JP2003030282A - 品質情報管理システム及び品質情報管理方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 データベースに所望の品質情報がない場合に
は、無駄な品質情報検索を行うことがない品質情報管理
システムを提供する。 【解決手段】 データベース４０は通信ネットワーク１
００に接続され、品質情報が登録される。ユーザー端末
１０は、ユーザーが通信ネットワークを介してデータベ
ースに登録する品質情報を入力し、およびデータベース
から所望の品質情報を検索するために、所望の品質情報
に該当するキーワードを入力する。情報制御装置２０
は、通信ネットワークに接続され、ユーザー端末からデ
ータベースに登録する品質情報を受信したときには、当
該品質情報からキーワードを抽出し、かつ、当該品質情
報をデータベースに送出し、さらに当該キーワードと、
当該品質情報が格納されたデータベース上の位置とを検
索テーブル３０に格納する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は品質情報管理システ
ム及び品質情報管理方法に関し、特に、品質情報をデー
タベースに蓄積して品質情報を管理する品質情報管理シ
ステムおよびそのシステムによる品質情報管理方法に関
する。

【０００２】

【従来の技術】特開平２００１−１３４６６２に品質情
報管理システムの従来例が記載されている。この品質情
報管理システムは、製品の品質を管理する品質情報管理
システムである。

【０００３】このシステムにおいて、自社製品の製品規
格及び顧客要望の製品規格に合格した製品検査結果は、
検査成績書発行装置に送信され、検査成績書の発行順に
従って検査成績書番号が自動的に付与された後、印書装
置で印字、または電子媒体記憶装置で電子媒体に記憶さ
れて発行される。検査成績書発行装置によって検査成績
書番号を付与された製品検査結果は検査成績書記憶装置
に記憶されると共に検査成績書一覧記憶装置にて１回性
書き込み記録媒体にも記憶して保存管理される。また、
検査成績書記憶装置には、検査成績書番号に関連づけて
製品検査結果の検索を行うための検査成績書検索データ
ベースが設けられている。

【０００４】このシステムにおいては、製品品質検査成
績データを顧客の製品品質管理に容易に利用することが
でき、検査成績書を改ざんしても容易に確認することが
できる。このように、従来の品質情報管理システムにお
いては、品質情報をコード化し、またはそのままの形で
データベースに保存し、そのデータベース対して直接検
索を行なう。そして、早い検索を行なうためにデータ転
送速度の高速化、検索エンジンの高速化を図っている。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】上記の従来技術には、
次のような問題点がある。インターネット等のネットワ
ークを用いたシステムで検索を行なう場合に、必要とす
るデータが存在しない場合においてもデータベースの全
アクセスを行なうので、その処理時間が損失となり、そ
の損失はデータベースが大きいほど大きくなる。本発明
の目的は、この問題点を解決する品質情報管理システム
及びその方法を提供する。

【０００６】

【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明の品質情報管理システムは、データベース
と、ユーザー端末と、情報制御装置とを有する。データ
ベースは、通信ネットワークに接続され、品質情報が登
録される。ユーザー端末は、ユーザーが通信ネットワー
クを介してデータベースに登録する品質情報を入力し、
およびデータベースから所望の品質情報を検索するため
に、該所望の品質情報に該当する、予め設定されたキー
ワードを入力する。

【０００７】情報制御装置は、通信ネットワークに接続
され、ユーザー端末から、データベースに登録する品質
情報を受信したときには、当該品質情報に該当する予め
定められたキーワードを抽出し、かつ、当該品質情報を
前記データベースに格納し、さらに当該キーワードと、
当該品質情報が格納された前記データベース上の位置と
を記憶する機能を有する。情報制御装置は、データベー
スに格納されている品質情報に該当するキーワードと、
当該品質情報が格納されているデータベース上の位置情
報とを対応させて格納する、高速アクセス可能のＲＡＭ
を供えた検索テーブルを有する。このような構成によっ
て、情報制御装置は、キーワードによってデータベース
より小規模なテーブルを検索して該当する品質情報の有
無を判定し、品質情報がない場合にはデータベースの検
索を行わないようにすることができるので、データが無
い場合の応答がデータベースの探索をしない分だけ時間
短縮することができる。また、品質情報そのものによっ
て検索するのではなく、キーワードで検索することによ
って、１つのキーワードで多数の品質情報の事例を短時
間で抽出することができ、不具合解決の際の多くのヒン
トを得ることができる。

