JP2003030551A - 機械の貸借システム、貸借方法、およびこの方法をコンピュータに実行させるためのプログラム - Google Patents

機械の貸借システム、貸借方法、およびこの方法をコンピュータに実行させるためのプログラム

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JP2003030551A
JP2003030551A JP2001216015A JP2001216015A JP2003030551A JP 2003030551 A JP2003030551 A JP 2003030551A JP 2001216015 A JP2001216015 A JP 2001216015A JP 2001216015 A JP2001216015 A JP 2001216015A JP 2003030551 A JP2003030551 A JP 2003030551A
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fuel
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JP2001216015A
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Kunitoshi Suzuki
邦利 鈴木
Akinori Onodera
昭則 小野寺
Masaki Nobuhara
正樹 信原
Hitoshi Sasaki
仁 佐々木
Yasuhiro Atsugi
康弘 厚木
Hisataka Takao
久孝 高尾
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Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 機械の借り手の支払処理を簡単化するこ
と、オペレータが機械の燃料残量を気にしないで作業に
従事することができ、かつ効率的に燃料を配送できる機
械の貸借システムの提供。 【解決手段】燃料により駆動する機械を所有する貸し手
および借り手間での該機械1、2の貸借を行う機械の貸
借システムは、貸し出した機械1、2の位置情報を取得
する位置情報取得手段24と、機械1、2の燃料残量を
取得する燃料残量取得手段25と、取得された燃料残量
に基づいて、機械1、2への燃料供給時期を推定する供
給時期推定手段28と、推定された燃料供給時期および
機械1、2の位置情報に基づいて、燃料配送手段8によ
る機械1、2への燃料配送計画を作成する配送計画作成
手段30とを備えている。燃料配送手段8は、作成され
た配送計画に基づいて、貸し出した機械1、2の燃料補
給を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、燃料により駆動す
る機械を所有する貸し手および借り手間での該機械の貸
借を行う機械の貸借システム、貸借方法、およびこの方
法をコンピュータに実行させるプログラムに係り、特
に、建設機械のレンタルシステムとして利用するのに好
適である。
【0002】
【背景技術】建設現場等で用いられる建設機械のレンタ
ル契約は、従来、借り手が貸し手となるレンタル業者に
対して、日または月単位の機械貸出料にレンタル期間を
乗じて賃貸料を支払うことによりなされており、機械の
貸借後の機械への燃料補給は、すべて借り手側の責任で
行われていた。建設機械等のオペレータは、燃料タンク
の残量等を監視しながら作業を行い、燃料残量が少なく
なったと判断したら、燃料販売業者に機械の所在地、必
要量も含めて電話等を用いて注文する。注文を受けた燃
料販売業者は、タンクローリ等の燃料配送手段に必要な
燃料の量を搭載し、建設現場まで燃料を運搬して機械へ
の燃料補給を行う。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の方法では、次のような問題がある。すなわ
ち、借り手は、レンタル業者および燃料販売業者別々に
支払契約をしなければならないため、料金の支払処理が
煩雑になるという問題がある。また、オペレータは、作
業中、定期的に燃料残量を監視しなければならず、手間
がかかるという問題がある。一方、燃料販売業者は、オ
ペレータからの注文の都度、燃料の配送を行わなければ
ならないため、効率的な配送計画を立てることができな
いという問題がある。特に、山間部等の建設現場の場
合、このような連絡の都度燃料の配送を行う方法では、
極めて配送効率が悪くなるという問題がある。
【0004】本発明の目的は、機械の借り手の支払処理
を簡単化すること、オペレータが機械の燃料残量を気に
しないで作業に従事することができ、かつ機械に燃料補
給をする場合に効率的に燃料の配送をすることのできる
機械の貸借システム、貸借方法、およびこの方法をコン
ピュータに実行させるためのプログラムを提供すること
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、機械とこれに
要する燃料とをまとめてレンタルすることにより、前記
目的を達成するものであり、そのために以下の構成を採
用する。請求項1記載の発明は、燃料により駆動する機
械を所有する貸し手および借り手間での該機械の貸借を
行う機械の貸借システムであって、貸し出した機械の位
置情報を取得する位置情報取得手段と、前記機械の燃料
消費量を取得する燃料残量取得手段と、取得された燃料
残量に基づいて、前記機械への燃料供給時期を推定する
供給時期推定手段と、推定された燃料供給時期および前
記機械の位置情報に基づいて、燃料配送手段による前記
機械への燃料配送計画を作成する配送計画作成手段とを
備えていることを特徴とする。
【0006】ここで、前記位置情報取得手段は、貸し出
した機械の位置情報を直接的または間接的に取得できる
ものであればよく、例えば、以下のようなものが考えら
れる。 (1) 機械にGPS機能およびこれを無線出力する出力
手段を設け、この出力手段から無線出力された位置情報
を取得するものが考えられる。 (2) PHS、携帯電話等の移動体通信システムにおけ
る位置情報探索システムを利用して、移動体通信システ
ムから送信される位置情報を取得するものが考えられ
る。
【0007】また、燃料残量は、機械の燃料残量を直接
