によりトラッキングコイ
ルの一端側に発生しトラッキング調整時に可動部をトラ
ッキング方向へ動作させるトラッキング駆動力の力点と
トラッキングコイルへの駆動電流の供給に伴ってトラッ
キングコイルの他端側に発生しトラッキング調整時に可
動部にトラッキング駆動力と反対方向への移動力を付与
するトラッキング逆駆動力の力点とを結んだ結線が、対
物レンズの中心点と可動部の重心とを結んだ基準線に対
して傾斜するように上記一対のトラッキングコイルを配
置し、上記トラッキング駆動力の大きさと上記トラッキ
ング逆駆動力の大きさとの差を調整し、トラッキング駆
動力とトラッキング逆駆動力との合力の力点を可動部の
重心に近づけるようにしたものである。
【0014】本発明ディスクドライブ装置は、上記した
課題を解決するために、光学ピックアップに、ディスク
テーブルに装着されるディスク状記録媒体の半径方向へ
移動自在に支持された移動ベースと、該移動ベースに配
置されると共に固定部と該固定部に対してディスク状記
録媒体の記録面に離接する方向であるフォーカシング方
向及びディスク状記録媒体の略半径方向であるトラッキ
ング方向へ動作され対物レンズが取り付けられた可動部
とを有し、対物レンズを介して照射されるレーザー光が
ディスク状記録媒体の記録面に集光するように可動部が
フォーカシング方向へ動作されることによりフォーカシ
ング調整が行われ、対物レンズを介して照射されるレー
ザー光がディスク状記録媒体の記録面に集光するように
可動部がトラッキング方向へ動作されることによりトラ
ッキング調整が行われる2軸アクチュエーターとを設
け、該2軸アクチュエーターに、フォーカシングコイル
とマグネットとヨークとによって構成される第1の磁気
回路と、少なくとも一対のトラッキングコイルとマグネ
ットとヨークとによって構成される第2の磁気回路とを
形成し、フォーカシングコイルへの駆動電流の供給によ
りフォーカシングコイルの一端側に発生しフォーカシン
グ調整時に可動部をフォーカシング方向へ動作させるフ
ォーカシング駆動力の大きさと、フォーカシングコイル
への駆動電流の供給に伴ってフォーカシングコイルの他
端側に発生しフォーカシング調整時に可動部にフォーカ
シング駆動力と反対方向への移動力を付与するフォーカ
シング逆駆動力の大きさとの差を調整し、フォーカシン
グ駆動力とフォーカシング逆駆動力との合力の力点を可
動部の重心に近づけるようにしたものである。
【0015】また、別の本発明ディスクドライブ装置
は、上記した課題を解決するために、光学ピックアップ
に、ディスクテーブルに装着されるディスク状記録媒体
の半径方向へ移動自在に支持された移動ベースと、該移
動ベースに配置されると共に固定部と該固定部に対して
ディスク状記録媒体の記録面に離接する方向であるフォ
ーカシング方向及びディスク状記録媒体の略半径方向で
あるトラッキング方向へ動作され対物レンズが取り付け
られた可動部とを有し、対物レンズを介して照射される
レーザー光がディスク状記録媒体の記録面に集光するよ
うに可動部がフォーカシング方向へ動作されることによ
りフォーカシング調整が行われ、対物レンズを介して照
射されるレーザー光がディスク状記録媒体の記録面に集
光するように可動部がトラッキング方向へ動作されるこ
とによりトラッキング調整が行われる2軸アクチュエー
ターとを設け、該2軸アクチュエーターに、フォーカシ
ングコイルとマグネットとヨークとによって構成される
第1の磁気回路と、少なくとも一対のトラッキングコイ
ルとマグネットとヨークとによって構成される第2の磁
気回路とを形成し、トラッキングコイルへの駆動電流の
供給によりトラッキングコイルの一端側に発生しトラッ
キング調整時に可動部をトラッキング方向へ動作させる
トラッキング駆動力の力点とトラッキングコイルへの駆
動電流の供給に伴ってトラッキングコイルの他端側に発
生しトラッキング調整時に可動部にトラッキング駆動力
と反対方向への移動力を付与するトラッキング逆駆動力
の力点とを結んだ結線が、対物レンズの中心点と可動部
の重心とを結んだ基準線に対して傾斜するように上記一
対のトラッキングコイルを配置し、上記トラッキング駆
動力の大きさと上記トラッキング逆駆動力の大きさとの
差を調整し、トラッキング駆動力とトラッキング逆駆動
力との合力の力点を可動部の重心に近づけるようにした
ものである。
【0016】従って、本発明光学ピックアップ及びディ
スクドライブ装置にあっては、2軸アクチュエーターの
駆動時に可動部の回転モーメントの発生が抑制される。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に、本発明光学ピックアップ
及びディスクドライブ装置の実施の形態を添付図面に従
って説明する。
【0018】先ず、本発明の第1の実施の形態について
説明する(図1乃至図12参照)。
【0019】ディスクドライブ装置1は、外筐2内に所
要の各部材及び各機構が配置されて成り(図1参照)、
外筐2には図示しないディスク挿入口が形成されてい
る。
【0020】外筐2内には図示しないシャーシが配置さ
れ、該シャーシに取り付けられたスピンドルモーターの
モーター軸にディスクテーブル3が固定されている。
【0021】シャーシには、平行なガイド軸4、5が取
り付けられると共に図示しない送りモーターによって回
転される図示しないリードスクリューが支持されてい
る。
【0022】光学ピックアップ6は、移動ベース7と該
移動ベース7に設けられた所要の光学部品と移動ベース
7上に支持された2軸アクチュエーター8とを有し、移
動ベース7の両端部に設けられた軸受部7a、7bがそ
れぞれガイド軸4、5に摺動自在に支持されている(図
1参照)。移動ベース7に設けられた図示しないナット
部材がリードスクリューに螺合され、送りモーターによ
ってリードスクリューが回転されると、ナット部材がリ
ードスクリューの回転方向へ応じた方向へ送られ、光学
ピックアップ6がディスクテーブル3に装着されるディ
スク状記録媒体100の半径方向へ移動される。
【0023】2軸アクチュエーター8は移動ベース7上
に取り付けられた支持ベース9と該支持ベース9上に固
定された固定部10と該固定部10に対して動作される
可動部11とから成る(図2参照)。
【0024】支持ベース9は磁性金属材料から成り、そ
の一部が立ち曲げられることにより対向した状態で位置
する第1のヨーク12、第2のヨーク13及び第3のヨ
ーク14が設けられている(図3参照)。支持ベース9
のうち、第1のヨーク12、第2のヨーク13及び第3
のヨーク14以外の部分は、ベース部9aとして設けら
れている。
【0025】第1のヨーク12のベース部9a側の端部
は、他の部分より幅が狭くされた幅狭部12aとして設
けられている(図3参照)。
【0026】第2のヨーク13の第1のヨーク12と対
向する面には、直方体状を為すマグネット15が取り付
けられている。
【0027】可動部11は対物レンズ16とフォーカシ
ングコイル17及びトラッキングコイル18、18が取
り付けられた角筒状を為すコイルボビン19とを有して
おり、該コイルボビン19に第2のヨーク13とマグネ
ット15とが挿入され配置されている(図2参照)。ト
ラッキングコイル18、18はフォーカシングコイル1
7の対物レンズ16側の部分である一端部17aに第1
のヨーク12に対向するようにして横並びの状態で取り
付けられている。
【0028】2軸アクチュエーター8にあっては、第1
のヨーク12、第2のヨーク13、マグネット15及び
フォーカシングコイル17を含むフォーカシング駆動用
の第1の磁気回路と、第1のヨーク12、第2のヨーク
13、マグネット15及びトラッキングコイル18、1
8を含むトラッキング駆動用の第2の磁気回路とが構成
される。
【0029】可動部11は4本の金属製のワイヤー状を
為す支持バネ20、20、・・・を介して中空に位置す
るように支持され(図2参照)、固定部10に対してデ
ィスク状記録媒体100の記録面に離接する方向である
フォーカシング方向及びディスク状記録媒体100の略
半径方向であるトラッキング方向へ変位可能とされる。