【０００８】情報制御装置は、データベースに蓄積され
ている品質情報の入出力を管理する。この構成によっ
て、ユーザー端末から直接データベースをアクセスしな
いのでセキュリティを高めることができる。また、デー
タベースは複数のデータベースで成ることができる。こ
の構成によって、データベースの分割の自由性が向上す
る。

【０００９】本発明の品質情報管理方法は、通信ネット
ワークに接続されているデータベースに品質情報を蓄積
して、品質情報を管理する品質情報管理方法であって、
予め、管理対象の品質項目毎にキーワードを設定し、品
質情報に該当するキーワードとその品質情報が書き込ま
れるデータベース上の位置情報との対応が記述される検
索テーブルの領域を記憶装置に設け、ユーザーが品質情
報を登録するときには、ユーザー端末から所定の入力形
式に従って、登録しようとする品質情報を通信ネットワ
ーク上に送信し、ユーザー端末から通信ネットワーク上
に送信された品質情報を、前記通信ネットワークに接続
された情報制御装置によって受信して当該品質情報に該
当するキーワードを抽出し、当該品質情報をデータベー
スに書き込むと共に、当該品質情報に該当するキーワー
ドと、当該品質情報が書き込まれたデータベース上の位
置情報とを検索テーブルに書き込み、データベースに蓄
積されている品質情報を、該データベースから抽出する
ときには、ユーザー端末から所定の入力形式に従って、
所望の品質情報のキーワードを通信ネットワーク上に送
信し、当該キーワードを情報制御装置によって受信し、
検索テーブルによって当該キーワードに該当する位置情
報を検索し、該当する位置情報がない場合には、前記ユ
ーザー端末に該当するデータがない旨の応答を行い、当
該キーワードに該当する位置情報があった場合には、そ
の全ての位置情報に該当するデータベース上の位置に記
憶されている品質情報を抽出し、抽出された情報を当該
ユーザー端末に送信する。

【００１０】前記所定の入力形式は、品質情報を、予め
設定されているキーワードを使用して記述する記述形式
を含んでいる。

【００１１】

【作用】本発明は、品質情報をデータベースに登録する
ときに、予め定められたキーワードを当該品質情報から
抽出して、その品質情報が登録されたデータベース上の
位置を表す位置情報と共に検索テーブルを構成し、デー
タ抽出時にデータベースをアクセスする前に、検索テー
ブルを、キーワードによって検索してその抽出しようと
するデータがデータベースに登録されているか判断する
ことにより、データベースに存在しない品質情報を検索
する無駄を省き、必要とする品質情報を容易に検索する
ことができる。

【００１２】ユーザー端末は、利用者が、データ登録時
に、端末に表示される入力様式に従って品質情報を入力
する。品質情報としては、例えば、整理番号、不具合の
発生日時、不具合対象、不具合内容、不具合原因、処置
内容、是正対策等が含まれる。品質情報は情報制御装置
管理のもとで、データベースに登録されるとともに、品
質情報の各項目から、予め設定したキーワードが抽出さ
れ、抽出されたキーワードは、整理番号などの情報が付
加されて前記位置情報と共に、検索テーブルに登録され
る。

【００１３】ユーザーがデータベースに登録されている
品質情報を利用したいときには、ユーザー端末で、抽出
したい品質情報のキーワードを入力すると、ネットワー
クに接続されている情報制御装置にキーワード情報が送
出される。情報制御装置は、何れかの端末からのキーワ
ード情報を受け取ると、検索テーブルにアクセスし、該
当するキーワードを検索する。検索テーブルには、品質
情報に含まれている予め設定されたキーワードがデータ
ベースのデータ登録位置情報とともに登録されている。

【００１４】情報制御装置は、検索テーブルに該当キー
ワードのデータが無い場合にはネットワークに接続され
ているユーザー端末に「データなし」の情報を送出し、
ユーザー端末は、「データなし」の情報を画面表示して
利用者に知らせる。

【００１５】情報制御装置は、検索テーブルにキーワー
ドがあった場合には、検索テーブルのデータ登録位置情
報に基づき該当するデータベースに接続し、検索テーブ
ルから抽出されたキーワードに該当する位置情報に対応
するデータベース上の位置にアクセスし、そこに登録さ
れているデータを抽出する。抽出されたデータは、該当
する品質情報の送信要求をした利用者のユーザー端末
へ、結果データとして送出される。ユーザー端末は、受
信した情報を画面表示して利用者に提供する。