的または間接的に取得できればよく、例えば、機械の燃
料残量センサから直接的に残量を取得してもよく、機械
の燃費を計算しておき、機械の稼働時間から燃料消費量
を予測して、燃料タンク容量から引き算を行うことによ
り取得してもよい。さらに、燃料残量取得手段による燃
料残量の取得も、位置情報の取得と同様に種々の方法が
考えられ、例えば、以下のようなものが考えられる。 (1) 前記の出力手段を位置情報とともに燃料残量を無
線出力するように構成し、この出力手段から無線出力さ
れた燃料残量を取得するものが考えられる。 (2) 機械の稼働状態、燃料残量をセンサにより検出し
て無線出力するようにしておき、この情報を該機械が動
作する建設現場の管理事務所に設置される端末コンピュ
ータで受信し、端末コンピュータからインターネット等
のネットワークを介して出力された燃料残量を取得する
ものが考えられる。 (3) 機械のセンサ情報をPHS等の携帯電話で無線出
力するように構成することもできる。
【0008】このような本発明によれば、位置情報取得
手段および燃料残量取得手段により貸し出した機械の位
置情報および燃料残量を貸し手側で取得することができ
る。そして、得られた燃料残量に基づいて、供給時期推
定手段により貸し出した機械への燃料供給時期を推定
し、推定された燃料供給時期および貸し出した機械の位
置情報に基づいて、配送計画作成手段により配送計画を
作成し、燃料配送手段による貸し出した機械への燃料配
送を実施する。尚、燃料配送手段による配送は、貸し手
側で一括して行ってもよいが、貸し手が契約した燃料配
送業者に配送計画に基づく燃料配送を実施させてもよ
い。
【0009】これにより、機械とこれに要する燃料とを
まとめてレンタルすることが可能となるため、借り手の
支払処理を簡単化することができる。また、燃料補給指
示が貸し手の管理下で行われるため、オペレータが機械
の燃料残量を気にすることなく作業に従事することがで
きる。さらに、配送計画に基づいて機械への燃料配送を
効率的に行うことができる。
【0010】請求項2記載の発明は、請求項1に記載の
機械の貸借システムにおいて、貸し出した機械が、該機
械の位置情報および燃料残量を含む機械情報を無線出力
する機械情報出力手段を備えている場合、位置情報取得
手段および燃料残量取得手段は、この機械情報出力手段
から無線出力された機械情報に基づいて、それぞれ位置
情報および燃料残量を取得することを特徴とする。ここ
で、機械情報出力手段は、前記の(1)に示されるものを
意味し、機械情報を定期的に無線出力するものである。
機械情報の無線出力の間隔は任意に定め得るものである
が、1日のうち機械を起動する作業開始時か、または機
械を停止する作業終了時に定期的に行うのが好ましい。
【0011】このような本発明によれば、機械情報出力
手段自らが自己の位置情報および燃料残量を無線出力す
るように構成されているため、貸し出した機械の位置情
報および燃料残量を人的な手間を介すことなく、自動的
に取得することができ、システムの情報収集の効率化を
図ることができる。また、無線公衆回線を利用すること
なく情報の収集を行うことができるため、山間部等の公
衆回線が十分に発達していない地域でも本発明を利用す
ることができる。
【0012】請求項3記載の発明は、請求項2に記載の
機械の貸借システムにおいて、機械情報に含まれる機械
の稼働情報を取得する稼働情報取得手段と、取得された
稼働情報に含まれる稼働時間、機械の時間当たり貸出
料、機械情報から算出される燃料消費量、および燃料単
価に基づいて、賃貸料を算出する賃貸料算出手段とを備
えていることを特徴とする。ここで、機械情報出力手段
から出力される稼働情報は、稼働時間、稼働負荷等の機
械の稼働状態を表す種々の情報をいう。
【0013】また、賃貸料算出手段による賃貸料の算出
は、例えば、次のような式に基づいて算出することがで
きる。 (a) 〔賃貸料〕=〔稼働時間〕×(〔機械の時間当た
り貸出料〕+〔機械の時間当たり燃料消費量〕×〔燃料
単価〕) (b) 〔賃貸料〕=〔稼働時間〕×〔機械の時間当たり
貸出料〕+〔実燃料補給総量〕×〔燃料単価〕
【0014】つまり、(a)の場合、稼働情報、燃料の補
給間隔等から機械の燃費を推定して、これに基づいて賃
貸料を算出する方法である。尚、燃料消費量は、燃料補
給までの機械の稼働時間と、機械のタンク容量から補給
時の燃料残量引いて求められる。一方、(b)の場合、実
燃料補給総量に基づいて、賃貸料を算出する方法であ
る。尚、実燃料補給総量は、以下の式によって求められ
る。 (実燃料補給総量)=(機械のタンク容量)×(補給回
数)−(燃料残量の累計)
【0015】このような本発明によれば、稼働情報取得
手段で取得された稼働時間に基づいて、賃貸料算出手段
により賃貸料を算出しているため、貸し出した機械の賃
貸料を、借り手が実際に機械を操作した時間分だけとす
ることが可能となる。従って、借り手がレンタルした
後、天候等の理由により機械が使えない場合であって
も、賃貸料を支払う必要がなくなり、借り手のレンタル
コストの低減を図ることができる。また、取得した稼働
情報と燃料消費量とを照合させることで、貸し手側とな
るレンタル業者が、作業時の機械への負荷等を確認する
ことができるため、貸し出した機械の管理上一層好まし
い。
【0016】請求項4記載の発明は、請求項1〜請求項
3のいずれかに記載の機械の貸借システムにおいて、配
送計画作成手段で作成された燃料配送計画を、燃料配送
手段に無線配信する配送計画配信手段を備えていること
を特徴とする。このような本発明によれば、配送計画配
信手段によりタンクローリ等の燃料配送手段に直接配送
計画が配信されるため、配送中に計画の変更等が生じて
も迅速に対応することができる。また、前記のように貸
し手と燃料配送業者が異なる場合であっても、速やかに
情報を配信することができるため、配送管理等を効率的
に行うことができる。
【0017】請求項5記載の発明は、請求項1〜請求項
4のいずれかに記載の機械の貸借システムにおいて、位
置情報取得手段で取得された機械の位置情報に基づい
て、該位置の地域条件に適合する燃料を選択してマッチ
ングさせる燃料マッチング手段を備えていることを特徴
とする。ここで、地域条件とは、例えば、機械の作業現
場が山間部であるか、都市部であるか等の条件をいう。
また、軽油を燃料とする建設機械等の場合、燃料の選択