【0030】スピンドルモーターの回転に伴ってディス
クテーブル3が回転されると、該ディスクテーブル3に
装着されたディスク状記録媒体100が回転され、同時
に、光学ピックアップ6がディスク状記録媒体100の
半径方向へ移動されてディスク状記録媒体100に対す
る記録動作又は再生動作が行われる。
【0031】この記録動作及び再生動作において、フォ
ーカシングコイル17に駆動電流が供給されると、供給
された電流の流れの向きに応じて2軸アクチュエーター
8の可動部11が固定部12に対してフォーカシング方
向F(図2参照)へ動作され、移動ベース7に設けられ
た図示しない半導体レーザーから出射され対物レンズ1
6を介して照射されるレーザー光のスポットがディスク
状記録媒体100の記録トラック上に集光するようにフ
ォーカシング調整が為される。また、トラッキングコイ
ル18、18に駆動電流が供給されると、供給された電
流の流れの向きに応じて2軸アクチュエーター8の可動
部11が固定部12に対してトラッキング方向T(図2
参照)へ動作され、半導体レーザーから出射され対物レ
ンズ16を介して照射されるレーザー光のスポットがデ
ィスク状記録媒体100の記録トラック上に集光するよ
うにトラッキング調整が為される。
【0032】2軸アクチュエーター8において、フォー
カシング調整時には、フォーカシングコイル17に駆動
電流が供給されると、対物レンズ16側に位置する一端
部17aを流れる駆動電流によって可動部11をフォー
カシング方向Fへ動作させるためのフォーカシング駆動
力Pfが発生する(図4参照)。一方、フォーカシング
コイル17の他端部17b、即ち、第2のヨーク13を
挟んで一端部17aの反対側の端部には一端部17aに
流れる駆動電流とは逆方向へ駆動電流が流れるため、フ
ォーカシング駆動力Pfとは逆方向へ可動部11を動作
させるフォーカシング逆駆動力Pvが発生する。
【0033】2軸アクチュエーター8において、トラッ
キング調整時には、トラッキングコイル18、18に駆
動電流が供給されると、互いに接近して位置する一端部
18a、18aを流れる駆動電流によって可動部11を
トラッキング方向Tへ動作させるためのトラッキング駆
動力Qtが発生する。一方、トラッキングコイル18、
18の他端部18b、18b、即ち、それぞれ外側に位
置する端部には他端部18b、18bに流れる駆動電流
とは逆方向へ駆動電流が流れるため、トラッキング駆動
力Qtとは逆方向へ可動部11を動作させるトラッキン
グ逆駆動力Qvが発生する。
【0034】上記したように、フォーカシング調整時に
は、フォーカシングコイル17の一端部17aにフォー
カシング駆動力Pfが発生し、他端部17bにフォーカ
シング逆駆動力Pvが発生するが、フォーカシングコイ
ル17の一端部17aが第1のヨーク12とマグネット
15が取り付けられた第2のヨーク13との間に配置さ
れているため、フォーカシング駆動力Pfがフォーカシ
ング逆駆動力Pvより大きい。
【0035】従って、可動部11はフォーカシング駆動
力Pfとフォーカシング逆駆動力Pvの合力Psによっ
てフォーカシング駆動力Pfのベクトル方向へ動作され
る。、合力Psの力点、即ち、フォーカシング駆動点R
sはフォーカシング駆動力Pfの力点Rfより対物レン
ズ16側に存在する。従来の2軸アクチュエーターにあ
っては、このフォーカシング駆動点Rsの位置がフォー
カシング駆動力Pfの力点Rfと可動部11の重心Gと
の間において力点Rfに寄った位置に存在する(図4参
照)。
【0036】そこで、上記した2軸アクチュエーター8
にあっては、フォーカシング駆動用の第1の磁気回路に
生じる磁束の分布を変更することにより、フォーカシン
グ駆動力Pfを小さくしてフォーカシング駆動力Pf′
とし、合力Psを合力Ps′としてフォーカシング駆動
点Rsを重心Gに近付け又は一致させるようにしている
(図5参照)。
【0037】第1の磁気回路に生じる磁束の分布の変更
は、例えば、第1のヨーク12の一部の断面積を他の部
分の断面積に対して異なる大きさにすることにより行
い、上記のように、第1のヨーク12のベース部9a側
の端部を他の部分より幅の狭い幅狭部12aとして形成
することにより行っている(図3参照)。
【0038】従って、フォーカシング駆動点Rsが重心
Gに近付くか又は一致されるため、可動部11の対物レ
ンズ16がフォーカシング方向Fへ傾く方向への回転モ
ーメントの発生を抑制することができ、2軸アクチュエ
ーター8のフォーカシング方向Fへの動作の適正化を図
ることができる。
【0039】また、第1のヨーク12の一部の断面積を
他の部分の断面積に対して異なる大きさにするだけでフ
ォーカシング駆動点Rsを重心Gに近付け又は一致させ
ることができるため、コストの増加を伴わず簡単な方法
で確実に回転モーメントの発生を抑制することができ
る。
【0040】尚、第1のヨーク12の一部の断面積を他
の部分の断面積に対して異なる大きさにしフォーカシン
グ駆動用の第1の磁気回路に生じる磁束の分布を変更し
たときには、フォーカシング逆駆動力Pvも小さくなり
フォーカシング逆駆動力Pv′となる(図5参照)。し
かしながら、フォーカシング逆駆動力Pvからフォーカ
シング逆駆動力Pv′への減少分は、フォーカシング駆
動力Pfからフォーカシング駆動力Pf′への減少分に
比較して小さいため、フォーカシング駆動用の第1の磁
気回路に生じる磁束の分布を変更することによりフォー
カシング駆動点Rsを重心Gに近付けることが可能であ
る。
【0041】2軸アクチュエーター8にあっては、第1
のヨーク12のベース部9a側の端部を他の部分より幅
の狭い幅狭部12aとして形成し、第1の磁気回路に生
じる磁束の分布を変更している(図3参照)。このよう
に、第1のヨーク12の形状を変えるだけの簡単な方法
で確実に磁束の分布を変更することができる。
【0042】尚、上記には幅狭部12aを第1のヨーク
12に形成しているが、例えば、幅狭部を第2のヨーク
13に形成し、第1の磁気回路に生じる磁束の分布を変
更するようにしてもよい。
【0043】図6及び図7は、支持ベース9とは異なる
方法によって、フォーカシング駆動用の第1の磁気回路
に生じる磁束の分布を変更した第1の変形例を示すもの
である。
【0044】尚、以下に示す第1の変形例にあっては、
上記した支持ベース9の一部の形状が異なる点のみが相
違するため、上記した支持ベース9と比較して異なる部
分についてのみ詳細に説明をし、その他の部分について
は上記と同じ符号を付して説明は省略する。
【0045】第1の変形例における支持ベース9Aは、
第1のヨーク12Aとベース部9aとの接続部分である
折曲部21の断面積が、他の部分の断面積より小さくさ
れている。折曲部21の外面21a側の曲率は内面21
b側の曲率より大きくされており、これにより折曲部2
1の断面積が他の部分の断面積より小さくされている。
【0046】このように、支持ベース9Aにあっては、
折曲部21の外面21a側の曲率と内面21b側の曲率
とを変更するだけの簡単な方法で確実に磁束の分布を変
更することができる。
【0047】尚、上記には第1のヨーク12とベース部
9aとの接続部分である折曲部21の断面積を小さくし
ているが、例えば、第2のヨーク13とベース部9aと
の接続部分の断面積を小さくして、第1の磁気回路に生
じる磁束の分布を変更するようにしてもよい。
【0048】図8及び図9は、支持ベース9、9Aとは
異なる方法によって、フォーカシング駆動用の第1の磁
気回路に生じる磁束の分布を変更した第2の変形例を示
すものである。
【0049】尚、以下に示す第2の変形例にあっては、
マグネットの形状が異なる点のみが相違するため、上記
したマグネット15と比較して異なる部分についてのみ
詳細に説明をし、その他の部分については上記と同じ符
号を付して説明は省略する。
【0050】第2の変形例におけるマグネット15A
は、直交する各面間の連続する部分である稜線部15
a、15a、・・・が曲面に形成されている。
【0051】図10に示すように、マグネット15のよ
うに直方体状を為す場合には、発生するほとんどの磁束