【００１６】

【発明の実施の形態】図１は、本発明の品質情報管理方
法を適用する品質情報管理システムの一実施形態の基本
構成を示すブロック図である。

【００１７】図１を参照すると、本発明の品質情報管理
システムは、ユーザー端末１０、情報制御部２０、１つ
またはそれ以上のデータベース４０と、これらを相互に
接続するインターネット等の通信ネットワーク１００と
を備え、さらに情報制御部２０に接続されている検索テ
ーブル３０を備えている。

【００１８】ユーザー端末１０は、パーソナルコンピュ
ータ等の情報処理装置で、予め設定された入力様式に従
って品質情報をネットワーク１００上に入力できるよう
に構成されている。ユーザー端末１０は、ネットワーク
１００を介して情報制御部２０にアクセスして品質情報
を提供し、また、利用者が入手を希望する品質情報の、
予め定められているキーワードを、ネットワーク１００
を介して情報制御部２０に送信し、さらに、情報制御部
２０からの検索結果を画面に表示する機能を備えてい
る。

【００１９】本実施形態において、品質情報とは品質管
理に必要な情報であって、前記したように（「作用」の
欄参照）、例えば、整理番号、不具合の発生日時、不具
合対象、不具合内容、不具合原因、処置内容、是正対策
等が含まれる。従って、ユーザー（利用者）としては、
この分野の品質管理担当者、設計技術者、検査担当者等
が含まれている。

【００２０】また、前記の「予め設定された入力様式に
従って」とは、ユーザー端末の情報処理装置が通信ネッ
トワーク上に情報を送信するための入力形式であるとい
うことの他に、品質情報を、予め設定されているキーワ
ードを使用して記述するという記述形式をも含んでい
る。

【００２１】例えば、品質情報の不具合対象項目のキー
ワードとして「無線機」、「レーダー」、「管理装置」
が設定されているときには品質情報の不具合対象項目を
記述するとき、××無線機、××レーダー、××管制装
置などのように記述する。品質情報の不具合内容項目を
記述するキーワードが「出力」、「受信不能」、「指示
不良」であるときには、品質情報の不具合内容項目を、
出力なし、受信不能、指示不良などの用語を使用する。
同様に、不具合原因項目の記述には、××特性不良、部
品相違、形状相違など、処置内容項目の記述には、××
部品交換、特性調整、そのまま使用など、是正対策項目
の記述には、設計変更、部品変更、××検査追加など
と、設定されているキーワードを使用して記述する。

【００２２】キーワードは、システム構築時にテーブル
（又はデータベース）を検索するためにシステムで使え
るように設定しておき、システム管理者が追加更新して
維持する。ユーザーが品質情報を登録するときには、予
め設定したキーワードを用いて記述された品質情報を送
信する。

【００２３】情報制御部２０は演算処理、ネットワーク
管理およびデータベースの入出力管理を行なう情報処理
装置で、ネットワーク１００を介してユーザー端末１０
にアクセスして品質情報を取り込む機能と、その品質情
報をデータベース４０に登録する機能及び品質情報の各
項目に対して予め設定されているキーワードを抽出して
検索テーブル３０にデータベース上の登録位置情報等と
ともに登録する機能を有する。情報制御部２０は、ま
た、ユーザー端末１０からのキーワード情報に基づいて
検索テーブル３０に登録データとして蓄積されているキ
ーワード及びその付随情報（データベース上の登録位置
情報および品質情報の整理番号等）を抽出する機能、そ
のキーワードおよび付随情報等に基づいてデータベース
４０を検索して品質情報を取り出す機能及び取り出した
品質情報をネットワーク１００を介してユーザー端末１
０に送出する機能を備えている。

【００２４】検索テーブル３０は、スタティックＲＡ
Ｍ、ダイナミックＲＡＭ、ハードディスク等のメモリー
装置を備え、データベース４０に登録されている品質情
報のキーワード及びデータの位置情報が登録されてい
る。検索テーブル３０は、また、情報処理機能を備え、
情報制御部２０からの要求情報を入力して該当データを
検索し該当キーワードの有無情報、データ位置情報等を
情報制御部２０に送出する。

【００２５】データベース４０はネットワーク１００上
に接続されているハードディスク装置であって、品質情
報をデータとして蓄積している。データベース４０は、
また、情報制御部２０からのデータ要求情報を入力する
と、該当データを検索して要求されている情報を情報制
御部２０に送出する機能をも有する。

【００２６】ネットワーク１００は、ユーザー端末１０
と情報制御部２０とデータベース４０との間のデータ通
信を行う伝送路である。

【００２７】次に、図２、図３、図４および図５を参照
して本実施例の動作を説明する。図２は、本発明の品質
情報管理システムの品質情報登録時の動作を説明するブ
ロック図である。図３は、本発明の品質情報管理システ
ムの、ユーザーからの要求に応じて品質情報検索を行う
ときの動作を説明するブロック図である。図４および図
５は、本発明の品質情報管理システムの処理の流れを示
すフロー図である。