肢としては、機械性能を十分に引き出すことのできる軽
油や、軽油中に水を分散させて、排気ガス中のNOX分
を少なくしたエマルジョン燃料、低SOX軽油等の特殊
燃料を採用することができる。
【0018】このような本発明によれば、燃料マッチン
グ手段を備えることにより、貸し出した機械の作業条件
に応じて、適切な燃料を供給することができるため、機
械の性能を十分に引き出して効率的に作業を行うことが
でき、また、都市部などでは排気ガス中のNOX、SO
X等を低減して、環境破壊を防止することができる。
【0019】請求項6記載の発明は、請求項1に記載の
機械の貸借システムを機械の貸借方法として展開したも
のであり、位置情報取得手順、燃料残量取得手順、供給
時期推定手順、および配送計画作成手順をコンピュータ
に実施させることを特徴とする。ここで、各手順の実施
は同一のコンピュータで行ってもよいが、各手順を異な
るコンピュータで行ってもよく、さらには手順の一部を
異なるコンピュータで行ってもよい。このような本発明
によっても前記と同様の作用および効果を享受できる。
【0020】請求項7から請求項10記載の発明は、請
求項6記載の機械の貸借方法において、請求項2から請
求4記載の構成要件に応じた限定を加えたものであり、
各請求項で述べた作用および効果と同様の作用および効
果を享受することができる。請求項11記載の発明は、
請求項6から請求項10記載の機械の賃貸方法をコンピ
ュータに実行させることを特徴とする。このような本発
明によれば、汎用のコンピュータにインストールするこ
とにより、請求項6から請求項10記載の機械の賃貸方
法をコンピュータに実行させることができるため、本発
明の利用促進を大幅に図ることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の一形態を図
面に基づいて説明する。 〔システム構成〕図1には、本実施形態の機械の貸借シ
ステムの概略構成を示す模式図が示されている。この貸
借システムは、複数の建設機械1、2、GPS(Global
Positioning System)衛星3、通信衛星4、衛星地球
局5、ネットワーク官制局6、ネットワーク7、タンク
ローリ8、およびサーバ10を備え、建設機械1、2か
ら出力される位置情報、燃料残量を含む機械情報をサー
バ10で取得し、建設機械1、2の燃料残量に応じて、
タンクローリ8に補給巡回させることにより、貸し手と
なるレンタル業者が所有する建設機械1、2を建設業者
にレンタルする際に、燃料込みでレンタルするシステム
である。
【0022】建設機械1、2は、ビル、道路等の建設現
場において、掘削、地均し等の作業を行う機械であり、
ブルドーザ1、パワーショベル2等が該当する。この建
設機械1、2は、図2に示すように、駆動部分を電子制
御する電子制御コントローラ11と、この電子制御コン
トローラ11と接続される通信コントローラ12と、こ
の通信コントローラ12と接続されるGPSセンサ13
および通信端末14と、GPSセンサ13に接続される
GPSアンテナ15と、通信端末14に接続される衛星
通信アンテナ16とを備えている。
【0023】電子制御コントローラ11は、エンジン回
転数、バッテリ電圧、燃料残量、冷却水温、サービスメ
ータ、運転時間、その他建設機械1、2を駆動するため
の要素の状態を検出するセンサから信号を受けて、これ
らの要素を電子的に制御するものである。通信コントロ
ーラ12は、電子制御コントローラ11で検出された各
駆動部分の建設機械1、2の状態から、建設機械1、2
の機械情報を取得する部分であり、具体的には、建設機
械1、2の燃料残量、稼働情報等を取得することができ
る。また、この通信コントローラ12は、内部に記憶領
域を有し、この記憶領域には、建設機械1、2の所有
者、機械自体の号機番号、通算稼働時間等の情報が記憶
されている。
【0024】GPSセンサ13は、複数のGPS衛星3
から出力される電波をGPSアンテナ15を介して受信
し、受信された電波の状態に基づいて、自己の現在位置
を計測する部分であり、このGPSセンサ13で取得さ
れた建設機械1、2の現在位置情報は、通信コントロー
ラ12に出力される。また、GPSセンサ13で取得さ
れた現在位置情報は、図示を略した地図データベースと
組み合わせることにより、ナビゲーションシステムの画
像表示装置17上にマップ表示させることができるよう
になっている。
【0025】このように通信コントローラ12で取得さ
れた建設機械1、2の機械情報は、は、通信端末14を
介して衛星通信アンテナ16から出力され、通信衛星
4、衛星地球局5、ネットワーク官制局6、およびネッ
トワーク7を介して、サーバ10に出力される。そし
て、このような通信コントローラ12および通信端末1
4が本発明にいう機械情報出力手段を構成する。尚、こ
の通信コントローラ12および通信端末14による機械
情報は、任意の時間、間隔で無線出力できるようになっ
ているが、通常、建設現場の作業開始時、休憩時、およ
び作業終了時のいずれかに行うのが好ましい。
【0026】ネットワーク7は、TCP/IP等の汎用
のプロトコルに基づくインターネットとして構成され、
このネットワーク7には、前記のネットワーク官制局
6、サーバ10の他、建設現場等の管理事務所等に設置
される端末コンピュータ9が接続されている、端末コン
ピュータ9は、演算処理装置および記憶装置からなるコ
ンピュータ本体と、このコンピュータ本体に接続される
キーボード、マウス等の入力装置と、およびディスプレ
イ等の表示装置と、を備えた汎用のコンピュータであ
り、インターネット上でホームページ等を閲覧するため
のブラウザソフト、電子メールソフトがインストールさ
れていて、サーバ10と通信を行うことができるように
なっている。
【0027】燃料配送手段としてのタンクローリ8は、
建設機械1、2の所在地を巡回して燃料となる軽油を各
建設機械1、2の補給する車両であり、複数の建設機械
1、2に対して燃料補給を行うために、数klの軽油を
運搬することができる。このタンクローリ8は、図示を
略したが、燃料補給量入力手段、および目視検査結果入
力手段を含む携帯情報端末装置と、GPSセンサと、通
信端末とを備えている。燃料補給量入力手段は、自己の
タンクから建設機械1、2に行った軽油の補給量を入力
する部分であり、建設機械1の号機番号、補給日時、建
設機械1、2への燃料補給量を入力するように構成され