が対向する第1のヨーク12へ向かうが、マグネット1
5Aのように稜線部15a、15a、・・・を曲面に形
成した場合には、図11に示すように、稜線部15a、
15a、・・・から発生する磁束の一部が、漏れ磁束と
して対向する第1のヨーク12に近づくに従って該第1
のヨーク12から離間する方向へ向かう。
【0052】従って、マグネット15Aを用いることに
より磁束の分布が変更され、フォーカシング駆動力Pf
を小さくしてフォーカシング駆動点Rsを重心Gに近付
け又は一致させることができる。
【0053】図12は、マグネットの稜線部を曲面に形
成した場合において、曲面rの大きさと2軸アクチュエ
ーターの感度(加速度感度)との関係を示したグラフ図
である。
【0054】感度は、単位ボルト(V)あたりの加速度
(G)で示されており、値が大きい程、耐え得る力が大
きく感度が良好と言える。従って、この感度の大きさは
フォーカシング駆動力Pfに対応し、フォーカシング駆
動力Pfが大きい程感度が大きく、フォーカシング駆動
力Pfが小さい程感度が小さくなる。
【0055】図12により稜線部の曲率が大きくなるに
従って感度が低下することが確認さた。従って、マグネ
ット15Aの稜線部15a、15a、・・・の曲率を所
定の値とすることにより、フォーカシング駆動力Pfを
小さくしてフォーカシング駆動点Rsを重心Gに近付け
又は一致させることができる。
【0056】このように、マグネット15Aを用いれ
ば、その一部の形状を変更するだけの簡単な方法で確実
に磁束の分布を変更することができる。
【0057】尚、フォーカシング駆動用の第1の磁気回
路に生じる磁束の分布を変更したときには、トラッキン
グ駆動用の第2の磁気回路にも影響が生じ該第2の磁気
回路に生じる磁束の分布も変更されるが、2軸アクチュ
エーター8にあっては、トラッキングコイル18、18
が第1のヨーク12に対向するようにして横並びの状態
で取り付けられているため、一端部18a、18aに発
生するトラッキング駆動力Qt、Qtと他端部18b、
18bに発生するトラッキング逆駆動力Qv、Qvの大
きさが変化しても、トラッキング駆動力Qt、Qtとト
ラッキング逆駆動力Qv、Qvとの各合力の力点である
トラッキング駆動点Ssは、トラッキングコイル18、
18が並ぶ方向へ変位するだけで、可動部11の重心G
に対して離接する方向へ変位されない。
【0058】次に、本発明の第2の実施の形態について
説明する(図13及び図14参照)。
【0059】尚、以下に示す第2の実施の形態は、上記
した2軸アクチュエーター8と比較して、トラッキング
コイルの配置が異なることのみが相違するため、2軸ア
クチュエーター8と比較して異なる部分についてのみ詳
細に説明をし、その他の部分については2軸アクチュエ
ーター8における同様の部分に付した符号と同じ符号を
付して説明は省略する。
【0060】第2の実施の形態における2軸アクチュエ
ーター8Aにあっては、トラッキングコイル22、22
がフォーカシングコイル17に対して傾斜して配置さ
れ、一端部22a、22aが対物レンズ16側において
最も接近して位置されると共に他端部22b、22bが
最も離間して位置され、平面で見てハの字を形成するよ
うに配置されている(図13及び図14参照)。
【0061】即ち、トラッキングコイル22、22は、
コイルボビン19に巻回され、それぞれ一端部22a、
22aと他端部22b、22bとを結んだ結線M、M
が、対物レンズ16の中心点Oと可動部11Aの重心G
とを結んだ基準線Lに対して傾斜するように配置されて
いる(図14参照)。
【0062】2軸アクチュエーター8Aにおいても、第
1の実施の形態における2軸アクチュエーター8と同様
に、フォーカシング調整時には、フォーカシングコイル
17に駆動電流が供給されると、一端部17aを流れる
駆動電流によって可動部11Aをフォーカシング方向F
へ動作させるためのフォーカシング駆動力Pf′が発生
する(図5参照)。一方、フォーカシングコイル17の
他端部17bには一端部17aに流れる駆動電流とは逆
方向へ駆動電流が流れるため、フォーカシング駆動力P
f′とは逆方向へ可動部11Aを動作させるフォーカシ
ング逆駆動力Pv′が発生するが、フォーカシングコイ
ル17の一端部17aが第1のヨーク12とマグネット
15が取り付けられた第2のヨーク13との間に配置さ
れているため、フォーカシング駆動力Pf′がフォーカ
シング逆駆動力Pv′より大きい(図5参照)。
【0063】従って、可動部11はフォーカシング駆動
力Pf′とフォーカシング逆駆動力Pv′の合力Ps′
によってフォーカシング駆動力Pf′のベクトル方向へ
動作される。
【0064】2軸アクチュエーター8Aにおけるトラッ
キング調整時には、トラッキングコイル22、22に駆
動電流が供給されると、対物レンズ16側に位置する一
端部22a、22aを流れる駆動電流によって可動部1
1Aをトラッキング方向Tへ動作させるためのトラッキ
ング駆動力Qtが発生する(図14参照)。一方、トラ
ッキングコイル22、22の他端部22b、22bには
一端部22a、22aに流れる駆動電流とは逆方向へ駆
動電流が流れるため、トラッキング駆動力Qtとは逆方
向へ可動部11Aを動作させるトラッキング逆駆動力Q
vが発生するが、トラッキングコイル22、22の一端
部22a、22aが第1のヨーク12とマグネット15
が取り付けられた第2のヨーク13との間に配置されて
いるため、トラッキング駆動力Qtがトラッキング逆駆
動力Qvより大きい(図14参照)。
【0065】従って、可動部11Aはトラッキング駆動
力Qtとトラッキング逆駆動力Qvの合力Qsによって
トラッキング駆動力Qtのベクトル方向へ動作される。
合力Qsの力点、即ち、トラッキング駆動点Ssはトラ
ッキング駆動力Qtの力点Stより対物レンズ16側に
存在する。従来の2軸アクチュエーターにあっては、こ
のトラッキング駆動点Ssの位置がトラッキング駆動力
Qtの力点Stと可動部11Aの重心Gとの間において
力点Stに寄った位置に存在する。
【0066】そこで、上記した2軸アクチュエーター8
Aにあっては、上記したように、トラッキングコイル2
2、22を一端部22a、22aが対物レンズ16側に
おいて最も接近して位置されるように平面で見てハの字
を形成するように傾斜して配置し、トラッキング駆動用
の第2の磁気回路に生じる磁束の分布を変更することに
より、トラッキング駆動力Qtを小さくしてトラッキン
グ駆動力Qt′とし、合力Qsを合力Qs′としてトラ
ッキング駆動点Ssを重心Gに近付け又は一致させるよ
うにしている(図14参照)。
【0067】第2の磁気回路に生じる磁束の分布の変更
は、例えば、2軸アクチュエーター8と同様に、第1の
ヨーク12の一部の断面積を他の部分の断面積に対して
異なる大きさにすることにより行い、上記のように、第
1のヨーク12のベース部9a側の端部を他の部分より
幅の狭い幅狭部12aとして形成することにより行って
いる(図3参照)。
【0068】従って、トラッキング駆動点Ssが重心G
に近付くか又は一致されるため、可動部11Aの対物レ
ンズ16がトラッキング方向Tへ移動する方向への回転
モーメントの発生を抑制することができ、2軸アクチュ
エーター8Aのトラッキング方向Tへの動作の適正化を
図ることができる。
【0069】尚、第1のヨーク12の一部の断面積を他
の部分の断面積に対して異なる大きさにしトラッキング
駆動用の第2の磁気回路に生じる磁束の分布を変更した
ときには、トラッキング逆駆動力Qvも小さくなりトラ
ッキング逆駆動力Qv′となるが(図14参照)、トラ
ッキング逆駆動力Qvからトラッキング逆駆動力Qv′
への減少分は、トラッキング駆動力Qtからトラッキン
グ駆動力Qt′への減少分に比較して小さいため、トラ
ッキング駆動用の第2の磁気回路に生じる磁束の分布を
変更することによりトラッキング駆動点Ssを重心Gに
近付けることが可能である。
【0070】尚、2軸アクチュエーター8Aにあって
も、2軸アクチュエーター8と同様に、幅狭部を第2の
ヨーク13に形成し、第2の磁気回路に生じる磁束の分
布を変更するようにしてもよい。