【００２８】キーワードはシステム構築時に設定してシ
ステムで使えるようにしておき、システム管理者が追加
更新して維持する（図４、ステップＳ１）。図２および
図４を参照すると、まず、データの登録時（ステップＳ
２、YES）には、利用者は品質情報を画面の入力様式に
合わせてユーザー端末１０から通信ネットワーク１００
上に送信する（ステップＳ３）。図２の実施例では、入
力様式として、整理番号、発生年月日、対象装置、発行
者、不具合内容、不具合原因、処置内容および是正対策
がキーワードを使用して記入される。そして、送信ボタ
ンがクリックされると送信される。ユーザー端末１０で
入力された品質情報はネットワーク１００を経由して情
報制御部２０に送出される。情報制御部２０は、ユーザ
ー端末１０から送付されてきた品質情報を、位置情報を
つけて整理番号等と共にデータベース４０に保存する
（ステップＳ４）。また、品質情報を不具合内容、不具
合原因、処置、是正等の数項目に分けて、各項目が予め
設定されているキーワードに該当するかを検索して、該
当キーワードを抽出する（ステップＳ５）。次に、抽出
されたキーワードに、当該品質情報を保存するデータベ
ースの位置情報を付加して検索テーブル３０に送出し保
存する（ステップＳ６）。

【００２９】なお、ユーザーが品質情報の入力様式に不
慣れのため、またはユーザーの過誤によって、情報制御
部２０がユーザー端末から送信された品質情報からキー
ワードを抽出することができなかった場合には、「抽出
不可」または「該当なし」に該当する制御データがユー
ザー端末に返される。この場合の品質情報は、破棄され
ることもできるし、または、この品質情報を参考にして
新たなキーワードを作成してキーワードのリストを更新
することもできる。

【００３０】次に、図３、図５を参照して保存されてい
る品質情報の利用について説明する。図５の結合子Ａ
は、図４の結合子Ａに接続される。図３、図５を参照す
ると、利用者は、ユーザー端末１０から、入手したい品
質情報のキーワードを画面の入力様式に合わせて入力し
て送信する。図３の実施例では、入力様式として、キー
ワード、表示範囲の選択項目（内容、原因、対策、是
正、全ての情報）を記入する。図３の実施例では原因の
表示が選択されている。これらを記入した上で、送信ボ
タンがクリックされると記入項目が送信される（ステッ
プＳ１１）。検索テーブル３０に該当データがない場合
（ステップＳ１３のＮＯの場合）には、該当データなし
が送信され（ステップＳ１８）、次に、表示される（ス
テップＳ１９）。

【００３１】検索テーブル３０に該当データがあった場
合（ステップＳ１３のＹＥＳの場合）には、検索テーブ
ル３０は、当該キーワードに付随したデータベースの位
置情報を抽出して（ステップＳ１４）、情報制御部２０
に送出する。情報制御部２０は、データベースの位置情
報に基づいて該当する１つまたはそれ以上のデータベー
ス４０をアクセスして該当するすべての品質情報を抽出
する（ステップＳ１５）。

【００３２】検索テーブル３０において２つ以上のキー
ワードデータがあった場合にも、同様に、検索テーブル
３０から当該キーワードに付随したデータベースの位置
情報を抽出して（ステップＳ１４）情報制御部２０に送
出する。情報制御部２０では、データベースの位置情報
に基づいて該当する１つまたはそれ以上のデータベース
４０をアクセスして該当するすべての品質情報を抽出す
る（ステップＳ１５）。

【００３３】抽出された品質情報は、情報制御部２０に
送出される。情報制御部２０は、端末識別情報を基に、
要求があったユーザー端末１０にネットワーク１００を
経由して品質情報を送出する（ステップＳ１６）。ユー
ザー端末１０は、情報制御部２０からの品質情報を基に
利用者が必要としている項目を選択して情報表示を行な
う（ステップＳ１７）。図３の例では、ユーザー端末１
０から要求した表示範囲が「原因」であるので、データ
ベース４０の検索結果として整理番号と品質情報の中の
「原因」が表示される。ユーザー端子が表示を行うと、
処理を終了する。