ている。
【0028】目視検査結果入力手段は、燃料補給時に建
設機械1、2の目視検査を行った結果を入力するもので
あり、オイル漏れの有無、作業機等の亀裂の有無等所定
の項目からなるチェックリストを表示して、タンクロー
リ8の運転手に入力を促すように構成されている。GP
Sセンサは、前記の建設機械1、2に搭載されたものと
同様のものが採用されていて、タンクローリ8の現在位
置情報を携帯情報端末装置の表示部上にマップ表示させ
ることができるナビゲーション機能を具備するものであ
る。通信端末は、GPSセンサで取得されたタンクロー
リ8の現在位置情報や、前述の燃料補給量入力手段およ
び目視検査結果入力手段で入力された燃料補給量、目視
検査結果を、サーバ10に無線出力するものであり、例
えば、PDA(Personal Digital Assistant)等の携帯
情報端末装置を、携帯電話等の公衆無線回線に接続可能
にしたものを採用することができる。
【0029】サーバ10は、ネットワーク7と接続され
るWWW(World Wide Web)サーバとして構成され、図
3に示すように、種々のプログラムを実行する演算処理
装置21と、送受信された情報を記憶するハードディス
ク等の記憶装置22とを備える。演算処理装置21は、
該演算処理装置21を含むサーバ全体の動作制御を行う
OS(Operating System)上に展開されるプログラムと
しての、機械情報受付手段23、位置情報取得手段2
4、燃料残量取得手段25、稼働情報取得手段26、賃
貸料算出手段27、供給時期推定手段28、燃料マッチ
ング手段29、配送計画作成手段30、配送計画配信手
段31、配送実績受付手段32、および賃貸料通知手段
33を備えている。記憶装置22は、上述した各手段2
3〜33で入出力される情報を蓄積した位置情報データ
ベース34、残量情報データベース35、稼働情報デー
タベース36、および実績情報データベース37を備
え、この他に、前述の各手段23〜33、およびOSを
含むプログラムを記憶する領域を備えている。
【0030】機械情報受付手段23は、各建設機械1、
2の通信端末14から出力された位置情報、燃料残量、
および稼働情報を含む機械情報を受け付ける部分であ
り、受け付けられた機械情報は、号機番号と関連づけら
れて位置情報取得手段24、燃料残量取得手段25、稼
働情報取得手段26に出力される。位置情報取得手段2
4は、建設機械1、2の位置情報を取得する部分であ
り、機械情報の中から、対象となる建設機械1、2の号
機番号と、緯度情報および経度情報とを対応づけて位置
情報を生成して、位置情報データベース34に出力す
る。
【0031】燃料残量取得手段25は、建設機械1、2
の燃料残量を取得する部分であり、機械情報の中から、
対象となる建設機械1、2の号機番号と、燃料残量デー
タとを対応づけて燃料残量を生成し、残量情報データベ
ース35に出力する稼働情報取得手段26は、建設機械
1、2の稼働情報を取得する部分であり、機械情報の中
から、対象となる建設機械1、2の号機番号と、建設機
械1、2の稼働時間、稼働負荷等とを対応づけて稼働情
報生成して、稼働情報データベース36に出力する。
【0032】賃貸料算出手段27は、燃料消費量を含む
建設機械1、2の賃貸料を算出する部分であり、詳しく
は後述するが、残量情報データベース35および稼働情
報データベース36から得られる情報に基づいて、〔賃
貸料〕=〔稼働時間〕×(〔時間当たり貸出料〕+〔燃
費〕×〔燃料単価〕)という式により、賃貸料を算出し
ている。供給時期推定手段28は、レンタル業者が管理
する建設機械1、2の次回燃料補給日時を推定する部分
であり、具体的には、残量情報データベース35に蓄積
された号機毎の燃料残量と、稼働情報データベース36
に蓄積された号機毎の稼働情報とに基づいて、次回燃料
補給日時と、各建設機械1、2の燃料補給の緊急性を推
定する。
【0033】燃料マッチング手段29は、建設機械1、
2に補給する最適な燃料軽油を選択する部分であり、具
体的には、位置情報データベース34に蓄積された各建
設機械1、2の位置情報と、図示を略したマップ情報デ
ータベースとを照合して、各建設機械1、2の現在の作
業地域がどのような地域条件にあるかを判定する。そし
て、例えば、作業地域が比較的に人の少ない山間部等に
存する建設機械1、2には、通常の軽油をマッチングさ
せ、都市部等の環境汚染に注意しなければならない地域
に存する建設機械1、2には、排気ガス中のNOXが少
ないエマルジョン燃料をマッチングさせる。
【0034】配送計画作成手段30は、タンクローリ8
の建設機械1、2に対する巡回補給経路を作成する部分
であり、経路選択部301と、給油量判定部302とを
備えている。経路選択部301は、前記の供給時期推定
手段28で推定された燃料補給日時のデータと、位置情
報データベース34に蓄積された各建設機械1、2の位
置情報とに基づいて、巡回経路を設定する部分であり、
詳しくは後述するが、複数の経路を設定しておき、その
中で最も巡回時間の短いものを選択するように構成され
ている。給油量判定部302は、巡回させるタンクロー
リ8に積載する燃料軽油の総量を判定する部分であり、
経路選択部301で選択された補給対象となる建設機械
1、2の燃料補給総量から、タンクローリ8の容器容量
で間に合うか否かを判定する。
【0035】配送計画配信手段31は、配送計画作成手
段30で作成された配送計画をタンクローリ8に配信す
る部分であり、具体的には、タンクローリ8に搭載され
た携帯情報端末装置に配送計画を配信する。そして、タ
ンクローリ8の運転手は、携帯情報端末装置の画面上に
表示された配送計画に基づいて、建設機械1、2への巡
回補給を実施する。尚、この携帯情報端末装置は、建設
現場等の端末コンピュータ9からサーバ10に送信され
た燃料軽油以外の物品の要求を受け付ける機能も具備し
ていて、要求に応じた物品を運転手が調達して、巡回補
給時に各建設現場に配達する。配送実績受付手段32
は、配信された配送計画に基づいて、タンクローリ8が
巡回補給を行った結果を受け付ける部分であり、受け付
けられた配送実績は、実績情報データベース37に蓄積
される。尚、サーバ10およびタンクローリ8の携帯情
報端末装置間の通信は、前述したように、携帯電話等の
公衆電話回線を介して行われる。
【0036】位置情報データベース34は、各建設機械