【0071】また、2軸アクチュエーター8Aにあって
も、2軸アクチュエーター8と同様に、トラッキング駆
動用の第2の磁気回路に生じる磁束の分布を変更するた
めに、折曲部21の外面21a側の曲率と内面21b側
の曲率とを変更することにより第2の磁気回路に生じる
磁束の分布を変更してもよく(図6及び図7参照)、或
いは、稜線部15a、15a、・・・を曲面に形成した
マグネット15Aを用いることにより第2の磁気回路に
生じる磁束の分布を変更してもよい(図8及び図9参
照)。
【0072】2軸アクチュエーター8Aにおいて、第1
のヨーク12の一部の断面積を他の部分の断面積に対し
て異なる大きさにし、または、稜線部15a、15a、
・・・を曲面に形成したマグネット15Aを用いると、
上記したように、第2の磁気回路に生じる磁束の分布が
変更されるが、同時に、フォーカシング駆動用の第1の
磁気回路に生じる磁束の分布も変更される。
【0073】従って、第1の磁気回路と第2の磁気回路
に生じる磁束の分布を変更し、フォーカシング駆動力P
fの大きさとフォーカシング逆駆動力Pvの大きさとを
調整すると共にトラッキング駆動力Qtの大きさとトラ
ッキング逆駆動力Qvの大きさとを調整することによ
り、フォーカシング駆動点Rsとトラッキング駆動点S
sの双方を可動部11Aの重心Gに一致させることがで
きる。
【0074】このようにフォーカシング駆動点Rsとト
ラッキング駆動点Ssの双方を可動部11Aの重心Gに
一致させることにより、可動部11Aの対物レンズ16
がフォーカシング方向Fへ傾く方向及びトラッキング方
向Tへ移動する方向への双方の回転モーメントの発生を
抑制することができ、2軸アクチュエーター8Aのフォ
ーカシング方向Fへの動作及びトラッキング方向Tへの
動作の適正化を図ることができる。
【0075】上記した実施の形態において示した各部の
具体的な形状及び構造は、何れも本発明を実施する際の
具体化のほんの一例を示したものにすぎず、これらによ
って本発明の技術的範囲が限定的に解釈されることがあ
ってはならないものである。
【0076】
【発明の効果】以上に記載したところから明らかなよう
に、本発明光学ピックアップは、ディスクテーブルに装
着されるディスク状記録媒体の半径方向へ移動し当該デ
ィスク状記録媒体に対して対物レンズを介してレーザー
光を照射する光学ピックアップであって、ディスクテー
ブルに装着されるディスク状記録媒体の半径方向へ移動
自在に支持された移動ベースと、該移動ベースに配置さ
れると共に固定部と該固定部に対してディスク状記録媒
体の記録面に離接する方向であるフォーカシング方向及
びディスク状記録媒体の略半径方向であるトラッキング
方向へ動作され対物レンズが取り付けられた可動部とを
有し、対物レンズを介して照射されるレーザー光がディ
スク状記録媒体の記録面に集光するように可動部がフォ
ーカシング方向へ動作されることによりフォーカシング
調整が行われ、対物レンズを介して照射されるレーザー
光がディスク状記録媒体の記録面に集光するように可動
部がトラッキング方向へ動作されることによりトラッキ
ング調整が行われる2軸アクチュエーターとを備え、該
2軸アクチュエーターは、フォーカシングコイルとマグ
ネットとヨークとによって構成される第1の磁気回路
と、少なくとも一対のトラッキングコイルとマグネット
とヨークとによって構成される第2の磁気回路とを有
し、フォーカシングコイルへの駆動電流の供給によりフ
ォーカシングコイルの一端側に発生しフォーカシング調
整時に可動部をフォーカシング方向へ動作させるフォー
カシング駆動力の大きさと、フォーカシングコイルへの
駆動電流の供給に伴ってフォーカシングコイルの他端側
に発生しフォーカシング調整時に可動部にフォーカシン
グ駆動力と反対方向への移動力を付与するフォーカシン
グ逆駆動力の大きさとの差を調整し、フォーカシング駆
動力とフォーカシング逆駆動力との合力の力点を可動部
の重心に近づけるようにしたことを特徴とする。
【0077】従って、可動部の対物レンズがフォーカシ
ング方向へ傾く方向への回転モーメントの発生を抑制す
ることができ、2軸アクチュエーターのフォーカシング
方向への動作の適正化を図ることができる。
【0078】請求項2に記載した発明にあっては、トラ
ッキングコイルへの駆動電流の供給によりトラッキング
コイルの一端側に発生しトラッキング調整時に可動部を
トラッキング方向へ動作させるトラッキング駆動力の力
点とトラッキングコイルへの駆動電流の供給に伴ってト
ラッキングコイルの他端側に発生しトラッキング調整時
に可動部にトラッキング駆動力と反対方向への移動力を
付与するトラッキング逆駆動力の力点とを結んだ結線
が、対物レンズの中心点と可動部の重心とを結んだ基準
線に対して傾斜するように上記一対のトラッキングコイ
ルを配置し、上記トラッキング駆動力の大きさと上記ト
ラッキング逆駆動力の大きさとの差を調整し、トラッキ
ング駆動力とトラッキング逆駆動力との合力の力点を可
動部の重心に近づけるようにしたので、可動部の対物レ
ンズがフォーカシング方向へ傾く方向及びトラッキング
方向へ移動する方向への双方の回転モーメントの発生を
抑制することができ、2軸アクチュエーターのフォーカ
シング方向への動作及びトラッキング方向への動作の適
正化を図ることができる。
【0079】請求項3に記載した発明にあっては、上記
ヨークの一部の断面積を他の部分の断面積に対して異な
る大きさにして、フォーカシング駆動力の大きさとフォ
ーカシング逆駆動力の大きさとの差を調整するようにし
たので、コストの増加を伴わず簡単な方法で確実に回転
モーメントの発生を抑制することができる。
【0080】請求項4に記載した発明にあっては、上記
ヨークの一部の断面積を他の部分の断面積に対して異な
る大きさにして、フォーカシング駆動力の大きさとフォ
ーカシング逆駆動力の大きさとの差を調整すると共にト
ラッキング駆動力の大きさとトラッキング逆駆動力の大
きさとの差を調整するようにしたので、コストの増加を
伴わず簡単な方法で確実に回転モーメントの発生を抑制
することができる。
【0081】請求項5及び請求項6に記載した発明にあ
っては、上記ヨークの一部を他の部分より幅の狭い幅狭
部として設けたので、ヨークの形状を変えるだけの簡単
な方法で確実に磁束の分布を変更することができる。
【0082】請求項7及び請求項8に記載した発明にあ
っては、移動ベース上に配置される支持ベースの一部を
直角に折り曲げて上記ヨークを形成し、支持ベースのう
ちヨークとして形成された以外の部分をベース部として
形成し、ヨークとベース部との連続する部分の外面側の
曲率を内面側の曲率より大きくしたので、折り曲げた部
分の外面側の曲率と内面側の曲率とを変更するだけの簡
単な方法で確実に磁束の分布を変更することができる。
【0083】請求項9及び請求項10に記載した発明に
あっては、上記マグネットの直交する各面間の連続する
部分である稜線部を曲面に形成したので、マグネットの
一部の形状を変更するだけの簡単な方法で確実に磁束の
分布を変更することができる。
【0084】また、別の本発明光学ピックアップは、デ
ィスクテーブルに装着されるディスク状記録媒体の半径
方向へ移動し当該ディスク状記録媒体に対して対物レン
ズを介してレーザー光を照射する光学ピックアップであ
って、ディスクテーブルに装着されるディスク状記録媒
体の半径方向へ移動自在に支持された移動ベースと、該
移動ベースに配置されると共に固定部と該固定部に対し
てディスク状記録媒体の記録面に離接する方向であるフ
ォーカシング方向及びディスク状記録媒体の略半径方向
であるトラッキング方向へ動作され対物レンズが取り付
けられた可動部とを有し、対物レンズを介して照射され
るレーザー光がディスク状記録媒体の記録面に集光する
ように可動部がフォーカシング方向へ動作されることに
よりフォーカシング調整が行われ、対物レンズを介して
照射されるレーザー光がディスク状記録媒体の記録面に
集光するように可動部がトラッキング方向へ動作される
ことによりトラッキング調整が行われる2軸アクチュエ
ーターとを備え、該2軸アクチュエーターは、フォーカ