【００３４】

【発明の効果】以上説明したように、本発明は次の効果
を有する。 １）情報制御部はキーワードによってデータベースより
小規模な検索テーブルを検索して該当する品質情報の有
無を判定し、品質情報がない場合にはデータベースの探
索を行わないので、データが無い場合の応答がデータベ
ースの探索をしない分だけ時間短縮することができる。
特に、データベースが大規模になるほど、その効果は顕
著である。 ２）品質情報そのものによって検索するのではなく、キ
ーワードで検索することによって、１つのキーワードで
多数の品質情報の事例を短時間で抽出することができ、
不具合解決の際の多くのヒントを得ることができる。 ３）さらに、ユーザー端末から直接データベースをアク
セスしないのでセキュリティを高めることができる。 ４）データベースは複数のデータベースで成ることがで
きるので、データベースの分割の自由性が向上する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の品質情報管理システムの一実施形態の
基本構成を示すブロック図である。

【図２】本発明の品質情報管理システムの品質情報登録
時の動作を説明するブロック図である。

【図３】本発明の品質情報管理システムの、ユーザーか
らの要求に応じて品質情報検索を行うときの動作を説明
するブロック図である。

【図４】本発明の品質情報管理システムの処理の流れを
示すフロー図である。

【図５】本発明の品質情報管理システムの処理の流れを
示すフロー図である。

【符号の説明】

１０ ユーザー端末 ２０ 情報制御部 ３０ 検索テーブル ４０ データベース １００ ネットワーク

Claims (7)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 通信ネットワークに接続され、品質情報
   が登録されるデータベースと、 ユーザーが通信ネットワークを介して前記データベース
   に登録する品質情報を入力し、およびデータベースから
   所望の品質情報を検索するために、前記所望の品質情報
   に該当する、予め設定されたキーワードを入力するユー
   ザー端末と、 前記通信ネットワークに接続され、前記ユーザー端末か
   ら、前記データベースに登録する品質情報を受信したと
   きには、当該品質情報に該当する予め定められたキーワ
   ードを抽出し、かつ、当該品質情報を前記データベース
   に格納し、さらに当該キーワードと、当該品質情報が格
   納された前記データベース上の位置とを記憶する情報制
   御装置とを有する、品質情報管理システム。
2. 【請求項２】 品質情報は、品質管理情報を含んでい
   る、請求項１に記載のシステム。
3. 【請求項３】 前記情報制御装置は、データベースに格
   納されている品質情報に該当するキーワードと、当該品
   質情報が格納されているデータベース上の位置情報とを
   対応させて格納する、高速アクセス可能のＲＡＭを供え
   た検索テーブルを有する請求項１に記載のシステム。
4. 【請求項４】 情報制御装置は、データベースに蓄積さ
   れている品質情報の入出力を管理する、請求項３に記載
   のシステム。
5. 【請求項５】 データベースは複数のデータベースで成
   る、請求項４に記載のシステム。
6. 【請求項６】 通信ネットワークに接続されているデー
   タベースに品質情報を蓄積して、品質情報を管理する品
   質情報管理方法において、 予め、管理対象の品質項目毎にキーワードを設定し、品
   質情報に該当するキーワードとその品質情報が書き込ま
   れるデータベース上の位置情報との対応が記述される検
   索テーブルの領域を記憶装置に設け、 ユーザーが品質情報を登録するときには、ユーザー端末
   から所定の入力形式に従って、登録しようとする品質情
   報を通信ネットワーク上に送信し、前記ユーザー端末か
   ら通信ネットワーク上に送信された品質情報を、前記通
   信ネットワークに接続された情報制御装置によって受信
   して当該品質情報に該当するキーワードを抽出し、当該
   品質情報を前記データベースに書き込むと共に、当該品
   質情報に該当するキーワードと、当該品質情報が書き込
   まれたデータベース上の位置情報とを検索テーブルに書
   き込み、 前記データベースに蓄積されている品質情報を、該デー
   タベースから抽出するときには、ユーザー端末から所定
   の入力形式に従って、所望の品質情報のキーワードを通
   信ネットワーク上に送信し、当該キーワードを情報制御
   装置によって受信し、前記検索テーブルによって当該キ
   ーワードに該当する位置情報を検索し、該当する位置情
   報がない場合には、前記ユーザー端末に該当するデータ
   がない旨の応答を行い、当該キーワードに該当する位置
   情報があった場合には、その全ての位置情報に該当する
   データベース上の位置に格納されている品質情報を抽出
   し、抽出された情報を当該ユーザー端末に送信する、こ
   とを特徴とする品質情報管理方法。
7. 【請求項７】 前記所定の入力形式は、品質情報を、予
   め設定されているキーワードを使用して記述する記述形
   式を含んでいる、請求項６に記載の方法。