1、2の現在の作業位置情報を蓄積する部分であり、図
4に示すように、位置情報取得手段24で取得された号
機番号に応じた建設機械1、2の緯度情報および経度情
報を1つのレコードとして記録したテーブル構造のデー
タベースとして構成される。各レコードは、位置情報取
得手段24で取得された毎に更新されるようになってい
て、図4からも判るように、各レコードには、号機番
号、位置情報の他、更新日、更新時間を記録するフィー
ルドが設けられている。
【0037】残量情報データベース35は、各建設機械
1、2の燃料タンク内の残量を蓄積する部分であり、図
5に示すように、燃料残量取得手段25で取得された号
機番号に応じてテーブル351、352、353…が設
定された複数のテーブルからなるデータベースである。
各テーブル361、362、363…には、各回で取得
された燃料残量が1つのレコードとして記録され、燃料
残量の履歴が蓄積されていく。
【0038】稼働情報データベース36は、各建設機械
1、2の稼働情報を蓄積する部分であり、図6に示すよ
うに、残量情報データベース35と同様に、稼働情報取
得手段26で取得された号機番号に応じてテーブル36
1、362、363…が設定された複数のテーブルから
なるデータベースである。各テーブル361、362、
363…には、各回で取得された稼働情報が1つのレコ
ードとして記録され、各テーブル361、362、36
3…毎に稼働情報の履歴が蓄積されていく。尚、本例で
は、稼働情報としては、取得時の稼働積算時間、および
稼働負荷が記録される。
【0039】実績情報データベース37は、タンクロー
リ8の巡回補給の実績を蓄積する部分であり、図7に示
すように、巡回するタンクローリ8の数に応じてテーブ
ル371、372、373…が設定された複数のテーブ
ルからなるデータベースである。各テーブル371、3
72、373…には、補給対象となる建設機械1、2の
号機番号に応じた補給実績が1つのレコードとして記録
され、具体的には、各レコードに、巡回日、補給開始
時、補給終了時、燃料種類、ローリ容器内の軽油残量、
建設機械1、2のタンク残量および補給量が記録され
る。
【0040】〔システムの作用〕次に、前述のような機
械の貸借システムの作用を説明する。尚、以下の説明で
は、建設機械1、2からの位置情報、燃料残量、稼働情
報の取得および蓄積と、燃料供給時期の推定、燃料配送
計画の作成および配信と、実績情報の蓄積と、賃貸料の
算出とは、サーバ10で個別に処理されるため、各処理
毎に説明する。 (1) 位置情報、燃料残量、稼働情報の取得および蓄積 位置情報、燃料残量、稼働情報の取得および蓄積は、図
8に示されるフローチャートに基づいて実施される。ま
ず、建設機械1、2に搭載された通信コントローラ12
は、センサからの信号に基づいて、燃料残量、稼働時間
および稼働負荷を含む稼働情報を取得する(処理S
1)。次に、通信コントローラ12は、GPSセンサ1
3から建設機械1、2の現在位置情報を取得する(処理
S2)。
【0041】そして、通信コントローラ12は、取得し
た燃料残量および稼働情報、現在位置情報に、建設機械
1、2の号機番号、取得日、取得時間を組み合わせて送
信用データを生成した後(処理S3)、通信衛星4、衛
星地球局5、およびネットワーク官制局6を介してサー
バ10に送信する(処理S4)。尚、送信のタイミング
は、1日の作業開始時に行い、前日のデータをサーバ1
0に送信するようにしてもよいが、1日の作業終了時に
当日のデータをサーバ10に送信するようにしてもよ
い。
【0042】サーバ10の機械情報受付手段23は、各
建設機械1、2から送信される機械情報を含む送信デー
タを受け付け、位置情報取得手段24、燃料残量取得手
段25、および稼働情報取得手段26に送信データを出
力する。そして、位置情報取得手段24は、送信データ
から各建設機械1、2の現在位置情報を取得して(処理
S5:位置情報取得手順)、位置情報データベース34
に蓄積する。
【0043】また、燃料残量取得手段25は、送信デー
タから各建設機械1、2の燃料残量を取得して(処理S
6:燃料残量取得手順)、残量情報データベース35に
蓄積する。さらに、稼働情報取得手段26は、送信デー
タから各建設機械1、2の稼働時間および稼働負荷を含
む稼働情報を取得して(処理S7:稼働情報取得手
順)、稼働情報データベース36に蓄積する。
【0044】このように各建設機械1、2に搭載した通
信コントローラ12により建設機械1、2の位置情報、
燃料残量、および稼働情報を無線出力するように構成さ
れているため、貸し出した建設機械1、2の位置情報、
燃料残量、および稼働情報を人的な手間を介すことなく
自動的に取得することができ、システムの情報収集の効
率化を図ることができる。また、通信衛星4を利用する
ことにより、山間部等で建設機械1、2が作業を行って
いても、これらの情報の収集を確実に行うことができ
る。
【0045】(2) 燃料供給時期の推定、配送計画の作
成および配信 各建設機械1、2への燃料供給時期の推定、配送計画の
作成および配信は、前述の手順で蓄積された位置情報デ
ータベース34、残量情報データベース35のデータを
利用して、図9に示すフローチャートに基づいて行われ
る。配送計画は、レンタル業者が管理するタンクローリ
8に応じて作成され、配送計画の作成にあたり、各タン
クローリ8に補充する燃料の種類の決定、および建設機
械1、2の補給の緊急度に基づく燃料補給時期の推定を
行う必要がある。
【0046】まず、供給時期推定手段28は、残量情報
データベース35に蓄積された各建設機械1、2の燃料
残量に応じて、各建設機械1、2の燃料補給時期を推定
する(処理S11:供給時期推定手順)。推定は、残量
情報データベース35に蓄積された燃料残量の変化に基
づいて行われ、例えば、1日以内に補給を必要とするも
のをレベル1、2日以内に補給を必要とするものをレベ
ル2、3日以上のものであれば、レベル3というよう
に、補給の緊急度に応じてランク付けすることにより行
われる。
【0047】次に、燃料マッチング手段29は、位置情
報データベース34に蓄積された各建設機械1、2の位
置情報に基づいて、各建設機械1、2の地域条件に応じ
た燃料をマッチングさせる(S12:燃料マッチング手
順)。尚、補給対象となる建設機械1、2の一部が異な
る燃料を使用しなければならない場合、異なる燃料で別