シングコイルとマグネットとヨークとによって構成され
る第1の磁気回路と、少なくとも一対のトラッキングコ
イルとマグネットとヨークとによって構成される第2の
磁気回路とを有し、トラッキングコイルへの駆動電流の
供給によりトラッキングコイルの一端側に発生しトラッ
キング調整時に可動部をトラッキング方向へ動作させる
トラッキング駆動力の力点とトラッキングコイルへの駆
動電流の供給に伴ってトラッキングコイルの他端側に発
生しトラッキング調整時に可動部にトラッキング駆動力
と反対方向への移動力を付与するトラッキング逆駆動力
の力点とを結んだ結線が、対物レンズの中心点と可動部
の重心とを結んだ基準線に対して傾斜するように上記一
対のトラッキングコイルを配置し、上記トラッキング駆
動力の大きさと上記トラッキング逆駆動力の大きさとの
差を調整し、トラッキング駆動力とトラッキング逆駆動
力との合力の力点を可動部の重心に近づけるようにした
ことを特徴とする。
【0085】従って、可動部の対物レンズがトラッキン
グ方向へ移動する方向への回転モーメントの発生を抑制
することができ、2軸アクチュエーターのトラッキング
方向への動作の適正化を図ることができる。
【0086】請求項12に記載した発明にあっては、上
記ヨークの一部の断面積を他の部分の断面積に対して異
なる大きさにして、トラッキング駆動力の大きさとトラ
ッキング逆駆動力の大きさとの差を調整するようにした
ので、コストの増加を伴わず簡単な方法で確実に回転モ
ーメントの発生を抑制することができる。
【0087】請求項13に記載した発明にあっては、上
記ヨークの一部を他の部分より幅の狭い幅狭部として設
けたので、ヨークの形状を変えるだけの簡単な方法で確
実に磁束の分布を変更することができる。
【0088】請求項14に記載した発明にあっては、移
動ベース上に配置される支持ベースの一部を直角に折り
曲げて上記ヨークを形成し、支持ベースのうちヨークと
して形成された以外の部分をベース部として形成し、ヨ
ークとベース部との連続する部分の外面側の曲率を内面
側の曲率より大きくしたので、折り曲げた部分の外面側
の曲率と内面側の曲率とを変更するだけの簡単な方法で
確実に磁束の分布を変更することができる。
【0089】請求項15に記載した発明にあっては、上
記マグネットの直交する各面間の連続する部分である稜
線部を曲面に形成したので、マグネットの一部の形状を
変更するだけの簡単な方法で確実に磁束の分布を変更す
ることができる。
【0090】本発明ディスクドライブ装置は、ディスク
状記録媒体が装着されて回転されるディスクテーブル
と、該ディスクテーブルに装着されるディスク状記録媒
体の半径方向へ移動し当該ディスク状記録媒体に対して
対物レンズを介してレーザー光を照射する光学ピックア
ップとを備えたディスクドライブ装置であって、上記光
学ピックアップは、ディスクテーブルに装着されるディ
スク状記録媒体の半径方向へ移動自在に支持された移動
ベースと、該移動ベースに配置されると共に固定部と該
固定部に対してディスク状記録媒体の記録面に離接する
方向であるフォーカシング方向及びディスク状記録媒体
の略半径方向であるトラッキング方向へ動作され対物レ
ンズが取り付けられた可動部とを有し、対物レンズを介
して照射されるレーザー光がディスク状記録媒体の記録
面に集光するように可動部がフォーカシング方向へ動作
されることによりフォーカシング調整が行われ、対物レ
ンズを介して照射されるレーザー光がディスク状記録媒
体の記録面に集光するように可動部がトラッキング方向
へ動作されることによりトラッキング調整が行われる2
軸アクチュエーターとを備え、該2軸アクチュエーター
は、フォーカシングコイルとマグネットとヨークとによ
って構成される第1の磁気回路と、少なくとも一対のト
ラッキングコイルとマグネットとヨークとによって構成
される第2の磁気回路とを有し、フォーカシングコイル
への駆動電流の供給によりフォーカシングコイルの一端
側に発生しフォーカシング調整時に可動部をフォーカシ
ング方向へ動作させるフォーカシング駆動力の大きさ
と、フォーカシングコイルへの駆動電流の供給に伴って
フォーカシングコイルの他端側に発生しフォーカシング
調整時に可動部にフォーカシング駆動力と反対方向への
移動力を付与するフォーカシング逆駆動力の大きさとの
差を調整し、フォーカシング駆動力とフォーカシング逆
駆動力との合力の力点を可動部の重心に近づけるように
したことを特徴とする。
【0091】従って、可動部の対物レンズがフォーカシ
ング方向へ傾く方向への回転モーメントの発生を抑制す
ることができ、2軸アクチュエーターのフォーカシング
方向への動作の適正化を図ることができる。
【0092】請求項17に記載した発明にあっては、ト
ラッキングコイルへの駆動電流の供給によりトラッキン
グコイルの一端側に発生しトラッキング調整時に可動部
をトラッキング方向へ動作させるトラッキング駆動力の
力点とトラッキングコイルへの駆動電流の供給に伴って
トラッキングコイルの他端側に発生しトラッキング調整
時に可動部にトラッキング駆動力と反対方向への移動力
を付与するトラッキング逆駆動力の力点とを結んだ結線
が、対物レンズの中心点と可動部の重心とを結んだ基準
線に対して傾斜するように上記一対のトラッキングコイ
ルを配置し、上記トラッキング駆動力の大きさと上記ト
ラッキング逆駆動力の大きさとの差を調整し、トラッキ
ング駆動力とトラッキング逆駆動力との合力の力点を可
動部の重心に近づけるようにしたので、可動部の対物レ
ンズがフォーカシング方向へ傾く方向及びトラッキング
方向へ移動する方向への双方の回転モーメントの発生を
抑制することができ、2軸アクチュエーターのフォーカ
シング方向への動作及びトラッキング方向への動作の適
正化を図ることができる。
【0093】請求項18に記載した発明にあっては、上
記ヨークの一部の断面積を他の部分の断面積に対して異
なる大きさにしてフォーカシング駆動力の大きさとフォ
ーカシング逆駆動力の大きさとの差を調整するようにし
たので、コストの増加を伴わず簡単な方法で確実に回転
モーメントの発生を抑制することができる。
【0094】請求項19に記載した発明にあっては、上
記ヨークの一部の断面積を他の部分の断面積に対して異
なる大きさにして、フォーカシング駆動力の大きさとフ
ォーカシング逆駆動力の大きさとの差を調整すると共に
トラッキング駆動力の大きさとトラッキング逆駆動力の
大きさとの差を調整するようにしたので、コストの増加
を伴わず簡単な方法で確実に回転モーメントの発生を抑
制することができる。
【0095】請求項20及び請求項21に記載した発明
にあっては、上記ヨークの一部を他の部分より幅の狭い
幅狭部として設けたので、ヨークの形状を変えるだけの
簡単な方法で確実に磁束の分布を変更することができ
る。
【0096】請求項22及び請求項23に記載した発明
にあっては、移動ベース上に配置される支持ベースの一
部を直角に折り曲げて上記ヨークを形成し、支持ベース
のうちヨークとして形成された以外の部分をベース部と
して形成し、ヨークとベース部との連続する部分の外面
側の曲率を内面側の曲率より大きくしたので、折り曲げ
た部分の外面側の曲率と内面側の曲率とを変更するだけ
の簡単な方法で確実に磁束の分布を変更することができ
る。
【0097】請求項24及び請求項25に記載した発明
にあっては、上記マグネットの直交する各面間の連続す
る部分である稜線部を曲面に形成したので、マグネット
の一部の形状を変更するだけの簡単な方法で確実に磁束
の分布を変更することができる。
【0098】また、別の本発明ディスクドライブ装置
は、ディスク状記録媒体が装着されて回転されるディス
クテーブルと、該ディスクテーブルに装着されるディス
ク状記録媒体の半径方向へ移動し当該ディスク状記録媒
体に対して対物レンズを介してレーザー光を照射する光
学ピックアップとを備えたディスクドライブ装置であっ
て、上記光学ピックアップは、ディスクテーブルに装着
されるディスク状記録媒体の半径方向へ移動自在に支持
された移動ベースと、該移動ベースに配置されると共に
固定部と該固定部に対してディスク状記録媒体の記録面