途作成される配送計画に組み込む。そして、供給時期推
定手段28の推定結果は、配送計画作成手段30の経路
選択部301に出力される。
【0048】配送計画作成手段30の経路選択部301
は、まず、供給時期推定手段28によりレベル1と推定
された建設機械1、2をリストアップして(処理S1
3)、配送計画を作成する(処理S14:配送計画作成
手順)。ここで、具体的な配送計画の作成は、図10に
示されるフローチャートに基づいて行われる。まず、経
路選択部301は、リストアップされた建設機械1、2
のそれぞれの位置情報を取得し(処理S141)、各建
設機械1、2の位置情報に基づいて、機械間の距離を算
出する(処理S142)。
【0049】次に、経路選択部301は、燃料マッチン
グの際にも用いられたマップ情報データベース(図示
略)の情報に基づいて、各位置を巡回する経路を設定
し、総合距離を算出する(処理S143)。そして、こ
の総合距離から巡回に要する総時間を算出する(処理S
144)。巡回時間は、後述する実績情報の蓄積による
実績情報データベース37に蓄積された情報から経路に
応じた平均時速を算出して、総合距離を平均時速で除し
て算出される。
【0050】さらに、経路選択部301は、実績情報デ
ータベース37から建設機械1、2の1台当たりの給油
時間を取得して、巡回する建設機械1、2の台数を掛け
合わせた給油総時間を、巡回総時間に加えて配送給油時
間の総計を算出する(処理S145)。そして、経路選
択部301は、組み合わせ得るすべての経路について配
送給油時間の総計を算出して(処理S146)、そのう
ち配送給油時間が最小となる経路を選択する(処理S1
47)。
【0051】経路選択部301により最小となる経路が
選択されたら、給油量判定部302は、残量情報データ
ベース35に蓄積された燃料残量に基づいて、各建設機
械1、2に補給する燃料軽油の積算総量を算出して(処
理S148)、積算総量がタンクローリ8のタンク容量
よりも大きいか否かを判定する(処理S149)。燃料
軽油の積算総量がタンク容量よりも大きい場合、経路選
択部301は、経路選択の条件設定に、巡回途中で軽油
を補給する補給基地の位置情報を追加して(処理S15
0)、再度、経路設定、配送給油時間の算出を行って配
送給油時間が最小となる経路を選択する。一方、燃料軽
油の積算総量がタンクローリ8のタンク容量よりも小さ
い場合は、選択された経路を最適な経路として配送計画
に組み込む。
【0052】図9に戻って、このようにしてリストアッ
プされたレベル1の建設機械1、2の配送計画が作成さ
れたら、経路選択部301は、タンクローリ8の予測さ
れる配送給油時間と運転手の就業時間とを比較して、巡
回時間に余裕があるか否かを判定する(処理S15)。
そして、巡回時間に余裕があると判定された場合、経路
選択部301は、レベル1の建設機械1、2に基づく巡
回経路中に存在するレベル2の建設機械1、2をリスト
アップして、レベル2の建設機械1、2を加えて再度配
送計画の作成を行う(処理S16)。以上のようにし
て、配送計画が作成されたら、配送計画配信手段31
は、タンクローリ8に作成された配送計画を配信する
(処理S17:配送計画配信手順)。
【0053】このような一連の処理をサーバ10で自動
的に実施することにより、レンタルして建設機械1、2
の燃料残量に応じてタンクローリ8が巡回して燃料軽油
の補給を行ってくれるため、建設機械1、2のオペレー
タは、操縦している燃料残量を気にすることなく作業に
従事することができる。また、タンクローリ8が配送計
画に基づいて、複数の建設機械1、2を巡回して燃料軽
油の補給を行うため、タンクローリ8の配送手間が軽減
され、燃料軽油の配送を効率的に行うことができ、配送
コストの低減が図られる。
【0054】(3) 実績情報の蓄積 タンクローリ8による実績情報の蓄積は、図11に示す
フローチャートに基づいて実施される。サーバ10によ
る配送計画の配信は、タンクローリ8の1日の巡回作業
開始時に行われ、配信された配送計画は、タンクローリ
8の携帯情報端末装置の表示部上に図12に示されるよ
うな画面G1として表示される(処理S21)。この画
面G1上に表示された配送計画に基づいて、タンクに燃
料軽油が補充されたら、運転手は、携帯情報端末装置を
操作して容器内の軽油量を入力して、巡回日、補給開始
時刻、燃料種類を組み合わせたデータを、サーバ10に
無線出力した後(処理S22)、巡回を開始する。サー
バ10の配送実績受付手段32は、このデータを受け付
けて、実績情報データベース37に巡回補給の開始時デ
ータとして記録する(処理S23)。
【0055】運転手が配送計画に含まれる建設現場に到
着し、建設機械1、2に燃料軽油を補給する際には、携
帯情報端末装置上で燃料補給入力手段を機能させ、建設
機械1、2の号機番号、補給日時、燃料補給量を含む実
績情報を入力する(処理S24)。尚、実績情報の入力
は、運転手の手入力によるものでもよいが、管理する建
設機械1、2に号機番号を表すバーコード等を張り付け
ておき、これを携帯情報端末装置に読み込めば、入力作
業を軽減することができる。また、燃料補給量はタンク
ローリの給油量センサから自動的に読み込んでもよい。
【0056】次に、運転手は、携帯情報端末装置上で目
視検査結果入力手段を機能させて、燃料軽油を補給した
建設機械1、2の目視検査を実施して、検査結果を入力
する(処理S25)。実績情報および目視検査結果が取
得されたら、運転手は、携帯情報端末装置を操作して、
送信データを生成して(処理S26)、サーバ10に無
線出力する(処理S27)。サーバ10の配送実績受付
手段32は、実績情報および目視検査結果を受け付け
て、実績情報を実績情報データベース37に、目視検査
結果を、図3で図示を略したメンテナンスデータベース
に記録する(処理S28)。
【0057】このような処理は、配送計画に含まれる建
設機械1、2への燃料軽油の補給毎に繰り返され、すべ
ての建設機械1、2への燃料軽油の補給が終了するまで
行われる(処理S29)。タンクローリ8からの実績情
報が実績情報データベース37に蓄積されたら、配送計
画作成手段30は、作成した配送計画で予測した配送給
油時間と、実績情報に含まれる実配送給油時間とを比較
して、計画と実績の間に差があるか否かを判定する(処
理S30)。計画と実績の間に大きな差があると判定さ