に離接する方向であるフォーカシング方向及びディスク
状記録媒体の略半径方向であるトラッキング方向へ動作
され対物レンズが取り付けられた可動部とを有し、対物
レンズを介して照射されるレーザー光がディスク状記録
媒体の記録面に集光するように可動部がフォーカシング
方向へ動作されることによりフォーカシング調整が行わ
れ、対物レンズを介して照射されるレーザー光がディス
ク状記録媒体の記録面に集光するように可動部がトラッ
キング方向へ動作されることによりトラッキング調整が
行われる2軸アクチュエーターとを備え、該2軸アクチ
ュエーターは、フォーカシングコイルとマグネットとヨ
ークとによって構成される第1の磁気回路と、少なくと
も一対のトラッキングコイルとマグネットとヨークとに
よって構成される第2の磁気回路とを有し、トラッキン
グコイルへの駆動電流の供給によりトラッキングコイル
の一端側に発生しトラッキング調整時に可動部をトラッ
キング方向へ動作させるトラッキング駆動力の力点とト
ラッキングコイルへの駆動電流の供給に伴ってトラッキ
ングコイルの他端側に発生しトラッキング調整時に可動
部にトラッキング駆動力と反対方向への移動力を付与す
るトラッキング逆駆動力の力点とを結んだ結線が、対物
レンズの中心点と可動部の重心とを結んだ基準線に対し
て傾斜するように上記一対のトラッキングコイルを配置
し、上記トラッキング駆動力の大きさと上記トラッキン
グ逆駆動力の大きさとの差を調整し、トラッキング駆動
力とトラッキング逆駆動力との合力の力点を可動部の重
心に近づけるようにしたことを特徴とする。
【0099】従って、可動部の対物レンズがトラッキン
グ方向へ移動する方向への回転モーメントの発生を抑制
することができ、2軸アクチュエーターのトラッキング
方向への動作の適正化を図ることができる。
【0100】請求項27に記載した発明にあっては、上
記ヨークの一部の断面積を他の部分の断面積に対して異
なる大きさにして、トラッキング駆動力の大きさとトラ
ッキング逆駆動力の大きさとの差を調整するようにした
ので、コストの増加を伴わず簡単な方法で確実に回転モ
ーメントの発生を抑制することができる。
【0101】請求項28に記載した発明にあっては、上
記ヨークの一部を他の部分より幅の狭い幅狭部として設
けたので、ヨークの形状を変えるだけの簡単な方法で確
実に磁束の分布を変更することができる。
【0102】請求項29に記載した発明にあっては、移
動ベース上に配置される支持ベースの一部を直角に折り
曲げて上記ヨークを形成し、支持ベースのうちヨークと
して形成された以外の部分をベース部として形成し、ヨ
ークとベース部との連続する部分の外面側の曲率を内面
側の曲率より大きくしたので、折り曲げた部分の外面側
の曲率と内面側の曲率とを変更するだけの簡単な方法で
確実に磁束の分布を変更することができる。
【0103】請求項30に記載した発明にあっては、上
記マグネットの直交する各面間の連続する部分である稜
線部を曲面に形成したので、マグネットの一部の形状を
変更するだけの簡単な方法で確実に磁束の分布を変更す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2乃至図12と共に本発明光学ピックアップ
及びディスクドライブ装置の第1の実施の形態を示すも
のであり、本図はディスクドライブ装置の概略平面図で
ある。
【図2】2軸アクチュエーターの拡大斜視図である。
【図3】ヨークにマグネットが取り付けられた状態で示
す支持ベースの拡大斜視図である。
【図4】図5と共に可動部の重心とフォーカシング駆動
点との位置関係を示すものであり、本図はフォーカシン
グ駆動力とフォーカシング逆駆動力との大きさが調整さ
れる前の状態を示す概念図である。
【図5】フォーカシング駆動力とフォーカシング逆駆動
力との大きさが調整され、可動部の重心とフォーカシン
グ駆動点とが一致された状態を示す概念図である。
【図6】図7と共に磁束の分布を変更するための第1の
変形例における支持ベースをマグネットが取り付けられ
た状態で示す拡大斜視図である。
【図7】折曲部の拡大側面図である。
【図8】図9と共に磁束の分布を変更するための第2の
変形例における支持ベースをマグネットが取り付けられ
た状態で示す拡大斜視図である。
【図9】マグネットの拡大側面図である。
【図10】図11と共に第2の変形例における原理を説
明するためのものであり、本図は直方体のマグネットが
用いられた場合に発生する磁束の状態を示す概念図であ
る。
【図11】稜線部が曲面に形成されたマグネットが用い
られた場合に発生する磁束の状態を示す概念図である。
【図12】マグネットの稜線部を曲面に形成した場合に
おいて、曲面の大きさと2軸アクチュエーターの感度
(加速度感度)との関係を示したグラフ図である。
【図13】図14と共に本発明光学ピックアップ及びデ
ィスクドライブ装置の第2の実施の形態を示すものであ
り、本図は2軸アクチュエーターの拡大斜視図である。
【図14】可動部の重心とトラッキング駆動点との位置
関係を示すものであり、本図はトラッキング駆動力とト
ラッキング逆駆動力との大きさが調整され、可動部の重
心とトラッキング駆動点とが一致された状態を示す概念
図である。
【図15】図16と共に従来の2軸アクチュエーターに
おける可動部の重心とフォーカシング駆動点とトラッキ
ング駆動点との位置関係を示すものであり、本図は概略
側面図である。
【図16】概略平面図である。
【符号の説明】
1…ディスクドライブ装置、3…ディスクテーブル、6
…光学ピックアップ、7…移動ベース、8…2軸アクチ
ュエーター、9…支持ベース、9a…ベース部、10…
固定部、11…可動部、12…第1のヨーク、12a…
幅狭部、13…第2のヨーク、12A…第1のヨーク、
15…マグネット、16…対物レンズ、17…フォーカ
シングコイル、18…トラッキングコイル、Pf′…フ
ォーカシング駆動力、Pv′…フォーカシング逆駆動
力、Ps′…合力、Rs…フォーカシング駆動点(合力
の力点)、G…重心、9A…支持ベース、15A…マグ
ネット、15a…稜線部、8A…2軸アクチュエータ
ー、11A…可動部、22…トラッキングコイル、Q
t′…トラッキング駆動力、Qv′…トラッキング逆駆
動力、Qs′…合力、Ss…トラッキング駆動点(合力
の力点)、M…結線、L…基準線、100…ディスク状
記録媒体

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスクテーブルに装着されるディスク
    状記録媒体の半径方向へ移動し当該ディスク状記録媒体
    に対して対物レンズを介してレーザー光を照射する光学
    ピックアップであって、 ディスクテーブルに装着されるディスク状記録媒体の半
    径方向へ移動自在に支持された移動ベースと、 該移動ベースに配置されると共に固定部と該固定部に対
    してディスク状記録媒体の記録面に離接する方向である
    フォーカシング方向及びディスク状記録媒体の略半径方
    向であるトラッキング方向へ動作され対物レンズが取り
    付けられた可動部とを有し、対物レンズを介して照射さ
    れるレーザー光がディスク状記録媒体の記録面に集光す
    るように可動部がフォーカシング方向へ動作されること
    によりフォーカシング調整が行われ、対物レンズを介し
    て照射されるレーザー光がディスク状記録媒体の記録面
    に集光するように可動部がトラッキング方向へ動作され
    ることによりトラッキング調整が行われる2軸アクチュ
    エーターとを備え、 該2軸アクチュエーターは、フォーカシングコイルとマ
    グネットとヨークとによって構成される第1の磁気回路
    と、少なくとも一対のトラッキングコイルとマグネット
    とヨークとによって構成される第2の磁気回路とを有
    し、 フォーカシングコイルへの駆動電流の供給によりフォー
    カシングコイルの一端側に発生しフォーカシング調整時
    に可動部をフォーカシング方向へ動作させるフォーカシ
    ング駆動力の大きさと、フォーカシングコイルへの駆動