れたら、配送計画作成手段30は、配送計画作成時に用
いた最適配送ルート計算方法の式を実績に近づくように
修正する(処理S31)。
【0058】このように実績情報をデータベース上に記
録することにより、配送計画に基づく実際のタンクロー
リの行動をフィードバックすることができるため、この
実績情報から予測平均速度、予測給油時間等を求めて以
後の配送計画を作成することができ、配送計画をより実
際の状態に適応した高精度のものとすることができる。
また、タンクローリ8の運転手に目視点検を実施させる
ことにより、貸し出し中の建設機械1、2のセンサでは
検出できない部分の異常を把握できるため、貸し出し先
が遠隔地であっても、建設機械1、2の状態を適切に判
断することができ、メンテナンスの効率化を図ることが
できる。
【0059】(3) 賃貸料の算出 賃貸料の算出は、図13に示されるフローチャートに基
づいて実施される。建設機械1、2のレンタルが終了し
たら、賃貸料算出手段27は、精算対象となる建設機械
1、2について、残量情報データベース35から燃料残
量履歴を取得し(処理S41)、稼働情報データベース
36から稼働時間履歴を取得する(処理S42)。次
に、賃貸料算出手段27は、取得した燃料残量履歴およ
び稼働時間履歴に基づいて、貸し出した建設機械1、2
の単位時間当たりの燃料消費量、すなわち燃費を算出す
る(処理S43)。具体的には、燃費は、燃料残量の変
化から求められる燃料消費量を、同一の期間における稼
働時間の積算値で除して求めることができる。尚、燃費
はこのように実測値に基づいて算出することもできる
が、処理をより簡素化するのであれば、設計上設定され
た燃費を用いてもよい。
【0060】賃貸料算出手段27は、所定の式に基づい
て賃貸料を算出する(処理S44:賃貸料算出手順)。
尚、本例においては、前述した以下の式に基づいて算出
している。 〔賃貸料〕=〔稼働時間〕×(〔機械の時間当たり貸出
料〕+〔機械の時間当たり燃料消費量〕×〔燃料単
価〕) 賃貸料が算出されたら、その結果は賃貸料通知手段33
に出力され、賃貸料通知手段33は、借り手となる建設
現場の端末コンピュータ9に送信して、賃貸料の通知を
行い(処理S45)、借り手の承諾を得た後に、不図示
の金融機関等にも通知して、借り手の口座引き落としか
ら賃貸料の引き落としを行う(処理S46)。
【0061】このように燃料消費量を含めて建設機械
1、2の賃貸料を算出することにより、燃料販売業者、
レンタル業者別々に支払処理を行う必要がなくなるた
め、借り手の支払処理を簡単化することができる。ま
た、賃貸料通知手段33から金融機関にも賃貸料が通知
されることにより、自動口座引き落としによる賃貸料の
支払いができるため、借り手の支払処理を一層簡単化す
ることができる。また、賃貸料の算出を稼働時間に基づ
いて算出しているため、借り手が実際に建設機械1、2
を操作した時間分だけしか賃貸料が請求されない。従っ
て、天候等の理由で建設機械1、2が使用できない場合
は、賃貸料が請求されないこととなるので、借り手のレ
ンタルコストを低減することができる。
【0062】〔実施形態の変形〕尚、本発明は、前述の
実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達
成できる範囲で以下に示される変形をも含むものであ
る。前記実施形態では、建設機械1、2で取得された機
械情報は、通信衛星4、衛星地球局5、およびネットワ
ーク官制局6を介してサーバ10に出力されるように構
成されていたが、本発明はこれに限られない。すなわ
ち、PHS等の公衆回線網を利用して機械情報の無線出
力を行ってもよく、無線出力された機械情報を建設現場
の端末コンピュータ9で受信し、端末コンピュータ9か
らネットワーク7を介してサーバに出力するように構成
してもよい。
【0063】また、前記実施形態では、燃料軽油の消費
量を建設機械1、2の燃料残量から推定し、これに基づ
いて賃貸料を算出していたが、本発明はこれに限られな
い。すなわち、タンクローリ8の実績情報に含まれる建
設機械1、2への軽油補給量を積算して、実軽油消費量
に基づいて、賃貸料を算出するようにしてもよい。さら
に、前記実施形態では、タンクローリ8に搭載された携
帯情報端末装置を携帯電話等の公衆無線回線に接続可能
にしたものを採用していたが、建設機械1、2からの機
械情報の出力と同様に、通信衛星4を介してサーバとの
情報のやりとりを行うように構成してもよい。その他、
本発明の実施の際の具体的な構造および手順は、本発明
の目的を達成できる範囲で他の構造等としてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る機械の貸借システムの
構成を表す模式図である。
【図2】前記実施形態における建設機械に搭載される機
械情報出力手段の構造を表すブロック図である。
【図3】前記実施形態におけるシステムを構成するサー
バの構造を表すブロック図である。
【図4】前記実施形態における取得された建設機械の位
置情報を蓄積するデータベースの構造を表す模式図であ
る。
【図5】前記実施形態における取得された建設機械の燃
料残量を蓄積するデータベースの構造を表す模式図であ
る。
【図6】前記実施形態における取得された建設機械の稼
働情報を蓄積するデータベースの構造を表す模式図であ
る。
【図7】前記実施形態における取得されたタンクローリ
の実績情報を蓄積するデータベースの構造を表す模式図
である。
【図8】前記実施形態の作用を説明するためのフローチ
ャートである。
【図9】前記実施形態の作用を説明するためのフローチ
ャートである。
【図10】前記実施形態の作用を説明するためのフロー
チャートである。
【図11】前記実施形態の作用を説明するためのフロー
チャートである。
【図12】前記実施形態における配送計画配信手段によ
り配信された配送計画の画面イメージを表す図である。
【図13】前記実施形態の作用を説明するためのフロー
チャートである。
【符号の説明】
1、2 建設機械(機械) 8 タンクローリ(燃料配送手段) 24 位置情報取得手段 25 燃料残量取得手段 26 稼働情報取得手段 27 賃貸料算出手段 28 供給時期推定手段 29 燃料マッチング手段 30 配送計画作成手段 31 配送計画配信手段 S5 位置情報取得手順 S6 燃料残量取得手順 S7 稼働情報取得手順 S11 供給時期推定手順 S12 燃料マッチング手順 S14 配送計画作成手順 S15 配送計画配信手順 S44 賃貸料算出手順
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) E02F 9/20 E02F 9/20 N (72)発明者 信原 正樹 石川県小松市符津町ツ23 株式会社小松製 作所粟津工場内 (72)発明者 佐々木 仁 石川県小松市符津町ツ23 コマツ工機株式 会社内 (72)発明者 厚木 康弘 東京都港区赤坂2−3−4 小松フォーク リフト株式会社内 (72)発明者 高尾 久孝 東京都港区赤坂2−3−6 株式会社小松 製作所内 Fターム(参考) 2D003 AA00 BA04 BA08 DA04 DB07 DB08

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】燃料により駆動する機械(1、2)を所有
    する貸し手および借り手間での該機械(1、2)の貸借
    を行う機械の貸借システムであって、 貸し出した機械(1、2)の位置情報を取得する位置情
    報取得手段(24)と、 前記機械(1、2)の燃料残量を取得する燃料残量取得
    手段(25)と、 取得された燃料残量に基づいて、前記機械(1、2)へ
    の燃料供給時期を推定する供給時期推定手段(28)
    と、 推定された燃料供給時期および前記機械(1、2)の位
    置情報に基づいて、燃料配送手段(8)による前記機械
    (1、2)への燃料配送計画を作成する配送計画作成手
    段(30)とを備えていることを特徴とする機械の貸借
    システム。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の機械の貸借システムにお
    いて、 前記機械(1、2)は、該機械(1、2)の位置情報お
    よび燃料残量を含む機械情報を無線出力する機械情報出
    力手段を備え、 前記位置情報取得手段(24)および前記燃料残量取得
    手段(25)は、この機械情報出力手段から無線出力さ
    れた機械情報に基づいて、それぞれ位置情報および燃料
    残量を取得することを特徴とする機械の貸借システム。
  3. 【請求項3】請求項2に記載の機械の貸借システムにお
    いて、 前記機械情報に含まれる前記機械(1、2)の稼働情報
    を取得する稼働情報取得手段(26)と、取得された稼
    働情報に含まれる稼働時間、前記機械(1、2)の時間
    当たり貸出料、前記機械情報から算出される燃料消費
    量、および燃料単価に基づいて、賃貸料を算出する賃貸
    料算出手段(27)とを備えていることを特徴とする機
    械の貸借システム。
  4. 【請求項4】請求項1〜請求項3のいずれかに記載の機
    械の貸借システムにおいて、 前記配送計画作成手段(30)で作成された燃料配送計
    画を、前記燃料配送手段(8)に無線配信する配送計画
    配信手段(31)を備えていることを特徴とする機械の
    貸借システム。
  5. 【請求項5】請求項1〜請求項4のいずれかに記載の機
    械の貸借システムにおいて、 前記位置情報取得手段(24)された前記機械(1、
    2)の位置情報に基づいて、該位置の地域条件に適合す
    る燃料をマッチングさせる燃料マッチング手段(29)
    を備えていることを特徴とする機械の貸借システム。
  6. 【請求項6】燃料により駆動する機械(1、2)を所有
    する貸し手および借り手間での該機械(1、2)の貸借
    を行う機械の貸借方法であって、 貸し出した機械(1、2)の位置情報をコンピュータが
    取得する位置情報取得手順(S5)と、 前記機械(1、2)の燃料残量をコンピュータが取得す
    る燃料残量取得手順(S6)と、 取得された燃料残量に基づいて、前記機械(1、2)へ
    の燃料供給時期をコンピュータが推定する供給時期推定
    手順(S11)と、 推定された燃料供給時期および前記機械(1、2)の位
    置情報に基づいて、燃料配送手段(8)による前記機械
    (1、2)への燃料配送計画をコンピュータが作成する
    配送計画作成手順(S14)とを備えていることを特徴
    とする機械の貸借方法。
  7. 【請求項7】請求項6に記載の機械の貸借方法におい
    て、 前記機械(1、2)は、該機械(1、2)の位置情報お
    よび燃料残量を含む機械情報を無線出力する機械情報出
    力手段を備え、 前記位置情報取得手順(S5)および前記燃料残量取得
    手順(S6)は、この機械情報出力手段から無線出力さ
    れた機械情報に基づいて、それぞれ位置情報および燃料
    残量を取得することを特徴とする機械の貸借方法。
  8. 【請求項8】請求項7に記載の機械の貸借方法におい
    て、 前記機械情報に含まれる前記機械(1、2)の稼働情報
    を取得する稼働情報取得手順(S7)と、取得された稼
    働情報に含まれる稼働時間、前記機械(1、2)の時間
    当たり貸出料、前記機械情報から算出される燃料消費
    量、および燃料単価に基づいて、前記借り手に対する賃
    貸料をコンピュータが算出する賃貸料算出手順(S4
    4)を備えていることを特徴とする機械の賃貸方法。
  9. 【請求項9】請求項6〜請求項8のいずれかに記載の機
    械の賃貸方法において、 前記配送計画作成手順(S14)で作成された燃料配送
    計画を、前記燃料配送手段(8)に無線配信する配送計
    画配信手順(S15)を備えていることを特徴とする機
    械の賃貸方法。
  10. 【請求項10】請求項6〜請求項9のいずれかに記載の
    機械の賃貸方法において、 前記位置情報取得手順(S5)で取得された前記機械
    (1、2)の位置情報に基づいて、該位置の地域条件に
    適合する燃料をマッチングさせる燃料マッチング手順
    (S12)を備えていることを特徴とする機械の賃貸方
    法。
  11. 【請求項11】請求項6〜請求項10のいずれかに記載
    の機械の賃貸方法をコンピュータに実行させるためのプ
    ログラム。
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