    電流の供給に伴ってフォーカシングコイルの他端側に発
    生しフォーカシング調整時に可動部にフォーカシング駆
    動力と反対方向への移動力を付与するフォーカシング逆
    駆動力の大きさとの差を調整し、 フォーカシング駆動力とフォーカシング逆駆動力との合
    力の力点を可動部の重心に近づけるようにしたことを特
    徴とする光学ピックアップ。
  2. 【請求項2】 トラッキングコイルへの駆動電流の供給
    によりトラッキングコイルの一端側に発生しトラッキン
    グ調整時に可動部をトラッキング方向へ動作させるトラ
    ッキング駆動力の力点とトラッキングコイルへの駆動電
    流の供給に伴ってトラッキングコイルの他端側に発生し
    トラッキング調整時に可動部にトラッキング駆動力と反
    対方向への移動力を付与するトラッキング逆駆動力の力
    点とを結んだ結線が、対物レンズの中心点と可動部の重
    心とを結んだ基準線に対して傾斜するように上記一対の
    トラッキングコイルを配置し、 上記トラッキング駆動力の大きさと上記トラッキング逆
    駆動力の大きさとの差を調整し、 トラッキング駆動力とトラッキング逆駆動力との合力の
    力点を可動部の重心に近づけるようにしたことを特徴と
    する請求項1に記載の光学ピックアップ。
  3. 【請求項3】 上記ヨークの一部の断面積を他の部分の
    断面積に対して異なる大きさにして、フォーカシング駆
    動力の大きさとフォーカシング逆駆動力の大きさとの差
    を調整するようにしたことを特徴とする請求項1に記載
    の光学ピックアップ。
  4. 【請求項4】 上記ヨークの一部の断面積を他の部分の
    断面積に対して異なる大きさにして、フォーカシング駆
    動力の大きさとフォーカシング逆駆動力の大きさとの差
    を調整すると共にトラッキング駆動力の大きさとトラッ
    キング逆駆動力の大きさとの差を調整するようにしたこ
    とを特徴とする請求項2に記載の光学ピックアップ。
  5. 【請求項5】 上記ヨークの一部を他の部分より幅の狭
    い幅狭部として設けたことを特徴とする請求項3に記載
    の光学ピックアップ。
  6. 【請求項6】 上記ヨークの一部を他の部分より幅の狭
    い幅狭部として設けたことを特徴とする請求項4に記載
    の光学ピックアップ。
  7. 【請求項7】 移動ベース上に配置される支持ベースの
    一部を直角に折り曲げて上記ヨークを形成し、 支持ベースのうちヨークとして形成された以外の部分を
    ベース部として形成し、 ヨークとベース部との連続する部分の外面側の曲率を内
    面側の曲率より大きくしたことを特徴とする請求項3に
    記載の光学ピックアップ。
  8. 【請求項8】 移動ベース上に配置される支持ベースの
    一部を直角に折り曲げて上記ヨークを形成し、 支持ベースのうちヨークとして形成された以外の部分を
    ベース部として形成し、 ヨークとベース部との連続する部分の外面側の曲率を内
    面側の曲率より大きくしたことを特徴とする請求項4に
    記載の光学ピックアップ。
  9. 【請求項9】 上記マグネットの直交する各面間の連続
    する部分である稜線部を曲面に形成したことを特徴とす
    る請求項1に記載の光学ピックアップ。
  10. 【請求項10】 上記マグネットの直交する各面間の連
    続する部分である稜線部を曲面に形成したことを特徴と
    する請求項2に記載の光学ピックアップ。
  11. 【請求項11】 ディスクテーブルに装着されるディス
    ク状記録媒体の半径方向へ移動し当該ディスク状記録媒
    体に対して対物レンズを介してレーザー光を照射する光
    学ピックアップであって、 ディスクテーブルに装着されるディスク状記録媒体の半
    径方向へ移動自在に支持された移動ベースと、 該移動ベースに配置されると共に固定部と該固定部に対
    してディスク状記録媒体の記録面に離接する方向である
    フォーカシング方向及びディスク状記録媒体の略半径方
    向であるトラッキング方向へ動作され対物レンズが取り
    付けられた可動部とを有し、対物レンズを介して照射さ
    れるレーザー光がディスク状記録媒体の記録面に集光す
    るように可動部がフォーカシング方向へ動作されること
    によりフォーカシング調整が行われ、対物レンズを介し
    て照射されるレーザー光がディスク状記録媒体の記録面
    に集光するように可動部がトラッキング方向へ動作され
    ることによりトラッキング調整が行われる2軸アクチュ
    エーターとを備え、 該2軸アクチュエーターは、フォーカシングコイルとマ
    グネットとヨークとによって構成される第1の磁気回路
    と、少なくとも一対のトラッキングコイルとマグネット
    とヨークとによって構成される第2の磁気回路とを有
    し、 トラッキングコイルへの駆動電流の供給によりトラッキ
    ングコイルの一端側に発生しトラッキング調整時に可動
    部をトラッキング方向へ動作させるトラッキング駆動力
    の力点とトラッキングコイルへの駆動電流の供給に伴っ
    てトラッキングコイルの他端側に発生しトラッキング調
    整時に可動部にトラッキング駆動力と反対方向への移動
    力を付与するトラッキング逆駆動力の力点とを結んだ結
    線が、対物レンズの中心点と可動部の重心とを結んだ基
    準線に対して傾斜するように上記一対のトラッキングコ
    イルを配置し、 上記トラッキング駆動力の大きさと上記トラッキング逆
    駆動力の大きさとの差を調整し、 トラッキング駆動力とトラッキング逆駆動力との合力の
    力点を可動部の重心に近づけるようにしたことを特徴と
    する光学ピックアップ。
  12. 【請求項12】 上記ヨークの一部の断面積を他の部分
    の断面積に対して異なる大きさにして、トラッキング駆
    動力の大きさとトラッキング逆駆動力の大きさとの差を
    調整するようにしたことを特徴とする請求項11に記載
    の光学ピックアップ。
  13. 【請求項13】 上記ヨークの一部を他の部分より幅の
    狭い幅狭部として設けたことを特徴とする請求項12に
    記載の光学ピックアップ。
  14. 【請求項14】 移動ベース上に配置される支持ベース
    の一部を直角に折り曲げて上記ヨークを形成し、 支持ベースのうちヨークとして形成された以外の部分を
    ベース部として形成し、 ヨークとベース部との連続する部分の外面側の曲率を内
    面側の曲率より大きくしたことを特徴とする請求項12
    に記載の光学ピックアップ。
  15. 【請求項15】 上記マグネットの直交する各面間の連
    続する部分である稜線部を曲面に形成したことを特徴と
    する請求項11に記載の光学ピックアップ。
  16. 【請求項16】 ディスク状記録媒体が装着されて回転
    されるディスクテーブルと、該ディスクテーブルに装着
    されるディスク状記録媒体の半径方向へ移動し当該ディ
    スク状記録媒体に対して対物レンズを介してレーザー光
    を照射する光学ピックアップとを備えたディスクドライ
    ブ装置であって、 上記光学ピックアップは、ディスクテーブルに装着され
    るディスク状記録媒体の半径方向へ移動自在に支持され
    た移動ベースと、該移動ベースに配置されると共に固定
    部と該固定部に対してディスク状記録媒体の記録面に離
    接する方向であるフォーカシング方向及びディスク状記
    録媒体の略半径方向であるトラッキング方向へ動作され
    対物レンズが取り付けられた可動部とを有し、対物レン
    ズを介して照射されるレーザー光がディスク状記録媒体
    の記録面に集光するように可動部がフォーカシング方向
    へ動作されることによりフォーカシング調整が行われ、
    対物レンズを介して照射されるレーザー光がディスク状
    記録媒体の記録面に集光するように可動部がトラッキン
    グ方向へ動作されることによりトラッキング調整が行わ
    れる2軸アクチュエーターとを備え、 該2軸アクチュエーターは、フォーカシングコイルとマ
    グネットとヨークとによって構成される第1の磁気回路
    と、少なくとも一対のトラッキングコイルとマグネット
    とヨークとによって構成される第2の磁気回路とを有
    し、 フォーカシングコイルへの駆動電流の供給によりフォー
    カシングコイルの一端側に発生しフォーカシング調整時
    に可動部をフォーカシング方向へ動作させるフォーカシ
    ング駆動力の大きさと、フォーカシングコイルへの駆動
    電流の供給に伴ってフォーカシングコイルの他端側に発
    生しフォーカシング調整時に可動部にフォーカシング駆
    動力と反対方向への移動力を付与するフォーカシング逆
    駆動力の大きさとの差を調整し、 フォーカシング駆動力とフォーカシング逆駆動力との合
    力の力点を可動部の重心に近づけるようにしたことを特
    徴とするディスクドライブ装置。
  17. 【請求項17】 トラッキングコイルへの駆動電流の供
    給によりトラッキングコイルの一端側に発生しトラッキ
    ング調整時に可動部をトラッキング方向へ動作させるト
    ラッキング駆動力の力点とトラッキングコイルへの駆動
    電流の供給に伴ってトラッキングコイルの他端側に発生
    しトラッキング調整時に可動部にトラッキング駆動力と
    反対方向への移動力を付与するトラッキング逆駆動力の
    力点とを結んだ結線が、対物レンズの中心点と可動部の
    重心とを結んだ基準線に対して傾斜するように上記一対
    のトラッキングコイルを配置し、 上記トラッキング駆動力の大きさと上記トラッキング逆
    駆動力の大きさとの差を調整し、 トラッキング駆動力とトラッキング逆駆動力との合力の
    力点を可動部の重心に近づけるようにしたことを特徴と
    する請求項16に記載のディスクドライブ装置。
  18. 【請求項18】 上記ヨークの一部の断面積を他の部分
    の断面積に対して異なる大きさにして、フォーカシング
    駆動力の大きさとフォーカシング逆駆動力の大きさとの
    差を調整するようにしたことを特徴とする請求項16に
    記載のディスクドライブ装置。
  19. 【請求項19】 上記ヨークの一部の断面積を他の部分
    の断面積に対して異なる大きさにして、フォーカシング
    駆動力の大きさとフォーカシング逆駆動力の大きさとの
    差を調整すると共にトラッキング駆動力の大きさとトラ
    ッキング逆駆動力の大きさとの差を調整するようにした
    ことを特徴とする請求項17に記載のディスクドライブ
    装置。
  20. 【請求項20】 上記ヨークの一部を他の部分より幅の
    狭い幅狭部として設けたことを特徴とする請求項18に
    記載のディスクドライブ装置。
  21. 【請求項21】 上記ヨークの一部を他の部分より幅の
    狭い幅狭部として設けたことを特徴とする請求項19に
    記載のディスクドライブ装置。
  22. 【請求項22】 移動ベース上に配置される支持ベース
    の一部を直角に折り曲げて上記ヨークを形成し、 支持ベースのうちヨークとして形成された以外の部分を
    ベース部として形成し、 ヨークとベース部との連続する部分の外面側の曲率を内
    面側の曲率より大きくしたことを特徴とする請求項18
    に記載のディスクドライブ装置。
  23. 【請求項23】 移動ベース上に配置される支持ベース
    の一部を直角に折り曲げて上記ヨークを形成し、 支持ベースのうちヨークとして形成された以外の部分を
    ベース部として形成し、 ヨークとベース部との連続する部分の外面側の曲率を内
    面側の曲率より大きくしたことを特徴とする請求項19
    に記載のディスクドライブ装置。
  24. 【請求項24】 上記マグネットの直交する各面間の連
    続する部分である稜線部を曲面に形成したことを特徴と
    する請求項16に記載のディスクドライブ装置。
  25. 【請求項25】 上記マグネットの直交する各面間の連
    続する部分である稜線部を曲面に形成したことを特徴と
    する請求項17に記載のディスクドライブ装置。
  26. 【請求項26】 ディスク状記録媒体が装着されて回転
    されるディスクテーブルと、該ディスクテーブルに装着
    されるディスク状記録媒体の半径方向へ移動し当該ディ
    スク状記録媒体に対して対物レンズを介してレーザー光
    を照射する光学ピックアップとを備えたディスクドライ
    ブ装置であって、 上記光学ピックアップは、ディスクテーブルに装着され
    るディスク状記録媒体の半径方向へ移動自在に支持され
    た移動ベースと、該移動ベースに配置されると共に固定
    部と該固定部に対してディスク状記録媒体の記録面に離
    接する方向であるフォーカシング方向及びディスク状記
    録媒体の略半径方向であるトラッキング方向へ動作され
    対物レンズが取り付けられた可動部とを有し、対物レン
    ズを介して照射されるレーザー光がディスク状記録媒体
    の記録面に集光するように可動部がフォーカシング方向
    へ動作されることによりフォーカシング調整が行われ、
    対物レンズを介して照射されるレーザー光がディスク状
    記録媒体の記録面に集光するように可動部がトラッキン
    グ方向へ動作されることによりトラッキング調整が行わ
    れる2軸アクチュエーターとを備え、 該2軸アクチュエーターは、フォーカシングコイルとマ
    グネットとヨークとによって構成される第1の磁気回路
    と、少なくとも一対のトラッキングコイルとマグネット
    とヨークとによって構成される第2の磁気回路とを有
    し、 トラッキングコイルへの駆動電流の供給によりトラッキ
    ングコイルの一端側に発生しトラッキング調整時に可動
    部をトラッキング方向へ動作させるトラッキング駆動力
    の力点とトラッキングコイルへの駆動電流の供給に伴っ
    てトラッキングコイルの他端側に発生しトラッキング調
    整時に可動部にトラッキング駆動力と反対方向への移動
    力を付与するトラッキング逆駆動力の力点とを結んだ結
    線が、対物レンズの中心点と可動部の重心とを結んだ基
    準線に対して傾斜するように上記一対のトラッキングコ
    イルを配置し、 上記トラッキング駆動力の大きさと上記トラッキング逆
    駆動力の大きさとの差を調整し、 トラッキング駆動力とトラッキング逆駆動力との合力の
    力点を可動部の重心に近づけるようにしたことを特徴と
    するディスクドライブ装置。
  27. 【請求項27】 上記ヨークの一部の断面積を他の部分
    の断面積に対して異なる大きさにして、トラッキング駆
    動力の大きさとトラッキング逆駆動力の大きさとの差を
    調整するようにしたことを特徴とする請求項26に記載
    のディスクドライブ装置。
  28. 【請求項28】 上記ヨークの一部を他の部分より幅の
    狭い幅狭部として設けたことを特徴とする請求項27に
    記載のディスクドライブ装置。
  29. 【請求項29】 移動ベース上に配置される支持ベース
    の一部を直角に折り曲げて上記ヨークを形成し、 支持ベースのうちヨークとして形成された以外の部分を
    ベース部として形成し、 ヨークとベース部との連続する部分の外面側の曲率を内
    面側の曲率より大きくしたことを特徴とする請求項27
    に記載のディスクドライブ装置。
  30. 【請求項30】 上記マグネットの直交する各面間の連
    続する部分である稜線部を曲面に形成したことを特徴と
    する請求項26に記載のディスクドライブ装置。
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